JPH09512515A - ヘリコプター用の主回転翼システム - Google Patents

ヘリコプター用の主回転翼システム

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JPH09512515A
JPH09512515A JP7528300A JP52830095A JPH09512515A JP H09512515 A JPH09512515 A JP H09512515A JP 7528300 A JP7528300 A JP 7528300A JP 52830095 A JP52830095 A JP 52830095A JP H09512515 A JPH09512515 A JP H09512515A
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ポール・イー アールトン,
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ポール・イー アールトン,
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Abstract

(57)【要約】 高揚力主回転翼システム(1)がフルサイズヘリコプター又はモデルヘリコプター(15)用として提供される。主回転翼システム(1)は、空気力学的揚力を作るために回転翼羽根(100)及び副回転翼羽根(84)を備える。副回転翼羽根(84)は主回転翼(1)の制御性と安定性とを増強するように作用する。主回転翼羽根(100)は、形状が変更していく翼形断面(103−107)を有するように形作られ、かつ水平方向のフラッピング軸線(10)まわりに限界内で折り畳まれるように回転翼ハブ(77)に取り付けられる。操縦士の制御指令を回転している回転翼羽根(100)に伝達するために、スワッシュプレート(140)を含んだリンク装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘリコプター用の主回転翼システム発明の背景及び概要 本発明はモデルヘリコプター及びフルサイズヘリコプターの双方の推力創出用 回転翼の分野に関する。より特別には、本発明は全ての形式のヘリコプターの高 揚力回転翼、及びモデルヘリコプター用の簡単かつ低費用の回転翼に関する。 ヘリコプターはホバリング、前進、後退、及び横方向の飛行能力を有する飛行 機械である。この軽快性は主回転翼システムの多能性に由来する。1930年代 におけるヘリコプターの発明以来、ヘリコプター技術の進歩に大きな努力が払わ れてきていて、この努力の相当大きな部分は主回転翼システムについてであった 。 フルサイズヘリコプターの技術は進歩したが、モデルヘリコプターは、適切な エンジン、リモコン装置、及び構成材料の欠如のため何十年も非実用的なままに 留まっている。フルサイズヘリコプターにおける今日の技術は1950年代及び 1960年代に進歩し、多くの新奇なモデルヘリコプターの設計が開発されたが 実証されたものはない。モデルヘリコプターの設計者はフルサイズ航空機とモデ ル航空機との間の基本的な相違を理解することなしにフルサイズヘリコプターの 設計をコピーすることが多かった。その結果、縮尺モデルヘリコプターは通常は 不安定でありかつ出力不足であった。 機械的には似ているが、モデルヘリコプターの空気力学、飛行速度、及び重量 はフルサイズのものとは非常に違う。モデルヘリコプターの回転翼は、回転翼羽 根の翼形の厚さによる空気力学的抗力が非常に大きな 低速度範囲内で運転する。初期には、当時利用可能なエンジンでは回転翼羽根の 大きな抗力に打ち勝つことができなかったため、フルサイズヘリコプターにおい ては一部を欠いた厚い翼形を使用することが試みられた。 1970年代には、愛好家が最初の実際的なモデルヘリコプターを開発した。 より軽量なリモコン装置、より大出力のエンジン、及びシステム的な技術の総て が初期の成功に貢献した。しかし、モデルヘリコプターの多くは伝統に根付くも のであった。このとき以来、ヘリコプター技術は相当に進歩したがこの当時の設 計及び設計理念はまだ汎用のものであった。小縮尺の空気力学と動力学のより良 き理解により、これら現在入手可能なものを越える性能を有するモデルヘリコプ ター回転翼の創出が可能である。ある種の回転翼はフルスケール飛行機にも有益 である可能性がある。 ヘリコプターの主回転翼システムは多くの飛行機能を行い得るので、通常は機 械的に極めて複雑である。現在入手可能なモデルヘリコプターは多数のプッシュ ロッド,ミキシングアーム,ボールジョイント、及び高価なボールベアリングを 備える。主回転翼を制御するためのスワッシュプレート組立体は特殊なボールベ アリングユニットを使用することが多く、これが更に費用増加をもたらす。 現代の回転翼システムの費用、複雑性及び揚力性能を考慮すると、要求される ものは、比較的簡単、低費用、かつ製造の容易な高揚力回転翼システムである。 本発明の一つの目的は、フルサイズ及びモデルのヘリコプター用の高揚力回転 翼システムを提供することである。 本発明の別の目的は、モデルヘリコプター用の簡単で低費用の回転翼システム を提供することである。 一般的に言えば、ここにヘリコプター用の主回転翼システムが提供される。か かる装置は一般にヘリコプターに取り付けられかつヘリコプターを空中に浮揚さ せ、ヘリコプターを任意の方向に推進する制御可能な原動力を提供する。 より特別には、回転翼システムは、空気力学的な揚力を作るための回転翼羽根 及び副回転翼羽根を備える。これら副回転翼羽根も回転翼の制御性及び安定性を 増強するように作用する。回転翼システムは、回転中の回転翼羽根に操縦士の制 御指令を伝えるためのスワッシュプレート組立体及びリンク機構手段も備える。 本発明のその他の目的、特徴、及び利点は、現在考えられる本発明の最良の実 行様式を例示する好ましい実施例の以下の詳細な説明より専門技術者に明らかと なるであろう。図面の簡単な説明 付属図面を参照し、詳細な説明が行われる。図面において、 図1は、本発明の好ましい実施例による主回転翼システムを組み込んだモデル ヘリコプターの斜視図であり、 図2は、明瞭化のため主回転翼システム以外の総ての部品を取り去った図1の 主回転翼システムの拡大斜視図であり、 図3は、単純化された主回転翼羽根の図式的な斜視図であり、 図4は、フラッピング用及びリードラグ用のヒンジを有する主回転翼羽根の図 式的表現であり、 図5は、組立前のハブ部分の詳細を示す図1及び2の主回転翼システ ムに含まれるハブ部分の、明瞭化のために他の部品を総て取り去った分解斜視図 であり、 図6は、部分組立後の詳細を示す図5の主回転翼システムのハブ部分の、明瞭 化のために他の部品を総て取り去った斜視図であり、 図7は、ハブ組立体に取り付ける以前に見られる回転翼羽根グリップ及びティ ーター組立体を示す主回転翼システムのハブ組立体の、明瞭化のために他の部品 を総て取り去った分解斜視図であり、 図8は、ハブ組立体への取付け以前のミキシングアームリンクアタッチメント の構成要素を示す主回転翼システムのハブ組立体の、明瞭化のために他の部品を 総て取り去った分解斜視図であり、 図9は、ハブ組立体への取付け以前に見える副回転翼を示す主回転翼システム のハブ組立体の、明瞭化のために他の部品を総て取り去った分解斜視図であり、 図10は、ハブ組立体への部分組立後の副回転翼を示す、明瞭化のために他の 部品を総て取り去った図9と同様な図面であり、 図11は、ハブ及び副回転翼組立体への装着前に見える回転翼羽根及び回転翼 軸アタッチメントを示す、明瞭化のために他の部品を総て取り去った図10と同 様な図面であり、 図12は、主回転翼システムに含まれかつ図2及び11に示されたアッパー及 びロアーのベアリング支持ブロックの、明瞭化のために他の部品を総て取り去っ た分解図であり、 図13は、フラッピング軸線及びリードラグ軸線の相対的な方向を示す羽根グ リップの端面図であり、 図14は、図1及び2の主回転翼システムのスワッシュプレートの分 解斜視図であり、 図15は、本発明によるスワッシュプレートへの使用に適したボールレース調 節装置を示す図14と同様な図面であり、 図16は、図14のスワッシュプレートへの図11及び12のアッパーベアリ ングブロックの取付け方法を示す、明瞭化のために他の部品を総て取り去った分 解斜視図であり、 図17は、取り付けられたスワッシュプレートの、明瞭化のために他の部品を 総て取り去った斜視図であり、 図18は、諸部分が断面で示されたスワッシュプレートの傾きに応じて主回転 翼羽根をピッチングさせるミキシングアームコントロールリンク装置の作動を主 に示す、図1の主回転翼スワッシュプレートの明瞭化のために他の部品を総て取 り去った側面図であり、 図19は、スワッシュプレートの諸部分、回転翼羽根、及び副回転翼を断面で 示した状態で、スワッシュプレートの傾きに応じて副回転翼羽根をピッチングさ せる副回転翼コントロールリンク装置の作動を主に示す、図1の主回転翼スワッ シュプレートの明瞭化のために他の部品を総て取り去った側面図であり、 図20は、典型的な回転翼羽根の断面図であり、 図21a−gは、本発明による回転翼羽根の図面であって、回転翼羽根の捩れ 及びキャンバーを図解するために図21aに示された回転翼羽根のスパン方向の 数箇所について示された翼形断面の詳細であり、そして 図22は、集合的に調整可能な副回転翼羽根を使用している主回転翼システム の別の実施例の、明瞭化のために他の部品を総て取り去った斜 視図である。図面の詳細な説明 図1を参照すれば、本発明によるヘリコプター15は、ヘリコプター15を空 中に浮揚させるための大きな主回転翼1、及び主回転翼1により作られるトルク を平衡させるためとヘリコプター15の舵取りを行うために使用される小さな尾 部回転翼2を備える。主回転翼1は垂直軸9のまわりで回転し、かつ1対の回転 翼羽根100と1対の短い副回転翼羽根84とを備える。主回転翼1と尾部回転 翼2とは、普通、垂直方方の主回転翼軸9の付近のヘリコプター胴体(機体)内 に置かれたエンジン3により両者とも駆動される。流線型の胴体シェル4は、説 明的には、テイルブーム16に沿って尾部回転翼2に伸びることなくヘリコプタ ー15の前方を覆う。 遠くから見ると、ヘリコプターの主回転翼は、外面的にはヘリコプターの胴体 の上に座っている大きなプロペラにように見える。プロペラと同様に、ヘリコプ ターの主回転翼は推力又は同様な力を作るように設計される。しかし、ヘリコプ ターの主回転翼はプロペラとは違った複雑な方法で作動する。プロペラとは異な り、これらは空中で横方向に動けるように設計され、ヘリコプターを高く止める 揚力もまた任意の方向にヘリコプターを押すように向けることができる。 尾部回転翼2は、図1に示されるように横方向の尾部回転翼軸19まわりで回 転するように支持される。尾部回転翼2は、ヘリコプターに付随するヘリコプタ ーのヨー運動を制御するように機能する。ヨー運動は主回転翼軸9のような垂直 軸まわりのヘリコプター15の角度方向の運動である。 尾部回転翼2は、回転翼軸、1対の尾部回転翼羽根17、及び尾部回転翼羽根 17のピッチ変更機構39に組み合わせられた1対の2次的な羽根38を備える 。尾部回転翼2は、エンジン3と尾部回転翼2とを互いに連結している駆動リン ク機構により横方向の尾部回転翼軸19まわりに回転させられ、テイルブーム1 6を横切る方向でかつ主回転翼1の垂直方向回転軸9から外れた推力を発生する 。推力の大きさは、ヘリコプター15をある特定の方向に向けるためにヘリコプ ターを垂直軸9のまわりで回転させるように、尾部回転翼羽根17のコレクティ ブピッチを変えることにより変更できる。ヘリコプターのヨー運動を自動的に安 定化させるように尾部回転翼を作動させるに適した装置の説明は、ここに参考文 献として組み入れた米国特許第5305968号を参照されたい。 さて、図2を参照すれば、運転時には、エンジン3が、主回転翼1を回転翼軸 110上で軸の軸線9まわりに回転翼回転方向12で急速に回転させる。このと き、回転翼羽根100及び副回転翼羽根84は、大量の空気を下方27に動かす プロペラ又は送風機のように作用し、これによりヘリコプター15を方向28で 上方に持ち上げる力を作る。水平飛行中にヘリコプター15を制御するには、操 縦士は主回転翼1を回転翼軸110に関してある方向又は別の方向に僅かに傾け る。傾けられた主回転翼により作られるオフセット揚力がヘリコプターを傾斜の 方向に水平飛行させる。 ヘリコプター15の主回転翼1は回転し、一方、ヘリコプター15の胴体又は 機体4は回転しないため、回転していない操縦士から回転している主回転翼1に 制御指令を送るには何かの機構が必要である。かかる 機構の一つがスワッシュプレート140であり、これは、実質的に主回転翼軸1 10を囲んでいる大きなボールベアリング組立体である。主回転翼1を傾けるに は、操縦士はスワッシュプレート140に取り付けられたリンク装置を動かし、 一方、スワッシュプレートはリンク装置を経て回転翼羽根100及び副回転翼羽 根84に連結される。スワッシュプレート140の下方部分はヘリコプターの胴 体構造に取り付けられていて主回転翼1と一緒に回転することはなく、一方、上 方部分は主回転翼1に連結され一緒に回転する。 副回転翼羽根84は三つの目的に使用される。これは、主回転翼制御システム の一部として、主回転翼羽根100への操縦士の制御指令を増幅する。また、安 定装置の一部として主回転翼1が空中の一定面内での旋回を保つように作用する 。更に、回転翼羽根として揚力を作り、主回転翼ハブ29の付近で通常見られる 逆流を減らし又は無くすことができる。副回転翼羽根84は、ハブ領域のまわり の逆流を減らすようにいかなる回転翼システムにも使用できる。 主回転翼システムが一般に如何に作動するかを理解するためには、回転翼シス テムの単純化された表示により始めることが最も容易である。そこで、図3を参 照すれば、軸の軸線9まわりに回転方向12で回転している図式的な回転翼羽根 8は、回転翼羽根8の下方で水平方向に動いているピッチ軸線5を持つ。垂直方 向のピッチ矢印6で示されるように、回転翼羽根8の前縁7がピッチ軸線5まわ りに方向18に上向きにまわされたときは、羽根ピッチ角(迎え角とも呼ばれる )が正であると考える。回転翼羽根で作られる空気力学的揚力は羽根のピッチ角 に関係する。ピッチ角の増大(正方向)は揚力の増大に対応する。 図4に示されるように、ピッチ軸線に加えて、回転翼羽根は回転翼ハブ領域3 7の付近で旋回可能に取り付けられることが普通であり、これにより各回転翼羽 根は、フラッピングヒンジ10まわりの上下方向のフラッピング、及びリード/ ラグヒンジ11における前後方向のスイングができる。ヒンジ10及び11のた め、回転翼羽根8は飛行中に遭遇する空気力学的な力及びジャイロ力の定常的な 変化に反応できる。ヒンジ10及び11なしでは、回転翼羽根8は飛行中の力に 耐えるためにより強くかつより重く作らねばならないであろう。 ヘリコプターの力学は飛行機の力学とはかなり違う。ヘリコプターの上で回転 している主回転翼が巨大なジャイロスコープとして作用する。 そこで、主回転翼は、直感的には分かりにくいジャイロスコープの物理法則に従 う。ジャイロスコープの作動の理解には拇指の法則が助けになる。即ち、回転し ているジャイロスコープに加えられた力は回転方向で90°遅れの運動を作る。 例えば、図4に示されるように、「空気力学的な力」13aが回転方向12で急 速に回転している回転翼羽根8aに加えられると、ジャイロスコープの法則下で 作用している回転翼羽根8aは、90°遅れで14aにおいて回転方向12で上 向きにピッチングされるであろう。同様に、図4に示されるように、別の空気力 学的な力13bが回転翼羽根8bに加えられると、回転翼羽根8bは、90°遅 れで14bにおいて回転方向12で下向きにピッチングされるであろう。この「 フラッピング」は、観察者によって、主回転翼「円板」全体の傾きとして見られ るであろう。(回転翼が高速回転しているときは、観察者が個々の回転翼羽根を 見分けることは困難である。回転翼は透明円板のように見える。従って、回転し ている回転翼は典型的には回転円板と 呼ばれる。)13a又は13bのような空気力学的な力は、(1)計画外の突風 又はその他の周囲の要因により作られた外力、あるいは(2)ヘリコプター操縦 士により制御される1個の回転翼羽根のピッチの計画された変化により作られた 力のいずれかとすることができる。 伝統的に、フルサイズヘリコプターの操縦士は操縦士の前に置かれた「サイク リック」コントロールと呼ばれるジョイスティック及び操縦士の左に置かれた「 コレクティブ」コントロールと呼ばれるレバーを操縦することにより主回転翼を 制御する。ケーブル、プッシュプルロッド、及びベルクランクがスワッシュプレ ートを経てサイクリックコントロール及びコレクティブコントロールを主回転翼 羽根のピッチコントロールに連結する。 大多数のリモコン式モデルヘリコプターは、フルサイズヘリコプターと同様な 方法で飛行する。操縦士は手持ち式の送信機上の小さなジョイスティックを操作 し、この送信機は飛行中のモデル内に置かれた電気−機械式のサーボアクチュエ ーターに指令を送る。プッシュプルロッド及びベルクランクがスワッシュプレー トを経由してサーボ装置と主回転翼羽根のピッチコントロールとを連結する。 ヘリコプターを右又は左に傾け、或いは前又は後ろに動かすには、図4に線図 的に示された技法に従って、回転している回転翼羽根8がヘリコプターの一方の 側のまわりを通過するときに上向きにピッチを変え、そして他方の側のまわりを 通過するときに下向きにピッチを変える。これは、回転翼羽根が回転翼の回転と ともに周期的に上げ下げされるため「サイクリック」ピッチングと呼ばれる。ヘ リコプターの両側で作られる揚力の差により、主回転翼羽根はフラップアップ又 はフラップダウン させられ、回転翼円板は傾けられる。傾けられた回転翼円板は横向きの推力を作 り、これがヘリコプターを傾斜の方向(例えば、図4に線図的に示された方向3 6)に押す。 ヘリコプターの回転翼の大きな寸法と大きな慣性とは、速度を迅速に変化でき ないことを意味する。このため、ヘリコプターの回転翼は、総ての飛行状況を通 じてほぼ一定の回転速度で運転するように設計されることが普通である。主回転 翼の揚力を制御するには、主回転翼羽根のピッチを一斉に上方に又は下方に変え る。総ての回転翼羽根が一緒に動くため、これは「コレクティブ」ピッチングと 呼ばれる。回転している回転翼羽根のピッチの変化、及びこれに組み合わせられ た揚力の変化が、ヘリコプターの高度を上げ、又は下げさせる。 ある種の小型モデルヘリコプターは、主回転翼の推力が羽根のピッチと同様に エンジン速度に比例するため、高度を制御するためには、コレクティブ羽根ピッ チの代わりに可変エンジン速度が関連する。これらモデルの主回転翼羽根は、典 型的には、(互いに)固定されたピッチで作られ、かつエンジン速度の変化に迅 速に反応するに十分な軽量である。モデルの固定ピッチ回転翼の第1の利点は機 械的な複雑性の小さいことである。本発明の好ましい実施例は固定ピッチ形の変 更であるが、コレクティブピッチ回転翼に一般化することができる。 飛行安定性は、小さなヘリコプターでは問題であることが多い。安定性を大き くさせるために、モデルヘリコプターでは重さのあるスタビライザーバーが組み 込まれるが、現在のフルサイズヘリコプターでは普通はそうでない。1953年 にヒラーによりまず特許が獲得されそして1970年にシュルターによりモデル での使用のために修正されたこれら のフライバーは空気力学的パドル(ヒラーパドル)で傾けられ、かつリンク機構 を経てスワッシュプレート及び主回転翼羽根に連結される。 ヒラーのコントロールシステムは、本来、僅かな制御遅れを示す。ベル/ヒラ ーシステムと呼ばれるハイブロッド安定化システムは、操縦士のコントロール入 力とフライバー安定化とを混合するように追加のリンク装置を組み入れる。ベル /ヒラーシステムはヒラー形のフライバー及びパドルにより安定を得るが、この システムは制御指令が主回転翼羽根に直接伝達されるため迅速に操縦士の制御に 応答する。 フライバー及びパドルの主な欠点は、空気力学的な抗力の増大である。ヒラー パドルを支持している円形断面のフライバーワイヤーは、パドルで作られると同 じ大きさ又はこれよりも大きいの抗力を作る可能性がある。更に、ヒラーパドル は典型的には迎角が(幾何学的)ゼロで作動するような形状にされるため、及び 回転翼を通過する空気はほとんど常に下方に流れているため、ヒラーパドルは、 実際には、入ってくる空気流に関して負の迎角で作動できる。この方法で、ヒラ ーパドルは、事実上、主回転翼により作られる正の揚力とは逆にヘリコプターを 地面に向けて下に押す負の揚力に寄与するであろう。 本発明によるヘリコプター用の主回転翼システムは、主回転翼システムの特別 な空気力学、及びピッチング、フラッピングとリード/ラグの様相、及び大きく 改良された安定性、耐久性及び製造性を組み入れた機構を使用する。本発明の詳 細な理解の進展のためには、図5−17に示されたような全体システムから分離 された主回転翼システムの幾つかの要素を描くことが最も容易である。 本発明の好ましい実施例、及び図5を参照すれば、主回転翼1の中心 を形成する回転翼ハブ組立体77が示される。回転翼ハブ組立体77は図1及び 2に最もよく示されるように、主回転翼羽根100の間で副回転翼羽根84の下 の位置に取り付けられる。回転翼ハブ組立体77は、ピッチプレート20、回転 翼ハブ29、及びフォロワーカム40を備える。ピッチプレート20は、インナ ーとアウターのZリンク穴22と23のあるピッチアーム21、ピッチピン貫通 穴24、ピッチプレートリード/ラグ穴26、及びリンク間隙開口25を備える 。回転翼ハブ29は、ハブティーターポスト30、ハブティーターピン穴31、 ハブピッチピン穴32、軸ボルト穴33、ハブピボットピン穴34、及び底面に ある回転翼軸穴35を備える。フォロワーカム40は、フォロワーピボットピン 42用のフォロワーピボットピン穴41、フォロワーリンクピン44用のフォロ ワーアームリンクピン穴43、及びフォロワーボールリンク45を備える。フォ ロワーリンク46は、フォロワーリンクピン穴47及びフォロワーリンクボール ソケット48を備える。 図6に示されるように組み立てられると、ピッチプレート20は回転翼ハブ2 9により旋回可能に支持され、そしてピッチピン51により軸線50まわりに回 転するように構成される。組立中、ピッチピン51はピッチプレート20のピッ チピン貫通穴24を通って滑らされ、回転翼ハブ29も少し小さめのハブピッチ ピン穴32内に押し込まれる。ピッチピン51は、ピッチプレート20のリンク 間隙開口25と同一平面になるまで回転翼ハブ29を通って伸びる。フォロワー カム40は、回転翼ハブ29に旋回可能に取り付けられ、そしてフォロワーカム ピボットピン42によりフォロワーカムピボット軸線52まわりで旋回されるよ うに構成される。フォロワーカムピボットピン42は、回転翼ハブ29 の幾らか小さめのハブピボットピン穴34内に押し込まれる。同様に、フォロワ ーリンク46は、フォロワーリンクピン穴47を通して伸びているフォロワーリ ンクピン44によりフォロワーアーム40に機能的に連結される。 さて、図7及び8を参照すれば、ティーター63が回転翼ハブ29の頂部に旋 回可能に取り付けられる。ティーター63は、図10に示されるように副回転翼 羽根84を支持するために設けられる。ティーター63は、ティーターピン穴6 4、ティーター貫通穴65、及びミキシングアームボルト67を受け入れるよう な寸法にされたティーターミキシングアームボルト穴66を備える。明らかにさ れるように、副回転翼83がティーター63に取り付けられたとき、副回転翼ピ ッチ軸線92(図10参照)は、ティーター貫通穴65を通って伸びている線で ある。 図19に示されるように、主回転翼羽根100を支持するためにピボットプレ ート20に羽根グリップ55が設けられる。図7及び8を参照すれば、羽根グリ ップ55は、上下のグリップフィンガー56、フラッピングリミットタブ59、 リード/ラグ軸線60を定めている羽根グリップリード/ラグ穴57、及びフラ ッピング軸線61を定めている羽根グリップフラッピング穴58を備える。羽根 グリップ55は、リード/ラグボルト80によりピッチプレート20に旋回可能 に取り付けられ、このボルトは、羽根グリップリード/ラグ穴57を通って伸び かつこの穴の中で回転しないように固定され、かつピッチプレートのリード/ラ グ穴26内で自由に回転できる。 図8に示されるようにティーター63に2個のミキシングアーム68が取り付 けられ、各ミキシングアーム68は、ミキシングアームボルト 穴69、ミキシングアームスワッシュプレートリンク穴72、及び新奇なZリン ク74用のミキシングインナー及びアウターのZリンク穴70及び71を備える ように形成される。スワッシュプレートリンク73は、スワッシュプレートリン クボールソケット75及びスワッシュプレートリンクエルボー76において終わ る。ミキシングアーム68は、ミキシングアームボルト67によりティーター6 3に旋回可能に取り付けられ、このボルトはミキシングアームボルト穴69を通 って伸びかつティーターミキシングアームボルト穴66内で回転しないように取 り付けられる。ティーター63は、ハブティーターポスト30により旋回可能に 支持され、そしてハブティーターポスト30のハブティーターピン穴31を通っ て滑らされティーター63の幾分か小さめのティーターピン穴64に押し込まれ た後で、ティーターピン81によりティーター軸線82まわりで回転するように 構成される。Zリンク74は、標準の制御典範に対してはミキシングアームのア ウターZリンク穴71とピッチプレートのアウターZリンク穴23とを機能的に 連結し、或いはブースト制御典範に対してはミキシングアームのインナーZリン ク穴70とピッチプレートのアウターZリンク穴22とを機能的に連結する。新 奇なZリンク74は、大多数の主回転翼システムに使用される伝統的なボールジ ョイントよりも費用を相当減らしかつより小型であり有利である。 さて、図9を参照すれば、副回転翼83は、副回転翼羽根エクステンション8 6により副回転翼キャップ85に固定連結された翼形の副回転翼羽根84を備え る。副回転翼羽根84は一般に正の迎角のピッチにされ、副回転翼83の先端か ら実質的に内向きに伸びる。好ましい実施例においては、副回転翼羽根84は上 向きで8から15°のピッチ角にさ れる。副回転翼ロッド貫通穴89が、副回転翼羽根84と副回転翼キャップ85 とを完全に通過して伸び、各副回転翼羽根84において副回転翼ウエイト穴90 と交差する。副回転翼ピッチアーム88が一方の副回転翼羽根エクステンション 86に固定連結されて副回転翼ボールリンク87において終わる。副回転翼の角 度を付けられた先端91は、副回転翼ウエイト穴90を収容しているバルジを隠 す。副回転翼ピッチリンク96は副回転翼ピッチリンクソケット97において終 わる。 本発明の好ましい実施例においては、副回転翼貫通穴89の翼弦方向の位置は 、副回転翼羽根84の表面積の25%以下が副回転翼ピッチ軸線92の前方にあ るように副回転翼羽根84を幾何学的に分割する。これにより、副回転翼83は ピッチ収束性でありかつリンク装置の緩みに対して鈍感である傾向がある。 図7、9、及び10に示されるように、副回転翼83はティーター63により 旋回可能に支持され、かつ副回転翼ロッド93が副回転翼83の副回転翼貫通穴 89とティーター63のティーター貫通穴65を通って滑った後で、(ティータ ー貫通穴65により定められた)副回転翼ピッチ軸線92まわりに回転するよう に副回転翼ロッド93により構成される。副回転翼ロッド93は、副回転翼ウエ イト穴90内にねじ込まれかつ副回転翼ロッド貫通穴89を占拠する副回転翼ウ エイト94により、副回転翼83及びティーター63内に拘束される。副回転翼 ウエイト94は、副回転翼83のジャイロによる安定性を大きくさせるようにも 作用する。副回転翼83は、ピッチプレート20のリンク間隙開口25を通過す るピッチリンク96により、フォロワーアーム40に機能的に連結される。図1 9に切取り図で示されるように、副回転翼キャップ85 は、ハブティーターポスト30との干渉を防ぐために下方の一般的に凹の面95 を持つ。 図11に進むと、回転翼羽根100は、フラッピング止め102を組み込んだ C字状の羽根ルート101を有し、かつフラッピングボルト109により羽根グ リップ55に旋回可能に取り付けられ、このボルトは羽根ルートのフラッピング 穴108を通って伸びかつこの中で回転自由でき、そして羽根グリップのフラッ ピング穴58においては回転しないように固定される。回転翼羽根100のフラ ッピング運動は、フラッピング止め102の上下の面と接触する羽根グリップ5 5のリミットタブ59により限定される。 図11及び12はアッパーベアリングブロック141とロワーベアリングブ1 56とを示し、これらブロックは、ベアリングブロックナット凹所160、及び ボールベアリングユニット157を受け入れるアッパーベアリングブロック14 1の底部及びロワーベアリングブロック156の頂部のベアリング凹所158を 持つ。ベアリング保持用カラー159がボールベアリングユニット157をベア リング凹所158内に保持し、更に垂直軸9に沿って伸びている回転翼軸110 にベアリングを取り付ける。 さて、図5及び11を参照すれば、回転翼軸110は上下のベアリングブロッ ク141と156内の保持用カラー159を通って回転翼ハブ29の軸穴35内 に伸び、かつ軸ボルト穴33と軸のノッチ112とを通ってハブロックナット1 13内に伸びるハブボルト111により回転翼ハブ29に固定される。軸の軸線 9まわりの回転翼回転方向12の(ヘリコプター15の胴体4内のエンジン3に よるなどの)回転翼軸110 の回転が回転翼ハブ29及び主回転翼の総ての組付け要素を回転させる。 図7、11、及び13に示されるように、羽根グリップ55を通過して伸びて いるリード/ラグ軸線60及びフラッピング軸線61を90°以外の角度に設定 して回転翼羽根100のピッチ角を適宜に定めることができる。コレクティブ羽 根ピッチは羽根グリップ55を異なった組込みピッチ角と手動で変更することに より調整される。 主回転翼を制御するには、操縦士の指令は、例えば図1、2、18、及び19 に示されるスワッシュプレート140を経て伝達される。図14に示されるよう に、本発明のスワッシュプレート140は、スワッシュプレートアーム115、 インナーレーススリーブ121、レースリング130、多数のボールベアリング 135、アウターレースキャップ134、スワッシュプレートボールリンク13 6、及びレース固定用ボルト137を備える。本発明の好ましい実施例において は、インナーレーススリーブ121、レースリング130、及びアウターレース キャップ134はアルミニウム合金より作られる。 スワッシュプレートアーム115は、前後方向ボールリンク118内で終わる 前後方向サイクリックアーム116、ロールボールリンク119内で終わるロー ルアーム117、及びチェックピン貫通穴120を備える。インナーレーススリ ーブ121は、ボールベアリング135を受け入れる円周方向のインナーレース スロット122、及び外側の滑り止めパターン123を有し、かつ凹面の半球状 の頂部124を持った全体として円筒状である。レースリング130は、多数の 固定用の穴131及びレースの切り欠き133を有し、かつ外周にはネジが切ら れる。レースリング上面132はアウターレースの下方部分を形成するような形 状にされる。アウターレースキャップ134は複数のネジ穴139を有し、内部 はアウターレースの上方部分を形成するような形状にされ、そして内周にはネジ が切られる。 図14及び15を参照すれば、本発明の好ましい実施例においては、スワッシ ュプレートアーム115はナイロンのようなプラスチック材料で作られ、かつ滑 り止めパターン123の周囲に直接成型され、これによりインナーレーススリー ブ121に永久的に固定される。 スワッシュプレート140を組み立てるには、レースリング130をインナー レーススリーブ121上に滑らせ、インナーレーススロット122とレースリン グ上面132とで形成される環状領域を多数のボールベアリング135で満たす 。或いは、多数のボールベアリング135の代わりに1個のボールベアリング組 立体と置き換えることができる。アウターレースキャップ134がアウターレー スリング130上に固定され、アウターレースキャップ134の内側のネジがレ ースリング130の外側のネジと組み合う。チェックピン138がリング切り欠 き133と組み合うように一時的にチェックピン貫通穴120を通して差し込ま れ、これにより組立中のレースリング130の回転を防止する。レースリング1 30とアウターレースキャップ134とは、ボールベアリング135の円滑な転 がりを得るように調整される。スワッシュプレートボールリンク136とネジ穴 139とを通してレース固定用ボルト137が固定用の穴131と組み合うよう に差し込まれ、これによりレースリング130とアウターリングキャップ134 とを相対回転できないように固定する。通常の摩耗に対する調整は、レース固定 用ボルト137を外してレースリング130とアウターレースキャップ134と を調整す ることにより達成される。図18に図示されたスワッシュプレート140の切取 り部分は、レースリング130に関するチェックピン貫通穴120の位置を示す 。スワッシュプレート140は、小型、経済的、調整可能なボルトベアリング組 立体が有用であるようないかなる用途にも使用することができる。 図16においては、アッパーベアリングブロック141は、ホールドダウンア ームピボット145、及びスワッシュプレートユニバーサルボール143におい て終わっている一般に円筒状中空のスワッシュプレートストーク142を備える 。スワッシュプレートホールドダウンアーム146は、前後方向サイクリックリ ンク穴147、ホールドダウンアームピボット穴148、及び前後方向コントロ ールリンク穴149を持つ。調整可能な前後方向サイクリックリンク151は、 前後方向リンクボールソケット152及び前後方向リンクエルボウ153におい て終わる。 さて、図14、16、及び17を参照すれば、スワッシュプレートホールドダ ウンアーム146が、ホールドダウンアームボルト150によりアッパーベアリ ングブロック141に旋回可能に取り付けられる。前後方向サイクリックリンク 151がスワッシュプレート140をスワッシュプレートホールドダウンアーム 146に機能的に連結し、スワッシュプレートインナーレーススリーブ121の 半球状頂部124をユニバーサルボール143に押し付け、これによりユニバー サル運動ができるようにスワッシュプレート140をアッパーベアリングブロッ ク141に固定する。前後方向サイクリックリンク151もスワッシュプレート アーム115の軸線9まわりの回転を防止する。 作動時には、ロールバックリンク119において非回転のスワッシュ プレートアーム115に取り付けられた操縦士コントロールリンク及び前後方向 コントロールリンク穴149により、スワッシュプレート140を任意の方向に 傾けることができる。スワッシュプレートキャップ134は主回転翼1とともに 回転する。スワッシュプレート140が操縦士の制御指令により傾けられると、 副回転翼ピッチリンク96及びスワッシュプレートリンク73がその指令を副回 転翼83及び主回転翼羽根100に伝達する。副回転翼83のサイクリックピッ チングは副回転翼83をティーター軸線82まわりで周期的に旋回させる。副回 転翼83の周期的な旋回運動は、相互に連結されたミキシングアーム68、Zリ ンク74及びピッチアーム21を経てピッチプレート20に伝えられ、これによ り回転翼羽根100を周期的にピッチングさせる。 図18を参照し説明すれば、相互に連結されたスワッシュプレートリンク73 、ミキシングアーム68、Zリンク74、及びピッチアーム21は、スワッシュ プレート140のいかなる傾きもピッチプレート20に、更に回転翼羽根100 に周期的に伝達する。図18に示されるように、スワッシュプレート140は傾 けられ、回転翼羽根100をピッチング軸線5まわりに旋回させ、これにより回 転翼羽根100の前縁125のピッチ角99を正の迎角に大きくさせる。スワッ シュプレート140からピッチプレート20に至る2組のリンク装置経路がある ため、一方の経路は冗長である。これら2重のリンク装置経路は、スワッシュプ レートリンク73を僅かに長くしてそのリンクシステムにおける機械的な遊びを 無くすことによりスワッシュプレート140に対して機械的に装着することがで きる。ティーター軸線82、ピッチ軸線50、及びスワッシュプレート140に 関係する総てのリンク旋回点の適正な空間位 置は、飛行性能の容認及びリンク装置のバインディングの防止のために不可欠で ある。一方のリンク装置経路内のリンク装置がスワッシュプレート140又は副 回転翼83の傾きのため上方に伸びると、他方のリンク経路のリンク装置が下方 に伸びる。注意して設計しない限り、ある場合にはリンクの角度方向のにおける 運動の差がひどいバインディングを起こす可能性がある。 選定された旋回点間の距離として与えられた以下のリンク寸法は、バインディ ングの可能性の小さな回転翼の制御性と安定性との間の良好な平衡を与える。 垂直方向距離: ピッチ軸線50からティーター軸線まで 15.875mm(0.625インチ) スワッシュプレート140の中心からピッチ軸線まで 41.275mm(1.625インチ) 水平方向距離: 軸の軸線9からスワッシュプレートボールリンク136まで 15.875mm(0.625インチ) ピッチ軸線50からピッチプレートアウターZリンク穴まで 21.844mm(0.86インチ) ピッチ軸線50からピッチプレートインナーZリンク穴まで 19.304mm(0.76インチ) ティーター軸線82からティーターミキシングアームボルト穴66ま で 34.925mm(1.375インチ) ミキシングアームスワッシュプレートリンク穴72からティーターミ キシングアームボルト穴69まで 22.225mm(0.875インチ) ミキシングアームインナーZリンク穴70からティーターミキシング アームボルト穴69まで 17.399mm(0.685インチ) ミキシングアームアウターZリンク穴71からティーターミキシング アームボルト穴69まで 14.478mm(0.57インチ) 図19に見られるように、互いに連結されたフォロワーリンク46、フォロワ ーアーム40、及び副回転翼ピッチリンク96は、スワッシュプレート140の いかなる傾きも副回転翼83に周期的に伝達して副回転翼83を周期的にピッチ ングさせる。フォロワーボールリンク45及びフォロワーアームリンクピン43 の、フォロワーアームピボットピン穴41からの特有な距離の取り方がスワッシ ュプレート140の角度方向の変位を増幅する。 本発明の好ましい実施例の回転翼羽根100は、多くの進んだ特徴を組み込ん でいる。図19に切り取られて示されるように、フラッピング止め102の下面 126は上面127よりも僅かに短く、このため衝突時に地面との接触により生 ずるかもしれない羽根100に対する過剰なフラッピング力は、羽根グリップ5 5のフラッピングリミットタブ59をC字形の羽根ルート101のフラッピング 止め102から滑らせて、回転翼羽根100がフラッピング軸線61まわりに上 方に90°又はそれ以上折り畳むことを許し、これにより回転翼ヘッドのその他 の部分に伝わる力を最小にする。フラッピングリミットタブ59を回転翼羽根1 00に置くように変更し、かつフラッピング止め102を羽根グリップ55に置 き得ることに注意されたい。 モデルヘリコプターの回転翼は、回転翼羽根の厚さによる空気力学的抗力が非 常に重要である速度範囲内で作動する。翼形の厚さは、通常は、翼弦の長さの百 分率で表される。図20に示されるように、典型的な回転翼羽根の翼形172の 翼形の厚さ170は、翼弦の長さの12%である。従って、翼形172の翼形断 面は12%厚である。 さて、図21a−gを参照すれば、回転翼羽根100の翼形断面103、10 4、105、106、及び107は、抗力を最小にするためにできるだけ薄いよ うに選定され、かつ揚力を増大するために断面で示されるように湾曲される(キ ャンバーを付けられる)。好ましい実施例においては、翼形断面104は5.7 %厚、105は4.7%厚、106は3.4%厚、そして107は4.1%厚であ る。図21a−gに示されるように、回転翼羽根100のプラットフォームはテ ーパーが付けられ、羽根は空力効率を高くするために根元から先端に向けて10 °捩られる。回転翼羽根CG(重心)114は、前縁125の後方ほぼ43%に 置かれる。(総ての羽根が同時に上方にフラップしたときの)主回転翼のコーニ ングは、回転翼羽根の重心を回転面から外して上げようとする。各羽根の重心に 作用している遠心力による復原力がピッチ上げモーメントを作り、これがキャン バー付き翼形の負のピッチングモーメントの相殺を支援する。 回転翼羽根100はキャンバーなしでかつ薄く(8%以下)図示される。更に 、各回転翼羽根100は、図21a−gに示されるように捩られかつテーパーが 付けられる。モデルヘリコプター用では、かかる回転 翼羽根100は、特許図面に示されるような固定ピッチ回転翼ヘッドに使用され る。得られたものは、翼形のピッチングモーメントを平衡するように機能する低 モーメントキャンバー付き回転翼羽根である。キャンバーは伝統的な翼形よりも 約20−30%大きな揚力を与える。回転翼羽根100は、その圧力中心がピッ チ軸線の前にあって、回転翼羽根のキャンバー(湾曲)による下げモーメントを 中和するように設計される。これが、翼形のピッチングモーメントを平衡させる ように回転翼羽根のキャンバーの影響をなくすための手段である。 説明的には、回転翼羽根100は、フラッピング軸線まわりに折り畳むことが でき、そしてフラッピングを限定するために回転翼羽根100の根元にタブ又は 止め具が設けられる。回転翼羽根100は、射出成型されかつ破損に対する高抵 抗性を有するように柔軟であることが好ましい。 モデルヘリコプター用の本発明の好ましい実施例においては、回転翼羽根10 0、並びに固定具、ピン、及びリンクのワイヤー部分を除いた大多数の回転翼ヘ ッド部品は、ナイロンのようなプラスチック材料で成型される。この回転翼ヘッ ドは、空力効率がよく、耐久性があり、低費用で、かつ現在入手可能などの回転 翼ヘッドよりも製造が容易である。 本発明の好ましい実施例においては、副回転翼83は、主回転翼羽根100よ りも短い副回転翼羽根84を持つ。これらの短い副回転翼羽根84は、飛行中の ヘリコプターの安定性及び制御性(即ち、主回転翼の制御及び安定)を強化する ようにヒラーパドルに置換でき有利である。この改良された副回転翼羽根84は 、長方形でありかつフライバーの端部におかれるヒラーパドルと比較して副回転 翼の先端の実質的に内向き に伸びる羽根部分を持つ。ピボットロッド上に副回転翼羽根84を保持するため に薄くて狭い羽根エクステンションが設けられる。副回転翼羽根は、揚力を大き くするため又はハブ付近の逆の空気流を減らすために空気流内に上向きのピッチ が付けられることが望ましい。また、副回転翼羽根84には、各羽根のジャイロ モーメントを増すために各羽根の先端にウエイトが設けられる。これら羽根ウエ イトもまた副回転翼ピボットピンを捕捉するように機能する。 本発明による主回転翼の別の利点は羽根グリップ55の設置である。これら羽 根グリップ55は互いに交換可能であり、かつ主回転翼のフラッピング軸線とリ ードラグ軸線との間の相対角度を定める。これらには、羽根フラッピングを制限 するためのタブ又は止め具が設けられ、かつこれらはフラッピング軸線の内側に リードラグ軸線を持つ。 本発明の別の特徴は、簡単かつ製造の容易なコントロールリンク装置の設置で ある。通常ヘリコプターに見られる形式のボール接手は、スワッシュプレート1 40、ミキシングアーム、及びピッチプレート20を機械的に連結するZリンク 又はLリンクに置き換えられた。これらのコントロールリンク装置は冗長コント ロール経路を提供し、固定ピッチシステムにおけるコントロールの緩みを無くす ために装着することができる。これらは、異なった出力/安定性の比率のための ミキシングアーム上の複数のピン位置も持つ。 本発明によるスワッシュプレート140は調整可能なベアリングレースを備え 、この調整式のレースは一緒に固定され、レースのネジが緩まないように固定す るためにボルト手段が設けられる。説明的には、スワッシュプレートアームはイ ンナーレーススリーブのまわりに成型される。 スワッシュプレート支持具も設けられる。インナーレーススリーブは、ユニバー サル運動のためにスワッシュプレートストークと組み合い、更にスワッシュプレ ートストックはメインヘリコプター構造に連結される。前後方向サイクリックリ ンク及びスワッシュプレートホールドダウンアームがスワッシュプレートをスト ークに固定し、かつ主回転翼回転軸線9まわりの回転を防ぐ。スワッシュプレー トのピン穴が設けられ、組立の便のためにレースリングに止め具が設けられる。 副回転翼83が2個の独立した可変の副回転翼羽根に分割される本発明の別の 実施例が考えられる。図22を参照すれば、分割された副回転翼173は、副回 転翼83と同様にピボット手段により変更ティーター63と旋回可能に組み合っ ている分割された副回転翼羽根174を備える。2重リンク間隙開口25を通っ て伸びている2重ピッチリンク96が、分割された副回転翼羽根174を独立的 に、又はサイクリックのコレクティブコントロールに対するように一斉にピッチ ングさせるように設けられる。 本発明は幾つかの好ましい実施例について詳細に説明され定義されたが、以下 の請求項において説明され定められるように、本発明の範囲及び精神内での変化 及び変更が存在する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわりに 回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段により 駆動される主回転翼羽根を複数個備え、この主回転翼羽根が、実質的に水平方向 のフラッピング軸線まわりにフラップしかつ強制された場合にはフラッピング限 定用手段を通過して上方に折り畳むように、前記回転翼ハブに旋回可能に取り付 けられているヘリコプター用主回転翼。 2.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわりに 回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段により 駆動される主回転翼羽根を複数個備え、各主回転翼は回転翼ハブに組み合わせら れたルート及びこのルートとは反対側の先端を有し、主回転翼羽根はプラスチッ ク材料で作られかつ厚さが先端における約4%からルートにおける約6%に変化 する下側キャンバー付き翼形断面を有し、更に先端からルートにほぼ+10%捩 られるヘリコプター用主回転翼。 3.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわりに 回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段により 駆動される複数個の主回転翼羽根、及び前記回転翼羽根を前記主回転翼ハブに機 能的に連結しかつフラッピング軸線とリードラグ軸線との間の角度を定めている 羽根グリップ手段を備えたヘリコプター用主回転翼。 4.羽根グリップ手段により定められる角度が固定され、更に羽根グリップ手段 が、異なったピッチ角を定めるような形状にされたその他の羽根 グリップ手段と交換可能であるように、回転翼ハブから羽根グリップ手段への結 合を断つ手段を備える請求項3の主回転翼。 5.羽根グリップ手段が、各羽根グリップ手段とその相手方の主回転翼羽根との 間の連結部における水平方向軸線まわりの主回転翼羽根のフラッピングを限定す るためのフラップ用限定手段を備える請求項4の主回転翼。 6.フラップ限定用手段が前記主回転翼羽根上のフラップ限定用止め具と組み合 っている前記羽根グリップ上のフラップ限定用タブを備える請求項5の主回転翼 。 7.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわりに 回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段により 駆動される複数個の主回転翼羽根、及び前記主回転翼をコントロール及びスタビ ライザー手段に機能的に互いに連結するためのリンク装置手段であってZ状リン ク及びL状リンクを有する前記リンク装置手段を備えたヘリコプター用主回転翼 。 8.リンク装置手段が、リンク装置手段の調整によりリンク装置の緩みを減らす ように装着された冗長リンク装置経路を形成するような形状にされる請求項7の 主回転翼。 9.リンク装置手段が主に多数のベントワイヤーで形成される請求項7の主回転 翼。 10.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわり に回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段によ り駆動される複数個の主回転翼羽根、及び前記主回転翼羽根よりスパンが短くか つ副回転翼組立体の先端よりかなり内側に伸 びている複数個の副回転翼を有する前記副回転翼組立体を備えたヘリコプター用 主回転翼。 11.前記副回転翼は、前記副回転翼の表面積のほぼ25%以下が副回転翼ピッ チ軸線の前方にあるように前記表面積を幾何学的に分割している副回転翼ピッチ 軸線まわりにピッチングする請求項10の主回転翼。 12.前記副回転翼手段のジャイロ支配力を増加させるように前記副回転翼羽根 の先端の近くに取り付けられるウエイト手段を更に備える請求項10の主回転翼 。 13.前記副回転翼手段が1個の部品として製造された複数の副回転翼羽根を備 える請求項10の主回転翼。 14.副回転翼羽根がゼロ以外の迎角に集合的にピッチングされる請求項10の 主回転翼。 15.副回転翼手段が、主回転翼の安定性又は制御性を増大させるために前記主 回転翼に機能的に連結される制御性10の主回転翼。 16.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわり に回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段によ り駆動される複数個の主回転翼羽根、及び操縦士の制御指令を胴体部分から回転 翼部分に伝達するための手段であって調整可能なレース手段のあるスワッシュプ レートを有する伝達手段を備えるヘリコプター用の主回転翼。 17.前記調整可能なレース手段が多数のボールベアリングを支持しているイン ナーとアウターとの要素及びアッパーとロワーとの要素の一方よりなる請求項1 6の主回転翼。 18.前記調整可能なレース手段が、前記レース手段を互いに回すこと により調整可能であるようにネジで組み合っている面を備える請求項16の主回 転翼。 19.前記レース手段が前記レース手段を通って伸びているボルト手段により、 相対回転をしないように固定される請求項16の主回転翼。 20.回転翼ハブから半径方向に伸びていてかつ実質的に垂直方向の軸線まわり に回転できるように支持され更にヘリコプターの機体内におかれた駆動手段によ り駆動される複数個の主回転翼羽根、及び操縦士の制御指令を胴体部分から回転 翼部分に伝達するための手段であって、前記胴体部分に機能的に連結されたスワ ッシュプレートストーク上の、胴体部分にユニバーサル式に取り付けられたスワ ッシュプレートを有する伝達手段を備えるヘリコプター用の主回転翼。 21.スワッシュプレートストークがボール部分と筒部分とを有し、筒部分は胴 体部分に支持され、更にスワッシュプレートは前記スワッシュプレートストーク に旋回可能に取り付けられかつサイクリックリンク手段により主回転翼軸線まわ りの回転に対抗して保持される請求項20の主回転翼。
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