JPH09502572A - 電荷結合装置及びこの装置を具える撮像装置 - Google Patents

電荷結合装置及びこの装置を具える撮像装置

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JPH09502572A JP8502971A JP50297196A JPH09502572A JP H09502572 A JPH09502572 A JP H09502572A JP 8502971 A JP8502971 A JP 8502971A JP 50297196 A JP50297196 A JP 50297196A JP H09502572 A JPH09502572 A JP H09502572A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は埋込みチャネルを有する電荷結合装置であって、前記埋込みチャネル中に設けられ電荷結合装置の埋込みチャネルとは反対の導電型の表面チャネルを有するMOSTにより電荷が検出される電荷結合装置に関するものである。ソース領域はCCDチャネルの中央に位置し、チャネル画成領域と同時に形成される。ゲート電極はソース領域の両側に位置する2つの部分を有し、これらの部分は表面で見てソース及びドレイン領域に重ならない。ゲート電極の下側には、CCDチャネルと同一の導電型であるもCCDチャネルよりもドーピング濃度が高い領域が形成され、この領域が読出し処理中に読出すべき電荷パケットに対する電荷蓄積領域を形成している。ソース及びドレイン領域は延長部によりMOSTのチャネル領域に接続されている。検出器は自己整合的に製造でき、その電荷蓄積容量が大きく、その雑音特性が良好であり、その動作は高速である。

Description

【発明の詳細な説明】 電荷結合装置及びこの装置を具える撮像装置 本発明は、第1導電型の表面領域の形態の電荷転送チャネルが表面に設けられ ている半導体本体を具える埋込チャネル型の電荷結合装置であって、前記の表面 領域は第1導電型とは反対の第2導電型の画成領域により半導体本体中で横方向 に画成されており、この表面領域には絶縁ゲート表面チャネル電界効果トランジ スタの形態の電荷検出器が設けられ、電荷転送チャネル中には局部的に第2導電 型の表面領域が設けられて電界効果トランジスタのソース領域を形成しており、 電荷転送チャネルの両側における第2導電型の画成領域の部分がソース領域に近 接する電界効果トランジスタのドレイン領域を形成しており、ソース領域とドレ イン領域との間の電荷転送チャネルの部分が電界効果トランジスタのチャネル領 域を形成している当該電荷結合装置に関するものである。本発明は更に、このよ うな電荷結合装置が設けられた撮像装置にも関するものである。 この種類の電荷結合装置は特に米国特許第4,074,302号明細書から既 知である。この米国特許明細書には、電荷パケットの大きさを決定しうるp型絶 縁ゲート表面チャネル電界効果トランジスタが設けられたn型埋込みチャネルを 有する電荷結合装置が記載されている。ソース領域はn型CCDチャネル中のp 型表面領域を以て構成でき、ドレイン領域は、このp型表面領域に近接しCCD チャネルの横方向境界を構成する部分を以て形成されている。トランジスタ(以 後簡単のためにMOSTと称する)の電流方向は通常CCDの電流方向に対し交 差している。動作中は、MOSTのゲート電極にMOSTのしきい値電圧を越え る電圧を印加する。電子のパケットより成る、読出すべき電荷パケットはMOS Tのチャネルの下側に転送される。MOSTの下側のCCDチャネル中のn型ド ーピング濃度はMOSTの下側に電荷を蓄積する目的で高められている。電荷パ ケットはMOSTのバックゲートとして作用し、その電位、すなわち電荷パケッ ト中の電子の個数がMOSTのチャネルの導通度を変える。電荷パケットの値は 、例えばMOSTをソースホロワ回路で設けてチャネルの導電度を測定すること により決定しうる。電荷パケットは読出し後次なる処理のために更に転送される か或いは排除される。この際、実質的にすべての電子がMOSTの下側の電荷蓄 積位置から除去される為、例えば、ソースホロワに接続された電気的に浮動の高 ドーピング領域に電荷が蓄積される浮動拡散部を有する出力端に生じるようなリ セット雑音が全く或いは少なくとも殆ど生じない。米国特許第4,074,30 2号明細書の図4には、MOSTのチャネルがCCDチャネルの幅のほぼ半分に 制限され、これにより検出器の感度を更に高めるようにした実施例が示されてい る。この図4に関連する説明では、実際に、MOSTを両側構造に形成し、MO STが実際上CCDチャネルの幅全体に亘って延在するようにすることができる ということを述べているが、このようにすると感度を悪くするということも述べ ている。更に、この例のトランジスタは自己整合で製造することができず、従っ て、製造処理が一層困難となる。その理由は特に、装置の寸法がますます小さく なっている為である。 電荷検出器の設計に当たっては、特に、雑音特性、電荷容量、帯域幅及び動作 速度に関する条件をも満足させる必要がある。検出器をソースホロワ構造に接続 すると、信号対雑音比は一般に、トランジスタを流れる電流が所定寸法の電荷パ ケットに対し大きくなればなる程、すなわちトランジスタのW/L比が大きくな ればなる程比例して良好になる。しかし、通常は、トランジスタの幅が増大する と感度が減少する。通常高感度にするのが好ましい為、殆どの既知の構造のもの は雑音特性に関して可成り悪いものである。しかし、感度の最適化はしばしば例 えば電荷パケットの最大寸法を犠牲にする為、電荷容量のような他の重要な特性 が改善できれば、感度を幾分小さくするのを受入れるのが重要となる。 更に、既知の例は通常、チャネル領域の長さLが電荷結合装置のクロック電極 の長さLよりも著しく長く従って出力段の動作が装置の他の部分よりも著しく遅 くなるように設計されている。 本発明の目的は、特に、充分に高い感度に加えて高い信号対雑音比を有する出 力増幅器を具える電荷結合装置を提供せんとするにある。本発明の他の目的は、 充分に速い速度で動作しうる上述した電荷結合装置を提供せんとするにある。本 発明の更に他の目的は、少なくとも大部分を自己整合的に製造しうる上述した電 荷結合装置を提供せんとするにある。 本発明による電荷結合装置は、ゲート電極が、表面で見てソース領域の両側に 位置する2つの副領域を有し、これら副領域はソース領域と画成領域との間に重 なり無く延在し、電荷転送チャネルと同じ導電型であるが電荷転送チャネルより も高いドーピング濃度を有する1つ又は数個の領域が電荷転送チャネル内に設け られ、前記の1つ又は数個の領域は少なくとも大部分がゲート電極の副領域の下 側のみに延在しており、ソース及びドレイン領域には、表面で見てソース及びド レイン領域とゲート電極の副領域との間に延在する第2導電型の延長部が設けら れていることを特徴とする。 本発明によれば、電界効果トランジスタが両側構造に設計されている為、比較 的幅の広いチャネルが得られ、このことは信号対雑音比にとって好ましいことで ある。このことは、ゲート電極の幅をその下側の電荷転送チャネルの動作速度が 許容しえない程度に遅くなるような幅とすることなく達成しうる。検出すべき電 荷パケットに対する電荷蓄積位置を規定する高いドーピング濃度の領域が主とし て電界効果トランジスタのゲート電極の下側に設けられているという事実の為に 、検出器の感度が可成り増大する。トランジスタを、後の図面に関する説明から 明らかとなるように、MOST ICにおけるLDD構造に関連する構成にする ことにより、電荷結合装置をほぼ自己整合的に製造しうる。 特に、処理工程数が少なくなる利点を有する好適例では、第2導電型のソース 領域及び画成領域を、1回の同じドーピング工程で半導体本体中に設けられた領 域を以って構成する。この場合、ソース領域及び画成領域を表面から電荷転送チ ャネルの少なくとも厚さ全体に亘って半導体本体中に延在させるのが有利である 。ソース領域と画成領域との短絡を簡単に防止できる(これは基板がブルーミン グ防止ドレインとして作用する撮像装置では容易に達成しうる)好適例では、半 導体本体が第1導電型の基板を有し、この基板は少なくとも表面とは反対側で第 2導電型の中間挿入領域により電荷転送チャネルから分離されており、この中間 挿入領域の厚さ及びドーピング濃度は、動作中基板と電荷転送チャネルとの間の 中間挿入領域の厚さ全体に亘って延在する空乏領域が形成される程度に小さくな っているようにする。電界効果トランジスタのソース及びドレイン領域とゲート 電極との間の重なり、従ってキャパシタンスを制限する利点を有する他の例では 、ソース及びドレイン領域の延長部の厚さがソース及びドレイン領域の厚さより も薄くなるようにする。 通常の装置では、電荷結合装置はnチャネルを有し、電界効果トランジスタは pチャネル型である。電界効果トランジスタのソース及びドレイン領域と延長部 とは、ドーパントとしてBが用いられたp型ドーピングされた領域を以って構成 されている。この場合、Bの拡散率は比較的高い為、ゲート電極と延長部との間 には比較的大きな重なりが得られる。従って、As又はSbのような拡散率がよ り小さいドーパントが好ましいが、これらのドーパントはn導電型を与えるもの である。延長部に対するドーパントとして例えばAsを用いうる利点を有する主 な例では、電荷転送チャネルをp型とし、電界効果トランジスタのソース及びド レイン領域をn型とする。 本発明を以下に実施例及び添付図面につき詳細に説明する。 図1は、本発明による電荷結合装置の出力段を示す平面図であり、 図2は、図1のII−II線上を断面とする断面図であり、 図3は、図1のIII−III線上を断面とする断面図であり、 図4及び5はそれぞれ、製造の数工程における図1のIII−III線及びII−II線 上を断面とする断面図であり、 図6は、本発明の第2の実施例の、図2に対応する断面図であり、 図7は、本発明による電荷検出器と組合せて用いうる抵抗を示す断面図である 。 図面は線図的なものであり、各部の寸法は実際のものに正比例して描いていな いことに注意すべきである。 図中、符号1は、例えば二次元撮像装置の水平出力レジスタを構成する埋込み チャネル電荷結合装置の電荷転送チャネルを表わす。像を受け電荷に変換する装 置部分はそれ自体既知の構成としうる為、この装置部分は図に示さない。更に、 以下に説明する出力段は他の装置において、例えば一次元のライン撮像装置にお ける読出しレジスタとして、又信号処理に対し用いられる装置としても用いるこ とができること明らかである。 本例における電結合装置はnチャネル型とする。この目的のために、電荷転送 チャネルを、本例の場合シリコンより成る単結晶半導体本体2のn型表面領域を 以って構成する。電荷転送チャネル1は、反対導電型、本例の場合p型の半導体 領域より成る画成領域3により半導体本体2内で横方向で画成されている。この チャネル1は、その下側ではこのチャネル1とでpn接合5を形成するp型領域 4により画成され、既知のように動作中このpn接合5にまたがって逆方向電圧 が印加される。ここに示す例以外の例では、領域4をpn接合5から更に下方に 向けて半導体本体2の厚さ全体に亘って延在させることができる。しかし、本例 では、半導体本体が、p型領域4により電荷転送チャネル1から分離されたn型 基板6を有しており、このp型領域4が基板6と、チャネル1との間の中間挿入 領域を形成している。基板6は既知のように、局部的な過露光の場合の電荷キャ リヤに対するドレインとして用いることができ、これによりブルーミングが阻止 される。p型層は層1と基板6との間の電位障壁を形成する。所望レベルの障壁 を得るために、層4の厚さ及びドーピング濃度を、この層が動作中その厚さ全体 に亘って空乏化されるように選択する。 電荷転送及び電荷蓄積は通常のようにクロック電極のシステムにより制御され る。これらクロック電極のうちの3つのクロック電極のみを、すなわちクロック 電極7,8及び9を図示しており、これらクロック電極は図3に示すように通常 のように多結晶シリコン(ポリ)の2層又は3層構造を以って構成することがで きる。電極7〜9は例えばシリコン酸化物の薄肉ゲート誘電体10上に設ける。 他の材料より成る又は異なる材料の組合せより成るゲート誘電体を用いることも できること明らかである。(電荷転送が左側から右側に行なわれるものと仮定し て)これらクロック電極の後に出力ゲートを構成する電極11が設けられ、この 電極11には動作中、定電圧が印加され、これにより電荷検出器へのクロック電 圧のクロストークを阻止する。 出力ゲート11には、絶縁ゲート表面チャネル電界効果トランジスタより成る 電荷検出器12が続く。このトランジスタを(そのゲートが通常金属ではなくポ リを以って構成されているが)MOSTと称する。このMOSTはpチャネル型 であり、n型電荷転送チャネル1内に局部的に設けられているp型表面領域より 成るソース領域14を具えており、このソース領域には接続部15が設けられて いる。両側で領域14に正対して位置するp型画成領域3の部分16がMOST 12のドレイン領域を形成し、これらに線図的に示すドレイン電極17が設けら れている。MOSTのチャネルは、表面に隣接し且つソース領域14及びドレイ ン領域16間に位置する電荷転送チャネルの部分を以って構成される。 本発明によれば、MOSTのゲート電極は、図1から明らかなようにソース領 域14の両側に位置する2つの副領域18a,18bを有し、これら副領域はソ ース領域14及びドレイン領域16を覆わない。ゲート電極の副領域18a及び 18bは図面の平面以外で導電的に相互接続させることができる。チャネル1よ りも高いドーピング濃度を有し、検出すべき電荷パケットに対する電荷蓄積位置 を形成する2つのn型領域19はゲート電極18の下側で電荷転送チャネル1内 に形成される。ソース領域14及びドレイン領域16には、これらソース領域1 4及びドレイン領域16とゲート電極副領域18a及び18bとの間に延在する p型延長部26が設けられる。 図示の実施例の電荷検出器12には絶縁ゲートリセットトランジスタ20が続 き、このトランジスタのソースはMOST12の電荷蓄積領域19を以って構成 され、ドレインは電気接続部22が設けられた電荷転送チャネル1の部分21を 以って構成される。 この装置の動作を以下に簡単に説明する。より詳細な説明は特に米国特許第4 ,074,302号明細書になされている。検出器がソースホロワ形態で接続さ れている図示の状態では、電荷蓄積領域19に電子が存在してもMOST12の ソース領域14及びドレイン領域16間にp型反転チャネルが形成されるような 電圧をゲート電極18に印加する。クロック電極9の下側に蓄積された電子のパ ケットは電極9における電圧を減少させることによりゲート電極18の下側の電 荷蓄積領域19に転送され、これによりいわゆるバックゲート法でMOST12 のソース及びドレイン間の導通度を制御する。読出すためには、ソース領域14 が電流源23に接続されているソースホロワ回路の形態でMOST12を設ける ことができる。信号は出力端子24から取出すことができる。電子のパケットは リセットゲート20及びドレイン22を経て読出しが行なわれた後に放電させる ことができる。 上述した装置の製造は、例えば比較的低いオーム抵抗性のn型基板と、比較的 高い固体抵抗、例えば4・1014原子/cm3のドーピング濃度でこの基板上に 設けられたn型エピタキシアル層2とから成るn型シリコン本体を以って開始す る。イオン注入により表面にp型ウェルを設け、次にこのp型ウェルからp型層 4を形成する。このイオン注入は例えば、約80KeVのエネルギー及び1.1 ・1012/cm2のドーズ量での硼素イオンを以って行ない、熱処理後3.5μ mの深さのp型ウェルが得られる。このようにして得られたp型ウェル内に深い n型イオン注入により電荷転送チャネル1を形成する。この場合も、イオン注入 エネルギーを約80KeVにするとともに、ドーズ量を約1.1・1012燐原子 /cm2にし、熱処理後約0.8μmの深さの電荷転送チャネル1を得る。従っ て、チャネル1と基板6との間のブルーミング防止用の障壁層4に対し約2.7 μmの厚さの層が残存する。すなわち、この層は通常の動作電圧での動作中その 厚さ全体に亘って空乏化される程度に薄肉となる。第3のドーピング工程で、チ ャネル画成領域3と、ソース領域14と、ドレイン領域3,16とを設ける。こ の目的のために、ドーピングマスクを用いて、硼素イオンを約50KeVのエネ ルギー及び2・1013/cm2のドーズ量で注入する。図示の例では、ソース及 びドレイン領域の双方がp型領域4に隣接する。しかしこのことは欠点となるも のではない。その理由は、このp型領域の層は動作中空乏化され、従ってソース 及びドレイン間の導電性の接続部を構成しない為である。これら3つのイオン注 入工程後、半導体本体の表面上にゲート誘電体10を形成する。このゲート誘電 体の層は単一の酸化物層の形態で設けることができるが、シリコン酸化物とシリ コン窒化物との複合層として設けることもできる。 ゲート誘電体10上には、ドーピングしたポリの第1層を形成し、この第1層 から電極8,11及び20を、マスキングしたエッチング工程により得る。次に 、このアセンブリにマスク25、例えばホトレジスト層を被覆し、このマスクが ポリ電極11及び20と相俟って、領域19を画成するドーピング窓を形成する ようにする。この場合、電荷転送方向で見て、領域19がゲート11及び20に 対して自動的に整合される為、この方向での臨界的な整合が回避されるというこ とに注意すべきである。これに対し交差する方向では、表面を、図4に破線で示 すマスク25の部分27によりマスクし、この部分27により、少なくとも、後 の工程で延長部26を設ける領域をほぼ被覆する。次に、燐イオンを180Ke Vのエネルギー及び2・1012/cm2の濃度で半導体本体中に注入してn型領 域19を得る。この段階での装置を図4に示す。 マスク25を除去し、熱処理を行なった後、第2のポリ層を設け、このポリ層 からゲート7,9及び18a,18bを形成する。電荷転送方向に対し平行な方 向では、ゲート18の縁部が実際上領域19の縁部と一致する。 これに対し交差する方向、すなわちソース領域14からドレイン領域16に向 かう方向では、ゲート18が領域19と自己整合されない為、領域19がこの方 向でゲートを越えて突出するおそれがある。生じるおそれのあるこのような不整 合は、ソース領域14及びドレイン領域16とゲート18との間に位置する領域 中にp型延長部26を設けることにより少なくとも部分的に補償される。この目 的のために、ポリにより被覆されていない表面の部分をイオン注入に対してマス クする他のマスク28を設ける。図5はこの段階での装置を図1のII−II線上を 断面として示している。次に、前記の延長部を、例えば25KeVのエネルギー 及び5・1012/cm2のドーズ量で硼素イオンを注入することにより設けるこ とができる。ゲート18はイオン注入マスクとして作用する為、延長部26は図 2に示すようにゲート18に対して正確に整合され、従って、ゲート18に対す る領域19の不整合により生じる影響を少なくとも部分的に過ドーピングにより 補償する。延長部26はMOST12を低抵抗にするばかりではなく、その深さ は浅い為、ゲート18a及び18bとの重なり、従って寄生キャパヒタンスがほ んのわずかとなり、このことはトランジスタの雑音特性にとって好ましいことで ある。nチャネルMOSトランジスタに対するn型領域を設けたり、接点を設け たり、装置を表面安定化層で被覆したりするような他の処理工程は当該技術分野 において既知の方法で行なうことができ、その更なる説明は省略する。 前述した電荷検出器は十分自己整合的に製造しうる。ゲート18を設ける前に ドーピングされる領域19も延長部26の為にゲート18に対して実際に正確に 位置決めされるということに特に注意すべきである。このことは電荷検出器の感 度にとって重要なことである。その理由は、検出すべき電荷パケットが主として この正確な位置決めのためにゲート18の下側の電荷蓄積領域内に蓄積され、こ の電荷蓄積領域からMOSTのチャネル中の表面電位を、従ってMOSTの導電 度を決定する為である。更に、MOST検出器が両側構造である為、トランジス タの実効幅が広く、従ってトランジスタの雑音特性及び電荷蓄積容量が良好とな る。又、同時に、電荷結合装置のゲート電極としても作用するゲート18がクロ ック電極7,8,9等の長さに匹敵する幅を有しうる為、電荷結合装置の速度特 性が全く或いは殆ど影響を受けない。 図6は、本発明による装置の第2の実施例の、図2の断面に対応する断面を示 す。説明を簡単にするために、図6において図2の構成部に対応するものに同じ 符号を付した。本例の場合、図2の実施例との主たる相違点は、電荷結合装置が 相補の導電型、すなわち信号が正孔パケットで形成されるp型であり、電荷検出 器がnチャネル型の表面MOSTを以って構成されているという点である。この 目的のために、p型半導体本体6内に設けられ、中間挿入n型領域4によりこの p型半導体本体6から分離されているp型表面層1を以って電荷転送チャネルを 形成する。電荷転送チャネルは、この場合n導電型である画成領域3により横方 向で画成されている。電荷蓄積領域19はそのドーピング濃度が層1のドーピン グ濃度よりも高いp型領域を以って形成されている。ソース領域14及びドレイ ン領域16と、これらソース及びドレイン領域をゲート18a及び18bの下側 のチャネル領域に接続する延長部26とはn型領域から形成されている。 本例の場合、特に、電子の移動度が正孔の移動度よりも高く、従って電流も高 くなる為に、雑音特性が良好になり、拡散定数が低いAs又は可能ならばSbの ようなドーパントを延長部26のドーピング用に用いることができ、この拡散定 数はBの拡散定数よりも少なくとも著しく低く、従って延長部26がゲート18 の下側に全く或いはほんのわずかしか延在しない為、寄生キャパシタンスも極め て低くなるという利点が得られる。 ドーピング濃度は前の例のドーピング濃度に一致させることができる。前の例 との他の相違点は、ソース領域14及びドレイン領域16と画成領域3とが領域 4中に延在せず、半導体本体の表面から電荷転送チャネル1の厚さの一部に亘っ て延在するだけであるという点である。領域3,16と領域4との間にはp型層 1の一部分が残存し、この部分は電界効果によりピンチオフさせることができる 。本例では、漏洩電流が領域4を経てMOSTのソース領域14及びドレイン領 域16間に流れるおそれが回避される。 電流源23(図1)としては、それ自体既知の方法で抵抗を用いることができ る。図7はこの目的に特に適した実施例を示し、この場合寄生キャパシタンスが 極めて低くなるという利点が得られる。一例として示す本例は図1によるnチャ ネルCCDの第1実施例に適合しうる。図6の実施例における電流源として適し た抵抗は導電型を反転させることにより簡単に得ることができる。抵抗はn型領 域30を有し、このn型領域30はn型CCDチャネル1と同時に形成され、従 ってチャネル1と同じ厚さ及び同じ組成を有する。抵抗領域30には、それぞれ 最低電圧及び最高電圧に対する2つの接続接点31及び32が設けられている。 領域30は半導体本体2内でp型領域33により囲まれており、このp型領域は p型ウェル4(図2及び3)と同時に形成され、従って領域4と同じ厚さ及び同 じドーピング濃度を有する。領域33は、CCDチャネルが形成されているp型 ウェル4に、例えば接続部34を経て導電的に接続しうる。動作中は接続点32 に例えば15Vの高電圧が印加される為、ソース14に接続されている接続点3 1における電圧はほぼ0Vとなる。これらの状態の下では、領域30の下側のp 型領域33はCCDチャネル1の下側の領域14と同様に完全に空乏化される。 抵抗30の寄生キャパシタンスは主として、領域30及び33間のpn接合35 のキャパシタンスにより決定される。領域33はその厚さ全体に亘り空乏化され る為、このキャパシタンスは極めて小さくなる。従って、電荷結合装置を製造す るのに用いられた処理工程のみを用いて、キャパシタンスが極めて低い抵抗を得 ることができる。 本発明は上述した実施例に限定されず、当業者は本発明の範囲内で種々の変更 を施すことが可能である。例えば、ゲート誘電体10はシリコン酸化物以外の材 料、例えばシリコン窒化物又はオキシニトリドのような材料を有するようにしう る。本発明は撮像装置に用いるのみならず、それ自体既知の他の種類のあらゆる 電荷結合装置に用いても有利である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1導電型の表面領域の形態の電荷転送チャネルが表面に設けられている半 導体本体を具える埋込チャネル型の電荷結合装置であって、前記の表面領域は第 1導電型とは反対の第2導電型の画成領域により半導体本体中で横方向に画成さ れており、この表面領域には絶縁ゲート表面チャネル電界効果トランジスタの形 態の電荷検出器が設けられ、電荷転送チャネル中には局部的に第2導電型の表面 領域が設けられて電界効果トランジスタのソース領域を形成しており、電荷転送 チャネルの両側における第2導電型の画成領域の部分がソース領域に近接する電 界効果トランジスタのドレイン領域を形成しており、ソース領域とドレイン領域 との間の電荷転送チャネルの部分が電界効果トランジスタのチャネル領域を形成 している当該電荷結合装置において、 ゲート電極が、表面で見てソース領域の両側に位置する2つの副領域を有し、 これら副領域はソース領域と画成領域との間に重なり無く延在し、電荷転送チャ ネルと同じ導電型であるが電荷転送チャネルよりも高いドーピング濃度を有する 1つ又は数個の領域が電荷転送チャネル内に設けられ、前記の1つ又は数個の領 域は少なくとも大部分がゲート電極の副領域の下側のみに延在しており、ソース 及びドレイン領域には、表面で見てソース及びドレイン領域とゲート電極の副領 域との間に延在する第2導電型の延長部が設けられていることを特徴とする電荷 結合装置。 2.請求の範囲1に記載の電荷結合装置において、第2導電型のソース領域及び 画成領域が1回の同じドーピング工程で半導体本体中に設けられた領域を以て構 成されていることを特徴とする電荷結合装置。 3.請求の範囲2に記載の電荷結合装置において、電界効果トランジスタのソー ス領域と画成領域、従ってドレイン領域とが、表面から半導体本体中に電荷転送 チャネルの少なくともほぼ厚さ全体に亘って延在していることを特徴とする電荷 結合装置。 4.請求の範囲3に記載の電荷結合装置において、半導体本体が第1導電型の基 板を有し、この基板は少なくとも表面とは反対側で第2導電型の中間挿入領域 により電荷転送チャネルから分離されており、この中間挿入領域の厚さ及びドー ピング濃度は、動作中基板と電荷転送チャネルとの間の中間挿入領域の厚さ全体 に亘って延在する空乏領域が形成される程度に小さくなっていることを特徴とす る電荷結合装置。 5.請求の範囲1〜4のいずれか一項に記載の電荷結合装置において、ソース及 びドレイン領域の延長部の厚さがソース及びドレイン領域の厚さよりも薄いこと を特徴とする電荷結合装置。 6.請求の範囲1〜5のいずれか一項に記載の電荷結合装置において、電荷転送 チャネルがp型であり、電界効果トランジスタのソース及びドレイン領域がn型 であることを特徴とする電荷結合装置。 7.請求の範囲6に記載の電荷結合装置において、ソース及びドレイン領域の延 長部にAs原子がドーピングされていることを特徴とする電荷結合装置。 8.請求の範囲1〜7のいずれか一項に記載の電荷結合装置を有することを特徴 とする撮像装置。
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