JPH09501075A - ピボット継手に調節自在の横行ピボット軸負荷が作用する無ライド鋏 - Google Patents

ピボット継手に調節自在の横行ピボット軸負荷が作用する無ライド鋏

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JPH09501075A
JPH09501075A JP7501944A JP50194494A JPH09501075A JP H09501075 A JPH09501075 A JP H09501075A JP 7501944 A JP7501944 A JP 7501944A JP 50194494 A JP50194494 A JP 50194494A JP H09501075 A JPH09501075 A JP H09501075A
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ロスカム、スコット・エイチ
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Abstract

(57)【要約】 鋏(10)は、第1刃部材(14)と、ピボット継手(12,32,46,50)を中心にして第1刃部材に回動自在に連結された第2刃部材(16)を有し、前記刃部材は互いに接触している第1の切り刃(18)及び第2の切り刃(22)をそれぞれ有する。前記ピボット継手は、前記第2刃部材に連結して前記第1刃部材に関して該第2刃部材を傾斜し、前記第2刃部材の傾斜が前記ピボット継手に横行ピボット軸荷重を発生して前記切り刃に沿うテンションと摩擦を発生する。更に第1及び第2刃部材は、第1及び第2のライド域をそれぞれ有し、これらはピボット継手により互いから離れ且つ互いに接触しておらず、このため鋏がライド域の摩擦即ち抗力から実質的に解放されている。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 ピボット継手に調節自在の横行ピボット軸負荷が作用する無ライド鋏発明の分野 本発明は、鋏に関し、そして特別の実施例においてはピボット継手に調節自在 の横行ピボット軸負荷が作用するライド(ride)無し鋏に関する。発明の背景 鋏は、紙、布、毛等のような物体を切るために広く使用されている。鋏は又、 爪を切る小さい鋏から金属を切る鋏(例えば大鋏)まで大きさが広範囲に亘って いる。 代表的には、鋏はピボット継手により枢動自在に連結された2枚の分離した、 僅かに湾曲した刃部材から構成されている。刃部材は、3つの主要な点で、即ち 各刃部材の対向する切り刃に沿って、ピボット継手で、ピボット継手の背部の刃 部材間の接触部で及び鋏の柄の前で保持されている。ピボット継手は、両刃部材 を一緒に保持するためにそのピボット軸に沿う方向に向いた軸荷重を受けて設け られており、そして一方ピボット継手の背部の接触は、支点としてのピボット継 手と共に、適切な切断作用を確保する刃部材間のテンションと摩擦を生み出すた めのレバーとして機能する。製造分野において“ライド”又は“半月”として知 られているピボット継手の背部の接触点で刃部材が互いに対して摺動する代表的 な従来の鋏においては、又刃部材の間に対応する摩擦即ち抗力がある。代表的な 従来技術の鋏の切り刃に沿うテンション及び摩擦を決定するライド領域における レバー接触とのピボット継手の軸荷重の結合が、それである。 元来、鋏のテンションと摩擦は調節自在ではなかった。代表的には、ピボット 軸を持つねじ付き連結ピンが(ピンに関して)可動の刃部材の大径の無ねじ穴に 貫通され、そして(ピンに関して)固定の刃部材のねじ穴に螺合されるのである 。ねじの無いピン先端が拡げられて、対向する刃部材を互いに押し付け合うため の頭乃至支承面が形成された。拡大されたピンの頭は、その可動刃部材の枢動運 動の支承面として機能した。連結ピンは、製造時にテンション及び摩擦に若干の 変化を与えるために僅かに調整されることができた。しかしながら、一旦製作さ れてしまうと、鋏のテンションと摩擦は、通常は使用者によっては調整すること ができなかった。このように、使用者は、製造者によって設定された切断テンシ ョンと摩擦に制約される。 調節ができない鋏において、テンション及び摩擦は部品の摩耗や緩みによりそ して埃や破片の溜まりにより時を経るにつれ変化する。部品が摩耗し緩むと、好 ましいテンションと摩擦が減少し、これにより鋏のアラインメントを変化する。 ミスアラインメントは、切断性能及び切断効率の低下、工具寿命の短縮並びに刃 の鋭利さの早期喪失を起こす。同時に、動く部材間の好ましくない摩擦乃至抗力 が、ピンの頭と動く部材の間及びライド領域で接触する対向する刃部材の間の埃 や破片の滞積により大きく増大する。結果として、動く部材間の過大な抗力によ り鋏の動き乃至機能が損なわれる。 これらの欠点を克服する試みとして、製造業者たちは摩耗の影響及び塵と破片 の滞積に対する鋏の摩擦とテンションの感受性を小さくしてきた。例えば、耐摩 擦ワッシャ、ブシュ(通常非金属)及び球軸受か密封球軸受かがピンの頭と可動 刃部材の間に装着されて摩擦による摩耗を低減してきた。ねじ付きのプラスチィ ックブシュが固定刃部材のねじ穴の中に圧入されてねじ付きピンを受け入れてそ れを非回転的に保持したり、或いはねじ付きピンが(ロックタイト ねじ ロッ カーのような)化学的ねじロック手段、或いは(変形自在なプラスチック片、パ ッチねじ或いはロックナットのような)機械的ねじロック手段によって取り付け られて連結ピン及び刃部材のねじ付き部分の摩耗を防止したりしている。これら の代替的な設計は、いくつかの部材の摩耗を低減するが、切り刃に沿う摩耗やラ イドの摩耗を低減しない。更に、その代替的な設計は、動く部材間及びライドで の塵及び破片の蓄積による好ましくない影響を防止乃至低減しない。 他の代替策において、スラスト軸受が刃部材間の摩擦を低減するために対向す る刃部材間に介装されてきた。しかしながら、代表的なスラスト軸受は相対的に 大形であり、そしてこのような次第で、それはピンキング鋏のような大形の鋏で の使用に限定されていた。更に大形の軸受は、刃部材を広く離させ、そして、切 り刃におけるテンションと摩擦を生じさせるために、刃部材はライド領域に延出 しているスラスト軸受の後端部にレバー力を作用させなければならない。このレ バー力は、摩耗を発生させ、他の代表的な従来形の鋏に生ずるものと同様な好ま しくない影響を派生させる。更に、スラスト軸受は、それがシールされていない ために、特に塵と屑による汚損が原因で過大な抗力を生ずる傾向がある。 一般的に、上述の代替策は、使用者によるテンションと摩擦の変更を提供しな い。テンションと摩擦の調整を許容するために、同様に前述の欠点のいくつかに 傾注するために、調整自在なテンションを確動的にロックする形のピボット継手 が使用されてきた。この型の代表的な鋏は、連結ピンが内側ねじ或いは外側ねじ の一方を備えている点を除いて調節不能形鋏と同様に構成されていて、テンショ ン及び摩擦を調節するためピボット軸荷重を変えつつ対向する刃部材を係止する ためにロックねじ乃至ロックナットがその内部ねじ又は外部ねじに取り付けられ る。幾つかの鋏において、ロックねじ又はロックナットが使用者により調節可能 であり、これにより摩擦及びテンションを個別の使用者のニーズに適合させるこ とを可能にしている。 しかしながら、この型の鋏は調節自在なテンションと摩擦を有しているけれど も、なお幾つかの欠点に有している。操作者により調節自在のピボット継手は、 大きくそして嵩張るので、鋏がガイドや櫛などの他の道具と一緒に使用されると き、それと干渉する。更に、使用中、(例えば摩耗や不良設計によって発生され る)不適切なロック力により回転緩みするロックねじ乃至ロックナットや、操作 者の手或いは他の物体との無意識の接触を補償するために調節自在のピボット継 手の頻繁な調節が要求されるされるかもしれない。更に、前に述べた鋏における と同様に摺動部品の摩耗によって緩む刃部材のテンションを補償するために調節 自在のピボット継手の連続的な調節が要求されるかもしれない。更に又、塵、屑 及 び腐食生成物の堆積から生ずる他の作動部品間の摩擦即ち効力の増大を補償する ために調整自在のピボット継手の調節が必要となるかもしれない。代表的には、 この堆積は、ピンの頭と可動刃部材の間、及びライドで接触する対向した刃部材 の間に生ずる。 このような訳で、テンションが調節可能な鋏を使用しても、テンションを調節 するピボット継手の侵入的な突出及び調節自在のピボット継手自体の摩耗及び緩 みを補償するために刃部材のテンションを調節する必要性によって、操作者は効 率的な切断作用の邪魔をされる。テンションの調節自在な鋏は、使用者にテンシ ョン及び摩擦についてのより大きな調整を与えるが、摩耗の影響及び塵と破片の 堆積を削減しない。従って、テンションの調節自在な鋏の摩耗は、なお劣悪な切 断性能及び効率、短い使用寿命及び切り刃の鋭利さの喪失齎している。開示の概要 本発明の実施例の目的は、実際的な目的のために上述の限界を除去する改良さ れた鋏を提供することである。 改良された鋏は、本発明の一実施例によれば、ピボット軸を有するピボット継 手、第1の切り刃と長手軸とを有する第1の刃部材及び第2の切り刃を有する第 2の刃部材を有している。第2の刃部材は、第1の切り刃が第2の切り刃に隣接 し且つ接触してピボット継手により枢動可能に第1の刃部材に連結されている。 更に、第1刃部材の長手軸に沿う方向に一致して切り刃に沿うテンション及び摩 擦を発生し且つ決定する第1部材の傾きが、ピボット継手のピボット軸に横行ピ ボット軸荷重を発生するように、第1刃部材を第2刃部材及びピボット継手に対 して傾くようにピボット継手が第1刃部材に連結される。好適な実施例において 、横行ピボット軸荷重は、ピボット継手のピボット軸に対し傾いており、そして 又ピボット軸と垂直な軸から0.1度〜10.0度の間で且つ第1刃部材の長手 軸に沿って傾斜し得る。更に、第1刃部材は又第1のライド域を有し、そして第 2刃部材が又第2のライド域を有し、この結果第1のライド域は第2のライド域 から離れ て接触していない。従って鋏は、ライド域での如何なる摩擦即ち抗力から実質的 に解放される。 本発明の更に別の実施例において、鋏のピボット継手は、接触点における刃部 材間のテンション及び摩擦を増減するように調節可能である。分離された調節ね じ等が第1刃部材に連結され、そしてピボット継手及び第2刃部材に関する第1 刃部材のチルト或いは傾きを調節することにより横行ピボット軸荷重及び刃部材 間のテンションと摩擦を増減するように分離された調節ねじが使用される。本発 明の他の実施例において、ピボット継手は各刃部材のピボット穴を貫通し、そし て調節ねじによる種々のチルト及び傾斜が、切り刃に沿うテンション及び摩擦を 増減するためにピボット継手をして種々の横行ピボット軸荷重を受けさせる。 本発明の好適な実施例において、ピボット継手は実質的に摩擦の無い密封され た軸受組立体、座金、及びフランジ付き頭部とねじ付き端部とを持つピボットピ ンを有する。そのピボットピンは、軸受組立体及び座金を貫通し、そして第2刃 部材のねじ切りされたピボット穴に固定されたそのねじ付き端部を有する。軸受 組立体は、第1刃部材の長手軸に沿う方向に第1部材が傾斜するのを許容するよ うに寸法が定められている第1刃部材のピボット穴に結合されている。軸受組立 体は、座金とピボットピンのフランジ付き頭部との間に設けられている。好まし くは、軸受組立体は、外側フランジを有する。調整ねじは、その外側フランジに 係合し、そしてピボット継手及び第2刃部材に対し第1刃部材をチルト乃至傾斜 させるように位置決めされている。 本発明のなお別の実施例において、鋏は2個のねじ穴を備えたテンションレバ ーを有し、そしてピボット継手は、実質的に摩擦の無い密封された軸受組立体、 座金、及びフランジ付き頭部とねじ付き端部とを持つピボットピンを有する。ピ ボットピンは、軸受組立体、座金、第1刃部材の径が調整されたピボット継手穴 を貫通しそしてピボットピンのねじ付き端部はテンションレバーのねじ穴の一つ に固定されている。軸受組立体は、ピボットピンの頭部と座金との間で第2刃部 材のピボット継手穴の中に保持されている。調整部材は、テンションレバーの他 のねじ穴に螺合されていて、軸受組立体の外側フランジに係合するというよりは むしろ、ピボット継手と第2刃部材に関し第1刃部材を傾斜させている。 本発明の他の特徴及び利点は、例として、本発明の実施例の種々の特徴を図示 している添付の図面に関連づけてなされる以下の詳細な説明から明らかになるで あろう。図面の簡単な説明 発明の実施例の詳細な説明は、添付の図面を参照してなされるが、そこにおい て同じ番号は、数枚の図面に亙り対応する部分を示している。 図1は、本発明の第1実施例による鋏の部分平面図である。 図2は、図1に示された鋏の2−2線に沿ってみた部分断面図である。 図3は、図1に示された鋏の分解図である。 図4は、本発明の第2実施例による鋏の部分上面図である。 図5は、図4に示された鋏の部分底面図である。 図6は、図4に示された鋏の6−6線に沿ってみた部分断面図である。 図7は、図4に示された鋏の分解図である。好適な実施例の詳細な説明 例示の目的のための図面に示されるように、本発明は改良された鋏において具 体化されている。本発明の好適な実施例において、鋏は横行ピボット軸荷重を有 し、そしてライド域において抗力即ち摩擦を有しない。又、テンション及び摩擦 は使用者により容易に調節される。しかしながら、本発明の別の実施例は、ピボ ット継手乃至類似物を使用して鋏作用を利用し或いは複合鋏作用を利用する剪断 機、切断機等を含んでいることが認識されよう。更に、本発明の別の実施例は、 直線刃、曲線刃、ピンキング刃、のこ刃、取外し自在刃、不切断刃、クリンピン グ刃、等を有する鋏と共に使用される。 本発明の好適な実施例によれば、鋏はピボット継手により回動自在に連結され た2枚の刃部材を有する。各刃部材はピボット継手に接触し、そして切り刃に沿 って他の刃部材に接触する。ライド域に実質的に接触がなく(例えば鋏はライド 無しである)、このためライド域にはすべてのテンション及び摩擦、故に摩耗が 無くなっている。本発明の好適な実施例により作られた鋏は、機能するためには ライド域において発生されるテンション及び摩擦を必要としないことに留意する ことが重要である、というのは一つの刃部材がピボット継手及び他の刃部材に対 して傾けられて、適切なテンション及び摩擦で刃部材の切り刃を合わせる横行ピ ボット軸荷重を発生させているからである。しかしながら、代表的な従来の鋏は 、適切に機能するためにライド域でテンション及び摩擦を必要としている。又、 代表的な従来の鋏は、ピボット継手においてピボット軸荷重(ピボット軸に沿っ て向いている)を有するのみである。 更に、鋏は好適な実施例によれば、ピボット継手内の動部材間の摩擦を更に低 減するために密封された玉軸受組立体を使用できる。このようにして、ピボット 継手内の摩擦と摩耗が最小化される(すなわち、最小摩擦のみが玉軸受組立体内 の動く部材間に発生される。)。 動く部材内の摩擦の最小化及びライド域での摩擦の除去は、切断刃のテンショ ンの調整及び刃部材のアラインメントに関して、鋏が調整のより定常な状態を維 持することを許容する。従って、摩耗と弛みは、各刃部材の切り刃に沿ってのみ 生じ、そして密封軸受組立体のシールされ潤滑された雰囲気内で本当に僅かな程 度内でのみ生ずる。このようにして、製造者或いは使用者により設定されたテン ションと摩擦は、部品の摩耗と弛みによって実質的に影響を受けないが、これは 、代表的な従来技術の鋏において共通して遭遇するものであった。 又、汚れと屑の存在は、本発明の実施例によれば鋏への影響が少ない。例えば 、ライド域において刃部材の間に実質的に接触が生じないので、この領域は清掃 するのが容易である。又、密封玉軸受はシールされていて動く部材がシールされ た環境の中に含まれているので、汚れと屑の密封玉軸受の運転に対する影響は最 小である。 なお別の実施例においては、鋏のテンションと摩擦は、ユーザー調節が可能で ある。使用者は、調節ねじ、調節爪、調節ボルト、調節ばね、調節シム、調節ス ペーサ、調節タブ等(即ち相対的に小さく且つ邪魔にならない調節部材)を刃部 材及び切断切り刃におけるテンションと摩擦を増減するために使用できる。好適 な実施例において、調節部材はピボット継手の一部品である。 本発明の好適な実施例による第1の改良鋏10が、図1乃至図3に示されてい る。鋏10は、ピボット軸を持つ連結ピン12,(例えばピン12に関し)固定 した刃部材14及び(例えばピン12に関し)動く刃部材16を有する。固定刃 部材14は、切り刃18と先端20を有し、そして可動刃部材16は切り刃22 と先端24を有する。連結ピン12は、一端にねじ付き端26及び他端にフラン ジ付き頭28を有する。 図2に示されるように、固定刃部材14と可動刃部材16とは、連結ピン12 によって回動自在に結合されている。連結ピン12は、密封玉軸受組立体32の 中央孔30を貫通し、そしてねじ付き端26により固定刃部材14のねじ付き連 結ピン穴34に螺合されている。連結ピン12は固定刃部材14に直接螺合され てもよいし、或いは固定刃部材14に対し非回転的に連結ピン12を固定するた めの確動ロック力を発生するためにねじ付き連結ピン穴34が変形可能なプラス チック片又はパッチ挿入体を備えてもよい。他の連結ピン構造が代替的な実施例 に使用され得るが、これはボルトナット構造、付属スタッド、リベット構造、ピ ンコッタピン構造等が含まれる。 図示された実施例において、玉軸受組立体32は、予め潤滑され、密封された ステンレススチール構造の型式のものである。玉軸受組立体32は、内側軌道輪 36,外側軌道輪38、フランジ40及び軸受玉42を有する。密封玉軸受組立 体32は、可動刃部材16の玉軸受組立体穴44の中に装着されている。玉軸受 組立体穴44の寸法が、可動刃部材16の(図1の2−2線に平行な)長手軸に 対し玉軸受組立体32の外側軌道輪38がチルト乃至傾斜するような隙間を齎す ように(図2に示されるように)大きめになっている。 皿ばね座金46が、固定刃部材14と玉軸受組立体32の間に介装されて可動 刃部材16と固定刃部材14との間に可変隙間を提供している。玉軸受組立体3 2の内側軌道輪36が皿ばね座金46の上面に接触する玉軸受組立体32の唯一 の部分である。好適な実施例において、皿ばね座金4はばね鋼からできており、 そして圧力を受けて変形するベレビレ(Belleville)座金で良い。しかしながら、 非金属座金、積層座金、スペーサ、ブシュ、シム座金等が使用できる。又、適切 な間隔保持が、座金を使用しないで刃部材で一体的に、或いは軸受組立体で一体 的になすことができる。更に、座金はピボット継手の後端を越えてライド域に延 出しても良く、この延出は摩擦を増大する。玉軸受組立体32は、皿ばね座金4 6と連結ピン12のフランジ付き頭部28の間で玉軸受組立体穴44の中に保持 固定されている。 図1乃至図3に示されるように、可動刃部材16は、玉軸受組立体穴44の後 部分(即ち先端20及び24から最も遠い部分)の周りに半円を描く半円形凹み 48を有している。可動刃部材16の長手軸に垂直な軸の後ろから(他の傾斜角 が使用できるけれども例えば約5度)オフセットした軸に接して半円形凹み48 が座ぐりされている。 図2は玉軸受組立体32の外側軌道輪38のフランジ40が半円形凹み48の 中に位置しているのを示している。テンションねじ50は、ねじ52、スロット 54及び係合面56を有する。係合面56は玉軸受組立体32のフランジ40に 接触し他の刃部材及びピボット継手に関する刃部材のチルト乃至傾斜を調整する 。テンションねじ50はテンションねじ穴58に螺合してテンション及び摩擦を 増減し、そしてこのようにして連結ピン12及びピボット継手の玉軸受組立体3 2部分内に対応する横行ピボット軸荷重を発生する。テンションねじ50はテン ションねじ穴58に直接ねじ込んでも良く或いは確動ロック効果を生ずるために 変形自在のプラスチック片やパッチ挿入体を備えても良いが、これらはなお使用 者によって容易に調節できる。更にテンションと摩擦の調節を容易にするために 、テンションねじ50のスロット54は、硬貨、ねじ回し、或いは爪やすりを使 用してテンションねじ50を回すに十分な幅で作られる。 好適な実施例において、鋏全体の耐摩性は全金属部品をステンレス鋼で作るこ とによって達成される。しかしながら、プラスチック、鉄合金、非鉄合金、セラ ミックス等の他の材料も使用でき、その選択は、切断する物や鋏が使用される環 境に部分的に依存して行われる。玉軸受組立体32は好ましくは、ステンレス鋼 製密封玉軸受として知られている玉軸受群の中から選択される。例えば、ニュウ ヨーク州、イースト ロッカウェイ(East Rocaway)のウインフレッド エムベ ルグ社(Winfred M.Berg,Inc.)で入手可能の部品番号B2−14−Sの密封玉軸 受が使用され得る。これらの組立体は、鋏10の回動域においてすべての機能作 動部品の永久的な潤滑をもたらし、このようにして汚れ、屑及び腐食に対して効 果的な障壁を齎す。しかしながら、円滑な作動、汚れや屑に対する抵抗性及び摩 耗や腐食に対する抵抗性を提供する他の軸受組立体が使用され得る。 上述の好適な実施例の操作が図2に最も良く図示されている。テンションねじ 50の係合面56が、玉軸受組立体32のフランジ40に押し付けられていて、 テンションねじ50がテンションねじ穴58にねじ込まれるにつれて圧力を増大 する。フランジ40への圧力が増大すると、玉軸受組立体32の外側軌道輪38 に関し(即ちテンションと摩擦を増大するために先端20及び24に向かって) 可動刃部材16がチルト乃至傾斜される。可動刃16の傾斜が増大すると、連結 ピン12及び玉軸受組立体32のようなピボット継手部品に対する横行ピボット 軸荷重を増大する。横行ピボット軸荷重は、ピボット軸に対し傾斜していて、そ して好ましい実施例においては、ピボット軸に垂直な軸から0.1度乃至10. 0度の範囲にあって且つ可動刃部材16に沿っている。この横行ピボット軸荷重 が、代表的な従来の鋏において必要であったライド域のレバー接触の代わりをな す。従って、鋏の好適な実施例は、ライド無しである。 この横行ピボット軸荷重は、切り刃18及び22に沿う相互の接触点において 可動刃部材16を固定刃部材14に押し付ける。図1及び図2においては、この 接触点は、鋏10が閉じた状態で示されているので、先端20及び24であるよ うに示されている。テンションねじ50の緊緩は、対応してチルト乃至傾斜を大 きくしたり小さくしたりし、玉軸受組立体32及び連結ピン12への横行ピボッ ト軸荷重を増減し、それは対応して切り刃18及び22の間のテンション及び摩 擦を増減する。 可動刃部材16と固定刃部材14の間の隙間は、対応して連結ピン12を緊緩 し、内側軌道輪36を介して玉軸受組立体32を皿ばね座金46に押し付けこれ を変形させることによって増減される。内側軌道輪36を介するこの圧力は又、 固定刃部材14に関して連結ピン12を非回転位置に保持するのに役立つ。 鋏10の刃部材14及び16が互いに関し前後に回動するに際し、ライド域に おける摩擦と抗力の欠缺(即ち鋏がライド無しであること)及びピボット域にお ける玉軸受組立体32内の円滑な潤滑された運動が、これらの動部品間の例外的 に低い摩擦によって鋏作用における操作容易性を齎す。又、テンション及び摩擦 は、摩耗、汚れ及び屑による変化への感受性が低い。このようにして、鋏10は 、ライド域で摩擦及び抗力を有し且つ摩擦を生ずるように接触する部品間に介装 された耐摩性軸受を使用しない代表的な従来の鋏に共通して見られる鋏部品間の 摩耗を実質的に無くしている。従って、刃部材の優れた安定性と調整及びアライ ンメントの定常性とにより、鋏10は最適な刃先の鋭利度と長寿命を齎す。 更に、鋏10の保存整備は、代表的な従来の鋏におけるよりも容易である、と いうのは好適な実施例に使用されている永久的に潤滑され密封されたステンレス 鋼製玉軸受組立体は、摩耗、腐食及び汚れの影響に抵抗性があるからである。ラ イド域において接触及び摩擦が無いことは、又、この領域を清浄にするのを容易 にする。テンションねじ50の使用は、調節部材に低い外形を齎し、そしてその ため鋏10のテンションを調節するための大きな嵩のある部品を持つ問題を回避 する。 本発明の好適な実施例による第2の改良鋏100が図4乃至図7に示されてい る。鋏100と上述の実施例との構造上の差異は図5及び図6に示されている。 連結ピン112は玉軸受組立体132と皿座金146の中央を貫通している。し かしながら、連結ピン112は又、固定刃部材114のねじの無い連結ピン穴1 34を貫通している。連結ピン112は、テンションレバー160のねじ付きの テンションレバー連結穴162に螺合している。テンションレバーねじ164が 、テンションレバー160の一端のテンションレバーねじ穴166に螺合されて いる。テンションレバーねじ164は、テンション穴170の中の接触点で固定 刃部材114に接触して押し付けられる先端168を有する。 その他の相違点は、玉軸受組立体132がチルト乃至傾斜する必要がなく、そ のため玉軸受組立体穴144の中に圧力ばめされて取り付けられていることであ る。又、連結ピン穴134の寸法は、連結ピン112を可動刃部材116の長手 軸に関してチルト乃至傾斜しそして連結ピン112に横行軸荷重を発生せしめる ための隙間を認めるように大きめに決められている。更に、この実施例において は関連部品を持つテンションねじ50と半円形凹み48がなくなっている。 上述の第2の実施例の操作が、図6に最も良く図示されている。先端168は 、テンション穴170で固定刃部材114に押し付けられていて、テンションレ バーねじ164がテンションレバーねじ穴166にねじ込まれるに従い圧力を増 大する。固定刃部材114への圧力が増大すると、連結ピン112,玉軸受組立 体132及び可動刃部材116に関してチルト乃至傾斜する。固定刃部材114 の傾きは、横行ピボット軸荷重を生じて切り刃に沿うテンション及び摩擦を維持 する。鋏100が開閉するとき切り刃120及び124に沿う相互接触点におい て、或いは図6に示すように鋏が閉じた状態にあるときは先端118及び122 において固定刃部材114が可動刃部材116に押し付けられる。 図示された実施例において、鋏はテンション調節ねじ乃至部材を有して示され ている。しかしながら、更なる実施例において、調節ねじは省略されて、連結ピ ンのみが調節ねじ乃至部材無しで、鋏のテンションと摩擦を調節するために使用 される。例えば、玉軸受組立体穴44が前述のようには大きめの寸法にされない 。寧ろ、玉軸受穴44は、精確に玉軸受組立体32に嵌合する。しかしながら、 玉軸受組立体穴44は、可動刃部材16の長手軸に関しチルト乃至傾斜される。 この傾斜は、切り刃に沿うテンションと摩擦を決定する横行ピボット軸荷重を発 生する。 以上の説明は、本発明の特別の実施例を参照しているけれども、多数の変形が その精神から離れることなく為され得ることを理解すべきである。添付の請求範 囲は、本発明の本当の範囲及び精神の中にある変形をカバーすることを意図して いる。 従って、ここに開示された実施例は、すべての点において例示的であり且つ限 定的でないと解すべきであり、発明の範囲は先行の説明よりは寧ろ添付の請求範 囲によって指示されていて、そして請求範囲の均等の意義及び範囲内に含まれる すべての変形は故にその中に入るように意図されている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年5月22日 【補正内容】 補正請求の範囲 1.ピボット軸と直径とを有するピボット継手、 固定部材、 第1の切り刃と長手軸とを有し、更に内部に画成されたピボット継手穴を有し 、前記ピボット継手穴は、前記ピボット継手の前記直径に関し第1刃部材の前記 長手軸に沿う方向に大きい寸法になっていて、そして前記固定部材が前記第1刃 部材に連結されていて前記ピボット継手の一部と接している前記第1刃部材、及 び 第2の切り刃を有し、前記ピボット継手により回動自在に前記第1刃部材に連 結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接しており、前記ピボット継 手は前記第1刃部材の前記ピボット継手穴を通って該第1刃部材に連結されてい て、前記ピボット継手は前記ピボット継手穴の中に前記第1刃部材の長手軸に沿 う方向に前記第1刃部材に関する傾斜配向で前記固定部材により固定されており 、前記ピボット継手の傾斜配向は第2刃部材及び前記ピボット継手に関し前記第 1刃部材を傾斜している前記第2刃部材から構成され、 前記固定部材により維持され前記ピボット継手及び前記第2刃部材に関し前記 第1刃部材を傾斜させている前記ピボット継手の前記傾斜配向が、前記第1刃部 材の前記長手軸に沿う方向に一致して前記ピボット継手の前記ピボット軸に横行 ピボット軸荷重を発生し、 前記横行ピボット軸荷重が前記第1の切り刃を傾斜させ且つ前記第2の切り刃 に接触させて前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦を発生させる 鋏。 2.前記ピボット継手の前記ピボット軸に傾斜している前記横行ピボット軸荷重 を発生するために前記固定部材が該ピボット継手を特別な傾斜配向に保持してい る 請求項1による鋏。 3.前記ピボット軸に垂直な軸から0.1度乃至10.0度の間で、且つ前記第 1刃部材の長手軸に沿って傾斜している前記横行ピボット軸荷重を発生するため に前記固定部材が前記ピボット継手を0.1度乃至10.0度の間の傾斜配向に 保持している 請求項1による鋏。 4.前記第1刃部材が、更に該第1刃部材の前記第1の切り刃の反対側に前記ピ ボット継手の側部に面して第1のライド域を有し、 そして前記第2刃部材が、前記第1刃部材が前記第2刃部材に回動自在に連結 されたときに前記第1のライド域と第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側 にあるように該第2刃部材の前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側 部に面して前記第2のライド域を更に有し、 そして前記固定部材によって前記第1刃部材に関して維持される前記ピボット 継手の傾斜配向が前記第2のライド域との接触から前記第1のライド域を切り離 して前記第1のライド域が前記第2のライド域から離れ且つ無接触にされている 請求項1による鋏。 5.実質的に摩擦のない密封された軸受組立体を含み、ピボット軸と直径とを有 するピボット継手、 固定部材、 第1の切り刃と長手軸とを有し、更に内部に画成されたピボット継手穴を有し 、前記ピボット継手穴は、前記ピボット継手の前記直径に関し第1刃部材の前記 長手軸に沿う方向に大きい寸法になっていて、そして前記固定部材が前記第1刃 部材に連結されていて前記ピボット継手の一部と接している前記第1刃部材、及 び 第2の切り刃を有し、前記ピボット継手により回動自在に前記第1刃部材に連 結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接しており、前記ピボット継 手は前記第1刃部材の前記ピボット継手穴を通って該第1刃部材に連結されてい て、前記ピボット継手は前記ピボット継手穴の中に前記第1刃部材の長手軸に沿 う方向に前記第1刃部材に関する傾斜配向で前記固定部材により固定されており 、前記固定部材により維持された前記ピボット継手の傾斜配向は、第2刃部材及 び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材を傾斜させている前記第2刃部材から 構成され、 前記ピボット継手と前記第2部材とに関して前記第1刃部材を傾斜することが 前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向に一致して前記ピボット継手の前記ピボ ット軸に横行ピボット軸荷重を発生し、 前記横行ピボット軸荷重が前記第1の切り刃を傾斜させ且つ前記第2の切り刃 に接触させて前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦を発生し、 前記第1刃部材が、更に該第1刃部材の前記第1の切り刃の反対側に前記ピボ ット継手の側部に面して第1のライド域を有し、 そして前記第2刃部材が、前記第1刃部材が前記第2刃部材に回動自在に連結 されたときに前記第1のライド域と第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側 にあるように該第2刃部材の前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側 部に面して前記第2のライド域を更に有し、 そして前記固定部材によって前記第1刃部材に関して維持される前記ピボット 継手の傾斜配向が前記第2のライド域との接触から前記第1のライド域を切り離 して前記第1のライド域が前記第2のライド域から離れ且つ無接触にされている 鋏。 6.前記ピボット継手に連結された前記固定部材が前記第2刃部材と前記ピボッ ト継手とに関する異なる傾斜度に前記ピボット継手の傾斜配向を調節して、前記 切り刃間の前記テンション及び摩擦を増減する異なる横行ピボット軸荷重を発生 させる請求項4による鋏。 7.ピボット軸と直径とを有するピボット継手、 固定部材、 第1の切り刃と長手軸とを有し、更に内部に画成されたピボット継手穴を有し 、前記ピボット継手穴は、前記ピボット継手の前記直径に関し第1刃部材の前記 長手軸に沿う方向に大きい寸法になっていて、そして前記固定部材が前記第1刃 部材に連結されていて前記ピボット継手の一部と接している前記第1刃部材、及 び 第2の切り刃を有し、前記ピボット継手により回動自在に前記第1刃部材に連 結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接しており、前記ピボット継 手は前記第1刃部材の前記ピボット継手穴を通って該第1刃部材に連結されてい て、前記ピボット継手は前記ピボット継手穴の中に前記第1刃部材の長手軸に沿 う方向に前記第1刃部材に関する傾斜配向で前記固定部材により固定されており 、前記固定部材により維持された前記ピボット継手の傾斜配向は、第2刃部材及 び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材を傾斜させている前記第2刃部材から 構成され、 前記ピボット継手と前記第2部材とに関して前記第1刃部材を傾斜することが 前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向に一致して前記ピボット継手の前記ピボ ット軸に横行ピボット軸荷重を発生し、 前記横行ピボット軸荷重が前記第1の切り刃を傾斜させ且つ前記第2の切り刃 に接触させて前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦を発生し、 前記固定部材が、前記ピボット継手の一部と係合して該ピボット継手の傾斜配 向を増減し前記横行ピボット軸荷重並びに前記第1及び第2の切り刃の間のテン ションと摩擦を調節する前記第1刃部材に連結され、 前記第1刃部材が、更に該第1刃部材の前記第1の切り刃の反対側に前記ピボ ット継手の側部に面して第1のライド域を有し、 そして前記第2刃部材が、前記第1刃部材が前記第2刃部材に回動自在に連結 されたときに前記第1のライド域と第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側 にあるように該第2刃部材の前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側 部に面して前記第2のライド域を更に有し、 そして前記固定部材によって維持される前記ピボット継手の傾斜配向が前記第 2のライド域との接触から前記第1のライド域を切り離して前記第1のライド域 が前記第2のライド域から離れ且つ無接触にされている 鋏。 8.前記第2刃部材が、ピボット継手穴を有し、前記ピボット継手が各刃部材の ピボット継手穴を貫通し、そして前記切り刃に沿うテンション及び摩擦を増減す る種々の横行ピボット軸荷重を設定するために前記固定部材が前記大径のピボッ ト継手穴の中で該ピボット継手の前記傾斜配向を調節する 請求項7による鋏。 9.前記ピボット継手が、実質的に摩擦のない密封された軸受組立体、座金、及 びフランジ付き頭部とねじ付き端部とを有するピボットピンを有し、 前記第2刃部材のピボット継手穴がねじ切りされており、 前記ピボットピンが前記軸受組立体と前記座金とを貫通すると共に前記第2刃 部材のねじ切りされた前記ピボット継手穴に固定される該ピボットピンの前記ね じ付き端部を有し、そして 前記軸受組立体が、前記ピボットピンの頭部と前記座金との間で前記第1刃部 材の前記大径ピボット継手穴の中に保持されている 請求項8による鋏。 10.前記軸受組立体が外側フランジを有し、そして 前記固定部材が前記外側フランジに係合して前記ピボット継手と前記第2刃部 材に関し前記第1刃部材を傾斜させる 請求項9による鋏。 11.前記固定部材が2個のねじ穴を備えたテンションレバーを更に有し、且つ 前記ピボット継手が、実質的に摩擦のない密封された軸受組立体、座金、及びフ ランジ付き頭部とねじ付き端部を有するピボットピンを有し、 前記ピボットピンが、前記軸受組立体、前記座金及び前記第1刃部材の前記大 寸法ピボット継手穴を貫通し且つ該ピボットピンの前記ねじ付き端部が前記テン ションレバーのねじ穴の一に固定されており、 前記軸受組立体が、前記ピボットピンの前記頭部と前記座金との間で前記第2 刃部材の前記ピボット継手穴の中に保持されていて、そして 前記固定部材の調節部材が前記テンションレバーの前記ねじ穴の他方にねじ込 まれ且つ前記第1刃部材と接触し、前記ピボット継手の傾斜配向を調節して前記 ピボット継手と前記第2刃部材とに関する前記第1刃部材の傾斜を変える 請求項9による鋏。 12.ピボット軸を備えたピボット継手を準備する行程、 固定部材を準備する行程、 第1の切り刃と長手軸とを有しそして更に内部に画成されたピボット継手穴を 有する第1刃部材を準備する行程、 前記ピボット継手の前記直径に関し、前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向 に該ピボット継手穴を大きい寸法にする行程、 前記第1刃部材の前記ピボット継手穴に前記ピボット継手を挿入する行程、 前記固定部材を前記第1刃部材に連結する行程、 前記ピボット継手の一部に前記固定部材を接触させる行程、 第2の切り刃を有する第2刃部材を準備する行程、 前記第1の切り刃を前記第2の切り刃に隣接しつつ前記第2刃部材を前記ピボ ット継手により前記第1刃部材に回動自在に連結する行程、 前記第2刃部材及び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材を傾斜する傾斜配 向で、前記ピボット継手を前記ピボット継手穴の中で傾斜する行程、及び 前記固定部材により前記ピボット継手を固定し且つ前記傾斜配向に保持する行 程からなり、そして 前記第1の切り刃が傾斜されて前記第2の切り刃に接触され、前記ピボット継 手及び前記第2刃部材に関して前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向への前記 第1刃部材の傾斜から生ずる前記ピボット軸での横行ピボット軸荷重が前記第1 及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦とを発生させる 鋏の製造方法。 13.前記固定部材が前記ピボット継手を特別の傾斜配向で固定し且つ保持して 前記ピボット継手の前記ピボット軸に傾斜した前記横行ピボット軸荷重を発生す る 請求項12による方法。 14.前記固定部材が前記ピボット継手を0.1度から10.0度の間の傾斜配 向で固定し且つ保持し、前記ピボット軸に垂直な軸から0.1度から10.0度 の間で離れ且つ前記第1刃部材の前記長手軸に沿って前記横行ピボット軸荷重を 発生する 請求項12による方法。 15.前記ピボット継手の側部に面して前記第1刃部材の前記第1の切り刃の反 対側に第1のライド域を有する前記第1刃部材を更に準備する行程、及び 前記第1刃部材が前記第2刃部材に回動自在に連結されたときに前記第1のラ イド域と第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側にあるように該第2刃部材 の前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側部に面して前記第2のライ ド域を有する前記第2刃部材を更に準備する行程を有し、 そして前記固定部材によって固定され且つ維持される前記ピボット継手の傾斜 配向が、前記第1のライド域が前記第2のライド域から離れ且つ無接触にされる ように前記第1刃部材及び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材を傾斜させる 、 請求項12による方法。 16.ピボット軸と直径とを備えたピボット継手を準備する行程、 固定部材を準備する行程、 第1の切り刃と長手軸とを有しそして更に内部に画成されたピボット継手穴を 有する第1刃部材を準備する行程、 前記ピボット継手の前記直径に関し、前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向 に該ピボット継手穴を大きい寸法にする行程、 前記第1刃部材の前記ピボット継手穴に前記ピボット継手を挿入する行程、 前記固定部材を前記第1刃部材に連結する行程、 前記ピボット継手の一部に前記固定部材を接触させる行程、 第2の切り刃を有する第2刃部材を準備する行程、 前記第1の切り刃を前記第2の切り刃に隣接しつつ前記第2刃部材を前記ピボ ット継手により前記第1刃部材に回動自在に連結する行程、 前記第2刃部材及び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材を傾斜する傾斜配 向で、前記ピボット継手を前記ピボット継手穴の中で傾斜する行程、 前記固定部材により前記ピボット継手を固定し且つ前記傾斜配向に保持する行 程、 ここにおいて前記第1の切り刃が傾斜されて前記第2の切り刃に接触され、前 記ピボット継手及び前記第2刃部材に関する前記第1刃部材の前記長手軸に沿う 方向への前記第1刃部材の傾斜により前記ピボット継手の前記ピボット軸に生ず る横行ピボット軸荷重が前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦とを 発生させ、 前記ピボット継手の側部に面して前記第1刃部材の前記第1の切り刃の反対側 に第1のライド域を有する前記第1刃部材を更に準備する行程、 前記第1刃部材が前記第2刃部材に回動自在に連結されたときに前記第1のラ イド域と第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側にあるように該第2刃部材 の前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側部に面して前記第2のライ ド域を有する前記第2刃部材を更に準備する行程、 ここにおいて前記固定部材によって固定され且つ維持される前記ピボット継手 の傾斜配向が、前記第1のライド域が前記第2のライド域から離れ且つ無接触に なるように前記第1刃部材及び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材を傾斜さ せ、及び 前記固定部材と前記ピボット継手との間の接触力を調節し、該ピボット継手の 傾斜配向を調節し、前記横行ピボット軸荷重と前記第1刃部材の傾斜とを調節し 、前記刃部材間のテンションと摩擦とを調節する行程 から構成される鋏の製造方法。 17.前記第2刃部材を前記第1刃部材に回動自在に連結する行程が、 前記第2刃部材にピボット継手穴を設けること、及び 各刃部材の前記ピボット継手穴に前記ピボット継手を貫通すること を更に含む請求項16による方法。 18.前記第2刃部材を前記第1刃部材に回動自在に連結する行程が、 前記第2刃部材の前記ピボット継手穴にねじを切ること、 実質的に摩擦のない密封された軸受組立体、座金、及びフランジ付き頭部とね じ付き端部とを有するピボットピンを備えた前記ピボット継手を形成すること、 前記ピボットピンを前記軸受組立体と前記座金とを貫通すること、及び 前記第2刃部材のねじ切りされた前記ピボット継手穴に前記ピボットピンをね じ込むこと を更に含み、 前記軸受組立体が前記固定部材により前記第1刃部材の前記大寸法ピボット継 手穴の中に固定される 請求項17による方法。 19.前記軸受組立体に外側フランジを形成する行程 を含み、 前記接触する行程が前記外側フランジを前記固定部材に係合することにより行 われて前記ピボット継手と前記第2刃部材に関して前記第1刃部材を傾斜させ、 前記横行ピボット軸荷重を発生させる 請求項18による方法。 20.前記固定部材に2個のねじ穴を有するテンションレバーを設ける行程、 実質的に摩擦のない密封された軸受組立体、座金、及びフランジ付き頭部とね じ付き端部とを有するピボットピンを備えた前記ピボット継手を形成する行程、 前記軸受組立体、前記座金及び前記第1刃部材の前記大寸法ピボット継手穴に 前記ピボットピンを貫通する行程、 前記テンションレバーのねじ穴の一に前記ピボットピンの前記ねじ付き端部を 固定する行程、 前記軸受組立体を前記座金と前記ピボットピンの前記頭部とにより前記第2刃 部材の前記ピボット継手穴の中に固定する行程、及び 前記固定部材の調節部材を前記テンションレバーの前記ねじ穴の他方にねじ込 み且つ前記第1刃部材に接触させて前記ピボット継手の傾斜配向を調節して前記 ピボット継手と前記第2刃部材とに関する前記第1刃部材の傾斜を調節し前記横 行ピボット軸荷重を発生する行程 を更に含む請求項17による方法。 21.ピボット軸を有するピボット継手、 第1の切り刃、第1のライド域及び長手軸を有し、更に内部に画成されたピボ ット継手穴を有し、前記ピボット継手穴は、前記ピボット継手に関し第1刃部材 の前記長手軸に沿う方向に大きい寸法になっている前記第1刃部材、及び 第2の切り刃及び第2のライド域を有し、前記ピボット継手により回動自在に 前記第1刃部材に連結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接してお り、前記ピボット継手は前記第1刃部材の前記ピボット継手穴を通って該第1刃 部材に連結されていて、前記ピボット継手は前記ピボット継手穴の中に前記第1 刃部材の長手軸に沿う方向に関する傾斜配向で固定されており、前記ピボット継 手の傾斜配向は、第2刃部材及び前記ピボット継手の双方に関し前記第1刃部材 を傾斜させている前記第2刃部材から構成され、 ここにおいて前記ピボット継手と前記第2部材とに関して前記第1刃部材を傾 斜することが前記ピボット継手の前記ピボット軸に前記第1刃部材の前記長手軸 に沿う方向に一致して横行ピボット軸荷重を発生し、 ここにおいて前記横行ピボット軸荷重が前記第1の切り刃を傾斜させ且つ前記 第2の切り刃に接触させ、前記刃部材の前記第1及び第2の切り刃の間に存在す る材料とは無関係に前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦を発生し 、 ここにおいて前記第1のライド域が前記第1刃部材の前記第1の切り刃の反対 側に前記ピボット継手の側部に面してあり、そして前記第2のライド域が、前記 第1刃部材が前記第2刃部材に回動自在に連結されたときに前記第1のライド域 と前記第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側にあるように該第2刃部材の 前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側部に面してあり、そして ここにおいて前記第1刃部材に関する前記ピボット継手の傾斜配向が、前記第 1のライド域が前記第2のライド域から離れ且つ無接触にされるように前記第2 のライド域との接触から前記第1のライド域を切り離している 材料を切るための鋏。 22.ピボット軸を有するピボット継手、 第1の切り刃及び長手軸を有し、更に内部に画成されたピボット継手穴を有し 、前記ピボット継手穴は、第1刃部材の長手軸に沿う方向に関し傾斜し、該ピボ ット継手穴は、固定の傾斜度で前記ピボット継手を保持する形状にされている前 記第1刃部材、及び 第2の切り刃を有し、前記ピボット継手により回動自在に前記第1刃部材に連 結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接しており、前記ピボット継 手は前記第1刃部材の前記ピボット継手穴を通って該第1刃部材に連結されてい て、前記ピボット継手は前記ピボット継手穴の中に前記第1刃部材の長手軸に沿 う方向に関し第2刃部材及び前記ピボット継手に関し前記第1刃部材をして傾斜 させている固定の傾斜配向で維持されている前記第2刃部材から構成され、 ここにおいて前記ピボット継手と前記第2部材とに関して前記第1刃部材を傾 斜することが前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向に一致して前記ピボット継 手の前記ピボット軸に横行ピボット軸荷重を発生し、 ここにおいて前記横行ピボット軸荷重が前記第1の切り刃を傾斜させ且つ前記 第2の切り刃に接触させ、前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦を 発生する 鋏。 23.ピボット軸を有するピボット継手、 第1の切り刃と長手軸を有する前記第1刃部材、 第2の切り刃を有し、前記ピボット継手により回動自在に前記第1刃部材に連 結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接しており、そして前記ピボ ット継手は前記第1刃部材の前記ピボット継手穴を通って該第1刃部材に連結さ れている前記第2刃部材、及び 前記ピボット継手を前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向に関する傾斜配向 に傾斜させ且つ固定し前記ピボット継手と前記第2部材とに関して前記第1刃部 材を傾斜させる傾斜手段 から構成され、、 ここにおいて前記刃部材の前記第1及び第2の切り刃の間に存在する材料とは 無関係に前記第1及び第2の切り刃の間にテンションと摩擦を発生する目的で前 記第1の切り刃を傾斜させ且つ前記第2の切り刃に接触させるために前記ピボッ ト継手と前記第2部材とに関して前記第1刃部材を傾斜することが前記第1刃部 材の前記長手軸に沿う方向に一致して前記ピボット継手の前記ピボット軸に横行 ピボット軸荷重を発生する、 材料を切るための鋏。 24.前記第1刃部材が、更に該第1刃部材の前記第1の切り刃の反対側に前記 ピボット継手の側部に面して第1のライド域を更に有し、 そして前記第2刃部材が、前記第1刃部材が該第2刃部材に回動自在に連結さ れたときに前記第1のライド域と第2のライド域が前記ピボット継手の同じ側に あるように該第2刃部材の前記第2の切り刃の反対側に前記ピボット継手の側部 に面して前記第2のライド域を更に有し、 前記第1刃部材に関する前記ピボット継手の傾斜配向が、前記第1のライド域 が前記第2のライド域から離れ且つ無接触になっているように前記第2のライド 域との接触から前記第1のライド域を切り離す 請求項23による鋏。 25.ピボット軸を有するピボット継手、 第1の切り刃と長手軸を有する前記第1刃部材、及び 第2の切り刃を有し、前記ピボット継手により回動自在に前記第1刃部材に連 結されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接しており、そして前記ピボ ット継手は前記第1刃部材に連結されて前記ピボット継手と前記第2部材とに関 して前記第1刃部材を傾斜させる前記第2刃部材 から構成され、 前記第1刃部材の傾斜が、前記第1刃部材の前記長手軸に沿う方向に一致して 前記ピボット継手の前記ピボット軸に横行ピボット軸荷重を発生させ、前記切り 刃に沿ってテンションと摩擦を発生する 鋏。 26.前記横行ピボット軸荷重が前記ピボット継手の前記ピボット軸に傾斜して いる請求項25による鋏。 27.前記横行ピボット軸荷重が前記ピボット軸に垂直な軸から0.1度から1 0.0度の間で離れ且つ前記第1刃部材の前記長手軸に沿って傾斜している請求 項25による鋏。 28.前記第1刃部材が更に第1のライド域を有し、前記第2刃部材が更に第2 のライド域を有し、そして前記第1のライド域が前記ライド域から離れ且つ接触 していない請求項25による鋏。 組立体穴44が、可動刃部材16の(図1の2−2線に平行な)長手軸に対し玉 軸受組立体32の外側軌道輪38がチルト乃至傾斜するような隙間を齎すように (図2に示されるように)大きめになっている。 皿ばね座金46が、固定刃部材14と玉軸受組立体32の間に介装されて可動 刃部材16と固定刃部材14との間に可変隙間を提供している。玉軸受組立体3 2の内側軌道輪36が皿ばね座金46の上面に接触する玉軸受組立体32の唯一 の部分である。好適な実施例において、皿ばね座金4はばね鋼からできており、 そして圧力を受けて変形するべレビレ(Belleville)座金で良い。しかしながら、 非金属座金、積層座金、スペーサ、ブシュ、シム座金等が使用できる。又、適切 な間隔保持が、座金を使用しないで刃部材で一体的に、或いは軸受組立体で一体 的になすことができる。更に、座金はピボット継手の後端を越えてライド域に延 出しても良く、この延出は摩擦を増大する。玉軸受組立体32は、皿ばね座金4 6と連結ピン12のフランジ付き頭部28の間で玉軸受組立体穴44の中に保持 固定されている。 図1乃至図3に示されるように、可動刃部材16は、玉軸受組立体穴44の後 部分(即ち先端20及び24から最も遠い部分)の周りに半円を描く半円形凹み 48を有している。可動刃部材16の長手軸に垂直な軸の後ろから(他の傾斜角 が使用できるけれども例えば約5度)オフセットした軸に接して半円形凹み48 が座ぐりされている。 図2は玉軸受組立体32の外側軌道輪38のフランジ40が半円形凹み48の 中に位置しているのを示している。テンションねじ50は、ねじ52、スロット 54及び係合面56を有する。係合面56は玉軸受組立体32のフランジ40に 接触し他の刃部材及びピボット継手に関する刃部材のチルト乃至傾斜を調整する 。テンションねじ50はテンションねじ穴58に螺合してテンション及び摩擦を 増減し、そしてこのようにして連結ピン12及びピボット継手の玉軸受組立体3 2部分内に対応する横行ピボット軸荷重を発生する。テンションねじ50はテン にする。テンションねじ50の使用は、調節部材に低い外形を責し、そしてその ため鋏10のテンションを調節するための大きな嵩のある部品を持つ問題を回避 する。 本発明の好適な実施例による第2の改良鋏100が図4乃至図7に示されてい る。鋏100と上述の実施例との構造上の差異は図5及び図6に示されている。 連結ピン112は玉軸受組立体132と皿座金146の中央を貫通している。し かしながら、連結ピン112は又、固定刃部材114のねじの無い連結ピン穴1 34を貫通している。連結ピン112は、テンションレバー160のねじ付きの テンションレバー連結穴162に螺合している。テンションレバーねじ164が 、テンションレバー160の一端のテンションレバーねじ穴166に螺合されて いる。テンションレバーねじ164は、テンション穴170の中の接触点で固定 刃部材114に接触して押し付けられる先端168を有する。 その他の相違点は、玉軸受組立体132がチルト乃至傾斜する必要がなく、そ のため玉軸受組立体穴144の中に圧力ばめされて取り付けられていることであ る。又、連結ピン穴134は、連結ピン112を可動刃部材116の長手軸に関 してチルト乃至傾斜しそして連結ピン112に横行軸荷重を発生せしめるための 隙間を認めるように大きめに決められている。更に、この実施例においては関連 部品を持つテンションねじ50と半円形凹み48がなくなっている。 上述の第2の実施例の操作が、図6に最も良く図示されている。先端168は 、テンション穴170で固定刃部材114に押し付けられていて、テンションレ バーねじ164がテンションレバーねじ穴166にねじ込まれるに従い圧力を増 大する。固定刃部材114への圧力が増大すると、連結ピン112,玉軸受組立 体132及び可動刃部材116に関してチルト乃至傾斜する。固定刃部材114 の傾きは、横行ピボット軸荷重を生じて切り刃に沿うテンション及び摩擦を維持 する。鋏100が開閉するとき切り刃120及び124に沿う相互接触点におい て、或いは図6に示すように鋏が閉じた状態にあるときは先端118及び122
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ピボット軸を有するピボット継手、 第1の切り刃と長手軸とを有する第1刃部材、及び 第2の切り刃を有する第2刃部材からなり、 前記第2刃部材は前記ピボット軸により前記第1刃部材に回動自在に連結さ れて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接して接触しており、そして前記 ピボット継手が前記第2刃部材及び該ピボット継手に関して前記第1刃部材を傾 斜するように該第1刃部材に連結されていて、前記切り刃に沿うテンションと摩 擦を発生するため、前記第1刃部材の傾斜が前記第1刃部材の長手軸の方向に一 致する横行ピボット軸荷重を前記ピボット継手のピボット軸に発生するようにな っている鋏。 2.前記横行ピボット軸荷重が前記ピボット継手の前記ピボット軸に傾斜してい る請求項1による鋏。 3.前記横行ピボット軸荷重が、前記ピボット軸に垂直な軸から0.1度乃至1 0.0度の間で、且つ前記第1刃部材の長手軸に沿って傾斜している請求項1に よる鋏。 4.前記第1刃部材が更に第1のライド域を有し、そして前記第2刃部材が更に 第2のライド域を有し、そして前記第1のライド域が前記第2のライド域から離 れ且つ前記第2のライド域に接触していない請求項1による鋏。 5.前記ピボット継手が実質的に摩擦の無い密封された軸受組立体を有する請求 項4による鋏。 6.前記第1刃部材が、前記第2刃部材及び前記ピボット継手に関して異なる傾 斜度に調整されて、異なる横行ピボット軸荷重を発生し、そして前記切り刃に沿 う前記テンション及び摩擦を増減する請求項4による鋏。 7.更に前記第1刃部材に連結されて前記ピボット継手の1部分に係合して横行 ピボット軸荷重及び前記切り刃に沿う前記テンション及び摩擦を増減する分離調 節部材を有する請求項4による鋏。 8.各刃部材がピボット継手穴を有し、前記第1刃部材の前記ピボット継手穴が 前記第2刃部材及び前記ピボット継手に関して前記第1刃部材の長手軸に沿う方 向に前記第1刃部材を傾斜させるような寸法に形成されていて、前記ピボット継 手が各刃部材の前記ピボット継手穴を貫通しており、そして前記調節部材による 傾斜が、前記寸法に形成された前記ピボット継手穴の中で前記切り刃に沿うテン ション及び摩擦を増減するように前記ピボット継手が種々の横行ピボット軸荷重 を受けるようになっている請求項7による鋏。 9.前記ピボット継手が実質的に摩擦の無い密封された軸受組立体、座金及びフ ランジ付き頭部とねじ付き端部とを備えたピボットピンを有し、前記第2刃部材 のピボット継手穴がねじ切りされており、前記ピボットピンが前記軸受組立体と 前記座金とを貫通すると共に前記第2刃部材の前記ねじ付きピボット継手穴に固 定された該ピボットピンの前記ねじ付き端部を有し、そして前記軸受組立体が前 記ピボットピンの前記頭部と前記座金との間で前記第1刃部材の前記径のピボッ ト継手穴内に保持されている請求項8による鋏。 10.前記軸受組立体が外側フランジを有し、そして前記調節部材が前記外側フ ランジに係合して、前記ピボット継手及び前記第2刃部材に関し前記第1刃部材 を傾斜させるようになっている請求項9による鋏。 11.更に、2個のねじ穴を備えたテンションレバーを有し、そして前記ピボッ ト継手が実質的に摩擦の無い密封された軸受組立体、座金及びフランジ付き頭部 とねじ付き端部とを有するピボットピンを有し、前記ピボットピンが前記軸受組 立体と前記座金と前記第1刃部材の前記径のピボット継手穴を貫通すると共に前 記ピボットピンの前記ねじ付き端部が前記テンションレバーの前記ねじ穴の一に 固定されており、前記軸受組立体が前記ピボットピンの前記頭部と前記座金との 間で前記第2刃部材の前記径のピボット継手穴内に保持されており、そして前記 調節部材が前記テンションレバーの前記ねじ穴の他方にねじ込まれて、前記ピボ ット継手及び前記第2刃部材に関し前記第1刃部材を傾斜させるようになってい る請求項8による鋏。 12.ピボット軸を備えたピボット継手を形成する工程、 第1の切り刃と長手軸とを有する第1刃部材を形成する工程、 第2の切り刃を有する第2刃部材を形成する工程、 前記第1の切り刃を前記第2の切り刃に隣接且つ接触して前記第2刃部材を前 記ピボット軸により前記第1刃部材に回動自在に連結する工程、 前記第2刃部材及び前記ピボット継手に関して前記第1刃部材を傾斜するよう に前記ピボット継手を該第1刃部材に連結する工程、及び 前記第1刃部材の長手軸の方向に一致し且つ前記切り刃に沿うテンションと摩 擦を生ずる前記横行ピボット軸荷重を前記第1刃部材の傾斜により前記ピボット 継手のピボット軸に発生させる工程、 からなる鋏を製造する方法。 13.前記横行ピボット軸荷重が前記ピボット継手の前記ピボット軸に傾斜して 発生される請求項12による方法。 14.前記横行ピボット軸荷重が、前記ピボット軸に垂直な軸から0.1度乃至 10.0度の間で、且つ前記第1刃部材の長手軸に沿って傾斜している請求項1 2による方法。 15.第1のライド域を備えた前記第1刃部材を形成する工程、 第2のライド域を備えた前記第2刃部材を形成する工程、及び 前記第1のライド域を前記第2のライド域から離して接触しないようにする工 程を更に有する請求項12による方法。 16.更に、前記第1刃部材に連結された分離調節部材を提供する工程及び 前記刃部材間の前記テンション及び摩擦を調整するために前記ピボット継手を 前記分離調節部材に係合して前記横行ピボット軸荷重及び前記第1刃部材の傾斜 を調整する工程 を有する請求項15による方法。 17.各刃部材にピボット継手穴を設ける工程、 前記第2刃部材及び前記ピボット継手に関して前記第1刃部材の長手軸に沿う 方向に前記第1刃部材を傾斜させる寸法に前記第1部材の前記ピボット継手穴を 形成する工程、 各刃部材の前記ピボット継手穴に前記ピボット継手を貫通する工程、及び 前記第1刃部材を傾斜させそして種々の横行ピボット軸荷重を受けて前記切り 刃に沿うテンション及び摩擦を増減するように前記ピボット継手を前記寸法の前 記ピボット継手穴の中に位置するように前記調整部材を調整する工程 を更に有する請求項16による方法。 18.前記第2刃部材の前記ピボット継手穴にねじを設ける工程、 実質的に摩擦の無い密封された軸受組立体、座金及びフランジ付き頭部とねじ 付き端部を有するピボットピンを備えた前記ピボット継手を形成する工程、 前記ピボットピンを前記軸受組立体と前記座金とに貫通する工程、 前記第2刃部材の前記ねじ付きピボット継手穴に前記ピボットピンの前記ねじ 付き端部を螺合する工程、及び 前記ピボットピンの前記頭部と前記座金との間で前記第1刃部材の前記径のピ ボット継手穴内に前記軸受組立体を固定する工程 を更に有する請求項17による方法。 19.前記軸受組立体に外側フランジを形成する工程、 前記外側フランジに前記調節部材を係合する工程、及び 前記ピボット継手及び前記第2刃部材に関して前記第1刃部材を傾斜させて横 行ピボット軸荷重を発生する工程 を更に有する請求項18による方法。 20.2個のねじ穴を備えたテンションレバーを準備する工程、 実質的に摩擦の無い密封された軸受組立体、座金及びフランジ付き頭部とね じ付き端部とを有するピボットピンを備えた前記ピボット継手を形成する工程、 前記軸受組立体と前記座金と前記第1刃部材の前記径のピボット継手穴に前記 ピボットピンを貫通する工程、 前記テンションレバーの前記ねじ穴の一に前記ピボットピンの前記ねじ付き端 部を固定する工程、 前記軸受組立体を前記第2刃部材の前記径のピボット継手穴内に前記座金及び 前記ピボットピンの前記フランジ付き頭部により固定する工程、及び 横行ピボット軸荷重を発生するために前記ピボット継手及び前記第2刃部材に 関し前記第1刃部材を傾斜させるように前記調節部材を前記テンションレバーの 前記ねじ穴の他方にねじ込む工程 を更に有する請求項17による方法。 21.ピボット軸を有するピボット継手、 第1の切り刃、第1のライド域及び長手軸とを有する第1刃部材、並びに 第2の切り刃及び第2のライド域を有する第2刃部材からなり、 前記第2刃部材は、前記ピボット軸により前記第1刃部材に回動自在に連結 されて前記第1の切り刃が前記第2の切り刃に隣接して接触しており、前記第1 のライド域が前記第2のライド域から離れ且つ該第2ライド域に接触しておらず 、そして前記ピボット継手が前記第2刃部材及び該ピボット継手に関して前記第 1刃部材を傾斜するように該第1刃部材に連結されていて、前記切り刃に沿うテ ンションと摩擦を発生するため、前記第1刃部材の傾斜が前記第1刃部材の長手 軸の方向に一致する横行ピボット軸荷重を前記ピボット継手のピボット軸に発生 するようになっている鋏。
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