JP2565491B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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- JP2565491B2 JP2565491B2 JP61158609A JP15860986A JP2565491B2 JP 2565491 B2 JP2565491 B2 JP 2565491B2 JP 61158609 A JP61158609 A JP 61158609A JP 15860986 A JP15860986 A JP 15860986A JP 2565491 B2 JP2565491 B2 JP 2565491B2
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- Japan
- Prior art keywords
- core
- sheet
- water
- diaper
- impermeable
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使い捨ておむつ、とくに排泄物の漏れ防止
構造を特徴とする該おむつに関する。
構造を特徴とする該おむつに関する。
従来、着用者の脚回りに柔かく接するサイドフラップ
を備えない使い捨ておむつであって、吸収性コアの下面
に位置する不透水性バックシートの対向側が該コアの対
向側を覆うように上方へ折り曲げられ、しかも、該コア
の上面に位置する透水性トップシートの対向側縁にその
縦方向にギャザーを作るポリウレタンフォーム製のエラ
スチックバンドが平面的に配設されたものが、特開昭54
−10050号公報に開示されている。この出願にかかる発
明の主旨は、前記エラスチックバンドの伸縮性が前記コ
アの剛性により拘束されることを少なくするため、該バ
ンドが接着した部位の前記トップシートおよび前記バッ
クシートの各部分が該コアに対して自由であるようにし
た点にある。
を備えない使い捨ておむつであって、吸収性コアの下面
に位置する不透水性バックシートの対向側が該コアの対
向側を覆うように上方へ折り曲げられ、しかも、該コア
の上面に位置する透水性トップシートの対向側縁にその
縦方向にギャザーを作るポリウレタンフォーム製のエラ
スチックバンドが平面的に配設されたものが、特開昭54
−10050号公報に開示されている。この出願にかかる発
明の主旨は、前記エラスチックバンドの伸縮性が前記コ
アの剛性により拘束されることを少なくするため、該バ
ンドが接着した部位の前記トップシートおよび前記バッ
クシートの各部分が該コアに対して自由であるようにし
た点にある。
一方、着用者の脚回りに柔かく接するサイドフラップ
を備える使い捨ておむつであって、該フラップの縦方向
にギャザーを作るゴム製のエラスチックバンドが設けら
れたものが多数提案され、一般に実用に供されている
が、その代表的なおむつは、特公昭52−40267号公報に
開示されている。この出願にかかる発明の主旨は、前記
エラスチックバンドを介して該フラップが肌に圧接する
ようにした点にある。
を備える使い捨ておむつであって、該フラップの縦方向
にギャザーを作るゴム製のエラスチックバンドが設けら
れたものが多数提案され、一般に実用に供されている
が、その代表的なおむつは、特公昭52−40267号公報に
開示されている。この出願にかかる発明の主旨は、前記
エラスチックバンドを介して該フラップが肌に圧接する
ようにした点にある。
一般に、使い捨ておむつにおいては、吸収性コアは、
綿状パルプを主材としているが、その吸収性を向上する
ため、高吸収性ポリマー粒子を混合したり、エンボスを
付与したりされている。しかし、前記トップシートおよ
び前記コアの吸収速度はその上面に尿が排泄された途端
にこれを一挙に吸収するほど高くはないので、尿が該シ
ートの上面でその横方向に流動しておむつの対向側縁か
ら漏れることがある。こうした漏れは一度に排泄される
量が比較的多いほど起こり易いことはいうまでもない。
ところで、前記前者のおむつにおいては、着用者の脚回
りに前記エラスチックバンドをその弾性で平面的に着用
者の脚回りに圧接させることだけで排泄物の漏れを防止
するが、前記後者のおむつのようにサイドフラップに該
バンドが設けられていないため、前記後者のおむつに比
較して該バンドの伸縮性が悪くて着用者の身体に追従密
接せず、おむつを着用させた状態が少しでも悪かった
り、着用者が動いて或る姿勢になったりすると、該バン
ドの部位と肌との間に隙間が生じ易い。したがって、該
隙間から前記流動する尿はもちろん、流動性大便(軟
便)さえも漏れることがある。
綿状パルプを主材としているが、その吸収性を向上する
ため、高吸収性ポリマー粒子を混合したり、エンボスを
付与したりされている。しかし、前記トップシートおよ
び前記コアの吸収速度はその上面に尿が排泄された途端
にこれを一挙に吸収するほど高くはないので、尿が該シ
ートの上面でその横方向に流動しておむつの対向側縁か
ら漏れることがある。こうした漏れは一度に排泄される
量が比較的多いほど起こり易いことはいうまでもない。
ところで、前記前者のおむつにおいては、着用者の脚回
りに前記エラスチックバンドをその弾性で平面的に着用
者の脚回りに圧接させることだけで排泄物の漏れを防止
するが、前記後者のおむつのようにサイドフラップに該
バンドが設けられていないため、前記後者のおむつに比
較して該バンドの伸縮性が悪くて着用者の身体に追従密
接せず、おむつを着用させた状態が少しでも悪かった
り、着用者が動いて或る姿勢になったりすると、該バン
ドの部位と肌との間に隙間が生じ易い。したがって、該
隙間から前記流動する尿はもちろん、流動性大便(軟
便)さえも漏れることがある。
一方、前記後者のおむつにおいては、前記サイドフラ
ップを前記エラスチックバンドで着用者の脚回りに圧接
するから、該フラップが比較的よく肌に密接する傾向が
あり、前記前者のおむつよりも漏れを防止するうえで優
れている。しかし、肌に接する該トップシートは透水性
であるばかりでなく、おむつの外側に位置するサイドフ
ラップの脚回りに対する圧接だけで漏れを防止するもの
であるため、その防止に関してはいまだ不十分である。
ップを前記エラスチックバンドで着用者の脚回りに圧接
するから、該フラップが比較的よく肌に密接する傾向が
あり、前記前者のおむつよりも漏れを防止するうえで優
れている。しかし、肌に接する該トップシートは透水性
であるばかりでなく、おむつの外側に位置するサイドフ
ラップの脚回りに対する圧接だけで漏れを防止するもの
であるため、その防止に関してはいまだ不十分である。
本発明の主たる目的は、サイドフラップにエラスチッ
クバンドを設けるとともに、吸収性コアの対向側の上縁
に立体的の伸縮構造を有する堤防機能を付与することに
より、前記両者のおむつが有する排泄物の漏れを有効に
防止することができる使い捨ておむつを提供することに
ある。
クバンドを設けるとともに、吸収性コアの対向側の上縁
に立体的の伸縮構造を有する堤防機能を付与することに
より、前記両者のおむつが有する排泄物の漏れを有効に
防止することができる使い捨ておむつを提供することに
ある。
なお、従来における前記両者のおむつにおいては、そ
れぞれの前記主旨および前記問題点から明らかなよう
に、本発明のごとき構成を示唆する記載もない。したが
って、これらは本発明をなんら教示するものではないと
理解されよう。
れぞれの前記主旨および前記問題点から明らかなよう
に、本発明のごとき構成を示唆する記載もない。したが
って、これらは本発明をなんら教示するものではないと
理解されよう。
(2) 発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る使い捨ておむつは、所要厚さを有する吸
収性コアと、該コアの少なくとも上面を覆う透水性トッ
プシートと、該コアの少なくとも下面を覆う不透水性バ
ックシートと、該コアの対向側の下縁から外側へ延出す
る不透水性サイドフラップと、該フラップの長さ方向に
伸縮ギャザーを作る第1のエラスチックバンドと、該コ
アの対向側の上縁にあってその長さ方向に伸縮ギャザー
を作る各防漏堤とを含み、前記各防漏堤は、前記コアの
側部を覆うとともに前記コアの上面における前記トップ
シートの上面から上方へ突出する不透水性サイドシート
と、該不透水性サイドシートの上縁に沿って取り付けら
れて伸縮する第2のエラスチックバンドとから形成さ
れ、かつ、前記コアの上面における前記トップシートの
上面から上方への前記突出高さが少なくとも3mmであ
る。
収性コアと、該コアの少なくとも上面を覆う透水性トッ
プシートと、該コアの少なくとも下面を覆う不透水性バ
ックシートと、該コアの対向側の下縁から外側へ延出す
る不透水性サイドフラップと、該フラップの長さ方向に
伸縮ギャザーを作る第1のエラスチックバンドと、該コ
アの対向側の上縁にあってその長さ方向に伸縮ギャザー
を作る各防漏堤とを含み、前記各防漏堤は、前記コアの
側部を覆うとともに前記コアの上面における前記トップ
シートの上面から上方へ突出する不透水性サイドシート
と、該不透水性サイドシートの上縁に沿って取り付けら
れて伸縮する第2のエラスチックバンドとから形成さ
れ、かつ、前記コアの上面における前記トップシートの
上面から上方への前記突出高さが少なくとも3mmであ
る。
図面を参照しながら、本発明を図示の実施例に基づい
て説明すると、以下のとおりである。
て説明すると、以下のとおりである。
第1および第2図に示すように、おむつは、所要厚さ
を有する吸収性コア1と、透水性トップシート2と、不
透水性バックシート3と、不透水性サイドフラップ4
と、エラスチックバンド5と、防漏堤6とを含む。
を有する吸収性コア1と、透水性トップシート2と、不
透水性バックシート3と、不透水性サイドフラップ4
と、エラスチックバンド5と、防漏堤6とを含む。
トップシート2は、コア1の上面と周側とを覆ってい
る。バックシート3は、コア1の下面を覆うとともに、
コア1の周縁から外側へ延設している。サイドフラップ
4は、バックシート3の対向側の延出部3bと、その上面
に接合した不透水性サイドシート7からなる。
る。バックシート3は、コア1の下面を覆うとともに、
コア1の周縁から外側へ延設している。サイドフラップ
4は、バックシート3の対向側の延出部3bと、その上面
に接合した不透水性サイドシート7からなる。
エラスチックバンド5は、ゴム、ポリウレタンフォー
ムなどから作られ、サイドフラップ4を形成する延出部
3aとサイドシート7との間に介在接着している。そし
て、おむつが着用者の身体に適合するようにするため、
その対向側部間隔がおむつの前領域よりも後領域におい
て広く形成されていることが好ましい。
ムなどから作られ、サイドフラップ4を形成する延出部
3aとサイドシート7との間に介在接着している。そし
て、おむつが着用者の身体に適合するようにするため、
その対向側部間隔がおむつの前領域よりも後領域におい
て広く形成されていることが好ましい。
防漏堤6は、サイドシート7の一部が逆U状またはΩ
状に突出し、突出部8の内にその長さ方向に伸縮するエ
ラスチックバンド9が一体に接着して介在し、コア1の
対向側部の上縁から突出することによって形成されてい
る。突出部8はその内側がコア1の対向側部に位置する
トップシート2に接合し、その接合は少なくとも上端近
傍においてなされていることが必要である。コア1の対
向側部の上縁に位置するトップシート2の上面からの防
漏堤6の高さHは3〜20mm、第3図に示す防漏堤6は、
その上端近傍において内側へ屈曲してコア1の対向側部
上面に位置しているが、この場合には、少なくとも該上
面に位置するトップシート2の上面に接合してあること
が好ましい。エラスチックバンド9は、ゴムまたはポリ
ウレタンフォームのテープが幅方向に逆U状に折り曲げ
られ、突出部8の上半部内に位置している。しかし、エ
ラスチックバンド9は、伸縮性を有する限り、材質や形
態の如何を問わないし、また、突出部8の上半部内に位
置しているか、その全体に位置しているかを問わない
が、少なくともその頂部に位置していることが好まし
い。こうしたいずれの材質、形態や位置においても、防
漏堤6はコア1の対向側部の上縁に突出した状態を保つ
が、これは、突出部8の剛性(腰)と、エラスチックバ
ンド9の或る程度の伸長または収縮(バンド9が突出部
8に接着されているので完全に収縮復元しない)による
緊張力と、その収縮に伴い防漏堤5が上方へ弓状に湾曲
する性向とによる。ただし、防漏堤6は、その長さ方向
両端部が外側へ伏倒してあることが好ましいが、これ
は、そのようにしてあると、その両端部間の部分に外側
への傾倒性向が付与され、おむつの着用時に内側への伏
倒性向が未然に防止されるからである。
状に突出し、突出部8の内にその長さ方向に伸縮するエ
ラスチックバンド9が一体に接着して介在し、コア1の
対向側部の上縁から突出することによって形成されてい
る。突出部8はその内側がコア1の対向側部に位置する
トップシート2に接合し、その接合は少なくとも上端近
傍においてなされていることが必要である。コア1の対
向側部の上縁に位置するトップシート2の上面からの防
漏堤6の高さHは3〜20mm、第3図に示す防漏堤6は、
その上端近傍において内側へ屈曲してコア1の対向側部
上面に位置しているが、この場合には、少なくとも該上
面に位置するトップシート2の上面に接合してあること
が好ましい。エラスチックバンド9は、ゴムまたはポリ
ウレタンフォームのテープが幅方向に逆U状に折り曲げ
られ、突出部8の上半部内に位置している。しかし、エ
ラスチックバンド9は、伸縮性を有する限り、材質や形
態の如何を問わないし、また、突出部8の上半部内に位
置しているか、その全体に位置しているかを問わない
が、少なくともその頂部に位置していることが好まし
い。こうしたいずれの材質、形態や位置においても、防
漏堤6はコア1の対向側部の上縁に突出した状態を保つ
が、これは、突出部8の剛性(腰)と、エラスチックバ
ンド9の或る程度の伸長または収縮(バンド9が突出部
8に接着されているので完全に収縮復元しない)による
緊張力と、その収縮に伴い防漏堤5が上方へ弓状に湾曲
する性向とによる。ただし、防漏堤6は、その長さ方向
両端部が外側へ伏倒してあることが好ましいが、これ
は、そのようにしてあると、その両端部間の部分に外側
への傾倒性向が付与され、おむつの着用時に内側への伏
倒性向が未然に防止されるからである。
コア1は、綿状パルプまたは繊維ウエブもしくは不織
布中に高吸収性ポリマー粒子(図示せず)が混在する吸
収保持層10と、これよりも密度が低くて多くの空間を有
し、かつ、湿潤下の圧縮弾性回復率が高い繊維ウエブで
ある隔離層11とからなる。隔離層11は、トップシート2
と吸収保持層10との間に位置してその両者を隔離して、
排泄液が該隔離層をすばやく透過する一方、吸収保持層
10に吸収された排泄液が該吸収保持層の上面に逆流して
トップシート2に滲出することを少なくし、さらにコア
1にクッション性を付与して、着用者に剛性感を与えな
い、といった機能を有する。こうした機能を十分に有す
るためには、隔離層11は、長さ35〜100mmの繊維が交差
点で融着してウエブ形態を維持していることが好まし
い。繊維としては疎水性繊維、好ましくはそのうち少な
くとも50重量%が吸水性(いわゆる吸汗性)を有する繊
維、とくに吸汗性ポリエステル繊維が用いられる。ま
た、繊維融着を容易にするため、低融点(110〜200℃)
のポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン・低融点ポリエ
ステル/通常のポリエステルの各コンジュケート繊維
(サイド バイ サイド、芯−鞘型)などを最高30重量
%含むことが好ましい。隔離層10の厚さは3g/cm2の荷重
を1分間かけた後の測定が2〜10mm、坪量が20〜80g/m
2、湿潤状態での圧縮弾性回復率が30%以上で、好まし
くは50%以上であり、繊度は3〜13dである。
布中に高吸収性ポリマー粒子(図示せず)が混在する吸
収保持層10と、これよりも密度が低くて多くの空間を有
し、かつ、湿潤下の圧縮弾性回復率が高い繊維ウエブで
ある隔離層11とからなる。隔離層11は、トップシート2
と吸収保持層10との間に位置してその両者を隔離して、
排泄液が該隔離層をすばやく透過する一方、吸収保持層
10に吸収された排泄液が該吸収保持層の上面に逆流して
トップシート2に滲出することを少なくし、さらにコア
1にクッション性を付与して、着用者に剛性感を与えな
い、といった機能を有する。こうした機能を十分に有す
るためには、隔離層11は、長さ35〜100mmの繊維が交差
点で融着してウエブ形態を維持していることが好まし
い。繊維としては疎水性繊維、好ましくはそのうち少な
くとも50重量%が吸水性(いわゆる吸汗性)を有する繊
維、とくに吸汗性ポリエステル繊維が用いられる。ま
た、繊維融着を容易にするため、低融点(110〜200℃)
のポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン・低融点ポリエ
ステル/通常のポリエステルの各コンジュケート繊維
(サイド バイ サイド、芯−鞘型)などを最高30重量
%含むことが好ましい。隔離層10の厚さは3g/cm2の荷重
を1分間かけた後の測定が2〜10mm、坪量が20〜80g/m
2、湿潤状態での圧縮弾性回復率が30%以上で、好まし
くは50%以上であり、繊度は3〜13dである。
トップシート2は、繊維が互いに交絡して不織布形態
を維持するとともに、排泄液の透過性をよくするために
全体に規則的に開孔12を有し、開孔12は繊維が分配され
ることによって形成されている。開孔12は、見掛上、そ
の孔内を横切む繊維が存在していない明確な輪郭を有す
るものが好ましい。このようなトップシート2は、たと
えば、突起群を有する支持体に繊維ウエブを導き、その
上面から高速水流を噴射して繊維交絡するとともに繊維
を前記突起群より周囲に分配する方法によりえられる。
開孔12は、各面積が7〜50mm2、円形であるには直径が
2〜10mm、配列ピッチが6〜20mm、全表面積に対する総
合開孔率が15〜70%であることが好ましい。トップシー
ト2は、尿、汗などの体液で非開孔部分の表面が濡れ
ず、その体液が透過するように構成されているととも
に、公知の撥水剤で処理されている。繊維としては、繊
度がで0.5〜3dのレーヨン繊維が70重量%以上用いられ
ていることが最も好ましい。しかし、前記吸水性を有す
る繊維または通常の疎水性繊維が70重量%以上用いられ
てもよく、これらの繊維として最も好ましいのは、繊度
が1〜3d、のポリエステル繊維が挙げられる。トップシ
ート2の坪量は、一般には15〜45g/m2である。
を維持するとともに、排泄液の透過性をよくするために
全体に規則的に開孔12を有し、開孔12は繊維が分配され
ることによって形成されている。開孔12は、見掛上、そ
の孔内を横切む繊維が存在していない明確な輪郭を有す
るものが好ましい。このようなトップシート2は、たと
えば、突起群を有する支持体に繊維ウエブを導き、その
上面から高速水流を噴射して繊維交絡するとともに繊維
を前記突起群より周囲に分配する方法によりえられる。
開孔12は、各面積が7〜50mm2、円形であるには直径が
2〜10mm、配列ピッチが6〜20mm、全表面積に対する総
合開孔率が15〜70%であることが好ましい。トップシー
ト2は、尿、汗などの体液で非開孔部分の表面が濡れ
ず、その体液が透過するように構成されているととも
に、公知の撥水剤で処理されている。繊維としては、繊
度がで0.5〜3dのレーヨン繊維が70重量%以上用いられ
ていることが最も好ましい。しかし、前記吸水性を有す
る繊維または通常の疎水性繊維が70重量%以上用いられ
てもよく、これらの繊維として最も好ましいのは、繊度
が1〜3d、のポリエステル繊維が挙げられる。トップシ
ート2の坪量は、一般には15〜45g/m2である。
バックシート3は、通気防液性を有するプラスチック
フィルムまたはこれと繊維不織布とのラミネートからな
る。
フィルムまたはこれと繊維不織布とのラミネートからな
る。
サイドフラップ4の一部を形成する不透水性サイドシ
ート7は、不織布、好ましくはポリプロピレンのスパン
ボンド不織布を撥水処理した通気性を有するシートが好
ましい。
ート7は、不織布、好ましくはポリプロピレンのスパン
ボンド不織布を撥水処理した通気性を有するシートが好
ましい。
こうしたおむつは、公知の使い捨ておむつと同様に、
後領域のウエストの対向側に備えたテープファスナー13
の自由端を前領域のバックシート2の対向側に固定する
ことによって組み立て着用される。
後領域のウエストの対向側に備えたテープファスナー13
の自由端を前領域のバックシート2の対向側に固定する
ことによって組み立て着用される。
なお、第1図に示すように、防漏堤6は、おむつの対
向端近くまで延設されているが、エラスチックバンド5
のように少なくとも股下区域に設けられておればよい。
向端近くまで延設されているが、エラスチックバンド5
のように少なくとも股下区域に設けられておればよい。
(3) 発明の効果 本発明によれば、排泄液がコアに吸収されて該コアの
対向側縁へ達しても、コアの対向側は不透水性サイドシ
ートで覆われているので、コアの対向側面から漏れるこ
とがない。また、排泄液がコアに吸収される前にコアの
上面に溢れて対向側縁へ流動しても、コアの対向側の上
縁にはギャザーを作って脚回りに弾性的に圧接する不透
水性を有する防漏堤が位置しているので、該防漏堤によ
って塞ぎ止められ、おむつの対向側縁から漏れることが
きわめて少ない。また、かりに排泄液が防漏堤を越えて
その外側に位置するサイドフラップへ流出しても、その
流出量は防漏堤が位置していない場合に比較して非常に
少ないので、エラスチックバンドで脚回りに圧接するサ
イドフラップによってその側縁からの漏れが十分の防止
される。
対向側縁へ達しても、コアの対向側は不透水性サイドシ
ートで覆われているので、コアの対向側面から漏れるこ
とがない。また、排泄液がコアに吸収される前にコアの
上面に溢れて対向側縁へ流動しても、コアの対向側の上
縁にはギャザーを作って脚回りに弾性的に圧接する不透
水性を有する防漏堤が位置しているので、該防漏堤によ
って塞ぎ止められ、おむつの対向側縁から漏れることが
きわめて少ない。また、かりに排泄液が防漏堤を越えて
その外側に位置するサイドフラップへ流出しても、その
流出量は防漏堤が位置していない場合に比較して非常に
少ないので、エラスチックバンドで脚回りに圧接するサ
イドフラップによってその側縁からの漏れが十分の防止
される。
なお、防漏堤は、着用者の体圧で一般に外側または内
側へ傾倒ないし伏倒するが、該防漏堤内に位置するエラ
スチックバンドの作用によって起立性向を有するので、
肌から離れて肌との間に隙間を生ぜしめることがきわめ
て少ない。
側へ傾倒ないし伏倒するが、該防漏堤内に位置するエラ
スチックバンドの作用によって起立性向を有するので、
肌から離れて肌との間に隙間を生ぜしめることがきわめ
て少ない。
第1図は本発明おむつを示す展開平面図、第2図は第1
図X−X線断面図、第3図は別例を示す第1図X−X線
断面図。 1……コア、2……トップシート 3……バックシート、4……サイドフラップ 5……エラスチックバンド 6……防漏堤、7……不透水性シート 8……突出部、9……エラスチックバンド
図X−X線断面図、第3図は別例を示す第1図X−X線
断面図。 1……コア、2……トップシート 3……バックシート、4……サイドフラップ 5……エラスチックバンド 6……防漏堤、7……不透水性シート 8……突出部、9……エラスチックバンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−65002(JP,A) 特開 昭57−210003(JP,A) 特開 昭59−146651(JP,A) 実開 昭60−169204(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】所要厚さを有する吸収性コアと、該コアの
少なくとも上面を覆う透水性トップシートと、該コアの
少なくとも下面を覆う不透水性バックシートと、該コア
の対向側の下縁から外側へ延出する不透水性サイドフラ
ップと、該フラップの長さ方向に伸縮ギャザーを作る第
1のエラスチックバンドと、該コアの対向側の上縁にあ
ってその長さ方向に伸縮ギャザーを作る各防漏堤とを含
み、 前記各防漏堤は、前記コアの側部を覆うとともに前記コ
アの上面における前記トップシートの上面から上方へ突
出する不透水性サイドシートと、該不透水性サイドシー
トの上縁に沿って取り付けられてその長さ方向へ伸縮す
る第2のエラスチックバンドとから形成され、かつ、前
記コアの上面における前記トップシートの上面から上方
への前記突出高さが少なくとも3mmである使い捨ておむ
つ。 - 【請求項2】前記防漏堤は、前記コアの対向側を覆う前
記不透水性サイドシートの一部が逆U状またはΩ状に突
出し、該突出部の少なくとも頂部内に前記第2のエラス
チックバンドが介在することによって形成されている特
許請求の範囲第1項記載のおむつ。 - 【請求項3】前記第1のエラスチックバンドの対向間隔
は、おむつの前領域よりもその後領域において広くされ
ている特許請求の範囲第1項記載のおむつ。 - 【請求項4】前記コアの対向側を覆う前記不透水性サイ
ドシートは、前記サイドフラップを形成する不透水性シ
ートの一部である特許請求の範囲第7項記載のおむつ。 - 【請求項5】前記サイドフラップは、前記コアの対向側
縁から外側へ延出する前記バックシート部分と、該シー
トの上面に接合した不透水性シートとからなる特許請求
の範囲第1項記載のおむつ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61158609A JP2565491B2 (ja) | 1986-07-04 | 1986-07-04 | 使い捨ておむつ |
GB8715290A GB2193625B (en) | 1986-07-04 | 1987-06-30 | Disposable diaper |
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