JPH09500719A - 基準材料の厚みの透過率との関係における物体の減衰関数を決定するための方法及び装置 - Google Patents

基準材料の厚みの透過率との関係における物体の減衰関数を決定するための方法及び装置

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JPH09500719A
JPH09500719A JP7500297A JP50029795A JPH09500719A JP H09500719 A JPH09500719 A JP H09500719A JP 7500297 A JP7500297 A JP 7500297A JP 50029795 A JP50029795 A JP 50029795A JP H09500719 A JPH09500719 A JP H09500719A
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セルジュ メトルジャン
ディディエール ペリオン
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ウロプ スカン ソシエテ アノニム
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Abstract

(57)【要約】 物体の透過関数は、基準材料の基準厚みの透過のベキ有限展開として表現され、展開の各々のベキは、基準材料の厚みと基準厚みの間の比率に等しい。展開係数は、連続的に複数のエネルギースペクトルを呈する測定ビームに付された基準材料の、厚みゼロを含む選択された異なる厚みを透過する強度の測定、及び、可変的スペクトルをもつこの同じ測定ビームに付された物体を透過する強度の測定によって決定される。減衰関数は、透過関数の決定から演繹される。X線透視法に応用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 基準材料の厚みの透過率との関係における物体の 減衰関数を決定するための方法及び装置 本発明は、物体の減衰関数を決定するための方法及びこの方法の実施のための 装置に関する。本発明は特に、X線透視法に応用されるが、これだけに利用でき るわけではない。一般に、本発明は、数KeVから数MeVに至るエネルギーレンジ 内の分光学の分野に応用される。 通常、我々は物体の減衰関数ではなく、一定の与えられたエネルギーに対する この関数の値のみを決定する。その後、これらの点を通る1本の曲線の補間法に よって、減衰関数を再構成することができる。最も頻繁には、線スペクトルを得 るためブラッグの格子によってろ過された広いスペクトルをもつX線管から出た か、又はコンプトン効果によって場合によってエネルギーが削減されている同位 体供給源から来る規定の安定したエネルギーのX線又はγ線の単色性ビームを利 用する。 特徴づけすべき物体はビームの行程上に置かれ、検出器が異なるエネルギーに ついて、透過されたビームの強度を測定する。 Io(E)がエネルギーEの入射ビームの強度を表わし、It(E)が物体を通過し た後の透過ビームの強度を表わすとすると、このときエネルギーEについての透 過率Tt(E)はIt(E)/Io(E)の比に等しい。エネルギーEについて考慮され る減衰Att(E)は−LogTr(E)に等しい。 これらの既知の技術は、数多くの欠点を有する。減衰は、わずかな数のエネル ギーについてしか決定されない。従って、減衰関数を決定したい場合、これらの 点を通過する曲線を調整しなければならず、このため、精度は補間の実施方法に 依存したものとなる。 その上、これらの技術による減衰の値の決定は、約1%の精度を得たい場合、 緩慢なものである。実際、数多くの測定値を平均することが必要であり、減衰値 を決定するには、約1秒の時間が必要である。 この最後の点により、画像の作製さらには荷物検査及び安全性が関わる利用分 野では不可欠であるほぼ実時間での画像の作製のためにこれらの技術を利用する ことができなくなっている。 1つの画像は1ラインにつき約500の点そして約600本のラインを含んで いる。もし各々の測定に1秒が必要であるならば、唯一のエネルギーについて1 つの画像を作製するのに約83時間が必要となり、これに望まれるエネルギーの 数が乗じられる。 一方、ブラッグ回折及びコンプトン効果はビームの入射角に依存しており、平 行ビームで得られた一定の与えられた入射角についてしか望まれるエネルギーを もつビームを提供してくれない。このタイプの視準ビームでは、物体の1つの点 においてしか透過率を測定することができない。同時に数多くの測定点を得るた めには、ビームの発出手段を増加させなくてはならない。これは、角度的依存性 のために、扇状のビームの利用が不可能だからである。このような組立ての実施 が非常に複雑でかつ費用のかかるものであるということがわかる。 同位体供給源の利用はより単純であるものの、これらの供給源にも欠点はある 。実際、安全面の理由から、供給源の取扱いには厳しい規制が課せられており、 ビームの強度は低い。 従って、既知の減衰測定技術は、ユーザーの意思又はニーズにではなく、利用 する装置に強く依存する特定のエネルギーについてしか評価を可能にしてくれな い。一方、これらの技術は、非常に長い測定時間を必要とし、費用が高くつき、 利用がむずかしい。その結果これらの技術は、1つの物体の減衰の決定の重要な 応用分野であるX線透視法又は安全対策用画像処理においては利用しがたいもの である。 本発明はこれらの欠点を補正する。本発明は、標準的なγ線発生器又はX線管 を用いることにより、非常に迅速に(約10ミリセカンドの時間で)減衰関数を 決定することを可能にする。減衰関数はエネルギーと双射的関係で1つの変数に 応じて決定される。以下で記すとおり、基準材料の基準厚みの透過率uが1つの 変数として選ばれる。エネルギーに応じて物体の減衰を表現したい場合には、一 回限りで(決定毎にではなく)、従来技術を用いて望まれるエネルギーについて の透過率uを測定するだけで充分である。 さらに厳密に言うと、本発明は、以下の段階を含む物体の減衰関数を決定する ための方法に関する: A)基準材料の基準厚みの透過率uのベキ有限展開として物体の透過関数を表現 する段階であって、各々のuのベキには係数が割当てられ、展開のベキが基準材 料の予め定められた厚みと基準厚みの間の比率に等しい、段階、 B)a)異なるエネルギースペクトルのための測定用ビームの強度を測定するこ とにより、 b)前記エネルギースペクトルの各々のついて、基準材料の考慮対象の厚み の各々を透過したビームの強度を測定することにより、 c)前記エネルギースペクトルの各々について、物体を透過したビームの強 度を測定することにより、 d)前記エネルギースペクトルの各々について、物体を透過したビームの強 度を、考慮対象のスペクトルに関して段階B−b)で測定された、求められてい る係数の割当てられた強度の和に分解することにより、 e)段階B−d)で得られた方程式系を解くことにより、 展開の係数を決定する段階; C)段階A及びBから、uに応じて表現された物体の減衰関数を演繹する段階。 前記エネルギースペクトルは、X線のレンジに対応する10〜500KeVのレ ンジの中に含まれているか、又はγ線のレンジに対応する0.5MeV〜20MeVの レンジの中に含まれる。有利にも、前記エネルギースペクトルは、連続するスペ クトルが部分的に重なり合うようなものである。 減衰関数の決定を可能にするためには、基準材料の厚みの数はエネルギースペ クトルの数以下でなくてはならない。例えばNを2以上の整数としてN+1個の エネルギースペクトルが利用され、これらのスペクトルに対してN個の基準材料 厚みが付される。 例えば、Nは9に等しいものであってよい。 有利にも、1/2だけ増大させた展開のベキは、3の累乗根に等しい公比の等 比数列を形成し、ここで展開の最初のベキはゼロに等しい。 基準材料の一連の厚みの中で、基準厚みの順序が、3の累乗根の選択を決定す る。このようにして、基準厚みが基準材料の一連の厚みの中の3番目の厚みとし て選ばれた場合、数列の公比は3の立方根となる。この要領でゼロと1は数列の 一部を成す。ゼロは、入射ビームの進路内に基準材料がない自由透過についての uのベキに対応する。1は、基準厚みを通しての透過についてのuのベキに対応 する。10〜500KeVのレンジについて、好ましくは、基準材料は5〜26の 間に含まれる有効原子番号つまり有効Zをもつ物質の中から選ばれる。この要領 で、基準材料は、軽量材料と重量材料の間に平均有効Zがある状態で選ばれる。 10〜500KeVの間に含まれるこのエネルギーレンジについては、基準材料 はジュラルミンでありうる。このとき基準厚みは1〜5mmの間に含まれる。有利 には、基準厚みはほぼ4mmに等しい。 0.5〜20MeVの間に含まれるエネルギーレンジを考慮するならば、基準材料 は、13〜60の有効原子番号つまり有効Zをもつ物質の中から選ばれる。 このレンジ内で、基準材料は有利には鋼である。 このレンジについて、基準厚みは0.5〜2cmの間に含まれうる。有利には基準 厚みは1cmに等しくとられる。 エネルギーに応じての減衰関数の評価を得るためには、以下の補足的段階が必 要である: − 既知のエネルギー及び強度のほぼ単色性のビームを用いて、エネルギーに応 じてuを測定する段階; − そこからこれらのエネルギーについての物体の減衰関数の値を演繹する段階 。 本発明は同様に、 − Nを2以上の整数としてN+1個の異なるエネルギースペクトルを連続的に 有する測定用ビームを発出するための手段、 − 基準厚みとして選ばれたものを1つ含む異なる複数の厚みを有し、しかも意 のままにビームの行程上に置くことのできる、基準材料でできたN個の試料、 − 各々のエネルギースペクトルについてのビームの強度の測定ならびに測定用 ビームに付された物体及び0料を透過するビームの強度の測定を行なうことがで きる少なくとも1つの検出器、 − 各々の検出器について、ビームの強度の測定ならびに物体及び試料を透過し たビームの強度の測定に基づき、物体の透過関数を計算し、そこから基準材料の 基準厚みの透過率に応じて表現される減衰関数を演繹することのできる処理手段 、 を含む、方法の実施のための装置も提示している。 一変形形態によると、方法の実施のための装置は、以下のものを含んでいる: − 広いスペクトルをもつ測定用ビームを発出するための手段; − Nを2以上の整数として、基準厚みとして選ばれたものを1つ含む異なる複 数の厚みを有し基準材料でできたN個の試料、 − 最も弱いエネルギースペクトルの部分に対し感応する検出器から最も高いエ ネルギースペクトルの部分に感応する検出器へと順序づけされている、各々エネ ルギースペクトルの一部分に対し感応性を有する検出器の少なくとも1つの積重 ね、 − 各々の積重ねについて、考慮対象の積重ねの検出器の出力端に接続されてい る状態にあり、測定用ビームの異なるスペクトルの強度の測定、試料と物体を透 過した測定用ビームに対応するスペクトルの強度の測定に基づいて、物体の透過 関数を計算し、そこから基準材料の基準厚みの透過率に応じて表わされた物体の 減衰関数を演繹することのできる処理手段。 本発明及びその利点は、制限的な意味のない一例として与えられ、図面を参考 にした以下の記述を読むことによってさらに良く理解できることだろう。なお図 中 図1は、本発明に従った方法の使用のための装置を概略的に示す。 図2は、透過率を測定するために利用された一連のエネルギースペクトルを概 略的に表わす。 図3は、階段の踏板の形をした部品の縦断面を概略的に表わす。 図4は、本発明に従った方法の実施のための装置の一変形形態を概略的に表わ す。 図1を参照して、ここで本発明の方法の実施のための第1の装置について記述 する。この装置は、望ましいエネルギーレンジに従ったX線(10〜500KeV のエネルギーレンジ)又はγ線(0.5〜20MeVのエネルギーレンジ)の発生器 10を含んでいる。この実施例では、可変的電位の制御装置12の作用下で、発 生器10は、最大エネルギーが可変的であるビーム14を送り出す。 システム16が、ビームのエネルギー変動と同期的に異なるフィルター16a を進行させることができる。図1の例においては、フィルターシステムは、各部 分が異なるフィルターに対応している1枚のディスクを含んでいる。フィルター は高域タイプのものであり、それ自体既知である。ディスクの回転は、同期化を 調節するために制御装置12に接続されている制御システム17によって駆動さ れる。 その他のフィルターシステムも同等の要領で利用できる。例えば連続的に配置 されたフィルターは、並進運動の作用下でビームの行程内を進行することができ る。 図2では、ビームのエネルギーに応じたディスク7の回転の際に連続的に得ら れる一連のスペクトルを表わした。フィルターは、連続したスペクトルの重複を 得るような形で選択されている。 発生器10により送り出されたビーム14のエネルギースペクトルの中で、各 フィルターはフィルターの特徴である閾値よりも低い全てのエネルギーを削除す る。図2の各スペクトルについて、高いエネルギーの部分は、付随するフィルタ ーがビームの行程内に置かれた場合に発生器10によって送り出される最大のエ ネルギーに対応する。 実際には、エネルギースペクトルは精確には特徴づけされず、それらの厳密な 外観が測定に対し影響を及ぼすことはない。反対に、各スペクトルの外観及び強 度が、基準測定を行なう時点と特徴づけすべき物体についての測定を行なう時点 の間で変動しないことが重要である。 なお、一連のスペクトル内のわずかな不連続性も又測定に対し影響を及ぼさな い。しかしながら、測定を混乱させないためには、これらの不連続性は、20〜 40KeVの範囲については5KeV未満、そしてそれ以上については10KeV未満 でなくてはならない。 図1に戻ると、装置には階段の踏板の形をした部品18が含まれていることが わかる。各々の踏板は、異なる厚みの材料試料に対応する。部品18の一例は、 図3に縦断面図で概略的に表わされている。 この部品18は、X線入射ビームについて有効なZが5〜26の間に含まれう る基準材料で作られている。例えば、有効Zが約13.5に等しいジュラルミン(A l95%、Cu 4.5%、Mn 0.5%から成る混合物)を選択する。 γ線の入射ビームについては、基準材料は13〜60の間の有効Zをもつ材料 の中から選ばれる。例えば、有効Zが26に等しい鋼を選択する。 第1の踏板を、最も厚みの小さい踏板として選択し、その後の踏板の厚みは増 大していく。 この実施形態においては、第2の踏板18aの厚みは、基準厚みとして選択さ れている。当然のことながら、その他のどの踏板でも基準踏板として選択するこ とができる。ジュラルミンのための基準厚みは、1〜5mmのレンジ内、例えば4 mmとして選択できる。 鋼のための基準厚みは、0.5〜2cmのレンジ内、例えば1cmとして選択できる 。 あまりにも小さすぎる基準厚みは、高エネルギーに対する感応性に不利に作用 する。又基準厚みが大きすぎると、低エネルギーに対する感応性に不利に作用す る。 一般に、基準材料つまりは部品18の踏板の全く異なるN個の厚みが、N+1 個のスペクトルが利用される場合に必要となる。図3に表わされている部品18 は9個の踏板を含み、従って10個のエネルギースペクトルを利用する装置に適 合している。 もう一度図1を参照すると、並進運動によって、部品18をビームの行程上に 意のままに置くことができる、ということがわかる。表示を明確にするため、部 品18の並進運動を可能にする装置は、図1に表わされていない。 なお、部品18は、図示された部品の形と同等のその他の形状をとることもで きる。例えば、部品18は、各部分が望ましい異なる厚みを有しそのうち1部分 がビームの進路を自由な状態においておくようにくり抜かれている1枚のディス クの形をとることができる。 図1を見ると、装置には、到達したビームの強度に比例する電気信号を送り出 す検出器20が含まれていることがわかる。 この検出器20は制御・処理システム22に連結されている。システム22は 、例えばコンピュータであってよい。システム22は、可変電位制御装置12の 変動を管理する。 ここで、物体の減衰関数を決定するための本発明に従った方法について記述す る。予備段階の際に、較正用測定を行なう。これらの較正用測定は、測定用ビー ムに付された基準材料の異なる厚みを透過した強度を測定することから成る。 最初は、厚みゼロについて、すなわち部品18がビームの進路内に介在させら れることなく透過したこの強度を測定する。 システム22は、可変電位の変動及びフィルターシステム16によるビームの 適切なろ過を制御する。電位変動と適切なろ過の組合わさった効果の下で、測定 用ビーム14は連続して、異なるN+1個のエネルギースペクトルを示す。N+ 1は例えば10に等しくてよい。 連続的に異なるエネルギースペクトルを得るため、システム16のフィルター がビームの各々の最大エネルギー値に対応する。各々の最大エネルギー変動は、 新しいフィルターの位置づけと同期化されている。検出器20は、各々のスペク トルについて測定用ビームの積分された強度を測定し、これらの測定値は処理シ ステム22によってメモリー内に記憶される。 その後、これらの同じ測定を、今度は部品18の並進運動によって基準材料の 異なる厚みをビーム進路上に連続的に置きながら、再度行なう。 従って装置の較正は非常に迅速である。装置を連続して利用する場合、この較 正を一日に何回も更新することができる。というのも、各々のスペクトルの厳密 な外観が測定の精度にとって重要でないにせよ(測定はエネルギーで積分される ため)、各々の測定同士でスペクトルの外観及び強度が同一であることは重要で あるからである。 その後、ビームの進路上に、特徴づけすべき物体24を置く。物体24は、適 切なフィルターの介在と同期化されたビームの最大エネルギーの変動によって作 製された各々のエネルギースペクトルに対し連続的に付される。各々のエネルギ ースペクトルについて、物体24の通過後に透過強度は、検出器20によって測 定され、その後記憶される。 これらの測定により、システム22は、ビームが通過した点における物体の減 衰の解析公式を演繹するが、ここでこの減衰は、基準材料の一定の与えられた厚 みの透過率であるパラメータuに応じて表現される。 以下の記述においては、ジュラルミン製基準材料でのX線のケースのみが考慮 される。γ線及び鋼のケースにおける互換が直ちに行なえることがわかる。基準 厚みとしては、部品18の第2の踏板の厚みを選択する。 従ってuは、次のものに等しい: u=e-att(E)・2.7・0.4 なおこの式中att(E)は質量あたりの減衰であり、2.7は、g/cm3単位で表わ したジュラルミンの密度に対応し、0.4はcm単位で表わした、4mmに等しく選択 された基準厚みに対応する。 本発明に従うと、システム22は、以下の方法を使用する。 物体が付されたスペクトルの番号を指数jとし、j=1が最低エネルギースペ クトル(図2中で最も左側にあるスペクトル)に対応するとするならば、物体を 透過した強度Dj は、以下のように表わされる: Dj =∫Ij(E) Tr (E) dE (0) 又は Dj=∫Ij(E) e-att(E) dE (1) なおここで、Ij(E)は、エネルギーEの関数であるj番目のエネルギースペ クトルの強度であり、Tr(E)及びatt(E)はそれぞれ、ここではEに応じて表現 された透過及び減衰関数である。 密度ρ(g/cm3単位)の選択された材料の基準厚みep(cm単位)に結びつ けられたパラメータu、u=e-att(E)・ep・ρ、を現われさせる変数交換を 行なうことによって、Djは、次のように表わされる: Dj =∫I'j(u)e-att(u) du (2) なおここでI'j(u)はuに応じて表現されたj番目のスペクトルの強度であり 、att'(u)は求められる減衰関数である。 物体の透過関数は、パラメータuに応じて表現される。第1段階においては、 システム22はこの変数交換を行ない、その後次のような近似を行なう。すなわ ち、物体の透過関数はパラメータuのベキ有限多項展開として表現される;つま り: なおiは0〜Nまで変動する指数である。 この近似は実際には、導入される誤差が相対値で10-4を超えないことから、 非常に精確なものであることがわかった。 展開の項の数(N+1)は、透過率の測定のために利用される異なるエネルギ ースペクトルの数以下であり、従って、これは、較正のために利用される基準材 料の厚みの数Nに1を足したもの以下である。このため、各々の指数iは部品1 8の踏板の番号に対応し、指数i=0はゼロの厚みつまり部品がビームの進展内 にない状態に対応する。 従って例えばX線についての10KeV〜150KeVのレンジといった同じエネ ルギーレンジについては、作製されるスペクトルの数が増えれば増えるだけ、補 間が優れたものとなる、ということがわかる。140KeVのエネルギー範囲につ いて約10のスペクトルを利用すると、10-4の精度でこの範囲上に減衰関数を 得ることができる、ということを立証することが可能である。 各々のiの値について、展開のベキf(i)は基準材料の厚みの1つと基準厚み の間の比率を表わす。有利には、これらの比率は、1/2だけ増大させたベキf (i)が3の累乗根に等しい公比の等比数列を形成するようなものである。 数式では、この選択を以下のように表わすことができる。 f(i)+1/2=ai(f(0)+1/2); その上、i=0がビームの自由進路ひいてはゼロ厚みに対応することからf(0 )=0を選択する。 f(i)=(ai−1)/2 この要領で、第2の踏板が基準厚みとして選ばれた場合、f(2)=1ひいては a=√3となる。 第2の踏板18aが基準踏板として選ばれた場合、数列の公比は3の平方根に 等しい。 展開のベキの値ひいては踏板の厚みについてのこの選択により安定した展開を 得ることができるということを実証することが可能である。 実際には、機械加工の不可避的な不精確さのため、f(i)は正確に計算上の値 をとらない。しかしこれらのわずかな偏差は、結果の有効性に対し影響を及ぼす ものではない。 スペクトルjについて物体を透過した強度は、以下のように分解することがで きる: この和の中で、項Cjiは各々のスペクトルjについて基準材料の異なる厚みを 透過する強度に対応し、i=0はゼロの厚み(部品はビームの進路の外にある) に対応する。 等式(4)において、Dj 及びCjiはその測定によりわかっており、唯一係数 ajのみが未知である。基準材料の厚みの数(ゼロ厚みもさらに計数したもの) は、係数ajを決定できるように、スペクトルの数以下に選択することができる 。ここで記述する例においては、10個の異なるエネルギースペクトルを作製し 、部品18は9つの踏板を含んでおり、部品18がビームの進路の外にある場合 に実施される補足的測定をこれにつけ加えなくてはならない。 従って、次の段階に際しては、較正の際に記憶された値及び物体の透過率の測 定値を用いて、システム22はaj を決定する。これは例えば最小二乗法といっ た既知のあらゆる方法によって実施できる。 減衰Attは,以下の通り定義づけされる:すなわち、Tr を透過率としてAtt =−LogTrである。 係数aj がひとたび決定されると、システム22は、これらを等式(3)中で その値で置換し、そのネーピアの対数をとり、(−1)を乗じる。このようにし て、システム22はパラメータuに応じて物体24の減衰関数を演繹する。 図4は、本発明に従った方法を使用するための装置の変形形態を概略的に表わ している。 この変形態様においては、測定用ビームの異なるエネルギースペクトルを連続 的にテストする代りに、広く固定されたスペクトルをもつ測定用ビームが利用さ れる。部品18又は物体24を透過した強度の測定は、各々次に続く検出器のた めの高域フィルタの役目を果たす検出器30a、30b、……の積重ね30によ って行なわれる。かくして、各々の検出器は、広いエネルギースペクトルの規定 の一部分についての強度に対応する電気信号を送り出す。従って、図1の装置の 中では、望まれるエネルギーレンジを走査するような形で連続的に異なるエネル ギースペクトルを呈する測定ビームに、特徴づけすべき物体が付されているのに 対して、図4の装置では、物体は望まれるエネルギーレンジに対応する広いスペ クトルをもつ測定用ビームに付され、この広いスペクトルは次に異なる検出器に よってろ過される、ということがわかる。 図4の装置は、X又はγ線の発生器であってよい測定用ビームの発生器26を 含んでいる。この発生器26は、測定用ビームが広いエネルギースペクトルを呈 するような固定電位制御装置28に接続されている。広いエネルギースペクトル というのは、例えば、X線については10KeV〜500KeV、γ線については0. 5MeV〜20MeVまで広がるレンジといったような、テストしたいあらゆるエネ ルギーレンジのことである。 前述のものと同様に、装置は、規定の厚みをもち基準材料で作られた踏板の形 をした部品18を含む。部品18は、ビームの中に意のままに進むか、或いは図 示していない並進運動によってビームの進路の外に位置づけされ得る。 積重ね30の各々の検出器30a、30bは、制御及び処理システム22に接 続されている。この変形形態においては、検出器に起因するろ過により広いスペ クトル内で切断された各々のスペクトルについて透過した強度の測定は同時に行 なわれる。減衰関数を得るためにシステム22が実施する処理は、前述のものと 類似している。 いくつかの利用分野については、パラメータuに応じてではなくエネルギーに 応じて減衰関数を得ることが好ましい場合がある。そのためには、一回限りで行 なわれる予備段階の際に、エネルギーに応じての基準材料の基準厚みの透過関数 を測定するだけで充分である。この測定は、既知のあらゆる手段によって行なう ことができる。 実際、この測定は一回限りで行なわれることから、できるかぎり優れた精度で できるかぎり多くの測定点を得るために、時間的制約又は使用のむずかしさも受 入れることができる。 多数の異なるエネルギーについての透過率(例えば10KeV〜500KeVのレ ンジ内に含まれる10の異なるエネルギー)を測定することによって、基準材料 の基準厚みの透過関数を10-4の精度で補間することができる。 従って、物体の減衰関数の測定がエネルギーに応じて望まれる場合、システム 22のメモリー中に、エネルギーに応じて表現された透過関数uを記憶する必要 がある。パラメータuに従って減衰関数がひとたび決定されると、求める減衰関 数を得るためには、uをエネルギーに応じたその表現と置換えるだけでよい。 以上の記述は、物体の一点におけるその減衰関数の測定に関するものである。 物体の各点での減衰関数を得るためには、例えば、扇状のビーム及びビームの中 央伝播方向に対して垂直なラインに沿って配置された1式の検出器(望まれる点 と同数の検出器)を利用することができる。この装置は、1本のラインに沿って 減衰関数を得ることを可能にし、物体の並進運動は、連続するラインに沿って測 定を行なうことを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,L K,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.物体の減衰関数を決定するための方法において、 A)基準材料の基準厚みの透過率uのベキ有限展開として物体の透過関数を表現 する段階であって、各々のuのベキには係数が割当てられ、展開のベキが基準材 料の予め定められた厚みと基準厚みの間の比率に等しい、段階; B)a)異なるエネルギースペクトルのための測定用ビームの強度を測定するこ とにより、 b)前記エネルギースペクトルの各々のついて、基準材料の考慮対象の厚み の各々を透過したビームの強度を測定することにより、 c)前記エネルギースペクトルの各々について、物体を透過したビームの強 度を測定することにより、 d)前記エネルギースペクトルの各々について、物体を透過したビームの強 度を、考慮対象のスペクトルに関して段階B−b)で測定され、求められている 係数の割当てられた複数の強度の和に分解することにより、 e)段階B−d)で得られた方程式系を解くことにより、 展開の係数を決定する段階; C)段階A及びBから、uに応じて表現された物体の減衰関数を演繹する段階、 を含んで成ることを特徴とする方法。 2.前記エネルギースペクトルが10から500KeVまでのレンジ内に含まれて いることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記エネルギースペクトルが500KeVから20MeVまでのレンジ内に含ま れていることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。 4.前記エネルギースペクトルは、連続したスペクトルが部分的に重なり合うよ うなものであることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。 5.Nを2以上の整数としてN+1個のエネルギースペクトルが利用されること 、そして基準材料のN個の厚みがこれらのスペクトルに付されることを特徴とす る、請求の範囲第1項に記載の方法。 6.Nが9に等しいことを特徴とする、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.1/2だけ増大させた展開のベキが、3の累乗根に等しい公比の等比数列を 形成し、ここで展開の最初のベキがゼロに等しいことを特徴とする、請求の範囲 第1項に記載の方法。 8.基準材料が、5〜26の有効Zをもつ物質の中から選ばれることを特徴とす る、請求の範囲第2項に記載の方法。 9.基準材料がジュラルミンであることを特徴とする、請求の範囲第8項に記載 の方法。 10.基準厚みが1mm〜5mmの間に含まれることを特徴とする、請求の範囲第8項 に記載の方法。 11.基準厚みがほぼ4mmに等しいことを特徴とする、請求の範囲第10項に記載 の方法。 12.基準材料が13〜60の間の有効Zを有する物質の中から選ばれることを特 徴とする、請求の範囲第3項に記載の方法。 13.基準材料が鋼であることを特徴とする、請求の範囲第12項に記載の方法。 14.基準厚みが0.5〜2cmの間に含まれていることを特徴とする、請求の範囲第 12項に記載の方法。 15.基準厚みがほぼ1cmに等しいことを特徴とする、請求の範囲第14項に記載 の方法。 16.−既知のエネルギー及び強度のほぼ単色性のビームを用いて、エネルギーに 応じてuを測定すること、 −そこからこれらのエネルギーについての物体の減衰関数の値を演繹するこ と、 といった補足的な段階が含まれていることを特徴とする、請求の範囲第1項に 記載の方法。 17.−Nを2以上の整数としてN+1個の異なるエネルギースペクトルを連続的 に有する測定用ビーム(14)を発出するための手段(10、16)、 −基準厚みとして選ばれたものを1つ(18a)含む異なる複数の厚みを有し 、しかも意のままにビーム(14)の行程上に置くことができる、基準材料でで きたN個の試料、 −各々のエネルギースペクトルについてのビーム(14)の強度の測定ならび に測定用ビームに付された物体(24)及び試料によって透過されたビームの強 度の測定を行なうことができる少なくとも1つの検出器(20)、 −各々の検出器(20)について、各々のエネルギースペクトルについてのビ ームの強度測定ならびに試料及び物体を透過したビームの強度測定に基づき、物 体の透過関数を計算し、そこから基準材料の基準厚みの透過率に応じて表現され る減衰関数を演繹することのできる処理手段(22) を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法の実施のための装置 。 18.−広いスペクトルをもつ測定用ビームを発出するための手段、 −Nを2以上の整数として、基準厚みとして選ばれたものを1つ(18a)含 む異なる複数の厚みを有し基準材料でできた、N個の試料、 −最も弱いエネルギースペクトルの部分に対し感応する検出器から最も高いエ ネルギースペクトルの部分に感応する検出器へと順序づけされている、各々エネ ルギースペクトルの一部分に対し感応性を有する検出器(30a、30b、…… )の少なくとも1つの積重ね(30)、 −各々の積重ね(30)について、考慮対象の積重ねの検出器の出力端に接続 されている状態にあり、測定用ビームの異なるスペクトルの強度の測定、試料と 物体を透過した測定用ビームに対応するスペクトルの強度の測定に基づいて、物 体の透過関数を計算し、そこから基準材料の基準厚みの透過率に応じて表わされ た物体の減衰関数を演繹することのできる処理手段(22); を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法の実施のための装置 。
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