JPH0948570A - リニアモータ及びリニアモータエレベータ - Google Patents

リニアモータ及びリニアモータエレベータ

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Publication number
JPH0948570A
JPH0948570A JP20064095A JP20064095A JPH0948570A JP H0948570 A JPH0948570 A JP H0948570A JP 20064095 A JP20064095 A JP 20064095A JP 20064095 A JP20064095 A JP 20064095A JP H0948570 A JPH0948570 A JP H0948570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
linear motor
frame
gap
counter weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP20064095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Tanae
俊一 田苗
Hideki Nihei
秀樹 二瓶
Ritsu Teramoto
律 寺本
Ichiro Nakamura
一朗 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH0948570A publication Critical patent/JPH0948570A/ja
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】可動子はギャップ長を調整させる方向のみに移
動可能とし、固定子には可動子を案内し、かつ所定のギ
ャップ以下にならないように可動子との間隔を保つ。 【効果】積層ゴムは進行方向は固いので、モータによる
推力はカウンタウェイト枠5aにすぐ伝わり、不要な振
動を生じることなく移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアモータ及びリニア
モータエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】リニアモータ駆動ロープ式エレベータの
構造は、例えば、実開平4−55278号公報に示されてい
る。これにはカウンタウェイトにリニアモータを搭載し
たものが記載されている。また、その固定子と可動子の
関係は特開平4−39284号公報に記載されている。
【0003】実開平4−55278号公報のリニアモータエレ
ベータでは、リニアモータがカウンタウェイトなどの移
動体に固定されており、カウンタウェイトを案内するガ
イドレール及びリニアモータの組立据付け精度によって
は、リニアモータ固定子,可動子間のギャップ変動によ
り、モータ特性の変動、あるいはリニアモータ可動子,
固定子の接触によるモータ破損などの恐れがあった。
【0004】これらを回避するために特開平4−39284号
公報ではリニアモータ可動子とこれを保持するブラケッ
トの間に弾性体を配置し、固定子と可動子間のギャップ
を一定に保持するものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−39284号公報
の方法では弾性体の作用によりギャップ維持はできる。
しかし、昇降方向に対しては所定位置を保持するように
係合している。しかも昇降方向クリアランスがない場合
摺動による磨耗を防ぐため潤滑が必要である。また昇降
方向クリアランスがある場合がたが生じて乗り心地が悪
くなる。推力がかかっているときはスムーズに動かな
い。
【0006】本発明の目的は、モータの固定子と可動子
間のギャップの維持が簡単に行え、かつモータの推力が
移動体に容易に伝わるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】カウンタウェイトに対し
て可動子はギャップ長を変化させる方向のみに滑らかに
移動可能とし、所定のギャップ長以下にならないように
可動子と固定子の間隔を保つ積層ゴムとストッパを設け
ることにより上記課題は解決される。
【0008】
【作用】可動子がギャップ長方向のみに滑らかな移動可
能なので、リニアモータの固定子とリニアモータのガイ
ド機構により所定のギャップ長を維持できる。
【0009】
【実施例】図1に本発明の実施例のリニアモータの説明
図を示す。図1(a)は、昇降路壁3aに向かって横か
ら見た図であり、図の前方に位置するガイドレール6
a,カウンタウェイト枠5aの一部などを省略した。図
1(b)は、昇降路壁3aに向かって見た図であり、図
の前方に位置する二次側の一部,ガイドレール6aの一
部を省略した。図1(c)は、リニアモータの進行方向
へ見た図でカウンタウェイト枠5aを省略した。
【0010】本発明の実施例では、エレベータのカウン
タウェイト枠5aはカウンタウェイト5b,モータ枠1
0からなる。カウンタウェイト枠5aはロープ4でかご
と接続される。モータの推力により、カウンタウェイト
枠5aが移動し、かごが上下動する。リニアモータ一次
側1はコイル1aが巻かれたコア1bからなる。二次側
2は裏張鉄板2bをもつ二次導体2aからなる。一次側
1を2枚の二次側2が、ギャップを介して挟む。二次側
2は昇降路壁面3aにブラケット3bで固定される。リ
ニアモータの一次側1はモータ枠10に入れられてい
る。モータ枠10はカウンタウェイト枠5aに積層ゴム
8bで取り付けられている。カウンタウェイト枠5aに
ガイドレール6aを走行するローラ6bが設けられ、カ
ウンタウェイト枠5aはガイドレール6aに案内され
る。モータ枠10とカウンタウェイト枠5aの間の積層
ゴム8bはモータ枠10の移動方向、及び図面の上下方
向へは固く、ギャップ方向、及び図面の前後方向,左右
方向へは軟らかくなっている構造である。さらにモータ
枠10には、二次側2との間隔を保つための、ギャップ
ローラ8aを設ける。図面の前後方向,左右方向の移動
を制限するストッパ12に設けられている。
【0011】これにより、リニアモータエレベータの加
工,組立,据えつけでガイドレール6aと二次側2の位
置関係にずれが生じた場合、カウンタウェイト枠5aは
ローラ6bによりガイドレール6aに沿って走行し、モ
ータ枠10はギャップローラ8aにより二次側2に沿っ
て走行してもカウンタウェイト枠5aとモータ枠10と
のずれは、積層ゴム8bで吸収され、不要な走行抵抗を
生じることがない。
【0012】本実施例では、従って積層ゴム8bは進行
方向は固いので、モータによる推力はカウンタウェイト
枠5aにすぐ伝わり、不要な振動を生じることなく移動
する。ストッパ12により積層ゴムの大変形し、破壊さ
れるのを防止できる。
【0013】図2に本発明の他の実施例を示す。以上の
構造は積層ゴムと等価な効果を有するリンク機構によっ
ても実現可能である。すなわちこれはリンク機構により
上下方向の変位を拘束し、ばねにより中立点を設定す
る。
【0014】図3に本発明の他の実施例を示す。これ
は、片側式リニアモータの進行方向から見た断面構造で
示す。
【0015】これは片側式リニアモータでの実施例であ
る。
【0016】二次側2にモータ枠10がギャップを介し
て設けられる。モータ枠10にはリニアモータ一次側が
組み込まれている。このリニアモータ一次側は二次側2
に面する側にスロットを設け、亀甲形状のコイル9が巻
かれている。先のギャップを維持するために、ギャップ
ローラ8aがモータ枠10に取り付けられ、二次側2上
を走行する。モータ枠10はカウンタウェイト枠5aと
図の左右,上方向に揺動可能なように積層ゴム8bで接
続されている。図には示さないが、リニアモータの一次
側の進行方向、すなわち、紙面に垂直な方向については
一次側とカウンタウェイト枠5aは固く接続されてい
る。さらにカウンタウェイト枠5aにはローラ6bが設
けられ、ガイドレール6aによって図の左右,上下方向
を指示案内される。
【0017】従って、ガイドレール6aと二次側2の組
立据え付けにずれが生じてもモータ枠10は二次側2に
沿ってギャップローラ8aによって走行し、カウンタウ
ェイト枠5aはローラ6bによってガイドレール6aに
沿って走行し、二次側のずれはモータ枠10とカウンタ
ウェイト枠5aの間の積層ゴム8bの変形で吸収され
る。
【0018】従って、片側式でも積層ゴム8bは進行方
向は固いので、モータによる推力はカウンタウェイト枠
5aにすぐ伝わり、不要な振動を生じることなく移動す
る。ここではギャップローラ8a用のガイドレールは二
次側2を用いたが、他に専用ガイドレールを設けてもい
い。
【0019】図3では片側リニアモータで適用した例を
示したが、これと同じ構造を持つ両側式にも適用でき
る。図4はその例を示す。
【0020】二次側2はL型の形状にする。図3の二つ
のモータ枠10が二次側2にギャップを介して設けられ
る。フレーム11には二つのモータ枠10が組み込まれ
ている。フレーム11はカウンタウェイト枠5aと図の
左右,上方向に揺動可能なように積層ゴム8bで接続さ
れている。図には示さないが、リニアモータの一次側の
進行方向すなわち紙面に垂直な方向については一次側と
カウンタウェイト枠5aは固く接続されている。さらに
カウンタウェイト枠5aにはローラ6bが設けられ、ガ
イドレール6aによって図の左右,上下方向を指示案内
される。
【0021】従って、ガイドレール6aと二次側2の組
立据え付けにずれが生じてもモータ枠10は二次側2に
沿ってギャップローラ8aによって走行し、カウンタウ
ェイト枠5aはローラ6bによってガイドレール6aに
沿って走行し、二次側のずれはモータ枠10とカウンタ
ウェイト枠5aの間の積層ゴム8bの変形で吸収され
る。
【0022】従って、両側式でも積層ゴム8bは進行方
向は固いので、モータによる推力はカウンタウェイト枠
5aにすぐ伝わり、不要な振動を生じることなく移動す
る。実施例では、カウンタウェイトにリニアモータを組
み込む構造としたが、エレベータのかごにリニアモータ
を組み込んでも良い。
【0023】また、実施例で、リニアモータはリニア誘
導モータで示したが、リニア同期モータ,リニア直流モ
ータなど誘導モータ以外の方式でも、片側式,両側式の
構造であるなら、一次側の積層ゴム8bを設けること
で、同様な効果を得られる。
【0024】また、以上の実施例では、一次側が移動し
二次側が固定のリニアモータの一次側を積層ゴム8bを
用いた機構を示したが、二次側が移動し、一次側が、固
定のリニアモータの二次側を積層ゴム8bでも同様な構
成をとることは可能であり、同様な効果を得ることがで
きる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、積層ゴムは進行方向は
固いので、モータによる推力はカウンタウェイト枠にす
ぐ伝わり、不要な振動を生じることなく移動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリニアモータの説明図。
【図2】本発明の第二の実施例の説明図。
【図3】本発明の第三の実施例の説明図。
【図4】本発明の第四の実施例の説明図。
【符号の説明】
1…リニアモータ一次側、1a…リニアモータ一次側コ
イル、1b…リニアモータ一次側コア、2…リニアモー
タ二次側、2a…リニアモータ二次側導体、2b…リニ
アモータ二次側ヨーク、3a…昇降路壁面、3b…ブラ
ケット、4…ロープ、5a…カウンタウェイト枠、5b
…カウンタウェイト、6a…ガイドレール、6b…ガイ
ドローラ、8a…ギャップローラ、8b…積層ゴム、1
0…モータ枠、12…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 一朗 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣合錘とかごをロープで接続し、前記釣合
    錘にリニアモータの可動子、昇降路側にリニアモータの
    固定子を設け、前記リニアモータでかごを上下動させる
    リニアモータエレベータにおいて、カウンタウェイト枠
    とモータ枠とを連結し、推力伝達方向には剛性大であ
    り、それと垂直な方向には剛性小である異方性ゴムによ
    る係合部材と、推力伝達方向に垂直な方向に対する前記
    カウンタウェイト枠と前記モータ枠との相対変位を一定
    値以下とするストッパ機構とを有することを特徴とする
    リニアモータエレベータ。
  2. 【請求項2】一次側はコアと複数のコイルからなり、前
    記コイルは二つの長辺と二つの短辺をもつ四辺形をな
    し、複数のギャップ面の各々に前記二つの長辺の各々が
    位置するように前記コイルが前記コア上に配置されてい
    る請求項1に記載のリニアモータ。
JP20064095A 1995-08-07 1995-08-07 リニアモータ及びリニアモータエレベータ Pending JPH0948570A (ja)

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