JPH09505100A - 皮革の湿潤処理 - Google Patents

皮革の湿潤処理

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JPH09505100A JP7513896A JP51389694A JPH09505100A JP H09505100 A JPH09505100 A JP H09505100A JP 7513896 A JP7513896 A JP 7513896A JP 51389694 A JP51389694 A JP 51389694A JP H09505100 A JPH09505100 A JP H09505100A
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カウンツ、マイケル・ダブリュー
トンプソン、ジョン・エイ
ラボイエ、ジャック・オウ
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ヘンケル・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 皮革の湿式処理用組成物および環境に安全な皮革処理用配合剤の浸透と吸収を促進させるためのアルキルポリグリコシドを使用する皮革の湿式処理法。該組成物は揮発性の有機化合物を実質上含有しない。

Description

【発明の詳細な説明】 皮革の湿潤処理 発明の分野 本発明は非毒性皮革処理組成物および環境的に安全な皮革処理方法に関する。 より詳しくは、毒性のある溶媒および界面活性剤に代えて環境的に安全なアルキ ルポリグリコシド類が皮革の処理処方に用いられる。 発明の背景 皮革を他の繊維類、シート状物質および石油化学原料から作られた合成の皮革 様代替質で代替する努力がなされているものの、なお皮革は消費者に好んで選ば れる製品である。皮革は種々の製品として使用するに理想的に好適な特有の性質 を有している。皮革の最も重要な性質のひとつはその形状適応性である。塑性流 動は製造過程の物品に必要な弾力性を付与し、一方弾性流動は変形が加えられた 後の固有の回復を可能にする。皮革代替物はこれらの特性のすべてを有すること はできず、接している表面から湿気を除去することもできない。水蒸気透過のメ カニズムは線形拡散プロセスよりもむしろ材料の関数であることが分かってきた 。 皮革製造方法は、皮革が製品の製造に使用できる状態になる前に、多数の工程 を含んでいる。新鮮な牛皮はまず失われた水分を回復させるために再度水分が付 与され、その後、毛、表皮およびある種の可溶性蛋白質を除くために、通常脱毛 またはクリーニングおよび脱脂と呼ばれている工程にかける。この工程は皮革を 苛性アルカリ、電解質および当工業で一般に使用される他の成分を含む浴に接触 させることにより行われる。この工程で用いられる化学薬品類は3つの機能をも って作用する:毛を崩壊しまたは毛根を攻撃して毛を皮革から取り除くこと;グ レイン(grain)を覆う硬い外層である表皮をゆるめること;および皮革物 質内部に存在するある種の可溶性皮膚蛋白質を取り除くこと。次いで皮革を多く の機械的工程にかけ、更に皮革の不要な部分を取り除く。残留している脱毛薬、 例 えば水和石灰および他の非皮革形成材料をあく抜きとして知られる工程により更 に取り除く。この工程を実施するために、一般にあく抜き剤を種々のタイプの容 器中で皮革と接触させる。皮革処理のつぎの主たる工程はなめしとして知られて いるものであり、皮革中に含まれているコラーゲン繊維を安定化する。なめし工 程には、クロームなめしと渋なめし(vegetable tanning)の ふたつの工程がある。いずれかの工程を行うに先立って、脱毛した皮革を硫酸で 酸性にしてそのpHを3以下にする。クロームなめし法では、酸性にした皮革を 、その溶液が十分皮革に浸透してそのpHが上昇するまで硫酸クロームの水溶液 に浸す。この工程が完了するとコラーゲンが十分に反応して皮革は保存される。 渋なめしの場合は、皮革を、葉、果実、さやおよび根を含む植物材料の種々の 部分の水溶性抽出物の溶液を含むピット中で数日間浸漬することを除いてクロー ムなめしと同じ予備工程が含まれる。クロームなめしとちがって、渋なめしはこ のタイプのなめし法のみに特有のふくよかさと弾力性を生み出す。これにより改 良された成形特性および人が皮膚に着用したときに汗の除去を促進する親水性特 性を付与される。なめし終えた皮革は次いでなめし薬剤を洗浄し、皮革繊維を圧 力下で詰め込み、熟成する。 皮革は更に機械的予備工程にかけた後、残りの湿潤工程としては再なめし、着 色および油脂の塗布(fatliquoring)が含まれる。再なめしは他の なめし薬剤により特別の末端用途特性を付与する湿潤工程である。植物抽出物の ような化学薬品は皮革に固形性および実体を付与するために用いられる。合成タ ンニン剤は皮革に付与された色を均一にするために、そして鉱物再なめし剤は皮 革に柔軟性を付与するために用いられる。美的目的のためにアニリンから誘導し た水溶性染料による着色が次の工程である。塗油は、皮革に可撓性と柔らかさを 付与するために皮革の繊維に油を塗布する工程である。次いで皮革は乾燥され、 この時点では皮革はそのままいくつかの用途に使用することができる。しかし、 一般には乾燥することにより皮革は大部分の商品製造工程にとって硬くて使用で きないためコンディショニングしなければならない。コンディショニングまたは 再水和は皮革に制御された量の水分を戻すことを意味する。皮革処理の最終段階 として仕上げ工程が含まれる。それは、天然または合成高分子および着色剤を皮 革の内部及び表面上に塗布することにより、商品として必要とされる均一性、外 観特性および擦り減りおよび摩滅抵抗性を付与する仕上げ工程である。 種々の湿潤工程を満足に行うために、使用される特定の組成物のひとつの成分 として界面活性剤および/または溶媒を使用することが必要である。界面活性剤 および/または溶媒はそれが加えられる個々の組成物が皮革中に確実に均一且つ 効果的に分布するように作用する。換言すれば、それは組成物が皮革中へ浸透し 吸着することを目的としている。湿潤皮革処理工程で使用される溶媒および界面 活性剤がいずれも揮発性有機特性を有するために、EPAはその使用と廃棄に関 して厳格なガイドラインを採用した。このような溶媒と界面活性剤を含む組成物 はときには揮発性有機複合(VOC)組成物と呼ばれる。その結果、このような 組成物を含む溶液はいずれも、使用者にとっても環境にとっても潜在的に危険で ある。組成物中のこれらの有害な成分を、採用されているそれぞれの工程の効果 を減ずることなく同等の機能をもたらす、より環境適応性がありまたは環境にや さしい成分によって完全にまたは部分的に置換する皮革処理溶液および工程が強 く望まれている。 したがって、実質的にVOCを含まない界面活性剤および/または溶媒成分を 含む皮革処理用の組成物および工程、および環境にやさしい仕方で効果的に皮革 を処理する工程を提供する必要がある。 本発明は皮革の再水和、クリーニングおよび脱脂、および仕上げの工程のため の組成物および方法を提供する。 発明の要旨 実施例以外、または別に指示しているところ以外では、明細書中で使用されて いる原料の量または反応条件を表現する数字はすべて、すべての例において“約 ”という言葉で修飾されていると理解されるべきである。 いまや驚くべきことに湿潤皮革処理溶液中で一般的に使用されている毒性の溶 媒および界面活性剤をアルキルポリグリコシド類で置換することにより、匹敵す るまたはより優れた皮革処理溶液が得られることが見いだされた。新しい分類の 生分解性ノニオン界面活性剤である、アルキルポリグリコシド類は皮革処理組成 物中に一般的に使用される溶媒および界面活性剤の要求に適合しまたはそれを凌 駕することが見いだされた。アルキルポリグリコシド類は優れた水溶性を有し、 高濃度の苛性アルカリおよび電解質の存在で安定である。加えて、これらはゲル 化せず、温度変化に鈍感である。その優れた溶解特性により有害な毒性溶解を効 果的に代替する。アルキルポリグリコシド類はまた優れた物理的特性、例えば湿 潤性、適度の起泡性および低い界面および表面張力を示す。その結果これらの界 面活性剤は皮革工業に於ける毒性の溶媒および界面活性剤の使用を代替するに必 要な活性性質を明瞭に備えている。 本発明によれば、皮革類はこれらのタイプの混合物中に一般的に存在する揮発 性有機溶媒類および界面活性剤類をアルキルポリグリコシド類で置換することに より実質的に揮発性有機化合物を含まない種々の皮革処理混合物で処理すること ができることがわかった。本発明はVOCを含まない皮革湿潤処理組成物を提供 するものであり、組成物は次のものを含む: (1)揮発性有機化合物を含まない皮革処理混合物 (2)水、および (3)式(I)のアルキルポリグリコシド R1O(Z)a (I) 〔式中、R1は約6から約30個の炭素原子を有する1価の有機ラジカル、 Zは5または6個の炭素原子を有する糖類残基、およびaは1から約6の 数字である〕。 好ましくは、組成物は次のものを含む:(a)約1〜20重量%の少なくとも 1種の皮革処理混合物、(b)約40〜約90重量%の水、および(c)約1〜 20重量%のアルキルポリグリコシド(ここで重量%は皮革処理組成物の全重量 を基準にしている)。 本発明はまた皮革類を以下のVOCを含まない皮革処理組成物: (a)揮発性有機化合物を含まない皮革処理混合物、 (b)水、および (c)上で開示した式Iのアルキルポリグリコシド、 と接触させることを含む環境的に安全なやり方で皮革類を湿潤処理する方法を提 供する。 また次のものを含む皮革再水和組成物を提供する: (a)水、および (b)式Iのアルキルポリグリコシド。 好ましくは、組成物は次のものを含む:(a)約70〜約90重量%の水、およ び(b)約10〜約30重量%のアルキルポリグリコシド(ここで、重量%は再 水和組成物の重量を基準にしている) また皮革をVOCを含まない以下のものを含む皮革再水和組成物と接触させる ことを含む皮革の再水和工程を提供する:(a)揮発性有機化合物を含まない皮 革再水和混合物、(b)水、および(c)式Iのアルキルポリグリコシド。 本発明はまた揮発性有機化合物を含まない次のものを含む皮革の脱毛およびク リーニング組成物を提供する: (a)揮発性有機化合物を含まない皮革クリーニング混合物、 (b)水、および (c)式Iのアルキルポリグリコシド。 好ましくは、組成物は(a)約10〜約50重量%のクリーニング混合物、(b )約20〜約80重量%の水、および(c)約1〜約20重量%の式Iのアルキ ルポリグリコシド、(ここで重量%は脱毛およびクリーニング組成物の重量を基 準にしたものである)を含む。 また、皮革をVOCを含まない次のものを含む皮革の脱毛およびクリーニング 組成物と接触させることを含む皮革の脱毛およびクリーニング用の工程を提供す る:(a)揮発性有機化合物を含まないクリーニング混合物、(b)水、および (c)式Iのアルキルポリグリコシド。 また以下のものを含む皮革の仕上げ用組成物を提供する: (a)揮発性有機化合物を含まない皮革仕上げ用混合物、 (b)水、および (c)式Iのアルキルポリグリコシド。 好ましくは、組成物は約20〜約60重量%のVOCを含まない皮革仕上げ用混 合物、約20〜約60重量%の水、および約1〜約35重量%の式Iのアルキル ポリグリコシド、(ここで重量%は仕上げ用組成物の重量を基準にしたものであ る)を含む。 最後にまた皮革をVOCを含まない次のものを含む皮革の仕上げ用組成物と接 触させることを含む皮革の仕上げ工程が提供する:(a)揮発性有機化合物を含 まない仕上げ用混合物、(b)水、および(c)式Iのアルキルポリグリコシド 。 皮革を湿潤処理、着色および仕上げする種々の方法を用いることができる。例 えば、皮革の染色はなめしドラム、いわゆるドラム染色中で行ってもよいし、ま たは皮革を浸浴に通して行ってもよいし、または皮革の表面に着色被覆を施して もよい。多くの場合着色被覆は色合いを変え、または色を強めるために染色した 皮革に適用される。着色被覆は一般にスプレー塗布により行われる。着色被覆組 成物の代表的な先行技術には水、2-ブトキシエタノールのような溶媒および染 料溶液が含まれる。同様に皮革の仕上げには皮革表面に種々の被覆および/また は飾り付けを加えることが含まれる。代表的な仕上げ系列としては着色被覆、下 塗、中塗および上塗をかけることが含まれる。これらの被覆用の組成物および方 法にはいずれも代表的なものとして浸透と接着を促進するための溶媒が含まれる 。代表的な下塗組成物のひとつの例は水、アクリルポリマーエマルジョン、およ び溶媒を含む揮発性有機化合物を含むものであり、カーテンコーター、ロールコ ーターまたはスプレー塗布器により塗布される。 しかし、本発明のアルキルポリグリコシドベース組成物は前記の皮革処理工程 のすべてにおいて先行技術の揮発性有機化合物含有組成物を代替するように設計 されている。加えて、望ましいまたは必要と考える場合は本発明のアルキルポリ グリコシドベース組成物は皮革のクリーニングまたは脱脂を促進するための松樹 油またはテルペン、および防腐剤またはシリコン系消泡剤または非-シリコン系 消泡剤のような消泡剤も含んでいてもよい。 図面の簡単な説明 図1は、ジャーナル・オブ・エイ・オー・シ・エス、第50巻、第159頁( 1973年)に出版記載された修正スターム試験(Sturm Test)によ り、累積生成二酸化炭素量(%)を時間(日)に対して測定したアルキルポリグ リコシドの生分解性を示すグラフである。この試験では、ある物質がその理論二 酸化炭素の60%が28時間以内に発生すればその物質は易生分解性であると見 なされる。 図2は接触角湿潤試験法を用いたアルキルポリグリコシドの湿潤能と代表的皮 革用界面活性剤(1%濃度)の関係を示す棒グラフである。 図3は接触角湿潤試験法を用いたアルキルポリグリコシドの湿潤能と代表的皮 革用界面活性剤(0.5%濃度)の関係を示す棒グラフである。 発明の詳細な説明 実質的に揮発性有機化合物(VOC)を含まない皮革の湿潤処理処方を用いて 環境的に安全なやり方で皮革を処理することが望ましい。 従来のVOCを含む溶媒および界面活性剤をアルキルポリグリコシドで置換す ることによって、効果が同等でしかも環境的に安全な湿潤皮革処理方法を用いる ことができることが分かった。 本発明の組成物中に用いることができるアルキルポリグリコシド類は式I R1O(Z)a (I) を有している〔式中、R1は約6〜約30個の炭素原子を有する1価の有機ラジ カルであり;Zは5または6この炭素原子を持つ糖類残基であり;aは約1〜6 の数値である〕。本発明の組成物中で用いることができるアルキルポリグリコシ ド類は、例えばヘンケル社製、アンブラー(Ambler)、PA.,19002 の界面活性剤であるAPG(登録商標)、グルコポン(Glucopon)(商 標)、またはプランタレン(Plantaren)(商標)のような市販品を利 用することができる。このような界面活性剤の例としては下記のものを含むが、 これに限定されるものではない: アルキル基が8〜10個の炭素原子を含み平均重合度が約1.4〜1.7であ るアルキルポリグリコシド; アルキル基が9〜11個の炭素原子を含み平均重合度が約1.6であるアル キルポリグリコシド; アルキル基が8〜16個の炭素原子を含み平均重合度が約1.4〜1.6であ るアルキルポリグリコシド;および アルキル基が12〜16個の炭素原子を含み平均重合度が約1.4〜1.6で あるアルキルポリグリコシド。 他の例としては、Zが5または6個の炭素原子を含む還元糖から誘導される残 基を表し;aが1.8から3の数値であり;R1が8から20個の炭素原子を有す るアルキルラジカルである式Iの化合物の混合物を含むアルキルポリグリコシド 界面活性剤組成物が含まれる。組成物は高い界面活性特性と約10〜約16の範 囲のHLB(親水性-疎水性バランス)を有しグルコシドが非フローリー分布を していることを特徴とし、組成物はアルキルモノグリコシド類の混合物および2 およびそれ以上の種々の重合度を有して重合度が高くなるほどその量が少なくな るアルキルモノグリコシドの混合物を含み、ここでは重合度2のポリグリコシド の重量で表した量、またはそれと重合度3のポリグリコシドとの混合物はモノグ リコシドの量より多く、上記組成物は平均重合度約1.8〜約3を有する。ピー クト(peaked)アルキルポリグリコシドとしても知られるこのような組成 物はアルキルモノグリコシド類とアルキルポリグリコシド類の元の反応混合物か らアルコールを除いた後モノグリコシド類を分離して調製することができる。こ の分離は分子蒸留によって行ってもよく、通常アルキルモノグリコシドが約70 〜95重量%除去される。アルキルモノグリコシドを除去したのち、得られた製 品中の、モノグリコシドとポリグリコシドの種々の成分の相対分布は様々であり 、製品中のモノグリコシドに対するポリグリコシドの濃度は、全体に対する個々 のポリグリコシド類の濃度、即ちすべての重合度フラクションに対する重合度2 および重合度3のフラクションの濃度と同様に増加する。このような組成物は1 991年12月19日に出願された同時継続出願第07/810,588号に開 示されており、その全内容は本発明の一部とする。 新しく皮を剥いだ皮革は一般的には加工の前に腐敗するのを防止するために熱 処理する。この熱処理工程は皮革から水分を奪う傾向があり、そのため硬くなり 加工が困難となる。その結果、本発明が意図している最初の湿潤工程は皮革を水 に濡らすこと即ち再水和することである。皮革中の水分はその後の化学処理がそ の目的を達成できるように保たれなければならない。 本発明で用いられる再水和組成物は水、式Iのようなアルキルポリグリコシド および消毒薬類を含む。水および消毒薬類は組成物中に存在するアルキルポリグ リコシドによって皮革中へ浸透し吸着される。アルキルポリグリコシドは活性原 料の約30〜約70%の水準で用いられる。再水和組成物は約50〜約95重量 %の水、約0.1〜約1.0重量%の消毒薬、および約1〜約30重量%のアルキ ルポリグリコシドを含んでいてもよい。 好ましい実施態様では、再水和用組成物中に用いられるアルキルポリグリコシ ドは8〜16個の炭素原子を含むアルキル基および約1.4〜1.7の重合度を有 し、組成物には10重量%のアルキルポリグリコシド、89.5重量%の水、お よび0.5重量%の消毒薬が存在し、これらの重量%は再水和用組成物の重量を 基準にしている。組成物中に使用することのできる代表的な消毒薬には、アミカ ル(Amical)(登録商標)またはブサン(Busan)(登録商標)消毒 薬が含まれる。これから湿潤処理を受ける皮革を準備するために酵素のような別 の添加剤も用いてもよい。組成物のpHは好ましくは約7〜約14である。更に 、シリコン系または非シリコン系消泡剤も存在してもよい。 本発明の方法の面では、皮革を再水和用組成物と接触させることにより皮革を 再水和する。接触は上記組成物を含む容器中に皮革を浸すことによりなされる。 用いることのできる代表的な容器にはなめしドラム、皮革ミキサーおよびパッド ルバット(paddle vat)が含まれる。これらの容器はある種のタイプ の撹拌手段を含んでおり、それにより容器中に浸漬した皮革は撹拌されて、可撓 性が出てそして次第に水を吸収する。皮革の厚さに応じて、一般には約8〜約2 0時間皮革をこれらの容器中に浸漬することにより、その後皮革はより柔らかく よりきれいになる。再水和即ち浸漬工程ののち、過剰の塩、ほこりおよび皮革の 血液を除くために新鮮な水で皮革を濯ぐ。工程中pHは約5〜9、好ましくは約 6〜8に維持すべきである。 本発明のもうひとつの面として、毛、脂肪、油、表皮およびある種の可溶性蛋 白質を除くための脱毛およびクリーニング組成物が提供される。ここで用いられ る脱毛およびクリーニング組成物にはアルカリ混合物、水およびアルキルポリグ リコシドが含まれる。最も一般的に用いられるアルカリ混合物には水酸化カルシ ウム、即ち湿潤石灰、および硫化ナトリウムが含まれる。アルカリ混合物中に用 いられる化学薬品類は毛を分解し、または毛が遊離するように毛根を攻撃し、表 皮をゆるめ、そしてある種の可溶性皮膚蛋白質を除去しなければならない。上記 の成分は脱毛およびクリーニング組成物中に見られる代表的なものであるが、酵 素のような他の添加剤もまた用いることができる。また、種々の電解質、主とし て塩の形の電解質、および種々の工程からの残留物である他の化学薬品も、皮革 を処理する場合に組成物中に入っていてもよい。 脱毛およびクリーニング組成物中に用いるアルキルポリグリコシドは式Iと同 じものである。この組成物には一般に約10〜約70重量%のアルカリ混合物、 約20〜約80重量%の水、および約1〜約20重量%のアルキルポリグリコシ ドが含まれる。特にアルカリ混合物は、約40〜約60%の水酸化カルシウムと 約40〜約60%の硫化ナトリウムが含まれる。ここでパーセントはアルカリ混 合物の重量を基準にしたものである。しかし、発明の精神から逸脱しなければ、 意図している目的のために同様のいかなるタイプのアルカリ混合物も用いてよい ことに注意すべきである。 好ましい態様では、組成物には8〜16個の炭素原子を有するアルキル基と約 1.4〜1.7の重合度を有するアルキルポリグリコシドが含まれ、組成物中に5 重量%のアルキルポリグリコシド、35重量%のアルカリ混合物および60重量 %の水が存在する。重量は脱毛およびクリーニング組成物の重量を基準にしてい る。組成物のpHは約10〜約14、好ましくは13である。 本発明の方法の面では、皮革を上記脱毛およびクリーニング組成物と接触する ことにより皮革の脱毛およびクリーニングを行う。接触工程は脱毛およびクリー ニング組成物を一般には既に脱毛およびクリーニングされるべき皮革の入った撹 拌容器に入れることにより行われる。これは通常脱毛およびクリーニング工程が 浸漬即ち再水和工程の後直ちに行われ、皮革がまだその中に入っているうちに同 じ容器が使用されるためである。脱毛およびクリーニング組成物の濃度、水温お よび容器中での撹拌の程度は、いずれも脱毛が進む速度に直接影響がある。例え ば濃度および温度が高ければ毛を数時間で溶解することができる。逆に他の用途 のために毛を残すことが必要であれば、脱毛組成物の濃度をより低く、または温 度をより低くして用いるべきであり、除去工程は長い時間を要する。その工程中 pHは約12〜約14、好ましくは約13に維持すべきである。 次の湿潤皮革処理工程はあく抜き工程として知られる。この工程は皮革上に存 在して残留している脱毛およびクリーニング組成物を除去するために用いられる 。あく抜きはふたつの相、脱石灰および事実上のあく抜きとして行われる。 事実上のあく抜き工程では、塩、水、および式Iのアルキルポリグリコシドを 含むあく抜き組成物が用いられる。あく抜き工程では、一般には硫酸アンモニウ ムおよび塩化アンモニウムの塩を用いることができる。これらの塩は残留石灰を 中和しまたは水洗で除くことができる可溶性化合物に変えるために加える。あく 抜き組成物中に含んでもよい成分の量は上記塩が約30〜約50重量%、水が約 1〜約10重量%、アルキルポリグリコシドが約30〜50重量%である。 好ましい実施態様では、あく抜き組成物中には、約45重量%の上記塩、約5 重量%の水、および炭素原子数約8〜16を有するアルキル基と重合度が約1. 4〜1.7の重合度を有するアルキルポリグリコシドの約50重量%が存在する 。重量はあく抜き組成物の重量を基準にしている。組成物はまたあく抜き工程の 加速を狙いとした酵素のように他の添加剤を含んでもよい。組成物のpHは約6 から約10の範囲であってもよく、好ましくは約8.5である。 本発明の方法の面では、脱毛した皮革を含む容器に新鮮な水を入れ、次いで排 出し、そうすることにより皮革上および容器中に存在する石灰含有化学薬品を洗 い流す。洗浄した皮革を次いで上記あく抜き組成物と接触させる。接触工程には 皮革を含有する容器へのあく抜き組成物の導入が含まれ、その後、濃度、温度、 およびあく抜き組成物中に使用した添加剤に応じて皮革は約1〜約4時間浸漬す る。次いで皮革を容器に入れた新鮮な水で再度洗浄し、水は好ましくない生成物 とともに排除する。工程中、pHは約6〜約8.5、好ましくは約8に維持すべ きである。 本発明の次の面は、皮革のなめしを含む。なめし剤、水およびアルキルポリグ リコシドを含むなめし組成物を調製する。なめし剤は一般には重クロム酸ナトリ ウムを硫酸を加えてグルコースのような砂糖様物質と反応させる産業において用 いられるものである。組成物には約1〜約3重量%のなめし剤、約85〜約95 重量%の水、約4〜約8重量%のブライン、および約1〜約5重量%の式Iのア ルキルポリグリコシドが含まれる。またなめし組成物にはなめし工程を促進する のに役立つ添加剤を更に含んでもよい。 好ましい態様では、なめし組成物には約1.5重量%のなめし剤、約90.5重 量%の水、約6重量%のブライン、および炭素原子数が8〜16のアルキル基と 約1.4〜約1.7の重合度を有するアルキルポリグリコシドの約2重量%が含ま れる。好ましくはなめし剤は1重量%のグルコースと反応する30重量%の重ク ロム酸ナトリウムおよび39重量%の硫酸、および30重量%の水を含む。重量 はなめし組成物の重量を基準にしている。なめし組成物のpHは約1〜約3、好 ましくは約2である。 本発明方法によれば、皮革は前記のなめし組成物と接触させることによってな めされる。この接触段階は、なめし用の容器またはドラム(一般的には回転式)内 へ皮革を入れた後、前記のなめし組成物を該ドラム内へ供給することによってお こなう。しかしながら、該組成物をドラム内へ供給する前に、なめし組成物の配 合成分を混合タンク内で十分に混合すべきである。なめし組成物が皮革内へ浸透 するにつれてなめし用ドラム内のpHはゆっくりと上昇し、皮タンパク質による クロムの固定化が促進される。これは、酸性度を低下させて皮タンパク質とクロ ムとの親和性を増大させる重炭酸ナトリウムのような穏やかなアルカリ性物質を 添加することによっておこなう。 本発明の別の観点によれば、他のなめし剤を用いて最終用途に必要な特別な特 性を付与するための再なめし組成物が提供される。再なめし組成物は再なめし剤 、水および式(I)で表されるアルキルポリグリコシドを含有する。再なめし剤は 皮革に固形性と腰を付与する植物抽出物、皮革に陰影を付与するのに用いられる 合成タンニン剤、皮革に柔軟性を付与する鉱物質再なめし剤またはこれらの混合 物であってもよい。この種の組成物は再なめし剤約20〜約40重量%、水約4 0〜約80重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約5重量%含有していて もよい。処理を促進するために別の再なめし用添加剤を配合してもよい。 好ましい態様においては、再なめし組成物はなめし剤約25〜32重量%、水 約62〜72重量%およびアルキルポリグリコシド(アルキル基の炭素原子数;8 〜16:重合度;約1.4〜約1.7)約3重量%含有する(配合量は再なめし組成物 の重量に基づく)。該組成物のpHは約4〜約5、好ましくは約4.5である。 本発明方法によれば、皮革は前記の再なめし組成物と接触させることによって なめされる。この接触段階は、皮を保有する容器(好ましくは回転式容器)内へ再 なめし組成物を供給し、該容器を約1〜約2時間振盪させることによっておこな う。系の温度とpHは一定の範囲に維持すべきである。即ち、この処理を最も効 果的におこなうためには温度は一般的には約90°F〜約120°Fにすべきで あり、pHは処理中は約4〜約5に維持するのが好ましい。また、処理中の温度 は 約90°F〜約120°Fに維持するのが好ましい。 本発明の他の観点によれば、着色剤、水および式(I)で表されるアルキルポリ グリコシドを含有する着色組成物を用いる皮革の着色法が提供される。着色剤と しては、一般的に使用されているアニリンから誘導される水溶性染料のいずれを 用いてもよい。この種の着色組成物は着色剤約5〜約20重量%、水約20〜約 90重量%および式(I)で表されるアルキルポリグリコシド約1〜約5重量%含 有する(配合量は該組成物の重量に基づく)。 好ましい態様においては、該着色組成物は酸性染料、含金属染料、直接染料、 塩基性染料およびこれらの混合物から成る群から選択されるアニリン染料約10 重量%、水約85重量%およびアルキルポリグリコシド(アルキル基の炭素原子 数;8〜16:平均重合度;約1.4〜約1.7)約5重量%含有する(配合量は該組 成物の重量に基づく)。該組成物のpHは約4.5〜約6、好ましくは約4.5〜約 5である。 本発明方法によれば、皮革の着色は、皮革を本発明による着色組成物と接触さ せることによっておこなわれる。この着色処理は、皮革を収容する容器内へ該着 色組成物を供給して所定時間処理することによっておこなわれる。染料と皮革繊 維との親和性は系のpHを調整することによって調節される。系のpHは、使用す る染料の種類や所望の効果に応じて4〜6の間で変化させてもよい。 本発明のさらに別の観点によれば、油脂塗布剤、水および式(I)で表されるア ルキルポリグリコシドに含有する油脂塗布組成物を用いることによって、皮革繊 維を滑らかにして柔軟性と軟らかさを付与する皮革の油脂塗布法が提供される。 該組成物は油脂塗布剤約10〜約30重量%、水約20〜約80重量%および式 (I)で表されるアルキルポリグリコシド約1〜約10重量%含有する。油脂塗布 剤は動物源、植物源および鉱物源から選択される油や脂肪物質を含有する。アル キルポリグリコシドは油脂塗布剤と水からエマルションを形成させ、油脂塗布組 成物の吸収と浸透を促進する。 好ましい態様においては、油脂塗布組成物は油脂塗布剤約20重量%、水約7 4重量%およびアルキルポリグリコシド(アルキル基の炭素原子数;8〜16:重 合度;約1.4〜約1.7)約6重量%含有する。該油脂塗布組成物には当該分野に おいて一般的に用いられている他の添加剤を配合してもよい。上記の配合量は該 組成物の重量に基づく。該組成物の好ましいpHは約6〜約8である。 本発明方法によれば、皮革の油脂塗布を前記の油脂塗布組成物と皮革とを接触 させることによっておこなう。この接触段階には、皮革を収容する容器内に該油 脂塗布組成物を供給し、皮革を該容器内で1時間振盪させることが含まれる。処 理中の系のpHは約4〜約5に維持するのが好ましい。 本発明の別の観点によれば、再水和の場合のように、皮革に再び湿気を補給す るか、または皮革を再湿化させる方法が提供される。皮革により高い柔軟性や手 触りを付与する必要がある場合には、湿気を補給すべきである。この種のコンデ ィショニング組成物は水および式(I)で表されるアルキルポリグリコシドを含有 する。 この一つの態様においては、該組成物は水約70〜約99重量%およびアルキ ルポリグリコシド約0.2〜約10重量%含有する。好ましい態様においては、 該組成物は水約98重量%およびアルキルポリグリコシド(アルキル基の炭素原 子数;8〜16:重合度;約1.4〜約1.7)約2重量%含有する(配合量は該組成 物の重量に基づく)。当該分野において一般的に用いられているその他の添加剤 を、本発明の技術的思想の範囲内において配合してもよい。該組成物のpHは好 ましくは約7〜約9、特に約8である。 本発明方法によれば、皮革のコンディショニング法には、前記のコンディショ ニング組成物を皮革と接触させることが含まれる。この接触段階には、コンディ ショニング組成物の微細なミストを、コンベアベルトに沿って噴霧ノズルを通過 する皮革の表面に噴霧することが含まれる。噴霧処理された皮革は水密性閉鎖容 器内に入れ、皮革全体の含水率が約25%になるまで保持する。 本発明のさらにまた別の観点によれば、皮革の仕上処理をするための仕上組成 物が提供される。この仕上組成物は被覆混合物または仕上混合物約10〜約70 重量%、水約5〜約70重量%および式(I)で表されるアルキルポリグリコシド 約1〜約30重量%含有する。 多くの場合、皮革を着色して仕上げるのが望ましい。皮革の染色はなめしドラ ム内でおこなってもよく、あるいは皮革を浸漬トラフ内を通過させておこなって もよく、または皮革表面上に染料被覆層を形成させることによっておこなっても よい。多くの場合、染料層は、予め染色して色調や色純度を変えた皮革の表面上 に形成させる。染料層は噴霧塗装によって形成させるのが一般的である。一般的 な染料被覆組成物は水約60〜80重量%、染料溶液約10〜約20重量%およ び式(I)で表されるアルキルポリグリコシド約10〜約20重量含有する。皮革 の仕上げには、種々の被覆剤および/または仕上剤を皮革の表面に塗布すること が含まれる。一般的な仕上げ順序は色塗、下塗、中塗および上塗の順である。一 般的な下塗組成物はアクリルポリマーエマルション約30〜約50重量%、水約 30〜約50重量%および式(I)で表されるアルキルポリグリコシド約10〜約 30重量%含有する。 被覆混合物または仕上混合物はアニリン染料、顔料、アクリレート、ビニルポ リマー、ブタジエンポリマー、ニトロセルロースおよびポリウレタンから選択し てもよい。好ましい態様においては、仕上組成物に配合するアルキルポリグリコ シドのアルキル基の炭素原子数は8〜16であり、平均重合度は約1〜約6であ る。本発明の技術的思想の範囲内において他の添加剤を配合してもよい。 本発明のさらに他の観点によれば、前記の仕上組成物を皮革と接触させた後、 仕上皮革を乾燥させることを含む皮革の仕上法が提供される。この接触段階は種 々の方法でおこなってもよい。仕上組成物はトラフ内へポンプ輸送し、該トラフ から回転式溝付ロールを用いて取出し、回転ブラシによって該組成物を該ロール から皮革の表面上へ移送させ、次いで該組成物を銀面へ流してならす。被覆処理 は、流し塗装置を用いて仕上組成物を皮革表面上へ注ぐことによっておこなって もよい。仕上組成物は回転式噴霧機を用いて皮革表面上へ噴霧してもよい。仕上 組成物はまた、皮革表面上へロール塗布してもよく、これによって該組成物をゴ ム被覆層を有するかまたは刻み付のスチール製ロールから皮革表面へ直接的に転 写させてもよい。皮革表面上に塗布された仕上組成物は乾燥処理に付される。乾 燥処理は風乾、スチーム乾燥または赤外線加熱乾燥のいずれの方法でおこなって もよい。 極めて望ましいことには、上述の本発明の実施に際しては、従来の種々の湿式 処理剤の浸透力と吸収力を高めるために当該分野において一般的に使用されてい る毒性の溶剤や界面活性剤の代わりにアルキルポリグリコシドを使用する。ドレ イブス−クラークソン(Draves−Clarkson)湿潤テストおよび接触角湿潤テスト により、アルキルポリグリコシドの皮革に対する湿潤力を皮革処理混合物に一般 的に用いられている溶剤や他の界面活性剤の場合と比較した。得られた結果によ れば、驚くべきことには、アルキルポリグリコシドは常套の溶剤や界面活性剤と 比べて同等またはそれ以上の湿潤力を発揮することが判明した。本発明に用いる C9〜C11アルキルポリグリコシド(平均重合度;約1.4)と前述の湿式皮革処理 法に一般的に用いられているエトキシル化ノニルフェノール(エチレンオキシド; 9.5モル)の物性の比較を表1に示す。アルキルポリグリコシドの湿潤剤として の有効性は明らかである。表1において、アルキルポリグリコシドはC9-111.4 で示し(Gは重合度を表わす)、エトキシル化フェノールはNPE9.5で示す。ド レイブズのテストにおける湿潤データ(単位;秒)はASTMのD2281−68 法(25℃)によって得たものである。ロス・マイルズ(Ross Miles)の発泡テ ストのデータ(単位;mm)はASTMのD1173−53法(50℃)によって得た ものである。界面張力(IFT)テストのデータ(単位;dyne/cm)は鉱物油を用い たスピニングドロップ法(25℃)によって得たものである。表面張力テストのデ ータ(単位;dyne/cm)はウィルヘミープレート法(Wilhemy Pate Method)に より室温で得たものである(この場合、試験化合物は蒸留水で希釈した)。 表2はアルキルポリグリコシドがその他の界面活性剤に比べて毒性が著しく低 いことを示す。従って、本発明によってアルキルポリグリコシドを皮革の湿式処 理に利用することにより、環境に実質上有害な影響を及ぼすことなく皮革を処理 することができる。 表2において、C12LASは直鎖状ドデシルベンゼンスルホネート界面活性剤 を示す。表2に示す界面活性剤の水中での毒性は次の報文に記載されている方法 により、ミジンコ[ダフニア・プレックス(Daphnia Pulex)]を用いて測定した :ルイス(M.A.Lewis)およびスプレナント(D.Suprenant)、Ecotoxicolo gy and Environmental Safety、第7巻、第313頁(1982年)。LC50 値(48時間)は被験動物の50%を死滅させる薬剤の水中での濃度を示す。従っ て、被験薬剤のLC50値が低いほど、毒性は高くなる。表2から明らかなように 、アルキルポリグリコシドのLC50値は40ppmであり、被験化合物のなかで最 も高い値である。 図面の簡単な説明 先に言及したように、図2および図3は、アルキルポリグリコシドと代表的な 皮革処理用界面活性剤の湿潤力を接触角湿潤テストによって測定した結果を示す 棒グラフである。被験化合物の濃度は図2の場合は1重量%であり、図3の場合 は0.5重量%である。これらの図において、「NPE9.5」はエチレンオキシドの 含有量が9.5モルのエトキシル化ノニルフェノールを示す。「91−8」はシェ ル・ケミカル・カンパーの市販品「Neodol 9−8」(登録商標)、即ち、アルコ ール1モルあたりのエチレンオキシドの平均モル数が8の直鎖状のC9-11第一ア ルコールエトキシレートを示す。「APG325」(登録商標)はヘンケル・コーポ レーション(アンブラー、ペンシルバニア)の市販品、即ち、アルキル基の炭素原 子数が9〜11で、平均重合度が約1.6のアルキルポリグリコシドを示す。「A PG225」(登録商標)はヘンケル・コーポレーションの市販品、即ち、アルキ ル基の炭素原子数が8〜10で、平均重合度が約1.7のアルキルポリグリコシ ドを示す。 図2および図3はクラスト・ストック革(Crust Stock leather)の再水和 においてアルキルポリグリコシドを用いることの利点を示す。即ち、これらの図 から明らかなように、アルキルポリグリコシドは、このような目的のために一般 的に用いられている他の界面活性剤よりも皮革を早く湿潤化させる。接触角湿潤 テストは、ゴニオーメーター(Goniometer)を用いて接触角を経時的に測定する ことによっておこなった。 以上のように、揮発性有機化合物を含有せず、アルキルポリグリコシドを基剤 とする皮革処理用組成物は、種々のタイプの皮革処理用組成物の湿潤性と透過性 を有機溶剤を用いることなく改良する。本発明による組成物は製革所において、 染色含浸性被覆組成物に一般的に用いられている溶剤の有効な代替物として使用 してもよい。該組成物は水と最も混和性のある下塗、中塗または上塗と相溶性が あるので、透過性が問題となるところに適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C14C 11/00 7722−4F C14C 11/00 (72)発明者 ラボイエ、ジャック・オウ アメリカ合衆国03042ニューハンプシャー、 エッピング、セント・ローレント・ストリ ート21番 (72)発明者 アレクセクジク、ロバート・エイ アメリカ合衆国18940ペンシルバニア、ニ ュートン、リードムズ・ドライブ2018番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.揮発性有機化合物を実質上含有せず、下記の成分(a)〜(c)を含有する、原 料皮革からなめし革を調製するための皮革の湿式処理用組成物: (a)揮発性有機化合物を含有しない皮革処理用混合物、 (b)水および (c)次式(I): R1O(Z)a (I) (式中、R1は炭素原子数約6〜約30の一価有機残基を示し、Zは炭素原子数 5または6の糖類サッカリド残基を示し、aは1〜約6の数を示す) で表されるアルキルポリグリコシド。 2.皮革処理用混合物が水、消毒剤、苛性アルカリ、塩、ブライン、クロムな めし剤、再なめし剤、着色剤、アニリン染料、油脂塗布剤、仕上剤およびこれら の混合物を含有する請求項1記載の組成物。 3.組成物の重量に基づき、皮革処理混合物約1〜約20重量%、水約40〜 約90重量%、アルキルポリグリコシドの約1〜約20重量%含有する請求項1 記載の組成物。 4.皮革処理混合物が皮革再水和組成物を含有する請求項1記載の組成物。 5.皮革再水和組成物が、該組成物に基づき水約50〜約95重量%、消毒剤 約0.1〜約1重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約30重量%含有す る請求項4記載の組成物。 6.皮革処理混合物が皮革の脱毛洗浄組成物を含有する請求項1記載の組成物 。 7.皮革の脱毛洗浄組成物が、該組成物の重量に基づいて水約20〜約80重 量%、アルカリ性混合物約10〜約70重量%およびアルキルポリグリコシド約 1〜約20重量%含有する請求項6記載の組成物。 8.皮革処理混合物が皮革のあく抜き組成物を含有する請求項1記載の組成物 。 9.皮革のあく抜き組成物が、該組成物の重量に基づいて、硫酸アンモニウム および塩化アンモニウムから選択される塩約30〜約50重量%、水約1〜約1 0重量%およびアルキルポリグリコシド約30〜約50重量%含有する請求項8 記載の組成物。 10.皮革処理混合物が皮革なめし組成物を含有する請求項1記載の組成物。 11.皮革なめし組成物が、該組成物の重量に基づいて、なめし剤約1〜約3重 量%、水約85〜約95重量%、ブライン約4〜約8重量%およびアルキルポリ グリコシド約1〜約5重量%含有する請求項10記載の組成物。 12.皮革処理混合物が皮革着色組成物を含有する請求項1記載の組成物。 13.皮革着色組成物が、該組成物の重量に基づいて、着色剤約5〜約20重量 %、水約20〜約90重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約5重量%含 有する請求項12記載の組成物。 14.皮革処理混合物が皮革油脂塗布組成物を含有する請求項1記載の組成物。 15.皮革油脂塗布組成物が、該組成物の重量に基づいて、油脂塗布剤約10〜 約30重量%、水約20〜約80重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約 10重量%含有する請求項14記載の組成物。 16.皮革処理混合物が皮革仕上組成物を含有する請求項1記載の組成物。 17.皮革仕上組成物が、該組成物の重量に基づいて、アニリン染料、顔料、ア クリレート、ビニルポリマー、ブタジエンポリマー、ニトロセルロースおよびポ リウレタンから成る群から選択される仕上剤約10〜約70重量%、水約5〜約 70重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約30重量%含有する請求項1 6記載の組成物。 18.揮発性有機化合物を実質上含有せず、下記の成分(a)〜(c)を含有する組成 物を皮革と接触させることを含む、皮革の湿式処理法: (a)揮発性有機化合物を含有しない皮革処理混合物、 (b)水、および (c)次式(I): R1O(Z)a (I) (式中、R1は炭素原子数約6〜約30の一価有機残基を示し、Zは炭素原子数 5または6の糖類残基を示し、aは1〜約6の数を示す) で表されるアルキルポリグリコシド。 19.皮革処理混合物が水、消毒剤、苛性アルカリ、塩、ブライン、クロムなめ し剤、再なめし剤、着色剤、アニリン染料、油脂塗布剤、仕上剤およびこれらの 混合物を含有する請求項18記載の方法。 20.組成物がその重量に基づいて、皮革処理混合物約1〜約20重量%、水約 40〜約90重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約20重量%含有する 請求項18記載の方法。 21.皮革処理混合物が皮革再水和組成物を含有する請求項18記載の方法。 22.皮革再水和組成物がその重量に基づいて水約50〜約95重量%、消毒剤 約0.1〜約1重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約30重量%含有す る請求項21記載の方法。 23.皮革処理混合物が皮革の脱毛洗浄組成物を含有する請求項18記載の方法 。 24.皮革の脱毛洗浄組成物がその重量に基づいて、水約20〜約80重量%、 アルカリ性混合物約10〜約70重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約 20重量%含有する請求項23記載の方法。 25.皮革処理混合物が皮革あく抜き組成物を含有する請求項18記載の方法。 26.皮革あく抜き組成物がその重量に基づいて、硫酸アンモニウムおよび塩化 アンモニウムから選択された塩約30〜約50重量%、水約1〜約10重量%お よびアルキルポリグリコシド約30〜約50重量%含有する請求項25記載の方 法。 27.皮革処理混合物が皮革なめし組成物を含有する請求項18記載の方法。 28.皮革なめし組成物がその重量に基づいて、なめし剤約1〜約3重量%、水 約85〜約95重量%、ブライン約4〜約8重量%およびアルキルポリグリコシ ド約1〜約5重量%含有する請求項27記載の方法。 29.皮革処理混合物が皮革着色組成物を含有する請求項18記載の方法。 30.皮革着色組成物がその重量に基づいて、着色剤約5〜約20重量%、水約 20〜約90重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約5重量%含有する請 求項29記載の方法。 31.皮革処理混合物が皮革油脂塗布組成物を含有する請求項18記載の方法。 32.皮革油脂塗布組成物がその重量に基づき、油脂塗布剤約10〜約30重量 %、水約20〜約80重量%およびアルキルポリグリコシド約1〜約10重量% 含有する請求項31記載の方法。 33.皮革処理混合物が皮革仕上組成物を含有する請求項18記載の方法。 34.仕上組成物がその重量に基づいて、アニリン染料、顔料、アクリレート、 ビニルポリマー、ブタジエンポリマー、ニトロセルロースおよびポリウレタンか ら成る群から選択される仕上剤約10〜約70重量%、水約5〜約70重量%お よびアルキルポリグリコシド約1〜約30重量%含有する請求項33記載の方法 。
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