JPH09505613A - でんぷんを基材とする熱可塑的に加工可能な複合材料 - Google Patents

でんぷんを基材とする熱可塑的に加工可能な複合材料

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JPH09505613A JP7510594A JP51059495A JPH09505613A JP H09505613 A JPH09505613 A JP H09505613A JP 7510594 A JP7510594 A JP 7510594A JP 51059495 A JP51059495 A JP 51059495A JP H09505613 A JPH09505613 A JP H09505613A
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Abstract

(57)【要約】 本記載内容は、熱機械的に加水分解したでんぷんを基材とし、合成ポリマー化合物との均質な混合物である加工可能な複合材料に関する。この複合材料の機械的強度を最適化するために、側鎖および/または末端が直鎖状の飽和脂肪酸基である合成ポリマー化合物を添加し、熱可塑的に加工されたでんぷんと特定の量比で均質化する。本発明は、また、このような成形加工可能な複合材料を製造する方法およびこれらを成型品、例えば、金属泊、びん、コップや箱などの包装材料を製造するために使用することに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 でんぷんを基材とする熱可塑的に加工可能な複合材料 [技術分野] 本発明は、それ自体公知の方法により熱機械的に変性されたでんぷん(以下、 TPSと記載する)を基材とし、選択された合成熱可塑性ポリマー化合物(以下 、SPVと記載する)と均一に混和された成形加工可能な複合材料に関する。こ こで本発明による手法の核心はこのSPVの特定の構造要素の選択および複合材 料中のでんぷん割合の数字的配分にある。 [背景技術] 広い適用範囲のある天然源の高分子ポリマー化合物としてでんぷんを使用でき るようにする研究が、近年多く提案されている。このような研究の基本は、天然 のでんぷんを制限量の水および/またはほかの補助材料とともに、熱機械的変性 (Aufschluss)により熱可塑性材料に変えることであり、その成形加工は常法 によりたとえば射出成型法またはカレンダ掛けによって行うことができるもので ある。ここで、高い温度および圧力を使用するこのような熱機械的変性は、成形 加工段階に接続される連続押出しにおいて特に可能である。ここで多くの文献か らR.F.T.他、水の存在下における天然親水性ポリマーの射出成形、CHIM IA 41(1987)No.376〜81およびそこに引用されている文献が 挙げられる。 このような事情から、選択した低分子有機添加物質をでんぷん変性の際に併用 することにより、TPSの熱機械的でんぷん変性および製品特性の改良をするこ とは公知である。従って、でんぷんの融点を低下させる添加剤をでんぷんに混合 することが提案されている。添加剤としては特に多官能性低級アルコール、たと えばエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンがある。1、3- ブタンジオール、ジグリセリド、対応するエーテル、またその他の化合物例えば 尿素が公知である。 熱可塑化したでんぷんを合成により得た耐水性ポリマー化合物と、複合材料が その本質的な割合がでんぷんで構成されていても水または親水性溶剤に対して高 い安定性を有するように混合する研究が多く提案されている。 ヨーロッパ特許A第2327505号明細書には、分解された水含有でんぷん と本質的に水不溶性の合成熱可塑性ポリマー化合物との融成から得られたポリマ ー混合物が記載されている。ここでは、まず高温で押出機の中で補助物質を添加 しながらでんぷんを処理することによりTPSに変え、か粒体に加工する。か粒 体の含水量は略天然でんぷんの含水量(約17重量%)にされる。ついでこので んぷんか粒体は所望の割合で合成ポリマー化合物と乾燥状態で混合される。この ようなでんぷんを基材とする熱可塑的に加工可能なポリマー混合物のその他の提 案はヨーロッパ特許A第0400531号および0400532号明細書および PCT出願WO90/10671号明細書にみられる。最後に挙げた刊行物には 、適当な押出機の中で水の存在下で使用ポリマー化合物を混合し熱可塑的変性を すること、および好ましくは押し出し機内での操作段階の間に混合物から少なく とも一部の水を駆出することについて特に包括的な記載がある。 ドイツ特許第4038732号の対象は、合成熱可塑性ポリマー化合物と混合 した熱機械的に変性されたでんぷんを基材とする工作材料および/または成形部 材である。このポリマー変性された工作材料の製造は、天然でんぷんを合成熱可 塑性ポリマー化合物の水性ポリマー分散物および場合により他の低分子可塑剤と 混合し、この他物質混合物を高い温度および圧力下で同時に激しく混合および/ または捏和しながらでんぷん変性させて熱可塑的に加工可能なでんぷんを生成さ せ、そして所望により均質化されたポリマー混合物を成形加工することによって 行われる。合成ポリマー化合物の水性分散物を介して導入される水は、でんぷん 変性のための変性反応工程中に使用され、有効である全体量の一部である。少な くともさらに水不溶性で熱可塑性の合成ポリマー化合物に適しているものは、こ の発明によれば、例えばポリビニルエステル、ポリ(メタ)アクリレート、およ び/または相当するコポリマーのような(コ)ポリマー乳濁物である。さらにポ リエステル、ポリアミドおよび/またはポリウレタン樹脂が適しており、この際 に極性基をもち場合により顕著な親油性の分子構成部分を有しているような熱可 塑性ポリマー化合物が好ましい。ドイツ特許第4121111号の対象は、担当 する熱機械的に変性されたでんぷんおよび合成熱可塑性ポリマー化合物を基材と する工作材料および/または成形部材であり、ここではさしあたり少なくとも割 当に応じて後から生じる粗材に基づく原料から成り、ある種のポリエステルおよ び/またはポリアミドを配合されるような合成混合成分が使用される。以下に述 べる技術発展には先に挙げた2件の刊行物ドイツ特許第4038732号および 第4121111号を取り上げ、その教示の以下に述べるような変形を示す。本 発明の開示を完全にするために、この公知の本出願人の2出願の開示内容ならび に本発明の開示の対象を詳細に説明する。 [発明の開示] 以下に述べる教示における本発明による発展は、熱機械的に変性されたでんぷ んからなる複合材料の物質特性のさらなる最適化および均一な混合物中に存在す る合成ポリマー化合物(SPV)を達成することである。このような本発明によ り達成される最適化の目的は特に最適機械強度(DIN53455による拡張力 で決められる)の設定である。このような本発明による課題は以下の事実関係か ら出発する。 文献には、でんぷんが脂肪誘導体(Fettderivaten)と反応していわゆるキヤ ナル包接化合物(Kanaleinschlussverbindungen)を生成する反応性が記載され ている。天然源の未変性でんぷんが各種の主要成分であるアミロースとアミロペ クチンを含有していることは公知である。特に安価で多量に入手できる様々の出 所のでんぷん原料においてアミロース部分は量的に少ない部分であり、一般に約 30重量%以下であって、通常は約20〜25重量%(重量%はいずれも乾燥物 質について)である。このようなでんぷん原料の代表的なものは例えば次のもの 、すなわちジャガイモでんぷん(22)、小麦でんぷん(24)、トウモロコシ でんぷん(21)である(括弧内はアミロースの平均重量%)。しかし、明らか に高いアミロース含有量をもつ植物源のでんぷん、特に少なくとも50重量%、 例えば70重量%、または90重量%(乾燥物質について)のものも知られてい る。 脂肪族基(Fettresten)といわゆるキヤナル包接化合物を生成するでんぷん の反応性は現在でんぷん中のアミロース部分に帰するとされている。ここで脂肪 族基は充分な長さの直鎖状飽和炭化水素基である。したがって相当する脂肪族基 は、 でんぷん部分と相互反応して充分鎖体化しキヤナル包接化合物を形成するために 、少なくとも炭素原子6〜8個、好ましくは10個またはそれ以上の直鎖状飽和 炭化水素基である。 熱可塑性でんぷんの装置に関する多くの刊行物には、でんぷん、合成重合体お よび軟化剤を一緒に加工することに加えて、脂肪誘導体の併用が述べられている 。この場合に脂肪誘導体の作用は専ら滑剤としての作用である。 例えばWO90/01043号明細書にはTPSの製造および加工の際に被覆 剤として脂肪、ワックスおよびパラクインの併用が記載されている。TPSを基 材とする成形体の製造の際に滑剤として脂肪を使用することはドイツ特許第37 12029号明細書に記載されている。ドイツ特許第404727号明細書には 硬化した脂肪が分解でんぷんを基材とするポリマー物質の加工助剤として記載さ れている。でんぷんと脂肪との組み合わせに関するその他の記載は米国特許第4 016117号明細書およびドイツ特許1717062号明細書にみられる。米 国特許第3949145号明細書にはでんぷんを基材とする分解可能な材料の農 業用フィルムの製造にソルビタンモノオレエートを使用することが記載されてい る。 [発明の課題] 本発明による教示はまた、天然原料を基材とし特に重要な成分として天然でん ぷんを含有する熱可塑性物質を提供するという従来の課題を進めたものである。 このような材料は熱可塑的に加工することができ、そして製造された成形体にお いて、特に強度特性が最適化されるという特色がある。ここで本発明は特に、こ のような最適の強度変特性が長時間にわたり成形製品中で維持されるかという方 法を示すものである。このようなでんぷんを基材とするポリマー化合物材料の公 知の老化現象が機械的強度の脆化したがって低下の下で完全には阻止できないと してもTPSを基材とする現在まで述べられてきた材料の前記のような公知の欠 点を軽減することができる。本発明による教示は特に、前記のようなでんぷんを 基材とする材料により明らかに改良された形状安定性を有する成形品を得ること ができる方法を示すものである。 ここで本発明の教示は、有価物質混合物中に最も重要な原料部分として天然で んぷんを含有させるという前記課題に対応するものである。特に重要な実施態様 において、本発明の教示は、生物学的方法によるポリマー物質の実際上完全な腐 朽または完全な分解を確保することを目指すものである。 また本発明の教示は、天然でんぷんをそれ自体公知の方法により可塑化助剤を 使用し熱機械的変性により可塑化し、そして同時にまたは時間的にそれから離れ て他の熱可塑的に加工されるポリマー成分と緊密に混合して複合材料の均質化を 行わせるという前記の指摘事項から出発するものである。ここで本発明のさらに 好ましい実施態様において、このものは使用される合成ポリマー化合物(以下、 SPVと記載する)との混合成分として、後から生じる粗材に基づく少なくとも 大部分を占める原料から構成される。 その他の好ましい実施態様において、本発明は、ドイツ特許第4038732 号明細書に詳細に記載されているように、熱機械的でんぷん変性反応において水 性分散物の形のSPV成分を提供する。こうして、でんぷんを基材とする後述の 複合材料の特に経済的な1段製造法が可能となった。 [発明の対象] 本発明の対象は第一の実施態様において、水および/または低分子可塑剤を添 加しながら熱機械的に変性されたでんぷん(TPS)を基材とし合成ポリマー化 合物(SPV)と均一に混合した成形加工可能な複合材料である。 本発明の教示の特徴は、複合材料の機械強度(DIN53455によるその引 張強度によって決まる)の最適化のために、以下のパラメーターの組合わせを保 持する: SPV成分としては、側鎖および/または末端にある直鎖状飽和炭化水素基( 以下、脂肪族基と記載する)を有する相当する熱可塑的に加工可能なポリマー化 合物を使用することで、この脂肪族基で置換されたSPVは、複合材料中の脂肪 族基含有量(重水でんぷんに対する脂肪族基の重量%)が0.5〜7重量%の範 囲内になるような量比でTPSと物質化する。 脂肪族基対でんぷんの重量比の好ましい範囲は1〜5重量%、そして特に2〜 4重量%の範囲である。 本発明による教示は、他の実施態様において、選択され数値の特定された SPVの脂肪族基の重量比を有する上記の熱可塑的に加工可能な複合材料を、成 形体の製造、例えばフィルム、ビン、コップ、箱などのような包装材料として適 用するために使用することに関する。 本発明の教示は最後に、TPSを基材とするポリマー変性された工作材料の製 法および当該製法により保たれる前記定義の成形体に関する。 [発明の教示の説明] 本発明の教示の目的は、その広汎かつ同時に非常に具体化された概念において 、でんぷんと一緒に加工するために使用する合成ポリマー化合物(SPV)の特 定の構造パラメーターを選択かつ設定することにより、TPSとSPVとの間の 相互作用を達成することを可能にするという意図から出発している。ここで本発 明はSPVを置換する脂肪族基を、複合材料中のでんぷん部分に関してその種類 および量により選択することによって、複合材料の機械的強度値を最適化するこ とができる。ここで個々のSPV分子は、本発明の定義による多数の置換された 脂肪族基の存在によって特徴づけられる。機械的強度の最適化に適応すべき結果 は、おそらく反応準備のされた脂肪族基置換体のでんぷん物質のアミロース部分 への最適の配合量割合およびこれら2成分が相互に反応して相当するキヤナル包 接化合物を生成することにある。本発明の教示によるこのような手法の核心を保 持しながら、それぞれ使用するSPV成分の選択、熱機械的でんぷん変性に対す る補助成分の選択および/またはSPV/TPSの合併および均一化の操作段階 において、多くの変形およびさらなる最適化を行うことができる。 本発明の手法によりでんぷんとともに使用されるSPVは、それ自体公知の方 法により少なくとも主として直鎖状に形成された基本構造をもって形成せされ、 かつ熱可塑的に加工されるポリマー成分である。その分子量は広い範囲内で変動 することができる。適している数値として例えば1.5×103〜10×106の 範囲内の分子量が挙げられるが、このSPV成分の分子量の好ましい下限値は約 2〜5×103の範囲内にある。 この本発明の教示によるSPV成分は、側鎖および/または末端にある脂肪族 基が充分な数で存在することにより対応することが示される。ここで脂肪族基の 概念は、少なくとも炭素原子6個、好ましくは少なくとも炭素原子8個の直鎖状 飽和炭化水素基を意味する。複合材料の強度値の最適化は脂肪族基中の炭素鎖長 を大きくすることによって達成され、好ましくは脂肪族基は平均に少なくとも1 0個、好ましくは少なくとも12個の炭素原子を有していることがわかった。こ こでそれぞれ使用されるSPVは同一かまたは異なる種類の上記のような脂肪族 基を含有している。この脂肪族基の好ましい鎖長範囲は炭素原子6〜32個、そ して特に炭素原子10〜24個である。SPVに存在する置換脂肪族基の少なく とも実質的な部分の炭素原子が約12〜18個の範囲にあることは特に重要であ る。 このようなことと関連して特に次のことが指摘される。SPV成分の特に直鎖 状基本分子にある置換基としてはオレフィン状単一およびまたは複数不飽和長鎖 炭化水素基が存在できるが、この炭化水素基は天然物質を基材とする材料に多く 現れるものである。したがってオレフィン状不飽和C16、C18またはそれ以上の 相当するオレフィン状不飽和炭化水素基が適している置換基である。しかしなが ら機械的強化作用に関しては、明らかにこのようなオレフィン状不飽和置換基の 末端脂肪族飽和部分だけがでんぷんと相互作用してキヤナル包接化合物を生成す る。SPV中のこのような置換基の強化作用、したがって物理的強度値の調節可 能な増大は、このような置換基の末端脂肪族基飽和部分の低い炭素数範囲に制限 される。したがって本発明によれば、SPV中の脂肪族基の少なくとも一つの有 力部分が高い炭素数の脂肪族飽和脂肪族基の形を形成するのが好ましい。 本発明によれば、でんぷんはTPS/SPVを基材とする複合材料の少なくと も40重量%、好ましくは少なくとも50重量%であることがさらに好ましい。 ここで重量%は水および低分子可塑剤を除いた固体混合物に関するものである。 通常、複合材料中のでんぷん部分は約50〜80重量%、好ましくは約55〜7 5重量%である。ここでも重量%は前記のように計算する。 前記のように、本発明による好ましいでんぷんは、約30重量%以下、好まし くは約15〜25重量%の制限されたアミロース含有量の安価に入手できるでん ぷん物質である。ここで重量%はでんぷん乾燥物に関するものである。アミロー ス含有量に対して前記の特定パラメーターを有するジャガイモ、小麦および/ま たはトウモロコシを基材とする公知のでんぷん原料は本発明の手法に対して好ま しい使用物質である。しかしながら本発明の教示はこのでんぷんだけに限定され るものではない。アミロースの多いでんぷんも適している使用物質である。事実 このでんぷんを使用するときに、さらに改良された物理的性質、例えば射出成形 法により製造された成形体のさらに改良された形態安定性により卓越している製 品が得られる。したがって、少なくとも50重量%、例えば約65〜95重量% 、特に約70〜90重量%のアミロース割合のでんぷんを使用することも本発明 の教示の範囲内に入る。 脂肪族基で置換されたSPV成分としては、原則的にはこの種のすべての型の ポリマーが適しているが、生物学的に分解可能または腐朽可能なこの種の化合物 が特に好ましい。 この意味において脂肪族基含有アクリレートポリマーおよび/またはメタクリ レートポリマーのSPV、特にポリエステル、ポリアミド、ポリウレタンおよび /またはポリビニルアルコールエステル(ここでそのエステル基中には少なくと も持分の長鎖脂肪族基を有している)からの側鎖脂肪族基含有SPVが挙げられ る。側鎖および/または末端にある脂肪族基を有する相当するポリマー成分の構 造および製造については当業者の知識が指示される。ここで特別な実施態様にお いては、後から生じる粗材を基材として少なくとも部分的に構成されているよう な特別な型のSPVも適している。ポリエステル、ポリアミドおよび/またはポ リウレタン群の物質としては本発明の開示の対象に挙げたドイツ特許第4121 111号明細書中に指示がある。PVA誘導体の範囲内では、天然源の脂肪酸、 例えば炭素原子10〜24個、特に炭素原子12〜22個のカルボン酸の相当す るエステルを使用することにより本発明の構成要素に対応させることができる。 ここで重要な実施態様においては、PVAを基材とするポリマー中に短鎖カルボ ン酸、例えばC24カルボン酸の基を有する混合物中に脂肪族基を存在させるこ とができる。長鎖脂肪酸エステルで変性されたPVAc型ポリマー(酢酸ビニル と、ビニルアルコールの長鎖脂肪酸(例えばC1218脂肪酸)とのエステルを基 材とするモノマーとの共重合体)がここでは特に適している代表的なものである 。ここで少量(酸基の合計に関して)の脂肪族基が存在してもよい。 本発明の意義により少なくとも持分の脂肪族基(特にエステル化に使用された 酸基からのもの)を含有するポリビニルアルコールのエステルは次のような観点 から特に重要である。TPS/SPVの相当する混合物は成形加工の際に好まし いものであることがわかった。すなわちそれ自体公知の操作技術により、フィル ムおよび高い物質密度の成形体、例えばビン、コップなどを良質な製品品質で製 造することができる。しかしながら同時に、PVAのエステルを基材とするSP Vの定量的微生物分解(ポリビニルアセテートの例に示される)が特に迅速かつ 完全に、酸成分のエステル脱離および分解に関してだけでなく生成したポリビニ ルアルコール分子に関しても行われることが知られている。文献:H.Kast ien等「ラッカー合成樹脂およびポリマー分散物の定量的微生物分解」、Fa rbe+Lack,1992,505〜508参照。したがってSPVに関して 相当する完全な微生物分解の可能な成分を選択することにより、本発明の開示に よれば、成形体の強度に関する最適化および自然の分解過程による腐朽性が同時 に保持される。 本発明の教示は、本発明の開示に引用したドイツ特許第4038732号の要 素を重要な実施態様において使用することを示している。したがって、この教示 により脂肪族基置換されたSPVを水性ポリマー分散物の形で使用することがで き、SPVはこの水性相と一緒に熱可塑状態に処理されたでんぷんと合体される 。場合により必要な低分子可塑剤を混合する。完成した複合材料の製造は、複数 物質の混合物を高い温度および圧力ででんぷん変性において同時に激しい混合お よび/または捏和を行ってTPS/SPVからなる複合材料を生成させ、所望に よりこの均一化したポリマー混合物を成形加工することによって行われる。SP Vの水性分散物を介して導入される水はここで方法全体の構成部分となり、でん ぷん変性の変性工程で使用され、作用をする。 また本発明によれば、でんぷんのそれ自体公知の方法による熱可塑性物質への 熱機械的変性には、水および/または低級有機軟化剤および/または助剤の併用 が必要である。ここで特に低級多官能性アルコール例えばエチレングリコール、 プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセリンおよび/またはそのエーテ ル、特に部分エーテルが挙げられる。前記のような助剤としての尿素の併用も公 知であり、本発明により利用することができる。 仕上げする物質混合物中の水の量は例えば5〜40重量%、好ましくは5〜30 重量%(重量%は全物質混合物に関するもの)である。併用する低分子有機補助 成分例えばグリセリンの量は通常少なくとも約3重量%、好ましくは少なくとも 約5〜10重量%、物約10〜50重量%(混合物全量に対して)の範囲内であ る。 個々の混合成分はそれぞれ使用する操作装置に、従って例えば押出機では、入 口範囲で別個にそして好ましくは連続的にそれぞれの必要な量を供給することが できる。押出機内で多成分混合物を移動させるときには、特に所定の均一化工程 および混和工程は先の区分で行われる。そして製品温度および圧力に保護された 加工区間に接続されるが、そこで所定の熱機械的変性に付される。少なくともこ こでの製品温度は100℃以上、好ましくは120℃またはそれ以上であり、操 作条件は少なくとも混合工程およびでんぷん変性工程の最終段階において約17 0℃までの範囲が好ましい。調節すべき操作圧力は通常所定の操作温度における 水含有物質混合物の固有圧力に相当する。操作条件下にある複数物質混合物の滞 留時間は一般に多くても30分間以上ではなく、好ましくは最高約20分間であ る。少なくともでんぷん変性の温度および圧力条件の範囲内で約0.5〜10分 間、好ましくは約2〜5分間の範囲内で複数物質混合物の滞留時間で操作するの が好ましい。 均一化したポリマーブレンドは押出品として得られ、後の時点で例えば成形加 工される。しかしながら、純粋な熱可塑化されたでんぷんについて記載されてい る先に引用した刊行物CHIMIA(1987)(前出)に示されているように 、ポリマー混合製品を製造に続いて直ちに加工することもできる。 通常はポリマーブレンドからその成形加工の前に(一般に押出機内での変性の 最終段階で)混合工程および分解工程で添加する水の少なくとも一部が駆出され る。原則的にでんぷんを基材とする工作材料では、周囲の状況下での貯蔵の間に でんぷんの自然含水量に再びなるが、それは約15〜20重量%(でんぷんに対 して)であることがわかっている。 変性工程のさらに詳しい説明はドイツ特許第4038732号および同第41 21111号による公知の特許を参照されたい。 [発明を実施するための最良の形態] 以下の実施において使用した装置および原料については次の一般的記載を適用 する: a)装置 TPS(熱可塑性でんぷん)ブレンドの製造には次の操作段階が必要である: -液体、分散物、か粒体または粉末として存在する成分の押出機への供給; -押出材のコンパクトな個体への」k密化; -押出機の融解; -融成物の均一化; -押出工具(ノズル)による融成物のポンプ輸送。 このためには例えば単式スクリュー押し出機または並流型または向流型複式ス クリュー押出機のような種々の格式のスクリュー押出機が原則的に適している。 文献により公知の利点(合成樹脂押出技術、第一巻、Hanser出版社、19 89 参照)、例えば -スクリューの自動浄化 -短い滞留時間 -均一な製品歪 により、以下の実施例においては次のデータをもつ並流型複式スクリュー押出機 を使用した: -Contiua型C37,Werner & Pfleiderer製 -作業出力7.6kw -スクリュー長さ 960mm -L/D比 26 スクリューおよびケーシングの箱型システムにより、所定の課題に応じて供給 区域、可塑化区域、均一化区域、圧力区域および脱気区域が作られる。さらにス クリューケーシングは同一長さで互いに独立して制御できる2つの加盟区域に分 けられる。液体および個体の形で存在する成分の供給はそれぞれ重力制御された 配分装置(例えばスクリュー)によって行われた。一般に次の押出しパラメータ が用いられた。: -温度 100〜150℃ -スクリュー回転数 100rpm -全装入量 6〜18kg/h b)原料 でんぷん/SPVを基材とするTPSブレンドの製造には次の原料を使用した : -含水量17〜20%のジャガイモでんぷん(例えばS氓p唐矧rke社製また はEmsland−でんぷん)または含水量10〜15%の小麦でんぷん。 -以下にそれぞれ特記した定義による脂肪族基で置換された合成ポリマー化合物 (SPV)。 -軟化剤として少なくとも沸点150℃のポリオール、例えばプロピレングリコ ールまたは好ましくはグリセリンおよび場合により更に助剤例えば尿素および/ またはその誘導体を使用した。実施例1 以下に実験No.1〜9で示した項目において実験し、TSP/SPV-ブレ ンドの強度特性と本発明による脂肪族基含有量との関係をそれぞれ使用したSP V成分について行った。 熱機械的変性によるでんぷんとの均一化は一緒に使用した3つの型のポリマー について行った。 実験No.1,4および7: 水性ポリ酢酸ビニル分散物;これはドイツ特許第4038732号の教示によ りじゃがいもでんぷんおよび低分子軟化剤(特にグリセリン)と一緒に押出しし 、これに伴う熱機械的変性を行った。 実験No.2、5および8: 水性PVAc分散物の代わりに、酢酸ビニル(VAc)およびビニルラウレー ト(VL)とのVAc:VLのモル比が50:2.5のコポリマーの比較分散物 を使用する。ここで使用した合成ポリマー成分は統計的分布における側鎖置換基 としてビニルラウレート成分の長鎖アルキル基を含有している。しかしながら、 このポリマーの生物学的過程による分解性そしてその腐朽性が保存される。 実験No.3、6および9: でんぷんと混合するためおよびその熱機械的変性のためにここで使用した合成 ポリマーは実験No.2,5および8のものであるが、VAc:VLのモル比を 47.8:5.0に置き換えた点で異なっている。 次の表1には(それぞれ3個のグループ1〜3、4〜6および7〜9にまとめ た)その種類および量により混合成分に関する実験グループをまとめてある。 次の表2には実験No.1〜9について、でんぷんとポリマーとの重量部比、 でんぷんと脂肪族基(本発明の定義による)との重量部比およびポリマー中の脂 肪族含有量(本発明の定義による;重量%)の数値を表にしてある。 表2の最後の欄にはそれぞれの実験No.に対応するDIN53455(試験 速度 20mm/分)による引張強度N/mm2が示されている。 実験No.2、5および8の引張強度の最適化は測定数値から得た。実施例2 本発明の定義による側鎖脂肪族基を含有する更に3つの合成ポリマー化合物( 水性分散物として使用)種々の量比でジャガイモでんぷんと混合し、押出機の中 で熱機械的でんぷん変性およびそれぞれ使用した合成ポリマーとの均一化を行っ た。 ここで実験した3つの型のポリマーは次の通りである。: 実験No.10、11、12; 本発明の定義による脂肪族基を含有しているポリウレタン、本出願人の商品” Fondoflex P202”。ここでこのPU基材合成ポリマーの脂肪族基 はリシノール酸から誘導されたものである。従ってでんぷんとClatrat構 造を形成するためにはC7アルキル基が用いられる。次の表3はこの型のポリマ ーのかなり低い強度を示していて、これは鎖体形成傾向の小さいことによって説 明できる。水蒸気処理したヒマシ油の割合はPU融成物(水無し)に対して製品 中で12重量%である。 実験No.13、14、15; ここでは合成ポリマー成分としてC10/18-脂肪族アルコール-メタクリレート ホモポリマーを使用した(Mw=166,000;Mn=31,000) 実験No.16、17、18: ポリマー成分(アタリレートポリマー)はブチルアクリレート対ビフェニルア クリレートのモル比が4:1(Mw=74,000;Mn=20,000)のポ リ(ブチル-co-ビフェニル)アクリレートである。 実験No.10〜18による3つの型のポリマーによる一連の実験においてそ れぞれの最大強度を測定した。ここでもDIN53455による引張強度として 測定した。次の表3にはでんぷん脂肪族基(本発明の定義による)の重量比がそ れぞれの実験の最大強度とともに要約してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C08L 77/00 KKV 9286−4J C08L 77/00 KKV 101/00 LSY 9167−4J 101/00 LSY

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水及び/または低分子可塑剤を添加して熱機械的に変性されたでんぷん(T PS)を基材とし、合成ポリマー化合物(SPV)と均一に混合された成形加工 可能な複合材料であって、その機械的強度(DIN53455による引張強度を 測定)を最適化するために、側鎖および/または末端に直鎖状飽和炭化水素基( 脂肪族基)を有する合成ポリマー化合物を、複合材料中の脂肪族基の含有量が0 .5〜7重量%(無水のでんぷんに対する脂肪族基の重量%)となるようにTP Sと均一化したことを特徴とする複合材料。 2.でんぷんに対する脂肪族の重量比が1〜5重量%、好ましくは2〜4重量% の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。 3.少なくとも主として直鎖状構造を有し、側鎖および場合により末端に脂肪族 基を有するSPVをTPSの中に均一に配合したことを特徴とする請求項1また は2に記載の複合材料。 4.脂肪族基が炭素原子少なくとも6個、好ましくは炭素原子少なくとも8個、 そして特に主として炭素原子少なくとも12個の鎖長を有し、同一および/また は異なる鎖長の脂肪族基がSPV物質中に存在していてもよく、好ましくはそれ ぞれ炭素原子6〜32個の範囲内、特に炭素原子10〜24個の範囲内、例えば 炭素原子12〜18個の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜3の何れか1 項に記載の複合材料。 5.生物学的分解可能または腐朽可能なSPVをTPSと均一に加工したことを 特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の複合材料。 6.ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、および/またはポリビニルアル コールエステルからの側鎖脂肪族基含有SPV、また場合によりポリ(メタ)ア クリレートのような脂肪族基含有ポリマー化合物がTPSと混合して存在するこ とを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の複合材料。 7.SPVが少なくとも部分的に、後で生じる粗材を基材として構成されている ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合材料。 8.含有SPVがポリマー化合物を水性液相中の分散相として含有しこの水性相 と−後にでんぷん中に配合された相当するポリマー分散物から誘導されたもので あ ることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の複合材料。 9.でんぷんを少なくとも40重量%、好ましくは少なくとも50重量%(ここ で重量%は水および低分子可塑剤を含有しない固体混合物に対するモノである) の量で含有していることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の複合材 料。 10.水および/または低分子可塑剤を少なくとも3重量%、好ましくは少なく とも5〜10重量%(複合材料に対して)の量で含有していることを特徴とする 請求項1〜9の何れか1項に記載の複合材料。 11.低分子可塑剤として低級多官能性アルコール、特にグリセリンおよび/また はそのエステルを含有しており、その量が好ましくは約10〜50重量%の範囲 内、より好ましくは約15〜35重量%(それぞれ全混合物に対して)の範囲に あることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の複合材料。 12.複合材料中のでんぷん部分として、平均アミロース含有量が30重量%以 下の範囲内、好ましくは15〜25重量%(でんぷん乾燥物質に対して)の範囲 内にあるでんぷんを含有しており、ここでじゃがいもでんぷんまたは相当する小 麦でんぷんおよび/またはとうもろこしでんぷんが好ましく、また少なくとも5 0重量%、例えば70〜90重量%のアミロース含有量のでんぷんの使用が好ま しいものであることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の複合材料 。 13.成形体、例えばフィルム、ビン、コップ箱などのような包装材料の製造に 請求項1〜12の何れか1項に記載の複合材料を使用すること。 14.天然でんぷんをSPVの水性分散物および場合によりさらに低分子可塑剤 および/または水と混合し、この複数物質混合物を高い温度および圧力で同時に 混合および/または捏和しながらでんぷん変性させてTPSを生成させ、この均 一化されたポリマー混合物を場合により成形加工することを特徴とする請求項1 〜13に記載のTPSを基材とするポリマー変性された工作材料およびそれから 得られる成形後の製法。 15.100℃以上、好ましくは120℃以上、特に約120〜150℃の範囲 内の製品温度で、少なくとも混合工程およびでんぷん変性工程の最終段階におい て操作することを特徴とする請求項14に記載の製法。 16.操作条件下で約30分間までの範囲内、好ましくは約0.5〜10分間の範 囲内の複数物質混合物の滞留時間で、特に連続方法でシステムの工程温度で調節 される固有圧力下で操作することを特徴とする請求項14または15に記載の製 法。 17.ポリマー成分の混合および変性を加熱した押出機の中で行い、でんぷん− 好ましくはでんぷん粉末として−および水性SPV分散物ならびに場合により併 用される低分子可塑剤を入口区域で好ましくは互いに別個に供給し、その間に均 一化され変性されたポリマー混合物(好ましくは過剰水を部分的に駆出した後に )押出品として保つこと特徴とする請求項14〜16の何れか1項に記載の製法 。
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