【発明の詳細な説明】
アントラヒドロキノンの接触脱水素方法
発明の背景
発明の技術分野:
本発明は、アントラヒドロキノンを触媒により脱水素し相当するアントラキノ
ンと水素とするプロセスに関し、より詳しくいえば触媒の電気陰性度を選択して
アントラキノンと水素の選択率を実質的に100%にまで高めて望ましくない水
素化を排除する方法に関する。
関連技術の説明:
多くのプロセスでは、アントラヒドロキノンを含有する溶液が熱的あるいは触
媒的に再生され初期のアントラキノン型を生成し、このアントラキノン型が、通
常、連続プロセスで循環利用される。このようなプロセスの一つに、反応器中で
硫化水素を含有する供給ガスを極性有機溶媒に溶解したアントラキノンに接触さ
せるものがある。
硫化水素とアントラキノンとの間で生じる反応により、硫黄と相当するアント
ラヒドロキノンが生成する。硫黄は溶液から沈澱し生成物として回収され、アン
トラヒドロキノンを含有する残液は、熱的あるいは触媒的に再生
されて初期のアントラキノン型を生成し、水素ガスを放出する。アントラキノン
は反応器に戻され、水素ガスは製品として回収される。
アントラヒドロキノンの再生あるいは脱水素化には多くの場合担持型の金属触
媒が使用される。例えば、アルミナ担持体上の酸化金属触媒(酸化クロム等)、
シリカあるいはシリカ−アルミナ担持体上の白金−ルテニウム触媒が、アントラ
ヒドロキノンの触媒的な脱水素化(接触脱水素化)に使用されている。しかしな
がら、使用されるある種の担体あるいは酸化金属触媒は、アントラヒドロキノン
の接触脱水素化中に、望ましくない水とアントラン類および/またはアントラノ
ール類を生成する水素化をも引き起こす。このように、アントラヒドロキノンが
アントラキノンと水素生成物に完全に変換され、望ましくない水素化によるアン
トロン類および/またはアントラノール類のような副生成物が除かれるプロセス
が求められている。
従って、本発明の目的は、実質的に望ましくない水素化副生成物を排除しつつ
、アントラヒドロキノンを相当するアントラキノンと水素に触媒的に脱水素化す
る方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、アントラヒドロキノンの触媒的脱水素においてアントラ
キノンと水素への選択性が完全なものとなる触媒を選択する方法を提供すること
にある。
発明の概要:
以下に具体的かつ詳しく説明するように、前記の目的および他の目的を達成す
るための、そして本発明の目的に沿う本発明の特徴の一つは、アントラヒドロキ
ノンを脱水素してアントラキノンと水素とする方法である。この方法には電気陰
性度が約2.30より大きな触媒を選択する工程が含まれる。極性有機溶媒中に溶解
したアントラヒドロキノンは触媒の存在下で反応しアントラヒドロキノンがアン
トラキノンと水素に実質的に完全に変換される。
本発明の他の特徴では、硫化水素ガスを硫黄と水素に変換するプロセスが提供
される。このプロセスは、硫化水素ガスをアントラキノンの溶け込んだ極性有機
溶媒と接触させる工程が含まれる。硫化水素ガスはアントラキノンと反応し、溶
液中に硫黄とアントラヒドロキノンが生成する。アントラヒドロキノンをアント
ラキノンと水素へ変換する選択率を約100%にまで増加させるために電気陰性
度が約2.30より大きな触媒を選択してその存在下でアントラヒドロキノンが触媒
的に脱水素されアントラキノンと水素になる。
図面の簡単な説明:
本明細書に組み込まれその一部をなす添付図面は、本発明の具体例を示し、発
明の詳細な説明とともに本発明の原理を説明するためのものである。
図面において、図1は、異なる電気陰性度を有する2種の異なる金属担体を用
いた触媒金属の電気陰性度に対する、t−ブチルアントラヒドロキノン(H2T
BAQ)の脱水素化における水素とt−ブチルアントラキノン(TBAQ)の生
成の選択率を示すグラフである。
好ましい具体例の説明
本発明は、工業的プロセスにおいて利用されるように、他のプロセスの工程で
使用するため通常アントラキノンを再生する、アントラヒドロキノンの相当する
アントラキノンと水素への脱水素化に関する。例えば、一つの工程では、そのよ
うな脱水素反応により得られる、極性有機溶媒中に溶解しているアントラキノン
は、反応器中で硫化水素(H2S)を含有する供給ガスに接触にさせるように用
いられる。そのような供給ガスが、このプロセスには不活性な硫化水素以外のガ
ス、例えば窒素、二酸化炭素、メタンあるいは他の低分子量炭化水素などのガス
を大過剰含有する場合には、供給ガスとアントラキノンを含有する極性有機溶媒
が最初に吸収槽(absorbor)中で接触させられる。供給ガスは、COS、CS2
およびメルカプタンのような他の硫黄化合物を含有していてもよく、それらはこ
のプロセスでH2Sに変換されて反応器中に循環され、硫黄に変換される。溶媒
は供給ガスからの硫化水素を優先的に溶解させて反応溶液を形成し、反応溶液は
反応器内で温度約0℃から約70℃、H2S
の分圧約0.05気圧から約4.0気圧で、硫化水素とアントラキノンが硫黄とアント
ラヒドロキノンに変換されるに十分な時間だけ保持される。
その後、反応溶液はH2S反応器から除去され、不溶性の硫黄、例えばS8ある
いは高分子化した他の形態の硫黄が前記溶液からろ過、遠心分離あるいは従来公
知の任意の手段により分離される。極性有機溶媒、溶解しているアントラヒドロ
キノンおよび未反応のアントラキノンを含む反応残液は、次いで約100℃から
約150℃の温度にて常圧で加熱され、フラッシュタンクに誘導され、そこでH2
SやCO2を含むすべての未反応の供給ガス成分が実質的に溶液から除去され、
反応器に循環される。溶液はフラッシュタンクから抜き出され、溶媒が沸騰しな
いような圧力条件下で約150℃から約275℃でさらに加熱される。加熱され
た溶液はその後脱水素反応器に送られ、アントラヒドロキノンは上記した温度お
よび圧力条件下で触媒的にアントラキノンと水素ガス(H2)に変換される。
本発明によれば、本出願人は、アントラヒドロキノンの脱水素において、触媒
として電気陰性度が約2.30より大きなもの、好ましくは約2.35より大きなものを
選択することにより、水素とアントラキノン生成の選択率が実質的に100%と
なり、アントロン類および/またはアントラノール類のような望ましくない水素
化分解副生成物を実質的に除去できるという予想外の結果が得られる
ことを見出した。
触媒は固体でも液体でも良いが、好ましくは脱水素反応の条件下で極性有機溶
媒に対して不均一あるいは溶解しないものが好ましい。触媒としては、金属元素
、金属化合物あるいは前記金属元素および/または金属化合物を固体担体上に分
散させたものが挙げられる。あるいは触媒は液体化合物でもよい。上述のように
本発明によれば、触媒全体あるいは触媒成分が2.30より大きな電気陰性度を持つ
ように選択される。触媒が金属元素、金属化合物あるいは液体組成物である場合
は、そのような金属元素、金属化合物あるいは液体組成物が2.30より大きな電気
陰性度を有する必要がある。触媒が担体上に分散された金属元素あるいは金属化
合物である場合は、担体または金属元素もしくは化合物のどちらかが2.30より大
きな電気陰性度を有する必要がある。担体が約2.30より大きな電気陰性度を有す
る場合、その上に分散された金属元素あるいは金属化合物は約2.00より大きな電
気陰性度を有する必要がある。なお、本明細書において使用している「電気陰性
度」という言葉はエー.エル.オーレッド(A.L.Al1red)による「ジャーナル
・インオーガニック.ニュークリア・ケミストリー」(Journal Inorganic Nucl
ear Chemistry)17巻(1961),215頁に記載されているポーリングの電気陰性
度を示している。数種の金属化合物および官能基の電気陰性度は、「構造と結合
66の電気陰性度」(Structure and Bonding 66 Electro-
negativity):著者ケイ.ディー.セン(K.D.Sen)およびシー.ケイ.ジョ
ージェンセン(C.K.Jorgensen),スプリンガー−バーラグ(Springer-Verlag
),ベルリン(Berlin),ハイデルベルグ(Heidelberg),1987年,に詳述され
ている。約2.30より大きな電気陰性度を有する触媒を用いることによりアントラ
ヒドロキノンが脱水素によってアントラキノンと水素生成物に完全に変換される
理由は正確にはわからないが、アントラキノンと水素への変換中に必要なアント
ラヒドロキノンからの電子対の除去が触媒の電気陰性度の増加により成し遂げら
れることによるものと考える。
本発明よれば、使用される適当なな金属元素としては、例えば金、セレニウム
、タングステンおよびそれらの混合物が挙げられる。これらの金属は本発明の方
法で触媒として使用でき、また担体上に分散させることもできる。担体としては
シリカ、アルミナおよびそれらの混合物のような電気陰性度が2.30よりも小さな
ものが挙げられる。
他の場合としては、上記の触媒、または2.00より大きな電気陰性度を有する他
の金属触媒、例えば白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、モ
リブデン(Mo)、チタン(Ti)、レニウム(Re)あるいはそれらの混合物
は、2.30よりも大きな電気陰性度を有する担体、例えばE.I.DuPont de Memour
s & Co.より商業的に入手できるNafion(登録商標)ポリマーのようなポリパー
フルオロスルホン酸ポリマー上に分散
させることができる。2.30より大きな電気陰性度を有する他の適当な担体として
は、炭素、および−BeF、−BF2、−NF2、−OF、−N(C3H7)2、−
OCH3、−COOH、−OSO3H、−CN、−NCSおよび−NCOからなる
基を少なくとも1つ有する炭化水素がある。さらに2.30より大きな電気陰性度を
有する金属化合物、例えばWS2、SeO、および金属に−BeF、−BF2、−
NF2、−OF、−N(C3H7)2、−OCH3、−COOH、−OSO3H、−C
N、−NCSおよび−NCOからなる基の少なくとも1つが結合した化合物が本
発明において触媒として利用できる。本発明において使用できる適当な液体化合
物としてはパーフルオロノナンのようなパーフルオロ化炭化水素が挙げられる。
脱水素反応後、その最初の形態であるアントラキノンは極性有機溶媒に溶解さ
れた状態で脱水素反応器から抜き出され、H2S反応器へと循環され、水素ガス
は商品として回収される。本発明の方法は、連続的プロセスとして操作すること
が好ましい。
このようなプロセスにおいて使用する適当な極性有機溶媒としては、N−メチ
ル−2−ピロリジノン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、スルホラン(テトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキサイド)、ア
セトニトリル、2−ニトロプロパン、プロピレンカーボネートおよびこれらの混
合物が挙げら
れる。最も好ましい溶媒はN−メチル−2−ピロリジノン(NMP)である。有
用なアントラキノン類としては、多くの極性有機溶媒に対して高い溶解性を有す
る理由から、エチルアントラキノン、t−ブチルアントラキノン、t−アミルア
ントラキノンおよびs−アミルアントラキノンおよびこれらの混合物が挙げられ
る。
本発明の実例および有用性を以下の実施例で説明するが、これらは本発明の範
囲を限定するものではない。
実施例1
N−メチル−2−ピロリジノン(NMP)中に18重量%のt−ブチルアント
ラヒドロキノン(H2TBAQ)と7重量%のt−ブチルアントラキノン(TB
AQ)を含有する混合溶液を、3種の触媒を用い別個の実験として275℃、7
2psiaにおいて脱水素化した。第一の触媒組成はシリカ担体(グレースグレード
57)上に2.75重量%の白金(Pt)金属が分散されたものであり、第二の触媒
組成はシリカ担体(グレースグレード57)上に2.75重量%のパラジウム(Pd
)金属が分散されたものであり、第三の触媒組成は同じ担体上に2.75重量%のタ
ングステン(W)金属が分散されたものである。Pd金属、Pt金属およびW金
属の電気陰性度はそれぞれ2.20、2.28および2.36である。上記担体の電気陰性度
は2.30以下と評価されている。
H2TBAQの水素とTBAQへの変換の選択率は、
Pt触媒を用いた場合は68モル%、Pd触媒を用いた場合は25モル%、W触
媒を用いた場合は100モル%であった。それぞれの場合において、H2TBA
Qの残余分は相当するアントロンあるいはアントラノールと水に変換される。
金属触媒の電気陰性度と相関関係にあるこれらの結果は図1に示され、約2.30
より大きな金属の電気陰性度が望ましくないアントランあるいはアントラノール
と水とを生成せずに、TBAQと水素への選択率を100モル%とするのに十分
なものであることを示している。
実施例2
実施例1で用いたのと同じH2TBAQとTBAQの混合溶液を、担体としてE
.I.DuPont de Memours & Co.社製のNafion(登録商標)ポリマーを用い、Nafi
on(登録商標)ポリマー1グラム当たり0.8ミリ当量のPtがスルホン酸基の水
素プロトンとイオン交換されたものを使用して脱水素化する。この担体の電気陰
性度は2.30(ポリマー主鎖の−CF2−の電気陰性度)と2.91(ポリマー末端基
の−CF3の電気陰性度)との間である。このポリマー中のスルホン酸基の電気
陰性度は5.06である。比較として、独立して別個の脱水素化実験を実施例1の白
金触媒を用いて行なう。脱水素条件は190℃、12psaiである。
H2TBAQのTBAQと水素への変換の選択率は、
Pt−Naftion(登録商標)ポリマー触媒では100モル%であり、Pt−シリ
カ担体触媒では7.7モル%である。この結果は、本発明の方法において2.30より
大きな電気陰性度を有する触媒担体を利用することが望ましいことを示している
。
実施例3
実施例1で用いたものと同じH2TBAQとTBAQの混合溶液を、担体とし
てE.I.DuPont de Memours & Co.社製のNafion(登録商標)ポリマーを用い、N
afion(登録商標)ポリマー1グラム当たり0.8ミリ当量のAgあるいはSnがス
ルホン酸基の水素プロトンとイオン交換されたものを使用して、190℃、12
psiaにてそれぞれ独立した実験として脱水素化する。AgおよびSnの電気陰性
度はそれぞれ1.93と1.96である。この担体の電気陰性度は2.30(ポリマー主鎖の
−CF2−の電気陰性度)と2.91(ポリマー末端基の−CF3の電気陰性度)の間
である。ポリマー中のスルホン酸基の電気陰性度は5.06である。H2TBAQの
TBAQと水素への変換の選択率は、Ag触媒では59モル%であり、Sn触媒
では75モル%であり、H2TBAQの残余分は相当するアントロンあるいはア
ントラノールと水に変換される。この結果を図1に金属の電気陰性度に対してプ
ロットする。この結果は2.30より大きな電気陰性度を有する担体を用いた場合に
は、分散させる金属は約2.00より大
きな電気陰性度を有する必要があることを示す。
実施例4
N−メチル−2−ピロリジノン(NMP)中に11.8重量%のt−ブチルアント
ラヒドロキノン(H2TBAQ)と13.2重量%のt−ブチルアントラキノン(T
BAQ)を含有する混合溶液を、激しい機械撹拌により混合液をパーフルオロノ
ナン液と150℃から180℃で30分間接触させることにより脱水素化する。
NMP混合物とパーフルオロノナンはこの条件では混合しない液体である。この
脱水素化反応の結果、NMP混合溶液中でのH2TBAQ量は0重量%まで減少
し、得られる生成物はTBAQと水素のみである。従って、水素化分解による好
ましくない副生成物であるt−ブチルアントロン(TBAN)やt−ブチルアン
トラノール(TBAL)などは生成しない。その後、2つの溶け合わない液相、
すなわちNMP反応混合液およびパーフルオロノナンは室温、常圧で分離される
。パーフルオロノナンの電気陰性度は−CF2−主鎖の電気陰性度である2.30と
末端基の−CF3の電気陰性度である2.91の間にある。
実施例5
NMP溶媒中に11.64重量%のH2TBAQと12.74重量%のTBAQを含有す
る溶液の25gの2つのサンプルを2つの独立した反応器に入れる。液体のパー
フルオ
ロノナン触媒2.5gを2つの反応器内の各液体サンプルに加える。それぞれの反
応器における2つの溶け合わない液体上部の蒸気部分を水素によりパージしてす
べての空気を除去する。反応器の一つは150℃の熱油浴内におかれ、溶け合わ
ない液体はパーフルオロノナンがNMP溶液に接触するように10分間穏やかに
撹拌される。反応器の圧力は0から29psigの安定した値まで増加し水素ガスの
発生を示す。反応器の内容物はその後、室温まで冷却され、NMP溶液が分析さ
れる。溶液中のH2TBAQの量は8.80重量%に低下し、一方TBAQの量は15.
58重量%に増加する。副生成物であるTBANあるいはTBALは生成せず、水
素化分解が生じていないことを示している。
第2の反応器は200℃の熱油浴内におかれ、溶け合わない液体はパーフルオ
ロノナンがNMP溶液に接触するように16分間穏やかに撹拌される。最初の5
分間の撹拌(すなわち反応)では、第2の反応器における圧力は0から45psig
に増加し、その時点で反応器の圧力が15psigとなるまで生成した水素を第2の
反応器から除去する。同様の操作により、全反応時間が7分経過したところで、
反応器の圧力を45から15psigに低下させ、全反応時間が13分を経過したと
ころで31から15psigに低下させる。16分後、反応器の圧力は安定した圧力
である26psigに増加し、反応は室温で停止された。NMP溶液を分析し、H2
TBAQが5.34重量%、TB
AQが19.04重量%含有することが確認された。副生成物であるTBANあるい
はTBALは生成しておらず、そのことは水素化分解が生じていないことを示し
ている。
パーフルオロノナンは、一般的な液体の分離技術によってそれぞれの反応器か
ら発散させてNMP溶液から容易に除去される。
約2.30より大きな電気陰性度を有する触媒の選択について、供給ガスから硫化
水素を除去し、硫黄と水素を生成物として回収する方法に関して以上に説明した
が、本発明の方法はアントラヒドロキノンをさらに使用するために脱水素反応に
付してアントラキノンを再生するいかなるプロセス、例えば、塩化水素ガスが水
素ガスと塩素ガスに変換されるプロセスにも適用することができる。
以上、本発明の好ましい具体例について説示したが、示唆されるものあるいは
その他の変更および修正がなされるものもまた本発明の範囲に含まれるものであ
る。
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