JPH09509252A - 音波同期装置 - Google Patents

音波同期装置

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JPH09509252A
JPH09509252A JP7521177A JP52117795A JPH09509252A JP H09509252 A JPH09509252 A JP H09509252A JP 7521177 A JP7521177 A JP 7521177A JP 52117795 A JP52117795 A JP 52117795A JP H09509252 A JPH09509252 A JP H09509252A
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Abstract

(57)【要約】 音響及び超音波トランスデューサを、高分解能の距離及び動き計測、及び双方向通信用の回路に連結するための、一般用途に適応可能な装置である。ジェネレータ信号(52)は、受信用トランスデューサ信号(21)又は参照信号(23)に同期する。検波器(20)は、検波周期信号(22)及び検波振幅信号(24)を検波された信号から提供する。コンパレータ(30)は、検波周期信号及びジェネレータ信号からコンパレータ信号(32)を生成する。持続回路は信号が途切れる間にフライホイール動作を提供する。駆動回路(60)は、発信トランスデューサを駆動する。オプションは、単一又は2つのトランスデューサ動作、連続又はパルスバースト動作、低コストの圧電トランスデューサを使用する最適周波数通信、音波周波数の走査、位相及び振幅の変調及び復調、高速同期、検波信号と参照信号の比較、及び自己検査とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 音波同期装置 発明の属する技術分野 本発明は特に、計測、通信、エネルギー伝達、又は音響デバイスの作動のため に音波を使用する電子デバイスに関するものである。 発明の背景 音響装置は広範囲の製品で使用されている。これら音響装置は幾年もの間、測 深機、カメラ、及び医療用解析装置で使用されてきたが、現在では自動車や、運 動器具に、音響および超音波搬送波上のデータ伝送のために、また他の多くの事 項のために組み込まれている。音は計測や制御の世界で重要になってきている。 音波は、物体検知や距離計測のための未侵入且つ安全な方法を、低電力レベルで 提供する。 音響トランスデューサを電子回路にインタフェースする際に使用される多くの 方法があるが、それらは通常特別のアプリケーションに特定したものである。イ ンタフェースの問題を簡易にするための一般用途向け回路はほ とんどない。 市販で入手できるインタフェース回路は、パルスバーストモード(pulsed-bur st mode)での動作用に設計されている。これらのインタフェース回路は短波チ ャープ(short sonic chirps)を発信し、受信用トランスデューサからの帰還信 号の振幅を検波する。それらは距離や動きの計測用に使用される。典型例は、ポ ラロイド社(02139 マサチューセッツ州、ケンブリッジ、ウィンドサース トリート119)により販売された超音波距離計測システムである。これは、マ グリ(Muggli)により1980年に出願された米国特許第4199246号に開 示されている。この回路は、パルスバーストモードで、単一の容量性広帯域トラ ンスデューサ(capacitive broad bandpass transducer)を使用するために特に 設計されている。他の例は、ナショナルセミコンダクタ(95052−8090 カリフォルニア州、サンタクララ、私書箱58090、セミコンダクタドライ ブ2900)により販売されたLM1812超音波トランシーバである。これは パルスバーストモードで単一の圧電トランスデューサを使用するために設計され ている。 分解能向上のために連続音響信号を送信し、受信するためのインタフェース回 路は、特別のアプリケーション に適し、一般用途の音響インタフェース回路としての使用に適さないよう特に設 計されている。この形式のインタフェース回路の典型例は、カーシュ(Karsh) により1978年に出願された米国特許第4122427号、及びノースロップ (Northrop)により1980年に出願された米国特許一部第4197856号に 開示されている。これらの回路は高分解能の動き計測に使用され、受信用トラン スデューサからの信号に同期したクロック信号を提供する。これらは、位相変化 を検波し振幅検波を提供しない。これらは、信号が途切れる時に同期性を喪失す るのでパルスバーストや単一トランスデューサの動作には適応できない。199 3年1月29日付出願の原出願第08−011369号についての1994年1 月14日付米国特許継続出願の中に本発明の部分的開示がある。 音響インタフェース回路は上記ニーズを満足する必要がある。好ましくは、マ イクロプロセッサのようなユーザ回路に適合するべきである。 発明の概要 本発明は、音波同期装置インタフェース回路であり、発明の背景で述べたニー ズを満足するべく発明されたものである。前記回路は、外部ユーザ回路によって 提供さ れた信号を、発信用音響トランスデューサを駆動するための信号に変換し、さら に受信用トランスデューサの振幅を検波する。該回路は、入力信号周波数の平均 に同期した内部ジェネレータ信号と比較することによって、受信用トランスデュ ーサ中の位相変化を検波する。該装置は参照入力により自己検査と信号比較性能 を得る。 基本的同期装置回路は、連続、チョッピング、又はパルスバーストモードで、 距離及び動き計測を実施するのに適合可能である。前記回路は、発信及び受信用 に分離された又は割り当てられたトランスデューサを制御するように適合可能で あり、音波領域を通じて多くの用途を有する。 2種のジェネレータ形式 同期装置は誘導同調増幅器型ジェネレータ(stimulated tuned amplifier gen erator)又は位相固定ループ被駆動型ジェネレータ(phase-locked-loop driven generator)を使用し製作される。 フライホイール(fly wheel)動作 受信モードで使用する際、同期装置は、受信した音波の平均周波数に同期する ジェネレータ信号を生成する。 ジェネレータ信号は、音波が断続的であり、受信されるのが中止される際には平 均周波数で持続される。持続回路は、検波信号がない場合の周波数変化を低ドリ フト率に削減する。このことにより、同期装置はチョッピング又はパルスバース トモードにおいても動作可能である。 参照信号 参照信号入力は所望の初期化がなされた又は維持された発信周波数でジェネレ ータ信号を同期させるために使用できる。該参照信号入力は、音響周波数域を走 査し又は変調音波を発信するために種々の発信周波数を提供可能であり、音波強 度の測定や同期装置のテストのための比較信号として有用である。 振幅及び位相の変調及び復調 同期装置は、受信用トランスデューサ信号又は参照信号のどちらかの平均振幅 に比例する検波振幅信号を提供する。該同期装置は、検波された信号の各周期か ら検波周期信号も提供する。振幅変調は検波振幅信号により測定可能である。同 様に、トランスデューサ信号又は参照信号のいずれかの位相変調は、ジェネレー タ信号及び検波周期信号からのデジタル遷移を結合するコンパレータ 出力信号から測定可能である。検波制御信号は、入力信号の選択を行う。 コンパレータ回路中の位相調整回路は、低ドリフト状態にするよう同期装置内 の位相関係を調整するために使用され、ユーザ回路からの位相変調信号に応答し て発信波を位相変調するためにジェネレータ信号を位相変調するのに使用可能で ある。 駆動回路は発信用トランスデューサに連結し、振幅変調信号に応答して発信波 を振幅変調するための回路を含むことが可能である。位相制御信号に応答する変 調遅延回路(図示せず)により駆動回路中で位相変調がなされる。 単一のトランスデューサの動作 発信および受信の両方を行うため単一のトランスデューサが使用可能である。 単一のトランスデューサが受信している間、発信制御信号によって制御される駆 動回路中のアナログスイッチにより、駆動回路はトランスデューサから絶縁され る。 トランスデューサ発信電流計測 駆動回路からの駆動電流信号は、発信用トランスデュ ーサ中を流れる交流に応答する信号を提供する。 同期及び感度 コンパレータ信号に応答する周波数調整器回路は、ジェネレータ信号周波数を 、検波周期信号の変化する平均周波数になるよう調整する。感度制御入力は周波 数調整器の感度を調整して平均化が施される期間を決定する。感度制御入力が検 波振幅信号によって提供される際は、入力信号振幅の増加に検波振幅信号が応答 する時、平均化期間は減少する。このことにより、ジェネレータ信号は最大振幅 の入力信号に最も応答することになる。感度制御信号は、ユーザ回路の制御下で 入力信号に高速同期を提供するため使用可能である。 トランスデューサ発信の最適化 発信モードで、駆動電流信号は参照信号を提供し、検波器は該参照信号を検波 するように切り換えられる。ジェネレータは、検波周期信号に同期し、検波振幅 信号によって敏感となるその周波数調整により、発信用トランスデューサ中の交 流を最大化するように応答する。発信用圧電トランスデューサのピークアドミッ タンス特性により、該トランスデューサは最適な発信周波数で自動的 に発信する。 限定周波数検波 受信用トランスデューサが広い周波数通過帯域を有する際には、周波数通過帯 域感度を限定するため、通常はフィルタが検波器回路中に含まれる。 通信 音波による直接制御の双方向ワイヤレス通信(two-way directionally contro lled wire-less communication)は弾性媒体を通して可能である。音波同期装置 は、振幅及び位相変調信号によって双方向通信に適合する多目的音響インタフェ ース回路を提供する。 図の概要説明 図1は、基本的な同期装置の概要図である。 図2は、同調増幅同期装置の概要図である。 図3は、位相固定ループ同期装置の概要図である。 図4は、双方向通信に於ける同調増幅同期装置を示す。 図5aは、同期装置100a及び圧電トランスデューサ(91及び92)の特 性を示す。 図5bは、同期装置100b及び圧電トランスデュー サ(93)の特性を示す。 図6は、双方向通信に於ける位相固定ループ同期装置を示す。 図7aは、同期装置100c及び圧電トランスデューサ(91及び92)の特 性を示す。 図7bは、同期装置100d及び圧電トランスデューサ(93)の特性を示す 。 図8は、検波回路の好ましい実施例を示す。 図9は、コンパレータ回路の好ましい実施例を示す。 図9aは、図9の実施例に於ける典型的な波形を示す。 図10は、周波数調整器40a及び同調増幅器50aの好ましい実施例を示す 。 図10aは、図10の実施例に於ける典型的な波形を示す。 図11は、アナログの調整器40b、アナログのジェネレータ50b、及び駆 動回路60の好ましい実施例を示す。 定義 明瞭且つ簡潔にするために。 「音(sound)」は、聴くことが可能な振動であり、又は人間の可聴域外であ って弾性媒体(medium)中を音速 で通過するものである。 「音響(acoustic sound)」は、人間が聴くことのできる音(sound)である 。 「音の(sonic)」は、音響を含む音、超音波の(ultrasonic)、又は超音波 (ultrasound)と関係があることを意味する。音速(空気中でおよそ秒速331 .3メートル)で伝搬する波を有することを意味する。 「媒体(medium)」は、その中を音波(sonic wave)が音速で伝搬する、介在 する弾性要素であり、例えば液体、固体、気体物質である。 「音波(sonic wave)」は、平静な中間位置を中心とするわずかな距離内で振 動する媒介粒子(medium particle)の周期的な起伏変位である。各波は、音源 や反射面から媒体を通って隣接する波に伝搬することにより、圧力エネルギーを 伝達する。波の伝搬速度は音速である。すなわち、331.3m/secで通過 する40kHzの振動が8.2825mmの波長の波を伝搬する。 「帰還音波(returning sonic waves)」は、もともと同期装置(synchronize r)によって伝送され、音響トランスデューサ(sound transducer)によって受 信され同期回路(syncronizer circuit)への入力を提供する音波である。該音 波は表面から帰還し、又は他の同期回路 によって再発信される。 「受信用トランスデューサ(sensing transducer)」は、媒体中の音波を受信 し、本明細書中に受信用トランスデューサ信号(sensing transducer signal) として記載した電気信号を生成する音響トランスデューサである。また、同一の 音響トランスデューサであって、単一で受信/送信を交互に行うトランスデュー サである場合にも、受信用トランスデューサとして記載している。 「発信用トランスデューサ(radiating transducer)」は、本明細書中にドラ イブ信号(driver signal)として記載した電気信号に応答して、音波を媒体中 に発信する音響トランスデューサである。また、同一の音響トランスデューサで あって、単一で受信/送信を交互に行うトランスデューサである場合には、受信 用トランスデューサとして記載している。 「ジェネレータ(generator)」は、振動信号(oscillating signal)を生成 する装置である。これは、ジェネレータ信号(generator signal)52よりも高 周波で振動する信号を含み、一つ以上の同調回路(tuned circuit)を含むか若 しくは全く含まない。 発明の詳細な説明 図1はトランスデューサ92(場合によっては単一のトランスデューサ93) から音波を発信し、トランスデューサ91(場合によっては単一のトランスデュ ーサ93)で音波を受信する基本的な同期装置100を示す。トランスデューサ 93は波を交互に発信、受信するために必要に応じて使用される。同期装置は、 ユーザ回路90からの信号によって制御される。検波器20は、ユーザ回路90 により若しくはユーザ回路90を通じて供給される参照信号23を検波し、又は トランスデューサ91(場合によっては93)からのトランスデューサ信号21 を検波する。ユーザ回路90からの検波器制御信号(detector control signal )25は、2入力のアナログスイッチを用いて検波すべき信号を選択する。選択 された信号は増幅されて検波振幅信号(detected-amplitude signal)24及び 検波周期信号(detected-cycle signal)22を生成する。検波振幅信号24は 、検波された信号の振幅に応答するアナログ信号であり、検波周期信号22は検 波された信号の各周期に応答する少なくとも一つのデジタル遷移(digital tran sition)を有するデジタル信号である。 コンパレータ回路30は検波周期信号22及びジェネレータ回路(generator circuit)50からのジェネレー タ信号(generator signal)52を受信する。コンパレータ30は、通常はデジ タルであり、好ましくは検波周期信号22及びジェネレータ信号52に応答する 遷移を有する方形波である信号を生成する。コンパレータ信号の遷移間の時間間 隔は検波周期22とジェネレータ50の信号間の周波数と位相の違いに応答する ものである。 調整回路40はコンパレータ信号32を受信し、コンパレータ信号32中の選 択された遷移間の時間間隔(time period)に応答する周波数調整信号(frequen cy adjuster signal)42を生成する。周波数調整信号42はジェネレータ50 によってジェネレータ信号52の周波数を調整するために受信される。周波数調 整信号42のコンパレータ信号32に対する感度は感度制御信号43によって制 御される。コンパレータ30、周波数調整器40、及びジェネレータ50は協働 し、良好な安定性を有し、且つ検波周期信号22の変化する平均周波数と位相に 同期するジェネレータ信号52を提供する。 駆動回路(driver circuit)60はジェネレータ信号52を受信し、ジェネレ ータ信号52の周波数に応答するドライブ信号(driver signal)62を生成す る。ドライブ信号は、発信用トランスデューサ92(場合によっては93)が音 波を発信するように、該トランスデュー サを駆動するのに使用される。発信用トランスデューサ中を流れる交流の駆動電 流は計測され、駆動電流信号(drive-current signal)64を生成する。発信制 御信号(radiate control signal)65に応じて、発信用トランスデューサを駆 動させないよう、ドライブ信号62を選択的に遮断するための回路を含んでもよ い。好ましくは、前記回路はトランスデューサ92(場合によっては93)を駆 動回路60から切断するためのアナログスイッチを含む。駆動回路60は、振幅 変調信号(amplitude modulation signal)65に応答する、ミキサー回路(mix ing circuit)、又は利得制御増幅器を含むことにより、変調ドライブ信号(mod ulate driver signal)62を増幅可能である。 フライホイール(fly wheel)動作 コンパレータ30と周波数調整器40は協働し、検波器20によって検波周期 信号が生成されない際には、中間周波数調整信号(neutral frequency adjuster signal)をジェネレータ50に入力する。ジェネレータ信号52の周波数は、 検波周期信号がない場合には変化させられない。図9と図9aに示すように、こ のフライホイール効果(fly wheel effect)により、単一のトランスデ ューサ93を使用する発信モードや、発信モードと受信モード間の信号消失期間 (signal blanking gaps)中に、発信期間経過後や検波周期信号が存在しない他 の場合にほとんどの音響トランスデューサに固有である自己減衰振動(damped s elf-oscillation)を迅速に回避するため、ジェネレータ50の周波数が持続さ れる。 好ましくはデジタルの方形波であるコンパレータ信号32は、検波周期信号2 2に応答する第1の遷移とジェネレータ信号52に応答する第2の遷移とを有す る。第1と第2の遷移間の間隔は、コンパレータ30中の位相調整回路(phase adjustment circuit)によって、平均的に同等になるよう調整される。消失する 検波周期遷移(detected-cycle transitions)の代わりに中間位相遷移(phase- neutral transitions)が挿入されることができる。 変調と復調 ジェネレータ信号に応答するコンパレータ信号32の遷移は、ユーザ回路90 により、検波周期に応じた遷移での変調を復調するための高慣性で安定したクロ ックとして使用され得る。検波器20が受信用トランスデューサ信号を検波する 際、音波の変調はコンパレータ信号3 2から容易に理解される。感度制御信号(sensitivity control signal)43は 、ジェネレータ信号52をより安定させるため、位相復調(phase demodulation )の間、通常は低感度に設定されるが、高速同期(fast synchronization)を達 成するために高感度にも設定可能である。位相変調信号(phase modulation sig nal)35に応答するコンパレータ30中の位相制御回路(phase control circu it)を製作することによって、発信された音波を変調するため、ジェネレータ信 号52が位相変調される。あるいは、発信された波を変調するために、参照信号 23が位相変調されても良い。感度制御信号43は、ジェネレータ信号52が変 調されるように、位相変調の間通常は高感度に設定される。もし、同期装置10 0が感度制御回路(sensitivity control circuit)を含まないならば、位相制 御信号35に応答する変調遅延回路(modulated delay circuit)(図示せず) により、駆動回路60中で位相変調がなされる。 トランスデューサ信号振幅域と自動利得制御 検波器20は、利得制御信号(gain control signal)に応答する利得制御増 幅器(gain controlled amplifier)を含む時は、より広域の入力信号にわたっ て作動する。 好ましくは、前記増幅器は、自動利得制御(AGC)回路を形成するため、検波 振幅信号24に接続される。図8に示すように入力信号の振幅域は、振幅制御信 号(amplitude control signal)27に応答する。 リファレンスモードでの動作 参照信号23は、同期装置100を多くのアプリケーションに適合させる。例 えば、総合的に同期装置100をテストするための手段であって、トランスデュ ーサ信号21、符号化位相変調ドライブ信号(encoded phase-modulated driver signal)62、受信用トランスデューサの受信域内に発信波の中心を設定する ための参照周波数、及び周波数調整器40の調整域と比較するべき標準信号と、 発信周波数(radiating frequency)域を走査する手段と、音波の発信を最適化 するため発信用トランスデューサのアドミッタンス特性(admittance character istic)に発信周波数を固定するための手段とに適合させる。 図2は、音波のバースト(bursts of sonic waves)の発信、受信を交互にお こなう単一の音響トランスデューサ93を作動する同期装置100を示す。波は 媒体96中を通り、面95から帰還する。本実施例では、ジェネ レータ50は同調増幅器形式(tuned amplifier type)のものである。同調増幅 器の共振周波数が同期装置の参照周波数であるため、参照信号23は必要とされ ない。本実施例は、受信された帰還波中のドップラー変調の正確な測定、距離計 測、超音波走査、及び総合的な同期通信(synchronous communication)に有用 である。 このアプリケーションには3つのモードが使用される。すなわち、発信モード (radiating mode)、持続モード(sustaining mode)、及び受信モード(recei ving mode)である。持続モードは、自己減衰振動が消失する時間を許容するた め、発信モードに引き続く間隔を充填するものである。発信期間経過後、大部分 の音響トランスデューサではリンギング(ringing)が生じる。同期は、発信モ ードの間、そして前記間隔中、さらに音波が受信されない時も持続されている。 発信モード 駆動回路60は、トランスデューサ93を発信モードに切り換えるために、発 信制御信号(radiate control signal)65に応答するアナログスイッチを含ん でいる。発信検波器20は、検波器制御信号25に応答して、トランスデューサ 93から絶縁される。入力信号がなけれ ば検波器20は検波周期信号22を生成できず、よってコンパレータ30は、周 波数調整器40aへ中間位相出力信号(phase-neutral output signal)を提供 する。より好ましい実施例では、コンパレータ信号32は検波周期トリガー遷移 (detected-cycle triggered transitions)の代わりに持続遷移(sustaining t ransitions)を挿入する。図9aに示すように、持続遷移はジェネレータ信号5 2から得られ、ジェネレータ周波数の中間効果(neutral effect)をもつよう位 相調整されている。このことは、周波数ドリフト率(frequency drift rate)を 同調回路の共振周波数へと最小化する。 同調増幅器周波数の調整 周波数調整器40aによって受信された持続遷移は、短エネルギーパルス(sh ort energy pulses)にトリガーをかける。これらのパルスは、好ましくはジェ ネレータ50a中の同調回路によって生成される各発振周期の10%以下である 。前記エネルギーは、低Q同調回路(low-Q tuned circuit)をパルス間の平均 周期に同期させ、同調回路の共振周波数近傍に制限された発振周波数域内で、同 調回路の巡回電流(cyclic currents)を弱振動(slow oscillation)にし、速 度振動(speed oscillat ion)に押し上げる。感度制御信号43はエネルギーパルス中のエネルギーを調 整し、この調整率で発振信号(oscillating signal)52の周波数を変換可能で ある。初期発信モードでは、感度は通常、ユーザー用の感度スイッチ97を開放 した状態で、ユーザ回路90によって固定された低レベルに保持される。 前記間隔中の持続モード 発信後、トランスデューサ93が波をうまく受信する前にリング(ring)する ことを許容する間隔が残る。受信した後、再度発信する前にも他の間隔が残る。 この間隔中、ジェネレータ信号周波数は持続されるが、同調回路の共振周波数へ と徐々にドリフトする。ドリフトを削減すべくユーザ回路90からの感度制御信 号43により、感度が低減される。 受信モード 検波器制御信号25は、検波すべき受信用トランスデューサ信号21に接続し ている。検波振幅信号24及び検波周期信号22が生成される。検波振幅信号2 4は、ユーザによって前方の閉じたスイッチ97に送られ、感度信号43を提供 する。検波周期信号22は、トランス デューサ93によって受信された音波周期に応答する、コンパレータ信号30中 の遷移を生成する。エネルギーパルスは遷移によってトリガーをかけられ、同調 回路が、コンパレータ信号32中の検波周期遷移の平均位相に同期された音波の 平均周波数でジェネレータ信号52を生成するように影響する。 同期装置100により、音響経路(sound path)が、検波振幅24に応答する ループゲイン(loop gain)を有するジェネレータのフィードバックループの一 部であるため、発信及び帰還波は媒体96中で可能な限り効率良く伝わる。同期 装置100は自動的に最適な伝送周波数(transmission frequency)を見出す。 いったんトランスデューサ93への音波及び該トランスデューサからの音波が確 立されると、距離を計測するために変調が含まれ得る。反射面95の動作によっ て引き起こされるドップラー変調は、コンパレータ信号35から計測することが 可能である。 図3は、発信音響トランスデューサ92を駆動し、同時にトランスデューサ9 1で音波を受信する同期装置100を示す。波は媒体96中を伝わる。ジェネレ ータ50bは位相固定ループ(phase-locked loop、PLL)形式である。参照 信号23は、PLLが線形周波数応答 (linear frequency response)を有するため必要である。変調を許容するジェ ネレータの調整域の限度内で、十分に参照発信周波数を確立することが必要であ る。本実施例は帰還波又は直接受信した波でのドップラー変調の正確な計測、距 離計測、超音波走査、及び他の音波同期装置と通信するために有用である。 同期装置100は前記アプリケーションに対し3つのモードで作動する。すな わち、参照発信モード(reference radiating mode)、同時発信・受信モード( simultaneous radiating and receiving mode)、及び持続モード(sustaining mode)である。 音響参照波の確立 発信を開始するため、制御信号65は、ドライブ信号62によりトランスデュ ーサ92がジェネレータ50bの調整域内の周波数で音波を発信するように、駆 動回路60を切り換える。駆動電流信号64は、閉じたユーザー用スイッチ94 を通じて参照信号23を供給する。検波器制御信号25は検波すべき参照信号2 3と接続している。検波振幅信号24はしたがって、駆動電流信号64の振幅に 応答する。検波周期信号22は駆動電流信号64の周期に応答する。 コンパレータ30は、図1及び図2と同様に、コンパレータ信号32を生成す る。 周波数調整器40bは、コンパレータ信号32を使用し、電荷流ポンプ(char ge-current pumps)を作動させ、集積フィルタ(integrating filter)にまたが る電圧を発生させ、検波周期応答遷移(detected-cycle responsive transition s)とジェネレータ信号応答遷移(generator signal responsive transitions) の中間のコンパレータ信号32中の時間間隔に応答する周波数及び位相の応答パ ラメータを有する周波数調整信号42を提供する(図11を参照)。 ジェネレータ50bは、周波数調整信号42に影響される電圧調整発振器(vo ltage adjustable oscillator)を含む。 位相固定ループ(PLL)回路がジェネレータ50b、位相コンパレータ30 、及び周波数調整器40bを含んで形成される。ジェネレータ信号52の周波数 及び周波数調整信号42の電圧は相互依存する。このフィードバックループは、 発振信号52がコンパレータ信号32中の遷移間の平均周波数及び間隔に同期す るように調整しようとする。 振幅応答ループ利得(amplitude responsive loop gain) 検波振幅信号24は外部接続を通じて感度制御信号43を提供する。それゆえ に感度したがってPLLのループ利得は、発信用トランスデューサ92中を流れ る交流の振幅に応答する駆動電流信号64の振幅に応答する。このことはジェネ レータ信号の周波数を、トランスデューサ中の交流が最大となる周波数に到達さ せようとする。 トランスデューサ92が、所望の発信域内にピークを持たないアドミッタンス 特性を有する場合は、駆動回路60に付加された低Qピーキングフィルタ(low- Q peaking filter)は、最大駆動電流が流れる参照周波数を確立する。 持続モード 持続コンパレータ信号32は、図2で示したように生成される。ジェネレータ 信号の周波数を持続するための代替手段は、検波周期信号22が存在する時にの み、電荷流ポンプ(charge-current pumps)を作動することである。 同時の発信と受信 発信モードは同時モード(simultaneous mode)より前に参照音波を確立する 。検波器20は受信用トランスデューサ91からトランスデューサ信号21を検 波するように切り換えられ、駆動回路60はトランスデューサ92に発信させる ように切り換えられる。ユーザ用スイッチ94は開放された状態である。トラン スデューサ信号21は図1及び図2と同様に検波される。同期装置100は、断 続的に受信波及び発信波の周波数を調整しようとするため、トランスデューサを 分け隔てる音響経路中に正確な数の波が存在する。これはまた、この閉ループの ループ利得がトランスデューサ信号21の振幅に応答する感度信号43に依存す るため、波を最大の振幅で受信しようとする。検波器選択スイッチは初めに検波 器制御信号25によって数回切り換えられ、同期装置を最適周波数から離れた位 相固定状態(phase-locked condition)で安定させないようにループの切断と接 続をおこなう。図4は、双方向通信での2つの同調増幅同期装置(tuned-amplif ier synchronizers)100aおよび100bを示す。同期装置100aは発信 用圧電トランスデューサ(piezoelectric radiating transducer)92を駆動し 、圧電トランスデューサ91を用いて受信する。同期装置100bは発信及び受 信用圧電トランスデュー サ93を駆動する。トランスデューサ92の固有最適発信周波数(natural opti mum radiating frequency)はトランスデューサ93の固有最適受信周波数(nat ural optimum sensing frequency)に合わせ、トランスデューサ93の固有最適 発信周波数はトランスデューサ91の固有最適受信周波数に合わせられている。 双方向通信 同期装置は発信または受信のどちらか一方のみを行う。トランスデューサ92 は、トランスデューサの最大交流での駆動電流信号64aに同期した最適発信周 波数で発信する。トランスデューサ93はトランスデューサ92からの音波を受 信し、同期装置100bは受信波の周波数に固定する。逆方向の通信では、トラ ンスデューサ93は、トランスデューサの最大交流での駆動電流信号64bに同 期した最適発信周波数で発信する。トランスデューサ91は、トランスデューサ 93から音波を受信し、同期装置100aは受信波の周波数に固定する。 同期装置100a及び100bにより、トランスデューサ91、92及び93 は最も効率良く通信する。このような双方向通信は、受信用トランスデューサの 制限された周波数通過帯域と分離した発信および受信周波数に よって、帰還音波からの干渉の大部分を回避する。 図5aは、図4の実施例に関連するものである。図5aは、同期装置100a に対する低Q同調増幅器(low-Q tuned amplifier)の特性曲線501と、トラ ンスデューサ91のアドミッタンス対周波数特性曲線591と、トランスデュー サ92のアドミッタンス対周波数特性曲線592を示す。周波数502は、トラ ンスデューサ91内部の並列共振(parallel resonance)状態に関連するトラン スデューサ91の低アドミッタンス点であり、そこで、受信した音波から最大電 圧信号を生成する。周波数503は、トランスデューサ92内部の直列共振(se ries resonance)状態に関連するトランスデューサ92の高アドミッタンス点で あり、そこで、最大発信性能を発揮する。曲線501は、周波数502と503 間の中央にあり、同期装置100aの同調増幅器の共振周波数である。 図5bは、図4の実施例に関連するものである。図5bは、同期装置100b に対する低Q同調増幅器の特性曲線504と、トランスデューサ93のアドミッ タンス対周波数特性曲線593を示す。周波数503は、トランスデューサ93 内部の並列共振状態に関連するトランスデューサ93の低アドミッタンス点であ り、そこで、 受信した音波から最大電圧信号を生成する。周波数502は、トランスデューサ 93内部の直列共振状態に関連するトランスデューサ93の高アドミッタンス点 であり、そこで、最大発信性能を発揮する。曲線504は、周波数502と50 3間の中央にあり、同期装置100bの同調増幅器の共振周波数である。 図6は、双方向通信での2つのPLL同期装置100cと100dを示す。同 期装置100cは発信用圧電トランスデューサ92を駆動し、圧電トランスデュ ーサ91を使用して受信する。同期装置100dは、発信及び受信用圧電トラン スデューサ93を駆動する。トランスデューサ92の固有最適発信周波数はトラ ンスデューサ93の固有最適受信周波数に合わせられ、トランスデューサ93の 固有最適発信周波数はトランスデューサ91の固有最適受信周波数に合わせられ ている。 同期装置は発信または受信のどちらか一方のみを行う。トランスデューサ92 は、トランスデューサの最大交流での駆動電流信号64cに同期した最適発信周 波数で発信する。トランスデューサ93はトランスデューサ92からの音波を受 信し、同期装置100dは受信波の周波数に固定する。逆方向の通信では、トラ ンスデューサ93は、トランスデューサの最大交流での駆動電流信号6 4dに同期した最適発信周波数で発信する。トランスデューサ91は、トランス デューサ93から音波を受信し、同期装置100cは受信波の周波数に固定する 。 図7aは図6の実施例に関連するものである。図7aは、同期装置100cに 対するアナログ発振器の電圧対周波数特性701と、トランスデューサ91のア ドミッタンス対周波数特性曲線791と、トランスデューサ92のアドミッタン ス対周波数特性曲線792を示す。周波数705は、トランスデューサ91内部 への並列共振状態に関連するトランスデューサ91の低アドミッタンス点であり 、そこで、受信音波からの最大電圧信号を生成する。周波数707は、トランス デューサ92内部への直列共振状態に関連するトランスデューサ92の高アドミ ッタンス点であり、そこで、最大発信能力を発揮する。周波数705と707は 、特性701の非線形エッジから等距離にある。曲線703は、トランスデュー サ92が発信する際の交流のピーク値、及びトランスデューサの交流振幅に応答 する同期装置中の感度制御を表す。 曲線708(破線)は、同期装置100cの電圧制御発振器(voltage-contro lled oscillator)の周波数がトランスデューサ92中の交流に直接応答する際 に、電圧を制御する周波数の絶対動作位置(absolute operating position)に関連する応答曲線を表す。図11に示すように、最適発信周波数及 び絶対動作位置での最大電流を達成するためには回路調整が重要である。 図7bは図6の実施例に関連するものである。図7bは、同期装置100dに 対するアナログ発振器の電圧対周波数特性702と、トランスデューサ93のア ドミッタンス対周波数特性曲線793を示す。周波数707は、トランスデュー サ91内部への並列共振状態に関連するトランスデューサ93の低アドミッタン ス点であり、そこで、受信音波からの最大電圧信号を生成する。周波数705は 、直列共振状態に関連するトランスデューサ93の高アドミッタンス点であり、 そこで、最大発信能力を発揮する。周波数705と707は、特性702の非線 形エッジから等距離にある。曲線704は、トランスデューサ93が発信する際 の交流のピーク値、及びトランスデューサの交流振幅に応答する同期装置中の感 度制御を表す。 曲線709(破線)は、同期装置100dの電圧制御発振器の周波数がトラン スデューサ93中の交流に直接応答する際に、電圧を制御する周波数の絶対動作 位置に関連する応答曲線を表す。図11に示すように、最適発信周波数及び絶対 動作位置での最大電流を達成するため には回路調整が重要である。 同期装置100c及び100dにより、トランスデューサ91、92及び93 は最も効率良く通信する。トランスデューサの制限された周波数通過帯域と、分 離した発信および受信周波数を使用する双方向通信は、反響音波からの干渉の大 部分を回避する。 図8は検波器20の好ましい実施例を示す。検波器制御信号25に応答するア ナログスイッチ201は、トランスデューサ信号21又は参照信号23のどちら か一方を増幅器202に接続する。フィルタ203は増幅器202の周波数通過 帯域感度(frequency passband sensitivity)を制限し、受信用トランスデュー サが、広域の周波数通過帯域を有する際には通常必要である。振幅検波器204 は増幅信号を受信し、該信号の振幅に応答する整流電圧レベル(rectified volt age level)を生成する。振幅コンパレータ205は、整流電圧レベルと、参照 電圧としての振幅制御信号27との差に応答する差動信号を生成する。集積増幅 器(integrating amplifier)206は参照信号から高周波を除去し、増幅器2 02の利得制御入力へフィードバックされる検波振幅信号24を生成する。この ネガティブフィードバックは制御振幅、広域の入力信号にわたる増幅信号を生成 し、それによっ て入力信号の作動域は振幅制御信号27によって決定される。検波振幅信号24 は、検波された信号の振幅に応答する。 シュミットトリガ207は、増幅信号を受信し、増幅信号がシュミットスレシ ョールドレベル(Schmitt threshold levels)を越える際にデジタル出力を生成 する。クロスオーバ検波器(crossover detector)208は増幅信号を受信し、 増幅信号の各ゼロクロス点(zero-crossover point)に応答する遷移を有するデ ジタル信号を形成する。フリップフロップ209は、信号周期毎にシュミットト リガからの一つの遷移によってセットされ、信号周期毎にクロスオーバ検波器か らの一つの遷移によってリセットされて、スイッチ201からの各信号周期に応 答する検波周期信号22を生成する。 電力節約検波(power saving detection) 検波器20の重要な特徴は電力節約に有用なことである。同期装置100中で 、増幅器202、整流振幅検波器204、振幅コンパレータ205及び集積増幅 器206のみが、音波が受信されるまで受信電源210を通じて動力を供給され る必要がある。ユーザ回路90は、検波振幅信号24が音波を認識したことを示 す時には、主 電源211のスイッチを入れる。 図9は、コンパレータ30の好ましい実施例を示す。ジェネレータ信号52は 検波周期信号22と比較される。ジェネレータ信号52が正弦波であるなら、シ ュミットトリガ301はそこからデジタル信号を形成する。デジタルコンパレー タ302は予知能力および優先ゲート及びラッチを含み、検波周期信号が存在す る時にはコンパレータ信号32がそれらに応答することを確実にする。位相制御 信号35は、コンパレータ信号32中の正及び負の遷移間の平均的な相対位相関 係(relative phase relationship)を調整する。 図9aは、検波周期信号22が、平均的であり、早くなり、遅くなり、そして 消失する際の、優先ゲート(priority gate)の効果を示す典型的な波形と互い の依存関係を示す。 検波周期信号波形922、ジェネレータ信号波形952、及びコンパレータ信 号波形932が示されている。連結(link)901は、波形922と波形952 が一致する際の、波形922の正の遷移に依存する波形932の正の遷移を示す 。連結902は、波形922が波形952より早い際の、波形922の正の遷移 に依存する波形932の正の遷移を示す。連結903は、波形922 が波形952より遅い際の、波形922の正の遷移に依存する波形932の正の 遷移を示す。連結904は、波形922が消失している際の、波形952の正の 遷移に依存する波形932の正の遷移を示す。連結905は、全ての状態の元で 、波形952の負の遷移に依存する波形932の負の遷移を示す。コンパレータ 波形932は平均的に方形波になるよう調整されている。正の遷移は音波中のい かなる変調にも応答し、負の遷移は安定したジェネレータ信号52に応答する。 図10は、好ましい周波数調整器40aと同調増幅ジエネレータ(tuned-ampl ifier generator)50aを示す。コンパレータ信号32(図9a中の波形93 2)はパルスジェネレータ402にトリガをかけ、感度制御信号43に応答する 振幅を有する正の遷移から電圧パルスを形成する。トランジスタ403と電流制 御抵抗404は、電圧パルスの振幅と継続時間に応答するエネルギーを有する電 流パルスを生成する。ジェネレータ50aは同調回路501を含み、周波数調整 信号42中の電流パルスのエネルギーによって発振させられる。減衰制動抵抗( damping resistor)401は、同調回路501のQ値を低減する。増幅器502 は発振を増幅する。 図10aは、図10中のパルスジェネレータ402に よって生成された電圧パルス1001を示す。発振波形1052はジェネレータ 信号52を示す。電圧パルス1001が止まる際に、周波数調整信号42は止ま り、ジェネレータ信号52は、振幅と周波数を指数関数的に零へと低減する。ジ ェネレータ信号の周波数は、パルス1001間の平均周期に同期し、したがって コンパレータ信号32の平均周波数に同期する。 図11は、PLL同期装置のための周波数調整器40bとジェネレータ50b を示す。コンパレータ信号32は、双方向電流ポンプ(bi-directional current pump)405を駆動してフィルタ406を充電、放電し、周波数及び位相の調 整パラメータを含む電圧制御周波数調整信号(controlled voltage frequency a djuste rsignal)42を生成する。ジェネレータ50bは、周波数調整信号42 に応答する電圧制御同調回路(voltage controlled tuned circuit)503から なる電圧調整可能発振器を含み、ポジティブフィードバック増幅器504によっ て発振する。 電流ポンプ405は、感度制御信号43に応答する速度で電流を送り込む。直 接周波数制御(direct frequency control)が、周波数制御信号45に応答する 周波数調整信号42を制御するために含まれ得る(図7a及び 7b)。駆動回路60は、ジェネレータ信号52を受信しドライブ信号62を提 供する増幅器603と、音響トランスデューサ93に音波を発信させるのに適し た出力インピーダンスと、トランスデューサ93がピーキングされていない時に プリセット周波数でトランスデューサのピーク電流を提供する周波数ピーキング フィルタ604と、発信制御信号65に応答してトランスデューサ93へ駆動回 路60を選択的に接続するためのアナログスイッチ605と、発信用トランスデ ューサ93中を流れる交流に応答してコンデンサ602を通じて駆動電流信号6 4を提供する抵抗601を含む。振幅変調信号63に応答してドライブ信号62 の振幅を変調するための回路も含まれて良い。 全般 好ましい実施例を特に参照することにより、本発明を示し述べたが、形式と詳 細において数多の変形と変更を本発明の本質及びその範囲から逸脱することなく おこなうことができることは、当業者の理解するところであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電子回路を音響トランスデューサに接続するために有用である音波同期装置 の電子回路であって、 (a)音響周波数で平均発振周波数を有するジェネレータ信号(52)を生成 するためのジェネレータ回路(50)であって、ジェネレータ信号(52)の周 波数が周波数調整信号(42)によって調整される前記ジェネレータ回路と、 (b)ドライブ信号(62)を外部の発信用音響トランスデューサに提供し、 音波を発信させる駆動回路(60)と、 (c)検波すべき2つの入力信号の1つを選択するためにアナログスイッチ回 路を有する検波器回路(20)で、1つの入力信号が参照信号(23)であり、 他方が外部の受信用トランスデューサからのトランスデューサ信号(21)であ り、前記選択が検波器制御信号(25)に応答するものであって、前記検波器回 路(20)が更に、 選択された入力信号の振幅に応答する検波振幅信号(24)を提供する振幅 検波回路と、 選択された入力信号に応答する検波周期信号(22)を提供し、検波された 入力信号の各周期に対する少なく とも1つの遷移を有する周期検波回路と、 を備えた前記検波器回路と、 (d)検波周期信号(22)及びジェネレータ信号(52)を受信し、コンパ レータ信号(32)を生成するコンパレータ回路(30)であって、コンパレー タ信号(32)が、ジェネレータ信号(52)に応答する遷移、検波周期信号( 22)に応答する遷移、及び検波周期信号に応答する遷移とジェネレータ信号に 応答する遷移とを離す時間間隔を含み、ジェネレータ信号と検波周期信号間の位 相と周波数の違いに応答する、前記コンパレータ回路と、 (e)検波周期信号が受信されない時にコンパレータ信号(32)を中間位相 にする持続回路であって、消失する検波周期信号の遷移に応答してコンパレータ 信号(32)中に非中間遷移(non-neutral transitions)が存在することを防 止する前記持続回路と、 (f)コンパレータ信号(32)を受信し、コンパレータ信号(32)中の選 択された遷移間の時間間隔に連続的に応答する周波数調整信号(42)を生成す る周波数調整器回路(40)であって、周波数調整信号(42)がジェネレータ (50)と協働して変化を生じさせないようにし、ジェネレータ信号(52)の 周波数変化率が コンパレータ信号(32)中の検波周期遷移の周波数変化率より小さく、そのた めジェネレータ信号の周波数が平均的な検波周期遷移の周波数に同期する、前記 周波数調整回路と、 を備えた前記音波同期装置。 2.接続された際には音波を発信させる外部の発信用トランスデューサへ駆動回 路(60)を接続し、切断された際にはトランスデューサを駆動回路(60)か ら電気的に絶縁させることを選択するためのスイッチング回路で、該選択が発信 制御信号(65)に応答するスイッチング回路を含む請求項1に記載の音波同期 装置。 3.検波器回路(20)が、受信用音響トランスデューサからのトランスデュー サ信号(21)を、その周波数が制限された周波数域外である際にフィルタリン グするための回路を含む請求項1に記載の音波同期装置。 4.駆動回路(60)が、振幅制御信号(63)に応答するドライブ信号(62 )を振幅変調するための回路を含む請求項1に記載の音波同期装置。 5.位相制御信号に応答するジェネレータ信号(52)の平均周波数にドライブ 信号(62)を位相変調するための回路を含む請求項1に記載の音波同期装置。 6. (a)コンパレータ信号(32)中の各検波周期に応答する遷移と、消失する 検波周期遷移の代わりにコンパレータ信号中に含まれる各中間位相遷移に対して 、エネルギーパルスを生成する周波数調整器回路(40a)と、 (b)ジェネレータ回路(50)中の同調回路(501)によって受信された 、エネルギーパルスの平均タイミング位置(mean timing position)及びパルス 繰り返し周波数に同期するジェネレータ信号(52)であって、同調回路の巡回 電流を弱電流にし、速度振動に押し上げ、同調回路のコンポーネントによって決 定される共振周波数近傍に限定された発振周波数域を有するエネルギーパルスに よって同期化され、ジェネレータ信号周波数がエネルギーパルスの繰り返し周波 数中の変化に応答する速度が、エネルギーパルスのエネルギー含有量に依存して いる、前記ジェネレータ信号を含むジェネレータ回路(50)と、 を更に含む請求項1に記載の音波同期装置。 7.(a)コンパレータ信号(32)に応答するフィルタ回路(406)を充電 及び放電し、位相及び周波数の調整パラメータを周波数調整信号(42)に配す るための回路を含む周波数調整器回路(40)と、 (b)動作周波数が周波数調整信号(42)の電圧レ ベルに応答するジェネレータ回路(50)と、 (c)ジェネレータ回路(50)、コンパレータ回路(30)、及び周波数調 整器回路(40)を含む位相固定ループ回路であって、ジェネレータ信号(52 )の周波数及び周波数調整信号(42)の電圧が相互依存し、ジェネレータ信号 (52)をコンパレータ信号(32)中の検波周期遷移の平均周波数及び位相位 置に同期するように調整しようとするネガティブフィードバックループを形成し 、検波周期遷移の繰り返し周波数の変化にジェネレータ信号周波数が応答できる 速度が、周波数調整器回路(40)によって決定される、前記位相固定ループ回 路と、 を更に含む請求項1に記載の音波同期装置。 8.ジェネレータ信号(52)の周波数変化速度と、コンパレータ信号(32) 中の検波周期遷移の繰り返し周波数変化速度の差が、感度制御信号(43)に応 答して調整可能である、請求項1に記載の音波同期装置。 9.駆動回路(60)が、発信用音響トランスデューサを流れる交流の振幅に応 答する振幅を有する駆動電流信号(64)を提供する、請求項8に記載の音波同 期装置。 10.発信用トランスデューサが音波を発信している間に発信用トランスデュー サに最大の交流が流れる周波数 を定義する、周波数ピーキング回路を駆動回路(60)が含む、請求項9に記載 の音波同期装置。
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