JPH09507686A - 3,4−エポキシ−1−ブテンから誘導されるポリエーテルポリマー - Google Patents

3,4−エポキシ−1−ブテンから誘導されるポリエーテルポリマー

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JPH09507686A JP7519202A JP51920295A JPH09507686A JP H09507686 A JPH09507686 A JP H09507686A JP 7519202 A JP7519202 A JP 7519202A JP 51920295 A JP51920295 A JP 51920295A JP H09507686 A JPH09507686 A JP H09507686A
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Abstract

(57)【要約】 ヨウ化オニウム化合物、例えば、ヨウ化アンモニウムまたはヨウ化ホスホニウム、有機錫化合物、例えば、ヨウ化トリヒドロカルビン錫及び求核性開始剤化合物の存在下における、3,4−エポキシ−1−ブテンの反応または重合によって得られる新規ポリエーテル化合物が開示される。このポリエーテル化合物は、n単位の残基(1)及びm単位の残基(2)を含み、n+mの合計値は2〜70であり、m/(n+m)は0.75超0.98以下であり、且つ残基(1)及び(2)は構造:

Description

【発明の詳細な説明】 3,4−エポキシ−1−ブテンから誘導されるポリエーテルポリマー 本発明は、ある種の新規ポリエーテル化合物に関する。さらに詳しくは、本発 明は構造 の反復単位を含むポリエーテルグリコール及びアルコールに関する。 3,4−エポキシ−1−ブテンの重合及び共重合は公知である。例えば、米国 特許第2,680,109号は、少量の水を含む塩化第二錫を触媒として用いる、3,4 −エポキシ−1−ブテンを含む不飽和1,2−エポキシドの重合を開示している 。英国特許第869,112号ならびに米国特許第3,031,439号及び第3,417,064号は、 少量の水を含む炭酸ストロンチウムを触媒として用いる、3,4−エポキシ−1 −ブテンとエチレンオキシド及びプロピレンオキシドとの共重合を開示している 。 米国特許第3,158,705号、第3,158,581号及び第3,158,591号は、水と予備反応 させられたトリアルキルアルミニウム化合物を触媒として用いる3,4−エポキ シ−1−ブテンの重合による、残基(1)のみから成るポリエーテルの製造を開 示している。これらの特許はまた、水と予備反応させられたトリアルキルアルミ ニウム化合物を触媒として使用する。3,4−エポキシ−1−ブテンとエチレン オキシド、プロピレンオキシド及びエピクロロヒドリンとの共重 合を開示している。米国特許第3,509,118号は、水と予備反応させられたトリエ チルアルミニウムを用いたベンゼン中における3,4−エポキシ−1−ブテンの 重合によって得られた高分子量ポリマーのn−ブチルリチウム分解によって得ら れる、残基(1)のみを含む不飽和ポリエーテルグリコールの製造を開示してい る。 ツルタら、Macromol.Chem.,111,236〜246頁(1968)は、水と予備反応させた ジエチル亜鉛は3,4−エポキシ−1−ブテンを重合させて、残基(1)のみを 含む高分子量ポリマーを収率54%で生成することを開示している。ツルタらはま た、3,4−エポキシ−1−ブテンと触媒としての無水ジエチル亜鉛から、赤外 線分光法によって内部二重結合[残基(2)]の証拠があるポリマーを収率3% で単離できることを開示している。この化学反応についての我々の研究では、単 離可能なポリマーは得られなかった。S.S.Invachevら、J.Polym.Sci.,Poly m.Chem.Ed.,18,2051〜2059頁(1980)は、三フッ化ホウ素エーテル錯化合物を 用いる3,4−エポキシ−1−ブテンのホモ重合を開示している。彼らはさらに 、停止反応速度が連鎖生長反応速度よりもはるかに速いため、3,4−エポキシ −1−ブテンの多くが未反応のまま残されることを開示している。本発明は、多 くの点で前に引用した先行技術とは異なる。例えば、本発明の新規ポリエーテル 化合物は、(1)3,4−エポキシ−1−ブテン及び求核性開始剤化合物を、助 触媒としてヨウ化オニウムを含む触媒系と接触させることによって得られ、(2 )求核性開始剤に由来する残基を含み、(3)残基(1)及び(2)を含み、ポ リエーテル生成物の大部分が残基(2)である。 残基(2)を含むポリマーの製造方法がいくつか開示されている。O.Itoら、 Int.J.Chem.Kinet.,23(10),853〜860頁(1991)は、アリールチイル基と3, 4−エポキシ−1−ブテンとの反応の 初期段階のフラッシュ光分解の評価を開示しており、オキシラン環の正常(C− O)及び異常(C−C)開裂によって残基(2)が得られる可能性を論じている 。しかしながら、この論文にはポリマーが形成される証拠が示されておらず、す なわち、ポリマーの性状または特性が記載されておらず、この論文に開示された 物質はポリマーアルコールでもポリマーグリコールでもない。S.R.Turner及び R.Blevinsは米国特許第5,013,806号、第5,071,930号及び第5,071,931号におい て、ラジカル開始による3,4−エポキシ−1−ブテンと無水マレイン酸とのコ ポリマーの製造を開示している。このコポリマーは残基(2)を含む種々の3, 4−エポキシ−1−ブテン由来残基を含み、この残基は無水マレイン酸由来ジラ ジカルと交互になっている。K.B.Wagenerら、Makromol,Chem.,Rapid Commun .,13,75〜81頁(1992)は、ジアリルエーテルの非環式ジエン複分解重合及び2 ,5−ジヒドロフランの開環複分解重合による、残基(2)のトランス異性体の みを含むポリマーの製造を開示している。しかしながら、この方法によって製造 されるポリエーテルは、アルコールでもグリコールでもない。 最後に、米国特許第5,238,889号は、(i)ヨウ化オニウム化合物、(ii)ヨ ウ化有機錫化合物、またはそれらの(iii)混合物を、このような化合物と3, 4−エポキシ−1−ブテンのオリゴマーとの混合物から分離する方法を開示して いる。米国特許第5,238,889号において言及されたオリゴマーは、3,4−エポ キシ−1−ブテンの異性化による2,5−ジヒドロフランの製造の過程で形成さ れたものである。本発明のポリエーテルグリコール及ぴアルコールは、1種また はそれ以上のヒドロキシ開始剤化合物の残基を含む点で、米国特許第5,238,889 号に記載されたオリゴマーとは異なる。ヨウ化オニウム及び有機錫触媒成分の他 にヒドロキシ開始剤化合物が 存在する状態で3,4−エポキシ−1−ブテンを重合させると、米国特許第5,23 8,889号に開示された方法によって通常得られるよりも有意に多い量のポリエー テル化合物が形成される。 本発明によって提供されるポリエーテル化合物は、n単位の残基(1)及びm 単位の残基(2)からなり、(i)n+mの合計値は2〜70であり、m/(n+ m)は0.75より大きく0.98以下であり、すなわち、残基(2)が残基(1)及び (2)の総モルの75モル%超98モル%以下を構成し、(ii) ポリエーテル化合 物は少なくとも1種の有機開始剤化合物の残基を少なくとも1重量%含み、(ii i)残基(1)及び(2)は構造: を有する。このポリエーテルポリマーはさらに、末端基の少なくとも95%が構造 を有し、従って、末端ヒドロキシル基の少なくとも95%が第二ヒドロキシル基で はなく第一ヒドロキシル基であることを特徴とする。第一ヒドロキシル基(従っ て、ポリマー)は一般に縮合反応に関しては比較的反応性である。ポリエーテル 化合物は通常、3未満、好ましくは1〜1.7、最も好ましくは1〜1.5の多分散度 値(polydispersity)を有する。ポリエーテル化合物は、界面活性剤、及び公知 のポリエーテルポリマーから得られる組成物に類似した他の組成物の製造または 配合に使用できる。 本発明のポリエーテル化合物は、触媒系及び求核性ヒドロキシル開始剤化合物 の溶液に3,4−エポキシ−1−ブテンを添加するこ とによって製造できる。特に有用であることが判明している触媒系は、ヨウ化オ ニウム、例えば、ヨウ化アンモニウムまたはホスホニウム及び有機錫化合物、例 えば、ヨウ化トリヒドロカルビン錫を含むものである。従って、本発明の別の実 施態様は、ヨウ化オニウム及びヨウ化有機錫化合物を含む触媒系の存在下におい て3,4−エポキシ−1−ブテンを有機開始剤化合物と接触させることを含んで なるポリエーテルポリマーの製造方法であり、ポリエーテルポリマーは、n単位 の残基(1)及びm単位の残基(2)からなり、(i)n+mの合計値は2〜70 であり、m/(n+m)は0.75より大きく0.98以下であり、(ii)ポリエーテル 化合物は有機開始剤化合物の残基を少なくとも1重量%含み、(iii)残基(1 )及び(2)は構造: を有する。 ポリエーテル化合物の合成に有用なヨウ化オニウム化合物は、総炭素数が好ま しくは16〜72の種々のヨウ化テトラ(ヒドロカルビル)アンモニウム及びヨウ化 テトラ(ヒドロカルビル)ホスホニウムから選ばれることができる。このような 化合物は下記式を有する: [式中、各R1 置換基は独立して、炭素数20以下のアルキルから選ばれ、各R2 置換基は独立して、R1 、ベンジル、フェニルまたは低級アルキル、例えば、炭 素数4以下のアルキル、低級アルコキシ もしくはハロゲンから選ばれた3個以下の置換基で置換されたフェニルから選ば れ;、あるいは 2個のR1 置換基は一緒になって、低級アルキルで置換された炭素数4〜6の アルキレンを含む炭素数4〜6のアルキレンを表すことができるが、ただし、前 に定義した通り、第四ヨウ化物化合物は炭素数が16〜72である]。 ヨウ化オニウム触媒成分の具体例としては、ヨウ化テトラ−n−オクチルホス ホニウム、ヨウ化トリ−n−オクチル(n−ドデシル)ホスホニウム、ヨウ化ト リ−n−オクチル(n−ヘキサデシル)ホスホニウム、ヨウ化トリ−n−オクチ ル(n−オクタデシル)ホスホニウム、ヨウ化テトラ−n−ドデシルホスホニウ ム、ヨウ化テトラ−n−ヘキサデシルホスホニウム、ヨウ化テトラ−n−オクタ デシルホスホニウム、ヨウ化テトラ−n−ドデシルアンモニウム、ヨウ化テトラ −n−ヘキサデシルアンモニウム、及びヨウ化テトラ−n−オクタデシルアンモ ニウムが挙げられる。好ましいヨウ化オニウムは炭素数32〜72のヨウ化テトラ− n−アルキルホスホニウム、特に、各R2 が炭素数4〜18の直鎖アルキルである 前記式(II)の化合物である。ヨウ化テトラ−n−ドデシルホスホニウム、ヨウ 化テトラ−n−ヘキサデシルホスホニウム、及びヨウ化トリ−n−オクチル(n −オクタデシル)ホスホニウムが特に好ましい。 有機錫触媒成分は、ヨウ化有機錫(IV)、例えば、三ヨウ化ヒドロカルビル錫 、二ヨウ化ジ(ヒドロカルビル)錫、及びヨウ化トリ(ヒドロカルビル)錫から 選ばれることができる。このようなヨウ化有機錫(IV)化合物の例は、一般式 (R3n−Sn−I(4-n) (III) [式中、各R3 は独立して、炭素数20以下のアルキルもしくは置換アルキル部分 、炭素数5〜20のシクロアルキルもしくは置換シクロ アルキル、炭素数6〜20の炭素環式アリールもしくは置換炭素環式アリール、ま たは炭素数4〜20のヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール部分から選ばれ ;且つ nは1,2または3である] を有するものである。有機錫化合物の具体例としては、二ヨウ化ジ−n−ブチル 錫、ヨウ化トリ−n−ブチル錫、ヨウ化トリ−n−オクチル錫、ヨウ化トリフェ ニル錫、ヨウ化トリメチル錫、三ヨウ化n−ブチル錫、ヨウ化トリシクロヘキシ ル錫、ヨウ化トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)錫、ヨウ化トリベン ジル錫、二ヨウ化ジメチル錫、及び二ヨウ化ジフェニル錫が挙げられる。他のハ ロゲン化有機錫、例えば、塩化有機錫及び臭化有機錫も、ヨウ化有機錫化合物に 転化する方法において使用できる。好ましいヨウ化有機錫化合物は、一般式: (R33−Sn−I (IV) [式中、各R3 は独立して、炭素数4〜10のアルキルまたはフェニルから選ば れる] を有する。 触媒系のヨウ化オニウム成分とヨウ化有機錫成分との比は、例えば、使用する 個々の化合物に応じてかなり変化し得る。一般に、第四ヨウ化オニウム:ヨウ化 有機錫のモル比は20:1〜0.05:1の範囲である。ヨウ化ホスホニウム及びヨウ 化有機錫を含む好ましい触媒系については、ヨウ化ホスホニウム:ヨウ化有機錫 のモル比は5:1〜0.2:1であるのが特に好ましい。 本発明者らは、最大m/(n+m)値を有する、例えば、m/(n+m)値が 0.90〜0.98である本発明のポリエーテルエーテル化合物の製造にヨウ化トリス( 2−メチル−2−フェニルプロピル)錫及びヨウ化トリ−n−オクチル(n−オ クタデシル)ホスホニウム を含む触媒系を有利に使用できることを見出した。例えば、本発明の方法の好ま しい実施態様は、ヨウ化トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)錫及びヨ ウ化トリス−n−オクチル(n−オクタデシル)ホスホニウムを含む触媒系の存 在下において3,4−エポキシ−1−ブテンと有機開始剤化合物とを接触させる ことを含んでなるポリエーテルポリマーの製造方法であり、ポリエーテルポリマ ーはn単位の残基(1)及びm単位の残基(2)から成り、(i)n+m値の合 計は2〜70であり、m/(n+m)は0.90〜0.98であり、(ii)ポリエーテル 化合物は有機開始剤化合物の残基を少なくとも1重量%含み、且つ(iii)残基 (1)及び(2)は構造: を有する。 有機開始剤化合物は、種々の多数のモノ−及びポリ−ヒドロキシ化合物及びカ ルボン酸から選ばれることができる。モノヒドロキシ開始剤としては低分子量有 機アルコール及びポリマーアルコールが挙げられ、それらは直鎖また分枝鎖脂肪 族、脂環式または芳香族であることができる。モノ−ヒドロキシ開始剤は好まし くは炭素数20以下のアルカノールから選ばれる。アルコールを開始剤として使用 する場合には、得られるポリエーテル重合物はポリマー鎖の一端に第一ヒドロキ シル基を有するので、ポリマーアルコールである。ポリマー鎖の他端はアルコー ル開始剤の残基、例えば、式−R4 [式中、R4 は炭素数20以下のアルコール の残基、好ましくはアルキル基である]を有する残基を末端基とする。第二また は第三アルコールを使用することもできるが、第一アルコールが好ましい。いく つかの典型的に有用なアルコール開始剤としては、メタノール、エ タノール、n−ブタノール、イソ−ブタノール、2−エチルヘキサノール、n− デカノール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、アリルアルコール、ベ ンジルアルコール、フェノールなどが挙げられる。カルボン酸開始剤は、炭素数 12以下の脂肪族、脂環式及び芳香族カルボン酸から選ばれることができる。開始 剤としてカルボン酸を使用すると、グリコールエーテルモノエステルが形成され る。 ポリ−ヒドロキシ開始剤は、2個またはそれ以上のヒドロキシル基を含み、モ ノマーまたはポリマー化合物のいずれとすることもできる。ポリ−ヒドロキシ開 始剤の例としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3− プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6 −ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサ ンジメタノール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2,4− トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2,2,4,4−テトラメチル−1, 3−シクロブタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、1−ブテン−3, 4−ジオール、ヒドロキノン、レソルシノール、ビスフェノール−A、グリセロ ール、トリメチロールプロパン、澱粉、スクロース、グルコース、ペンタエリト リトール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレン グリコール、ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコール、及びヒドロキシを末 端基とする低分子量ポリエステルが挙げられる。ポリ−ヒドロキシ化合物を開始 剤として使用する場合には、ポリエーテルポリマーは代表的には、開始剤の少な くとも2個のヒドロキシ基から生長し、続いて得られるポリマーはポリ−ヒドロ キシポリマーである。ポリ−ヒドロキシ開始剤の残基は、式−O−R5 −[式中 、R5 はポリ−ヒドロキシ開始剤の残基である]で表 されることができる。炭素数2〜6のジオールが好ましい開始剤である。 有機開始剤化合物の残基は、本発明のポリエーテルポリマーの分子量の少量部 分でも多量部分であってもよい。たとえば、ポリマー開始剤、例えば、ヒドロキ シルを末端基とするポリオキシアルキレンポリマーを使用し且つ3,4−エポキ シ−1−ブテン残基の反復単位の数が比較的小さい場合には、ポリマーの開始剤 残基含有率は90重量%より大きい。他方、使用開始剤がメタノールまたは水のよ うな低分子量化合物である場合には、開始剤残基はポリマーのわずか1重量%で ある。ポリエーテル化合物は3,4−エポキシ−1−ブテン残基を代表的には少 なくとも80重量%、好ましくは少なくとも90重量%含む。 重合反応は通常、溶媒の不存在下で行うが、所望ならば、炭化水素、塩素化炭 化水素、環状または非環式エーテルなどのような不活性溶媒を使用できる。この ような溶媒の例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプタン、塩化メチ レン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、2,5−ジヒドロフランなどが挙げ られる。 本発明の方法は、40℃〜150℃の範囲の温度において実施でき、温度は開始剤 、溶媒及び触媒の選択に左右される。80〜110℃の温度が好ましい。反応圧力は 、我々の新規方法の重要な部分ではないので、方式は代表的には概ね大気圧で実 施する。ただし、大気圧よりわずかに高いか低い圧力も使用できる。 本発明者らの新規方法の実施においては、主要反応体である3,4−エポキシ −1−ブテンをヨウ化オニウム化合物、有機錫化合物及び求核性開始剤化合物の 混合物に添加する。3,4−エポキシ−1−ブテンモノマーは触媒と開始剤との 混合物に一度に添加することもできるし、好ましくは徐々に、すなわち、段階的 に区分して( increments)添加することもできる。転化率を調節し、生成物の分子量を調節し 且つ副反応を最小にするには、3,4−エポキシ−1−ブテンを徐々に添加する のが好ましい。3,4−エポキシ−1−ブテンモノマーを徐々に添加すると、ポ リマー分子量は徐々に増加する。従って、分子量の調節は、モノマーの開始剤に 対する化学量論によって行う。種々の分子量を得ることができるが、分子量は一 般に、縮合ポリマー中間体として使用するためには分子量500〜3000のポリマー が得られるように調節する。 本発明の方法は、回分法、半連続法または連続法で実施できる。例えば、回分 操作は、ヨウ化オニウム化合物、有機錫化合物及び求核性開始剤化合物の混合物 に3,4−エポキシ−1−ブテンを徐々に添加してから、蒸留及び炭化水素抽出 溶媒を用いたポリエーテル生成物からの触媒系の抽出によって反応混合物から揮 発性成分を除去することを含むことができる。触媒は抽出溶媒から蒸発によって 回収する。回収した触媒は、ポリエーテル化合物のフラクションを含む場合もあ る。この触媒はさらに精製することなく、反応器に再循環させる。この方法では 、2,5−ジヒドロフランが一緒に生成される。2,5−ジヒドロフランは、例 えば、テトラヒドロフランの製造に役立つ有益な化合物である。 本発明者らの新規ポリエーテル化合物は、好ましくは、n単位の残基(1)及 びm単位の残基(2)からなり、n+mの合計値は7〜50であり、m/(n+m )は0.85〜0.98である。好ましいポリマーは、ポリマー化合物の重量に基づき5 〜20重量%のヒドロキシ開始剤残基、好ましくは式−O−R5 −[式中、R5 は 炭素数2〜6のアルキレンである]を有する残基を含む。ポリマーはさらにまた 、末端基の少なくとも98%が構造: を有することを特徴とする。第一ヒドロキシル基(従って、ポリマー)は、一般 に縮合重合反応に対して比較的反応性である。ポリエーテル化合物は通常、3未 満、好ましくは1〜1.7、最も好ましくは1〜1.5の多分散度(polydispersity v alus)を有する。n+mの合計値が10〜30であるポリエーテル化合物が特に好ま しい。 本発明の新規ポリエーテル化合物の製造及び方法の実施をさらに以下の実施例 によって説明する。Varian Gemini 300MHzスペクトロメーターで、内部標準とし てテトラメチルシランを含むジュウテリウム置換クロロホルム中に溶解したサン プルを用いて、プロトンNMR スペクトルを得る。残基(1)と(2)の積分プロ トンNMR 吸収の比較によって、m/(n+m)の値を求める。数平均分子量(Mw /Mn)を、4個の10μmのPLゲル混合ベッドカラムを用いた、テトラヒドロフラ ン中における屈折率検知による寸法除外(size−exclusion)クロマトグラフィ ーを用いて測定し、分子量分布の狭いポリスチレン標準を用いて検量した。ヒド ロキシル価は、サンプルと無水酢酸との反応によって形成された酢酸の滴定から 求める。留出物を、DB5−30Wキャピラリーカラムを用いたヒューレット−パッ カード(Hewlett−Packard)5890 Aガスクロマトグラフで、35℃(4.5分間) の後、20℃/分で260℃まで(6分間保持)の温度プログラムでガスクロマトグ ラフィーによって分析する。Jeol 400MHz NMR スペクトロメーターから、J分解 (resolved)NMR及び13C NMR分析が得られる。 実施例 熱電対、マグネティックスターラー、蒸留ヘッド、油加熱浴及び 反応体供給管を装着した250mLの4つ口丸底フラスコ中に、ヨウ化トリス(2− メチル−2−フェニルプロピル)錫[ヨウ化トリネオフィル錫としても知られる ](33.8g)、ヨウ化トリ−n−オクチル(n−オクタデシル)ホスホニウム( 39.0g)及び1,4−ブタンジオール(10.0g)を入れる。混合物を110℃に加 熱し、3,4−エポキシ−1−ブテンを添加し始める。合計816gの3,4−エ ポキシ−1−ブテンを44時間にわたって添加する。フラスコ内の圧力を徐々に 約100トルまで減少させて、触媒/ポリエーテルポリマー残渣から揮発性成分を 完全に蒸留する。合計648.5gの留出物を採取する(回収率79.5重量%)。留出 物の組成は、3,4−エポキシ−1−ブテン21.1%,2,5−ジヒドロフラン75 .3%、及びクロトンアルデヒド3.6%である。 触媒/ポリエーテルポリマー残渣及びヘプタン200mLを、機械的攪拌機、熱電 対及び下部ストップコックを装着した500mLのジャケット付きガラス容器に添加 し、混合物を攪拌し、恒温槽からジャケットへ加熱グリコール/水を循環させる ことによって、65〜75℃に加熱する。攪拌を止め、混合物を沈澱させる。層を分 離し、下部のポリエーテルポリマー層を再び、ヘプタン200mLで、次いで、ヘプ タン100mLでもう1回抽出する。抽出触媒を含むヘプタン層を合し、溶媒を回転 真空蒸発(約70℃及び30トルまで)によって除去して、以下のおおよその組成を 有する触媒含有物質(80.3g)を得る:ヨウ化トリス(2−メチル−2−フェニ ルプロピル)錫31.1%、ヨウ化トリ−n−オクチル(n−オクチルデシル)ホス ホニウム54.9%及びポリエーテルポリマー13.9%。回収した触媒混合物は、重合 及び触媒分離の連続サイクルのために反応フラスコに戻すことができる。残留揮 発物質を回転真空蒸発(約70℃及び30トルまで)によって除去した後、ポリエー テルポリマー層は重さが149.4g(収率 18.3%)であり、n+mが約11であり、m/(n+m)=0.94,Mw/Mn=1.59で ある。ジュウテリウム置換アセトン中におけるポリエーテルポリマー生成物のJ −分解NMR及び13C NMR分析は、第二ヒドロキシル炭素の証拠を示していない。 本発明を、特にその好ましい実施態様に関して詳述したが、本発明の精神及び 範囲内において変更及び修正を行えることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロペッツ−マルドナド,パトリシア アメリカ合衆国,テネシー 37660,キン グスポート,クイーンズバリー コート 2009 (72)発明者 マッケンジー,ピーター ボーテン アメリカ合衆国,テネシー 37660,キン グスポート,サセックス ドライブ 1040 (72)発明者 マッカロー,ローリン ジェラルド アメリカ合衆国,テキサス 75604,ロン グビュー,レイクウッド ドライブ 105 (72)発明者 マタイェイベス,ジェームス クリストフ ァー ジュニア アメリカ合衆国,テネシー 37664,キン グスポート,ウェズリー ロード 3429

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.n単位の残基(1)及びm単位の残基(2)を含んでなるポリエーテルポ リマーであって、(i)n+mの合計値が2〜70であり、m/(n+m)が0.75 超0.98以下であり、(ii) ポリマーが少なくとも1種の有機開始剤化合物の残 基を少なくとも1重量%含み、且つ(iii)残基(1)及び(2)が構造: を有するポリエーテルポリマー。 2.末端ヒドロキシル基の少なくとも95%が第一ヒドロキシル基であり、ポリ マーが3未満の多分散度値を有し、且つポリマーが式−R4 または−O−R5 − [式中、R4 は一価アルコール開始剤化合物の残基であり、R5 はポリヒドロキ シ開始剤化合物の残基である]を有する残基を5〜20重量%含む請求の範囲第1 項に記載のポリマー。 3.n単位の残基(1)及びm単位の残基(2)を含んでなるポリエーテルポ リマーであって、(i)n+mの合計値が7〜50であり、m/(n+m)が0.85 〜0.98であり、(ii)ポリマーが式−O−R4 −[式中、R4 は炭素数2〜6の アルキレンである]の残基を5〜20重量%含み、且つ(iii)残基(1)及び( 2)がポリマーの少なくとも80重量%を占め、且つ(iv)残基(1)及び(2) が構造: を有するポリエーテルポリマー。 4.末端ヒドロキシル基の少なくとも95%が第一ヒドロキシル基であり、且つ ポリマーが1〜1.7の多分散度値を有する範囲第3項に記載のポリマー。 5.n単位の残基(1)及びm単位の残基(2)を含んでなるポリエーテルポ リマーであって、(i)n+mの合計値が7〜50であり、m/(n+m)が0.85 〜0.98であり、(ii) ポリマーが式−O−R4 −[式中、R4 は炭素数2〜6 のアルキレンである]の残基を5〜20重量%含み、(iii)残基(1)及び(2 )がポリマーの少なくとも90重量%を占め、(iv)末端基の少なくとも95%が構 造: を有し、(v)ポリマーが1〜1.7の多分散度値を有し、且つ(vi)残基(1) 及び(2)が構造: を有するポリエーテルポリマー。 6.ヨウ化オニウム及びヨウ化有機錫化合物を含む触媒系の存在下において3 ,4−エポキシ−1−ブテンを有機開始剤化合物と接触させることを含んでなる ポリエーテルポリマーの製造方法であって、(i)ポリエーテルポリマーがn単 位の残基(1)及びm単位の残基(2)からなり、n+mの合計値が2〜70であ り、且つm/(n+m)が0.75超0.98以下であり、(ii) ポリエーテル化合物 が有機開始剤化合物の残基を少なくとも1重量%含み、且つ(iii)残基(1) 及び(2)が構造: を有するポリエーテルポリマー製造方法。 7.前記方法を40〜150℃の温度で実施し;有機開始剤化合物が一価アルコー ル及びポリヒドロキシ開始剤化合物から選ばれ;前記ヨウ化オニウム化合物が総 炭素数16〜72で式: [式中、各R1 置換基は独立して、炭素数20以下のアルキルから選ばれ、各R2 置換基は独立して、R1 、ベンジル、フェニルまたは低級アルキル、低級アルコ キシもしくはハロゲンから選ばれた3個以下の置換基で置換されたフェニルから 選ばれ;あるいは2個のR1 置換基は一緒になって、低級アルキルで置換された 炭素数4〜6のアルキレンを含む炭素数4〜6のアルキレンを表すことができる ] を有するヨウ化テトラ(ヒドロカルビル)アンモニウムまたはヨウ化テトラ(ヒ ドロカルビル)ホスホニウムであり;且つ前記ヨウ化有機錫化合物が式 (R3 n−Sn−I(4-n) [式中、各R3 は独立して、炭素数20以下のアルキルもしくは置換アルキル部分 、炭素数5〜20のシクロアルキルもしくは置換シクロアルキル、炭素数6〜20の 炭素環式アリールもしくは置換炭素環式アリール、または炭素数4〜20のヘテロ アリールもしくは置換ヘテロアリール部分から選ばれ;且つnは1,2または3 である] を有する請求の範囲第6項に記載の方法。 8.ヨウ化トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)錫及びヨウ化トリ− n−オクチル(n−オクタデシル)ホスホニウムを含む触媒系の存在下において 3,4−エポキシ−1−ブテンと有機開始剤化合物とを接触させることを含んで なるポリエーテルポリマーの製造方法であって、該ポリエーテルポリマーがn単 位の残基(1)及びm単位の残基(2)からなり、(i)n+mの合計値が2〜 70であり且つm/(n+m)が0.90−0.98であり、(ii) ポリエーテル化合物 が有機開始剤化合物の残基を少なくとも1重量%含み、且つ(iii)残基(1) 及び(2)が構造: を有するポリエーテルポリマーの製造方法。 9.前記方法を40〜150℃の温度で実施し、ヨウ化トリ−n−オクチル(n− オクタデシル)ホスホニウム対ヨウ化トリス(2−メチル−2−フェニルプロピ ル)錫のモル比が20:1〜0.05:1であり且つ有機開始剤化合物が一価アルコー ル及びポリヒドロキシ開始剤化合物から選ばれる、請求の範囲第8項に記載のポ リエーテルポリマーの製造方法。 10.ヨウ化トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)錫及びヨウ化トリ− n−オクチル(n−オクタデシル)ホスホニウムからなる触媒系の存在下で80〜 110℃において、3,4−エポキシ−1−ブテンとヒドロキシ開始剤化合物とを 接触させることを含んでなるポリエーテルポリマーの製造方法であって、該ポリ エーテルポリマーがn単位の残基(1)及びm単位の残基(2)からなり、(i )n+mの合計値が7〜50であり且つm/(n+m)が0.90〜0.95であり、(ii ) ポリエーテル化合物が式−O−R4 −[式中、R4 は炭素数2〜6のアルキレンである]の残基を5〜20重量%含み、(iii)残基 (1)及び(2)がポリマーの少なくとも90重量%を占め、(iv)末端基の少な くとも95%が構造: を有し、(v)ポリマーが1〜1.7の多分散度値を有し、(vi)ヨウ化トリ−n −オクチル(n−オクタデシル)ホスホニウム対ヨウ化トリス(2−メチル−2 −フェニルプロピル)錫のモル比が5:1〜0.02:1であり、且つ(vii)残基 (1)及び(2)が構造: を有するポリエーテルポリマーの製造方法。
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