JPH09503149A - 手荷物ケース - Google Patents
手荷物ケースInfo
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- JPH09503149A JPH09503149A JP8505287A JP50528796A JPH09503149A JP H09503149 A JPH09503149 A JP H09503149A JP 8505287 A JP8505287 A JP 8505287A JP 50528796 A JP50528796 A JP 50528796A JP H09503149 A JPH09503149 A JP H09503149A
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
手荷物ケ−スがヒンジ(22)によって互いに連結されたリッド・シェル(11)およびベ−ス・シェル(12)を具備している。これらのシェルの縁部がラッチ(23、24、25)によって互いに締められ得る。2つのラッチ(23、24)がリッド・シェルの端面壁に取り付けられている。それらが釈放されると、それらは下方および外方に突出してケ−スを開けるための把持要素を与える。ケ−スは2つのホイ−ル(70、71)と、2ホイ−ル・モ−ドでケ−スを転動させるためのかじ取り用要素を有している。2つのキャスタ−(72、73)が背面壁上に配置され、そして引張り用ハンドル(76)が正面壁上に設けられている。引張り用ハンドルは4ホイ−ル・モ−ドにおいてホイ−ルおよびキャスタ−上でケ−スを引張るために用いられ得る。持ち運び用ハンドル(21)は枢動しないようにフレ−ム(22)に固定されている。それは旅行者の快適のために捩れ運動を許容するように熱可塑性ゴムで作成されている。ラッチ(25)は持ち運び用ハンドルの下で容易に動作する。
Description
【発明の詳細な説明】
手荷物ケ−ス
本発明は手荷物ケ−スに関し、そしてさらに詳細にはプラスチック材料で成形
された手荷物ケ−スに関する。
プラスチック材料よりなる従来の手荷物ケ−スは、周囲側壁をそれぞれ有する
2つのシェルを具備しており、それらの側壁がケ−スの正面壁、背面壁および端
面壁を形成している。それら2つのシェルは背面壁で互いにヒンジづけされてお
り、かつケ−スが閉じられた時にケ−スの縁部を釈放可能に固着するためのラッ
チを有している。
通常は、このようなケ−スは、シェルが本来可撓性のシェルに剛性を与えるた
めに接合する場所で各シェルの縁部のまわりに延長した突出リップを有する。付
加的な剛性を与えるためにフレ−ムの一部または全部の周りに金属フレ−ムが含
まれていてもよい。
ケ−スの多くのデザインにおいて、その突出リップはまた、シェルが釈放され
た時にケ−スを開けるためにケ−スのリッドを把持するための手段を与える。こ
の目的のためにリップを設ける必要性が、手荷物ケ−スのデザイナ−を当惑させ
る。
本発明の第1の態様によれば、手荷物ケ−スは、ベ−ス・シェルと、リッド・
シェルを具備し、各シェルが周囲側壁を有し、そ
れらの側壁がケ−スの正面壁、背面壁および端壁を形成し、2つのシェルは背面
壁で互いにヒンジづけされ、かつケ−スが閉じられた時にシェルを互いに釈放可
能に固着させるための少なくとも1つのラッチを有し、ラッチの少なくとも一部
分がリッド・シェル上に取り付けられ、かつラッチが釈放された時に周囲側壁か
ら離れる方向に突出して、ケ−スを開けるためにリッド・シェルを把持しかつ持
上げるための手段を与えるように構成される。
この構成では、ケ−スを開ける時に把持するための突出リップをリッド・シェ
ルに設けることはもはや必要ではない。このケ−スの好ましい構造では、リッド
・シェルの縁部が、ベ−ス・シェルの縁部におけるチャンネル内に嵌入する。こ
れによって、丸みを帯びた輪郭を有するケ−スを構成することができる。
ラッチは、2つのシェルが閉じられる時に、それらのシェルを互いに引き寄せ
るようになされたトグル構造であることが好ましい。ラッチは、固着された時に
実質的に突出しないようにシェルの周囲壁における凹部内に嵌入することが好ま
しい。
2つのラッチがケ−スの正面近傍においてケ−スの端面壁上に取り付けられう
る。これら2つのラッチは各端部に1つずつ設けられうる。このような構成にす
ると、ラッチは、ケ−スを開けるために把持するのが容易となる。
本発明はまた、重いケ−スを持ち運ぶ問題にも関係する。いっぱいに詰め込ま
れたケ−スを運搬するためにホイ−ルまたはキャスタ−をケ−スに設けることが
知られている。1つの構成では、背面壁と端面壁の1つとの間におけるケ−スの
コ−ナ−に1対の
ホイ−ルが配置される。このようなケ−スは、それらのホイ−ルで移動させるた
めには、ある角度をもって傾斜されるように意図されており、かつ反対側の端面
壁の正面近傍に、かじ取り用ハンドルが設けられうる。他のタイプのケ−スは、
そのケ−スの背面壁上に4つのキャスタ−を有する。ケ−スは正面壁を最上位に
した状態でキャスタ−の上に乗っており、ストラップまたはハンドルによって地
面上を引張られる。
本発明によれば、手荷物ケ−スが、ベ−ス・シェルと、リッド・シェルを具備
し、各シェルが周囲側壁を有し、それらの側壁はケ−スの正面壁、背面壁および
端壁を形成し、ケ−スの正面壁上に持運び用ハンドルが設けられ、このケ−スは
、背面壁と端壁の1つとの間のケ−スのコ−ナ−に取り付けられた2つの同軸状
のホイ−ルと、背面壁上に取り付けられた2つのキャスタ−を有し、かつケ−ス
をそれらのホイ−ルおよびキャスタ−上で引張るための、あるいは2つのホイ−
ル上で傾斜されたケ−スをかじ取りするための少なくとも1つの付加的なハンド
ルを具備する。このような構成のケ−スでは、旅行者は、好みに応じてかつ状況
に適合させて、2つのホイ−ルであるいは4つのホイ−ルでケ−スを転動させる
ことができる。
このケ−スは、ホイ−ルと対角線状に対向したそのケ−スのコ−ナ−またはそ
れの近傍にかじ取り用ハンドルを具備しうる。それに加えてあるいはそれに代え
て、同じ領域に引張り用ハンドルを具備していてもよい。
公知の構造のケ−スは通常、ヒンジ・ナックルの穴に挿通され
た1本のヒンジ・ピンによって背面壁で互いに接合される。ロックされていても
、泥棒はヒンジ・ピンを押出して、このケ−スを開けることができることがわか
った。
本発明の第3の態様によれば、ベ−ス・シェルと、リッド・シェルよりなり、
各シェルは周囲側壁を有し、それらの側壁がケ−スの正面壁、背面壁および端面
壁を形成しており、2つのシェルがヒンジ手段によって背面壁で互いに連結され
かつシェルが閉じられた時にそれらのシェルを互いに釈放可能に固着するための
少なくとも1つのラッチを有しており、ヒンジ手段は、各シェルの背面壁の縁部
上の互いに係合したヒンジ・ナックルと、それらのナックルの心合された穴に両
端部から挿入された2本の同軸状ヒンジ・ピンよりなり、それらの心合された穴
の間のシェルの1つの側には、各ヒンジ・ピンが挿通される端部を通じて穴から
押出されるのを阻止する妨害物が設けられている手荷物ケ−スが提供される。
この構成では、ヒンジ・ピンはそれらが挿入された端部から引出されさえすれ
ばよい。妨害物があるから、それらのヒンジ・ピンを反対側の端部から押し出す
ことはできない。
ケ−スが4つのホイ−ルまたはキャスタ−上に休止した状態で地面に沿ってそ
のケ−スを引張るための引張り用ハンドルを手荷物ケ−スに設けることが知られ
ている。ある公知の構成では、引張り用ハンドルは収納可能なストラップに付着
される。そのストラップは、ケ−スの端面壁の内側を下方に延長した直線ばねに
付着される。そのストラップはケ−スの背面壁の近くのプ−リ−上
を通る。ケ−スを都合よく引張るために必要なストラップの長さは、ケ−スが小
さければ小さいほど、そのケ−スの正面壁が地面に接近するから、大きくなる。
しかし、直線ばね構成の場合には、小さいケ−スでは、収容できるストラップの
長さが制限される。
本発明の第4の態様によれば、頂壁、底壁、正面壁、背面壁および端面壁と、
背面壁上に取り付けられた4つのホイ−ルまたはキャスタ−と、正面壁と端面壁
の1つとの間のコ−ナ−の近くにおける引張り用ハンドル・アセンブリを有して
おり、その引張り用ハンドル・アセンブリは、ケ−スの内側に取り付けられたス
プ−ルに一端部を付着された引張り用ストラップを具備しており、そのスプ−ル
は不使用時にストラップを巻き込むようにばね装荷されており、ストラップはケ
−スの壁のスロットを通じてケ−スの外側に延びており、ストラップの外端部に
はハンドル・グリップが取り付けられており、前記コ−ナ−にはケ−スの外側に
凹部が設けられており、ハンドル・グリップは不使用時にはその凹部内に嵌入す
る形状となされている手荷物ケ−スが提供される。
この構成では、収納できるストラップの長さはケ−スのサイズで制限され、も
し所望されれば、ある範囲の種々のサイズのケ−スで同じユニットを用いてもよ
い。
ケ−スのベ−スとリッドとに詰込むためにケ−スを完全に開くことができるこ
とが望ましい。ケ−スにキャスタ−が設けられている場合には、ケ−スが開けら
れる程度をそのキャスタ−が制限することになるであろう。
本発明の第5の態様によれば、ベ−ス・シェルと、リッド・シ
ェルを具備しており、各シェルは周囲側壁を有し、それらの側壁がケ−スの正面
壁、背面壁および端面壁を形成しており、それら2つのシェルは背面壁において
互いにヒンジづけされており、かつケ−スが閉じられたときに、それをしっかり
締めるための少なくとも1つのラッチと、各シェルの背面壁に1つずつ取り付け
られた少なくとも2つのキャスタ−を有しており、それらのキャスタ−はヒンジ
の軸線から異なる距離だけ離間されており、ヒンジの軸線から最も遠いキャスタ
−とその軸線との間には、ケ−スが完全に開かれた時に他方のシェルのキャスタ
−を収納するための凹部が設けられている手荷物ケ−スが提供される。
手荷物ケ−スが自動車の屋根に乗せて運ばれている時には、雨にさらされるお
それがある。剛性を与えるためと、他の理由から、ベ−ス・シェルの縁部に内側
および外側のリップを形成し、それらのリップの間にリッド・シェルの縁部を受
入れるチャンネルを設けることが望ましいであろう。しかし、このような構造で
は、ケ−スに降った雨がそのチャンネル内に集ってス−ツケ−スの中に入り込み
、中の物を破損するおそれがある。
本発明の第6の態様によれば、ベ−ス・シェルとリッド・シェルよりなり、こ
れら2つのシェルがヒンジで互いに連結されており、ベ−ス・シェルの縁部には
内側のリップと外側のリップが形成され、それらのリップの間にチャンネルが設
けられ、内側リップはケ−ス全体のまわりに延長しており、外側リップはヒンジ
の領域を除いてケ−ス全体のまわりに延長しており、ケ−スが閉じられた時にリ
ッド・シェルの縁部が内側リップと外側リップの間
のチャンネル内に受入れられ、内側リップはケ−スの全周にわたって外側リップ
よりも高くなされている手荷物ケ−スが提供される。この構成では、水がチャン
ネル内に集っても、内側リップからオ−バ−フロ−してケ−スの中身を破損する
ことになる前に、ケ−スの外側にオ−バ−フロ−するであろう。
多くのケ−スの構造において、持ち運び用ハンドルは、ケ−スの運搬時にケ−
スの横揺れ運動に対応できるようにベ−ス・シェルに枢着されており、そのよう
にハンドルを枢着したことによってハンドルが使用時に破損されるのを防ぐこと
もできる。しかし、ハンドルが長手方向の軸線のまわりでは枢動できないことが
望ましい場合がある。このようなケ−スは、ケ−スの横揺れによってハンドルが
使用者の手の中で回るから、運搬時に不快感をおぼえることがあり得る。
本発明の第7の態様によれば、互いにヒンジづけされたベ−ス・シェルおよび
リッド・シェルと、ケ−スが閉じられた時にそのケ−スを保持するための少なく
とも1つのラッチと、持ち運び用ハンドルを具備し、その持ち運び用ハンドルは
ケ−スに対して枢動しないように端部をケ−スの壁に固着されており、ハンドル
の少なくとも一部分が、ケ−スがしっかりとそのハンドルによって保持されかつ
ケ−スが一側から他の側へと横揺れする時に捩れを許容する材料で形成されてい
る小荷物ケ−スが提供される。この構成では、ケ−スの横揺れ運動がハンドルの
捩れによって適合される。
あるケ−スの構造では、ケ−スの正面壁に中央ラッチを設ける
ことが望ましい。ハンドルが固定したハンドルであると、そのラッチに対するア
クセスが制限され、したがってラッチの操作が困難になるであろう。
本発明の第8の態様によれば、互いにヒンジづけされたベ−ス・シェルおよび
リッド・シェルと、持ち運び用ハンドルと、ケ−スが固着された場合にそれらの
シェルを合せて保持するためのラッチを具備し、そのラッチは持ち運び用ハンド
ルの把持部分とケ−スの壁の間に配置されており、かつそれは固着された場合に
シェルの縁部を互いに引きつけるタイプのものであり、そのラッチはシェルのう
ちの一方のシェルに取り付けられており、そして他方のシェルの一部分と係合す
る爪フックを有しており、ラッチは、リンケ−ジによって爪部分に連結された操
作レバ−を具備しており、そのリンケ−ジは、レバ−が操作された場合に、爪部
分をまず他方のシェルの壁に向って移動させそして次に前記一方のシェルに向っ
て引張らせるようになされている。この構成では、ラッチの操作が容易である。
ある場合には、リッド・シェルとベ−ス・シェルの間の空間をパネルで分割で
きることが所望される。これらのパネルは通常はケ−スの背面壁にヒンジづけさ
れ、かつケ−スの正面縁部をリッド・シェルに固着するためのクリップを有する
。従来からの1つの形態のクリップはタ−ンバックルよりなる。しかし、このよ
うな構成は、特に片手操作が要求される場合に、操作が困難である。
本発明の第9の態様によれば、ケ−スの背面壁に沿って互いにヒンジづけされ
たベ−ス・シェルおよびリッド・シェルと、リッ
ド・シェル内の空間をベ−ス・シェル内の空間から分割するためのケ−ス内のパ
ネルを具備し、そのパネルはそれの背面縁部を背面壁の内部に付着されかつそれ
の正面縁部をケ−スのリッドに着脱可能に固着するための手段を有し、この手段
はパッドに付着されたル−プと、リッド・シェルの内側に付着されたフックより
なり、そのル−プが事故でフックから外れるのを防止するために弾性の戻り止め
が配置されている手荷物ケ−スが提供される。
添付図面を参照し、例示として、本発明の1つの実施例につき説明する。
図1は本発明によるケ−スの斜視図を示している。
図2はこのケ−スの上面図を示している。
図3はこのケ−スの端面立面図を示している。
図4はこのケ−スの背面立面図を示している。
図5はこのケ−スの開いた状態を示す図を示している。
図6はこのケ−スの側部ラッチの一部断面側立面図を示している。
図7は図6のラッチの背面立面図を示している。
図8は壁構造の詳細を示している。
図9はヒンジ構造の詳細を示している。
図10はこのケ−スが2ホイ−ル動作で使用された状態の図を示している。
図11はこのケ−スが4ホイ−ル動作で使用された場合の詳細を示している。
図12は引張りハンドル構造の斜視図を示している。
図13は開いた状態におけるケ−スの詳細図を示している。
図14は開いた状態におけるケ−スの他の詳細図を示している。
図15は開いた状態におけるキャスタ−の図を示している。
図16はケ−スのリムの断面を示している。
図17はヒンジの領域におけるケ−スのリムの断面を示している。
図18はハンドル構造の詳細を示している。
図19はケ−ス壁を断面で示した中央ラッチの側立面図を示している。
図20は中央ラッチの斜視図を示している。
図21は分割パネルを保持するための構成の斜視図を示している。
図22は図21のキャッチの破断図である。
図23は図21および22のキャッチの立面図を示している。
図面を参照すると、それぞれプラスチック材料で単一の成型品として形成され
た2つのシェル、すなわちリッド・シェル11およびベ−ス・シェル12を具備
した手荷物ケ−ス10を示している。各シェルはそれぞれ周囲壁13および14
を有しており、そしてこの2つのシェルがケ−スの正面壁14、背面壁15、上
面壁16、下面壁17および端面壁18および19を形成している。ベ−ス・シ
ェルの縁部はそれの他の部分より厚い断面を有しており、そのベ−ス・シェルの
まわり全体にわたった一体のフレ−ムを形成している。持ち運び用ハンドル21
がケ−スの正面壁上でフレ−ム20に取り付けられている。2つのシェル11お
よび1
2は背面壁においてヒンジ22で連結されている。
ケ−スが3つのラッチで閉じられている場合には2つのシェルの縁部は互いに
対接した状態に保持される。2つの側部ラッチ23および24が他面壁に位置づ
けられてリッド・シェル11に取り付けられている。この実施例では、それらは
端面壁の中間点と正面壁の間においてケ−スの正面の近くに示されている。ベ−
ス・シェルにはハンドル21の把持部分の下の正面壁14に第3のラッチ25が
取り付けられている。これら3つのラッチはすべて、それらが締められる際にト
グル作用でケ−スの縁部を引き寄せるタイプのものである。
図6および7を参照して、側部ラッチの構造について詳細に説明しよう。
側部ラッチ23は取り付け部分30、本体部分31、およびラッチ部分33よ
りなっている。取り付け部分30は、リッド・シェル11の壁に、その壁を貫通
して取り付け部分に入り込んだねじ34によって固着されている。本体部分31
は、取り付け部分および本体部分のラグ36および37における心合した穴を挿
通されたヒンジ・ピン35によって取り付け部分30に枢動可能に連結されてい
る。ばね38が取り付け部分と本体部分の間に作用して、本体部分を、それの下
端部がベ−ス・シェルの端部壁から離れる方向に押しやられるように、偏倚させ
る。本体部分の一部分がヒンジ・ピン35より上に突出して当接部39を形成し
ており、この当接部39は取り付け部分の一部分に係合して、図6に示されたケ
−スの開いた状態において本体部分の下端部がケ−ス
から離れる方向における移動を制限する。ヒンジ・ピン35はケ−スの端部壁と
シェルの縁部に対して一般的に平行に延長している。
ラッチ部分33は、本体部分とラッチ部分のラグまたはフランジ41および4
2における心合された穴を貫通したヒンジ・ピン40によって、下端部近傍で本
体部分31に連結されている。ピボット・ピン40はピボット・ピン35と平行
である。
ラッチ部分の主要部分はヒンジ・ピン40から上方に突出しており、かつそれ
の上端部には、ベ−ス・シェル12の端面壁の外側におけるリップによって形成
された凹部45と協働する当接部分44を形成されている。
ラッチ部分は、それが本体部分から離れる方向にかつケ−スの壁の方へと上方
に傾斜される開位置と、上方に突出して本体部分に接近する閉位置との間で、ピ
ボット・ピン40のまわりで枢動可能である。ラッチ部分と本体部分とにおける
ラグまたはフランジ41および42は互いに弾性的に対接して、本体部分に対す
るラッチ部分の回転に対して摩擦抵抗を与える。キャッチ機構50はラッチの下
端部に配置されており、そのラッチを閉位置に保持する。キャッチ50はラッチ
部分で摺動するように取り付けられており、かつばね51によって下方に偏倚さ
れている。摺動部分によって担持されたタブ52が本体部分におけるスロット5
3に係合して、ラッチ部分を閉位置に保持する。ラッチを釈放するためには、ラ
グ52を移動させてスロット53から外に出し、そしてラッチを閉位置から開位
置に回転させることができるように、
キャッチ50の下端部における把持部分54がばね51に対抗して上方に押され
る。
ラッチ部分の下方部分55は、ケ−スを開く時に使用者によって把持される部
分を形成する。ピボット・ピン40は把持部分55よりもケ−スの壁に接近して
配置されているので、キャッチ50が釈放された時に、把持部分に対する上方向
の圧力がラッチ部分を閉位置から開位置に回転させるように作用する。この回転
はばね38の偏倚作用によってさらに助長されて、本体部分を開位置に動かし、
その間に、当接部44がケ−スの縁部におけるリップの下の凹部45に係合され
る。ラッチが図6に示されているように完全に開いた状態となると、当接部44
がリップから離間して、リッドを持上げて、ケ−スを開くことができる。
本体部分は開状態では40°より小さい、約20°の角度を形成して、ラッチが釈
放されると下方向外方を向くようになされることがわかるであろう。ラッチ23
および24の下端部は使用者によって把持されることができ、かつケ−スを開く
ための便利な手段を与える。これは、リッド・シェルの縁部がベ−ス・シェルの
縁部内に嵌入しかつシェルを保持するために都合よく把持され得るフランジまた
は他の突起部が存在しない図面に示されているようなケ−スの場合に特に重要で
ある。リッド・シェルの重量が本体部分を通じてラッチ部分の把持部分に伝達さ
れること、およびキャッチの精巧な部分はこれらの力を伝達しないことにも注目
すべきである。
リッドが下降された時にケ−スを閉じるためには、ラッチの下
端部がばね38の作用に対抗して内方に押されて、当接部44が凹部45に係合
するようになされる。ラッチの下端部が内方に押されると、2つのシェルが引き
寄せられる。当接部44と凹部45の間の接触点が、ピボット・ピン35および
40を連結している平面の内側の位置から、その平面の外側の位置まで移動して
、ラッチがトグル作用で閉塞されるようになされることに注目すべきである。
図面の図9はヒンジ構造の詳細を示している。
ヒンジは、リッド・シェル11とベ−ス・シェル12の縁部にそれぞれ成形さ
れたナックル60および61によって形成されている。これらのナックルは相互
に係合し、そしてヒンジ・ピン63および64はヒンジ・ナックルを貫通した心
合された穴65Aおよび65B内に両端部から挿入される。それらの心合された
穴はすべてのヒンジ・ナックルを貫通しているわけではない。ナックル66のう
ちの1つはそれを貫通した穴を有しておらず、妨害物を形成している。したがっ
て、ピンはその妨害物66から出ている外端部からは押されることができない。
ケ−スの背面壁の長さにわたって延長した単一のヒンジ・ピンを有する従来の
ケ−スにおける1つの問題は、ケ−スがロックされている場合であっても、盗人
が、ヒンジ・ナックルの穴を通じてヒンジ・ピンを押出すことによって、ケ−ス
を開けることができる場合があるということである。妨害物66を具備すること
によって、ヒンジ・ピンはこのようにしては除去することはできない。なぜなら
ば、、それらのヒンジ・ピンは、それが挿通された
端部から引出すことによってのみ取り出され得るものであるからである。ピン6
3および64は、完全に挿入された場合に、ヒンジ・ナックルの端部から突出し
た長さが、そのヒンジ・ピンを引出すために把持するのには不十分であるような
長さである。
手荷物ケ−ス10には、端部壁19と背面壁15との間のケ−スのコ−ナ−に
おけるスタブ軸に取り付けられた2つのホイ−ルが設けられている。ホイ−ル7
1および72の回転軸は同軸状である。端面壁18の近傍におけるケ−スの背面
壁には、2つのキャスタ−72および73が取り付けられている。これらのキャ
スタ−は、ケ−スがそれの背面壁を最下位にした状態で立っている時に垂直にな
る軸のまわりで旋回運動をするように取り付けられている。
ケ−スの端面壁上には折りたたみ式の引張り用ハンドル74が取り付けられて
いる。図1に示されているように、引張り用ハンドルは、ケ−スの端面壁におけ
る凹部75内に配置される収納位置に畳み込むことができる。引張り用ハンドル
74は、ケ−スを傾斜して2つのホイ−ル70および71で転動できるようにす
る引張り用またはかじ取り用のハンドルを形成するために、外方に枢動されて、
図10に概略的に示された繰り出し位置となされ得る。
正面壁14と端面壁18の間のコ−ナ−には収納可能な引張り用ハンドル76
がある。その収納可能な引張り用ハンドルは図11に示されているように繰り出
されてケ−スを2つのホイ−ル70および71と2つのキャスタ−72および7
3上で立った状態
で地面に沿って引張ることができるようにする。このようにして、ケ−スは、使
用者の好みと状況に応じて、2つのホイ−ルかあるいは4つのホイ−ル上で移動
できる。
図3に示されているように、ケ−スの頂壁14は、正面から背面に向って底壁
17から散開して、端部から見た場合に全体としてくさび形の外観をケ−スに与
えている。図1および図4から判るように、ベ−ス・シェルおよびリッド・シェ
ルの壁は、キャスタ−70および73のまわりの領域80において外方に膨出し
ている。これたの特徴は、ホイ−ル70および71とキャスタ−72および73
をケ−スの頂壁と底壁にできるだけ接近して離間させることを可能にし、そうで
ない場合よりも大きい安定性をケ−スに与えることができるようにする。
図12は引張り用ハンドル76の構造を概略的に示している。ストラップ90
は、端面壁18と正面壁16の間のコ−ナ−においてケ−スの内側におけるエン
クロ−ジャ92内に配置されたスプ−ル91に一端部を付着されている。このス
トラップ90はケ−スの壁のスロットを通って、ケ−スの外側におけるハンドル
・グリップ94に付着されている。不使用時には、ばね96がドラム91とエン
クロ−ジャ92の間に作用して、ストラップ90を巻き込む1つの方向にドラム
を回転させる。
正面壁14と端面壁18との間のコ−ナ−におけるケ−スの外側のフレ−ム2
0には凹部97が形成されている。この凹部はフレ−ムの方向に沿って細長く、
かつコ−ナ−のまわりで湾曲している。ハンドル・グリップ94も同様に細長く
、かつ凹部96に
嵌入するように湾曲している。引張り用ハンドルが使用されていない時には、ば
ね96がストラップをスプ−ル91に巻きつけさせ、そしてハンドル・グリップ
94がケ−スの全体の輪郭から突出しないように凹部97に嵌入する。
使用者が引張り用ハンドルを使いたい場合にハンドル・グリップを持上げて凹
部から出すために指を挿入できる空間を与えるように、ハンドル・グリップは9
4は凹部97より長さが短い。
図12に示されているように、引張り用ハンドル・アセンブリはベ−ス・シェ
ルの縁部の近くのそのシェルの内側におけるエンクロ−ジャ92内に配置されて
いる。これによって、貴重品、キ−等を入れるためのセキュリティ・ボックス9
8が挿入されるスペ−スがエンクロ−ジャ92とケ−スの底壁17との間に形成
される。ボックス98はプラスチック材料で成形されており、かつ一体のヒンジ
によってボックスの主要部分に連結されたリッド99を有している。セキュリテ
ィ・ボックスをこの位置に配置することは、ケ−スが開かれた時にそのボックス
を見えにくくし、かつそのように位置づけない場合には余分なスペ−スとなるも
のを利用する。
引張り用ストラップがケ−スの端面壁の内側を下方に通されてプ−リ−を通っ
て直線ばねまで延長された公知の構成ではなくて、引張り用ストラップがドラム
に巻きつけられる構成を設けることによって、引張り用ハンドル・アセンブリが
よりコンパクトとなり、かつサイズの異なるケ−スに対して同じユニットを使用
することができる。ケ−スのサイズが小さいほど、引張られている時
に正面壁が地面により接近しているから、必要とされるストラップの長さは大き
くなる。直線配列では、小さいケ−ス内の利用可能なスペ−スは、収容されるべ
き引張り用ストラップの都合の良い長さから十分ではないかも知れない。上述し
た構造はこの問題点を回避している。
キャスタ−およびホイ−ル構造についてさらに詳細に説明する。
図4で判るように、ベ−ス・シェル12はリッド・シェル11よりも深く、し
たがって、ベ−ス・シェルのホイ−ル71はリッド・シェルのホイ−ル70より
も大きくヒンジ凹部100から離間されており、かつベ−ス・シェルのキャスタ
−73はリッド・シェルのキャスタ−72よりも大きくヒンジ凹部から離間され
ている。ホイ−ル71とヒンジ軸100の間でホイ−ル71に隣接してベ−ス・
シェルの背面壁の外側に凹部101が形成されている。同様に、キャスタ−73
とヒンジ軸100の間でキャスタ−73に隣接してベ−ス・シェルの背面壁の外
側に凹部102が形成されている。これらの凹部101および102は、図13
および14に示されているようにケ−スが完全に開かれた時にホイ−ル70とキ
ャスタ−72を収容する。
各キャスタ−72および73は、旋回軸のまわりで旋回しかつホイ−ル軸11
3上のキャスタ−・ホイ−ル112を担持した部分110を有して構成されてい
る。旋回部分110は、キャスタ−・ホイ−ルのまわりで下方に延長していて、
そのキャスタ−・ホイ−ルが地上の物体によって破損されないように保護するシ
ュラウド部分114を具備している。
キャスタ−のホイ−ル軸113は従来の態様で旋回軸からオフセットしており
、ケ−スがそれの底壁を地面につけて置かれている時に、キャスタ−・ホイ−ル
の重量が、キャスタ−・ホイ−ルを旋回軸の下にした特定の姿勢をキャスタ−に
採らせるようになされている。図面から判るように、キャスタ−の旋回部分は、
キャスタ−・ホイ−ルに対向した側で凹部115によって破断されている。その
結果、旋回部分は旋回軸に関して対称であり、そして旋回部分の重心がキャスタ
−・ホイ−ル軸のオフセットと同じ方向に旋回軸からオフセットされる。このよ
うに旋回部分の重心をオフセットさせたことによって、ケ−スが水平の時にキャ
スタ−・ホイ−ル軸を旋回軸の下にした姿勢を自分でキャスタ−が採る傾向が高
められる。
旋回部分が凹部115を含んでいない場合には、凹部102は、ケ−スが開い
た時に、キャスタ−72を収容するの十分なだけ大きくはないであろうことに注
目すべきである。ベ−ス・シェルノキャスタ−・ホイ−ル73に凹部115を設
けることによって、旋回部分は、ケ−スが完全に開かれた時に、リッド・シェル
のキャスタ−72のキャスタ−・ホイ−ル112に対して間隙を与える。凹部1
15は、ケ−スが旋回部分のまわりで開かれた時に最上位となる側から水平に面
する側まで延長している。この構成では、例えば旋回作用にある程度のステッキ
ングがあって、あるいはケ−スが真に水平な表面上になくて、キャスタ−・ホイ
−ルが旋回軸のすぐ下にある位置に完全にキャスタ−が旋回しなくても、間隙が
与えられる。
図16および17はケ−スの縁部構造を示している。図16で判るように、ベ
−ス・シェルにはそれの縁部に内側リップ120と外側リップ121が形成され
ており、それらの内側および外側リップ間にはチャンネル122が形成されてい
る。チャンネル122はケ−スが閉じられた時にリッド・シェルの縁部123を
収容し、そしてその閉じたケ−スに剛性と、物が落下するのを防ぐ安全性を与え
る。ケ−スの縁部構造は、ヒンジの領域を除くケ−スの全周のまわりでは、実質
的に図16に示されたようなものである。図17はこの領域における構造を示し
ている。外側リップ121はベ−ス・シェルのナックル60によって置換される
。ケ−スの全周のまわりでは、内側リップ120のほうが外側リップ121より
高い。
使用時に、ケ−スが、例えば自動車のル−フ・ラックに取り付けられていて、
雨にさらされると、水がリッド・シェルの外側をつたって流れ落ちて、チャンネ
ル122に集るおそれがある。内側リップ120がすべての位置で外側リップ1
21よりも高いようにすれば、この構造は、チャンネルに集った水がケ−スの内
部にオ−バ−フロ−するおそれのあるレベルに達する前に外部にオ−バ−フロ−
するようにする。したがって、ケ−スは水の浸入を防ぐための弾性シ−ルをチャ
ンネルに設けることなしに構成され得る。
図18は持ち運び用カンドル構造の詳細を示している。持ち運び用ハンドル2
1は、自己支持でかつケ−スの重量を支えるのに十分な強度と剛性を有している
が、捩れを許容する材料で形成さ
れた把持部分を具備している。適当な材料は熱可塑性ゴムである。成形されたハ
ンドルは、ケ−スの正面壁に取り付けられたU字状ブラケット141によってケ
−スの基部壁のフレ−ム部分20に固着されている。ハンドルをフレ−ムに固着
するために、ピン143がU字状ブラケットのリム144のL字状スロットと、
ハンドル140の端部に挿通している。このピンとスロットの構成が、ハンドル
の長手方向におけるハンドルの端部のフレ−ムに対する制限された移動を許容す
る。ハンドルはそれの長手方向に対して平行な軸線のまわりでの枢動を許容しな
いようにケ−スに固定されている。しかし、制限されたねじれ運動を許容する熱
可塑性ゴムまたは同様の材料をハンドルに用いることによって、使用者の手の中
で回転する把持部分なしでケ−スが持運ばれている時のケ−スの揺れ運動にハン
ドルが対応することができる。したがって、このハンドルの構造は、ハンドルが
剛性で非可撓性の材料で作成された場合よりもケ−スを快適なものにする。
前述のように、中央ラッチ25が把持部分とケ−スの壁の間であってハンドル
の下に配置されている。ハンドルは固定されていて、それがケ−スに固定された
点における長手方向の軸線のまわりで枢動しないから、中央ラッチに対するアク
セスが制限される。中央ラッチは、この制限された環境での操作を容易にするよ
うに構成されている。図19および20は中央ラッチ構造を詳細に示している。
中央ラッチは、ハンドルの下の正面壁においてケ−スのベ−ス・シェルの外側
における凹部161に固着された基部部分160
を具備している。この基部部分の側部フランジ165における細長いスロット1
64内に嵌入したピン163によって、つめ部分162が基部部分に枢着されて
いる。このつめ部分162はまた、ピン163と平行な共通の軸線を有し、かつ
つめ部分のラグ167に取り付けられたピン166によって基部部分にリンクさ
れている。ピン166は側部フランジ165のL字状スロット168に突入して
いる。ケ−スの縁部に最も接近したスロット168の端部には、側方延長部分1
69がある。この延長部分はスロットの主要部分に対してほぼ直角にケ−ス壁か
ら延長している。ピン166および163はスロット164および168と協働
して、ラッチの閉位置と開位置との間でつめ部分を案内する。ラッチが開いてい
る時には、ピン163はケ−スの縁部に最も近いスロット164の上端部にある
。ピン166はスロット169の部分内にある。このようにして、つめのフック
部分170はケ−スの縁部から離れる方向に傾斜される。つめ部分が下方に移動
されると、ピン166がスロット168の主要部分内に移動して、そのつめ部分
をピン163のまわりで枢動させるとともに、フック部分170をリッド・シェ
ルの壁の方に移動させそして凹部171に係合させる。つめ部分がさらに下方に
移動されると、スロット168内でピン166を下方に移動させるとともに、ス
ロット164内でピン163を移動させ、それによってピボット・ピン163の
まわりでのつめ部分の実質的な回転を伴うことなしに、ベ−ス・シェルに向うつ
め部分の変換運動がなされる。このようにして、ケ−スが閉じられると、リッド
・シェルがベ−ス・シェルの方に
引かれる。
上述したつめ部分の移動は作動レバ−180によって行なわれるが、この作動
レバ−は、それのラグと基部部分の側部フランジを貫通したピボット・ピン18
1によって基部部分に枢着されている。レバ−180は、つめ部分162のカッ
トアウト部184に収容された把持部分182を具備している。
軸185がレバ−の下側におけるラグ182を貫通しており、かつそれの外端
部において、つめ部分のカム面187に係合する2つのロ−ラを担持している。
ばね189が基部部分とレバ−180の間に作用して、ケ−スの壁から離れる方
向にピン181のまわりで枢動するようにそのレバ−を偏倚させる。ラッチを閉
じるためには、使用者がケ−スの壁の方に把持部分183を押圧し、そしてレバ
−が基部部分の方へのばね189の作用に対抗して枢動する。そのレバ−の動き
がカム面187に係合しているロ−ラ184を基部に向って円弧状に揺動させる
とともに、カム面上を下方に移動させる。カム面は、基部部分に最も接近した端
部が、ケ−ス壁から最も離れた部分よりもケ−スの縁部に接近するような形状と
なされている。その結果、ロ−ラがカム面上を下方に移動すると、つめ部分が下
方に引かれて、そのつめ部分にまずピボット・ピン163のまわりで回転運動を
させ、そしてその後で変換運動をさせて、2つのシェルを互いに引寄せる。レバ
−180の把持部分の下端部には、ラッチ23および24のキャッチ50と同様
に機能してレバ−を閉位置に保持するキャッチ190が設けられている。ラッチ
を釈放してケ−スを開けるためには、キャ
ッチ190がまず釈放され、そしてレバ−180が、ばね189によって助勢さ
れて下方に引張られ、つめ部分を上方に移動させて2つのシェルに対する締めつ
け圧力を釈放し、そして外方に回転させてフック部分170を持上げて凹部17
1から外に出す。
このラッチ構造は、ハンドル21のとじ込められた領域でラッチの掛け外しを
可能にすることが理解されるであろう。
図5はリッド・シェル11内の空間をベ−ス・シェル12内の空間から分割す
るパネル200を示している。パネル200はそれの背面縁部201をケ−スの
背面壁の内側にヒンジづけされている。パネル200の正面縁部の両端部には、
プラスチック成形によって形成されたル−プ202がある。この成形品は各端部
において2つのストラップ部分によってパネルに連結されたバ−部分205を含
んでいる。
正面壁と端面壁との間のコ−ナ−の近くのリッド・シェルの内側には、ル−プ
202と協働するクリップ210がある。
各クリップは基部部分220を具備しており、その基部部分はねじ221によ
ってリッド・シェルに固着されている。フックまたはブラケット部分222は基
部部分から支持されている。ル−プ部分のバ−205は、パネル200の正面縁
部をリッド・シェルに固着するためにフック部分202に引掛けられ得る。
バ−が事故で外れるのを防止するために、弾性戻り止め223がフック部分の
バイト224の入口内に延長している。この戻り止めは弾性ブラケット225に
よって担持された舌片を具備している。この舌片はバイトの入口内に絞りを形成
する。ブラケット
225の弾性によって舌片をブラケット222の背面に係合させる。把持部分2
26がブラケット225上に形成されている。バイトの入口内の絞りを広げかつ
ル−プをフック222から除去できるようにするためには、使用者が把持部分を
押して、ブラケット225の弾性作用に対抗してフック部分222から離れる方
向に舌片を変位させる。クリップの基部部分には、ブラケット225の両側に突
出部分またはチ−クが形成されており、その突出部分またはチ−クは把持部分2
26まで突出して、ケ−スの中身が把持部分を凹ませかつそれによってル−プが
フックから事故で外れるようにするのを防止する。
クリップ220は単一の成形品としてまたは図23に示されているようにツ−
ピ−スの成形品として形成されうる。
上述したキャッチ機構の構造は、片手操作でパネルをリッド・シェルに装着し
たりあるいは取外したりできるようにする。
上述した小荷物ケ−スは実施例におけるように一緒にまたは別個に使用できる
種々の新規な特徴を有する。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項
【提出日】1996年1月5日
【補正内容】
補正された請求の範囲
1. 手荷物ケ−スであって、それぞれ周囲側璧を有するベ−ス・シェルおよ
びリッド・シェルを具備し、前記側璧がケ−スの正面壁、背面壁および端面壁を
形成しており、前記2つのシェルは前記背面壁で互いにヒンジづけされかつケ−
スが閉じられた時に前記シェルを釈放可能に留めるための少なくとも1つのラッ
チを有しており、そのラッチの少なくとも一部分が前記リッド・シェルに取り付
けられかつ前記ラッチが釈放された時に前記周囲側璧から離れる方向に突出して
、ケ−スを開けるためにリッド・シェルを把持して持上げるための手段を与えよ
うになされいる手荷物ケ−ス
2. 請求の範囲第1項によるケ−スにおいて、ベ−ス・シェルの縁部に外側
リップが形成されており、ケ−スが閉じられた時にリッド・シェルの縁部が前記
外側リップの内側に嵌合する前記ケ−ス。
3. 請求の範囲第1項または第2項によるケ−スにおいて、リッド・シェル
には少なくとも2つのラッチが取り付けられており、前記ラッチのうちの1つが
正面の近くでリッド・シェルの各端面壁上に取り付けられている前記ケ−ス。
4. 請求の範囲第1または2項によるケ−スにおいて、前記1つのラッチま
たは複数のラッチは、それらが留められる時にシェルの縁部を互いに引寄せるタ
イプのものである前記ケ−ス。
5. 請求の範囲第4項によるケ−スにおいて、ラッチがケ−
スの端面壁に対して実質的に平行な軸のまわりで枢動可能に上端部をリッド・シ
ェルに取り付けられた本体部分を具備しており、この本体部分はピボット軸から
下方に延長しており、かつ本体部分がケ−スの壁に接近する閉位置と、下方にか
つケ−スの壁から離れる方向に突出する開位置との間で可動であり、前記ケ−ス
が前記本体部分を前記開位置の方へと押しやるように前記本体部分に作用する偏
倚手段をさらに具備した前記ケ−ス。
6. 請求の範囲第5項によるケ−スにおいて、前記本体部分は開位置におい
てケ−スの壁に対して40°より小さい角度をなしている前記ケ−ス。
7. 請求の範囲第6項によるケ−スにおいて、本体部分が開位置においてケ
−スの壁に対して約20°の角度をなしている前記ケ−ス。
8. 請求の範囲第5項によるケ−スにおいて、ラッチが第2のピボット軸上
で本体部分に枢動可能に取り付けられたラッチ部分を具備しており、そのラッチ
部分は前記第2のピボット軸から本体部分がリッドに取り付けられた第1の軸の
方へと突出しており、ラッチ部分はそれが本体部分に近接する閉位置と本体部分
から離れる方向でかつケ−スに向う方向に上方突出する開位置の間で枢動可能で
あり、ラッチ部分ラッチが閉じられた時にシェルを一緒に保持するためにベ−ス
・シェルの協働部分を係合するように当接部分を担持する前記ケ−ス。
9. 請求の範囲第8項によるケ−スにおいて、前記当接部分が、閉位置では
第1および第2のピボット軸を繋ぐ平面の外側に
あるが、開位置では前記平面の内側にあるライン上で前記協働部分と接触して、
ラッチがトグル作用で動作する前記ケ−ス。
10. 請求の範囲第8項によるケ−スにおいて、ラッチ部分の一部分が本体
部分の下方に延長して、ラッチが釈放されかつリッドが持上げられている時に使
用者によって把持されるラッチの把持部分を形成し、第2のピボット軸は把持部
分よりもケ−スの壁に接近しており、把持部分に対する上方向の圧力がラッチ部
分を閉位置から開位置に枢動させるように作用する前記ケ−ス。
11. 請求の範囲第8項によるケ−スにおいて、ラッチが閉位置においてラ
ッチ部分を本体部分に固着するためのキャッチ機構を具備している前記ケ−ス。
12. 請求の範囲第5項によるケ−スにおいて、偏倚手段の作用による閉位
置から離れる方向への本体部分の枢動を制限するために、本体部分の一部分がリ
ッド・シェルの壁またはそれに固定された取り付け部分に当接する前記ケ−ス。
13. 請求の範囲第5項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチが留められた
時にケ−スから実質的に突出しないように、1つまたは複数のラッチがシェルの
周囲壁における凹部内に嵌入する前記ケ−ス。
14. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルおよびリッド・シェルを具備
し、各シェルが周囲側璧を有しており、前記側璧がケ−スの正面壁、背面壁、お
よび端面壁を形成しており、前記2つのシェルはヒンジ手段によって背面壁で互
いに連結されておりかつ閉じられた時にシェルを一緒に釈放可能に留める少なく
と
も1つのラッチを有しており、前記ヒンジ手段は各シェルの背面壁の縁部上の相
互に係合するヒンジ・ナックルと、それらのナックルの心合した穴に両端部から
挿入された2つの同軸状ヒンジ・ピンよりなり、各ヒンジ・ビンが挿入された端
部を貫通した穴から各ヒンジ・ビンが押出されるのを防止するために心合穴間の
シェルの一側に障害物が設けられている手荷物ケ−ス。
15. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルおよびリッド・シェルを具備
し、各シェルが周囲側璧を有しており、前記側璧がケ−スの正面壁、背面壁、お
よび端面壁を形成しており、ケ−スはそれの正面壁上に持運び用ハンドルを具備
し、ケ−スは背面壁と端面壁のうちの1つとの間のケ−スのコ−ナ−に取り付け
られた2つの同軸状ホイ−ルと、背面壁上に取り付けられた2つのキャスタ−を
具備し、かつホイ−ルまたはキャスタ−上でケ−スを引張るための、あるいはケ
−スが2つのホイ−ル上で傾斜された時にそのケ−スのかじ取りをするための少
なくとも1つの付加的なハンドルを具備している手荷物ケ−ス。
16. 請求の範囲第14項によるケ−スにおいて、持運び用ハンドルのほか
に2つのハンドルが設けられており、1つのハンドルはホイ−ルが取り付けられ
たコ−ナ−に対向して端面壁上に取り付けられおりかつ2つのホイ−ル上でケ−
スをかじ取りするようになされたかじ取り用ハンドルであり、そして前記端面壁
と正面壁の間のコ−ナ−またはその近傍におけるものが2つのホイ−ルとキャス
タ−上でケ−スを引張るための引張り用ハンドルである前記ケ−ス。
17. 請求の範囲第16項によるケ−スにおいて、引張り用ハンドルが一方
の端部にハンドルを有し、他方の端部をケ−スの内側のスプ−ルに固着されたス
トラップよりなり、そのスプ−ルは不使用時にストラップをスプ−ルに巻きつけ
るようにばね装荷されている前記ケ−ス。
18. 請求の範囲第16項によるケ−スにおいて、スプ−ルがベ−ス・シェ
ルのエンクロ−ジャ内に配置されており、かつベ−ス・シェルがエンクロ−ジャ
とケ−スの底壁との間に貴重品等のためのセキュリティ・ボックスを具備してい
る前記ケ−ス。
19. 請求の範囲第15〜18のうちの1つによるケ−スにおいて、頂部壁
が正面から背面までベ−ス・シェルから散開していて、端部かた見た時に一般的
にくさび形の外観をケ−スに与えるようになされた前記ケ−ス。
20. 請求の範囲第15項によるケ−スにおいて、頂部および底部シェルの
壁がキャスタ−の領域に膨出した部分を具備していて、そのようになされていな
い場合に可能であるよりもさらに大きくキャスタ−を互いに離間させることがで
きるよになされた前記ケ−ス。
21. 頂部壁、底壁、正面壁、背面壁および端面壁と、背面壁上に取り付け
られた4つのホイ−ルまたはキャスタ−と、正面壁と端面壁のうちの1つとの間
のコ−ナ−の近傍の引張り用ハンドルを具備し、引張り用ハンドル構体はケ−ス
の内側に取り付けられたスプ−ルに一端部を付着された引張り用ストラップを具
備しており、スプ−ルは不使用時にストラップを巻き込むようにば
ね装荷されており、ストラップはケ−スの壁のスロットを通ってケ−スの外側に
通じており、ストラップの外端部にはハンドル・グリップが付着されており、前
記コ−ナ−にはケ−スの外側に凹部が設けられており、ハンドル・グリップは不
使用時に凹部内に嵌入する形状となされている手荷物ケ−ス。
22. 請求の範囲第21項によるケ−スにおいて、ハンドル・グリップと凹
部とが両方との細長くかつその凹部はハンドルよりも長く、グリップを凹部から
外に持上げることができるようにするために使用者の指を挿入するための凹部内
にグリップがある時にグリップとケ−スの壁の間に空間を残すようになされてい
る前記ケ−ス。
23. 請求項第21または22項によるケ−スにおいて、スプ−ルがケ−ス
のベ−ス内のエンクロ−ジャ内に収納されており、かつエンクロ−ジャと底壁と
の間に貴重品等のためのセキュリティ・ボックスが設けられている前記ケ−ス。
24. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルとリッド・シェルを具備し、
各シェルが周囲側璧を有しており、その側璧がケ−スの正面壁、背面壁および端
面壁を形成しており、2つのシェルはケ−スの背面壁で互いにヒンジづけされて
おりかつケ−スが閉じられた時にケ−スを固着するための少なくとも1つのラッ
チと、少なくとも2つのキャスタ−を有しており、前記キャスタ−のうちの1つ
は各シェルの背面壁上に取り付けられており、それらのキャスタ−はヒンジ軸か
ら異なる距離だけ離間されており、その軸から最も遠いキャスタ−とヒンジ軸と
の間には、ケ−スが
完全に開いた時に他方のシェルのキャスタ−を収容するための凹部が設けられて
いる手荷物ケ−ス。
25. 請求の範囲第24項によるケ−スにおいて、各キャスタ−の重心が旋
回軸からオフセットされており、ケ−スが底壁上に置かれかつ旋回軸が実質的に
水平である場合、キャスタ−は予め定められた姿勢で吊り下げられるようになさ
れた前記ケ−ス。
26. 請求の範囲第24または25項によるケ−スにおいて、各キャスタ−
が旋回軸上に取り付けられた旋回部分を具備しており、かつキャスタ−・ホイ−
ルがホイ−ル軸のまわりで回転するように取り付けられており、旋回部分はキャ
スタ−の旋回軸に対して非対称であり、前記旋回部分の重心がキャスタ−・ホイ
−ルのホイ−ル軸と同じ方向にオフセットされている前記ケ−ス。
27. 請求の範囲第26項によるケ−スにおいて、背面壁と端面壁の間のコ
−ナ−における2つの同軸状ホイ−ルを具備しており、前記ホイ−ルのうちの1
つは各シェル上に取り付けられており、ホイ−ルの一方が他方のホイ−ルよりも
ヒンジ軸から離れており、ヒンジ軸から離れたホイ−ルとヒンジとの間のケ−ス
の背面壁に、ケ−スが完全に開かれた時に他方のホイ−ルを収容するための凹部
が設けられている前記ケ−ス。
28. 請求の範囲第27項によるケ−スにおいて、ヒンジから最も離れたキ
ャスタ−の旋回部分がキャスタ−・ホイ−ルに対向した側に凹部を具備していて
、他方のキャスタ−に間隙を与えるようになされた前記ケ−ス。
29. 請求の範囲第28項によるケ−スにおいて、旋回部分
における前記凹部は、ケ−スが開かれた時に通常水平に面する旋回部分の側まで
延長して、前記キャスタ−が、それの重心が旋回軸のすぐ下にある状態で吊り下
げられていない時でも、他方のキャスタ−に対する間隙を与えるようになされて
いる前記ケ−ス。
30. 請求の範囲第26項による手荷物ケ−スにおいて、キャスタ−が地上
の物体に衝突して破損しないようにそれらのキャスタ−を保護するためにキャス
タ−・ホイ−ルのまわりに延長したシュラウドを具備している前記手荷物ケ−ス
。
31. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルとリッド・シェルを具備して
おり、これら2つのシェルはヒンジによって互いに連結されており、ベ−ス・シ
ェルの縁部には内側リップと外側リップが形成されており、この内側および外側
リップの間にはチャンネルが形成されており、内側リップはケ−ス全体のまわり
に延長しており、外側リップはヒンジの領域を除いてケ−ス全体のまわりに延長
しており、ケ−スが閉じられた時にリッド・シェルの縁部が内側および外側リッ
プの間のチャンネル内に受入れられ、内側リップはケ−スの全周にわたって外側
リップより高くなされている手荷物ケ−ス。
32. 請求の範囲第31項によるケ−スにおいて、チャンネル内にシ−ルが
存在しない前記ケ−ス。
33. 手荷物ケ−スであって、互いにヒンジづけされたベ−ス・シェルおよ
びリッド・シェルと、ケ−スが閉じられた時にケ−スをその状態に保持するため
の少なくとも1つのラッチと、持ち運び用ハンドルを具備しており、その持ち運
び用ハンドルは端
部をケ−スの壁に固定されてケ−スに対して枢動しないようになされており、こ
のハンドルの少なくとも一部分は、ケ−スがハンドルによってしっかりと保持さ
れかつケ−スが一方の側から他方の側へと揺れる時にねじれを許容する材料で作
成されている手荷物ケ−ス。
34. 請求の範囲第32項による手荷物ケ−スにおいて、ハンドルの前記部
分が熱可塑性ゴムよりなる前記ケ−ス。
35. 請求の範囲第32または34項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチ
が持ち運び用ハンドルの把持部分とケ−スの壁の間に配置されている前記ケ−ス
。
36. 請求の範囲第35項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチは、そのラ
ッチが留められる時にシェルを互いに引寄せるトグル作用をするつめラッチであ
る前記ケ−ス。
37. 手荷物ケ−スであって、互いにヒンジづけされたベ−ス・シェルおよ
びリッド・シェルと、持ち運び用ハンドルと、ケ−スが閉められた時にシェルを
互いに合せて保持するためのラッチを具備しており、そのラッチは持ち運び用ハ
ンドルの把持部分とケ−スの壁の間に配置されており、かつこのラッチはそれが
留められる時にシェルの縁部を引寄せるタイプのものであり、ラッチはシェルの
うちの1つに取り付けられ、かつ他方のシェルの一部分と係合するつめフックを
有しており、ラッチはリンク機構によってつめ部分に連結された操作レバ−を具
備しており、レバ−が操作されると、つめ部分をまず他方のシェルの壁の方へと
移動させ、つぎに前記他方のシェルの方へとそのつめ部分を引寄せら
れるようになされた手荷物ケ−ス。
38. 請求の範囲第37項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチが基部部分
を具備しており、つめ部分と操作レバ−が離間された平行軸のまわりで枢動する
ようにして基部部分に取り付けられている前記ケ−ス。
39. 請求の範囲第38項による手荷物ケ−スにおいて、リンク機構が、ケ
−スの正面壁に実質的に平行な方向におけるつめ部分のピボット軸の制限された
横方向移動を許容するためのガイドを基部部分に具備している前記ケ−ス。
40. 請求の範囲第39項による手荷物テ−スにおいて、リンク機構が、前
記ピボット軸のまわりにおけるつめ部分の制限された枢動を許容し、それに続い
て実質的に枢動を伴わない直線往復運動が行われるようにする他のガイドを第1
のガイドから離間して基部部分に具備している前記ケ−ス。
41. 請求の範囲第39または40項による手荷物ケ−スにおいて、ガイド
が1対のスロットを具備しており、このスロット内にピボット軸を形成したピボ
ット・ピンが配置されている前記ケ−ス。
42. 請求の範囲第41項による手荷物ケ−スにおいて、前記他のガイドが
2つの他のスロットを具備しており、これらの他のスロットはそれぞれ第1の対
のスロットに対して平行に延長した第1の部分と、第1のスロットに対して実質
的に直角に延長した第2の部分を有している前記ケ−ス。
43. 請求の範囲第38〜42のうちの1つによる手荷物ケ
−スにおいて、つめ部分がカム面を具備しており、かつレバ−はカム面に係合し
得る手段を担持しており、ベ−スに対するレバ−の枢動が前記手段をカム面に沿
って移動させ、つめ部分を前記1つのシェルに向って移動させるようになされた
前記ケ−ス。
44. 手荷物ケ−スであって、ケ−スの背面壁に沿って互いにヒンジづけさ
れたベ−ス・シェルおよびリッド・シェルと、リッド・シェル内の空間をベ−ス
・シェル内の空間から分割するためのケ−ス内のパネルを具備しており、そのパ
ネルはそれの背面縁部を背面壁の内部に付着されておりかつそれの正面縁部をケ
−スのリッドに取外し可能に固着するための手段を有しており、前記手段はパッ
ドに付着されたル−プと、リッド・シェルの内側に付着されたフックよりなり、
ル−プが事故でフックから外れるのを防止するための弾性戻り止めが配置されて
いる手荷物ケ−ス。
45. 請求の範囲第44項による手荷物ケ−スにおいて、ル−プが各端部を
ストラップによってパネルに付着されたバ−で形成されている前記ケ−ス。
46. 請求の範囲第45項による手荷物ケ−スにおいて、バ−とストラップ
が一体に形成されている前記ケ−ス。
47. 請求の範囲第44、45または46項による手荷物ケ−スにおいて、
戻り止めが、フックによって形成されたバイトの入口に突入して絞りを形成して
いる弾性舌片よりなる前記ケ−ス。
48. 請求の範囲第47項による手荷物ケ−スにおいて、戻り止めが、舌片
を弾性作用に対抗して変位させて絞りを広げるとともにル−プを釈放できるよう
にする手で操作可能な部分を具備
している前記ケ−ス。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 フェリス、イアン
イギリス国、バークシャ アールジー11
4 ティゼット、ウオキングハム、ケルシ
アベニュ 4
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 手荷物ケ−スであって、それぞれ周囲側璧を有するベ−ス・シェルおよ びリッド・シェルを具備し、前記側璧がケ−スの正面壁、背面壁および端面壁を 形成しており、前記2つのシェルは前記背面壁で互いにヒンジづけされかつケ− スが閉じられた時に前記シェルを釈放可能に留めるための少なくとも1つのラッ チを有しており、そのラッチの少なくとも一部分が前記リッド・シェルに取り付 けられかつ前記ラッチが釈放された時に前記周囲側璧から離れる方向に突出して 、ケ−スを開けるためにリッド・シェルを把持して持上げるための手段を与えよ うになされいる手荷物ケ−ス 2. 請求の範囲第1項によるケ−スにおいて、ベ−ス・シェルの縁部に外側 リップが形成されており、ケ−スが閉じられた時にリッド・シェルの縁部が前記 外側リップの内側に嵌合する前記ケ−ス。 3. 請求の範囲第1項または第2項によるケ−スにおいて、リッド・シェル には少なくとも2つのラッチが取り付けられており、前記ラッチのうちの1つが 正面の近くでリッド・シェルの各端面壁上に取り付けられている前記ケ−ス。 4. 請求の範囲第1、2または3項によるケ−スにおいて、前記1つのラッ チまたは複数のラッチは、それらが留められる時にシェルの縁部を互いに引寄せ るタイプのものである前記ケ−ス。 5. 請求の範囲第1、2、3または4項によるケ−スにおい て、ラッチがケ−スの端面壁に対して実質的に平行な軸のまわりで枢動可能に上 端部をリッド・シェルに取り付けられた本体部分を具備しており、この本体部分 はピボット軸から下方に延長しており、かつ本体部分がケ−スの壁に接近する閉 位置と、下方にかつケ−スの壁から離れる方向に突出する開位置との間で可動で あり、前記ケ−スが前記本体部分を前記開位置の方へと押しやるように前記本体 部分に作用する偏倚手段をさらに具備した前記ケース。 6. 請求の範囲第5項によるケ−スにおいて、前記本体部分は開位置におい てケ−スの壁に対して40°より小さい角度をなしている前記ケ−ス。 7. 請求の範囲第6項によるケ−スにおいて、本体部分が開位置においてケ −スの壁に対して約20°の角度をなしている前記ケ−ス。 8. 請求の範囲第5〜7項のうちの1つによるケ−スにおいて、ラッチが第 2のピボット軸上で本体部分に枢動可能に取り付けられたラッチ部分を具備して おり、そのラッチ部分は前記第2のピボット軸から本体部分がリッドに取り付け られた第1の軸の方へと突出しており、ラッチ部分はそれが本体部分に近接する 閉位置と本体部分から離れる方向でかつケ−スに向う方向に上方突出する開位置 の間で枢動可能であり、ラッチ部分ラッチが閉じられた時にシェルを一緒に保持 するためにベ−ス・シェルの協働部分を係合するように当接部分を担持する前記 ケ−ス。 9. 請求の範囲第8項によるケ−スにおいて、前記当接部分 が、閉位置では第1および第2のピボット軸を繋ぐ平面の外側にあるが、開位置 では前記平面の内側にあるライン上で前記協働部分と接触して、ラッチがトグル 作用で動作する前記ケ−ス。 10. 請求の範囲第8または9によるケ−スにおいて、ラッチ部分の一部分 が本体部分の下方に延長して、ラッチが釈放されかつリッドが持上げられている 時に使用者によって把持されるラッチの把持部分を形成し、第2のピボット軸は 把持部分よりもケ−スの壁に接近しており、把持部分に対する上方向の圧力がラ ッチ部分を閉位置から開位置に枢動させるように作用する前記ケ−ス。 11. 請求の範囲第8、9または10項によるケ−スにおいて、ラッチが閉 位置においてラッチ部分を本体部分に固着するためのキャッチ機構を具備してい る前記ケ−ス。 12. 請求の範囲第5〜11項のうちの1つによるケ−スにおいて、偏倚手 段の作用による閉位置から離れる方向への本体部分の枢動を制限するために、本 体部分の一部分がリッド・シェルの壁またはそれに固定された取り付け部分に当 接する前記ケ−ス。 13. 前記請求の範囲のうちの1つによる手荷物ケ−スにおいて、ラッチが 留められた時にケ−スから実質的に突出しないように、1つまたは複数のラッチ がシェルの周囲壁における凹部内に嵌入する前記ケ−ス。 14. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルおよびリッド・シェルを具備 し、各シェルが周囲側璧を有しており、前記側璧がケ−スの正面壁、背面壁、お よび端面壁を形成しており、前記 2つのシェルはヒンジ手段によって背面壁で互いに連結されておりかつ閉じられ た時にシェルを一緒に釈放可能に留める少なくとも1つのラッチを有しており、 前記ヒンジ手段は各シェルの背面壁の縁部上の相互に係合するヒンジ・ナックル と、それらのナックルの心合した穴に両端部から挿入された2つの同軸状ヒンジ ・ピンよりなり、各ヒンジ・ビンが挿入された端部を貫通した穴から各ヒンジ・ ビンが押出されるのを防止するために心合穴間のシェルの一側に障害物が設けら れている手荷物ケ−ス。 15. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルおよびリッド・シェルを具備 し、各シェルが周囲側璧を有しており、前記側璧がケ−スの正面壁、背面壁、お よび端面壁を形成しており、ケ−スはそれの正面壁上に持運び用ハンドルを具備 し、ケ−スは背面壁と端面壁のうちの1つとの間のケ−スのコ−ナ−に取り付け られた2つの同軸状ホイ−ルと、背面壁上に取り付けられた2つのキャスタ−を 具備し、かつホイ−ルまたはキャスタ−上でケ−スを引張るための、あるいはケ −スが2つのホイ−ル上で傾斜された時にそのケ−スのかじ取りをするための少 なくとも1つの付加的なハンドルを具備している手荷物ケ−ス。 16. 請求の範囲第14項によるケ−スにおいて、持運び用ハンドルのほか に2つのハンドルが設けられており、1つのハンドルはホイ−ルが取り付けられ たコ−ナ−に対向して端面壁上に取り付けられおりかつ2つのホイ−ル上でケ− スをかじ取りするようになされたかじ取り用ハンドルであり、そして前記端面壁 と正面壁の間のコ−ナ−またはその近傍におけるものが2つのホイ −ルとキャスタ−上でケ−スを引張るための引張り用ハンドルである前記ケ−ス 。 17. 請求の範囲第16項によるケ−スにおいて、引張り用ハンドルが一方 の端部にハンドルを有し、他方の端部をケ−スの内側のスプ−ルに固着されたス トラップよりなり、そのスプ−ルは不使用時にストラップをスプ−ルに巻きつけ るようにばね装荷されている前記ケ−ス。 18. 請求の範囲第16項によるケ−スにおいて、スプ−ルがベ−ス・シェ ルのエンクロ−ジャ内に配置されており、かつベ−ス・シェルがエンクロ−ジャ とケ−スの底壁との間に貴重品等のためのセキュリティ・ボックスを具備してい る前記ケ−ス。 19. 請求の範囲第15〜18のうちの1つによるケ−スにおいて、頂部壁 が正面から背面までベ−ス・シェルから散開していて、端部かた見た時に一般的 にくさび形の外観をケ−スに与えるようになされた前記ケ−ス。 20. 請求の範囲第15〜18のうちの1つによるケ−スにおいて、頂部お よび底部シェルの壁がキャスタ−の領域に膨出した部分を具備していて、そのよ うになされていない場合に可能であるよりもさらに大きくキャスタ−を互いに離 間させることができるよになされた前記ケ−ス。 21. 頂部壁、底壁、正面壁、背面壁および端面壁と、背面壁上に取り付け られた4つのホイ−ルまたはキャスタ−と、正面壁と端面壁のうちの1つとの間 のコ−ナ−の近傍の引張り用ハンドルを具備し、引張り用ハンドル構体はケ−ス の内側に取り付け られたスプ−ルに一端部を付着された引張り用ストラップを具備しており、スプ −ルは不使用時にストラップを巻き込むようにばね装荷されており、ストラップ はケ−スの壁のスロットを通ってケ−スの外側に通じており、ストラップの外端 部にはハンドル・グリップが付着されており、前記コ−ナ−にはケ−スの外側に 凹部が設けられており、ハンドル・グリップは不使用時に凹部内に嵌入する形状 となされている手荷物ケ−ス。 22. 請求の範囲第21項によるケ−スにおいて、ハンドル・グリップと凹 部とが両方との細長くかつその凹部はハンドルよりも長く、グリップを凹部から 外に持上げることができるようにするために使用者の指を挿入するための凹部内 にグリップがある時にグリップとケ−スの壁の間に空間を残すようになされてい る前記ケ−ス。 23. 請求項第21または22項によるケ−スにおいて、スプ−ルがケ−ス のベ−ス内のエンクロ−ジャ内に収納されており、かつエンクロ−ジャと底壁と の間に貴重品等のためのセキュリティ・ボックスが設けられている前記ケ−ス。 24. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルとリッド・シェルを具備し、 各シェルが周囲側璧を有しており、その側璧がケ−スの正面壁、背面壁および端 面壁を形成しており、2つのシェルはケ−スの背面壁で互いにヒンジづけされて おりかつケ−スが閉じられた時にケ−スを固着するための少なくとも1つのラッ チと、少なくとも2つのキャスタ−を有しており、前記キャスタ−のうちの1つ は各シェルの背面壁上に取り付けられており、それ らのキャスタ−はヒンジ軸から異なる距離だけ離間されており、その軸から最も 遠いキャスタ−とヒンジ軸との間には、ケ−スが完全に開いた時に他方のシェル のキャスタ−を収容するための凹部が設けられている手荷物ケ−ス。 25. 請求の範囲第24項によるケ−スにおいて、各キャスタ−の重心が旋 回軸からオフセットされており、ケ−スが底壁上に置かれかつ旋回軸が実質的に 水平である場合、キャスタ−は予め定められた姿勢で吊り下げられるようになさ れた前記ケ−ス。 26. 請求の範囲第24または25項によるケ−スにおいて、各キャスタ− が旋回軸上に取り付けられた旋回部分を具備しており、かつキャスタ−・ホイ− ルがホイ−ル軸のまわりで回転するように取り付けられており、旋回部分はキャ スタ−の旋回軸に対して非対称であり、前記旋回部分の重心がキャスタ−・ホイ −ルのホイ−ル軸と同じ方向にオフセットされている前記ケ−ス。 27. 請求の範囲第27項によるケ−スにおいて、背面壁と端面壁の間のコ −ナ−における2つの同軸状ホイ−ルを具備しており、前記ホイ−ルのうちの1 つは各シェル上に取り付けられており、ホイ−ルの一方が他方のホイ−ルよりも ヒンジ軸から離れており、ヒンジ軸から離れたホイ−ルとヒンジとの間のケ−ス の背面壁に、ケ−スが完全に開かれた時に他方のホイ−ルを収容するための凹部 が設けられている前記ケ−ス。 28. 請求の範囲第26または27項によるケ−スにおいて、ヒンジから最 も離れたキャスタ−の旋回部分がキャスタ−・ホイ−ルに対向した側に凹部を具 備していて、他方のキャスタ−に間 隙を与えるようになされた前記ケ−ス。 29. 請求の範囲第29項によるケ−スにおいて、旋回部分における前記凹 部は、ケ−スが開かれた時に通常水平に面する旋回部分の側まで延長して、前記 キャスタ−が、それの重心が旋回軸のすぐ下にある状態で吊り下げられていない 時でも、他方のキャスタ−に対する間隙を与えるようになされている前記ケ−ス 。 30. 請求の範囲第25〜29のうちの1つによる手荷物ケ−スにおいて、 キャスタ−が地上の物体に衝突して破損しないようにそれらのキャスタ−を保護 するためにキャスタ−・ホイ−ルのまわりに延長したシュラウドを具備している 前記手荷物ケ−ス。 31. 手荷物ケ−スであって、ベ−ス・シェルとリッド・シェルを具備して おり、これら2つのシェルはヒンジによって互いに連結されており、ベ−ス・シ ェルの縁部には内側リップと外側リップが形成されており、この内側および外側 リップの間にはチャンネルが形成されており、内側リップはケ−ス全体のまわり に延長しており、外側リップはヒンジの領域を除いてケ−ス全体のまわりに延長 しており、ケ−スが閉じられた時にリッド・シェルの縁部が内側および外側リッ プの間のチャンネル内に受入れられ、内側リップはケ−スの全周にわたって外側 リップより高くなされている手荷物ケ−ス。 32. 請求の範囲第31項によるケ−スにおいて、チャンネル内にシ−ルが 存在しない前記ケ−ス。 33. 手荷物ケ−スであって、互いにヒンジづけされたベ−ス・シェルおよ びリッド・シェルと、ケ−スが閉じられた時にケ −スをその状態に保持するための少なくとも1つのラッチと、持ち運び用ハンド ルを具備しており、その持ち運び用ハンドルは端部をケ−スの壁に固定されてケ −スに対して枢動しないようになされており、このハンドルの少なくとも一部分 は、ケ−スがハンドルによってしっかりと保持されかつケ−スが一方の側から他 方の側へと揺れる時にねじれを許容する材料で作成されている手荷物ケ−ス。 34. 請求の範囲第32項による手荷物ケ−スにおいて、ハンドルの前記部 分が熱可塑性ゴムよりなる前記ケ−ス。 35. 請求の範囲第32または34項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチ が持ち運び用ハンドルの把持部分とケ−スの壁の間に配置されている前記ケ−ス 。 36. 請求の範囲第35項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチは、そのラ ッチが留められる時にシェルを互いに引寄せるトグル作用をするつめラッチであ る前記ケ−ス。 37. 手荷物ケ−スであって、互いにヒンジづけされたベ−ス・シェルおよ びリッド・シェルと、持ち運び用ハンドルと、ケ−スが閉められた時にシェルを 互いに合せて保持するためのラッチを具備しており、そのラッチは持ち運び用ハ ンドルの把持部分とケ−スの壁の間に配置されており、かつこのラッチはそれが 留められる時にシェルの縁部を引寄せるタイプのものであり、ラッチはシェルの うちの1つに取り付けられ、かつ他方のシェルの一部分と係合するつめフックを 有しており、ラッチはリンク機構によってつめ部分に連結された操作レバ−を具 備しており、レバ− が操作されると、つめ部分をまず他方のシェルの壁の方へと移動させ、つぎに前 記他方のシェルの方へとそのつめ部分を引寄せられるようになされた手荷物ケ− ス。 38. 請求の範囲第37項による手荷物ケ−スにおいて、ラッチが基部部分 を具備しており、つめ部分と操作レバ−が離間された平行軸のまわりで枢動する ようにして基部部分に取り付けられている前記ケ−ス。 39. 請求の範囲第38項による手荷物ケ−スにおいて、リンク機構が、ケ −スの正面壁に実質的に平行な方向におけるつめ部分のピボット軸の制限された 横方向移動を許容するためのガイドを基部部分に具備している前記ケ−ス。 40. 請求の範囲第39項による手荷物テ−スにおいて、リンク機構が、前 記ピボット軸のまわりにおけるつめ部分の制限された枢動を許容し、それに続い て実質的に枢動を伴わない直線往復運動が行われるようにする他のガイドを第1 のガイドから離間して基部部分に具備している前記ケ−ス。 41. 請求の範囲第39または40項による手荷物ケ−スにおいて、ガイド が1対のスロットを具備しており、このスロット内にピボット軸を形成したピボ ット・ピンが配置されている前記ケ−ス。 42. 請求の範囲第41項による手荷物ケ−スにおいて、前記他のガイドが 2つの他のスロットを具備しており、これらの他のスロットはそれぞれ第1の対 のスロットに対して平行に延長した第1の部分と、第1のスロットに対して実質 的に直角に延長し た第2の部分を有している前記ケ−ス。 43. 請求の範囲第38〜42のうちの1つによる手荷物ケ−スにおいて、 つめ部分がカム面を具備しており、かつレバ−はカム面に係合し得る手段を担持 しており、ベ−スに対するレバ−の枢動が前記手段をカム面に沿って移動させ、 つめ部分を前記1つのシェルに向って移動させるようになされた前記ケ−ス。 44. 手荷物ケ−スであって、ケ−スの背面壁に沿って互いにヒンジづけさ れたベ−ス・シェルおよびリッド・シェルと、リッド・シェル内の空間をベ−ス ・シェル内の空間から分割するためのケ−ス内のパネルを具備しており、そのパ ネルはそれの背面縁部を背面壁の内部に付着されておりかつそれの正面縁部をケ −スのリッドに取外し可能に固着するための手段を有しており、前記手段はパッ ドに付着されたル−プと、リッド・シェルの内側に付着されたフックよりなり、 ル−プが事故でフックから外れるのを防止するための弾性戻り止めが配置されて いる手荷物ケ−ス。 45. 請求の範囲第44項による手荷物ケ−スにおいて、ル−プが各端部を ストラップによってパネルに付着されたバ−で形成されている前記ケ−ス。 46. 請求の範囲第45項による手荷物ケ−スにおいて、バ−とストラップ が一体に形成されている前記ケ−ス。 47. 請求の範囲第44、45または46項による手荷物ケ−スにおいて、 戻り止めが、フックによって形成されたバイトの入口に突入して絞りを形成して いる弾性舌片よりなる前記ケ−ス。 48. 請求の範囲第47項による手荷物ケ−スにおいて、戻 り止めが、舌片を弾性作用に対抗して変位させて絞りを広げるとともにル−プを 釈放できるようにする手で操作可能な部分を具備している前記ケ−ス。
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