JPH09500784A - 非a、非b型肝炎の診断及び検出に有効である直鎖及び分枝鎖ペプチド - Google Patents

非a、非b型肝炎の診断及び検出に有効である直鎖及び分枝鎖ペプチド

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JPH09500784A JP7503081A JP50308195A JPH09500784A JP H09500784 A JPH09500784 A JP H09500784A JP 7503081 A JP7503081 A JP 7503081A JP 50308195 A JP50308195 A JP 50308195A JP H09500784 A JPH09500784 A JP H09500784A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、非A、非B型肝炎(NANBH)及びC型肝炎ウイルス(HCV)感染症の診断及び予防に特異的である新規直鎖及び分枝ペプチドに関する。より詳細には、本発明は、イムノアッセイ技術を用いたNANBH患者におけるNANBH関連抗体の検出に有効な少なくとも一つのエピトープを含有する、HCVのNS−3に特徴的である直鎖ペプチド、並びに分枝、合成、置換及びハイブリッドペプチドに関するものである。更に、本発明は、本発明ペプチドを用いたNANBHの検出及び診断のためのイムノアッセイ、NANBH又はHCV感染症の予防及び治療のためのワクチン組成物、並びにNANBH及びHCV感染症を治療又は予防する方法を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 非A、非B型肝炎の診断及び検出に有効である直鎖及び分枝鎖ペプチド 本出願は、1992年9月15日に出願されたU.S.Serial No.946,054 の一 部継続出願であり、これは、1991年3月11日に出願されたU.S.Serial No .667,275 の一部継続出願であり、これは、1991年2月7日に出願されたU. S.Serial No.651,735 及び1991年12月11日に出願されたU.S.Serial No.805,374の一部継続出願であり、これは、1990年7月26日に出願され 、現在、U.S.Patent No.5,106,726 であるU.S.Serial No.558,799 の分割出 願であり、これは、1990年4月16日に出願され、放棄されたU.S.Serial No.510,153 の一部継続出願であり、これは、1990年2月16日に出願され 、放棄されたU.S.Serial No.481,348 の一部継続出願である。発明の分野 本発明は、C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を含む、非A、非B型肝炎(N ANBH)の診断及び予防に特異的である新規直鎖及び分枝鎖ペプチドに関する 。より詳細には、本発明は、NANBHを有する患者における、イムノアッセイ 技術を用いた、NANBH関連抗体の検出に有効である、少なくとも一つのエピ トープを含有する直鎖及び分枝鎖合成ペプチドに関する。更に、本発明は、ここ に記載するペプチドのハイブリッドである合成ペプチドに関する。加えて、本発 明ペプチドは、HCVに対するモノクローナル又はポリクローナル抗体を誘導す る抗原として、そしてNANBH又は HCV感染症の予防及び治療のためのワクチンにおける免疫原として、使用する ことができる。発明の背景 非A、非B型肝炎(NANBH)は、輸血後肝炎の最も多い形であり、潜在的 供血者及び本疾患のキャリアーであるかもしれないその他の人とを識別するため の、感度が高く特異的な診断スクリーニング法が、強く求められている。そこで 、血液供給品より、高度の信頼度をもって、汚染血液及び汚染血液製品を除去す ることを可能とする正確なスクリーニング法が、求められている。 NANBHの原因物質、HCVは、幾つかのグループにより、クローン化され 、同定されている[Houghton et al.,EP 0318216,1989年5月に公開;Okam oto et al.(1990) Jpn.J.Exp.Med. 60:167; Houghton et al.,EP 0388232, 1990年9月に公開;Kato et al.(1990)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:95 24; Arima et al.(1989a) Gastroenterologia Japonica 24:540; Reyes et al .(1990) Science 247:1335; Arima et al.(1989b)Gastroenterologia Japonic a 24:545; Maeno et al.(1990)Nucleic Acids Res.18:2685]。HCVゲノム は、長さが約10キロ(kb)ベースであり、単一のポリプロテインをコードして おり、このポリプロテインが、加工されて、構造タンパク質及び非構造タンパク 質となる。N末端から、このポリプロテインは、構造領域のキャプシド及びエン ベロープタンパク質、並びに非構造領域のNS−1〜NS−5タンパク質を含む 。 HCVの抗原領域のあるものは、同定されているが、これらの 領域由来のペプチド及び組替えタンパク質では、NANBHキャリアーの検出及 び診断における感受性並びに選択性は、まちまちである。抗原領域は、そのコア 又はキャプシドタンパク質[Hosein et al.(1991) Proc.Natl.Acad.Sci.US A 88:3647; UBI HCV EIA添付文書(1990); Okamoto et al.(1990) Jap.J.Exp .Med. 60:223; U.S.Patent No.5,106,726; Takahashi et al.(1992) J.Gen .Virol .73:667; Kotwal et al.(1992) Proc.Natl.Acad.Sci.USA 89:4486 ];エンベロープ、NS−1、NS−2及びNS−3タンパク質[Wang et al. ,EP 0468527,1992年1月29日に公開];NS−4タンパク質[Houghton (1989); Kuo et al.(1989) Science 244:362; U.S.Patent No.5,106,726]そ してNS−5タンパク質[Maeno et al.(1990) Nucleic Acids Res.18:2685; W ang (1992)]において報告されている。 HCV由来の抗原に加えて、ホスト細胞の配列によりコードされていると考え られるその他のNANBH関連抗原が存在する。GORエピトープとして知られ るこのような抗原の一つは、HCVに対してPCR陽性である人から得た血清に 対して反応性である[Mishiro et al.(1990) Lancet 336:1400]。 Wang(1992)及びU.S.Patent No.5,106,726 に記載されているように、特定 のHCV抗原領域内におけるエピトープをマッピングするために、血清学的解析 が行われているが、この両者を、参考のため、ここに記載する。これらのマッピ ングに関する研究では、良好に特徴づけられているNANBH血清パネルをスク リーニングするために、合成ペプチドが使用されており、これにより、高度に 免疫反応性であるHCV抗原の同定が可能となった。血清学的バリデーション技 術を使用したエピトープ解析を更に改良した結果、HCVゲノムの異なる領域由 来の、一つ又はそれ以上のエピトープを含有する、より長いペプチド又はペプチ ド融合物内に含まれるアミノ酸残基の小さいクラスターにより、NANBHキャ リアーの診断及び検出のため、そしてHCV感染症のための、優れた、より感受 性の高い検定法が提供されることが発見されるに至った。NS−3領域をカバー する、長く、重複するペプチドを、広範囲に試験した結果、高次エピトープを含 有する免疫優性ペプチドの一群が、同定された。このペプチドの一群は、NAN BH関連抗体の検出に、特に有用である。発明の概要 本発明は、NANBH及びHCV感染症の診断及び検出のための直鎖及び分枝 鎖合成ペプチドに関する。詳細には、本発明ペプチドは、少なくとも一つの直鎖 ペプチド又は少なくとも一つの分枝鎖ペプチドを有するペプチド組成物として提 供される。 直鎖ペプチドは、HCVに対する抗体と、特異的に免疫反応性であり、 及び の配列、並びにその類似体、セグメント、ポリマー及び混合物からなる群由来の アミノ酸配列より誘導される。分枝鎖ペプチドは、 式: [ペプチド]2 X [ペプチド]42 X [ペプチド]842 X [ペプチド]16842 X (式中、Xは、それぞれの基が、ペプチド結合を形成し得る二つのアミノ基及び 一つのカルボキシル基を有するアミノ酸又はアミノ酸類似体であり、ここで、ペ プチド部分、つまり[ペプチド]は、HCVに対する抗体と、特異的に免疫反応 性である少なくとも一つのエピトープを含む)で示される。このペプチド部分は 、更に、配列: 又はHCV株若しくは単離株における対応する領域由来の、これらの配列の一つ に対応する配列由来の、約3〜約20の連続するアミノ酸の、少なくとも一つの クラスターを含む。更に、このペプチド部分が、二つ又はそれ以上のクラスター を含む場合、クラスター は、結合基により結合しているか、或いはクラスターが、それぞれ、上記の配列 の異なる一つ由来の配列を有する場合は、クラスターは、直接、又は結合基によ り結合することができる。 ペプチド部分が、上記の配列の異なる配列由来の配列を含む場合、このような ペプチドは、ハイブリッドペプチドと称される。ハイブリッドペプチドは、クラ スターを含むことができるが、必ずしも含むわけではない。ハイブリッドペプチ ド中のクラスターは、直接、又は結合基により、結合することができる。ハイブ リッドペプチドでは、それぞれの配列由来の連続するアミノ酸の長さは、最高で 、約60残基であることができる。 本発明のもう一つの特徴は、免疫有効量の本発明ペプチド組成物を、イムノア ッセイ操作、そして詳細には、ELISA操作又は受動血球凝集(PHA)アッ セイに用いて、HCVに対する抗体を検出、又はHCV感染症若しくはNANB Hを診断する方法を提供するものである。NANBH及びHCV感染症の検出及 び診断のためのイムノアッセイ並びにキットもまた、提供される。 本発明のまたもう一つの特徴は、免疫原として、本発明の分枝鎖ハイブリッド 及びクラスターペプチド又はペプチド組成物を用いた、NANBH又はHCV感 染症を予防或いは治療するためのワクチンを提供するものである。これらのワク チン組成物を用いたNANBH若しくはHCV感染症を予防又は治療する方法も また、提供される。発明の詳細な説明 本発明によると、血清学的解析を広く行った結果、NANBH及 びHCV感染症の検出並びに診断に有用な免疫反応性ペプチドが、改良され、更 に定義された。この解析により、NANBH又はHCV感染症のための有効な診 断用ペプチドは、NS−3由来の直鎖及び分枝鎖ペプチドを含むことが確立され た。場合により分枝している本ペプチドは、異なるペプチド由来の一つ又はそれ 以上のHCVエピトープを含有するペプチドのハイブリッドであることができ、 ここでは、ハイブリッドペプチドとして記載する。更に、本発明ペプチドは、H CVに対する抗体と、特異的に免疫反応性である少なくとも一つのエピトープを 有し、Pep3、Pep8、Pep11、Pep18、Pep25、IIH、I IID、V、VIIIE、PepA、PepB、PepCと表示されるペプチド 又はHCVの別の株若しくは単離株中の対応する領域由来の相同ペプチド由来の 約3〜約20の連続するアミノ酸の、一つ又はそれ以上のクラスターを含むペプ チド部分を有するペプチドもまた、包含する。Pep3、Pep8、Pep25 、IIID、V及びPepAと表示されるペプチドのアミノ酸配列は、1992 年9月15日出願のU.S.Serial No.946,054 において提供されており、これを 、参照のためにここに記載する。更に、これらのペプチドのペプチド部分も、ク ラスターペプチドとしてここに記載するが、これらのペプチド部分が、二つ又は それ以上のクラスターを含む場合、これらのクラスターは、結合基により結合し ている。結合基は、一つ又はそれ以上の天然アミノ酸、一つ又はそれ以上の非天 然アミノ酸、或いはペプチジル結合(若しくはペプチジル様結合)を形成するこ とができ、ペプチド合成の間に用いる条件に安定である 一つ又はそれ以上のアミノ酸類似体からなるが、これらに限定されるわけではな い。クラスターを含むハリブリッドペプチドの場合、クラスターは、直接又は結 合基により結合することができる。 更に、NS−3の直鎖ペプチドは、ここで定義したようなハイブリッドペプチ ド又はクラスターペプチドのペプチド部分からなるように、修飾することができ る。 詳細な血清学的解析に付したペプチド配列であって、それより本発明の直鎖及 び分枝鎖ペプチドのペプチド部分が誘導されるペプチドの配列は、以下の通りで ある: (式中、Xは、−OH又は−NH2 である) 又はHCVの別の株若しくは単離株における対応する領域由来の相同ペプチド、 並びにこれらのペプチドの類似体及びセグメント。 ここに使用するように、直鎖ペプチドは、約50〜約100のアミノ酸、好ま しくは、約60〜約90のアミノ酸、より好ましくは、約75〜90のアミノ酸 を有する。直鎖ペプチドは、HCV抗体との特異的免疫反応性が保持されている のであれば、ここで定義するようなHCV配列のクラスターを含むことができる 。 ここに使用するような「クラスター」は、ここに記載するペプチド配列の一つ 又はその類似体若しくはセグメント由来の3〜約20の連続するアミノ酸の配列 である。好ましい実施態様においては、クラスターは、3〜9の連続するアミノ 酸の配列を有する。 その類似体及びセグメントを含む、本発明の直鎖ペプチド、分枝鎖ハイブリッ ド及びクラスターペプチドは、体液中のHCVに対す る抗体の検出、NANBHの診断、及び健康な哺乳類、詳細にはヒトのワクチン 接種において、中和抗体又は防御抗体を含むHCVに対する抗体の産生を刺激す るために有用である。 本発明の直鎖及び分枝鎖ペプチドは、結合物或いはセグメント、つまり非天然 アミノ酸を含むアミノ酸を更に末端アミノ酸に付加させるか、又はいずれかの末 端からアミノ酸を除去することによって、延長或いは短縮されたペプチド鎖を含 むことができる。例えば、配列KKK(Lys−Lys−Lys)は、これらの いずれのペプチドのアミノ末端にも付加することができる。分枝鎖ペプチドにつ いては、M(メチオニン)残基は、ペプチド部分のカルボキシ末端、つまりペプ チド部分と分枝鎖構造の間で、配置されることができる。 ここで用いる「セグメント」は、NANBH関連抗体の検出に有効であるエピ トープを保持する、親ペプチドの、より短い領域を意味する。例えば、LIAは 、その親ペプチドであるPepBのセグメントである。セグメントは、その親ペ プチドのいずれかの末端、又はその親ペプチドの内部配列から誘導することがで きる。 本発明の分枝鎖ペプチドは、異なるHCV単離株間での株間の変動を緩和する ための類似体、又はエピトープの免疫原性に影響しない所定の配列におけるその 他の置換体を含むこともできる。HCVは、突然変異を頻繁に起こすことが示さ れている。PT、J、J1及びJ4[Houghton,1989; Okamoto,1990; Houghto n,1990;及びKato,1990]などの数種の変異株/単離株が存在することが知られ ており、その他の変異株が存在することも予想される。保存的置 換、及び非保存的置換も含まれる代替物からの選択のための調節は、所定の配列 において行うことができる。したがって、直鎖及び分枝鎖合成ペプチド、特にハ イブリッドペプチドの類似体は、HCVに対する抗体により認識される免疫反応 性が、保持されている限り、各種株を調節するために、上記の配列の記載したア ミノ酸の置換体、挿入体及び/又は欠失体を含むことができる。加えて、類似体 における置換体、挿入体及び欠失体は、このような変化によっても、HCVに対 する免疫反応性を保持するペプチドが産生されるのであれば、その他のHCV株 によりコードされている必要はない。置換及び挿入は、天然アミノ酸、非天然ア ミノ酸、又はペプチジル結合若しくはペプチド様結合を形成し得るアミノ酸類似 体(例えば、ペプチドチオール類似体)を用いて行うことができる。本発明によ る類似体ペプチドを合成し、HCV血清パネルに対する試験を行って、以下に記 載するように、ペプチドの免疫反応性を求める。 更に、適当なアミノ酸修飾又は置換により、バックグラウンド値が低い、又は 固相に対する結合能が良好であるとの、HCV抗体スクリーニングアッセイに有 用である特性を有する所定のアミノ酸配列に基づく各種ペプチド類似体を、合成 することができる。詳細には、非天然アミノ酸を含有するペプチドは、バックグ ラウンド値を有意に低下させることができる。 本発明の直鎖又は分枝鎖ペプチドは、複合体(コンジュゲート)を形成するた めに使用することもできる、つまり本ペプチドを、当業界に公知の方法により、 直接又は間接的に、ウシ血清アルブミン (BSA)、ヒト血清アルブミン(HSA)などの担体タンパク質又は赤血球若 しくはラテックス粒子に結合させることができる。 ここで用いるように、天然アミノ酸は、タンパク質に通常認められる20のア ミノ酸である(つまり、アラニン、アスパラギン酸、アスパラギン、アルギニン 、システイン、グリシン、グルタミン、グルタミン酸、ヒスチジン、イソロイシ ン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、ト レオニン、チロシン、トリプトファン及びバリン)。ここで用いるように、天然 アミノ酸は、このようなアミノ酸のD−及びL−体をも含む。 ここで用いるように、「非天然アミノ酸」は、タンパク質に認められるもので あろうと、自然界に認められるものであろうと、合成されるものであろうと、そ の他のいかなるアミノ酸のD−及びL−体をも含む。非天然アミノ酸は、β−ア ラニン、オルニチン、ノルロイシン、ノルバリン、ヒドロキシプロリン、チロキ シン、ガンマ−アミノ酪酸、ホモセリン、シトルリンなどを含むことができるが 、これらに限定されるわけではない。 本発明の直鎖ペプチドは、式: [ペプチド]−Y (式中、Yは、−OH又は−NH2 である)で示され、これらの直鎖ペプチドの 類似体、セグメント、混合物、コンジュゲート及びポリマーを含む。このペプチ ドは、HCVに対する抗体と、特異的に免疫反応性である少なくとも一つのエピ トープを含む。更に、本直鎖ペプチドのペプチド部分は、分枝鎖ペプチドのペプ チド部分に関して以下に記載するように、定義することができる、つまり直鎖ペ プチドは、HCVエピトープのクラスター又はハイブリッドを含むことができる 。 本発明の分枝鎖ペプチドは、式: [ペプチド]2 X [ペプチド]42 X [ペプチド]842 X [ペプチド]16842 X (式中、Xは、それぞれの基が、ペプチド結合を形成し得る二つのアミノ基及び 一つのカルボキシル基を有するアミノ酸又はアミノ酸類似体である)の一つによ り示される。好ましくは、Xは、リシン、又はオルニチンなどのリシン類似体で ある。アミノ酸類似体は、ペプチド結合を形成するために利用可能である二つの アミノ基及び一つのカルボキシル基を有する、α−アミノ酸、β−アミノ酸、又 はその他のいかなる天然若しくは非天然アミノ酸であることもできる。本発明の 好ましい分枝鎖ペプチドは、二量体、四量体及び八量体、特にリシンからなる分 枝鎖コア構造を有するそれら(ここで、Xは、リシンである)である。分枝鎖二 量体が、特に好ましい。 分枝鎖ペプチドのペプチド部分は、約10〜約100のアミノ酸残基の長さ内 で、変動することができる。好ましくは、ペプチド部分は、約17〜約60のア ミノ酸残基を含む。更に、ハイブリッド及びクラスターペプチド部分は、NAN BH関連抗体の検出に有効なエピトープを含有するが、本発明の優れた感受性及 び選択性を保持するのに必要な最少の全長に調節することができる。 本発明の好ましいペプチドは、表1に示す。各ペプチドの供給源は、表2に示 す。 本発明のペプチド組成物は、直鎖ペプチド(ハイブリッド若しくはクラスター を含む、又は含まない)、分枝鎖ハイブリッドペプチド、分枝鎖クラスターペプ チド若しくはこれらのペプチドの組み合わせの一つ又はそれ以上からなることが できる。好ましくは、このような組成物は、1〜10のペプチド、より好ましく は1〜4のペプチドを含有する。 好ましい実施態様においては、本発明のペプチド組成物は、PepB及びPe pC由来のペプチドL1C、3KL1C、L2C、L3A、3KL4C及びC1 2を含み、より好ましくは、ペプチドL1C、3KL1C及びC12を含む。ペ プチド3KL1Cは、HCV抗体検出のためのPHAイムノアッセイに、特に有 用である。本発明のその他の好ましいペプチドは、ペプチドC6C、3KC10 C、C11及び3KH8を含む。 更に、本発明ペプチド組成物は、ペプチド混合物を包含する。本発明ペプチド の混合物を含むペプチド組成物中に存在するNANBH又はHCVを診断又は検 出するためのペプチドの有効な比率は、当業界の通常の技術者によって、容易に 決定することができる。代表的には、これらの比率は、ペプチドの重量に基づき 、約 1〜約50である。 NANBH又はHCV感染症の診断及び検出のための好ましいペプチド組成物 は、ペプチド3KC10C二量体、C11二量体、C12直鎖及び3KH8二量 体の、重量比1:1:3:2の混合物である。 NANBH及びHCV感染症の検出及び診断における本発明ペプチドの有効性 を決定するために、HCVとの免疫反応性についてスクリーニングを行った数千 もの患者及び正常人の血清から予め選択した標本との免疫反応性について、ペプ チドの試験を行った。このような血清パネルは、市販されており、その例は、実 施例中に記載する。 血清学的バリデーションの方針は、標的エピトープの予想される特徴次第であ る。例えば、HIV−1のgp41トランスメンブランペプチドなどの一般的な 免疫優性エピトープは、本ウイルスに感染していることが判明している患者より 得た単一の代表的な血清試料によりスクリーニングすることができる。感染して いる全ての個体により認識されるわけではないエピトープ、又はそれに対する抗 体が、後になって産生される、若しくは一時的にしか産生されないエピトープ、 特に中和抗体の産生をもたらすエピトープは、大規模な血清パネルによりスクリ ーニングしなければならない。本発明においては、本発明ペプチドを用いたHC Vのエピトープ解析を改良するには、いずれのスクリーニング法も用いることが できるが、後者の方法は、その優れた選択性及び感受性のため、本発明ペプチド を評価するのに、特に有用である。 免疫反応性エピトープの同定は、用いる血清パネルにも依存する。より厳密に は、パネルは、エピトープに対して、血清反応陽性である可能性が最も高く、エ ピトープが同定され、完全にマッピングされる可能性が高い集団を示す。したが って、予め同定されたエピトープを含むアッセイの反応性の範囲を広げるには、 感染している危険はあるが、公知のエピトープに対する血清反応は陰性である個 体由来の多数の試料を、スクリーニングに使用しなければならない。 「血清学的バリデーション」の工程は、同定すべきエピトープが、感染した患 者群の小集団においてのみ、抗体を誘導する場合、特に困難である。このような エピトープが、同定の標的である場合、エンザイムイムノアッセー又はその他の 免疫学的試験法により試験すると、ごくわずかな反応性しか示さない合成ペプチ ドについては、特に注意を払う必要がある。 この点に関し、合成ペプチド、特に非天然アミノ酸のペプチドのバックグラウ ンド吸収値が小さいため、微弱な反応性でも、正確に検出することが可能である 。ある場合では、バックグラウンド値に対して、50mAの吸収でも、十分に有意 であり、ペプチドのアミノ酸配列を、連続して精製することによって、重要なエ ピトープを同定することが可能である。優れた実験室実務により、200〜30 0mA以下の吸収範囲で作業を行っても、一貫した、信頼性のある結果を得ること ができる。 高度に免疫反応性であるHCV NS−3ペプチドを同定するためには、長さ が12〜100以上の残基を有する135以上もの重 複したペプチドが、デザインされ、合成され、HCV感染の初期段階の血清を含 む、PT−NANBH(輸血後NANBH)の患者由来の血清の特殊パネルによ る試験を受けた。試験を行ったNS−3ペプチドのうち、長いペプチド3種のみ 、L1D、L2D及び置換類似体C12、並びにそれらと関連する、より短いセ グメント、詳細には、L1B及びL1Cと対応するセグメントが、有為なHCV 免疫反応性を有することが認められた。 例として、L1Dを用いた広範囲な血清学的解析により、L1DのC末端に位 置する、YTGDFDSVIDCNTCV(配列番号7のアミノ酸79〜93) の配列を有する15のアミノ酸ストレッチが、ペプチド構造の残りの部分と、高 次構造エピトープを形成するのに重要である配列を含む。N末端では、KAIP LEVIKG(配列番号7のアミノ酸13〜22)の配列を有する少なくとも1 0のアミノ酸のストレッチが、本ペプチドの免疫反応性を増大させるが、次の9 のアミノ酸(GRHLIFCHS;配列番号7のアミノ酸23〜31)は、この ような免疫反応性を、大きく増大させる。N末端に、ALSTTGEIPFYG (配列番号7のアミノ酸1〜12)などのアミノ酸を付加するのが、高次構造エ ピトープの安定化をもたらすため、最適である。更に、ペプチドC12で示され るように、この領域において、ある種のアミノ酸置換を行っても、免疫反応性が 、必ずしも低下するわけではない。本発明のNS−3ペプチドは、はるかに大き いNS−3タンパク質の高次構造を保持し、そのため、NS−3の機能的ドメイ ンを形成するタンパク質の枠組み構造を示す。例えば、実施例2に示すように、 こ のドメインの中間地点が、裂開すると、構造が破壊され、HCV免疫反応性が失 われる。しかし、機能的ドメインの構造が、保持されていると、N又はC末端の いずれかにアミノ酸残基を付加しても、本発明のNS−3由来ペプチドの本来の 免疫反応性は、干渉を受けない。 本発明のペプチドの免疫反応性に基づき、本発明ペプチドは、NANBH若し くはHCV感染症を治療又は予防するためのワクチン組成物においても、有用で ある。本ペプチドを、単独で、或いはシステイン酸化、ジスルフィド架橋結合誘 発、又はホモ若しくはへテロ官能的多価架橋剤を用いて、担体に結合、或いはホ モ若しくはヘテロ二量体又はより大きいオリゴマーに重合した場合、本ペプチド を、正常被験者に導入して、健康な哺乳類において、HCVに対する抗体の産生 を刺激することができる。同様に、本発明ペプチドは、ワクチン組成物に日常使 用される補助剤、薬剤学的に許容しうる担体、又はその他の成分を用いたワクチ ン組成物に、処方することができる。このような処方物は、当業界の技術者によ り、容易に決定され、即時放出性及び徐放性処方物、例えばマイクロカプセルが 、含まれる。本発明ワクチンは、皮下、経口、筋肉内、静脈内若しくはその他の 非経口、又は経腸経路を含む、通例使用されるいかなる経路によっても、投与す ることができる。同様に、本ワクチンは、一回投与、又は複数回投与に使用する ことができる。 本発明のワクチン組成物は、NANBH若しくはHCV感染症を治療又は予防 するために、免疫学的有効量の本発明ペプチドを含有する。投与単位剤型のこの ような組成物は、体重1kg当り約0.1 μg 〜約1mgの本ペプチドを含有することができる。多数回に分けて投与する場 合、投与単位剤型は、通常、投与量当り、適当な量に分ける。合成ペプチドを使 用することの長所は、公知である。本ペプチドは、ウイルスから生物学的に誘導 されるのではないため、ワクチンを接種される正常被験者を、疾患を惹起する病 原に曝す危険がない。本ペプチドは、メリフィールド合成法[Merrifield (1963)J.Am.Chem.Soc.85:2149-2154 ] などの標準的な技術を用いて、容易に合成す ることができる。したがって、本試験試薬又はワクチンを製造する工程の間、い かなる時も、HCVが関与することがない。組換えにより発現されたタンパク質 (又はペプチド)ではないペプチドを用いることによって、最小限にとどめるこ とのできる別の問題は、HCV融合タンパク質と共に精製した抗原性物質の存在 により、偽陽性の結果が得られる割合の問題である。例えば、ある種の正常個体 は、組換え体に基づく診断試験に用いられる発現系由来の抗原性物質と交差反応 性であるEscherichia coli又は酵母タンパク質に対する抗体を有する。このよう な正常個体由来の血清は、このようなイムノアッセイにおいて、偽陽性の反応を 示すが、このようなことが、本発明のイムノアッセイにおいては、排除される。 更に、本発明のペプチド組成物は、合成的に調製されるため、その品質がコン トロールされ、その結果、試験結果の再現性を確保することができる。また、各 試験操作には、微量のペプチドしか必要とされないため、そしてペプチドを調製 する費用が、比較的安いため、HCVに対する抗体についての体液スクリーニン グ、 NANBH感染症の診断、及びワクチン調製のコストが、比較的低い。 本発明により調製されるペプチド及びペプチド組成物は、これらを、酵素結合 イムノアドソルベントアッセイ(ELISA)、酵素イムノドットアッセイ、受 身赤血球凝集アッセイ(例えば、PHA試験)又はその他の良く知られているイ ムノアッセイにおける試験試薬として使用することによって、HCV感染症を検 出及びNANBHを診断するために使用することができる。本発明により、いか なる適当なイムノアッセイも、本発明ペプチドと共に使用することができる。こ のような技術は、通常の当業者には良く知られれており、多くの標準的な免疫学 のマニュアル及びテキストに記載されており、例えば、Harlow et al.(1988)に よるAntibodies: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press ,Cold Spring Harbor,NY,726 ppを参照。好ましい実施態様においては、イム ノアッセイは、本発明のペプチド組成物により被覆された固相を用いたELIS Aである。ELISA技術は、当業界においては、良く知られている。別の好ま しい実施態様においては、イムノアッセイは、PHAアッセイである。 本発明のイムノアッセイは、NANBH又はHCV感染症の診断において、N ANBH又はHCVの存在の有無について、体液及び組織をスクリーニングし、 それによってこのような物質を検出し、医師を助けるために使用される。このよ うなスクリーニングに付すことのできる体液としては、HCVに対する抗体を含 む血液及び血液分画(例えば、血清)、唾液、又はその他の液体が挙げられ る。 本発明の別の特徴は、哺乳類の体液(例えば、血清、組織抽出物、組織液)、 in vitroの細胞培養物の上清、及び細胞ライセートにおけるNANBH又はHC V感染症の検出及び診断のためのキットに関する。本キットは、本発明の一つ又 はそれ以上のペプチド(例えば、ペプチド組成物)を含有するようにした第一の 容器を装備するために、コンパートメント化することができる。 本発明のキットは、好ましくは、NANBH若しくはHCV感染症の検出又は 診断のためのELISA或いはPHA試験キットである。ELISA試験キット としては、本キットは、(a)本発明ペプチド組成物の一つにより被覆された固 相を有する容器(例えば、96穴プレート);(b)陰性コントロール試料;( c)陽性コントロール試料;(d)標本希釈剤、及び(e)レポーター分子によ り標識された、ヒトIgGに対する抗体を含む。レポーター分子が、酵素である 場合、本キットは、該酵素の基質もまた含む。 本発明キットの例示された用途においては、試験を行う試料を、必要であれば 、試料希釈剤により希釈した哺乳類の体液と、存在するのであれば、いかなる抗 体にも適した時間及び条件下で接触させて、容器に含まれるペプチドと結合させ る。未結合物質の除去後(例えば、滅菌リン酸緩衝食塩水によって洗浄すること によって)、第二の複合体を、標識された、ヒトIgGに対する抗体と接触させ る。これらの抗体は、第二の複合体と結合して、第三の複合体を形成する。二番 目の抗体は、レポーター分子により標識されているため、これを検出手段に付す と第三の複合体が、検出される。 レポーター分子は、酵素、ラジオアイソトープ、発蛍光団、生物発光分子、化学 発光分子、ビオチン、アビジン、ストレプトアビジンなどであることができる。 ELISAにおいては、レポーターは、好ましくは、酵素である。 実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するため に用いるものではない。実施例1 ELISAアッセイ法 96穴プレートのウエルを、特にそうでないと記載しない限り、pH9.5の1 0mMNaHCO3 緩衝液中5μg/mlのペプチドにより、1ウエル当り100μL を用いて、37℃で1時間、被覆した。 ペプチドにより被覆したウエルを、PBS中3重量%ゼラチン250μL と共 に、37℃で1時間インキュベートして、非特異的タンパク質結合部位を阻害し 、0.05体積%のTWEEN 20を含むPBSにより3回洗浄し、乾燥した。HCV 抗体陽性患者の血清を含む試験標本を、20体積%の正常ヤギ血清、1重量%の ゼラチン、及び0.05体積%のTWEEN 20を含有するPBSにより、体積:体積 比1:20で希釈した。希釈標本200μL を、それぞれのウエルに加え、37 ℃で15分間反応させた。 次に、未結合抗体を除去するために、ウエルを、PBS中0.05体積%のTW EEN 20により6回洗浄した。西洋ワサビペルオキシダーゼを結合させたヤギの抗 ヒトIgGを、陽性のウエル中に形成されるHCV抗体−ペプチド抗原複合体と 結合させるための 第二の抗体トレーサーとして用いた。PBS中、1体積%の正常ヤギ血清、0. 05体積%のTWEEN 20により、1:1800の割合で希釈した、ペルオキシダー ゼ標識ヤギ抗ヒトIgG100μL を、それぞれのウエルに加え、37℃で更に 15分間、インキュベートした。 ウエルを、PBS中、0.05体積%のTWEEN 20により6回洗浄して、未結合 抗体を除去し、pH5.0のクエン酸ナトリウム緩衝液中、0.04重量%のオル トフェニレンジアミン(OPD)及び0.12体積%の過酸化水素を含む基質混 合物100μL と反応させた。この基質混合物を用い、着色生成物を形成させる ことによって、ペルオキシダーゼ標識を検出した。反応は、1.0MH2 SO4 100μL を加えて、停止させ、A492nm を測定した。実施例2 NS−3エピトープのマッピング 広範囲な血清学的解析を行って、NS−3における有用なエピトープの位置を 確認した。NS−3エピトープの長さの重要性を確立するための一例を、ペプチ ドLIC、T5シリーズ、T6シリーズ、T7及びT8について、説明する。L ICは、反応性エピトープを含む81量体である。HCV血清とは非反応性であ るT5及びT6シリーズのペプチドは、それぞれ、LICの最大39のアミノ末 端残基及び45のカルボキシ末端残基からなる。これもまた非反応性であるペプ チドT7及びT8は、それぞれ、LICの中央の47及び25のアミノ酸を含む 。LICの配列を、表1に示す。残 りの配列は、以下のとおりである: これらのペプチドの免疫反応性を、組換えイムノブロッティング解析(RIB A、商標)により当初測定されたように、NS−3タンパク質に対して反応性を 有することのわかっているHCV患者由来の市販の血清パネルに対して、実施例 1に記載したように、試験した。表3に示した結果により、T5、T6、T7又 はT8ペプチドのいずれも、このような血清とは反応性でないが、その領域に広 がるLICは、高度に反応性であることが示されている。HCV患者由来の多数 の血清についても、同様の結果が得られている。 実施例3 セロコンバージョンパネルにおいてLICにより検出されるNS−3エピトープ NS−3と免疫反応性であることが知られており、HCV陽性ドナーからNA NBHを感染させられた輸血レシピエント由来の二つのセロコンバージョンパネ ルについて、ペプチドLICを用いて、HCV抗体の検出能を評価した。製造業 者の指示に従い、RIBA HCV試験システム、第二世代(Chiron Corporatio n)を用いたアッセイを行い、LICペプチドアッセイは、実施例1に記載したと おりに行った。 セロコンバージョンパネルは、両者とも、RIBAにより測定され、表4に示 したように、HCV NS−3タンパク質に対する特異的抗体を有することが認 められた試料を、含む。LICペプチドは、輸血後105日及び181日におい て、NS−3抗体を、特異的に検出した(表4)。これらの結果は、レシピエン トが、急性又は慢性NANBHであったかどうかには依存していない。したがっ て、LICは、PT−NANBH患者におけるNS−3抗体の検出に対して感受 性のあるプローブを提供する。 実施例4 PepB−及びPepC−誘導ペプチドの血清学的解析 NS−3に反応性であることの知られている患者の血清のパネルとの相対的免 疫反応性を評価するために、表1に記載したNS−3ペプチドについて(つまり 、ペプチドC6C、3KC10C、C11及び3KH8は、除く)、実施例1に 記載したように、ELISAアッセイを行った。表5に示した結果により、試験 したペプチドの全てが、かなりの免疫反応性を呈したことが示されている。 実施例5 分枝鎖ハイブリッド及びクラスターペプチド 分枝鎖ペプチド3KH8、C6C、3KC10C及びC11(表1)の免疫反 応性を、実施例1に記載したように、ELISAアッセイフォーマットを用い、 HCV反応性であることが知られている41種類の試料を含むパネル3により、 試験した。表6には、これらのペプチドの結果を示す。ペプチド3KH8は、H CVコアタンパク質由来であり、C6C及びC11は、NS−5タンパク質由来 であり、3KC10Cは、NS−4及びコアタンパク質由来である。それぞれの 試料(6及び10を除く)は、分枝鎖ペプチドの一つ又はそれ以上に反応性であ った。 実施例6 ペプチド混合物を用いた、処方に関する研究及びNANBH−関連抗体の検出 ペプチド3KC10C、3KH8、C11及びC12の混合物を、96穴プレ ートのウエルに被覆し、実施例1に記載したELISA操作法を用いて、HCV 抗体に対する試験を行った。各ペプチドの配列は、表1に示し、処方は、表7に 示す。これらの処方物の三つ(1、7及び8)より得た結果を、表8に報告する 。最も高い感受性を示した処方物は、3KC10C:3KH8:C11:C12 について重量比が1:2:1:3であるものより得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI G01N 33/53 0276−2J G01N 33/53 D 33/576 0276−2J 33/576 Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: (ペプチド)−Y (ペプチド)2 X (ペプチド)42 X (ペプチド)842 X (ペプチド)16842 X (式中、Yは、(ペプチド)のC末端アミノ酸のカルボキシル基上のOH又はN H2 基であり、Xは、それぞれの基が、ペプチド結合を形成し得る二つのアミノ 基及び一つのカルボキシル基を有するアミノ酸又はアミノ酸類似体であり、そし て 該ペプチド部分、(ペプチド)は、NANBH関連抗体と特異的に免疫反応性で ある少なくとも一つのエピトープを含み、ここで該ペプチド部分は、(a)Pe pB若しくはPepC由来のアミノ酸配列、類似体又はセグメント、或いは(b )PepB若しくはPepC、又はその類似体若しくはセグメントの約3〜約2 0の連続するアミノ酸の、少なくとも一つのクラスターを含み、ここで、Pep B及びPepCは、それぞれ以下のアミノ酸配列: 又は該配列の一つに対応する配列であって、HCVの株若しくは単離株における 対応する領域由来の配列を有し; 該ペプチド部分が、二つ又はそれ以上のクラスターを含む場合、該クラスターは 、結合基により結合しており、該結合基は、少なくとも一つの天然アミノ酸、非 天然アミノ酸又はアミノ酸類似体であり、該二つ又はそれ以上のクラスターが、 上記の配列の異なる一つ由来の配列を有する場合、該クラスターは、直接、又は 該結合基により結合することができ;そして更に、 該ペプチド部分は、約50〜約100のアミノ酸を含む) で示される少なくとも一つの直鎖又は分枝鎖ペプチドを含むペプチド組成物。 2.二つ又はそれ以上の該ペプチドの混合物を含む請求の範囲第1項のペプチド 組成物。 3.該ペプチドが、担体と複合体を形成している請求の範囲第1項のペプチド組 成物。 4.該クラスターが、5〜9の連続するアミノ酸を含む請求の範囲第1項のペプ チド組成物。 5.該ペプチド部分が、更に、該配列の一つのセグメントを含む請求の範囲第1 項のペプチド組成物。 6.該ペプチドが、直鎖状である請求の範囲第1項のペプチド組成物。 7.該配列が、PepBと表示される配列である請求の範囲第6項のペプチド組 成物。 8.該ペプチドが、L1A、L1B、L1C、L1D、3KL1C、L4A、L 4B、L4C、3KL4C、C12、C13又はC14Aである請求の範囲第7 項のペプチド組成物。 9.該配列が、PepCと表示される配列である請求の範囲第6項のペプチド組 成物。 10.該ペプチドが、L2A、L2B、L2C、L2D、L3A、L3B又はL 3Cである請求の範囲第9項のペプチド組成物。 11.該ペプチドが、分枝鎖二量体である請求の範囲第1項のペプチド組成物。 12.該ペプチドが、3KC14Bである請求の範囲第11項のペプチド組成物 。 13.ペプチドL1C、3KL1C、L2C、L3A、3KL4C又はC12を 含むペプチド組成物。 14.式: (ペプチド)−Y (ペプチド)2 x (ペプチド)42 X (ペプチド)842 X (ペプチド)16842 X (式中、Yは、(ペプチド)のC末端アミノ酸のカルボキシル基上 のOH又はNH2 基であり、Xは、それぞれの基が、ペプチド結合を形成し得る 二つのアミノ基及び一つのカルボキシル基を有するアミノ酸又はアミノ酸類似体 であり、そして 該ペプチド部分、(ペプチド)は、HCVに対する抗体と特異的に免疫反応性で ある少なくとも一つのエピトープを含み、ここで該ペプチド部分は、以下の配列 の一つ由来の第一の配列及び一つ又はそれ以上の付加配列を含み、ここでそれぞ れは、該配列の異なる一つ由来であり、ここで該配列は、以下よりなる配列: 該配列の一つに対応する配列であって、HCVの株若しくは単離株における対応 する領域由来の配列、 該配列の一つの類似体、そして 該配列の一つのセグメントからなる配列群より選択され;そして更に、該ペプチ ド部分は、約10〜約100のアミノ酸を含む)で示される少なくとも一つの直 鎖又は分枝鎖ハイブリッドペプチドを含むペプチド組成物。 15.該配列が、IIH及びVIIIEと表示される配列である請求の範囲第1 4項のペプチド組成物。 16.該ペプチドが、3KH8である請求の範囲第15項のペプチド組成物。 17.ペプチドC6C、3KC10C、C11又は3KH8を含むペプチド組成 物。 18.ペプチド3KC10C、C11、C12及び3KH8を含む ペプチド組成物。 19.NANBH関連抗体を検出する方法であって、請求の範囲第1、8、10 、12、13、14、16、17、18又は29項のいずれか1項記載のペプチ ド組成物の有効量を、イムノアッセイ操作に用いることを含む方法。 20.NANBH又はHCV感染症を検出する方法であって、イムノアッセイ操 作において、請求の範囲第1、8、10、12、13、14、16、17、18 又は29項のいずれか1項のペプチド組成物の有効量を、体液、組織又は組織抽 出物と、該ペプチド組成物及び該液、該組織若しくは該組織抽出物中の抗体との 間に複合体を形成させるのに十分な時間、接触させ、そして該複合体を、検出手 段に付すことを含む方法。 21.該イムノアッセイ操作が、ELISA又はPHA操作である請求の範囲第 19項の方法。 22.哺乳類におけるNANBH若しくはHCV感染症を治療又は予防するため のワクチン組成物であって、請求の範囲第1、14又は29項記載のペプチド組 成物の免疫有効量及び薬剤学的に許容しうる担体を含むワクチン組成物。 23.該ペプチド組成物の該免疫有効量が、投与単位剤型において体重1kg当り 約0.1μg 〜約1mgである請求の範囲第22項のワクチン組成物。 24.NANBH若しくはHCV感染症を治療又は予防する方法であって、請求 の範囲第22項のワクチン組成物の有効量を、哺乳類に投与して、NANBH若 しくはHCV感染症に対して、治療を行 う、又は免疫防御抗体を誘導することを含む方法。 25.NANBH若しくはHCV感染症の検出又は診断のためのキットであって 、請求の範囲第1、8、10、12、13、14、16、17、18又は29項 のいずれか1項のペプチド組成物を含有するようにした第一の容器を含むキット 。 26.該キットが、ELISA又はPHA試験キットである請求の範囲第25項 のキット。 27.NANBH又はHCV感染症の検出及び診断のためのELISA試験キッ トであって、 (a)請求の範囲第1、8、10、12、13、14、16、17、18又は2 9項のいずれか1項のペプチド組成物により被覆された固相を有する容器; (b)陰性コントロール試料; (c)陽性コントロール試料; (d)標本希釈剤;及び (e)ヒトIgGに対する抗体であって、該抗体が、レポーター分子により標識 されている抗体 を含むELISA試験キット。 28.請求の範囲第1、8、10、12、13、14、16、17又は18項の いずれか1項のペプチドを含むペプチド。 29.配列番号7のアミノ酸32〜89のアミノ酸配列、配列番号12のアミノ 酸配列又はその類似体を含む約60〜約100のアミノ酸の単離された直鎖又は 分枝鎖ペプチドであって、該ペプチドが、NANBH関連抗体と特異的に免疫反 応性であるペプチド。 30.該ペプチドが、約70〜約100のアミノ酸であり、該アミノ酸配列が、 配列番号7のアミノ酸23〜93の配列又は配列番号12の配列である請求の範 囲第29項のペプチド。
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