JPH09503976A - 自動車用パワーステアリング装置 - Google Patents

自動車用パワーステアリング装置

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JPH09503976A
JPH09503976A JP7511306A JP51130695A JPH09503976A JP H09503976 A JPH09503976 A JP H09503976A JP 7511306 A JP7511306 A JP 7511306A JP 51130695 A JP51130695 A JP 51130695A JP H09503976 A JPH09503976 A JP H09503976A
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JP7511306A
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ファスベンダー,ロルフ
ラング,アルミン
クネードラー,ヘルムート
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    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/08Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used

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Abstract

(57)【要約】 自動車に設けられているパワーステアリング装置において、圧力媒体を制限するための舵取り弁(1)が設けられている。舵取り弁(1)は操作装置(22)を介して舵取りハンドル軸の回転運動に関して調整される両側の入口シート弁(7、8)および両側の出口シート弁(10、11)を有している。出口シート弁(10、11)は舵取り弁(1)の中立位置において閉じられている。入口シート弁(7、8)は圧縮ばね(13)の力によって閉鎖方向に付勢され、それぞれその出口シート弁(10、11)の閉鎖後にはじめて開放される。舵取り弁(1)の両側にそれぞれ制限ピストン(23)が設けられている。各制限ピストン(23)は一方ではサーボモータ(5)の作動室(3、4)内にかかる圧力によって、他方では舵取り弁(1)の中立位置において制限ピストン(23)を出口シート弁(10、11)の弁体(17)ないしこの弁体に作用的に接続されている部分から間隔を隔てている制限ばね(21)によって付勢されている。制限ピストン(23)に作用するサーボ圧力の力が制限ばね(21)の力を超過したとき、制限ピストン(23)は出口シート弁(10、11)の弁体(17)にないしはこの弁体に結合されている部分に当たり、これにないしこれらに作用する。このような配置構造により「遮断」あるいは「操作トルク制限」が得られる。 【選択図】図1

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用パワーステアリング装置 本発明は請求項1の上位概念部分に記載の、自動車用パワーステアリング装置 に関する。このパワーステアリング装置は、操作装置を介して舵取りハンドル軸 の回転運動に関係して調整される、両側の入口シート弁および両側の出口シート 弁を有した舵取り弁を備えている。入口シート弁の弁体は閉鎖ばねの力によって 閉鎖方向に付勢されているので、入口シート弁は舵取り弁の中立位置において閉 鎖されている。出口シート弁は舵取り弁の中立位置において開かれている。入口 シート弁は出口シート弁の閉鎖後にはじめて開かれる。 かかるいわゆる「センタクローズド形パワーステアリング装置」は、ドイツ特 許第A1−4126020号明細書で知られている。かかるパワーステアリング 装置は、線形特性プロセスを有している。これは高いサーボ圧力において操作ト ルクが大きく増大することを意味する。 しかし、今日において、一般的なセンタオープン形パワーステアリング装置の 場合、サーボモータにおける所定の圧力から操作トルクがほんの僅かしか増大し ないことが普通である。これは特性曲線が、この所定の点から急傾斜で延びてい ることを意味する。この効果を「遮断」あるいは「操作トルク限界」と呼んでい る。 本発明の目的は、冒頭に述べた形式のパワーステアリング装置、即ちセンタク ローズド形パワーステアリング装置を、その舵取り弁によって、今日において一 般的なセンタオープン形パワーステアリング装置の特性に、その形状が極めて類 似した特性曲線を発生するように改良することにある。 この目的は、請求の範囲第1項および第2項に記載のパワーステアリング装置 によって達成される。その解決方式は、冒頭に述べた形式のパワーステアリング 装置において、舵取り弁の両側にそれぞれ制限ピストンが設けられ、各制限ピス トンが、一方ではサーボモータの作動室にかかるサーボ圧力によって、他方では 制限ばねによって付勢されていることにある。この制限ばねは、制限ピストンを サーボ圧力の所定の敷居値以下において、操作装置ないしこの操作装置に作用的 に接続されている部分から間隔を保っている。これによってこの敷居値まで、操 作トルクは影響されないままにされる。制限ピストンに作用するサーボ圧力の力 が制限ばねの力を超過したときに、制限ピストンは直接あるいは間接的に操作装 置に操作力を減少する方向に作用する。 その場合において重要なことは、上述の敷居値以下では、上昇する特性曲線プ ロセスがただ入口シート弁の弁体の有効断面積だけで決定され、この敷居値以上 では、制限ピストンが直接あるいは(例えば出口シート弁の弁体を介して)間接 的に操作装置に作用したときに、制限ピストンの断面積に相応して急傾斜で延び ることにある。この特性曲線線分の勾配は、入口シート弁の弁体と制限ピストン の有効面積差から生ずる。これに対して戻り舵取りする際に、出口シート弁は、 機械的な心出し力を無視して、操作力が出口シート弁の弁体の有効断面積に制限 ピストンの断面積だけ減少して作用する液圧力のもとで減少されたときにはじめ て開く。上述の敷居値以下において制限ピストンが操作装置に作用しないとき、 出口シート弁の弁体の有効断面積だけが特性曲線の増大を決定する。 即ち、弁の確実な機能は、上昇特性曲線線分に対して制限ピストンの有効断面 積が入口シート弁の弁体の有効断面積より小さく形成され、下降特性曲線線分に 対して制限ピストンの有効断面積から出口シート弁の弁体の有効断面積を差し引 いた有効断面積差と、最大系統圧力から生ずる液圧力とが機械的な心出し力より 小さいときにしか保証されない。 下降特性曲線線分の負の上昇は、制限ピストンの有効断面積が出口シート弁の 弁体の有効断面積より小さいときに避けられる。これによって断続的な舵取り感 覚が避けられる。 その場合重要なことは、制限ピストンが直接あるいは間接的に操作装置に作用 し、入口シート弁の弁体に作用しないことである。これは非常に単純な構造的方 式を生ずる。 本発明の目的に適した有利な実施態様は、各従属請求の範囲に記載されている 。しかし本発明は請求の範囲の特徴事項の組合せに限定されない。当該技術者に おいて、各請求の範囲および個々の特徴事項を目的に合わせて種々に組み合わせ ることができる。 有利な実施態様において、制限ピストンは制限ばねによって舵取り弁の中立位 置において弁ハウジングにあるストッパに接触維持されている。これによって制 限ピストンが動きはじめる圧力が精確に規定される。 以下図に示した実施例を参照して本発明を詳細に説明する。 第1図および第2図はそれぞれ本発明に基づくパワーステアリング装置の舵取 り弁の二つの実施例の縦断面図、 第3図はピニオンラック形パワーステアリング装置の例における本発明に基づ くパワーステアリング装置の第3の実施例の縦断面図である。 第1図における本発明に基づくパワーステアリング装置は、舵取り弁1を有し ている。舵取り弁1は図示されないサーボポンプにより搬送され、目的に適って アキュムレータ2に貯えられた圧力媒体を制御して、サーボモータ5の圧力室3 、4に供給および排出し、圧力媒体タンク6に戻す。舵取り弁1は二つの入口シ ート弁7、8と二つの出口シート弁10、11を有している。それぞれ一つの入 口シート弁7ないし8、および一つの出口シート弁10ないし11は、互いに同 軸的に配置されている。 それぞれ一つの入口シート弁7ないし8、および一つの出口シート弁9ないし 10を持った舵取り弁1の両側部分は、同一形状に形成されている。従って舵取 り弁1の詳細な構成は、以下において入口シート弁8と出口シート弁11とを持 った舵取り弁1の片側の部分(第1図における右側部分)だけについて説明する 。 舵取り弁1の中立位置において、入口シート弁8は閉じられている。これはそ の弁体12が、一つあるいは二つの皿ばねの形をした閉鎖ばね13の力によって 閉鎖方向に、ハウジングに固定の弁座14に向けて付勢されていることによって 達成されている。閉鎖ばね13は一方では弁体12に、他方では操作棒16の鍔 15に接触支持されている。操作棒16には、弁体12に形成されている弁座1 8と共働する出口シート弁11の弁体17が接している。弁体17は球として形 成されている。しかしこれは他の適当な形(例えば円錐形)でもよい。 弁体17は、ばね受け20を介して制限ばね21によって操作棒16との接触 を維持され、これによって間接的に操作装置22に接触されている。操作装置2 2は、図示されない舵取りハンドル軸の回転運動に関係して動かされる。操作装 置22は、例えば図示していないピニオンラック形ステアリング装置のピニオン に作動的に接続されている。(かかる配置構造は第3図を参照して後述する)。 舵取り弁1の両側には、それぞれ入口シート弁7、8および出口シート弁10 、11に加えて、制限ピストン23が設けられている。制限ピストン23は、そ の入口シート弁8および出口シート弁11の側が制限ばね21で付勢されている 。これは制限ばね21が、ばね受け20と制限ピストン23との間に設けられて いることを意味している。制限ばね21は、更に(出口シート弁11が閉じられ ているとき)入口シート弁8の弁体12に開放ばねとして作用する。 制限ピストン23は、弁体17のばね受け20に対して制限ばね21によって 或る間隔を保たれ、舵取り弁1にハウジングに固定して配置されているストッパ 24に押しつけられている。 制限ピストン23は、制限ばね21と反対側が隣接する制限室25内にかかる 圧力で付勢されている。制限室25は、サーボモータ5の作動室4に接続されて いるので、制限室25内にはそれぞれ作動室4内と同じ圧力がかかっている。舵 取り弁の中立位置において、制限ばね21の力は制限室25内にかかる圧力の力 より大きい。従って、舵取り弁1の中立位置において、制限ピストン23はスト ッパ24に接触を維持されている。制限ピストン23とばね受け20との間隔は 、制限ピストン23が、制限室25内にかかるサーボ圧力によって、制限ばね2 1の力に抗してばね受け20の方向に移動されたときにはじめて橋渡しされる。 制限室25内にかかるサーボ圧力で付勢される制限ピストン23の有効断面積は 、入口シート弁8の弁体12の有効断面積よりも小さい。制限室25内には、圧 力制限ばね26が配置されている。制限ピストン23がばね受け20に接触した 後、制限ばね21はもはや入口シート弁8の開放ばねとして作用しないので、圧 力制限ばね26は制限ピストン23を出口シート弁11の方向に付勢する。圧力 制限ばね26はサーボモータにおける最大圧力を決定する。これは入口シート弁 8の弁体12および制限ピストン23の有効面積差に作用する液圧力が、圧力制 限ばね26の力と均衡を保つときに達成される。 アキュムレータ2は、相応した通路を介して入口シート弁8に形成された入口 室27に接続されている。閉鎖ばね13を含み舵取り弁1の中立位置において入 口室27から分離されている室28は、サーボモータ5の作動室4に接続されて いるので、この室28には制限室25内と同じ圧力がかかっている。室28は、 更に舵取り弁1の中立位置において開いている出口シート弁11、および相応し た通路を介して圧力媒体タンク6に接続されている。 次に、本発明に基づくパワーステアリング装置の第1の実施例の作用について 説明する。図示されない舵取りハンドルの回転によって、操作装置22が例えば 左に移動されると、まず出口シート弁11が制限ばね21の力によって閉鎖する 。もっと移動すると、出口シート弁11の弁体17が入口シート弁8の弁体12 を 連動して、この入口シート弁8が開く。加圧状態にある圧力媒体は、入口室27 から室28に従って作動室4並びに制限室25に流入する。室28内にかかって いる圧力は、反動圧力として入口シート弁8の弁体12に作用し、従って操作装 置22の操作力に対抗して作用する。制限室25内にかかる圧力は、制限ピスト ン23を第1図において制限ばね21の力に抗して左に押圧する。この圧力が制 限ばね21のバイアス力を超過したとき、制限ピストン23は左に移動し、ばね 受け21を介して弁体17および操作棒16を操作装置22に押しつける。この 圧力は操作力と同じ方向に作用し、これによって操作装置22を調整するのに必 要な操作力を減少する。 続いて操作装置22における力がもっと減少されたとき、作動室4内における 圧力は、出口シート弁11の弁体17における機械的な心出し力および液圧力が 制限ピストン23における液圧力だけ減少し、操作装置22において導入された 力に打ち勝ち、出口シート弁11を開くまでの間閉じ込められる。 第2図に示されている異なった実施例は、第1の実施例と、制限ピストンが出 口シート弁に従って操作棒を介して操作装置に作用する点で共通している。 これら両実施例の相違点は、第1の実施例の場合に出口シート弁および入口シ ート弁が制限ばねの力によって調整され、第2の実施例の場合に両シート弁が操 作装置の運動によって直接調整される点にある。第1の実施例の場合は、舵取り 弁の受動的操作と呼び、第2の実施例の場合は舵取り弁の能動的操作と呼ぶ。 更に第1の実施例の場合、制限ピストン23は弁活動側の出口シート弁11を 介して操作装置22に作用し、第2の実施例の場合、制限ピストン39Aは弁非 活動側の出口シート弁35Aを介して操作装置22に作用する。 両実施例において両側の入口シー卜弁7、8および両側の出口シート弁10、 11のような舵取り弁1の基本構成要素が存在している。操作様式を逆にするこ とによって両シート弁は逆に配置されている。第2の実施例の場合も舵取り弁の 両側部分は互いに対称に形成されている。従って舵取り弁1の詳細な構成はこの 実施例の場合も、入口シート弁7と出口シート弁10とを持った舵取り弁1の片 側の部分(第2図における左側部分)だけについて説明する。両図面の互いに相 当する部分には同一符号が付されている。 舵取り弁1の中立位置において、入口シート弁7は閉じられている。これはそ の弁体12が皿ばねの形をした閉鎖ばね13の力によって閉鎖方向に、ハウジン グに固定の弁座14に向けて付勢されていることによって達成されている。閉鎖 ばね13は一方では弁体12に、他方ではばね受け30に接触支持されている。 ばね受け30はその閉鎖ばね13と反対側が制限ばね31によって付勢され、そ の制限ばね31はその反対側が座金32を介して制限ピストン39に接触支持さ れている。 操作装置22から出発して出口シート弁10について順々に、次の構成要素が 配置されている。即ち、操作棒34、円板状の弁体35および操作ピン36が配 置されている。操作棒34は弁ハウジング37内を気密に案内されている。出口 シート弁10の弁体35は、弁体12に形成されている弁座38と共働する。操 作ピン36は、ばね受け30内で操作装置22の方向にだけ移動でき、ばね受け 30を介して、制限ばね31によって弁体35に連続的に接触を維持されている 。制限ピストン39は、座金32によって操作ピン36から所定の距離を保たれ ている。制限ピストン39は、隣接する制限室42内におけるサーボ圧力によっ て座金32との接触を維持されている。 アキュムレータ2は、相応した通路を介して入口シート弁7に形成された入口 室40に接続されている。閉鎖ばね13を含み舵取り弁1の中立位置において入 口室40から分離されている室41は、サーボモータ5の作動室4に接続されて いる。この室41および作動室4には、舵取り弁1の右側においてそこに配置さ れた制限ピストン39Aに隣接して位置している制限室42Aが接続されている 。 舵取り弁1の左側において制限ピストン39に隣接して配置された制限室42は 、相応してサーボモータ5の作動室3および舵取り弁1の右側に配置された室4 1Aに接続されている。この制限室42、42Aと室41、41Aの「交差接続 」は、両側の入口シート弁および出口シート弁の逆転配置により生ずる。 この実施例の場合も、サーボ圧力の所定の敷居値以下において、制限ばね31 の力は制限ピストン39に作用するサーボ圧力の力より大きい。これによって制 限ピストン39は操作ピン36から間隔を保たれ、従って操作装置22から間接 的に間隔を保たれている。この間隔は、制限ピストン39が制限室42内にかか る圧力によって制限ばね31の力に抗して弁体35の方向に移動されたときに、 はじめて橋渡しされる。制限室42内にかかる圧力によって付勢される制限ピス トン39の有効断面積は、入口シート弁7の弁体12の有効断面積より小さい。 次に、本発明に基づくパワーステアリング装置の第2の実施例の作用を説明す る。第1の実施例の場合のように操作装置22が左に移動されると、操作棒34 、弁体35、操作ピン36およびばね受け30を介して制限ばね31が一層締め つけられる。弁体35が弁体12の弁座38に接するや否や、入口シート弁7が 開き、室41内およびサーボモータ5の作動室4内の圧力が上昇する。入口シー ト弁7の弁体12に、閉鎖方向に、制限ばね31の力の他に、室41内の圧力と 入口シート弁7の有効断面積との積である大きさの液圧力が作用し、これによっ て操作力はサーボ圧力につれて線形に増大する。 室41内における圧力は、制限室42A内にもかかる。制限ピストン39Aは 制限ばね31Aおよび座金32Aによって、制限ピストン39Aが操作ピン36 Aに接触しないような位置に維持されている。制限ピストン39Aに作用する圧 力が制限ばね31Aのバイアス力を超過するや否や、制限ピストン39Aが左に 移動し、間隔を打ち負かした後で操作ピン36Aを押圧し、従って操作装置22 の負荷を軽減する。 この点から圧力の上昇に伴って操作装置22における必要な力上昇は減少する 。 第3図は、第2図の舵取り弁にほぼ相応している舵取り弁を持った、ピニオン ラック形ステアリング装置を縦断面図で示している。この実施例の場合も、両側 のシート弁は操作装置の運動によってかみ合い結合で直接で調整される。この図 面においても、上述の図面と相当した部分には同じ符号が付されている。 ステアリング装置ハウジング43の中に、ピニオン44が二つの軸受45、4 6で回転可能に支持されている。ピニオンは、その一端に、舵取り機構例えば舵 取りハンドル付きの図示されない舵取りハンドル軸を接続するための舵取りハン ドル軸接続部47を有している。一つの軸受、特に舵取りハンドル軸接続部47 の近くに位置している軸受45は、固定軸受として形成されている。他の軸受、 特に舵取りハンドル軸接続部47と反対側の軸受46は、ルーズ軸受として形成 されている。ここで「ルーズ軸受」とは例えば深溝球軸受詳しくは軸方向に固定 されているが半径方向には所定の限界内で移動できる軸受を意味している。 ピニオン44は、歯を介してラック48とかみ合っている。そのラック48は ステアリング装置ハウジング43内に軸方向に移動可能に案内されている。舵取 りを補助力で支援するために、ピストンロッド51がラック48に固く結合され ているサーボモータ50が使用される。サーボモータ50は二つの作動室52、 53を有し、これらの作動室52、53は配管54、55を介して舵取り弁1の 二つの作動接続口56、57に接続されている。舵取り弁1は更にアキュムレー タ2が接続されている入口接続口58も有している。戻り接続口60に圧力媒体 タンク6が接続されている。 両側の入口シート弁7、8および両側の出口シート弁10、11は概略的にし か示されていない。即ち、出口シート弁10の弁体35もその操作棒34と共に 唯一の構造部品として示されている。 第3図の実施例においては第2図の実施例と異なって、制限ピストン39、 39Aは入口シート弁および出口シート弁に対して同軸的に配置されておらず、 これらに対して平行に配置されている。従ってこの実施例において制限ピストン 39、39Aは、ピニオン44のジャーナルの延長部およびそこに固定された補 助的な軸受によって形成されている操作装置22に直接作用する。この実施例の 機能および作用方式は第2図の実施例に類似している。 符号の説明 1 舵取り弁 2 アキュムレータ 3 作動室 4 作動室 5 サーボモータ 6 圧力媒体タンク 7 入口シート弁 8 入口シート弁 9 − 10 出口シート弁 11 出口シート弁 12、12A 7、8の弁体 13、13A 保持ばね 14、14A 弁座 15 鍔 16 操作棒 17 10、11の弁体 18 弁座 19 − 20 ばね受け 21 制限ばね 22 操作装置 23 制限ピストン 24 ストッパ 25 制限室 26 圧縮ばね 27 入口室 28 室 29 − 30 ばね受け 31 制限ばね 32 座金 33 − 34、34A 操作棒 35、35A 弁体 36、36A 操作ピン 37 弁ハウジング 38 弁座 39、39A 制限ピストン 40 入口室 41 室 42、42A 制限室 43 ステアリング装置ハウジング 44 ピニオン 45 軸受 46 軸受 47 舵取りハンドル軸接続部 48 ラック 49 − 50 サーボモータ 51 ピストンロッド 52 作動室 53 作動室 54 配管 55 配管 56 配管接続口 58 入口接続口 59 − 60 戻り接続口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 舵取り弁(1)を持ち、この舵取り弁(1)が操作装置(22)を介し て舵取りハンドル軸の回転運動に関して調整される両側の入口シート弁(7、8 )および両側の出口シート弁(10、11)を有し、入口シート弁(7、8)の 弁体(12、12A)が閉鎖ばね(13)の力によって閉鎖方向に付勢され、こ れによって舵取り弁(1)の中立位置において閉鎖され、出口シート弁(10、 11)が舵取り弁(1)の中立位置において開かれ、入口シート弁(7、8)が それぞれその出口シート弁(10、11)の閉鎖後にはじめて開かれるような自 動車用パワーステアリング装置において、 舵取り弁(1)の両側にそれぞれ制限ピストン(23;39、39A)が設け られ、各制限ピストン(23;39、39A)が一方ではサーボモータ(5)の 作動室(3、4)にかかるサーボ圧力によって、他方では制限ピストン(23; 39、39A)をサーボ圧力の所定の高さ以下において操作装置(22)ないし この操作装置(22)に作用的に接続されている部分から間隔を保っている制限 ばね(21;31、31A)によって付勢され、制限ピストン(23;39、3 9A)が、この制限ピストン(23;39、39A)に作用するサーボ圧力の力 が制限ばね(21;31、31A)の力を超過したときに、操作装置(22)な いしこの操作装置(22)に作用的に接続されている部分に接して操作装置(2 2)に作用し、制限ピストン(23;39、39A)の断面積が入口シート弁( 8)の弁体(12)の有効断面積より小さいことを特徴とする自動車用パワース テアリング装置(第1図〜第3図)。 2. 出口シート弁(10、11)の弁体(17;35、35A)およびその 操作棒(16;34、34A)が圧縮ばねの力によって操作装置(2)の方向に 付勢されて、操作棒(16;34、34A)が操作装置(22)に接しているよ うな請求項1の上位概念部分に記載の自動車用パワーステアリング装置において 、 舵取り弁(1)の両側にそれぞれ制限ピストン(23;39、39A)が設け られ、各制限ピストン(23;39、39A)が、一方ではサーボモータ(5) の作動室(3、4)にかかるサーボ圧力によって、他方ではサーボ圧力の所定の 高さ以下において制限ピストン(23;39、39A)を出口シート弁(10、 11)の弁体(17;35、35A)からないしは弁体に作用的に接続されてい る部分から間隔を保っている制限ばね(21;31、31A)によって付勢され 、制限ピストン(23;39、39A)が、この制限ピストン(23;39、3 9A)に作用するサーボ圧力の力が制限ばね(21;31、31A)の力を超過 したときに、出口シート弁(10、11)の弁体(17;35、35A)ないし この弁体に作用的に接続されている部分に接して、これにないしこれらに作用し 、従って操作装置(22)に作用し、制限ピストン(23;39、39A)の断 面積が入口シート弁(8)の弁体(12)の有効断面積より小さいことを特徴と する自動車用パワーステアリング装置(第1図および第2図)。 3. 各制限ピストン(23)が、他方では舵取り弁(1)の中立位置におい て制限ピストン(23)を舵取り弁(1)を収容する弁ハウジングにあるストッ パ(24)に当てる制限ばね(21)によって付勢されていることを特徴とする 請求項1又は2に記載の自動車用パワーステアリング装置。 4. 制限ばね(21、31、31A)が、出口シート弁(10、11)の弁 体(17;35、35A)およびその操作棒(16;34、34A)を操作装置 (22)の方向に付勢していることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動車 用パワーステアリング装置(第1図および第2図)。 5. 制限ばね(21;31、31A)が、舵取り弁(1)に対する心出しば ねとして作用することを特徴とする請求項2又は3に記載の自動車用パワーステ アリング装置(第1図および第2図)。 6. 入口シート弁(7、8)が制限ばね(21;31、31A)の力によっ て制御されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動車用パワ ーステアリング装置(第1図)。 7. 入口シート弁(7、8)が操作装置(22)の運動によってかみ合い結 合で制御されることを特徴とする請求範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に 記載の自動車用パワーステアリング装置(第2図および第3図)。
JP7511306A 1993-10-20 1994-10-15 自動車用パワーステアリング装置 Pending JPH09503976A (ja)

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