JPH09508169A - 洗剤混合物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、エステルクォート及び汚れ防止ポリマーを含む洗剤混合物を提供する。混合物は、多くの物質からの繊維の柔軟性及び再湿潤性において相乗的な改良によって特徴づけられる。洗剤混合物によって前処理した物質は、汚れが付きにくく、油を含む汚れを簡単に除去できる。混合物は、使用、例えば、繊維柔軟剤及び髪用シャンプーの調製での使用に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 洗剤混合物 発明の分野 本発明は、エステルクォート及び汚れ防止ポリマーを含む洗剤混合物、これら の混合物を含む製剤、並びに界面活性製剤製造の為の混合物の使用に関する。 従来の技術 構造によって、カチオン性界面活性剤は、負電荷の表面、例えば織物繊維又は 毛髪に付着する能力を有する。そのようにして、静電気的な電荷を減少させ、心 地よい柔らかな感触が生じる。この効果が、実用的に、例えば繊維柔軟剤又は髪 用処理剤の処方において利用される。 数年前までは、４級アンモニウム化合物、例えばジメチルジステアリルアンモ ニウムクロリドが、カチオン性成分としてほとんど独占的に使用されていたが、 現在では、同等の柔軟化効果と改良された生態学的適合性を組み合わせて有する ４級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩、いわゆる「エステルクォート(E sterquats)」が、現代の繊維柔軟剤において、ますます広い範囲で使用される。 この物質の概要が、例えば、シー・アール・シーイーディー−コングレス(C.R.C ED Congress)、バルセロナ、１６７（１９９２）において、オー・ポンサティ(O .Ponsati)によって、及びシー・アール・シーイーディー−コングレス、シック セ(Sitgas)、５９（１９９３）において、アール・プクタ(R.Puchta)によって示 されている。 それにもかかわらず、繊維製品に改善した柔軟性を与えるか、又は少量の柔軟 剤で要求される柔軟性が得られるという繊維柔軟剤に対する市場要求がある。 油性の汚れは、木綿の水及び界面活性剤への高い親和性の為に、疎水性ポリエ ステル繊維製品からよりも、親水性繊維製品、例えば木綿からのほうが非常に簡 単に除去できることも既知である。この挙動の相違は、繊維の化学的な構造によ って説明される。ポリエステル繊維は、水を添加できる遊離水酸基又はカルボキ シル基をほとんど含まないテレフタル酸及びエチレングルコールのコポリマーで ある。対照的に、木綿は、逆に多くの親水基を有する親水性セルロース物質から な る。したがって、消費者の側には、汚れを付きにくくするか、又はあとの洗浄過 程において特に油を含む汚れを素早く除去できるように、ポリエステル繊維製品 を柔軟にする新しい繊維製品柔軟剤に対する要求がある。 これに関連して、繊維製品の処理組成物として、４級アンモニウム化合物と組 み合わせて分子量１,０００〜１００,０００のポリエステルターポリマーの使用 を示すＵＳ３,７１２,８７３の言及するのが適切であろう。その組成物が、噴霧 又はパジングによって繊維製品に適用され、繊維製品の汚れ防止特性を改良する ことが意図されている。比較試験に示されるように、洗浄による油を含む汚れの 除去性能におけるわずかな改良は確かに得られたが、しかしながら、残念にも柔 軟性及び親水性は、逆に影響する傾向があった。 したがって、本発明による問題は、上記のいかなる欠点をも伴わない新規の繊 維柔軟剤を提供することである。 発明の開示 本発明は、４級化アンモニウム化合物（クォート）として、式(Ｉ)、(II)又は (III)： ［式中、Ｒ¹ＣＯは、６〜２２個の炭素原子を含むアシル基であり、Ｒ²及びＲ³ は、独立して、水素を表すか又はＲ¹ＣＯと同じ意味を有し、Ｒ⁴、Ｒ⁵、Ｒ⁶及 びＲ⁷は、独立して、１〜４個の炭素原子を含むアルキル基又は(ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ）_q Ｈ基を表し、Ｒ⁵は、１〜４個の炭素原子を含むアルキル基であり、ｍ、ｎ及び ｐは、合計で０又は１〜１２の数であり、ｑは１〜１２の数、並びにＸは、ハラ イド、アルキルスルフェート又はアルキルホスフェートを表す。］ で示される４級化脂肪酸エステル塩（エステルクォート）を含むことを特徴とす る４級化アンモニウム化合物（クォート）並びにエチレンテレフタレート及び／ 又はポリエチレングリコールテレフタレート基を有する汚れ防止ポリマーを有す る洗剤混合物に関する。 驚くべきことに、汚れ防止ポリマーの添加は、エステルクォートの柔軟化効果 を相乗的に高めることが見い出された。柔軟性の改良は、繊維製品の高い再湿潤 力によってなされる。本発明による洗剤混合物によって前処理した織物繊維及び 毛髪は、ほとんど激しく汚されることはなく、従来の柔軟剤を使用した場合より 油を含む汚れは非常に簡単に除去できることも見い出された。アルキル及び／又 はアルケニルスルフェートの群からのアニオン性界面活性剤をカチオン性界面活 性剤及び汚れ防止ポリマーに添加すると、これらの特性において更に相乗的な改 良が得られる。エステルクォート エステルクォートは、４級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩として、 一般に理解される。それらは、合成有機化学の適した方法によって得られる既知 の物質である。ＷＯ９１／０１２９５［ヘンケル(Henkel)]を参照すると、トリ エタノールアミンを次亜リン酸塩存在下で、脂肪酸により部分エステル化し、空 気を通し、反応混合物を、次いでジメチル硫酸塩又はエチレンオキシドによって ４級化する。ＵＳ３,９１５,８６７、ＵＳ４,３７０,２７２、ＥＰ０ ２３９ ９ １０ Ａ２、ＥＰ ０ ２９３ ９５５ Ａ２、ＥＰ ０ ２９５ ７３９ Ａ２及びＥ Ｐ ０ ３０９ ０５２ Ａ２を、これに関して広い文献の代表として引用する。 本発明によって使用されうる式（Ｉ）で示されるエステルクォートの一般的な 例は、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル ミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジル酸、アラ キン酸、ベヘン酸及びエルカ酸、並びに例えば天然油脂の加圧加水分解で得られ る工業用混合物からの生成物である。工業用Ｃ_12/18ココ油脂肪酸、特に部分水 素化Ｃ_16/18牛脂脂肪酸又はヤシ油脂肪酸酸並びにエライジル酸を豊富に含むＣ_{1 6/18} 脂肪酸カットは、好ましく使用される。 ４級化エステルの製造のために、脂肪酸及びトリエタノールアミンは、１.１ ：１〜３：１のモル比で使用してよい。エステルクォートの性能特性に関しては 、１.２：１〜２.２：１、好ましくは、１.５：１〜１.９：１の比が特に有用で ある。好ましいエステルクォートは、平均エステル化度１.５〜１.９のモノ−、 ジ−及びトリエステルの工業用混合物であり、工業用Ｃ_16/18牛脂脂肪酸又はヤ シ油脂肪酸（ヨウ素値０〜４０）から誘導される。 式中、Ｒ¹ＣＯは１６〜１８個の炭素原子を含むアシル基であり、Ｒ²はＲ¹Ｃ Ｏと同じ意味を有し、Ｒ³は水素であり、Ｒ⁴はメチル基であり、ｍ、ｎ及びｐは ０であり、並びにＸはメチルスルフェートである式（Ｉ）で示される４級化脂肪 酸トリエタノールアミンエステルは、性能の観点から特に有用であることがわか っている。 好ましい脂肪酸及び最適のエステル化度の選択については、（Ｉ）に関する上 記の例が、式（II）及び（III）で示されるエステルクォートにも対応する。エ ステルクォートは、通常アルコールとの５０〜９０重量％混合物の形態で流通し 、要すれば容易に水で希釈できる。汚れ防止ポリマー 本発明において使用される汚れ防止ポリマーは、好ましくはエチレンテレフタ ルレート及び／又はポリエチレングルコールテレフタレート基を含み、エチレン テレフタレート対ポリエチレングリコールテレフタレートのモル比は５０：５０ 〜９０：１０の範囲である。架橋ポリエチレングリコール単位の分子量は、好ま しくは７５０〜５,０００の範囲で、すなわち、ポリエチレングリコール基を含 むポリマーのエトキシル化度は、１５〜１００であってよい。ポリマーは、約５ ,０００〜２００,０００の平均分子量によって特徴づけられ、ブロック構造を有 してよいが、好ましくはランダム構造である。 好ましいポリマーは、エチレンテレフタレート対ポリエチレングリコールテレ フタレートのモル比が、約６５：３５〜約９０：１０、好ましくは約７０：３０ 〜８０：２０の範囲にあるポリマーである。他の好ましいポリマーは、分子量７ ５０〜５,０００、好ましくは１,０００〜３,０００の範囲の架橋ポリエチレン グリコール単位を含み、１０,０００〜５０,０００の範囲のポリマーの分子量を 有する。商業的に入手できるポリマーの例は、ミレアーゼ(Milease、商標)Ｔ[ア イシーアイ(ＩＣＩ)]又はレペロテツクス(Repelotex、商標)ＳＲＰ３［ローヌ− プーラン(Rhone-Poulenc)]である。 本発明による洗剤混合物は、エステルクォート及び汚れ防止ポリマーを重量比 ７０：３０〜９９.５：０.５で、好ましくは、７５：２５〜９９：１で含んでよ い。その数字は、生成物の活性物質含量又は固体含量に基づく。アルキル及び／又はアルケニルスルフェート 本発明による好ましい一つの態様において、汚れ防止効果は、式（IV）： Ｒ⁸Ｏ−ＳＯ₃Ｙ （IV） ［式中、Ｒ⁸は、６〜２２個の炭素原子を含む直鎖又は分枝状の脂肪族アルキ ル及び／又はアルケニル基であり、及びＹは、アルカリ金属又はアルカリ土類金 属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム又はグル カンモニウムである。］ で示されるアルキル及び／又はアルケニルスルフェートの添加によって相乗的に 改良され得る。 本発明で使用されうるアルキルスルフェートの一般的な例は、カプロンアルコ ール、カプリルアルコール、カプリンアルコール、２−エチルヘキシルアルコー ル、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミト レイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイ ルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルア ルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール及びエルシルアルコール 、並びに工業用メチルエステル画分又はレーレン（Roelen）のオキソ合成由来の アルデヒドの加圧水素化によって得られる工業用混合物の硫化生成物である。Ｃ_{16 /18} 牛脂脂肪アルコール又は対応するＣ−鎖分布の植物性脂肪アルコールからの アルキルスルフェートは、特に好ましい。 本発明による洗剤混合物は、エステルクォートに対して１〜５０重量％、好ま しくは１〜２５重量％でアルキル及び／又はアルケニルスルフェートを含んでよ い。これらの数字は、やはり活性物質含量又は固体含量に基づく。洗剤混合物 本発明による洗剤混合物は、好ましくは、活性物質又は固体の含量が、希釈溶 液（２〜１０重量％）から濃厚物（１０〜２０重量％）及び複合濃厚物（２０〜 ４０重量％）の範囲で変化する水含有生成物である。洗剤混合物の製造の為に個 々の物質の希釈溶液又は濃厚物のどちらかを、要すれば高温で、撹拌によって混 合し、成分を混合する順序は重要ではない。混合は、化学反応を含まない純粋な 機械的な方法である。濃厚物を製造する場合、そのままで市販され、使用者によ って使用濃度に希釈されてよい。水含有洗剤混合物は、既知の方法で従来どおり 噴霧乾燥されるか又は過熱蒸気によって処理されてよい。得られる無水生成物は 、特に好ましい冷水への溶解性又は分散性によって特徴づけられる。 産業上の応用 本発明による洗剤混合物は、織物、糸及び織布並びに毛髪に心地よい柔軟性を 与え、再湿潤性を改良し、そして静電荷負荷を減少する。本発明の洗剤混合物に より前処理した織物、糸及び織布並びに毛髪は、より少ない程度でしか汚れず、 更に油を含む汚れを簡単に除去できる。 したがって、本発明は、 ａ）エステルクォート２〜４０重量％、好ましくは２〜１０重量％、 ｂ）汚れ防止ポリマー０.０１〜５重量％、好ましくは０.１〜５重量％、及び要 すれば ｃ）アルキル及び／又はアルケニルスルフェート０.１〜１０重量％ を含む水系織物及び繊維用助剤に関する。 本発明は、 ａ）エステルクォート０.５〜１０重量％ ｂ）汚れ防止ポリマー０.０１〜５重量％ ｃ）アルキル及び／又はアルケニルスルフェート０.１〜１０重量％ を含む水系髪手入れ製剤にも関する。 最後に、本発明は、製剤に対して１〜５０重量％、好ましくは３〜２５重量％ で存在しうる界面活性剤、特に織物又は繊維用助剤、例えば調整剤及び柔軟剤並 びに髪手入れ剤、例えば、シャンプー及びリンスの製造の為の本発明による洗剤 混合物の使用にも関する。 助剤及び添加剤 本発明による洗剤混合物は、意図される特定の用途によって決定される種類及 び量の他の助剤及び添加剤を含んでよい。混合物は、他の成分と相溶性のある少 量の界面活性剤を含んでよい。一般的な例は、脂肪アルコールポリグリコールエ ーテルスルフェート、エーテルカルボン酸、モノグリセリドスルフェート、アル キルアミドベタイン及びタンパク質脂肪酸縮合物である。 本発明による洗剤混合物が含んでもよい他の助剤及び添加剤は、アルコキシル 化脂肪アルコール又はソルビタンエステルのような乳化剤である。過脂剤は、例 えばポリエトキシル化ラノリン誘導体、レシチン誘導体及び脂肪酸アルカノール アミドのような物質から選択されてよく、脂肪酸アルカノールアミドは、泡安定 剤としてもはたらく。適した増粘剤は、例えば、ポリサッカリド、特にキサンタ ンガム、グアーグアー(Guar-Guar)、寒天、アルギン酸塩、及びチロース、カル ボキシメチルセルロース及びヒドロキシエチルセルロース、比較的高分子量のポ リエチレングリコールの脂肪酸とのモノエステル及びジエステル、ポリアクリレ ート、ポリビニルアルコール及びポリビニルピロリドン並びに塩化ナトリウム及 び塩化アンモニウムのような電解質である。本発明に関して、生物由来の試薬は 、例えば、植物抽出物、タンパク質水解物及びビタミン複合体である。従来のフ ィルム形成体は、例えば、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン／ビニルア セテートコポリマー、アクリル酸系のポリマー、４級セルロース誘導体及び類似 化合物である。適した防腐剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデ ヒド溶液、パラベン、ペンタジオール又はソルビン酸である。適した真珠光沢剤 は、 例えば、エチレングリコール二ステアリン酸エステルのようなグリコール二ステ アリン酸エステル、及び脂肪酸モノグリコールエステルである。使用される染料 は、例えば、１９８４年にヴァインハイム(Weinheim)でフェァラーク・ヒェミー (Verlag Chemie)によって出版されたファルプシュトッフコミスィオーン・デァ ・ドイチェン・フォルシュングゲマインシャフト(Farbstoffkommissin der Deut schen Forschungsgemeinschaft)８１〜１０６頁の「コスメティシュ・フェ ために認められた及び適したいずれかの物質から選択してよい。これらの染料は 、通常混合物全体に対して０.００１〜０.１重量％の濃度で使用される。 全体で、助剤及び添加剤は、製剤の１〜５０重量％、好ましくは５〜４０重量 ％を構成する。 どのような制限も受けることなしに、本発明を次の実施例により説明する。 実施例 Ｉ．使用される成分 Ａ１）メチルスルフェート塩の形態のメチル４級二牛脂脂肪酸トリエタノールア ミンエステル デヒクォート(Dehyquart、商標)ＡＵ４６、プルクラ・エス・アー(Pulcra S.A.) 、スペイン国バルセロナ Ａ２）ジメチルジステアリルアンモニウムクロリド 連邦共和国フランクフルト Ａ３）１−メチル−２−牛脂−３−牛脂脂肪アミノアミドエチルイミダゾリウム メトスルフェート レヴォクォート(Rewoquat、商標)Ｗ７５００、レヴォ・ヒェーミシェ・ヴェルケ ・ゲーエムベーハー(Rewo Chemiche Werke GmbH)、ドイツ連邦共和国シュタイナ ウ・アー・デー・シュトラアセ（Steinau a.d.Str.） Ｂ１）テレフタル酸／エチレングルコール／ポリエチレングリコール／ポリエス テル／ナトリウムスルフェート混合物（１：１） レペロテツクスＳＲＰ３、ローヌ−プーラン Ｃ１）牛脂脂肪酸スルフェートナトリウム塩 スルホポン(Sulfopon、商標)Ｔ５５、ヘンケル・コマディットゲゼルシャフト・ アウフ・アクチェン(Henkel KGaA)、ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ II．性能試験 ａ）柔軟効果 繰り返しの洗浄によって堅くなった木綿布[モルトン(Molton)]を、ワッカー(W acker)洗濯機内で製剤Ｆ１〜Ｆ１１によって処理した。以下のパラータに調整し た。 濃度 ：４g/l 液量 ：布１：水１０ 水硬度 ：１６°d 濯ぎ時間：５分間 柔軟性を、６人の経験のある試験官によって主観的に評価し、０〜６の範囲（ ０＝堅く粗い、６＝柔らかくふくらみがある）のスコアを得た。 ｂ）汚れ防止力 ラウンデローメータ内で、ポリエステル（防皺加工）布を柔軟剤Ｆ１〜Ｆ１１ によって５サイクル処理した。以下のパラメータに調整した。 柔軟剤の用量：４g/l 液量：繊維１：水１０ 水硬度：１６°d 濯ぎ時間：１０分間 それぞれ５サイクル後、その布をリン酸塩を含まない一般洗剤［ディキサン（Di xan、商標）、ヘンケル・コマディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン、 用量１０g/l、液１：１０］によって４０℃で洗浄した。次いで、１mlのエンジ ン油で布に汚れを付けた。柔軟剤によって前処理した汚れた布を、次いで再度洗 浄し、染みの除去を以下の範囲で、視覚的に評価した。 ０＝完全な除去 １＝跡が見える ２＝かすかな染みが残る ３＝はっきりと目でわかる染みが残る ４＝大きな染みが残る ５＝染みは完全にそのまま 結果を表１に示す。製剤Ｆ１〜Ｆ５は、本発明に対応し、一方、製剤Ｆ６〜Ｆ １１は、比較のためである。パーセントは、重量％である。 実施例は、エステルクォートの汚れ防止ポリマーとの組み合わせが、従来のク ォートの同じ汚れ防止ポリマーとの組み合わせより、良好な柔軟性及び良好な染 み除去を達成することを示す。染みの除去の効果は、アルキルスルフェートの添 加 によって更に改良できる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フェルケル、テオドル ドイツ連邦共和国 デー−40699 エルク ラート、アム・デュッセルウーファー ２ 番 (72)発明者 オッセト、ミゲル スペイン国 エー−08015 バルセロナ、 タマリット 140、２−２番 (72)発明者 ピー、ラファエル スペイン国 エー−08400 グラノジェル ス、ロヘール・デ・フロール10オクタボ・ セグンダ番

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １.４級化アンモニウム化合物（クォート）として、式（Ｉ）、（II）又は（I II）： ［式中、Ｒ¹ＣＯは、６〜２２個の炭素原子を含むアシル基であり、Ｒ²及びＲ³ は、独立して、水素を表すか又はＲ¹ＣＯと同じ意味を有し、Ｒ⁴、Ｒ⁵、Ｒ⁶及 びＲ⁷は、独立して、１〜４個の炭素原子を含むアルキル基又は(ＣＨ₂ＣＨ₂Ｏ)_q Ｈ基を表し、Ｒ⁵は、１〜４個の炭素原子を含むアルキル基であり、ｍ、ｎ及び ｐは、合計で０又は１〜１２の数であり、ｑは１〜１２の数であり、並びにＸは 、ハライド、アルキル硫酸塩又はアルキルリン酸塩を表す。］ で示される４級化脂肪酸エステル塩（エステルクォート）を含むことを特徴とす る４級化アンモニウム化合物（クォート）及び汚れ防止ポリマーを含む洗剤混合 物。 ２．混合物の活性物質又は固体物の含量に基づいて７０：３０〜９９.５：０. ５の重量比でエステルクォート及び汚れ防止ポリマーを含むことを特徴とする請 求項１に記載の洗剤混合物。 ３．式（IV）： Ｒ⁸Ｏ−ＳＯ₃Ｙ （IV） ［式中、Ｒ⁸は、６〜２２個の炭素原子を含む直鎖又は分枝状の脂肪族アルキ ル及び／又はアルケニル基であり、及びＹは、アルカリ金属又はアルカリ土類金 属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム又はグル カンモニウムである。］ で示されるアルキル及び／又はアルケニルスルフェートを他の界面活性剤として 含むことを特徴とする請求項１又は２に記載の洗剤混合物。 ４．エステルクォートに対して１〜１００重量％のアルキル及び／又はアルケ ニルスルフェートを含むことを特徴とする請求項３に記載の洗剤混合物。 ５．ａ）エステルクォート２５〜４０重量％、 ｂ）汚れ防止ポリマー０.０１〜５重量％、及び要すれば ｃ）アルキル及び／又はアルケニルスルフェート０.１〜１０重量％ を含む水系織物及び繊維用助剤。 ６．ａ）エステルクォート０.５〜１０重量％ ｂ）汚れ防止ポリマー０.０１〜５重量％、及び要すれば ｃ）アルキル及び／又はアルケニル硫酸塩０.１〜１０重量％ を含む水系髪手入れ製剤。 ７．界面活性剤製造のための請求項１に記載の洗剤混合物の使用。