JPH0948059A - 押出成型装置の冷却媒体供給装置 - Google Patents

押出成型装置の冷却媒体供給装置

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JPH0948059A
JPH0948059A JP8134946A JP13494696A JPH0948059A JP H0948059 A JPH0948059 A JP H0948059A JP 8134946 A JP8134946 A JP 8134946A JP 13494696 A JP13494696 A JP 13494696A JP H0948059 A JPH0948059 A JP H0948059A
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JP
Japan
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cooling medium
resin
intake
air supply
intake pipe
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JP8134946A
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English (en)
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Sanemi Niimoto
實美 新本
Hiroyuki Katsumoto
裕之 勝本
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TOMY KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
TOMY KIKAI KOGYO KK
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一に冷却媒体を噴出させることができると
ともに、周方向で局部的にエア噴出量を調整することが
でき、樹脂の偏肉のない均一な膜厚の適正な樹脂成型を
行なうこと。 【解決手段】 吐出樹脂の外周に噴出させる冷却媒体の
導通路を形成する複数のノズル板17,19の間に冷却
媒体を中心方向に指向させる複数の隔壁部材22を周方
向に所定間隔を有するように配設し、前記吐出樹脂の膜
厚に応じて前記各隔壁部材22の間に冷却媒体の送気お
よび前記各隔壁部材22の間の冷却媒体の吸気を行なう
送吸気管23を配設し、前記送吸気管23に切換えバル
ブ34を介して高圧ブロワ30により冷却媒体を送る送
気配管35および冷却媒体を吸引する吸気配管36を切
換え自在に接続し、前記吐出樹脂の膜厚に応じて前記切
換えバルブ34の切換え制御および前記送気配管35ま
たは前記吸気配管36の冷却媒体の流量制御を行なう制
御装置42を配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出成型装置の冷却
媒体供給装置に係り、特に押出機により供給されダイの
吐出口から吐出された溶融樹脂に冷却媒体を噴出させて
前記溶融樹脂を冷却するための押出成型装置の冷却媒体
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出機によりホッパから投入さ
れる熱可塑性樹脂等の樹脂を密閉したシリンダ内で、ス
クリュコンベアで輸送しながら溶融させ、その後、前記
溶融樹脂を所定の形状を有するダイに向けて押出し、こ
のダイの吐出口から前記溶融樹脂を筒状に吐出して所望
のチューブラフィルムを成型する押出成型装置が多く用
いられている。そして、このような押出成型装置におい
ては、ダイの吐出口から吐出された溶融樹脂に冷却媒体
を噴出させて前記溶融樹脂を冷却するための冷却媒体供
給装置が設けられている。
【0003】図13はこのような従来の押出成型装置の
冷却媒体供給装置を示したもので、この冷却媒体供給装
置1は、外周壁が形成された環状の本体2を有してお
り、この本体2の内周部には、斜上方に向けて開口する
環状のノズル口3が形成されている。また、前記本体2
の上面には、この本体2の上面を被覆する環状の蓋体4
が取付けられており、前記本体2の外周部下面には、こ
の本体2の内部に連通する複数のエア供給フランジ5が
周方向に所定間隔を有するように配設されている。これ
ら各エア供給フランジ5の本体2の内側部分には、周方
向に指向された開口部6を有するT字状のエア供給口7
が接続されており、前記エア供給フランジ5に図示しな
い冷却媒体供給装置から冷却媒体を供給することによ
り、エア供給口7の開口部6から本体2の内部に冷却媒
体を導入するようになされている。
【0004】また、前記本体2の内部上面には、環状に
立設された2つの隔壁8,9が半径方向に所定間隔を有
するように形成されており、前記蓋体4の下面には、前
記本体2の各隔壁8,9の間に位置するように下方に垂
下された隔壁10が形成されている。そして、前記エア
供給口7の開口部6から本体2の内部に導入された冷却
媒体は、前記各隔壁8,9,10の間を通ってノズル口
3に送られるようになされている。さらに、前記本体2
の内部であって前記内側の隔壁9の内周側下部には、コ
イルばね等の整流体11が配設されている。
【0005】このような従来の冷却媒体供給装置1にお
いては、前記冷却媒体供給装置から前記エア供給フラン
ジ5を介してエア供給口7の開口部6から本体2の内部
に冷却媒体を供給することにより、この冷却媒体は、前
記各隔壁8,9,10の間を通り、整流体11により渦
流等が除去されてノズル口3に送られ、このノズル口3
から整流された冷却媒体を噴出させるようになってい
る。これにより、吐出樹脂に対して均一に冷却媒体を噴
出させることができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の冷
却媒体供給装置においては、整流体11により冷却媒体
を整流して噴出させることができるものであるが、周方
向において局部的に冷却媒体の噴出量を調整することが
できず、そのため、押出成型装置のダイの吐出口の寸法
精度に誤差が生じ、この吐出口の間隙寸法が均一でない
場合には、前記ダイの吐出口から樹脂を吐出させて成型
を行なうと、前記吐出樹脂の膜厚が不均一になり、偏肉
のある樹脂が成型されてしまうという問題を有してい
る。また、前記本体2の内部の各隔壁8,9,10の間
を通る冷却媒体の渦流等を、前記整流体11のみにより
完全に整流させることは困難であり、周方向に均一に冷
却媒体を噴出させることが困難であるという問題を有し
ている。
【0007】一方、押出成型装置には、Tダイを用いて
平板状に溶融樹脂を吐出し、この吐出樹脂を冷却された
チルロールの外周面に密着させて冷却することにより、
所望の樹脂成型を行なうものがあり、このような押出成
型装置においては、冷却媒体供給装置により冷却媒体を
噴出させることにより、前記吐出樹脂を前記チルロール
に適正に密着させることが行なわれている。
【0008】しかし、このような冷却媒体供給装置にお
いても、均一に冷却媒体を噴出させることが極めて困難
であり、吐出樹脂を均一にチルロールに密着させること
ができず、冷却のばらつきを生じ、偏肉のある樹脂が成
型されてしまうという問題をも有している。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、均一に冷却媒体を噴出させることができるとと
もに、周方向で局部的にエア噴出量を調整することがで
き、樹脂の偏肉のない均一な膜厚の適正な樹脂成型を行
なうことのできる押出成型装置の冷却媒体供給装置を提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る押出成型装置の冷却媒体供
給装置は、所定の溶融樹脂を所定形状に成型吐出させる
吐出口が形成されたダイを配設してなる押出成型装置の
前記ダイの近傍にダイから吐出される樹脂に対して冷却
媒体を噴出させる押出成型装置の冷却媒体供給装置にお
いて、内部に冷却媒体の導通路を形成する複数のノズル
板を配設するとともに、このノズル板の間に導通される
冷却媒体を前記吐出口からの吐出樹脂の外周に噴出させ
るノズル口を配設し、前記ノズル板の間に前記冷却媒体
を中心方向に指向させる複数の隔壁部材を周方向に所定
間隔を有するように配設し、前記吐出樹脂の膜厚に応じ
て前記各隔壁部材の間に冷却媒体の送気および前記各隔
壁部材の間の冷却媒体の吸気を行なう送吸気管を配設
し、前記送吸気管に切換えバルブを介して送排気装置に
より冷却媒体を送る送気配管および送排気装置により冷
却媒体を吸引する吸気配管を切換え自在に接続し、前記
吐出樹脂の膜厚に応じて前記切換えバルブの切換え制御
および前記送気配管または前記吸気配管の冷却媒体の流
量制御を行なう制御装置を配設したことを特徴とするも
のである。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、内部
に供給された冷却媒体は、各隔壁部材の間を通り、これ
ら各隔壁部材によりノズル口に向かって一方向に整流さ
れて噴出され、吐出樹脂を冷却するものであり、また、
この吐出樹脂の膜厚が均一でない場合には、制御装置に
より、その膜厚が均一でない部分に対応する位置の送吸
気管の切換えバルブを切換えて、送排気装置から送気配
管を介して冷却媒体を送吸気管に送り、この送吸気管か
ら各隔壁部材の間に冷却媒体を送気するか、あるいは、
送排気装置により各隔壁部材の間に供給される冷却媒体
を送吸気管および吸気配管を介して吸気するものであ
り、これにより、前記各隔壁部材の間を通る冷却媒体の
流量を調整できるものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、前記隔壁部材をその内周側端部が前記ノズル
口に至るように延在して形成したことを特徴とするもの
である。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、前記
各隔壁部材をその内周側端部がノズル口に至るように延
在して形成するようにしているので、各隔壁部材により
整流された冷却媒体が、各隔壁部材により周方向に分割
された状態でノズル口からそのまま直接層流状態にして
噴出されるものであり、周方向の冷却媒体の噴出制御を
より正確に行なうことができるとともに、ダイから吐出
された吐出樹脂を極めて良好に冷却させることができる
ものである。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、所定の溶
融樹脂を所定形状に成型吐出させる吐出口が形成された
Tダイを配設するとともに、この吐出樹脂を冷却するチ
ルロールを配設してなる押出成型装置の前記Tダイの近
傍にTダイから吐出される樹脂に対して冷却媒体を噴出
させて前記チルロールに密着させる押出成型装置の冷却
媒体供給装置において、本体の内部に供給される冷却媒
体を前記吐出樹脂に対して噴出させる吹出口を配設する
とともに、内部に前記冷却媒体を前記吹出口方向に指向
させる複数の隔壁部材を所定間隔を有するように配設
し、前記吐出樹脂の膜厚に応じて前記各隔壁部材の間に
冷却媒体の送気および前記各隔壁部材の間の冷却媒体の
吸気を行なう送吸気管を配設し、前記送吸気管に切換え
バルブを介して送排気装置により冷却媒体を送る送気配
管および送排気装置により冷却媒体を吸引する吸気配管
を切換え自在に接続し、前記吐出樹脂の膜厚に応じて前
記切換えバルブの切換え制御および前記送気配管または
前記吸気配管の冷却媒体の流量制御を行なう制御装置を
配設したことを特徴とするものである。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、内部
に供給された冷却媒体は、各隔壁部材の間を通り、これ
ら各隔壁部材により吹出口に向かって一方向に整流され
て噴出され、吐出樹脂をチルロールに密着させるもので
あり、また、この吐出樹脂の膜厚が均一でない場合に
は、制御装置により、その膜厚が均一でない部分に対応
する位置の送吸気管の切換えバルブを切換えて、送排気
装置から送気配管を介して冷却媒体を送吸気管に送り、
この送吸気管から各隔壁部材の間に冷却媒体を送気する
か、あるいは、送排気装置により各隔壁部材の間に供給
される冷却媒体を送吸気管および吸気配管を介して吸気
するものであり、これにより、前記各隔壁部材の間を通
る冷却媒体の流量を調整できるものである。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
3において、前記隔壁部材をその内周側端部が前記吹出
口に至るように延在して形成したことを特徴とするもの
である。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、前記
各隔壁部材をその端部が吹出口に至るように延在して形
成するようにしているので、各隔壁部材により整流され
た冷却媒体が、各隔壁部材により分割された状態で吹出
口からそのまま直接層流状態にして噴出されるものであ
り、冷却媒体の噴出制御をより正確に行なうことができ
るとともに、Tダイから吐出された吐出樹脂を極めて良
好に冷却させることができるものである。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
または4において、前記吹出口を前記チルロールに対向
する面全体に形成したことを特徴とするものである。
【0019】この請求項5に記載の発明によれば、吹出
口からチルロールの対向する面全体に冷却媒体を噴出さ
せることができるものである。
【0020】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
3または4において、前記吹出口を前記チルロールに対
向する面に幅寸法が極小となるように形成したことを特
徴とするものである。
【0021】この請求項6に記載の発明によれば、吹出
口からチルロールの対向する面に局部的に冷却媒体を噴
出させることができるものである。
【0022】さらにまた、請求項7に記載の発明は、請
求項1乃至4において、前記送吸気管を各隔壁部材の間
にそれぞれ対応して複数配設したことを特徴とするもの
である。
【0023】この請求項7に記載の発明によれば、送吸
気管を各隔壁部材の間にそれぞれ対応して複数配設し、
これら各送吸気管により各隔壁部材の間の冷却媒体の送
気あるいは吸気をそれぞれ独立して行なうようにしてい
るので、送吸気管により流量調整され各隔壁部材の間を
通る冷却媒体の風量にばらつきがなく、冷却媒体による
吐出樹脂の冷却制御を適正に行なうことができるもので
ある。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
乃至4において、前記複数の送吸気管を複数の隔壁部材
に跨がるように配設し、前記各送吸気管の内側に対応す
る位置に、前記各隔壁部材の間に開口する連通孔を配設
したことを特徴とするものである。
【0025】この請求項8に記載の発明によれば、複数
の送吸気管を複数の隔壁部材に跨がるように配設すると
ともに、前記各送吸気管の内側に対応する位置に前記各
隔壁部材の間に開口する連通孔を配設し、これら送吸気
管が跨がる複数の隔壁部材を単位としてその各隔壁部材
の間に連通孔を介して冷却媒体の送気あるいは吸気を独
立して行なうようにしているので、送吸気管により流量
調整され各隔壁部材の間を通る冷却媒体の風量にばらつ
きがなく、冷却媒体による吐出樹脂の冷却制御を適正に
行なうことができるものである。
【0026】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
乃至4において、前記送気配管および前記吸気配管の中
途部にそれぞれバルブを配設し、前記制御装置により前
記各バルブの開度を調整して冷却媒体の流量を制御する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0027】この請求項9に記載の発明によれば、送気
配管および前記吸気配管の中途部にそれぞれバルブを配
設し、前記制御装置により前記各バルブの開度を調整す
ることにより、送気配管あるいは吸気配管の冷却媒体の
流量を制御するようにしているので、前記各隔壁部材の
間を通る冷却媒体の流量をより適正に調整できるもので
ある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図12を参照して説明する。
【0029】図1は本発明に係る環状の吐出口を有する
ダイを用いた押出成型装置の冷却媒体供給装置の実施の
一形態を示したもので、この冷却媒体供給装置1は、押
出成型装置のダイ12の上部であってこのダイ12に形
成された環状の吐出口13の外周側に配設されるように
なされており、この冷却媒体供給装置1は、環状の本体
14を有している。この本体14の外周側上面には、上
方に突出する隔壁15が形成されており、前記本体14
の外周側上方には、水平方向に延びる環状の第1仕切壁
16が前記本体14の隔壁15の上端部に対して所定間
隙を有するように配設されている。そして、前記第1仕
切壁16の下側および上側には、それぞれ図示しない冷
却媒体の送給装置により空気のみ、フロンガス等のガス
あるいは空気やガスに霧状冷媒のミストを混在させた所
定の冷却媒体が供給されるようになされている。
【0030】また、前記本体14の上部には、第1ノズ
ル板17が前記本体14の上面との間に所定間隙を有す
るとともに、その上面が前記本体14の外周側上面と面
一になるように固着されており、この本体14と第1ノ
ズル板17と間の内周部先端は、上方に向かって開口す
る第1ノズル口18とされている。また、前記第1仕切
壁16の内側には、外周側が上方に立上げ形成された断
面形状ほぼL字状を有する第2ノズル板19が前記第1
仕切壁16の内周面に螺合させることにより前記第1ノ
ズル板17の上面に対して所定間隙を有するように取付
けられており、前記第1ノズル板17と第2ノズル板1
9との間の内周部先端は、上方に向かって開口する主ノ
ズル口20とされている。また、前記第1ノズル板17
の外周側には、連通孔21が穿設されており、前記第1
仕切壁16の下側に供給される冷却媒体が前記本体14
の隔壁15と第2ノズル板19の外周面との間を通って
第1ノズル板17と第2ノズル板19との間に送られ、
前記主ノズル口20から噴出されるようになされてい
る。また、前記第1ノズル口18は、前記連通孔21を
通って本体14と第1ノズル板17との間に送られた冷
却媒体の一部が噴出されるとともに、前記主ノズル口2
0から噴出される余分な冷却媒体を吸引するようになさ
れている。
【0031】さらに、本実施形態においては、図2に示
すように、前記第2ノズル板19の下面には、多数(例
えば、288個)の隔壁部材22,22…がその内周端
部が前記主ノズル口20に近接するように半径方向に延
在するとともに下面が前記第1ノズル板17の上面に当
接されるように周方向に所定間隔をもって取付けられて
おり、これら各隔壁部材22は、前記第2ノズル板19
の下面に溝を形成し、この溝に圧入することにより、第
2ノズル板19に保持固定されるようになされている。
【0032】また、前記第2ノズル板19には、前記各
隔壁部材22の間に開口する円筒状の送吸気管23が周
方向に千鳥状に配列されるとともにその下端面が前記第
2ノズル板19の下面と面一となるように取付けられて
おり、この送吸気管23の上部には、送吸気口24が形
成されている。
【0033】なお、前記実施形態においては、前記送吸
気管23を各隔壁部材22の間に1つずつ設けるように
したが、前記送吸気管23を各隔壁部材22の間に複数
設けるようにしてもよい。また、前記送吸気管23を周
方向に千鳥状に配列するようにしたが、同一円周状配列
するようにしてもよい。さらに、前記送吸気管23は断
面形状円形状に形成しているが、例えば、四角形状等い
ずれの形状であってもよい。
【0034】そして、前記第1ノズル板17と第2ノズ
ル板19との間に供給される冷却媒体は、前記各隔壁部
材22の間を通って主ノズル口20に送られるものであ
り、前記送吸気管23から冷却媒体を送風あるいは吸引
することにより、前記第1ノズル板17と第2ノズル板
19との間に供給される冷却媒体の流量を任意に可変す
ることができるようになっている。
【0035】また、前記第2ノズル板19の前記送吸気
管23より内側上面には、第3ノズル板25が前記第2
ノズル板19の上面に対して所定間隙を有するように取
付けられており、前記第2ノズル板19と第3ノズル板
25との間の内周部先端は、上方に向かって開口する第
2ノズル口26とされている。また、前記第3ノズル板
25の上面には、連通孔27が穿設されており、前記第
2ノズル板19の上側に供給される冷却媒体が前記連通
孔27により前記第2ノズル板19と第3ノズル板25
との間に送られ、前記第2ノズル口26から噴出される
ようになされている。
【0036】さらに、前記第3ノズル板25の上面に
は、上端部が前記吐出口13から吐出される樹脂の成型
形状に合うように所定角度で傾斜するように形成された
仕切板28が立設されており、前記仕切板28には、連
通孔29が穿設されている。
【0037】また、図3は前記冷却媒体供給装置を用い
た制御システムの一実施形態を示したもので、送吸気装
置としての高圧ブロワ30が配設されており、この高圧
ブロワ30には、高圧ブロワ30の駆動により常に正圧
状態に保持される正圧調整タンク31が接続されるとと
もに、常に負圧状態に保持される負圧調整タンク32が
接続されている。また、前記各送吸気管23の送吸気口
24には、送吸気配管33が接続されており、この送吸
気配管33には、切換えバルブ34を介して送気配管3
5および吸気配管36がそれぞれ接続されている。そし
て、前記切換えバルブ34を切換え動作させることによ
り、前記送吸気配管33と送気配管35あるいは吸気配
管36とを選択的に連通させることができるようになさ
れている。
【0038】また、前記送気配管35は、途中、パルス
モータ37により任意に開度調整される送気用バルブ3
8を介して前記高圧ブロワ30の正圧調整タンク31に
接続されており、前記吸気配管36は、途中、パルスモ
ータ39により任意に開度調整される吸気用バルブ40
を介して前記高圧ブロワ30の負圧調整タンク32に接
続されている。
【0039】さらに、例えば、前記吐出樹脂のフロスト
ライン付近の膜厚を検出する膜厚センサ41を配設し、
この膜厚センサ41には、前記膜厚センサ41からの検
出データに基づいて前記切換えバルブ34の切換え制
御、前記送気用バルブ38のパルスモータ37および吸
気用バルブ40のパルスモータ39を駆動制御する制御
装置42が接続されている。
【0040】なお、前記実施形態においては、前記送気
用バルブ38および吸気用バルブ40の開度調整を行な
う場合の基準データとして吐出樹脂のフロストライン付
近の膜厚を検出するようにしているが、他の部位におけ
る膜厚を検出するようにしてもよいし、フロストライン
近傍若しくはダイからの吐出直後の吐出樹脂の周方向の
温度分布を検出するようにしてもよい。また、前記実施
形態においては、送吸気装置として高圧ブロワ30を用
い、この高圧ブロワ30により送気配管35への送気お
よび吸気配管36からの吸気を行なうようにしている
が、例えば、送気配管35への送気を行なう送風機およ
び吸気配管36からの吸気を行なう吸引機をそれぞれ別
個に設けるようにしてもよい。
【0041】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0042】本実施形態においては、前記ダイ12の吐
出口13から溶融樹脂を筒状に成形して上方に吐出する
とともに、この吐出樹脂の内側に所定圧力でエアを噴出
させて樹脂を吹膨するものであり、この場合に、前記第
1仕切壁16の下側に供給される冷却媒体が前記第1ノ
ズル板17と第2ノズル板19との間に送られ、この冷
却媒体の一部が前記連通孔21を通って本体14と第1
ノズル板17との間を通って前記第1ノズル口18から
噴出され、前記吐出樹脂の冷却を行なうようになってい
る。
【0043】また、前記第1ノズル板17と第2ノズル
板19との間に送られた冷却媒体は、前記各隔壁部材2
2の間を通り、これら各隔壁部材22により本体14の
中心方向に向かって一方向に整流されて主ノズル口20
から噴出される。例えば、冷却媒体がその送給装置から
冷却媒体供給装置1に供給される際に、回転翼により回
転流として出力され、乱流状態で供給されることになる
が、前記隔壁部材22部分を冷却媒体が通過することに
より、乱流等を除去するように常に安定した層流として
噴出させることができるようになっている。
【0044】さらに、前記第1仕切壁16の上側に供給
される冷却媒体は、連通孔27を介して前記第2ノズル
板19と第3ノズル板25との間に送られて前記第2ノ
ズル口26から噴出されるようになっている。このよう
に前記各ノズル口18,20,26および各仕切板28
の間から冷却媒体を噴出させることにより、吐出口13
から吐出される樹脂を適正に冷却するようになってい
る。
【0045】このときに、前記吐出樹脂Aは、まず、第
1ノズル口18から噴出される冷却媒体により冷却され
るものであるが、主ノズル20、第2ノズル口26等が
ない場合には、前記吐出樹脂Aが第1ノズル18の直径
より大きい直径に吹膨されて成型されることから、第1
ノズル口18から噴出される冷却媒体は吐出樹脂Aに対
して一定の剥離点を過ぎると吐出樹脂Aの表面から剥離
され、それより上方の吐出樹脂Aの表面部分に冷却媒体
の乱流が発生してしまい、吐出樹脂Aのばたつき等が発
生して適正な成型を行なうことができなくなってしま
う。しかし、本実施形態においては、主ノズル20、第
2ノズル口26および各仕切板28の間からも冷却媒体
を噴出させるようにしているので、いわゆるスロット効
果と同様の効果を得ることができる。すなわち、図1に
示すように、第1ノズル口18のみから冷却媒体を噴出
したとすると、その噴出部の幅寸法bと吐出樹脂の周面
において乱流が発生しない範囲の高さ寸法lとの関係
は、いわゆるゼットウォール効果として、l=(18〜
20)bという関係が成立するが、本実施形態において
は、主ノズル20、第2ノズル口26および各仕切板2
8の間から冷却媒体を噴出することにより、噴出部の幅
寸法Bが大きくなり、乱流が発生しない範囲の高さ寸法
Lも大きくなる。その結果、本実施形態においては、吐
出樹脂Aの上方においても乱流の発生を確実に防止する
ことができ、冷却媒体を吐出樹脂Aの周面全体にわたっ
て層流として噴出することができ、大径の樹脂成型を行
なう場合でも、吐出樹脂Aのばたつき等を防止して、吐
出樹脂Aの安定した冷却を行なうことができる。
【0046】そして、前記樹脂の成形時に膜厚センサ4
1により前記吐出口13からの吐出樹脂の周方向の膜厚
を検出してその検出信号を制御装置42に送り、この制
御装置42により、吐出樹脂の膜厚分布を算出する。そ
して、前記吐出樹脂の膜厚が均一でない場合には、前記
制御装置により、膜厚が薄い場合は冷却媒体による冷却
が不足しており、膜厚が厚い場合は冷却媒体による冷却
が過剰であると判断し、前記制御装置42により、膜厚
が均一でない部分に対応する位置の切換えバルブ34を
動作させ、冷却が不足している場合は、送吸気配管33
と送気配管35とを連通させるとともに、冷却が過剰で
ある場合は、送吸気配管33と吸気配管36とを連通さ
せるように切換える。
【0047】その後、前記送吸気配管33と連通された
送気配管35あるいは吸気配管36のいずれかのパルス
モータ37,39を駆動制御して、送気用バルブ38あ
るいは吸気用バルブ40の開度を調整することにより、
前記高圧ブロワ30から送気配管35を介して冷却媒体
を送吸気管23に送り、この送吸気管23から各隔壁部
材22の間に冷却媒体を供給するか、あるいは、高圧ブ
ロワ30により各隔壁部材22の間に供給される冷却媒
体を送吸気管23および吸気配管36を介して吸気する
ようになっている。これにより、前記各隔壁部材22の
間を通る冷却媒体の流量を調整できるようになってい
る。
【0048】この場合に、本実施形態においては、各隔
壁部材22の間にそれぞれ送吸気管23を接続し、これ
ら各送吸気管23により各隔壁部材22の間の冷却媒体
の送気あるいは吸気をそれぞれ独立して行なうようにし
ているので、送吸気管23により流量調整され各隔壁部
材22の間を通る冷却媒体の風量にばらつきがなく、し
かも、各隔壁部材22の先端部を前記主ノズル口20に
近接するように形成しているので、各隔壁部材22の間
の整流効果を高めることが可能となり、冷却媒体による
吐出樹脂の冷却制御を適正に行なうことができる。ま
た、多数の隔壁部材22を設けているので、吐出樹脂に
対して周方向に極めて細かい冷却制御を行なうことがで
きるものである。
【0049】また、前記実施形態においては、吐出樹脂
を均一に冷却する場合について説明したが、例えば、樹
脂製の手提げ袋等のように把持部分の膜厚のみを厚くし
てその他の部分の膜厚を薄く形成するような製品に適用
する樹脂を成型するような場合は、吐出樹脂の膜厚の一
部を故意に厚く成型したり、あるいは、薄く成型する必
要がある。このような場合であっても、本実施形態にお
いては、各送吸気管23により各隔壁部材22の間の冷
却媒体の送気あるいは吸気をそれぞれ独立して行なうこ
とができ、周方向の任意の位置で冷却媒体の噴出量を可
変制御することができるので、吐出樹脂の膜厚が異なる
部分に対してのみ、冷却媒体の噴出量を可変して噴出さ
せることができ、冷却媒体による冷却制御を適正に行な
うことができる。
【0050】さらに、例えば、チャック付きの樹脂製袋
等の製品に適用する樹脂を成型するような場合は、前記
吐出樹脂に、凸状の雄チャックおよびこの雄チャックが
係合される凹状の雌チャックをそれぞれ一体に形成して
なるチャック付きの樹脂成型を行なうものであるが、本
実施形態においては、周方向の任意の位置で冷却媒体の
噴出量を可変制御することができるので、吐出樹脂の膜
厚が厚くなる前記チャック部分に対してのみ、冷却媒体
の噴出量を可変して噴出させることができ、冷却媒体に
よる冷却制御を適正に行なうことができる。
【0051】したがって、本実施形態においては、膜厚
センサ41により検出される吐出樹脂の膜厚に応じて、
制御装置42により切換えバルブ34を切換えるととも
に、送気用バルブ38あるいは吸気用バルブ40の開度
を調整することにより、前記高圧ブロワ30からの冷却
媒体を送吸気管23を介して各隔壁部材22の間に供給
するか、あるいは、各隔壁部材22の間に供給される冷
却媒体を吸気することができ、これにより、主ノズル口
20から吐出される冷却媒体の流量を周方向で局部的に
調整することができ、偏肉のない膜厚の均一な樹脂成型
を行なうことができる。
【0052】また、前記第1ノズル板17と第2ノズル
板19との間に隔壁部材22を配設するようにしている
ので、前記各隔壁部材22により冷却媒体を渦流等を除
去するように本体14の中心方向に向かって一方向に整
流させることができ、その結果、適正に整流された冷却
媒体を主ノズル口20から均一に噴出させることがで
き、吐出樹脂Aの周方向に均一な冷却を行なうことがで
きる。
【0053】また、図4および図5は本発明の他の実施
形態を示したもので、本実施形態においても前記実施形
態と同様に、前記第2ノズル板19の下面に、多数(例
えば、288個)の隔壁部材22,22…が先端部が前
記主ノズル口20に近接するように半径方向に延在する
とともに下面が前記第1ノズル板17の上面に当接され
るように周方向に所定間隔をもって取付けられており、
本実施形態においては、前記第2ノズル板19の上面に
は、円筒状を有し上部に送吸気口24が形成された複数
の送吸気管23が複数の隔壁部材22に跨がるように周
方向に千鳥状に取付けられている。
【0054】また、前記第2ノズル板19の前記各送吸
気管23の内側に対応する位置には、前記各隔壁部材2
2の間に開口する連通孔43がそれぞれ千鳥状に配設さ
れており、前記第1ノズル板17と第2ノズル板19と
の間に供給され各隔壁部材22の間を通る冷却媒体を、
複数の連通孔43を介して前記送吸気管23から送気あ
るいは吸気することにより、前記第1ノズル板17と第
2ノズル板19との間に供給される冷却媒体の流量を任
意に可変することができるようになっている。
【0055】その他の部分は前記実施形態に示すものと
同様であるため、同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0056】本実施形態においても前記実施形態と同様
に、前記第1ノズル板17と第2ノズル板19との間に
送られた冷却媒体は、前記各隔壁部材22の間を通り、
これら各隔壁部材22により本体14の中心方向に向か
って一方向に整流されて主ノズル口20から噴出される
ものであり、これにより、前記ダイ12の吐出口13か
ら吐出される溶融樹脂の冷却を行なうようになってい
る。
【0057】そして、前記樹脂の成形時に膜厚センサ4
1により吐出樹脂の膜厚分布を算出し、前記吐出樹脂の
膜厚が均一でない場合には、前記制御装置により、膜厚
が均一でない部分に対応する位置の切換えバルブ34を
動作させ、冷却が不足している場合は、送吸気配管33
と送気配管35とを連通させるとともに、冷却が過剰で
ある場合は、送吸気配管33と吸気配管36とを連通さ
せるように切換える。
【0058】その後、前記送吸気配管33と連通された
送気配管35の送気用バルブ38あるいは吸気配管36
の吸気用バルブ40のいずれかの開度を調整することに
より、前記高圧ブロワ30から送気配管35を介して冷
却媒体を送吸気管23に送り、この送吸気管23からこ
れら送吸気管23が跨がる隔壁部材22を単位としてそ
の各隔壁部材22の間に連通孔43を介して冷却媒体を
供給するか、あるいは、高圧ブロワ30により各隔壁部
材22の間に供給される冷却媒体を連通孔43を介して
送吸気管23および吸気配管36により吸気し、これに
より、前記各隔壁部材22の間を通る冷却媒体の流量を
調整するようになっている。
【0059】したがって、本実施形態においても前記実
施形態と同様に、各隔壁部材22の間にそれぞれ連通す
る連通孔43を形成するとともに、これら連通孔43の
うちの複数の連通孔43に連通する複数の送吸気管23
を設け、これら各送吸気管23により送吸気管23が跨
がる複数の隔壁部材22を単位として連通孔43を介し
て各隔壁部材22の間の冷却媒体の送気あるいは吸気を
それぞれ独立して行なうようにしているので、送吸気管
23により流量調整され各隔壁部材22の間を通る冷却
媒体の風量にばらつきがなく、しかも、各隔壁部材22
の先端部がを記主ノズル口20に近接するように形成し
ているので、各隔壁部材22の間の整流効果を高めるこ
とが可能となり、冷却媒体による吐出樹脂の冷却制御を
適正に行なうことができる。また、多数の隔壁部材22
を設けているので、吐出樹脂に対して周方向に極めて細
かい冷却制御を行なうことができるものである。
【0060】その結果、吐出樹脂の膜厚に応じて、冷却
媒体を送吸気管23を介して各隔壁部材22の間に供給
するか、あるいは、各隔壁部材22の間に供給される冷
却媒体を吸気することができ、これにより、主ノズル口
20から吐出される冷却媒体の流量を周方向で局部的に
調整することができ、偏肉のない膜厚の均一な樹脂成型
を行なうことができる。また、隔壁部材22により冷却
媒体を本体14の中心方向に向かって一方向に整流させ
ることができ、その結果、適正に整流された冷却媒体を
主ノズル口20から均一に噴出させることができ、吐出
樹脂の周方向に均一な冷却を行なうことができる。
【0061】また、図6乃至図8はTダイによる押出成
型装置に適用される冷却媒体供給装置の実施形態を示し
たもので、本実施形態においては、溶融樹脂を平板状に
成形して下方に吐出するTダイ44の吐出口13の下方
には、前記吐出樹脂を密着させて冷却するためのチルロ
ール45が配設されており、このチルロール45の外周
近傍には、冷却媒体供給装置1が配設されている。
【0062】この冷却媒体供給装置1は、前記チルロー
ル45の軸方向に延在する箱型の本体14を有してお
り、この本体14の前記チルロール45に対向する面
は、吹出口46とされている。また、前記本体14の前
記チルロール45の反対側の面には、冷却媒体供給口4
9が突出形成されており、前記本体14の内部には、上
面に対して空隙が形成された隔壁15および下面に対し
て空隙が形成された隔壁15が順次所定間隔を有するよ
うに配設されている。そして、冷却媒体供給口49から
ホース50を介して供給される冷却媒体が前記各隔壁1
5の間を通って前記吹出口46に送給されるようになさ
れている。
【0063】さらに、本実施形態においては、図7に示
すように、前記本体14の内部であって前記吹出口46
の近傍には、多数の隔壁部材22,22…が上下および
前後に延在するように所定間隔をもって形成されてお
り、前記本体14の上面には、前記各隔壁部材22の間
に開口し上部に送吸気口24が形成された円筒状の送吸
気管23が千鳥状に取付けられている。
【0064】そして、前記本体14の内部に供給される
冷却媒体は、前記各隔壁部材22の間を通って吹出口4
6に送られるものであり、前記送吸気管23から冷却媒
体を送風するか、あるいは、冷却媒体を吸引することに
より、前記吹出口46に供給される冷却媒体の流量を任
意に可変することができるようになっている。
【0065】また、図8は前記冷却媒体供給装置1を用
いた制御システムの一実施形態を示したもので、前記各
送吸気管23の送吸気口24には、送吸気配管33が接
続されており、この送吸気配管33には、切換えバルブ
34を介して送気配管35および吸気配管36がそれぞ
れ接続されている。そして、前記切換えバルブ34を切
換え動作させることにより、前記送吸気配管33と送気
配管35あるいは吸気配管36とを選択的に連通させる
ことができるようになされている。
【0066】また、前記送気配管35は、途中、パルス
モータ37により任意に開度調整される送気用バルブ3
8を介して高圧ブロワ30の正圧調整タンク31に接続
されており、前記吸気配管36は、途中、パルスモータ
39により任意に開度調整される吸気用バルブ40を介
して前記高圧ブロワ30の負圧調整タンク32に接続さ
れている。さらに、例えば、前記チルロール45から引
き剥がされた吐出樹脂の膜厚を検出する膜厚センサ41
を配設し、この膜厚センサ41には、前記膜厚センサ4
1からの検出データに基づいて前記送気用バルブ38の
パルスモータ37および吸気用バルブ40のパルスモー
タ39を駆動制御する制御装置42が接続されている。
【0067】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0068】本実施形態においては、前記Tダイ44の
吐出口13から溶融樹脂を平板状に成形して下方に吐出
し、この吐出樹脂は、前記チルロール45の外周面に接
触されて冷却されるものである。
【0069】この場合に、前記ホース50を介して本体
14の内部に供給される冷却媒体が前記各隔壁15の間
を通り、さらに、前記各隔壁部材22および整流板28
の間を通り、これら各隔壁部材22および整流板28に
より本体14の吹出口46の方向に向かって一方向に整
流され、さらに、各整流部材29により渦流等を除去す
るように整流されて吹出口46から噴出される。これに
より、前記チルロール45の外周に接触された吐出樹脂
に均一に冷却媒体を噴出させることができ、前記吐出樹
脂をチルロール45の外周面に対して均一に密着させる
ことができ、チルロール45による冷却を均一に行なう
ことが可能となる。
【0070】そして、本実施形態においても、膜厚セン
サ41により前記吐出樹脂の膜厚を検出してその検出信
号を制御装置42に送り、この制御装置42により、吐
出樹脂の膜厚分布を算出する。そして、前記吐出樹脂の
膜厚が均一でない場合には、前記制御装置により、膜厚
が薄い場合は冷却媒体による冷却が不足しており、膜厚
が厚い場合は冷却媒体による冷却が過剰であると判断
し、前記制御装置42により、膜厚が均一でない部分に
対応する位置の切換えバルブ34を動作させ、冷却が不
足している場合は、送吸気配管33と送気配管35とを
連通させるとともに、冷却が過剰である場合は、送吸気
配管33と吸気配管36とを連通させるように切換え
る。
【0071】その後、前記送吸気配管33と連通された
送気配管35あるいは吸気配管36のいずれかのパルス
モータ37,39を駆動制御して、送気用バルブ38あ
るいは吸気用バルブ40の開度を調整することにより、
前記高圧ブロワ30から送気配管35を介して冷却媒体
を送吸気管23に送り、この送吸気管23から各隔壁部
材22の間に冷却媒体を供給するか、あるいは、高圧ブ
ロワ30により各隔壁部材22の間に供給される冷却媒
体を送吸気管23および吸気配管36を介して吸気する
ようになっている。これにより、前記各隔壁部材22の
間を通る冷却媒体の流量を調整できるようになってい
る。
【0072】この場合に、本実施形態においては、各隔
壁部材22の間にそれぞれ送吸気管23を接続し、これ
ら各送吸気管23により各隔壁部材22の間の冷却媒体
の送気あるいは吸気をそれぞれ独立して行なうようにし
ているので、送吸気管23により流量調整され各隔壁部
材22の間を通る冷却媒体の風量にばらつきがなく、し
かも、各隔壁部材22の先端部がを記主ノズル口20に
近接するように形成しているので、各隔壁部材22の間
の整流効果を高めることが可能となり、冷却媒体による
吐出樹脂の冷却制御を適正に行なうことができる。ま
た、多数の隔壁部材22を設けているので、吐出樹脂に
対して幅方向に極めて細かい冷却制御を行なうことがで
きるものである。
【0073】したがって、本実施形態においても前記実
施形態と同様に、膜厚センサ41により検出される吐出
樹脂の膜厚に応じて、制御装置42により送気用バルブ
38あるいは吸気用バルブ40の開度を調整することに
より、前記高圧ブロワ30からの冷却媒体を送吸気管2
3を介して各隔壁部材22の間に供給するか、各隔壁部
材22の間に供給される冷却媒体を吸気することがで
き、これにより、吹出口46から吐出される冷却媒体の
流量を幅方向で局部的に調整することができ、しかも、
前記各隔壁部材22、整流板28および各整流部材29
により冷却媒体を一方向に整流させることができるの
で、吐出樹脂をチルロール45に対して均一に密着させ
ることができ、偏肉のない膜厚の均一な樹脂成型を行な
うことができる。
【0074】なお、前記実施形態においては、本体14
の前面に吹出口46が形成されたいわゆるチャンバ型の
冷却媒体供給装置1について説明したが、図9に示すよ
うに、本体14の前面に幅方向に延在し先端が幅寸法が
極小に形成された吹出口46を形成し、この吹出口46
からエッジ状に冷却媒体を吹き出すようにしたいわゆる
エアナイフ型の冷却媒体供給装置1に適用しても前記実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0075】また、前記実施形態においては、各隔壁部
材22の間にそれぞれ送吸気管23を接続するようにし
たが、図10に示すように、各隔壁部材22の間にそれ
ぞれ連通孔43を形成し、これら連通孔43のうちの複
数の連通孔43に連通する複数の送吸気管23を設け、
これら各送吸気管23により各隔壁部材22の間の冷却
媒体の送気あるいは吸気をそれぞれ独立して行なうよう
にしても同様の効果を得ることができる。
【0076】さらに、前記各実施形態においては、制御
装置により、切換えバルブ34を動作させるとともに、
送気用バルブ38あるいは吸気用バルブ40の開度を調
整することにより、冷却媒体の流量を局部的に自動制御
するようにしたが、例えば、前記各バルブを手動で操作
することにより、冷却媒体の流量を手動により制御する
ようにしてもよい。また、前記各実施形態においては、
送吸気管23により、各隔壁部材22の間の冷却媒体の
送気および吸気を行なうようにしたが、例えば、各隔壁
部材22の間に冷却媒体の送気のみを行なわせたり、各
隔壁部材22の間の冷却媒体の吸気のみを行なわせても
よいし、さらに、送吸気管23等に高圧ブロワ30を接
続せず、大気に開放して、ベンチュリ効果による調整を
行なわせるようにしてもよい。
【0077】また、図11は本発明の他の実施形態を示
したもので、本実施形態は、図1に示す隔壁部材22の
形状を変更したものである。
【0078】本実施形態の冷却媒体供給装置1において
も、前記第2ノズル板19の下面側に複数の隔壁部材2
2が形成されており、本実施形態においては、この隔壁
部材22は、その内周側端部22aが主ノズル口20に
至るように延在して形成されている。
【0079】この場合に、本実施形態においては、前記
第2ノズル板19の内周端部が下方に突出するように形
成されているため、前記第2ノズル板19の内周端部下
面に前記各隔壁部材22に対応するように図示しないス
リットを形成し、前記各隔壁部材22を前記スリットに
嵌合させることにより、前記各隔壁部材22の内周端部
を主ノズル口20部分に位置させることができるもので
ある。そして、本実施形態においては、前記各隔壁部材
22により、前記主ノズル口20が周方向に分割される
ようになっている。
【0080】そして、この各隔壁部材22の間隔寸法
は、例えば、1.0〜20mm程度に形成されており、
高さ寸法は、例えば、5〜30mm程度、厚さ寸法は、
例えば、0.2〜5mm程度に形成されるようになって
いる。
【0081】その他の部分は前記図1に示す実施形態の
ものと同様であるため、同一部分には同一符号を付して
その説明を省略する。また、前記冷却媒体供給装置を用
いた制御システムについても前記図3に示すものと同様
のものが用いられる。
【0082】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0083】本実施形態においても前記実施形態と同様
に、主ノズル口20、第1ノズル口18、第2ノズル口
26および各仕切板28の間から冷却媒体を噴出させる
ことにより、ダイ12の吐出口13から吐出された溶融
樹脂を適正に冷却するようになっている。この場合に、
本実施形態においても、前記各隔壁部材22により乱流
等を除去するように常に安定した層流として噴出させる
ことができるとともに、いわゆるゼットウォール効果に
より、吐出樹脂の上方においても乱流の発生を確実に防
止することができるものである。
【0084】そして、前記吐出樹脂の膜厚に応じて、送
吸気管23から各隔壁部材22の間に冷却媒体を供給す
るか、あるいは、各隔壁部材22の間に供給される冷却
媒体を送吸気管23を介して吸気することにより、前記
各隔壁部材22の間を通る冷却媒体の流量を調整できる
ようになっている。
【0085】この場合に、本実施形態においては、前記
各隔壁部材22をその内周側端部22aが主ノズル口2
0に至るように延在して形成するようにしているので、
前記各隔壁部材22により整流された冷却媒体が各隔壁
部材22により周方向に分割された状態で主ノズル口2
0からそのまま直接層流状態にして噴出されるものであ
り、周方向の冷却媒体の噴出制御をより正確に行なうこ
とができるとともに、ダイ12の吐出口13から吐出さ
れた吐出樹脂を極めて良好に冷却させることができるも
のである。
【0086】したがって、本実施形態においても前記実
施形態と同様に、冷却媒体を送吸気管23を介して各隔
壁部材22の間に供給するか、あるいは、各隔壁部材2
2の間に供給される冷却媒体を送吸気管23を介して吸
気することができ、これにより、主ノズル口20から吐
出される冷却媒体の流量を周方向で局部的に、しかも、
正確に調整することができ、偏肉のない膜厚の均一な樹
脂成型を行なうことができる。また、隔壁部材22によ
り冷却媒体を渦流等を除去するように整流させることが
でき、適正に整流された冷却媒体を主ノズル口20から
均一に噴出させることができ、吐出樹脂の周方向に均一
な冷却を行なうことができる。
【0087】なお、本実施形態においては、溶融樹脂を
環状に吐出するダイ12に適用される冷却媒体供給装置
について説明したが、図6、図9および図10に示すよ
うなTダイに適用される冷却媒体供給装置にも同様に適
用することができる。
【0088】また、前記各実施形態においては、隔壁部
材22により冷却媒体の流路を分割するようにしたが、
例えば、多数の細い配管の出口を環状または一直線状に
配列させたり、ハニカム形状の流路を一体成型する等の
いずれの手段により冷却媒体の流路を分割するようにし
てもよい。
【0089】図12は本発明装置における吐出樹脂の偏
肉データを示している。このデータの測定は、低密度ポ
リエチレン樹脂を直径410cm、厚さ20μmのバブ
ル状に成型した場合におけるバブルの円周上のフイルム
厚さを20μmを基準とした偏肉割合(%)を計測した
ものである。図中、実線は図1に示す実施形態の偏肉デ
ータを示し、破線は図11に示す実施形態の偏肉データ
を示すものである。
【0090】図12と同様にして図13に示す従来例に
ついて計測したところ、従来例の偏肉割合は±15%以
上に達するものであり、非常に偏肉が大きいものであっ
た。
【0091】これに対し、本発明によれば、図12に示
すように、図1および図11の両実施形態においても、
偏肉割合は±5%以下に抑えることができ、特に隔壁部
材22を主ノズル口20の端縁まで形成した場合には、
偏肉割合を±2%以下と極めて低く抑えることができ、
厚さの均一な高品質なフイルムの成型ができることがわ
かる。
【0092】また、本発明は前記各実施形態のものに限
定されるものではなく、必要に応じて種々変更すること
が可能である。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、吐出
樹脂の膜厚に応じて制御装置により冷却媒体を送吸気管
を介して各隔壁部材の間に供給するか、あるいは、吸気
することができ、これにより、吐出される冷却媒体の流
量を局部的に調整することができ、偏肉のない膜厚の均
一な樹脂成型を行なうことができる。また、隔壁部材を
配設するようにしているので、前記各隔壁部材により渦
流等を除去するように冷却媒体を冷却媒体吹出し方向に
向かって一方向に整流させることができ、その結果、適
正に整流された冷却媒体を均一に噴出させることがで
き、吐出樹脂の均一な冷却および吐出樹脂のチルロール
への均一な密着を行なうことができる。また、各隔壁部
材をその端部がノズル口あるいは吹出口に至るように延
在して形成するようにしているので、前記各隔壁部材に
より整流された冷却媒体が各隔壁部材により周方向に分
割された状態でそのまま直接層流状態にして噴出される
ものであり、冷却媒体の噴出制御をより正確に行なうこ
とができるとともに、ダイの吐出口から吐出された吐出
樹脂を極めて良好に冷却させることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る押出成型装置の冷却媒体供給装
置の実施の一形態を示す概略縦断面図
【図2】 図1の第2ノズル板部分の一部の底面図
【図3】 本発明の冷却媒体供給装置の制御システムの
一実施形態を示すブロック図
【図4】 本発明の他の実施形態を示す概略縦断面図
【図5】 図4の本体上面の一部の底面図
【図6】 本発明の他の実施形態を示す概略縦断面図
【図7】 図6の本体上面の一部の底面図
【図8】 図6の制御システムの一実施形態を示すブロ
ック図
【図9】 本発明の他の実施形態を示す概略縦断面図
【図10】 本発明の他の実施形態を示す概略縦断面図
【図11】 本発明のさらに他の実施形態を示す概略縦
断面図
【図12】 本発明装置における吐出樹脂の偏肉データ
を示す特性図
【図13】 従来の押出成型装置の冷却媒体供給装置を
示す概略縦断面図
【符号の説明】
1 冷却媒体供給装置 12 ダイ 13 吐出口 14 本体 15 隔壁 17 第1ノズル板 18 第1ノズル口 19 第2ノズル板 20 主ノズル口 22 隔壁部材 23 送吸気管 24 送吸気口 30 高圧ブロワ 33 送吸気配管 34 切換えバルブ 35 送気配管 36 吸気配管 41 膜厚センサ 42 制御装置 43 連通孔 44 Tダイ 45 チルロール 46 吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 7:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の溶融樹脂を所定形状に成型吐出さ
    せる吐出口が形成されたダイを配設してなる押出成型装
    置の前記ダイの近傍にダイから吐出される樹脂に対して
    冷却媒体を噴出させる押出成型装置の冷却媒体供給装置
    において、内部に冷却媒体の導通路を形成する複数のノ
    ズル板を配設するとともに、このノズル板の間に導通さ
    れる冷却媒体を前記吐出口からの吐出樹脂の外周に噴出
    させるノズル口を配設し、前記ノズル板の間に前記冷却
    媒体を中心方向に指向させる複数の隔壁部材を周方向に
    所定間隔を有するように配設し、前記吐出樹脂の膜厚に
    応じて前記各隔壁部材の間に冷却媒体の送気および前記
    各隔壁部材の間の冷却媒体の吸気を行なう送吸気管を配
    設し、前記送吸気管に切換えバルブを介して送排気装置
    により冷却媒体を送る送気配管および送排気装置により
    冷却媒体を吸引する吸気配管を切換え自在に接続し、前
    記吐出樹脂の膜厚に応じて前記切換えバルブの切換え制
    御および前記送気配管または前記吸気配管の冷却媒体の
    流量制御を行なう制御装置を配設したことを特徴とする
    押出成型装置の冷却媒体供給装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁部材をその内周側端部が前記ノ
    ズル口に至るように延在して形成したことを特徴とする
    請求項1に記載の押出成型装置の冷却媒体供給装置。
  3. 【請求項3】 所定の溶融樹脂を所定形状に成型吐出さ
    せる吐出口が形成されたTダイを配設するとともに、こ
    の吐出樹脂を冷却するチルロールを配設してなる押出成
    型装置の前記Tダイの近傍にTダイから吐出される樹脂
    に対して冷却媒体を噴出させて前記チルロールに密着さ
    せる押出成型装置の冷却媒体供給装置において、本体の
    内部に供給される冷却媒体を前記吐出樹脂に対して噴出
    させる吹出口を配設するとともに、内部に前記冷却媒体
    を前記吹出口方向に指向させる複数の隔壁部材を所定間
    隔を有するように配設し、前記吐出樹脂の膜厚に応じて
    前記各隔壁部材の間に冷却媒体の送気および前記各隔壁
    部材の間の冷却媒体の吸気を行なう送吸気管を配設し、
    前記送吸気管に切換えバルブを介して送排気装置により
    冷却媒体を送る送気配管および送排気装置により冷却媒
    体を吸引する吸気配管を切換え自在に接続し、前記吐出
    樹脂の膜厚に応じて前記切換えバルブの切換え制御およ
    び前記送気配管または前記吸気配管の冷却媒体の流量制
    御を行なう制御装置を配設したことを特徴とする押出成
    型装置の冷却媒体供給装置。
  4. 【請求項4】 前記隔壁部材をその内周側端部が前記吹
    出口に至るように延在して形成したことを特徴とする請
    求項3に記載の押出成型装置の冷却媒体供給装置。
  5. 【請求項5】 前記吹出口を前記チルロールに対向する
    面全体に形成したことを特徴とする請求項3または請求
    項4に記載の押出成型装置の冷却媒体供給装置。
  6. 【請求項6】 前記吹出口を前記チルロールに対向する
    面に幅寸法が極小となるように形成したことを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載の押出成型装置の冷却
    媒体供給装置。
  7. 【請求項7】 前記送吸気管を各隔壁部材の間にそれぞ
    れ対応して複数配設したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載の押出成型装置の冷却媒
    体供給装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の送吸気管を複数の隔壁部材に
    跨がるように配設し、前記各送吸気管の内側に対応する
    位置に、前記各隔壁部材の間に開口する連通孔を配設し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載の押出成型装置の冷却媒体供給装置。
  9. 【請求項9】 前記送気配管および前記吸気配管の中途
    部にそれぞれバルブを配設し、前記制御装置により前記
    各バルブの開度を調整して冷却媒体の流量を制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載の押出成型装置の冷却媒体供給装置。
JP8134946A 1995-05-31 1996-05-29 押出成型装置の冷却媒体供給装置 Pending JPH0948059A (ja)

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