JPH023615B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、一般に使い捨て吸収物品に関し、更
に詳細には使い捨てオムツ等に関する。なお更に
詳細には、本発明は、吸収芯の縦方向の側部に沿
つて多数のフラツプ〔フラツプ（flap）は弾性的
に収縮できる（伸縮自在な）末端（distal
edge）、固定端および液体接触表面上で末端と固
定端との間に介装された非ウイツキング（non−
wickimg）で非吸収性の液体不透過性漏れ抵抗
部材を有する〕を備えた使い捨てオムツに関す
る。

使い捨て吸収物品は、周知であり、かつ多く用
途を有する。例えば、使い捨てオムツは尿を吸収
しかつ含有しようとし；包帯は血液および他の体
浸出液を吸収しかつ含有しようとし；一方生理パ
ツドは経血流体を吸収しかつ保持しようとする。
各場合において、使い捨て吸収物品は液体を吸収
しかつ保持し、それによつて液体が液体排出点の
周囲付近を汚したり、ゆらしたり、または汚染し
たりするのを防止する。例えば、米国特許Re第
26151号明細書「使い捨てオムツ」は、尿を吸収
し、かつ着用者の衣服のぬれを防止しようとする
使い捨てオムツを教示している。

使い捨て吸収物品は漏れを生じずに所定の目的
を果たすべきであり、そして使い捨て吸収物品、
例えば使い捨てオムツの液体収容特性を改善する
数種の概念が提案されている。米国特許第
3999548号明細書「流体トラツプを有する使い捨
てオムツ」は、オムツの液体収容特性が防水材料
のシーリングストリツプをオムツの表面シートに
固着することによつて改善され得ることとを教示
している。或いは、米国特許第3860003号明細書
「使い捨てオムツ用の収縮性側部」および米国特
許第4050462号明細書「弾性的に圧縮されたまた
の部分を有する使い捨てオムツ」は、弾性部材を
使い捨てオムツ内に設けることを包含する液漏れ
を減少させる概念を教示している。オムツをつけ
た際にオムツが着用者の脚の回りに具合よく引か
れるように、弾性部材は位置づけられる。弾性部
材は、オムツが着用者の脚の回りにシールを生じ
させるようにさせ、それによつて液体がオムツか
ら漏れ出すのを防止する。

従来の使い捨て吸収物品は、液体収容特性の改
善が弾性的に収縮できるフラツプ（フラツプは非
ウツキング性、非吸収性、そして液体不透過性で
ある漏れ抵抗部分を有する）を物品の縦方向側部
に沿つて設けることによつて得られるという本発
明の面を欠いている。

それ故、本発明の目的は改善された液体収容特
性を有する使い捨て吸収物品を提供することにあ
る。

本発明の更に別の目的は、非ウイツキング性、
非吸収性、そして液体不透過性である漏れ抵抗部
分を設けた弾性的に収縮できるフラツプを有する
使い捨て吸収物品を提供することにある。

本発明のこれらの目的および他の目的は、以下
の説明および添付図面を参照して考慮する際に更
に容易に明らかになるであろう。

発明の要約 本発明によれば、使い捨て吸収物品、例えばオ
ムツは、液体吸収芯が液体透過性トツプシート部
分および液体不透過性バツクシート部分を有する
外方カバー層内に入れられるように作られる。使
い捨て吸収物品には、オムツをつけた際に着用者
の脚の回りにフイツトする多数のフラツプが設け
られている。フラツプは、外方カバー層に連結さ
れた固定端、固定端から離間した弾性化末端、お
よび液体接触表面（それを横切つて液体は流れて
固定端から末端まで移動しなければならない）を
有する。

非ウイツキング性、非吸収性、そして液体不透
過性である漏れ抵抗部分は、フラツプの液体接触
表面上で固定端と末端との間に介装されている。
このように、液体が排出点から脚の回りの液漏れ
が生ずることができる末端まで流動またはウイツ
キングするために、液体が漏れ抵抗部分を横切つ
て移動することが必要である。漏れ抵抗部分は非
ウイツキング性、そして非吸収性であり、これら
の特性は液体がオムツからの漏れが生ずることが
できるフラツプ末端に達するのを防止する。

好ましい具体例の説明 図面には、使い捨て吸収物品に使用され、特に
使い捨てオムツに使用される際の本発明の好まし
い具体例が図示されている。本明細書において使
い捨て吸収物品なる用語は液体を吸収しかつ含有
する物品を意味し、更に詳細には人体に対してま
たはその付近に置かれて人体から排出される各種
の液体（例えば、血液、経血、尿等）を吸収しか
つ含有し、更に一回の使用後に捨てられる（即
ち、洗濯したり）、または元通りにし、そして再
使用したりしない）物品を意味する。「オムツ」
は乳幼児または失禁者によつて一般に着用され、
使用者の脚の間にひかれ、かつ腰の回りに締めつ
けられる衣服である。しかし、本発明を他の使い
捨て吸収物品、例えば包帯、生理パツド等におけ
る使用に適用できることを理解すべきである。

第１図は、Ｚ折りの側部の配置を有し、かつ本
発明の特徴を示すオムツ１０の斜視図である。第
１図に示されるように、オムツ１０は着用者に置
くための状態にある。一般に、着用者の腰を囲み
かつオムツ１０を所定位置に保持するために、オ
ムツ１０のまたの部分１３は着用者の脚の間に置
かれ、そして前方腰部分１５および後方腰部分１
７はそれぞれ粘着テープ５６によつて一緒に接合
される。本発明をＺ折り側部配置を有するオムツ
を参照して説明するであろうが、特定的にに説明
されたもの以外のオムツ配置および構造、例えば
Ｃ折り側部配置および広げた側部配置も本発明で
使用できることを理解すべきである。

本発明の説明を単純化するために、第１図のオ
ムツ１０は、Ｚ折りし、収縮し、かつオムツの着
用者上に置く前の部分切取斜視図（第２図）に示
される。第２図に示されるように、好ましい使い
捨てオムツ１０は基本的には外方カバー層１１お
よび吸収芯１４からなる。外方カバー層１１およ
び吸収芯１４を各種の周知の配置、例えば米国特
許Re第26151号明細書「オムツ」、および米国特
許第3860003号明細書「使い捨てオムツ用の収縮
性側部」に一般に記載の配置で組み立てることが
できるが、オムツ１０の好ましい構造を以下に記
載する。

第２図および第３図に示されるように、好まし
い外方カバー層１１は吸収芯１４を包みかつ収容
し、そして好ましくは好適な方式で一緒に接合さ
れるトツプシート部分１２およびバツクシート部
分１６を有する。本明細書において「接合」なる
用語はトツプシート部分１２をバツクシート部分
１６に直接貼着することによつてトツプシート部
分１２をバツクシート部分１２に直接接合する配
置およびトツプシート部分１２を中間部材に貼着
し、中間部材をバツクシート部分１６に貼着する
ことによつてトツプシート部分１２をバツクシー
ト部分１６に間接的に接合する配置を包含する。
第２図および第３図の好ましい具体例において
は、トツプシート部分１２およびバツクシート部
分１６は互いに直接接合されている。

吸収芯１４は、一般に圧縮性であり、心地良
く、着用者の皮膚に刺激を与えず、そして液体を
吸収できかつ保持できる部材であることができ
る。好ましい吸収芯１４は第一反射面２０および
第二反射面２２を有し、そして吸収層２４、第一
テイツシユ層２６および第二テイツシユ層２８を
具備する。第一テイツシユ層２６および第二テイ
ツシユ層２８は吸収層２４の主要表面上に設けら
れて第一反対面２０および第二反対面２２を形成
する。吸収芯１４の外方周辺部は、第一縦方向側
端５２および第二縦方向側端５４を有する周辺端
５０を形成する。

吸収層２４は、使い捨て吸収物品に通常使用さ
れる各種の液体吸収材料、例えば一般に吸収毛羽
と称される粉砕木材パルプから各種の大きさおよ
び形状（例えば、矩形、砂時計形等）に製造され
得る。他の液体吸収材料、例えば多ブライのクレ
ーブ、紙綿、吸収発泡体およびスポンジ、または
等価の材料も吸収層２４用に使用できる。更に、
吸収層２４大きさおよび吸収能力は、乳幼児から
成人までの範囲の着用者に適応するように変化で
きる。第２図および第３図に図示された好ましい
具体例は矩形吸収層２４を有し、そして約12ポン
ド〜約23ポンド（約５Kg〜約10Kg）の乳幼児用で
ある。それ故、吸収層２４は水８〜16ｇ／吸収体
１ｇの吸収能力を有する幅約12インチ（31.8cm）
×長さ16インチ（40.6cm）の吸収毛羽である。従
つて、第２図および第３図に図示された好ましい
具体例で使用される吸収毛羽の重量は約30〜56ｇ
である。しかし、吸収芯１４の大きさ、形状、お
よび総吸収能力は、乳幼児から成人までの範囲の
着用者に適応するように変化できることを理解す
べきである。それ故、他の寸法および他の形状
（例えば、砂時計形）も吸収芯１４用に使用でき
る。

テイシユ層２６および２８は、吸収芯１４の引
張強さを向上させ、そして吸収層２４がゆれた際
に引き裂かれたり、かたまつたり、または丸まつ
たりする傾向を減少させせる。テイシユ層２６お
よび２８は、吸収された液体の横方向のウイツキ
ングも向上させ、それによつて吸収芯１４全体に
わたつての液体の分布を更に与える。テイシユ層
２６および２８を製造するのに多数の材料および
製造技術を使用できるが、満足な結果は約10ポン
ド／3000平方フイート（10ｇ／m²）の坪量を有し
かつ1/2インチ（12.8ml）の水圧低下にわたつて
約100立方フイート／分／平方フイート（30.5
m³／分／m²）の通気性を有するテイシユペーパー
のシートの場合に得られる。テイシユ層２６およ
び２８は好ましくは吸収層２４と同一延長である
が、異なる寸法、異なる配置を有することがで
き、または全く省略することもできる。

第二テイシユ層２８はバツクシート部分１６上
に設けられ、そして好ましくは取付手段（図示せ
ず）、例えば当該技術分野で周知のものによつて
バツクシート部分１６に取り付けられる。例え
ば、吸収芯１４をバツクシート部分１６に接着剤
の均一連続層、接着剤のパターン化層、または接
着剤の整列した分離線または点によつて固着でき
る。満足であることが見い出されている接着剤
は、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・カン
パニーによつて製造され、そして商品名イースト
ボンド（Eastobond）Ａ−３で市販されている。

バツクシート部分１６は、液体に対して不透過
性であり、そして好ましくはプラスチツク薄膜か
ら製造されるが、他の可撓性液体不透過性材料も
使用できる。バツクシート部分１６は、吸収芯１
４に収容された液体がオムツと接触する物品、例
えばベツトシートおよび下着をゆらすのを防止す
る。約0.005〜厄0.002インチ（0.0012〜0.0051cm）
の厚さを有するポリエチレンフイルムを好ましい
具体例においてバツクシート部分１６用に使用し
て満足な結果を得ている。本明細書において「可
撓性」なる用語は適応性があり、かつ人体の一般
的形状および輪郭と容易に同じものとなる材料を
意味する。好適なポリエチレンフイルムは、モン
サント・ケミカル・カンパニーによつて製造さ
れ、そして商業上フイルムNo.8020として市販され
ている。

トツプシート部分１２は、適応性があり、柔軟
な感じであり、そして着用者が皮膚に刺激を与な
い。更に、トツプシート部分１２は液体透過性で
あり、液体をその厚さ方向に容易に透過させる。
好適なトツプシート１２は広範囲の材料、例えば
多孔性発泡体、開口化プラスチツクフイルム、天
然繊維（例えば、木材または綿繊維）、合成繊維
（例えばポリエステルまたはポリプロピレン繊維）
または天然繊維と合成繊維との組み合わせから製
造でき、そしてオムツ１０の着用者が吸収芯１４
と接触するのを防止する。

特に好ましいトツプシート部分１２は、テネシ
ー・イーストマン・コーポレーシヨンによつて市
販されているコールデルタイプ（Kodal−type）
411ポリエステル繊維のような約1.5のデニールを
有するステーブ長ポリエステル繊維約65重量％；
約1.5のデニールを有するステーブル長捲縮レー
ヨン繊維約15重量％；およびセラニーズ・コーポ
レーシヨンによつて市販されているセラニーズ
（Celanese）CPE8335のようなアクリル系共重合
体結合剤約20重量％からなる。本明細書において
「ステーブル長繊維」なる用語は少なくとも5/8イ
ンチ（15.9mm）の長さを有する繊維を意味する。
明らかに、トツプシート部分１２を製造するのに
利用できる多数の製造技術がある。例えば、トツ
プシート部分１２は繊成され、不織成され、スパ
ンボンドされ、カード化され、または同様に処理
できる。好ましいトツプシート部分１２は、当該
技術分野において周知の手段によつてカード化さ
れ、結合剤溶液で飽和され、乾燥され、そして硬
化される。好ましくは、トツプシート部分１２は
約18〜約22ｇ／平方ヤードの秤量範囲を有する。
好ましいトツプシート部分１２は、機械方向にお
ける少なくとも約400ｇ／cmおよび機械交差方向
における少なくとも約55ｇ／cmの最小湿潤引張強
さによつて更に特徴づけられる。

バツクシート部分１６は、吸収芯１４の第二反
対面２２上に設けられ、そして一般に吸収芯１４
の寸法よりも大きい寸法を有する。トツプシート
部分１２は吸収芯１４の第一反面２０上に設けら
れ、そして第一縦方向側端５４と同一延長である
が、吸収芯１４よりも長い。バツクシート部分１
６の縦方向の縁３０はトツプシート部分１２上に
折り重ねられ、そして縦方向シーム３２に沿つて
接着剤の使用のような好適な方式でトツプシート
部分１２に貼着される。好適な接着剤はナシヨナ
ル・スターチ・コーポレーシヨンによつて製造さ
れ、かつ商品名インスタントロツク（Instant
Lock）34−2933で市販されているが、周知の他
の接着剤も使用できる。第２図に最良に示される
ように、トツプシート部分１２の横方向端３４は
吸収芯１４の第二反対面２２上に折り重ねられ、
そして横方向シーム（図示せず）に沿つてバツク
シート部分１６に貼着される。それ故、吸収芯１
４はバツクシート部分１６およびトツプシート部
分１２を具備する外方カバー層１１内に入れら
れ、バツクシート部分１６および吸収芯１４は前
記米国特許Re第26151号明細書「使い捨てオム
ツ」に示されるようにに組み立てられ得る。

オムツ１０をつけている際にオムツ１０上に排
出される液体は、オムツ１０全体にわたつて分布
される傾向があるであろう。液体分布の結果、幾
らかの液体は、漏れが生ずることができるオムツ
１０のセグメントに向けて移動するであろう。こ
れらのセグメントの位置および漏れが生ずる特定
の手段は、オムツ１０用に使用された特定の構造
に依存するであろう。しかし、一般に、液漏れは
オムツの着用者の脚の回りに取り付けられるオム
ツ１０のセグメントにおいてしばしば生ずる。

図面は、オムツの着用者の脚の回りの液漏れを
減少しようとする本発明の好ましい具体例および
別の好ましい具体例を図示する。従つて、第２図
および第３図に図示されたオムツ１０には、オム
ツをつけた際に着用者の脚を囲むように位置づけ
られた多数のフラツプ３７が設けられている。脚
を完全に囲むことは必須ではないが、第２図に示
された好ましい具体例はオムツ１０の全長にわた
つて縦断するフラツプ３７を有する。

フラツプ３７は、固定端４０、末端４２、およ
び液体接触表面４３を有する薄い可撓性バンドで
ある。固定端４０および末端４２は互いに離間関
係にあり、そしてフラツプ３７の幅を定める。固
定端４０および末端４２は平行、非平行であるこ
とができ、または直線で囲まれたものまたは曲線
で囲まれたものであることができる。しかし、好
ましくは末端４２および固定端４０は平行であ
り、そして直線で囲まれたものであり、それによ
つて均一の幅をフラツプ３７に付与する。液体接
触表面４３は主要表面であり、その縦方向側部は
固定端４０および末端４２によつて境界をつけら
れ、そしてそれを横切つて表面尿（後述）は流れ
て固定端４０から末端４２に移動しなければなら
ない。

第２図に図示された好ましいオムツ１０には第
一フラツプ３８および第二フラツプ３９が設けら
れており、各々はそれぞれ第一縦方向側端５２お
よび第二縦方向側端５４において外方カバー層１
１に連結された固定端４０を有する。「連結」な
る用語はフラツプ３７を外方カバー１１に貼着さ
せる如何なる手段も包含し、そしてフラツプ３７
が外方カバー層と一体（integral）とされる手段
（即ち、フラツプ３７は外方カバー層１１に貼着
された別のエレメントである）およびフラツプ３
７が外方カバー層１１と単一である手段（即ち、
フラツプ３７が外方カバー層１１と共通に少なく
とも１つの連続的な非分割のエレメントを有す
る）を包含する。第２図および第３図に図示され
た好ましいオムツの構造においては、フラツプ３
７は、オムツをつけた際にフラツプ３７が着用者
の脚を囲むように吸収芯１４の第一縦方向側端５
２および第二縦方向側端５４に隣接してカバー層
１１に連結されている。他のオムツ構造を使用す
る場合には、フラツプ３７の他の配置が必要であ
ることがある。

末端４２は弾性的に収縮でき、収縮時の長さ
（即ち、引張力をかけず、かつ弾性部材４４の収
縮力が末端４２を収縮させる際の末端４２の長
さ）の少なくととも約110％である伸張時の長さ
（即ち、弾性部材の収縮力に打ち勝つのに十分な
引張力に付す際の長さ）を有する。このように、
末端４２は、それに沿つて弾性収縮が生ずる固定
端４０から最も遠く離間した線である（その距離
はフラツプ３７の液体接触表面４３に沿つて測定
される）。

末端４２は、好ましくはフラツプ３７と着用者
の脚との間に主要ギヤツプを生じさせずに着用者
の脚の回りに可撓性のフラツプ３７のギヤザをつ
けさせるのに十分な距離吸収芯１４から変位され
ている。本明細書において「変位」なる用語は吸
収芯１４から変位できる末端４２を包含する。換
言すれば、末端４２が同等の容易さで吸収芯１４
に対して１よりも多い位置をとるならば、その末
端４２は変位でき、そして末端４２が時々吸収芯
１４に隣接した位置をとることができるとしても
「変位」なる用語に包含される。末端４２から吸
収芯１４までの距離は、末端４２を吸収芯１４か
らできるだけ遠く離間させるように位置づける際
に末端４２から吸収芯１４の最近接部分までに引
かれる線に沿つて測定される。好ましくは、末端
４２は吸収芯１４から少なくとも約0.25インチ
（6.3mm）の距離変位されるであろう。最も好まし
くは、末端４２は少くとも約0.50インチ（13mm）、
なお更に好ましくは少なくとも約0.75インチ（19
mm）変位されるであろう。

フラツプ３７は弾性材料から作られるか弾性的
に収縮できるものとされるが、所要の弾性は好ま
しくは弾性部材４４によつて与えられる。通常の
非拘束配置において弾性部材４４が弾性部材４４
に隣接するフラツプ材料を有効に収縮するかギヤ
ザをつけるように、弾性部材４４は弾性的に収縮
できる状態においてフラツプ３７に貼着される。
弾性部材４４の配置は、後述のように末端４２の
位置を決定するであろう。弾性部材４４を少なく
とも２つの方式で弾性的に収縮できる状態におい
てフラツプ３７に貼着できる。例えば、弾性部材
４４をその伸張状態に伸張し、そしてフラツプ３
７が非収縮状態にある際にフラツプ３７に固定す
ることができる。或いは、フラツプ３７を例えば
プリーツ加工によつて収縮させ、そして弾性部材
４４がその緩和または非伸張状態にある際に弾性
部材４４を収縮フラツプ３７に固定させることが
できる。

弾性部材４４は、好ましくは使用時に約0.1〜
約2.5ポンド／平方インチ（約0.7〜約17kpa）の
皮膚接触圧を生ずる。前記範囲内の皮膚接触圧
は、皮膚に有害に跡をつけるかマークをつける圧
力をかけさせずフラツプ３７と乳幼児のももとの
連続接触を与えるのに許容できる。適当な皮膚接
触圧を与えるために、弾性部材４４は、好ましく
はその伸張状態において約10〜約200ｇの範囲内、
最も好ましくは約20〜約100ｇの範囲内の収縮力
を有するであろう。弾性部材４４は、この種の収
縮力を与えるべきであり、そしてその緩和状態か
らの伸びにおいて約50〜約400％の範囲内、最も
好ましくは約125〜約300％の伸張状態を確立すべ
きである。

良く作用することが見い出されている１つの弾
性部材４４は、0.007インチ×0.06インチ（約0.18
mm×約1.5mm）の断面を有し、そしてイースト・
ハンプトン・ラバー・カニーから入手できかつＬ
−1900ゴム化合物と同定される天然ゴムから作ら
れた弾性テープである。この弾性テープは、その
緩和状態から150％伸張した際に約50ｇの収縮力
を生ずる。前記ゴムテープを第２図および第３図
の好ましい具体例において弾性部材４４として使
用し、そしてその緩和状態から150％伸張してそ
の伸張状態、即ちフラツプ３７に取り付けた際に
フラツプ３７用に使用された材料によつて許され
た最大伸張長さにあるようにした。そして、ゴム
テーブはそれらの中に約50ｇの張力を有する。

第２図および第３図に図示されるように、弾性
部材４４は弾性体取付部材（図示せず）でフラツ
プ３７に固着することによつてフラツプ３７と操
作上関連させられる。弾性体取付部材は可撓性で
あり、かつ弾性部材４４を実質上無際限に伸張状
態に保持するのに十分な接着力を有しているべき
である。可撓性弾性体取付部材として作用する１
つの材料は、フアインドレイ・アドヘシブズ・イ
ンコーポレーテツドによつて商品名フアインドレ
アドレシブス（Findley Adhesives）691−336で
市販されているようなホツトメルト接着剤であ
る。弾性部材４４をどのように位置づけかつオム
ツ１０に固着するかということについての更に詳
細な説明は、前記米国特許第386003号明細書「使
い捨てオムツ用の収縮性側部」に与えられる。

第２図に図示された好ましい具体例において
は、フラツプ３７は外方カバー層１１と単一であ
る。更に詳細には、バツクシート部分１６は、バ
ツクシート部分１６用に使用された材料が縦方向
シーム３２を超えてのびるように十分幅広い。こ
の具体例においては、バツクシート部分１６用に
使用された材料をフラツプ３７用に使用し、縦方
向シーム３２に隣接するバツクシート部分の材料
はフラツプ３７の固定端４０を形成した。

各フラツプ３７の液体接触表面４３には漏れ抵
抗部分４８が設けられている（第３図）。漏れ抵
抗部分４８は、フラツプ３７の末端４２と固定端
４０との間に位置づけられたフラツプ３７の一部
分である。漏れ抵抗部分４８はフラツプ３７の固
定端４０からフラツプ３７の末端４２までの液体
の移動を遅延させる。それによつて、漏れ抵抗部
分４８は、液体接触表面４３を横切つて排出点か
ら液漏れが生ずることができる末端４２に向けて
移動する際に液体の通る通路内に障害物を与え
る。従つて、漏れ抵抗部分４８は非ウイツキング
性であり（即ち、漏れ抵抗性部分４８と接触する
液体は毛管液体輸送により漏れ抵抗部分４８を横
切らない）、非吸収性であり（即ち、液体は漏れ
抵抗部分４８によつて保持されず、それ故に吸収
芯１４に向かつて流し戻すのが自由である）、そ
して液体不透過性である。更に、漏れ抵抗部分４
８は、液体がオムツ１０の通常の使用時に漏れ抵
抗部分４８を通過しないように位置づけられ、か
つ所定の寸法とされる。

第２図および第３図に図示された好ましい具体
例においては、漏れ抵抗部分４８はバツクシート
部分１６用に使用されたのと同一の種類のポリエ
チレンフイルムのストリツプである。このよう
に、漏れ抵抗部分４８は液体を吸収しないだけで
はなく、ウイツキングしない。更に、漏れ抵抗部
分４８は液体に対して不透過性である。そこで、
液体は通常の使用および圧力下においては漏れ抵
抗部分４８の厚さを通しては通過しないであろ
う。

好ましくは、漏れ抵抗部分４８は、フラツプ３
７の全長にのびる長さおよび少なくとも約0.125
インチ（３mm）の幅を有する。しかし、他の寸法
も使用できる。例えば、漏れ抵抗部分４８はフラ
ツプ３７の長さとは異なる長さを有することがで
きる。更に、各種の幅を漏れ抵抗部分４８用に使
用できる。漏れ抵抗部分４８の幅は好ましくは少
なくとも約0.125インチ（３mm）であるが、更に
好ましくは少なくとも約0.25インチ（６mm）であ
り、なお更に好ましくは少なくとも約0.50インチ
（12mm）である。漏れ抵抗部分４８の幅が広くな
ればなるほど、液体は多分漏れ抵抗部分４８をわ
たる（bridge）ことが少なくなり、そしてオムツ
１０から漏れ出ることが少なくなる。

使属時に、オムツ１０の着用者の脚間に置き、
そして好適な手段、例えば周知の粘着テープ５６
を使用して着用者の腰の回りに締めつける。本発
明のオムツ１０を着用者に適用する場合には、本
発明のオムツ１０は改善された液体収容特性を示
す。如何なる１つの理論によつても限定されるこ
とを望まないが、改善された液体収容特性は以下
のようにして達成されると考えられる。

尿がバツクシート部分１２上に排出されると、
幾らかの尿はバツクシート部分１２を透過し、か
つ吸収芯１４によつて吸収され（以下、吸収尿と
称す）、幾らかの尿はトツプシート部分１２の表
面上を流れ（以下、表面尿と称す）、幾らかの尿
はトツプシート部分１２によつて吸収され、かつ
トツプシート部分１２を通して横方向にウイツキ
ングし、そして幾らかの尿はトツプシート部分１
２とオムツの着用者の皮膚との間の界面において
形成された毛管チヤンネル内に流れる。

吸収尿は吸収芯１４全体にわたつて移行し、排
出点（即ち、またの領域１３）から吸収芯１４の
周辺端５０に向けて移動する。結局は、尿は第一
縦方向側端５２および第二縦方向側端５４に達す
るであろう。漏れ抵抗部分４８と遭偶する吸収尿
はフラツプ３７によつて吸収されず、かつフラツ
プ３７中にウイツキングできないので、吸収尿は
それぞれ縦方向側端５２および５４においてオム
ツ１０から漏れ出ないように有効にされる。

同様に、表面尿は排出点から第一縦方向側端５
２および第二縦方向側端５４に向けて移動する。
漏れ抵抗部分４８と接触する表面尿は吸収されな
い。通常の使用時に、重力は表面尿を吸収芯１４
に向けて流し戻させる傾向があるであろう。漏れ
抵抗部分を横切る表面尿は、フラツプ３７をオム
ツの着用者の脚の回りに引く際に弾性部材４４に
よつて達成されるシーリング効果によつてオムツ
から漏れ出るのが遅延される。

フラツプ３７の末端４２は弾性的に収縮でき、
それ故オムツ１０をつけた際に末端４２は着用者
の脚の回りに引かれる。固定端４０は通常着用者
の脚からたるみ、それによつてギヤツプを漏れ抵
抗部分４８と着用者の皮膚との間に形成する。ト
ツプシート部分１２とオムツの着用者の皮膚との
間に形成された毛管チヤンネルに沿つて流れる液
体は、漏れ抵抗部分４８における毛管チヤンネル
内の不連続性によつて漏れ抵抗部分４８をわたる
のが防止される。このようにして、液体オムツ１
０から漏れないようにされる。

最後に、トツプシート部分１２によつて隙間的
に吸収される尿は、トツプシート部分１２を通し
て第一縦方向側端５２および第二縦方向側端５４
に向けて横方向にウイツキングする。表面尿の場
合のように、トツプシート部分１２によつて吸収
された尿は非ウイツキング性である漏れ抵抗部分
４８と遭偶する。それによつて、トツプシート部
分によつて吸収された尿は、漏れを生ずることの
できる末端４２に達しないようにされる。

本発明が例示の具体例を参照して説明されてい
ること、および変形または修正を本発明の精神お
よび範囲から逸脱せずに前記具体例に施すことが
できることが当業者によつて理解されるであろ
う。

例えば、第４図に示すように、フラツプ３７を
各々中間部材６２として利用して、前記のように
トツプシート部分１２およびバツクシート部分１
６と間接的に接合できる。第４図、第５図および
第６図は第２図の３−３線に対応する線に沿つて
とられた本発明の別の好ましい具体例の断面図で
ある。オムツの一端のみを第４図、第５図および
第６図に図示し、かつそれらの図面を参照して説
明するが、オムツ１０の諸端は本質上互いの鏡像
であることが理解されるべきである。

第４図を参照すると、フラツプ３７はバツクシ
ート部分１６用に使用された材料を吸収芯１４の
第一縦方向側端５２を超えてのばし、そしてバツ
クシート１６用に使用された材料の端６４をトツ
プシート部分１２に貼着することによつて形成さ
れることがわかる。このように端６４は固定端４
０と一致する。弾性部材４４は末端４２に固着さ
れており、そして液体接触表面４３は固定端４０
と末端４２との間に位置づけられている。

液体接触表面４３の漏れ抵抗部分４８は、末端
４２と固定端４０との間に位置づけられている。
第４図の別の好ましい具体例の全フラツプ３７は
バツクシート部分１６用に使用されたのと同一の
材料から作られるので、漏れ抵抗部分４８は固定
端４０から末端４２までのびでいる。

第５図は、フラツプ３７を中間部材６２として
利用してトツプシート部分１２およびバツクシー
ト部分１６を間接的に接合している別の好ましい
具体例を示す。フラツプ３７は、トツプシート部
分１２用に使用された材料を吸収芯１４の第一縦
方向側端５２を超えてのばし、そしてトツプシー
ト部分１２用に使用された材料の端６６をバツク
シート部分１６に貼着することによつて形成され
る。

トツプシート部分１２用に使用された材料の境
界部分６８を処理して液体不透過性、非吸収性、、
そして非ウイツキング性であるようにさせる。こ
の種の処理は当該技術分野において周知である
が、好適な処理はボロン・オイル・カンパニーに
よつて商品名ボロンワツクス（Boron Wax）で
市販れているような食品等級パラフインロウ適用
することによつて得られる。

処理された境界部分６８は、液体接触表面４３
の漏れ抵抗部分４８を形成する。第５図に示され
るように、固定端４０は境界部分６８の内方端と
一致し、一方末端４２はそれから離間されてい
る。弾性部材４４は末端４２においてフラツプ３
７に貼着されている。

第６図は、フラツプ３７に上ばりシート７０が
設けられている別の好ましい具体例を示す。この
具体例においては、このバツクシート部分１６用
に使用された材料は吸収芯１４の第一縦方向側端
５２を超えてのびて、バツクシート部分１６と単
一であるフラツプ３７を形成する。トツプシート
部分１２は、バツクシート部分１６に直接接合さ
れている。

フラツプ３７の固定端４０は外方カバー層１１
に連結されており、そして弾性部材４４は末端４
２において貼着されている。弾性部材４４と着用
者の皮膚との間の直接的接触防止するために、上
ばりシート７０が末端４２において貼着されてい
る。上ばりシート７０は、皮膚を刺激しない如何
なる可撓性材料からも作られる。図示された好ま
しい具体例においては、上ばりシート７０はトツ
プシート部分１２用に使用されたのと同一の材料
から作られた。

液体接触表面４３の漏れ抵抗部分４８は、固定
端４０と末端４２との間に位置づけられている。

【図面の簡単な説明】

第１図はＺ折りされかつ乳幼児に置こうとされ
ている本発明の使い捨てオムツの斜視図、第２図
はＺ折りしかつ収縮させる前の第１図の使い捨て
オムツの部分切取斜視図、第３図は３−３線に沿
つてとられた第２図のオムツの断面図、第４図は
３−３線に対応する線に沿つてとられた本発明の
別の好ましい具体例の断面図、第５図は３−３線
に対応する線に沿つてとられた本発明の別の好ま
しい具体例の断面図、第６図は３−３線に対応す
る線に沿つてとられた本発明の別の好ましい具体
例の断面図である。 １０……オムツ、１１……外方カバー層、１２
……トツプシート部分、１４……吸収芯、１６…
…バツクシート部分、２０……第一反対面、２２
……第二反対面、３７……フラツプ、４０……固
定端、４２……末端、４３……液体接触表面、４
４……弾性部材、４８……漏れ抵抗部分、５０…
…周辺端、５２……第一縦方向側端、５４……第
二縦方向側端、６２……中間部材、７０……上ば
りシート。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 外方カバー層； 液体を吸収する吸収芯部材（この吸収芯部材は
   前記外方カバー層に入れられ、前記吸収芯部材は
   第一縦方向側端および第二縦方向側端からなる周
   辺端を有する）；および 多数のフラツプ（前記フラツプの各々は固定
   端、前記固定端に離間関係にある末端を有し、か
   つ液体接触表面を有し、その縦方向側部は前記固
   定端および前記末端によつて境界をつけられ、前
   記フラツプの１つは前記吸収芯部材の前記第一縦
   方向側端において前記外方カバー層に連結された
   前記固定端を有し、そして前記フラツプの１つは
   前記第二縦方向側端において前記外方カバー層に
   連結された前記固定端を有し、前記フラツプは前
   記液体接触表面上で前記固定端と前記末端との間
   に介装された漏れ抵抗部分を有し、前記末端は前
   記吸収芯部材から変位され、かつ弾性的に収縮で
   き、そして前記漏れ抵抗部分は非吸収性であり、
   かつ液体不透過性である） を具備することを特徴とする使い捨てオムツ。 ２ 前記外方カバー層がトツプシート部分および
   バツクシート部分を具備し、前記トツプシート部
   分は前記バツクシート部分と一緒に接合されてい
   る特許請求の範囲第１項に記載の使い捨てオム
   ツ。 ３ 前記吸収芯が第一反対面および第二反対面を
   有し、前記トツプシート部分は前記第一反対面上
   に重ねられており、そして前記バツクシート部分
   は前記第二反対面上に重ねられている特許請求の
   範囲第２項に記載の使い捨てオムツ。 ４ 前記漏れ抵抗部分が少なくとも約0.125イン
   チ（約３mm）の幅を有する特許請求の範囲第１項
   または第２項に記載の使い捨てオムツ。 ５ 前記漏れ抵抗部分が少なくとも約0.25インチ
   （約6.3mm）の幅を有する特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項に記載の使い捨てオムツ。 ６ 前記漏れ抵抗部分が少なくとも約0.50インチ
   （約13mm）の幅を有する特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項に記載の使い捨てオムツ。 ７ 前記末端が前記吸収芯部材から少なくとも約
   0.25インチ（約6.3mm）の距離変位されている特
   許請求の範囲第４項に記載の使い捨てオムツ。 ８ 前記末端が前記吸収芯部材から少なくとも約
   0.50インチ（約13mm）の距離変位されている特許
   請求の範囲第４項に記載の使い捨てオムツ。 ９ 前記末端が前記吸収芯部材から少なくとも約
   0.75インチ（約19mm）の距離変位されている特許
   請求の範囲第４項に記載の使い捨てオムツ。 １０ 前記末端が前記吸収芯から少なくとも約
   0.50インチ（約13mm）の距離変位されている特許
   請求の範囲第６項に記載の使い捨てオムツ。 １１ 前記末端が前記吸収芯から少なくとも約
   0.75インチ（約19mm）の距離変位されている特許
   請求の範囲第６項に記載の使い捨てオムツ。 １２ 弾性部材が前記フラツプに弾性的に収縮で
   きる状態で貼着されている特許請求の範囲第１項
   に記載の使い捨てオムツ。 １３ 弾性部材が前記フラツプに弾性的に収縮で
   きる状態で貼着されている特許請求の範囲第７項
   に記載の使い捨てオムツ。 １４ 弾性部材が前記フラツプに弾性的に収縮で
   きる状態で貼着されている特許請求の範囲第１０
   項に記載の使い捨てオムツ。 １５ 前記弾性部材が天然ゴムから作られた弾性
   テープである特許請求の範囲第１２項に記載の使
   い捨てオムツ。 １６ 前記フラツプが前記バツクシート部分と単
   一である特許請求の範囲第７項に記載の使い捨て
   オムツ。 １７ 前記トツプシート部分用に使用された材料
   が液体不透過性であり、非吸収性であり、かつ非
   ウイツキング性である境界部分を有し、前記フラ
   ツプが前記トツプシート部分と単一である特許請
   求の範囲第７項に記載の使い捨てオムツ。 １８ 上ばりシートが前記末端に貼着されている
   特許請求の範囲第７項に記載の使い捨てオムツ。 １９ 前記外方カバー層がトツプシート部分、バ
   ツクシート部分および中間部材を具備し、前記ト
   ツプシート部分および前記バツクシート部分が前
   記中間部材に貼着されている特許請求の範囲第１
   項に記載の使い捨てオムツ。 ２０ 前記フラツプが前記中間部材として利用さ
   れている特許請求の範囲第１９項に記載の使い捨
   てオムツ。 ２１ 前記トツプシート部分が前記フラツプに連
   結されており、そして前記バツクシート部分が前
   記フラツプに連結されている特許請求の範囲第２
   項に記載の使い捨てオムツ。 ２２ 前記漏れ抵抗部分が少なくとも0.125イン
   チ（約３mm）の幅を有する特許請求の範囲第１９
   項、第２０項、または第２１項に記載の使い捨て
   オムツ。 ２３ 前記漏れ抵抗部分が少なくとも約0.50イン
   チ（約13mm）の幅を有する特許請求の範囲第１９
   項、第２０項、または第２１項に記載の使い捨て
   オムツ。 ２４ 前記末端が前記吸収芯部材から少なくとも
   約0.25インチ（約6.3mm）の距離変位されている
   特許請求の範囲第２２項に記載の使い捨てオム
   ツ。 ２５ 前記末端が前記吸収芯部材から少なくとも
   約0.75インチ（約19mm）の距離変位されている特
   許請求の範囲第２２項に記載の使い捨てオムツ。