JPH0912248A - リニアモータ駆動エレベータ - Google Patents
リニアモータ駆動エレベータInfo
- Publication number
- JPH0912248A JPH0912248A JP16331095A JP16331095A JPH0912248A JP H0912248 A JPH0912248 A JP H0912248A JP 16331095 A JP16331095 A JP 16331095A JP 16331095 A JP16331095 A JP 16331095A JP H0912248 A JPH0912248 A JP H0912248A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary conductor
- hoistway
- linear motor
- elevator
- reinforcing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】リニアモータ駆動エレベータ装置は、昇降路1
の上部の建屋梁2に設置された滑車3a,3bに掛けら
れた主ロープ4の両端に、かご枠5と釣合いおもり6が
つるべ式に連結され、かご枠5には乗りかご7が設置さ
れている。エレベータ装置は、釣合いおもり6に設置さ
れた1次巻線8を励磁することにより、それに対応して
昇降路1に沿って上下方向に設置された2次導体9と1
次巻線8との間に相対的な推進力が発生し、この推進力
によって釣合いおもり6が2次導体9に沿って昇降路1
を上下方向に走行する。 【効果】釣合いおもり中にモータと2次導体を設置する
ことによって、釣合いおもりと昇降路の断面積を有効利
用でき、リニアモータ駆動エレベータ装置を小型,軽量
化できる。
の上部の建屋梁2に設置された滑車3a,3bに掛けら
れた主ロープ4の両端に、かご枠5と釣合いおもり6が
つるべ式に連結され、かご枠5には乗りかご7が設置さ
れている。エレベータ装置は、釣合いおもり6に設置さ
れた1次巻線8を励磁することにより、それに対応して
昇降路1に沿って上下方向に設置された2次導体9と1
次巻線8との間に相対的な推進力が発生し、この推進力
によって釣合いおもり6が2次導体9に沿って昇降路1
を上下方向に走行する。 【効果】釣合いおもり中にモータと2次導体を設置する
ことによって、釣合いおもりと昇降路の断面積を有効利
用でき、リニアモータ駆動エレベータ装置を小型,軽量
化できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアモータ駆動方式エ
レベータ装置に関する。
レベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロープ式エレベータは、昇降路
の上部に設置された滑車に掛かる主ロープの両端に乗り
かごと釣合いおもりがつるべ式に連結されている。この
ロープ式エレベータのうち、その駆動方式がリニアモー
タであるリニアモータ駆動エレベータでは、昇降体であ
る釣合いおもりにリニアモータの1次巻線が設置され、
それに対応してリニアモータの2次導体が昇降路に沿っ
て上下方向に設置される。リニアモータ駆動エレベータ
では、釣合いおもりに取付けられたリニアモータの1次
巻線を励磁することにより、2次導体と1次巻線との間
に相対的な推進力が発生し、この推進力によって釣合い
おもりが2次導体に沿って昇降路を上下方向に走行す
る。このとき、リニアモータの1次巻線と2次導体の隙
間であるエアギャップを一定とし、推進力を維持するた
め、及び釣合いおもりの横方向振動により釣合いおもり
と2次導体が接触しないために、釣合いおもりの2次導
体側にはギャップローラが設置されている。一方、乗り
かごは、昇降路の上部に設置された滑車に掛け渡された
主ロープによりこの釣合いおもりとつるべ式に連結され
ているため、釣合いおもりの走行動作に応じて昇降す
る。
の上部に設置された滑車に掛かる主ロープの両端に乗り
かごと釣合いおもりがつるべ式に連結されている。この
ロープ式エレベータのうち、その駆動方式がリニアモー
タであるリニアモータ駆動エレベータでは、昇降体であ
る釣合いおもりにリニアモータの1次巻線が設置され、
それに対応してリニアモータの2次導体が昇降路に沿っ
て上下方向に設置される。リニアモータ駆動エレベータ
では、釣合いおもりに取付けられたリニアモータの1次
巻線を励磁することにより、2次導体と1次巻線との間
に相対的な推進力が発生し、この推進力によって釣合い
おもりが2次導体に沿って昇降路を上下方向に走行す
る。このとき、リニアモータの1次巻線と2次導体の隙
間であるエアギャップを一定とし、推進力を維持するた
め、及び釣合いおもりの横方向振動により釣合いおもり
と2次導体が接触しないために、釣合いおもりの2次導
体側にはギャップローラが設置されている。一方、乗り
かごは、昇降路の上部に設置された滑車に掛け渡された
主ロープによりこの釣合いおもりとつるべ式に連結され
ているため、釣合いおもりの走行動作に応じて昇降す
る。
【0003】次に、リニアモータ駆動エレベータの停止
動作について説明する。リニアモータ駆動エレベータの
釣合いおもりには、電磁石,ばね,ブレーキレバー,ブ
レーキシューから構成されるブレーキ装置が設置されて
いる。このブレーキ装置は、電磁石が励磁していない場
合には、ばねの押し付け力によりブレーキシューがガイ
ドレールを挟み付けて、釣合いおもりを停止させる。ま
た、電磁石が励磁している場合には、その電磁力がばね
力を上回り、ブレーキシューがガイドレールから離れ、
釣合いおもりが走行可能な状態となる。このブレーキ装
置は、左右のガイドレールに対応して左右2個を釣合い
おもりの長辺方向に設置する。一方、リニアモータ駆動
エレベータは、通常のロープ式エレベータと同様にその
昇降路面積に占める釣合いおもりの断面積は小さく、乗
りかごと干渉せず、乗りかごの左右ガイドレール内に納
まるものが要求される。また、エレベータの行程は建築
物の高さに対応して数十mまで要求される場合がある。
動作について説明する。リニアモータ駆動エレベータの
釣合いおもりには、電磁石,ばね,ブレーキレバー,ブ
レーキシューから構成されるブレーキ装置が設置されて
いる。このブレーキ装置は、電磁石が励磁していない場
合には、ばねの押し付け力によりブレーキシューがガイ
ドレールを挟み付けて、釣合いおもりを停止させる。ま
た、電磁石が励磁している場合には、その電磁力がばね
力を上回り、ブレーキシューがガイドレールから離れ、
釣合いおもりが走行可能な状態となる。このブレーキ装
置は、左右のガイドレールに対応して左右2個を釣合い
おもりの長辺方向に設置する。一方、リニアモータ駆動
エレベータは、通常のロープ式エレベータと同様にその
昇降路面積に占める釣合いおもりの断面積は小さく、乗
りかごと干渉せず、乗りかごの左右ガイドレール内に納
まるものが要求される。また、エレベータの行程は建築
物の高さに対応して数十mまで要求される場合がある。
【0004】一般に、リニアモータ駆動エレベータに
は、例えば、特開平2−233489 号,特開平5−43167号,
特開平5−201654号公報に述べられている方式がある。
特開平2−233489号公報のリニアモータ駆動エレベータ
は、その2次導体を昇降路の上部から鋼棒で中実の円筒
型の2次導体を吊り下げる方式である。特開平5−43167
号公報に述べられているリニアモータ駆動エレベータ
は、T字型の2次導体を釣合いおもり左右のガイドレー
ル部に設置する構造である。特開平5−201654 号公報に
述べられているリニアモータ駆動エレベータは、T字型
の2次導体を釣合いおもりの長辺側の昇降路壁に設置す
る構造である。
は、例えば、特開平2−233489 号,特開平5−43167号,
特開平5−201654号公報に述べられている方式がある。
特開平2−233489号公報のリニアモータ駆動エレベータ
は、その2次導体を昇降路の上部から鋼棒で中実の円筒
型の2次導体を吊り下げる方式である。特開平5−43167
号公報に述べられているリニアモータ駆動エレベータ
は、T字型の2次導体を釣合いおもり左右のガイドレー
ル部に設置する構造である。特開平5−201654 号公報に
述べられているリニアモータ駆動エレベータは、T字型
の2次導体を釣合いおもりの長辺側の昇降路壁に設置す
る構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、特開平5−43167
号公報に述べられているT字型の2次導体を釣合いおも
りの左右のガイドレール部に設置する構造では、釣合い
おもり中に2次導体を左右2か所に設置しなくてはなら
ず、ブレーキ機構の設置に制約を受ける問題がある。ま
た、特開平5−201654 号公報に述べられているT字型の
2次導体を釣合いおもりの長辺側の昇降路壁に設置する
構造では、リニアモータに必要な推力を維持するために
釣合いおもりの短辺方向の2次導体長さが長くなるため
に、釣合いおもりの短辺方向の幅が大きくなり、乗りか
ごの断面積に対して昇降路の断面積が大きくなる問題が
ある。したがって、上記従来技術には、建屋の平面の有
効利用の点に問題があった。
号公報に述べられているT字型の2次導体を釣合いおも
りの左右のガイドレール部に設置する構造では、釣合い
おもり中に2次導体を左右2か所に設置しなくてはなら
ず、ブレーキ機構の設置に制約を受ける問題がある。ま
た、特開平5−201654 号公報に述べられているT字型の
2次導体を釣合いおもりの長辺側の昇降路壁に設置する
構造では、リニアモータに必要な推力を維持するために
釣合いおもりの短辺方向の2次導体長さが長くなるため
に、釣合いおもりの短辺方向の幅が大きくなり、乗りか
ごの断面積に対して昇降路の断面積が大きくなる問題が
ある。したがって、上記従来技術には、建屋の平面の有
効利用の点に問題があった。
【0006】また、特開平5−43167号および特開平2−2
01654 号公報に述べられているT字型の2次導体を昇降
路壁に固定する方式は、2次導体と建築物との熱膨張の
差によって2次導体に熱変形が発生する問題がある。こ
れを解決するために連続する相互の2次導体にギャップ
を設ける特開平5−70061号公報に開示されている方法も
あるが、2次導体のつなぎめでトルク変動を生じ乗り心
地が低下する問題がある。
01654 号公報に述べられているT字型の2次導体を昇降
路壁に固定する方式は、2次導体と建築物との熱膨張の
差によって2次導体に熱変形が発生する問題がある。こ
れを解決するために連続する相互の2次導体にギャップ
を設ける特開平5−70061号公報に開示されている方法も
あるが、2次導体のつなぎめでトルク変動を生じ乗り心
地が低下する問題がある。
【0007】特開平2−233489 号公報のリニアモータ駆
動エレベータは、その2次導体を昇降路の上部から鋼棒
で中実の円筒型の2次導体を吊り下げる方式である。こ
の方式の2次導体では、リニアモータの推力を得るため
の磁場を形成するために円筒型のアルミ合金の内側に鋼
棒が挿入されており、2次導体の重量が大きい。重量の
大きい2次導体は、昇降路上部に据付ける際の据付作業
が困難であり、また2次導体の支持方式も丈夫なものが
要求されるという問題があった。また、2次導体を昇降
路の上部と下部で支持しており、2次導体の質量に対し
剛性が十分でないと地震時に2次導体が過大な横揺れが
発生する現象があり、このためエレベータの行程が短く
なる問題があった。
動エレベータは、その2次導体を昇降路の上部から鋼棒
で中実の円筒型の2次導体を吊り下げる方式である。こ
の方式の2次導体では、リニアモータの推力を得るため
の磁場を形成するために円筒型のアルミ合金の内側に鋼
棒が挿入されており、2次導体の重量が大きい。重量の
大きい2次導体は、昇降路上部に据付ける際の据付作業
が困難であり、また2次導体の支持方式も丈夫なものが
要求されるという問題があった。また、2次導体を昇降
路の上部と下部で支持しており、2次導体の質量に対し
剛性が十分でないと地震時に2次導体が過大な横揺れが
発生する現象があり、このためエレベータの行程が短く
なる問題があった。
【0008】本発明の第1の目的は、釣合いおもりの小
型化を図ることによって、建屋平面と昇降路断面を有効
に利用することとブレーキの設置を容易にすることにあ
る。本発明の第2の目的は、2次導体の剛性を十分に高
くして地震時に2次導体に発生する過大な横揺れを防止
して、エレベータの行程を十分に長くすることにある。
型化を図ることによって、建屋平面と昇降路断面を有効
に利用することとブレーキの設置を容易にすることにあ
る。本発明の第2の目的は、2次導体の剛性を十分に高
くして地震時に2次導体に発生する過大な横揺れを防止
して、エレベータの行程を十分に長くすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、昇降
路中央に釣合いおもりの長辺方向に並行に一連の2次導
体を設置することで達成される。すなわち、釣合いおも
りを案内する左右のガイドレールを結ぶ線分の略中央で
あって前記線分と平行に二つの1次巻線を向い合って釣
合いおもりに配置し、前記1次巻線の中央に昇降路に沿
って上下方向に2次導体を昇降路に配置することによっ
て達成される。
路中央に釣合いおもりの長辺方向に並行に一連の2次導
体を設置することで達成される。すなわち、釣合いおも
りを案内する左右のガイドレールを結ぶ線分の略中央で
あって前記線分と平行に二つの1次巻線を向い合って釣
合いおもりに配置し、前記1次巻線の中央に昇降路に沿
って上下方向に2次導体を昇降路に配置することによっ
て達成される。
【0010】また、上記第2の目的は、前記2次導体の
横方向の剛性を上げるために2次導体の長辺方向に補強
部材を設置することで、すなわち、釣合いおもりを案内
する左右のガイドレールを結ぶ線分の略中央であって前
記線分と平行に二つの1次巻線が向い合って配置され、
前記1次巻線の中央に昇降路に沿って上下方向に平板型
2次導体が配置され、前記2次導体の水平方向の一端ま
たは両端に補強部材を設置することによって達成され
る。
横方向の剛性を上げるために2次導体の長辺方向に補強
部材を設置することで、すなわち、釣合いおもりを案内
する左右のガイドレールを結ぶ線分の略中央であって前
記線分と平行に二つの1次巻線が向い合って配置され、
前記1次巻線の中央に昇降路に沿って上下方向に平板型
2次導体が配置され、前記2次導体の水平方向の一端ま
たは両端に補強部材を設置することによって達成され
る。
【0011】
【作用】上記第1の目的を達成するように、昇降路中央
に釣合いおもりの長辺方向に並行に一連の2次導体が設
置されている。すなわち、1次巻線は、釣合いおもりを
案内する左右のガイドレールを結ぶ線分と平行に向い合
って釣合いおもりの略中央に配置されるので、1次巻線
の両側に十分なスペースができブレーキの実装が容易に
なる。また、釣合いおもりの長手方向と1次巻線の長手
方向が一致するので釣合いおもりの厚さが薄くできて、
その結果、昇降路面積が小さくできる。
に釣合いおもりの長辺方向に並行に一連の2次導体が設
置されている。すなわち、1次巻線は、釣合いおもりを
案内する左右のガイドレールを結ぶ線分と平行に向い合
って釣合いおもりの略中央に配置されるので、1次巻線
の両側に十分なスペースができブレーキの実装が容易に
なる。また、釣合いおもりの長手方向と1次巻線の長手
方向が一致するので釣合いおもりの厚さが薄くできて、
その結果、昇降路面積が小さくできる。
【0012】また、第2の目的は、釣合いおもりを案内
する左右のガイドレールを結ぶ線分の略中央であって線
分と平行に二つの1次巻線が向い合って配置され、釣合
いおもりの中央に板厚が薄い平板型2次導体が配置され
ているので、1次巻線と対面し推進力を発生する2次導
体の推進力発生部を除いた部分における空間の利用が可
能となって、2次導体の水平方向の一端または両端に補
強部材を設置することが可能になる。これによって2次
導体の剛性を上げることができ、地震時に2次導体に発
生する過大な横揺れを防止して、エレベータの行程を十
分に長くすることが達成される。
する左右のガイドレールを結ぶ線分の略中央であって線
分と平行に二つの1次巻線が向い合って配置され、釣合
いおもりの中央に板厚が薄い平板型2次導体が配置され
ているので、1次巻線と対面し推進力を発生する2次導
体の推進力発生部を除いた部分における空間の利用が可
能となって、2次導体の水平方向の一端または両端に補
強部材を設置することが可能になる。これによって2次
導体の剛性を上げることができ、地震時に2次導体に発
生する過大な横揺れを防止して、エレベータの行程を十
分に長くすることが達成される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図20を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0014】図1はリニアモータ駆動エレベータ装置の
斜視図である。このリニアモータ駆動エレベータ装置
は、昇降路1の上部の建屋梁2に設置された滑車3a,
3bに掛けられた主ロープ4の両端に、かご枠5と釣合
いおもり6がつるべ式に連結され、かご枠5には乗りか
ご7が設置されている。かかるエレベータ装置は、釣合
いおもり6に設置された1次巻線8を励磁することによ
り、それに対応して昇降路1に沿って上下方向に設置さ
れた2次導体9と1次巻線8との間に相対的な推進力が
発生し、この推進力によって釣合いおもり6が2次導体
9に沿って昇降路1を上下方向に走行する。また、釣合
いおもり6にはブレーキシュー10,ブレーキレバー1
1,コイル12から構成されるブレーキ装置が設置され
ており、コイル12を励磁することで釣合いおもり6の
走行可能状態と停止状態を切り替える。図1のように、
釣合いおもり6はおもり13,1次巻線8,ブレーキ装
置等から構成され、さらに昇降路1には釣合いおもり6
内の1次巻線8の間を上下に貫通する2次導体9が設置
されなければならない。エレベータ装置の一連の平板型
2次導体9は、釣合いおもり6のほぼ中央部に設置され
ている。それにより、このエレベータ装置では、ブレー
キ装置の設置スペースを要する釣合いおもり6内の横断
面を有効利用でき、エレベータ装置と昇降路1を小型化
できる。
斜視図である。このリニアモータ駆動エレベータ装置
は、昇降路1の上部の建屋梁2に設置された滑車3a,
3bに掛けられた主ロープ4の両端に、かご枠5と釣合
いおもり6がつるべ式に連結され、かご枠5には乗りか
ご7が設置されている。かかるエレベータ装置は、釣合
いおもり6に設置された1次巻線8を励磁することによ
り、それに対応して昇降路1に沿って上下方向に設置さ
れた2次導体9と1次巻線8との間に相対的な推進力が
発生し、この推進力によって釣合いおもり6が2次導体
9に沿って昇降路1を上下方向に走行する。また、釣合
いおもり6にはブレーキシュー10,ブレーキレバー1
1,コイル12から構成されるブレーキ装置が設置され
ており、コイル12を励磁することで釣合いおもり6の
走行可能状態と停止状態を切り替える。図1のように、
釣合いおもり6はおもり13,1次巻線8,ブレーキ装
置等から構成され、さらに昇降路1には釣合いおもり6
内の1次巻線8の間を上下に貫通する2次導体9が設置
されなければならない。エレベータ装置の一連の平板型
2次導体9は、釣合いおもり6のほぼ中央部に設置され
ている。それにより、このエレベータ装置では、ブレー
キ装置の設置スペースを要する釣合いおもり6内の横断
面を有効利用でき、エレベータ装置と昇降路1を小型化
できる。
【0015】図2はリニアモータ駆動エレベータ装置の
1次巻線8とおもり13の断面の見える高さで切った釣
合いおもり6の横断面図である。ここで、釣合いおもり
6は昇降路1内でガイドローラ15a,15bを介して
昇降路壁26に設置されたガイドレール17a,17b
に支持されている。また、リニアモータの推力を維持す
るために、ギャップローラ21a,21bが1次巻線8
の左右で2次導体9に接して設置されている。エレベー
タ装置では、釣合いおもり6内に設置された2次導体9
を中央平板型としてその両端にH型の補強部材を設置す
る構造とすることで、釣合いおもり6の左右方向と乗り
かご7側の長さを縮小でき、釣合いおもり6のガイドレ
ール17a,17bの左右幅を乗りかご7のガイドレー
ル18a,18bの左右幅以内に納めている。これによ
りエレベータ装置と昇降路1の横断面積を縮小でき、エ
レベータ装置の小型化とコスト低減が可能となる。ま
た、釣合いおもり6内で1次巻線8は1次巻線支持プレ
ート19を介して釣合いおもり横枠20a,20bに支
持されている。図3は、釣合いおもり6の側面図である
が、釣合いおもり6の縦方向のほぼ中央部に釣合いおも
り中央支持部材27を設置している。この中央支持部材
27を上下の横枠20,28間に設置することで、釣合
いおもり6の剛性を高め,変形,破壊しない構造として
いる。
1次巻線8とおもり13の断面の見える高さで切った釣
合いおもり6の横断面図である。ここで、釣合いおもり
6は昇降路1内でガイドローラ15a,15bを介して
昇降路壁26に設置されたガイドレール17a,17b
に支持されている。また、リニアモータの推力を維持す
るために、ギャップローラ21a,21bが1次巻線8
の左右で2次導体9に接して設置されている。エレベー
タ装置では、釣合いおもり6内に設置された2次導体9
を中央平板型としてその両端にH型の補強部材を設置す
る構造とすることで、釣合いおもり6の左右方向と乗り
かご7側の長さを縮小でき、釣合いおもり6のガイドレ
ール17a,17bの左右幅を乗りかご7のガイドレー
ル18a,18bの左右幅以内に納めている。これによ
りエレベータ装置と昇降路1の横断面積を縮小でき、エ
レベータ装置の小型化とコスト低減が可能となる。ま
た、釣合いおもり6内で1次巻線8は1次巻線支持プレ
ート19を介して釣合いおもり横枠20a,20bに支
持されている。図3は、釣合いおもり6の側面図である
が、釣合いおもり6の縦方向のほぼ中央部に釣合いおも
り中央支持部材27を設置している。この中央支持部材
27を上下の横枠20,28間に設置することで、釣合
いおもり6の剛性を高め,変形,破壊しない構造として
いる。
【0016】図4は本発明の一実施例である補強部材が
H型の2次導体の水平方向の振動特性図である。これ
は、昇降路の上部と下部で支持された2次導体の上下に
建屋から地震波が外乱として加わった場合の2次導体の
上下方向ほぼ中央部での振動特性を円筒型2次導体と比
較した図である。この図は、横軸に時間を縦軸に振動変
位を示している。図中実線で示したaは円筒型の2次導
体の振動応答波形,破線で示したbはaと同じ長さ25
mの本発明一実施例である横断面H型の2次導体の振動
特性,点線で示したcは長さ40mの横断面H型の2次
導体の振動特性である。2次導体の断面積のH型への改
善により同じ長さ25mでは、その振幅を約2/3に低
減できており、さらにH型2次導体では長さ40mでも
円筒型の2次導体の25mのものとほぼ同様な振動特性
を示している。
H型の2次導体の水平方向の振動特性図である。これ
は、昇降路の上部と下部で支持された2次導体の上下に
建屋から地震波が外乱として加わった場合の2次導体の
上下方向ほぼ中央部での振動特性を円筒型2次導体と比
較した図である。この図は、横軸に時間を縦軸に振動変
位を示している。図中実線で示したaは円筒型の2次導
体の振動応答波形,破線で示したbはaと同じ長さ25
mの本発明一実施例である横断面H型の2次導体の振動
特性,点線で示したcは長さ40mの横断面H型の2次
導体の振動特性である。2次導体の断面積のH型への改
善により同じ長さ25mでは、その振幅を約2/3に低
減できており、さらにH型2次導体では長さ40mでも
円筒型の2次導体の25mのものとほぼ同様な振動特性
を示している。
【0017】図5,図6は、本発明の一実施例のリニア
モータ駆動エレベータ装置の2次導体の横断面図と側面
図である。これは、図1ないし図3に示したリニアモー
タ駆動エレベータ装置の2次導体部である。2次導体4
5は複数がその上下で直列に連結され、その連結された
2次導体が昇降路の上下部で支持され、表面の2次導体
つなぎ板46でそれぞれ連結される。2次導体45は、
図中中央付近の導電部において、図では上下方向の剛性
を強化するために図中左右にH型の補強部が設置されて
いる。この補強部を付けることで、この2次導体45は
円筒型2次導体よりも著しく優れた剛性をもつ。また、
これらの2次導体45は押出し形材を用い、一体成形を
行うことで複雑な形状のものでも容易に加工できる。
モータ駆動エレベータ装置の2次導体の横断面図と側面
図である。これは、図1ないし図3に示したリニアモー
タ駆動エレベータ装置の2次導体部である。2次導体4
5は複数がその上下で直列に連結され、その連結された
2次導体が昇降路の上下部で支持され、表面の2次導体
つなぎ板46でそれぞれ連結される。2次導体45は、
図中中央付近の導電部において、図では上下方向の剛性
を強化するために図中左右にH型の補強部が設置されて
いる。この補強部を付けることで、この2次導体45は
円筒型2次導体よりも著しく優れた剛性をもつ。また、
これらの2次導体45は押出し形材を用い、一体成形を
行うことで複雑な形状のものでも容易に加工できる。
【0018】また、図6では2次導体つなぎ板46とボ
ルト47を用いて2次導体45a,45bの補強部で接
続することで、導電部は上下に滑らかな表面が連続する
構造となる。これにより、2次導体の推力に外乱が乗ら
ず、乗り心地の良いリニアモータ駆動エレベータ装置と
なる。
ルト47を用いて2次導体45a,45bの補強部で接
続することで、導電部は上下に滑らかな表面が連続する
構造となる。これにより、2次導体の推力に外乱が乗ら
ず、乗り心地の良いリニアモータ駆動エレベータ装置と
なる。
【0019】図7,図8は、2次導体48の図中左右方
向長さを縮小したものである。この構造では、2次導体
48が貫通する釣合いおもりの横断面のうち、2次導体
48の左右部に設置されるおもりとブレーキ装置の設置
スペースを拡大できる。また、2次導体つなぎ板49と
ボルト50を用いて2次導体48a,48bの補強部2
面で接続している。この構造とすることでつなぎ板49
の部品数を低減できる。
向長さを縮小したものである。この構造では、2次導体
48が貫通する釣合いおもりの横断面のうち、2次導体
48の左右部に設置されるおもりとブレーキ装置の設置
スペースを拡大できる。また、2次導体つなぎ板49と
ボルト50を用いて2次導体48a,48bの補強部2
面で接続している。この構造とすることでつなぎ板49
の部品数を低減できる。
【0020】図9,図10は、2次導体51の補強部を
閉じ断面としたものである。この形状は、閉じ断面とす
ることで、押出し形材を用いる場合に容易に成形され
る。2次導体つなぎ部材52とボルト53を用いて2次
導体51a,51bの補強部で接続している。2次導体
51bに対して接続部材52を嵌め込み、ボルト53で
固定し、接続部材52に2次導体51aを嵌め込み連結
する。この方式は、2次導体の組立てが容易であり、据
付け期間を短縮できる。また、2次導体表面の精度はモ
ータ効率に大きく影響するので重要であるが、2次導体
の補強部での高い精度は求められないので、2次導体の
剛性を増すためには図11に示すように2次導体60の
補強部は横方向に伸びていてもよく、その場合には、そ
の飛び出した部分も連結押え板61を設置し、上下の2
次導体の接続を行い、2次導体の強度を高められる。
閉じ断面としたものである。この形状は、閉じ断面とす
ることで、押出し形材を用いる場合に容易に成形され
る。2次導体つなぎ部材52とボルト53を用いて2次
導体51a,51bの補強部で接続している。2次導体
51bに対して接続部材52を嵌め込み、ボルト53で
固定し、接続部材52に2次導体51aを嵌め込み連結
する。この方式は、2次導体の組立てが容易であり、据
付け期間を短縮できる。また、2次導体表面の精度はモ
ータ効率に大きく影響するので重要であるが、2次導体
の補強部での高い精度は求められないので、2次導体の
剛性を増すためには図11に示すように2次導体60の
補強部は横方向に伸びていてもよく、その場合には、そ
の飛び出した部分も連結押え板61を設置し、上下の2
次導体の接続を行い、2次導体の強度を高められる。
【0021】図12ないし図14は、2次導体に対して
別部材で構成される補強部材を設置した本発明の実施例
である。図12は、2次導体55の両端にH鋼または横
断面H字状の金属,合成樹脂,木材等の部材を設置する
ことで図5とほぼ同様の形状となり、横方向に高い剛性
をもつ構造となる。また、この補強部材56を2次導体
55より強度の高い部材とすることで、図中上下方向の
長さを短縮できる。図13は、2次導体55に対して補
強部材58を図中下側のみに設置した2次導体部の横断
面図である。この構造とすることで2次導体55と対応
して設置される釣合いおもり中の1次巻線の図中上側の
強度を増加させることができる。また、図14は、2次
導体55に対して補強部材58を図中左右互い違いに設
置した2次導体部の横断面図である。この構造とするこ
とで2次導体55と対応して設置される釣合いおもり中
の1次巻線の支持を強化できる。
別部材で構成される補強部材を設置した本発明の実施例
である。図12は、2次導体55の両端にH鋼または横
断面H字状の金属,合成樹脂,木材等の部材を設置する
ことで図5とほぼ同様の形状となり、横方向に高い剛性
をもつ構造となる。また、この補強部材56を2次導体
55より強度の高い部材とすることで、図中上下方向の
長さを短縮できる。図13は、2次導体55に対して補
強部材58を図中下側のみに設置した2次導体部の横断
面図である。この構造とすることで2次導体55と対応
して設置される釣合いおもり中の1次巻線の図中上側の
強度を増加させることができる。また、図14は、2次
導体55に対して補強部材58を図中左右互い違いに設
置した2次導体部の横断面図である。この構造とするこ
とで2次導体55と対応して設置される釣合いおもり中
の1次巻線の支持を強化できる。
【0022】また、図12,図13の2次導体部の昇降
路上下方向の接続方法を図15,図16に示す。図15
では、補強部材63a,63bと64a,64bの接続
面66,67を2次導体55a,55bの接続面68に
対して上下方向にずらして設置してある。これにより、
2次導体の補強部材63,64を2次導体55の昇降路
上下方向の接続にも流用し、部品数を低減している。図
16では、補強部材63a,63bの接続面66を2次
導体55a,55bの接続面68に対して上下方向にず
らして設置してある。これにより、2次導体55の補強
部材63を2次導体55の昇降路上下方向の接続にも流
用し、部品数を低減している。
路上下方向の接続方法を図15,図16に示す。図15
では、補強部材63a,63bと64a,64bの接続
面66,67を2次導体55a,55bの接続面68に
対して上下方向にずらして設置してある。これにより、
2次導体の補強部材63,64を2次導体55の昇降路
上下方向の接続にも流用し、部品数を低減している。図
16では、補強部材63a,63bの接続面66を2次
導体55a,55bの接続面68に対して上下方向にず
らして設置してある。これにより、2次導体55の補強
部材63を2次導体55の昇降路上下方向の接続にも流
用し、部品数を低減している。
【0023】図17は釣合いおもりのモータ部の断面図
である。1次巻線8は釣合いおもり中の1次巻線支持プ
レート81上に設置され、1次巻線支持プレート81は
釣合いおもり横枠20a,20bにばね84を介して連
結されている。図17の構造は、釣合いおもりの走行に
伴う振動をばねが吸収でき、乗り心地の良いエレベータ
を構成する。
である。1次巻線8は釣合いおもり中の1次巻線支持プ
レート81上に設置され、1次巻線支持プレート81は
釣合いおもり横枠20a,20bにばね84を介して連
結されている。図17の構造は、釣合いおもりの走行に
伴う振動をばねが吸収でき、乗り心地の良いエレベータ
を構成する。
【0024】図18,図19はリニアモータ駆動エレベ
ータ装置のブレーキ装置の横断面図と側面図である。ブ
レーキ装置は電磁石108,ばね102,ブレーキレバ
ー103,ブレーキシュー104から構成される。この
ブレーキ装置は、電磁石108が励磁していない場合に
は、ばね102の引っ張り力によりブレーキシュー10
4がガイドレール105を挟み付けて、釣合いおもりを
停止させる。また、電磁石108が励磁している場合に
は、その電磁力がばね力を上回り、ブレーキシュー10
4がガイドレール105から離れ、釣合いおもりが走行
可能な状態となる。このブレーキ装置の特徴を説明す
る。このブレーキ装置は、その電磁石108が釣合いお
もり中の1次巻線の下部に2次導体9を挟んで2個設置
することで、2次導体9の図中横方向の領域を有効活用
している。また、このブレーキ装置のブレーキシュー1
04は、この釣合いおもりのガイドレール105の表面
のうち、ガイドローラ15が接触支持されている部分と
違う部分を挟み込む構造となっている。ブレーキシュー
104の接触によりガイドレール105の表面は傷つ
き、凸凹となるが、ガイドレール105の走行部分と違
うのでレール外乱は発生せず、乗り心地を損なわない。
また、ガイドレール105の釣合いおもり側表面のL字
部内側を鈍角とすることでガイドレール105表面を有
効利用している。
ータ装置のブレーキ装置の横断面図と側面図である。ブ
レーキ装置は電磁石108,ばね102,ブレーキレバ
ー103,ブレーキシュー104から構成される。この
ブレーキ装置は、電磁石108が励磁していない場合に
は、ばね102の引っ張り力によりブレーキシュー10
4がガイドレール105を挟み付けて、釣合いおもりを
停止させる。また、電磁石108が励磁している場合に
は、その電磁力がばね力を上回り、ブレーキシュー10
4がガイドレール105から離れ、釣合いおもりが走行
可能な状態となる。このブレーキ装置の特徴を説明す
る。このブレーキ装置は、その電磁石108が釣合いお
もり中の1次巻線の下部に2次導体9を挟んで2個設置
することで、2次導体9の図中横方向の領域を有効活用
している。また、このブレーキ装置のブレーキシュー1
04は、この釣合いおもりのガイドレール105の表面
のうち、ガイドローラ15が接触支持されている部分と
違う部分を挟み込む構造となっている。ブレーキシュー
104の接触によりガイドレール105の表面は傷つ
き、凸凹となるが、ガイドレール105の走行部分と違
うのでレール外乱は発生せず、乗り心地を損なわない。
また、ガイドレール105の釣合いおもり側表面のL字
部内側を鈍角とすることでガイドレール105表面を有
効利用している。
【0025】図20はエレベータ昇降路の釣合いおもり
部の横断面図である。昇降路1には2次導体9の振動吸
収装置が設置されている。この振動吸収装置は、昇降路
壁26に支持板112がリンク113を介して固定さ
れ、図中上下方向に自由に動作できる構造となってい
る。支持板112の2次導体9側表面は防振ゴム114
が覆っており、支持板112は昇降路壁26にばね11
5と粘性ダンパ116で連結されてる。また、2次導体
9の補強部の昇降路壁側と乗りかご側表面は防振ゴム1
17で覆われている。2次導体9を昇降路上下部だけで
支持する方式のリニアモータ駆動エレベータ装置では、
その2次導体9が強風,地震の際に建屋の振動を外乱と
して受け、水平方向に大きく振動する。2次導体が振動
して振動吸収装置に接触した場合には、支持板に連結す
るばね115と粘性ダンパ116が振動を吸収して2次
導体9の変形,破損を防止できる。
部の横断面図である。昇降路1には2次導体9の振動吸
収装置が設置されている。この振動吸収装置は、昇降路
壁26に支持板112がリンク113を介して固定さ
れ、図中上下方向に自由に動作できる構造となってい
る。支持板112の2次導体9側表面は防振ゴム114
が覆っており、支持板112は昇降路壁26にばね11
5と粘性ダンパ116で連結されてる。また、2次導体
9の補強部の昇降路壁側と乗りかご側表面は防振ゴム1
17で覆われている。2次導体9を昇降路上下部だけで
支持する方式のリニアモータ駆動エレベータ装置では、
その2次導体9が強風,地震の際に建屋の振動を外乱と
して受け、水平方向に大きく振動する。2次導体が振動
して振動吸収装置に接触した場合には、支持板に連結す
るばね115と粘性ダンパ116が振動を吸収して2次
導体9の変形,破損を防止できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、まず第1に、釣合いお
もりの小型化を図り、建屋平面を有効に利用でき、ブレ
ーキの設置を容易にできる。第2に、地震時に2次導体
に発生する過大な揺れを防止できる。第3に、2次導体
を軽量化し、据付工事が容易かつ安全にできる。
もりの小型化を図り、建屋平面を有効に利用でき、ブレ
ーキの設置を容易にできる。第2に、地震時に2次導体
に発生する過大な揺れを防止できる。第3に、2次導体
を軽量化し、据付工事が容易かつ安全にできる。
【図1】本発明のリニアモータ駆動エレベータ装置全体
の斜視図。
の斜視図。
【図2】本発明の一実施例のリニアモータ駆動エレベー
タ装置の横断面図。
タ装置の横断面図。
【図3】本発明の釣合いおもりの側面図。
【図4】本発明の2次導体の振動特性の説明図。
【図5】本発明の一実施例の2次導体の横断面図。
【図6】本発明の一実施例の2次導体の側面図。
【図7】本発明の第二実施例の2次導体の横断面図。
【図8】本発明の第二実施例の2次導体の側面図。
【図9】本発明の第三実施例の2次導体の横断面図。
【図10】本発明の第三実施例の2次導体の側面図。
【図11】本発明の第四実施例の2次導体の横断面図。
【図12】本発明の第五実施例の説明図。
【図13】本発明の第六実施例の説明図。
【図14】本発明の第七実施例の説明図。
【図15】本発明の第八実施例の説明図。
【図16】本発明の第九実施例の説明図。
【図17】本発明の第十実施例の説明図。
【図18】本発明の第二の実施例のリニアモータ駆動エ
レベータ装置の横断面図。
レベータ装置の横断面図。
【図19】本発明の第二実施例のリニアモータ駆動エレ
ベータ装置の側面図。
ベータ装置の側面図。
【図20】本発明の第十一実施例の説明図。
1…昇降路、2…建屋上部梁、3…滑車、4…主ロー
プ、5…かご枠、6…釣合いおもり、7…乗りかご、8
…1次巻線、9…2次導体、10…ブレーキシュー、1
1…ブレーキレバー、12…コイル、13…おもり、1
7…釣合いおもりガイドレール、24…かご戸。
プ、5…かご枠、6…釣合いおもり、7…乗りかご、8
…1次巻線、9…2次導体、10…ブレーキシュー、1
1…ブレーキレバー、12…コイル、13…おもり、1
7…釣合いおもりガイドレール、24…かご戸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二瓶 秀樹 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 (72)発明者 奥名 健二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 寺本 律 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内
Claims (16)
- 【請求項1】エレベータの昇降路と、前記エレベータの
昇降路の上部に配置されている滑車と、前記滑車につる
べ式に掛け渡された主ロープと、前記主ロープの両端に
乗りかごと釣合いおもりがガイドレールに沿って懸垂さ
れるエレベータ装置において、前記釣合いおもりを案内
する左右の前記ガイドレールを結ぶ線分の略中央であっ
て前記線分と平行に二つの1次巻線が向い合って配置さ
れ、前記1次巻線の中央に前記昇降路に沿って上下方向
に2次導体が配置され、前記2次導体の水平方向の一端
または両端に補強部材を設置することを特徴とするリニ
アモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項2】エレベータの昇降路と、前記エレベータの
昇降路の上部に配置されている滑車と、前記滑車につる
べ式に掛け渡された主ロープと、前記主ロープの両端に
乗りかごと釣合いおもりがガイドレールに沿って懸垂さ
れるエレベータ装置において、前記釣合いおもりを案内
する左右の前記ガイドレールを結ぶ線分の略中央であっ
て前記線分と平行に二つの1次巻線が向い合って配置さ
れ、前記1次巻線の中央に前記昇降路に沿って上下方向
に平板型2次導体が配置され、前記2次導体は水平方向
の一端または両端に補強部材を有し、前記2次導体の上
部及び下部で昇降路に支持されることを特徴とするリニ
アモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項3】請求項2において、前記2次導体と前記補
強部材が一体部材であり、前記一体部材の横断面がH字
状をなし、前記昇降路に沿って上下方向に設置されるリ
ニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項4】請求項2において、前記2次導体と前記補
強部材が一体部材であり、前記一体部材の横断面がコの
字状をなし、昇降路に沿って上下方向に設置されるリニ
アモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項5】請求項2において、前記2次導体と前記補
強部材が一体部材であり、前記一体部材の横断面の水平
方向の一端または両端が円筒型の補強部材であるリニア
モータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項6】請求項5において、前記2次導体が上下方
向に複数で構成され、前記2次導体が前記円筒型の補強
部材の上下方向の嵌込み式の連結で接続されるリニアモ
ータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項7】請求項5において、前記2次導体が上下方
向に複数で構成され、前記複数の2次導体の補強部材の
上下方向の一端が凹部を有し、他端が凸部を有し、前記
凹部と凸部の嵌込み式の連結で前記複数の2次導体が接
続されるリニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項8】請求項2において、前記2次導体と前記補
強部材が別の部材であり、前記補強部材の横断面がH字
状をなし、昇降路に沿って上下方向に前記2次導体に設
置されるリニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項9】請求項2において、前記2次導体と前記補
強部材が別の部材であり、前記補強部材の横断面がコの
字状をなし、昇降路に沿って上下方向に前記2次導体に
設置されるリニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項10】請求項2において、前記2次導体と前記
補強部材が別の部材であり、前記補強部材が円筒型をな
し、昇降路に沿って上下方向に前記2次導体に設置され
るリニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項11】請求項2において、前記2次導体と前記
補強部材が別の部材であり、昇降路に沿って複数の前記
2次導体と前記補強部材が設置されており、前記補強部
材の継ぎ目の位置が、前記2次導体の継ぎ目の位置に対
して昇降方向にずらされているリニアモータ駆動エレベ
ータ装置。 - 【請求項12】請求項11において、前記複数の補強部
材が前記複数の2次導体の昇降方向の連結部材を兼ねる
リニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項13】請求項2において、前記2次導体を前記
2次導体に所定の張力を付与するとともに、前記2次導
体の振れを吸収する粘性ダンパを含む支持手段を介し
て、前記2次導体の両端をそれぞれ昇降路の上部,下部
に固定するリニアモータ駆動エレベータ装置。 - 【請求項14】請求項2において、前記昇降路の上下方
向の略中央部に前記昇降路の壁に支持された前記2次導
体の振動吸収手段と、前記2次導体の補強部材の表面に
固定された振動吸収手段を有するリニアモータ駆動エレ
ベータ装置。 - 【請求項15】請求項2において、前記昇降路の上下方
向の略中央部に前記昇降路の壁に支持された前記2次導
体の振動吸収手段と、前記2次導体の補強部材の表面に
固定された合成樹脂を有するリニアモータ駆動エレベー
タ装置。 - 【請求項16】請求項2において、前記2次導体に向い
合って配置されたブレーキコイルと前記左右のガイドレ
ールを挟み込むブレーキシューと前記ブレーキコイルと
ブレーキシューを結ぶ連結手段を有するリニアモータ駆
動エレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16331095A JPH0912248A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | リニアモータ駆動エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16331095A JPH0912248A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | リニアモータ駆動エレベータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0912248A true JPH0912248A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15771406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16331095A Pending JPH0912248A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | リニアモータ駆動エレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0912248A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116231A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 油圧エレベータのリニューアル方法及びその方法によりリニューアルされたロープ式エレベータ |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16331095A patent/JPH0912248A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116231A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 油圧エレベータのリニューアル方法及びその方法によりリニューアルされたロープ式エレベータ |
CN101734533A (zh) * | 2008-11-12 | 2010-06-16 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 液压电梯的更新方法以及利用该方法更新后的绳索式电梯 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6443266B2 (en) | Traction type elevator | |
EP1705147B1 (en) | Elevator with Vertical Vibration Compensation | |
US6234276B1 (en) | Traction type elevator having cable hitches securing cable ends to guide rails | |
JP5122953B2 (ja) | エレベータ | |
US6991069B1 (en) | Cable elevator with a drive plate | |
JP4255525B2 (ja) | エレベーター | |
JP4255523B2 (ja) | エレベーター | |
JP2012006695A (ja) | エレベータ乗りかごおよびエレベータ | |
JP5001013B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JPH0912248A (ja) | リニアモータ駆動エレベータ | |
JPH0585778U (ja) | エレベーターの緩衝器 | |
JP3700412B2 (ja) | トラクションエレベーター | |
US20160137458A1 (en) | Transportation system | |
JP2580899B2 (ja) | リニアモータ式エレベータのガイド装置 | |
JP3162017B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JPH0977417A (ja) | リニアモータ駆動エレベーター装置およびその組立方法 | |
EP0385277A2 (en) | Laterally suspending structure for elevator car | |
JP2009084058A (ja) | エレベーター | |
JPH10297844A (ja) | リニアモータ駆動エレベータ | |
JP2004123273A (ja) | エレベータの乗りかご | |
JP2549838Y2 (ja) | リニアモータ式エレベーターのかご吊り構造 | |
JPH07144848A (ja) | リニアモータの固定子支持装置 | |
JPH0958945A (ja) | リニアモータ駆動エレベーター | |
JPH0692572A (ja) | 斜行エレベータのロープガイド装置 | |
JPH0867461A (ja) | リニアモータエレベータ |