JPH09506300A - 造瘻術用途のための多層遮断フィルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 塩化ビニリデンのホモポリマー、又は塩化ビニリデンと塩化ビニル又はメチルメタクリレートとのコポリマーを含む遮断層を含む酸素及び水分不透過性多層遮断フィルム。前記遮断層は、水溶性ポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリカプロラクトン、又はポリエチルオキソザリンと熱可塑性ポリウレタンとの配合物を含む水溶性フィルム層の上に塗布するか、又は水溶性フィルム層と共に同時押出しすることができる。多層フィルムは、再使用可能な又は廃棄可能な造瘻術用バッグのために、又は農薬、洗剤、及び他の家庭用薬品を包装するときに用いられるにヒートシール可能なバッグのために用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 造瘻術用途のための多層遮断フィルム 本発明は、酸素及び水分不透過性の同時押出しされた又は塗布された多層遮断 フィルムに関するものであり、また前記多層遮断フィルムから製造される、様々 な材料を包装するための造瘻術用バッグ（ostomy bags）及びヒートシール可能 なバッグを含む製品に関するものである。 酸素及び水蒸気に対して遮断性を有するプラスチックフィルム積層品は、現在 の包装に要求されている条件にとって、ならびに医療用途おける使用、例えば造 瘻術用バッグの二次加工にとって望ましかった。前記フィルムは、層の少なくと も１つが酸素及び水蒸気に対して不透過性である多層フィルム積層品を用いるこ とによって提供されて来た。典型的には、前記フィルムは、塩素化ポリエチレン フィルム又は可塑化ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンコポリマーフ ィルム、又は多層構造、例えばエチレンビニルアセテート・ポリ塩化ビニリデン とエチレンビニルアセテートとを組み合わせたフィルムを含む。前記の構造は酸 素及び水分遮断性のニードを十分に満たすが、使用時に、しばしば、使用者にと って便利な方法で廃棄する（例えばバッグをトイレに流す）ことが難しかった。 Martiniらによる米国特許第４．９０６．４９５号は、造瘻術用途で用いられ る積層フィルムに関するものである。遮断層と水溶性層とは、追加の接着剤層を 用いて共に接着されなければならない。前記の追加層によって、材料及び製造コ ストが増加するだけでなく、より大きな剛性を有するより厚いフィルム積層品が 製造されてしまう。 Brookらによる米国特許第４，７７２，２７９号、及びCoombesらによる米国特 許第４，９１7，６８９号は、ポリビニルアルコールから成る水溶性外層と、ポ リ塩化ビニリデンから成る比較的不溶性の内層とを有する廃棄可能な造瘻術用バ ッグに関するものである。同様に、英国特許第２．０８３．７６２号及び第２． １９３，９２５号の双方は、水溶性層と遮断層とを含む廃棄可能な造瘻術用バッ グを説明している。 しかしながら、現行の従来技術による多層フィルムの多くは、ヒートシール可 能な表面を有していないので、例えば前記フィルムのほんの一部分の上に遮断層 を配置するというような、バッグを二次加工するための複雑な方法を必要とする 。さらに、多くの多層フィルムは、層が共に支え合うように、層を積層するため の接着剤を必要とする。したがって、追加の接着剤層及び積層工程を必要としな いより単純でより安価な従来の方法によって製造することができる多層遮断フィ ルムに対するニード、また水分及び酸素に対して不透過性であり、また臭気遮断 性を提供し、バッグなどを作るためのヒートシール可能な表面を有する多層遮断 フィルムに対するニードが依然として存在している。 本発明は、他の層を共に固定するための分離接着剤層を必要としない、同時押 出技術又は塗布技術によって製造することができる酸素及び水分不透過性多層遮 断フィルムを提供することによって上記ニードを満たすものである。本発明フィ ルムは、優れた層間接着性、優れた臭気遮断性、及びバッグを二次加工するため のヒートシール可能な表面を提供する。 本発明の１つの態様にしたがって、フィルム幅１インチ当たり少なくとも１． ０lb、好ましくは１．５lbを超えるヒートシール強度を有する酸素及び水分不透 過性多層遮断フィルムが提供された。「酸素不透過性」とは、フィルムが９０cc /m²/H・atm以下の酸素透過度を有していることを意味している。「水分不透過性 」とは、フィルムが５gm/m²/H以下の水蒸気透過度を有していることを意味して いる。 本発明の１つの態様では、造瘻術用途で用いるために、本発明フィルムは、水 溶性フィルム層と共に同時押出しされるか又は水溶性フィルム層上に塗布される 塩化ビニリデンのホモポリマー又はコポリマーから成る遮断層を含む。好ましく は、水溶性層は、水溶性ポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリカプロラ クトン、又はポリエチルオキソザリンと熱可塑性ポリウレタンとの配合物を含む 。好ましくは、水溶性層は、遮断層に比べて厚く、そして熱可塑性ポリウレタン を１−５０重量％、さらに好ましくは熱可塑性ポリウレタンを１０−２５重量％ 含む。水溶性フィルムは、単層であっても良く、又は水溶性ポリマーと熱可塑性 ポリウレタンとの配合物を含む第一層及び同じか又は異なる水溶性ポリマーを 含む第二層を有する２つ以上の層を含むことができ、それによってフィルムの水 溶性が向上する。 さらに、水溶性層と遮断層との間の接着は、多くの手段を用いて向上させるこ とができる。それらの手段としては、水溶性層に対して熱可塑性ポリウレタン層 を塗布又は同時押出しするか、又は接着を向上させる量の熱可塑性ポリウレタン を遮断層と配合することが挙げられる。得られるフィルムは９０cc/m²/H・atm未 満の酸素透過度を有する。遮断層は、内側に面している遮断フィルムで廃棄可能 バッグを作るために、それ自体に対してヒートシールするように配合された。 本発明のこの態様の別の形態では、さらに、遮断フィルムは、水溶性層の反対 側に例えば熱可塑性ポリウレタンを含む適当な接着剤樹脂から成る任意のヒート シール可能なスキン層を含むことができる。前記の層によって、フィルムに対し て向上したヒートシール性が提供される。 本発明の多層遮断フィルムは、追加の接着剤層を用いなくても、また層を積み 重ねずとも、同時押出し又は塗布することができるほど十分な結合を有する、こ とが発見された。さらに、得られるフィルムの特性は、廃棄可能な又は再使用可 能な造瘻術用パウチとして、ならびに農薬、洗剤、及び他の家庭用薬品用の包装 として用いるのに適している。 したがって、本発明の特徴は、同時押出法又は塗布法を用いて製造することが できる酸素及び水分透過性多層遮断フィルムを提供することであった。さらに、 本発明の特徴としては、臭気遮断性と、本発明フィルムから製造されるヒートシ ール可能なバッグ及びパウチを形成する能力が挙げられる。 図１は、水溶性層を含む廃棄可能な造瘻術用パウチとして有用な本発明の多層 遮断フィルムの１つの態様に関する概略断面図であり； 図２は、本発明の図１の多層遮断フィルムから作られた造瘻術用バッグ又はパ ウチに関する正面図であった。 本発明の多層遮断フィルムは、分離接着剤層又は分離グルー層を用いることを 必要とせずに、また積層時に行われる余分な製造工程に関連して生じる付随コス トを必要とせずに、従来技術による積層フィルムに比べて層間に対してより強い 接着を提供する。したがって、前記フィルムは、遮断フィルム材料を水溶性フィ ルム層の上に塗布する塗布法によって製造することができる。得られた多層フィ ルムは、低い酸素及び水蒸気透過度を有し、また造瘻術用途にとって必要とされ る臭気遮断性をも有する。本発明を実施することによって、追加の接着剤層を適 当に選択して用いなくても、またフィルムの各層の成分を配合しなくても、これ らの特性を達成することができる。 図１参照。層の厚さは正確な寸法の縮尺ではない。多層フィルム１０が、水溶 性フィルム層１２と共に同時押出しされるか又は前記層１２上に塗布される、塩 化ビニリデンのホモポリマー、あるいは塩化ビニリデンと塩化ビニル又はメチル メタクリレートとのコポリマーから成る遮断層１４を含む、造瘻術用途のための 本発明の１つの態様を図示した。好ましくは、水溶性層１２は、水溶性ポリマー 、例えばポリビニルアルコール、ポリカプロラクトン、又はポリエチルオキソザ リンと、熱可塑性ポリウレタンとの配合物を含む。水溶性層１２は、典型的には 、熱可塑性ポリウレタンを１−５０重量％、さらに好ましくは１０−２５重量％ 含む。所望ならば、追加の熱可塑性ポリウレタンを配合物に加えて、遮断層に対 する被膜の接着を向上させることができる。しかしながら、フィルムの水溶性は 、熱可塑性ポリウレタンの量が増加すると悪影響を受けるので、注意しなければ ならない。水溶性フィルムは配合物から成る１つの単層を含むことができるが、 この配合物を別の水溶性ポリマー樹脂と同時押出しして、向上した水溶性を有す る二層フィルムを製造することもできた。 適当な遮断材料としては、例えば、Saran（登録商標）Ｆ２７９という商標でD ow Chemical Companyから市販されている塩化ビニル（１５−２０重量％）と塩 化ビニリデン（８０−８５重量％）とのコポリマーが挙げられる。水溶性フィル ム層としては、水溶性ポリビニルアルコール樹脂、例えばAir Products and Che micals，Inc.から市販されているVinex（登録商標）５０３０樹脂を用いること ができる。向上した水溶性を有する二層フィルムが望ましい場合は、他の水溶性 ポリビニルアルコール樹脂、例えばVinex２１４４を用いることができる。２つ 以上の層を同時押出しすることができる。同時押出しする場合、２つの層の相対 的厚さを調節することができるので、フィルムの水への溶解性を制御することが できるという利点が得られる。例えば、未改質の水溶性ポリマー樹脂層は、向 上した水溶性を提供するための二層フィルムを７５％又はそれ以上まで含むこと ができる。 以上考察したように、熱可塑性ポリウレタン１−５０％を、ポリビニルアルコ ール又は他の水溶性ポリマー層と配合することができる。適当な熱可塑性ポリウ レタンとしては、ポリイソシアネート（芳香族又は脂肪族）と、ポリエステル、 ポリエーテル又はポリカプロラクトンポリオールとの反応に基づく熱可塑性ポリ ウレタンが挙げられる。連鎖延長剤、例えばジオール及びジアミンを前記反応に おいて用いることもできる。前記の熱可塑性ポリウレタンは、Estane（登録商標 ）という商標でB.F.GoodrichCo.から市販されており、またPellethane（登録商 標）という商標でDow Chemical Companyから市販されている。好ましい熱可塑性 ポリウレタン組成物はPellethane２３５５−９５ＡＥである。 図示したように、任意の熱可塑性ポリウレタンスキン層１６を、水溶性層１２ と共に同時押出しするか又は水性層１２上に塗布することができる。スキン層１ ６及び／又は水溶性層１２中に配合された熱可塑性ポリウレタンは、水溶性層１ ２に対する遮断層１４の接着を強める働きをする。得られるフィルムは、９０cc /m²/H・atm（６cc/100in²/H・atm）未満の酸素透過度を有しているべきである。こ のより高い酸素透過度は、廃棄可能であるように設計された遮断フィルムにとっ て許容できるものであった。図示したように、折り重ねてバッグ又はパウチを作 るときにフィルムに対して向上したヒートシール性を提供するために、多層フィ ルムは、水溶性層１２の反対側にあるフィルムの側面上に、ヒートシール可能な 材料、例えば熱可塑性ポリウレタン又は他の適当な接着剤樹脂から成る任意のス キン層１８を含むことができる。 図２は、図１の多層遮断フィルムから作られた開口部２６を含む典型的な廃棄 可能な造瘻術用バッグ２０を説明している。前記バッグは、多層フィルム１０の 縁を折り重ねて、その縁をヒートシールすることによって作ることができる。好 ましくは、遮断層及びヒートシール可能なスキン層によってバッグ又はパウチ２ ０の内面が提供されるように、フィルムを折り重ねてシールした。本発明の遮断 フィルムは、必要とされる防水性、臭気遮断性、及び酸素遮断性を有する容易に 廃棄可能な造瘻術用パウチを提供する。当業者によって評価されるように、本発 明の遮断フィルムは、水分及び酸素に対する遮断性が要求される他の包装用途に おいても、その利用を見出すことができる。 本発明の多層フィルムは、従来の押出技術又は塗布技術を用いて製造すること ができる。同時押出装置を用いるときには、押出ダイの形状を変化させて、各独 立層の厚さ及び寸法を減少させることができる。したがって、多層フィルムの厚 さを調節することができる。適当な塗布装置としてはグラビアコーターが挙げら れる。 同時押出の場合、水溶性フィルムの好ましい態様では、熱可塑性ポリウレタン の向上した接着性をポリビニルアルコール樹脂の優れた水溶性と組み合わせたと きに利点が得られた。前記の同時押出では、水溶性ポリビニルアルコール層を、 フィルムの全厚の７５％以上であるように厚くすることは好ましかった。典型的 には水溶性層は厚さ１−３ミルであり、遮断層は０．１−０．２ミルである。 しかしながら、多くの異なる層の組み合わせが可能であることを理解すべきで ある。例えば、フィルムは水溶性ポリマー／熱可塑性ポリウレタン配合物から成 る第一層、熱可塑性ポリウレタンから成る第二層、及び塩化ビニリデンホモポリ マー又はコポリマーを含む遮断層を含むことができる。別の可能な組み合わせと しては、水溶性ポリマー／熱可塑性ポリウレタン配合物、及び塩化ビニリデン／ 熱可塑性ポリウレタン配合物を含む遮断層を含む。さらに別の組み合わせは、水 溶性ポリマー／熱可塑性ポリウレタン配合物、熱可塑性ポリウレタンから成る層 、及びポリ塩化ビニリデン／熱可塑性ポリウレタン配合物を含む第三層を含む同 時押出しされた三層フィルムであった。なおさらに別の可能な組み合わせは、水 溶性ポリマー／熱可塑性ポリウレタン配合物を含む第一層、熱可塑性ポリウレタ ンを含む第二層、塩化ビニリデンホモポリマー又はコポリマーから成る第三層、 及び熱可塑性ポリウレタンから成る第四層を含む。 より容易に本発明を理解することができるように、以下に実施例を掲げた。下 記実施例は本発明の例証であり、発明の範囲を限定することを意図していない。 実施例１ まず最初に、４５−５０℃において、テトラヒドロフラン中に熱可塑性ポリウ レタン（Pellethane２３５４−８０Ａ５）５重量％を溶かして、本発明にした がって多層フィルムを製造した。次に、熱可塑性ポリウレタン（Pellethane２３ ５５−９５ＡＥ）を１０重量％含む押出しされた厚さ２．０ミルのポリビニルア ルコールフイルム（Air Products and Chemicals,Inc.から市販されているVinex ５０３０）の表面に塗布量２gm/m²で被膜を適用して、厚さ０．０５ミルにした 。そのコーテッドフィルムをオーブンの中に置いて、１２０℃で１．５分間乾燥 させた。 次に、テトラヒドロフラン６５重量％とトルエン３５重量％とを含む混合物中 にSaranF２７９を溶かすことによって、遮断材料の被膜を調製した。最終ラッカ ーはSaranを約１８重量％含んでいた。コーテッド水溶性フィルムの表面に塗布 量４gm/m²（厚さ約０．１ミル）で被膜を適用し、１１０℃で２分間乾燥させて 、溶媒を除去し、被膜を結晶化させた。得られた多層遮断フィルムは、３００° Ｆ、３０psi、１秒保圧で７．７Ｎ（１．７３lb）のヒートシール強度、および １３．９cc/m²/H・atmの酸素透過度を有していた。 実施例２ 水溶性フィルムがVinex５０３０を８５％及びPellethane２３５５−９５ＡＥ を１５％含んでいた以外は実施例１と同様にして、多層フィルムを調製した。得 られた多層遮断フィルムは、３００°Ｆ、３０psi、１秒保圧で９．９Ｎ（２． ２２lb）のヒートシール強度、および８．４cc/m²/H・atmの酸素透過度を有して いた。 実施例３ まず最初に、４５−５０℃において、テトラヒドロフラン中に熱可塑性ポリウ レタン（Pellethane２３５４−８０Ａ１）５重量％を溶して、本発明にしたがっ て多層フィルムを製造した。次に、Pellethane２３５５−９５ＡＥを１５重量％ 含む押出しされた厚さ２．０ミルのポリビニルアルコール樹脂（Air Products a nd Chemicals,Inc.から市販されているVinex５０３０）の表面に塗布量２gm/m² で被膜を適用して、厚さ０．０５ミルとした。そのコーテッドフィルムをオーブ ンの中に置いて、１２０℃で１．５分間乾燥させた。 次に、最終ラッカーがSaranを約１８重量％及びPellethaneを５重量％含むよ うに、テトラヒドロフラン６５重量％とトルエン３５重量％とを含む混合物中に SaranF２７９樹脂とPellethane２３５４−８０Ａ１とを溶かすことによって遮断 材料の被膜を調製した。コーテッド水溶性フィルムの表面に塗布量４gm/m²（厚 さ約０．１ミル）で被膜を適用し、１１０℃で２分間乾燥させて、溶媒を除去し 、被膜を結晶化させた。得られた多層遮断フィルムは、３００°Ｆ、３０psi、 １秒保圧で９６．３Ｎ（１．４１lb）のヒートシール強度、および１３．１cc/m² /H・atmの酸素透過度を有していた。 ある種の代表的な態様及び説明によって本発明を説明して来たが、添付の請求 の範囲で規定されている発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示した 方法及び装置に関して様々な変更を加えることができることは当業者には明らか である。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年４月１２日 【補正内容】 請求の範囲 １．塩化ビニリデンのホモポリマー、あるいは塩化ビニリデンと塩化ビニルま たはメチルメタクリレートとのコポリマーから成る遮断層を含み、前記遮断層が 水溶性フィルム層と共に同時押出されるかまたは水溶性フィルム層の上に塗布さ れ、また前記水溶性層が水溶性ポリマーと熱可塑性ポリウレタンとの配合物を含 む、フィルムの幅１インチ当たり少なくとも１．０lbのヒートシール強度を有す る多層遮断フィルム。 ２．該水溶性ポリマーが、ポリビニルアルコール、ポリカプロラクトン、また はポリエチルオキソザリンであった請求項１記載の多層遮断フィルム。 ３．該遮断層が、該遮断層中に配合されているかまたは該水溶性フィルム層と 接触している該遮断層の表面上に塗布されている、接着性を向上させる量の熱可 塑性ポリウレタンを含む請求項１記載の多層遮断フィルム。 ４．該フィルムが、９０cc/m²/H・atm未満の酸素透過度を有する請求項１記載 の多層遮断フィルム。 ５．該遮断層が、さらに、該水溶性層と反対側にある側面上に接着剤ポリマー 樹脂から成る層を含む請求項１記載の多層遮断フィルム。 ６．該接着剤ポリマー樹脂が、熱可塑性ポリウレタンであった請求項５記載の 多層遮断フィルム。 ７．該水溶性フィルム層が、該熱可塑性ポリウレタンを１０−１５重量％含む 請求項１記載の多層遮断フィルム。 ８．該水溶性フィルム層が、該熱可塑性ポリウレタンを１０−２５重量％含む 請求項１記載の多層遮断フィルム。 ９．該水溶性フィルム層が、２つの層、すなわち水溶性ポリマーと熱可塑性ポ リウレタンとの配合物を含む第一層、および水溶性ポリマーを含む第二層を含む 請求項１記載の多層遮断フィルム。 １０．該水溶性層が、該遮断層に比べて厚かった請求項１記載の多層遮断フィ ルム。 １１．該水分遮断層および該熱可塑性ポリウレタンをそれらの縁に沿ってヒー トシールして、バッグまたはパウチを作る請求項１記載の多層遮断フィルム。 １２．熱可塑性ポリウレタンから成る内層、およびポリビニルアルコールと熱 可塑性ポリウレタンとの配合物を含む水溶性フィルムから成る外層を含む多層水 溶性フィルム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ Ｂ３２Ｂ 27/30 １０１ 9633−4Ｆ Ｂ３２Ｂ 27/30 １０１ 27/40 9349−4Ｆ 27/40 // Ｂ２９Ｋ 27:06 Ｂ２９Ｌ 7:00 9:00

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．塩化ビニリデンのホモポリマー、あるいは塩化ビニリデンと塩化ビニル又 はメチルメタクリレートとのコポリマーから成る遮断層を含み、前記遮断層が水 溶性フィルム層と共に同時押出しされるか又は水溶性フィルム雇の上に塗布され 、また前記水溶性層が水溶性ポリマーと熱可塑性ポリウレタンとの配合物を含む 、フィルムの幅１インチ当たり少なくとも１．０lbのヒートシール強度を有する 多層遮断フイルム。 ２．該水溶性ポリマーが、ポリビニルアルコール、ポリカプロラクトン、又は ポリエチルオキソザリンであった請求項１記載の多層遮断フィルム。 ３．該遮断層が、該遮断層中に配合されているか又は該水溶性フィルム層と接 触している該遮断層の表面上に塗布されている、接着性を向上させる量の熱可塑 性ポリウレタンを含む請求項１記載の多層遮断フィルム。 ４．該フィルムが、９０cc/m²/H・atm未満の酸素透過度を有する請求項１記載 の多層遮断フィルム。 ５．該遮断層が、さらに、該水溶性層と反対側にある側面上に接着剤ポリマー 樹脂から成る層を含む請求項１記載の多層遮断フィルム。 ６．該接着剤ポリマー樹脂が、熱可塑性ポリウレタンであった請求項５記載の 多層遮断フィルム。 ７．該水溶性フィルム層が、該熱可塑性ポリウレタンを１０−１５重量％含む 請求項１記載の多層遮断フィルム。 ８．該水溶性フィルム層が、該熱可塑性ポリウレタンを１０−１５重量％含む 請求項１記載の多層遮断フィルム。 ９．該水溶性フィルム層が、２つの層、すなわち水溶性ポリマーと熱可塑性ポ リウレタンとの配合物を含む第一層、及び水溶性ポリマーを含む第二層を含む請 求項１記載の多層遮断フィルム。 １０．該水溶性層が、該遮断層に比べて厚かった請求項１記載の多層遮断フィ ルム。 １１．該水分遮断層及び該熱可塑性ポリウレタンをそれらの縁に沿ってヒート シールして、バッグ又はパウチを作る請求項１記載の多層遮断フィルム。 １２．熱可塑性ポリウレタンから成る内層、及びポリビニルアルコールと熱可 塑性ポリウレタンとの配合物を含む水溶性フィルムから成る外層を含む多層水溶 性フィルム。