JPH10250116A - 媒体混合吐出用タンクおよび媒体混合プリンタ装置 - Google Patents

媒体混合吐出用タンクおよび媒体混合プリンタ装置

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JPH10250116A
JPH10250116A JP6154297A JP6154297A JPH10250116A JP H10250116 A JPH10250116 A JP H10250116A JP 6154297 A JP6154297 A JP 6154297A JP 6154297 A JP6154297 A JP 6154297A JP H10250116 A JPH10250116 A JP H10250116A
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JP
Japan
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medium
nozzle
pressure chamber
pressure
tank
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JP6154297A
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English (en)
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Toshiki Kagami
俊樹 加々美
Takashi Aihara
隆 相原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定量媒体と吐出媒体とを混合吐出させるプリ
ントヘッドを有するプリンタ装置において、吐出媒体ま
たは混合媒体のリバウンドがあっても、濃度階調を正確
に再現して高解像度の記録画像を形成する。 【解決手段】 吐出媒体が導入される第1の圧力室40
と、定量媒体が導入される第2の圧力室41とを有し、
第1の圧力室に連通する第1のノズル34及び第2の圧
力室に連通する第2のノズル36を近接開口して有し、
第2のノズルから第1のノズルに向けて定量媒体を滲み
出させた後、第1のノズルから吐出媒体を吐出させて定
量媒体と吐出媒体を混合吐出させるプリントヘッドを有
するプリンタ装置において、吐出媒体にかかる圧力が、
定量媒体にかかる圧力よりも高くならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定量媒体と吐出媒
体を混合吐出するプリンタ装置に関し、詳しくは、媒体
混合吐出用タンクおよび、これを備えた媒体混合プリン
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるオンデマンド型インクジ
ェットプリンタは、記録信号に応じてインク液滴をノズ
ルより吐出して、紙やフィルムなどの記録媒体に記録す
るプリンタであり、小型化、低コスト化が可能なため近
年急速に普及しつつある。一方近年、特にオフィスにお
いてデスクトップパブリッシングと呼ばれる、コンピュ
ータを用いた文書作成が盛んに行われるようになり、最
近では文字や図形だけでなく写真等のカラーの自然画像
を文字や図形とともに出力するという要求が増加してき
ている。このように高品位な自然画像をプリントするた
めには中間調の再現が重要である。
【0003】このオンデマンド型インクジェットプリン
タにおいて、インク液滴を吐出するためには、例えばピ
エゾ素子を用いる方法や発熱素子を用いる方法が一般的
である。 ピエゾ素子を用いる方法は、ピエゾ素子の変形
によりインクに圧力を与えノズルより吐出させるもので
あり、発熱素子を用いる方法は、発熱素子によりインク
を加熱沸騰させて発生する泡の圧力でインクを吐出させ
るものである。また中間調を再現するために、ピエゾ素
子または発熱素子に与える電圧やパルス幅を変化させ、
吐出する液滴サイズを制御することで印字ドットの径を
可変として階調を表現するものがある。
【0004】しかしながらこの方法では、ピエゾ素子或
いは発熱素子に与える電圧やパルス幅を下げすぎるとイ
ンクを吐出できなくなるため、最小液滴径に限界があ
り、表現可能な階調段数が少なく、特に低濃度の表現が
困難であり、自然画像をプリントアウトするには不十分
である。
【0005】また、第2の方法としては、ドット径は変
化させずに1画素を例えば4×4のドットよりなるマト
リクスで構成し、このマトリクス単位でいわゆるディザ
法を用いて階調表現を行う方法が挙げられる。なお、こ
の場合には17階調の表現が可能である。
【0006】しかしながらこの方法で、例えば第1の方
法と同じドット密度で印刷を行った場合、解像度は第1
の方法の1/4であり、荒さが目立つため、自然画像を
プリントアウトするには不十分である。
【0007】これに対して、本発明者らは、希釈液とイ
ンクを混合し、これらの混合液滴を吐出することによ
り、吐出されるインク液滴の濃度を変化させ、印刷され
るドットの濃度を制御することを可能にし、解像度の劣
化を発生させることなく階調を表現し、自然画像をプリ
ントアウトする方式のプリンタ装置を提案してきた。
【0008】このようなプリンタ装置のプリントヘッド
としては、吐出媒体が導入される第1のノズルと定量媒
体が導入される第2のノズルを互いに隣合うようにして
有し、第2のノズルから所定量の定量媒体を第1のノズ
ルに向けて滲み出させて当該第1のノズル開口近傍にて
吐出媒体と混合させ、第1のノズルから吐出媒体を定量
媒体と混合されている吐出媒体と共に押し出して、定量
媒体と吐出媒体を第1及び第2のノズルの面内方向に混
合吐出するようなプリントヘッドが挙げられる。なお、
上記定量媒体及び吐出媒体は、どちらか一方がインクで
あり、他方が希釈液であれば良い。
【0009】しかしながら、上記のようなプリントヘッ
ドにおいては、図22(a)(b)に示すように、プリ
ントヘッド301の第1及び第2のノズル302,30
3が開口するノズル開口面301aの第1及び第2のノ
ズル302,303の開口部周辺にインク、希釈液、混
合溶液等の液体304が広範囲に広がって付着し、以下
のような不都合を引き起こしていた。すなわち、上記の
ように第1及び第2のノズル302,303の開口部周
辺に液体304が広範囲にわたって付着していると、印
字の際に印字不要の部分にこの液体が付着して色が付い
てしまう、いわゆるかぶりが発生し、プリント不良を引
き起こしてしまう。
【0010】そこで、本発明者らは上記不都合を回避す
るために、ノズル周辺へのインク、希釈液、混合溶液の
広範囲にわたった付着を抑え、いわゆるかぶりに代表さ
れるプリント不良の発生を抑えることを目的とし、第1
および第2のノズルを有する面が、第1および第2の媒
体をはじく高い撥水性能を持つ面であるか、または撥水
処理を施した面を持つプリントヘッドを擁するプリンタ
装置を提案した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリント不
良を起こす原因は他にもある。吐出とは、液室内圧力の
急激な高騰によって、吐出液がノズルから飛び出すこと
を言うが、次の瞬間、液室内圧力の急激な低下により、
吐出しなかった吐出液は、ノズル内を急激に戻される。
この後、液室内の圧力が均衡する過程において、メニス
カスが安定に向かう。この過程において、ノズルから吐
出媒体が出てしまうほどの圧力が吐出媒体に加わること
がある。以下、この現象をリバウンドと呼ぶことにす
る。
【0012】このリバウンドにより、吐出に寄与しなか
った吐出媒体が定量ノズルに被さり、定量媒体とともに
定量ノズル内に引き込まれたり、そのまま次の定量媒体
と混ざることがあった。この場合、混合媒体により、入
力データと一致しない記録がなされるという問題を生じ
た。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、定量媒体と吐出媒体を混合吐出させ
るプリントヘッドを有するプリンタ装置において、吐出
媒体または混合媒体のリバウンドがあっても、吐出に寄
与しなかった吐出媒体が定量ノズルに被さり、定量媒体
とともに定量ノズル内に引き込まれることのないように
し、プリント不良の発生を抑えることができる媒体混合
吐出用タンクおよび、これを備えてなる媒体混合プリン
タ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る媒体混合吐出用タンク(図6を参照)
は、吐出媒体が導入される第1の圧力室40と、定量媒
体が導入される第2の圧力室41とを有し、上記第1の
圧力室40に連通する第1のノズル34及び第2の圧力
室41に連通する第2のノズル36を近接開口して有
し、第2のノズル36から第1のノズル34に向けて定
量媒体を滲み出させた後、第1のノズル34から吐出媒
体を吐出させて定量媒体と吐出媒体を混合吐出させるプ
リントヘッドを有するプリンタ装置において、吐出媒体
にかかる圧力が、定量媒体にかかる圧力よりも高くなら
ないようにしたことを特徴とする。また、本発明に係る
媒体混合プリンタ装置は、上記媒体混合吐出用タンクを
備えてなることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 実施の形態1 媒体混合吐出用タンク(以下、タンクと略記することが
ある)の構造例を図1に示す。このタンクは、シリアル
動作で印画するプリンタにおいて、プリントヘッドとと
もにスキャンするものである。図1(a)は媒体保持体
を挿入する前のタンクを、図1(b)は媒体保持体12
を挿入した後のタンクを、それぞれ示す。タンク10は
基本的に筐体11と、媒体を含む媒体保持体12と、気
泡およびごみを補集するフィルタ13とで構成される。
【0016】複数色で印画するプリンタにおいては、1
個のインク用タンク内に複数色分の収納室を設ける場合
と、複数色分のインク用タンクを設ける場合があり、吐
出媒体用タンクを複数設ける場合は、筐体の形状は吐出
媒体、インクで特に異なる必要はない。また、吐出媒体
用タンクを1個とする場合は、インク用タンクよりも吐
出媒体用タンクの筐体を大きくすることが好ましい。吐
出媒体用タンク筐体には、耐吐出媒体性のある材質を用
い、インク用タンク筐体には、耐インク性のある材質を
用いる。
【0017】図1に示すように筐体11には、媒体を図
示されないプリントヘッドへ導くための孔状の媒体供給
部14と、通気孔(図示せず)を設ける。媒体保持体1
2は、媒体を液体として保持し、必要量の媒体をプリン
トヘッド(図示せず)へ供給するものである。この場
合、吐出媒体保持体には、耐吐出媒体性のある材質を用
い、定量媒体保持体には、耐定量媒体性のある材質を用
いる。例えば媒体がインクの場合、耐インク性のあるポ
リエーテル、ポリビニルアルコール、メラミン、ポリオ
レフィン等の樹脂を用いる。これらの樹脂は通常、スポ
ンジ、パフなどと呼ばれる形態で使用する。これらは素
材を発泡させるなどして形成された空間が、毛管力で媒
体を吸液・保持する。媒体保持体は、材質や発泡率、圧
縮率などにより、その吸液性、保持性が異なる。媒体保
持体から媒体を吸い出そうとする圧力、言い換えれば媒
体保持体から媒体を放出しようとすることを「正圧が働
く」と呼ぶこととし、この圧力に抗し、媒体を保持しよ
うとすることを、「負圧が働く」と呼ぶことにする。
【0018】実施の形態2 図2は媒体保持体を備えたタンクの別例を示す断面図で
あり、図2(a)は定量媒体タンク10a、図2(b)
は吐出媒体タンク10bである。媒体保持体12は、定
量媒体用には例えば図2(a)に示すように、圧縮率の
低い(あまり圧縮されていない)スポンジを用い、吐出
媒体用には例えば図2(b)に示すように、圧縮率の高
い(よく圧縮された)スポンジを用いる。
【0019】実施の形態3 媒体保持体のほかにも、タンク内に負圧が働く要因があ
る。それは通気孔である。通気孔が極めて大きければ、
タンク内は大気にさらされているのと同じであるが、通
気孔が極めて小さければ、タンク内は閉じた空間と同じ
である。媒体は、媒体供給部を経てプリントヘッドへ供
給されるので、タンク内の圧力自体も影響を及ぼすので
ある。通気孔は、たとえばタンクの上部とし、吐出媒体
タンクの通気孔の開口面積よりも、定量媒体タンクの通
気孔の開口面積を大きくすることで、定量媒体タンクよ
りも吐出媒体タンクの方が負圧が高くなる。すなわち、
図3(a)は定量媒体タンク10a、吐出媒体タンク1
0bにそれぞれ1個の通気孔15a,15bを形成する
とともに、通気孔15aの径を通気孔15bより大きく
した場合である。図3(b)は、定量媒体タンク10a
に比較的小さい径の通気孔15aを複数形成し、吐出媒
体タンク10bには、径が通気孔15aとほぼ同一の通
気孔15bを1個形成したものである。
【0020】また、フィルタ〔図1(b)の符号13を
参照〕も、その仕様によってタンク内に負圧が働く要因
になりうる。媒体保持体の仕様は、用いる媒体の物性
(表面張力や粘度など)及び吐出周波数に起因する、プ
リットヘッドへの媒体供給速度によっても異なる。吐出
媒体タンク用フィルタには、耐吐出媒体性のある材質を
用い、定量媒体タンク用フィルタには、耐定量媒体性の
ある材質を用いる。フィルタは、編物状でも繊維状でも
よいが、ほつれるものはそれ自体がごみとなりうるの
で、好ましくない。
【0021】第1および第2のノズルを近接配置したと
き、リバウンドによって吐出媒体が定量ノズルに被さる
ことがある。このとき、ノズル間および定量ノズル外の
混合媒体は、吐出媒体タンクと定量媒体タンクの負圧の
働きの影響を受ける。つまり、定量媒体タンク内の圧力
が吐出媒体タンク内の圧力よりも低ければ、ノズル間お
よび定量ノズル外の混合媒体は定量ノズル内に引き込ま
れたり、定量媒体と混ざったりしてしまう。この結果、
データと異なる濃度の印画が次の出力時になされてしま
う。
【0022】なお、定量媒体は吐出媒体と異なり、吐出
に必要な急激な圧力変化が必要ないため、メニスカス
(図6の符号D1 ,D2 を参照)の安定過程において、
定量媒体がリバウンドを起こすという可能性は低い。し
たがって、ノズル間あるいは吐出ノズル外で混合媒体が
生じることがないので、吐出媒体タンク内の圧力を定量
媒体タンク内の圧力より低くしても、吐出ノズル内に混
合媒体が引き込まれることもない。
【0023】ノズル間に溝を設けたり、撥水処理を施し
たり、凸部を設けたりして、定量媒体を吐出ノズルに向
かいやすくしたプリントヘッドの場合は、リバウンドに
より生じた、吐出に寄与しない吐出媒体が、ノズル間に
処理を施さないヘッドの場合よりも定量ノズルに向かい
やすいため、ノズル間あるいは定量ノズル外の混合媒体
を定量ノズル内に引き込みやすい。したがって、吐出媒
体タンク内の圧力を定量媒体タンク内の圧力よりも低く
しておく効果は大きい。つぎに、この点に関する実施の
形態を示す。
【0024】実施の形態4 図4は媒体保持体を設けず、吐出ノズル(第1のノズ
ル)34および、定量ノズル(第2のノズル)36を下
向きに設けたプリントヘッド30の断面図である。この
実施の形態では、吐出ノズル34・定量ノズル36の出
口端に対して、定量媒体タンク10a内液面を−10m
mH2 0(水柱)、吐出媒体タンク10b内液面を−2
0mmH2 0としてある。なお、プリントヘッドの向
き、すなわち吐出ノズル・定量ノズルの向きは横向き、
あるいは上向きにすることもできる。また図4では媒体
タンクを、プリントヘッドとともにスキャンするものと
しても良いし、筐体固定タンクとして、媒体をプリント
ヘッドへチューブ状の媒体供給路を介して供給するよう
にすることもできる。
【0025】また、近接しているとはいえ吐出、定量両
ノズルは互いに独立しているので、リバウンドが起こら
なければ、吐出媒体タンクの内圧を定量媒体タンクの内
圧と等しくしても良い。この場合、媒体保持体を持たな
いタンクでは例えば、吐出・定量両ノズルの出口端に対
して、吐出媒体タンク内液面および定量媒体タンク内液
面を−10mmH2 0とする。この例においても媒体タ
ンクを、プリントヘッドとともにスキャンするものとし
ても良いし、筐体固定タンクとして、媒体をプリントヘ
ッドへチューブ状の媒体供給路を介して供給するように
することもできる。なお、定量ノズル内に引き込まれな
かった、ノズル間あるいは定量ノズル外の混合媒体は、
ワイパーなどのメンテナンス手段によってクリアすれば
よい。
【0026】実施の形態5 次に、本発明のプリンタ装置におけるプリントヘッドの
構成について示す。ただし、ここでは希釈液にインクを
混合しながらこれらを混合吐出する、いわゆるキャリア
ジェット方式のプリンタ装置のプリントヘッドの例につ
いて述べる。上記プリントヘッド30は、図5に示すよ
うに、インク及び希釈液を混合吐出させるもので、2種
類の圧力室を有する圧力室ユニット31と、上記2種類
の圧力室に対応する第1のピエゾユニット32及び第2
のピエゾユニット33により主に構成される。
【0027】上記圧力室ユニット31は、上述のように
インク及び希釈液を混合吐出させるものであり、図6に
一部を拡大して示すように、内部に希釈液の吐出口とさ
れる第1のノズル34と、これに連通される第1の導入
口35と、インクの吐出口となる第2のノズル36と、
これに連通される第2の導入口37とが、略中央に形成
される板状のオリフィスプレート38と、図5に示すよ
うに圧力室側壁39a,39b,39c,39d,39
eが隔壁となって形成されて希釈液の流路となる第1の
圧力室40と、インクの流路となる第2の圧力室41
と、振動板42とにより構成される。
【0028】そして、上記オリフィスプレート38にお
いては、図6に拡大して示すように、第1及び第2のノ
ズル34,36の一端が、印字面となる一主面38aに
臨み、上記第1及び第2のノズル34,36に連通する
第1及び第2の導入口35,37の一端が上記一主面3
8aに対向する裏面38bに臨むようになされている。
従って、第1の導入口35と第1のノズル34は全体と
してオリフィスプレート38を貫通し、第2の導入口3
7と第2のノズル36も全体としてオリフィスプレート
38を貫通することとなる。また、上記第1及び第2の
ノズル34,36は図6中θで示す、これらの開口方向
間の角度が例えば45°をなすように形成されている。
【0029】さらに、上記オリフィスプレート38にお
いては、図5に示すように、第1及び第2のノズル3
4,36、第1及び第2の導入口35,37を挟むよう
に希釈液溜まりとなる断面略コ字状の第1の供給室43
と、インク溜まりとなる断面略コ字状の第2の供給室4
4とが形成されている。そして、これらの供給室43,
44の開口部は、印字面となる一主面38aに対向する
裏面38bに臨んでいる。
【0030】このとき、上記オリフィスプレート38の
裏面38b側に、隔壁として圧力室側壁39a,39
b,39c,39d,39eが積層形成され、上記圧力
室側壁39a乃至39eの形成されていない部分により
第1の供給室43の開口部と第1の導入口35の開口部
とをつなぎ、流路となる第1の圧力室40が形成される
とともに、第2の供給室44の開口部と第2の導入口3
7の開口部とをつなぎ、流路となる第2の圧力室41が
形成されることとなる。そして、上記圧力室側壁39a
乃至39e上に振動板42が積層形成され、上記第1及
び第2の圧力室40,41が密閉されている。
【0031】また、上記第1のピエゾユニット32は、
圧電材と導電材とを交互に積層した板状の第1の積層ピ
エゾ素子45と、この積層ピエゾ素子45の一方の端部
を固定する第1の支持体46と、この支持体46を圧力
室ユニット31に対して固定する第1のホルダー47と
により構成される。他方の第2のピエゾユニット33に
おいても同様であり、第2の積層ピエゾ素子48の一端
が、第2の支持体49に固定され、これらは第2のホル
ダー50により圧力室ユニット31に対して固定されて
いる。
【0032】上記第1及び第2の積層ピエゾ素子45,
48としては、圧電材と導電材を第1及び第2の圧力室
40,41の長手方向に直交する方向に積層したもの、
或いは長手方向に平行な方向に積層したもののどちらを
使用しても良い。積層ピエゾ素子は、電圧を加えられる
とその積層方向に伸びる特性を有している。このため、
前者の積層ピエゾ素子45は、電圧の印加により第1及
び第2の圧力室40,41の長手方向に伸びる一方で、
これと直交する方向には縮むこととなる。従って、この
積層ピエゾ素子45は、圧力室に圧力を付与しないよう
になる。このような積層ピエゾ素子をd31モードの積
層ピエゾ素子と称する。
【0033】後者の積層ピエゾ素子48においては、電
圧を加えると第1及び第2の圧力室40,41の長手方
向と直交する方向に伸び、圧力室に圧力を付与するよう
になる。このような積層ピエゾ素子をd33モードの積
層ピエゾ素子と称する。そして、上記第1の積層ピエゾ
素子45は、振動板42を介して第1の圧力室40に対
向するように配されており、第2の積層ピエゾ素子48
も振動板42を介して第2の圧力室41に対向するよう
に配されている。
【0034】従って、上記のような構成のプリントヘッ
ド30においては、希釈液が、図示しない希釈液タンク
から図示しない供給管や供給溝を通って第1の供給室4
3に供給され、ここから図6に示すように第1の圧力室
40を通って第1の導入口35に連通する第1のノズル
34に充填され、該希釈液51により第1のノズル34
の先端部に第1のメニスカスD1 が形成される。
【0035】他方のインクにおいても同様であり、図示
しないインクタンクから図示しない供給管や供給溝を通
って第2の供給室44に供給され、ここから図6に示す
ように第2の圧力室41を通って第2の導入口37に連
通する第2のノズル36に充填され、このインク52に
よって、第2のノズル36の先端部に第2のメニスカス
2 が形成される。
【0036】実施の形態6 そして、本例のプリンタ装置においては、図7に模式的
に示すように、プリントヘッド30のオリフィスプレー
ト38の印字面であり、ノズル開口面でもある一主面3
8aの、第1のノズル34と第2のノズル36の間に図
中斜線部で示す親水加工部53を形成している。この親
水加工部53は、第2のノズル36の開口部から第1の
ノズル34の開口部間にわたって形成されている。な
お、この親水加工部53は、オリフィスプレート38の
一主面38aの所定の位置をコロナ処理や紫外線照射等
を施して形成すれば良い。
【0037】従って、上述のように、印刷を行うべく第
2のノズル36からインク52を滲み出させると、この
インク52はインクに対して濡れ性の良好な親水加工部
53を選択して伝って第1のノズル34に向けて供給さ
れることとなる。このため、インク52が親水加工部5
3以外の部分に漏れにくく、第1及び第2のノズル3
4,36の開口部周辺へのインクの付着が抑えられ、プ
リント不良の発生が抑えられ、濃度階調が正確に再現さ
れて高解像度の記録画像の形成が可能となる。
【0038】上述の例においては、親水加工部53を第
2のノズル36と第1のノズル34の開口部間にわたる
ものとしたが、この親水加工部は、第2のノズル36の
開口部から第1及び第2のノズルの開口部間の中途部ま
で形成しても良い。そしてこの場合には、上述のよう
に、所定量のインク52を第1のノズル34開口部近傍
に残存させて定量を行うべくインク52を第2のノズル
36内に引き込む際のインク52の引き込みが良好に行
われて、ノズル開口部周辺へのインク52の付着が抑え
られ、プリント不良の発生が抑えられ、濃度階調が正確
に再現されて高解像度の記録画像の形成が可能となる。
【0039】実施の形態7 さらに、上記のような親水加工部53の他に撥水加工部
を形成するようにしても良い。すなわち、図8に模式的
に示すように、プリントヘッド30のオリフィスプレー
ト38の一主面38aの、親水加工部53以外の部分に
撥水加工を施し、図8中、網掛け部にて示す撥水加工部
54を形成しても良い。
【0040】この場合においては、インク52は、親水
加工部53と撥水加工部54の濡れ性の差異により、親
水加工部53を介しての選択的流動作用が高まり、第1
及び第2のノズル34,36の開口部周辺へのインク付
着の抑制効果が向上する。この結果、プリント不良の発
生が更に的確に抑えられ、濃度階調が更に正確に再現さ
れて、更に高解像度の記録画像の形成が可能となる。
【0041】実施の形態8 上記のような親水加工部53の形状は、これまで述べた
ような、ただ一本の線状のものの他、図9に模式的に示
すような2本の線53a,53bに分かれている形状の
ものも挙げられる。さらに、本発明のプリンタ装置にお
けるプリントヘッドとしては、前述のプリンタ装置のプ
リントヘッドの親水加工部53に代えて無加工部とし、
残りの部分に撥水加工を施して撥水加工部としても良
く、同様の作用効果が得られる。
【0042】実施の形態9 本発明のプリンタ装置におけるプリントヘッドとして
は、上述のように親水加工部を有するものの他、オリフ
ィスプレートのノズル開口面となる一主面の第1のノズ
ルの開口部と、第2のノズルの開口部との間に、インク
の流動を案内するための溝部が形成されているものも挙
げられる。
【0043】このプリントヘッドは、これまで述べたプ
リントヘッドと略同様の構成を有するものであり、図1
0(a)(b)に模式的に示すように、オリフィスプレ
ート68のノズル開口面となる一主面68aの第2のノ
ズル66の開口部から第1のノズル64の開口部にわた
って、これらの間を結ぶような深さ一定の溝部63が形
成されてなるものである。
【0044】なお、このような溝部63は、オリフィス
プレート68の一主面68aに対して紫外線レーザ加工
を行う等の手段により形成すれば良く、機械加工、エッ
チング等の手段によっても形成される。また、オリフィ
スプレート68を射出成形、電鋳等の手段により形成す
る場合には、上記溝部63を含んだ形状にて形成するよ
うにすれば良い。これらの手段はオリフィスプレート形
成材料に応じて適宜に選択すれば良い。
【0045】従って、上述のプリントヘッドと同様にし
て印刷を行おうとすると、第2のノズル66から滲み出
すインクは、毛管現象により上記溝部63を伝って第1
のノズル64に向けて供給されるため、このインクが溝
部63以外の部分に漏れにくくなって、ノズル開口部周
辺へのインクの付着が抑えられ、プリント不良の発生が
抑えられ、濃度階調が正確に再現されて高解像度の記録
画像の形成が可能となる。
【0046】実施の形態10 また、このようなプリントヘッドとしては、図11
(a)(b)に模式的に示すように、先に述べたプリン
トヘッドと略同様の構成を有し、オリフィスプレート6
8のノズル開口面となる一主面68aの第2のノズル6
6の開口部から、第1のノズル64の開口部と第2のノ
ズル66の開口部の中途部まで、深さ一定の溝部67が
形成されてなるものが挙げられる。
【0047】このプリントヘッドにより印刷を行おうと
すると、インクを第2のノズル66から第1のノズル6
4に向けて滲み出させた後に、所定量のインクを第1の
ノズル64開口部近傍に残存させて定量を行うべくイン
クを第2のノズル66内に引き込む際の、インクの引き
込みが良好に行われて、ノズル開口部周辺へのインクの
付着が抑えられ、プリント不良の発生が抑えられ、濃度
階調が正確に再現されて高解像度の記録画像の形成が可
能となる。
【0048】実施の形態11 このように、溝部67を第2のノズル66の開口部から
第1及び第2のノズル64,66の開口部間の中途部に
わたって形成する場合には、図12に模式的に示すよう
に、溝部69を第2のノズル66から第1のノズル64
側に向うに従って浅くなっていく形状とすることが好ま
しく、このようにすれば、インクの定量がより良好に行
われる。
【0049】実施の形態12 本発明のプリンタ装置におけるプリントヘッドとして
は、上述のように第1及び第2のノズルの開口部間に溝
部が形成されるとともに、ノズル開口面の少なくとも第
2のノズル開口部周辺に、該ノズル開口部を囲むような
凹部が形成されているものも挙げられる。
【0050】このプリントヘッドは、これまで述べたプ
リントヘッドと略同様の構成を有するものであり、例え
ば図13(a)(b)に模式的に示すようにオリフィス
プレート78のノズル開口面となる一主面78aの第2
のノズル76の開口部から、第1及び第2のノズル7
4,76の開口部間の中途部にわたって溝部73が形成
されるとともに、第2のノズル76の開口部周辺に当該
第2のノズル76の開口部を囲むような凹部75が形成
されてなるものが挙げられ、インクのノズル開口部周辺
への広がりが更に的確に抑えられる。なお、上記溝部7
3は、その深さが第2のノズル76から第1のノズル7
4側に向かうに従って浅くなるものとなされており、溝
部73と凹部75は接続されている。
【0051】実施の形態13 また、本発明のプリンタ装置におけるプリントヘッドと
しては、図14に模式的に示すように、第2のノズル7
6の開口部から第1及び第2のノズル74,76の開口
部間の中途部にわたって形成される溝部73と、第2の
ノズル76の開口部周辺に当該第2のノズル76の開口
部を囲むような凹部75が形成されるとともに、第1の
ノズル74の開口部周辺にもこの第1のノズル開口部を
囲むような凹部77が形成されているものが挙げられ
る。なお、上記溝部73と凹部75は接続されている。
このプリンタ装置のプリントヘッドにおいては、上述の
ようにインクのノズル開口部周辺への広がりが更に抑え
られるとともに、希釈液と混合溶液のノズル開口部周辺
への広がりが更に抑えられる。
【0052】実施の形態14 さらには、溝部として、図15(a)(b)に模式的に
示すように、第2のノズル76の開口部から第1のノズ
ル74の開口部にわたる溝部82を形成するようにして
も良い。なお、この溝部82は両端が凹部75,77に
それぞれ接続されている。
【0053】これまで溝部及び凹部と、溝部の様々な形
状について説明してきたが、この溝部及び凹部の代わり
に、または溝部に代えて、これらの部分を前述の親水加
工部としても同様の効果が得られる。なお、この溝部及
び凹部、または溝部を無加工部として残すように他の部
分に撥水加工を施しても、同様の効果が得られる。
【0054】実施の形態15 また、本発明のプリンタ装置のプリントヘッドとして
は、図16に模式的に示すように、オリフィスプレート
88のノズル開口面となる一主面88aの第1のノズル
84の開口部と第2のノズル86の開口部の間に、島状
の突起部83が形成されてなるものが挙げられる。この
島状の突起部83は平面視が楕円状の柱状突起であり、
第1のノズル84と第2のノズル86を結ぶ方向が長手
方向とされて形成されており、第1及び第2のノズル8
4,86の開口部に接触することなく形成されている。
【0055】このプリンタ装置により印刷を行うと、第
2のノズル86から滲み出すインクは毛管現象により上
記突起部83を伝わって第1のノズル84に向けて供給
されるため、このインクが突起部83以外の部分に広が
りにくくなり、ノズル開口部周辺へのインクの付着が抑
えられ、プリント不良の発生が抑えられ、濃度階調が正
確に再現されて高解像度の記録画像の形成が可能とな
る。
【0056】なお、この例においては突起部83をその
長手方向が第1のノズル84と第2のノズル86を結ぶ
方向と一致するように形成するものとしたが、突起部8
3をその長手方向が第1のノズル84と第2のノズル8
6を結ぶ方向と直交する方向に一致するように形成する
と、インク定量時のインクの引き込みが容易となる。ま
た、上記プリントヘッド30においては、オリフィスプ
レート38、圧力室側壁39a,39b,39c,39
d,39e、および振動板42には、ポリサルフォン等
の樹脂、ドライフィルムフォトレジスト、およびニッケ
ル等の金属板をそれぞれ用いることができる。
【0057】実施の形態16 このような構成の液体噴射記録装置により印刷を行う場
合において、例えば第1及び第2の積層ピエゾ素子4
5,48としていわゆるd31モードの積層ピエゾ素子
を使用しているときの、駆動電圧の印加タイミングを図
17(a)(b)に示す(図6を参照)。すなわち、こ
の図に示すように、印刷前の待機時、図中(A)で示す
時点において、予め第1の積層ピエゾ素子45に例えば
20[V]を印加し、同図に示すように、印刷前の待機
時、図中(A)で示す時点において、予め第2の積層ピ
エゾ素子48には例えば10[V]を印加しておく。
【0058】そして、印刷時には、前述のヘッドドライ
ブ,ヘッド送り制御,ドラム回転制御回路からの信号に
基づいて、先ず第2のノズル36からインク52を押し
出して滲み出させるべく、図17中(B)で示す時点で
第2の積層ピエゾ素子48の電圧を例えば5[V]まで
徐々に下げ、この状態で例えば150[μsec]保持
する。すると、第2の積層ピエゾ素子48が長手方向に
除々に伸長し、インク52が第2のノズル36の外から
第1のノズル34の開口付近まで滲み出し、第1のノズ
ル34の希釈液51に合わさる。
【0059】その後、第2のノズル36内にインク52
を引き込み、定量されたインク52のみを第1のノズル
34開口付近に残存させるべく、図17中(C)で示す
時点で第2の積層ピエゾ素子48の電圧を10[V]ま
で徐々に戻す。すると、第2の積層ピエゾ素子48が長
手方向に徐々に縮小し、第2のノズル36の内圧が解除
され、インク52は第2のノズル36内に戻ろうとす
る。これにより、定量されたインクのみが第1のノズル
34開口付近に残存することとなる。
【0060】次に、第1のノズル34から希釈液51を
吐出するべく、図17中(D)で示す時点で第1の積層
ピエゾ素子45の電圧を例えば0[V]とする。する
と、第1の積層ピエゾ素子45が長手方向に伸長し、振
動板42を介して第1の圧力室40が加圧され、第1の
ノズル34に内圧が加わる。その結果、第1のノズル3
4内の内圧によって希釈液51が押し出され、この希釈
液と第1のノズル34開口付近に残存していたインクと
の混合溶液が形成される。
【0061】次に、図17中(D)で示す時点から例え
ば50[μsec]の間0[V]とし、同図中(E)で
示す時点で第1の積層ピエゾ素子45の電圧を例えば2
0[V]に戻すと、第1の積層ピエゾ素子45が長手方
向に縮小し、第1のノズル34の内圧が解除され、希釈
液51は第1のノズル34内に戻ろうとする。これによ
り、第1のノズル34内の希釈液51と混合溶液間にく
びれが生じ、ついには混合溶液が第1のノズル34から
吐出され、これがプリント紙に被着して印刷が行われ
る。第1及び第2の圧力室40,41の内圧はやがて元
に戻り、希釈液51及びインク52は再び第1及び第2
のノズル34,36内に充填され、元の状態となる。
【0062】なお、図17中(B)で示す時点と(C)
で示す時点との間のインク定量パルス幅T1 、同図中
(D)で示す時点と(E)で示す時点との間の希釈液吐
出パルス幅T2 、および同図中Vで示されるインク定量
電圧は可変である。そして、図17(a)(b)に示さ
れるように、上記動作を繰り返すことで印刷がなされ、
図17(a)中T3 で示される印刷のサイクルは例えば
1[msec]とすれば良い。
【0063】上記プリントヘッドの駆動回路は、図18
に示すように構成され、デジタル中間調データが他ブロ
ックより供給され、シリアルパラレル変換回路111に
より各インク定量部(ピエゾ素子B)制御回路113お
よび吐出制御回路114に送られる。シリアルパラレル
変換回路111より与えられたデジタル中間調データが
所定のしきい値以下の場合はインク定量および吐出は行
わない。印字タイミングになると、他ブロックから印字
トリガが出力され、タイミング制御回路112がそれを
検出し、所定のタイミングでインク定量部コントロール
信号と吐出コントロール信号を、それぞれインク定量部
(ピエゾ素子B)制御回路115および吐出部(ピエゾ
素子A)制御回路116に出力する。それぞれの信号
は、既に図17を基に説明したタイミングで出力され
る。これに従って定量部(ピエゾ素子B)および吐出部
(ピエゾ素子A)に所定電圧が印加される。
【0064】実施の形態17,18 つぎに、図19および図20に、本発明に係るプリント
ヘッドが搭載されたインクジェットプリンタの構成例を
示す。図19はシリアル型の構成図である。被印刷物と
してのプリント紙222はドラム223の軸方向に平行
に設けられた紙圧着ローラ231により、ドラム223
に圧着保持されている。ドラム223の外周には送りネ
ジ224がドラム軸方向に平行に設けられており、送り
ネジ224にはプリントヘッド221が保持されてい
る。そして、送りネジ224の回転によってヘッド22
1が軸方向に移動するようになっている。またドラム2
23は、モータ228によりプーリ227、ベルト22
6、プーリ225を介して回転駆動される。さらに、送
りネジ224およびモータ228の回転と、ヘッド22
1の駆動とは、駆動制御部229により印画データおよ
び制御信号230に基づいて駆動制御される。 上記の構
成においては、ヘッド221が移動して1行分の印字を
行うと、ドラム223を1行分だけ回転させて次の行の
印字を行う。ヘッドの移動は同一方向の場合と往復方向
の場合とがある。
【0065】図20はライン型インクジェットプリンタ
の構成例を示すものである。この場合は、図19に示す
シリアル型のヘッド221および送りネジ224の代わ
りに、多数のヘッドがライン状に配置されたラインヘッ
ド232がドラム軸方向に固定して設けられている。こ
の構成では、ラインヘッド232で1行分の印字が同時
に行われ、印字が完了するとドラムを1行分だけ回転さ
せて次の行の印字を行う。この場合、全ラインを一括し
て印字したり、複数ブロックに分割したり、1行おきに
交互に印字する方法も考えられる。
【0066】実施の形態19 図21は、インクジェットプリンタの信号処理および制
御系(印字および制御系)のブロック図である。印字デ
ータなどの信号91は信号処理制御回路92に入力さ
れ、この信号処理制御回路92において印字順番に揃え
られて、ドライバ93を介してプリントヘッド94に送
られる。印字順番はヘッド94や印字部の構成で異な
り、また印字データの入力順番との関係もあり、必要に
応じてラインバッファメモリや1画面メモリなどのメモ
リ95に一旦記録してから取り出す。ヘッド94には階
調信号や吐出信号を入力する。
【0067】なお、マルチヘッドでノズル数が非常に多
い場合には、ヘッド94にICを搭載してヘッド94に
接続する配線数を減らすようにする。また信号処理制御
回路92には補正回路96が接続されており、これによ
りγ補正、カラーの場合の色補正、各ヘッドのばらつき
補正などを行う。補正回路96には予め決められた補正
データをROMマップ型式で格納しておき、外部条件、
例えばノズル番号、温度、入力信号などに応じて取り出
すようにするのが一般的である。信号処理制御回路92
はCPUやDSP構成として、ソフトウエアで処理する
のが一般的であり,処理された信号は各種制御部に送ら
れる。各種制御部では、上記ドラム223および送りネ
ジ224を回転駆動するモータ228の駆動・同期、ヘ
ッド94(221,232)のクリーニング、プリント
紙の供給、排出などの制御を行う(図21の符号9
7)。また、信号には印字データ以外の操作部信号や外
部制御信号が含まれることは言うまでもない。
【0068】なお、上記インク52としては、水や有機
溶媒、或いはこれらの混合物に各色の水性染料や顔料を
溶解若しくは分散させたものが好ましい。そして必要に
応じて、このような溶液に粘度調整剤、表面張力調整
剤、防腐剤、pH調整剤等を含有させても良い。一方、
上記希釈液51としては、無色透明なものが好ましく、
水や有機溶媒、或いはこれらの混合物、さらには、この
ような溶液に粘度調整剤、表面張力調整剤、防腐剤、p
H調整剤等を含有させたものが挙げられる。
【0069】上述の実施態様においては、インクを定量
し、希釈液を吐出する場合について述べたが、これに代
え、希釈液を定量してインクを吐出する、いわゆるイン
クジェットの構成としても上述の実施態様と同様の効果
を実現できる。この場合、プリントヘッドの構成および
動作も上述と同様にできる。この場合、淡色のドットの
表現力は落ちるが、逆にシャドウ部に関しては充分なイ
ンク濃度を得ることができ有利である。これまでは、キ
ャリアジェット方式のプリンタ装置について述べてきた
が、本発明がインクに希釈液を混合しながら吐出する濃
度変調型のインクジェット方式のプリンタ装置にも適用
可能であることは言うまでもない。
【0070】濃度変調型のインクジェット方式のプリン
タ装置においては、低濃度の表現力がキャリアジェット
方式のプリンタ装置に比較して劣るものの、逆に高濃度
部分において十分なインク濃度を得ることができる。ま
た、キャリアジェット方式及び濃度変調型のインクジェ
ット方式の何れにおいても、いわゆる連続階調記録が可
能であるため、特に写真画像等の印刷を行う場合、滑ら
かな濃淡表現が可能であり、好適である。
【0071】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のプリンタ装置は、吐出媒体が導入される第1の圧力
室と定量媒体が導入される第2の圧力室とを有し、上記
第1の圧力室に連通する第1のノズル及び第2の圧力室
に連通する第2のノズルとを近接開口して有し、第2の
ノズルから第1のノズルに向けて定量媒体を滲み出させ
た後、第1のノズルから吐出媒体を吐出させて定量媒体
と吐出媒体を混合吐出させるプリントヘッドを有するプ
リンタ装置において、第1のノズルの液面および第2の
ノズルの液面にかかる圧力よりも、タンク内の媒体にか
かる圧力の方が高くならないようにした媒体混合吐出用
タンクを備えたものである。また、本発明のプリンタ装
置は、吐出媒体が導入される第1の圧力室と定量媒体が
導入される第2の圧力室とを有し、上記第1の圧力室に
連通する第1のノズル及び第2の圧力室に連通する第2
のノズルとを近接開口して有し、第2のノズルから第1
のノズルに向けて定量媒体を滲み出させた後、第1のノ
ズルから吐出媒体を吐出させて定量媒体と吐出媒体を混
合吐出させるプリントヘッドを有するプリンタ装置にお
いて、第1の圧力室内あるいは第2の圧力室内の圧力が
下がるとき、その圧力室に連通したタンク内の媒体をそ
の圧力室内に引っ張ろうとする圧力に抗し、そのタンク
内の媒体にかかる圧力が、その圧力室に連通したノズル
液面にかかる圧力よりも相対圧力が高くならないように
した媒体混合吐出用タンクを備えているものである。そ
して、上記プリンタ装置によれば、吐出液のリバウンド
があっても、定量ノズル内に吐出液あるいは混合液を引
き込まなくなるため、データと異なる濃度の印画をして
しまうプリント不良を抑えることができて濃度階調が正
確に再現され、高解像度の記録画像の形成が可能となる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るタンクの断面図で
あり、(a)は媒体保持体を挿入する前を示し、(b)
は媒体保持体を挿入した状態を示す。
【図2】実施の形態2に係るもので、媒体保持体を備え
たタンクの別例を示す断面図であり、(a)は定量媒体
タンク、(b)は吐出媒体タンクである。
【図3】実施の形態3に係るもので、定量媒体タンクに
形成した通気孔の大きさと、吐出媒体タンクに形成した
通気孔の大きさとの比較説明図である。
【図4】実施の形態4に係るもので、媒体保持体を設け
ず、吐出ノズルおよび定量ノズルを下向きに設けたプリ
ントヘッドの断面図である。
【図5】実施の形態5に係るもので、プリントヘッドの
構成を示す断面図である。
【図6】図5の一部拡大図であって、オリフィスプレー
ト近傍の構造を示すものである。
【図7】実施の形態6に係るもので、プリントヘッドの
構成を示す平面図である。
【図8】実施の形態7に係るもので、プリントヘッドの
構成を示す平面図である。
【図9】実施の形態8に係るもので、プリントヘッドの
構成を示す平面図である。
【図10】実施の形態9に係るもので、(a)はプリン
トヘッドの構成を示す平面図、(b)はその断面図であ
る。
【図11】実施の形態10に係るもので、(a)はプリ
ントヘッドの構成を示す平面図、(b)はその断面図で
ある。
【図12】実施の形態11に係るもので、プリントヘッ
ドの構成を示す断面図である。
【図13】実施の形態12に係るもので、(a)はプリ
ントヘッドの構成を示す平面図、(b)はその断面図で
ある。
【図14】実施の形態13に係るもので、プリントヘッ
ドの構成を示す平面図である。
【図15】実施の形態14に係るもので、(a)はプリ
ントヘッドの構成を示す平面図、(b)はその断面図で
ある。
【図16】実施の形態15に係るもので、プリントヘッ
ドの構成を示す平面図である。
【図17】実施の形態16に係るもので、プリントヘッ
ドの動作を示すタイムチャートである。
【図18】図17のタイムチャートに従う動作を行うた
めの、プリントヘッド駆動回路の構成を示す説明図であ
る。
【図19】実施の形態17に係るもので、本発明のプリ
ントヘッドを搭載したプリンタの一例を示す構成説明図
である。
【図20】実施の形態18に係るもので、本発明のプリ
ントヘッドを搭載したプリンタの別例を示す構成説明図
である。
【図21】実施の形態19に係るもので、インクジェッ
トプリンタの信号処理および制御系のブロック図であ
る。
【図22】従来のプリントヘッドの構成例および、その
問題点を示す平面図である。
【符号の説明】
10……タンク、10a……定量媒体タンク、10b…
…吐出媒体タンク、11……筐体、12……媒体保持
体、13……フィルタ、14……媒体供給部、15a,
15b……通気孔、30……プリントヘッド、31……
圧力室ユニット、32……第1のピエゾユニット、33
……第2のピエゾユニット、34……第1のノズル(吐
出ノズル)、35……第1の導入口、36……第2のノ
ズル(定量ノズル)、37……第2の導入口、38……
オリフィスプレート、38a……印字面となる一主面、
38b……裏面、39a,39b,39c,39d,3
9e……圧力室側壁、40……第1の圧力室、41……
第2の圧力室、42……振動板、43……第1の供給
室、44……第2の供給室、45……第1の積層ピエゾ
素子、46……第1の支持体、47……第1のホルダ
ー、48……第2の積層ピエゾ素子、49……第2の支
持体、50……第2のホルダー、51……希釈液、52
……インク、53……親水加工部、53a,53b……
線、54……撥水加工部、63……溝部、64……第1
のノズル、66……第2のノズル、67……溝部、68
……オリフィスプレート、68a……一主面、69……
溝部、73……溝部、74……第1のノズル、76……
第2のノズル、77……凹部、75……凹部、78……
オリフィスプレート、78a……一主面、82……溝
部、83……島状の突起部、84……第1のノズル、8
6……第2のノズル、88……オリフィスプレート、8
8a……一主面、91……信号、92……信号処理制御
回路、93……ドライバ、94……プリントヘッド、9
6……補正回路、111……シリアルパラレル変換回
路、112……タイミング制御回路、113……インク
定量部(ピエゾ素子B)制御回路、114……吐出制御
回路、115……インク定量部(ピエゾ素子B)制御回
路、116……吐出部(ピエゾ素子A)制御回路、22
1……プリントヘッド、222……プリント紙、223
……ドラム、224……送りネジ、225……プーリ、
226……ベルト、227……プーリ、228……モー
タ、229……駆動制御部、230……印画データおよ
び制御信号、231……紙圧着ローラ、232……ライ
ンヘッド、301……プリントヘッド、301a……ノ
ズル開口面、302……第1のノズル,303……第2
のノズル、304……液体、D1 ……第1のメニスカ
ス、D2 ……第2のメニスカス、θ……開口方向間の角
度。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出媒体が導入される第1の圧力室と定
    量媒体が導入される第2の圧力室とを有し、上記第1の
    圧力室に連通する第1のノズル及び第2の圧力室に連通
    する第2のノズルとを近接開口して有し、第2のノズル
    から第1のノズルに向けて定量媒体を滲み出させた後、
    第1のノズルから吐出媒体を吐出させて定量媒体と吐出
    媒体を混合吐出させるプリントヘッドを有するプリンタ
    装置において、吐出媒体にかかる圧力が、定量媒体にか
    かる圧力よりも高くならないようにしたことを特徴とす
    る媒体混合吐出用タンク。
  2. 【請求項2】 第1のノズルの液面および第2のノズル
    の液面にかかる圧力よりも、タンク内の媒体にかかる圧
    力の方が高くならないようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の媒体混合吐出用タンク。
  3. 【請求項3】 第1のノズルの液面および第2のノズル
    の液面にかかる圧力よりも、タンク内の媒体にかかる圧
    力の方が高くならないようにするための手段として、媒
    体保持体を収納したことを特徴とする請求項1記載の媒
    体混合吐出用タンク。
  4. 【請求項4】 吐出媒体にかかる圧力が、定量媒体にか
    かる圧力よりも高くならないようにするための手段とし
    て、定量媒体収納部の媒体保持体を、吐出媒体収納部の
    媒体保持体より媒体透過性の悪くない仕様とすることを
    特徴とする請求項3記載の媒体混合吐出用タンク。
  5. 【請求項5】 吐出媒体収納部および定量媒体収納部
    に、1つまたは複数の通気孔を持たせたことを特徴とす
    る請求項1記載の媒体混合吐出用タンク。
  6. 【請求項6】 吐出媒体にかかる圧力が、定量媒体にか
    かる圧力よりも高くならないようにするための手段とし
    て、吐出媒体収納部の通気孔開口面積を、定量媒体収納
    部の通気孔開口面積よりも大きくしないことを特徴とす
    る請求項5記載の媒体混合吐出用タンク。
  7. 【請求項7】 吐出媒体が導入される第1の圧力室と定
    量媒体が導入される第2の圧力室とを有し、上記第1の
    圧力室に連通する第1のノズル及び第2の圧力室に連通
    する第2のノズルとを近接開口して有し、第2のノズル
    から第1のノズルに向けて定量媒体を滲み出させた後、
    第1のノズルから吐出媒体を吐出させて定量媒体と吐出
    媒体を混合吐出させるプリントヘッドを有するプリンタ
    装置において、第1の圧力室内あるいは第2の圧力室内
    の圧力が下がるとき、その圧力室に連通したタンク内の
    媒体をその圧力室内に引っ張ろうとする圧力に抗し、そ
    のタンク内の媒体にかかる圧力が、その圧力室に連通し
    たノズル液面にかかる圧力よりも相対圧力が高くならな
    いようにしたことを特徴とする媒体混合吐出用タンク。
  8. 【請求項8】 吐出媒体にかかる圧力が、定量媒体にか
    かる圧力よりも高くならないようにしたことを特徴とす
    る請求項7記載の媒体混合吐出用タンク。
  9. 【請求項9】 第1の圧力室内あるいは第2の圧力室内
    の圧力が下がるとき、その圧力室に連通したタンク内の
    媒体をその圧力室内に引っ張ろうとする圧力に抗し、そ
    のタンク内の媒体にかかる圧力が、その圧力室に連通し
    たノズル液面にかかる圧力よりも相対圧力が高くならな
    いようにするための手段として、媒体保持体を収納した
    ことを特徴とする請求項7記載の媒体混合吐出用タン
    ク。
  10. 【請求項10】 吐出媒体にかかる圧力が、定量媒体に
    かかる圧力よりも高くならないようにするための手段と
    して、定量媒体収納部の媒体保持体を、吐出媒体収納部
    の媒体保持体より媒体透過性の悪くない仕様とすること
    を特徴とする請求項9記載の媒体混合吐出用タンク。
  11. 【請求項11】 吐出媒体収納部および定量媒体収納部
    に、1つまたは複数の通気孔を持たせたことを特徴とす
    る請求項7記載の媒体混合吐出用タンク。
  12. 【請求項12】 吐出媒体にかかる圧力が、定量媒体に
    かかる圧力よりも高くならないようにするための手段と
    して、吐出媒体収納部の通気孔開口面積を、定量媒体収
    納部の通気孔開口面積よりも大きくしないことを特徴と
    する請求項11記載の媒体混合吐出用タンク。
  13. 【請求項13】 吐出媒体収納部を構成する筐体と、定
    量媒体収納部を構成する筐体とを個別に備えることを特
    徴とする請求項1記載の媒体混合吐出用タンク。
  14. 【請求項14】 吐出媒体収納部と定量媒体収納部を1
    つの筐体中に構成したことを特徴とする請求項1記載の
    媒体混合吐出用タンク。
  15. 【請求項15】 吐出媒体が導入される第1の圧力室と
    定量媒体が導入される第2の圧力室とを有し、上記第1
    の圧力室に連通する第1のノズル及び第2の圧力室に連
    通する第2のノズルとを近接開口して有し、第2のノズ
    ルから第1のノズルに向けて定量媒体を滲み出させた
    後、第1のノズルから吐出媒体を吐出させて定量媒体と
    吐出媒体を混合吐出させるプリントヘッドを有するプリ
    ンタ装置において、第1のノズルの液面および第2のノ
    ズルの液面にかかる圧力よりも、タンク内の媒体にかか
    る圧力の方が高くならないようにした媒体混合吐出用タ
    ンクを備えることを特徴とする媒体混合プリンタ装置。
  16. 【請求項16】 吐出媒体が導入される第1の圧力室と
    定量媒体が導入される第2の圧力室とを有し、上記第1
    の圧力室に連通する第1のノズル及び第2の圧力室に連
    通する第2のノズルとを近接開口して有し、第2のノズ
    ルから第1のノズルに向けて定量媒体を滲み出させた
    後、第1のノズルから吐出媒体を吐出させて定量媒体と
    吐出媒体を混合吐出させるプリントヘッドを有するプリ
    ンタ装置において、第1の圧力室内あるいは第2の圧力
    室内の圧力が下がるとき、その圧力室に連通したタンク
    内の媒体をその圧力室内に引っ張ろうとする圧力に抗
    し、そのタンク内の媒体にかかる圧力が、その圧力室に
    連通したノズル液面にかかる圧力よりも相対圧力が高く
    ならないようにした媒体混合吐出用タンクを備えること
    を特徴とする媒体混合プリンタ装置。
  17. 【請求項17】 前記媒体混合吐出用タンクとして、吐
    出媒体収納部を構成する筐体と、定量媒体収納部を構成
    する筐体とを個別に有するものを備えることを特徴とす
    る請求項15記載の媒体混合プリンタ装置。
  18. 【請求項18】 前記媒体混合吐出用タンクとして、吐
    出媒体収納部と定量媒体収納部を1つの筐体中に構成し
    たものを備えることを特徴とする請求項15記載の媒体
    混合プリンタ装置。
JP6154297A 1997-03-14 1997-03-14 媒体混合吐出用タンクおよび媒体混合プリンタ装置 Pending JPH10250116A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006704A (ja) * 2007-05-25 2009-01-15 Canon Inc 液体吐出方法

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JP2009006704A (ja) * 2007-05-25 2009-01-15 Canon Inc 液体吐出方法

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