JPH02305426A - 電気二重層コンデンサとその製造方法 - Google Patents

電気二重層コンデンサとその製造方法

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JPH02305426A
JPH02305426A JP1126896A JP12689689A JPH02305426A JP H02305426 A JPH02305426 A JP H02305426A JP 1126896 A JP1126896 A JP 1126896A JP 12689689 A JP12689689 A JP 12689689A JP H02305426 A JPH02305426 A JP H02305426A
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由美子 加藤
Koseki Takada
高田 幸石
Michinobu Maesaka
通伸 前阪
Yoshinori Yamada
義則 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は電子回路に用いる電気二重層コンデンサ、特
に絶縁ケース内に収納する電気二重層コンデンサ素子の
積層構造に関するものである。
〈従来の技術〉 第4図は電気二重層コンデンサの構成に用いる電気二重
層コンデンサ素子1の構造を示しており、セパレータ2
を介在させた一対の分極性電極3.3をガスケット4内
に収納し、ガスケット4の両面に導電性集電体5.5を
分極性電極3.3と接触させた状態で固定し、ガスケッ
ト4の内部を密閉している。
第5図と第6図は上記電気二重層コンデンサ素子lを用
いた従来の電気二重層コンデンサを示してあり、有底箱
形に形成した絶縁ケース11の底部上に金属板からなる
電極板12を載せ、そのリード端子13を側面の切欠き
14から外部に突出させ、絶縁ケース11の内部に複数
個、例えば6個を積層した電気二重層コンデンサ素子1
の積層体1aを電極板12上に重ねた状態で収納する。
そして、積層体1aの上面に電極板15を重ねてそのリ
ード端子16を絶縁ケース11の側面に設けた切欠き1
7から外部に突出させ、この電極板15上に重ねた蓋1
8で絶縁ケース11の上部開口を閉鎖し、蓋18と絶縁
ケース11の重なり部分を超音波溶着などの適宜の手段
で接着し、絶縁ケース11内を密閉している。
ところで、複数個の電気二重層コンデンサ素子を積層し
た電気二重層コンデンサは、電気二重層コンデンサ素子
1間の接触抵抗及び分極性電極3.3を構成する活性炭
の粒子間の接触抵抗が大きくなるため、電気二重層コン
デンサ素子1を積層した状態で上下方向より適当な圧力
を印加した状態で絶縁ケースll内に収納する必要があ
る。
従来、電気二重層コンデンサ素子1を絶縁ケースll内
に加圧収納するには、絶縁ケース11内の電極板12上
に各電気二重層コンデンサ素子1を順にばら積み状態で
重ね、その上に電極板15を載せ絶縁ケース11と蓋1
8の上下から圧力を加え、電気二重層コンデンサ素子1
を加圧した状態で絶縁ケース11と蓋18を溶着固定す
る手段が用いられている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、個々の電気二重層コンデンサ素子1を絶縁ケー
スll内に精度よ(積重ねて収納することは極めて困難
であり、第7図に示すように電気二重層コンデンサ素子
1がずれた状態で積層され、このままで加圧収納すると
、第8図の如く加圧による電気二重層コンデンサ素子1
の変形により離れた位置の電気二重層コンデンサ素子が
互いに接触してショートしたりし、漏れ電流が大となる
電気的特性の不良が発生するという問題がある。
上記のような積層電気二重層コンデンサ素子のずれを防
止する手段として、接着剤による貼り合せが考えられる
が、接着剤の使用は作業性が悪いだけでなく、接着剤の
管理が困難であり、しかも抵抗が大きくなって特性不良
が発生し、完成品寸法も大きくなるため、実施不可能で
ある。
また、積層電気二重層コンデンサ素子を熱収縮チューブ
で包んで保持することが行なわれているが、別の部材が
必要になるため、コストアップにつながると共に、熱収
縮チューブを加熱するための加熱設備が必要になるとい
う問題がある。
この発明の目的は、上記のような従来の問題点を解決す
るため、電気二重層コンデンサ素子の精度よい積み重ね
が簡単に能率よ(行なえ、加圧収納後の電気特性不良の
発生がない電気二重層コンデンサを提供することにある
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するため、この発明は、積層し
た電気二重層コンデンサ素子を側面で熱融着させて一体
化した構成としたものである。
〈作用〉 電気二重層コンデンサ素子を必要数積み重ねてずれをな
くした状態で、各電気二重層コンデンサ素子の側面に発
熱体を加圧接触させ、電気二重層コンデンサ素子構成部
材を溶融させることにより各電気二重層コンデンサ素子
を融着一体化することができ、絶縁ケース内への加圧収
納にも電気二重層コンデンサ素子のずれがない。
〈実施例〉 以下、この発明の実施例を第1図乃至第3図に基づいて
説明する。
尚、電気二重層コンデンサの基本構造は第4図乃至第6
図に示した従来例と略同様であるので、同一部分には同
一符号を付して説明に代える。
第1図のように、定格電圧に合わせ必要数の電気二重層
コンデンサ素子1を積層し、この積層体laの側面を加
熱によって熱融着21させることによって一体化してい
る。
電気二重層コンデンサ素子1を構成する導電集電体5.
5とガスケット4は、集電体5がカーボンブラックなど
の炭素材料により導電性を付与したポリエチレンフィル
ムで形成されているのに対して、ガスケット4はエチレ
ンプロピレン加硫ゴムを用いているため、両者は熱によ
る溶融温度が異なり、この特徴を生かし、集電体5のみ
溶融する温度にて、互いに重なる電気二重層コンデンサ
素子1の集電体5同志を熱融着させ、積層体1aを一体
化する。
このとき、融着面については、積層体1aの一面でもよ
いが、信頼性を考慮して二面以上が好ましく、融着部に
ついては部分的及び全面的の双方とも可能であるが、次
工程の安定性を考え、全面的にするのが望ましい。
次に、電気二重層コンデンサ素子積層体の熱融@21に
ついて具体的な例をいくつか例示する。
実施例1 電気二重層コンデンサ素子1を必要数、例えば6個を積
重ね、ガイド等で積層体1aの各電気二重層コンデンサ
素子1のずれを抑え、例えば、10〜20kg程度の加
圧状態で積層体1aの相反する両側面に、一定温度、例
えば160〜170℃に熱した熱板を全面加圧接触させ
、これによって隣接する電気二重層コンデンサ素子lの
集電体5を熱融着21させ、積層体1aを融着一体化す
る(第2図参照)。
実施例2 変圧器にて例λば160〜180℃の一定温度に熱した
ニクロム線又は鋼板の端を、実施例1と同様に積み重ね
た積層体1aの側面に部分的に加圧接触させ、各電気二
重層コンデンサ素子lの集電体5を部分熱融着21させ
る(第3図参照)。
実施例3 表面をテフロン(商品名)でコーティングした熱板を1
60〜180℃の一定温度に熱し、実施例1と同様に電
気二重層コンデンサ素子1を積み重ねた積層体1aの側
面を全面的もしくは部分的に熱融着21させる。
上記のように、側面を熱融着21シて一体化した積層体
1aは絶縁ケースll内に収納し、加圧状態で蓋I8を
絶縁ケース11に超音波溶着して加圧収納する。
このとき、積層体1aは各電気二重層コンデンサ素子1
が予め一体化されているため、加圧収納時の位置ずれが
なく、電気的特性の不良発生がない。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明によると、絶縁ケース内に加圧
収納する積層電気二重層コンデンサ素子の側面を熱融着
させたので、絶縁ケース内に加圧収納した積層電気二重
層コンデンサ素子の位置ずれ発生がな(、離れた位置の
電気二重層コンデンサ素子が接触して電気的特性が不良
となるのを防止することができる。
また、積層電気二重層コンデンサ素子に対して加熱体を
加圧接触させるだけで積層体を一体化できるので、作業
能率がよく、簡単な設備で実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る電気二重層コンデンサの電気二
重層コンデンサ素子の積層状態を示す正面図、第2図と
第3図は同上の熱融着の異なった例を示す正面図、第4
図は電気二重層コンデンサ素子の縦断面図、第5図は電
気二重層コンデンサの分解斜視図、第6図は同上の縦断
面図、第7図と第8図は従来の電気二重層コンデンサ素
子の積層状態を示す説明図である。 1・・・電気二重層コンデンサ素子 2・・・セパレータ 3・・・分極性電極       4・・・ガスケット
5・・・集電体         11・・・絶縁ケー
ス18・・・蓋           21・・・熱融
着出願人代理人  弁理士  和 1) 昭第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数個の電気二重層コンデンサ素子を積層し、これを絶
    縁ケース内に収納した電気二重層コンデンサにおいて、
    積層した電気二重層コンデンサ素子を側面で熱融着させ
    て一体化したことを特徴とする電気二重層コンデンサ。
JP1126896A 1989-05-19 1989-05-19 電気二重層コンデンサとその製造方法 Expired - Lifetime JPH0782970B2 (ja)

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