JPH09512127A - 改良されたディスク基材 - Google Patents

改良されたディスク基材

Info

Publication number
JPH09512127A
JPH09512127A JP7527023A JP52702395A JPH09512127A JP H09512127 A JPH09512127 A JP H09512127A JP 7527023 A JP7527023 A JP 7527023A JP 52702395 A JP52702395 A JP 52702395A JP H09512127 A JPH09512127 A JP H09512127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
less
disk substrate
surface roughness
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7527023A
Other languages
English (en)
Inventor
クウォン,オウ−ホゥン
Original Assignee
サン−ゴバン/ノートン インダストリアル セラミックス コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サン−ゴバン/ノートン インダストリアル セラミックス コーポレイション filed Critical サン−ゴバン/ノートン インダストリアル セラミックス コーポレイション
Publication of JPH09512127A publication Critical patent/JPH09512127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/8404Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers manufacturing base layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/64Record carriers characterised by the selection of the material comprising only the magnetic material without bonding agent
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/73Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
    • G11B5/739Magnetic recording media substrates
    • G11B5/73911Inorganic substrates
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ディスクドライブに使用されるディスク基材に関するものであり、そのディスク基材は、本質的に部分安定化ジルコニアからなり、10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 改良されたディスク基材 発明の背景 現在コンピューターやワードプロセッサーに使用されている情報システムにお いて、データ(即ち、プログラムやファイル)は、ディスクドライブによって記 憶・検索される。ディスクドライブは、一般に、3つの要素、即ち、読取り書込 みヘッド(ヘッド)、アクチュエーターアーム、及びハード磁気ディスク(ディ スク)を有する。図1は、通常のディスクドライブ1を示し、アクチュエーター アーム2がディスク4の上でヘッドを動かし、ヘッド上の回路が、リード(図示 せず)とディスク4の間で情報のビットを磁気的に伝送することができる。図2 は、通常のディスクを開示し、基材(一般に、Al/Mg合金)か、その上に、 無電解又は陽極酸化のコーティング(Ni/P)6、磁気コーティング7、保護 オーバーコート8、及び液体潤滑剤9を堆積する。 一般に、ディスクに記憶される高密度の情報のため、ヘッドは、正確な転送を 確保する目的で、データ伝送の間にディスクに極めて接近しなければならない。 従って、ヘッドとディスクの間のスペース(「浮上量」又は「空隙」と称される )は、約4〜6マイクロインチであることが多い。このような極端に短い距離で は、ヘッドのディスクの双方が非常に平滑でなければならない。このため、ディ スクに使用される材料は、非常に硬質であり且つ微細仕上に供され易くなければ ならない。 ディスクとアクチュエーターアームが互いに相対的に運動すると、空気の流れ が生成し、ヘッドをディスクの上に「浮上(float)」 させる。オペレーションの際、ヘッドが浮上し得ることは、ヘッドのディスクの 間の磨耗を誘引する接触を防ぐが、データ転送の精度を悪くする。ここで、ディ スク又はアームのスタートとストップは、ヘッドとディスクの間の物理的接触を 生じさせることが多い。従って、ディスク基材を耐磨耗性材料から作成すること が望ましい。 上記のように、殆どの一般的なディスクは、Ni/Pと磁気被膜がオーバーコ ートされたMg/Al合金から作成される。この合金は、その優れた耐磨耗性、 剛性、及び研磨適性によるディスクの選択基準の材料として選定されており、現 状の割合に大きいディスクドライブでは良好に機能する。 しかしながら、高まりつつある速度と容量の要請は、ディスクドライブがさら に一層小さくなることを強制している。例えば、現状のハードディスクは直径約 65〜275mmで厚さ0.64mm〜1.5mmであるが、将来は、直径約3 8mm未満で厚さ約0.4mm未満であることが期待されている。同様に、空隙 は2マイクロインチ以下に減らされるであろう。これらの寸法においては、ディ スク基材としてのAl/Mg合金は、将来の薄いディスクに必要な剛性をAl/ Mg合金の弾性率(約80GPaに過ぎない)が提供しないであろう点で問題で ある(必要な剛性は少なくとも約200GPaと思われる)。 この問題に対して、当該技術は、代替のセラミックを使用することを考えてい る。ガラス、ガラスセラミック、アモルファスカーボン、シリコン、チタン、ポ リマー、ステンレス鋼は、次世代のディスク基材の候補であろうと提案されてい る。文献「著者:B.Bhusan、磁気スライダ/硬質ディスク基材材料とディスク 表面加工技術−現状と将来の展望、Advance in Information Storage System,V ol.5,1993,pp.175-209」を参照されたい。また、Bhusanは、こ のグループの中で、最も可能性のあるのはガラス、ガラスセラミック、及びアモ ルファスカーボンであり、それらが適当な弾性率を有するためであると結論して いる。 将来のディスクの基材としての使用が提案されているもう1つの材料はCVD 炭化ケイ素である。文献「Am.Cer.Soc.Bull.Vol.72,No.3(1993年5月),p .74」を参照されたい。しかしながら、CVD炭化ケイ素は、高いコストと方向 性のある(柱状)のグレイン構造の欠点が問題である。 特開昭62−078716号公報は、ディスクドライブに使用されるジルコニ アをベースにした磁気ディスク基材を開示している。しかしながら、この材料の 表面粗さ(Ra)は0.01μm(100オングストローム)に過ぎないと報告 されている。特開昭62−078715号公報も、ディスクドライブに使用され るジルコニアをベースにした磁気ディスク基材を開示している。しかしながら、 この材料の低密度は、さらに劣る表面粗さ(Ra)を生成するものと思われる。 欧州特許出願第0131895号公開明細書も、ディスクドライブに使用され るジルコニアをベースにした磁気ディスク基材を開示している。しかしながら、 全ての開示された材料の最も良好な表面粗さ(Ra)は、0.003μm(30 オングストローム)に過ぎないと報告されている。特開平1−112518号公 報も、ディスクドライブに使用されるジルコニアをベースにした磁気ディスク基 材を開示している。しかしながら、この材料の表面粗さ(Ra)は5〜8nm( 50〜80オングストローム)に過ぎないと報告されている。 このように、優れた耐磨耗性、剛性、及び研磨適性を有するディスクドライブ 材料に対するニーズが存在している。 発明の要旨 本発明によると、部分安定化ジルコニア基材が提供され(好ましくは、ディス クドライブに使用されるディスク基材の形態)、この基材は、本質的に、部分安 定化ジルコニアからなり、10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)を有す る。 また、本発明によると、ディスクドライブに使用されるディスク基材が提供さ れ、この基材は、本質的に、部分安定化ジルコニアからなり、テキスチャー加工 された(textured)表面を有する。 また、本発明によると、a)ヘッド、及びb)下地のディスク(前述のように )を備えたディスクドライブが提供され、使用中のヘッドとディスクの間の空隙 は2マイクロインチ以下である。 また、本発明によると、a)部分安定化ジルコニア基材を、ダイヤモンド又は アルミナのペーストで10オングストローム以下の仕上までポリシングすること を含むプロセスが提供される。 図面の説明 図1は、通常のディスクドライブシステムを示す。 図2は、通常のディスクを示す。 発明の詳細な説明 有望とされるディスク基材の候補材料の殆どは、不十分な靱性又は過度に高い 表面粗さ(Ra)を有すると考えられる。具体的には、それらは次のような靱性 を有する。 これに対し、将来の薄いディスクに必要な靱性は、少なくとも約4MPa・m1/2 であり、表面粗さ(Ra)は10オングストローム以下であろうと考えられ ている。特定の理論に束縛される意図はないが、これらの将来のディスク基材に は、高い靱性が必要と考えられ、増大される記録密度のためには、優れた機械加 工適性と耐損傷性を与え、微細な仕上(低い表面粗さ)が必要なためである。部 分安定化ジルコニアは、一般に少なくとも約7MPa・m1/2の靱性を有し、現 在10オングストローム以下の表面粗さを有するように作成され得るため、この 材料が将来のディスクに必要であろうと考えられる。 本発明の目的に関し、「破壊靱性(fracture toughness)」は、文献「Journal of the American Ceramic Society,64(9),1981,pp.539-44」に記載のカンチ フル(Chantiful)圧子強度法(CITE)によって測定され、表面粗さ「Ra」 は、平均表面からの外形高さの差異の算術平均であると国際的に認知されており 、仕上において言及したグリットサイズは、グリットの平均直径を言う。 全ての通常の部分安定化ジルコニア(PSZ)、例えばイットリア部分安定化 正方晶形ジルコニアの多結晶セラミック(YTZP) が、本発明において使用可能である。一般に、市販の部分安定化ジルコニアは、 少なくとも約30%(約70%以上であることが多い)の正方晶形ジルコニアと 、少なくとも約4.5MPa・m1/2、好ましくは少なくとも約6MPa・m1/2 の靱性を有する。好ましくは、このジルコニアは希土類によって部分安定化され 、より好ましくは希土類酸化物として約2.5モル%〜約6モル%の濃度であり 、最も好ましくは希土類酸化物として約2.5モル%〜約4モル%の濃度である 。 ある態様において、このジルコニアは、ノートン社(ウォルセスター、マサチ ューセッツ州)から入手可能なイットリウム安定化ジルコニアのYZ110であ る。 ジルコニアディスク基材を作成するための任意の通常の方法が使用可能である 。例えば、ある態様において、希土類酸化物粉末とジルコニア粉末が混合され、 その混合物が50〜500MPaでCIP処理され(一軸又は等方)、グリーン 成形体を作成し、そのグリーン成形体を1300℃〜1500℃で0.5〜4時 間焼結して少なくとも95%の密度とし、その焼結体を不活性ガス中で1200 ℃〜1500℃にて0.5〜4時間にわたってHIP処理し、少なくとも99. 9%の密度にする。 最も好ましくは、イットリア粉末とジルコニア粉末が混合され、冷間加圧され 、少なくとも96%の密度まで焼結され、少なくとも99.9%の密度までHI P処理される。 ある態様において、高度に純粋なディスク基材、即ち、0.3%未満の不純物 又は焼結助剤を有する基材が有利であると考えられており、特に不純物又は焼結 助剤が第2相を形成する場合にあてはる。このような典型的な焼結助剤には、シ リカ、鉄、マンガンが挙げられる。焼結助剤を含まないYTZP粉末(大阪の第 一稀元素社(D aiichi Kigenso)(DKK)から入手可能)を使用すると、所望のレベルの表面粗 さ(Ra)に仕上られることができて、且つ所望のレベルの純度を有する部分安 定化ディスク基材が得られることが見出されている。従って、0.3%以下の不 純物又は焼結助剤と、10オングストローム以下の表面粗さを有する部分安定化 ジルコニアディスク基材が提供される。 ある好ましい態様において、0.1%以下の気孔率を有することが有利である と考えられている。市販のDKK粉末から得られるPSZは、所望のレベルの表 面粗さ(Ra)に仕上げられることができて、且つ0.1%以下の気孔率を有す る部分安定化ディスク基材を提供することが見出されている。 ディスクの調製は、一般に、主に2つだけの工程、即ち、薄いセラミック体を 作成し、そのセラミック体を仕上することを必要とするに過ぎない。本発明によ ると、薄いセラミック体を作成する任意の通常方法が使用されることができ、セ ラミックロッドをダイヤモンド鋸でスライスする、テープキャスティングする、 押出する、ダイプレスする方法などが挙げられる。好ましくは、薄いディスク基 材は、ダイヤモンド鋸を用いてセラミックロッドをスライスすることによって作 成される。このスライス体は、約2〜7μmのRaと、約1mm未満、好ましく は約0.5mm未満の厚さを有するディスクを生成することができる。 本発明のディスク基材に必要な仕上を達成することを促進するため、ダイヤモ ンドペーストやアルミナでラッピングするなどの任意の通常のラッピング法が使 用されることができる。ラッピングは、約125オングストローム未満の仕上を 生成することができる。好ましい態様において、ポリシングは、約3〜15μm 、好ましくは10μm未満の平均サイズを有するダイヤモンドペースト又はアル ミナ砥粒のいずれかを選択することを必要とする。 ラッピングされたディスク基材をダイヤモンドペースト又はアルミナでポリシ ングすると、約10オングストローム未満の仕上が得られることが見出されてい る。好ましい態様において、ポリシング工程は、約0.01〜0.2μm、好ま しくは0.1μm未満の平均サイズを有するダイヤモンド、アルミナ又はそれら の混合物を使用する。 精密性のためには滑らかなディスク表面が望ましいが、ディスク基材が過度に 滑らかであると、ヘッドに付着する場合が多い。従って、ディスクは表面テキス チャーを必要とする場合が多い。任意の通常のテキスチャー法が使用されること ができ、サーマルエッチング、レーザーエッチング、ケミカルエッチング、プラ ズマエッチング、及びそれらの組み合わせが挙げられる。ジルコニアをテキスチ ャー処理するためにサーマルエッチングが選択される場合、エッチング温度は、 一般に、約800〜1400℃であり、好ましくは約1000℃で30分間であ る。 別な態様において、ジルコニア強化アルミナが使用されることができ、好まし くはノートン社(ウォルセスター、マサチューセッツ州)から入手可能なAZ6 7である。上記のように、少なくとも約4.5MPa・m1/2、好ましくは少な くとも約5MPa・m1/2の靱性を有する市販のジルコニア強化アルミナをラッ ピング・ポリシングすると、望ましい仕上が得られると考えられる。 さらに別な態様において、炭化ホウ素が選択されることもできる。炭化ホウ素 がディスク基材として選択された場合、任意の通常の炭化ホウ素セラミックが使 用されることができる。炭化ホウ素が、ホットプレス、又は焼結・HIP処理の いずれかであれば、その後の上記のラッピングとポリシングは所望の仕上を生成 すると考えら れる。これは、一般に、少なくとも約435GPaの弾性率を有する。より好ま しくは、炭化ホウ素もまた、約0.1%未満の気孔率と10オングストローム以 下の表面粗さ(Ra)を有する。好ましい態様において、炭化ホウ素は、ノート ン社(ウォルセスター、マサチューセッツ州)から入手可能なホットプレス炭化 ホウ素のNorbideである。 比較例 直径1.5インチ×長さ3インチのノートン社(ウォルセスター、マサチュー セッツ州)から入手したYZ110−Hの無垢のロッドをダイヤモンド鋸でスラ イスした。このスライスした表面を、研削、ラッピング、ポリシング工程のよう な多数の仕上工程に供した。 具体的には、このスライス体を、先ず320グリッドのダイヤモンドブランク (blank)を用いて研削し、約0.110μmの表面粗さ(Ra)を得た。次に、 ラッピングしたスライス体を、下記の表1に示した条件によって、12インチの ラッピング機の上でダイヤモンドを用いて順次ラッピングとポリシングを行った 。 この試験したスライス体は、所望の0.001μm(10オングストローム) の表面粗さ(Ra)に達しなかった。 例1 直径1.5インチ×長さ3インチのノートン社(ウォルセスター、マサチュー セッツ州)から入手したYZ110−Hの無垢のロッドをダイヤモンド鋸でスラ イスし、6つのスライス体A〜Fを得た。スライス体EとFは比較的高い送り速 度でスライスした。これらの6つのスライス体の最も厚い及び最も薄い横断面、 及び表面粗さ(Ra)を表2に示す。表面粗さ(Ra)はTENCORで測定し た。 これらのスライス体を標準的なラッピングとポリシングの工程に供し、次いで 0.05μmのダイヤモンドペーストを用い、TENCOR法で測定して10オ ングストロームの表面粗さ(Ra)まで仕上ポリシングを行った。最後に、スラ イス体の1つを1000℃でサーマルエッチングし、テキスチャー加工を行った 。 例2 第一稀元素社(DKK)から入手の2種の粉末(3モル%のY−TZPと4モ ル%のY−TZP)を200MPaでCIP処理し、グリーンのロッドを作成し 、空気中で1350℃にて60分間焼結 し、少なくとも98%の密度にし、さらにアルゴン中で1350℃と200MP aにて約45分間にわたってHIP処理し、少なくとも99.9%の密度を有す るロッドを作成した。 次いでこの緻密なロッドを直径25.4mm×厚さ0.8mmのディスクにス ライスした。#500グリッドの樹脂ボンドダイヤモンド砥石を用い、これらの スライス体の最終研磨を行った。これらの研磨したディスクブランクを、砥石か ら連続して滴下されるスラリーを用い、鋳鉄ラッピング砥石の上で9μmのアル ミナ砥粒を使用してラッピングした。ラッピングを約30分間にわたって行い、 約125オングストロームの表面粗さを得た。 次いでこれらのラッピングしたスライス体を、0.05μmのアルミナ/ダイ ヤモンドペーストを用い、TENCOR法で測定して10オングストロームの表 面粗さ(Ra)まで最終ポリシングを行った。 例3 この例は例2と実質的に同じであるが、但し、ラッピング工程において9μm のアルミナのみを使用し、最終ポリシング工程において50nmのアルミナのみ を使用した。得られたディスク基材は、TENCOR法で測定して10オングス トロームの表面粗さを有していた。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月21日 【補正内容】 明細書 改良されたディスク基材 発明の背景 現在コンピューターやワードプロセッサーに使用されている情報システムにお いて、データ(即ち、プログラムやファイル)は、ディスクドライブによって記 憶・検索される。ディスクドライブは、一般に、3つの要素、即ち、読取り書込 みヘッド(ヘッド)、アクチュエーターアーム、及びハード磁気ディスク(ディ スク)を有する。図1は、通常のディスクドライブ1を示し、アクチュエーター アーム2がディスク4の上でヘッドを動かし、ヘッド上の回路が、リード(図示 せず)とディスク4の間で情報のビットを磁気的に伝送することができる。図2 は、通常のディスクを開示し、基材(一般に、Al/Mg合金)が、その上に、 無電解又は陽極酸化のコーティング(Ni/P)6、磁気コーティング7、保護 オーバーコート8、及び液体潤滑剤9を堆積する。 一般に、ディスクに記憶される高密度の情報のため、ヘッドは、正確な転送を 確保する目的で、データ伝送の間にディスクに極めて接近しなければならない。 従って、ヘッドとディスクの間のスペース(「浮上量」又は「空隙」と称される )は、約100〜150nm(4〜6マイクロインチ)であることが多い。この ような極端に短い距離では、ヘッドのディスクの双方が非常に平滑でなければな らない。このため、ディスクに使用される材料は、非常に硬質であり且つ微細仕 上に供され易くなければならない。 ディスクとアクチュエーターアームが互いに相対的に運動すると、空気の流れ が生成し、ヘッドをディスクの上に「浮上(float)」 させる。オペレーションの際、ヘッドが浮上し得ることは、ヘッドのディスクの 間の磨耗を誘引する接触を防ぐが、データ転送の精度を悪くする。ここで、ディ スク又はアームのスタートとストップは、ヘッドとディスクの間の物理的接触を 生じさせることが多い。従って、ディスク基材を耐磨耗性材料から作成すること が望ましい。 上記のように、殆どの一般的なディスクは、Ni/Pと磁気被膜がオーバーコ ートされたMg/Al合金から作成される。この合金は、その優れた耐磨耗性、 剛性、及び研磨適性によるディスクの選択基準の材料として選定されており、現 状の割合に大きいディスクドライブでは良好に機能する。 しかしながら、高まりつつある速度と容量の要請は、ディスクドライブがさら に一層小さくなることを強制している。例えば、現状のハードディスクは直径約 65〜275mmで厚さ0.64mm〜1.5mmであるが、将来は、直径約3 8mm未満で厚さ約0.4mm未満であることが期待されている。同様に、空隙 は50nm(2マイクロインチ)以下に減らされるであろう。これらの寸法にお いては、ディスク基材としてのAl/Mg合金は、将来の薄いディスクに必要な 剛性をAl/Mg合金の弾性率(約80GPaに過ぎない)が提供しないであろ う点で問題である(必要な剛性は少なくとも約200GPaと思われる)。 この問題に対して、当該技術は、代替のセラミックを使用することを考えてい る。ガラス、ガラスセラミック、アモルファスカーボン、シリコン、チタン、ポ リマー、ステンレス鋼は、次世代のディスク基材の候補であろうと提案されてい る。文献「著者:B.Bhusan、磁気スライダ/硬質ディスク基材材料とディスク 表面加工技術−現状と将来の展望、Advance in Information Storage System,V ol.5,1993,pp.175-209」を参照されたい。また、Bhusanは、こ のグループの中で、最も可能性のあるのはガラス、ガラスセラミック、及びアモ ルファスカーボンであり、それらが適当な弾性率を有するためであると結論して いる。 将来のディスクの基材としての使用が提案されているもう1つの材料はCVD 炭化ケイ素である。文献「Am.Cer.Soc.Bull.Vol.72,No.3(1993年5月),p .74」を参照されたい。しかしながら、CVD炭化ケイ素は、高いコストと方向 性のある(柱状)のグレイン構造の欠点が問題である。 特開昭62−078716号公報は、ディスクドライブに使用されるジルコニ アをベースにした磁気ディスク基材を開示している。しかしながら、この材料の 表面粗さ(Ra)は0.01μm(100オングストローム)に過ぎないと報告 されている。特開昭62−078715号公報も、ディスクドライブに使用され るジルコニアをベースにした磁気ディスク基材を開示している。しかしながら、 この材料の低密度は、さらに劣る表面粗さ(Ra)を生成するものと思われる。 欧州特許出願第0131895号公開明細書も、ディスクドライブに使用され るジルコニアをベースにした磁気ディスク基材を開示している。しかしながら、 全ての開示された材料の最も良好な表面粗さ(Ra)は、0.003μm(30 オングストローム)に過ぎないと報告されている。特開平1−112518号公 報も、ディスクドライブに使用されるジルコニアをベースにした磁気ディスク基 材を開示している。しかしながら、この材料の表面粗さ(Ra)は5〜8nm( 50〜80オングストローム)に過ぎないと報告されている。 このように、優れた耐磨耗性、剛性、及び研磨適性を有するディスクドライブ 材料に対するニーズが存在している。 発明の要旨 本発明によると、部分安定化ジルコニア基材が提供され(好ましくは、ディス クドライブに使用されるディスク基材の形態)、この基材は、本質的に、部分安 定化ジルコニアからなり、1nm(10オングストローム)以下の表面粗さ(R a)を有する。 また、本発明によると、ディスクドライブに使用されるディスク基材が提供さ れ、この基材は、本質的に、部分安定化ジルコニアからなり、テキスチャー加工 された(textured)表面を有する。 また、本発明によると、a)ヘッド、及びb)下地のディスク(前述のように )を備えたディスクドライブが提供され、使用中のヘッドとディスクの間の空隙 は50nm(2マイクロインチ)以下である。 また、本発明によると、a)部分安定化ジルコニア基材を、ダイヤモンド又は アルミナのペーストで1nm(10オングストローム)以下の仕上までポリシン グすることを含むプロセスが提供される。 図面の説明 図1は、通常のディスクドライブシステムを示す。 図2は、通常のディスクを示す。 発明の詳細な説明 有望とされるディスク基材の候補材料の殆どは、不十分な靱性又は過度に高い 表面粗さ(Ra)を有すると考えられる。具体的には、それらは次のような靱性 を有する。 これに対し、将来の薄いディスクに必要な靱性は、少なくとも約4MPa・m1/2 であり、表面粗さ(Ra)は1nm(10オングストローム)以下であろう と考えられている。特定の理論に束縛される意図はないが、これらの将来のディ スク基材には、高い靱性が必要と考えられ、増大される記録密度のためには、優 れた機械加工適性と耐損傷性を与え、微細な仕上(低い表面粗さ)が必要なため である。部分安定化ジルコニアは、一般に少なくとも約7MPa・m1/2の靱性 を有し、現在1nm(10オングストローム)以下の表面粗さを有するように作 成され得るため、この材料が将来のディスクに必要であろうと考えられる。 本発明の目的に関し、「破壊靱性(fracture toughness)」は、文献「Journal of the American Ceramic Society,64(9),1981,pp.539-44」に記載のカンチ フル(Chantiful)圧子強度法(CITE)によって測定され、表面粗さ「Ra」 は、平均表面からの外形高さの差異の算術平均であると国際的に認知されており 、仕上において言及したグリットサイズは、グリットの平均直径を言う。 全ての通常の部分安定化ジルコニア(PSZ)、例えばイットリア部分安定化 正方晶形ジルコニアの多結晶セラミック(YTZP) が、本発明において使用可能である。一般に、市販の部分安定化ジルコニアは、 少なくとも約30%(約70%以上であることが多い)の正方晶形ジルコニアと 、少なくとも約4.5MPa・m1/2、好ましくは少なくとも約6MPa・m1/2 の靱性を有する。好ましくは、このジルコニアは希土類によって部分安定化され 、より好ましくは希土類酸化物として約2.5モル%〜約6モル%の濃度であり 、最も好ましくは希土類酸化物として約2.5モル%〜約4モル%の濃度である 。 ある態様において、このジルコニアは、ノートン社(ウォルセスター、マサチ ューセッツ州)から入手可能なイットリウム安定化ジルコニアのYZ110であ る。 ジルコニアディスク基材を作成するための任意の通常の方法が使用可能である 。例えば、ある態様において、希土類酸化物粉末とジルコニア粉末が混合され、 その混合物が50〜500MPaでCIP処理され(一軸又は等方)、グリーン 成形体を作成し、そのグリーン成形体を1300℃〜1500℃で0.5〜4時 間焼結して少なくとも95%の密度とし、その焼結体を不活性ガス中で1200 ℃〜1500℃にて0.5〜4時間にわたってHIP処理し、少なくとも99. 9%の密度にする。 最も好ましくは、イットリア粉末とジルコニア粉末が混合され、冷間加圧され 、少なくとも96%の密度まで焼結され、少なくとも99.9%の密度までHI P処理される。 ある態様において、高度に純粋なディスク基材、即ち、0.3%未満の不純物 又は焼結助剤を有する基材が有利であると考えられており、特に不純物又は焼結 助剤が第2相を形成する場合にあてはる。このような典型的な焼結助剤には、シ リカ、鉄、マンガンが挙げられる。焼結助剤を含まないYTZP粉末(大阪の第 一稀元素社(D aiichi Kigenso)(DKK)から入手可能)を使用すると、所望のレベルの表面粗 さ(Ra)に仕上られることができて、且つ所望のレベルの純度を有する部分安 定化ディスク基材が得られることが見出されている。従って、0.3%以下の不 純物又は焼結助剤と、1nm(10オングストローム)以下の表面粗さを有する 部分安定化ジルコニアディスク基材が提供される。 ある好ましい態様において、0.1%以下の気孔率を有することが有利である と考えられている。市販のDKK粉末から得られるPSZは、所望のレベルの表 面粗さ(Ra)に仕上げられることができて、且つ0.1%以下の気孔率を有す る部分安定化ディスク基材を提供することが見出されている。 ディスクの調製は、一般に、主に2つだけの工程、即ち、薄いセラミック体を 作成し、そのセラミック体を仕上することを必要とするに過ぎない。本発明によ ると、薄いセラミック体を作成する任意の通常方法が使用されることができ、セ ラミックロッドをダイヤモンド鋸でスライスする、テープキャスティングする、 押出する、ダイプレスする方法などが挙けられる。好ましくは、薄いディスク基 材は、ダイヤモンド鋸を用いてセラミックロッドをスライスすることによって作 成される。このスライス体は、約2〜7μmのRaと、約1mm未満、好ましく は約0.5mm未満の厚さを有するディスクを生成することができる。 本発明のディスク基材に必要な仕上を達成することを促進するため、ダイヤモ ンドペーストやアルミナでラッピングするなどの任意の通常のラッピング法が使 用されることができる。ラッピングは、約12.5nm(125オングストロー ム)未満の仕上を生成することができる。好ましい態様において、ポリシングは 、約3〜15μm、好ましくは10μm未満の平均サイズを有するダイヤモンド ペースト又はアルミナ砥粒のいすれかを選択することを必要とする。 ラッピングされたディスク基材をダイヤモンドペースト又はアルミナでポリシ ングすると、約1nm(10オングストローム)未満の仕上が得られることが見 出されている。好ましい態様において、ポリシング工程は、約0.01〜0.2 μm、好ましくは0.1μm未満の平均サイズを有するダイヤモンド、アルミナ 又はそれらの混合物を使用する。 精密性のためには滑らかなディスク表面が望ましいが、ディスク基材が過度に 滑らかであると、ヘッドに付着する場合が多い。従って、ディスクは表面テキス チャーを必要とする場合が多い。任意の通常のテキスチャー法が使用されること ができ、サーマルエッチング、レーザーエッチング、ケミカルエッチング、プラ ズマエッチング、及びそれらの組み合わせが挙げられる。ジルコニアをテキスチ ャー処理するためにサーマルエッチングが選択される場合、エッチング温度は、 一般に、約800〜1400℃であり、好ましくは約1000℃で30分間であ る。 別な態様において、ジルコニア強化アルミナが使用されることができ、好まし くはノートン社(ウォルセスター、マサチューセッツ州)から入手可能なAZ6 7である。上記のように、少なくとも約4.5MPa・m1/2、好ましくは少な くとも約5MPa・m1/2の靱性を有する市販のジルコニア強化アルミナをラッ ピング・ポリシングすると、望ましい仕上が得られると考えられる。 さらに別な態様において、炭化ホウ素が選択されることもできる。炭化ホウ素 がディスク基材として選択された場合、任意の通常の炭化ホウ素セラミックが使 用されることができる。炭化ホウ素が、ホットプレス、又は焼結・HIP処理の いずれかであれば、その後 の上記のラッピングとポリシングは所望の仕上を生成すると考えられる。これは 、一般に、少なくとも約435GPaの弾性率を有する。より好ましくは、炭化 ホウ素もまた、約0.1%未満の気孔率と1nm(10オングストローム)以下 の表面粗さ(Ra)を有する。好ましい態様において、炭化ホウ素は、ノートン 社(ウォルセスター、マサチューセッツ州)から入手可能なホットプレス炭化ホ ウ素のNorbideである。 比較例 直径3.81cm(1.5インチ)×長さ7.62cm(3インチ)のノート ン社(ウォルセスター、マサチューセッツ州)から入手したYZ110−Hの無 垢のロッドをダイヤモンド鋸でスライスした。このスライスした表面を、研削、 ラッピング、ポリシング工程のような多数の仕上工程に供した。 具体的には、このスライス体を、先ず320グリッドのダイヤモンドブランク (blank)を用いて研削し、約0.110μmの表面粗さ(Ra)を得た。次に、 ラッピングしたスライス体を、下記の表1に示した条件によって、30.48c m(12インチ)のラッピング機の上でダイヤモンドを用いて順次ラッピングと ポリシングを行った。 この試験したスライス体は、所望の0.001μm(10オングストローム) の表面粗さ(Ra)に達しなかった。 例1 直径3.81cm(1.5インチ)×長さ7.62cm(3インチ)のノート ン社(ウォルセスター、マサチューセッツ州)から入手したYZ110−Hの無 垢のロッドをダイヤモンド鋸でスライスし、6つのスライス体A〜Fを得た。ス ライス体EとFは比較的高い送り速度でスライスした。これらの6つのスライス 体の最も厚い及び最も薄い横断面、及び表面粗さ(Ra)を表2に示す。表面粗 さ(Ra)はTENCORで測定した。 これらのスライス体を標準的なラッピングとポリシングの工程に供し、次いで 0.05μmのダイヤモンドペーストを用い、TENCOR法で測定して1nm (10オングストローム)の表面粗さ(Ra)まで仕上ポリシングを行った。最 後に、スライス体の1つを1000℃でサーマルエッチングし、テキスチャー加 工を行った。 例2 第一稀元素社(DKK)から入手の2種の粉末(3モル%のY−TZPと4モ ル%のY−TZP)を200MPaでCIP処理し、グリーンのロッドを作成し 、空気中で1350℃にて60分間焼結し、少なくとも98%の密度にし、さら にアルゴン中で1350℃と200MPaにて約45分間にわたってHIP処理 し、少なくとも99.9%の密度を有するロッドを作成した。 次いでこの緻密なロッドを直径25.4mm×厚さ0.8mmのディスクにス ライスした。#500グリッドの樹脂ボンドダイヤモンド砥石を用い、これらの スライス体の最終研磨を行った。これらの研磨したディスクブランクを、砥石か ら連続して滴下されるスラリーを用い、鋳鉄ラッピング砥石の上で9μmのアル ミナ砥粒を使用してラッピングした。ラッピングを約30分間にわたって行い、 約12.5nm(125オングストローム)の表面粗さを得た。 次いでこれらのラッピングしたスライス体を、0.05μmのアルミナ/ダイ ヤモンドペーストを用い、TENCOR法で測定して1nm(10オングストロ ーム)の表面粗さ(Ra)まで最終ポリシングを行った。 例3 この例は例2と実質的に同じであるが、但し、ラッピング工程において9μm のアルミナのみを使用し、最終ポリシング工程において50nmのアルミナのみ を使用した。得られたディスク基材は、TENCOR法で測定して1nm(10 オングストローム)の表面粗さを有していた。 請求の範囲 1.ディスクドライブに使用され、部分安定化ジルコニアとジルコニア強化ア ルミナからなる群より選択され、1nm(10オングストローム)以下の表面粗 さ(Ra)を有するディスク基材。 2.希土類酸化物として約2.5モル%〜約6モル%の希土類を含む部分安定 化ジルコニアから本質的になる請求の範囲第1項に記載のディスク基材。 3.0.3%以下の不純物レベルを有する請求の範囲第2項に記載のディスク 基材。 4.0.1%以下の気孔率を有する請求の範囲第2項に記載のディスク基材。 5.部分安定化ジルコニアが、希土類酸化物として約4モル%の希土類を含む 請求の範囲第2項に記載のディスク基材。 6.a)ヘッド、及び b)請求の範囲第1項に記載のディスク基材を備えたディスクを含み、ヘッド とディスクの間の空隙が2マイクロインチ以下であるディスクドライブ。 7.a)部分安定化ジルコニアとジルコニア強化アルミナからなる群より選択 されたディスク基材を、約3μm〜15μmのグリッドサイズを有するダイヤモ ンド若しくはアルミナのペースト又はそれらの混合物を用いて、約50〜125 オングストロームの表面粗さ(Ra)までラッピングし、 b)そのディスク基材を、ダイヤモンド若しくはアルミナのペースト又はそれ らの混合物を用いて、10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)までポリシ ングする、工程を含むディスク基材の製造方法。 8.本質的に部分安定化ジルコニアからなり、10オングストローム以下の表 面粗さ(Ra)を有し、 a)本質的に部分安定化ジルコニアからなるディスク基材を、約3μm〜15 μmのグリッドサイズを有するダイヤモンド若しくはアルミナのペースト又はそ れらの混合物を用いて、約125オングストローム以下の表面粗さ(Ra)まで ラッピングし、 b)そのディスク基材を、0.01〜0.2μmのグリッドサイズを有するダ イヤモンド若しくはアルミナのペースト又はそれらの混合物を用いて10オング ストローム以下の表面粗さ(Ra)までポリシングする、工程を含む方法によっ て製造された部分安定化ジルコニア基材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ディスクドライブに使用され、本質的に部分安定化ジルコニアからなり、 10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)を有するディスク基材。 2.部分安定化ジルコニアが、希土類酸化物として約2.5モル%〜約6モル %の希土類を含む請求の範囲第1項に記載のディスク基材。 3.テキスチャー加工された表面を有する請求の範囲第2項に記載のディスク 基材。 4.テキスチャー加工された表面が、サーマルエッチング、ケミカルエッチン グ、及びプラズマエッチングからなる群より選択された方法によって形成された 請求の範囲第3項に記載のディスク基材。 5.0.3%以下の不純物と焼結レベルを有する請求の範囲第1項に記載のデ ィスク基材。 6.0.1%以下の気孔率を有する請求の範囲第1項に記載のディスク基材。 7.ディスクドライブに使用され、本質的に部分安定化ジルコニアからなり、 テキスチャー加工された表面を有するディスク基材。 8.部分安定化ジルコニアが、希土類酸化物として約2.5モル%〜約4モル %の希土類を含む請求の範囲第7項に記載のディスク基材。 9.テキスチャー加工された表面が、サーマルエッチング、ケミカルエッチン グ、及びプラズマエッチングからなる群より選択された方法によって形成された 請求の範囲第8項に記載のディスク基材。 10.0.3%以下の不純物と焼結レベルを有する請求の範囲第7項に記載の ディスク基材。 11.0.1%以下の気孔率を有する請求の範囲第7項に記載のディスク基材 。 12.a)ヘッド、及び b)請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載のディスク基材を備えたディ スク、 を含み、ヘッドとディスクの間の空隙が2マイクロインチ以下であるディスクド ライブ。 13.a)本質的に部分安定化ジルコニアからなる基材を、0.01μm〜0 .2μmのグリッドサイズを有するダイヤモンド又はアルミナのペーストを用い て10オングストローム以下の表面粗さまでポリシングする、工程を含む基材の 製造方法。 14.b)ディスク基材をテキスチャー加工する、工程をさらに含む請求の範 囲第13項に記載の方法。 15.サーマルエッチング、ケミカルエッチング、及びプラズマエッチングか らなる群より選択された方法によってテキスチャー加工を行う請求の範囲第14 項に記載の方法。 16.c)ディスク基材上にオーバーコートを堆積させ、ディスクを作成する 、工程をさらに含む請求の範囲第14項に記載の方法。 17.d)ヘッドとディスクの間に2マイクロインチ以下の浮遊量を形成する ように、ヘッドを有するディスクドライブにディスクを配置する、工程をさらに 含む請求の範囲第16項に記載の方法。 18.a)本質的に部分安定化ジルコニアからなるディスク基材を、約3μm 〜15μmのグリッドサイズを有するダイヤモンド若しくはアルミナのペースト 又はそれらの混合物を用いて、約125 オングストローム以下の表面粗さ(Ra)までラッピングし、 b)そのディスク基材を、ダイヤモンド若しくはアルミナのペースト又はそれ らの混合物を用いて、10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)までポリシ ングする、工程を含むディスク基材の製造方法。 19.本質的に部分安定化ジルコニアからなり、10オングストローム以下の 表面粗さ(Ra)を有する部分安定化ジルコニア基材。 20.部分安定化ジルコニアが、希土類酸化物として、約2.5モル%〜約6 モル%の希土類を含む請求の範囲第19項に記載のディスク基材。 21.希土類がイットリウムである請求の範囲第20項に記載のディスク基材 。 22.希土類の濃度が希土類酸化物として4モル%である請求の範囲第21項 に記載のディスク基材。 23.ディスクドライブに使用され、本質的に炭化ホウ素からなるディスク基 材。 24.炭化ホウ素が、少なくとも約435GPaの弾性率、約0.1%未満の 気孔率、及び10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)を有する請求の範囲 第23項に記載のディスク基材。 25.ディスクドライブに使用され、本質的にジルコニア強化アルミナからな り、10オングストローム以下の表面粗さ(Ra)を有するディスク基材。 26.本質的に部分安定化ジルコニアからなり、10オングストローム以下の 表面粗さ(Ra)を有し、 a)本質的に部分安定化ジルコニアからなるディスク基材を、約3μm〜15 μmのグリッドサイズを有するダイヤモンド若しくは アルミナのペースト又はそれらの混合物を用いて、約125オングストローム以 下の表面粗さ(Ra)までラッピングし、 b)そのディスク基材を、0.01〜0.2μmのグリッドサイズを有するダ イヤモンド若しくはアルミナのペースト又はそれらの混合物を用いて10オング ストローム以下の表面粗さ(Ra)までポリシングする、工程を含む方法によっ て製造された部分安定化ジルコニア基材。
JP7527023A 1994-04-19 1995-04-18 改良されたディスク基材 Pending JPH09512127A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23004494A 1994-04-19 1994-04-19
US08/230,044 1994-04-19
PCT/US1995/004325 WO1995028703A1 (en) 1994-04-19 1995-04-18 Improved disk substrate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09512127A true JPH09512127A (ja) 1997-12-02

Family

ID=22863733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7527023A Pending JPH09512127A (ja) 1994-04-19 1995-04-18 改良されたディスク基材

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0756743A1 (ja)
JP (1) JPH09512127A (ja)
KR (1) KR970702550A (ja)
CN (1) CN1147312A (ja)
CA (1) CA2188150A1 (ja)
WO (1) WO1995028703A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3311308B2 (ja) * 1998-03-03 2002-08-05 株式会社オハラ 垂直磁気記録媒体用ガラスセラミックス基板
US6383645B1 (en) * 1998-03-23 2002-05-07 Kabushiki Kaisha Ohara Glass-ceramic substrate for an information storage medium
CN1151622C (zh) * 2000-12-18 2004-05-26 信息产业部电信传输研究所 基于多径信道能量窗重心跟踪环路的导频信道跟踪方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022733A (ja) * 1983-07-19 1985-02-05 Hitachi Metals Ltd 磁気デイスク基板
JPH0715753B2 (ja) * 1985-08-22 1995-02-22 株式会社日立製作所 磁気記録媒体
JPH0740350B2 (ja) * 1985-09-30 1995-05-01 京セラ株式会社 磁気デイスク基板
US4738885A (en) * 1986-02-24 1988-04-19 Kyocera Corporation Magnetic disk, substrate therefor and process for preparation thereof

Also Published As

Publication number Publication date
KR970702550A (ko) 1997-05-13
CN1147312A (zh) 1997-04-09
CA2188150A1 (en) 1995-10-26
WO1995028703A1 (en) 1995-10-26
EP0756743A1 (en) 1997-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4738885A (en) Magnetic disk, substrate therefor and process for preparation thereof
US6194045B1 (en) Rigid disc substrate comprising a central hard core substrate with a hard, thermally and mechanically matched overlying smoothing layer and method for making the same
US20090151267A1 (en) Multifunction abrasive tool with hybrid bond
JP3933523B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド用セラミックス基板材料
US5916655A (en) Disk substrate
JPH09512127A (ja) 改良されたディスク基材
US5824386A (en) Zirconia disk substrate having high surface finish
US5850329A (en) Magnetic recording device components
US5820960A (en) Thin zirconia disk substrate
JP2000103667A (ja) Al2O3−TiC系焼結体及びこれを用いた薄膜磁気ヘッド用基板
US6437943B1 (en) Silicon carbide substrate for forming magnetic head
US5060097A (en) Magnetic disc file including a slider which exhibits reduced deformation during operation
JP2523908B2 (ja) 磁気ディスク装置及び薄膜磁気ヘッド並びに薄膜磁気ヘッド作製用ウエハ
JP3215000B2 (ja) 記録再生ヘッドスライダー用非磁性セラミックスおよびその製造方法
JP3085623B2 (ja) 記録再生ヘッド用非磁性セラミックスおよびその製造方法
JP4270066B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド用基板およびこれを用いた薄膜磁気ヘッド
JP3896358B2 (ja) 磁気ヘッド用基板材料、磁気ヘッド用基板、ヘッドスライダおよび磁気ヘッド用基板の製造方法
MXPA96004967A (en) Improved substrate for di
JP3121979B2 (ja) 記録再生ヘッド用非磁性セラミックスおよびその製造方法
JP3121986B2 (ja) 記録再生ヘッド用非磁性セラミックス
JPH05246763A (ja) セラミックス焼結体
JP4237899B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド用基板の製造方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP3121984B2 (ja) 記録再生ヘッド用非磁性セラミックス
JPH08171713A (ja) 磁気記録媒体
JPH05217117A (ja) 薄膜磁気ヘッド