JPH0950919A - 分解輸送変圧器巻線の密封装置 - Google Patents

分解輸送変圧器巻線の密封装置

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JPH0950919A
JPH0950919A JP7222637A JP22263795A JPH0950919A JP H0950919 A JPH0950919 A JP H0950919A JP 7222637 A JP7222637 A JP 7222637A JP 22263795 A JP22263795 A JP 22263795A JP H0950919 A JPH0950919 A JP H0950919A
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JP
Japan
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moisture
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heat
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JP7222637A
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Makoto Yamaguchi
誠 山口
Fujio Tokimitsu
冨士雄 時光
Sumi Nagatomo
寿美 永友
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分解輸送変圧器の巻線の防湿、防塵のために巻
線全体を覆い密封する防湿シートの密封作業の容易な密
封装置を得ることにある。 【解決手段】高圧巻線2aの外周部及び巻線2の上部,
下部には熱融着性のポリエチレンフイルムからなる防湿
シート41a及び41c,41dを、巻線2の内周部の
低圧巻線2bに施される防湿シート41bには、耐熱
性,耐油性フイルム411bの外周に前記各防湿シート
と接合するためのポリエチレンフイルムの熱融着性フイ
ルム412b,413bを重ね合わせた複合シートを用
いて、それぞれ密着して覆い、また高圧巻線2aの外周
部に巻回された防湿シート41aに設けられた貫通孔か
ら突出している口出し線5には、ポリエチレン製の防湿
キャップ7を覆うようにして挿着して配し、前記各防湿
シート41及び防湿キャップ7間の接合部を加熱圧着し
て溶融接合して巻線全体を密封する密封装置を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高電圧,大容量
変圧器の分解輸送変圧器の巻線の防湿、防塵のための防
湿シートによる密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6にこの発明を説明するための大容量
変圧器の要部断面図、図7に従来の巻線の密封装置を示
す。さて、変圧器は高電圧,大容量になる程絶縁の信頼
性が重要となり、変圧器の据付現地への輸送は、製作工
場での検証試験後の最良の状態で行われるべきである
が、全てを組立たままで輸送できる変圧器は、その外形
寸法、重量により制限される。近年の500kV送電な
どの高電圧化に伴い、送変電に使用される油入変圧器も
大容量化,大形化され、また変圧器も一段と厳しい山間
地あるいは市街地に据え付けることが多く、このため輸
送条件も、輸送重量・寸法により大きく制約を受ける。
例えば、250MVA の3相変圧器の場合には、3個の単
相変圧器として製作し輸送し、現地にて単相変圧器を接
続し特別3相変圧器として構成する分割輸送方式がとら
れている。しかしながら、上記した3個の単相変圧器に
分割して輸送する方式においても、輸送重量を50〜6
0トン程度にするのが限度である。このため、鉄道輸送
に対して大がかりな橋梁の補強を含めた補強が必要とな
って莫大な輸送費用を要する。
【0003】したがって、前記した250MVA 以上の大
容量の変圧器では、前記した輸送時の経済性や現地組立
性の容易さから変圧器の分解できる部品、即ち工場で組
立てた図6に示す変圧器を鉄心1の鉄心脚1a、上下ヨ
ーク1b,1c、巻線支持板3の付属部品をも含めた巻
線2及びこれらを収納する図示しないタンク等の各部分
に分解細分化し、現地で再度これらを組立る分解輸送変
圧器を採用する方式がある。
【0004】この分解輸送変圧器では、分解された部分
を現地にて再組立するのに長時間を要するために、クラ
フト紙絶縁,積層木材からなる巻線2,巻線支持板3及
び図示しない同心状に配されている巻線2の高圧巻線2
aと低圧巻線2bとを半径方向に支持するプレスボード
製の絶縁筒と間隔片等の巻線絶縁物が吸湿し絶縁特性の
低下の原因となる問題がある。このために、これらの巻
線絶縁物を乾燥するために、その設備と、これによる長
時間に亘る乾燥作業工程が必要となるが、この巻線類の
乾燥作業のために変圧器据付期間が増大し、更に、組立
時の異物混入による変圧器中身の品質が低下する恐れも
ある。このために、図7に示すように分解輸送のために
変圧器から分解された巻線2を、巻線支持板3との間に
図示しない間隔片を設けて上下に締付け固定して、輸送
時の振動により移動しないように巻線全体を防湿シート
4で包み込む密封装置を施して湿気やちり,埃等の塵埃
の侵入を阻止して巻線の品質を低下しないようにして輸
送して、現地にて組立できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した密封装置を施
して輸送されてきた巻線類の現地での再組立は、巻線絶
縁物の吸湿を防ぐために、できるだけ外気に巻線を曝さ
ないように鉄心1に密封装置を施したまま巻線全体を挿
着し、巻線類を組立てた後に防湿シートを除去するよう
にする。ところで、図7に示す巻線全体の密封装置は、
巻線2の高圧巻線2aの外周部と低圧巻線2bの鉄心脚
1a側の内周部に防湿シート4aと4bとを、また、巻
線支持板3a,3bと一緒に巻線2の上部と下部(以下
巻線2の付属部品の巻線支持板3を含めて巻線2と称し
て説明する)に防湿シート4cと4dとを、更に、巻線
2から外部の電源導体に接続する口出線5に防湿シート
4eとを、それぞれ覆い、接着テープ又は接着材で前記
した防湿シート間を接合,固定して密封して構成するよ
うにしている。このために、これらの防湿シートの接合
部の密封作業に多大の時間を要し、またその作業性が悪
いという問題がある。
【0006】また、前記したように鉄心1に巻線類を挿
着し、組立てた後に防湿シート4を除去する場合には、
巻線2の低圧巻線2aの鉄心脚1a(図6)側の内周面
に設けた防湿シート4bは鉄心脚1aと図示しない間隔
片を介して締付け保持される構成を採用するので、構造
上除去することができない場合があり、このような場合
には防湿シート4bは変圧器の稼働時に低圧巻線2aと
ともに油中に浸漬された状態で使用されるため、長期に
亘り絶縁を維持し得る耐熱性,耐油性の優れた防湿シー
トを使用しなければならない。ところで、耐熱性,耐油
性の優れたシートとしてはポリテトラフルオロエチレン
等の弗素樹脂からなるフイルム、ポリイミド樹脂やアラ
ミッド樹脂からなるフイルム等があるが、これらのフイ
ルム同志を接着材、又は接着テープにより接合,固定す
る接合作業においても前記したように長時間を要するた
めに、短時間に接合,固定できる接合方法が要望されて
いた。
【0007】この発明の課題は、分解輸送変圧器の巻線
の防湿、防塵のために巻線全体を覆い密封する防湿シー
トの接合部を容易に接合でき気密性の良好な巻線の密封
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、巻線の内外周と上下端部及び巻線
外部に突出する口出線を熱融着可能な防湿シートでそれ
ぞれ覆い、前記巻線及び口出線を覆って配されたそれぞ
れの防湿シートの接合部を熱融着して密封する構成とす
ることにより、巻線全体を覆う防湿シートによる密封作
業が容易な密封装置を得ることができる。なお、上記密
封装置の構成において、巻線の内周部、外周部及び巻線
の上下端面に、巻線の上下おらび半径方向の両端部から
防湿シートの端部をそれぞれ突出させて設置して、この
突出した部分を接合部として熱融着して密封するように
する。また、口出し線の密封が、前記口出し線を覆う筒
状の突出部と、これと連通し巻線を覆う防湿シートと接
合する熱融着可能なつば部とから構成された防湿キャッ
プからなり、前記防湿キャップのつば部と巻線を覆う防
湿シートとの接合部を熱融着して形成するようにすると
よい。
【0009】そして、熱融着可能な防湿シートの構成
を、接合部のみを熱融着の容易なシートとして、巻線の
各部を覆い密封する部分を耐熱,耐油性のシートからな
る複合シートを用いることにより接合部の接合・固定が
容易な、耐油性の良好な密封装置とすることができる。
【0010】更に、前記した複合シートからなる防湿シ
ートの密封装置を設けた巻線を現地にて鉄心に挿入し、
組立てする時に前記防湿シートの除去が困難な鉄心側の
巻線内周部にのみ接合シートを設けるようにしても、前
記した変圧器内に巻線と一緒に共存しても絶縁上問題と
ない巻線絶縁構成とすることができる。
【0011】そして、熱融着可能なシートが、融点が1
50℃以下の熱可塑性樹脂からなるものであれば接合部
の熱溶着による接合作業を安全に、かつ長時間を要せず
にできるという利点があり、耐湿性の良好な融点の低い
ポリエチレンフイルムであれば好適である。
【0012】また、耐熱,耐油性の防湿シートに弗素樹
脂からなるフイルムを用いれば、巻線と同様に耐油性に
優れているので油中でも問題なく使用することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この発明を発明の実施の形態
に基づいて説明する。図1〜図5は、この発明の実施の
形態を説明する分解輸送変圧器巻線の密封装置であり、
図1は分解輸送変圧器の巻線を示す部分斜視図、図2は
図1のII−II断面図、図3は図1の平面図、図4は口出
線を覆う防湿キャップを示す斜視図、図5は異なる構成
からなる防湿キャップを示す斜視図である。なお、図1
は従来の図7に対応するものであり、従来と同じ部分に
は同一符号を用いることにより詳細な説明を省略する。
図1において、巻線2全体を密着して覆う防湿シート4
1のうち、高圧巻線2aの外周部及び巻線2の上,下部
端部には熱融着性のポリエチレンフイルムからなる防湿
シート41a及び41c,41dを用いている。そし
て、前記高圧巻線2aの外周部に密着巻回されている防
湿シート41aには、口出線5が貫通するように矩形状
の貫通孔を設けてある。また、前記防湿シート41a及
び41c,41dの巻線2の軸方向の上下端部及び半径
方向には巻線支持板3の端部からそれぞれ数十mm突出
させた、後記する防湿シート41aと41c,41dと
を熱融着し接合するための接合部6aと6bとを設けて
おく。
【0014】また、前記したように鉄心1に挿着し再組
立後に防湿シート41を除去する際に、構造上除去する
ことができない巻線2の内周部の低圧巻線2bに施され
る防湿シート41bの場合には、耐熱性,耐油性の優れ
た弗素樹脂製のポリテトラフルオロエチレンフイルム
(以下PTFEフイルムと称する)からなる耐油性フイ
ルム411bを用いて、前記した防湿シート41aと同
様に巻線支持板3の端部から巻線2の軸方向にそれぞれ
数十mm突出させるようにして、前記した巻線2の上下
部を覆っている防湿シート41cと41dとに接合する
ための接合部6c,6dを設けている。
【0015】この接合部6c,6dは、前記したPTF
Eフイルムの耐油性フイルム411bの融点が300℃
以上と非常に高いので、前記した防湿シート41a及び
41c,41dと同様のポリエチレンフイルムを用いて
いる。そして、防湿シート41bは、前記したポリエチ
レンフイルムからなる熱融着性フイルム412b,41
3bを耐油性フイルム411bの上下両端部に図2に示
すように重ね合わせた複合シートとして構成されてい
る。この耐油性フイルム411bを構成するPTFEフ
イルムは接着性が劣るので、ポリエチレンフイルムから
なる熱融着性フイルム412b,413bと接着される
接着面を粗面化して弗素樹脂系の接着材を塗布して接着
するか、又は図2の両フイルムの重ね合わせ部に跨がっ
て接着テープで固定して製作する。
【0016】上記のようにして防湿シート41を巻線2
全体に施した後に、防湿シート41a及び防湿シート4
1bと、防湿シート41c及び41dとの各接合部6c
及び6aと、6d及び6bとを加熱した圧着部の間に挟
み熱圧着する熱圧着装置にて周方向に移動しながら圧着
することにより、各接合部6を構成するポリエステルフ
イルムが溶融,熱融着して各防湿シート41間を気密に
接合・固定することができる。なお、上記した熱圧着装
置の圧着部の温度は、低密度ポリエチレンフイルムの場
合には約90℃、高密度ポリエチレンフイルムの場合に
は約120℃が良好である。
【0017】また、図3に示すように、防湿シート41
bと防湿シート41aの巻線2に巻回する幅方向のそれ
ぞれの両端部にも前記したポリエチレンフイルムからな
る接合部6eと6fとを設けて置き、これらの接合部6
e及び6fのそれぞれの両端部を重ね合わせ前記した熱
圧着装置にて熱融着して固定するようにする。
【0018】次に、前記した高圧巻線2aの外周部に巻
回された防湿シート41aに設けらた貫通孔から突出し
ている口出し線5には、図4に示すように断面矩形状の
筒状の突出部7aと、これと連結するつば部7bとから
なるポリエチレン製の防湿キャップ7を前記口出線5を
覆うようにして挿着して、つば部7bと防湿シート41
aとの接合部6g ,6g (図1)を熱圧着装置にし熱圧
着して接合,固定する。上記したように、この発明で
は、巻線2全体を覆い密封する防湿シート41を、巻線
2の各部の表面に密着して設けて、これらの各防湿フイ
ルムの接合部を熱融着により気密接合できるような熱融
着可能なフイルムで構成したことにより、巻線2全体が
外部から遮断された密封装置を得ることができる。
【0019】また、上記の発明の実施の形態で説明した
変圧器巻線の密封装置は、鉄心1に巻線2を組立てると
きに巻線2の内周部の低圧巻線2bに施した防湿シート
41bが除去できない変圧器構造の場合についての構成
であるが、巻線2全体を耐油性の防湿シールで密封する
必要がある場合には、図1の防湿シート41aと防湿シ
ート41c,41dとを前記した防湿シート41bと同
様なPTFEフイルムからなる耐油性フイルム411b
と、これらの防湿シートとの接合部に熱融着が容易な前
記したポリエチレンフイルムからなる熱融着性フイルム
を重ね合わせた複合シートとした密封装置を採用するこ
とにより達成することができる。
【0020】この場合に、口出線5を密封シールする防
湿キャップ71は、図5に示すように矩形状の突出部7
1aと、これと連結しているつば部71bの710b部
とを前記した弗素樹脂のポリテトラフルオロエチレン製
の成形品として、防湿シート41aの巻線2の外周部の
口出線5(図1)が貫通する貫通孔の外周部と、つば部
71bの外周部の711bとに、ポリエチレンフイルム
を前記したように接着した熱融着フイルムからなる接合
部をそれぞれ構成し、これらを熱圧着して熱融着するこ
とにより作製することができる。
【0021】更に、巻線の密封のみで耐熱,耐油性を必
要としない密封装置は、前記した図1の巻線2の防湿シ
ート41を構成する防湿シート41a〜41d、及び防
湿キャップ7を、熱融着が容易なポリエチレンフイルム
からなる構成とすることにより、容易に作製することが
できる。
【0022】また、この発明に用いられる熱可塑性樹脂
からなる防湿シートとしては、前記のポリエチレンフイ
ルムの他に、ポリアミド樹脂からなるナイロンフイル
ム、ポリ塩化ビニール樹脂からなる塩ビフイルム等の何
れを用いることも可能であるが、接合部の圧着装置によ
る熱融着作業性を考慮すると融点が150℃以下のもの
が好ましい。
【0023】更に、耐熱,耐油性の防湿シートとして
は、前記した弗素樹脂製のフイルムが最適であるが、ポ
リイミド樹脂、アラミッド樹脂からなる高耐熱性を有す
るフイルムでも適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、変
圧器巻線全体を防湿する密封装置を、巻線を構成する巻
線の内外周と上下端部、及び巻線外部に突出する口出線
を熱融着可能な防湿シートでそれぞれ覆い、前記巻線及
び口出し線を覆って配されたそれぞれの防湿シートの接
合部を熱圧着装置により熱融着して密封する構成とする
ことにより、各防湿シート間と、巻線から突出する口出
し部の防湿キャップと防湿シート間との密封作業が、従
来のような粘着テープや接着材による接合方式と比して
短時間に容易にできるとともに、気密度の良好な分解輸
送変圧器巻線の密封構造が得られる。
【0025】そして、耐熱,耐油性が要求される防湿シ
ートによる密封装置においては、耐熱,耐油性の防湿シ
ートの接合部のみを熱融着の容易なフイルムで構成した
複合シートとすることにより、この接合部で各防湿シー
トの接合部と容易に熱融着して密封した構造とすること
ができるので、耐油性の優れた巻線の密封装置が得られ
る。
【0026】また、熱融着可能なシートが150℃以下
の熱可塑性樹脂からなるものであれば熱圧着作業を安全
にかつ長時間を要せずにできるという利点がある。更
に、耐熱,耐油性の防湿シートに弗素素樹脂からなるフ
イルムを用いれば、変圧器組立時に除去せずにそのまま
巻線と共存して長時間使用しても絶縁特性を低下させる
ことがないので、防湿フイルムの除去作業の低減ができ
るとともに、防湿性を損なうことなしに、かつ塵埃の混
入を阻止して巻線の品質を維持することができる変圧器
巻線の密封装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる分解輸送縁変圧器の巻
線の密封装置を説明する部分斜視図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】口出線を覆い密封する防湿キャップを示す斜視
図である。
【図5】異なる構成からなる防湿キャップを示す斜視図
である。
【図6】大容量変圧器の要部断面図である。
【図7】従来の巻線の密封装置の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 鉄心 1a 鉄心脚 2 巻線 2a 高圧巻線 2b 低圧巻線 3 巻線支持板 4 防湿シート 41 防湿シート 41a 防湿シート 41b 防湿シート 41c 防湿シート 41d 防湿シート 411b 耐油性フイルム 412b 熱融着性フイルム 413b 熱融着性フイルム 5 口出線 6 接合部 6a 接合部 6b 接合部 6c 接合部 6d 接合部 6g 接合部 7 防湿キャップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧器の鉄心、巻線及びタンクを分解して
    据付現地に輸送し、組立てる分解輸送変圧器の前記巻線
    の全体を防湿,防塵のために防湿シートで覆い密封して
    なる分解輸送変圧器巻線の密封装置において、巻線の内
    外周と上下端部及び巻線外部に突出する口出し線を熱融
    着可能な防湿シートでそれぞれ覆い、前記巻線及び口出
    し線を覆って配されたそれぞれの防湿シートを接合する
    接合部を熱融着して密封するようにしたことを特徴とす
    る分解輸送変圧器巻線の密封装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の分解輸送変圧器巻線の密
    封装置において、巻線の内周部,外周部及び巻線の上下
    端面に、巻線の上下及び半径方向の両端部から防湿シー
    トの端部をそれぞれ突出させて設置して、この突出した
    部分を接合部として熱融着して密封するようにしたこと
    を特徴とする分解輸送変圧器巻線の密封装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の分解輸送変圧器巻線の密
    封装置において、口出し線の密封が、前記口出し線を覆
    う筒状の突出部と、これと連通し巻線を覆う防湿シート
    と接合する熱融着可能なつば部とから構成された防湿キ
    ャップからなり、前記防湿キャップのつば部と巻線を覆
    う防湿シートとの接合部を熱融着して形成するようにし
    たことを特徴とする分解輸送変圧器巻線の密封装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の分解輸送変圧器巻線の密
    封装置において、防湿シートが、耐熱,耐油性のシート
    と、前記防湿シートの接合部のみに設けられた熱融着可
    能なシートとから構成された複合シートからなることを
    特徴とする分解輸送変圧器巻線の密封装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の分解輸送変圧器巻線の密
    封装置において、複合シートを鉄心側の巻線内周部にの
    み設けることを特徴とする分解輸送変圧器巻線の密封装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の分
    解輸送変圧器巻線の密封装置において、熱融着可能なシ
    ートが融点が150℃以下の熱可塑性樹脂からなること
    を特徴とする分解輸送変圧器巻線の密封装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の分解輸送変圧器巻線の密
    封装置において、熱融着可能なシートがポリエチレンで
    あることを特徴とする分解輸送変圧器巻線の密封装置。
  8. 【請求項8】請求項4又は請求項5に記載の分解輸送変
    圧器巻線の密封装置において、耐熱,耐油性のシートが
    弗素樹脂からなることを特徴とする分解輸送変圧器巻線
    の密封装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007086650A1 (en) * 2006-01-26 2007-08-02 Dong Bang Electric Ind., Ltd. Outdoor dry transformer having shield made of high functional fiber

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WO2007086650A1 (en) * 2006-01-26 2007-08-02 Dong Bang Electric Ind., Ltd. Outdoor dry transformer having shield made of high functional fiber
US7994887B2 (en) 2006-01-26 2011-08-09 Dong Bang Electric Ind., Ltd. Outdoor dry transformer having shield made of high functional fiber

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