JPH0950238A - 感熱記録用ラベル - Google Patents

感熱記録用ラベル

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Publication number
JPH0950238A
JPH0950238A JP7349034A JP34903495A JPH0950238A JP H0950238 A JPH0950238 A JP H0950238A JP 7349034 A JP7349034 A JP 7349034A JP 34903495 A JP34903495 A JP 34903495A JP H0950238 A JPH0950238 A JP H0950238A
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JP
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label
heat
thermosensitive
layer
support
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JP7349034A
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Inventor
Masanaka Nagamoto
正仲 長本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の方の側
に感熱性粘着層を設けてなるライナーレスラベルであっ
て、安全に且つ地肌カブリ等の問題を起さずに、ラベル
カット等の印加装置とのマッチング性が良好な感熱記録
用ラベルを提供すること。 【解決手段】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の側
に感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベルにおい
て、一つのカット部分長さが1.5mm以下で且つカッ
ト部分長が未カット部分長の2倍以上の長さからなるミ
シン目が、ラベル原反の流れ方向に対して直角方向に設
けられていることを特徴とする感熱記録用ラベル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体の一方に感
熱発色層を、他方に粘着剤を有し、ラベル原反の流れ方
向に対し直角方向にミシン目が設けられているライナー
レスの感熱記録用ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、感熱記録用ラベルはPOS分野を
代表として広い分野で使用されているが、サーマルラベ
ルにおいては、通常、表面に感圧粘着剤層を介して剥離
紙(ライナー)を貼付ているのが実状である。
【0003】しかしながら、このような感熱記録用ラベ
ルは有用なものの、その反面多くの欠点を有している。
即ち、剥離紙は、製品であるラベル自体に比べて大きな
面積を有しており、これら剥離紙は、製品であるラベル
保管中はもとより、使用中にも取り扱われなければなら
ず、更には感熱記録用ラベルから取り除いた後も後処理
しなければならない。従って、最近のエコロジー観点か
らも廃棄ゴミが多量に出るうえ、コインでラベルを貼付
する際の作業性、生産性に劣るため、剥離紙の使用に伴
う製造コスト、剥離紙自体のコストで高コストとなる等
の問題点をかかえている。
【0004】これらの問題点を解決するために、剥離紙
を貼付しない感熱記録用ラベルとして例えば、粘着剤を
マイクロカプセル化したもの、保護層上に粘着剤に対す
る剥離剤層を設けたもの等が実開昭59−43979号
公報、実開昭59−46265号公報、特開昭60−5
4842号公報等に提案されている。
【0005】しかし、これらは粘着力が弱いことや、サ
ーマル紙表面に印刷ができない等の不具合があり、実用
に至っていない。
【0006】また、機能性の粘着剤として、感熱性粘着
剤を用いる方法が特開昭63−303387号公報、実
公平5−11573号公報に提案されているが、いずれ
も、熱を与えて活性化した時の地肌発色や粘着力不足及
び、活性化させるための熱エネルギーを与えるヒータ等
の印加装置が高温となるために安全性・操作性等に問題
があり実用上好ましいとは言えない。
【0007】また、ラベルの作成においては、現状のラ
イナー付ラベルでは、粘着品を印刷・打ち抜きによりラ
ベルを作成している。しかし、本発明の如きライナーレ
スラベルにおいては打ち抜き加工ができないために、印
字後にカットしてラベルを作成しなければならない。し
かし、粘着状態でのカットの場合は勿論、感熱粘着層に
おける活性化剤の非粘着状態でのカットの場合において
も、カット刃への粘着物付着が問題となり、連続カット
時における刃の寿命及びカット面の切り口等に問題があ
り、実用上好ましいとは言えない。
【0008】このような理由から、サーマル特性、粘着
特性、及び印加装置とのマッチング性等において、従来
の剥離紙を用いる感熱記録用ラベルと同等のものが得ら
れていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような感熱記録用ラベルの現状に鑑み、支持体の一方
の側に感熱発色層、他の方の側に粘着層を設けてなるラ
イナーレスラベルに関するもので、特に感熱性粘着剤を
用いた方式において、安全にかつ地肌かぶり等の問題を
起さずに、ラベルカット等の印加装置とのマッチング性
が良好な感熱記録用ラベルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような感熱記録用ラ
ベルにおける諸問題は、本発明の(1)「支持体の一方
の側に感熱発色層、他の側に感熱性粘着層を設けてなる
感熱記録用ラベルにおいて、一つのカット部分長が1.
5mm以下で且つカット部分長が未カット部分長の2倍
以上の長さからなるミシン目が、ラベル原反の流れ方向
に対して直角方向に設けられていることを特徴とする感
熱記録用ラベル」、(2)「支持体の一方の側に感熱発
色層、他の側に感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラ
ベルにおいて、一つのカット部分長が1.5mm以下で
且つカット部分長が未カット部分長の2倍以上の長さか
らなるミシン目が、ラベル原反の流れ方向に対して直角
方向に設けられており、前記ミシン目部分の引張り強度
が2.5kg/cm以下であることを特徴とする感熱記
録用ラベル」、(3)「支持体の一方の側に感熱発色
層、他の側に感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベ
ルにおいて、一つのカット部分長が1.5mm以下で且
つカット部分長が未カット部分長の2倍以上の長さから
なるミシン目が、ラベル原反の流れ方向に対して直角方
向に設けられており、印刷パターン毎のミシン目が設け
られていることを特徴とする感熱記録用ラベル」、
(4)「支持体の一方の側に感熱発色層、他の側に感熱
性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベルにおいて、一つ
のカット部分長が1.5mm以下で且つカット部分長が
未カット部分長の2倍以上の長さからなるミシン目が、
ラベル原反の流れ方向に対して直角方向に設けられてお
り、前記ミシン目部分の引張り強度が2.5kg/cm
以下であり、印刷パターン毎のミシン目が設けられてい
ることを特徴とする前記(1)〜(4)のうちの何れか
の感熱記録用ラベル」、(5)「前記支持体と感熱発色
層間及び/又は支持体と感熱性粘着層間に、熱可塑性樹
脂を殻とする微小中空粒子を主成分とする非発泡性断熱
層を設けたことを特徴とする、前記(1)〜(4)の感
熱記録用ラベルのうちの何れかの感熱記録用ラベル」、
(6)「前記支持体と感熱発色層間及び/又は支持体と
通常非粘着で活性化時に粘着性を帯びる粘着層間に、熱
可塑性樹脂を殻とする微小中空粒子を主成分とする非発
泡性断熱層を設けたことを特徴とする、前記(1)〜
(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れかの感熱記録用
ラベル」、(7)「前記支持体と感熱発色層間及び/又
は支持体と感熱性粘着層間に、熱可塑性樹脂を殻とし平
均粒径が0.4〜10μmで、且つ中空率が30%以上
の微小中空粒子を主成分とする非発泡性断熱層を設けた
ことを特徴とする、前記(1)〜(4)の感熱記録用ラ
ベルのうちの何れかの感熱記録用ラベル」、(8)「前
記支持体と感熱発色層間及び/又は支持体と通常非粘着
で活性化時に粘着性を帯びる粘着層間に、熱可塑性樹脂
を殻とし平均粒径が0.4〜10μmで、且つ中空率が
30%以上の微小中空粒子を主成分とする非発泡性断熱
層を設けたことを特徴とする、前記(1)〜(4)の感
熱記録用ラベルのうちの何れかの感熱記録用ラベル」、
(9)「前記感熱性粘着層及び/又は支持体と感熱発色
層間の中間層に0.7〜2.5μmの赤外領域に吸収を
有する赤外吸収物質を含有することを特徴とする、前記
(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れかの感
熱記録用ラベル」、(10)「前記支持体と感熱発色層
間及び/又は支持体と通常非粘着で活性化時に粘着性を
帯びる粘着層間に、熱可塑性樹脂を殻とする微小中空粒
子を主成分とする非発泡性断熱層を設け、前記感熱性粘
着層及び/又は支持体と感熱発色層間の中間層に0.7
〜2.5μmの赤外領域に吸収を有する赤外吸収物質を
含有することを特徴とする前記(1)〜(4)の感熱記
録用ラベルのうちの何れかの感熱記録用ラベル」、(1
1)「前記感熱性粘着層及び/又は支持体と感熱発色層
間の中間層に0.7〜2.5μmの赤外領域に吸収を有
する赤外吸収物質として黒鉛を含有することを特徴とす
る、前記(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何
れかの感熱記録用ラベル」、(12)「前記支持体と感
熱発色層間及び/又は支持体と通常非粘着で活性化時に
粘着性を帯びる粘着層間に、熱可塑性樹脂を殻とする微
小中空粒子を主成分とする非発泡性断熱層を設け、前記
感熱性粘着層及び/又は支持体と感熱発色層間の中間層
に0.7〜2.5μmの赤外領域に吸収を有する赤外吸
収物質として黒鉛を含有することを特徴とする前記
(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れかの感
熱記録用ラベル」、(13)「前記感熱性粘着層及び/
又は支持体と感熱発色層間の中間層に0.7〜2.5μ
mの赤外領域に吸収を有し溶解した形、若しくは粒子径
が2μの粒子の形の赤外吸収物質を0.005〜0.3
g/m2の範囲で含有することを特徴とする、前記
(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れかの感
熱記録用ラベル」、(14)「前記支持体と感熱発色層
間及び/又は支持体と通常非粘着で活性化時に粘着性を
帯びる粘着層間に、熱可塑性樹脂を殻とする微小中空粒
子を主成分とする非発泡性断熱層を設け、前記感熱性粘
着層及び/又は支持体と感熱発色層間の中間層に0.7
〜2.5μmの赤外領域に吸収を有有し溶解した形、若
しくは粒子径が2μの粒子の形の赤外吸収物質を0.0
05〜0.3g/m2の範囲で含有することを特徴とす
る前記(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れ
かの感熱記録用ラベル」、(15)「前記支持体と感熱
性粘着層間にバリヤー層を設けることを特徴とする、前
記(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れかの
感熱記録用ラベル」、(16)「前記支持体と感熱発色
層間及び/又は支持体と通常非粘着で活性化時に粘着性
を帯びる粘着層間に、熱可塑性樹脂を殻とする微小中空
粒子を主成分とする非発泡性断熱層を設け、前記支持体
と感熱性粘着層間にバリヤー層を設けることを特徴とす
る、前記(1)〜(4)の感熱記録用ラベルのうちの何
れかの感熱記録用ラベル」、(17)「前記支持体と感
熱性粘着層間に0.1〜5g/m2の範囲の水溶性樹脂
バリヤー層を設けることを特徴とする、前記(1)〜
(4)の感熱記録用ラベルのうちの何れかの感熱記録用
ラベル」及び(18)「前記支持体と感熱発色層間及び
/又は支持体と通常非粘着で活性化時に粘着性を帯びる
粘着層間に、熱可塑性樹脂を殻とする微小中空粒子を主
成分とする非発泡性断熱層を設け、前記支持体と感熱性
粘着層間に0.1〜5g/m2の範囲の水溶性樹脂バリ
ヤー層を設けることを特徴とする、前記(1)〜(4)
の感熱記録用ラベルのうちの何れかの感熱記録用ラベ
ル」により達成される。本発明者は、感熱記録用ラベル
における上記問題点を解決すべく鋭意検討の結果、本発
明を完成した。以下本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明で施される、ラベル原反の流れ方向
に対して直角方向に設けるミシン目の加工については、
一般的には、ミシン目がのカット穴を入れる刃を取り付
けた回転体を搬送しているラベルに押し付けながらラベ
ルに穴を入れていく方法や、刃を取り付けた平版をラベ
ルに押し付けながら穴を入れていく方法等があるが、本
発明においては、特にこれらの方法に限定されるもので
はない。以下詳細に本発明を説明する。
【0012】本発明においては、図1および特に図2に
1例示されるように、一つのカット部分長が1.5mm
以下で且つカット部分長が未カット部分長に対して、2
倍以上であることが必要であり、更に好ましくは3倍か
ら10倍の範囲が好ましい。図1は感熱発色層塗布済紙
の裏面に粘着剤を塗布乾燥してスリット加工した後に、
ラベル版の流れ方向に対して直角方向二、本発明のミシ
ン目加工を施し得られたラベルの1例を示してしる。図
2は本発明におけるミシン目加工を理解させるためのモ
デルを誇張して示しており、したがってカット部分長や
未カット部分長の寸法は実際の寸法である。図2におい
て、ミシン目の未カット部分はα1〜α6で、カット部
分はβ1〜β5で示される。先に説明したように本発明
の感熱記録用ラベルにおいては一つのカット部分長(β
1、β2、β3、β4、β5)が1.5mm以下で且
つ、カット部分長(この例ではβ1+β2+β3+β4
+β5)が未カット部分長(この例ではα1+α2+α
3+α4+α5+α6)の2倍以上のミシン目がラベル
版の流れ方向対して直角に設けられ、かつ、この図2
a、図2bの例においては印刷パターン毎にミシン目が
設けられている。一つのカット部分長が1.5mm以下
で且つ我々はカット部分長が未カット部分長の2倍以上
の場合には、通常のラベル用基質を用いたラベル版は勿
論のこと、長繊維が十分に絡み合ってなる上質の基質が
用いられかつ、一方の側が感熱発色層により、また他方
の側が粘着層により引き裂き強度の増加したラベル版に
おいても、ミシン目部分での所望切離しがなしうること
を知見した。一つのカット部分長が1.5mm以下で且
つカット部分長が未カット部分長の2倍未満であれば、
ラベルに感熱印字した後の、ミシン目部分でのラベルの
切離しが困難となる。また、基材の厚みにより、カット
部分長と未カット部分長との長さの比が同じでも切離し
に差がでてくる。薄い基材であれば、未カット部分長に
対するカット部分長が2〜3倍のミシン目加工でも、ラ
ベルの切離しが比較的容易であるが、厚口基材の場合に
は引張り強度(JIS P8113)が2.5kg/c
m以下になるように、未カット部分長に対するカット部
分長の割合を大きくする必要がある。
【0013】本発明の感熱記録用ラベルにおいては、一
方の側に感熱発色層を設けた支持体の他方の側に通常非
粘着で活性化時に粘着性を帯びる感熱性粘着層が設けら
れる。この感熱粘着層は赤外光吸収の結果活性化されて
粘着性を帯びる。本発明においてはこの粘着層に赤外光
吸収量を含有させることができる。
【0014】本発明で用いる赤外吸収物質とは広義の意
味においては、0.7〜20μmの赤外領域の波長の光
を有効に吸収し、光を熱に変換することが可能である有
機又は無機化合物が例示される。
【0015】上記の赤外線吸収物質の具体例としては、
近赤外吸収色素である、シアニン系色素、アズレニウム
系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウム系色素、ス
クワリリウム系色素、トリアリールメタン系色素、イン
モニウム系色素、ジインモニウム系色素、チオールニッ
ケル錯塩系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシア
ニン系色素、アントラキノン系色素、及びトリフェニル
フォスフェイト、2−エチルヘキシルジフェニルフォス
フェイト、フルフリルアセテート、ビス(1−チオ−2
−フェノレート)ニッケル−テトラブチルアンモニウ
ム、ビス(1−チオ−2−ナフトレート)ニッケル−テ
トラブチルアンモニウム、1,1’−ジエチル−4,
4’−キノカ−ボシアニンアイオダイド、1,1’−ジ
エチル−6,6’−ジクロロ−4,4’−キノトリカ−
ボシアニンアイオダイド等の有機化合物が挙げられる。
【0016】さらに、酸化アルミニウムなどの金属酸化
物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの金
属水酸化物;橄欖石族、拓榴石族、輝石族、角閃石族、
雲母族、長石族、シリカ鉱物族、粘土鉱物などの珪酸塩
鉱物;珪酸亜鉛、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、
珪酸バリウムなどの珪酸塩化合物;珪酸亜鉛、珪酸マグ
ネシウム、珪酸カルシウム、珪酸バリウムなどの珪酸塩
化合物;リン酸亜鉛などのリン酸塩化合物;四窒化三ケ
イ素、窒化ホウ素などの窒化合物;硫酸バリウム、硫酸
カルシウム、硫酸ストロンチウムなどの硫酸塩化合物;
炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭
酸亜鉛などの炭酸塩化合物;及び硝酸カリウムなどの硝
酸塩化合物等の無機化合物が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0017】また、赤外吸収物質には、一般に溶媒に溶
解しない分散性近赤外吸収物質と溶媒に溶解する溶解性
近赤外吸収物質があるが、一般に、分散性近赤外吸収物
質は、黒色や黒灰色というような、着色が強く、溶解性
近赤外吸収物質に比べ、0.7〜2.5μmに広い近赤
外領域全体に一様な強い吸収があるため、吸収した近赤
外光の熱への変換効率が高く、また、これら機能の経時
安定性が優れているという、分散性近赤外吸収物質が本
来有していた、特異の性質を有効に利用して、感熱性粘
着剤に粘着性を持たせることが可能となった。
【0018】本発明に利用する分散性近赤外吸収物質と
しては、0.7〜2.5μmの波長に一様の強い吸収波
長を有し、その光を熱に変換することのできる性質を有
するものであればよいが、特に黒鉛が好ましい。
【0019】黒鉛にその製法、製造から、鱗状黒鉛、粒
状黒鉛、塊状黒鉛、土状晶黒鉛等の天然黒鉛、人造黒鉛
が存在するが、そのいずれも例示することができる。こ
れら赤外吸収物質は、可能なかぎり、微粒子化して使用
するのが好ましく、溶解若しくは平均粒径を2.0μm
以下とすることが好ましい。微粒化方法は、通常の乾式
及び湿式粉砕法や溶解コロイドというような化学的手法
の、いずれであってもよい。上記のような分散性である
微粒子化した黒鉛は、他のいかなる赤外吸収物質、色素
に対して吸収効果が優れ、熱に変換する効率が優れるも
のであり、優れた粘着性を示すこととなる。
【0020】感熱性粘着層及び/又は支持体と感熱性粘
着層間の中間層に、黒鉛である分散性近赤外吸収物質を
使用するに際しては、着色性、サーマル紙表面への汚染
等からできるだけ少量であることが好ましく、その含有
量は0.005g/m2から0.2g/m2である。分散
性近赤外吸収物質が0.3g/m2を越えると、感熱粘
着剤層の着色や印字した際のサーマル紙表面のPCS低
下(地肌部の着色による)、被着体への汚染、また、多
量の分散性近赤外線吸収物質のため、赤外光のエネルギ
ーを大過剰に取り込みこれが起因して、サーマル紙表面
の地肌部のカブリを引き起こすこととなる。また、分散
性近赤外吸収物質が0.005g/m2以下であると、
その存在が少ないため、赤外光の照射によっても、光エ
ネルギーが熱エネルギーに変換される効率が少なく、感
熱性粘着剤が活性化されず、粘着性の発現がなされてい
ない。
【0021】分散性近赤外吸収物質の黒鉛は、感熱性粘
着剤と、請求の範囲内の比率によって混合塗布され、活
性化を引き起こす赤外光エネルギーの大きさによって、
その塗布量は適宜かえることが可能であるが、感熱性粘
着剤として少なくとも10g/m2、好ましくは15〜
30g/m2程度である。また、赤外吸収物質を含む感
熱性粘着剤層の下側に基材に接して、バリヤ層を設けて
もよい。バリヤ層は、光を照射して、それを熱変換し、
熱活性化した粘着剤が支持体に浸みこんで効果を減少さ
せること及び赤外吸収物質を含有する感熱性粘着層を塗
布する際の支持体への浸みこみを防ぐことを果たす。
【0022】本発明におけるバリヤ層で用いる水溶性高
分子樹脂としては、以下のような化合物が例示される。
【0023】ポリビニルアルコール、セルロース誘導
体、澱粉及びその誘導体、カルボキシル基変性ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリル酸及びその誘導体、スチレ
ン/アクリル酸共重合体及びその誘導体、ポリ(メタ)
アクリルアミド及びそれらの誘導体、スチレン/アクリ
ル酸/アクリルアミド共重合体、アミノ基変性ポリビニ
ルアルコール、エポキシ変性ポリビニルアルコール、ポ
リエチレンイミン、イソブチレン/無水マレイン酸共重
合体及びその誘導体等。
【0024】また、フィラーとしては、例えば、炭酸カ
ルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アル
ミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タル
ク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微粉
末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル
酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙
げることができる。
【0025】また、支持体と感熱発色層の間に熱可塑性
樹脂からなる平均粒子径2.0〜20μmでかつ中空度
80%以上の微小中空粒子を主成分とする非発泡性断熱
層を設けることにより、サールヘッドの熱エネルギーの
効率的活用による発色感度の向上、及び、感熱性粘着剤
を活性化するのに必要とする裏面の感熱性粘着剤層への
光照射エネルギーの熱変換による感熱発色層の地肌発色
(地肌カブリ)防止の効果を及ぼす。
【0026】本発明に用いられる熱可塑性樹脂を殻とし
てなる微小中空粒子は、内部に空気その他の気体を含有
するもので、既に発泡状態となっている微小中空粒子で
あり、この平均粒子径は2.0〜20μmのものが使用
できるが、3〜10μmのものがより好ましい。この平
均粒子径(粒子外径)が2.0μmよりも小さいもの
は、任意の中空度にするのが難しい等の生産上の問題が
あって、コストの面で問題があり、逆に20μmより大
きいものは、塗布乾燥後の表面の平滑性が低下するた
め、サーマルヘッドとの密着性が低下し、ドット再現性
が悪くなるなるとともに感度向上効果が低下する。従っ
て、このような粒子分布は粒子径が前記範囲にあると同
じに、バラツキの少ない分布スペクトラムの均一なもの
が望ましい。
【0027】さらに、本発明において用いるプラスチッ
ク球状中空粒子は中空度が30%以上のものが使用でき
るが、50%以上がより好ましい。この中空度が30%
未満のものは断熱性が不十分なため、サーマルヘッドか
らの熱エネルギーが支持体を通じて感熱記録材料の外へ
放出され、発色感度向上がなされず、また、光照射によ
る熱変換の熱エネルギーの断熱効果が少なく、感熱性粘
着剤の活性化の効果が劣り、粘着性の発現が弱まる。
【0028】なお、ここでいう中空度とは、中空粒子の
外径と内径の比であり、下記式で表示されるものであ
る。
【0029】
【数1】
【0030】なお、本発明で用いる微小中空粒子は、前
記したように熱可塑性樹脂を殻とするものであるが、該
樹脂としては、特に塩化ビニリデンとアクリロニトリル
を主体とする共重合体樹脂が好ましい。
【0031】支持体と感熱発色層間に非発泡性断熱層を
設けるには、前記の微小中空粒子を公知の水溶性高分
子、水性高分子エマルジョンなどのバインダーと共に水
に分散し、これを支持体表面に塗布し、乾燥することに
よって得られる。この場合、微小中空粒子の塗布量は、
支持体1m2当たり少なくとも1g、好ましくは2〜1
5g程度であり、またバインダー樹脂の塗布量は、中間
層を支持体に強く結合させるような量でよく、通常は該
微小中空粒子とバインダー樹脂との合計量に対して2〜
50重量%である。
【0032】本発明において、前記非発泡性断熱層を形
成する際に使用されるバインダーとしては、従来公知の
水溶性高分子及び/又は水性高分子エマルジョンから適
宜選択される。その具体例としては、水溶性高分子とし
て例えば、ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導
体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル
酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無
水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水
マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、
アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等が挙げられ
る。また、水性高分子エマルジョンとしては、スチレン
/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエン/アクリ
ル系共重合体等のラテックスや酢酸ビニル樹脂、酢酸ビ
ニル/アクリル酸共重合体、スチレン/アクリル酸エス
テル共重合体、アクリル酸エステル樹脂、ポリウレタン
樹脂等のエマルジョン等が挙げられる。
【0033】なお、本発明の非発泡性断熱層において
は、前記微小中空粒子、(場合により顔料)及びバイン
ダーと共に、必要に応じて、更にこの種の感熱記録材料
に慣用される補助添加成分、例えば、熱可融性物質、界
面活性剤等を併用することができる。この場合、熱可融
性物質の具体例としては、後に感熱記録層成分との関連
で示される各種のものが挙げられる。
【0034】本発明で使用する感熱性粘着剤については
詳細説明を省略するが、基本的に(a)ポリ酢酸ビニ
ル、ポリメタクリル酸ブチル、酢酸ビニル−塩化ビニリ
デンコポリマー、合成ゴム、酢酸ビニル−アクリル酸2
−エチルヘキシルコポリマー、酢酸ビニル−エチレンコ
ポリマー、ビニルピロリドン−スチレンコポリマー、ス
チレン−ブタジエンコポリマー、ビニルピロリドン−ア
クリル酸エチルコポリマー、などの高分子樹脂と、
(b)フタル酸ジフェニル、フタル酸ジヘキシル、フタ
ル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒドロアビエチル、
イソフタル酸ジメチル、安息香酸スクローズ、二安息香
酸エチレングリコール、三安息香酸トリメチロールエタ
ン、三安息香酸グリセリド、四安息香酸ペンタエリトリ
ット、八酢酸スクロース、クエン酸トリシクロヘキシ
ル、N−シクロヘキシル−pートリエンスルホンアミ
ド、等の常温で固体の可塑剤と、(c)ロジン誘導体
(ロジン、重合ロジン、水添ロジン又はそれらのグリセ
リン、ペンタエリスリトール等とのエステル、樹脂酸ダ
イマー等)テルペン樹脂系、石油樹脂系、フェノール樹
脂系、キシレン樹脂系、等の粘着性付与剤を含有するも
のを使用することができる。
【0035】以下に、このような感熱性粘着剤の組成の
一例を示すが、本発明は、これらに限定されない。 スチレン−ブタジエンコポリマー 30〜70重量部 フタル酸ジシクロヘキシル 2〜15重量部 ペンタエリストールテトラベンゾエート 20〜60重量部
【0036】光を熱に変換すべく必要な光源としては、
Xeフラッシュランプ、石英製フラッシュランプ、ハロ
ゲンランプ、水銀ランプ等の0.7〜20μmの赤外領
域の波長を含む赤外線電球であれば、使用可能であり、
感熱粘着剤層又は支持体と感熱粘着層間の中間層赤外吸
収物質の性質、変換効率にあわせて、適宜選ぶことがで
きる。
【0037】本発明の感熱記録層において用いられるロ
イコ染料は、単独又は2種以上混合して適用されるが、
このようなロイコ染料としては、この種の感熱記録材料
に適用されているものが任意に適用され、例えば、トリ
フェニルメタン系、フルオラン系、フェノチアジン系、
オーラミン系、スピロピラン系、インドリノフタリド系
等の染料のロイコ化合物が好ましく用いられる。このよ
うなロイコ染料の具体例としては、例えば、以下に示す
ようなものが挙げられる。
【0038】3,3−ビス(pージメチルアミノフェニ
ル)−フタリド、3,3−ビス(pージメチルアミノフ
ェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタ
ルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(pージメチ
ルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド、
3,3−ビス(pージメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、3,3−ビス(pージブチルアミノフェ
ニル)フタリド、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロ
ルフルオラン、3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチル
フルオラン、3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メ
チル−7−(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、
ベンゾイルロイコメチレンブルー、6’−クロロ−8’
−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピリロスピラン、6’
−ブロモ−3’−メトキシ−ベンゾインドリノ−ピリロ
スピラン、3−(2’−ヒドロキシ−4’−ジメチルア
ミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−5’−クロル
フェニル)フタリド、3−(2’−ヒドロキシ−4’−
ジメチルアミノフェニル)−3−(2’−メトキシ−
5’−ニトロフェニル)フタリド、3−(2’−ヒドロ
キシ−4’−ジエチルアミノフェニル)−3−(2’−
メトキシ−5’−メチルフェニル)フタリド、3−
(2’−メトキシ−4’−ジメチルアミノフェニル)−
3−(2’−ヒドロキシ−4’−クロル−5’−メチル
フェニル)フタリド、3−モルホリノ−7−(N−プロ
ピル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−
ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベン
ジル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−
ピロリジノ−7−(ジ−pークロルフェニル)メチルア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロル−
(αーフェニルエチルアミノ)フルオラン、3−(N−
エチル−pートルイジノ)−7−(αーフェニルエチル
アミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(oー
メトキシカルボニルフェニルアミノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−5−メチル−7−(αーフェニルエチ
ルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ピペ
リジノフルオラン、2−クロロ−3−(N−メチルトル
イジノ)−7−(pーn−ブチルアニリノ)フルオラ
ン、3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3,6−ビ
ス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,3’)−
6’−ジメチルアミノフタリド、3−(N−ベンジル−
N−シクロヘキシルアミノ)−5,6−ベンゾ−7−α
ーナフチルアミノ−4’−ブロモフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−6−クロル−7−アニリノフルオラン、3
−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−ベ
ンズフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−クロルフルオラン、3−(N−pートリル−N−エチ
ルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
2−{N’−(3’−トリフルオルメチルフェニル)ア
ミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、2−{3,6
−ビス(ジエチルアミノ)−9−(oークロルアニリ
ノ)キサンチル}安息香酸ラクタム、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−(mートリクロロメチルアニリ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(oークロ
ルアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−
(oークロルアニリノ)フルオラン、3−N−メチル−
N−アミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチ
ル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−メシチジノ−4’,5’−ベンゾフルオラ
ン、3−N−メチル−N−イソブチル−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−イソアミ
ル−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−(2’,4’−ジメチルア
ニリノ)フルオラン等。
【0039】また、本発明の感熱記録層で用いる顕色剤
としては前記ロイコ染料を接触時発色させる電子受容性
の種々の化合物、酸化剤等が適用される。このようなも
のは従来公知であり、その具体例としては以下に示すよ
うなものが挙げられる。
【0040】4,4’−イソプロピリデンビスフェノー
ル、4,4’−イソプロピリデンビス(oーメチルフェ
ノール)、4,4’−セカンダリーブチリデンビスフェ
ノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2−ターシ
ャリーブチルフェノール)、4,4’シクロヘキシリデ
ンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス(2
−クロロフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−
メチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、2,2
−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリーブチル
フェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−ターシ
ャリーブチル−2−メチルフェノール)、1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリ
ーブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−
メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニ
ル)ブタン、4,4’−チオビス(6−ターシャリーブ
チル−2−メチルフェノール)、4,4’−ジフェノー
ルスルホン、4−イソプロポキシ−4’−ヒドロキシジ
フェニルスルホン、4−ベンジルオキシ−4’−ヒドロ
キシジフェニルスルホン、4,4’−ジフェノールスル
ホキシド、pーヒドロキシ安息香酸イソプロピル、pー
ヒドロキシ安息香酸ベンジル、プロトカテキュ酸ベンジ
ル、没食子酸ステアリル、没食子酸ラウリル、没食子酸
オクチル、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチ
オ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−
ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、1,
3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパン、
1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、N,N’−ジフェニルチオ尿素、
N,N’−ジ(mークロロフェニル)チオ尿素、サリチ
ルアニリド、5−クロロ−サリチルアニリド、2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1−ナフト
エ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ヒドロキシナ
フトエ酸の亜鉛、アルミニウム、カルシウム等の金属
塩、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエス
テル、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジル
エステル、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベン
ゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼ
ン、2,4’−ジフェノールスルホン、3,3’−ジア
リル−4,4’−ジフェノールスルホン、3,4−ジヒ
ドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、α、αー
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−αーメチルトルエ
ン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロ
モビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、
4,4’−チオビス(2−メチルフェノール)、4,
4’−チオビス(2−クロロフェノール)等。
【0041】また本発明の感熱記録層においては、前記
ロイコ染料及び顕色剤と共に、必要に応じ、この種の感
熱記録材料に慣用される補助添加成分、例えば填料、熱
可融性物質、界面活性剤等を併用することができる。こ
の場合、顔料としては、例えば、炭酸カルシウム、シリ
カ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸
化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理され
たカルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホ
ルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリ
スチレン樹脂等の有機系の微粉末を挙げることができ、
また熱可融性物質としては、例えば、高級脂肪酸又はそ
のエステル、アミド若しくは金属塩の他、各種ワックス
類、芳香族カルボン酸とアミンとの縮合物、安息香酸フ
ェニルエステル、高級直鎖グリコール、3,4−エポキ
シ−ヘキサヒドロフタル酸ジアルキル、高級ケトン、そ
の他の熱可融性有機化合物等の50〜200℃の程度の
融点を持つものが挙げられる。
【0042】さらに、本発明の感熱記録材料は、サーマ
ルヘッド等のマッチング性向上や、記録画像保存性をよ
り高める等の目的によって、感熱記録層の上に保護層を
設けることも可能であるが、この場合、保護層を構成す
る成分としては前記の顔料、バインダー、界面活性剤、
熱可融性物質を用いることもできる。
【0043】
【実施例】次に、本発明を実施例により、更に詳細に説
明する。なお、以下に示す部及び%は、いずれも重量基
準である。
【0044】実施例1 (A液)染料分散液 3−ジベンジルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 20部 ポリビニルアルコール10%水溶液 20部 水 60部 (B液)顕色剤分散液 4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン 10部 ポリビニルアルコール10%水溶液 25部 炭酸カルシウム 15部 水 50部
【0045】上記組成からなる混合物を、それぞれ平均
粒径が2.0μm以下となるようにサンドミルを用いて
分散して(A液)及び(B液)を調整した。次に(A
液)と(B液)の重量比が(A液):(B液)=1:8
となるように混合撹拌して感熱塗液(C液)を得た。次
にこの感熱塗液(C液)を、乾燥後重量が5g/m2
なるように、80g/m2の上質紙の表面に塗布乾燥し
て、感熱発色層を設けた後、更にベック平滑度が600
〜700秒になるようにス−パ−キャレンダ−処理して
感熱発色層塗布済紙を得た。上記の感熱発色層塗布済紙
の裏面に感熱性粘着剤(大日本インキ製DLA−1、固
形分50%)を乾燥後重量が25g/m2となるように
塗布乾燥して、ライナーレスの感熱記録紙を得た。次
に、本感熱記録紙を80mm毎にスリット加工した後
に、ラベル原反の流れ方向に対して直角方向に、一つの
カット部分長が0.5mmで且つカット部分長が未カッ
ト部分長の5倍の長さになるように調整された刃により
ミシン目加工を施し、本実施例1のサンプルを得た。
【0046】実施例2 実施例1で得られた感熱記録紙にUV硬化インキ(DI
C製、OPニス:バニッシュ)により流れ方向が40m
/mピッチで印刷を施した後、80m/m幅にスリット
加工し、実施例1と同じようなミシン目を40m/mピ
ッチで加工し、本実施例2のサンプルを得た。
【0047】実施例3 (D液) 微小中空粒子分散体(スチレン−アクリルを主体とする共重合体樹脂) (固形分濃度32%、平均粒子径5μm、中密度55%) 30部 スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス(固形分濃度) 10部 水 60部 上記組成からなる(D液)を撹拌分散して、非発泡性断
熱層液を調整し、これを上質紙の表面に乾燥後重量が5
g/m2となるように塗布乾燥して非発泡性断熱層塗布
済紙を得た。上記非発泡性断熱層塗布済紙を用いて、そ
の層上に(C液)を乾燥後重量が5g/m2となるよう
に塗布乾燥し、更にベック平滑度が600〜700秒に
なるようにスーパーキャレンダー処理して、感熱発色層
塗布済紙を得た。以後、実施例1と同様にしてミシン目
加工を施した本実施例3のサンプルを得た。
【0048】実施例4 実施例3の微小中空粒子分散体を塩化ビニリデン−アク
リロントリルを主体とする共重合体樹脂(固形分濃度3
2%、平均粒子径5μm、中空度92%)に変更した以
外は実施例3と同様にして、ミシン目加工を施した本実
施例4のサンプルを得た。
【0049】実施例5 実施例3の(D液)を、上質紙の裏面に(感熱性粘着層
の下層に)乾燥後重量が5g/m2となるように塗布乾
燥して、非発泡性断熱層を施した以外は実施例1と同様
にしてミシン目加工を施した本実施例5のサンプルを得
た。
【0050】実施例6 (E液) フタロシアニンコバルト 5部 ポリビニルアルコール10%水溶液 5部 水 90部 上記組成からなる(E液)を平均粒径5μmになるよう
にサンドミルを用いて、分散した。 (F液) ポリビニルアルコール10%水溶液 4部 水酸化アルミニウム 44部 ポリアミド−エピクロルヒドリン10%水溶液 16部 フタロシアニンコバルト5%分散液(E液) 8部 水 28部 上記組成からなる(F液)を撹拌し、実施例1における
感熱発色層裏面の感熱性粘着剤層の下層に、塗布乾燥後
重量が2.5g/m2となるように設けた以外は実施例
1と同様にしてミシン目加工を施した本実施例6のサン
プルを得た。
【0051】実施例7 実施例6の(E液)を平均粒径2μm以下になるように
サンドミルを用いて分散した以外は実施例6と同様にし
てミシン目加工を施した本実施例7のサンプルを得た。
【0052】実施例8 実施例6の(F液)中のフタロシアニンコバルト5%分
散液(E液)の代わりにカーボン5%分散液(住化カラ
ー(株)、ポルックスブラックPP−B)を用いた以外
は、実施例6と同様にしてミシン目加工を施した本実施
例8のサンプルを得た。
【0053】実施例9 実施例1の感熱性粘着剤(大日本インキ製、DLA−
1、固形分50%)に対して、カーボン分散体(住化カ
ラー(株)、ポルックスブラックPP−B)が乾燥比で
0.4重量%になるように混合した以外は実施例1と同
様にしてミシン目加工を施した本実施例9のサンプルを
得た。
【0054】実施例10 (G液) スチレン−ブタジエン共重合体のエマルジョン 10部 (固形分50%) 水酸化アルミニウム 2部 水 88部 上記組成物からなる(G液)を撹拌分散してバリヤー層
液を調整し、これを実施例1における感熱発色層裏面の
感熱性粘着剤層の下層に基材に接して、塗布乾燥後重量
が2g/m2となるように設けた以外は実施例1と同様
にしてミシン目加工を施した本実施例10のサンプルを
得た。
【0055】実施例11 (H液) ポリビニルアルコール10%水溶液 40部 水酸化アルミニウム 12部 水 48部 実施例10の(G液)を(H液)に代えた以外は実施例
10と同様にしてミシン目を施した本実施例11のサン
プルを得た。
【0056】実施例12 実施例1における80g/m2上質紙の代わりに120
g/m2コート紙を用い、カット部分長が未カット部分
長の9倍になるようなミシン目加工を施した以外は実施
例1と同様にして、本実施例12のサンプルを得た。
【0057】比較例1 実施例1における、ミシン目の加工を一つのカット部分
長が0.5mmで且つカット部分長と未カット部分長と
を同じ長さになるように調整された刃により、ミシン目
加工を施した以外は、実施例1と同様にして比較例1の
サンプルを得た。
【0058】比較例2 実施例1における、ミシン目の加工を一つのカット部分
長が2mmで且つ、カット部分長が未カット部分長の5
倍の長さになるように調整された刃により、ミシン目加
工を施した以外は、実施例1と同様にして比較例2のサ
ンプルを得た。
【0059】比較例3 実施例1において、ミシン目の加工を施さない以外は実
施例1と同様にして比較例3のサンプルを得た。以上の
ようにして得たライナーレスの感熱記録用ラベルに関し
て、ラベル片としてのカット性、動的発色濃度、光活性
化時の粘着性及び感熱発色層の地肌カブリ、熱活性化時
の粘着性についての以下の試験を行った。
【0060】(カット性)ラベルプリンター(アンリツ
(株)製KM−705DD)で印字した後に、手動によ
りミシン目部をカットした時の作業性及び切れ具合を以
下のランクで評価した。 ○:容易にカットが可能であった △:カットの作業性が劣る(切れ具合が悪い場合も含
む) ×:カットできない
【0061】(動的発色濃度)松下電子部品(株)製、
薄膜ヘッドを有する感熱印字実験装置にてヘッド電力
0.6w/dot、1ライン記録時間10msec/ラ
イン1、走査線密度8×7.7dot/mm条件下で、
パルス巾0.4msec、0.5msecで印字し、そ
の印字濃度をマクベス濃度計RD−914で測定した。
【0062】(光照射、及び熱による粘着性) (1)光照射による粘着性:感熱記録用ラベルをポリエ
ステルに3M TRANSPARENCY MAKER
(1350W、ハロゲンランプ)の発光が、裏面の感熱
製粘着剤層に照射されるように貼りあわせ、各々2、
4、6、8、10、12インチ/secのスピートで通
過させ、その光照射後の粘着性を以下のようなランプで
評価した。 ○:強く粘着した △:やや粘着した ×:粘着しなかった (2)熱による粘着性 感熱記録用ラベルを100℃の恒温乾燥桟に1分間宙吊
り状態で放置させ、粘着性を上記のようなランクで評価
した。
【0063】(光照射による地肌発色)(光照射による
粘着性)と同様に光照射後の感熱発色層の地肌部の濃度
についてマクベス温度計RD−914にて測定した。以
下、(表1)に測定結果をに示す。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】以上詳細かつ具体的説明から明らかなよ
うに、本発明の感熱記録用ラベルは、熱及び光で活性化
され粘着性が発現し、ラベル片のカット性がよい。ま
た、光活性化時においては、粘着性がよく地肌発色のな
い領域が存在し、光照射によって熱エネルギーに変換し
て安全性、操作性の問題がない剥離紙不要のラベルであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱記録用ラベルの1例を説明するた
めの斜視図である。
【図2】本発明の感熱記録用ラベルの1例を説明するた
めの概略図である。
【符号の説明】
1 α1〜α6未カット部分 2 β1〜β6カット部分

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の側
    に通常非粘着で活性化時に粘着性を帯びる感熱性粘着層
    を設けてなる感熱記録用ラベルにおいて、一つのカット
    部分長が1.5mm以下で且つカット部分長が未カット
    部分長の2倍以上の長さからなるミシン目が、ラベル原
    反の流れ方向に対して直角方向に設けられていることを
    特徴とする感熱記録用ラベル。
  2. 【請求項2】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の側
    に通常非粘着で活性化時に粘着性を帯びる感熱性粘着層
    を設けてなる感熱記録用ラベルにおいて、ミシン目部分
    の引張り強度が2.5kg/cm以下であることを特徴
    とする請求項1記載の感熱記録用ラベル。
  3. 【請求項3】 支持体の一方の側に順次、感熱発色層・
    印刷層、他の側に通常非粘着で活性化時に粘着性を帯び
    る感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベルにおい
    て、印刷パターン毎のミシン目が設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の感熱記録用ラベル。
  4. 【請求項4】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の側
    に感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベルにおい
    て、支持体と感熱発色層間又は、及び支持体と感熱性粘
    着層間に、熱可塑性樹脂を殻とする微小中空粒子を主成
    分とする非発泡性断熱層を設けたことを特徴とする請求
    項1、請求項2又は請求項3記載の感熱記録用ラベル。
  5. 【請求項5】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の側
    に感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベルにおい
    て、感熱性粘着層及び/又は支持体と感熱粘着層間の中
    間層に0.7〜2.5μmの赤外領域に吸収を有する赤
    外吸収物質を含有することを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3又は4記載の感熱記録用ラベル。
  6. 【請求項6】 支持体の一方の側に感熱発色層、他の側
    に感熱性粘着層を設けてなる感熱記録用ラベルにおい
    て、支持体と感熱性粘着層間にバリヤー層を設けること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は4記載
    の感熱記録用ラベル。
  7. 【請求項7】 微小中空粒子の平均粒径が0.4〜10
    μmで、且つ中空率が30%以上であることを特徴とす
    る請求項4記載の感熱記録用ラベル。
  8. 【請求項8】 赤外吸収物質が黒鉛であることを特徴と
    する請求項5記載の感熱記録用ラベル。
  9. 【請求項9】 赤外吸収物質が溶解、若しくは粒子径が
    2μm以下で、且つその含有量が0.005〜0.3g
    /m2の範囲にあることを特徴とする請求項5記載の感
    熱記録用ラベル。
  10. 【請求項10】 バリヤー層が水溶性樹脂を含み、且つ
    そのバリヤー層が0.1〜5g/m2の範囲にあること
    を特徴とする請求項6記載の感熱記録用ラベル。
JP7349034A 1995-05-31 1995-12-21 感熱記録用ラベル Pending JPH0950238A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009517256A (ja) * 2005-11-30 2009-04-30 エヌ・シー・アール・コーポレイション ラベルを使用した両面熱印刷
JP2012513606A (ja) * 2008-12-23 2012-06-14 エヌ・シー・アール・コーポレイション サーマルラベル
CN103213876A (zh) * 2013-04-22 2013-07-24 盐城纺织职业技术学院 自动络筒机自动捕纱纱库

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