JPH09511954A - スライドブランク - Google Patents

スライドブランク

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JPH09511954A
JPH09511954A JP7526496A JP52649695A JPH09511954A JP H09511954 A JPH09511954 A JP H09511954A JP 7526496 A JP7526496 A JP 7526496A JP 52649695 A JP52649695 A JP 52649695A JP H09511954 A JPH09511954 A JP H09511954A
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JP7526496A
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ロジャー エイ. ボッグス,
ワレン ディー. スラファー,
スティーブン ジェイ. テルファー,
マイケル ジェイ. ザロー,
Original Assignee
ポラロイド コーポレイション
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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Abstract

(57)【要約】 スライドブランクは、支持体と;実質的に透明な中央部および中央部を囲む不透明な周縁部を有するマスク層と;可視光に対して実質的に感光性ではなく化学線照射により画像形成可能であって、透過により視覚化され得る画像を形成する画像形成層とを備える。支持体および画像形成層が本質的にマスク層の透明な中央部全体にわたって延びるように、支持体、マスク層および画像形成層が互いに固定され、マスク層の中央部に近接する支持体の少なくとも一部は実質的に透明である。このスライドブランクは、画像形成されて台付きスライドを容易に形成し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 スライドブランク 発明の背景 本願と同時に出願されたポラロイド社の国際出願第PCT/US95/04395(刊行物番 号、WO95/27622)に留意されたい。この同時係属国際出願は、本発明のスライド ブランク(slideblank)に一般的に類似しているが、スライドブランク内の特定 の位置に画像形成層を有するスライドブランクを記載しおよび特許請求する。 本発明は、スライドブランク、このブランクから作製されるスライド、および スライドブランクに画像形成するプロセスに関する。本明細書において、用語「 スライドブランク」は、画像を有さないスライドに似ており、そして、画像形成 時にただちに映写に適切な台付きスライドを形成するユニットを表すために用い られる。 従来より、スライドは、代表的には、コンピューターまたは類似の画像処理装 置からデジタル画像を受信し、そしてフィルムを露光するカメラまたはフィルム レコーダー(例えば、ポラロイド社よりCI-5000フィルムレコーダーとして販売 されている)のいずれかを用いて、ハロゲン化銀のロールフィルムを露光するこ とにより製造されている。いずれの場合も、フィルム上には、可視画像を得るた めに現像および固定化を要する潜像しか得られない。現像および固定化の後、フ ィルム上の種々の画像は互いに分けられ、画像化されたフィルムの各々の部分は スライド台内に配置することにより台に取り付けられる。従来のスライド台は、 代表的には、プラスチック、カードまたは他の相対的に剛直な材料でなる2つの 矩形シートからなり、各シートは、矩形の中央の切り抜きまたは「窓」を有して いる。現像および固定化されたフィルムの部分はスライド台の2つのシート間に 挟まれ、これによりその画像は、互いに整列されかつ画像と共に整列される2つ の窓を介した透過により視覚化され得る。スライド台の2つのシートおよびフィ ルムの部分は全て、互いに固定される。 このような従来のスライドは、いくつかの異なる問題点を有し、それらのほと んどが、発表用のグラフィックスライドを作製するユーザーに深刻に受け止めら れている。ハロゲン化銀のロールフィルムに関しては、スライドフィルムのロー ルの各々は、多く(代表的には、12、20、24または36)の画像を作製し得、そし て製版(process)前にすべてのロールを露光するか、またはロールの露光され ない部分を無駄にしなければならない。さらに、潜像の現像および固定化は、製 版装置(processing equipment)への実質的な設備投資を必要とするか、あるい は、独立した写真製版器(photographic processor)を使用することによる固有 の遅延が生じる。発表用のグラフィックスライドを定期的に作製し、そしてフィ ルムレコーダーへの「自前の」アクセスを有するユーザーでさえも、基本的にフ ィルムを現像および固定化するためにこのような製版器に頼る。そのため、フィ ルムの露光と仕上がったスライドの利用との間に、数時間から1日の遅れを生じ る。 ポラロイド社は、登録商標「POLACHROME」として、拡散転写フィルムユニット を備えるスライドフィルム(「インスタントフィルム」)を販売する;これらの スライドフィルム、およびこれらを製版するための装置は、例えば、Liggeroら の「The Polaroid 35 mm Instant Slide System」,J.Imaging Technology,10 ,1-9(1984)、ならびに、Sturge,J.,Walworth,V.,およびShepp,A.(編) 、「Imaging Processes and Materials(Neblette's Eighth Edition)」,Van No strand Reinhold,New York(1989),194-95頁および210-11頁に記載されている 。これらのスライドフィルムは、複数の感光性要素(これらは、従来のハロゲン 化銀フィルムと同様にして露光される)を備えている。できるだけ多くの所望の 感光性要素が露光された後、フィルム全体が、特別に設計された装置に送られ、 画像受信要素上で現像および画像形成が行なわれる。次いで、画像受信要素が感 光性要素から剥がされ、互いに分けられ、そして、従来のスライドフィルムと同 様にして台に取り付けられる。このタイプのスライドフィルムは、従来のスライ ドフィルムの製版時に固有の遅れを解消できるものの、依然としてフィルムのす べての感光性要素が現像前に露光されなければならないか、残りの部分を無駄に しなければならない。さらに、作製された台付きスライドは従来のスライドフィ ルムから得られるものと同様であり、従って、従来の台付きスライドの問題点( 後 述)を有している。 従来のスライドはまた、仕上がったスライドの物理的形態に関連した問題点を 有している。スライドを非常に頻繁に用いる間のフィルムの部分の移動(例えば 、発表会で、スライドを繰り返し発表に用いる場合または自動スライド変更器を 用いる場合に起こり得る)を防止するように、フィルムの部分をスライド台の2 つの部分の間にしっかりと固定するのは容易ではない。スライド台に対してフィ ルム部分がたとえわずかしか動かなかったとしても、映写画像の一端に不快な白 い筋(strip)が現れてしまう。さらに、従来のスライドにおいては、弱いフィ ルムの部分がスライド台の窓を介して露光され、そして例えば、取扱中のユーザ ーの指紋により、容易に損傷するか、または跡が残る。さらに、映写中に露光さ れた比較的柔軟なフィルムの部分が受ける加熱により、フィルムの部分が映写レ ンズの焦点面からはずれて歪んでしまう場合が多い。このような歪みは、映写画 像の質に悪影響を与え得る。このような傷跡または歪みを防止するかまたは減少 させるために、いわゆる「ガラス台」が用いられる場合がある。これらのガラス 台は、従来のスライド台に似ているが、スライド台の窓にわたって延びる2枚の 薄い透明なガラスシートの間にフィルムの部分を挟んでいる。ガラス台は、フィ ルムの部分の突発的な傷痕または歪みの危険性を確かに減少させるが、ガラスシ ート自体がもろく、そして容易に壊れる。さらに、ほこりまたは他の粒子がガラ スシートとフィルムの部分との間に取り込まれ得、スライドを映写する際に画像 上に所望でない汚れ(artifact)を生じさせてしまう。 ガラス台の使用の有無にかかわらず、窓とスライド台の残りの部分との厚みの 差は、画像周辺に延びる「段差」を残してしまう。この段差は、ほこり、繊維お よび他の砕片(これらは、フィルムの部分を傷つけることなく取り除くのが困難 であり、そしてスライドを映写する際に所望でない汚れを生じさせ得る)を取り 込み易い。 従来のスライドは、得られ得る画像の形状に制限を加える。スライド台は、通 常、固定された縦横比を有する窓を設けて作製されるだけであり、画像がこの縦 横比に合致しなければならないか、あるいは、窓の一部が光不透過性の領域によ って覆われなければならない。これにより、映写により見られる画像のサイズが 減少する。所望により、肖像または風景のいずれかの向きの画像が作製され得る ことは明らかであるが、発表が両方の向きのスライドを含む場合には、ユーザー はスライドを映写機に正しい方向に手動で配置しなければならず、そして頻繁に スライドを用いるユーザーのほとんどは、スライドが不注意で誤った方向に示さ れて当惑したことがあるだろう。 しかし、従来のスライドの最大の問題点は、おそらく、画像に関連し、そして 台付きスライド上で見ることができる1つまたはそれ以上の同定指標(indicia )(例えば、作製の時刻および日付、シリーズにおけるスライドの番号、または 画像作製に用いられたデータファイル名)を維持する(keep)装備が全くないと いうことである。露光の際ネガの小さな領域に時刻、および日付または他のユー ザーにより規定された指標を配置し得る背部を有するカメラは公知であり、その 結果、このネガから作製される反射印画(reflection print)は、通常、印画の 目立たない隅に指標を表示する。このような視認される指標を設けることは、ス ライドにおいては実用的でない。なぜなら、ユーザーは、スライドを映写機に配 置する前にスライドの指標を読み得る必要があるからであり、さらに、このよう な環境で容易に読めるほど大きい指標はスライドの非常に多くの部分を占めるた め、映写の際に非常に不快だからである。スライド台の表面に手書き、印刷また は接着性ラベルを貼り付けることにより、台付きスライドに適切な指標を設ける ことは可能であるが、スライドが製版から戻された後に各スライドに指標を合致 させるという困難が残る。発表用のグラフィックスライドを頻繁に利用するユー ザーにとって、この問題は特に困難である。彼らは、任意の1回に製版されるス ライドを数セット有し得、そして同様の一般的タイプのスライド(例えば、パイ 図表)を複数有し得、あるいは、同じスライドの修正版を複数有し得、これらは 容易に混同され、従って、ミスラベルされてしまうからである。従来の製版にお いて必要とされる多くの取扱い操作によって一連のスライドの順番が乱され得る ことによって、ミスラベルの危険性が容易に増大する。 スライド台の1つの商業的形態が、窓に近接するスライド台の半分に小さな切 り抜きを設けることにより、この問題の解決を試みている。この切り抜きは、フ ィルムの非画像領域を露光するために機能し、その結果、この非画像領域のあら ゆる指標が、スライド台の残りの半分により設けられた背景に対する反射により 読まれ得る。このようなスライド台が従来のハロゲン化銀フィルムと共に用いら れる場合には、露光された非画像領域は、フィルムの一組のスプロケット孔を含 むものであり、従来のカメラおよびフィルムレコーダーはこの領域に印画しない 。さらに、フィルム端部はスライド台内で固定されなければならず、そして利用 可能な領域はスプロケット孔自体により妨げられるので、利用可能な領域は極度 に制限される。実際、切り抜きにおいて視認され得る指標は、フィルム上の画像 のフレーム番号のみである。このようなスライド台を使用することにより、一連 のスライドを誤った順序に配置することは防止されるが、ユーザーには、フレー ム番号の各々に適切な表題または他の指標を付することに関連する問題が依然と して残る。さらに、視認されるフレーム番号は、スライドが得られるフィルムの ロールを同定する際には、ユーザーの助けにならない。 (通常、コンピューターソフトウェアにより)画像が作製される際に表題また は他の同定指標が画像と関連付けられ得るシステムが開発され得、画像から作製 されたスライドが、スライド台の窓の外側に読みやすいサイズで表題を表示する ようになれば、発表の際のスライドの使用が大幅に単純化される。 近年、現像または固定化工程を要することなく媒体上に視認可能なポジ画像を 直接形成し得る様々な「直接画像形成媒体(direct-imaging media)」が開発さ れている。このような媒体は、米国特許第4,602,263号;同第4,720,449号;同第 4,720,450号;同第4,745,046号;同第4,818,742号;同第4,826,976号;同第4,83 9,335号;同第4,894,358号;および同第4,960,901号(これらにおいては、媒体 を加熱することにより、熱感光性物質の化学変化および変色を引き起こす)に記 載のもの、ならびに、米国特許第5,278,301号;同第5,286,612号;同第5,334,48 9号;および同第5,395,736号、および国際出願PCT/US93/10215(刊行物番号、WO 94/10606)(これらの媒体は放射線照射により酸を発生し、この酸が指示染料の 色を変化させる)に記載の媒体を含む。以後、この2つのタイプの媒体は、「直 接画像形成単一シート媒体」と称され得る。 米国特許第5,234,886号は、染料の拡散熱転写による画像形成に用いられるス ライドブランクを記載する。このスライドブランクは、従来のプラスチック性ス ライド台の開口部に固定された染料受容材料の矩形片を備える。このスライドブ ランクは、画像形成後の台への取り付け工程を一切必要とすることなく画像形成 直後に画像表示され得るが、大量生産には適していない。なぜなら、このスライ ドブランクは、個々の染料受容材料片をスライド台の開口部内に挿入し、そして 固定しなければならないからである。さらに、このスライドブランクは、各スラ イドと同定指標とを関連付ける問題は何一つ解決していないからである。 米国特許第2,592,262号は、すでに露光および現像されたスライドを受容する ために用いられるスライド台を記載する。透明材料のシートが、その周縁部周辺 を光不透過性コーティングにより処理され、これにより、矩形の中央「ウェル( well)」が規定される。光不透過性コーティング薄層がウェルの周縁部周辺を延 び、その結果、ウェル端部に段差が存在する。ウェル内でゼラチン層が広がり、 そして露光されたスライドがゼラチンに接着される。段差は、スライドを所定の 位置に保持するように機能する。 米国特許第4,637,974号は、乾式複写印刷により画像形成し得る画像形成層の 片側または両側に支持体を有する透明な乾式複写シートを記載する。画像形成層 の周縁部周辺には光不透過性コーティングが設けられている。光不透過性コーテ ィングの目的は、多くの複写機に設けられている不透明度センサーと相互作用す ることにより、複写機が複写シートの端部を検出し、そしてシートを複写機内の 適正な位置に配置することを可能にし適正な画像を得ることであると、この特許 は記載している。シートの周縁部全体に光不透過性コーティングを設けることに より、シートが複写機を通過する際のシートの位置に関して複写機が正確さを要 求するのにかかわらず、シートはあらゆる複写機において使用され得る。 本発明は、画像形成して、台に既に取り付けられるスライドを得ることが可能 なスライドブランクに関する。本発明のスライドブランクの好ましい形態は、上 記従来のスライドの各問題点を克服または減少し得る。 発明の要旨 従って、本発明は、 支持体と; 実質的に透明な中央部および該中央部を囲む不透明な周縁部を有するマスク層 と; 画像形成層とを備え、 該支持体および該画像形成層が本質的に該マスク層の該透明な中央部全体にわ たって延びるように、該支持体、該マスク層および該画像形成層が互いに固定さ れ、該マスク層の該中央部に近接する該支持体の少なくとも一部が実質的に透明 である、スライドブランクを提供する。本発明のスライドブランクは、画像形成 層が、可視光に対して実質的に感光性ではなく化学線照射により画像形成可能で あって、透過により視覚化され得る画像を形成することを特徴とする。通常、こ のスライドブランクの支持体は実質的に剛直(すなわち、スライドブランクの露 光により得られるスライドが、従来の自動スライド映写機により困難なく取り扱 われ得、そして、スライドが、実質的に平面状を維持したまま相対する端部によ り持ち上げられ得るに十分に剛直)である。 本発明はまた、相対する側に2つの実質的に平面状の主要表面を有する平坦な 実質的に矩形の薄板形状であるスライドを提供し、このスライドは、 実質的に剛直な支持体と; 実質的に透明な中央部および該中央部を囲む不透明な周縁部を有するマスク層 と; 透過により視覚化され得る画像を有する画像層とを備える。このスライドは、 以下を特徴とする:支持体、マスク層および画像層が、薄板の平面内で実質的に 同じ寸法であり、そしてマスク層および画像層が支持体の実質的に全領域にわた って延びるように互いに固定され、マスク層の中央部に近接する支持体の少なく とも一部が実質的に透明であり、その結果、画像層、マスク層の透明な中央部、 および支持体の透明部分に光を通過させることにより画像が映写され得る。 本発明はまた、 支持体と; 実質的に透明な中央部および該中央部を囲む不透明な周縁部を有するマスク層 と; 画像を有する画像層とを備え、 支持体および画像層が本質的にマスク層の透明な中央部全体にわたって延びる ように、支持体、マスク層および画像層が互いに固定され、そしてマスク層の中 央部に近接する支持体の少なくとも一部が実質的に透明であり、 この画像は、マスク層の透明な中央セクションに近接して配置された第1セク ションを有し、この結果、画像の第1セクションは、画像層、マスク層の透明な 中央部分および支持体に光を通過させることにより映写され得るスライドを提供 する。このスライドは、以下を特徴とする:画像層がまたマスク層の周縁部の少 なくとも一部にわたって延び、画像がまたマスク層の周縁部に近接して配置され た第2セクションを有し、その結果、画像の第2セクションが、マスク層の周縁 部に対する反射により視覚化され得る。 最後に、本発明は、スライドを製造するプロセスを提供する。このプロセスは 、支持体と;実質的に透明な中央部および該中央部を囲む不透明な周縁部を有す るマスク層と;画像形成層とを備え、該支持体および該画像形成層が本質的に該 マスク層の該透明な中央部全体にわたって延びるように、該支持体、該マスク層 および該画像形成層が互いに固定され、該マスク層の該中央部に近接する該支持 体の少なくとも一部が実質的に透明である、スライドブランクを提供する工程を 包含する。このプロセスは、画像形成層が、可視光に対して実質的に感光性では なく化学線照射により画像形成可能であって、透過により視覚化され得る画像を 形成し、そして、画像の形成が、画像形成層の少なくとも一部に化学線を照射す ることにより行なわれ、それにより、透過により視覚化され得る画像を画像形成 層に形成し、これによりスライドを得ることを特徴とする。 図面の簡単な説明 図1は、直接画像形成単一シート媒体を取り入れた本発明の第1のスライドブ ランクの概略断面図であり、この断面は、スライドブランクの垂直中心線に沿っ て切り取ったものである(図2のI-I線); 図2は、図1の右側から見た図1に示すスライドブランクの正面図である; 図3は、国際出願PCT/US91/08695(刊行物番号、WO92/09661)に記載のタイプ の直接画像形成単一シート媒体の画像形成層の概略断面図であり、この媒体は図 1および図2に示すスライドブランクにおいて使用され得る; 図4は、国際出願PCT/US93/10215(刊行物番号、WO94/10606)に記載の直接画 像形成単一シート媒体の画像形成層の概略断面図であり、この媒体は図1および 図2に示すスライドブランクにおいて使用され得る; 図5は、図3または図4に示す画像形成媒体を取り入れた本発明の第2のスラ イドブランクの概略断面図であり、このスライドブランクは、スライドブランク に組み立てられる種々の層として示される;および 図6は、図3または図4に示す画像形成媒体の改変形態を取り入れた本発明の 第3のスライドブランクの図5と同様の概略断面図である。 発明の詳細な説明 上述したように、本発明は、互いに全て固定された支持体、マスク層および画 像形成層を備えるスライドブランクを提供する。このマスク層は、実質的に透明 な中央部と、この透明な中央部を囲む不透明な(non-transparent)(好ましく は、光不透過性の(opaque))周縁部とを有する。従って、マスク層は、中央の 窓と不透明な周縁部とを有する従来のスライド台の外観に類似する。マスク層の 透明部分は、透明な材料で形成してもよく、またはマスク層を貫通して延びる開 口を形成するだけでもよい。支持体および画像形成層の両方は、本質的にマスク 層の透明な中央部全体にわたって延び、そしてマスク層の透明な中央部に近接す る支持体の少なくとも一部は透明である。その結果、画像形成層に形成される画 像は、従来のスライド台の場合と同様にして、支持体およびマスク層の透明な中 央部を介した透過により視覚化され得る。画像形成層は、「可視光に対して実質 的に感光性ではない」;本明細書においては、この表現は、画像形成層が従来の 室内人工光での約2分間の露光では画像形成されないことを示し、その結果、本 発明のスライドブランクは、光が漏れない囲いを要することなく取り扱われ得る 。 望ましくは、支持体、マスク層および画像形成層は、実質的に同じ寸法であり 、そしてマスク層および画像形成層が支持体の実質的に全領域にわたって延びる ように互いに固定されている。このようなスライドブランクは、簡便に生産され る。複数のスライドの支持体、マスク層および画像形成層を形成するのに適切な 材料 のシートが、慣用的な技術により共に積層され得、次いで、積層されたシートが 切断されて個々のスライドブランクが得られ得るからである。さらに、このよう なスライドブランクは、それの相対する側に2つの実質的に平面状の主要表面を 有する平坦な薄板形状に容易に作製される。従って、従来のスライドにおける薄 いフィルム部分と厚いスライド台との間の段差、ならびに、この段差がほこり、 繊維および他の砕片を集めるか、または、近傍をスライドブランクまたはスライ ドが通過する映写機に付着させる傾向が実質的に取り除かれる。このスライドブ ランクは任意のサイズで作製され得るが、40〜70mmの端部長さ、および0.8〜1.7 mm(好ましくは、1〜1.2mm)の厚みを有する実質的に正方形の薄板形状であれ ば便利である;このような寸法を有するスライドブランクは、従来のスライド映 写機に適合可能なスライドを作製し得る。 本発明のスライドブランクの層は、使用される画像形成層の画像形成の要求に 応じて、任意の便利な順序で配置され得る。例えば、マスク層が支持体の一方の 面に接して配置され得、そして画像形成層がマスク層の上に配置され得る。この 配置ではマスク層および画像形成層が互いに近接して配され、これにより、ブラ ンクから作製されるスライドの映写時に、これらの2つの層が離れることにより 生じ得る潜在的な問題を最小化する;このような問題は、少なくとも理論上は、 映写レンズの焦点面からマスク層が逸脱することにより生じるマスク層の端部が 不明瞭となることを含み得る。スライドのユーザーは、当然のごとく、画像形成 された層と焦点面とを一直線に並べるからである。しかし、中央に開口部を有す るマスク層を用いることが所望される場合には、このような方法でスライドブラ ンク内にマスク層を配置することにより問題が生じ得る。この開口部がスライド 内に空隙を生じさせ、映写画像を歪ませ得るからである。スライドブランクの製 造時に中央の開口部が接着剤で充たされるとしても、接着層内の気泡、ほこりま たは屈折率変化により、所望でない視覚的な汚れが生じ得る。さらに、画像形成 層に所望でない歪み(これは、この層に画像形成する際に困難を生じさせ得る) を生じさせることなく、薄い画像形成層をマスク層の上に配置させるのは困難な 場合があり得る。従って、一般に、本発明のスライドブランクは、支持体の画像 形成層とは反対側に配置されたマスク層を有することが好ましい。1〜1.2mmの 好ましい厚みを有するスライドブランクにおいては、支持体により画像形成層と マスク層とが離れていることによっては、映写画像において見られるマスク層端 部の不快なぼやけは実際に生じないことが見出された。さらに、画像形成層がマ スク層の上にまたはその逆に配置されるのではなく、画像形成層およびマスク層 が支持体の異なる表面上に配置されているという事実は、両方の層の支持体への 取り付けを容易にする。マスク層と画像形成層との間が離れていることにより生 じるマスク層端部のわずかなぼやけは、画像周辺に黒い境界を画像形成すること により処理され得る。この黒い境界は、視覚的には、拡張されたマスク層を形成 する;このような境界の使用の詳細については後述する。中央に開口部を有する マスク層をスライドブランクの一方の外部表面に配置することにより中央開口部 周辺に小さな段差が残るが、好ましい印画された形態のマスク層(詳細は後述す る)を用いることにより、この段差は非常に小さく(ミクロンのオーダー)、従 って、従来のスライドにおいて見られる大きな段差に比べて、ほこりを集めるか または映写装置に付着させる可能性がずっと小さい。 本発明のスライドブランクのマスク層は、十分に光不透過性であって、そして ブランクから作製されたスライドを従来のスライド映写機を用いて映写する場合 に、暗く、良好に規定された「枠」を形成するに必要な物理的性質を有する任意 の材料から形成され得る。例えば、マスク層は光不透過性プラスチックの層から 形成され得るが、好ましくは、インクまたは他の顔料の層を支持体の一方の表面 に印刷により(便利なことには、シルクスクリーン法により)形成される。ある いは、マスク層は、(好ましくは、熱スタンププロセスにより)金属箔から形成 され得る。このような金属箔は、高価ではなく、かつ容易に商業的に入手可能で ある。さらに、このような印刷された層または金属箔は極端に薄く(約1〜2μ m)、しかも依然、光不透過性に作製され得る。その結果、このような印刷され た層または箔をスライドブランクの外部表面のマスク層として用いる場合には、 中央開口部とマスク層との間の段差が本質的に除かれる。印刷された層または金 属箔はまた、スライドブランクの外観が所望の状態にあつらえられ得るように着 色およびパターン化され得るという利点を有する。従って、例えば、印刷された 層または箔は、会社のロゴ、あるいはスライドの出所または所有者を示す他の同 定指標を表示し得る。印刷された層または金属箔がマスク層を形成するのに使用 されるか否かにかかわらず、有利なことには、マスク層の2つの主要表面は色が 異なり、これにより、スライドを裏返しにすること、および左右が逆の映像を得 ることなく、ユーザーが完成したスライドを適切に映写機に配置するのを補助す る。 本発明のスライドブランクにおいては、支持体は、ブランクの物理的性質を制 御するように機能する。代表的には、マスク層および画像形成層は薄く、そして 比較的弱い。さらに、スライドの物理的性質は、本質的には支持体の物理的性質 である。支持体は、スライドが損傷することなく従来の自動スライド映写機で取 り扱われ得るようにスライドを十分に剛直にするが、ときにはスライドが自動映 写機を通過する際に必要とされることがあるスライドのわずかな曲がり(これは また、スライドブランクを画像形成するために用いられる装置においても望まれ 得る)を生じさせるために余分な力が必要とされるほどスライドを剛直にしない ように選択されなければならない。実際、印画の際に実質的に変形し得るが、印 画後は平面状の形態に戻るということは、本発明のスライドブランクの重要な利 点である。代表的には、本発明のスライドブランクは、少なくとも画像形成層の 中央部にわたってラスターパターンに走査され、そして変調されて画像を形成す る放射線の1つまたはそれ以上のスポット(例えば、集束レーザービーム)によ り印画される。便利なことには、ラスターパターンの速い走査方向のスポットの 移動は、振動ミラーでビームを偏向させることにより達成される。しかし、スラ イドブランクが印画の間に平面状を維持しなければならない場合には、高価な非 球面f(θ)レンズをビームの焦点を合わせるのに用いなければ、ミラーの振動軸 とスライドブランクとの間の距離の変化により、画像のいくつかの部分がぼやけ てしまう。一方、画像形成層がミラーの振動軸と共通の軸を有する円筒の表面部 分の形態を有するようにスライドブランクが変形し得る場合には、走査線の各部 分は振動軸から同じ距離であり得、そして高価でない球面レンズがビームの焦点 を合わせるのに使用され得る。(遅い走査方向のスポットの移動は、例えばステ ップモーターにより、ミラーに対してスライド全体を移動させることにより容易 に行われ得るので、スライドブランクを両方の次元に曲げる必要はない。)この ような方法で本発明のスライドを一定の半径に曲げることは、スライドが本質的 に一定の厚みであることにより促進される;画像形成媒体のセクションを有しか つ分厚い枠で囲まれた中央窓を備える従来のスライドに似た構造は、一定半径の 曲線に曲げることは容易ではあり得ない。(上述の好ましい金属箔および印刷タ イプのマスク層は、マスク層の中央部分を含むスライドブランクの部分の厚みと 、マスク層の周縁部を含む部分の厚みとの差を非常に小さくする。この厚みの差 が非常に小さいので、スライドブランクの曲げ特性に影響を及ぼさない。) マスク層の中央部に近接する支持体の中央部は、最終スライドの画像が透過し て映写され得るように、実質的に透明でなければならない。支持体の周縁部(マ スク層に覆われている)が透明であることは必須ではないが、便宜的に支持体は 透明なプラスチックから形成される。必要な透明性と本発明のスライドブランク に用いるのに非常に適切な物理的特性とを有しているので、ポリカーボネートプ ラスチックが好ましい。 後述するように、本発明のスライドブランクは、大きなシートまたは連続ウェ ブにスライドブランクを形成し、次いで、これらのシートまたはウェブから個々 のスライドブランクに分けることにより、大量生産に良好に適合する。さらにス ライドブランクのシートまたはウェブは、便利なことには、支持体材料、マスク 層材料および画像形成層材料のシートまたはウェブを一緒に積層することにより 調製される。しかし、約1〜1.2mmの好ましい厚みを有するスライドを作製する に必要な約0.8〜1mmの厚みを有する市販のポリカーボネートウェブ(連続ロー ル)を得ることは困難である。仮に入手可能であるとしても、このようなポリカ ーボネートウェブは非常に剛直なため、従来のウェブ操作機では取扱いが困難で ある;例えば、この厚みのウェブは、ロールセットの問題を生じることなくロー ル状(ロール供給ラミネート器と共に用いるために必要とされる)に巻き付ける のは容易ではあり得ない。従って、プラスチックまたは他の材料の複数のシート またはウェブから本発明のスライドブランクの支持体を形成するのが便利な場合 が多い。これらのシートまたはウェブは、スライドブランクの製造時に互いに固 定される。画像形成時および使用時のスライドブランクの層間剥離を防止するに 十分な強さの結合を提供するあらゆる方法が採用され、シートまたはウェブを互 いに固着して支持体を形成し得る(あるいは、実際にマスク層および/または画 像形成層を支持体に付着し得る)。シートまたはウェブを共に固定する適切な方 法は、溶媒結合法、ヒートシール法、および接着性結合の他の形態(例えば、エ ポキシまたはシリコーン接着剤、感圧性接着剤、あるいは紫外線または他の放射 線により硬化する接着剤の使用)を包含する。本発明のスライドブランクは、そ の種々の層を共に固定するために用いられる接着時、特に最終スライドの映写時 に厳格な要件を課すことに留意するべきである;映写時には、画像およびマスク 層の着色領域が映写機の放射線を吸収することによりスライド内に大量の熱が発 生し、そして用いる接着剤を注意深く選択しなければ、発生した熱により接着層 内に気泡または他の汚れが形成される原因となり得、そしてこのような汚れは映 写画像に現れ得る。ポリカーボネート層を用いて支持体を形成する場合には、互 いの層を例えば溶媒としてケトンを用いる溶媒結合法により結合するのが特に好 ましい(より詳細は図面を参照して後述する)。複数のシートまたはウェブを共 に固定して支持体を形成する場合には、これらのシートまたはウェブは、熱膨張 係数の違いによる巻き付きの問題を防止するために同じ材料で構成されることが 望ましい。 本発明のスライドブランクの画像形成層は、可視光に対して実質的に感光性で はなく化学線照射により画像形成可能であって、透過により視覚化され得る画像 を形成するあらゆるタイプであり得る。望ましくは、画像形成層は、化学線(好 ましくは、約700〜約1200nmの範囲の波長を有する赤外線、なぜなら、この範囲 の波長を有する赤外線レーザーは優れた画像形成放射線源だからである)を吸収 し得る放射線吸収剤と、放射線吸収剤による放射線吸収によって着色物質を形成 するロイコ染料とを含む。これらの組成物の1つのタイプ(例えば、上述の米国 特許第4,602,263号;同第4,720,449号;同第4,720,450号;同第4,745,046号;同 第4,818,742号;同第4,826,976号;同第4,839,335号;同第4,894,358号;および 同第4,960,901号に記載)においては、放射線吸収剤が画像形成層内で熱を発生 し、そしてロイコ染料が熱反応を経て着色物質を形成する。このタイプの組成物 においては、ロイコ染料は、例えば、以下のものであり得る: a.加熱により少なくとも1つの熱的に不安定なカルバメート部分の不可逆単 分子フラグメンテーションを起こし得る有機化合物であって、この有機化合物が 電磁スペクトルの可視または非可視領域において最初に放射線を吸収し、該単分 子フラグメンテーションが該有機化合物の外観を視覚的に変化させる、有機化合 物(米国特許第4,602,263号参照); b.そのジまたはトリアリールメタン構造内に、メソ炭素原子に対するオルト 位がメソ炭素原子を含む閉環部分で置換されて5員環または6員環を形成するア リール基を有する、実質的に無色のジまたはトリアリールメタンイメージング化 合物であって、該部分は、メソ炭素原子に直接結合した窒素原子を有し、そして 該窒素原子は、加熱によりフラグメンテーションを経て窒素原子の分子内アシル 化を行うためのアシル基を遊離させ、メソ炭素原子と結合し得ない新しい基をオ ルト位に形成するマスクされたアシル置換基を有する基に結合し、それにより、 ジまたはトリアリールメタン化合物が着色される、化合物(米国特許第4,720,44 9号参照); c.そのジまたはトリアリールメタン構造内に、メソ炭素原子に対するオルト 位が熱的に不安定な尿素部分で置換されたアリール基を有する、着色されたジま たはトリアリールメタンイメージング化合物であって、該尿素部分は、加熱によ り単分子フラグメンテーション反応を経て、メソ炭素原子と結合して5員環また は6員環を形成する新しい基をオルト位に提供し、それによりジまたはトリアリ ールメタン化合物が閉環し、そして着色される、化合物(米国特許第4,720,450 号参照); d.そのジまたはトリアリールメタン構造内のメソ炭素原子上に、オルト位が メソ炭素原子を含んで閉環された求核部分で置換されたアリール基を有する、実 質的に無色のジまたはトリアリールメタン化合物と、加熱によりおよび該ジまた はトリアリールメタン化合物との接触により、該求核部分との二分子求核置換反 応を経て着色され、開環したジまたはトリアリールメタン化合物を形成する求電 子試薬との組み合わせ(米国特許第4,745,046号参照); e.以下の式で表される化合物: ここで、M’は、以下の式を有し: ここで、Rは、アルキル;-SO2R1(R1はアルキル);フェニル;ナフチル;ある いは、アルキル、アルコキシ、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カ ルボキシル、-CONR2R3(ここで、R2およびR3は各々、水素またはアルキル)、-C O2R4(ここで、R4はアルキルまたはフェニル)、-COR5(ここで、R5はアミノ、 アルキルまたはフェニル)、-NR6R7(ここで、R6およびR7は各々、水素またはア ルキル)、-SO2NR8R9(ここで、R8およびR9は各々、水素、アルキルまたはベン ジル)で置換されたフェニルであり;Zは、以下の式を有し: ここで、R'は、ハロメチルまたはアルキルであり;Xは、-N=、-SO2-または-CH2 -であり;Dは、XおよびM’と共に、色シフトした有機染料のラジカルを表し ;qは、0または1であり;そしてpは、少なくとも1の整数であり;Z’は、 加熱の施用によりM’から除かれて、染料のスペクトル吸収の特徴を視覚的に認 識可能に変化させる(米国特許第4,826,976号参照); f.以下の式で表される実質的に無色のジまたはトリアリールメタン化合物: ここで、環Bは、炭素環式アリール環または複素環式アリール環を表し;C1は、 該ジまたはトリアリールメタン化合物のメソ炭素原子を表し;Xは、-C(=O)-、- SO2-または-CH2-を表し、かつ、メソ炭素原子を含んで閉環部分を完成し、該部 分は、メソ炭素原子に直接結合した窒素原子を含み;Yは、-NH-C(=O)-Lを表し 、ここでLは、熱フラグメンテーションにより脱離して窒素原子の分子内アシル 化を行うための-N=C=Oを非マスク化して、N-含有環を開環し、メソ炭素原子と結 合し得ない新しい基を環Bのオルト位に形成する脱離基であり;Eは、水素、電 子供与基、電子吸引基、あるいは、加熱によりフラグメンテーションを経て電子 吸引基を遊離させる電子供与基または電子中性基のいずれかの基であり、sは、 0または1であり;ZおよびZ’は、それぞれ、N-含有環が開いている場合のジ アリールメタンまたはトリアリールメタン染料の助色団系を完成する部分を表し 、ならびにZおよびZ’は、一緒になって、N-含有環が開いている場合の架橋ト リアリールメタン染料の助色団系を完成する架橋部分を表す(米国特許第4,960, 901号参照); g.(a)加熱により前駆体からフラグメンテーションを経る少なくとも1つの 熱的に除去可能な保護基、および(b)加熱により前駆体から不可逆的に除去され る少なくとも1つの脱離基によって置換された前もって形成した画像染料の無色 の前駆体、ただし、保護基および脱離基のいずれも水素ではなく、保護基および 脱離基は、熱が加えられて保護基および脱離基が除かれ、それにより、無色の前 駆体が画像染料に転化されるまで、該前駆体を無色の形態に維持する; h.キノフタロン(quinophtalone)染料と約9個を超えない炭素原子を有す る第3級アルカノールとの混合炭酸エステル(米国特許第5,243,052号参照); i.以下の式で表されるロイコ染料: ここで、 Eは、熱的に除去可能な脱離基を表し; tMは、熱的に移動可能なアシル基を表し; Q、Q’およびCは、一緒になって、染料形成カップラー部分(ここで Cは、カップラー部分のカップリング炭素である)を表し; そして(Y)は、Nと一緒になって、芳香族アミノ顕色剤を表し; Q、Q’および(Y)のうちの1つは、周期表の5A族/6A族を含む原子から 選択される原子を含み、基EおよびtMは、加熱により基Eが該ロイコ染料から 除かれ、および基tMが該N原子から5A族/6A族原子へと移動し、それにより、以 下の式で表される染料を形成するまで、該ロイコ染料を実質的に無色の形態に維 持する: ここで、破線は、tM基がQ、Q’および(Y)のうちの1つにおいて5A族/6A族原 子に結合していることを示す(米国特許第5,236,884号参照)。 組成物の別のタイプ(上述の米国特許第5,278,031号;同第5,286,612号;同第 5,334,489号;および同第5,395,736号、ならびに米国特許出願第08/141,852号お よび同第08/141,920号および対応国際出願PCT/US93/10093、PCT/US93/10224およ びPCT/US93/10215(刊行物番号、それぞれ、WO94/09992、WO94/10607およびWO94 /10606)に記載される)においては、化学線の吸収により、放射線吸収剤が画像 形成層内に酸を生成し、この酸への照射により、ロイコ染料が着色物質を形成す る。この酸は、酸発生物質(例えば、スクエア酸誘導体またはスルホネート、国 際出願PCT/US93/10093参照)の直接的な熱分解によって発生し得るか、あるいは 、化学線(代表的には紫外線)照射による超酸前駆体の直接的な熱分解、次いで 第2の酸発生剤の超酸触媒熱分解により得られた超酸の「増幅」を行うことによ って発生し得る(国際出願PCT/US93/10224参照)。あるいは、色形成組成物は、 放射線吸収剤により吸収される化学線より短い波長の放射線により分解して超酸 を形成し得る超酸前駆体を含み得、この超酸前駆体は、放射線吸収剤が存在しな い場合には放射線吸収剤により吸収される化学線によっては分解しないが、放射 線吸収剤と放射線吸収剤により吸収される化学線とが存在する場合には、分解し て放射線吸収剤から誘導されるプロトン化生成物を形成し、この色形成組成物は 、熱的に分解して第2の酸を形成し得る第2の酸発生剤をさらに含有し、第2の 酸発生剤の熱分解は、超酸前駆体から誘導される超酸の存在下で触媒される(国 際出願PCT/US93/10215参照)。このタイプの媒体は、最初に、放射線吸収剤によ り吸収される波長の放射線(代表的には、赤外線)を画像に応じて照射し、それ により、吸収剤から誘導されるプロトン化生成物を照射領域に生成する;実際、 吸収剤は、染料により緩衝される超酸を形成して超酸前駆体を分解させる。この 媒体は、次いで、超酸前駆体を分解する波長の放射線(代表的には、紫外線)に よる第2の照射に供される。第2照射後に非緩衝超酸が第1照射中の照射領域内 に存在し、一方で、第2照射後に緩衝超酸のみが第1照射中の非照射領域内に存 在するように、第2の照射が制御される。従って、2度の照射により、非緩衝超 酸中に画像を有効に作製する。第2照射に続いて、通常、画像形成媒体は加熱さ れ、その結果、非緩衝超酸が第2の酸発生剤の熱分解を触媒し得、それにより、 第1照射中の照射領域内に高濃度の第2の酸が発生し、酸感光性ロイコ染料に色 を発 生させる。 上記のタイプの画像形成媒体はいずれも、複数の画像形成層を設けることによ り多色画像を作製し得るようにされ得る。これらの画像形成層は各々、異なる色 を発生させ得、そして画像形成層の各々は、他の画像形成層の各々に存在する放 射線吸収剤により吸収される放射線とは異なる波長の化学線を吸収し得る放射線 吸収剤を有する。このような画像形成媒体は、レーザーの各々が1つの画像形成 層のみに吸収され、それにより、種々の画像形成層が互いに独立して画像形成し 得るように調整された波長を有する多重レーザー(または他の光源)を用いて画 像形成され得る。 すでに議論したタイプの画像形成層は、スライドブランクの外部表面に存在す る必要はなく、その放射線は、画像形成放射線に対して実質的に透明な任意の上 部の層を通って内部の画像形成層に焦点を合わされ画像形成し得る。実際、一般 に、画像形成層はスライドブランクの外部表面には存在しないことが好ましい。 なぜならこのような画像形成層は代表的には非常に弱く、そして外部表面の照射 によって容易に損傷するからである。その代わり、画像形成層が保護層と支持体 との間に配置されるように画像形成層の上部に保護層を設けることが好ましい。 保護層により、スライドブランクの印画および他の操作中の損傷から画像形成層 を保護し、従ってスライドブランクから得られるスライドを保護する。本願と同 時に出願され、1994年4月12日出願の米国特許出願第08/226,657号に基づいて優 先権を主張する上記のポラロイド社の国際出願PCT/US95/04395に詳細を説明する ように、保護層の厚みは注意深く選択されなければならない。なぜなら、内部に 画像形成された層を有するスライドを映写する場合には、画像の一部光不透過性 の部分が映写機の放射線を吸収するため実質的に熱が発生し、そしてこの熱は、 画像形成された層またはスライドの他の層の温度を損傷を引き起こすに十分なレ ベルまで上昇させることなく、スライド表面から消散させなければならないから である。経験的に、保護層は望ましくは0.2mmを超えない厚みを有し、好ましく は0.15mmを超えない厚みを有することが見出されている。さらに、もちろん、画 像形成層が保護層を介して画像形成される場合には、保護層は画像形成放射線に 対して実質的に透明でなければならず、そして画像形成プロセスを妨害しない特 性(例えば、複屈折がないこと、および光学的不均一性がないこと)を有さなけ ればならない。 上述したように、本発明のスライドブランクは、大量生産に良好に適合する。 なぜなら支持体、画像形成層およびマスク層が大きなシートまたはウェブの状態 で組み立てられ、互いに固定され得、その後、慣用的プロセス(例えば、ダイカ ッティング法)によりこれらのシートまたはウェブから個々のスライドが切り出 されるからである。(最終のスライドブランクの適正な位置にマスク層の透明な 中央部が位置するように、シートの切断が行なわれなければならないことは明ら かであるが、マスク層の中央部の位置の自動検出を行うこと、従って切断プロセ スを制御することは、当業者には容易である。)さらに、本発明のスライドブラ ンクの画像形成層はマスク層の中央部を越えて延びるので、この画像形成層の周 縁部は画像形成に利用可能であり、画像形成層のこの周縁部の少なくとも一部は 、マスク層により設けられた背景に対する反射により視覚化され得る画像を形成 され得る表題部分として使用され得る。この表題部分は、スライドに同定指標を 設けるのに非常に便利である。なぜなら(電子画像形成分野の当業者が理解する ように、)単一の画像形成操作により画像形成層の中央部と表題部分の画像との 両方に画像を印画するようにソフトウェアが容易に書き込まれ得、これにより、 中央部の主要画像と表題部分の同定指標とが不変的に関連付けられ得るからであ る。さらに、表題部分は、10-12ポイントのタイプを2または3行収めるのに実 質的に十分なサイズであり得、これにより、同定指標は、例えば、スライド番号 、日付および説明のためのいくつかの用語を含み得、これにより、スライドの同 定および使用が容易になる。 印画の際に本発明のスライドブランクに形成される視認可能な画像は、マスク 層の中央部全体を占める必要はない;所望により(および、画像形成層が、映写 の際に画像の黒部分をマスク層と区別不能にするに十分な最大光学密度を達成し 得ると仮定すると)、マスク層の透明な中央部の周縁部に近接する画像形成層の 1つまたはそれ以上の部分は、画像形成の際に実質的に光不透過性とされ得る。 その結果、透過により見られる画像は、サイズ、形状および縦横比の少なくとも 1つが、マスク層の透明な中央部とは異なる。例えば、本発明のスライドブラン クには、大きな正方形のマスク層の中央部が設けられ得、そして印画の際、この 中央部の頂部および底部領域あるいは左側部および右側部領域のいずれかは、ソ リッド黒(Solid black)に着色され得、それにより、画像を同じ方向に依然と して維持したまま、スライドブランクが風景および肖像の両方の向きの矩形の画 像を収容し得る。この「2重モード」スライドブランクの形態により、ユーザー が映写前に任意の特定のスライドを横に向きを変えなければならないかどうかを 全く心配することなく、両方の向きの画像を用いることが可能となる。このよう なスライドブランクはまた、従来の肖像または風景画像の縦横比と異なる縦横比 を有する矩形画像、ならびに非矩形または通常の形状ではない画像(例えば、ハ ート形の結婚写真)に適合するのに有用であり得ることが明らかである。さらに 、上述のように、映写される画像は黒色の境界で囲まれ得、スライド映写時に見 られるマスク層端部のぼやけの任意の問題が防止され得る。 本発明の好ましいスライドブランクおよびその製造プロセスの詳細を、例示的 方法のみにより、添付の図面を参照して以下に説明する。 図1および図2に一般に10で示される本発明の第1のスライドブランクは、レ ーザー画像形成への使用が意図され、そして2つの透明シート12aおよび12bから 形成される支持体12を備える。透明シートの各々はポリカーボネートで形成され 、これらの2つのシート12aおよび12bは、互いに溶媒結合されている。(図1お よび図3〜6において、図の簡単化のため、画像形成媒体の種々の層およびスラ イドブランクの厚みは、その長さおよび幅と比較して誇張されている。)第1シ ート12aは厚み20ミル(0.5mm)であり、一方、第2シート12bは厚み15ミル(0.3 8mm)である。シート12aの外側表面に、実質的に透明な矩形の中央部16と中央部 を囲む不透明な周縁部18とを有するマスク層14が、接着剤により固定されている 。 シート12bの外側表面(シート12aから遠い側の表面)に、直接画像形成単一シ ート媒体の形態の画像形成層20が、接着剤により固定されている。支持体12およ び画像形成層20がマスク層の中央部16全体にわたって延びるように、支持体12、 マスク層14および画像形成層20が互いに固定されている。さらに、画像形成層20 はスライド10の一方の面全体にわたって延びるので、マスク層14の周縁部18に近 接する画像形成層20の部分(例えば、図2の破線内の領域28)は、(マスク層14 の中央部18に近接する画像形成層20の部分と同一の走査により)画像形成し得、 スライドの同定指標を有する表題領域を提供し得る。 図2からわかるように、この第1のスライドブランクの外観は、もちろんスラ イドブランクがそこに画像を有さない場合を除いて、従来の台付きスライドの外 観に実質的に類似する。画像形成層20および支持体12は本質的に透明であり、図 2(通常、従来のスライドの前部、すなわち、映写時にプロジェクターバルブに 面する側とみなされる図である)に示すスライドブランクの正面を見る観察者は 、マスク層14の周縁部18により設けられるスライド台または「枠」に囲まれたフ ィルムの中央「窓」または中央片として、マスク層14の中央部16を見る。このよ うなスライドブランク上に印画することにより作製されるスライドにおいては、 表題領域28に印画された表題が周縁部18に対する反射により見られ、これにより 、スライドの枠に印画されて現れる。 図1から、本発明のこの実施態様においては、マスク層14および画像形成層20 は共に複数の層を有することがわかる。マスク層14は、第1シート12a上に3つ の異なる層(すなわち、白色層14a、青色層14bおよび灰色層14c)を連続的にシ ルクスクリーン印刷することにより形成され;透明な中央部16は、スライドブラ ンクの中央部に層14a、14bおよび14cを単に印刷しないことにより形成される。 白色層14aおよび灰色層14cは、それぞれ、スライドブランクの外観を通常の台付 きスライドの外観(代表的には、一方の面が白色で、他方が灰色)に近くなるよ うにする;画像形成層20の非画像形成部分と同様にポリカーボネートシート12a および12bは透明なので、スライドブランク10を画像形成層を有する側から見る ユーザーは、主に白色層14aを見る。スライドの2つの面の間の色の違いは、ユ ーザーがスライドを適正な方向に(白色面および画像形成層20が映写機バルブに 対面するように)向けることを補助する。映写機バルブに対面する白色層を設け ることにより、映写時のスライド内での熱の発生が減少する。なぜなら白色層は 、白色層に当たる映写機の放射線のほとんどを反射するからである。従って、熱 感光性の画像形成層に影響を与えるスライド内の熱の増大の任意の機会が最小化 される。青色層14bの中央開口部は白色層14aの開口部よりも若干小さく作製され る。なせなら、青色層が存在することにより、そうでなければ灰色層と白色層と の間 にわずかな不適正な表示(すなわち、スライドの灰色側の白色の狭い筋、あるい はスライドの白色層側の灰色の狭い筋)を生じさせ得るという審美的問題が防止 されることが見出されているからである。所望により、灰色層14cを通って青色 層14bの部分が現れるように灰色層14cの部分は画像に応じて省略され得、それに より、スライドの後部表面に任意の所望の画像(例えば、会社ロゴ)を提供し得 る。さらに、透明な保護層が灰色層14c上に設けられ得、スライドブランクまた はブランクから作製されるスライドの画像形成および取扱いの際のマスク層14を 損傷から保護し得る。 画像形成層または画像形成媒体20は、5ミル(0.13mm)の厚みを有し、かつシ ート12aおよび12bと同じポリカーボネートから形成される基板(または支持体) 22を備える;この基板22は第2シート12bに溶媒結合され、この結果、有効に、 得られるスライドブランク10の支持体の一部となる。画像形成層は、簡単のため 図1に単一の層24として示される色形成層とトップコート26とをさらに有する。 画像形成媒体のこのトップコート26は、スライドブランクの一方の外部表面を形 成し、そして比較的弱い色形成層24をスライドブランクの取扱いにより生じる損 傷から保護する保護層として機能する。 便利なことには、スライドブランク10は、シートまたは好ましくは連続ウェブ の材料から大量生産され得る。最初に、画像形成媒体20が、後述する方法による コーティングおよび積層により調製される。マスク層14が第1シート12aのウェ ブ上にシルクスクリーン印刷され、そして得られた印刷されたウェブは、メチル エチルケトンを用いて第2シート12bのウェブに溶媒結合される。このようにし て結合されたシートは、ただちに、メチルプロピルケトンを用いて画像形成媒体 20の支持体22に溶媒結合される。この場合には、メチルプロピルケトンがメチル エチルケトンよりも均一な積層体を作製することが見出されている。最後に、得 られたウェブから、個々のスライドブランクを切り出す。このようにして得られ るスライドブランクは従来の台付きスライドと似るほど同様に十分に剛直で、そ して映写機を改変することなく従来のスライド映写機において使用可能であるが 、印画の際にスライドブランクをいくらか曲げることが可能なほど十分に柔軟で あることが、経験的に見出されている。 トップコート26により形成されたスライドの外部表面に近接する色形成層24の 配置により、スライドブランクから得られたスライドを映写する際に、映写機の 放射線の吸収により生じる熱を有効に消散させることが可能となり、従って、色 形成層の過剰な加熱および起こり得る損傷を防止する。 上記のように、スライドブランク10は、画像形成媒体20の基板22が、有効に、 得られるスライドブランクの支持体の一部となるように設計される。従って、基 板22は、第1シート12aおよび第2シート12bと同じポリカーボネートから形成さ れる。基板22は、シート12aおよび12bと同じ材料である必要はないことが認めら れるであろう;所望により、シート12bはより分厚く作製され得、そして基板22 として選択される材料が、ポリカーボネートシート12bと強い結合を形成し得る 限りは、ずっと薄い材料(ポリカーボネートの必要はない)が、基板22として使 用される。さらに、トップコート26は画像形成媒体20に組み入れられる必要はな く、画像形成媒体がスライドブランクに組み入れられる際に画像形成媒体上に施 用されそして結合される別の層であり得る(以下の図5および図6の記載を参照 )。 図5および図6にそれぞれ示す本発明の第2および第3のスライドブランクの 正面図は、図2に示す第1のスライドブランクと本質的に同様である。従って、 これらの正面図は、ここではさらに別の図として示さない。 添付の図面の図3および図4は、図1および図2に示すスライドブランクの画 像形成層20として使用され得る画像形成媒体を示す。図3に示す画像形成媒体( 一般に30で示される)は、上述の国際出願PCT/US91/08695に記載のタイプであり 、そして有機溶媒を用いずに種々の層がコートされ得るように設計される。画像 形成媒体30は、紫外線吸収剤を組み込む5ミル(126μm)のポリカーボネートフ ィルムで形成される実質的に透明な基板32を有する;図1および図2に示すスラ イドブランク10の画像形成層の基板22を形成するのは、この基板32である。(図 3において、層34〜52(後述)の厚みは、基板32の厚みに比較して誇張されてい る。)適切なポリカーボネートフィルムは、市販で容易に入手可能である。 基板32上に、厚み約6μmの圧縮層34が、水性ポリウレタン分散体からコート される。この圧縮層34は、画像形成媒体30を組み込むスライドブランクが曲げら れる際(例えば、スライドブランクの印画の際)に、比較的弱い画像形成層(後 述)の亀裂を防止するよう設計される。柔軟で可撓性の圧縮層34の存在により、 スライドブランクを曲げる際に画像形成層に亀裂が生じる傾向が減少する。 青緑色画像形成層36は、圧縮層34に接する。青緑色画像形成層36を調製するた めに、以下の式で表されるロイコ染料52.24重量部と: (このロイコ染料は、米国特許第4,720,449号および同第4,960,901号に記載の方 法により調製され得る)、以下の式で表される赤外染料2.37重量部と: (上述の国際出願PCT/US91/08695に記載の方法と同様の方法で調製される)、ヒ ンダードアミン光安定剤(Fairmount Chemical Co.,Inc.,117 Blanchard Stre et,Newark NJ 07105,米国、により販売されているHALS-63)1.6重量部と、ジ- tert-ブチルヒドロキノン(光安定剤)7.84重量部と、界面活性剤(American Cy anamid Co.,Wayne,New Jersey 07470,米国、により供給されるAerosol TR-7 0;1.0M水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH5.6に調整されている)12.82重量部 と、ポリ(エチルメタクリレート)バインダー(E.I.DuPont de Nemours and Co mpany,Wilmington,Delaware,米国、により販売されているElvacite 2043)31 .32重量部とを、1282重量部のジクロロメタンに溶解した。1134重量部の脱イオ ン水をこの溶液に加え、そして得られた混合物を均一化した。次いで、ジクロロ メタンを減圧下の回転エバポレーションにより除去し、粒子サイズが100〜300nm の範囲の水中分散体とした。水溶性バインダーであるポリ(ビニルアルコール) (Air Products,Allentown,Pennsylvania 18195,米国、により供給されるAir vol 540;219.3重量部の9.8%水溶液)を、上記で調製した分散体1200重量部に加 え、次いで、フッ素化界面活性剤(Minnesota Mining and Manufacturing Corpo ration,Minneapolis,MN,米国、により供給されるFC-120;1.23重量部の25% 水溶液)を加え、コーティング液を得た。青緑色形成層36を形成するため、この コーティング液を乾燥コーティング重量360mg/平方フィートでコートした。 画像形成媒体30の次の層は介在層38である。これは、2つの水溶性アクリルポ リマー(B.F.Goodrich Co.,Akron Ohio 44313,米国、により販売されているC arboset XL-37およびCarboset 526)の2:1 w/wの混合物から形成される。介在層 38は、乾燥コーティング重量437mg/平方フィートで、青緑層36に水溶液からコー トされる。この介在層38は断熱材として機能し、マゼンタ画像形成層の照射の際 に発生する熱による青緑画像形成層の着色(およびその逆)を防止する。介在層 38はまた、青緑およびマゼンタ画像形成層からの染料化合物の移動を減少させる かまたは取り除き、そしてこれらの層間の接着性を増大させるように機能する。 介在層38上にマゼンタ画像形成層40が配置される。マゼンタ画像形成層40を調 製するために、以下の式で表されるロイコ染料45重量部と: (このロイコ染料は、米国特許第4,720,449号および同第4,960,901号に記載の方 法により調製され得る)、以下の式で表される赤外染料1.875重量部と: (上述の国際出願PCT/US91/08695に記載のものと同様の方法で調製される)、ヒ ンダードアミン光安定剤HALS-63を1.725重量部と、界面活性剤(Aerosol TR-70 ;1.0M水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH5.6に調整されている)11.275重量部 と、ポリ(エチルメタクリレート)バインダー(Elvacite 2043)33.9重量部と を、1060重量部のジクロロメタンに溶解した。1125重量部の脱イオン水をこの溶 液に加え、そして得られた混合物を均一化した。次いで、ジクロロメタンを減圧 下の回転エバポレーションにより除去し、粒子サイズが100〜300nmの範囲の水中 分散体とした。水溶性バインダーであるポリ(ビニルアルコール)(Airvol 540 ;195.3重量部の9.8%水溶液)を、上記で調製した分散体1145重量部に加え、次 いで、フッ素化界面活性剤(FC-120;1.07重量部の25%水溶液)を加え、コーテ ィング液を得た。マゼンタ画像形成層40を形成するため、このコーティング液を 乾燥コーティング重量334mg/平方フィートでコートした。 画像形成媒体30の次の層は、介在層42である。この層の組成、機能および乾燥 コーティング重量は、上記の介在層38と同様である。 介在層42上に黄色画像形成層44が配置される。黄色画像形成層44を調製するた めに、以下の式で表されるロイコ染料61.6重量部と: ここで、R’はtert-ブチル基である(あるいは、R’がイソブチル基またはベ ンジル基である化合物が使用され得る)、以下の式で表される赤外染料1.54重量 部と: (上述の国際出願PCT/US91/08695に記載のものと同様の方法で調製される)、ヒ ンダードアミン光安定剤HALS-63を1.715重量部と、界面活性剤(Aerosol TR-70 ;1.0M水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH5.6に調整されている)15.435重量部 と、ポリ(エチルメタクリレート)バインダー(Elvacite 2043)46.2重量部と を、1235重量部のジクロロメタンに溶解した。1116重量部の脱イオン水をこの溶 液に加え、そして得られた混合物を均一化した。次いで、ジクロロメタンを減圧 下の回転エバポレーションにより除去し、粒子サイズが100〜300nmの範囲の水中 分散体とした。水溶性バインダーであるポリ(ビニルピロリドン)(Internatio nal Specialty Products,Wayne,New Jersey 07470,米国、により供給されるP VP K-120;220.7重量部の9.2%水溶液)を、上記で調製した分散体875重量部に加 え、次いで、フッ素化界面活性剤(FC-120;1.14重量部の25%水溶液)を加え、 コーティング液を得た。黄色画像形成層44を形成するため、このコーティング液 を乾燥コーティング重量415mg/平方フィートでコートした。 画像形成媒体30の次の層は、介在層46である。この層の組成、機能および乾燥 コーティング重量は、上記の介在層38および42と同様である。 すでに述べたように、画像形成媒体30の層32〜46は、透明基板32上にコーティ ングすることにより作製される。しかし、この媒体30の残りの層は、ディスポー ザブル支持体52(後述)上にコートされ、次いで、積層されて最終の画像形成媒 体30を形成する。 ディスポーザブル支持体52は、便利なことには、3ミル(76mm)のポリ(エチ レンテレフタレート)フィルム(ICI Films,Hopewell,Virginia 23860,米国 、により供給されるMelinex 505)である。この支持体52上に耐久層50をコート する。この耐久層50を形成するために、エチルセルロース(Dow Chemical,Midl and,Michigan 48674,米国、により供給されるEthocel,10cps、標準グレード )350重量部と、フッ素化界面活性剤(Minnesota Mining and Manufacturing Co rporation,Minneapolis,Minnesota,米国、により供給されるFC-431;3.5重量 部の50%酢酸エチル溶液)とを、酢酸エチル2205重量部およびトルエン945重量部 の混合物に溶解し、コーティング溶液を得た。耐久層50を形成するために、この コーティング溶液を乾燥コーティング重量988mg/平方フィートでコートした。 耐久層50上に紫外線フィルター層48がコートされる。この層は、画像形成層44 、40および36を周囲の紫外線の効果から保護するように機能する。画像形成前ま たは画像形成後の保存時に紫外線に曝されると、ロイコ染料は非常に変色しやす い ことがわかっている;このような変色により画像のDminが増大し、そして画像 内の色が歪み得るので、このような変色が望ましくないのは明らかである。フィ ルター層48を調製するために、エチルセルロース(Ethocel,10cps、標準グレー ド)350重量部と、Tinuvin 328(紫外線フィルター)35重量部と、フッ素化界面 活性剤(FC-431;3.5重量部の50%酢酸エチル溶液)とを、酢酸エチル2205重量部 およびトルエン945重量部の混合物に溶解し、コーティング溶液を得た。フィル ター層48を形成するために、このコーティング溶液を乾燥コーティング重量991m g/平方フィートでコートした。 組み合わせると、耐久層50、フィルター層48および介在層46は、気泡抑制層と して機能するに十分に厚く、媒体30の画像形成時に画像形成層内の気泡の発生を 抑制し(国際特許出願PCT/US92/02055(刊行物番号、WO92/19454)に記載されて いる)、得られるスライドブランクにおいて弱い画像形成層の保護層として機能 する。 ディスポーザブル層52、耐久層50およびフィルター層48を有する構造物は、加 熱(250°F、121℃)および加圧下で、層32〜46を有する構造物と積層され、次 いで、ディスポーザブル層52が剥がされて最終の画像形成媒体30を形成する。 この媒体30は、780〜815nm、840〜870nmおよび900〜930nmの範囲の波長を有す る3つの赤外レーザーからのビームを同時に照射することにより画像形成され得 る。900〜930nmビームは青緑色画像形成層36を画像形成し、840〜870nmビームは マゼンタ画像形成層40を画像形成し、そして780〜815nmビームは黄色画像形成層 44を画像形成する。従って、画像形成媒体30に多色画像が形成され、そしてこの 多色画像は、さらなる現像工程を必要としない。さらに、媒体30は、露光前に通 常の室内光のもとで取り扱われ得、そして画像形成が行なわれる装置は光漏れし ないようにする必要がない。 図4は、図1および図2に示すスライドブランクの画像形成層20としても使用 され得る第2の画像形成媒体(一般に60として示される)を示す。この画像形成 媒体60は、上記米国特許第5,286,612号に記載のタイプであり、図3に示す支持 体32と同様の支持体62を有する。超酸前駆体、赤外線感光性染料および第2の酸 発生剤を含み、超酸触媒熱分解を経て第2の酸を形成する酸発生層64が、支持体 62上に配置されている。酸発生層64の支持体62と反対側には、酸の不在下では無 色であるが酸の存在下では黄色に変わる酸感光性物質と、少量の塩基とを含む色 形成層66が配置されている。酸発生層64および色形成層66は共に、実質的に室温 より高いガラス転移温度を有するバインダーを含む。 色形成層66上に、画像形成時に酸発生層64に発生した酸が色形成層66を超えて 浸透するのを防ぐよう機能する酸浸透防止層68が配置されている。酸浸透防止層 68上に、第2の酸発生層70と第2の色形成層70とか配置されている(これらは、 層70中の赤外線感光性染料が層64中の赤外線感光性染料とは異なる波長で吸収す ること、および、層72中の酸感光性材料が酸の存在下で青緑色に変化すること以 外は、それぞれ層64および66と同様である)。画像形成媒体60の残りの層は、層 68と同一の第2の酸浸透防止層74、第3の酸発生層76と第3の色形成層78である (これらは、層76中の赤外線感光性染料が層64および70中の赤外線感光性染料と は異なる波長で吸収すること、および、層78中の酸感光性材料が酸の存在下でマ ゼンタ色に変化すること以外は、それぞれ層64および66と同様である)。 上記米国特許第5,286,612号に記載のように、最初に、画像形成層60は、上記 画像形成層30の場合と同様にして、酸発生層64、70および76中の赤外線感光性染 料の波長に調製された3つの赤外レーザーにより媒体の選択された領域に書き込 むことにより照射される。各酸発生層の照射領域内では、赤外線照射により超酸 前駆体が分解し、感光性染料により緩衝された対応する超酸を形成する。赤外線 照射後、画像形成媒体60は水銀ランプの下を通され、そして紫外線照射される; この照射は3つの異なる波長の紫外線を用い得、各酸発生層64、70および76はこ れら3つの波長の紫外線のうちの1つと反応するが、いくつかの場合においては 、3つの酸発生層すべてに1つの波長の紫外線のみを用いることが可能である。 紫外線照射により、各酸発生層の赤外線照射領域に非緩衝超酸が形成される。最 後に、画像形成媒体60は、加熱ローラーの間を通される;これらのローラーによ る加熱により、酸発生層64、70および76の赤外線照射領域に存在する超酸が、各 層内の第2の酸発生剤の触媒的分解を引き起こし、それにより、紫外線照射によ り発生した非緩衝超酸の量よりも実質的に大きい量の第2の酸が形成される。加 熱ローラーによる加熱および加圧はまた、酸発生層64、70および76、ならびに色 形 成層66、72および78を、そのガラス転移温度よりも高い温度に上昇させ、それに より、各酸発生層内に存在する要素と関連する色形成層内に存在する要素とを相 互に混合し、その結果、赤外線照射領域において、酸発生層内に生成した第2の 酸が酸感光性物質の変色を行い、これにより画像が形成される。 図5に示す本発明の第2のスライドブランク90は、画像形成媒体30'または60' が改変されて支持体32または62が取り除かれ、そして耐久層50またはトップコー ト80と接触するがそれらから剥離可能であるキャリア92が設けられている点で、 図1および図2に示すブランクとは異なる。この改変された画像形成媒体30'ま たは60'は、その種々の層をキャリア92上にコーティングすることにより形成さ れる(もちろん、これらの層は、上記のように、用いられるものから逆の順序で コーティングされ画像形成媒体30または60を形成する)。コーティング分野の当 業者には周知のように、必要に応じて、リリース層がキャリア92上にコートされ 、画像形成媒体30'または60'の残りの層からのキャリアの剥離を容易にし得る。 支持体32または62の不在を補足するために、第2ポリカーボネートシート12bの 厚みは、20ミル(0.5mm)に増加している。 図5に示すように、画像形成媒体の画像形成層が第2シート12bに直接積層さ れ、この結合が完結した後、キャリア92が耐久層またはトップコートから剥がさ れ最終のスライドブランクを得ること以外は、スライドブランク90は、図1に示 すスライドブランク10と同様にして組み立てられる。 図6に示す本発明の第3のスライドブランクは、スライドブランク100におい て、耐久層50またはトップコート80が第1キャリア102上にコートされ、画像形 成媒体の画像形成層が第2キャリア104上にコートされていること以外は、図5 に示すものと非常に類似している(便利なことには、図3に示す画像形成媒体30 がこのタイプのスライドブランクに用いられる場合には、フィルター層48は、耐 久層50を有する第1キャリア上にコートされる)。図5に示す第2のスライドブ ランクと同様に、支持体32または62は除かれ(すなわち、画像形成層は第2キャ リア104上に直接コートされ)、そして支持体32または62の不在を補足するため に、第2ポリカーボネートシート12bの厚みは、20ミル(0.5mm)に増加している 。スライドブランク100は、2つの積層を要すること以外は、スライドブランク9 0 の場合と非常に類似した方法で組み立てられる;画像形成層34〜46または64〜78 が第2シート12bに最初に積層され、第2キャリア104が得られる構造物から剥が され、次いで、耐久層50またはトップコート80が画像形成層に積層され、そして 最後に、第1キャリア102がトップコートから剥がされて最終のスライドブラン ク100を得る。 直接画像形成単一シート媒体を用いるスライドブランクについて本発明を上記 のように例示してきたが、可視光に対して実質的に感光性ではなく化学線感光性 であり、そして現像または固定化溶液による画像形成後のさらなる加工を必要と しないあらゆるタイプの画像形成層が本発明のスライドブランクに用いられるこ とは、当業者に明らかである。(適切な材料を選択する限りは、スライドブラン クは損傷を受けることなく加熱され得るので、画像形成および/または現像のた めの加熱を必要とする画像形成層がスライドブランクに用いられ得る。)例えば 、画像形成層は、国際特許出願PCT/US87/03249(刊行物番号、WO88/04237)なら びに米国特許第5,200,297号および同第5,170,261号のような特異接着画像形成プ ロセス(differential adhesion imaging process)により画像形成され得る。 このタイプの画像形成プロセスにおいては、多孔性のまたは粒子状の画像形成物 質の層が、第1シート様要素の熱活性化画像形成表面上に設けられ、画像形成物 質のこの層は、層と第1要素との間の接着強度よりも大きい結合力を有する。第 2シート様要素が、画像形成物質の層の第1要素とは反対側に設けられ、この画 像形成物質は、第1要素に対する接着性よりも第2要素に対する接着性の方が大 きい。適切に短くそして激しい放射線(代表的には、赤外線レーザーからの放射 線)を画像に応じて媒体に照射すると、熱活性化画像形成物質表面またはその近 辺で放射線が吸収され、そして熱に転化され、熱活性化画像形成物質表面を活性 化し、従って、画像形成物質の照射部分を第1要素に強固に固着させる。次いで 、放射線照射されず第2要素に固着した画像形成物質の部分および放射線照射さ れ第1要素に固着した画像形成物質の部分を残したまま、第1および第2要素が 分離され、これにより、第1および第2要素上に一対の画像を形成する。このよ うな特異接着画像形成プロセスを用いるモノクロのスライドブランクにおいては 、支持体は、1つのシート様要素として機能し得る。多色スライドにおいては、 3 つの着色画像は、スライドブランクとは別に形成され、そしてその後スライドブ ランクの一方の表面に固定される。 以上のように、本発明のスライドブランクは、従来のスライドの使用に関する 多くの問題点を克服する。本発明の単一のスライドブランクは、個々に画像形成 され得る;従って、スライドのプロセスおよび台への取り付け前に、スライドフ ィルムのロール全体を露光する必要がなく、そしてプロセスおよび台への取り付 け工程に固有の遅れ(小さくて弱い、台に取り付けられていないスライドを取り 扱う際の物理的な困難である)が防止される。本発明のスライドの画像形成され た部分は、「台」と一体であるので、画像形成された部分は台と比較してすべら ず、そして画像は常に意図した通りに映写される。本発明のスライドは、画像形 成された層の両側にプラスチックまたは類似の材料の層を有することにより、画 像が良好に保護され得る。本発明のスライドブランクは、従来の台付きスライド の外部表面の「段差」を実質的に取り除き、そしてこの段差がほこり、繊維およ び砕片を取り込むという問題点を解決する。本発明のスライドは、スライドから 取り外され得ず、かつ、スライドの画像形成と同時に印刷され得る不変的同定指 標を有する大きな表題領域を含み得、これにより、すでに印画されたスライドを 適切な指標と関連付ける際の問題点を防止する。最後に、上記のように、本発明 のスライドブランクは、映写される画像の形状を改変し得、そして肖像および風 景画像、ならびに他の縦横比および形状の画像を、同じスライドブランクの同じ 向きで印画し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テルファー, スティーブン ジェイ. アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02174, アーリントン,ウィンドソー ストリート 74 (72)発明者 ザロー, マイケル ジェイ. アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02174, アーリントン,ラングレイ ロ ード 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.支持体(12)と; 実質的に透明な中央部(16)および該中央部(16)を囲む不透明な周縁部(18)を有 するマスク層(14)と; 画像形成層(20;30;30';60;60')とを備え、 該支持体(12)および該画像形成層(20;30;30';60;60')が本質的に該マスク層(1 4)の該透明な中央部(16)全体にわたって延びるように、該支持体(12)、該マスク 層(14)および該画像形成層(20;30;30';60;60')が互いに固定され、該マスク層(1 4)の該中央部(16)に近接する該支持体(12)の少なくとも一部が実質的に透明であ り、 該画像形成層(20;30;30';60;60')が、可視光に対して実質的に感光性ではなく 化学線照射により画像形成可能であって、透過により視覚化され得る画像を形成 する スライドブランク(10;90;100)。 2.前記支持体(12)が実質的に剛直である、請求項1に記載のスライドブラン ク。 3.前記支持体(12)、前記マスク層(14)および前記画像形成層(20;30;30';60; 60')が、実質的に同じ寸法であり、そして該マスク層(14)および該画像形成層(2 0;30;30';60;60')が該支持体(12)の実質的に全領域にわたって延びるように互い に固定されている、請求項1または2に記載のスライドブランク。 4.相対する側に2つの実質的に平面状の主要表面を有する平坦な薄板形状で ある、請求項1〜3のいずれかに記載のスライドブランク。 5.40〜70mmの端部長さ、および0.8〜1.7mmの厚みを有する実質的に正方形の 薄板形状の形態である、請求項4に記載のスライドブランク。 6.前記画像形成層(20;30;30';60;60')が、前記化学線を吸収し得る放射線吸 収剤と、該放射線吸収剤による放射線吸収によって着色物質を形成するロイコ染 料とを含む、請求項1〜5のいずれかに記載のスライドブランク。 7.前記化学線の吸収により、前記放射線吸収剤が前記画像形成層(20;30;30' )内で熱を発生し、そして前記ロイコ染料が熱反応を経て着色物質を形成する、 請求項6に記載のスライドブランク。 8.前記ロイコ染料が、以下のいずれか1つを含む、請求項7に記載のスライ ドブランク: a.加熱により少なくとも1つの熱的に不安定なカルバメート部分の不可逆単 分子フラグメンテーションを経得る有機化合物であって、この有機化合物が電磁 スペクトルの非可視領域において最初に放射線を吸収し、該単分子フラグメンテ ーションが該有機化合物の外観を視覚的に変化させる、有機化合物; b.実質的に無色のジまたはトリアリールメタン構造内に、メソ炭素原子に対 するオルト位がメソ炭素原子を含む閉環部分で置換されて5員環または6員環を 形成するアリール基を有する、そのジまたはトリアリールメタンイメージング化 合物であって、該部分は、メソ炭素原子に直接結合した窒素原子を有し、そして 該窒素原子は、加熱によりフラグメンテーションを経て窒素原子の分子内アシル 化を行うためのアシル基を遊離させ、メソ炭素原子と結合し得ない新しい基をオ ルト位に形成するマスクされたアシル置換基を有する基に結合し、それにより、 ジまたはトリアリールメタン化合物が着色される、化合物; c.着色されたジまたはトリアリールメタン構造内に、メソ炭素原子に対する オルト位が熱的に不安定な尿素部分で置換されたアリール基を有する、そのジま たはトリアリールメタンイメージング化合物であって、該尿素部分は、加熱によ り単分子フラグメンテーション反応を経て、メソ炭素原子と結合して5員環また は6員環を形成する新しい基をオルト位に提供し、それによりジまたはトリアリ ールメタン化合物が閉環し、そして着色される、化合物; d.実質的に無色のジまたはトリアリールメタン構造内のメソ炭素原子上に、 オルト位がメソ炭素原子を含んで閉環された求核部分で置換されたアリール基を 有する、そのジまたはトリアリールメタン化合物と、加熱によりおよび該ジまた はトリアリールメタン化合物との接触により、該求核部分との二分子求核置換反 応を経て着色され、開環したジまたはトリアリールメタン化合物を形成する求電 子試薬との組み合わせ; e.以下の式で表される化合物: ここで、M’は、以下の式を有し: ここで、Rは、アルキル;-SO2R1(ここで、R1はアルキルである);フェニル; ナフチル;あるいは、アルキル、アルコキシ、ハロ、トリフルオロメチル、シア ノ、ニトロ、カルボキシル、-CONR2R3(ここで、R2およびR3は各々、水素または アルキルである)、-CO2R4(ここで、R4はアルキルまたはフェニルである)、-C OR5(ここで、R5はアミノ、アルキルまたはフェニルである)、-NR6R7(ここで 、R6およびR7は各々、水素またはアルキルである)、-SO2NR8R9(ここで、R8お よびR9は各々、水素、アルキルまたはベンジルである)で置換されたフェニルで あり;Z’は、以下の式を有し: ここで、R'は、ハロメチルまたはアルキルであり;Xは、-N=、-SO2-または-CH2 -であり;Dは、XおよびM'と共に、色シフトした有機染料のラジカルを表し; qは、0または1であり;そしてpは、少なくとも1の整数であり;Z’は、加 熱の付与によりM’から除かれて、染料のスペクトル吸収の特徴を視覚的に認識 可能に変化させる; f.以下の式で表される実質的に無色のジまたはトリアリールメタン化合物: ここで、環Bは、炭素環式アリール環または複素環式アリール環を表し;C1は、 該ジまたはトリアリールメタン化合物のメソ炭素原子を表し;Xは、-C(=O)-、- SO2-または-CH2-を表し、かつ、メソ炭素原子を含んで閉環部分を完成し、該部 分は、メソ炭素原子に直接結合した窒素原子を含み;Yは、-NH-C(=O)-Lを表し 、ここでLは、熱フラグメンテーションにより脱離して窒素原子の分子内アシル 化を行うための-N=C=Oを非マスク化して、N-含有環を開環し、そしてメソ炭素原 子と結合し得ない新しい基を環Bのオルト位に形成する脱離基であり;Eは、水 素、電子供与基、電子吸引基、あるいは、加熱によりフラグメンテーションを経 て電子吸引基を遊離させる電子供与基または電子中性基のいずれかの基であり、 sは、0または1であり;ZおよびZ’は、それぞれ、N-含有環が開いている場 合のジアリールメタンまたはトリアリールメタン染料の助色団系を完成する部分 を表 し、そしてZおよびZ’は、一緒になって、N-含有環が開いている場合の架橋ト リアリールメタン染料の助色団系を完成する架橋部分を表す; g.(a)加熱により前駆体からフラグメンテーションを経る少なくとも1つの 熱的に除去可能な保護基、および(b)加熱により前駆体から不可逆的に除去され る少なくとも1つの脱離基によって置換された前もって形成された画像染料の無 色の前駆体、ただし、該保護基および該脱離基のいずれも水素ではなく、保護基 および脱離基は、熱が加えられて保護基および脱離基が除かれ、それにより、無 色の前駆体が画像染料に転化されるまで、該前駆体を無色の形態に維持する; h.キノフタロン染料および9個を超えない炭素原子を有する第3級アルカノ ールの混合炭酸エステル; i.以下の式で表されるロイコ染料: ここで、 Eは、熱的に除去可能な脱離基を表し; tMは、熱的に移動可能なアシル基を表し; Q、Q’およびCは、一緒になって、染料形成カップラー部分(ここで Cは、カップラー部分のカップリング炭素である)を表し; そして(Y)は、Nと一緒になって、芳香族アミノ顕色剤を表し; Q、Q’および(Y)のうちの1つは、周期表の5A族/6A族を含む原子から 選択される原子を含み、基EおよびtMは、加熱の付与により基Eが該ロイコ染 料から除かれ、そして基tMが該N原子から5A族/6A族原子へと移動し、それによ り、以下の式で表される染料を形成するまで、該ロイコ染料を実質的に無色の形 態に維持する: ここで、破線は、tM基がQ、Q’および(Y)のうちの1つにおいて5A族/6A族原 子に結合していることを示す。 9.前記化学線の吸収により、前記放射線吸収剤が前記画像形成層(60;60')内 に酸を生成し、そしてこの酸への照射により、前記ロイコ染料が着色物質を形成 する、請求項6に記載のスライドブランク。 10.前記画像形成層(60;60')が、前記放射線吸収剤により吸収される前記化 学線より短い波長の放射線により分解して超酸を形成し得る超酸前駆体をさらに 含み、該超酸前駆体は、該放射線吸収剤が存在しない場合には該放射線吸収剤に より吸収される該化学線によっては分解しないが、該放射線吸収剤と該放射線吸 収剤により吸収される該化学線とが存在する場合には、分解して該放射線吸収剤 から誘導されるプロトン化生成物を形成し、該色形成組成物は、熱的に分解して 第2の酸を形成し得る第2の酸発生剤をさらに含有し、該第2の酸発生剤の熱分 解は、該超酸前駆体から誘導される該超酸の存在下で触媒され、そして該ロイコ 染料が、該第2の酸の存在下で変化して着色物質を形成する、請求項9に記載の スライドブランク。 11.複数の画像形成層を備え、該画像形成層の各々は異なる色を発生させ得 、該画像形成層の各々は、他の画像形成層の各々に存在する放射線吸収剤により 吸収される放射線とは異なる波長の化学線を吸収し得る放射線吸収剤を有する、 請求項1〜10のいずれかに記載のスライドブランク。 12.スライドを製造するプロセスであって、 支持体(12)と;実質的に透明な中央部(16)および該中央部(16)を囲む不透明な 周縁部(18)を有するマスク層(14)と;画像形成層(20;30;30';60;60')とを備え、 該支持体(12)および該画像形成層(20;30;30';60;60')が本質的に該マスク層(14) の該透明な中央部(16)全体にわたって延びるように、該支持体(12)、該マスク層 (14)および該画像形成層(20;30;30';60;60')が互いに固定され、該マスク層(14) の該中央部(16)に近接する該支持体(12)の少なくとも一部が実質的に透明である 、スライドブランク(10;90;100)を提供する工程を包含し、 該画像形成層(20;30;30';60;60')が、可視光に対して実質的に感光性ではなく 化学線照射により画像形成可能であって、透過により視覚化され得る画像を形成 し、そして該画像の形成が、該画像形成層(20;30;30';60;60')の少なくとも一部 に化学線を照射することにより行なわれ、それにより、透過により視覚化され得 る画像を該画像形成層に形成して、これによりスライドを得る、プロセス。 13.前記支持体が実質的に剛直である、請求項12に記載のプロセス。 14.前記画像形成層(20;30;30';60;60')が前記マスク層(14)の周縁部(18)に わたって延び、そして前記化学線の照射が行なわれて、該マスク層(14)の周縁部 (18)にわたって延びる該画像形成層(20;30;30';60;60')の一部に画像の一部を形 成し、それにより、該マスク層(14)に対する反射により再び視覚化され得る画像 の一部を形成する、請求項12または13に記載のプロセス。 15.前記支持体(12)、前記マスク層(14)および前記画像形成層(20;30;30';6 0;60')が、実質的に同じ寸法であり、そして該マスク層(14)および該画像形成層 (20;30;30';60;60')が該支持体(12)の実質的に全領域にわたって延びるように互 いに固定されている、請求項12〜14のいずれかに記載のプロセス。 16.前記スライドブランクが、40〜70mmの端部長さ、および0.8〜1.7mmの厚 みを有する実質的に正方形の薄板形状の形態を有する、請求項12〜15のいず れかに記載のプロセス。
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