JPH0950171A - 帯電部材およびプロセスカートリッジ - Google Patents

帯電部材およびプロセスカートリッジ

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JPH0950171A
JPH0950171A JP7202394A JP20239495A JPH0950171A JP H0950171 A JPH0950171 A JP H0950171A JP 7202394 A JP7202394 A JP 7202394A JP 20239495 A JP20239495 A JP 20239495A JP H0950171 A JPH0950171 A JP H0950171A
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JP
Japan
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charging
ring member
roller
process cartridge
charging roller
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JP7202394A
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English (en)
Inventor
Naoki Fuei
直喜 笛井
Hiroshi Inoue
宏 井上
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生回数を明確に認知し得る帯電部材と、プ
ロセス手段の再利用回数を認知し得るプロセスカートリ
ッジを提供する。 【解決手段】 被帯電体に圧接して該被帯電体表面を帯
電するローラ部1と芯金2とから構成したローラ型の帯
電部材であり、該芯金2の両端の少なくともいずれか一
端の外周に該帯電部材の再利用回数を報知する着脱可能
なる再生回数報知手段3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタ、複写機、ファクシミリ、印刷機等の電子写真法
による画像形成装置に備えられる帯電部材とそのプロセ
スカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンタ、複写
機、ファクシミリ等の電子写真法による画像形成装置に
用いられる各種帯電部材、例えば、現像帯電用ローラ、
一次帯電ローラ、転写帯電ローラなど、そのほとんどが
再利用されずに廃棄され続けてきた。最近、地球環境の
保護や省資源を目的とした考え方が全世界に広がりを見
せている。こうした動きに対応して、レーザープリンタ
や複写機、ファクシミリ等に用いられるプロセスカート
リッジを使用後に回収して、部品を再生したり、材料を
原料レベルに戻して再利用することが行われている。さ
らに、プロセスカートリッジに組み込まれた帯電ローラ
などの各種ローラをプロセスカートリッジを使用後に回
収し、清掃、洗浄、検査などの再生作業を行って、再利
用することが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電ロ
ーラの場合は、電気抵抗値、表面粗さ、表面滑り性、硬
度などの画像形成に必要な特性が使用により徐々に変動
していくことが知られている。そのため、これらの特性
値の変動が帯電ローラの寿命や耐久性を決めるといえ
る。
【0004】一方、帯電ローラの材料や構成によって
は、再利用が1回限り可能なものや再利用が3回可能な
ものなどが製造できる。
【0005】したがって、回収された帯電ローラが、新
品から使用されたものなのか、あるいは何回、再利用さ
れたものかを知る手段が必要になってくる。
【0006】本出願に係る第1の発明の目的は、再生回
数を明確に認知し得る帯電部材を提供することにある。
【0007】本出願に係る第2の発明の目的は、プロセ
ス手段の再利用回数を認知し得るプロセスカートリッジ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する構成は、被帯電体に圧接せしめて該被
帯電体表面を帯電させるローラ部と芯金とから構成され
るローラ型の帯電部材において、該芯金両端の少なくと
もいずれか一端の外周に該帯電部材の再利用回数を報知
する着脱可能な再生回数報知手段を設けたことを特徴と
する。
【0009】この構成によれば、ローラ型の帯電部材の
再生回数報知手段が帯電部材自体に設けてあるために、
部品単位に分解する際に再生回数を容易に識別でき、そ
の結果、再生作業を容易に行なうことができる。
【0010】上記した構成の再生回数報知手段として
は、請求項2に記載のように、請求項1において、前記
芯金の軸端部に装着されるOリング部材により構成され
ていることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、例えばOリング部材3
の厚み、色、外径、材質、個数により帯電部材の利用回
数頻度が容易に判別することができる。また、帯電部材
の例えば芯金表面等に利用回数頻度の判別のために塗料
等の塗布をする方式と違って、Oリング部材を容易に取
り付け取り外しすることができ、その互換性のために帯
電部材の品質維持管理を向上させることができる。
【0012】第1の発明の目的を実現する具体的な構成
の1つとしては、請求項3に記載のように、請求項2に
おいて、前記Oリング部材の外径は、帯電部材の圧接部
の外径より小径であることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、Oリング部材が被帯電
体である例えば感光ドラム表面に接触してこれを損傷し
てしまう虞れがない。
【0014】第1の発明の目的を実現する他の具体的な
構成としては、請求項4の記載のように、請求項1乃至
3のいずれかにおいて、前記Oリング部材が合成樹脂、
合成ゴム、合成樹脂コート金属等、金属からなることを
特徴とする。
【0015】この構成によれば、芯金表面の汚れ状態に
よらず簡単に取り付け取り外しができる。また、芯金表
面を損傷してしまうことがないので腐食による導通不良
の虞れもない。
【0016】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
構成は、請求項5に記載のように、像担持体と、該像担
持体に作用する一又は複数のプロセス手段を有し、画像
形成装置に取り外し可能に装着されるプロセスカートリ
ッジにおいて、前記プロセス手段の再利用回数を報知す
る着脱可能なる再生回数報知手段を設けたことを特徴と
するプロセスカートリッジにある。
【0017】この構成によれば、再生回数報知手段であ
る例えばOリング部材をプロセスカートリッジに含まれ
る他の構成部品の再生回数報知手段として採用すること
ができ、これらの耐久性の許容範囲以上に再利用するこ
とを回避することができる。本出願に係る第3の発明の
目的を実現する構成は、請求項6に記載のように、請求
項5において、前記像担持体に装着される回転する部材
をOリング部材とすることを特徴とするプロセスカート
リッジにある。
【0018】
【発明の実施の形態】まず実施の形態の説明を行う前
に、図8に帯電ローラの寿命とプロセスカートリッジの
寿命との関係の一例を示す。
【0019】図8に示すプロセスカートリッジの寿命
は、約6000枚の画像形成を可能とするものであり、
これに対して、帯電ローラはプロセスカートリッジに組
み込まれており、プロセスカートリッジの約3倍強の製
品寿命を有する場合を示した。尚、図8において破線は
最も機能レベルが低下しなかった帯電ローラを示し、一
点鎖線は最も機能レベルが低下した帯電ローラを示す。
そして実線は両者の平均を示す。ローラは画像形成回数
が増えるにしたがって、徐々に機能レベルが低下する。
これはローラ周囲に粉末現像剤(トナー)が付着するこ
とによって、ローラ周囲の接触性、表面性が低下するか
らである。ただし、帯電ローラは機能レベルが低下した
からといっても、プロセスカートリッジ寿命の範囲内で
は十二分に実用レベルは維持している。
【0020】そしてプロセスカートリッジの回収ととも
に集められて、清掃、洗浄、検査等の再生作業が施され
た帯電ローラは、再び機能レベルが向上する。しかしな
がら、図6に示した例の場合では、最も機能レベルが低
下する帯電ローラに対して3度目の再生作業を施した場
合には、これをプロセスカートリッジに組み込んでもカ
ートリッジ寿命の範囲内で実用レベル以下の機能レベル
となってしまうことが予想される。これは帯電ローラを
構成する材料の経時的な劣化等が進むためと思われる。
このことから、帯電ローラの耐久性以上に再利用するこ
とは避けなければならない。
【0021】(再生工程)次に、プロセスカートリッジ
の再生工程の一例をあげる。
【0022】大略の手順は(1)回収、(2)仕分け、
(3)分解、(4)選別、(5)清掃、(6)検査、
(7)再組立である。
【0023】(1)回収 使用済みのプロセスカートリッジをユーザーおよびサー
ビスマン等の協力により、回収センターに集める。
【0024】(2)仕分け 各地の回収センターに集めた使用済みのプロセスカート
リッジをカートリッジリサイクル工場へ運搬する。そし
て回収した使用済みプロセスカートリッジを機種ごとに
仕分けする。
【0025】(3)分解 仕分けしたプロセスカートリッジを分解し、部品を取り
出す。
【0026】(4)選別 取り出した部品を検査して、再利用可能な部品と、寿命
に達したあるいは損傷して再利用に適当でない部品とを
選別する。
【0027】ここで、再利用部品の再生回数報知手段が
必要になってくる。
【0028】(5)清掃 選別に合格した部品のみを清掃して、新しいカートリッ
ジの部品として再利用可能とする。
【0029】(6)検査 選別に合格し、クリーニングの終了した部品が、充分に
機能が回復し、再利用可能か否かを検査する。
【0030】(7)再組立 検査に合格した部品を、新しいプロセスカートリッジに
組み込む。
【0031】(プロセスカートリッジ)次に、前記プロ
セスカートリッジの各部の構成について説明する。
【0032】プロセスカートリッジは像担持体と、少な
くとも一つのプロセス手段を備えたものである。ここで
プロセス手段としては、たとえば像担持体(被帯電体)
の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形
成する現像手段、像担持体表面に残留したトナーをクリ
ーニングするためのクリーニング手段等がある。本発明
のプロセスカートリッジは図3に示すように像担持体で
ある感光ドラム7の周囲に帯電手段8、露光部9、現像
手段10、クリーニング手段11を配置し、これらを第
一枠体12aおよび第二枠体12bからなるハウジング
で覆って一体化し、画像形成装置に着脱可能に構成して
いる。
【0033】次に、プロセスカートリッジの各部の構成
を、感光ドラム7、帯電手段8、露光部9、現像手段1
0、クリーニング手段11の順に説明する。
【0034】(感光ドラム)本実施の形態に係る感光ド
ラム7は、円筒状のアルミニウムからなるドラム基体の
外周面に有機感光層を塗布して構成している。この感光
ドラム7をカートリッジ枠体12に回動可能に取り付
け、該ドラムの長手方向一方端に固着したギヤ(不図
示)に装置本体側に設けた駆動モータの駆動力を伝達す
ることにより、感光ドラム7を画像形成動作に応じて矢
印方向へ回転させる。
【0035】(帯電手段)帯電手段は、前記感光ドラム
(被帯電体)7の表面を一様に一次帯電させるためのも
のであり、本実施の形態ではカートリッジ枠体12に帯
電ローラ8を回動自在に取り付けた、いわゆる接触帯電
方式を用いている。
【0036】帯電ローラ8はローラ部1と芯金(ローラ
軸)2から構成される。
【0037】具体的には、金属製の芯金2の表面に導電
性弾性層1aを設け、さらにその上に抵抗制御層1bを
設け、さらにその表面に保護層1cを設けてローラ部1
を形成する。
【0038】芯金2は、ローラ部1にバイアス電圧を導
く作用をなし、鉄、銅、アルミニウム、真鍮、ステンレ
スなどの導電性のある金属製丸棒を用いることができ
る。さらに、これらの金属表面に防錆や耐傷性付与を目
的としてメッキ処理を施しても構わないが、導電性を損
なわないことが必要である。
【0039】導電性弾性層1aは、被帯電体としての感
光ドラム7に対する給電と、帯電ローラ8を感光ドラム
7に対する均一な密着性を確保するために適当な導電性
と弾性をもたせてある。
【0040】導電性弾性層1aは、ゴムあるいは熱可塑
性エラストマー等の弾性材料中に導電剤を添加すること
により調整される。導電性弾性層1aの具体的な材料と
しては、例えば、天然ゴムあるいはEPDM、SBR、
IR、BR、NBR、CR等の合成ゴムを使用すること
ができる。また、前記材料弾性の発泡体を導電性弾性層
1aに用いてもよい。
【0041】導電性弾性層1aに用いられる導電剤とし
ては、例えば、カーボンブラック、カーボングラファイ
ト、ニッケル、銅、アルミニウムなどの導電性粉末があ
げられる。
【0042】また、抵抗制御層1bは、帯電ローラ8の
抵抗値を制御するために設けることが多い。さらに抵抗
制御層1bは、感光ドラム7のピンホール部分に帯電ロ
ーラ8表面が相対した場合でも、感光ドラム7へのリー
ク電流を制限してバイアス電圧の急降下を防ぐ作用をな
す。抵抗制御層1bの具体的な材料としては、例えば、
ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、シリコン樹脂等の
合成樹脂、あるいはウレタンゴムやエピクロロヒドリン
ゴム、シリコンゴム等の合成ゴムがあげられる。抵抗制
御層1bの抵抗調整を行うために、前記材料の中にカー
ボンブラックあるいは酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛等
の導電性金属酸化物あるいはアルカリ金属塩およびアン
モニウム塩等の導電剤を分散させることが多い。
【0043】また、保護層1cは、導電性弾性層1aや
抵抗制御層1bに含まれる可塑剤や酸化防止剤などの添
加剤が、感光ドラム7の表面を変質させることがないよ
うに作用する。保護層1cの具体的な材料としては、例
えば、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹
脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂などの合成樹脂があげ
られる。保護層1cにも抵抗調整を行うためにカーボン
ブラックや酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛等の導電性金
属酸化物あるいはアルカリ金属塩およびアンモニウム塩
等の導電剤を分散させることができる。
【0044】そして、前記帯電ローラ8を感光ドラム7
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ8が感光ド
ラム7の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ8
に直流電圧、あるいは直流電圧と交流電圧を重畳して印
加することにより感光ドラム7の表面を均一に帯電させ
る。
【0045】(再生回数報知手段;Oリング部材)帯電
ローラ8の再利用回数を報知する手段として、帯電ロー
ラ8の芯金2にOリング部材3を設ける。
【0046】前記帯電ローラ8を感光ドラム7に一定の
圧力で接触させる方法として、両端の芯金に弾性部材を
取付けた軸受4を用いて帯電ローラ8を押し付けること
が多い。軸受4の弾性部材としてはコイルバネを用いる
ことが多い。このとき同時に、一方の軸受4を導電性軸
受として、芯金2への供電を行うことが多い。
【0047】したがって、Oリング部材3は、ローラ部
1の端面と軸受4の隙間に設ける。この位置に設けるこ
とにより、プロセスカートリッジから帯電ローラ8を取
り外さない限り、Oリング部材3が帯電ローラ8から外
せないことになる。つまり、回収したプロセスカートリ
ッジから、帯電ローラ8を外すときにはOリング部材3
が必ず存在する。
【0048】Oリング部材3の厚みは、ローラ部1の端
部と軸受4との間の距離よりもわずかに短くする。
【0049】Oリング部材3の内径は、芯金2の外径よ
りわずかに大きくする必要があるが、Oリング部材3が
合成ゴムのような伸縮性のある材料の場合は、その内径
が芯金2外径よりも小さくても、伸ばしながら芯金に入
れることができる。
【0050】さらに芯金2へのOリング部材3の入れや
すさの点から、Oリング部材3の内径を芯金2の外径よ
りも0.2mm以上大きくすることが好ましい。
【0051】また、Oリング部材3の外径Loは、帯電
ローラ8のローラ部1の外径をLrとしたとき、 Lr>Lo である必要がある。
【0052】Oリング部材3の外径Loが、帯電ローラ
8のローラ部1の外径よりも大きい場合は、Oリング部
材3が感光ドラム7と接触してしまい、感光ドラム7に
損傷を与えてしまう。
【0053】さらに、Oリング部材3の材料は、金属、
合成樹脂、合成ゴム、表面樹脂コート金属などを用いる
ことができるが、芯金2表面に傷を付けないような材料
を用いる必要がある。芯金2表面に傷が付くことによ
り、芯金2に用いる金属によっては、腐食が起こり、芯
金2の導電性を損なうことが懸念される。
【0054】具体的な金属としては、鉄、ニッケル、
銅、アルミ、ステンレス、真鍮などがあげられる。ま
た、具体的な合成樹脂としては、ポリエチレン、超高分
子量ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、
ナイロン6、ナイロン66、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリフェニレンスルフィドなどがあげられる。ま
た、具体的な合成ゴムとしては、ウレタンゴム、フッ素
ゴム、NBR、SBR、CR、エピクロルヒドリンゴ
ム、シリコンゴムなどがあげられる。さらに、具体的な
表面樹脂コート金属としては、フッ素樹脂コート金属、
シリコン樹脂コート金属、ポリエチレンコート金属、ア
クリル樹脂コート金属などがあげられる。
【0055】次いで、Oリング部材3を用いて再生回数
を報知する方法の例について説明する。
【0056】再生回数報知手段としては、1.Oリング
部材の厚みによる報知、2.Oリング部材の色による報
知、3.Oリング部材の外径による報知、4.Oリング
部材の材質による報知、5.Oリング部材の個数による
報知、などがあげられる。もちろん上記1〜5の組み合
わせも用いることができる。さらに、帯電ローラ8の片
側の芯金2だけにOリング部材3を取付けてもよいし
(図4(a))、両側の芯金2にOリング部材3を取付
けても構わない(図4(b))。
【0057】本実施の形態では、帯電ローラ8の芯金2
に取り外し自在なOリング部材3を取り付けて帯電ロー
ラ8の再生回数を報知する手段としたが、もちろん、こ
のOリング部材3をプロセスカートリッジに含まれる他
の部品の再生回数報知手段として用いることもできる。
【0058】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光ドラム7の表面に、光学系か
ら照射される光像を露光して該感光ドラム7表面に静電
潜像を形成するためのものであり、カートリッジ枠体1
2の上面に前記光像を導くための開口を設けることによ
って露光部9を構成している。
【0059】(現像手段)現像手段10は図3に示すよ
うに、トナーを収納するトナー溜め10aを有し、且つ
トナー溜め10a内にはトナーを送り出すために矢印方
向へ回転するトナー送り部材10bが設けてある。更
に、内部に磁石10cを有し、これを回転することによ
って表面に薄いトナー層を形成する現像スリーブ10d
が感光ドラム7と微小間隔を隔てて設けてある。現像ス
リーブ10dの表面にトナー層が形成されるとき、トナ
ーと現像スリーブ10dとの摩擦によって感光ドラム7
上の静電潜像を現像するのに充分な摩擦帯電電荷を得
る。またトナーの層厚を規制するために現像ブレード1
0eが設けてある。
【0060】(クリーニング手段)クリーニング手段1
1の構成は、図3に示すように、感光ドラム7の表面に
接触し、該感光ドラム7に残留したトナーを掻き落とす
ためのクリーニングブレード11aと、前記掻き落とし
たトナーを掬い取るために前記クリーニングブレード1
1aの下方に位置し、且つ感光ドラム7の表面に弱く接
触したスクイシート11bと、前記掬い取った廃トナー
を溜めるための廃トナー溜め11cとで構成している。
【0061】(帯電ローラの再生方法)例えば、回収後
のプロセスカートリッジから取り出した帯電ローラ8を
再生する方法として、次のような方法が考えられる。
【0062】エアーガン等でエアーブローした後、有機
溶剤を含浸させたフエルトや不織布、織布などの洗浄部
材で表面の汚れを拭き取る方法、表面の汚れを樹脂粒子
を用いてエアーブラスト清掃する方法、劣化した帯電ロ
ーラ8表面を剥離した後、新しく表面を被覆する方法、
などがあげられる。
【0063】
【実施例】次の形状の帯電ローラを使用した実施例を以
下表1に示す。
【0064】このようにローラ部1が長さ226mm、
外径12mmで、芯金2が長さ250mm、外径6mm
の場合、Oリング部材3の厚み、色、外径、材質、個数
によって、帯電ローラの利用回数が容易に判別できる。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ローラ
型の帯電部材の再生回数報知手段が帯電部材自体に設け
てあるために、部品単位に分解する際に再生回数を容易
に識別でき、その結果、再生作業を容易に行なうことが
できる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、例えばO
リング部材3の厚み、色、外径、材質、個数により帯電
部材の利用回数頻度が容易に判別することができる。ま
た、帯電部材の例えば芯金表面等に利用回数頻度の判別
のために塗料等の塗布をする方式と違って、Oリング部
材を容易に取り付け取り外しすることができ、その互換
性のために帯電部材の品質維持管理を向上させることが
できる。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、Oリング
部材が被帯電体である例えば感光ドラム表面に接触して
これを損傷してしまう虞れがない。
【0069】請求項4に記載の発明によれば、芯金表面
の汚れ状態によらず簡単に取り付け取り外しができる。
また、芯金表面を損傷してしまうことがないので腐食に
よる導通不良の虞れもない。
【0070】請求項5、6に記載の発明によれば、再生
回数報知手段である例えばOリング部材をプロセスカー
トリッジに含まれる他の構成部品の再生回数報知手段と
して採用することができ、これらの耐久性の許容範囲以
上に再利用することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
帯電ローラの構成を示す概念図。
【図2】図2のローラ部の積層構成を示す断面図。
【図3】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
プロセスカートリッジの断面図。
【図4】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
帯電ローラの正面図であり、(a)は帯電ローラの芯金
一端に再生回数報知手段としてのOリング部材を取付け
た状態を示し、(b)は芯金の両端に取付けた状態を示
す。
【図5】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
帯電ローラの芯金一端に再生回数報知手段としてのOリ
ング部材を取付ける状態を示す正面図。
【図6】図4の帯電ローラを軸受に装着した状態の正面
図。
【図7】本出願に係る発明の第1の実施の形態における
帯電ローラの芯金一端に再生回数報知手段としてのOリ
ング部材を取付け、帯電ローラを軸受に装着した状態の
斜視図。
【図8】帯電ローラの寿命とプロセスカートリッジの製
品寿命との関係を説明するグラフ図。
【符号の説明】
1…ローラ部 1a…導電性弾性
層 1b…抵抗制御層 1c…保護層 2…芯金 3…Oリング部材 4…軸受 7…感光ドラム 8…帯電ローラ 9…露光部 10…現像手段 10a…トナー溜
め 10b…トナー送り部材 10c…磁石 10d…現像スリーブ 11…クリーニン
グ手段 11a…クリーニングブレード 11b…スクイシ
ート 11c…廃トナー溜め 12…カートリッ
ジ枠体 12a…第1枠体 12b…第2枠体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体に圧接せしめて該被帯電体表面
    を帯電させるローラ部と芯金とから構成されるローラ型
    の帯電部材において、該芯金両端の少なくともいずれか
    一端の外周に該帯電部材の再利用回数を報知する着脱可
    能な再生回数報知手段を設けたことを特徴とする帯電部
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、再生回数報知手段
    は、前記芯金の軸端部に装着されるOリング部材により
    構成されていることを特徴とする帯電部材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記Oリング部材の
    外径は、帯電部材の圧接部の外径より小径であることを
    特徴とする帯電部材。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記Oリン
    グ部材が合成樹脂、合成ゴム、合成樹脂コート金属、金
    属等からなることを特徴とする帯電部材。
  5. 【請求項5】 像担持体と、該像担持体に作用する一又
    は複数のプロセス手段を有し、画像形成装置に取り外し
    可能に装着されるプロセスカートリッジにおいて、前記
    プロセス手段の再利用回数を報知する着脱可能なる再生
    回数報知手段を設けたことを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記像担持体に装着
    される回転する部材をOリング部材とすることを特徴と
    するプロセスカートリッジ。
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JP7202394A Pending JPH0950171A (ja) 1995-08-08 1995-08-08 帯電部材およびプロセスカートリッジ

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JP (1) JPH0950171A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6771914B2 (en) 2000-07-14 2004-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image formation control method, image forming apparatus using the same and storage medium to which the same is applied

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US6771914B2 (en) 2000-07-14 2004-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image formation control method, image forming apparatus using the same and storage medium to which the same is applied

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