JPH09508248A - 電気通信システムの容量の最適化 - Google Patents
電気通信システムの容量の最適化Info
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Abstract
(57)【要約】
電気通信システムにおいて、機能性は基本機能性(2)と補足機能機能性(4)に分割されている。このシステムでは、複数のユーザが基本機能と補足機能に加入する。より多くの補足機能が相互に作用するときに現れる相互作用問題を解決するため、相互作用補足機能を更に含む。このようなシステムの容量を最適化するため、特定の電気通信事例で可能性のある補足機能(A、B)と相互作用補足機能(AB)だけを、前記電気通信事例の基本機能に、表情報により追加する。表情報は、第1にユーザが加入している補足機能に関するユーザ毎の加入者情報と、第2に対象とする機能が活動状態をとるか受動状態をとるかに関する、加入している補足機能毎の状態情報と、第3に補足機能の所定の組に用いなければならない相互作用補足機能に関する情報を含む。
Description
【発明の詳細な説明】
電気通信システムの容量の最適化技術分野
この発明は一般に、基本機能性と、前記基本機能性に関連する随意の補足機能
を含む補足機能性と、いくつかの補足機能が相互に作用する場合の相互作用の問
題を解決する機能を含む相互作用補足機能性を含む機能性を持つ電気通信システ
ムに関する。以下の電気通信システムはこのような種類の電気通信システムを指
す。
より詳しく言うと、この発明はこの種のシステムにおいて、前記システムの基
本機能および補足機能に加入しているユーザが、この通信事例に必要な補足機能
を追加しまた補足機能を相互に作用させるのに用いる方法に関する。
同じ電気通信ネットワーク内のユーザはそれぞれ異なるサービスを要求する。
また、同じサービスの利用法に関する要求も市場毎に異なる。
電気通信システムが或る市場に最大のサービスを提供し、また別の市場にも最
大のサービスを提供するため、現在の電気通信システムの機能性は普通は、基本
機能性と補足機能性に分かれている。基本機能性は多くの市場に共通する基本機
能を含み、補足機能性は特定の市場で選択できる随意の補足機能を含む。
したがって、電気通信システムは多数の基本機能と、特定の市場用の多数の補
足機能を備える。補足機能は基本機能に追加しまたはこれを修正する性質を持つ
。ユーザは基本機能を用いるか、基本機能をいくつかの補足機能で修正して用い
るかを選択するが、補足機能だけを用いることはない。
電気通信システムには多数のユーザが接続している。ユーザはいくつかの補足
機能に加入することができる。従ってユーザは基本機能と共に一部の補足機能を
用いるが、他の補足機能は用いない可能性がある。
電気通信ネットワークの運営者が特定のサービスを設けると、そのサービスの
加入者はキーシーケンスを入力して対応する機能を起動(または停止)する。す
るとこの機能はユーザに対して或るサービスを行う。呼の要求は受話器を上げる
と起動する。「通話転送」は、サービスを受けるユーザ宛の呼を別の宛先に転送
する補足機能である。補足機能の別の例として「話中着信サービス」がある。こ
れは話中にかかってきた呼を待機させる機能である。
補足機能は基本機能を修正する性質を持っているので、2つの補足機能を同時
に用いた場合は、2つの異なる補足機能が矛盾した修正を基本機能に加えること
が起こる。このような衝突を解決する既知の1つの方法は、補足機能同士が相互
に作用して衝突を解決するように設計することである。補足機能の例として「話
中通話転送」と「話中着信サービス」を取り上げる。「話中通話転送」は「通話
転送」を変形したものであって、ユーザが話中のときに呼を転送する。これに対
して、「話中着信サービス」は前記のようにユーザが話中の時は呼を待機させる
。したがってこの2つの補足機能は相互に作用して一致点を見つけなければなら
ない。たとえば両方とも動作できるようにしておいて、本来の宛先が先に応答し
た場合は別の宛先への呼は止め、また別の宛先が先に応答した場合はその呼は「
話中着信サービス」の待ち行列から外す、というようにする。
2つ以上の補足機能が相互に作用するときに起こるのでこれを相互作用問題と
呼ぶ。この種の問題を解決するには、この2つの補足機能を補足して修正する新
しい補足機能を導入して、2つの補足機能を同時に起動した場合に所望の機能が
得られるようにすればよい。ここでは、この新しい補足機能を相互作用補足作用
と呼ぶ。
ここで用いる意味での基本機能・補足機能・相互作用という概念は当業者によ
く知られている。簡単に言うと、各基本機能と補足機能は電気通信システムのコ
ンピュータが実行するコードから成る。所望の補足機能の「接続」は、実行する
基本機能のコード中の分岐命令により行う。
基本機能と補足機能に関する勧告および説明は、たとえばGSMシステムに示
されている。したがって、いろいろの補足機能の名称、たとえば「話中着信サー
ビス」、については、たとえば勧告02.04を参照していただきたい。
相互作用問題に曝される補足機能の説明の他に、問題となる相互作用とその影
響についての説明もある。従来の技術
通常の電気通信システムは、基本機能を実行すると多数の点で補足機能に接続
するように設計されている。基本機能がこれらの点に達すると、ユーザの加入情
報を読み出してその補足機能を実行するかどうかを決定する。その補足機能を実
行する場合、補足機能の中の多数の点で相互作用補足機能に接続する。これらの
各点でユーザの加入者情報を読み出して、ユーザがその補足機能と相互に作用す
る補足機能に加入しているかどうか調べる。
電気通信システム内の補足機能の数が増えるにつれて、加入者情報の読み出し
回数が増えて、電気通信システムの容量が減少する。
米国特許第4,897,866号は、ユーザが自分の個人的補足サービスを簡
単に修正(追加/削除)することができる電気通信システムを開示している。ユ
ーザは自分の端末から、1つまたは組み合わせたサービスを選択することができ
る。選択すると、これらのサービスのプログラムアルゴリズムをメモリ内に持つ
中央ユニットに送られる。次にこれらのアルゴリズムはユーザの端末に送られて
記憶される。サービスの可能な組み合わせ毎に特有のアルゴリズムの組がある。
米国特許第4,567,323号は、多数の補足サービスを提供できる電気通
信システムに関する。いくつかのサービスを、異なるサービス同士が干渉しない
ようにして提供するために、補足サービスに加入している各ユーザはメモリを割
り当てられ、このメモリ内にそのサービスがユーザの番号と共に記憶される。ユ
ーザは1つまたは複数のサービスに対応する特定のコードを入力してそのサービ
スを起動する。
米国特許第4,627,046号は、電話交換に用いるプログラム可能な「機
能カード」を開示している。このカードはプログラムメモリとデータメモリを含
み、また電話交換局からの制御信号に従ってプログラムメモリ内のアルゴリズム
を実行するプロセッサを備える。発明の概要
この発明の目的は、この種の電気通信システムにおいて、この通信事例を実行
する際に加入者情報の必要な読み出し量を減らすことにより容量を最適化するこ
とである。
この発明の、前記システムの基本機能および補足機能に加入しているユーザが
、この通信事例に必要な補足機能を追加しまた補足機能を相互に作用させる方法
は、次のステップを含む。
この通信事例で用いる可能性がある補足機能および相互作用補足機能だけを実
時間で追加し、他方では特定の方法で構成された表情報を用いる。より詳しく言
うと、この表情報に含まれるのは、ユーザが加入している補足機能に関するユー
ザ毎の加入者情報と、対象とする機能が活動状態か受動状態かに関する、加入し
ている補足機能毎の状態情報と、補足機能の所定の組と共に用いなければならな
い相互作用補足機能に関する情報である。この表情報は2つの表であってよい。
すなわち、1つは加入者と状態の情報用であり、1つは相互作用補足機能に関す
る情報用である。
ユーザの識別が済むと、ユーザの加入者情報と状態情報を読み出して、この電
気通信事例で用いるユーザの活動的な補足機能を探す。見つかった情報を用いて
相互作用補足機能に関する上述の情報を読み出し、前記電気通信事例で用いる相
互作用補足機能を探す。
見つかった補足機能は、相互作用補足機能を見つける前に、または見つけた後
ではその相互作用補足機能と一緒に、基本機能に追加する。
この発明は、補足機能の数や相互作用補足機能の数は多いが各ユーザが加入し
ているサービスの数は少ない場合に、電気通信システムの容量を最適化する。図面の簡単な説明
この発明の一実施態様を、添付の図を参照して以下に詳しく説明する。
第1図は、電気通信システムが基本機能性と補足機能性に分割されている様子
を示すブロック図である。
第2図は第1図のブロック図の拡張であって、電気通信システム内の補足機能
の間の相互作用を相互作用補足機能により解決する様子を示す。
第3図は、すべてのユーザの加入者情報を含む表を示す。
第4図は、補足機能と相互作用補足機能との接続に関する情報を含む表を示す
。
第5図は第2図と同様なブロック図であって、ある通信事例においてこの発明
に従って接続された補足機能と相互作用補足機能の例を示す。
第6図−第15図はこの発明の使用例の詳細であって、
第6図は、補足機能と相互作用補足機能の関連の情報を第4図より詳細に示す
表である。
第7図は、新しい相互作用補足機能の設置を示す流れ図である。
第8図は、第7図に従って設置した後で第6図の表がどのように変わったかを
示す。
第9図は、別の相互作用補足機能を設置した後の同じ表を示す。
第10図は、第3図より詳細な、加入者の補足機能に関する情報を持つ表を示
す。
第11図は、新しい補足機能の加入者への割り当てを示す流れ図である。
第12図は、新しい補足機能を第11図に従って割り当てた後で、第10図の
表がどのように変わったかを示す。
第13図は、第11図と第12図に従って割り当てた新しい補足機能を加入者
のために活動的にする方法を示す流れ図である。
第14図は、第13図に従って活動的にした後で、加入者の補足機能に関する
情報を持つ表がどのように変わったかを示す。
第15a図は、加入者が発呼したとき基本機能を実行する流れ図の第1の部分
を示す。
第15b図は、同じ流れ図の第2の部分を示す。望ましい実施態様
第1図は、電気通信システムにおいて基本機能2にいくつかの補足機能4を接
続する様子を一般的に示す。図において、補足機能はA・B・C・D...など
の文字を付けて示す。説明の都合上、流れ図の説明ではA<B<C<...とす
る。すなわち、補足機能に序列をつける。
図の補足機能性は、例として4つの補足機能A・B・C・Dを含む。第2図に
おいて、補足機能AとB、BとC、BとD、CとDの間の可能性のある相互作用
は、これらの補足機能に対応してそれぞれAB・BC・BD・CDで示した相互
作用補足機能により解決される。また図から分かるように、すべての補足機能の
間に相互作用があるわけではない。たとえば、補足機能AとCまたはAとDの間
には相互作用はない。
この発明では、第1図と第2図に示す種類の電気通信システムの容量の消費を
、表情報により最適化する。表情報の一方はユーザ毎の加入者情報を含み、他方
は補足機能の特定の組で用いる相互作用補足機能に関する情報を含む。このよう
な表情報の例を、第3図と第4図を用いて以下に詳細に説明する。詳しく言うと
この電気通信事例では、表情報を用いて、この電気通信事例で可能な補足機能と
相互作用補足機能だけを実時間で接続する。これを第5図に示す。
第3図は、多数のユーザ、たとえばユーザa・ユーザb・ユーザc・ユーザd
用の加入者情報を含む表を示す。各ユーザについて、第3図の表は対象とするユ
ーザが加入している補足機能に関する情報を含む。たとえば、図ではユーザaは
補足機能AとBに加入している。以下に詳細に説明するように、加入した各補足
機能に関するこの表は、この機能が活動状態か受動状態か、すなわちユーザが補
足機能をすでに起動したかどうか、についての情報も含む。どちらの状態をとる
かは、たとえばユーザがある期間中にその機能を用いる必要が実際にあるかどう
かを考慮した上で、加入者が決める。
第4図は、第2表に示す補足機能A・B・C・Dと相互作用補足機能AB・B
C・BD・CDの間の接続に関する情報を含む表を示す。補足機能の或る組み合
わせに対して、接続する相互作用補足機能を示す。たとえばユーザが補足機能A
とBに加入している場合は、しかも両方とも起動できる場合は、相互作用補足機
能ABもこの電気通信システムに含めなければならない。
第5図には、例としてユーザaが或る電気通信事例を実行するよう要求した場
合にどういうことが起こるかを示す。この電気通信事例では、まず第3図の表の
ユーザaの加入者情報を読んで、補足機能AとBを矢印6と8により基本機能2
に接続する。次に第4図の表を読んで接続する相互作用補足機能を決定し、この
相互作用補足機能ABを矢印10と12により補足機能AとBに接続する。この
発明では、他の補足機能と相互作用補足機能とは接続しない。
第6図−第15図を参照して、この発明の使用例を以下に詳細に説明する。
これらの図に用いる言語は疑似コードを用いており、これは実際のプログラム
言語に容易に変換できる。
この例の前提条件は次の通りである。
この例の電気通信システムには補足機能A・B・Cと相互作用補足機能AB・
BCがある。加入者12345は補足機能AとBを持ち、両方とも起動している
。
第6図は、この電気通信システムに含まれている補足機能と相互作用補足機能
との関係に関する情報を含む表を示す。この表はモジュール20と22を備え、
両者を矢印24により連結する。モジュール20と22の中の第1行はそのモジ
ュールの識別である。すなわちモジュール20はModule 1であり、モジ
ュール22はModule 2である。モジュールの中の次の2行は補足機能、
すなわちモジュール20の中のAとB、モジュール22の中のBとCを識別する
。より詳しく言うと、各モジュールの中で、各補足機能をそれぞれパラメータP
aram 1とParam 2の値として識別する。
モジュール20と22の中の次の行はそれぞれの相互作用補足機能ABとBC
を識別する。より詳しく言うと、相互作用補足機能をパラメータInterac
trefの値として示す。各モジュールの最後の行は、もしあれば、次のモジュ
ールへの結合をLinkToNextModuleで示す。
第6図の状態と、この電気通信システムに新しい補足機能Dを設けたというこ
とから出発して、補足機能Dを設けたことから必要になった2つの新しい相互作
用補足機能CDとBDの設置を、第7図を参照して説明する。
この電気通信システムに新しい相互作用補足機能を設けたとき、パラメータI
nparam 1=C、Inparam 2=D、Interactref=C
Dを持つ第6図の相互作用表を呼び出す。第7図の流れ図の第1ステップ(参照
番号26)で、新しいモジュールを作る。次のステップ28で、モジュールパラ
メータParam 1を値Inparam 1に設定し、Param 2を値I
nparam 2に設定し、Interactrefを値Inrefに設定する
。上に述べた前提条件から、これらの値はそれぞれC・D・CDである。
ステップ30で、相互作用補足機能表の中の、Param 1=
Inparam 1である第1モジュールを探す。ステップ32で、探した結果
このようなモジュールがない場合は流れ図のステップ34に進んで、Param
1がInparam 1より大きい第1モジュールを探す。ステップ36で、
探した結果、第6図の表の中にはParam 1がInparam 1(すなわ
ちC)より大きいモジュールがない場合は、次のステップ38で、新しいモジュ
ールを表の最後に連結する。その結果第6図の表の内容が増えて、第8図のよう
にパラメータ値C・D・CDを持つModule 3(40)を含む。
また第7図は、この例の前提条件とは異なる別の流れの経路を示す。ステップ
30で探したモジュールが見つかった場合は経路42を進み、ステップ44で、
パラメータParam 2の値がInparam 2(たとえば既存のパラメー
タE)より大きいモジュールを探す。この場合はステップ46で、見つかった既
存のモジュールの前に第8図の新しいモジュール40を連結する。
第7図の48で示す更に別の経路は、同様に前の例とは異なる場合、すなわち
ステップ34の条件を満たすモジュールが見つかった場合である。この場合は経
路48を進み、ステップ50で、見つかった既存のモジュールの前に、新しいモ
ジュールすなわち第8図のModule 3を同様に連結する。
相互作用補足機能BDを設ける場合も、第7図に示す流れ図を実行する。この
電気通信システムに相互作用補足機能を設ける場合は、パラメータInpara
m 1=B、Inparam 2=D、Inref=BDを持つ相互作用表を呼
び出す。この場合は第8図の表から出発する。つまり、ステップ30の条件を満
たすモジュールすなわちModule 2(22)が既にあるので、第7図の流
れ図で、ステップ32の後は経路42を進む。したがって流れ図のステップ46
で、モジュール40の前に第9図に52で示す新しいモジュールを連結する。
加入者補足機能に関する情報を持つ表は、第10図に示す構造を持つ。第3図
と同様に、例として4ユーザa−dを示す。ユーザ毎に表の中の或る行で、識別
パラメータUserIdの値を持つユーザを識別する。図示のように、ユーザa
−dのパラメータ値はそれぞれ12345・12346・12347・1234
8である。表の中には更に、ユーザ毎に補足機能への連結を示す行
「LinkToService」がある。この事例はユーザ12345が現在の
ユーザなので、ブロック54と56にそれぞれ補足機能AとBが含まれている。
各補足機能の表の第1行はパラメータServiceである。その値は補足機能
の指定、この場合はそれぞれAとB、を示す。次の行は状態パラメータStat
eで、その値は補足機能が活動的であるか、ない(すなわち受動的)かを示す。
この事例のパラメータ値は、両補足機能とも活動状態「Active」である。
ユーザ12345の第10図に示す状態から出発して、加入者への補足機能D
の割り当てを、第11図を参照して更に詳細に説明する。すなわち、加入者は補
足機能Dに加入することに署名する。第11図の第1ステップ58で、新しい補
足機能モジュールを作る。次のステップ60で、パラメータServiceを値
Dに設定し、パラメータStateを値Passiveに設定する。新しい補足
機能を設定するとき、最初は必ずPassiveに設定する。
ステップ62で、ユーザ12345のモジュールを呼び出す。ステップ64で
、新しい補足機能モジュールDのパラメータServiceの値と、既存の補足
機能モジュールAとBの同じパラメータの値とを比較する。値Dが値AおよびB
より大きいと仮定しているので、ステップ66の比較の結果経路68を進んで、
ステップ70で新しい補足機能モジュールを第10図の表の最後に連結し、第1
2図に示す結果を得る。ここでは、新しい補足機能モジュールを72で示す。
この補足機能の方が小さい場合は、ステップ73で、見つかったモジュールの
前に新しいモジュールを連結する。
第12図では、前に述べたようにモジュール72内のパラメータ「State
」の値は「Passive」である。これを活動的にするときは、補足機能D内
で第13図に示す流れを実行する。第1ステップ74で、ユーザ12345を呼
び出す。次のステップ76で、ユーザのモジュール72を呼び出して補足機能D
を得る。最後にステップ78で、パラメータ「State」の値を、活動状態を
表す「Active」に設定する。その結果と第12図との違いを強調するため
に、第14図に変更した補足機能Dのモジュールを72’で示す。
次に第15a図と第15b図を参照して、加入者12345がこの電気通信シ
ステムで発呼した場合に、基本機能2が実行するステップを説明する。
この発明では、この電気通信事例で可能な補足機能と相互作用補足機能だけを
接続し、表情報により実行する。表情報は、
第14図において、ユーザが加入している補足機能に関する加入者毎の加入者
情報と、この機能が活動状態か受動状態かに関する、加入した補足機能毎の状態
情報を含み、
また第9図において、補足機能の所定の組で用いる、対象とする相互作用補足
機能に関する情報を含む。
第14図において、加入者12345は補足機能A・B・Dを持ち、この3機能
はすべて活動的である。第9図において、相互作用補足機能ABとBDが使用の
対象である。
第15a図の第1ステップ80で、加入者識別番号12345を持つ加入者を
探す。ステップ82で、加入者の第1補足機能を探す。見つかるとステップ83
で、その加入者の補足サービス機能の計数パラメータiを1にする。ステップ8
4で、パラメータ「State」が活動状態か受動状態かを調べる。状態が活動
的であれば(この事例では正しい)、ステップ86で、加入者12345の活動
的サービスに関する情報をパラメータInparam(i)=Serviceと
して記憶する。iの最初の値は1である。これはステップ86で、第14図のモ
ジュール54に従って補足機能Aに関する情報を記憶したことを意味する。ステ
ップ88で、更に別の補足機能を対象とするかどうかを調べる。第14図のこの
事例では更に2つの補足機能(すなわちBとD)が対象となるので、流れは経路
90を通ってステップ84に戻り、ステップ86で更にこれらの機能に関する情
報を順次記憶する。
第15a図から、加入者が活動的でない補足機能に加入することを希望する場
合は、ステップ84でこれを選別し、基本機能には追加しないことが分かる。
第15b図の第1ステップ96で、第9図の相互作用補足機能の表の中の、パ
ラメータParam 1が入力パラメータInparam(i)に等しい第1モ
ジュールを探す。この事例では、対応する補足機能の入力パラメータはAである
。ステップ98でパラメータが見つかると、ステップ100でj=i+1として
入
力パラメータInparam(j)を導入する。この事例では、対応する補足機
能のInparam(j)はBである。Module 1ではパラメータPar
am 2=Bなのでステップ104に進み、パラメータInteractref
=ABを捕らえる。すなわち、この事例では相互作用補足機能ABが含まれてい
ることが分かる。
次にステップ106に進み、「j<numofservices?」、すなわ
ちjが補足サービスの全数より小さいかどうか、と尋ねて更に入力パラメータを
探し、ステップ108に進んで、同じパラメータ値Param 1(この事例で
はA)を持つモジュールを探す。第1の場合はDが残っているので「はい」であ
り、第2の場合はモジュール52のParam 1の値がAなので「いいえ」で
ある。「いいえ」の場合はステップ110に進み、iの値(この事例では1)が
補足機能の数−1より小さいかどうか尋ねる。補足機能の数は3、すなわち補足
機能はA・B・Dなので、答えは「はい」である。ステップ112で、ステップ
は2になる。
経路114を経て流れはステップ96に戻り、第1モジュールを探す。ここで
Param 1=Inparam(i=2)である。これは第9図のモジュール
22であって、パラメータ値はBである。ステップ100で、i=2なのでjは
3になる。ステップ102でモジュール22のParam 2(すなわち値C)
とInparam(3)の値(すなわちこの場合D)とを比較する。この場合C
はDより小さいので、流れは経路116を進んでステップ118に入り、同じP
aram 1の値を持つモジュールを探す。モジュール52のParam 1の
値もBなので、流れはステップ120を経て線122を通ってステップ102に
戻る。このステップで、モジュール52のParam 2の値はDで、Inpa
ram(3)の値と同じことが分かる。
流れはステップ104に戻り、モジュール52のパラメータInteract
ref=BDを捕らえる。ステップ106でj=3であり、これは補足サービス
の全数より小さくない。従って流れは線124を経てステップ110に進み、設
定された条件はもう満たされないことが分かる。
このためステップ126と128に進む。ステップ126で、すべての補足サ
ービスをInparam(i)に従って基本機能2に追加する。ステップ128
で、捕らえたすべての相互作用補足機能を基本機能に追加する。
第15b図において、ステップ130と132と流れの線134は、流れ図を
通る或る瞬間にステップ106と108の答えが両方とも「はい」という、ここ
で説明しない場合を扱う。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.基本機能性と、前記基本機能性に関連する随意の補足機能を含む補足機能 性と、いくつかの補足機能が相互に作用する場合の相互作用の問題を解決する機 能を含む相互作用補足機能性を含む機能性を持つ電気通信システムにおいて、 前記システムの基本機能および補足機能に加入しているユーザが、この通信事 例に必要な補足機能を追加しまた補足機能を相互に作用させる方法であって、 この電気通信事例に用いる可能性のある補足機能と相互作用補足機能だけを実 時間で追加し、他方で、 ユーザが加入している補足機能に関するユーザ毎の加入者情報と、 対象とする機能が活動状態か受動状態かに関する、加入している補足機能毎の 状態情報と、 補足機能の所定の組と共に用いなければならない相互作用補足機能に関する情 報、 を含む表を用いる方法。 2.請求項1記載の方法であって、1つは加入者と状態の情報用であり1つは 相互作用補足機能に関する情報用である、2つの表の形で前記表情報を用いるこ とを含む方法。 3.請求項1または2記載の方法であって、 a.前記ユーザの識別を行い、 b.ステップa.の結果を用いて、ユーザの加入者情報と状態情報を読み出し て、前記電気通信事例で用いる対象になるユーザの活動的補足機能を探し、 c.ステップb.の結果を用いて、相互作用補足機能に関する上述の情報を読 み出して、前記電気通信事例で対象になる相互作用補足機能を探し、 d.ステップb.で見つかった補足機能を、前記見つかった補足機能に関連す る前記基本機能性に追加し、 e.ステップc.で見つかった相互作用補足機能を、前記見つかった補足機能 に関連する前記基本機能性に追加し、 f.前記電気通信事例を実行する、 ステップを実行することを含む方法。 4.請求項3記載の方法であって、ステップc.の後にステップd.とe.を 実行することを含む方法。 5.請求項3記載の方法であって、ステップc.とe.の前にステップb.と d.を実行することを含む方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9400209-4 | 1994-01-25 | ||
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