JP2807155B2 - 感熱色素転写用色素受容素子 - Google Patents
感熱色素転写用色素受容素子Info
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- B41M7/009—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using thermal means, e.g. infrared radiation, heat
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱色素転写受容素子
に、より詳細には、粗面化された色素受容部分面を有す
る感熱色素転写プロセス用の受容素子に関する。
に、より詳細には、粗面化された色素受容部分面を有す
る感熱色素転写プロセス用の受容素子に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る一つの方
法によると、まず電子画像をカラーフィルターによって
色分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号
に変換する。その後、これらの信号を操作して、シア
ン、マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これ
らの電気信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを
得るため、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与
体素子を色素受容体素子と向い合わせて配置する。次い
で、それら二つを感熱プリントヘッドと定盤ローラーと
の間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかけることができ
る。感熱プリントヘッドは、数多くの加熱素子を有する
ことができ、またシアン、マゼンタまたはイエローの信
号に応じて逐次加熱される。その後、この工程を、その
他の2色について反復する。こうして、スクリーンで見
た元の画像に対応するカラーハードコピーが得られる。
この方法とそれを実施するための装置についての詳細
が、米国特許第4,621,271号明細書に記載され
ている。
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る一つの方
法によると、まず電子画像をカラーフィルターによって
色分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号
に変換する。その後、これらの信号を操作して、シア
ン、マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これ
らの電気信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを
得るため、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与
体素子を色素受容体素子と向い合わせて配置する。次い
で、それら二つを感熱プリントヘッドと定盤ローラーと
の間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかけることができ
る。感熱プリントヘッドは、数多くの加熱素子を有する
ことができ、またシアン、マゼンタまたはイエローの信
号に応じて逐次加熱される。その後、この工程を、その
他の2色について反復する。こうして、スクリーンで見
た元の画像に対応するカラーハードコピーが得られる。
この方法とそれを実施するための装置についての詳細
が、米国特許第4,621,271号明細書に記載され
ている。
【0003】上記の電子信号を使用してプリントを熱的
に得る別の方法は、感熱プリントヘッドの代わりにレー
ザーを使用する方法である。このような方式では、供与
体シートは、レーザーの波長において強い吸収を示す物
質を含有する。供与体を照射すると、この吸収物質が光
エネルギーを熱エネルギーへ転換し、その熱がすぐ近く
の色素へ伝達し、よってその色素がその蒸発温度にまで
加熱されて受容体へ転写される。吸収物質は、色素の下
方にある層中に存在しても、または色素と混合されてい
ても、あるいはその両方であってもよい。所望の画像の
形状や色を代表する電子信号によってレーザーを変調し
て、所望の画像の色を構築するために存在させなければ
ならない受容体上の領域においてのみ各色素を加熱して
蒸発させる。この方法の詳細については、英国特許出願
公開第2,083,726号明細書に記載されている。
色素を供与体から受容体へ熱的に転写させるのに使用す
ることができる別のエネルギー源には、光フラッシュや
超音波が含まれる。
に得る別の方法は、感熱プリントヘッドの代わりにレー
ザーを使用する方法である。このような方式では、供与
体シートは、レーザーの波長において強い吸収を示す物
質を含有する。供与体を照射すると、この吸収物質が光
エネルギーを熱エネルギーへ転換し、その熱がすぐ近く
の色素へ伝達し、よってその色素がその蒸発温度にまで
加熱されて受容体へ転写される。吸収物質は、色素の下
方にある層中に存在しても、または色素と混合されてい
ても、あるいはその両方であってもよい。所望の画像の
形状や色を代表する電子信号によってレーザーを変調し
て、所望の画像の色を構築するために存在させなければ
ならない受容体上の領域においてのみ各色素を加熱して
蒸発させる。この方法の詳細については、英国特許出願
公開第2,083,726号明細書に記載されている。
色素を供与体から受容体へ熱的に転写させるのに使用す
ることができる別のエネルギー源には、光フラッシュや
超音波が含まれる。
【0004】透明支持体上の画像を観察することができ
る方法の一つに、写真画像を観察するために通常用いら
れている「スライド」映写法がある。一般に、スライド
トランスパレンシー画像は大きなスクリーン上に拡大し
て(例、100乗倍)映写される。従来の写真スライド
映写用トランスパレンシーは、幅35mmの連続写真フ
ィルムから切り取られた24mm×36mmの画像領域
からなることが普通である。従来より、これらの画像領
域を、そのパーフォレーションと共に、打抜いた約2×
2インチ(約50mm×50mm)の厚紙または押出プ
ラスチック製の2枚のまたは折畳み式の外部フレーム内
に取り付けてスライド枠を形成している。この二つの部
分を、補助ヒートシールボーダーマスクによってヒート
シールするかまたはスナップ集成する。ガラス保護を含
むより複雑な金属またはプラスチックフレームも知られ
ている。スライド枠フレームは、画像領域にダメージを
与えずに個々のスライド画像を取り扱うこと及び積み重
ねることができるように保護を提供し、また映写の際に
写真画像を平らに保ち焦点を合わせるのに役立つ。さら
に、個別観察や連続観察用のホッパーまたはマガジンか
らの個々のフレーム化したスライドの取扱いを可能にす
るために、従来より様々な市販のスライド映写機が設計
されている。
る方法の一つに、写真画像を観察するために通常用いら
れている「スライド」映写法がある。一般に、スライド
トランスパレンシー画像は大きなスクリーン上に拡大し
て(例、100乗倍)映写される。従来の写真スライド
映写用トランスパレンシーは、幅35mmの連続写真フ
ィルムから切り取られた24mm×36mmの画像領域
からなることが普通である。従来より、これらの画像領
域を、そのパーフォレーションと共に、打抜いた約2×
2インチ(約50mm×50mm)の厚紙または押出プ
ラスチック製の2枚のまたは折畳み式の外部フレーム内
に取り付けてスライド枠を形成している。この二つの部
分を、補助ヒートシールボーダーマスクによってヒート
シールするかまたはスナップ集成する。ガラス保護を含
むより複雑な金属またはプラスチックフレームも知られ
ている。スライド枠フレームは、画像領域にダメージを
与えずに個々のスライド画像を取り扱うこと及び積み重
ねることができるように保護を提供し、また映写の際に
写真画像を平らに保ち焦点を合わせるのに役立つ。さら
に、個別観察や連続観察用のホッパーまたはマガジンか
らの個々のフレーム化したスライドの取扱いを可能にす
るために、従来より様々な市販のスライド映写機が設計
されている。
【0005】トランスパレンシーの保存や観察におい
て、スライドは、画像を取扱い易いことや、画像の序列
を自動化することといった利点を提供する。従来のスラ
イド枠フレームを、透明受容体上に形成された感熱色素
転写画像に使用して、従来のスライド映写機で観察する
ことができるスライドを形成することは可能であるが、
それらを使用するためには、扱いにくく、時間がかか
り、またコストもかかる切断作業や集成作業が必要であ
る。
て、スライドは、画像を取扱い易いことや、画像の序列
を自動化することといった利点を提供する。従来のスラ
イド枠フレームを、透明受容体上に形成された感熱色素
転写画像に使用して、従来のスライド映写機で観察する
ことができるスライドを形成することは可能であるが、
それらを使用するためには、扱いにくく、時間がかか
り、またコストもかかる切断作業や集成作業が必要であ
る。
【0006】米国特許第5,234,886号明細書
は、スライド映写機で観察できるようにするための画像
化後のフレーム取付け作業や枠組み作業を必要としない
感熱色素転写画像化用の受容体について記載している。
このような色素受容素子は、中央のポリマー色素画像受
容部分と、その中央部分の周辺部に拡がる一体型ポリマ
ーフレーム部分とを含み、そのフレーム部分の厚さは約
1/2〜約3mmである。米国特許第5,234,88
6号明細書に記載されている受容素子は、例えば射出成
形、真空成形、等のような「プラスチック技術分野」で
知られているいずれの技法によっても製作することがで
きる。一般に、これらの技法では、金型が平滑であるた
めに、得られる色素受容面も平滑になる。
は、スライド映写機で観察できるようにするための画像
化後のフレーム取付け作業や枠組み作業を必要としない
感熱色素転写画像化用の受容体について記載している。
このような色素受容素子は、中央のポリマー色素画像受
容部分と、その中央部分の周辺部に拡がる一体型ポリマ
ーフレーム部分とを含み、そのフレーム部分の厚さは約
1/2〜約3mmである。米国特許第5,234,88
6号明細書に記載されている受容素子は、例えば射出成
形、真空成形、等のような「プラスチック技術分野」で
知られているいずれの技法によっても製作することがで
きる。一般に、これらの技法では、金型が平滑であるた
めに、得られる色素受容面も平滑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような平滑な色素
受容面上に付着した画像は、続いて熱または溶剤蒸気に
よって融着させた場合に、不均一な色素吸収や汚染を示
すことが知られている。支持体上に色素受容層が塗布さ
れている色素受容素子上に感熱色素転写によって形成さ
れた画像もまた、続く融着工程中に汚染しやすい。この
ような汚染は、レーザー感熱色素転写によって形成され
た画像では特に問題となる。というのは、このような色
素画像はより広範囲な融着を必要とする傾向があるから
である。
受容面上に付着した画像は、続いて熱または溶剤蒸気に
よって融着させた場合に、不均一な色素吸収や汚染を示
すことが知られている。支持体上に色素受容層が塗布さ
れている色素受容素子上に感熱色素転写によって形成さ
れた画像もまた、続く融着工程中に汚染しやすい。この
ような汚染は、レーザー感熱色素転写によって形成され
た画像では特に問題となる。というのは、このような色
素画像はより広範囲な融着を必要とする傾向があるから
である。
【0008】本発明の目的は、画像化後の受容体素子の
融着の際に汚染しない感熱色素転写用色素受容素子を提
供することである。本発明の別の目的は、画像化後のフ
レーム取付け作業や枠組み作業を要することなく映写観
察用のスライドを形成するのに適した受容素子を提供す
ることである。
融着の際に汚染しない感熱色素転写用色素受容素子を提
供することである。本発明の別の目的は、画像化後のフ
レーム取付け作業や枠組み作業を要することなく映写観
察用のスライドを形成するのに適した受容素子を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、ANSI D−46.1(1985)で測定した平
均表面粗さRaが約0.03〜約0.5μmとなるよう
に粗面化された表面を有するポリマー色素画像受容部分
を含んで成る感熱色素転写用色素受容素子から構成され
る本発明によると達成される。
は、ANSI D−46.1(1985)で測定した平
均表面粗さRaが約0.03〜約0.5μmとなるよう
に粗面化された表面を有するポリマー色素画像受容部分
を含んで成る感熱色素転写用色素受容素子から構成され
る本発明によると達成される。
【0010】本発明は、a)色素層を表面に担持する支
持体を含む色素供与体素子を像様加熱する工程、b)色
素層の部分を上記の色素受容素子へ転写して転写色素画
像を形成させる工程、及びc)画像化色素受容素子を融
着する工程からなる、画像化素子を形成する感熱色素転
写法をも包含する。
持体を含む色素供与体素子を像様加熱する工程、b)色
素層の部分を上記の色素受容素子へ転写して転写色素画
像を形成させる工程、及びc)画像化色素受容素子を融
着する工程からなる、画像化素子を形成する感熱色素転
写法をも包含する。
【0011】また、本発明は、粗面化した色素受容素子
の形成方法をも包含する。
の形成方法をも包含する。
【0012】さらに、本発明は、本発明の感熱色素転写
法から得られた画像化素子を包含する。
法から得られた画像化素子を包含する。
【0013】本発明の一つの実施態様では、図1〜図4
に示したような色素画像受容部分10及びフレーム部分
20を含む一体型受容体−フレームフォーマットを用い
て、映写可能な一体ユニット上に感熱色素転写画像を直
接作成することができる。転写画像を取り付けたり集成
するといった別の工程は不要である。フレームの長さL
及び幅W(図4)は、受容体−フレームがスライド映写
機に用いるのに適した大きさになるように選定する。も
っともよく市販されているスライド映写機は、従来の写
真スライドフレームを収容するように設計されている。
もっとも普通の写真スライドフレームの大きさは、およ
そ50mm×50mmである。中央の色素画像受容部分
の長さl及び幅w(図1)は、所望の画像を形成するた
めに十分な面積を提供するように選定すると同時に、中
央の色素画像受容部分にダメージを与えることなく受容
体−フレームを取り扱うことができるように、一体型受
容体−フレームが十分な寸法安定性と十分なフレーム面
積とを示すような十分な周辺フレーム幅を維持する。全
体の長さL及び幅Wが約50mmのスライドでは、中央
領域の幅w及び長さlは約20mm〜約40mmが好ま
しい。従来の写真スライドと一致させるためには、長さ
lは約35mmで、幅wは約23mmであることが特に
好ましい。
に示したような色素画像受容部分10及びフレーム部分
20を含む一体型受容体−フレームフォーマットを用い
て、映写可能な一体ユニット上に感熱色素転写画像を直
接作成することができる。転写画像を取り付けたり集成
するといった別の工程は不要である。フレームの長さL
及び幅W(図4)は、受容体−フレームがスライド映写
機に用いるのに適した大きさになるように選定する。も
っともよく市販されているスライド映写機は、従来の写
真スライドフレームを収容するように設計されている。
もっとも普通の写真スライドフレームの大きさは、およ
そ50mm×50mmである。中央の色素画像受容部分
の長さl及び幅w(図1)は、所望の画像を形成するた
めに十分な面積を提供するように選定すると同時に、中
央の色素画像受容部分にダメージを与えることなく受容
体−フレームを取り扱うことができるように、一体型受
容体−フレームが十分な寸法安定性と十分なフレーム面
積とを示すような十分な周辺フレーム幅を維持する。全
体の長さL及び幅Wが約50mmのスライドでは、中央
領域の幅w及び長さlは約20mm〜約40mmが好ま
しい。従来の写真スライドと一致させるためには、長さ
lは約35mmで、幅wは約23mmであることが特に
好ましい。
【0014】一体型受容体−フレームは、射出成形、真
空成形、等のような「プラスチック技術分野」で知られ
ているいずれの技法で製作してもよい。一体型受容体−
フレームは、成形可能または押出可能であり熱転写性色
素を受容できる能力を有する熱可塑性ポリマー、コポリ
マーまたはポリマー混合物から便利に製作される。受容
体−フレームの中央の受容体部分10は、受容体−フレ
ームをテーブル上面のような平らな硬質面で横方向に滑
らせた場合の引掻き傷を最小限に抑えるために、フレー
ム部分20よりも薄いことが好ましい。この厚さの違い
は、図2に示したように画像化用の中央領域をフレーム
縁部よりも引っ込ませることによって実現してもよい
し、あるいはフレーム縁部が高いリッジまたは突起(図
示なし)を有してもよい。受容体フレームの厚さT(図
3)は、スライド映写機のゲートへ落とし入れるのに適
当な厚さと重量をもたせるために、約1/2mm〜約3
mm、より好ましくは約1.5mm〜約2.5mmとす
べきである。中央の色素画像受容部分の好ましい厚さは
約0.2mm〜約2.0mmである。これらの一体型受
容体−フレームは、積み重ねるに十分な、また映写の際
には平らに焦点を保たせるに十分な硬さを示す。
空成形、等のような「プラスチック技術分野」で知られ
ているいずれの技法で製作してもよい。一体型受容体−
フレームは、成形可能または押出可能であり熱転写性色
素を受容できる能力を有する熱可塑性ポリマー、コポリ
マーまたはポリマー混合物から便利に製作される。受容
体−フレームの中央の受容体部分10は、受容体−フレ
ームをテーブル上面のような平らな硬質面で横方向に滑
らせた場合の引掻き傷を最小限に抑えるために、フレー
ム部分20よりも薄いことが好ましい。この厚さの違い
は、図2に示したように画像化用の中央領域をフレーム
縁部よりも引っ込ませることによって実現してもよい
し、あるいはフレーム縁部が高いリッジまたは突起(図
示なし)を有してもよい。受容体フレームの厚さT(図
3)は、スライド映写機のゲートへ落とし入れるのに適
当な厚さと重量をもたせるために、約1/2mm〜約3
mm、より好ましくは約1.5mm〜約2.5mmとす
べきである。中央の色素画像受容部分の好ましい厚さは
約0.2mm〜約2.0mmである。これらの一体型受
容体−フレームは、積み重ねるに十分な、また映写の際
には平らに焦点を保たせるに十分な硬さを示す。
【0015】望ましくは、フレーム部分は、映写フレア
を最小限に抑えるために、実質的に不透明(透過濃度が
約2.0以上であることが好ましい)である。色素画像
受容部分に色味付けをして映写画像に均一な着色バック
グラウンドを付与することができるが、転写画像の設計
の融通性を最大限に高めるためには色素画像受容部分は
実質的に透明(例、光学透過率85%以上)であること
が好ましい。所望であれば、不透明な縁部と中央の透明
色素画像受容部分との両方を作りだすように成形工程を
任意に設計することができる。縁部や中央画像領域にロ
ゴや識別マーク(図示なし)を含めることもできる。こ
のようなマークを中央画像領域や縁部の透明領域に含め
ると、これらは映写可能となる。また、従来のさらなる
スライドの特徴を一体型受容体−フレームに導入するこ
とができる。くぼみ部22を縁部のエッジに成形してピ
ン−マウント映写機用の定位ポジションとして使用する
ことで、マルチ−フレームラップ−ディゾルブ技法を映
写像のシフトを最小限にしながら採用することができ
る。
を最小限に抑えるために、実質的に不透明(透過濃度が
約2.0以上であることが好ましい)である。色素画像
受容部分に色味付けをして映写画像に均一な着色バック
グラウンドを付与することができるが、転写画像の設計
の融通性を最大限に高めるためには色素画像受容部分は
実質的に透明(例、光学透過率85%以上)であること
が好ましい。所望であれば、不透明な縁部と中央の透明
色素画像受容部分との両方を作りだすように成形工程を
任意に設計することができる。縁部や中央画像領域にロ
ゴや識別マーク(図示なし)を含めることもできる。こ
のようなマークを中央画像領域や縁部の透明領域に含め
ると、これらは映写可能となる。また、従来のさらなる
スライドの特徴を一体型受容体−フレームに導入するこ
とができる。くぼみ部22を縁部のエッジに成形してピ
ン−マウント映写機用の定位ポジションとして使用する
ことで、マルチ−フレームラップ−ディゾルブ技法を映
写像のシフトを最小限にしながら採用することができ
る。
【0016】外部フレーム及び中央画像領域に用いられ
るポリマー材料は同じものであってもよいし、また別の
成分を一部にまたはその他方に選択的に添加してもよ
い。成形加工に適合する限り、異なる2種のポリマーを
フレーム及び受容体部分の各々に使用してもよい。成形
された特徴や、不透明領域及びロゴをはじめとするこれ
らの概念は、Islyn Thomas著の刊行本「プ
ラスチックの射出成形(Injection Mold
ing of Plastics)」(Reinhol
d出版社、New York、1947)に記載されて
いるように当該技術分野ではよく知られている。本明細
書ではその記載を参照することによって取り入れる。
るポリマー材料は同じものであってもよいし、また別の
成分を一部にまたはその他方に選択的に添加してもよ
い。成形加工に適合する限り、異なる2種のポリマーを
フレーム及び受容体部分の各々に使用してもよい。成形
された特徴や、不透明領域及びロゴをはじめとするこれ
らの概念は、Islyn Thomas著の刊行本「プ
ラスチックの射出成形(Injection Mold
ing of Plastics)」(Reinhol
d出版社、New York、1947)に記載されて
いるように当該技術分野ではよく知られている。本明細
書ではその記載を参照することによって取り入れる。
【0017】レーザー、感熱ヘッドまたはフラッシュラ
ンプといった技法を利用する感熱色素転写用の受容層と
して適当であることが知られているポリマーは様々であ
る。しかしながら、このような各種のポリマーのうち、
一体型受容体−フレームの製造にとって好ましいポリマ
ーはさらに選択しなければならない。まず、ポリマー
は、熱可塑性であり、100〜350℃の温度でキャス
トまたは押出成形できるよう溶融性であることが好まし
い。以下のさらに別の基準もまた重要である。受容体−
フレームを映写トレイ中へ装填することができ、またト
レイを前進させたときにゲートを詰まらせたり曲がった
りせずに映写機内へ落下または移動するように、十分な
厚さのポリマーをキャストまたは成形しなければならな
い。一般に、少なくとも1ミリメートルの半分の厚さが
必要であろう。一方で、受容体−フレームの厚さは、映
写トレイの共通サイズに適合しないような大きさであっ
てもならない。この上限値は約3mm以下であろう。
ンプといった技法を利用する感熱色素転写用の受容層と
して適当であることが知られているポリマーは様々であ
る。しかしながら、このような各種のポリマーのうち、
一体型受容体−フレームの製造にとって好ましいポリマ
ーはさらに選択しなければならない。まず、ポリマー
は、熱可塑性であり、100〜350℃の温度でキャス
トまたは押出成形できるよう溶融性であることが好まし
い。以下のさらに別の基準もまた重要である。受容体−
フレームを映写トレイ中へ装填することができ、またト
レイを前進させたときにゲートを詰まらせたり曲がった
りせずに映写機内へ落下または移動するように、十分な
厚さのポリマーをキャストまたは成形しなければならな
い。一般に、少なくとも1ミリメートルの半分の厚さが
必要であろう。一方で、受容体−フレームの厚さは、映
写トレイの共通サイズに適合しないような大きさであっ
てもならない。この上限値は約3mm以下であろう。
【0018】各種ポリマーの中でも、ポリカーボネート
単独もしくはその他のポリエステルとの混合物及びポリ
カーボネートとその他のポリエステルとのコポリマーが
好ましいと考えられる。好ましい実施態様では、数平均
分子量が約25,000以上のビスフェノールAポリカ
ーボネートを使用する。このようなポリカーボネートの
例には、General ElectricのLEXA
N(登録商標)ポリカーボネート樹脂や、Bayer
AGのMACROLON 5700が含まれる。実用的
であると考えられているその他のポリマー種には、セル
ロースエステル、線状ポリエステル、スチレン−アクリ
ロニトリルコポリマー、スチレン−エステルコポリマ
ー、ウレタン及びポリ塩化ビニルが含まれる。任意では
あるが、中央の色素画像受容部分に、転写色素を特に有
効に受容するポリマー、例えばポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)を含む別の色素画像受容層を塗布し
てもよい。
単独もしくはその他のポリエステルとの混合物及びポリ
カーボネートとその他のポリエステルとのコポリマーが
好ましいと考えられる。好ましい実施態様では、数平均
分子量が約25,000以上のビスフェノールAポリカ
ーボネートを使用する。このようなポリカーボネートの
例には、General ElectricのLEXA
N(登録商標)ポリカーボネート樹脂や、Bayer
AGのMACROLON 5700が含まれる。実用的
であると考えられているその他のポリマー種には、セル
ロースエステル、線状ポリエステル、スチレン−アクリ
ロニトリルコポリマー、スチレン−エステルコポリマ
ー、ウレタン及びポリ塩化ビニルが含まれる。任意では
あるが、中央の色素画像受容部分に、転写色素を特に有
効に受容するポリマー、例えばポリ(ビニルアルコール
−コ−ブチラール)を含む別の色素画像受容層を塗布し
てもよい。
【0019】本発明の一つの実施態様では、ポリマー中
央色素画像受容部分とその周辺部に拡がる一体型ポリマ
ーフレーム部分とを含む受容素子が用いられるが、本発
明は、ポリマー色素受容層を少なくとも片面に担持する
支持体から構成される受容素子にも適合する。本発明の
この実施態様に用いる支持体は、透明であっても反射性
であってもよく、またポリマー、合成紙もしくはセルロ
ース系紙の支持体、またはそれらの積層体であってもよ
い。支持体と色素画像受容層との間にさらに別のポリマ
ー層を存在させることができる。例えば、ポリエチレン
やポリプロピレンのようなポリオレフィンを使用するこ
とができる。二酸化チタン、酸化亜鉛、等のような白色
顔料をポリマー層に添加して、反射性を付与してもよ
い。さらに、色素画像受容層への付着性を改善するため
に、このポリマー層の上に下塗層を使用してもよい。こ
のような下塗層については、米国特許第4,748,1
50号、同第4,965,238号、同第4,965,
239号及び同第4,965,241号明細書に記載さ
れている。使用可能な受容層ポリマーには、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ
(カプロラクトン)またはその他のいずれかの受容体ポ
リマー及びそれらの混合物が含まれる。色素画像受容層
は、その所期の目的に有効な任意の量で存在することが
できる。一般に、受容体層濃度を約0.5〜約10g/
m2 とすると良好な結果が得られる。受容体素子は、米
国特許第5,011,814号及び同第5,096,8
75号明細書に記載されているような裏層を含むことも
できる。
央色素画像受容部分とその周辺部に拡がる一体型ポリマ
ーフレーム部分とを含む受容素子が用いられるが、本発
明は、ポリマー色素受容層を少なくとも片面に担持する
支持体から構成される受容素子にも適合する。本発明の
この実施態様に用いる支持体は、透明であっても反射性
であってもよく、またポリマー、合成紙もしくはセルロ
ース系紙の支持体、またはそれらの積層体であってもよ
い。支持体と色素画像受容層との間にさらに別のポリマ
ー層を存在させることができる。例えば、ポリエチレン
やポリプロピレンのようなポリオレフィンを使用するこ
とができる。二酸化チタン、酸化亜鉛、等のような白色
顔料をポリマー層に添加して、反射性を付与してもよ
い。さらに、色素画像受容層への付着性を改善するため
に、このポリマー層の上に下塗層を使用してもよい。こ
のような下塗層については、米国特許第4,748,1
50号、同第4,965,238号、同第4,965,
239号及び同第4,965,241号明細書に記載さ
れている。使用可能な受容層ポリマーには、ポリカーボ
ネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ
(カプロラクトン)またはその他のいずれかの受容体ポ
リマー及びそれらの混合物が含まれる。色素画像受容層
は、その所期の目的に有効な任意の量で存在することが
できる。一般に、受容体層濃度を約0.5〜約10g/
m2 とすると良好な結果が得られる。受容体素子は、米
国特許第5,011,814号及び同第5,096,8
75号明細書に記載されているような裏層を含むことも
できる。
【0020】一体型の受容体−フレームの形態であって
も、また塗布した色素受容層を担持する支持体の形態で
あっても、本発明の色素受容素子は、ANSI D−4
6.1で測定した平均表面粗さRaが約0.03〜約
0.5μmになるように粗面化した画像受容部分を有す
ることを特徴とする。約0.03μmよりも小さいと、
色素汚染の改善はほとんど認められず、また約0.5μ
mよりも大きいと、表面が、特に映写像にとって視覚的
に好ましくないものになってしまう。
も、また塗布した色素受容層を担持する支持体の形態で
あっても、本発明の色素受容素子は、ANSI D−4
6.1で測定した平均表面粗さRaが約0.03〜約
0.5μmになるように粗面化した画像受容部分を有す
ることを特徴とする。約0.03μmよりも小さいと、
色素汚染の改善はほとんど認められず、また約0.5μ
mよりも大きいと、表面が、特に映写像にとって視覚的
に好ましくないものになってしまう。
【0021】本発明の方法に用いられる色素供与体は、
熱転写性色素含有層を表面に担持する支持体を含んで成
る。色素供与体に色素を使用すると、色相及び色の選択
幅を広げることができ、また所望であれば簡単に画像を
受容体へ1回以上転写することができる。さらに、色素
の使用によって、濃度を所望の任意のレベルへ簡単に変
更することができる。
熱転写性色素含有層を表面に担持する支持体を含んで成
る。色素供与体に色素を使用すると、色相及び色の選択
幅を広げることができ、また所望であれば簡単に画像を
受容体へ1回以上転写することができる。さらに、色素
の使用によって、濃度を所望の任意のレベルへ簡単に変
更することができる。
【0022】本発明に用いられる色素供与体には、熱の
作用によって色素受容層へ転写可能であるならば、いず
れの色素を使用してもよい。米国特許第4,541,8
30号、同第4,698,651号、同第4,695,
287号、同第4,701,439号、同第4,75
7,046号、同第4,743,582号、同第4,7
69,360号及び同第4,753,922号明細書に
記載されているような昇華性色素を使用すると特に良好
な結果が得られる。色素は、単独で使用しても、組み合
わせて使用してもよい。
作用によって色素受容層へ転写可能であるならば、いず
れの色素を使用してもよい。米国特許第4,541,8
30号、同第4,698,651号、同第4,695,
287号、同第4,701,439号、同第4,75
7,046号、同第4,743,582号、同第4,7
69,360号及び同第4,753,922号明細書に
記載されているような昇華性色素を使用すると特に良好
な結果が得られる。色素は、単独で使用しても、組み合
わせて使用してもよい。
【0023】本発明に用いられる色素供与体素子の色素
は、約0.05〜約1g/m2 の被覆量で使用すること
ができ、またポリマーバインダー中に分散される。ポリ
マーバインダーとしては、例として、セルロース誘導
体、例えば酢酸水素フタル酸セルロース、酢酸セルロー
ス、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロース、
三酢酸セルロースもしくは米国特許第4,700,20
7号明細書に記載されているいずれかの材料、ポリカー
ボネート、ポリ酢酸ビニル、ポリ(スチレン−コ−アク
リロニトリル)、ポリ(スルホン)、ポリ(ビニルアル
コール−コ−ブチラール)のようなポリ(ビニルアルコ
ール−コ−アセタール)、ポリ(フェニレンオキシド)
または米国特許出願第980,895号(Newman
n及びGuittard)に記載されているゼラチンの
ような親水性ポリマーが挙げられる。バインダーは、約
0.22〜約5g/m2 の被覆量で使用することができ
る。色素供与体素子の色素層は、支持体表面に塗布して
もよいし、またグラビア印刷のような印刷技法によって
支持体表面に印刷してもよい。
は、約0.05〜約1g/m2 の被覆量で使用すること
ができ、またポリマーバインダー中に分散される。ポリ
マーバインダーとしては、例として、セルロース誘導
体、例えば酢酸水素フタル酸セルロース、酢酸セルロー
ス、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロース、
三酢酸セルロースもしくは米国特許第4,700,20
7号明細書に記載されているいずれかの材料、ポリカー
ボネート、ポリ酢酸ビニル、ポリ(スチレン−コ−アク
リロニトリル)、ポリ(スルホン)、ポリ(ビニルアル
コール−コ−ブチラール)のようなポリ(ビニルアルコ
ール−コ−アセタール)、ポリ(フェニレンオキシド)
または米国特許出願第980,895号(Newman
n及びGuittard)に記載されているゼラチンの
ような親水性ポリマーが挙げられる。バインダーは、約
0.22〜約5g/m2 の被覆量で使用することができ
る。色素供与体素子の色素層は、支持体表面に塗布して
もよいし、またグラビア印刷のような印刷技法によって
支持体表面に印刷してもよい。
【0024】本発明に用いられる色素供与体素子用の支
持体には、寸法安定性があり、しかも昇華性色素を転写
させるために必要な熱に耐えられるならば、いずれの材
料でも使用できる。このような材料には、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)のようなポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ素ポ
リマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ン及びポリイミドが含まれる。支持体の厚さは、一般に
約2〜約250μmである。また、所望であれば、米国
特許第4,695,288号または同第4,737,4
86号明細書に記載されているような下塗層を支持体に
塗布してもよい。
持体には、寸法安定性があり、しかも昇華性色素を転写
させるために必要な熱に耐えられるならば、いずれの材
料でも使用できる。このような材料には、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)のようなポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ素ポ
リマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ン及びポリイミドが含まれる。支持体の厚さは、一般に
約2〜約250μmである。また、所望であれば、米国
特許第4,695,288号または同第4,737,4
86号明細書に記載されているような下塗層を支持体に
塗布してもよい。
【0025】色素供与体から色素を色素受容素子へ転写
するためには各種の方法が使用できる。例えば、感熱色
素転写技術分野でよく知られているように抵抗加熱ヘッ
ド感熱プリンターを使用することができる。また、カー
ボンブラックや光吸収性色素といったエネルギー吸収物
質を含有する色素供与体では高強度光フラッシュ技法を
使用することもできる。このような供与体は、フォトレ
ジスト材料を用いてエッチングすることにより形成させ
たパターンを有するミラーと共に使用することができ
る。この方法は、米国特許第4,923,860号明細
書にさらに詳しく記載されており、また同じ画像を有す
る多数のスライドが望まれる場合には好ましい方法であ
る。
するためには各種の方法が使用できる。例えば、感熱色
素転写技術分野でよく知られているように抵抗加熱ヘッ
ド感熱プリンターを使用することができる。また、カー
ボンブラックや光吸収性色素といったエネルギー吸収物
質を含有する色素供与体では高強度光フラッシュ技法を
使用することもできる。このような供与体は、フォトレ
ジスト材料を用いてエッチングすることにより形成させ
たパターンを有するミラーと共に使用することができ
る。この方法は、米国特許第4,923,860号明細
書にさらに詳しく記載されており、また同じ画像を有す
る多数のスライドが望まれる場合には好ましい方法であ
る。
【0026】本発明のさらに好ましい実施態様では、色
素層とレーザー用の吸収物質とを表面に担持する支持体
を含む色素供与体素子を用いて、レーザーによって像様
加熱する。この像様加熱は、所望のパターンの着色剤を
生成させるように行う。レーザーを使用して色素供与体
を像様加熱する方法が特に望ましい理由は、レーザーは
他の加熱源よりも画像の解像度を高くすることができる
からで、このことは、スライド要素の比較的小さな領域
を使用する場合には特に有用である。
素層とレーザー用の吸収物質とを表面に担持する支持体
を含む色素供与体素子を用いて、レーザーによって像様
加熱する。この像様加熱は、所望のパターンの着色剤を
生成させるように行う。レーザーを使用して色素供与体
を像様加熱する方法が特に望ましい理由は、レーザーは
他の加熱源よりも画像の解像度を高くすることができる
からで、このことは、スライド要素の比較的小さな領域
を使用する場合には特に有用である。
【0027】色素を供与体シートから色素受容素子へ熱
転写させるためには、数種類のレーザーを使用できるこ
とが考えられる。例として、アルゴンやクリプトンのよ
うなイオンガスレーザー、銅、金及びカドミウムのよう
な金属蒸気レーザー、ルビーやYAGのような固体素子
レーザー、または750nm〜870nmの赤外領域で
発光するヒ化ガリウムのようなダイオードレーザーが挙
げられる。しかしながら、実際には、ダイオードレーザ
ーは寸法が小さい、コストが低い、安定である、信頼性
が高い、頑丈である、そして変調し易いという実質的な
利点を提供する。実際には、レーザー輻射線が色素層中
に吸収されて、内部変換として知られている分子過程に
よって熱に変換されなければ、どのレーザーを使用して
も色素供与体素子を加熱することはできない。こうし
て、有用な色素層の構成は、画像色素の色相、転写性及
び強度のみならず、色素層が輻射線を吸収してそれを熱
に変換できる能力にも依存する。
転写させるためには、数種類のレーザーを使用できるこ
とが考えられる。例として、アルゴンやクリプトンのよ
うなイオンガスレーザー、銅、金及びカドミウムのよう
な金属蒸気レーザー、ルビーやYAGのような固体素子
レーザー、または750nm〜870nmの赤外領域で
発光するヒ化ガリウムのようなダイオードレーザーが挙
げられる。しかしながら、実際には、ダイオードレーザ
ーは寸法が小さい、コストが低い、安定である、信頼性
が高い、頑丈である、そして変調し易いという実質的な
利点を提供する。実際には、レーザー輻射線が色素層中
に吸収されて、内部変換として知られている分子過程に
よって熱に変換されなければ、どのレーザーを使用して
も色素供与体素子を加熱することはできない。こうし
て、有用な色素層の構成は、画像色素の色相、転写性及
び強度のみならず、色素層が輻射線を吸収してそれを熱
に変換できる能力にも依存する。
【0028】こうして、本発明の方法の好ましい実施態
様では、所望の画像の形状及び色を代表する一組の信号
によって変調されるダイオードレーザーを用いて、赤外
吸収物質を含有する色素供与体を像様加熱して、色素受
容体上で存在させなければならない領域にのみ色素を揮
発させることによって、色素画像を転写する。
様では、所望の画像の形状及び色を代表する一組の信号
によって変調されるダイオードレーザーを用いて、赤外
吸収物質を含有する色素供与体を像様加熱して、色素受
容体上で存在させなければならない領域にのみ色素を揮
発させることによって、色素画像を転写する。
【0029】吸収物質としては、上記のレーザーエネル
ギーまたは高強度光フラッシュを吸収するいずれの物質
でも使用することができるが、例として、当業者には周
知のカーボンブラックまたは不揮発性の赤外吸収色素も
しくは顔料が挙げられる。シアニン系赤外吸収色素が米
国特許第4,973,572号明細書に記載されてい
る。使用可能なその他の物質が、米国特許第4,91
2,083号、同第4,942,141号、同第4,9
48,776号、同第4,948,777号、同第4,
948,778号、同第4,950,639号、同第
4,950,640号、同第4,952,552号、同
第5,019,480号、同第5,034,303号、
同第5,035,977号及び同第5,036,040
号明細書に記載されている。
ギーまたは高強度光フラッシュを吸収するいずれの物質
でも使用することができるが、例として、当業者には周
知のカーボンブラックまたは不揮発性の赤外吸収色素も
しくは顔料が挙げられる。シアニン系赤外吸収色素が米
国特許第4,973,572号明細書に記載されてい
る。使用可能なその他の物質が、米国特許第4,91
2,083号、同第4,942,141号、同第4,9
48,776号、同第4,948,777号、同第4,
948,778号、同第4,950,639号、同第
4,950,640号、同第4,952,552号、同
第5,019,480号、同第5,034,303号、
同第5,035,977号及び同第5,036,040
号明細書に記載されている。
【0030】本発明の一つの実施態様による一体型受容
体−フレームの使用は、レーザー感熱色素転写装置を使
用する場合には特に望ましいが、これは、このような装
置では供与体素子と受容体素子を精密に整合させるため
に一般に真空保持手段を使用するからである。一体型の
受容体−フレームは、確実に色素供与体素子を受容体−
フレームへ適合させて精密に真空保持するために、図2
に示したようにフレーム面から色素受容面26にかけて
平滑なゆるやかな過渡部分24(図2)を有するように
形成することができる。
体−フレームの使用は、レーザー感熱色素転写装置を使
用する場合には特に望ましいが、これは、このような装
置では供与体素子と受容体素子を精密に整合させるため
に一般に真空保持手段を使用するからである。一体型の
受容体−フレームは、確実に色素供与体素子を受容体−
フレームへ適合させて精密に真空保持するために、図2
に示したようにフレーム面から色素受容面26にかけて
平滑なゆるやかな過渡部分24(図2)を有するように
形成することができる。
【0031】色素を受容体へ転写した後、画像を処理し
て色素を色素受容層中へさらに拡散させて画像を安定化
させる。これは、熱融着(例、輻射線加熱または加熱ロ
ーラーとの接触)及び/または溶剤蒸気融着(例、アセ
トン蒸気への受容体の暴露)によって行うことができ
る。融着工程は、露光の際の画像の退色や表面摩擦の防
止を促進し、また色素の結晶化を防止する傾向がある。
好ましい輻射線加熱融着装置が米国特許第5,105,
064号明細書に記載されている。
て色素を色素受容層中へさらに拡散させて画像を安定化
させる。これは、熱融着(例、輻射線加熱または加熱ロ
ーラーとの接触)及び/または溶剤蒸気融着(例、アセ
トン蒸気への受容体の暴露)によって行うことができ
る。融着工程は、露光の際の画像の退色や表面摩擦の防
止を促進し、また色素の結晶化を防止する傾向がある。
好ましい輻射線加熱融着装置が米国特許第5,105,
064号明細書に記載されている。
【0032】上記の工程では、多数の色素供与体を組み
合わせて使用し、最終画像において望まれる多くの色を
得ることができる。例えば、全色画像に対しては、シア
ン、マゼンタ、イエロー及び(任意ではあるが)ブラッ
クの色素供与体素子を用いるのが普通である。
合わせて使用し、最終画像において望まれる多くの色を
得ることができる。例えば、全色画像に対しては、シア
ン、マゼンタ、イエロー及び(任意ではあるが)ブラッ
クの色素供与体素子を用いるのが普通である。
【0033】上記レーザープロセスにおける色素供与体
の色素層の上の別の層中にスペーサービーズを使用し
て、色素転写の際に色素供与体と色素受容体とを分離さ
せることによって、色素転写の均一性や濃度を向上させ
ることができる。この発明については、米国特許第4,
772,582号明細書にさらに詳しく記載されてい
る。別法として、米国特許第4,876,235号明細
書に記載されているように、スペーサービーズを色素受
容体中または色素受容体表面に使用してもよい。
の色素層の上の別の層中にスペーサービーズを使用し
て、色素転写の際に色素供与体と色素受容体とを分離さ
せることによって、色素転写の均一性や濃度を向上させ
ることができる。この発明については、米国特許第4,
772,582号明細書にさらに詳しく記載されてい
る。別法として、米国特許第4,876,235号明細
書に記載されているように、スペーサービーズを色素受
容体中または色素受容体表面に使用してもよい。
【0034】本発明で用いられる色素供与体素子は、シ
ート状で使用しても、また連続ロールやリボン状で使用
してもよい。連続ロールまたはリボンを使用する場合、
別の色素または色素混合物、例えば昇華性のシアン及び
/もしくはイエロー及び/もしくはマゼンタ及び/もし
くはブラックまたはその他の色素、からなる交互領域を
担持してもよい。
ート状で使用しても、また連続ロールやリボン状で使用
してもよい。連続ロールまたはリボンを使用する場合、
別の色素または色素混合物、例えば昇華性のシアン及び
/もしくはイエロー及び/もしくはマゼンタ及び/もし
くはブラックまたはその他の色素、からなる交互領域を
担持してもよい。
【0035】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに例示す
る。
る。
【0036】図1〜図4において以下の寸法: L=50mm W=50mm l=34.2mm w=22.9mm T=2.25mm t=1.50mm を示す、GE Lexan SP1010ポリエステル
−ポリカーボネートコポリマーまたはBayer AG
Makrolon 2608PCポリカーボネートを
含む成形受容素子を製作した。
−ポリカーボネートコポリマーまたはBayer AG
Makrolon 2608PCポリカーボネートを
含む成形受容素子を製作した。
【0037】100μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムベース表面に、ジクロロメタンと1,1,2−
トリクロロエタンとの重量比70:30の溶剤混合物か
ら、(1)ポリ(メタクリレート−コ−塩化ビニリデン
−コ−イタコン酸)(重量比84:14:2)の下塗層
(0.1g/m2 )及び(2)GE Lexan SP
1010ポリエステル−ポリカーボネートコポリマーの
色素受容層(3.23g/m2 )を塗布することによっ
て、塗布受容素子を製作した。
フィルムベース表面に、ジクロロメタンと1,1,2−
トリクロロエタンとの重量比70:30の溶剤混合物か
ら、(1)ポリ(メタクリレート−コ−塩化ビニリデン
−コ−イタコン酸)(重量比84:14:2)の下塗層
(0.1g/m2 )及び(2)GE Lexan SP
1010ポリエステル−ポリカーボネートコポリマーの
色素受容層(3.23g/m2 )を塗布することによっ
て、塗布受容素子を製作した。
【0038】成形したGE Lexan SP1010
受容素子E−1〜E−5を、表1に規定した一連の乾燥
サンドペーパーでハンドサンディングすることによって
粗面化した。成形したMakrolon受容素子E−6
をE−5と同じグレードのサンドペーパーで粗面化し
た。塗布したGE Lexan SP1010受容素子
E−7〜E−11を、E−1〜E−5に使用したものに
相当する同じ一連のサンドペーパーで粗面化した。得ら
れた粗面化したGE Lexan SP1010成形一
体型受容体E−1〜E−5の表面特性についても表1に
記載する。
受容素子E−1〜E−5を、表1に規定した一連の乾燥
サンドペーパーでハンドサンディングすることによって
粗面化した。成形したMakrolon受容素子E−6
をE−5と同じグレードのサンドペーパーで粗面化し
た。塗布したGE Lexan SP1010受容素子
E−7〜E−11を、E−1〜E−5に使用したものに
相当する同じ一連のサンドペーパーで粗面化した。得ら
れた粗面化したGE Lexan SP1010成形一
体型受容体E−1〜E−5の表面特性についても表1に
記載する。
【0039】
【表1】
【0040】Ra:ANSI D−46.1によって定
義される平均表面粗さ PPCM:ANSI D−46.1によって定義される
1センチメートル当たりの粒子数 Rz:ANSI D−46.1によって定義される平均
高さ Rmax:ANSI D−46.1によって定義される
最大高さ
義される平均表面粗さ PPCM:ANSI D−46.1によって定義される
1センチメートル当たりの粒子数 Rz:ANSI D−46.1によって定義される平均
高さ Rmax:ANSI D−46.1によって定義される
最大高さ
【0041】100μmのポリ(エチレンテレフタレー
ト)支持体表面に、以下の層を塗布することによってマ
ゼンタ色素供与体素子を製作した: 1)ゼラチン(3.77g/m2 )及び1,1’−〔メ
チレンビス(スルホニル)ビスエタン(ゼラチン架橋
剤)(0.054g/m2 ); 2)ゼラチン(1.61g/m2 )及びポリジビニルベ
ンゼンビーズ(平均粒径9μm)(0.02g/
m2 );並びに 3)水性マゼンタ色素分散液(0.57g/m2 )、水
性カーボンブラック分散液(0.11g/m2 )、ゼラ
チン(0.11g/m2 )及びBayer Fluor
tenside FT−248ペルフルオロオクチルス
ルホン酸テトラエチルアンモニウム界面活性剤(0.0
3g/m2 )を含有する色素層。
ト)支持体表面に、以下の層を塗布することによってマ
ゼンタ色素供与体素子を製作した: 1)ゼラチン(3.77g/m2 )及び1,1’−〔メ
チレンビス(スルホニル)ビスエタン(ゼラチン架橋
剤)(0.054g/m2 ); 2)ゼラチン(1.61g/m2 )及びポリジビニルベ
ンゼンビーズ(平均粒径9μm)(0.02g/
m2 );並びに 3)水性マゼンタ色素分散液(0.57g/m2 )、水
性カーボンブラック分散液(0.11g/m2 )、ゼラ
チン(0.11g/m2 )及びBayer Fluor
tenside FT−248ペルフルオロオクチルス
ルホン酸テトラエチルアンモニウム界面活性剤(0.0
3g/m2 )を含有する色素層。
【0042】475.8gの蒸留水と274.7gの1
8.2%Triton−200界面活性剤(Union
Carbide社)水溶液とに以下の構造式A1で示
されるマゼンタ色素250gを分散させることによっ
て、マゼンタ色素分散液を調製した。
8.2%Triton−200界面活性剤(Union
Carbide社)水溶液とに以下の構造式A1で示
されるマゼンタ色素250gを分散させることによっ
て、マゼンタ色素分散液を調製した。
【0043】
【化1】
【0044】その色素分散液配合物を、0.4〜0.6
mmのジルコニアシリカ媒体(Quartz Prod
ucts社、SEPR部門、Plainfield N
Jより入手可能)を75体積%まで満たした1リットル
媒体ミル(モデル LME1、Netzsch社)にお
いて16℃で微粉砕した。離散波長濁度法による平均近
赤外濁度測定値が示す粒径が0.2μm以下になるま
で、スラリーを微粉砕した。これは、45〜90分の微
粉砕滞留時間に相当した。
mmのジルコニアシリカ媒体(Quartz Prod
ucts社、SEPR部門、Plainfield N
Jより入手可能)を75体積%まで満たした1リットル
媒体ミル(モデル LME1、Netzsch社)にお
いて16℃で微粉砕した。離散波長濁度法による平均近
赤外濁度測定値が示す粒径が0.2μm以下になるま
で、スラリーを微粉砕した。これは、45〜90分の微
粉砕滞留時間に相当した。
【0045】635.2gの蒸留水と164.8gの1
8.2%Triton−200界面活性剤水溶液と20
0gのカーボンブラック(Cabot Chemica
l社から市販のBlack Pearl 430)とを
混合することによって、水性カーボンブラック(赤外吸
収種)分散液を調製した。
8.2%Triton−200界面活性剤水溶液と20
0gのカーボンブラック(Cabot Chemica
l社から市販のBlack Pearl 430)とを
混合することによって、水性カーボンブラック(赤外吸
収種)分散液を調製した。
【0046】マゼンタ色素供与体素子と同様にイエロー
及びシアンの色素供与体素子を製作したが、但しマゼン
タ色素分散液の代わりに、同様に調製した以下のイエロ
ー色素A2のイエロー色素分散液(0.45g/m2 )
及び以下のシアン色素A3のシアン色素分散液(0.7
8g/m2 )を使用した。
及びシアンの色素供与体素子を製作したが、但しマゼン
タ色素分散液の代わりに、同様に調製した以下のイエロ
ー色素A2のイエロー色素分散液(0.45g/m2 )
及び以下のシアン色素A3のシアン色素分散液(0.7
8g/m2 )を使用した。
【0047】
【化2】
【0048】
【化3】
【0049】米国特許第5,105,206号明細書に
記載されている装置と似たようなレーザー画像化装置を
使用して、色素供与体素子から受容体素子へ細い線を含
むカラー画像を以下に示すように印刷した。レーザー画
像化装置は、コリメーティング光学レンズ及びビーム付
形光学レンズを取り付けたシングルダイオードレーザー
(日立、モデルHL8351E)から構成されるものと
した。レーザービームを、ガルバノメーターミラーへ向
けた。ガルバノメーターミラーを回転させて、画像のX
軸方向のレーザービームの掃去を制御した。レーザーの
反射ビームを、真空溝を備えた平らな定盤にビームを集
めるレンズに向けた。親ネジによって位置を制御する可
動ステージに定盤を取り付けて、画像のY軸位置を決め
た。真空溝によって受容素子を定盤にしっかりと固定
し、そして色素供与体素子を受容体−フレームにしっか
りと固定した。
記載されている装置と似たようなレーザー画像化装置を
使用して、色素供与体素子から受容体素子へ細い線を含
むカラー画像を以下に示すように印刷した。レーザー画
像化装置は、コリメーティング光学レンズ及びビーム付
形光学レンズを取り付けたシングルダイオードレーザー
(日立、モデルHL8351E)から構成されるものと
した。レーザービームを、ガルバノメーターミラーへ向
けた。ガルバノメーターミラーを回転させて、画像のX
軸方向のレーザービームの掃去を制御した。レーザーの
反射ビームを、真空溝を備えた平らな定盤にビームを集
めるレンズに向けた。親ネジによって位置を制御する可
動ステージに定盤を取り付けて、画像のY軸位置を決め
た。真空溝によって受容素子を定盤にしっかりと固定
し、そして色素供与体素子を受容体−フレームにしっか
りと固定した。
【0050】レーザービームの波長は830nmとし、
その定盤における出力は37mWとした。レーザービー
ムの公称測定スポットサイズは7×9μmの卵形(レー
ザービームの掃去方向が長軸)であった。線の中心間距
離は8.94ミクロン(1インチ当たり2841本のラ
イン)とし、レーザー走査速度は26.3Hzとした。
この装置を用いると、画像化電子装置によりどんな種類
の画像でも印刷することができる。
その定盤における出力は37mWとした。レーザービー
ムの公称測定スポットサイズは7×9μmの卵形(レー
ザービームの掃去方向が長軸)であった。線の中心間距
離は8.94ミクロン(1インチ当たり2841本のラ
イン)とし、レーザー走査速度は26.3Hzとした。
この装置を用いると、画像化電子装置によりどんな種類
の画像でも印刷することができる。
【0051】画像化電子装置を作動させ、変調したレー
ザービームで各色素供与体を連続的に走査して色素を受
容素子へ転写した。画像化後、受容素子を定盤から取り
外し、そして色温度約1963°Kを有するランプから
供給される輻射熱に45秒間暴露することによって色素
を受容ポリマー中へ融合させた。
ザービームで各色素供与体を連続的に走査して色素を受
容素子へ転写した。画像化後、受容素子を定盤から取り
外し、そして色温度約1963°Kを有するランプから
供給される輻射熱に45秒間暴露することによって色素
を受容ポリマー中へ融合させた。
【0052】融着後、各画像において各色素をほぼ等量
含有する特定の中性グレーラインの顕微鏡写真(透過
光、倍率78×)を撮り、そのラインの幅をその顕微鏡
写真から測定した。類似の二つの受容素子について平均
ライン幅を算出し、画像汚染の指標を得た。各画像化素
子における主観的カウントの「白色スポット」(マイナ
ス色素領域)は、通常の映写条件下で行った。結果を表
2に示す。
含有する特定の中性グレーラインの顕微鏡写真(透過
光、倍率78×)を撮り、そのラインの幅をその顕微鏡
写真から測定した。類似の二つの受容素子について平均
ライン幅を算出し、画像汚染の指標を得た。各画像化素
子における主観的カウントの「白色スポット」(マイナ
ス色素領域)は、通常の映写条件下で行った。結果を表
2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】 C−1:非粗面化成形GE Lexan SP1010 C−2:非粗面化成形Bayer AG Makrol
on 2608PC C−3:非粗面化塗布GE Lexan SP1010 *これらの試料については分析しなかった。
on 2608PC C−3:非粗面化塗布GE Lexan SP1010 *これらの試料については分析しなかった。
【0055】
【発明の効果】表2のデータは、色素受容面について、
融着由来の汚染が、色素転写前の受容領域面の粗面化に
よって低減され、しかも粗さの増加は一般により大きな
改善をもたらすことを示している。さらに、より粗いス
ライドは、定性的に、より少ないマイナス色素欠陥を提
供するようである。
融着由来の汚染が、色素転写前の受容領域面の粗面化に
よって低減され、しかも粗さの増加は一般により大きな
改善をもたらすことを示している。さらに、より粗いス
ライドは、定性的に、より少ないマイナス色素欠陥を提
供するようである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による一体型受容体−フレ
ームの平面図である。
ームの平面図である。
【図2】図1に示した受容体−フレームの線A−Aに沿
った断面図である。
った断面図である。
【図3】図1に示した受容体−フレームの側面図であ
る。
る。
【図4】図1に示した受容体−フレームの反対側の平面
図である。
図である。
10…色素画像受容部分 20…フレーム部分 22…くぼみ 24…過渡部 26…色素受容面
Claims (1)
- 【請求項1】 ANSI D−46.1で測定した平均
表面粗さRaが0.03〜0.5μmとなるように粗面
化された表面を有するポリマー色素画像受容部分を含ん
で成る感熱色素転写用色素受容素子において、前記素子
は色素画像受容部分の周辺部に拡がっている一体型のポ
リマーフレーム部分をさらに含み、該フレーム部分の厚
さは1/2〜3mmであり、前記素子は映写観察用のス
ライドを形成するのに適している、感熱色素転写用色素
受容素子。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US980899 | 1992-11-24 | ||
US07/980,899 US5284817A (en) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | Thermal dye transfer receiver element with roughened surface |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309072A JPH07309072A (ja) | 1995-11-28 |
JP2807155B2 true JP2807155B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=25527945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29053693A Expired - Lifetime JP2807155B2 (ja) | 1992-11-24 | 1993-11-19 | 感熱色素転写用色素受容素子 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5284817A (ja) |
EP (1) | EP0600210A1 (ja) |
JP (1) | JP2807155B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69425984T2 (de) | 1993-10-08 | 2001-04-26 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Wärmeübertragungsbild aufnehmendes Blatt |
US5422230A (en) * | 1994-04-12 | 1995-06-06 | Polaroid Corporation | Slide blank, and process for producing a slide therefrom |
US5633113A (en) * | 1995-04-14 | 1997-05-27 | Polaroid Corporation | Mass transfer imaging media and methods of making and using the same |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2548534B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1996-10-30 | 日東電工株式会社 | Ohp用フイルム |
US4833124A (en) * | 1987-12-04 | 1989-05-23 | Eastman Kodak Company | Process for increasing the density of images obtained by thermal dye transfer |
US4873135A (en) * | 1988-01-29 | 1989-10-10 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Preframed transparency film having improved feeding reliability |
JPH0427588A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-30 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 熱転写記録用受像シート |
US5291217A (en) * | 1990-05-29 | 1994-03-01 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for producing thermal slide transparencies |
US5234886A (en) * | 1991-06-28 | 1993-08-10 | Eastman Kodak Company | Thermal dye transfer receiver slide element |
-
1992
- 1992-11-24 US US07/980,899 patent/US5284817A/en not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-10-20 EP EP19930116966 patent/EP0600210A1/en not_active Withdrawn
- 1993-11-19 JP JP29053693A patent/JP2807155B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0600210A1 (en) | 1994-06-08 |
JPH07309072A (ja) | 1995-11-28 |
US5284817A (en) | 1994-02-08 |
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