JPH09505321A - アンスラサイクリン誘導体 - Google Patents

アンスラサイクリン誘導体

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JPH09505321A JP8509204A JP50920496A JPH09505321A JP H09505321 A JPH09505321 A JP H09505321A JP 8509204 A JP8509204 A JP 8509204A JP 50920496 A JP50920496 A JP 50920496A JP H09505321 A JPH09505321 A JP H09505321A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アミロイド症の治療に使用する薬剤の製造における式A(式中、R1、R2、R3及びXは適切な置換基である)のアンスラサイクリンの使用を提供する。式Aの新規化合物、その製造方法及び該化合物を含む医薬組成物も記載する。

Description

【発明の詳細な説明】 アンスラサイクリン誘導体 本発明はアミロイド症の治療、該治療のための新規化合物、その製造方法及び 該化合物を含む医薬組成物に関する。 アミロイド症と細胞死滅と組織機能損失との関係は、神経変性疾患を含む様々 な種類の疾患と関連するように思える。従って、アミロイド形成の予防及び/又 はアミロイド分解の誘発は、アミロイド症に関連する全ての病的疾患(ALアミ ロイド症及びアルツハイマー型神経変性疾患を含む)の重要な治療手段となり得 る。 特に本発明は、アミロイド症の治療に使用する薬剤の製造における、式A: のアンスラサイクリン及びその医薬的に許容可能な塩の使用を提供し、前記式中 、R1は、 −水素又はヒドロキシ; −式OR4(R4はC1−C6アルキル、C5−C6シクロアルキル又はCH2Phで あり、フェニル(Ph)環は任意 にF、Cl、Br、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ及びCF3の中から 選択された1個、2個又は3個の置換基で置換されている)の基;又は −式OSO25(R5はC1−C6アルキル又は任意にF、ClもしくはBrのよ うなハロゲン及びC1−C6アルキルの中から選択された1個、2個もしくは3個 の置換基で置換されたPhである)の基 を示し; R2は水素、ヒドロキシ又はOR4(R4は先に定義した通りである)を示し; R3は水素、メチル又は式YCH26[YはCO、CH2、CHOH又は式: (式中mは2又は3である)の基であり、R6は、 −水素又はヒドロキシ; −式NR78{R7及びR8はそれぞれ独立して a)水素、 b)任意にヒドロキシ、CN、COR9、COOR9、CO NR910、O(CH2nNR910(nは2〜4である)又はNR910(R9及 びR10はそれぞれ独立して水素、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル又は 任意にC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、F、Br、Cl、CF3、OH 、NH2もしくはCNの中から選択された1個以上、例えば1個、2個もしくは 3個の置換基で置換されたフェニルの中から選択される)で置換されたC1−C6 アルキル又はC2−C6アルケニル基、 c)任意にCOR9、COOR9又はOH(R9は先に定義した通りである)で置 換されたC3−C6シクロアルキル、 d)フェニル環が任意に、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、F、Br、 Cl、CF3、OH、NH2又はCNの中から選択された1個以上、例えば1個、 2個又は3個の置換基で置換されたフェニルC1−C4アルキル又はフェニルC2 −C4アルケニル、及び e)COR9、COOR9、CONR910、COCH2NR910、CONR9CO OR10又はSO29(R9及びR10は先に定義した通りである) の中から選択されるか又はR7及びR8は窒素と一緒になって、 f)任意にC1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシで置換されたモルホリノ環 、 g)C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又は任意にC1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ,F、Br、Cl、CF3、OH、NH2もしくはCNの中から 選択された1個以上、例えば1個、2個もしくは3個の置換基で置換されたフェ ニルで任意に置換されたピペラジノ環、 h)OH、NH2、COOH、COOR9又はCONR910(R9及びR10は先に 定義した通りである)、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又は任意にC1 −C6アルキル、C1−C6アルコキシ、F、Br、Cl、CF3、OH、NH2も しくはCNの中から選択された1個以上、例えば1個、2個もしくは3個の置換 基で置換されたフェニルで任意に置換されたピロリジノ、ピペリジノ又はテトラ ヒドロピリジノ環 を形成する}の基; −式OR4又はSR4(R4は先に定義した通りである)の基; −式O−Ph(フェニル(Ph)環は任意にニトロ、アミノ又は先に定義したよ うなNR78で置換されている)の 基;又は −式B又はC: (式中、Dは式COOR9又はCONR78の基であり、ここでR7、R8及びR9 は先に定義した通りである)の基である]の基を示し; Xは式X1又はX2: [式中、 −R11及びR12は共に水素であるか又はR11及びR12の一方が水素で、他方がF 、Cl、Br又はIであり; −R13は水素、ヒドロキシ、C1−C4アルコキシ、アミノ、NHCOCF3、N =C(C652、NHCOR9、 NHCONR78又は式EもしくはF: (式中、R7、R8及びR9は先に定義した通りであり、pは0又は1である)の 基を示し; −R14及びR15は水素を示すか又はR14及びR15の一方が水素で他方がOH、F 、Cl、Br、I又は式OSO25(R5は先に定義した通りである)の基を示 し; −R16はCH2OH又は先に定義したようなR13であり; −R17はF、Cl、Br、I又は式OSO25(R5は先に定義した通りである )の基を示す]の糖残基を示すが、但し式Aの化合物は4′−ヨード−4′−デ オキシドキソルビシン(R1=OCH3、R2=OH、R3=COCH2OH、X= X1、R11=R12=R15=H、R13=NH2及びR14=I)でないものとする。 本発明の別の態様で、先に定義したような式A[式中、 −R3が式YCH3、COCH2NR′7R′8、COCH2R′4又はYCH2OH( Yは先に定義した通りであり、R′4はフェニル、ベンジル、C1−C6アルキル 又はC5−C6シクロアルキルであり、R′7R′8はそれぞれ独立して水素、C1 −C12アルカノイルであるか又は一緒になってモルホリノ、ピペラジノ又はピペ リジノ残基を形成する)の基のときに、X1はR14及びR15が共に水素原子であ るか又はR14及びR15の一方がヒドロキシでR13がアミノである残基を示さず; −R1がメトキシで、R2がヒドロキシで、R3がCOCH2OHを示すときに、X 1はR11及びR12が共に水素原子でR13がアミノでR14がヨウ素である残基を示 さない] で表される新規アンスラサイクリンを提供する。 各アルキル、アルコキシ又はアルケニル基は直鎖基であっても分枝鎖基であっ てもよい。 C1−C12アルキル基は好ましくはC1−C6アルキル基である。C1−C6アル キル基は好ましくはC1−C4アルキル基である。C1−C6アルキル基は好ましく はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t− ブチル、sec−ブチル又はn−ペンチルである。C1−C4アルキル基は好まし くはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル又 はsec−ブチルである。 C3−C6シクロアルキル基は好ましくはC5−C6シクロアルキル基である。C5 −C6シクロアルキル基は好ましくはシクロペンチル又はシクロヘキシルである 。 ペプチジル残基は6個以下、例えば1〜4個のアミノ酸残基を含み得る。適切 な残基はGly、Ala、Phe、Leu、Gly−Phe、Leu−Gly、 Val−Ala、Phe−Ala、Leu−Phe、Phe−Leu−Gly、 Phe−Phe−Leu、Leu−Leu−Gly、Phe−Tyr−Ala、 Phe−Gly−Phe、Phe−Leu−Gly−Phe、Gly−Phe− Leu−Gly、Gly−Phe−Leu−Glyである。 本発明では、R1は好ましくは水素又はメトキシである。R2は好ましくはヒド ロキシである。R3は好ましくは式YCH26[YはCO又は式: の基であり、 R6は −水素又はヒドロキシ; −式NR78(R7及びR8は独立して a′)水素、 b′)C1−C4アルキル、 c′)フェニル環が任意に1個又は2個のメトキシ基で置換されたフェニルC1 −C2アルキル、及び d′)COCH2NR910(R9及びR10はメチル基である) の中から選択されるか又はR7とR8は一緒になって e′)モルホリノ環、又は f′)ピペラジノ環、 g′)テトラヒドロビリジノ環 を形成する)の基; −式O−Ph(フェニル(Ph)環は任意に先に定義したようなNR78で置換 されている)の基、又は −式: (式中、Dは式CONR78の基であり、ここでNR78は先に定義した通りで ある)の基 である]の基であり、Xは式X1: (式中、 −R11及びR12は水素を示すか又はR11及びR12の一方が水素で、他方がIであ り; −R13はアミノ、NHCOCF3、N=C(C652又は式: の基であり; −R14及びR15は水素を示すか又はR14及びR15の一方が水素で、他方がOH、 I又はOSO2CH3である)の糖残基を示す。 本発明は、塩を形成する基を有する式Aの化合物の塩、特にカルボン酸基、塩 基性基(例えばアミノ基)を有する化合物の塩を提供する。 塩は特に生理学的に許容可能な塩、例えばアルカリ金属塩及びアルカリ土類金 属塩(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム及びマグネシウム塩 )、アンモニウム塩、適切な有機アミン又はアミノ酸との塩(例えばアルギニン 、プロカイン塩)、並びに適切な有機又は無機酸とで生成された付加塩[例えば 塩酸、硫酸、カルボン酸及びスルホン有機酸(例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、 p−トルエンスルホン酸)]である。 本発明は全ての可能な立体異性体及びそのラセミ体又は光学活性混合物を包含 する。 本発明の好ましい化合物の特定例を以下に示す: A1:14−N−(モルホリノ)−3′−N−トリフルオロアセチル−4′−ヨ ードダウノマイシン A2:14−N−(3,4−ジメトキベンジルアミノ)−3′−N−トリフルオ ロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン A3:14−O−[2−(1−ピペラジニル)カルボニルテトラヒドロピラン− 6−イル]−3′−N−トリフルオロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン A4:14−[p−(ジメチルアミノカルボニルアミノ)−フェニルオキシ]− 3′−N−トリフルオロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン A5:13−デオキソ−13−エチレンジオキシ−14−N−(モルホリノ)− 3′−N−トリフルオロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン A6:13−デオキソ−13−エチレンジオキシ−14−[p−ジメチルアミノ カルボニルアミノ)フェニルオキシ]−3′−N−トリフルオロアセチル−4′ −ヨードダウノマイシン A7:13−ジヒドロ−14−N−(モルホリノ)−3′−N−トリフルオロア セチル−4′−ヨードダウノマイシン A8:14−N−(モルホリノ)−3′−N−フタロイル−4′−ヨードダウノ マイシン A9:14−N−(3,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3′−N−フタロイ ル−4′−ヨードダウノマイシン A10:14−O−[2−(1−ピペラジニル)カルボニルテトラヒドロピラン −6−イル]−3′−N−フタロイル−4′−ヨードダウノマイシン A11:14−N−(モルホリノ)−3′−N−トリフルオロアセチル−4′− メタンスルホネートダウノマイシン A12:14−O−[2−(1−ピペラジニル)カルボニルテトラヒドロピラン −6−イル]−3′−N−トリフルオロアセチル−4′−メタンスルホネートダ ウノマイシン A13:14−[p−(ジメチルアミノカルボニルアミノ) フェニルオキシ−3′−N−トリフルオロアセチル−4′−メタンスルホネート ダウノマイシン A14:14−N−(モルホリノ)−3′−N−フタロイル−4′−メタンスル ホネートダウノマイシン A15:3′−N−ジフェニルメチレン−4′−エピダウノルビシン A16:3′−N−ジフェニルメチレン−4′−ヨードドキソルビシン A17:14−N−(モルホリノ)−3′−N−ジフェニルメチレン−4′−ヨ ードダウノマイシン A18:4−デメトキシ−2′−ヨードダウノルビシン 式Aの化合物は、置換基の種類によっては既知のアンスラサイクリンを出発材 料として、分子のアグリコンもしくは糖部分又はこれら両方の部分を適切に化学 修飾して、又はアンスラサイクリノンを糖と結合して製造することができる。 式Aの化合物及びその医薬的に許容可能な塩の製造方法を以下に示す: (i)式A[式中、R3は式COCH2NR78の基であり、ここでR7及びR8は 先に定義した通りであるが、但しR7及びR8は基COR9、CONR910、CO NR9COOR10又はSO29(R9及びR10は先に定義した通 りである)を示さないものとする]の化合物の好ましい製造方法は、 1)式G: (式中、R6は水素であり、R1、R2及びXは先に定義した通りであり、但しG 中にアルケニル残基は存在せず、糖残基XではXの他の置換基の一つがヒドロキ シのときにR13はヒドロキシを示さないものとする)の化合物を対応する14− ブロモ誘導体に変換し、次いで (2)得られた式H: (式中、R1、R2及びXは先に定義した通りである)のブ ロモ誘導体を式NHR78(R7及びR8は先に定義した通りであるが、但しR7 及びR8は先に定義したような基COR9、CONR910、CONR9COOR10 又はSO29を示さないものとする)の適切なアミンと反応させ、所望とあれば 得られた式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩に変換することからなる。 (ii)他の実施態様では、(i)で定義したような式A(式中R7及びR8の一方 又は両方は水素原子を示す)の14−アミノ誘導体を式HalCOR9又はHal SO29(ここでHalはハロゲンであり、R9は先に定義した、通りである) のアシル誘導体と反応させ、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬的に 許容可能な塩に変換することによって、上記(i)で定義した式Aの化合物を更 に式A(R7及びR8の一方又は両方は式COR9又はSO29の基を示し、ここ でR9は先に定義した通りである)の他のアンスラサイクリンに変換することが できる。 (iii)他の実施態様では、式A(式中R3は先に定義したような式B又はCの基で あるが、但し糖残基XのR1置換基は第一ヒドロキシ基を示さないものとする) の化合物の好ましい製造方法は、 (1)式G(式中R6はヒドロキシであり、R1及びXは先に定義した通りである )で表される化合物を式B1又はC1: (式中Dは先に定義した通りである)の化合物と反応させ、所望とあれば保護し たヒドロキシ基を脱保護し、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬的に 許容可能な塩に変換することからなる。 他の実施態様では、式A(式中R3はCHOHCH26である)の化合物の好 ましい製造方法は、式A(式中R3はCOCH26を示し、ここでR6は先に定義 した通りであるが、但しAには付加的なケトン基は存在しないものとする)の化 合物を還元し、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩 に変換することからなる。 (v)他の実施態様では、式A(式中R3は式CH2CH26の基である)の化 合物の好ましい製造方法は、 (1)式A(式中R3はCOCH26であるが、但しAに は付加的なケトン基は存在しないものとする)の化合物を13−(置換)ベンゼ ンスルホニルヒドラゾン、好ましくは13−(p−フルオロ)ベンゼンスルホニ ルヒドラゾンに変換し、次いで (2)これをグリコシド結合を保持し得る条件下で還元し、所望とあれば得られ た式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩に変換する ことからなる。 (vi)他の実施態様では、式A(式中R11及びR12は共に水素原子である)の化 合物の製造方法は、 (1)式K: (式中、R1、R2及びR3は先に定義した通りであるが、但しR1、R2及びR3は 遊離した第一又は第二ヒドロキシ基を有する基を示さないものとする)のアグリ コンを式L1又はL2: [式中、R18はハロゲン原子(例えば塩素原子)のような適切な離脱基又は活性 化エステル残基(例えばOCOCF3もしくはOCO(PNO265)を示し、 R19及びR20は水素原子であり、R21は水素、C1−C4アルコキシ、エステル残 基(例えばOCOCF3もしくはOCO(pNO265))又はNHCOCF3 基であり、R22及びR23は共に水素であるか又はR22及びR23の一方が水素で他 方がエステル残基(例えばOCOCF3もしくはOCO(PNO265))又は NHCOCF3基であり、R24はCH2OCOCF3であるか又は先に定義したR2 1 と同一の意味を有し、R25はOCOCF3又はOCO(pNO265)を示す ]の糖誘導体と縮合し、次いで (vi)アミノ基及びヒドロキシ基を脱保護し、所望とあれば得られた式Aの化合物 をその医薬的に許容可能な塩に変換することからなる。 (vii)他の実施態様では、式A(式中R13はE又はFであ る)の化合物の好ましい製造方法は、 (1)単一の第一アミノ基を有する先に定義したような式Aのアンスラサイクリ ンを式E1又はF1: (式中、R7は先に定義した通りであり、Halはハロゲン原子を示し、R17は アルコキシ残基、好ましくはエトキシである)のハロ−アシル誘導体と反応させ 、所望とあれば、 (2)得られたモノ−アミノ−アシル誘導体を塩基で処理して式E又はFの基を 生成し、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩に変換 することからなる。 (i)で定義したような式Aの化合物は、ドイツ特許出願公開第2,557,5 37号に記載の方法で、例えばドイツ特許出願公開第1,197,874号に記 載の方法で化合物Gから製造した先に定義したような式Hの化合物を、 アセトン又はジメチルホルムアミドのような乾燥極性溶媒中で、式NHR78( R7及びR8は先に定義した通りであるが、但しR7及びR8は先に定義したような 式COR9、CONR910、CONR9COOR10又はSO29の基を示さない ものとする)で表される1〜1.2当量の適切なアミンと約0〜30℃の温度、 好ましくは室温で4〜24時間反応させ、所望とあれば得られた式Aの化合物を メタノール中無水塩化水素でその医薬的に許容可能な塩に変換することによって 製造され得る。 (ii)で定義したような式Aの化合物は、アセトン又はジメチルホルムアミドの ような乾燥極性溶媒中で、(i)で定義した式Aの化合物を式HalCOR9又は HalSO29(Halはハロゲンであり、R9は先に定義した通りである)の アシル誘導体と約0〜30℃の温度、好ましくは室温で4〜24時間反応させる ことにより製造され得る。 (iii)で定義したような式Aの化合物は、WO92/10212号及びWO9 2/02255号に記載の方法で、例えば酸触媒(例えばp−トルエンスルホン 酸ピリジニウム)の存在下、非プロトン性溶媒(例えば塩化メチレン)中で、(i ii)(1)で定義したようなアンスラサイクリン を式B1又はC1の誘導体と10〜30℃の温度、好ましくは室温で3〜24時 間反応させ、所望とあれば得られた式Aの化合物を好ましくはメタノール中無水 塩化水素により又はエステル誘導体を希薄水酸化ナトリウム水溶液で加水分解し て医薬的に許容可能な塩に変換することにより製造され得る。 (iv)で定義したような式Aの化合物は、(iv)で定義したような式Aのアンスラ サイクリンを化合物の種類によって水中もしくは1種以上の有機溶媒中で還元し て又は微生物還元手段により製造され得る。例えば、Gaz.Chim.Ita l.,114,185(1984)に記載の方法で、水溶性アンスラサイクリン をホウ水素化ナトリウムのような還元剤の存在下、pH8〜9、好ましくはpH 8.5の水中、0℃〜室温の温度で1〜10分間還元する。水不溶性アンスラサ イクリンを乾燥テトラヒドロフランのような無水非プロトン性有機溶媒に溶解し 、−50℃に冷却し、1.5当量のマグネシウムブロマイドエテレート及び1. 5当量のホウ水素化ナトリウムで5〜30分間処理し、次いでメタノールを滴下 することが好ましい。塩化メチレンで抽出し、水洗して反応混合物から先に定義 したような 式Aの13−ジヒドロ誘導体を回収する。例えばGaz.Chim.Ital. ,114,185(1984)に記載のようにStreptomyces pe ucetius のブロックした突然変異体を使用して、(iv)で定義したようなア ンスラサイクリンの微生物還元を実施してもよい。 (v)で定義したような式Aの化合物は、英国特許出願公開第2238540 号に記載の方法で、例えば(v)(1)で定義したような式Aのアンスラサイクリン の13−[(4−フルオロ)ベンゼンスルホニル]ヒドラゾン誘導体をトルエン又は ジメチルホルムアミドのような有機溶媒中、シアノホウ水素化ナトリウムにより 25〜80℃の温度で6〜24時間還元することにより製造され得る。 (vi)で定義したような式Aの化合物は、ドイツ特許出願公開第2,525,6 33号に記載のように、先に定義したような式Kのアンスラサイクリノンを、乾 燥塩化メチレンのような乾燥非極性溶媒中、縮合剤、例えば酸化第二水銀、臭化 第二水銀及びモレキュラーシーブの存在下で先に定義したような式L1又はL2 のハロ糖誘導体とケーニングークノール反応により縮合させることにより製造さ れ得る。代替手順は、ベルギー特許出願公開第842,930 号に記載のように、乾燥塩化メチレンのような乾燥非極性溶媒中、エチルエーテ ルに溶解したトリフルオロメタンスルホン酸銀を用いて、式Kのアンスラサイク リノンを先に定義したような式L1又はL2のハロ糖誘導体と0〜25℃の温度 で1〜6時間縮合させることからなる。 (vii)で定義したような式Aの化合物は、単一の第一アミノ基を有するアンス ラサイクリンを、テトラヒドロフラン又はジメチルホルムアミドのような有機溶 媒中、先に定義したような式E1又はF1のハロ誘導体と0℃〜室温で1〜24 時間反応させることにより製造され得る。モノ−アシル誘導体を更にテトラブチ ルアンモニウムフルオライドのような縮合剤で処理すると環式アシルアンスラサ イクリンが得られる。 式Aの他のアンスラサイクリンは、公知の化合物を出発材料として公知の手順 により同様に製造され得る。 例えば、以下の化合物が公知であり、同じ式A(Xは式X1の糖を示す)で表 され得る: ダウノルビシン(A19:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH3,R11= R12=R15=H,R13=NH2,R14=OH)、ドキソルビシン(A20:R1= OCH3, R2=OH,R3=COCH2OH,R11=R12=R15=H,R13=NH2,R14= OH)、4−デメトキシダウノルビシン(A21:R1=H,R2=OH,R3= COCH3,R11=R12=R15=H,R13=NH2,R14=OH)、4−デメトキ シドキソルビシン(A22:R1=H,R2=OH,R3=COCH2OH,R11= R12=R15=H,R13=NH2,R14=OH)、4′−エピダウノルビシン(A 23:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH3,R11=R12=R14=H,R1 3 =NH2,R15=OH)、4′−エピドキソルビシン(A24:R1=OCH3, R2=OH,R3=COCH2OH,R11=R12=R14=H,R13=NH2,R15= OH)、4′−デオキシダウノルビシン(A25:R1=OCH3,R2=OH, R3=COCH3,R11=R12=R14=R15=H,R13=NH2)、4′−デオキ シドキソルビシン(A26:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH2OH, R11=R12=R14=R15=H,R13=NH2)、4′−ヨードダウノルビシン( A27:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH3,R11=R12=R15=H, R13=NH2,R14=I)、4′−ヨードドキソルビシン(A28:R1=O CH3,R2=OH,R3=COCH2OH,R11=R12=R15=H,R13=NH2 ,R14=I)、9−デオキシダウノルビシン(A29:R1=OCH3,R2=H ,R3=COCH3,R11=R12=R15=H,R13=NH2,R14=OH)、9− デオキシドキソルビシン(A30:R1=OCH3,R2=H,R3=COCH2O H,R11=R12=R15=H,R13=NH2,R14=OH)、9−デアセチルダウ ノルビシン(A31:R1=OCH3,R2=OH,R3=H,R11=R12=R15= H,R13=NH2,R14=OH)、9−デアセチル−9−デオキシダウノルビシ ン(A32:R1=OCH3,R2=R3=H,R11=R12=R15=H,R13=NH2 ,R14=OH)、9−デアセチル−9−ヒドロキシメチレンダウノルビシン( A33:R1=OCH3,R2=CH2OH,R3=H,R11=R12=R15=H,R1 3 =NH2,R14=OH)、13−ジヒドロダウノルビシン(A34:R1=OC H3,R2=OH,R3=CHOHCH3,R11=R12=R15=H,R13=NH2, R14=OH)、13−ジヒドロドキソルビシン(A35:R1=OCH3,R2= OH,R3=CHOHCH2OH,R11=R12=R15=H,R13=NH2, R14=OH)、13−ジヒドロ−4−デメトキシダウノルビシン(A36:R1 =H,R2=OH,R3=CHOHCH3,R11=R12=R15=H,R13=NH2, R14=OH)、13−ジヒドロ−4′−エピダウノルビシン(A37:R1=O CH3,R2=OH,R3=CHOHCH3,R11=R12=R14=H,R13=NH2 ,R15=OH)、13−ジヒドロ−4′−エピドキソルビシン(A38:R1= OCH3,R2=OH,R3=CHOHCH2OH,R11=R12=R14=H,R13= NH2,R15=OH)、13−ジヒドロ−4′−ヨードドキソルビシン(A39 :R1=OCH3,R2=OH,R3=CHOHCH2OH,R11=R12=R15=H ,R13=NH2,R134=I)、13−デオキソダウノルビシン(A40:R1= OCH3,R2=OH,R3=CH2CH3,R11=R12=R15=H,R13=NH2, R14=OH)、N−トリフルオロアセチルダウノルビシン(A41:R1=OC H3,R2=OH,R3=COCH3,R11=R12=R15=H,R13=NHCOCF3 ,R14=OH)、N−トリフルオロアセチルドキソルビシン(A42:R1=O CH3,R2=OH,R3=COCH2OH,R11=R12=R15=H,R13=NHC OCF3,R14=OH)、N−トリフルオロアセチル−4−デメトキシダウノル ビシン(A43:R1=H,R2=OH,R3=COCH3,R11=R12=R15=H ,R13=NHCOCF3,R14=OH)、N−トリフルオロアセチル−4′−エ ピダウノルビシン(A44:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH3,R11 =R12=R14=H,R13=NHCOCF3,R15=OH)、N−トリフルオロア セチル−4′−ヨードダウノルビシン(A45:R1=OCH3,R2=OH,R3 =COCH3,R11=R12=R15=H,R13=NHCOCF3,R14=I)(F. Arcamone「Doxorubicin」Medicinal Chemi stry,17巻,Academic Press 1981を参照されたい) 、又は4′−デオキシ−4′−メタンスルホネートダウノルビシン(A46:R1 =OCH3,R2=OH,R3=COCH3,R11=R12=R15=H,R13=NH2 ,R14=OSO2CH3)、4′−デオキシ−4′−メタンスルホネートドキソル ビシン(A47:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH2OH,R11=R12 =R15=H,R13=NH2,R14=OSO2CH3)(WO95/16693号を 参照 されたい)。前述のアンスラサイクリンの数種、特に4′−エピドキソルビシン も本発明の範囲内の好ましい化合物である。 (vi)に記載したような式Aのアンスラサイクリンの製造に使用される数種のア グリコンも公知であり、先に定義したような式Kで表すことができ、例えばダウ ノマイシノン(K1:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH3)、アドリア マイシノン(K2:R1=OCH3,R2=OH,R3=COCH2OH)、4−デ メトキシダウノマイシノン(K3:R1=H,R2=OH,R3=COCH3)が挙 げられる。(vi)に記載したような式Aのアンスラサイクリンの製造に使用される 数種の糖も公知であり、式M: で表すことができ、例えばアミノ糖ダウノサミン、3−アミノ−2,3,6−ト リデオキシ−L−リキソヘキソピラノース(M1:R18=OH,R19=R20=R23 =H,R21=NH2,R22=OH)(J.Am.Chem.S oc.,86,5334,1964を参照されたい)又はアコサミン、3−アミ ノ−2,3,6−トリデオキシ−L−アラビノヘキソピラノース(M2:R18= OH,R19=R20=R22=H,R21=NH2,R23=OH)(J.Med.Ch em.,18,703,1975を参照されたい)又は対応する1−クロロ−3 ,4−ジトリフルオロアセチルダウノサミニル誘導体(M3:R18=Cl,R19 =R20=R23=H,R21=NHCOCF3,R22=OCOCF3)又は1−クロロ −3,4−ジトリフルオロアセチルアコサミニル誘導体(M3:R18=Cl,R19 =R20=R22=H,R21=NHCOCF3,R23=OCOCF3)又はL−フコ ース(M4:R18=R19=R21=R22=OH,R20=R23=H)及びL−ラムノ ース(M5:R18=R20=R21=R23=OH,R19=R22=H)のようなデアミ ノ糖が挙げられる。 本発明の化合物は、アミロイド症に対する阻害活性が高いことを特徴とする。 アミロイド症という用語は、特定タンパク質が重合して、不溶性原線維として 細胞外空間内に沈殿して器官や組織に構造的及び機能的損傷を生ずる傾向を共通 の特徴とする 種々の疾病を指す。アミロイドとアミロイド症との分類は最近Bulletin of the World Health Organisation 71 (1):105(1993)で見直された。 あらゆる様々な種類のアミロイドは多様に異なるタンパク質サブユニットを含 んでいるという事実にもかかわらず、逆平行βプリーツシートで同一の超構造機 構を共有している[Glenner G.G.,New England J. Med.302(23):1283(1980)を参照されたい]。ALアミロ イド症は、アミロイド原線維を形成する特異モノクローナル免疫グロブリン軽鎖 によって引き起こされる。これらのモノクローナル軽鎖は、分裂指数が低いため に化学療法に対する感受性がないことがよく知られているモノクローナル血漿細 胞によって産生される。これらの細胞の悪性度は細胞のタンパク質合成活性に依 存する。 疾病の臨床過程は関与する器官の選択に依存する。予後は心臓浸潤の症例(平 均余命は12ケ月未満)では極めて好ましくなく、腎疾患の症例(平均余命は約 5年間)ではより良好であり得る。アミロイド形成(amyloido genic)デポジットのタンパク質分解消化に対する相対的な非感受性を考慮 すると、アミロイドの形成を阻止又は遅延させて、既存のアミロイドデポジット の溶解度を増加させ得る分子がALアミロイド症患者で唯一妥当に期待できるよ うに思える。更には、アミロイド原線維の超分子機構は全ての種類のアミロイド と同一なので、アミロイド形成を妨げて、既存のデポジットの溶解度を増加させ て正常機構によるクリアランスが可能となる薬剤が利用できれば、あらゆるタイ プのアミロイド症、特にアルツハイマー病の治療に非常に有益となり得る。 実際、アルツハイマー病(AD)、ダウン症候群、拳闘家痴呆及び大脳アミロ イド血管症の主な病理学的特徴は大脳実質や血管壁へのアミロイド蓄積である。 これらのマーカーは大脳皮質、縁部及び皮質下核でのニューロン細胞損失と関連 する。幾つかの研究で、種々のニューロン系への選択的損傷や前頭皮質のシナプ ス損失が認識的減退と相関関係にあることが判明した。エイズの神経変性過程の 病因や分子ベースは判明していないが、脳実質や血管壁に蓄積したβ−アミロイ ドの役割はin vitro及びin vivo神経毒性活性に関する最近の報 告で協調されてい る(Yanker等,Science,245:417,1990.Kowal l等,PNAS,88:7247,1991)。更には、アミロイド前駆体タン パク質(APP)遺伝子の突然変異による家族性ADの分離はADでのβ−アミ ロイドの潜在的病因機能で関心を集めた[Mullan M.等,TINS,1 6(10):392(1993)]。 β−アミロイドの神経毒性はタンパク質の原線維形成特性と関連していた。相 同な合成ペプチドに関する研究は、海馬細胞を新しいβ1−24溶液に24時間 暴露しても非感受性であるが、ニューロンを予め食塩水中に保存したβ1−42 に37℃で2〜4日間暴露すると生存度が低下して、ペプチド凝集を助長するこ とを示している。原線維と神経毒性との関係は、可溶性形態のβ−アミロイドが 正常な細胞代謝中(Hass等,Nature,359,322,1993)及 びコンゴフィリック(congophilic)形成での凝集物が異栄養症ne vritesと関連していたときにのみin vivo及びin vitro生 成されることを示す最近の証拠によって更に裏付けられている。他方では、単一 のβ−アミロイド分子を含む非 コンゴフィリック「プレアミロイド」形成はニューロン変性とは無関係であった (Tagliavini等,Neurosci.Lett.93:191,19 88)。 β−アミロイドの神経毒性は更に、完全β−アミロイドフラグメントβ142 の自己凝集特性を保持するペプチド相同β−アミロイドフラグメント25−35 (β25−35)を用いて立証された。 海馬ニューロンをμM濃度のβ25−35ニューロンに短期間ではなく長期間 暴露すると、アポプトシス(apoptosis)として公知のプログラミング された細胞死滅のメカニズムの活性化によってニューロンが死滅した(Forl oni等,NeuroReport,4:523,1993)。この場合も神経 毒性はβ25−35の自己凝集特性と関連していた。 海綿様脳症(SE)のような他の神経変性疾患は、プリオン(PrP)タンパ ク質を原因とするこの症例では、ニューロン死滅及びアミロイドの細胞外蓄積を 特徴とする。β−アミロイドが神経毒性であるという観察から類推して,PrP の種々のセグメントと相同な合成ペプチドが一次ラット海馬ニューロンの生存度 に及ぼす作用を調べた。Pr P106−126に対応するペプチドを長期間適用するとアポプトシスによって ニューロンが死滅したが、同一条件下で、他の全ての被試験ペプチド及びPrP 106−126のごちゃまぜになった(scrambled)配列では生存度は 低下しなかった(Forloni等,Nature 362:543)。PrP 106−126ではin vitro原線維形成度が高くなり、コンゴレッド で染色すると、ペプチド凝集物は、アミロイドに特徴的なβシートコンホーメン ションを表す緑のビインフランジェンス(biifrangence)を示した 。 本発明の化合物を使用して、アミロイドタンパク質によって引き起こされる疾 病(例えばALアミロイド症、アルツハイマー又はダウン症候群等)の進行を防 止又は阻止するのに有用な医薬品を製造することができる。 本発明は更に、1種以上の式Aの化合物又はその医薬的に許容可能な塩を活性 成分として、必要とあれば医薬的に許容可能なキャリヤー、賦形剤又は他の添加 剤と共に含んでなる医薬組成物を包含する。 式Aの化合物又はその塩を含む医薬組成物は、慣用的な無毒医薬キャリヤー又 は希釈剤を種々の剤形及び投与方法 で用いて従来の方法により製造することができる。 特に式Aの化合物は以下の形態で投与することができる: A)経口、例えば錠剤、トローチ剤、薬用錠剤、水性又は油性懸濁液、分散性粉 剤又は顆粒剤、エマルジョン、硬質又は軟質カプセル剤、又はシロップ剤、又は エリキシル剤。経口用組成物は、医薬組成物の製造について当業界で公知の方法 に従って製造され得る。このような組成物は、医薬的に優れた口に合う薬剤を提 供するために甘味剤、着香剤、着色剤及び保存剤からなる群の中から選択された 1種以上の添加物を含み得る。 錠剤は、錠剤の製造に適した医薬的に許容可能な無毒賦形剤と混合した活性成 分を含んでいる。これらの賦形剤は例えば、不活性希釈剤(例えば炭酸カルシウ ム、炭酸ナトリウム、ラクトース、リン酸カルシウム又はリン酸ナトリウム)、 顆粒化及び崩壊剤(例えばトウモロコシデンプン又はアルギン酸)、結合剤(例 えばトウモロコシデンプン、ゼラチン又はアカシア)及び滑沢剤(例えばステア リン酸マグネシウム又はステアリン酸又はタルク)であり得る。錠剤はコーティ ングしなくてもよいし、公知の技術でコー ティングして分解や胃腸管への吸収を遅らせて、より長期間の持効作用をもたら してもよい。例えばグリセリルモノステアレート又はグリセリルジステアレート のような遅効性物質を使用することができる。経口用処方物は更に、活性成分を 不活性固体希釈剤(例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウム又はカオリン)と 混合した硬質ゼラチンカプセル剤の形態であってもよいし、活性成分を水又は油 媒質(例えばピーナツ油、液体パラフィン又はオリーブ油)と混合した軟質ゼラ チンカプセル剤の形態であってもよい。水性懸濁液は活性物質を水性懸濁液の製 造に適した賦形剤と混合して含んでいる。 このような賦形剤は懸濁剤(例えばナトリウムカルボキシメチルセルロース、 メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウ ム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴム、及びアカシアゴム)である。分 散剤又は湿潤剤は天然ホスファチド(例えばレシチン)又は酸化アルキレンと脂 肪酸との縮合生成物(例えばステアリン酸ポリオキシエチレン)又は酸化エチレ ンと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物(例えばヘプタデカエチレンオキシセ タノール)又は酸化エチレンと脂肪酸及 びヘキシトールから誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えばポリオキシ エチレンソルビトールモノオレエート)又は酸化エチレンと脂肪酸及びヘキシト ール無水物から誘導される部分エステルとの縮合生成物(例えばポリオキシエチ レンソルビタンモノオレエート)であり得る。前記水性懸濁液は更に1種以上の 保存料(例えばエチルもしくはn−プロピル−p−ヒドロキシベンゾエート)、 1種以上の着色剤、1種以上の着香剤、又は1種以上の甘味剤(例えばスクロー スもしくはサッカリン)を含み得る。油性懸濁液は、活性成分を植物油(例えば ピーナツ油、オリーブ油、ゴマ油もしくはヤシ油)又は鉱油(例えば液体パラフ ィン)中に懸濁させることによって製造することができる。油性懸濁液は増粘剤 (例えばみつろう、硬質パラフィン又はセチルアルコール)を含み得る。前述し たような甘味剤や着香剤を添加して、口に合う経口製剤にしてもよい。これらの 組成物は、アスコルビン酸のような自動酸化剤を添加して保存することができる 。水を添加して水性懸濁液を製造するのに適した分散性粉剤及び顆粒剤では、活 性剤を分散剤又は湿潤剤、懸濁剤及び1種以上の保存剤と混合する。適切な分散 剤又は湿潤剤及び懸濁剤は既に上述 した。付加的な賦形剤(例えば甘味剤、着香剤及び添加剤)が存在してもよい。 本発明の医薬組成物は水中油滴型エマルジョンの形態であってもよい。油性相 は植物油(例えばオリーブ油又はピーナツ油)であっても鉱油(例えば液体パラ フィン)であってもこれらの混合物であってもよい。 適切な乳化剤は天然ゴム(例えばアカシアゴム又はトラガカントゴム)、天然 ホスファチド(例えば大豆、レシチン)、脂肪酸及びヘキシトール無水物から誘 導されるエステル又は部分エステル(例えばソルビタンモオオレエート)並びに 前記部分エステルと酸化エチレンとの縮合生成物(例えばポリオキシエチレンソ ルビタンモノオレエート)であり得る。エマルジョンが更に甘味剤や着香剤を含 んでいてもよい。シロップ剤やエリキシル剤を甘味剤(例えばグリセロール、ソ ルビトール又はスクロース)と共に処方してもよい。このような処方物が更に粘 滑剤、保存剤、着香剤及び着色剤を含んでいてもよい。 B)非経口の場合、滅菌水性又は油性懸濁液注射剤の形態で皮下、静脈内、筋 肉内、胸骨内又は注入技術により投与する。医薬組成物は滅菌水性又は油性懸濁 液注射剤の形 態であり得る。 これらの懸濁液は、前述した適切な分散剤又は湿潤剤及び懸濁剤を用いて公知 の技術に従って処方され得る。滅菌注射剤は更に非経口投与で許容可能な無毒希 釈剤又は溶媒(例えば1,3−ブタンジオール溶液)中の滅菌溶液又は懸濁液注 射剤であってもよい。使用できる許容可能なベヒクルや溶媒としては水、リンゲ ル溶液及び等張塩化ナトリウム溶液が挙げられる。更には、滅菌固定油が溶媒又 は懸濁媒質として従来通り使用される。 この目的のために、任意の無刺激固定油(合成モノ及びジグリセリドを含む) が従来通り使用され得る。更には、オレイン酸のような脂肪酸が注射剤の製造に 使用される。 本発明の別の目的は、治療を必要とするヒトに式Aで表される1種以上の活性 化合物を治療有効量投与することからなるアミロイド症疾患の抑制方法を提供す ることである。 1日用量は特定化合物の活性、治療すべき被験者の年齢、体重及び症状、疾病 の種類及び重症度、並びに投与の頻度及び経路に応じて約0.1〜約50mg/ kg体重の範囲内である。1日用量は好ましくは5mg〜2gである。単一剤形 を製造するためにキャリヤー材料と組み合わせるこ とのできる活性成分の量は治療を施す宿主や特定の投与方法に応じて変動する。 例えば経口用処方物は5mg〜2gの活性成分を、全組成物の約5〜約95%に 相当し得る適切で好都合な量のキャリヤー材料と共に含み得る。単位剤形は一般 に約5mg〜約500mgの活性成分を含んでいる。 以下の実施例で本発明を非制限的に説明する。実施例114−N−(モルホリノ)−3′−N−トリフルオロアセチル−4′ −ヨードダウノマイシン(A1)の製造 4′−ヨードダウノルビシン塩酸塩(A27,1.34g,2mmol)を米 国特許第4,438,105号に記載のようにジオキサン(30ml)とメタノ ール(20ml)の混合物に溶解して、クロロホルム(2ml)中10%臭素溶 液にて0℃で処理した。1時間後、この反応混合物をエチルエーテル(200m l)と共に添加し、沈殿物を収集し、エチルエーテル(100ml)で洗浄し、 無水テトラヒドロフラン(80ml)で再度溶解し、モルホリン(0.25ml )で室温にて一晩処理した。その後、反応混合物を減圧下で濃縮して容量を少な くし、塩化メチレン で希釈し、0℃で冷却し、無水トリフルオロ酢酸(2ml)の塩化メチレン(1 0ml)溶液で処理した。30分後、反応混合物を5%炭酸水素ナトリウム水溶 液で、次いで水で2度洗浄した。有機相を減圧下で濃縮し、塩化メチレン/メタ ノール(90:10v/v)を溶離系として用いるシリカゲルのフラッシュクロ マトグラフィーにかけて表題化合物A1を得た。これに理論量の塩化水素を添加 し、次いでエチルエーテルで沈殿させて対応する塩酸塩に変換した。収量:0. 9g。 Kieselgel F254(Merck)でのTLC、溶離系:塩化メチレン /メタノール(90:10v/v)Rf=0.5。 FD−MS:m/e 816[M]+ 実施例213−ジヒドロ−14−N−(モルホリノ)−3′−N−トリフルオ ロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン(A7)の製造 実施例1に記載の方法で製造した遊離塩基形態の14−N−(モルホリノ)− 3′−N−トリフルオロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン(A1,0.4 g,0.05mmol)を無水テトラヒドロフラン(20ml)で溶解 し、マグネシウムブロマイドエーテレート(0.7g)と共に添加した。窒素下 、室温で10分後、この混合物を−50℃に冷却し、ホウ水素化ナトリウム(5 0mg)と共に添加し、次いで無水メタノール(2×2ml)で5分間処理した 。その後、アセトン(5ml)を添加した。反応混合物を0℃にし、0.1塩酸 水溶液で抽出した。水相を0.1水酸化ナトリウムでpH8.5にし、塩化メチ レンで抽出すると表題化合物A2が得られた。これに理論量の塩化水素を添加し 、次いでエチルエーテルで沈殿させて対応する塩酸塩を得た。 収量:0.3g。 Kieselgel F254(Merck)でのTLC、溶離系:塩化メチレン /メタノール(90:10v/v)Rf=0.3。 FD−MS:m/e 818[M]+ 実施例314−N−(3,4−ジメトキシベンジルアミノ)−3′−N−トリ フルオロアセチル−4′−ヨードダウノマイシン(A2)の製造 実施例1に記載した方法で14−ブロモ−4′−ヨードダウノマイシン(0. 65g,1mmol)を3,4−ジ メトキシベンジルアミン(0.3g,2mmol)の無水テトラヒドロフラン( 50ml)と反応させて表題化合物A2を製造した。収量0.3g。Kiese lgel F254(Merck)でのTLC、溶離系:塩化メチレン/メタノー ル(90:10v/v)Rf=0.45。 FD−MS:m/e 797[M]+ 実施例414−N−(モルホリノ)−3′−N−フタロイル−4′−ヨードダ ウノマイシン(A8)の製造 実施例1に記載した方法で製造した14−N−(モルホリノ)−4′−ヨード ダウノマイシン(0.7g,1mmol)を塩化フタロイル(0.4g,2mm ol)の無水テトラヒドロフラン(50ml)と0℃で4時間反応させた。この 混合物を塩化メチレン(100ml)で希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液及び 水で洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で除去し、未 精製材料を、塩化メチレンとアセトンの混合物(95:5v/v)を溶離系とし て使用するシリカゲルのフラッシュクロマトグフィーにかけて表題化合物A8( 0.5g)を得た。Kieselgel F254(Merck)でのTLC、溶 離系:塩化メチレン/メタノール(90:10v/v) Rf=0.25。 FD−MS:m/e 851[M]+ 実施例53′−N−ジフェニルメチレン−4′−ヨードドキソルビシン(A1 6)の製造 ヨードドキソルビシン塩酸塩(A27,0.65g,1mmol)をテトラヒ ドロフラン(50ml)に溶解し、ベンゾフェノンイミン(0.36g,2mm ol)で処理した。この混合物を室温で一晩保持し、次いで溶媒を減圧下で除去 し、未精製材料をシリカゲルのフラッシュクロマトグフィーにかけて表題化合物A16 (0.6g)を得た。Kieselgel F254(Merck)でのT LC、溶離系:塩化メチレン/アセトン(95:5v/v)Rf=0.55。 FD−MS:m/e 816[M]+ 実施例614−N−(モルホリノ)−3′−N−ジフェニルメチレン−4′− ヨードダウノルビシン(A17)の製造 実施例1に記載した方法で製造した14−N−(モルホリノ)−4′−ヨード ダウノマイシン(0.7g,1mmol)を実施例5に記載のようにベンゾフェノ ンイミン(0. 36g,2mmol)と反応させて、表題化合物A17(0.65g)を得た。 Kieselgel F254(Merck)でのTLC、溶離系:塩化メチレン /アセトン(95:5v/v)Rf=0.40。 FD−MS:m/e 885[M]+ 生物学的試験 光散乱分析を用いると、式Aのアンスラサイクリン誘導体はβ−アミロイドフ ラグメント25−35及びPrPフラグメント106−126の自己凝集活性を 妨げる。 430A Applied Biosystems Instruments により固相化学法を用いてβ25−35(GSNKGAIIGLH)及びPrP 106−126(KTNMKHMAGAAAAGAVVGGLG)を合成し、 Forloni等,Nature 362:543,1993に従って逆相HP LC(Beckman Inst.mod 243)で精製した。 ペプチド溶液の光散乱を分光蛍光法(Perkin Elmer LS 50 B)で評価し、励起及び発光を600nmで監視した。β−アミロイドフラグメ ント25−35及びPrP 106−126を0.5〜1mg/ml(そ れぞれ0.4〜0.8mM及び0.2〜0.4mM)の濃度で10mMリン酸緩 衝溶液(pH5)に溶解すると、1時間以内で自然に凝集した。 製造時のペプチド溶液に、トリス緩衝液5mM(pH7.4)に低濃度(0. 2〜2mM)で溶解した13−ジヒドロ−4′−ヨードドキソルビシン(A39 )を添加して、原線維形成プロセスを評価した。 β−アミロイドフラグメント25−35及びPrP 106−126で化合物 A39を等モル濃度で添加すると凝集が完全に妨げられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AM,AU,BB,BG,B R,BY,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR, LT,LV,MD,MG,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,RO,RU,SD,SI,SK,TJ,TT ,UA,US,UZ,VN (72)発明者 バリナーリ,ダリオ イタリー国、20097・サン・ドナート・ミ ラネーゼ(ミラン)、ビア・チ・ヤノツツ イ・8 (72)発明者 ランセン,ジヤクリーネ イタリー国、20028・サン・ビツトーレ・ オローナ(ミラン)、ビア・ジ・ウンガレ ツテイ・17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アミロイド症の治療に使用する薬剤の製造における、式A: のアンスラサイクリン及びその医薬的に許容可能な塩の使用であって、前記式中 、R1は、 −水素又はヒドロキシ; −式OR4(R4はC1−C6アルキル、C5−C6シクロアルキル又はCH2Phで あり、フェニル(Ph)環は任意にF、Cl、Br、C1−C6アルキル、C1− C6アルコキシ及びCF3の中から選択された1個、2個又は3個の置換基で置換 されている)の基;又は −式OSO25(R5はC1−C6アルキル又は任意にF、ClもしくはBrのよ うなハロゲン及びC1−C6アルキルの中から選択された1個、2個もしくは3個 の置換基で置換されたPhである)の基 を示し; R2は水素、ヒドロキシ又は先に定義したようなOR4を示し; R3は水素、メチル又は式YCH26[YはCO、CH2、CHOH又は式: (式中mは2又は3である)の基であり、R6は、 −水素又はヒドロキシ; −式NR78{R7及びR8はそれぞれ独立して a)水素、 b)任意にヒドロキシ、CN、COR9、COOR9、CONR910、O(CH2nNR910(nは2〜4である)又はNR910(R9及びR10はそれぞれ独立 して水素、C1−C12アルキル、C2−C12アルケニル又は任意にC1−C6アルキ ル、C1−C6アルコキシ、F、Br、Cl、CF3、OH、NR2もしくはCNの 中から選択された1個以上の置換基で置換されたフェニルの中から選択される) で置換されたC1−C6アルキル又はC2−C6アルケニル基、 c)任意にCOR9、COOR9又はOH(R9は先に定義した通りである)で置 換されたC3−C6シクロアルキル、 d)フェニル環が任意に、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、F、Br、 Cl、CF3、OH、NH2又はCNの中から選択された1個以上の置換基で置換 されたフェニルC1−C4アルキル又はフェニルC2−C4アルケニル、及び e)COR9、COOR9、CONR910、COCH2NR910、CONR9CO OR10又はSO29(R9及びR10は先に定義した通りである) の中から選択されるか又はR7及びR8は窒素と一緒になって、 f)任意にC1−C4アルキル又はC1−C4アルコキシで置換されたモルホリノ環 、 g)C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又は任意にC1−C6アルキル、C1 −C6アルコキシ,F、Br、Cl、CF3、OH、NH2もしくはCNの中から 選択された1個以上の置換基で置換されたフェニルで任意に置換されたピペラジ ノ環、 h)OH、NH2、COOH、COOR9又はCONR910 (R9及びR10は先に定義した通りである)、C1−C6アルキル、C2−C6ア ルケニル又は任意にC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、F、Br、Cl、 CF3、OH、NH2もしくはCNの中から選択された1個以上の置換基で置換さ れたフェニルで任意に置換されたピロリジノ、ピペリジノ又はテトラヒドロビリ ジノ環 を形成する}の基; −式OR4又はSR4(R4は先に定義した通りである)の基; −式O−Ph(フェニル(Ph)環は任意にニトロ、アミノ又は先に定義したよ うなNR78で置換されている)の基;又は −式B又はC: (式中、Dは式COOR9又はCONR78の基であり、ここでR7、R8及びR9 は先に定義した通りである)の基である]の基を示し; Xは式X1又はX2: [式中、 −R11及びR12は共に水素であるか又はR11及びR12の一方が水素で、他方がF 、Cl、Br又はIであり; −R13は水素、ヒドロキシ、C1−C4アルコキシ、アミノ、NHCOCF3、N =C(C652、NHCOR9、NHCONR78又は式EもしくはF: (式中、R7、R8及びR9は先に定義した通りであり、pは0又は1である)の 基を示し; −R14及びR15は水素を示すか又はR14及びR15の一 方が水素で他方がOH、F、Cl、Br、I又は式OSO25(R5は先に定義 した通りである)の基を示し; −R16はCH2OH又は先に定義したようなR13であり; −R17はF、Cl、Br、I又は式OSO25(R5は先に定義した通りである )の基を示す]の糖残基を示すが、但し式Aの化合物は4′−ヨード−4′−デ オキシドキソルビシンでないものとする前記使用。 2.薬剤がALアミロイド症、アルツハイマー病又はダウン症候群の治療に使用 される請求項1に記載の使用。 3.薬剤が、5〜500mgの式Aの化合物又はその医薬的に許容可能な塩を含 む単位剤形である請求項1又は2に記載の使用。 4.−R3が式YCH3、COCH2NR′7R′8、COCH2R′4又はYCH2O H(Yは請求項1に定義した通りであり、R′4はフェニル、ベンジル、C1-6ア ルキル又はC5-6シクロアルキルであり、R′7及びR′8はそれぞれ独立して水 素、C1-12アルカノイルであるか又は一緒になってモルホリノ、ピペラジノ又は ピペリジノ残基を形成する)の基のときに、X1はR14及びR15が共に水素 原子であるか又はR14及びR15の一方がヒドロキシでR13がアミノである残基を 示さず; −R1がメトキシで、R2がヒドロキシで、R3がCOCH2OHを示すときに、X 1はR11及びR12が共に水素原子でR13がアミノでR14がヨウ素である残基を示 さないことを特徴とする請求項1に定義したような式Aのアンスラサイクリン。 5.既知のアンスラサイクリンを出発材料として、適切な化学修飾により又はア ンスラサイクリノンと糖との結合によって式Aのアンスラサイクリンを製造し、 所望とあれば得られた式Aのアンスラサイクリンをその医薬的に許容可能な塩に 変換することからなる請求項4に定義したような式Aのアンスラサイクリン又は その医薬的に許容可能な塩の製造方法。 6.請求項4に定義したような式A[式中、R3は式COCH2NR78の基であ り、ここでR7及びR8は請求項4に定義した通りであるが、但しR7及びR8は基 COR9、CONR910、CONR9COOR10又はSO29(R9及びR10は請 求項4に定義した通りである)を示さないものとする]のアンスラサイクリンの 製造方法であって、 1)式G: (式中、R6は水素であり、R1、R2及びXは先に定義した通りであり、但しG中 にアルケニル残基は存在せず、糖残基XではXの他の置換基の一つがヒドロキシ のときにR13はヒドロキシを示さないものとする)の化合物を対応する14−ブ ロモ誘導体に変換し、次いで (2)得られた式H: (式中、R1、R2及びXは先に定義した通りである)のブロモ誘導体を式NHR78(R7及びR8は先に定義した通りであるが、但しR7及びR8は先に定義した ような基C OR9、CONR910、CONR9COOR10又はSO29を示さないものとす る)の適切なアミンと反応させ、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬 的に許容可能な塩に変換する ことからなる前記方法。 7.請求項6に定義したような式A(R7及びR8の一方又は両方は水素原子を示 す)の14−アミノ誘導体を式HalCOR9又はHalSO29(ここでHa lはハロゲンであり、R9は請求項4に定義した通りである)のアシル誘導体と 反応させ、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩に変 換することからなる請求項4に定義したような式A(式中R7及びR8の一方又は 両方は式COR9又はSO29の基を示し、ここでR9は請求項4に定義した通り である)のアンスラサイクリンの製造方法。 8.請求項4に定義したような式A(式中R3は請求項4に定義したような式B 又はCの基であるが、但し糖残基XのR1置換基は第一ヒドロキシ基を示さない ものとする)のアンスラサイクリンの製造方法であって、 1)式G(式中R6はヒドロキシであり、R1及びXは請求 項4に定義した通りである)で表される化合物を式B1又はC1: (式中Dは請求項4に定義した通りである)の化合物と反応させ、所望とあれば 保護したヒドロキシ基を脱保護し、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医 薬的に許容可能な塩に変換する ことからなる前記方法。 9.式A(式中R3はCOCH26を示し、ここでR6は請求項4に定義した通り であるが、但しAには付加的なケトン基は存在しないものとする)の化合物を還 元し、所望とあれば得られた式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩に変換す ることからなる請求項4に定義したような式A(式中R3はCHOHCH26で ある)のアンスラサイクリンの製造方法。 10.(1)式A(式中R3はCOCH26であるが、但しAには付加的なケト ン基は存在しないものとする)の化 合物を13−(置換)ベンゼンスルホニルヒドラゾン、好ましくは13−(p− フルオロ)ベンゼンスルホニルヒドラゾンに変換し、次いで (2)これをグリコシド結合を保持し得る条件下で還元し、所望とあれば得られ た式Aの化合物をその医薬的に許容可能な塩に変換する ことからなる請求項4に定義したような式A(式中R3は式CH2CH26の基で ある)のアンスラサイクリンの製造方法。 11.1)式K: (式中、R1、R2及びR3は請求項4に定義した通りであるが、但しR1、R2及 びR3は遊離した第一又は第二ヒドロキシ基を有する基を示さないものとする) のアグリコンを式L1又はL2: [式中、R18は適切な離脱基又は活性化エステル残基を示し、R19及びR20は水 素原子であり、R21は水素、C1−C4アルコキシ又はエステル残基であり、R22 及びR23は共に水素であるか又はR22及びR23の一方が水素で他方がエステル残 基又はNHCOCF3基であり、R24はCH2OCOCF3であるか又は先に定義 したR21と同一の意味を有し、R25はOCOCF3又はOCO(pNO265) を示す]の糖誘導体と縮合し、次いで (vi)アミノ及びヒドロキシ基を脱保護し、所望とあれば得られた式Aの化合物を その医薬的に許容可能な塩に変換する ことからなる請求項4に定義したような式A(式中R11及びR12は共に水素原子 である)のアンスラサイクリンの製造方法。 12.1)1個の第一アミノ基を有する式Aのアンスラサイクリンを式E1又は F1: (式中、R7は請求項4に定義した通りであり、Halはハロゲン原子を示し、 R17はアルコキシ残基である)のハロ−アシル誘導体と反応させ、所望とあれば 、 2)得られたモノ−アミノ−アシル誘導体を塩基で処理して式E又はFの基を生 成し、 3)所望とあれば得られた化合物をその医薬的に許容可能な塩に変換する ことからなる請求項4に定義したような式A(式中R13はE又はFである)のア ンスラサイクリンの製造方法。 13.請求項4に定義したような式Aのアンスラサイクリン又はその医薬的に許 容可能な塩を活性成分として、医薬的に許容可能なキャリヤー又は希釈剤と混合 してなる医薬組成物。 14.アミロイド症の治療に使用する請求項4に定義したような式Aのアンスラ サイクリン又はその医薬的に許容可 能な塩。
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