JPH0947903A - 主軸端のキー構造 - Google Patents
主軸端のキー構造Info
- Publication number
- JPH0947903A JPH0947903A JP22576095A JP22576095A JPH0947903A JP H0947903 A JPH0947903 A JP H0947903A JP 22576095 A JP22576095 A JP 22576095A JP 22576095 A JP22576095 A JP 22576095A JP H0947903 A JPH0947903 A JP H0947903A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- spindle
- weight
- main shaft
- integrally formed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工作機械の主軸端に取付けたキーの重量の軽
減化を図り、高速回転時の遠心力低減と重量アンバラン
スの低減を図ることを目的とするものである 【構成】 工作機械の主軸端3と一体成形したキー6で
あって、上記キー6の適所に重量軽減用の孔部7を重量
バランス良く設けた主軸端のキー構造としたものであ
る。
減化を図り、高速回転時の遠心力低減と重量アンバラン
スの低減を図ることを目的とするものである 【構成】 工作機械の主軸端3と一体成形したキー6で
あって、上記キー6の適所に重量軽減用の孔部7を重量
バランス良く設けた主軸端のキー構造としたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の主軸端
のキー構造に属し、例えば、1万回転以上の高速回転主
軸に適応するように、キーの質量を軽くして高速回転時
の遠心力の軽減を図ったものである。
のキー構造に属し、例えば、1万回転以上の高速回転主
軸に適応するように、キーの質量を軽くして高速回転時
の遠心力の軽減を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械の主軸端キーは、主軸と
同一の鉄系材質でつくられており、一体または別体物と
したものを締め付けボルトにより主軸端に一対設けられ
ている。
同一の鉄系材質でつくられており、一体または別体物と
したものを締め付けボルトにより主軸端に一対設けられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記主軸と同一の鉄系
材質で作られたキーによると、主軸の1万回転以上の高
速回転時に、キーの重量(質量)による遠心力の悪影響
が顕著となる。これがために、主軸の1万回転以上のバ
ランスの取れた高速回転ができず、加工精度に支障を来
すほか主軸系にも悪影響(異常振動の発生他)をもたら
している。
材質で作られたキーによると、主軸の1万回転以上の高
速回転時に、キーの重量(質量)による遠心力の悪影響
が顕著となる。これがために、主軸の1万回転以上のバ
ランスの取れた高速回転ができず、加工精度に支障を来
すほか主軸系にも悪影響(異常振動の発生他)をもたら
している。
【0004】本発明は、上記従来の主軸端のキーが持つ
問題に鑑み、キーの質量を軽くして高速回転時の遠心力
の軽減を図った主軸端のキーを提供することを目的とす
る。
問題に鑑み、キーの質量を軽くして高速回転時の遠心力
の軽減を図った主軸端のキーを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべく、請求項1において、工作機械の主軸端と一体成
形したキーであって、上記キーの適所に重量軽減用の孔
部を設けたことを特徴とする主軸端のキー構造としたも
のである。
すべく、請求項1において、工作機械の主軸端と一体成
形したキーであって、上記キーの適所に重量軽減用の孔
部を設けたことを特徴とする主軸端のキー構造としたも
のである。
【0006】又、請求項2は、工作機械の主軸端に締結
部材で取付けたキーであって、上記キーを鉄系よりも重
量が軽く機械的強度の高い素材で構成したことを特徴と
する主軸端のキー構造としたものである。
部材で取付けたキーであって、上記キーを鉄系よりも重
量が軽く機械的強度の高い素材で構成したことを特徴と
する主軸端のキー構造としたものである。
【0007】本発明の請求項1によると、主軸端と一体
成形した鉄系のキーであっても、このキーの適所に重量
軽減用の孔部を設けたから、主軸の1万回転以上の高速
回転時でも質量が小さくそのアンバラスによる主軸の異
常振動の発生もなく、加工精度に支障を来なさい。
成形した鉄系のキーであっても、このキーの適所に重量
軽減用の孔部を設けたから、主軸の1万回転以上の高速
回転時でも質量が小さくそのアンバラスによる主軸の異
常振動の発生もなく、加工精度に支障を来なさい。
【0008】本発明の請求項2よると、主軸端に締結部
材で取付けたキーは、鉄系よりも重量が軽く機械的強度
の高い素材で構成されているから、主軸の1万回転以上
の高速回転時でも質量が小さくそのアンバラスによる主
軸の異常振動の発生もなく、加工精度に支障を来なさ
い。
材で取付けたキーは、鉄系よりも重量が軽く機械的強度
の高い素材で構成されているから、主軸の1万回転以上
の高速回転時でも質量が小さくそのアンバラスによる主
軸の異常振動の発生もなく、加工精度に支障を来なさ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態につき
説明する。図1は本発明に係る主軸端キーを示す側面図
であり、図2はその正面図である。また、図3は本発明
に係る他の実施形態の主軸端キーを示す側面図であり、
図4はその正面図である。
説明する。図1は本発明に係る主軸端キーを示す側面図
であり、図2はその正面図である。また、図3は本発明
に係る他の実施形態の主軸端キーを示す側面図であり、
図4はその正面図である。
【0010】図1,2に示す第1実施形態において、工
作機械等の主軸1は、その先端側と後端側を各軸受によ
って支持されている。上記主軸1には、その中腹部にビ
ルトインモータのローターを嵌着し、軸心位置に明けた
内周孔には多層の皿バネとドローイングバーを内装し、
主軸先端のテーパー穴2に挿入した工具を強力に引き込
み嵌着する。このとき、主軸先端に設けた一対のキー4
が工具ホルダのフランジに刻設した一対のキー溝を係止
し、ワーク加工に際して、工具ホルダを強固に主軸テー
パー穴2に装着する。
作機械等の主軸1は、その先端側と後端側を各軸受によ
って支持されている。上記主軸1には、その中腹部にビ
ルトインモータのローターを嵌着し、軸心位置に明けた
内周孔には多層の皿バネとドローイングバーを内装し、
主軸先端のテーパー穴2に挿入した工具を強力に引き込
み嵌着する。このとき、主軸先端に設けた一対のキー4
が工具ホルダのフランジに刻設した一対のキー溝を係止
し、ワーク加工に際して、工具ホルダを強固に主軸テー
パー穴2に装着する。
【0011】上記一対のキー4は、主軸1の主軸端3と
一体成形したキーであって、上記キー4の適所に重量軽
減用の孔部5を設けている。この孔部5の穿孔位置は、
キー4の先端面から明けられており、両部材4の重量バ
ランスが精密に取られている。このような、精巧なキー
の重量バランスのもとに重量軽減が図られている。
一体成形したキーであって、上記キー4の適所に重量軽
減用の孔部5を設けている。この孔部5の穿孔位置は、
キー4の先端面から明けられており、両部材4の重量バ
ランスが精密に取られている。このような、精巧なキー
の重量バランスのもとに重量軽減が図られている。
【0012】本発明の第1実施形態は、上記のように構
成されており、下記のように作用する。上記主軸端3と
一体成形した鉄系のキー4は、この適所に重量軽減用の
孔部5を精巧な重利用バランスのもとに重量軽減されて
いるから、主軸1の1万回転以上の高速回転時でも質量
が小さくそのアンバラスによる不良遠心力の発生を抑制
できる。これにより、主軸1の異常振動の発生もなく、
高速,高精度な加工を実行できる作用効果がある。
成されており、下記のように作用する。上記主軸端3と
一体成形した鉄系のキー4は、この適所に重量軽減用の
孔部5を精巧な重利用バランスのもとに重量軽減されて
いるから、主軸1の1万回転以上の高速回転時でも質量
が小さくそのアンバラスによる不良遠心力の発生を抑制
できる。これにより、主軸1の異常振動の発生もなく、
高速,高精度な加工を実行できる作用効果がある。
【0013】続いて、図3,4に示す本発明の第2実施
形態を説明する。このキー6は、工作機械の主軸端3の
一対のキー溝3A,3Aに係合し、締結部材であるボル
ト7により取付けたキー構造を呈している。上記キー6
及びボルト7は、鉄系よりも重量が軽く機械的強度の高
い素材を厳選している。その素材として、例えば、セラ
ミックス材やチタン材等、鉄系よりも重量が軽く、機械
的強度の高い物質が任意に選択使用される。勿論、上記
キー6だけを鉄系よりも重量が軽く機械的強度の高い素
材を厳選したものであってもよい。
形態を説明する。このキー6は、工作機械の主軸端3の
一対のキー溝3A,3Aに係合し、締結部材であるボル
ト7により取付けたキー構造を呈している。上記キー6
及びボルト7は、鉄系よりも重量が軽く機械的強度の高
い素材を厳選している。その素材として、例えば、セラ
ミックス材やチタン材等、鉄系よりも重量が軽く、機械
的強度の高い物質が任意に選択使用される。勿論、上記
キー6だけを鉄系よりも重量が軽く機械的強度の高い素
材を厳選したものであってもよい。
【0014】本発明の第2実施形態は、上記のように構
成されており、下記のように作用する。上記主軸端3と
別体成形した軽量で強度の高いキー4は、精巧な重利用
バランスのもとに重量軽減されているから、主軸1の1
万回転以上の高速回転時でも質量が小さくそのアンバラ
スによる不良遠心力の発生を抑制できる。これにより、
主軸1の異常振動の発生もなく、高速,高精度な加工を
実行できる作用効果がある。
成されており、下記のように作用する。上記主軸端3と
別体成形した軽量で強度の高いキー4は、精巧な重利用
バランスのもとに重量軽減されているから、主軸1の1
万回転以上の高速回転時でも質量が小さくそのアンバラ
スによる不良遠心力の発生を抑制できる。これにより、
主軸1の異常振動の発生もなく、高速,高精度な加工を
実行できる作用効果がある。
【0015】
【効果】本発明の請求項1によると、主軸端と一体成形
した鉄系のキーであっても、このキーの適所に重量軽減
用の孔部を設けたから、主軸の1万回転以上の高速回転
時でも質量が小さくそのアンバラスによる主軸の異常振
動の発生もなく、加工精度に支障を来なさいなどの効果
が発揮される。
した鉄系のキーであっても、このキーの適所に重量軽減
用の孔部を設けたから、主軸の1万回転以上の高速回転
時でも質量が小さくそのアンバラスによる主軸の異常振
動の発生もなく、加工精度に支障を来なさいなどの効果
が発揮される。
【0016】本発明の請求項2によると、主軸端に締結
部材で取付けたキーは、鉄系よりも重量が軽く機械的強
度の高い素材で構成されているから、主軸の1万回転以
上の高速回転時でも質量が小さくそのアンバラスによる
主軸の異常振動の発生もなく、加工精度に支障を来なさ
い効果がある。
部材で取付けたキーは、鉄系よりも重量が軽く機械的強
度の高い素材で構成されているから、主軸の1万回転以
上の高速回転時でも質量が小さくそのアンバラスによる
主軸の異常振動の発生もなく、加工精度に支障を来なさ
い効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る主軸端キーを示す側面図である。
【図2】本発明に係る主軸端の正面図である。
【図3】本発明に係る他の実施形態を示す主軸端の側面
図である。
図である。
【図4】本発明に係る主軸端の正面図である。
1 主軸 2 テーパー穴 3 主軸端 3A キー溝 4,6 キー 5 穴部 7 締結部材のボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下晴央 静岡県浜松市高塚町4888番地 エンシュウ 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 工作機械の主軸端と一体成形したキーで
あって、上記キーの適所に重量軽減用の孔部を設けたこ
とを特徴とする主軸端のキー構造。 - 【請求項2】 工作機械の主軸端に締結部材で取付けた
キーであって、上記キーを鉄系よりも重量が軽く機械的
強度の高い素材で構成したことを特徴とする主軸端のキ
ー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22576095A JPH0947903A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 主軸端のキー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22576095A JPH0947903A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 主軸端のキー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947903A true JPH0947903A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16834393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22576095A Pending JPH0947903A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 主軸端のキー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998043764A1 (fr) * | 1997-03-28 | 1998-10-08 | Sodick Co., Ltd. | Broche de machine-outil |
WO1999058292A1 (en) * | 1998-05-08 | 1999-11-18 | Ucar Carbon Technology Corporation | Tool holder balancing method |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP22576095A patent/JPH0947903A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998043764A1 (fr) * | 1997-03-28 | 1998-10-08 | Sodick Co., Ltd. | Broche de machine-outil |
US6174115B1 (en) | 1997-03-28 | 2001-01-16 | Sodick Co., Ltd. | Spindle for machine tools |
CN1118347C (zh) * | 1997-03-28 | 2003-08-20 | 沙迪克株式会社 | 机床的主轴 |
WO1999058292A1 (en) * | 1998-05-08 | 1999-11-18 | Ucar Carbon Technology Corporation | Tool holder balancing method |
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