JPH09511729A - 高位置にスプール支持レールを備えたワインダー - Google Patents

高位置にスプール支持レールを備えたワインダー

Info

Publication number
JPH09511729A
JPH09511729A JP8516021A JP51602196A JPH09511729A JP H09511729 A JPH09511729 A JP H09511729A JP 8516021 A JP8516021 A JP 8516021A JP 51602196 A JP51602196 A JP 51602196A JP H09511729 A JPH09511729 A JP H09511729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
reel
paper
winding
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8516021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2805662B2 (ja
Inventor
バナァート、ルイジ・ジェイ
Original Assignee
ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド filed Critical ベロイト・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
Publication of JPH09511729A publication Critical patent/JPH09511729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2805662B2 publication Critical patent/JP2805662B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H18/00Winding webs
    • B65H18/08Web-winding mechanisms
    • B65H18/26Mechanisms for controlling contact pressure on winding-web package, e.g. for regulating the quantity of air between web layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H18/00Winding webs
    • B65H18/08Web-winding mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/30Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/31Features of transport path
    • B65H2301/316Features of transport path of web roll
    • B65H2301/3162Features of transport path of web roll involving only one plane containing the roll axis
    • B65H2301/31622Features of transport path of web roll involving only one plane containing the roll axis rectilinear transport path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/413Supporting web roll
    • B65H2301/4134Both ends type arrangement
    • B65H2301/41342Both ends type arrangement shaft transversing the roll
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/417Handling or changing web rolls
    • B65H2301/418Changing web roll
    • B65H2301/4181Core or mandrel supply
    • B65H2301/41816Core or mandrel supply by core magazine within winding machine, i.e. horizontal or inclined ramp holding cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2408/00Specific machines
    • B65H2408/20Specific machines for handling web(s)
    • B65H2408/23Winding machines
    • B65H2408/2362Winding machines with two secondary winding spools, e.g. on separate carriages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2408/00Specific machines
    • B65H2408/20Specific machines for handling web(s)
    • B65H2408/23Winding machines
    • B65H2408/237Winding machines with substantially continuous horizontal movement of roll support, e.g. Metso-Type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2515/00Physical entities not provided for in groups B65H2511/00 or B65H2513/00
    • B65H2515/30Forces; Stresses
    • B65H2515/32Torque e.g. braking torque
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2515/00Physical entities not provided for in groups B65H2511/00 or B65H2513/00
    • B65H2515/30Forces; Stresses
    • B65H2515/34Pressure, e.g. fluid pressure

Abstract

(57)【要約】 製紙機械で使用するワインダーは、固定状に装着される回転自在なリール支持ドラム(34)の上方に水平レール(42)を配設した枠(40)を有する。比較的大きな直径の紙ウェブ巻きリール、即ちジャンボは、レールに乗ったスプールに形成される。そのジャンボの表面は、スプールがリールドラムの上方の垂直方向の位置からレールに沿って水平に、横方向へ移動した位置まで移動する時、支持ドラムの頂部に対して正接状態にある。中心巻き駆動体(36,38)がスプールトルクをコントロールする。ジャンボの寸法が増大する時、そのジャンボは最初の位置から直線移動し、その時、紙ウェブリールは支持ドラムとニップ接触しながらその支持ドラムによって回転自在に支持された状態に保持される。支持ドラムとジャンボとの間のニップ圧は、重力と、レールに沿ったジャンボの水平方向の位置づけによりコントロールされる。レールに沿ったジャンボの位置づけは、従来の空気シリンダ、もしくは油圧シリンダ、又はねじ機構によってコントロールされる。もうひとつの実施形態のワインダーは、ジャンボとそのスプールとをリールレールに沿って位置づけるために第1アーム(121)及び第2アーム(123)を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の名称〕 高位置にスプール支持レールを備えたワインダー 〔技術分野〕 本発明は、巻きウェブロールを巻くことに関し、特に、製紙機械のワインダー に関する。 〔背景技術〕 紙は、製紙機械で連続処理により製造される。紙は、典型的には、紙繊維のス ラリーと水をスクリーン上に流すことにより湿潤端部で形成される。スクリーン 上の繊維マットは、プレスロール及び吸引箱により脱水され、ローラー群へ送ら れ、そこでプレスされ、乾燥される。最後の形成工程は、形成された紙ウェブを 、カレンダーまたはスーパーカレンダーを通って走行させることである。そのカ レンダーまたはスーパーカレンダーは、対向するロール間でウェブを圧縮し、仕 上げ表面を改善し、均一の紙の厚みに改善する。湿潤端部における紙の形成から 乾燥端部でのカレンダー処理までの製紙工程に含まれる全工程は、連続する性質 のものであり、各々の長さの紙が同一工程と同一力を受け、かくして、高度に均 質性の紙ウェブが形成される。しかしながら、製紙工程の最後の段階、即ち、製 紙機械から取り外すために、紙ウェブをスプールに巻きとる工程で、紙ウェブの 不均一な処理が生じてしまう。 現代の製紙機械で典型的に形成される紙のリールは、直径120 インチ以上で、 リール幅は200 〜400 インチに達するものがある。いわゆるマシンリール又はジ ャンボリールとして巻かれた紙は、典型的なものでは、更に巻き戻しやスライス 処理され、ある時には、新聞のような紙を消費する顧客により使用される個々の リール、又は個々のセットを形成するために紙にコーティングを施すこともある 。過去数年間に行われた研究によれば、ジャンボリール又はマシンリールに形成 された紙ウェブはきずついていることがわかった。そのきずは、典型的なもので は、紙シートの辺縁近くに裂け目があったり、中心部近くにしわがあったりする ものである。そのきずは、典型的には、それが紙のコーティング機や巻き戻し機 で処理している時、又は印刷機にかけて使用している時に、紙ウェブの破断を生 じさ せてしまう。 ジャンボリールからもっと小さな紙リールまた紙ロールが形成され、それが1 セットとなる。最後のセットはリールの中心部に最も近い紙で構成される。即ち 、その紙はリールスプールに最初に巻かれたものである。研究の結果、或る製紙 ミル機において、問題のある紙等級がある全ての廃紙の70〜80%がリールから取 り出す最後のセットからのものである。或る研究では、印刷中、プレス室での紙 ウェブの破断の実に73%がリールからの最後のセットに生じており、そのセット は、紙がジャンボリールに巻かれる時スプールに最も近い所の紙で形成される。 製紙速度が高速となり、紙幅が大きくなると、巻かれるジャンボの寸法と重量 もまた、増大する。過去において、リールのきずによる紙の損失のうち一部は使 用可能と考えられてきた。しかしながら、マシンロールの寸法が増大すると、現 在の紙リールに関連する問題が深刻になり、同時に、競争力が強化され、また天 然資源の利用を最大限効果的にしようという関心が高まることにより、製品のき ずやあらゆる種類の廃紙の許容度が小さくなってきた。 マシンリール又はジャンボリールのきずに対する解決策は、リールにより一層 均一に巻かれる紙ウェブをつくることである。リール巻きのしまり具合や品質は 、3つの要素によって決まる。即ち、引っ張り(tension)と、ニップ圧(ニップ 圧を均一にするためのリール支持も含む)と、トルクである。紙ワインダーは、 適度の引っ張り量を与えるように選択された速度で製紙機械駆動体により駆動さ れるリールドラムを使用する。引っ張りは、紙の所与の等級と紙の強度に対して 適するように選択され、典型的には、紙の所与の等級の引っ張り強度の10〜25% とされる。ウェブスプールと、その上に巻かれる紙リールはリールドラムとの間 にニップを形成し、そのリールドラムに乗る。ニップは、コアに巻かれる紙を圧 縮する。同時に、リールドラムは、リールの巻き始めに支持を与える。その支持 は、連続するがジャンボリールの寸法が増大する時、小さくなる。 引っ張りは、マシンリールを駆動する中心巻き補助駆動体によりコントロール される。その中心巻き補助駆動体は、ウェブがコアに巻かれて増大する時、リー ルドラムとマシンリールとの間でウェブへ導入される引っ張り量をコントロール する差動トルクコントローラを備えた差動トルク駆動体である。“リールアップ とリールアップのニップ圧の調整方法”という名称のヨーロッパ特許出願第9185 0261.8号(1992年4月29日に公告となった、公告No.0483093A1)は、リールに関 する前述の問題のいくつかを記述したリールシステムを開示している。このヨー ロッパ出願は、リールドラムの回転軸のまわりでピボット動きする傾斜レールの 使用を開示している。リールに乗るのは、リールのコアであって、その上に紙ウ ェブが巻かれる。このヨーロッパ出願は、ウェブがマシンリールに巻かれる時、 そのマシンリールとリールドラムとの間に形成されるニップ負荷が均一に保持さ れるように、レールと水平線との間の角度を変化させることを開示している。 もうひとつの型のワインダーシステムは、ベロイト・コーポレーション製のTN TTMシステムであり、これは、本明細書で記述している問題には実質的に関係の うすい均等な密度のマシンリールを作るように、引っ張り、ニップ、トルクをコ ントロールする連続コントロール装置を使用する。このベロイト・コーポレーシ ョン社のTNT 機械は、リールドラムの上方に位置する水平レールを使用する。リ ールドラムは垂直方向へ位置づけ可能であり、ニップ圧を直接、測定する負荷セ ルに応答してコントロールされる。ベロイト・コーポレーションのTNT マシンは 上記の問題を解決し、ワインダーに生じるきずが最少限であるような均等構造の マシンロールを製造する。ベロイト・コーポレーションのTNT マシンは均等性が すぐれたジャンボマシンロールの製造に対して満足な解決法を提供するけれども 、同一問題に対して、その他のアプローチを行うことが望ましい。製紙業界は、 広範囲の紙及び板紙を製造するために利用される多くの異なる製法や長い年月を もつ設置された機械の大きい基盤を有している。かくして、所与の問題に対する 1つ以上の解決法が、効果的に使用されることになる。 必要なことは、マシンワインダーの均一性を改善したワインダーを設計するも うひとつのアプローチである。 〔発明の開示〕 本発明のマシンワインダーは、枠に装着された大径のリール支持ドラムを使用 する。その枠にはまた、リールレールが取付られ、そのリールレールは、リール ドラムの上方に配置されるので、マシンリール又はジャンボ(即ち、ウェブロー ルが巻かれる)がレールに乗ったスプールに形成される時、スプールはリールド ラム上の垂直方向の位置からレールに沿って横方向へ転移した位置まで移動する ので、ジャンボの表面は、リールドラムの頂部に対して正接状態にある。巻き周 期を通してトルクを与えるために、2個の中心巻き駆動体を使用する。始動中心 巻き駆動体は、新スプールを始動させる。マシンリールのサイズが増大する時、 それはリールドラムから線状に水平に移動する。リールドラムとマシンリールと の間のニップ圧は、重力と、レールに沿ったマシンリールの水平位置づけによっ てコントロールされる。レールに沿ったマシンリールの位置づけは、通常の空気 シリンダ又は油圧シリンダによりコントロールすることができる。始動中心巻き 駆動体は、ジャンボがそのジャンボリールの所定の直径に達する位置まで新スプ ールと結合状態にある。ジャンボリールの直径が増大する時、第2中心巻き駆動 体がリールスプールの反対端で作動し、ジャンボリールの完了まで結合状態にあ る。始動中心巻き駆動体は、第2中心巻き駆動体の結合により結合から外され、 次のリールスプールにライン速度を与えるために最初の位置へ戻される。この中 心巻き駆動体は、差動トルク型であるので、マシンリールにかかるトルクは、リ ールドラムにより生じる引っ張りに対してコントロールされる。もうひとつの実 施形態のワインダーは、リールレールに沿ってマシンリールとそのコアとを位置 づけるために第1及び第2アームを使用する。第1及び第2アームがリールをコ ントロールし、レールがリールドラムと同一レベルに位置づけられるような従来 技術では、マシンリールの巻きに不連続が生じる。この不連続の欠点は、本発明 により、リールドラムの上にマシンリールを置き、リールレールに沿ってマシン リールを連続的に前進させることによって克服される。 本発明の特徴は、巻きウェブリールにウェブを巻くワインダーと方法を提供す ることである。 本発明のもうひとつの特徴は、きずの少ない巻きジャンボリールを製造する改 良されたワインダーと方法を提供することである。 本発明のもうひとつの特徴は、巻き工程の全体を通して巻かれる紙ウェブにト ルク、ニップ圧及びウェブの引っ張りがかけられ、その際、移動や中断もなくて 、均一性が改善されたマシンリールを生じさせるような、改良されたワインダー と巻き方法を提供することである。 本発明のもうひとつの特徴は、最初のリールスプールをドラムで支持し、巻き 周期を通して巻きジャンボリールを一部ドラムで支持することによって、ワイン ダーの形状によりリールスプールとジャンボリールの重力によるたわみを最少限 にした改良されたワインダーと巻き方法を提供することである。 本発明のその他の目的、特徴及び効果は、図面に関連して説明した好ましい本 発明の実施の形態の記載を読む時、この技術に熟達した者にとって容易に明らか となるであろう。 〔図面の簡単な説明〕 図1は本発明のワインダーの側面図であって、リールスプールのストレージ及 び位置づけ装置を示す。 図2〜5は、マシンリールに巻かれる時のそのマシンリールの進展を示す概略 側面図である。 図6は図1のワインダーの平面図であって、始動及び主中心巻き駆動体を示す 。 図7は図1のワインダーをクロスマシン方向から見た図であって、始動及び主 中心巻き駆動体を示す。 図8は従来のニップ負荷と図1のワインダーのニップ負荷とを比較したグラフ を示す。 図9〜12は、図1に示されるワインダーのもうひとつの実施の形態においてリ ールに巻かれる際にマシンリールの進展を示す概略側面図であって、リール用レ ールの上でマシンリールの位置を制御するためにアームが使用されている。 〔発明を実施するための最良の形態〕 図1〜12を参照すれば、同一符号は同一部品を示しており、図1〜7には、ワ インダー20が示されている。ワインダー20は、製紙機械(図示せず)からの紙ウ ェブ22を受取り、リールスプール24にウェブ22を巻き、ジャンボロール又はマシ ンロール26を形成する。ワインダー20は、典型的には、製紙機械の最後の構成要 素であり、しかも製紙機械の基本的プロセスの最後の工程を形成する。製造され た紙ウェブ22が一旦大型ジャンボリール26に形成されると、紙ウェブは製紙機械 から切断され、紙を巻いたリールは取り外され、次の処理へ送られるか、或いは 販売される。 典型的なジャンボリールは、400 インチもの幅を有し、120 インチ以上の直径 を有する。大型ジャンボリールは、典型的には、もっと小さな直径と幅をもつ小 型リール又は小型セットにスライスされる。紙はまた、特定ユーザーの要求を満 足させるように、コーター及び/又はスーパーカレンダーを通して処理される。 一段と幅の広い紙ウェブを一段と高速で製造する能力が増大したので、それに伴 って、ジャンボリールも大きくなってきた。これらの大型リールは、ジャンボリ ールの巻き方によって生じる紙のきずが一層生じ易い。 紙ウェブ22が巻かれるスプール24は、紙が巻かれる間、その両端のみで支持さ れる長いビームである。スプールにかかるビームのたわみ負荷は、スプール24に 巻かれた紙30に作用する重力によって生じる。スプール24によって形成されるビ ームのたわみは、紙ウェブ22がスプール24に巻かれる時、その紙ウェブ22にきず を生じさせる。これらのきずは典型的には、スプール24のすぐそばの紙に集中す る。かくして、紙の処理中又は紙の印刷中に、紙ウェブが破れるといった問題を 生じさせる紙のきずは、その70〜80%がリールの最後のセットで生じることが分 かった。 ウェブ22をスプール24に均等に巻くことによって、紙ウェブはスプールと共働 して一層肉厚で一層堅固なビームを形成し、これが順次、そこに巻かれる更なる 紙を支持する。かくして、ジャンボリール26の場合に生じるきずを回避する1つ の方策は、リール26の直径が増大する時、次第に引っ張りを弱めた均等な巻きを 確実にすることである。図8に、ジャンボリール26の場合の理想的なニップ負荷 を示すグラフのプロット28を示す。図8に示すニップ負荷のプロット28は、リー ルの直径が増すときに非常にわずかづつ減少するような均等なニップ負荷を示す 。 ウェブ22の引っ張りを調節し、スプール24と支持ドラム34との間のニップ32の 圧力を調節し、図6及び図7に示すように、中心線補助駆動体36,38 でジャンボ リール26を駆動することによりコントロールされるトルクを調節することによっ て、図1〜7に示すワインダー20は、きずの少ない改良型リール構造のジャンポ リール26を生じさせる。 図1を参照すれば、ワインダー20は、水平レール42を支持する2本のレール支 持ビーム44を備えた枠40を有する。レール支持ビーム44は支柱部材48により床又 は基礎64に取付られる。スプールリール24は、レール42上の軸受ハウジング50に 支持される。軸受ハウジング50は、レール42上で回転し、リールスプール24がレ ール上で水平方向へ並進移動することを可能にする。軸受ハウジング50が静止し ている時、スプールリール24はその軸受ハウジング50に支持されながら回転する 。 軸受ハウジング50にキャリッジ52が結合するので、スプール24はレールに沿っ て、アクチュエータ54により押しやれる。また、その代わりに、空気シリンダ又 は油圧シリンダを使用することもできる。クレーンフック56によって、スプール リール24はレール42上へ送られる。紙ウェブが巻かれる次のスプールは、支持ド ラム34の上に直接位置づけられ、そこで、通常のウェブ転向装置58がジャンボリ ール26からウェブ22を切断し、支持ドラム34の上に直接位置づけられたスプール 24にウェブ22を巻きつける。図2に示すように、支持ドラム34の上に位置するリ ール24は、例えばボールねじや流体駆動式シリンダのようなアクチュエータ54に よってレール42に沿って位置づけられる。支持ドラム34は回転軸となる軸受60に よって支柱部材48に固定される。レール42は支持ドラム34の頂部62の上に位置す る。 スプール24にウェブ22が巻かれ始める時、巻き始めのジャンボリールの直径は 、直ちに増大し始める。ジャンボリールが支持ロール34の頂部にとどまっている とすれば、そのリールはレールから持ち上げられ、完全に支持ロール上に支持さ れることになる。軸受ハウジング50とレールとの結合を保持するために、途中ま で形成されたジャンボリール26は、図3に示すように、支持ドラムの頂部62から 下流側へのマシン方向へ横移動しなければならない。 従来のポープ型ワインダーにおいて、支持ドラムに対するジャンボリールのニ ップ負荷は、ロールの直径の関数として、図8の曲線66で示すように、不規則で ある。曲線66で示されるニップ負荷の変動はまた、ウェブの引っ張りの変動をも 示している。ウェブ構造のこれらの変動は、ウェブをスプールに2つの異なる位 置で巻く結果である。第1位置は、支持ロールの頂部より上方であり、第2位置 は、支持ロールのほぼ中心軸を通過するレール上にある。巻きが不均等である場 合、それはスプールのすぐ近くで紙にきずを生じさせる直接的原因となり、その きずはジャンボリールから取り出す最後のセットの一部に生じている。 図2、3、4及び5に示すワインダー装置20は、ジャンボ26を形成するために 、連続的かつコントロールされたやり方でウェブ22をスプール24に巻く。均等に 巻かれたジャンボリールを形成するために必然的にコントロールされねばならな い3つの要素は、ウェブ22の引っ張りと、ジャンボリール26と支持リール34との 間のニップ32にかかる負荷と、中心巻き補助駆動体36,38 により供給されるトル クとである。ウェブ22の引っ張りは、支持ロール68と支持ドラム34との間の紙ウ ェブ22の動きによりコントロールされる。支持ロール68と支持ドラム34は、典型 的には、製紙機械駆動システム又は、図7に示すような個々の駆動モータ71によ り直接駆動される。支持ロール68と駆動ドラム34は、ウェブが伸びるようにコン トロールされるので、巻かれるウェブ22の引っ張り強度の或るパーセンテージだ け、ウェブに引っ張りを与える。 ニップ32にかかる圧力は、ジャンボリール26が支持ドラム34に沿って厚みを増 す時、スプールの重量と、アクチュエータ54が及ぼす力とによってコントロール される。図2に示すように、スプールが頂部62に位置づけられる時、スプールの 上方に位置づけられる支持ロールのような更なる手段(図示せず)を備えること が望ましい場合もある。ジャンボリールにかかる負荷が常時監視されるように、 支持ドラムを負荷セル装置に取付けることが望ましいこともある。現存の一部の ワインダーにおいて、支持ロールは、ジャンボリールを回転させる唯一の駆動力 を与え、そうすることにより、紙ウェブをリールに巻く。しかしながら、差動中 心巻き補助駆動体を使うことによって、ジャンボリールに均等な巻きを与えるよ うに、ジャンボリールのトルクをコントロールすることが補助されることがわか った。差動トルク駆動体は従来使用されたものであって、それは、コントロール された量のトルクを支持ドラム34により供給されるトルク量に対抗して直接ジャ ンボリールへ供給することができる。 図6に示すように、ジャンボリール26は、2個の中心巻き補助駆動体36,38 を 使用することによって連続駆動される。各駆動体36,38 はレール70,72 上に装着 される。駆動装置を2個使用することが意図されている。一実施形態において、 中心巻き駆動体36,38 はともに等しい容量を有し、各駆動体は必要とするトルク の100 %を保持するような寸法を有するので、それらの駆動体は、スプールに巻 かれてジャンボリール26が形成される時、スプール間で交番し、各中心巻き駆動 体は新スプールと結合し、ジャンボが巻き終えるまで、スプールと駆動結合状態 を保持する。また、中心巻き駆動体36,38 を互いに異なるサイズにして、特定の トルク要件に適合させるようにすることもできる。その際、駆動体36の方の容量 を小さくする。ジャンボが所定の直径に達した後、駆動体38が駆動体36が引き継 ぎ、その駆動体38が同一のスプールと結合し、小さい方の駆動体36が最初の位置 へ戻って、新スプール24の巻きを始める時、駆動体38がジャンボリールの巻きを 完了するといった作業中のシフトを行うことができる。 図1に示すように、スプール案内装置74は、支持ロール34より上方で支持レー ル42上の保管位置にあるリールスプール24の上方に位置し、クロスマシン支持ビ ーム76によりワインダー20に装着される。そのスプール案内装置74は、油圧シリ ンダ82によりピボット80のまわりでピボット回転するスプール止め78を使用する 。この装置を、スプール挿入装置と協同して操作することによって、本装置の各 側で、支持キャリッジに支持されたリールスプールは、保管位置から初期の位置 まで水平に並進移動する。 ウェブ転換装置58もまた、スプールガイド74に取付られ、そして、新リールス プールにウェブ22を巻き始める時間となる時、進行するウェブ22を押圧して新ス プール24との巻き結合状態にするために使用される。キャリッジ52装置とそのア クチュエータ54に対する関係は、いくつかの可能な形態のうちの1つである。キ ャリッジ52を連続的に把持してそれを前方へ引っ張るアクチュエータ54と共に、 一対のアクチュエータを使用することができ、その片方を図1〜5に示す。また 、キャリッジひいてはスプールに対する連結制御を確実にするために、キャリッ ジは、“巻きウェブロールに巻く方法と装置”という名称の米国特許出願No.08/ 060,171 に示すように、レールの各側に取付られた交互に傾斜するビームに取付 けることもでき、これも本明細書に引用する。もうひとつのやり方は、レールの 各側で間隔をおいた平行関係に2個のアクチュエータ54を設け、そして、他方の 対のキャリッジ52を設け、そのキャリッジは、それらが内側空気圧アクチュエー タによって把持されるキャリッジの外側でつかまれ、操作されるようにすること で ある。 もうひとつの実施の形態のワインダー120 を、図9〜12に示す。そのワインダ ー120 は、第1アーム121 と第2アーム123 とを有し、それらのアームは、支持 ドラム134 に対するジャンボリール126 の位置をコントロールする。供給された スプール124 がレール142 上に保管される。図12に示すように、第1アーム121 は、レールの保管区域からスプール124 を受入れ、そのスプール124 を支持ドラ ム134 の頂部162 上に位置づけ、そこで、従来のナイフ及び転向装置(図面を明 瞭にするために図示しない)がスプール124 へのウェブ122 の巻きを開始する。 下方へ押圧するバー125 は、ピストン127 により駆動され、そのバー125 はス プール124 と支持ドラム134 との間のニップ負荷を増大させるために使用される 。明瞭にするために、図9にだけ、締めつけバーを示す。図10に示すように、 紙ウェブ122 がスプール124 に紙の重なり層130 を形成ずる時、アームは下流マ シン方向へ傾斜するので、レール142 上で軸受ハウジング150 の位置がコントロ ールされる。第1アーム121 は、そのアーム121 と枠140 との間に装着されるピ ストンまたは歯車装置により制御される。このピストン又は歯車装置は従来のも のであるので図示しない。リールの寸法が増大する時、そのリールは、第1アー ム121 のフォーク129 の制御を離れ、同時に第2アーム123 のフォーク131 の制 御のもとにおかれる。第2アームは支柱148 に装着されたピストン133 により位 置づけられる。第1アーム121 と第2アーム123 と締めつけバー125 は、リール 支持ドラム134 に対してスプール124 を保持する力の大きさを負荷セルが検出す るように位置づけられる。また、リール支持ドラムを負荷セルに装着させて、支 持ドラム134 とジャンボリール126 との間のニップ負荷を検出するようにするこ ともできる。好ましくは、中心巻き補助駆動体をワインダー120 にも使用し、図 6、図7に示すような中心巻き駆動体と同じに形成することもできる。 本ワインダー20,120の利点は、スプール24,124を支持するレール42,142が支持 ドラム34,134の頂部の上方に位置づけられることである。かくして、スプール24 ,124 の外周55,155は、軸受ハウジング50,150がレール42,142上に乗っている間 、支持ドラム34,134の頂部62,162に対して正接する。従って、ワインダー20,120 のレールがこのように高い位置にあることによって、スプールを支持ドラム34,1 34 の上方に位置づけることができるので、スプール24,124の取り扱いや、ウェブ転 向装置によりスプールへウェブ22,122を巻き始める作業は、スプールを頂部位置 へもってくることにより容易となる。さらに、スプールが頂部に乗るので、その スプールは支持ドラム34,134により重力負荷に抗して十分に支持される。レール を支持ドラム34,134の上に位置づけることによって、ジャンボリール26,126は一 定の均一な制御がなされるので、リールの巻きも一段と均一となり、それによっ て、スプール24,124のすぐ近くに巻かれた紙に生じるきずを減らすことができる 。 本発明はここに例示し、説明した部品の構成及び配置に制限されるものではな く、請求の範囲に含まれるその変形例を全て包含するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年12月10日 【補正内容】 明細書 〔発明の名称〕 高位置にスプール支持レールを備えたワインダー 〔技術分野〕 本発明は、巻きウェブロールを巻くことに関し、特に、製紙機械のワインダー に関する。 〔背景技術〕 紙は、製紙機械で連続処理により製造される。紙は、典型的には、紙繊維のス ラリーと水をスクリーン上に流すことにより湿潤端部で形成される。スクリーン 上の繊維マットは、プレスロール及び吸引箱により脱水され、ローラー群へ送ら れ、そこでプレスされ、乾燥される。最後の形成工程は、形成された紙ウェブを 、カレンダーまたはスーパーカレンダーを通って走行させることである。そのカ レンダーまたはスーパーカレンダーは、対向するロール間でウェブを圧縮し、仕 上げ表面を改善し、均一の紙の厚みに改善する。湿潤端部における紙の形成から 乾燥端部でのカレンダー処理までの製紙工程に含まれる全工程は、連続する性質 のものであり、各々の長さの紙が同一工程と同一力を受け、かくして、高度に均 質性の紙ウェブが形成される。しかしながら、製紙工程の最後の段階、即ち、製 紙機械から取り外すために、紙ウェブをスプールに巻きとる工程で、紙ウェブの 不均一な処理が生じてしまう。 現代の製紙機械で典型的に形成される紙のリールは、直径305.6 センチメート ル(120インチ)以上で、リール幅は508 〜1016センチメートル(200〜400 インチ) に達するものがある。いわゆるマシンリール又はジャンボリールとして巻かれた 紙は、典型的なものでは、更に巻き戻しやスライス処理され、ある時には、新聞 のような紙を消費する顧客により使用される個々のリール、又は個々のセットを 形成するために紙にコーティングを施すこともある。過去数年間に行われた研究 によれば、ジャンボリール又はマシンリールに形成された紙ウェブはきずついて いることがわかった。そのきずは、典型的なものでは、紙シートの辺縁近くに裂 け目があったり、中心部近くにしわがあったりするものである。そのきずは、典 型的には、それが紙のコーティング機や巻き戻し機で処理している時、又は印刷 機にかけて使用している時に、紙ウェブの破断を生じさ とリールアップのニップ圧の調整方法”という名称のヨーロッパ特許出願第9185 0261.8号(1992年4月29日に公告となった、公告No.0483093A1)は、リールに関 する前述の問題のいくつかを記述したリールシステムを開示している。このヨー ロッパ出願は、リールドラムの回転軸のまわりでピボット動きする傾斜レールの 使用を開示している。リールに乗るのは、リールのコアであって、その上に紙ウ ェブが巻かれる。このヨーロッパ出願は、ウェブがマシンリールに巻かれる時、 そのマシンリールとリールドラムとの間に形成されるニップ負荷が均一に保持さ れるように、レールと水平線との間の角度を変化させることを開示している。 移動するウェブで巻かれるリールスプールを支持するために一対の水平レール を使用し、かつ、巻かれているウェブロールに圧接させるためのプレスロール35 を使用する巻きシステムは、米国特許第5,251,835 号に記載されている。しかし 、この装置におけるプレスロールは、ロール15によって形成されるニップに加え て、リールスプールを支持するレールの上方にあるニップを形成する。さらに、 プレスロール35は、ウェブロールがレール上を移動する時にウェブロールと共に 移動する。 もうひとつの型のワインダーシステムは、ベロイト・コーポレーション製のTN TTMシステムであり、これは、本明細書で記述している問題には実質的に関係の うすい均等な密度のマシンリールを作るように、引っ張り、ニップ、トルクをコ ントロールする連続コントロール装置を使用する。このベロイト・コーポレーシ ョン社のTNT 機械は、リールドラムの上方に位置する水平レールを使用する。リ ールドラムは垂直方向へ位置づけ可能であり、ニップ圧を直接、測定する負荷セ ルに応答してコントロールされる。ベロイト・コーポレーションのTNT マシンは 上記の問題を解決し、ワインダーに生じるきずが最少限であるような均等構造の マシンロールを製造する。前記ベロイト・コーポレーションのTNT 機械は、PCT 国際公開(PCT International Publication)No.WO 94/26641に記載されている。 ベロイト・コーポレーションのTNT マシンは均等性がすぐれたジャンボマシンロ ールの製造に対して満足な解決法を提供するけれども、同一問題に対して、その 他のアプローチを行うことが望ましい。製紙業界は、広範囲の紙及び板紙を製造 するために利用される多くの異なる製法や長い年月をもつ設置された機械の 大きい基盤を有している。かくして、所与の問題に対する1つ以上の解決法が、 効果的に使用されることになる。 必要なことは、マシンワインダーの均一性を改善したワインダーを設計するも うひとつのアプローチである。 〔発明の開示〕 本発明のマシンワインダーは、枠に装着された大径のリール支持ドラムを使用 する。その枠にはまた、リールレールが取付られ、そのリールレールは、リール ドラムの上方に配置されるので、マシンリール又はジャンボ(即ち、ウェブロー ルが巻かれる)がレールに乗ったスプールに形成される時、スプールはリールド 販売される。 典型的なジャンボリールは、1016センチメートル(400インチ)もの幅を有し、3 04.8 センチメートル(120インチ)以上の直径を有する。大型ジャンボリールは、 典型的には、もっと小さな直径と幅をもつ小型リール又は小型セットにスライス される。紙はまた、特定ユーザーの要求を満足させるように、コーター及び/又 はスーパーカレンダーを通して処理される。一段と幅の広い紙ウェブを一段と高 速で製造する能力が増大したので、それに伴って、ジャンボリールも大きくなっ てきた。これらの大型リールは、ジャンボリールの巻き方によって生じる紙のき ずが一層生じ易い。 紙ウェブ22が巻かれるスプール24は、紙が巻かれる間、その両端のみで支持さ れる長いビームである。スプールにかかるビームのたわみ負荷は、スプール24に 巻かれた紙30に作用する重力によって生じる。スプール24によって形成されるビ ームのたわみは、紙ウェブ22がスプール24に巻かれる時、その紙ウェブ22にきず を生じさせる。これらのきずは典型的には、スプール24のすぐそばの紙に集中す る。かくして、紙の処理中又は紙の印刷中に、紙ウェブが破れるといった問題を 生じさせる紙のきずは、その70〜80%がリールの最後のセットで生じることが分 かった。 ウェブ22をスプール24に均等に巻くことによって、紙ウェブはスプールと共働 して一層肉厚で一層堅固なビームを形成し、これが順次、そこに巻かれる更なる 紙を支持する。かくして、ジャンボリール26の場合に生じるきずを回避する1つ の方策は、リール26の直径が増大する時、次第に引っ張りを弱めた均等な巻きを 確実にすることである。図8に、ジャンボリール26の場合の理想的なニップ負荷 を示すグラフのプロット28を示す。図8に示すニッブ負荷のプロット28は、リー ルの直径が増すときに非常にわずかづつ滅少するような均等なニップ負荷を示す 。 ウェブ22の引っ張りを調節し、スプール24と支持ドラム34との間のニッブ32の 圧力を調節し、図6及び図7に示すように、中心線補助駆動体36,38 でジャンボ リール26を駆動することによりコントロールされるトルクを調節することによっ て、図1〜7に示すワインダー20は、きずの少ない改良型リール構造のジャンボ リール26を生じさせる。 図1を参照すれば、ワインダー20は、水平レール42を支持する2本のレール支 きずはジャンボリールから取り出す最後のセットの一部に生じている。 図2、3、4及び5に示すワインダー装置20は、ジャンボ26を形成するために 、連続的かつコントロールされたやり方でウェブ22をスプール24に巻く。均等に 巻かれたジャンボリールを形成するために必然的にコントロールされねばならな い3つの要素は、ウェブ22の引っ張りと、ジャンボリール26と支持ドラム34との 間のニップ32にかかる負荷と、中心巻き補助駆動体36,38 により供給されるトル クとである。ウェブ22の引っ張りは、支持ロール68と支持ドラム34との間の紙ウ ェブ22の動きによりコントロールされる。支持ロール68と支持ドラム34は、典型 的には、製紙機械駆動システム又は、図7に示すような個々の駆動モータ71によ り直接駆動される。支持ロール68と駆動ドラム34は、ウェブが伸びるようにコン トロールされるので、巻かれるウェブ22の引っ張り強度の或るパーセンテージだ け、ウェブに引っ張りを与える。 ニップ32にかかる圧力は、ジャンボリール26が支持ドラム34に沿って厚みを増 す時、スプールの重量と、アクチュエータ54が及ぼす力とによってコントロール される。図2に示すように、スプールが頂部62に位置づけられる時、スプールの 上方に位置づけられる支持ロールのような更なる手段(図示せず)を備えること が望ましい場合もある。ジャンボリールにかかる負荷が常時監視されるように、 支持ドラムを負荷セル装置に取付けることが望ましいこともある。現存の一部の ワインダーにおいて、支持ロールは、ジャンボリールを回転させる唯一の駆動力 を与え、そうすることにより、紙ウェブをリールに巻く。しかしながら、差動中 心巻き補助駆動体を使うことによって、ジャンボリールに均等な巻きを与えるよ うに、ジャンボリールのトルクをコントロールすることが補助されることがわか った。差動トルク駆動体は従来使用されたものであって、それは、コントロール された量のトルクを支持ドラム34により供給されるトルク量に対抗して直接ジャ ンボリールへ供給することができる。 図6に示すように、ジャンボリール26は、2個の中心巻き補助駆動体36,38 を 使用することによって連続駆動される。各駆動体36,38 はレール70,72 上に装着 される。駆動装置を2個使用することが意図されている。一実施形態において、 中心巻き駆動体36,38 はともに等しい容量を有し、各駆動体は必要とするトルク の100 %を保持するような寸法を有するので、それらの駆動体は、スプールに巻 かれてジャンボリール26が形成される時、スプール間で交番し、各中心巻き駆動 体は新スプールと結合し、ジャンボが巻き終えるまで、スプールと駆動結合状態 を保持する。また、中心巻き駆動体36,38 を互いに異なるサイズにして、特定の トルク要件に適合させるようにすることもできる。その際、駆動体36の方の容量 を小さくする。ジャンボが所定の直径に達した後、駆動体38が駆動体36が引き継 ぎ、その駆動体38が同一のスプールと結合し、小さい方の駆動体36が最初の位置 へ戻って、新スプール24の巻きを始める時、駆動体38がジャンボリールの巻きを 完了するといった作業中のシフトを行うことができる。 図1に示すように、スプール案内装置74は、支持ロール34より上方で支持レー ル42上の保管位置にあるリールスプール24の上方に位置し、クロスマシン支持ビ ーム76によりワインダー20に装着される。そのスプール案内装置74は、油圧シリ ンダ82によりピボット80のまわりでピボット回転するスプール止め78を使用する 。この装置を、スプール挿入装置と協同して操作することによって、本装置の各 側で、支持キャリッジに支持されたリールスプールは、保管位置から初期の位置 まで水平に並進移動する。 ウェブ転換装置58もまた、スプールガイド74に取付られ、そして、新リールス プールにウェブ22を巻き始める時間となる時、進行するウェブ22を押圧して新ス プール24との巻き結合状態にするために使用される。キャリッジ52装置とそのア クチュエータ54に対する関係は、いくつかの可能な形態のうちの1つである。キ ャリッジ52を連続的に把持してそれを前方へ引っ張るアクチュエータ54と共に、 一対のアクチュエータを使用することができ、その片方を図1〜5に示す。また 、キャリッジひいてはスプールに対する連結制御を確実にするために、キャリッ ジは、“巻きウェブロールに巻く方法と装置”という名称の米国特許第5,370,32 7 号に示すように、レールの各側に取付られた交互に傾斜するビームに取付ける こともでき、これも本明細書に引用する。もうひとつのやり方は、レールの各側 で間隔をおいた平行関係に2個のアクチュエータ54を設け、そして、他方の対の キャリッジ52を設け、そのキャリッジは、それらが内側空気圧アクチュエータに よって把持されるキャリッジの外側でつかまれ、操作されるようにすることで 請求の範囲 1.複数の待機状態にあるリールスプール(24)から選択されたリールスプール (24)に移動紙ウェブ(22)を巻いて、巻き紙ウェブリール(26)を形成し、枠(40)と 、リールスプール(24)と同リールスプールに形成された紙ウェブリール(26)を支 持するため枠に装着され実質的に水平に配置されると共に紙ウェブリールを実質 的に水平方向へ並進移動させるようにリールスプールを支持する一対の間隔をお いて位置する平行レールと、水平方向に配置されたドラム面を備えて回転するよ うに前記枠に装着されたリール支持ドラム(34)と、1個以上のリールスプールと 支持ドラムを回転自在に駆動する駆動体とを有する装置(20)において; 前記リール支持ドラムは、その頂面(62)をレールより下方に位置づけて、枠の 一定位置に回転自在に装着されるので、リールスプールがレールによって支持さ れる間、支持ドラムはリールスプールとその接触ニップ線に沿って接触するよう に仕組まれており; かつ; リールスプールが支持ドラムに対して、しかもレールに沿って並進状に制御さ れた動きをするようにリールスプールを位置づけ、それを選択的に支持ドラムと のニップ接触を保持させるリールスプールを位置づける手段(52,54,121,123,133 )と; レールに対して平行に並進移動し、選択された第1リールスプールと選択的に 結合し、それにトルクを与え、さらに、選択される第1リールスプールが支持ド ラムとニップ接触する時、選択された第1リールスプールに紙ウェブを巻く間、 前記リールスプールを回転自在に駆動させながらウェブにひっぱりを与えるよう に装着された第1中心線駆動体(38)と; レールに平行に並進移動し、選択された次のリールスプールと選択的に結合し て、それを回転自在に駆動し、それにトルクを与え、そして、前記次のリールス プールを回転自在に駆動しながら、ウェブに引っ張りを与えるように装着された 第2中心線駆動体(36)であって、第1中心線駆動体と一緒に作動して交互に後続 するスプールに結合し、ワインダーが多数のスプールに対して紙リールを連続的 に形成することを可能にするようになっている第2中心線駆動体(36)と; 支持ドラム(34)と操作的に結合して同支持ドラムを駆動し、第1又は第2中心 線駆動体のうちの選択された一方と共働して、選択されたリールスプールに巻か れる移動ウェフに所望の引っ張りを保持させる駆動手段(71)と; を備え; それによって、紙リールが形成されるリールスプールがリールの形成中連続的 にレールにより水平方向に支持接触状態に保持されながら、紙リール(26)が連続 的に形成されることとを特徴とする装置(20)。 2.レールに沿ってリールスプールを移動させる手段は、対応するレール上で リールスプールと支持結合しレールに沿ってリールスプールの動きを案内する一 対のキャリッジ(52)を有し; レールに沿ってキャリッジを移動させ、支持ドラムとリールが巻かれるリール スプールとの間に所望のニップを保持する駆動手段(54)が装着されている; ことを特徴とする請求の範囲1に記載の装置。 3.リールスプールを位置づける手段は、スプールと選択的に結合する第1ピ ボットアーム(121)を有し、同第1アームは、スプールをレール上に位置づけ、 そのスプールに紙ウェブが形成される間、スプールの位置を制御し; かつ、リールスプールと選択的に結合する第2ピボットアーム(123)を備え、 同第2アームは、スプールとそのスプールに形成された紙ウェブリールを前記第 1アームから受け取り、リールスプールに紙ウェブリールが形成される少なくと も最終段階で、レール上でのリールスプールの位置づけを制御する(133); ことを特徴とする請求の範囲1に記載の装置。 4.リールスプールを位置づける手段は、支持ドラムの回転軸のまわりで枠(4 0)にピボット状に装着された第1アーム(121)を有し、前記第1アームはリール スプールと接触する部分(129)を有し、第1アームがピボット動きをすることに より、リールスプールは支持ドラムと接触することになり、同アームがさらにピ ボット動きすると、紙ウェブリールがレールに沿って水平方向へ並進移動する時 、その紙ウェブリールを支持ドラムと接触状態に保持するようになっており; 更に、枠にピボット状に装着された第2アーム(123)を備え、同第2アームは リールスプールとそのリールスプールに形成された紙リールとに接触してリール スプールをレールに沿って水平方向へ並進状に前進させるように位置づけられて いる; ことを特徴とする請求の範囲1に記載の装置。 5.多数の待機状態のリールスプール(24)から選択されたリールスプール(24) に、移動する紙ウェブ(22)を巻いてそこに紙ウェブ巻きリール(26)を形成する方 法であって、枠(40)と、リールスプール(24)及びそのリールスプールに形成され た紙ウェブリール(26)を支持するため枠に装着された一対の間隔をおいて位置し 紙ウェブリールが実質的に水平に並進移動するようにリールスプールを支持する 実質的に水平に配置された平行レール(42)と、水平に配置されたドラム面で回転 するように枠に装着されたリール支持ドラム(34)と、1個以上のリールスプール と支持ドラムとを回転自在に駆動する駆動体とをさらに使用する移動する紙ウェ ブ(22)を巻いて紙ウェブ巻きリール(26)を形成する方法において; 一連のリールスプールから選ばれたリールスプール(24)をこの装置における最 初の位置へ移動させる工程と; 枠(40)に装着された一対の間隔をおいて実質的に水平に配置された平行レール (42)上の前記最初の位置に、前記リールスプールを回転自在に支持し、それらの レールは、形成される紙リール(26)がリールスプールに巻かれる時、実質的に水 平の並進移動を行うようにリールスプールを支持する工程と; リールスプールを回転させ駆動するために、その最初の位置に位置するリール スプールにトルク(38)をかける工程と; リールスプールを、最初の位置において、枠に固定軸受(60)で回転自在に装着 されると共に、レールの下に頂部(62)を有してその頂部が接触ニップ線上に位置 する支持ドラム(34)に接触ニップ線に沿って接触させる工程と; 支持ドラム(34)を回転させ駆動させて、リールスプールの駆動体と共働するよ うに、支持ドラム(34)へトルク(71)をかける工程と; リールスプール上の紙ウェブリールに紙ウェブの巻きを開始させ、ウェブに所 望の引っ張りを生じさせ、それを維持するために、支持ドラムとニップ接触状態 で、その最初の位置にあるリールスプールへ移動紙ウェブをもたらす工程と; 紙ウェブリールをレール上で回転自在に支持された状態に保持し、ウェブリー ルの直径が増大する時、それを支持ドラムとニップ接触状態に保持しながら巻か れる紙ウェブリールを、最初の位置からこの装置の下流の支持ドラムの周囲の次 の巻き位置まで実質的に、水平方向へ移動させる工程と; 紙ウェブリールが所定の直径に達するまで、リールスプールにトルクを保持し 、支持ドラムと巻き位置にある紙巻きリールとの間で所望のレベルのニップ圧を 保持する工程と; を備え; それによって、紙リールが形成されるリールスプールが、リールの形成中、レ ールによって連続的に水平に支持されながら接触した状態に保持される間、連続 的に紙リール(26)が形成されることとを特徴とする移動する紙ウェブ(26)を巻い て紙ウェブ巻きリール(26)を形成する方法。 6.ウェブに引っ張りを維持する工程は、リールスプールがレール上で水平方 向で下流側に並進する時、リールスプールに、もしくは支持ドラムに、又はその 両方にトルクを維持する工程を含むことを特徴とする請求の範囲5に記載の方法 。 7.選択されたリールスプールを、それが最初の位置へ移動する前に、レール 上に支持する工程と; 供給されるリールスプールから選択されたリールスプールを第1アーム(121) に接触させ、それによって、その選択されたリールスプールを支持ドラムと接触 状態で最初の位置へ移動させる工程と; リールスプールが第1アームで制御される間、リールスプールを第2アームに 接触させ、紙ウェブリールがその仕上げの直径に達する時、紙リールを支持ドラ ムとニップ接触状態に保持しながら、紙ウェブリールを実質的に水平に前進させ る工程とを更に追加したことを特徴とする請求項5に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 るために第1アーム(121)及び第2アーム(123)を使用す る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.床に装着する枠と; スプールとそのスプールに形成される紙リールとを支持するため、枠に装着さ れた一対の間隔をおいて位置し、実質的に水平に配置され、紙ウェブリールがス プールに巻かれる時、スプールを実質的に水平な並進移動するように支持するレ ールと; 固定軸受により枠に回転自在に装着されレールの下に頂部を有するリール支持 ドラムであって、同支持ドラムは、巻き工程中、スプールとニップに沿ってスプ ールに形成された紙ウェブリールとに接触しており、紙ウェブリール全体は、ス プール上に形成され、スプールがレールと接触している間、リールドラムによっ て支持されるようになっている; 移動するウェブをリールスプールに巻いて巻き紙ウェブリールにする装置。 2.リール支持ドラムは、枠が床に装着される時、完全に床より上方にある枠 に装着されるようにした請求の範囲1に記載の装置。 3.レールに沿ったスプールの動きをコントロールし、スプールと支持関係に ある一対のキャリッジと; レールに平行にキャリッジを移動させる手段と; を更に有する請求の範囲1に記載の装置。 4.レールに平行に並進移動するように装着され、スプールと駆動関係にある 少なくとも1個の中心巻き駆動体をさらに有する請求の範囲1に記載の装置。 5.スプールに紙ウェブリールの巻きがスタートする間、スプールと駆動関係 にあり、レールに平行に並進移動するように装着された第1中心巻き駆動体と; 巻きが完了するまで、スプールに紙リールを巻く間、スプールと駆動閏係にあ って、レールに平行に並進移動するように装着された第2中心巻き駆動体と; を有し; 前記第1中心巻き駆動体と第2中心巻き駆動体は、ともに作動してワインダー が多数のスプールに紙リールを連続的に形成することを可能にすることで成る請 求の範囲1に記載の装置。 6.レールに平行に並進移動するように装着され、紙リールをスタートさせて それをスプールに巻く間、スプールと選択的に駆動結合する2個の同一の大きさ の中心巻き駆動体を備え; 各々の同一大きさの中心巻き駆動体は、新スプールと選択的に結合して新スプ ールをライン速度まで加速させ、所望であれば、トルクを与える巻き周期のあい だ新スプールに結合した状態にあり、その間、他方の同一サイズの中心巻き駆動 体は、次のリールスプールと結合し、それを加速させる用意ができており; それによって、2個の同一サイズの中心巻き駆動体は、多数のスプールに紙ウ ェブを連続的に交互に形成するように作動する; 請求の範囲1に記載の装置。 7.支持ドラムの頂部に位置づけられるニップの所で、スプールがドラムと最 初に接触するように、支持ドラムの頂部はレールより下方に間隔をおいて位置す る請求の範囲1に記載の装置。 8.スプールと選択的に結合する第1のピボットアームを備え、前記第1アー ムはスプールをレール上に位置づけ、スプールに紙リールを形成する間、スプー ルの位置をコントロールし; スプールと選択的に結合する第2ピボットアームを備え、前記第2アームは、 スプールとそのスプールに形成された紙ウェブリールとを第1アームから受入れ 、少なくともスプールに紙ウェブリールを最終的に形成する間、レール上でのス プールの位置づけをコントロールする; 請求の範囲1に記載の装置。 9.支持ドラムの回転軸のまわりで枠にピボット状に装着される第1アームを 備え、前記第1アームはスプールと接触する部分を有するので、そのアームのピ ボット動きにより、スプールは支持ドラムと接触するように動かされ、そのアー ムがさらにピボット動きすると、紙ウェブリールは、それが水平方向へ並進移動 する時、支持ドラムと接触状態に保持され; 枠に対してピボット状に取付られた第2アームを備え、前記第2アームはスプ ールと、そのスプールに形成された紙リールとに接触するように位置づけられ、 そのスプールを水平方向へ押しやるようにした; 請求の範囲1に記載の装置。 10.固定枠と; 前記枠に取付られ、上向きレール面を有する一対の間隔をおいて位置する実質 的に水平方向に配置された平行レールと; レールに沿って水平方向へ並進移動するように、レールに回転自在に装着され るスプールと; 固定軸のまわりで枠に対して同転自在に装着された円筒形リール支持ドラムで あって、その支持ドラムの上面はレールの上向き面の下に位置し、前記支持ドラ ムは、リール巻き工程中、ニップに沿ってスプールとそこに形成された紙ウェブ リールとに接触し、紙ウェブリール全体は、スプールに形成され、そのスプール がレールに接触する間、リールドラムによって支持されるようになっている円筒 形リール支持ドラムと; を備えた移動ウェブを巻き、リールスプールに巻き紙ウェブのリールを形成す る装置。 11.各レールに装着され、スプールをその中に回転自在に受入れるキャリッジ と; 紙がスプールに巻かれる時、スプールを実質的に水平方向へ前進させる枠と前 記キャリッジとの間を伸長し、紙ウェブリールを支持ドラムと接触状態に保持す るアクチュエータと; を備えた請求の範囲10に記載の装置。 12.支持ドラムの回転軸のまわりで枠にピボット状に装着された第1アームで あって、同第1アームは、そのアームのピボット動きによってスプールが支持ド ラムと接触するように、スプールと接触する部分を有し、アームがさらにピボッ ト動きすると、紙ウェブリールは、それが水平に並進移動する時に支持ドラムと 接触状態に保持されるようにした第1アームと; 枠に対してピボット状に装着されスプールとそのスプールに形成された紙リー ルとに接触して、それを水平方向へ前進させるように位置づけられた第2アーム と; で成る請求の範囲10に記載の装置。 13.レールに平行に並進移動するように装着されスプールと駆動関係におかれ る少なくとも1個の中心巻き駆動体を更に有する請求の範囲10に記載の装置。 14.レールと平行に並進移動し、スプールに紙ウェブリールが所望直径まで巻 かれ始める間、スプールと駆動接触するように装着された第1中心巻き駆動体と ; レールと平行に並進移動し、巻きが完了するまでスプールに紙ウェブ巻きを引 き続いて巻く間、スプールと駆動接触するように装着された第2中心巻き駆動体 と; を備え; 前記第1中心巻き駆動体と前記第2中心巻き駆動体は一緒になって、ワインダ ーが多数のスプールに紙リールを連続的に形成させるようになっている請求の範 囲10に記載の装置。 15.レールに平行に並進移動するように装着され、スプールに紙リールが巻か れ始めて巻き続ける間、スプールと選択的に駆動接触する2個の同一大きさの中 心巻き駆動体を備え; 各々の同一大きさの中心巻き駆動体は、新スプールと選択的に接触して、その 新スプールをライン速度に加速させ、トルクを与える巻き周期の間新スプールに 接触状態に保持し、その間、他方の同一サイズの巻き中心駆動体は、次のリール スプールと接触し、それを加速させる準備ができており; それによって、2個の同一大きさの中心巻き駆動体は、交互に作動して、多数 のスプールに紙リールを連続して形成するようになっている; 請求の範囲10に記載の装置。 16.リールスプールを最初の位置へ移動させ; スプールとそのスプールに形成される紙リールとを支持するため、枠に装着さ れた一対の間隔をおいて位置し実質的に水平に配置された平行レール上の最初の 位置に、前記リールスプールを回転的に支持し、前記レールは、紙リールがスプ ールに巻かれる時、実質的に水平に並進移動するようにスプールを支持し; リールスプールを回転させ、それを駆動させるために、その最初の位置にある リールスプールへトルクをかけ; 固定軸受により枠に回転状に装着されレールの下方に頂部を有する支持ドラム とのニップ接触線に沿って最初の位置で支持ドラムにリールスプールと接触させ ; 紙ウェブを巻き始めてリールスプールに紙ウェブリールを形成するように、そ の最初の位置にあるリールスプールへ移動紙ウェブを移動させ; 紙ウェブリールを回転支持状に保持し、かつ、支持ドラムとニップ接触する状 態に保持しながら、巻かれる紙ウェブリールをその最初の位置から実質的に水平 に移動させ; リールスプールにかかるトルクと支持ドラムと巻かれる紙リールとの間のニッ プ圧とを、紙ウェブリールが所定の直径に達するまで所望レベルに保持する; 工程とで成る移動ウェブを巻き紙ウェブリールに形成する方法。 17.トルクを保持する工程は、スプールが水平へ並進移動する間、スプールを 回転させる工程を含む請求の範囲16に記載の方法。 18.スプールを最初の位置に位置づける前に、レール上にスプールを支持し; スプールを最初の位置へ移動させる前に、そのスプールを第1アームでつかみ ; 前記スプールを支持ドラムと接触するように移動させるため、第1アームを回 転させ; 紙リールを支持ドラムとニップ接触状態に保持するため紙ウェブがスプールに 巻かれる時、第1アームを回転させ; 紙ウェブリールがその最終直径に達する時、紙ウェブリールを実質的に水平方 向へ前進させるため、スプールを第2アームにつかませてその第2アームをピボ ット動きさせる; 工程とで成る請求の範囲16に記載の方法。
JP8516021A 1994-11-14 1995-08-11 高位置にスプール支持レールを備えたワインダー Expired - Fee Related JP2805662B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US339,046 1989-04-17
US08/339,046 1994-11-14
US08/339,046 US5560566A (en) 1994-11-14 1994-11-14 Winder with elevated spool support rail
PCT/US1995/010213 WO1996015059A1 (en) 1994-11-14 1995-08-11 Winder with elevated spool support rail

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09511729A true JPH09511729A (ja) 1997-11-25
JP2805662B2 JP2805662B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=23327263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8516021A Expired - Fee Related JP2805662B2 (ja) 1994-11-14 1995-08-11 高位置にスプール支持レールを備えたワインダー

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5560566A (ja)
EP (1) EP0790952B1 (ja)
JP (1) JP2805662B2 (ja)
AT (1) ATE177709T1 (ja)
BR (1) BR9510389A (ja)
CA (1) CA2205113C (ja)
DE (2) DE790952T1 (ja)
ES (1) ES2105993T3 (ja)
FI (1) FI118594B (ja)
WO (1) WO1996015059A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5664737A (en) * 1995-10-10 1997-09-09 Beloit Technologies, Inc. Centerwind assist for a paper winder system
US5673870A (en) * 1995-12-19 1997-10-07 Beloit Technologies, Inc. Method and apparatus for reeling a traveling paper web
SE507509C2 (sv) * 1996-10-21 1998-06-15 Valmet Karlstad Ab Rullstol med dubbla sekundärenheter för upprullning av en löpande bana i en pappersmaskin
SE508086C2 (sv) * 1996-12-16 1998-08-24 Valmet Karlstad Ab Rullstol
US5875990A (en) * 1996-12-16 1999-03-02 Valmet-Karlstad Ab Reel-up
ATE290504T1 (de) * 1997-01-25 2005-03-15 Voith Paper Patent Gmbh Wickelmaschine und verfahren zum kontinuierlichen aufwickeln einer materialbahn
SE509107C2 (sv) * 1997-04-21 1998-12-07 Valmet Karlstad Ab Rullstol med dubbla sekundärenheter
US5931406A (en) * 1997-12-08 1999-08-03 Voith Sulzer Papiertechnik Patent Gmbh Method and winder for the continuous winding of a material web
DE19807897A1 (de) * 1998-02-25 1999-08-26 Voith Sulzer Papiertech Patent Verfahren und Vorrichtung zum kontinuierlichen Aufwickeln einer Materialbahn
ES2151809B1 (es) * 1998-04-08 2001-07-16 Gomez Cabero Rafael Flavio Maquina bobinadora mejorada.
CN1081594C (zh) * 1998-04-20 2002-03-27 麦特索纸业卡尔斯塔德公司 在造纸机中卷取行进纸幅的带有两个辅助单元的卷纸机
US6164586A (en) * 1998-07-24 2000-12-26 Beloit Technologies, Inc. Support drum assembly with cross-shaft linkage for variable backlash control
FI112349B (fi) 2000-04-12 2003-11-28 Metso Paper Inc Menetelmä ja sovitelma pehmopaperirullien siirtämiseksi tampuuriraudalta
FI115520B (fi) * 2000-10-27 2005-05-31 Metso Paper Inc Menetelmä rullauksessa ja kiinnirullain
FR2865722B1 (fr) * 2004-02-02 2006-12-01 Monomatic Sa Dispositif d'enroulement a deux rouleaux d'entrainement pour machine a enrouler en continu et procede d'enroulement avec regulation de l'effort d'application des rouleaux d'entrainement
US7441723B2 (en) * 2005-11-07 2008-10-28 Pai Lung Machinery Mill Co., Ltd. Rolling and feeding structure of a fabric rolling machine
EP1947043B1 (de) * 2007-01-18 2010-11-03 Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik Wickeleinrichtung
FI120728B (fi) * 2007-12-12 2010-02-15 Metso Paper Inc Menetelmä ja järjestely nippivoiman säätämiseksi
FI120971B (fi) * 2008-06-30 2010-05-31 Metso Paper Inc Kiinnirullain
PL3109192T3 (pl) * 2015-06-26 2020-10-19 Valmet Technologies Oy Nawijarka do nawijania włóknistej wstęgi
DE102016206346A1 (de) * 2016-04-15 2017-06-01 Voith Patent Gmbh Wickelmaschine
AT519199B1 (de) * 2016-07-19 2018-08-15 Andritz Ag Maschf Verfahren und vorrichtung zum aufwickeln einer faserstoffbahn
WO2018044814A1 (en) 2016-08-31 2018-03-08 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Web winding device
CN107082300A (zh) * 2017-06-27 2017-08-22 湖南省客来宝生物能源科技有限公司 一种生物降解膜生产用卷膜装置
CN108447526A (zh) * 2018-04-02 2018-08-24 柏佳佳 一种仪器仪表固定放置设备
CN108891986A (zh) * 2018-07-12 2018-11-27 江门市利业机电设备有限公司 一种金属化膜分切机
CN110155783A (zh) * 2019-06-13 2019-08-23 徐州立峰塑料制品有限公司 一种高效塑料编织袋缠绕存放装置
CN111703931A (zh) * 2020-05-06 2020-09-25 安徽紫荆花壁纸股份有限公司 一种壁纸生产用收卷装置
SE2250794A1 (en) * 2022-06-27 2023-12-28 Valmet Oy Method and system for monitoring the performance of a winding spool in the reel section of a paper machine

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1951715A (en) * 1931-07-23 1934-03-20 Bagley And Sewall Company Uniform speed reel
DE1574632B1 (de) * 1968-01-09 1971-02-25 Zum Bruderhaus Gmbh Maschf Vorrichtung zum ununterbrochenen Abwickeln einer Bahn,insbesondere einer Papierbahn
US3743199A (en) * 1971-09-02 1973-07-03 Beloit Corp Method and apparatus for reeling web material
US3889892A (en) * 1973-08-09 1975-06-17 Beloit Corp Center start surface wind reel with automatic cut-off and transfer
US3857524A (en) * 1973-10-05 1974-12-31 Beloit Corp Surface enveloper transfer winder
DE8808823U1 (ja) * 1988-07-08 1988-08-25 Sulzer-Escher Wyss Gmbh, 7980 Ravensburg, De
DE4007329A1 (de) * 1990-03-08 1991-09-12 Voith Gmbh J M Wickelmaschine zum aufwickeln einer laufenden bahn
FI89701C (fi) * 1990-10-26 1999-01-19 Valmet Paper Machinery Inc Rullainlaite ja menetelmä nippipaineen säätämiseksi rullainlaitteessa
FI91383C (fi) * 1990-10-26 1997-01-22 Valmet Paper Machinery Inc Menetelmä kiinnirullauksessa
SE469071B (sv) * 1991-09-18 1993-05-10 Valmet Karlstad Ab Rullstol med centrumdriven upprullningsvals
TW231285B (ja) * 1992-05-29 1994-10-01 Beloit Technologies Inc
US5370327A (en) * 1993-05-06 1994-12-06 Beloit Technologies, Inc. Method and apparatus for reeling a wound web roll

Also Published As

Publication number Publication date
DE790952T1 (de) 1998-03-12
CA2205113A1 (en) 1996-05-23
WO1996015059A1 (en) 1996-05-23
CA2205113C (en) 2001-07-31
ATE177709T1 (de) 1999-04-15
EP0790952A1 (en) 1997-08-27
FI118594B (fi) 2008-01-15
JP2805662B2 (ja) 1998-09-30
FI972018A (fi) 1997-07-02
ES2105993T1 (es) 1997-11-01
US5560566A (en) 1996-10-01
FI972018A0 (fi) 1997-05-13
EP0790952B1 (en) 1999-03-17
BR9510389A (pt) 1997-12-23
DE69508422T2 (de) 1999-09-16
DE69508422D1 (de) 1999-04-22
ES2105993T3 (es) 1999-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2805662B2 (ja) 高位置にスプール支持レールを備えたワインダー
AU679750B2 (en) A method and apparatus for reeling a wound web roll
KR100309577B1 (ko) 웨브의권취장치
EP0854834B1 (en) Centerwind assist for a paper winder system
JP4481170B2 (ja) ウェブ材料のロールを巻き戻すための方法
EP1135316B1 (en) Reel-up and method for reeling of a web
CA2328189A1 (en) Method and apparatus for reeling a traveling paper web
CA2804641C (en) Method and device for winding of fiber webs, especially of partial paper and board webs
JPH0416387B2 (ja)
JP4562349B2 (ja) ウエブの巻き取り装置及び方法
WO2001066451A1 (en) A method and a device in reeling up of a paper web
CA2371486A1 (en) Method and device in the process of reeling up a paper web
US6164586A (en) Support drum assembly with cross-shaft linkage for variable backlash control
JPH0450281Y2 (ja)
JP2002362793A (ja) ウェブ巻取装置及びウェブ巻取方法
WO1999010267A1 (en) Continuous web winding machine
FI100713B (fi) Pope-rullain ja menetelmä
Viitala Successful Winding of Coated Papers
JPH1129250A (ja) ウエブ巻取装置のロール紙端押え装置
JPH02178151A (ja) 巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080724

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080724

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090724

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees