JPH09512280A - カンプトテシン又は7−エチルカンプトテシンのラクトン安定治療薬 - Google Patents

カンプトテシン又は7−エチルカンプトテシンのラクトン安定治療薬

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Abstract

(57)【要約】 カンプトテシン(CPT)および7−エチルカンプトテシン(ECPT)は水への溶解性が乏しい。これらの水貧溶解性のために、これらは癌の成長を防止する目的で非経口又は経口経路で患者に直接投与されなかった。本発明は(1)望ましいラクトン形状(1a’)

Description

【発明の詳細な説明】 カンプトテシン又は7−エチルカンプトテシン のラクトン安定治療薬 発明の背景 1.発明の分野 カンプトテシン(”CPT”)及び7−エチルカンプトテシン(”ECPT” )は抗癌活性を有することで知られている。しかしながら、これらの化合物のE −環状ラクトン形状は水への溶解性が乏しい。この水への貧溶解性のためにこれ らのラクトン形状は癌細胞の成長を抑制する目的で非経口又は経口経路で人に直 接投与されていない。このラクトンの加水分解によるカルボキシレート形状の水 溶解性は極端に増大するが抗癌活性は著しく減少する。本発明はこれらの限定を 克服し、新規な調合薬として受け入れられるCPT又はECPT治療薬及びそれ ら双方からなる抗腫癌組成物並びに人の抗癌治療への使用に関するものである。 2.関連技術の説明 CPTの水溶解性誘導体、7−エチル−10−[4−(1−ピペリジノ)−1 −ピペリジノ]カルボニルオキシカンプトテシン(”CPT−11”)はその代 謝転換による 活性代謝物質の10−ヒドロキシ−7−エチルカンプトテシン(HECPT)に 起因して抗癌活性を持つ。代謝転換は患者により異なり、それがCPT−11の 利用を制限しており、患者によって耐えられることのできるHECPTの血漿中 の最高濃度の達成に関連している。HECPTの水溶解性の乏しさは今まで癌処 理としてHECPTの実用的でない直接投与を行わしめてきた。CPT−11の HECPTへの転換はCPT−11からHECPTへの代謝生産を主に司ってい ると一般に信じられているカルボキシルエステラーゼ酵素と係わり合っている。 人の肺癌細胞系は正常な細胞よりCPT−11からHECPTへの転換が少ない と観察されてきた。この癌細胞の代謝転換の減少はCPT−11に対する抵抗の 状態を表し、人の癌細胞の成長を防止するために、確実にしかも安全に、HEC PTの血漿中の適した濃度の達成に関することでCPT−11の有用性を制限し ている。 CPT、ECPT及びHECPTのそれぞれは生体内で平衡状態の2つの形状 、即ちラクトン環形状(1a)及び開環カルボキシレート形状(1b)が存在す る。これらの異性形状は相互交換可能であり、可逆可能なpH−依存加水分解に より、酸条件で生成されるラクトン環形状は、アルカリ条件で生成される開環カ ルボキシレート形状に転換される。その平衡は以下に示されている。 式中、CPTに関し、R及びXは水素原子を意味し、ECPTについて、Rはエ チル基、Xは水素原子を意味し、HECPTに関し、Rはエチル基、Xは水酸基 を意味する。 CPT、ECPT及びHECPTはDNAレプリカに含まれている酵素のトポ イソメラーゼを抑制することによってその有効成分を引き出していると考えられ ている。このことは動いているレプリカフォークの先頭に導入されている捻れた 重圧を楽にする(M.L.Rothenbergら、Journal of C hemical Oncology、11、2194−2204(Novemb er 1993)参照)。 1つの問題として、CPT、ECPT及びHECPTが、その最も活性である 形状に於いて水への溶解性に乏しいため、臨床での直接使用は不適当であると考 えられていることであった。 特にHECPTに関して、我々の先のPCT出願PCT/EP94/0421 0の発明は、ラクトン形状HECPT、そこでは”ラクトン安定HECPT”と 簡潔に呼ばれている安定化した治療薬を提供してこの問題を解決した。この発明 の治療薬は(1)HECPT(2)ジメチルイソソルバイド(DMI)又はジメ チルアセトアミデ(DMA)及び(3)調合薬として受け入れられる酸からなる 溶液又は懸濁液である。 発明の概要 CPT及びECPTが同じ方法で、同様に安定化し得ることを見い出した。 本発明の治療薬は(1)CPT又はECPT、(2)DMI又はDMA及び( 3)調合薬的に受け入れられる酸からなる溶液又は懸濁液である。これらの治療 薬はここでも同様に”ラクトン安定”と呼ばれる。 いくつかの計画及び種々の投与量により人に優れた抗腫癌効果を生むに十分な 水準のラクトン安定CPT又はECPTが提供される。癌の処理を受ける患者の ために標準医 薬慣行内での投与で起こる特別の副作用の厳しさ及びその発生率に於いて、CP T又はECPTのその効果的な水準は理屈にかなって安全といえる。 ラクトン安定CPT又はECPTの直接投与はCPT−11の投与に優れ、多 くの重要な臨床の利点を与える。例えば、 1.本発明の治療薬は、臨床医が患者の耐性に合わせて活性細胞毒種の投与を行 える。 2.本発明の治療薬は、CPT−11からHECPTへの代謝に於いて鍵となる 酵素の多形性に起因しているかもしれない患者間の変異を克服する。 3.臨床医は最大の有益な臨床抗癌効果を導くようなCPT又はECPTの耐性 最大投与量を達成する計画及び薬のより適切な投与量の最適化をすることができ る。 人の癌処理のためのCPT又はECPTの臨床有用性に関し、本発明は次に掲 げる内容を提供する。 1.ラクトン安定CPT又はECPT; 2.癌患者対象に投与するラクトン安定CPT又はECPT; 3.ラクトン安定CPT又はECPTからなる抗腫癌組成物; 4.非経口投与用のラクトン安定CPT又はECPT; 5.癌処理の標準臨床慣行で観察される受け入れ可能な臨 床毒性で、最大耐性投与量を達成するための薬理学計画に従って投与されるラク トン安定CPT又はECPT; 6.経口投与用ラクトン安定CPT又はECPT; 7.体の種々の空洞に少しづづ注ぐ直接投与による癌局所的併発症の処理用のラ クトン安定CPT又はECPT。 具体例の詳細な説明 ジメチルイソソルバイド(DMI)は筋肉緩和剤(米国特許第3,699,2 30号)、テトラサイクリン(米国特許第3,219,529号)、アスピリン (米国特許第4,228,162号)及びステロイド(米国特許第4,082, 881号)の溶媒として用いられてきた。ジメチルアセトアミド(DMA)はp H7.0−8.3で5−アザサイトシンアラビノサイド(ara−c)及び5− アザサイチジンの溶媒として提案されている(米国特許第4,684,630号 (Repta)参照)。DMI及びDMAは毒性面で優れており、エタノール、 プロピレングリコール、イソプロピルミリステート、水、ジエチルエーテル、コ ーン油、アセトン及び綿実油等と混合可能である。 本発明の治療薬は溶液又は懸濁液である。懸濁液は肉眼で見られるように通常 溶液である。これらは調合薬投与を簡便にする目的及び以下に述べる投与に適合 した処理用液体である。 濃縮した溶液又は懸濁液は、特に経口投与用、ことにカ プセル充填液用として有用である。非経口、例えば注射液又は静脈注入液用とし てこの液体は好ましい治療薬である。 本発明の治療薬に含まれるCPT又はECPTの量は特に制限されるものでな く、調合薬の目的に合えばいかなる量でも良く、好ましい投与量に従って選ばれ ることができる。好ましいカプセル充填用溶液は、溶液mL当たり約0.1mg −約50.0mg、特に好ましくは約0.1mg−10.0mgのCPT又はE CPT有効成分を含む。 本発明の治療薬はCPT又はECPTを50モル%以上、好ましくは100モ ル%ラクトン形状にするために酸性である。それ故、これらのpHは7以下であ り、通常2−5、好ましくは3−4である。 調合薬として受け入れられればいかなる酸、例えば塩酸のような鉱酸、酒石酸 、クエン酸、琥珀酸、リンゴ酸又はマレイン酸のような有機カルボキシル酸をも 用いることができる。有機カルボキシル酸が好ましく、特にクエン酸が好ましい 。酸の使用量はCPT又はECPT1重量部当たり通常約0.005−約0.9 重量部で、好ましくは約0.05−0.5重量部であり、他の好ましい例におい ては、CPT又はECPT1重量部当たり約0.01−0.9、好ましくは約0 .01−0.3、特に好ましくは0.1−0.3重量部である。好ましいクエン 酸の使用量はCPT又はECPT1重量部当たり約0.01−約0.5重量部 で、特に好ましくは約0.05−約0.1重量部、又はタウロコール酸の場合C PT又はECPT1重量部当たり約0.1−約0.5重量部で、これらの塩も調 合薬として受け入れられれば治療薬に含まれる。これらの全ての量はCPT又は ECPT1重量部当たりである。 本発明の治療薬において、CPT又はECPTは溶解しており、かつ活性ラク トン形状である。pHによる不安定なEリングの閉環ラクトン(活性)から開環 したカルボキシレート形状(不活性)への非酵素転換は酸性(pH2−5)条件 下でCPT又はECPTを治療使用調合することにより減少する。好ましくは。 胃で希釈されたときにも酸性のpH値が維持されるように酸が含まれる。このこ とが胃中でCPT又はECPTのミセル溶液の形成となり、消化管部分ですぐに 吸収されると信じられている。しかしながら、出願人は本発明のCPT又はEC PT治療薬の優れた経口生物効用機構の理論的説明により固定されることを望ま ない。本発明で効果的固形水溶性有機カルボキシル酸の好ましい例はクエン酸、 グルコン酸、マレイン酸、酒石酸又はアスコルビン酸を含む。これ以外の酸も用 いられることができるが、クエン酸が最も好ましい。 経口投与がカプセル形態で行われるとき、軟質又は硬質ゼラチンカプセル内に カプセル化するためにはCPT又はECPTの濃度の高い溶液が優れている。濃 度の高い溶液 は患者が飲みやすく、より小さいサイズのカプセル調製を可能にし、更に飲むカ プセルの数を減少させることができる。これらの要素はガン患者の衰えた条件の 観点から重要なことである。 タウロコール酸、胆汁酸は患者の薬の腸吸収を高めるかもしれない。本発明の 組成物において、タウロコール酸又は調合薬として受け入れられるその塩が投与 組成物溶液にCPT又はECPTと共に含まれると薬の吸収が改善され、投与組 成物の摂取が良くなる効果がある。これは胃の内容物での希釈時にCPT又はE CPTのミセル溶液形成に起因すると信じられている。 タウロコール酸を含み、胆汁酸で媒介された貧水溶性薬のミセル溶解現象が、 以前グルテチミド、ヘキセストロール、グリセオフルビン(Bates他)レセ ルピン(Malone他)並びに脂肪酸及びコレステロール(Westerga ard他)に関して報告されている。本発明のタウロコール酸又は調合薬として 受け入れられるその塩が、1−100容積の水での希釈時、安定した溶液又は懸 濁液を提供する独特の性質を持つCPT又はECPT治療薬溶液を引き込むので ある。この溶液又は懸濁液は患者の投与吸収に十分な時間である少なくとも2時 間の間安定であり沈澱がない。 HECPTからなる抗腫癌組成物 本発明の好ましい具体例として、本発明の抗腫癌組成物は(1)CPT又はE CPT、(2)DMI又はDMA、及び(3)CPT又はECPT1重量部当た り、調合薬として受け入れられる有機カルボキシル酸約0.01−約0.91重 量部、好ましくは0.01−0.2、特に好ましくはクエン酸約0.05−約0 .1重量部の溶液又は懸濁液であることを特徴とする。 他の具体例として、本発明の抗腫癌組成物がさらにタウロコール酸又は調合薬 として受け入れられるその塩及びポリエチレングリコールを更に含むことを特徴 とする。 本発明の好ましい具体例として、抗腫瘍組成物が更にエタノール又はベンジル アルコール(防腐剤として)又は双方をを含むことを特徴とする。本発明の更に 好ましい具体例として、抗腫瘍組成物が更に共溶媒としてグリセリンを含むこと を特徴とする。 本発明の他の具体例として、抗腫瘍組成物が更にタウロコール酸又は調合薬と して受け入れられるその塩、ポリエチレングリコール、エタノール、グリセリン 及び酸pHを維持するための酢酸ナトリウムのような緩衝剤を含むことを特徴と する。 本発明の特に好ましい抗腫瘍組成物はCPT又はECPT重量部当たり、DM I又はDMA1−10重量部、調合薬として受け入れられる酸0.005−0. 5重量部、好 ましくは有機カルボキシル酸、特に好ましくはクエン酸、タウロコール酸又は調 合薬として受け入れられるその塩1−10重量部及びポリエチレングリコール1 −10重量部からなることを特徴とする。好ましくは、さらにグリセリン0.1 −2重量部、エタノール0.1−2重量部及び緩衝剤0.005−0.5部を含 む。 好ましいポリエチレングリコールは約300の分子量を持つ。 他の具体例として、抗腫瘍組成物が更に非イオン界面活性剤、好ましくはポロ キサマーを含む。好ましいポロキサマーはPF−127である。 更に、本発明の他の具体例として、抗腫瘍組成物が更にエチル又はベンジルア ルコール、ポリエチレングリコール及び界面活性剤を含むことを特徴とする。好 ましくは、調合薬として受け入れられる有機酸がクエン酸であり、ポリエチレン グリコールの分子量が約300であり、アルコールがエタノールで界面活性剤が ポリソルベート−80である。 本発明の他の具体例は、(1)CPT又はECPT約0.1mg−約50.0 mg、特に好ましくは0.1mg−約10.0mg、(2)DMI又はDMA1 −10部及び(3)調合薬として受け入れられる有機カルボキシル酸で最終pH 3−4に調節するための約0.1−0.5部の溶 液又は懸濁液であることを特徴とする抗腫瘍組成物である。この抗腫瘍組成物は 更にポリエチレングリコール約5−9重量部、調合薬としてうけいれられるアル コール約0.1−2.0部及び非イオン界面活性剤約1−10部を含むことを特 徴とする。特に断らなければCPT又はECPTの量はmg単位であり、”部” はCPT又はECPT1重量部当たりを意味する。好ましくは、酸がクエン酸で あり、ポリエチレングリコールの分子量が約300であり、アルコールがエタノ ールで、界面活性剤がポリソルベート−80である。 本発明の他の具体例は、(1)CPT又はECPT約0.1mg−約50.0 mg、さらに好ましくは0.1mg−約10.0mg、(2)DMI又はDMA 1−10部及び(3)調合薬として受け入れられる有機カルボキシル酸0.1− 0.5部の溶液又は懸濁液である抗腫瘍組成物である。この溶液はさらに調合薬 として受け入れられるアルコール約0.1−2.0部及び非イオン界面活性剤約 1−約10部を含むことを特徴とする。好ましい抗腫瘍組成物は酸がクエン酸で あり、アルコールがエタノールであり、非イオン界面活性剤がポリオキシエチレ ン化ひまし油である。 更に好ましい本発明の具体例は、(1)CPT又はECPT0.1mg−約5 0.0mg、さらに好ましくは0. 1mg−約10.0mg、(2)DMI又はDMA1−10部、(3)クエン酸 約0.1−0.9部、(4)ポリオキシエチレン化ひまし油約1−10部及び( 5)無水エチルアルコール約0.1−2重量部の溶液又は懸濁液からなる抗腫癌 組成物である。 さらに好ましい具体例において、無水エチルアルコール0.1−2.0部、ベ ンジルアルコール0.1−2.0部、クエン酸0.1−0.9、特に好ましくは 0.1−0.5部、ポリエチレングリコール(分子量200−300)4−10 部、特に好ましくはPEG300を5−9部、ポリソルベート−80(”Twe en”80)1−10部及びDMI又はDMA1−10部であって、pHが3− 4の酸性媒体溶液にCPT又はECPT1部(部は全て重量部である)、好まし くは1.0−2.0mg添加の無菌非水溶液を作り臨床治療用として好ましい方 法で、CPT又はECPTが溶解されている。 更に好ましい希釈して投与する非経口治療薬は、”クレマホルEL”(ポリオ キシエチレン化ひまし油)1−10部、無水エチルアルコール0.1−2部、D MI又はDMA1−10部及び最終pH3−4に調節するためのクエン酸0.1 −0.9部からなる非水溶液溶媒2mL当たり、1部(0.1−2.5mg)の CPT又はECPTを含むことを特徴とする。部は全て重量部である。 本発明の他の具体例は癌患者投与用ラクトン安定CPT又はECPT(本発明 の治療薬)である。本発明において、未処理の患者とは化学療法用の薬で癌を一 度も処理されなかった人を指す。 好ましい投与量及び本発明組成物の非経口投与計画 全ての投与量は、有効成分(CPT又はECPT)で表しており、癌患者に静 脈注入によりラクトン安定溶液又は懸濁液として投与される。 21−28日毎に約120分以上をかけて約2.0mg/m2−約33.0m g/m2の投与。 21−28日毎に、連続3日間約120分以上をかけて約1.0mg/m2− 約16.0mg/m2の投与。 毎3週間の後2週間休む繰り返しで、連続3週間、週に一度ほぼ120分以上 をかけて約1.0mg/m2−約20.0mg/m2の投与。 毎3週間の後2週間休む繰り返しで連続3週間、週に一度ほぼ120分以上を かけて約2.0mg/m2−約24.0mg/m2の未処理癌患者への投与。 21−28日毎に、ほぼ24−120時間をかけて約0.1mg/m2/d− 約6.0mg/m2/dの投与。 好ましい投与量及び 本発明ECPT組成物の経口投与計画 全ての投与量は、有効成分(CPT又はECPT)で表 しており、癌患者に経口でラクトン安定溶液又は懸濁液として一度の又は小分け にした投与量で投与される。 21−28日毎に、24時間内に約2.5mg/m2−約100mg/m2の投 与。 21−28日毎に、連続3日間約1.0mg/m2−約50mg/m2の投与。 毎3週間の後2週間休む繰り返しで連続3週間、週に一度24時間以内に約1 .0mg/m2−約60mg/m2の投与。 毎3週間の後2週間休む繰り返しで連続3週間、週に一度24時間以内に約2 .0mg/m2−約75mg/m2の未処理癌患者への投与。 21−28日毎に、連続2−5日間それぞれ24時間以内に毎日約0.5mg /m2/d−約18.0mg/m2/dの投与。 本発明の他の具体例は、経口治療薬を硬質又は軟質のゼラチンのカプセルに カプセル化するが、好ましくは軟質ゼラチンカプセル(ゼラチン/グリセリン/ ソルビトール/精製物/精製水からなる)はクエン酸0.1−0.9部、グリセ リン1−10部、ポリエチレングリコール(分子量200−300)5−9部、 無水エチルアルコール全溶液重量に対して10−20重量%、酢酸ナトリウム0 .05−0.5部、界面活性剤及びジメチルイソソルバイド1− 10部からなる溶液にCPT又はECPT1.0部(部は全て重量部である)を 含んだものを含む。更に好ましい経口治療薬は界面活性剤としてプルロニックF −127ポロキサマー0.05−1.0重量部を含む。 他の好ましい経口治療薬は更に追加のタウロコール酸2−10重量部を含む。 軟質ゼラチンカプセルがこの目的のために使用し得るならば、それは例えばゼラ チン、グリセリン、ソルビトール、精製水及びパラベン(parabens)の 混合物を含む多くの化合物から構成されうる。 下記表において、投与される好ましい経口治療薬のカプセル中に含まれる種々 の成分は重量部で示されている。”**”でマークされている4つの成分はこの好 ましい治療薬においてさえ”任意成分”を意味している。これらの含有成分は様 々の異なる要因、即ち癌の種類、患者が以前処理されたかどうか等に依存する。 臨床医は潜在抗腫癌効果を最大にし、その副作用である潜在毒性を最小にする ような計画によって癌患者にCPT又はECPTを投与する。薬で高血漿濃度を 作り出すような極端に多量の投与を除いて、CPT−11及びCPT又はECP T抗腫癌有効成分は投与量(投与量依存)の増加よりもむしろ使用期間(時間依 存)の延長によって増加されうる。使用期間延長で相乗効果づけられる、より大 きな抗腫癌効果はCPT−11及びCPT又はECPTの抗腫癌有効成分の優れ たS−相モードに最も良く関連している。CPTおよびECPTはS−相−活性 医薬品である。それ故、人体における卓越した抗腫癌効果は長期の静脈注入又 は患部に接した位置に繰り返しの投与計画で、良い結果が得られるのである。上 述の投与計画は、その許容毒性水準で、より多くの環状腫瘍組織を薬に曝すこと ができ、S−相で腫瘍細胞を薬に曝す頻度を増す。 本発明の治療薬及び組成物は肺、乳房、結腸、前立腺、黒色腫、膵臓、胃(胃 潰瘍)、肝臓、脳、腎臓、子宮、頸部、卵巣及び泌尿管等の癌を含むあらゆる腫 瘍の処理に使用されうる。 処理される腫瘍の部位及びタイプは、多くの場合好ましい投与経路及び適用さ れる治療養生法に影響する。結果的に、本発明の治療薬は極く通常の静脈内注射 又は静脈注入により投与され得るけれども、腫瘍部位に直接投与することもでき るし又は腫瘍部位に薬を直接ねらい打ちするように工夫された他の方法により投 与することもできる。例えば、悪性肋膜溢出の患者において肋膜経路が好ましく 、思わしくない静脈発病患者においては、皮下経路の投与が望まれ、脳又は神経 系統を含む第一次又は転移している癌患者においては、腔内又は皮下経路投与が 最も効果的であり、悪性腹水第二次の癌患者においては、腹膜内投与が選択され ることができ、そして嚢の癌患者においては、直接小嚢内点滴が最も効果的であ る。同様に、皮膚腫瘍においては、治療薬は局部的に用いられることができる。 経口治療薬は適合した場所に使用されるように準備されている。 本発明の治療薬は癌患者に対し、断種されるに望ましい場所、経口、肋膜内、 包膜内、皮下、腔内、小嚢内、腹膜内、局所又は非経口的の投与に調製可能であ る。 本発明の治療薬はCPT及びECPT双方を含んでもよく、集中した治療法で 他の薬と併用して用いられることができ、この併用投与において、追加の単数の 薬又は複数の薬はラクトン安定CPT又はECPT組成物と、例えばCPT−1 1(好ましい例)、トポテカン、10,11−メチレンジオキシカンプトテシン 又はこれらの2以上の組み合わせで調合薬的に受け入れられる担体を用いて併用 投与され、この併用投与は最適の投与量及び計画に基づいて行われる。例えば、 CPT−11及びトポテカンがラクトン安定CPT又はECPTと共に併用投与 されうる。他の実施例として、人の癌処理における集中治療又は組合わせ治療に おいてラクトン安定CPT又はECPTはカームスチン(carmustine )、アザチオプリン、シスプラチナム(cisplatinum)、カーボプラ チン(carboplatin)、イプロプラチン(iproplatin)、 シクロフォスファミド(cyclophosphamide)、イフォスファミ ド(ifosfamide)、エトポシデ(etoposide)、ara−C 、ドキソルビシン(doxorubicin)、ダウノルビシン(daunor ubicin)、窒素マスタード、5 −フルオロウラシル、ブレオマイシン(bleomycin)、ミトマイシン− C(mitomycin−C)、フルオキシメステロン(fluoxymest erone)、メクロレタミン(mechlorethamine)、テニポシ デ(teniposide)、ヘキサメチルメラミン、ロイコボリン(leuc ovorin)、メルフェラン(melphelan)、メトトレキサート(m ethotrexate)、メルカプトプリン、ミトキサントロン(mitox antrone)、BCNU、CCNU、プロカーバジン(procarbaz ine)、ビンクリスチン(vincristine)、ビンブラスチン(vi nblastine)、ビンデシン(vindesine)、チオTEPA、ア ムサクリン(amsacrine)、G−CSF、GM−CSF、エリトロポイ エチン(erythropoietin)、γ−メチレン−10−デアザアミノ プテリン(γ−methylene−10−deazaaminopterin )、又はγ−メチレン−10−エチル−10−デアザアミノプテリン、タキソー ル(taxol)、及び5−アザシチジン(azacytidine)等の群か ら選ばれる少なくとも1以上の併用の薬と共に用いられうる。 本発明に於いて、集中、併用投与及び組み合わせの言葉は相互交換可能として 用いる。 本発明の治療薬が非経口的に投与されるとき、非経口用のぶ形剤の適量で約0 .1mg/mLの濃度又はECPT有効成分濃度が低下するように希釈されるこ とが好ましい。本発明の他の実施例は、無菌非経口ぶ形剤で希釈され癌患者に無 菌投与されるための特許請求の範囲記載のECPT治療薬の無菌溶液又は懸濁液 である。本発明の目的達成のために、非経口ぶ形剤は5−10%のデキストロー ス水溶液であり、5又は10%のデキストロースを含むか又は含まない0.9% のNaCl水溶液であり、5%又は10%のデキストロースを含むか又は含まな い0.45%のNaCl水溶液であり、そして5−10%のデキストロースを含 むか又は含まない3%のNaCl水溶液であり、又は癌患者の非経口栄養補給物 として用いられる内部脂質のような無菌脂質薬剤である。 本発明の治療薬はまず最初にCPT若しくはECPTをDMA若しくはDMI に添加し、次に酸を加えるか又は酸をDMA若しくはDMIに添加し、次にCP T若しくはECPTをDMA/DMI−酸混合物に加え、同時に全ての成分を混 合することにより調製されうる。種々のぶ形剤、希釈剤、防腐剤及び上記の他の 任意成分が次に加えられるか又は必須成分の何れかと共に添加可能である。 実施例 本発明の種々の態様から選択された具体例が以下に記載 されるが、これらの具体例は、本発明を限定するものではない。 実施例1 人の水性流動体に注射又は注入するための、約10−約40%の受け入れられ るアルコール、約4−約10重量部のポリエーテルグリコール及び約1−約10 部の非イオン界面活性剤からなる酸性溶液中にDMA1−10部と混合されたC PT又はECPT約0.1−約50.0mg、好ましくは0.1−約10.0m gを含むことからなる治療薬。適したアルコールは無水エチルアルコール及びベ ンジルアルコールを含む。適したポリエーテルグリコールはポリエチレングリコ ール200、ポリエチレングリコール300及びプロピレングリコールを含む。 適した非イオン界面活性剤はポリソルベート−80を含む。好ましい具体例にお いて、供給されるCPT又はECPT治療薬は静脈用注射液の入ったガラス製小 型容器であり、その注射液は無水エチルアルコール、ベンジルアルコール、クエ ン酸、ポリエチレングリコール300及びポリソルベート(”Tween”80 )からなるpH3−4の酸性媒体溶液に1−2mL当たり1mgの最終濃度の有 効成分を含む無菌非水溶液である。 実施例2 第2治療薬は約0.1−2部のアルコール及び約1−1 0部の非イオン界面活性剤からなる酸性溶液中に約0.1mg−約50mg、好 ましくは0.1mg−約10.0mgのCPT又はECPTを含む組成で構成さ れる。適したアルコールは無水エチルアルコール及びベンジルアルコールを含む 。適した非イオン界面活性剤はヒマシ油、落花生油及びオリーブ油のような植物 油をポリオキシエチル化したポリオキシエチル化オイル含む。好ましい具体例に おいて、0.1mg−8.0mgのCPT又は0.1−10.0mgのECPT が、1−10部のDMA、1−10部のクレマホルEL(ポリオキシエチル化ヒ マシ油)、0.1−2重量部の無水エチルアルコール及び最終pH3−4に調節 するための0.1−0.9部のクエン酸からなる混合物に添加され、治療薬とさ れる。 実施例3 軟質ゼラチンカプセル(ゼラチン/グリセリン/ソルビトール/精製物/精製 水からなる)中のCPT又はECPT経口治療薬はDMA1−10部、クエン酸 0.1−0.5重量部、グリセリン1−10重量部、ポリエチレングリコール( 分子量200−300)5−9重量部、無水エチルアルコール全溶液重量に対し て0.2−2重量部、酢酸ナトリウム0.05−0.5重量部、プルロニックF −127又は他の受け入れられるポロキサマー0.05−1.0重量部及びタウ ロコール酸2−10重量部の溶液にCP T又はECPT1.0部を含む。軟質ゼラチンカプセルは本発明の目的にそえば 、いかなる化合物から構成されてもよく、例えばゼラチン、グリセリン、ソルビ トール、精製水及びパラベンの混合物を含む。 本発明の治療薬における酸性pH(特に3−4)の維持は、特に重要で生理的 なpHで起こるHECPTラクトンのE−リング−加水分解カルボキシレートへ の緩やかな転換を減少させる。 臨床静脈注入のためのCPT又はECPTの安定性及び溶解性を更に引き延ば すために、ラクトン安定治療薬は注射又は静脈注入の前に5%デキストロース水 溶液(D5W)で0.001mg/mL−約0.1mg/mLのCPT又はEC PT最終濃度に希釈可能である。 治療薬に耐えられる患者の最大投与量を決めるために、患者は、最初慣用増大 投与量で処理されうる。大江(Ohe)ら及びローゼンベルグ(Rothenb erg)らのデータは、CPT又はECPTの出発安全投与量を決めるために参 考になる。 ラクトン安定CPT又はECPTの投与は種々のスケジュール及び投与量を用 いて行われて良く、例えば次の例をあげることができる。 1.静脈内投与として、21−30日毎に3−5日の連続静脈注入計画を用いる とき、適した投与量は1日当たり0 .1mg−5.4mg/m2であり、21−30日毎に30−90分の静脈注入 の場合、2.0−32.0mg/m2である。 2.他のスケジュールは21−28日毎に静脈注入として90分以上かけて連続 3日投与で毎日1.0−16.0mg/m2である。 3.1日当たり2−4回の分割投与で、3−5日の間低投与量を用いる場合、薬 剤の適した経口投与量は1日当たり0.5−50mg/m2である。 また、入院患者又は通院患者には以下に例示する模範的計画を用い、ラクトン 安定CPT又はECPTが投与される。 1.21−28日毎に90分以上の静脈注入の場合、2.0−33.0mg/m2 が投与される。 2.21−28日毎に静脈注入で90分以上かけて連続3日投与の場合、毎日1 .0−16.0mg/m2が投与される。 3.毎3週間の後2週間休む繰り返しで連続3週間、週に一度90分以上をかけ て既処理患者に1.0−20.0mg/m2の静脈注入が投与される。 4.毎3週間の後2週間休む繰り返しで連続3週間、週に一度90分以上をかけ て未処理患者に2.0−25.0mg/m2の静脈注入が投与される。 5.21−28日毎に連続3−5日0.1−6.0mg/m2/dの静脈注入が 投与される。 名称”クレマホル”、”プルロニック”及び”トリトン”は登録商標名である 。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(1)ラクトン形状(1a’) (式中、Rが水素原子又はエチル基を意味する)が50モル%超過のカンプトテ シン(CPT)又は7−エチルカンプトテシン(ECPT)及び(2)ジメチル イソソルバイド(DMI)又はジメチルアセトアミド(DMA)からなることを 特徴とする酸性溶液又は酸性懸濁液状の調合薬として受け入れられる治療薬。 2.pHが2−5である請求項1記載の治療薬。 3.pHが3−4である請求項2記載の治療薬。 4.前記治療薬が更に、タウロコール酸又は調合薬として受け入れられるその塩 及びポリエチレングリコールを含む請求項1,2又は3記載の治療薬。 5.CPT又はECPT1重量部当たり、1−10重量部のDMI又はDMA、 0.005−0.5重量部の調合薬として受け入れられる酸、1−10重量部の タウロコール 酸又は調合薬として受け入れられるその塩及び1−10重量部のポリエチレング リコールを含む請求項4記載の治療薬。 6.治療薬が更にベンジルアルコール又はグリセリンを含む請求項4記載の治療 薬。 7.治療薬が更にエタノール又はベンジルアルコール、ポリエチレングリコール 及び界面活性剤を含む請求項1,2又は3記載の治療薬。 8.約0.1mg−約50mg、好ましくは約0.1mg−約10.0mgのC PT又はECPT、1−10部のDMI又はDMA、0.1−0.5部の調合薬 として受け入れられる有機カルボキシル酸、5−9重量部のポリエチレングリコ ール、0.1−2.0部のエチル又はベンジルアルコール、及び1−10部の非 イオン界面活性剤からなり該部がCPT又はECPT1重量部当たりであるもの を含む請求項7記載の治療薬。 9.治療薬がクエン酸を含む請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の治 療薬。 10.注射又は静脈注入に適した性状である請求項1,2,3,4,5,6,7, 8又は9記載の治療薬。 11.請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の治療薬を含むカプセル 。 12.癌の処理用である請求項1,2,3,4,5,6,7, 8,9又は10記載の治療薬又は請求項11項記載のカプセル。
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