JPH0777846A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH0777846A
JPH0777846A JP5161353A JP16135393A JPH0777846A JP H0777846 A JPH0777846 A JP H0777846A JP 5161353 A JP5161353 A JP 5161353A JP 16135393 A JP16135393 A JP 16135393A JP H0777846 A JPH0777846 A JP H0777846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
process cartridge
image forming
forming apparatus
cartridge
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5161353A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sato
実 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5161353A priority Critical patent/JPH0777846A/ja
Publication of JPH0777846A publication Critical patent/JPH0777846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセスカートリッジ内の部品間の摺擦によ
る摩耗を抑え、前記部品のリサイクル性をアップするこ
と。 【構成】 像担持体と前記像担持体に作用する少なくと
も1つのプロセスを一体的に有し、画像形成装置本体に
着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記プロセ
スカートリッジの枠体に回転自在に支持された回転部材
と、回転時に発生するスラスト力によって前記回転部材
の軸方向一方端と摺擦する前記枠体との間に緩衝部材を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセスカートリッジ及
び画像形成装置に関する。ここで画像形成装置として
は、例えば電子写真複写機、レーザービームプリンタ、
LEDプリンタ及びファクシミリ装置等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザービームプリンタ等の画
像形成装置は、一様に帯電させた感光体ドラムに選択的
な露光をして潜像を形成し、この潜像をトナーで顕像化
すると共に、該トナー像を記録媒体に転写して画像記録
を行う。このような装置にあっては、トナーが無くなる
都度補給しなければならないが、このトナーの補給作業
が煩わしいばかりか、汚れを伴うこともある。また各部
材のメンテナンスは専門のサービスマンでなければ行う
ことが出来ず、ユーザには不便を伴うことが多かった。
【0003】そこで、前記感光体ドラム、帯電器、現像
器、クリーニング器等を一体構造にまとめてカートリッ
ジ化することにより、ユーザが前記カートリッジを装置
本体に装填することによって、トナーの補給や寿命に達
した感光体ドラム等の部品を交換可能とし、メンテナン
スを容易にしたものが実用化されている。
【0004】このようなカートリッジは収納されたトナ
ーが無くなるとそのまま廃棄されてきた。そのため再利
用可能な部品、例えば各種ローラ等も一緒に廃棄されて
いた。しかしながら、近年の地球環境保護の高まりか
ら、省資源、省エネルギー、ゴミの低減を目的として、
部品の再生、再利用がされ始めている。
【0005】例えば、プロセスカートリッジにあっては
帯電ローラ、現像スリーブ、転写ローラ、定着ローラ、
クリーニングローラ、或いは搬送ローラ等のローラ類等
の部品は製品寿命が長く、カートリッジ内のトナーを使
用した後も使用可能である。そのため最近ではトナー使
用後のカートリッジを回収し、前記ローラ類等の部品を
取り出して再生、再利用するようになってきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記感
光体ドラム,現像スリーブ等の回転部材は、モータ等の
駆動源からの動力を受けるための手段としてはす歯ギア
を用いていることが多く、その回転時に発生するスラス
ト力によって前記回転部材が軸方向一方端側へ押し付け
られ、前記回転部材の端部或いはギア等と前記回転部材
を支持しているカートリッジ枠体の壁面等とが摺擦して
摩耗してしまうおそれがあった。
【0007】そこで本発明の目的は、プロセスカートリ
ッジ内の部品間の摺擦による摩耗を抑え、前記部品のリ
サイクル性をアップすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、像担持体と前記像担持体に
作用する少なくとも1つのプロセスを一体的に有し、画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、前記プロセスカートリッジの枠体に回転自在に支
持された回転部材と、回転時に発生するスラスト力によ
って前記回転部材の軸方向一方端と摺擦する前記枠体と
の間に緩衝部材を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】前記構成にあっては、回転部材と前記回転部材
の軸方向一方端と摺擦する枠体との間に緩衝部材を設け
たため、その緩衝部材を摩耗させることで、プロセスカ
ートリッジ内の部品のリサイクル性を向上させることが
可能となる。
【0010】
【実施例】
〔第一実施例〕次に本発明に係る第一実施例を図面を参
照して具体的に説明する。尚、図1は本発明に係るプロ
セスカートリッジを装着した画像形成装置の構成模式説
明図、図2はプロセスカートリッジの構成模式説明図で
ある。
【0011】説明の順序として、まずプロセスカートリ
ッジを装着した装置の全体構成を説明し、次に画像形成
装置A及びプロセスカートリッジBの各部の構成につい
て説明する。
【0012】{全体構成}この画像形成装置Aは、図1
に示すように、光学系1から画像情報に基づいた光像を
照射して像担持体である感光体ドラムに現像剤(以下ト
ナー)像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期
して記録媒体2を搬送手段3によって搬送し、且つプロ
セスカートリッジBとしてカートリッジ化された画像形
成部において前記感光体ドラムに形成したトナー像を転
写手段4によって記録媒体2に転写し、その記録媒体2
を定着手段5に搬送し、転写トナー像を定着して排出部
6へ排出する。
【0013】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジBは、図2に示すように、感光体ドラム7を回転
してその表面を帯電手段8によって一様に帯電し、前記
光学系1からの光像を露光部9を介して感光体ドラム7
に露光して潜像を形成し、現像手段10で前記潜像に応じ
たトナー像を形成することにより可視像化する。そして
前記転写手段4でトナー像を記録媒体2に転写した後
は、クリーニング手段11によって感光体ドラム7に残留
したトナーを除去する。尚、前記感光体ドラム7等の各
部品はハウジング12を構成する樹脂製のトナー枠体12a
とクリーニング枠体12b内に収納されてカートリッジ化
されている。
【0014】{画像形成装置}前記画像形成装置Aの各
部の構成について、光学系、搬送手段、転写手段、定着
手段、カートリッジ装着手段の順に説明する。
【0015】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、装置本体13の光学ユニット1a内にレーザーダイ
オード1b、ポリゴンミラー1c、スキャナーモータ1
d、結像レンズ1eが収納してある。
【0016】そして例えばコンピュータやワードプロセ
ッサ等の外部機器から画像信号が与えられると、レーザ
ーダイオード1bが前記画像信号に応じて発光し、ポリ
ゴンミラー1cに画像光として照射する。このポリゴン
ミラー1cはスキャナーモータ1dによって高速回転
し、該ポリゴンミラー1cで反射した画像光が結像レン
ズ1e及び反射ミラー1fを介して回転する感光体ドラ
ム7へ照射し、該ドラム7の表面を選択的に露光して画
像情報に応じた潜像を形成する。
【0017】(記録媒体搬送手段)次に記録媒体2(例
えば記録紙、OHPシート、布或いは薄板等)を搬送す
るための搬送手段3は、装置本体13にカセット3aの装
着部を有し、この装着部に装着したカセット3a内の記
録媒体2をピックアップローラ3bによって上部から一
枚ずつレジストローラ対3c1,3c2へ給送し、このレジ
ストローラ対3c1,3c2が画像形成動作と同期するよう
に記録媒体2を画像転写部に搬送する。そして画像転写
後の記録媒体2を、搬送ローラ3d及びガイド板3eに
よって定着手段5に搬送し、定着後の記録媒体2を排出
ローラ3fによって装置上部に形成した排出部6に排出
する。
【0018】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写
するものであり、本実施例の転写手段4は図1に示すよ
うに、転写ローラ4によって構成している。即ち、装着
したプロセスカートリッジBの感光体ドラム7に転写ロ
ーラ4によって記録媒体2を押圧し、該転写ローラ4に
感光体ドラム7に形成されたトナー像と逆極性の電圧を
印加することにより、感光体ドラム7上のトナーを記録
媒体2に転写する。
【0019】(定着手段)定着手段5は前記転写ローラ
4の電圧印加によって記録媒体2に転写したトナー像を
定着させるものである。その構成は図1に示すように、
駆動回転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有
し、前記駆動ローラ5aと圧接して従動回転する定着ロ
ーラ5cとからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転
写された記録媒体2が前記駆動ローラ5aと定着ローラ
5c間を通過する際に、両ローラ5a,5cの押圧によ
って圧力が印加され、且つ定着ローラ5cの発熱によっ
て熱を印加され、記録媒体2上のトナーが記録媒体2に
定着する。
【0020】(プロセスカートリッジ装着手段)前記画
像形成装置A内にはプロセスカートリッジBを装着する
ためのカートリッジ装着手段が設けてある。プロセスカ
ートリッジBの装置本体に13に対する着脱は、開閉カバ
ー14を開くことによって行う。即ち、装置本体13の上部
にはヒンジ14aによって開閉可能な開閉カバー14が取り
付けてある。そして前記開閉カバー14を開くと装置本体
13内にはカートリッジ装着スペースが設けてあり、開閉
カバー左右壁面には図示しない左右ガイド部材が取り付
けてある。この左右ガイド部材にはプロセスカートリッ
ジBを挿入するためのガイドが設けてあり、プロセスカ
ートリッジBを前記ガイドに沿って挿入し、開閉カバー
14を閉じることによってプロセスカートリッジBを画像
形成装置Aに装着するようにしている。
【0021】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Aに装着されるプロセスカートリッジBの各部の
構成について説明する。
【0022】このプロセスカートリッジBは像担持体
と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表
面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成す
る現像手段、像担持体表面に残留したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニング手段等がある。本実施例の
プロセスカートリッジBは図2に示すように、像担持体
である電子写真感光体ドラム7の周囲に帯電手段8、露
光部9、現像手段10、クリーニング手段11を配置し、こ
れらをトナー枠体12a及びクリーニング枠体12bからな
るハウジングで覆って一体化し、装置本体13に着脱可能
に構成してる。
【0023】次にプロセスカートリッジBの各部の構成
を、感光体ドラム7、帯電手段8、露光部9、現像手段
10、クリーニング手段11の順に説明する。
【0024】(感光体ドラム)本実施例に係る感光体ド
ラム7は円筒状のアルミニウムからなるドラム基体の外
周面に有機感光層を塗布して構成している。この感光体
ドラム7を枠体に回動可能に取り付け、後述するように
感光体ドラム7の長手方向一方端に固着したフランジギ
アに装置本体側に設けた駆動モータの駆動力を伝達する
ことにより、感光体ドラム7を画像形成動作に応じて図
1の矢印方向へ回転させる。
【0025】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を一様に帯電させるためのものであり、本実施
例では枠体に帯電ローラ8を回動自在に取り付けた、所
謂接触帯電方法を用いている。帯電ローラ8は金属製の
ローラ軸8aに導電性の弾性層を設け、更にその上に高
抵抗の弾性層を設け、更にその表面に保護膜を設けてな
る。導電性の弾性層はEPDMやNBR等の弾性ゴム層
にカーボンを分散したもので構成し、ローラ軸8aに供
給されるバイアス電圧を導く作用をなす。また高抵抗の
弾性層はウレタンゴム等で構成し、微量の導電性微粉末
を含有するものが一例としてあげられ、感光体ドラム7
のピンホール等導電度の高い帯電ローラが相対した場合
でも、感光体ドラム7へのリーク電流を制限してバイア
ス電圧の急降下を防ぐ作用をなす。また保護層はN−メ
チルメトキシ化ナイロンで構成し、導電性弾性層や高抵
抗の弾性層の塑性物質が、感光体ドラム7に触れて感光
体ドラム7の表面を変質させることがないように作用す
る。
【0026】そして前記帯電ローラ8を感光体ドラム7
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ8が感光体
ドラム7の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ
8に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加することによ
り感光体ドラム7の表面を均一に帯電させる。
【0027】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光学系
1から照射される光像を露光して該ドラム7表面に静電
潜像を形成するためのものであり、カートリッジ枠体の
上面に前記光像を導くための開口9を設けることによっ
て露光部を構成している。
【0028】(現像手段)現像手段10は、図2に示すよ
うに、トナーを収納するトナー枠体12a内にトナーを収
納してあり、このトナーを送り出すトナー送り部材10a
が回転可能に設けてある。そしてトナー枠体12aの開口
部には内部に非回転の磁石10bを有し、回転することに
よって表面に薄いトナー層を形成する現像スリーブ10c
が感光体ドラム7と微小間隔を隔てて設けてある。
【0029】現像スリーブ10cはアルミニウム製円筒状
部材の表面をサンドブラスト処理等により粗面化し、そ
の上に顔料分散した導電性塗料を塗布して構成してお
り、この現像スリーブ10cの表面にトナー層が形成され
るとき、トナーと現像スリーブ10cとの摩擦によって感
光体ドラム7上の静電潜像を現像するのに充分な摩擦帯
電電荷を得る。またトナーの層厚を規制するために現像
ブレード10dが設けてある。
【0030】前記現像スリーブ10cの軸方向一方端に
は、図3に示すようにスリーブフランジ10eが固着して
あり、該スリーブフランジ10eには前記現像スリーブ10
cに駆動力を伝達するためのスリーブギア10fが係止固
定してある。更に前記スリーブギア10fには前記感光体
ドラム7の軸方向一方端に固着されたフランジギア7a
が噛合しており、該フランジギア7aはカートリッジ装
着時に装置本体側の図示しない駆動伝達ギアと噛合す
る。従って、装置本体側の図示しない駆動源が駆動する
と、前記ギア列を介して現像スリーブ10cが駆動回転す
る。
【0031】尚、前記ギア7a,10f及び装置本体側の
駆動伝達ギアは駆動力を十分に伝達するため、噛み合い
率を十分確保できるはす歯ギアを用いている。これによ
り前記はす歯ギアの回転時のスラスト力を利用して前記
現像スリーブ10cは軸方向一方側に押し当てられる。
【0032】ここで、図3に示すように、前記スリーブ
ギア10fの歯のねじれ方向を左、フランジギア7aの歯
のねじれ方向を右とし、前記フランジギア7aに駆動力
が伝達されて感光ドラム7が図中矢印a方向に回転する
と、前記フランジギア7aと噛合しているスリーブギア
10fは図中矢印b方向へ回転し、現像スリーブ10cは回
転時に発生するスラスト力によってトナー枠体12aに固
定されたブッシュ12a1側(図中矢印c方向)に押し付け
られる。
【0033】本実施例では、前記現像スリーブ10cの回
転時に発生するスラスト力により、前記現像スリーブ10
cの軸方向一方端のスリーブギア10fの凸部10f1と、前
記トナー枠体12aに固定されたブッシュ12a1とが摺擦し
て摩耗するのを防止するために、前記スリーブギア10f
とブッシュ12a1との間に緩衝部材15を介在させている。
前記スリーブギア10f及びブッシュ12a1は一般にガラス
繊維等が混在した材料で形成されているため、前記緩衝
部材15は前記スリーブギア10f及びブッシュ12a1の材料
よりも摩耗し易い材料、例えばポリアセタール(PO
M)等により形成されている。また前記緩衝部材15は図
4に示すように前記スリーブギア10fの凸部10f1より大
きい外径を有し、更に前記緩衝部材15の肉厚tはカート
リッジの寿命で摩耗する量より厚く且つスリーブギア10
fの凸部10f1の肉厚mよりも厚く形成されている(t>
m)。
【0034】従って、前記回転部材としての現像スリー
ブ10cの軸方向一方端と、トナー枠体12aに固定された
ブッシュ12a1との間に介在する緩衝部材15を摩耗するこ
とで、前記現像スリーブ10cと前記トナー枠体12との摺
擦による摩耗を抑え、カートリッジリサイクル時にそれ
らの部品を再利用することが可能となる。
【0035】尚、図5に示すように現像スリーブ10cを
回転自在に支持している軸受10gに前記緩衝部材の機能
を果たす緩衝部10g1を一体形成しても同様の効果を得る
ことができる。
【0036】(クリーニング手段)クリーニング手段11
の構成は、図2に示すように、感光体ドラム7の表面に
接触し、該ドラム7に残留したトナーを掻き落とすため
のクリーニングブレード11aと、前記掻き落としたトナ
ーを掬い取るために前記ブレード11aの下方に位置し、
且つ感光体ドラム7の表面に弱く接触したスクイシート
11bと、前記掬い取った廃トナーを溜めるための廃トナ
ー溜11cとで構成している。
【0037】{プロセスカートリッジのリサイクル手
順}ここで前記プロセスカートリッジBのリサイクルの
手順について説明する。前記プロセスカートリッジBの
リサイクルの大略の手順は、(1)回収、(2)仕分
け、(3)分解、(4)選別、(5)清掃、(6)検
査、(7)再組立である。これを具体的に説明すると以
下の通りである。
【0038】(1)回収 使用済みのプロセスカートリッジをユーザ及びサービス
マン等の協力により、回収センターに集める。
【0039】(2)仕分け 各地の回収センターに集めた使用済みのプロセスカート
リッジをカートリッジリサイクル工場へ運搬する。そし
て回収した使用済みのプロセスカートリッジを、機種毎
に仕分けする。
【0040】(3)分解 仕分けしたプロセスカートリッジを分解し、部品を取り
出す。
【0041】(4)選別 取り出した部品を検査して、再利用可能な部品と、寿命
に達した或いは損傷して再利用に適当でない部品とを選
別する。
【0042】(5)清掃 選別に合格した部品のみをクリーニングして、新しいカ
ートリッジの部品として再利用可能にする。
【0043】(6)検査 選別に合格し、クリーニングの終了した部品が、充分に
機能が回復し、再利用可能か否かを検査する。
【0044】(7)再組立 検査に合格した部品、及び検査に合格しなかった部品に
変わる新しい部品を用いて、新しいプロセスカートリッ
ジを組み立てる。
【0045】〔第二実施例〕次に本発明に係る第二実施
例について図6を用いて説明する。本実施例では回転部
材としての帯電ローラの軸方向一方端と、前記帯電ロー
ラが取り付けられているカートリッジ枠体の壁面との間
に緩衝部材を設けたことを特徴としている。以下、図面
を用いて詳細に説明するが、前述した実施例と同等の構
成及び機能を有する部材には同一符合を付している。
【0046】図6に示すように、帯電ローラ8は、その
ローラ軸8aの両端が軸受8b,8cによって回転自在
に支持されており、該軸受8b,8cはカートリッジ枠
体であるハウジング12の所定位置にスライド可能に取り
付けれらている。更に前記軸受8b,8cはスプリング
8dによって感光体ドラム7方向に付勢されており、依
って帯電ローラ8は感光体ドラム7に圧接して従動回転
する。
【0047】また前記帯電ローラ8におけるローラ軸8
aの軸方向一方の端部には、バネ性を有する接点部材8
eが接触しており、この接点部材8eを介して帯電ロー
ラ8に電圧を印加するようにしている。そして前記接点
部材8eは前記ハウジング12に形成された位置決め突起
12cに当接しており、前記ローラ軸8aが軸方向一方側
(図中左側)へ移動するのを規制している。
【0048】一方、前記帯電ローラ8におけるローラ軸
8aの軸方向他方の端部と、前記カートリッジ枠体であ
るハウジング12の規制部12dとの間には、前記ローラ軸
8aと前記ハウジング12との摺擦による摩耗を防止する
ための緩衝部材15が介在しており、この緩衝部材15によ
って位置規制が行われている。尚、前記緩衝部材15は前
記ハウジング規制部12dの突起12d1にスナップフィット
等により着脱可能に取り付けれらている。また前記緩衝
部材15は前述したように前記ローラ軸8aに対して摺動
性,耐摩耗性に優れたポリアセタール(POM)等の材
質で形成されている。
【0049】従って、前記回転部材としての帯電ローラ
8の軸方向一方端と、ハウジング12の壁面である規制部
12dとの間に介在する緩衝部材15を摩耗させることで、
前記帯電ローラ8とハウジング12との摺擦による摩耗を
抑え、カートリッジリサイクル時にそれらの部品を再利
用することが可能となる。
【0050】尚、その他の構成は前述した実施例の構成
と略同等であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
【0051】〔第三実施例〕次に本発明に係る第三実施
例について図7を用いて説明する。本実施例では回転部
材としての感光体ドラムの軸方向一方端と、前記感光体
ドラムが取り付けられているカートリッジ枠体の壁面と
の間に緩衝部材を設けたことを特徴としている。以下、
図面を用いて詳細に説明するが、前述した実施例と同等
の構成及び機能を有する部材には同一符合を付してい
る。
【0052】図7に示すように、現像スリーブ10cのス
リーブギア10fの歯のねじれ方向を左、感光体ドラム7
のフランジギア7aの歯のねじれ方向を右とし、前記フ
ランジギア7aに駆動力が伝達されて感光ドラム7が図
中矢印a方向に回転すると、前記感光体ドラム7は回転
時に発生するスラスト力によってカートリッジ枠体であ
るハウジング12の壁面12e側(図中矢印d方向)に押し
付けられる。
【0053】本実施例では、前記感光体ドラム7の回転
時に発生するスラスト力により、前記感光体ドラム7の
軸方向一方端のドラムフランジ7bと、前記カートリッ
ジ枠体であるハウジング12の壁面12eとが摺擦して摩耗
するのを防止するために、前記ドラムフランジ7bとハ
ウジング12の壁面12eとの間に緩衝部材15を介在させて
いる。前記緩衝部材15は前記ドラムフランジ7b及びハ
ウジング12の材料よりも摩耗し易い材料、例えばポリア
セタール(POM)等により形成されており、前記ドラ
ムフランジ7b或いは前記ハウジング12の壁面12eに固
定されている。また前記リング形状の緩衝部材15の肉厚
はカートリッジの寿命で摩耗する量より厚く形成されて
いる。
【0054】従って、前記回転部材としての感光体ドラ
ム7の軸方向一方端と、前記ハウジング12の壁面12eと
の間に介在する緩衝部材15を摩耗することで、前記感光
体ドラム7と前記ハウジング12との摺擦による摩耗を抑
え、カートリッジリサイクル時にそれらの部品を再利用
することが可能となる。
【0055】尚、その他の構成は前述した実施例の構成
と略同等であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
【0056】〔他の実施例〕また本発明に係るプロセス
カートリッジBは前述のように単色の画像を形成する場
合のみならず、現像手段を複数設け、複数色の画像(例
えば2色画像、3色画像或いはフルカラー等)を形成す
るカートリッジにも好適に適用することが出来る。
【0057】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0058】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。
【0059】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0060】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0061】また前述したプロセスカートリッジとは、
像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少なくと
もプロセス手段の1つを備えたものである。従って、そ
のプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施
例のもの以外にも、例えば像担持体と帯電手段とを一体
的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするも
の。像担持体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化
し、装置本体に着脱可能にするもの。像担持体とクリー
ニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能にするもの。更には像担持体と、前記プロセス
手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリ
ッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0062】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0063】また前述した実施例では感光体ドラムや現
像スリーブ等をカートリッジ化し、このプロセスカート
リッジを装着して画像を形成する装置を例示したが、こ
れら感光体ドラムや現像スリーブ等をカートリッジ化す
ることなく、装置本体に直接取り付けた画像形成装置に
も、本発明に同様に適用し得るものである。
【0064】更に前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれ
に限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファク
シミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形成
装置に使用することも当然可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、プロセスカートリ
ッジ内の回転部材と前記回転部材の軸方向一方端と摺擦
する枠体との間に緩衝部材を設けたため、その緩衝部材
を摩耗させることで、前記プロセスカートリッジ内の部
品のリサイクル性をアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスカートリッジを装着した
画像形成装置の構成模式説明図である。
【図2】前記プロセスカートリッジの構成模式説明図で
ある。
【図3】前記プロセスカートリッジの現像手段部分の断
面説明図である。
【図4】前記現像手段の駆動側部分を拡大した要部説明
図である。
【図5】前記現像手段の駆動側部分を拡大した要部説明
図である。
【図6】前記プロセスカートリッジの帯電手段部分の断
面説明図である。
【図7】前記プロセスカートリッジの感光体ドラム部分
の断面説明図である。
【符合の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカ
ートリッジ 1…光学系 1a…光学ユニ
ット 1b…レーザーダイオード 1c…ポリゴン
ミラー 1d…スキャナーモータ 1e…結像レン
ズ 1f…反射ミラー 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…カセット 3b…ピックアップローラ 3c1,3c2…レ
ジストローラ対 3d…搬送ローラ 3e…ガイド板 3f…排出ローラ 4…転写ローラ
(転写手段) 5…定着手段 5a…駆動ロー
ラ 5b…ヒータ 5c…定着ロー
ラ 6…排出部 7…感光体ドラ
ム 7a…フランジギア 7b…ドラムフ
ランジ 8…帯電ローラ(帯電手段) 8a…ローラ軸 8b,8c…軸受 8d…スプリン
グ 8e…接点部材 9…露光部(開
口) 10…現像手段 10a…トナー送
り部材 10b…磁石 10c…現像スリ
ーブ 10d…現像ブレード 10e…スリーブ
フランジ 10f…スリーブギア 10f1…凸部 10g…軸受 10g1…緩衝部 11…クリーニング手段 11a…クリーニ
ングブレード 11b…スクイシート 11c…廃トナー
溜 12…ハウジング 12a…トナー枠
体 12b…クリーニング枠体 12c…位置決め
突起 12d…規制部 12d1…突起 12e…壁面 13…装置本体 14…開閉カバー 14a…ヒンジ 15…緩衝部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と前記像担持体に作用する少な
    くとも1つのプロセスを一体的に有し、画像形成装置本
    体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、 前記プロセスカートリッジの枠体に回転自在に支持され
    た回転部材と、回転時に発生するスラスト力によって前
    記回転部材の軸方向一方端と摺擦する前記枠体との間に
    緩衝部材を設けたことを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は、前記回転部材や前記枠
    体よりも摩耗し易い材質により形成されたことを特徴と
    する請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材は、前記回転部材或いは前
    記枠体に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の
    プロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての帯電手段、現像手段またはクリーニ
    ング手段と前記像担持体としての電子写真感光体とを一
    体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成
    装置本体に対して着脱可能とするものである請求項1記
    載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング
    手段の少なくとも一つと、前記像担持体としての電子写
    真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置
    本体に対して着脱可能とするものである請求項1記載の
    プロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジとは、少なく
    とも前記プロセス手段としての現像手段と、前記像担持
    体としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
    して画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
    る請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 プロセスカートリッジが着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 前記プロセスカートリッジの枠体に回転自在に支持され
    た回転部材と、回転時に発生するスラスト力によって前
    記回転部材の軸方向一方端と摺擦する前記枠体との間に
    緩衝部材を設けたプロセスカートリッジを着脱可能に装
    着する装着手段と、 記録媒体を搬送するための記録媒体搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記緩衝部材は、前記回転部材や前記枠
    体よりも摩耗し易い材質により形成されたことを特徴と
    する請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記緩衝部材は、前記回転部材或いは前
    記枠体に固定されたことを特徴とする請求項7に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、電子写真複写機
    であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置は、レーザービーム
    プリンタであることを特徴とする請求項7に記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置は、ファクシミリ装
    置であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。
JP5161353A 1993-06-30 1993-06-30 プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JPH0777846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5161353A JPH0777846A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5161353A JPH0777846A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0777846A true JPH0777846A (ja) 1995-03-20

Family

ID=15733471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5161353A Pending JPH0777846A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0777846A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928252B2 (en) 2002-03-29 2005-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process unit and image forming apparatus having a structure to remove foreign matter
US7155151B2 (en) 2002-11-20 2006-12-26 Seiko Epson Corporation Developer carrier, developing device, image forming apparatus and computer system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928252B2 (en) 2002-03-29 2005-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Process unit and image forming apparatus having a structure to remove foreign matter
US7155151B2 (en) 2002-11-20 2006-12-26 Seiko Epson Corporation Developer carrier, developing device, image forming apparatus and computer system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7620339B2 (en) Image forming apparatus including first and second cleaning members
US5475467A (en) Sealing member, and process cartridge and image forming apparatus using same
US6865357B2 (en) Drive transmission mechanism for transmitting drive to processing means and cartridge provided with same
US5691807A (en) Process cartridge and image forming apparatus with indicating means
JP2003228234A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0777846A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06308819A (ja) シール部材及び前記シール部材を用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3200208B2 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP6955698B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4434399B2 (ja) プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び現像装置
JPH0713390A (ja) シール部材及び前記シール部材を用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06130737A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0792885A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US5678151A (en) Toner adhesion preventing mechanism for image forming apparatus
JP2003131543A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4011882B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH07104635A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0777897A (ja) ブレード部材の取付機構及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06161173A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置及びクリーニング装置
JP3297516B2 (ja) 転動体の取り付け方法
JPH06175425A (ja) バネ及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0777920A (ja) プロセスカートリッジの組立て方法及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0777919A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06186887A (ja) クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6691685B2 (ja) 画像形成装置