JPH09507947A - 情報伝送方法、情報キャリア、情報伝送のための装置及び情報を受けるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 CD-ROM又はCD-DAのような特定のアプリケーションの情報は、特定の情報構造に従って組織化され、それと関係するアプリケーションデータも含む。ブロック（２）へ副分割される情報信号（１）の一つ又はそれ以上の情報構造に従って組織化された情報を伝送するための方法が開示される。各ブロックのヘッダ（１２）はアプリケーションコード（４）及びアプリケーションデータ（７）を含み、前記アプリケーションデータの構造は曲記アプリケーションコードに依存する。層状階層構造（４１、４２）に従って、当該ブロックはグループアプリケーションコード（５）を持つグループ内に組織化され、当該グループはボリュームアプリケーションコード（６）を持つボリューム内に組織化される。本発明は、いつでも前記情報構造を知ることを可能とする。さらに、情報信号が記録される情報キャリアが説明される。またこのような情報信号を受け取るための装置と伝送するための装置とが説明される。

Description

【発明の詳細な説明】 情報伝送方法、情報キャリア、情報伝送のための装置及び情報を受けるための 装置 技術分野 本発明は、一つ又はそれ以上の情報構造に組織化された情報を表現する情報信 号により情報を伝送する方法に関し、当該情報信号はブロックに副分割され、前 記情報に関するアプリケーションデータを含む。 本発明はさらに、情報キャリアに関し、当該情報キャリア上に一つ又はそれ以 上の情報構造に組織化された情報を表現する情報信号が記録され、当該情報信号 はブロックに副分割され、前記情報に関するアプリケーションデータを含む。 本発明はさらに、情報を伝送するための装置及び情報を受けるための装置にも 関し、両方とも前記方法に用いられるべきである。 背景技術 このような方法及び情報キャリアは、Standard ECMA-130のData Interchange on Read-Only 120 mm Optical Data Disksに詳細に既述されている既知のCD-ROM システムに用いられる。当該既知の方法において、情報、即ち音声情報又はデジ タルデータを表す情報信号は、既知の情報キャリアのコンパクトディスクに記録 される。装置は情報キャリアから情報信号を読み取り、目的地のための情報を復 元する。デジタルデータが伝送されるとき、前記情報信号はブロックに副分割さ れる。当該情報に加えて、いわゆる定義されたアプリケーションデータがCD-ROM 上のサブコードチャネルにより伝送することができる。これらのアプリケーショ ンデータは、音声情報又はトラックへの副分割、再生時間又はカタログ番号のよ うなデジタルデータに関する情報を含む。 既知の方法の要件は、情報処理のための情報構造が目的地のエンドで知られる べきであるということである。伝送される情報の情報構造を簡易なやり方で決め ることは、不可能である。加えて、サブコードチャネルは、異なる信号処理のた めアプリケーションデータを伝送するためには適切ではない。 発明の開示 本発明の目的は、例えば、情報及びアプリケーションデータが、あらかじめ情 報構造を知る必要なく目的地へ伝送できる手段を提供することである。 本発明の第１の観点によると、冒頭に定められたタイプの方法は、アプリケー ションデータがブロック内に含まれ、各ブロックが情報構造を示すアプリケーシ ョンコードを含み、前記アプリケーションデータの当該構造が前記アプリケーシ ョンコードに依存することを特徴とする。 本発明は、各ブロックの情報構造が、異なる情報構造を持つブロックから情報 を他の時間に解析する必要なしに及びメモリ内に結果を蓄積する必要なしに知ら れるという利点がある。 CD-ROMサブコードqチャネルの制御フィールドがチャネルの数及びプリエンフ ァシス有り又は無しのような音声モードに関するアプリケーションデータを運ぶ ということは、観察されるべきである。そのときある値は、デジタルデータが存 在するということを示す。この値は、このようにCD-ROMの場合(ECMA-130,22.3.1 )に忠実であるべきであるが、実際は音声情報が存在せず明白なデジタル伝送チ ャネルがあるということを示すだけである。CD-ROMの場合においては、このチャ ネルは、情報信号がブロックへ副分割されるという既知の型で用いられる。各ブ ロックは、２個の可能なエラー訂正システム又は空ブロックの何れかを示すモー ド指標を含む。このようなモード指標は、アプリケーションコードを考慮してな い、なぜならばこのモード指標は、伝送される情報の情報構造と全く関係がなく 、情報伝送チャネルのパラメータに関するだけであるからである。目的地はこの モード指標を処理せず、このモード指標から前記情報構造について何も引き出す ことができない。 本発明はさらに、アプリケーションデータがそれらと関係する情報と同時に利 用可能であるという利益がある。 本発明はさらに、情報伝送の間情報密度が高いという利益を持つ、なぜならば シンボルが情報を表現するというやり方が各情報構造に対して最小の冗長度で選 ばれることができるからである。 本発明は、アプリケーションデータの情報密度が高いという付加の利益を持つ 、なぜならばシンボルがアプリケーションデータを表現するというやり方が各情 報構造に対する最小の冗長度で選ばれることができるからである。 さらに、本発明は、異なる情報構造を持つ情報を異なる目的地へ伝送すること が可能であるか、又は提供される情報フローから目的地のための情報をその目的 地が選択できるという利益がある。 さらに、本発明は、情報伝送の間ブロックが失われたならば各ブロックの情報 構造は当該情報伝送が再び復元した後で即座に知られるという利益がある。 本発明の他の利益は、装置を変形せずに、方法がまだ確立されてない新しい情 報構造を持つ情報を伝送するのに適するだろうということである。あるときの全 ての望ましい既知のアプリケーションや将来のアプリケーションのための拡張に 適する普遍的な情報構造を設計することは、ほとんど不可能である。例えばデジ タルやシンボルのようなユニバーサルの流れに情報を含む方法又は情報キャリア は、このような普遍的な情報構造のためにアレンジすることはできない。しかし ながら、このような方法又は情報キャリアは、もし情報構造が最小の意味あるセ ットのシンボルであるブロック自身から、明白に認知されることができるならば 、実に普遍的にできる。新しい情報構造の情報は、前に既に決められた情報構造 とともに、択一的に伝送できる。 一つ又はそれ以上のサブ構造を有する情報構造の方法の実施例は、各ブロック 内のサブ構造がアプリケーションデータに依存するということを特徴とする。こ の実施例は、情報密度がとても高いという利益がある、なぜならばシンボルが情 報を表現するというやり方は、情報構造の各サブ構造に対する最小冗長度で選ば れることができるからである。目的地のポイントで、情報処理をその特定のサブ 構造へ簡易に合わせることができる。 情報信号がグループに副分割され且つグループが複数のブロックを含む方法の 他の実施例は、当該グループが、その特定のグループの全てのブロックに関係す るグループアプリケーションコードを含むことを特徴とする。この実施例は、装 置がグループアプリケーションコードから情報構造をある期間に知り、各ブロッ クのアプリケーションコードを解析する必要がないという利益がある。 方法の他の実施例は、グループアプリケーションコードがその特定のグループ 内のブロックの各々のアプリケーションコードと等しく、当該グループ内のブロ ックが異なるアプリケーションコードを持つならばグループアプリケーションコ ードがあらかじめ決められた値を持つということを特徴とする。この実施例は、 考慮中のブロック内のアプリケーションコードが変化するかどうかを前記グルー プアプリケーションコードから装置が引き出すことができるという利益がある。 情報信号がボリュームに副分割され、ボリュームが複数のグループを有する方 法のための他の実施例は、当該ボリュームが、その特定のボリュームの全てのグ ループに関係するボリュームアプリケーションコードを持つということを特徴と する。この実施例は、装置が情報構造を前記ボリュームアプリケーションコード からある期間に引き出し、各グループのアプリケーションコードを解析する必要 がないという利益がある。 方法の他の実施例は、ボリュームアプリケーションコードがその特定のボリュ ーム内のグループの各々のグループアプリケーションコードと等しく、当該ボリ ューム内のグループが異なるグループアプリケーションコードを持つならばボリ ュームアプリケーションコードがあらかじめ決められた値を持つということを特 徴とする。この実施例は、考慮中のグループ内のグループアプリケーションコー ドが変化するかどうかを前記ボリュームアプリケーションコードから装置が引き 出すことができるという利益がある。 本発明の第２の観点によれば、冒頭で定められた型の情報キャリアは、アプリ ケーションデータがブロック内に含まれ、各ブロックは情報構造を示すアプリケ ーションコードを含み、一方アプリケーションデータの構造は前記アプリケーシ ョンコードに依存するということを特徴とする。本発明のこの実施例は、例えば 、テープのような情報キャリアの早送り操作の後で任意のポイントで装置が当該 情報キャリアを読み出すことを始めるとき、各ブロックに対して情報構造及びこ れらの構造を持つアプリケーションデータがあらかじめ既知であるという利益が ある。 本発明の第３の観点によれば、冒頭に定められた情報信号を受けるための手段 、 情報を処理するための手段及びアプリケーションデータを処理するための手段を 有する装置は、当該装置が、各ブロックからのアプリケーションデータを復元す るための手段、アプリケーションコードを検出するための手段、検出されたアプ リケーションコードに依存して情報処理手段を適合化するための手段及び前記検 出されたアプリケーションコードに依存してアプリケーションデータ処理手段を 適合化するための手段を含むことを特徴とする。この実施例は、分離チャネル又 はユーザによる制御情報を前記装置へ伝送する必要性なしに、異なる情報構造を 持つ情報が受けられ処理できるという利益がある。 情報受け取り装置に対する他の実施例は、当該装置が、アプリケーションデー タに依存する情報処理手段を適合化するための適合化手段を有することを特徴と する。 情報受け取り装置に対する他の実施例は、当該装置がグループアプリケーショ ンコードを検出するための検出手段と当該アプリケーションコード検出手段を適 合化するための適合化手段とを有するので、グループアプリケーションコードが あらかじめ決められた値を持たないならば前記グループアプリケーションコード により、前記アプリケーションコードが置き換えられることを特徴とする。この 実施例は、例えば、前記装置が各ブロックの後で情報構造を変えるのに適さない ならば、前記アプリケーションコード検出手段がより低いレートで操作すること が許容されるという利益がある。 前記情報受け取り装置に対する他の実施例は、当該装置がボリュームアプリケ ーションコードを検出するための検出手段とグループアプリケーションコード検 出手段を適合化するための適合化手段とを有するので、前記ボリュームアプリケ ーションコードがあらかじめ決められた値を持たないならば、前記グループアプ リケーションコードが前記ボリュームアプリケーションコードにより置き換えら れるということを特徴とする。この実施例は例えば、装置が特定の情報構造を処 理するのに適さないならば、このような情報構造を持つボリュームは直ちに拒絶 されるという利益がある。 前記情報受け取り装置に対する他の実施例は、当該装置が、情報信号が記録さ れる情報キャリアからの情報信号を読みとるための読み取り信号を有することを 特徴とする。 本発明の第４の観点によれば、冒頭に定められた情報信号を伝送するための装 置は、当該装置が情報の情報構造に依存して実行されるべき操作であるアプリケ ーションコードを発生するための手段とアプリケーションデータの構造を決める ための手段とを有することを特徴とする。 情報構造が一つ又はそれ以上のサブ構造を持つ情報伝送装置に対する他の実施 例は、当該装置が、情報のサブ構造に依存してアプリケーションデータを発生す るための手段を有することを特徴とする。 情報伝送装置に対する他の実施例は、当該装置が、特定のグループの全てのブ ロックに関係するグループアプリケーションコードを発生するための手段を有し 、当該グループアプリケーションコードはその特定のグループ内のブロックの各 々のアプリケーションコードと等しく、もしグループ内のブロックが異なるアプ リケーションコードを持つならば、当該グループアプリケーションコードはあら かじめ決められた値を持つということを特徴とする。 情報伝送装置に対する他の実施例は、当該装置が、特定のボリュームの全ての グループに関係するボリュームアプリケーションコードを発生するための手段を 有し、当該ボリュームアプリケーションコードはその特定のボリューム内のグル ープの各々のグループアプリケーションコードと等しく、もし当該ボリューム内 のグループが異なるグループアプリケーションコードを持つならば、当該ボリュ ームアプリケーションコードはあらかじめ決められた値を持つことを特徴とする 。 情報伝送装置に対する他の実施例は、当該装置が、前記情報キャリア上の情報 信号を記録するための記録手段を有することを特徴とする。 図面の簡単な説明 本発明は、第１図から第１２図を参照してさらに説明されるだろう。 第１図はブロックへ副分割された情報信号を示し、第２図は情報伝送システム を示し、第３図は情報キャリアを示し、第４図はアプリケーションコードに対す る層構造を示し、第５図はヘッダを持つブロックの副分割を示し、第６図はアプ リケーションコードとアプリケーションデータとを含むブロックのヘッダを示し 、 第７図は情報キャリアに対するテーブルの内容を示し、第８図はボリュームアプ リケーションコードを持つディスク識別テーブルを示し、第９図はトラックアプ リケーションコードを持つトラック識別テーブルを示し、第１０図は情報キャリ アと情報を受けるための装置とを示し、第１１図はラジオ信号を介して情報を伝 送するための装置を示し、第１２図はマスタ情報キャリアを介して情報を伝送す るための装置を示す。 発明を実施するための最良の形態 第１図は、ブロック２へ副分割される情報信号を概図的に示す。情報は、物理 的情報信号、例えば電気的又は光学的信号値により慣習的に表現されるシンボル 情報フロー１内に含まれる。複数のシンボルは、情報の意味ある総量を収集的に 表し、ブロック２と呼ばれる。前記情報フロー１内に、当該ブロックのヘッドを 示す特別な同期パターン（sync）がある。他にブロックを識別する情報の総量で あるいわゆるヘッダ１２は、各ブロックに付随される。第５図は、ヘッダを持つ このようなブロックのさらに詳細な表現を与える。ブロック内のシンボルは、音 声、ビデオ、コンピュータソフト又は各種の組み合わせの特定の型の情報を表す 。シンボルが情報のこれらの異なる型を表現するやり方は異なり、このやり方を 観察する必要はないが、情報信号からの情報の復元の際に常に知られるべきであ る。この表現のやり方は、情報構造と呼ばれる。このような情報構造の例は、CD -DA(CD Digital Audio)又はKluwer著"Compact Disc-Interactive，a designer's overview"(ISBN 9020121219)に既述されているCDIである。このやり方で表現さ れる情報に加えて、多くのアプリケーションは、当該情報に関係するここにアプ リケーションデータと呼ばれる支援情報を必要とする。音声情報とともに、例え ば再生時間又は音楽タイトルを示す必要がある。他のアプリケーションとして、 例えば前記CDIのようなアプリケーションデータの手段により、情報構造のサブ 構造を示す必要がある。当該CDI情報構造で、例えばビデオ、音声等のようなど のタイプの情報と関係するかを示す利用可能なアプリケーションデータがある。 これらのアプリケーションデータは、信号、例えば音声のための周波数範囲、ビ デオのための解像度及びカラーテーブルを蓄積するために用いられるコーディン グ方法に 関する表示も含む。一般に、前記アプリケーションデータの構造は、前記情報構 造に依存し、このようにいつも異なる。その場合、目的地は、当該アプリケーシ ョンデータの構造を知るべきである。本発明による方法において、これらのアプ リケーションデータ７は、前記ブロック内に含まれ、各ブロックは前記情報構造 を表示するアプリケーションコード４を受け取り、前記アプリケーションデータ の構造は前記アプリケーションコードに依存する。これらの付加は、前記ブロッ ク内のヘッダ１２内に好ましくは含まれる。 第２図は、本発明による情報伝送を実行するためのシステムを示す。当該シス テムは、情報を伝送するための装置２１、情報信号伝送のためのチャネル２２及 び情報を受けるための装置２３を有する。当該伝送装置は、一つ又はそれ以上の ソースにより供給される情報からの情報フローを組立て及び／又は情報自身をつ くる。それから、伝送装置２１は、前記伝送チャネル２２に適する形式で前記情 報フロー１をエンコードする。前記伝送チャネル２２は、慣習的型、例えばモデ ムを持つ電話リンク、データネットワーク又はサテライトリンクのようなもので よい。前記伝送チャネル２２は、情報信号が記録される情報キャリア、例えば情 報信号が磁気的又は光学的に読みとり可能なパターンで表されたテープ又はディ スクを利用してもよい。前記アプリケーションコードを基にして情報構造が前記 受け取り装置へ知られるので、前記受け取り装置２３は、情報信号から前記情報 フロー１を検出し、その特定の情報構造に従う情報を処理する。前記アプリケー ションコードにより定められる構造に従って、必要があれば、前記アプリケーシ ョンデータは変換される。当該方法は、明らかに信号伝送の前述の例に制限され ず、現実の情報伝送の前にソースと目的地との間のコミュニケーションの可能性 がないシステム、例えばCD上の情報の分配又は無線波又はLANを通じての各種の 不可知の数の受信器による情報の伝送のようなデジタル的にコーディングされた 情報伝送に対するシステムに顕著に適している。このようなコミュニケーション で用いられるあらかじめ決められた情報構造は、テレコミュニケーション内でプ ロトコルと呼ばれる。このようなプロトコルが不可能ならば、目的地は、情報構 造を知るべきである。高い情報密度と小さい冗長度のため、情報信号から常に絶 対的に利用可能でなければならない情報構造を引き出すことは簡単ではない。信 号 が一つ以上の情報構造の情報を伝送できるならば、情報信号自身内に情報構造及 び関連情報、例えば誤差訂正方法又は伝送されるべき情報のタイトルを開示する ことは、とても魅力的である。アプリケーションコード及びアプリケーションデ ータとともに、各ブロックに対する情報構造が前記情報信号自身から引き出され ることは可能である。 第３図は、情報信号がスパイラルな物理的パターン内に記録されるディスク３ ０の形式の情報キャリアの例を示す。当該ディスクは、一つ又は複数のブロック を含むトラック３１に局部的に副分割される。これらのトラックは、この場合に 情報フロー内のグループを形成し、一方当該ディスクはボリュームを形成する。 情報キャリアは、複数のボリュームも有してもよく、このような情報キャリアは このときマルチセッションキャリアと呼ばれる。「Table of Contents」は、こ の目的のために意図されたディスク上の領域３２内に記録される。この「Table of Contents」は、前記キャリアとトラックとについての情報を含み、このよう なテーブルの例が第７図に示される。「Table of Contents」から、ブロックが 合わさってトラックを形成することが知られる。魅力的オプションは、このテー ブル内のトラック全体に対するトラックアプリケーションコードを含むことであ る。前記受け取り装置は、このテーブルから全てのブロックの情報構造が即座に わかるので、この構造は各ブロックに対して新たに決められる必要はない。これ は、前記情報構造を検出し適合化させるための手段の必要速度を減らす。あらか じめ決められたコード、例えば$FF（１６進法システム）は、トラック内のブロ ックが異なるアプリケーションコードを持ち、前記情報構造がブロック毎に決め られるべきであることを示す。当該情報キャリアは、例えば第１型のコンピュー タシステムに対する第１フォーマット形式の情報と第２型のコンピュータシステ ムに対する第２フォーマット形式の情報を含んでもよい。前記情報キャリアを二 つのトラックに副分割することにより、第１又は第２の型のコンピュータシステ ムからの指示を受ける読み取り装置は、各コンピュータシステムが他方の情報か らそのシステムのために意図された情報を識別する機能を持つ必要なく、その特 定の情報構造の情報だけを当該コンピュータシステムへ簡単に提供できる。他の 改善は、前記情報キャリアがボリュームアプリケーションコードを含むことで達 成される。 ここにあらかじめ決められた値、例えば$FFは、全てのトラックアプリケーショ ンコードが同じではないということを示す。結果として、読み取り装置は、この 情報キャリア上の全ての情報が処理されることができるかどうか又はトラック当 たり他の解析が必要かどうかを簡単に決定できる。 第４図は、アプリケーションコードに対する層状構造を示す。前記情報フロー １内の各ブロックは、アプリケーションコード４を持つ。当該ブロックは、接続 線４１により概図的に示されるように、グループに副分割される。各グループに 対して、当該グループ内の全てのブロックに関係するグループアプリケーション コード５が添えられる。線４２により概図的に示されるように、前記グループは 一緒になってボリュームを形成する。ボリュームアプリケーションコード６は、 当該ボリュームに加えられる。さらに、情報構造が決められるやり方は、第３図 の情報キャリアに関して述べられているように、階層構造に従って、最初にボリ ュームアプリケーションコードが検出され、それからグループアプリケーション コードが検出され、必要なら各ブロックのアプリケーションコードが検出される 。 第５図から第９図までは、項目の位置及び長さがバイトで記述されるテーブル を示す。これらは、単なる例として役立つ。 第５図は、ブロックの構造を示す。前記ブロックの始まりに、当該ブロックの 始まりを示す同期シンボル５１が位置される。これらの次はヘッダ１２であり、 それから特定の情報構造の情報のためのフィールド５２である。最後に、数個の シンボル５３が加えられ、これらシンボル５３は、伝送中前記ブロック内のどこ かに発生したエラーを検出することを可能とする。 第６図は、アプリケーションコード４とアプリケーションデータ７とを持つブ ロックのヘッダを示す。慣習的に、このようなヘッダはブロックを単一的に識別 するアドレス６２を含む。加えて、このヘッダはトラック番号６３を含むので、 「Table of Contents」を調査することさえなしでさえ、前記トラック番号を検 出することが可能である。他に、ブロック番号６３は、情報フロー１内のランダ ムな順番の異なるトラック番号のブロックを含むことは可能である。前記ヘッダ の情報が正しいということが、ブロックの情報の処理にとって非常に重要である ので、慣習的なCRC(Cyclic Redundancy Check)型のチェックコード６４が加えら れ る。このようなコードにより、前記ヘッダ内の情報がエラーを含むかどうかをチ ェックすることは、簡単で高い信頼性あるやり方でできる。 第７図は、ディスク３０に対する「Table of Contents」のための実施例であ る。この「Table of Contents」は、システム識別７１を含み、情報キャリアに 関する異なる型の情報のためのフィールドへさらに副分割される。フィールド７ ２は、ディスク識別テーブルを含み、第８図に詳細に示される。さらに、フィー ルド７３は、各トラックのトラック識別テーブルのためにリザーブされ、その中 身は第９図に示される。 第８図に示される前記ディスク識別テーブルは、例えばディスク上のトラック の数のようなデータを含んでもよい。前記ディスク識別テーブルは、前記ボリュ ームアプリケーションコード６に対して高位の立場である。 第９図は、トラック識別テーブルを示す。このようなトラック識別テーブルは 、前記ディスクの「Table of Contents」内の各トラックに対して繰り返される 。このトラック識別テーブルは、例えばトラック内の最初と最後のブロックのア ドレスのようなデータを含んでもよい。トラックは、この場合グループを形成す る。当該トラック識別テーブルは、このようにグループアプリケーションコード ５にとって適切な立場でもある。 第１０図は、ディスク３０上に蓄積された情報を受けるための装置を示す。デ ィスク３０は、放射ユニット８１によりディスクにフォーカスされる放射ビーム ８０により掃引される。反射される放射線は、情報信号を表現するディスク上の 効果により影響される。当該放射ユニット８１は、この反射された放射線から前 記情報信号を引き出す。（図示されてない）慣習的型のシステム制御器は、トラ ック３１にわたって前記ディスクの回転の速度と前記放射ユニット８１の位置決 めとを制御する。同期（sync）ユニット８２は情報信号から情報フロー１へ変換 し、同期パターン１１に応答してこの情報フロー内にブロックを分離する。ブロ ックは、前記同期ユニット８２から処理ユニット８３と検出ユニット８４とへ伝 送される。前記処理ユニットから情報は、出力部８５を通して一つ又はそれ以上 の目的地へ行く。これらの目的地は、例えば音声システム及び画像スクリーンで あってもよい。前記アプリケーションコードは、前記検出ユニット８４内で検出 され、特定の情報構造に従って、情報を処理するための処理ユニットをセッティ ングするために用いられる。前記情報構造が例えばCDI構造であるならば、前記 処理ユニット８３は各ブロックから最初に前記アプリケーションデータを取り出 す、なぜならばこれらのアプリケーションデータは、どのサブ構造が特別の圧縮 アルゴリズムに従ってエンコードされる例えば音声信号を前記ブロック内の情報 が持つかを示すからである。とりわけ、前記検出ユニット８４は、前記トラック アプリケーションコードと前記ボリュームアプリケーションコードとを検出する ための手段も有してもよい。第３図を参照して述べられたように、前記検出ユニ ットは、より長い期間のために前記処理ユニットの一度だけのセッティングを供 給するために前記トラックアプリケーションコードと前記ボリュームアプリケー ションコードとを利用してもよい。前記検出ユニットは、前記システム制御器へ 前記トラックアプリケーションコード及びボリュームアプリケーションコードを 伝えてもよく、装置がその特別の情報構造を処理できないか、ユーザが情報キャ リアからの情報の特別な型を読むように前記システム制御器を指示したならば、 このシステム制御器はその特定のトラックをスキップしてもよく、又は、全体の 情報キャリアを拒絶してもよい。前記アプリケーションコードに応答してブロッ クが正しい処理ユニットへ伝送される（図示されない）種々の処理ユニットがあ ってもよい。 第１１図は、情報を伝送するための装置を示す。マイクロフォン又は図形的コ ンピュータデータのような一つ又はそれ以上のソース９１からの情報が、処理ユ ニット９２により所望の情報構造へエンコードされ、ブロックに副分割される。 発生器９３は、前記情報構造に応答してアプリケーションコード、グループアプ リケーションコード及びボリュームアプリケーションコードを決める。（図示さ れない）システム制御器は、グループ及びボリュームへ情報の副分割をするため にユーザにより指示され、この副分割は、前記発生器９３へ伝えられる。前記情 報フローは、同期ユニット９４により情報信号へ変換され、同期パターン１１を 具備する。伝送ユニット９５は、前記情報信号を増幅し、例えば情報キャリア上 にその信号を変調し、アンテナ９６を介して前記情報信号を一つ又はそれ以上の 受信器へ伝送する。図示された装置は、例えば無線伝送基地でもよく、第２の情 報構造を持つ交通情報が第１の情報構造を持つ音楽信号とともに伝送される。グ ループは区域を記述するために用いられ、ボリュームは領域を記述するために用 いられてもよい。第３の情報構造は、そのとき例えば、共に伝送する歌のテキス トであるので、これらは受信器上に示される。グループはトラックでもよく、ボ リュームはプログラムでもよい。このようなレイアウトに対しては、各クロック のヘッダ内にグループ番号を含むことも望ましい、なぜならばその場合異なる情 報構造を持つブロックは、選択的に伝送できるからである。例えば、音声情報は 目的地で連続するフローへ変換されるべきであり、いわゆる定められた実時間特 性である。他のブロックが前記音声情報フロー内の大きな中断を生じるならば、 これは前記受け取り装置内の大きなメモリを必要とし、伝送と受信との間の付加 の遅れとなる。 第１２図は、情報を伝送するための装置を示し、当該情報は情報キャリア上に 分配される。最初にマスタ情報キャリアは、この装置で作られる。このマスタ情 報キャリアから、情報キャリアの量産が、（図示されない）モールドとプレスと で慣習的な工程により作られる。この装置において、処理ユニット９２は、ビデ オカメラのような一つ又はそれ以上のソース９１からの情報、又はコンピュータ プログラム及びサブタイトルのようなアプリケーションデータを所望の情報構造 へエンコードし、この情報をブロックへ副分割する。前記トラックにわたる情報 の分配が例えばエディタにより決定され、前記発生器９３へ伝えられる。前記発 生器９３は、前記情報構造の機能として、前記アプリケーションコード、前記ト ラックアプリケーションコード及び前記ボリュームアプリケーションコードを決 め、同期ユニット９４内の前記アプリケーションデータの構造を蓄積する。前記 情報フローは、同期ユニット９４により情報信号へ変換され、前記同期パターン １１を具備する。チャネルコーティングユニット１００は、ディスクのような情 報キャリアに対して適するやり方で前記情報信号をエンコードし、当該情報信号 を前記放射ユニット１０１へ伝送する。放射ユニット１０１は、放射線ビーム１ ０２により前記マスタ情報キャリア１０３上に効果を導入する。（図示されない ）慣習的型のシステム制御器は、ディスクの回転の速度及び前記トラック３１に わたる放射ユニット１０１の位置決めの制御を供給する。 装置の実施例は、第１０図、第１１図及び第１２図に限定されず、情報の受け 取り及び／又は伝送するための他の装置を有してもよく、必要ならばアプリケー ションコード及びアプリケーションデータは、当該方法で述べられたやり方で情 報フロー内に含まれる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一つ又はそれ以上の情報構造に組織化される情報を表す情報信号により情報 を伝送する方法であり、当該情報信号がブロックに副分割され且つ前記情報に関 係するアプリケーションデータを含む方法において、前記アプリケーションデー タは前記ブロック内に含まれ、各ブロックは前記情報構造を示すアプリケーショ ンコードを含み、一方前記アプリケーションデータの構造は前記アプリケーショ ンコードに依存することを特徴とする方法。 ２．請求項１に記載の方法であって、前記情報構造が一つ又はそれ以上のサブ構 造を有する方法において、各ブロック内の当該サブ構造は前記アプリケーション データに依存することを特徴とする方法。 ３．請求項１又は２に記載の方法であって、前記情報信号はグループに副分割さ れ且つ当該グループは複数のブロックを有する方法において、前記グループが該 特定のグループの全ての前記ブロックと関係するグループアプリケーションコー ドを含むことを特徴とする方法。 ４．請求項３に記載の方法において、前記グループアプリケーションコードは、 該特定のグループ内の前記ブロックの各々の前記アプリケーションコードと等し く、前記グループ内の前記ブロックが異なるアプリケーションコードを持つなら ば、あらかじめ決められた値を持つことを特徴とする方法。 ５．請求項３又は４に記載の方法であって、前記情報信号はボリュームに副分割 され且つ当該ボリュームは複数のグループを有する方法において、前記ボリュー ムが該特定のボリュームの全ての前記グループと関係するボリュームアプリケー ションコードを持つことを特徴とする方法。 ６．請求項５に記載の方法において、前記ボリュームアプリケーションコードは 、該特定のボリューム内の前記グループの各々の前記グループアプリケーション コードと等しく、前記ボリューム内の前記グループが異なるグループアプリケー ションコードを持つならば、あらかじめ決められた値を持つことを特徴とする方 法。 ７．一つ又はそれ以上の情報構造に組織化される情報を表す情報信号が記録され る情報キャリアであって、当該情報信号はブロックに副分割され且つ前記情報と 関係するアプリケーションデータを含む情報キャリアにおいて、前記アプリケー ションデータが前記ブロック内に含まれ、各ブロックが前記情報構造を示すアプ リケーションコードを含み、一方前記アプリケーションデータの構造が前記アプ リケーションコードに依存することを特徴とする情報キャリア。 ８．請求項７に記載の情報キャリアであって、前記情報構造が一つ又はそれ以上 のサブ構造を有する情報キャリアにおいて、各ブロック内の前記サブ構造が前記 アプリケーションデータに依存することを特徴とする情報キャリア。 ９．請求項７又は８に記載の情報キャリアであって、複数のブロックを有するト ラックに副分割され且つ「Table of Contents」を有する情報キャリアにおいて 、前記「Table of Contents」が各トラックのためのトラックアプリケーション コードを含み、このコードが該特定のトラックの全ての前記ブロックと関係する ことを特徴とする情報キャリア。 １０．請求項９に記載の情報キャリアにおいて、前記トラックアプリケーション コードは該特定のトラック内の前記ブロックの各々の前記アプリケーションコー ドと等しく、前記トラック内の前記ブロックが異なるアプリケーションコードを 持つならば、あらかじめ決められた値を持つことを特徴とする情報キャリア。 １１．請求項９又は１０に記載の情報キャリアにおいて、当該情報キャリアは当 該情報キャリアの少なくとも特定の領域内の全ての前記トラックと関係するボリ ュームアプリケーションコードを含むことを特徴とする情報キャリア。 １２．請求項１１に記載の情報キャリアにおいて、前記ボリュームアプリケーシ ョンコードは当該情報キャリアのその特定の領域内の前記トラックの各々の前記 トラックアプリケーションコードと等しく、前記トラックが異なるトラックアプ リケーションコードを持つならば、あらかじめ決められた値を持つことを特徴と する情報キャリア。 １３．請求項１ないし６の何れか１項に記載の方法を実施するための装置であっ て、前記情報信号を受け取るための手段、前記情報を処理するための手段及び前 記アプリケーションデータを処理するための手段を有する装置において、当該装 置は、各ブロックからの前記アプリケーションデータを復元するための手段と、 前記アプリケーションコードを検出するための手段と、当該検出されたアプリケ ーションコードに依存して前記情報処理手段を適合化するための手段と、前記検 出されたアプリケーションコードに依存して前記アプリケーションデータ処理手 段を適合化するための手段とを有することを特徴とする装置。 １４．請求項１３に記載の装置において、当該装置は、適合化手段と、前記アプ リケーションデータに応答して前記情報を処理するための手段とを有することを 特徴とする装置。 １５．請求項１３又は１４に記載の装置において、当該装置は前記グループアプ リケーションコードを検出するための検出手段と前記アプリケーションコード検 出手段を適合化するための適合化手段とを有し、前記グループアプリケーション コードがあらかじめ決められた値を持たないならば、前記アプリケーションコー ドは前記グループアプリケーションコードにより置き換えられることを特徴とす る装置。 １６．請求項１３、１４又は１５に記載の装置において、当該装置は、前記ボリ ュームアプリケーションコードを検出するための検出手段と前記グループアプリ ケーションコード検出手段を適合化するための適合化手段とを有し、前記ボリュ ームアプリケーションコードがあらかじめ決められた値を持たないならば、前記 グループアプリケーションコードが前記ボリュームアプリケーションコードによ り置き換えられることを特徴とする装置。 １７．請求項１３、１４、１５又は１６の何れか１項に記載の装置において、前 記受け取り手段は、前記情報信号が記録される情報キャリアから前記情報信号を 読みとるための読み取り手段を有することを特徴とする装置。 １８．請求項１ないし６の何れか１項に記載の方法で用いられる装置であって、 前記情報信号を伝送するための伝送手段を有する装置において、当該装置は前記 アプリケーションコードを発生するための手段と前記アプリケーションデータの 構造を決めるための手段とを有し、前記情報の当該情報構造に依存して両動作が 実行されるべきであることを特徴とする装置。 １９．請求項１８に記載の装置であって、前記情報構造が一つ又はそれ以上のサ ブ構造を持つ装置において、当該装置が前記情報の前記サブ構造に依存して前記 アプリケーションデータを発生するための手段を有することを特徴とする装置。 ２０．請求項１８又は１９に記載の装置において、当該装置は、特定のグループ の全ての前記ブロックと関係する面記グループアプリケーションコードを発生す るための手段を有し、当該グループアプリケーションコードは、該特定のグルー プ内の前記ブロックの各々の前記アプリケーションコードと等しく、前記グルー プ内の前記ブロックが異なるアプリケーションコードを持つならば、あらかじめ 決められた値を持つことを特徴とする装置。 ２１．請求項１８、１９又は２０に記載の装置において、当該装置は、特定のボ リュームの全ての前記グループと関係するボリュームアプリケーションコードを 発生するための手段を有し、前記ボリュームアプリケーションコードは該特定の ボリューム内の前記グループの各々の前記グループアプリケーションコードと等 しく、前記ボリューム内の前記グループが異なるグループアプリケーションコー ドを持つならば、あらかじめ決められた値を持つことを特徴とする装置。 ２２．請求項１８、１９、２０又は２１の何れか１項に記載の装置において、前 記伝送手段が情報キャリア上の前記情報信号を記録するための記録手段を有する ことを特徴とする装置。