JPH09506528A - おむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は前方部分（１２）、後方部分（１４）及び中間股部分（１３）を有するおむつに関し、前記中間股部分は流体不透過性底部シート（７）と使用時に着用者の体に近接して位置する流体透過性頂部シート（９）とへ接合される吸収体（１）を含み、またおむつの後方及び股部分に位置する開口（１５）と、弾性装置（２０，２１）とを含み、前記頂部シートは少なくとも開口（１５）の区域内では吸収体に取り付けられない。本発明によると、頂部シート（９）の二つの弾性装置（２０，２１）は股部分（１３）の開口（１５）の前方縁（１６）から後方部分（１４）へ向かって頂部シート（９）の開口の両側で、相互に関して末広がり状に延びる。

Description

【発明の詳細な説明】 おむつ 本発明は、前方部分、後方部分及び中間股部分を含むおむつに関し、前記中間 股部分は流体不透過性材料から作られた底部シートと使用時に着用者の体に近接 して位置する流体透過性材料から作られた頂部シートとへ接合される吸収体を含 み、またおむつの後方部分及び股部分に配置された開口と弾性装置とを含み、前 記頂部シートは少なくとも前記開口の区域内では吸収体に取り付けられない。 頂部シートに開口を有するおむつはAU-A-45217/85、EP- A2-0357298及びEP-A2 -0486006 から技術上周知であり、このおむつは排泄物、例えば糞便の接触によ り着用者の肌へ刺激が与えられるのを回避するよう意図される。これらの刊行物 によると、これは頂部シートに設けられた弾性装置が収縮するとき吸収体が変形 してくぼ地状部分(basin)の形状になるので達成されるが、同時に頂部シートが くぼ地状部分の底部から引き離されて、前記開口を含むくぼ地状蓋又はカバーを 形成する。この種のおむつの一つの問題は頂部シートに形成された開口は着用者 の排出した排泄物が確実に吸収体上に落ちるように十分に大きく、また十分に適 切に配置しなければならないことである。頂部シートに到着した排泄物がおむつ から漏洩したり着用者の肌を刺激するという深刻な問題が生じる恐れがある。 本発明の目的は、排泄物が頂部シートの開口の一方の側に付着するという恐れ を、今まで達成された程度以上に減少させることである。 これは二つの弾性装置が、股部分の開口の前方縁から後方部分へ向かって頂部 シートの開口の両側で、相互に関して末広がり状に延びることを特徴とする前文 で定義された種類のおむつにより本発明に従い達成される。これは開口が意図さ れた幅を保つように、おむつが着用されている間、開口の両側縁を確実に離して 保持することを保証する。 本発明の一好適実施例によると、二つの弾性装置は股部分の開口の前方縁から おむつの前方部分まで相互に関して末広がり状に延び、開口から後方へ末広がり 状に延びる弾性装置は開口の両側縁に沿って延びる。更に、頂部シートの弾性装 置はおむつの縦方向に本質的に頂部シートの前方おむつ取付部から本質的に前記 頂部シートの後方おむつ取付部まで延び、開口の両側縁に沿って延びる二つの弾 性装置は前記おむつの前方部分に連続する。好ましくは頂部シートの開口の両側 縁間の横方向距離は排泄点で３−６ｃｍである。吸収体は砂時計形状の本体と、 本体の湾曲区域に於て本体の両外側でその側方に配置された二つの側部体とを含 み、また吸収体は底部シートと内方流体透過性ケーシングシートとの間に包被さ れる。 本発明は添付図面に関して更に詳述される。図中、 第１図は本発明のおむつの第１実施例の上方から斜めに見た概略斜視図である 。 第２図は第１図のおむつの上方からの概略図であり、おむつを平坦な状態で示 す。 第３図は第１図に示されたおむつの概略横断面図である。 第４図は第２図の図に対応する図であり、第１図に示されたおむつの底部シー ト及び吸収体を示す。 第５図は第２図の図に対応する図であり、本発明のおむつの第２実施例を示す 。 第６図及び第７図は第２図及び第３図のそれぞれの図と対応する図であり、本 発明のおむつ第３実施例を示す。 第１−４図に示すおむつは砂時計形状の本体２と二つの側部体３，４とから成 る吸収体ユニット１を含む。本体２は二つの層５，６から成り、上方層５、及び 側部体３，４も空気載置セルロースフラッフから成るが、底部層６はスウェーデ ン特許出願第9203445-3 号に記載の種類の吸収性リール(reel)材料を含み、この 材料は０．２−１．０ｇ／ｃｍ³の嵩密度及び３０−２０００ｇ／ｍ²の単位面積 当り重量を有するセルロース繊維５−１００％を含有した乾燥形成シートを含ん でおり、またセルロース繊維を含有したウェブを圧縮することにより形成される が、圧縮後の解繊(defibration)及びフラッフ形成はされない。かかるリール材 料の詳細に就いては上記出願を参照されたい。第４図に示すように、層６は長方 形であり層５の一部の下側にのみ延びる。 吸収体ユニット１は、例えばポリエチレンプラスチックの如き不透液性材料の 外方ケーシングシート又は裏シート７と、好ましくは不織材料から成る内方透液 性ケーシングシート８との間に包被される。好ましくは内方シート８及び裏シー ト７は同一形状であり且つ吸収体１の外側に位置する部分で共に接合される。第 ４図から最もよく見られる ように、側部体３，４は本体２の僅かに外側で側方に配置され、ケーシングシー ト７，８は本体と側部体との間の隙間に相互接合される。 おむつはケーシングシート７，８の形状と同一の形状である頂部シート９も含 み、頂部シート９はおむつの縁部分に沿って前記両ケーシングシートに取り付け られるが、その際、頂部シートは一般に吸収体１から自由であり、即ち一般に吸 収体には取り付けられない。第１図及び第２図に示す如く、おむつは弾性装置１ ０，１１の形態の脚弾性体を含み、脚弾性体は股部分１３の側縁と前方おむつ部 分１２及び後方おむつ部分１４の各一部とに沿って延びる。図示の実施例に於て 、弾性装置は頂部シート９と内方ケーシングシート８との間に伸張状態でこれら のシートへ取り付けられた４本の弾性糸から成る。使用する脚弾性体の数は４本 の糸よりも多く又は少なくすることができ、他の形式の弾性装置、例えば弾性バ ンド又はリボン、弾性特性を有するフィルム材料のバンド、等を使用できること は理解されよう。代わりに弾性装置１０，１１は底部シート７と内方ケーシング シート８との間に装着できることも理解されよう。 開口１５は頂部シート９におむつの縦方向に関して対称的に形成される。この 開口の前方縁１６は湿潤点と排泄点との間に配置される。湿潤点とは、おむつが 着用者へ正確に位置決めされたとき着用者の排出尿の付着が予想されるおむつの 区域を意味し、排泄点とは、正確に位置決めされたおむつに糞便が付着するおむ つの区域を意味しており、 即ちこれらの区域は着用者の外方の尿道口及び肛門に向かい合って位置する区域 であり、この際、使用されたおむつの寸法を決める規準となる着用者の寸法範囲 内での着用者の体の通常のばらつきを考慮に入れている。開口１５の側縁１７， １８は相互から遠ざかるように末広がり状に後方おむつ部分の方向に延び、開口 の後方縁１９の形状は弧状であり吸収体の後方端から少し離れて後方おむつ部分 に配置される。 ２本の弾性糸２０，２１は伸張状態で頂部シート９に取り付けられ、前方おむ つ部分１２の前方部分から後方おむつ部分１４の後方部分まで延びる。糸２０， ２１は前方部分１２から開口１５の前方縁１６まで相互に収斂して延び、次いで 一般に開口の後方縁１９と並ぶ地点まで開口の側縁１７，１８に沿って延びる。 図示の実施例に於て、糸２０，２１は頂部シートと不織材料の細いストリップ（ 図示せず）との間に装着され、ストリップは膠着剤又は他の適当な手段により糸 及び頂部シートへ取り付けられる。図示の実施例に於て、ストリップは糸の全長 に沿って配置され、しかして頂部シートへ、その全長に沿って取り付けられる。 しかしながら、これは必ずしも必要なことではなく、なぜなら糸はそれぞれの端 を前方縁の両側で頂部シートへ取り付けられるとき所望の機能が十分に達成でき るからである。 本発明の一変化例に於て、不織ストリップはそれぞれの縁で頂部シートへ取り 付けられガイド通路を形成し、この通路を通じて弾性糸が延びる。この実施例の 場合、糸を頂 部シートへ通路の端で取り付けることで十分である。例えば、不織ストリップが 弾性糸の全長に沿って延びるならば頂部シートへ糸の端を取り付けることで十分 である。好ましくは、糸は少なくとも開口１５の縁に沿ってガイド通路内を自由 に延びる。頂部シートが開口１５の前方向にガイド通路を備えないとき、不織ス トリップは開口１５の切断と同時に頂部シートを折り曲げることにより頂部シー トと一体的に形成できる。この場合、開口の前方に個別不織ストリップを設ける ことを省略でき、省略した場合、糸は開口の前方縁で前方頂部シート取付点と通 路の端との間に自由に位置する。理解される如く、例えば個別不織ストリップを 付着させることにより、糸を頂部シートへ開口の前方で延びる部分全体に沿って 取り付けることもまた可能である。 第２図はおむつを平坦状態、即ちおむつの製造中に見られる状態で示し、この 時、おむつは弾性装置のスプリング力の作用に抗して伸張状態に保持させる。仕 上がりおむつがその伸張状態から開放されると、弾性装置１０，１１，２０及び ２１は収縮しようとして無張力又は弛緩状態となり、それと共におむつが変形し て第１図及び第３図に示す形状になる。 弾性糸２０，２１の収縮により、頂部シートはギャザーが形成されると共に短 くなる。この頂部シートの収縮を可能ならしめるために、吸収体ユニット１の本 体２は側部体３，４がケーシングシート７，８により形成されたヒンジ手段のま わりに上方へ揺動されるのと同時に曲げられ、こ れらのシートは各側部体３，４と本体２との間に画成された隙間で接合される。 しかして、弾性糸２０，２１は頂部シート９を吸収体１に対して離間関係に維持 する手段となる。 このことに関連して、第１図はおむつに負荷が付与されていない時、即ちおむ つが着用されていない時のおむつを示していることを指摘しておく。理解される 如く、使用時におむつがとる形状は着用者の人体的構造に依存し、おむつを着用 者に正確に配置したときに弾性糸２０，２１が通常僅かに伸張されるようにおむ つは寸法決めされる。しかしながら、おむつの長さは頂部シートの折り曲げ部又 はギャザーの大部分がおむつ着用後に残るようになっており、吸収体がおむつ着 用後にさえ、その延長部のより大きい部分に沿って頂部シートから離れて配置さ れる。 しかして、排泄物、即ち糞便が肌と接触しないように保たれる空間が吸収体と 頂部シートとの間に存在する。更に、排泄物がこの空間に付着して頂部シートに は付着しないことを保証しなければならず、故に開口の寸法及び位置決めが特に 排泄点に関して、極めて重要であることは理解されよう。開口の側部縁１７，１ ８間の距離は排泄点で少なくとも３ｃｍであり、開口１５の前方縁は前方縁１６ の少なくとも１ｃｍ、好ましくは２ｃｍ前方に位置すべきであり、前方縁１６は 少なくとも長さ２ｃｍにすべきであることが判明している。弾性糸２０，２１は おむつ着用時におむつの縦方向及び横方向の両方向にスプリング力を及ぼすので 、開口１５の前方縁及びその側部縁１７，１８は外方 向に伸張され、おむつ使用時に前述の距離が確実に維持されるようにする。高い 外方向引張効果が達成されるように、好ましくは糸２０，２１の端は本質的に側 部方向に吸収体１の側縁と同レベルに位置する。 頂部シート９にギャザーを形成することに加えて、弾性糸２０，２１はおむつ 着用時に着用者の体に密封対接することにより密封機能をも有する。これは排出 尿が頂部シート内を通り意図された態様で吸収体により吸収される代わりに前記 シートに沿って流れる恐れを大いに減少させる。また弾性糸が開口の側縁に沿っ て延びるという事実はおむつに作用する外力により、例えばおむつの着用者が動 くときに、開口１５の位置が変化する恐れを大いに減少させる。付加的利点とし ては、吸収体が外部負荷に曝され、次いで着用者の体の方へ押圧される時、排泄 物が開口１５の縁にわたり頂部シート９上へ浸出するのがより困難であるという ことである。これらの密封機能を得るために、排泄点の中心における開口１５の 側縁１７，１８間の距離は６ｃｍを超過せず、好ましくは５ｃｍよりも小さくす べきであることが判明している。好ましくは開口１５の前方縁１６の長さは４ｃ ｍを超過しない。 吸収の観点から、側部体３，４は吸収体１の残余部に接合されず、本体２が飽 和状態になるか又は何らかの理由で排出流体を吸収できない時に流体を吸収する 安全体を形成する。この機能に加えて、側部体は頂部シートがギャザリングされ るときに形成されるくぼ地状部分の安定性にも貢献し、おむつが外部負荷に曝さ れるとき主吸収体全体が着 用者の体と対接することを防ぐ。 第５図は第２図の図と対応する図で本発明のおむつの第２実施例を示す。第２ 図の実施例に対応するおむつの構成要素は同じ参照記号にプライム符号（′）を 付加して識別されている。第５図に示されるおむつの場合、弾性糸２０′，２１ ′は頂部シート９′の開口１５′の前方で互いに交わり、開口は前方に点として 終る。しかして開口１５′は点状の前方縁を有する。他の点に就いては、第５図 に示すおむつは第１−４図に示すおむつと同じ構造を有する。 非常に良好な密封機能は糸２０′，２１′が相互に交差する結果、頂部シート ９′により達成できる。弾性糸２０′，２１′の交点は湿潤点と排泄点との間に 位置し、排泄点での開口１５の側縁間の距離に関して第１−４図のおむつに要求 されたのと同じ要件が開口１５′にも適用される。従って、交点は湿潤点に比較 的近接して位置し、このことは図示の実施例が男性には容易に着用できないこと を意味しており、なぜなら陰嚢を収容する空間を弾性糸２０′，２１′間に見い ださなければならないからである。当然、陰嚢用の空間を準備するために湿潤点 の区域内で糸の延長部を改変することは本発明の範囲内で可能である。 第５図に示す実施例は製造の観点から非常に有利であり、なぜなら第１−４図 に示す実施例のおむつよりも糸が容易にレイアウトできるからである。この理由 から、交差弾性糸を第１−４図に示す実施例の頂部シートの開口で使用すること は、たとえその際、糸の交点が湿潤点又はその前方に位置するとしても、またこ れによりおむつ股部分の前 方部分に於ける糸の密封機能が損なわれるという事実があるにも拘らず、時には 正当化される。この事に就いては、開口の側縁、及びそれと共に後方部分の方へ 末広がり状になった糸を相互に関してより大きい角度で延ばすことができ排泄点 での糸と側縁との間の距離を増加させることが可能である。 第６図及び第７図は本発明のおむつの第３実施例を示す。これらの図に示すお むつの構成要素はそれぞれ第２図及び第３図に使用されたものと同じ参照記号に ダブルプライム符号（″）を付加して識別されている。 第６図及び第７図に示す実施例は第１−４図に示す実施例とは以下の点で異な る、即ち頂部シート９″がおむつの縦方向対称軸線に沿って配置された幾つかの 個別取付点２２により内方ケーシングシート８″に接合される。これによりおむ つの尿収容部分内で頂部シートと下層の吸収体との接触が大きくなる。しかしな がら、この取付区域は開口１５″の前方縁１６″にあまり近接して延びることは 許されない、なぜなら、さもなければ平坦状態から湾曲状態へ移り頂部シートに ギャザーが形成されるとき前方縁１６″での頂部シート９″と吸収体２″との間 の距離が小さくなり過ぎるからである。この距離は２ｃｍよりも大きく、好まし くは３ｃｍよりも大きくすべきであることが判明している。頂部シートは個別取 付点２２を媒体とする以外の方法、例えば個別膠着パッチの代わりに連続膠着ビ ードを付与する、あるいはスポット溶接の代わりに線状溶接することにより、内 方ケーシングシートへ取り付け可能であるこ とは理解されよう。しかしながら、吸収体の湾曲に殆ど影響を及ぼさないように 、取付区域は好ましくは小さい側方延長部のみを有する。 図示かつ記載の本発明の実施例を本発明の範囲から逸脱することなく改変でき ることは理解されよう。例えば、開口、特に排泄点の外側の開口の後方部分は、 形状及び寸法を変えることができる。更に、頂部シートの前方部分の弾性糸は、 開口の両側縁に沿って延びた糸の延長部であることを必要としないが、別個の素 子の形態を有することができ、また開口の両側縁が一点に収斂する実施例におい ては任意に省略できる。しかしながら、弾性糸の縦方向収縮による頂部シートの 短縮は、とりわけ弾性糸に適切に張力が付与されるように、頂部シートの全体に わたり分布されることが好ましく、従って弾性糸が開口の前部に見られないよう な実施例は好ましくない。また好ましくは、弾性糸が一般におむつの前方頂部シ ート取付部から後方頂部シート取付部まで延びる。当然、頂部シートの弾性体は 単一の弾性糸以外の弾性装置から成ることができ、例えば弾性テープ、バンド、 あるいは複数個の相互に平行な糸の形態を有することができる。本発明は図示の おむつの形状以外の形状のおむつにも適用でき、例えば吸収体は別々に構成する ことができる。この事に就いては本明細書で使用された”おむつ”という言葉が 二重失禁に悩む人のための所謂パンツ型おむつ又は”トレーニングパンツ”及び 失禁用ガードを含むように意図されることは記載されるべきである。故に本発明 は以下の請求の範囲の内容によってのみ限定され る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デュラン， ベネディクト フランス， エフ−59 280 アルマンテ ィエール， リュ マルサン 41

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．前方部分（１２）、後方部分（１４）及び中間股部分（１３）を有するお むつであって、前記中間股部分は流体不透過性底部シート（７）と使用時に着用 者の体に近接して位置する流体透過性頂部シート（９）とへ接合される吸収体（ １）を含み、またおむつの後方及び股部分に位置する開口（１５）と、弾性装置 （２０，２１）とを含み、前記頂部シートは少なくとも開口（１５）の区域内で は吸収体に取り付けられないおむつに於て、頂部シート（９）の二つの弾性装置 （２０，２１）が、股部分（１３）の開口（１５）の前方縁（１６）から後方部 分（１４）へ向かって頂部シート（９）の開口の両側で、相互に関して末広がり 状に延びることを特徴とするおむつ。 ２．頂部シート（９）の後方へ末広がり状になった弾性装置（２０，２１）は 開口の側部縁（１７，１８）に沿って延びることを特徴とする第１項記載のおむ つ。 ３．頂部シート（９）の弾性装置（２０，２１）はおむつの縦方向に本質的に おむつの頂部シートの前方取付部から一般に前記おむつの前記頂部シートの後方 取付部まで延びることを特徴とする第１項又は第２項記載のおむつ。 ４．開口の側部縁（１７′，１８′）に沿って延びた二つの弾性装置（２０′ ，２１′）は更におむつの前方部分まで延び、また排泄点及び開口の前方縁の前 部に位置する股部分（１３′）の地点で互いに交差することを特徴とする請求項 １乃至３の何れか一項記載のおむつ。 ５．頂部シート（９）の二つの弾性装置（２０，２１） は股部分（１３）の開口（１５）の前方縁から前方部分（１２）まで相互に関し て末広がり状に延びることを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項記載のおむ つ。 ６．前記排泄点での頂部シート開口の側部縁（１７，１８）間の横方向距離は ３−６ｃｍであることを特徴とする請求項１乃至５の何れか一項記載のおむつ。 ７．吸収体（１）は砂時計形状の本体（２）と、本体の湾曲区域に於て本体の 両外側でその側方に配置された二つの側部体（３，４）とを含むことを特徴とす る請求項１乃至６の何れか一項記載のおむつ。 ８．吸収体（１）は底部シート（７）と流体透過性内方ケーシングシート（８ ）との間に包被されることを特徴とする請求項７記載のおむつ。 ９．頂部シート（９）の弾性装置（２０，２１）は頂部シートへその全長に沿 って取り付けられることを特徴とする請求項１〜７の何れか一項記載のおむつ。 10．弾性装置（２０，２１）は頂部シートへ専ら装置の各端で及び開口（１５ ）の前方縁の直前に於て取り付けられることを特徴とする請求項１乃至８の何れ か一項記載のおむつ。 11．頂部シート（９″）はおむつの残余部分へその前方及び後方縁の全体に沿 って取り付けられ；頂部シートは吸収体の本体（２″）へ、又は中央縦方向延出 取付区域（２２）に於ける前記本体を包囲する内方ケーシングシート（８″）へ 、取り付けられ、前記取付区域（２２）は頂部シート（９″）の前方取付部から 、開口（１５″）の前方縁 から離れて位置する地点まで延び、前記距離は頂部シートにギャザーが形成され ていない状態で２ｃｍよりも大きいことを特徴とする請求項１乃至１０の何れか 一項記載のおむつ。