JPH094860A - 電気カーペットとその製造方法 - Google Patents
電気カーペットとその製造方法Info
- Publication number
- JPH094860A JPH094860A JP18457995A JP18457995A JPH094860A JP H094860 A JPH094860 A JP H094860A JP 18457995 A JP18457995 A JP 18457995A JP 18457995 A JP18457995 A JP 18457995A JP H094860 A JPH094860 A JP H094860A
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- Japan
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- heater wire
- electric heater
- electric
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- Pending
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- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱伝導性のよい電気カーペットの製造に関し、
その生産性を高めることを課題とする。 【構成】ラテックス等の裏打ち材にアルミニウム等の熱
伝導性のよい金属の粉末もしくはペーストを高率で混入
し、この混合物を用いて裏打ちを施した表生地と、片面
に電気ヒーター線を配設した裏生地とを、裏打ち面と電
気ヒーター配設面とで貼り合わせ、裏打ち層中に前記金
属の粉末が高密度で分散している電気カーペットを得
る。
その生産性を高めることを課題とする。 【構成】ラテックス等の裏打ち材にアルミニウム等の熱
伝導性のよい金属の粉末もしくはペーストを高率で混入
し、この混合物を用いて裏打ちを施した表生地と、片面
に電気ヒーター線を配設した裏生地とを、裏打ち面と電
気ヒーター配設面とで貼り合わせ、裏打ち層中に前記金
属の粉末が高密度で分散している電気カーペットを得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気カーペットとその製
造方法に係る。
造方法に係る。
【0002】
【従来の技術】電気カーペットは、通常、電気ヒーター
線を配設した裏生地に表生地を貼り合わすことによって
造られる。この場合、電気ヒーター線の熱がカーペット
の全面に速く行き渡るようにするために、表裏生地の間
に熱伝導性のよいアルミ箔を介在させることが従来行わ
れていた。しかし、この方法は、アルミ箔をヒーター配
設生地面に貼り合わせ、さらにその上に表生地を貼り合
わせるという、二度の貼り合わせ作業を必要とし、生産
性を低下させる問題点があった。
線を配設した裏生地に表生地を貼り合わすことによって
造られる。この場合、電気ヒーター線の熱がカーペット
の全面に速く行き渡るようにするために、表裏生地の間
に熱伝導性のよいアルミ箔を介在させることが従来行わ
れていた。しかし、この方法は、アルミ箔をヒーター配
設生地面に貼り合わせ、さらにその上に表生地を貼り合
わせるという、二度の貼り合わせ作業を必要とし、生産
性を低下させる問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の問題点に
かんがみ、本発明は、熱伝導性のよい電気カーペットの
製造に関し、その生産性を高めることを課題とする。
かんがみ、本発明は、熱伝導性のよい電気カーペットの
製造に関し、その生産性を高めることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明で採用した一手段
は、ラテックス等の裏打ち材にアルミニウム等の熱伝導
性のよい金属の粉末もしくはペーストを高率で混入し、
この混合物を用いて裏打ちを施した表生地と、片面に電
気ヒーター線を配設した裏生地とを、裏打ち面と電気ヒ
ーター線配設面とで貼り合わせる、というものである。
この方法の実施により、表生地と裏生地の間に電気ヒー
ター線が配設され、表生地の裏打ち層中に、アルミニウ
ム等の熱伝導性のよい金属の粉末が高密度で分散してい
る電気カーペットが得られる。金属粉末の前記の高密度
分散は、裏打ち材への該金属の前記の高率混入にもとづ
く。
は、ラテックス等の裏打ち材にアルミニウム等の熱伝導
性のよい金属の粉末もしくはペーストを高率で混入し、
この混合物を用いて裏打ちを施した表生地と、片面に電
気ヒーター線を配設した裏生地とを、裏打ち面と電気ヒ
ーター線配設面とで貼り合わせる、というものである。
この方法の実施により、表生地と裏生地の間に電気ヒー
ター線が配設され、表生地の裏打ち層中に、アルミニウ
ム等の熱伝導性のよい金属の粉末が高密度で分散してい
る電気カーペットが得られる。金属粉末の前記の高密度
分散は、裏打ち材への該金属の前記の高率混入にもとづ
く。
【0005】上記において、ラテックス等の裏打ち材に
は、カーペット生地の裏打ちに使用できるゴム系、その
他の樹脂系裏打ち材がすべて含まれる。熱伝導性のよい
金属には、アルミニウムのほか銅等を使用できる。金属
のペーストは、金属の粉末が高密度で分散しているのり
状物である。表生地には、わたのカーディングによって
得られるウエブの積層物にニードルパンチングを施して
成る不織布、又はタフテッドカーペット生地が使用さ
れ、裏生地には、前記と同様の不織布が使用されるが、
これらに限定されるものではない。本発明で用いる密度
の語は、金属粉末の分散の疎密の程度をあらわす。
は、カーペット生地の裏打ちに使用できるゴム系、その
他の樹脂系裏打ち材がすべて含まれる。熱伝導性のよい
金属には、アルミニウムのほか銅等を使用できる。金属
のペーストは、金属の粉末が高密度で分散しているのり
状物である。表生地には、わたのカーディングによって
得られるウエブの積層物にニードルパンチングを施して
成る不織布、又はタフテッドカーペット生地が使用さ
れ、裏生地には、前記と同様の不織布が使用されるが、
これらに限定されるものではない。本発明で用いる密度
の語は、金属粉末の分散の疎密の程度をあらわす。
【0006】
【作用】本発明によれば、表生地の裏打ち層中に熱伝導
性のよい金属の粉末が高密度で分散しているから、電気
ヒーター線から発する熱は、裏打ち層中の金属を介し
て、電気ヒーター線から離れた部分にも速やかに伝達
し、生地全体を短時間で暖めることができる。
性のよい金属の粉末が高密度で分散しているから、電気
ヒーター線から発する熱は、裏打ち層中の金属を介し
て、電気ヒーター線から離れた部分にも速やかに伝達
し、生地全体を短時間で暖めることができる。
【0007】
【実施例】ラテックスのエマルジョンにほぼ当量のアル
ミペーストを混入し、この混合物を用いて、表生地に使
用するニードルパンチングの不織布にロールコーターで
裏打ちを施す。この際、裏打ち層を薄くするために、前
記混合物を泡立たせ、この泡を塗布する。アルミペース
トの塗布量は生地1m2当たり100〜300gであ
る。裏打ちを施した不織布を乾燥する。
ミペーストを混入し、この混合物を用いて、表生地に使
用するニードルパンチングの不織布にロールコーターで
裏打ちを施す。この際、裏打ち層を薄くするために、前
記混合物を泡立たせ、この泡を塗布する。アルミペース
トの塗布量は生地1m2当たり100〜300gであ
る。裏打ちを施した不織布を乾燥する。
【0008】他方、裏生地に使用するニードルパンチン
グの不織布の片面に、電気ヒーター線を配線し仮止めを
する。前記の裏打ちを施した表生地の裏打ち面に、ロー
ルコーター又はスプレーにより接着剤を塗布し、前記電
気ヒーター線配設の裏生地に、該配設面で、表生地を貼
り合わせ、電気ヒーター線を固定する。この貼り合わせ
生地に、常法により、縁縫いを施し、プラグ及びリード
線を取り付け、本発明の電気カーペットを得る。
グの不織布の片面に、電気ヒーター線を配線し仮止めを
する。前記の裏打ちを施した表生地の裏打ち面に、ロー
ルコーター又はスプレーにより接着剤を塗布し、前記電
気ヒーター線配設の裏生地に、該配設面で、表生地を貼
り合わせ、電気ヒーター線を固定する。この貼り合わせ
生地に、常法により、縁縫いを施し、プラグ及びリード
線を取り付け、本発明の電気カーペットを得る。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、前記の作用の項で述べ
たように、裏打ち層中に高密度で分散している金属粉末
の熱伝達作用により、電気ヒーター線による熱を速やか
に生地全体に行き渡らせることができる。
たように、裏打ち層中に高密度で分散している金属粉末
の熱伝達作用により、電気ヒーター線による熱を速やか
に生地全体に行き渡らせることができる。
【0010】アルミ箔の熱伝導性を利用した従来の方法
は、アルミ箔を電気ヒーター線配設の裏生地に貼り合わ
せ、その上に表生地を貼り合わせるという、貼り合わせ
に二度手間を必要としたが、本発明によれば、表裏生地
の貼り合わせは一度で済むので、生産性が著しく改善さ
れた。
は、アルミ箔を電気ヒーター線配設の裏生地に貼り合わ
せ、その上に表生地を貼り合わせるという、貼り合わせ
に二度手間を必要としたが、本発明によれば、表裏生地
の貼り合わせは一度で済むので、生産性が著しく改善さ
れた。
【0011】従来、電気ヒーター線配設の裏生地に貼り
合わせる表生地は、それがタフテッド生地の場合はパイ
ルの抜脱を防ぐために、不織布の場合は腰を強くするた
めに、裏打ちが施されていた。そして裏打ち材には炭カ
ル等が混入されていた。したがって、本発明で裏打ちを
施し、裏打ち材に例えばアルミペーストを混入すること
は、従来法に比べて工程を格別複雑にするわけではな
く、しかも、アルミ箔を使用しない場合の従来法と同じ
の一度の貼り合わせで、該従来法よりも熱伝導効果にす
ぐれた電気カーペットが得られるのである。
合わせる表生地は、それがタフテッド生地の場合はパイ
ルの抜脱を防ぐために、不織布の場合は腰を強くするた
めに、裏打ちが施されていた。そして裏打ち材には炭カ
ル等が混入されていた。したがって、本発明で裏打ちを
施し、裏打ち材に例えばアルミペーストを混入すること
は、従来法に比べて工程を格別複雑にするわけではな
く、しかも、アルミ箔を使用しない場合の従来法と同じ
の一度の貼り合わせで、該従来法よりも熱伝導効果にす
ぐれた電気カーペットが得られるのである。
Claims (2)
- 【請求項1】表生地と裏生地の間に電気ヒーター線が配
設されている電気カーペットにおいて、ラテックス等の
裏打ち材により裏打ちを施された表生地の該裏打ち層中
に、アルミニウム等の熱伝導性のよい金属の粉末が高密
度で分散していることを特徴とする電気カーペット。 - 【請求項2】ラテックス等の裏打ち材にアルミニウム等
の熱伝導性のよい金属の粉末もしくはペーストを高率で
混入し、この混合物を用いて裏打ちを施した表生地と、
片面に電気ヒーター線を配設した裏生地とを、裏打ち面
と電気ヒーター線配設面とで貼り合わすことを特徴とす
る電気カーペットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18457995A JPH094860A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 電気カーペットとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18457995A JPH094860A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 電気カーペットとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094860A true JPH094860A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=16155684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18457995A Pending JPH094860A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 電気カーペットとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH094860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2700767A3 (en) * | 2012-08-21 | 2014-04-16 | Bruce Gregory | Improved heat transfer through interior cladding of living spaces |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06253967A (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-13 | Sharp Corp | 繊維敷物およびこれを利用した電気カーペット |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP18457995A patent/JPH094860A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06253967A (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-13 | Sharp Corp | 繊維敷物およびこれを利用した電気カーペット |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2700767A3 (en) * | 2012-08-21 | 2014-04-16 | Bruce Gregory | Improved heat transfer through interior cladding of living spaces |
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