JPH0948116A - プリンタ装置 - Google Patents
プリンタ装置Info
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- JPH0948116A JPH0948116A JP20110795A JP20110795A JPH0948116A JP H0948116 A JPH0948116 A JP H0948116A JP 20110795 A JP20110795 A JP 20110795A JP 20110795 A JP20110795 A JP 20110795A JP H0948116 A JPH0948116 A JP H0948116A
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- JP
- Japan
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- ink
- pressure chamber
- filter
- diaphragm
- nozzle
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタ装置の組立工程のゴミの管理の容易
化を図ると共に、部品数の削減による工程の簡素化、並
びにコストダウンを実現する。 【解決手段】 少なくとも濃度データに基づいて定量し
たインク22を吐出することによって記録を行うプリン
タ装置において、振動板12の一部に、インク中に含ま
れるゴミ等の粒子をトラップするフィルター27を設け
る。
化を図ると共に、部品数の削減による工程の簡素化、並
びにコストダウンを実現する。 【解決手段】 少なくとも濃度データに基づいて定量し
たインク22を吐出することによって記録を行うプリン
タ装置において、振動板12の一部に、インク中に含ま
れるゴミ等の粒子をトラップするフィルター27を設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の濃度とされ
たインク液滴を記録紙等に飛翔させて印画を行うプリン
タ装置に関し、特にインク流路中等に混入する塵挨のト
ラップ技術に関する。
たインク液滴を記録紙等に飛翔させて印画を行うプリン
タ装置に関し、特にインク流路中等に混入する塵挨のト
ラップ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるオンデマンド型インクジ
ェットプリンタは、記録信号に応じてインク液滴をノズ
ルより吐出して紙やフィルム等の記録媒体に記録するプ
リンタであり、小型化、低コスト化が可能なため近年急
速に普及しつつある。
ェットプリンタは、記録信号に応じてインク液滴をノズ
ルより吐出して紙やフィルム等の記録媒体に記録するプ
リンタであり、小型化、低コスト化が可能なため近年急
速に普及しつつある。
【0003】一方、近年、特にオフィスにおいてデスク
トップパブリッシングと呼ばれるコンピュータを用いた
文書作成が盛んに行われるようになってきている。ま
た、最近では、文字や図形だけではなく写真等のカラー
の自然画像を文字や図形とともに出力するという要求が
増加してきている。このように高品位な自然画像をプリ
ントするには中間調の再現が重要である。
トップパブリッシングと呼ばれるコンピュータを用いた
文書作成が盛んに行われるようになってきている。ま
た、最近では、文字や図形だけではなく写真等のカラー
の自然画像を文字や図形とともに出力するという要求が
増加してきている。このように高品位な自然画像をプリ
ントするには中間調の再現が重要である。
【0004】このオンデマンド型のインクジェットプリ
ンタにおいて、インク液滴を吐出するためには、例えば
ピエゾ素子を用いる方法や発熱素子を用いる方法が一般
的である。ピエゾ素子を用いる方法というのは、ピエゾ
素子の変形によりインクに圧力を与えノズルより吐出さ
せる方法である。一方、発熱素子を用いる方法というの
は、発熱素子によりインクを加熱沸騰させて発生する泡
の圧力でインクを吐出させる方法である。
ンタにおいて、インク液滴を吐出するためには、例えば
ピエゾ素子を用いる方法や発熱素子を用いる方法が一般
的である。ピエゾ素子を用いる方法というのは、ピエゾ
素子の変形によりインクに圧力を与えノズルより吐出さ
せる方法である。一方、発熱素子を用いる方法というの
は、発熱素子によりインクを加熱沸騰させて発生する泡
の圧力でインクを吐出させる方法である。
【0005】また、中間調を再現するためには、ピエゾ
素子または発熱素子に与える電圧やパルス幅を変化さ
せ、吐出する液滴サイズを制御することで印字ドットの
径を可変として諧調を表現するものや、ドット径は変化
させずに1画素を、例えば4×4のドットよりなるマト
リクスで構成し、このマトリクス単位でいわゆるディザ
法を用いて諧調表現を行うものがある。
素子または発熱素子に与える電圧やパルス幅を変化さ
せ、吐出する液滴サイズを制御することで印字ドットの
径を可変として諧調を表現するものや、ドット径は変化
させずに1画素を、例えば4×4のドットよりなるマト
リクスで構成し、このマトリクス単位でいわゆるディザ
法を用いて諧調表現を行うものがある。
【0006】図16には、インクジェットプリンタのプ
リントヘッド部分の断面図を示す。このプリントヘッド
は、主としてインクが満たされる圧力室を備える圧力室
ユニット101と、圧力室に満たされるインクを記録媒
体に向かって吐出させるピエゾユニット102からな
る。
リントヘッド部分の断面図を示す。このプリントヘッド
は、主としてインクが満たされる圧力室を備える圧力室
ユニット101と、圧力室に満たされるインクを記録媒
体に向かって吐出させるピエゾユニット102からな
る。
【0007】圧力室ユニット101は、インク103が
満たされる圧力室104と、この圧力室104に連通し
て設けられる吐出ノズル105を有したオリフィスプレ
ート106と、圧力室104を覆って設けられる振動板
107とからなる。圧力室104には、インクタンク1
08よりインク供給パイプ109を介して、振動板10
7に開設されたインク導入孔110よりインク103が
供給されるようになされている。
満たされる圧力室104と、この圧力室104に連通し
て設けられる吐出ノズル105を有したオリフィスプレ
ート106と、圧力室104を覆って設けられる振動板
107とからなる。圧力室104には、インクタンク1
08よりインク供給パイプ109を介して、振動板10
7に開設されたインク導入孔110よりインク103が
供給されるようになされている。
【0008】ピエゾユニット102は、圧電材と導電材
を交互に積層した積層ピエゾ素子111と、この積層ピ
エゾ素子111を支持する支持体112と、図示しない
ホルダーとからなる。積層ピエゾ素子111は、電圧の
印加により、例えば図中矢印Yで示す方向に変位し、そ
の先端に固定される振動板107を変位させることによ
って、圧力室104内の圧力を変化せしめ、該圧力室1
04内に満たされるインク103を吐出ノズル105よ
り吐出させるようになっている。
を交互に積層した積層ピエゾ素子111と、この積層ピ
エゾ素子111を支持する支持体112と、図示しない
ホルダーとからなる。積層ピエゾ素子111は、電圧の
印加により、例えば図中矢印Yで示す方向に変位し、そ
の先端に固定される振動板107を変位させることによ
って、圧力室104内の圧力を変化せしめ、該圧力室1
04内に満たされるインク103を吐出ノズル105よ
り吐出させるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このプリン
トヘッドを有するプリンタ装置では、インク103中或
いはインク経路中、さらにはインクタンク108の交換
時において、外部より混入する危険性のあるゴミ等の粒
子が圧力室104或いは吐出ノズル105内に混入しな
いように、フィルター113がインク供給パイプ109
内に設けられている。
トヘッドを有するプリンタ装置では、インク103中或
いはインク経路中、さらにはインクタンク108の交換
時において、外部より混入する危険性のあるゴミ等の粒
子が圧力室104或いは吐出ノズル105内に混入しな
いように、フィルター113がインク供給パイプ109
内に設けられている。
【0010】ところが、かかるフィルター113はイン
ク供給パイプ109内に設けられているので、プリンタ
装置の組立工程において、該フィルター113と圧力室
104間のインク流路中にゴミ等の如き粒子が混入した
場合は除去しようがない。そのため、プリンタ装置の組
立工程のゴミの管理を厳しくしなければならず、生産性
の低下を招く。
ク供給パイプ109内に設けられているので、プリンタ
装置の組立工程において、該フィルター113と圧力室
104間のインク流路中にゴミ等の如き粒子が混入した
場合は除去しようがない。そのため、プリンタ装置の組
立工程のゴミの管理を厳しくしなければならず、生産性
の低下を招く。
【0011】そこで本発明は、かかる従来の有する課題
を解決すべく提案されたものであり、プリンタ装置の組
立工程のゴミの管理の容易化を図ると共に、部品数の削
減による工程の簡素化、並びにコストダウンを実現する
プリンタ装置を提供することを目的とする。
を解決すべく提案されたものであり、プリンタ装置の組
立工程のゴミの管理の容易化を図ると共に、部品数の削
減による工程の簡素化、並びにコストダウンを実現する
プリンタ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプリンタ装
置においては、組立工程のゴミの管理の容易化を図るた
めに、振動板を構成する部材の一部に、ゴミをトラップ
するフィルターを設ける。また、部品点数の削減による
工程の簡略化を実現すべく、フィルターを振動板と同一
部材により形成する。
置においては、組立工程のゴミの管理の容易化を図るた
めに、振動板を構成する部材の一部に、ゴミをトラップ
するフィルターを設ける。また、部品点数の削減による
工程の簡略化を実現すべく、フィルターを振動板と同一
部材により形成する。
【0013】フィルターに形成する孔径は、インクまた
は希釈液の流れとフィルターとしての機能を考慮する
と、20μm以上、100μm以下とすることが望まし
い。
は希釈液の流れとフィルターとしての機能を考慮する
と、20μm以上、100μm以下とすることが望まし
い。
【0014】振動板を構成する部材の一部にフィルター
を設けることにより、プリンタ装置の組立工程におい
て、パイプと振動板間に混入したゴミ等の粒子が、この
振動板に設けられたフィルターにより除去される。
を設けることにより、プリンタ装置の組立工程におい
て、パイプと振動板間に混入したゴミ等の粒子が、この
振動板に設けられたフィルターにより除去される。
【0015】また、フィルターを振動板と同一部材とす
ることで、フィルター専用部品を形成する必要がなくな
り、部品点数の削減が図れ、組立工程の削減と同時に低
コスト化がなされる。
ることで、フィルター専用部品を形成する必要がなくな
り、部品点数の削減が図れ、組立工程の削減と同時に低
コスト化がなされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】実施の形態1 図1には、定量したインクと希釈液を混合し、その混合
液を吐出させるようにしたいわゆるキャリアジェット式
のプリンタ装置のプリントヘッド部分を示す。このプリ
ントヘッドは、主としてインク及び希釈液を混合吐出さ
せ、2つの圧力室を有するキャビティユニットである圧
力室ユニット1と、上記2つの圧力室に対応する第1の
ピエゾユニット2及び第2のピエゾユニット3からな
る。
液を吐出させるようにしたいわゆるキャリアジェット式
のプリンタ装置のプリントヘッド部分を示す。このプリ
ントヘッドは、主としてインク及び希釈液を混合吐出さ
せ、2つの圧力室を有するキャビティユニットである圧
力室ユニット1と、上記2つの圧力室に対応する第1の
ピエゾユニット2及び第2のピエゾユニット3からな
る。
【0018】圧力室ユニット1は、上述のようにインク
及び希釈液を混合吐出させるものであり、図2に拡大し
て示すように内部に例えば希釈液の吐出口とされる第1
のノズル4と、これに連通される第1の導入口5と、例
えばインクの吐出口となる第2のノズル6と、これに連
通される第2の導入口7とが略中央に形成される板状の
オリフィスプレート8と、図1に示すように圧力室側壁
9a,9b,9c,9d,9eが隔壁となって形成され
て、例えば希釈液の流路となる第1の圧力室10と、例
えばインクの流路となる第2の圧力室11と、振動板1
2により構成される。
及び希釈液を混合吐出させるものであり、図2に拡大し
て示すように内部に例えば希釈液の吐出口とされる第1
のノズル4と、これに連通される第1の導入口5と、例
えばインクの吐出口となる第2のノズル6と、これに連
通される第2の導入口7とが略中央に形成される板状の
オリフィスプレート8と、図1に示すように圧力室側壁
9a,9b,9c,9d,9eが隔壁となって形成され
て、例えば希釈液の流路となる第1の圧力室10と、例
えばインクの流路となる第2の圧力室11と、振動板1
2により構成される。
【0019】そして、このオリフィスプレート8におい
ては、図2に拡大して示すように、第1及び第2のノズ
ル4,6の一端が印字面となる一主面8aに臨み、上記
第1及び第2のノズル4,6に連通する第1及び第2の
導入口5,7の一端が、上記一主面8aに対向する面8
bに臨むようになされている。従って、第1の導入口5
と第1のノズル4は、全体としてオリフィスプレート8
を貫通し、第2の導入口7と第2のノズル6も全体とし
てオリフィスプレート8を貫通することとなる。また、
上記第1及び第2のノズル4,6は、図2中θで示すこ
れらの開口方向間の角度が45°をなすように形成され
ている。
ては、図2に拡大して示すように、第1及び第2のノズ
ル4,6の一端が印字面となる一主面8aに臨み、上記
第1及び第2のノズル4,6に連通する第1及び第2の
導入口5,7の一端が、上記一主面8aに対向する面8
bに臨むようになされている。従って、第1の導入口5
と第1のノズル4は、全体としてオリフィスプレート8
を貫通し、第2の導入口7と第2のノズル6も全体とし
てオリフィスプレート8を貫通することとなる。また、
上記第1及び第2のノズル4,6は、図2中θで示すこ
れらの開口方向間の角度が45°をなすように形成され
ている。
【0020】さらに、このオリフィスプレート8におい
ては、図1中に示すように、第1及び第2のノズル4,
6、第1及び第2の導入口5,7を挟むように、例えば
希釈液溜まりとなる第1のバッファータンク13と、例
えばインク溜まりとなる第2のバッファータンク14と
が、その開口部が印字面となる一主面8aに対向する面
8bに臨むようにして形成されている。
ては、図1中に示すように、第1及び第2のノズル4,
6、第1及び第2の導入口5,7を挟むように、例えば
希釈液溜まりとなる第1のバッファータンク13と、例
えばインク溜まりとなる第2のバッファータンク14と
が、その開口部が印字面となる一主面8aに対向する面
8bに臨むようにして形成されている。
【0021】このとき、上記オリフィスプレート8の一
主面8b側に隔壁として圧力室側壁9a,9b,9c,
9d,9eが積層形成され、上記圧力室側壁9a,9
b,9c,9d,9eの形成されていない部分により第
1のバッファータンク13の開口部と第1の導入口5の
開口部をつなぎ、流路となる第1の圧力室10が形成さ
れるとともに、第2のバッファータンク4の開口部と第
2の導入口7の開口部をつなぎ、流路となる第2の圧力
室11が形成されている。そして、上記圧力室側壁9
a,9b,9c,9d,9e上に振動板12が積層形成
され、上記第1及び第2の圧力室10,11が密閉され
ている。
主面8b側に隔壁として圧力室側壁9a,9b,9c,
9d,9eが積層形成され、上記圧力室側壁9a,9
b,9c,9d,9eの形成されていない部分により第
1のバッファータンク13の開口部と第1の導入口5の
開口部をつなぎ、流路となる第1の圧力室10が形成さ
れるとともに、第2のバッファータンク4の開口部と第
2の導入口7の開口部をつなぎ、流路となる第2の圧力
室11が形成されている。そして、上記圧力室側壁9
a,9b,9c,9d,9e上に振動板12が積層形成
され、上記第1及び第2の圧力室10,11が密閉され
ている。
【0022】また、上記第1のピエゾユニット2は、圧
電材と導電材とを交互に積層した板状の第1の積層ピエ
ゾ素子15と、上記第1の積層ピエゾ素子15の一方の
端部を固定する第1の支持体16と、上記第1の積層ピ
エゾ素子15の固定された第1の支持体16を圧力室ユ
ニット1に対して固定する図示しない第1のホルダーと
により構成される。一方の第2のピエゾユニット3にお
いても同様であり、第2の積層ピエゾ素子17が第2の
支持体18にその一端が固定され、これらはやはり図示
しない第2のホルダーにより圧力室ユニット1に対して
固定されている。
電材と導電材とを交互に積層した板状の第1の積層ピエ
ゾ素子15と、上記第1の積層ピエゾ素子15の一方の
端部を固定する第1の支持体16と、上記第1の積層ピ
エゾ素子15の固定された第1の支持体16を圧力室ユ
ニット1に対して固定する図示しない第1のホルダーと
により構成される。一方の第2のピエゾユニット3にお
いても同様であり、第2の積層ピエゾ素子17が第2の
支持体18にその一端が固定され、これらはやはり図示
しない第2のホルダーにより圧力室ユニット1に対して
固定されている。
【0023】上記第1及び第2の積層ピエゾ素子15,
17としては、圧電材と導電材を第1及び第2の圧力室
10,11の長手方向に直交する方向として積層したも
の、或いは長手方向に平行な方向に積層したもののどち
らを使用しても良い。積層ピエゾ素子は、電圧を加えら
れるとその積層方向に伸びる特性を有している。このた
め、前者の積層ピエゾ素子は、電圧の印加により第1及
び第2の圧力室10,11の長手方向に伸びる一方で、
これと直交する図1中上方向には縮むこととなる。した
がって、この積層ピエゾ素子は、圧力室に圧力を付与し
ないようになる。このようなピエゾ素子を、以下d31モ
ードと称する。一方、後者の積層ピエゾ素子は、電圧を
加えると第1及び第2の圧力室10,11の長手方向と
直交する方向に伸び、圧力室に圧力を付与するようにな
る。このようなピエゾ素子を、以下d33モードと称す
る。
17としては、圧電材と導電材を第1及び第2の圧力室
10,11の長手方向に直交する方向として積層したも
の、或いは長手方向に平行な方向に積層したもののどち
らを使用しても良い。積層ピエゾ素子は、電圧を加えら
れるとその積層方向に伸びる特性を有している。このた
め、前者の積層ピエゾ素子は、電圧の印加により第1及
び第2の圧力室10,11の長手方向に伸びる一方で、
これと直交する図1中上方向には縮むこととなる。した
がって、この積層ピエゾ素子は、圧力室に圧力を付与し
ないようになる。このようなピエゾ素子を、以下d31モ
ードと称する。一方、後者の積層ピエゾ素子は、電圧を
加えると第1及び第2の圧力室10,11の長手方向と
直交する方向に伸び、圧力室に圧力を付与するようにな
る。このようなピエゾ素子を、以下d33モードと称す
る。
【0024】そして、第1の積層ピエゾ素子15は、振
動板12を介して第1の圧力室10に対向するように配
されており、第2の積層ピエゾ素子17も振動板12を
介して第2の圧力室11に対向するように配されてい
る。
動板12を介して第1の圧力室10に対向するように配
されており、第2の積層ピエゾ素子17も振動板12を
介して第2の圧力室11に対向するように配されてい
る。
【0025】また、このプリントヘッドにおいては、図
1に示すように、第1の圧力室10に希釈液19を導入
するための希釈液収容タンク20が、希釈液供給パイプ
21を介して振動板12に取り付けられている。同様
に、第2の圧力室11にインク22を導入するためのイ
ンク収容タンク23が、インク供給パイプ24を介して
振動板12に取り付けられている。
1に示すように、第1の圧力室10に希釈液19を導入
するための希釈液収容タンク20が、希釈液供給パイプ
21を介して振動板12に取り付けられている。同様
に、第2の圧力室11にインク22を導入するためのイ
ンク収容タンク23が、インク供給パイプ24を介して
振動板12に取り付けられている。
【0026】希釈液収容タンク20は、振動板12に対
して垂直に設けられた希釈液供給パイプ21の先端に固
定されている。この希釈液収容タンク20内には、水等
の希釈液19が満たされている。一方、インク収容タン
ク23は、やはり振動板12に対して垂直に設けられた
インク供給パイプ24の先端に固定されている。このイ
ンク収容タンク23内には、イエローY、マゼンタM、
シアンC等のインク22が満たされている。
して垂直に設けられた希釈液供給パイプ21の先端に固
定されている。この希釈液収容タンク20内には、水等
の希釈液19が満たされている。一方、インク収容タン
ク23は、やはり振動板12に対して垂直に設けられた
インク供給パイプ24の先端に固定されている。このイ
ンク収容タンク23内には、イエローY、マゼンタM、
シアンC等のインク22が満たされている。
【0027】そして特に、このプリンタ装置では、希釈
液供給パイプ21と振動板12との接続部分に、希釈液
19中或いは希釈液経路中、さらには希釈液収容タンク
20の交換時において、外部より混入する危険性のある
ゴミ等の粒子が第1の圧力室10或いは第1の吐出ノズ
ル4内に混入しないように、フィルター26が設けられ
ている。同様に、インク供給パイプ24と振動板12と
の接続部分に、インク22中或いはインク経路中、さら
にはインク収容タンク23の交換時において、外部より
混入する危険性のあるゴミ等の粒子が第2の圧力室11
或いは第2の吐出ノズル6内に混入しないように、フィ
ルター27が設けられている。
液供給パイプ21と振動板12との接続部分に、希釈液
19中或いは希釈液経路中、さらには希釈液収容タンク
20の交換時において、外部より混入する危険性のある
ゴミ等の粒子が第1の圧力室10或いは第1の吐出ノズ
ル4内に混入しないように、フィルター26が設けられ
ている。同様に、インク供給パイプ24と振動板12と
の接続部分に、インク22中或いはインク経路中、さら
にはインク収容タンク23の交換時において、外部より
混入する危険性のあるゴミ等の粒子が第2の圧力室11
或いは第2の吐出ノズル6内に混入しないように、フィ
ルター27が設けられている。
【0028】図3には、第1の圧力室10に対応する部
分における振動板12の斜視図を示す。第1の積層ピエ
ゾ素子15が設けられる位置には、振動板12の厚みが
薄くされた第1の圧力室10に圧力付与に寄与する薄肉
部分28が設けられている。そして、希釈液供給パイプ
21と振動板12との接続部分には、ゴミをトラップす
るフィルター26が形成されている。
分における振動板12の斜視図を示す。第1の積層ピエ
ゾ素子15が設けられる位置には、振動板12の厚みが
薄くされた第1の圧力室10に圧力付与に寄与する薄肉
部分28が設けられている。そして、希釈液供給パイプ
21と振動板12との接続部分には、ゴミをトラップす
るフィルター26が形成されている。
【0029】かかるフィルター26は、図4に示すよう
に、円形をなす複数の孔部29が振動板12の一部に設
けられることにより形成されている。これら複数の孔部
29を希釈液19が通過することにより、希釈液19中
に含まれるゴミ等の粒子は、かかるフィルター26によ
り捕らえられることになる。
に、円形をなす複数の孔部29が振動板12の一部に設
けられることにより形成されている。これら複数の孔部
29を希釈液19が通過することにより、希釈液19中
に含まれるゴミ等の粒子は、かかるフィルター26によ
り捕らえられることになる。
【0030】このフィルター26は、振動板12の一部
に複数の孔部29が形成されることによりなるものであ
ることから、振動板12と同一部材からなる。このた
め、専用のフィルターを用意する必要がなくなり、部品
点数の削減、および組立工程の削減が図れる。また、希
釈液供給パイプ21と振動板12との間に混入したゴミ
等の粒子も、振動板12に設けられたフィルター26に
より除去することができるので、組立工程のゴミの管理
を厳しくする必要がなくなる。もちろん、希釈液収容タ
ンク20の交換時において外部から混入したゴミ等も、
このフィルター26によってトラップできる。
に複数の孔部29が形成されることによりなるものであ
ることから、振動板12と同一部材からなる。このた
め、専用のフィルターを用意する必要がなくなり、部品
点数の削減、および組立工程の削減が図れる。また、希
釈液供給パイプ21と振動板12との間に混入したゴミ
等の粒子も、振動板12に設けられたフィルター26に
より除去することができるので、組立工程のゴミの管理
を厳しくする必要がなくなる。もちろん、希釈液収容タ
ンク20の交換時において外部から混入したゴミ等も、
このフィルター26によってトラップできる。
【0031】ここでのフィルター26の孔径としては、
該孔部29を通過する液体の流路抵抗が高すぎると供給
が充分にされないので、20μm以上であることが望ま
しい。また、大きすぎるとフィルターとしての機能をし
なくなるので、100μm以下が望ましい。
該孔部29を通過する液体の流路抵抗が高すぎると供給
が充分にされないので、20μm以上であることが望ま
しい。また、大きすぎるとフィルターとしての機能をし
なくなるので、100μm以下が望ましい。
【0032】また、フィルター26に設けられる孔部2
9の形状は、フィルターとして機能すれば円形に限ら
ず、例えば図5に示すように矩形状であっても構わな
い。または、図6に示すような三角形状、或いは図7に
示すような六角形状であってもよい。
9の形状は、フィルターとして機能すれば円形に限ら
ず、例えば図5に示すように矩形状であっても構わな
い。または、図6に示すような三角形状、或いは図7に
示すような六角形状であってもよい。
【0033】なお、インク供給パイプ24と振動板12
との間に設けられるフィルター27も同様の構成とされ
ている。
との間に設けられるフィルター27も同様の構成とされ
ている。
【0034】図8にフィルター26が形成された振動板
12の製造方法の一例を示す。先ず、同図(a)に示す
ように、ニッケル等の箔材からなる振動板12の両面
に、ドライフィルム等の感光性樹脂30を貼り合わせ
る。そして、一方の感光性樹脂30に対して、孔部29
に対応したパターニングを施す。
12の製造方法の一例を示す。先ず、同図(a)に示す
ように、ニッケル等の箔材からなる振動板12の両面
に、ドライフィルム等の感光性樹脂30を貼り合わせ
る。そして、一方の感光性樹脂30に対して、孔部29
に対応したパターニングを施す。
【0035】次に、この感光性樹脂30をマスクとし
て、振動板12をエッチングした後、感光性樹脂30を
取り除く。すると、同図(b)に示すように、フィルタ
ー26として機能する複数の孔部29が形成される。
て、振動板12をエッチングした後、感光性樹脂30を
取り除く。すると、同図(b)に示すように、フィルタ
ー26として機能する複数の孔部29が形成される。
【0036】次いで、同図(c)に示すように、振動板
12の厚板部分の作成を目的として、感光性樹脂31を
振動板12の両面に設ける。そして、振動板12の一方
の面に設けられた感光性樹脂31に、厚板部分に対応し
たパターニングを施す。
12の厚板部分の作成を目的として、感光性樹脂31を
振動板12の両面に設ける。そして、振動板12の一方
の面に設けられた感光性樹脂31に、厚板部分に対応し
たパターニングを施す。
【0037】そして、同図(d)に示すように、メッキ
等の方法により振動板12を厚板とする。その後、感光
性樹脂31を除去して、振動板12を完成する。厚板部
分を設ける理由は、箔材のままであると、貼り合わせ等
の工程が行い難くなるためである。もちろん、必ず厚板
としなければならないことはない。
等の方法により振動板12を厚板とする。その後、感光
性樹脂31を除去して、振動板12を完成する。厚板部
分を設ける理由は、箔材のままであると、貼り合わせ等
の工程が行い難くなるためである。もちろん、必ず厚板
としなければならないことはない。
【0038】なお、孔部29の形成方法として、上述の
例ではエッチング法を用いたが、打ち抜き加工であって
もよい。
例ではエッチング法を用いたが、打ち抜き加工であって
もよい。
【0039】以上の構成からなるプリントヘッドにおい
ては、例えば希釈液19が希釈液収容タンク20から希
釈液供給パイプ21を通って第1のバッファータンク1
3に供給され、ここから図2に示すように第1の圧力室
10を通って第1の導入口5に連通する第1のノズル4
に充填され、該希釈液19により第1のノズル4の先端
部に第1のメニスカスD1 が形成される。
ては、例えば希釈液19が希釈液収容タンク20から希
釈液供給パイプ21を通って第1のバッファータンク1
3に供給され、ここから図2に示すように第1の圧力室
10を通って第1の導入口5に連通する第1のノズル4
に充填され、該希釈液19により第1のノズル4の先端
部に第1のメニスカスD1 が形成される。
【0040】一方のインクにおいても同様であり、イン
ク収容タンク23からインク供給パイプ24を通って第
2のバッファータンク14に供給され、ここから図2に
示すように第2の圧力室11を通って第2の導入口7に
連通する第2のノズル6に充填され、該インク22によ
り第2のノズル6の先端部に第2のメニスカスD2 が形
成される。
ク収容タンク23からインク供給パイプ24を通って第
2のバッファータンク14に供給され、ここから図2に
示すように第2の圧力室11を通って第2の導入口7に
連通する第2のノズル6に充填され、該インク22によ
り第2のノズル6の先端部に第2のメニスカスD2 が形
成される。
【0041】上記構成のプリントヘッドにより印刷を行
う場合、例えば第1及び第2の積層ピエゾ素子15,1
7として、いわゆるd33モードの積層ピエゾ素子を使用
している場合の駆動電圧の印加タイミングを図9に示
す。
う場合、例えば第1及び第2の積層ピエゾ素子15,1
7として、いわゆるd33モードの積層ピエゾ素子を使用
している場合の駆動電圧の印加タイミングを図9に示
す。
【0042】すなわち、図9(a)に示すように、印刷
前の待機時、図中(A)で示す時点において、予め第1
の積層ピエゾ素子15に例えば10[V]を印加してお
く。そして、印刷時には、ヘッドドライブ,ヘッド送り
制御,ドラム回転制御からの信号に基づいて、先ず第1
のノズル4への希釈液19の引き込みを行うべく、図中
(B)で示す時点で第1の積層ピエゾ素子15の印加電
圧を0[V]にする。これにより、第1の積層ピエゾ素
子15は縮小し第1の圧力室10の体積が増加し内圧が
負圧となり、希釈液19は第1のノズル4内に引き込ま
れる。
前の待機時、図中(A)で示す時点において、予め第1
の積層ピエゾ素子15に例えば10[V]を印加してお
く。そして、印刷時には、ヘッドドライブ,ヘッド送り
制御,ドラム回転制御からの信号に基づいて、先ず第1
のノズル4への希釈液19の引き込みを行うべく、図中
(B)で示す時点で第1の積層ピエゾ素子15の印加電
圧を0[V]にする。これにより、第1の積層ピエゾ素
子15は縮小し第1の圧力室10の体積が増加し内圧が
負圧となり、希釈液19は第1のノズル4内に引き込ま
れる。
【0043】そしてこれと同時、または少し遅れて図9
(b)に示すように、第2のノズル6からインク22を
押し出してしみ出させるべく、図中(C)で示す時点で
第2の積層ピエゾ素子17に駆動電圧、例えば10
[V]を150[μsec]与え、第2の積層ピエゾ素
子17を長手方向に伸長させ、振動板12を介して第2
の圧力室11に加圧し、第2のノズル6に内圧を加え
る。
(b)に示すように、第2のノズル6からインク22を
押し出してしみ出させるべく、図中(C)で示す時点で
第2の積層ピエゾ素子17に駆動電圧、例えば10
[V]を150[μsec]与え、第2の積層ピエゾ素
子17を長手方向に伸長させ、振動板12を介して第2
の圧力室11に加圧し、第2のノズル6に内圧を加え
る。
【0044】すると、インク22が第2のノズル6の外
から第1のノズル4の開口付近までしみ出し定量が行わ
れる。その後、第2のノズル6内にインク22を引き込
むべく、図中(D)で示す時点で第2のピエゾ素子17
の駆動電圧を0[V]に下げると、オリフィスプレート
8の一主面8a上に残ったインクは、第2のノズル6に
引き込まれ、第2のメニスカスD2 を形成する。
から第1のノズル4の開口付近までしみ出し定量が行わ
れる。その後、第2のノズル6内にインク22を引き込
むべく、図中(D)で示す時点で第2のピエゾ素子17
の駆動電圧を0[V]に下げると、オリフィスプレート
8の一主面8a上に残ったインクは、第2のノズル6に
引き込まれ、第2のメニスカスD2 を形成する。
【0045】なお、図9(b)中Tで示し、図中(C)
で示す時点と図中(D)で示す時点間で示されるインク
定量パルス幅は可変である。
で示す時点と図中(D)で示す時点間で示されるインク
定量パルス幅は可変である。
【0046】さらにこの状態で、第1のノズル4に再充
填されている希釈液19を吐出するべく、図9(a)中
に示すように、再充填の状態の図中(E)で示す時点か
ら図中(F)で示す時点で第1の積層ピエゾ素子15に
駆動電圧として、例えば20[V]を100[μse
c]加え、振動板12を介して第1の圧力室10に加圧
し、第1のノズル4に内圧を加える。
填されている希釈液19を吐出するべく、図9(a)中
に示すように、再充填の状態の図中(E)で示す時点か
ら図中(F)で示す時点で第1の積層ピエゾ素子15に
駆動電圧として、例えば20[V]を100[μse
c]加え、振動板12を介して第1の圧力室10に加圧
し、第1のノズル4に内圧を加える。
【0047】その結果、図中(G)で示す時点では上記
第1のノズル4内の内圧によって希釈液19が押し出さ
れ、前述の定量されたインク22は上記希釈液19と一
体となって所定濃度の液滴として吐出され、これが前述
のプリント紙に被着して印刷が行われる。
第1のノズル4内の内圧によって希釈液19が押し出さ
れ、前述の定量されたインク22は上記希釈液19と一
体となって所定濃度の液滴として吐出され、これが前述
のプリント紙に被着して印刷が行われる。
【0048】この後、第1のノズル4に希釈液19を引
き込むべく、図中(H)で示す時点で第1の積層ピエゾ
素子15の電圧を10[V]に下げると、第1の積層ピ
エゾ素子15の縮小により第1の圧力室10および第1
のノズル4の内圧は負圧となり、これにより希釈液19
は、第1のノズル4内に引き込まれる。この後、第1の
圧力室10及び第1のノズル4の内圧はやがて元に戻
り、図中(I)及び(J)で示す時点においては、希釈
液19は毛細管現象により第1のノズル4に再充填さ
れ、第1のメニスカスD1 を形成する。そして、図9
(a),(b)に示されるように、上記動作を繰り返す
ことで印刷がなされる。
き込むべく、図中(H)で示す時点で第1の積層ピエゾ
素子15の電圧を10[V]に下げると、第1の積層ピ
エゾ素子15の縮小により第1の圧力室10および第1
のノズル4の内圧は負圧となり、これにより希釈液19
は、第1のノズル4内に引き込まれる。この後、第1の
圧力室10及び第1のノズル4の内圧はやがて元に戻
り、図中(I)及び(J)で示す時点においては、希釈
液19は毛細管現象により第1のノズル4に再充填さ
れ、第1のメニスカスD1 を形成する。そして、図9
(a),(b)に示されるように、上記動作を繰り返す
ことで印刷がなされる。
【0049】第1及び第2の積層ピエゾ素子15,17
として、いわゆるd31モードの積層ピエゾ素子を使用し
た場合の駆動電圧の印加タイミングを図10に示す。こ
のd31モードの積層ピエゾ素子は、電圧の印加により第
1及び第2の圧力室10,11の長手方向に直交する方
向に縮むことから、前述のいわゆるd33モードの積層ピ
エゾ素子を使用した場合と正反対の挙動を示す。このた
め、駆動電圧の印加タイミングは、d33モードの積層ピ
エゾ素子を使用した場合の駆動電圧の印加タイミングを
示す図9を反転させた図となる。
として、いわゆるd31モードの積層ピエゾ素子を使用し
た場合の駆動電圧の印加タイミングを図10に示す。こ
のd31モードの積層ピエゾ素子は、電圧の印加により第
1及び第2の圧力室10,11の長手方向に直交する方
向に縮むことから、前述のいわゆるd33モードの積層ピ
エゾ素子を使用した場合と正反対の挙動を示す。このた
め、駆動電圧の印加タイミングは、d33モードの積層ピ
エゾ素子を使用した場合の駆動電圧の印加タイミングを
示す図9を反転させた図となる。
【0050】なお、オリフィスプレート8、圧力室側壁
9a,9b,9c,9d,9e、および振動板12に
は、ポリサルホン等の樹脂、ドライフィルムレジスト、
およびニッケル等の金属板をそれぞれ用いることができ
る。また、オリフィスプレート8は、上記のような樹脂
を射出成形して形成すれば良く、第1及び第2のノズル
4,6は、エキシマレーザ加工等により形成すれば良
い。
9a,9b,9c,9d,9e、および振動板12に
は、ポリサルホン等の樹脂、ドライフィルムレジスト、
およびニッケル等の金属板をそれぞれ用いることができ
る。また、オリフィスプレート8は、上記のような樹脂
を射出成形して形成すれば良く、第1及び第2のノズル
4,6は、エキシマレーザ加工等により形成すれば良
い。
【0051】このプリントヘッドの駆動回路は、図11
に示すように構成され、デジタル中間調データが他ブロ
ックより供給され、シリアルパラレル変換回路32によ
り各インク定量部(第2のピエゾ素子17)制御回路3
3および吐出制御回路34に送られる。シリアルパラレ
ル変換回路32より与えられたデジタル中間調データが
所定のしきい値以下の場合は、インク定量および吐出は
行わない。印字タイミングになると、他ブロックから印
字トリガが出力され、タイミング制御回路35がそれを
検出し、所定のタイミングでインク定量部コントロール
信号と吐出コントロール信号をそれぞれインク定量部制
御回路33および吐出制御回路34に出力する。それぞ
れの信号は、上述したタイミングで出力される。これに
したがって、インク定量部(第2のピエゾ素子17)3
6および吐出部(第1のピエゾ素子15)37に所定電
圧が印加される。
に示すように構成され、デジタル中間調データが他ブロ
ックより供給され、シリアルパラレル変換回路32によ
り各インク定量部(第2のピエゾ素子17)制御回路3
3および吐出制御回路34に送られる。シリアルパラレ
ル変換回路32より与えられたデジタル中間調データが
所定のしきい値以下の場合は、インク定量および吐出は
行わない。印字タイミングになると、他ブロックから印
字トリガが出力され、タイミング制御回路35がそれを
検出し、所定のタイミングでインク定量部コントロール
信号と吐出コントロール信号をそれぞれインク定量部制
御回路33および吐出制御回路34に出力する。それぞ
れの信号は、上述したタイミングで出力される。これに
したがって、インク定量部(第2のピエゾ素子17)3
6および吐出部(第1のピエゾ素子15)37に所定電
圧が印加される。
【0052】実施の形態2 この例は、濃度諧調されたインクを吐出させるインクジ
ェットプリンタの例である。このインクジェットプリン
タにおけるプリントヘッドは、インクのみを吐出させる
ものであるため、ノズルが1つであることを除けば、キ
ャリアジェットプリンタのプリントヘッドと基本的に同
じ構成である。
ェットプリンタの例である。このインクジェットプリン
タにおけるプリントヘッドは、インクのみを吐出させる
ものであるため、ノズルが1つであることを除けば、キ
ャリアジェットプリンタのプリントヘッドと基本的に同
じ構成である。
【0053】このプリントヘッドにおけるオリフィスプ
レート38には、濃度諧調されたインク22のみを吐出
させるため、定量用のノズルは無く吐出ノズル39のみ
形成されている。圧力室40とバッファータンク41
は、圧力室側壁42a,42b,42cによって囲まれ
ている。そして、これら圧力室40とバッファータンク
41を覆うようにして振動板43が設けられている。
レート38には、濃度諧調されたインク22のみを吐出
させるため、定量用のノズルは無く吐出ノズル39のみ
形成されている。圧力室40とバッファータンク41
は、圧力室側壁42a,42b,42cによって囲まれ
ている。そして、これら圧力室40とバッファータンク
41を覆うようにして振動板43が設けられている。
【0054】この振動板43の一部には、先のキャリア
ジェットプリンタのプリントヘッドのものと同じく、イ
ンク22中等に含まれるゴミ等の粒子をトラップするた
めのフィルター44が設けられている。このフィルター
44は、図3に示すものと同じく複数の孔部が形成され
ることにより形成されている。もちろん、孔部の形状
は、先の図4ないし図7のようにしてもよい。また、孔
径についても先の例と同じとされる。
ジェットプリンタのプリントヘッドのものと同じく、イ
ンク22中等に含まれるゴミ等の粒子をトラップするた
めのフィルター44が設けられている。このフィルター
44は、図3に示すものと同じく複数の孔部が形成され
ることにより形成されている。もちろん、孔部の形状
は、先の図4ないし図7のようにしてもよい。また、孔
径についても先の例と同じとされる。
【0055】また、積層ピエゾ素子45も同様の構成
で、一端側が支持体46に固定されている。この積層ピ
エゾ素子45は、先の実施の形態1の積層ピエゾ素子1
5,17とその構成および動作は同じである。
で、一端側が支持体46に固定されている。この積層ピ
エゾ素子45は、先の実施の形態1の積層ピエゾ素子1
5,17とその構成および動作は同じである。
【0056】インク供給パイプ47は、略L字状として
形成され、一端側が振動板43のフィルター44と対向
する位置に設けられ、他端側がインク収容タンク48に
接続されている。
形成され、一端側が振動板43のフィルター44と対向
する位置に設けられ、他端側がインク収容タンク48に
接続されている。
【0057】このように構成されたプリントヘッドで
は、やはり振動板43の一部にフィルター44が設けら
れているので、先のキャリアジェットプリンタのプリン
トヘッドのものと同様、部品点数の削減並びに組立工程
のゴミの管理を厳しくする必要がなくなる。
は、やはり振動板43の一部にフィルター44が設けら
れているので、先のキャリアジェットプリンタのプリン
トヘッドのものと同様、部品点数の削減並びに組立工程
のゴミの管理を厳しくする必要がなくなる。
【0058】実施の形態3 ここでは、上述したプリントヘッドを実際に搭載したプ
リンタ装置について説明する。
リンタ装置について説明する。
【0059】プリントヘッドは、例えば図13に示すよ
うなシリアル型のプリンタ装置に搭載される。被印刷物
としてのプリント紙49は、ドラム軸方向に平行に設け
られた紙圧着ローラ50により、ドラム51に圧着保持
されている。そのドラム51の外周近傍には、送りネジ
52がドラム軸方向に平行に設けられている。そして、
この送りネジ52には、プリントヘッド53が保持され
ている。かかるプリントヘッド53は、送りネジ52の
回転によってドラム51の軸方向に移動するようになさ
れている。
うなシリアル型のプリンタ装置に搭載される。被印刷物
としてのプリント紙49は、ドラム軸方向に平行に設け
られた紙圧着ローラ50により、ドラム51に圧着保持
されている。そのドラム51の外周近傍には、送りネジ
52がドラム軸方向に平行に設けられている。そして、
この送りネジ52には、プリントヘッド53が保持され
ている。かかるプリントヘッド53は、送りネジ52の
回転によってドラム51の軸方向に移動するようになさ
れている。
【0060】一方、ドラム51は、プーリ54、ベルト
55、プーリ56を介してモータ57により回転駆動さ
れる。さらに、送りネジ52及びモータ57の回転とプ
リントヘッド53の駆動は、駆動制御部58により印画
データ及び制御信号59に基づいて駆動制御される。
55、プーリ56を介してモータ57により回転駆動さ
れる。さらに、送りネジ52及びモータ57の回転とプ
リントヘッド53の駆動は、駆動制御部58により印画
データ及び制御信号59に基づいて駆動制御される。
【0061】上記の構成においては、プリントヘッド5
3が移動して1行分の印字を行うと、ドラム51を1行
分だけ回転させて次の印字を行う。プリントヘッド53
が移動し印画する場合は、一方向の場合と往復方向の場
合とがある。
3が移動して1行分の印字を行うと、ドラム51を1行
分だけ回転させて次の印字を行う。プリントヘッド53
が移動し印画する場合は、一方向の場合と往復方向の場
合とがある。
【0062】図14は、ライン型の構成例である。この
場合は、図13に示すシリアル型のプリントヘッド53
及び送りネジ52の代わりに多数のヘッドがライン状に
配置されたラインヘッド60が軸方向に固定して設けら
れている。この構成では、ラインヘッド61で1行分の
印字が同時に行われ、印字が完了するとドラム51を1
行分だけ回転させて次の行の印字を行う。この場合、全
ラインを一括して印字したり、複数ブロックに分割した
り、1行おきに交互に印字する方法も考えられる。
場合は、図13に示すシリアル型のプリントヘッド53
及び送りネジ52の代わりに多数のヘッドがライン状に
配置されたラインヘッド60が軸方向に固定して設けら
れている。この構成では、ラインヘッド61で1行分の
印字が同時に行われ、印字が完了するとドラム51を1
行分だけ回転させて次の行の印字を行う。この場合、全
ラインを一括して印字したり、複数ブロックに分割した
り、1行おきに交互に印字する方法も考えられる。
【0063】図15には、印字及び制御系のブロック図
を示す。印字データなどの信号61は、信号処理制御回
路62に入力され、この信号処理制御回路62において
印字順番に揃えられて、ドライバ63を介してヘッド6
4に送られる。印字順番は、ヘッド64や印字部の構成
で異なり、また印字データの入力順番との関係もあり、
必要に応じてラインバッファメモリや1画面メモリなど
のメモリ65に一旦記録してから取り出す。ヘッド64
には、諧調信号や吐出信号を入力する。
を示す。印字データなどの信号61は、信号処理制御回
路62に入力され、この信号処理制御回路62において
印字順番に揃えられて、ドライバ63を介してヘッド6
4に送られる。印字順番は、ヘッド64や印字部の構成
で異なり、また印字データの入力順番との関係もあり、
必要に応じてラインバッファメモリや1画面メモリなど
のメモリ65に一旦記録してから取り出す。ヘッド64
には、諧調信号や吐出信号を入力する。
【0064】なお、マルチヘッドでノズル数が非常に多
い場合には、ヘッド64にICを搭載して、当該ヘッド
64に接続する配線数を減らすようにする。また、信号
処理制御回路62には、補正回路66が接続されてお
り、γ補正、カラーの場合の色補正、各ヘッドのばらつ
き補正などを行う。
い場合には、ヘッド64にICを搭載して、当該ヘッド
64に接続する配線数を減らすようにする。また、信号
処理制御回路62には、補正回路66が接続されてお
り、γ補正、カラーの場合の色補正、各ヘッドのばらつ
き補正などを行う。
【0065】補正回路66には、予め決められた補正デ
ータをROMマップ形式で格納しておき、外部条件、例
えばノズル番号、温度、入力信号などに応じて取り出す
ようにするのが一般的である。信号処理制御回路62
は、CPUやDSP構成としてソフトウエアで処理する
ことが一般的であり、処理された信号は各種制御部67
に送られる。
ータをROMマップ形式で格納しておき、外部条件、例
えばノズル番号、温度、入力信号などに応じて取り出す
ようにするのが一般的である。信号処理制御回路62
は、CPUやDSP構成としてソフトウエアで処理する
ことが一般的であり、処理された信号は各種制御部67
に送られる。
【0066】各種制御部67では、ドラム51及び送り
ネジ52を回転駆動するモータの駆動、同期、ヘッド5
3,60のクリーニング、プリント紙49の供給、排出
などの制御を行う。また、信号には、印字データ以外の
操作部信号や外部制御信号が含まれることは言うまでも
ない。
ネジ52を回転駆動するモータの駆動、同期、ヘッド5
3,60のクリーニング、プリント紙49の供給、排出
などの制御を行う。また、信号には、印字データ以外の
操作部信号や外部制御信号が含まれることは言うまでも
ない。
【0067】
【発明の効果】以上の説明からも明かなように、本発明
のプリンタ装置によれば、振動板の一部にフィルターを
設けているので、インクまたは希釈液中に含まれるゴミ
等の粒子はもちろん、このプリンタ装置の組立工程にお
いて供給パイプと振動板との間に混入した粒子も、かか
るフィルターにより除去することができ、組立工程のゴ
ミの管理を厳しくする必要がなくなる。
のプリンタ装置によれば、振動板の一部にフィルターを
設けているので、インクまたは希釈液中に含まれるゴミ
等の粒子はもちろん、このプリンタ装置の組立工程にお
いて供給パイプと振動板との間に混入した粒子も、かか
るフィルターにより除去することができ、組立工程のゴ
ミの管理を厳しくする必要がなくなる。
【0068】また、本発明のプリンタ装置によれば、フ
ィルターを振動板と同一部材としているので、部品点数
を削減することができ、組立工程の削減と同時に低コス
ト化を実現できる。
ィルターを振動板と同一部材としているので、部品点数
を削減することができ、組立工程の削減と同時に低コス
ト化を実現できる。
【図1】キャリアジェットプリンタにおけるプリントヘ
ッドの全体構成を示す断面図である。
ッドの全体構成を示す断面図である。
【図2】プリントヘッドの圧力室ユニット部分の断面図
である。
である。
【図3】振動板の斜視図である。
【図4】フィルター部分の拡大平面図である。
【図5】フィルター部分の他の例を示す拡大平面図であ
る。
る。
【図6】フィルター部分のさらに他の例を示す拡大平面
図である。
図である。
【図7】フィルター部分のさらに他の例を示す拡大平面
図である。
図である。
【図8】振動板の製造方法を順次示す断面図である。
【図9】駆動電圧の印加タイミングの一例を示すチャー
トである。
トである。
【図10】駆動電圧の印加タイミングの他の例を示すチ
ャートである。
ャートである。
【図11】プリントヘッドの駆動回路図である。
【図12】インクジェットプリンタにおけるプリントヘ
ッドの全体構成を示す断面図である。
ッドの全体構成を示す断面図である。
【図13】シリアル型プリンタ装置の概略構成図であ
る。
る。
【図14】ライン型プリンタ装置の概略構成図である。
【図15】制御系のブロック図である。
【図16】従来のインクジェットプリンタにおけるプリ
ントヘッドの全体構成を示す断面図である。
ントヘッドの全体構成を示す断面図である。
8,38 オリフィスプレート 12,43 振動板 19 希釈液 22 インク 20 希釈液収容タンク 23,48 インク収容タンク 26,27 フィルター
Claims (4)
- 【請求項1】 圧力室と、 この圧力室に連通する液体吐出ノズルと、 この圧力室を覆う振動板と、 この振動板上に設けられる圧力印加手段と、 圧力室へ液体を供給する供給路中に設けられ、振動板と
同一部材よりなるフィルタを有したプリントヘッドを備
えたことを特徴とするプリンタ装置。 - 【請求項2】 フィルタは、複数の穴部を有し、該穴径
は20μm以上、100μm以下であることを特徴とす
る請求項1記載のプリンタ装置。 - 【請求項3】 圧力室と、 この圧力室に連通する液体吐出ノズルと、 この圧力室を覆う振動板と、 この振動板上に設けられる圧力印加手段と、 圧力室へ液体を供給する供給路中であって、振動板を構
成する部材の一部に設けられたフィルタを有したプリン
トヘッドを備えたことを特徴とするプリンタ装置。 - 【請求項4】 フィルタは、複数の穴部を有し、該穴径
は20μm以上、100μm以下であることを特徴とす
る請求項3記載のプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20110795A JPH0948116A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | プリンタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20110795A JPH0948116A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | プリンタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0948116A true JPH0948116A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16435527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20110795A Withdrawn JPH0948116A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | プリンタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0948116A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004338401A (ja) * | 2003-04-30 | 2004-12-02 | Hewlett-Packard Development Co Lp | インクジェットプリントヘッド |
JP2006272806A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド用フィルタ及び液体噴射装置 |
US8882241B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-11-11 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid-jet head and liquid-jet head device |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP20110795A patent/JPH0948116A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004338401A (ja) * | 2003-04-30 | 2004-12-02 | Hewlett-Packard Development Co Lp | インクジェットプリントヘッド |
JP2006272806A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド用フィルタ及び液体噴射装置 |
US8882241B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-11-11 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid-jet head and liquid-jet head device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |