JPH0947694A - 塗装方法およびその塗装装置 - Google Patents
塗装方法およびその塗装装置Info
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- JPH0947694A JPH0947694A JP8150049A JP15004996A JPH0947694A JP H0947694 A JPH0947694 A JP H0947694A JP 8150049 A JP8150049 A JP 8150049A JP 15004996 A JP15004996 A JP 15004996A JP H0947694 A JPH0947694 A JP H0947694A
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1064—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/04—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
- B05B5/0403—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
- B05B5/0407—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
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- B05B3/1092—Means for supplying shaping gas
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- B05B5/0426—Means for supplying shaping gas
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- Coating Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】塗料の塗布直後において押付け用気体(エアな
いしN2 ガス等の不活性ガスを含む)を吹付けて塗料中
の粒子の方向を整えることで、上述の気体による押付け
効果で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を
整えて、良好な塗装仕上りを得ることができると共に、
気体押付けにより塗着効率の向上をも図る。 【解決手段】塗料eの塗布直後、塗面2に付着した塗料
eの粒子方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下
において押付け用気体aを吹付けて塗料e中の粒子の方
向を整えることを特徴とする。
いしN2 ガス等の不活性ガスを含む)を吹付けて塗料中
の粒子の方向を整えることで、上述の気体による押付け
効果で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を
整えて、良好な塗装仕上りを得ることができると共に、
気体押付けにより塗着効率の向上をも図る。 【解決手段】塗料eの塗布直後、塗面2に付着した塗料
eの粒子方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下
において押付け用気体aを吹付けて塗料e中の粒子の方
向を整えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエアスプ
レーガンや回転カップ型塗装手段により塗料(メタリッ
ク塗料やその他の塗料)を自動車のボディその他の被塗
物の塗面に塗布するような塗装方法およびその塗装装置
に関する。
レーガンや回転カップ型塗装手段により塗料(メタリッ
ク塗料やその他の塗料)を自動車のボディその他の被塗
物の塗面に塗布するような塗装方法およびその塗装装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上述のエアスプレーガンもしく
は回転カップ型塗装手段により霧化された塗料粒子を被
塗物の塗面に付着させて塗装を行なう場合、塗料粒子は
その質量が極めて小さいので、塗料粒子が塗面に衝突す
る程度のエネルギでは粒子がつぶれるれることはなく、
塗料中の粒子はそれぞれアトランダムな方向に向いてい
るため、良好な塗装仕上りを得ることが困難な問題点が
あった。特に、上述の塗料としてマイカ(雲母片)ない
しアルミフレーク(アルミニウム薄片)のような鱗片状
光輝剤が含有されたメタリック等の塗料を用いた場合に
は、塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対してそれぞれアト
ランダムな方向に指向する関係上、比較的暗い感じを受
ける塗装仕上りとなる問題点があった。
は回転カップ型塗装手段により霧化された塗料粒子を被
塗物の塗面に付着させて塗装を行なう場合、塗料粒子は
その質量が極めて小さいので、塗料粒子が塗面に衝突す
る程度のエネルギでは粒子がつぶれるれることはなく、
塗料中の粒子はそれぞれアトランダムな方向に向いてい
るため、良好な塗装仕上りを得ることが困難な問題点が
あった。特に、上述の塗料としてマイカ(雲母片)ない
しアルミフレーク(アルミニウム薄片)のような鱗片状
光輝剤が含有されたメタリック等の塗料を用いた場合に
は、塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対してそれぞれアト
ランダムな方向に指向する関係上、比較的暗い感じを受
ける塗装仕上りとなる問題点があった。
【0003】一方、特開昭64−30676号公報に記
載のように、紫外線硬化型塗料を被塗物に塗布した後に
おいて紫外線を照射して塗料を硬化させる塗装方法にお
いて、上述の紫外線硬化型塗料の塗布後、紫外線照射に
先立って、塗布面に風量が0.5〜10m3 /sec程度の
風を吹き付けて揮発性成分を揮散させる方法があるが、
この従来方法で用いられる風は単に揮発溶剤を揮散させ
るものであって、塗料中の粒子の配向に寄与するもので
はない。
載のように、紫外線硬化型塗料を被塗物に塗布した後に
おいて紫外線を照射して塗料を硬化させる塗装方法にお
いて、上述の紫外線硬化型塗料の塗布後、紫外線照射に
先立って、塗布面に風量が0.5〜10m3 /sec程度の
風を吹き付けて揮発性成分を揮散させる方法があるが、
この従来方法で用いられる風は単に揮発溶剤を揮散させ
るものであって、塗料中の粒子の配向に寄与するもので
はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、塗料の塗布直後において押付け用気体(エ
アないしN2 ガス等の不活性ガスを含む)を吹付けて塗
料中の粒子の方向を整えることで、上述の気体による押
付け効果で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方
向を整えて、良好な塗装仕上りを得ることができると共
に、気体押付けにより塗着効率の向上をも図ることがで
きる塗装方法の提供を目的とする。
載の発明は、塗料の塗布直後において押付け用気体(エ
アないしN2 ガス等の不活性ガスを含む)を吹付けて塗
料中の粒子の方向を整えることで、上述の気体による押
付け効果で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方
向を整えて、良好な塗装仕上りを得ることができると共
に、気体押付けにより塗着効率の向上をも図ることがで
きる塗装方法の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上記押付け用気体の
指向方向(吹付け方向)を特定することで、この押付け
用気体が、塗面に付着された塗料のパターン(塗着パタ
ーン)と干渉するのを回避して、本来の塗着パターンが
押付け用気体で乱されることがない塗装方法の提供を目
的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、上記押付け用気体の
指向方向(吹付け方向)を特定することで、この押付け
用気体が、塗面に付着された塗料のパターン(塗着パタ
ーン)と干渉するのを回避して、本来の塗着パターンが
押付け用気体で乱されることがない塗装方法の提供を目
的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、回転カップ型塗装手
段による塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用
気体を吹付けることで、塗料ロスの大幅な低減を図りつ
つ、塗着効率の向上を図ることができる塗装方法の提供
を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、回転カップ型塗装手
段による塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用
気体を吹付けることで、塗料ロスの大幅な低減を図りつ
つ、塗着効率の向上を図ることができる塗装方法の提供
を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、エアスプレーガンに
よる塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用気体
を吹付けることで、使用される塗装手段(エアスプレー
ガン)の簡略化およびコストダウンを図ることができる
塗装方法の提供を目的とする。
求項1記載の発明の目的と併せて、エアスプレーガンに
よる塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用気体
を吹付けることで、使用される塗装手段(エアスプレー
ガン)の簡略化およびコストダウンを図ることができる
塗装方法の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、塗料中の粒子が塗面
に対して平行方向となるように押付け用気体を吹付ける
ことで、より一層良好な塗装仕上りを確保することがで
きる塗装方法の提供を目的とする。
求項3記載の発明の目的と併せて、塗料中の粒子が塗面
に対して平行方向となるように押付け用気体を吹付ける
ことで、より一層良好な塗装仕上りを確保することがで
きる塗装方法の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、マイカないしアルミ
フレークのような鱗片状光輝剤が含有されたメタリック
等の塗料中の上記鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向
となるように押付け用気体を吹付けることで、メタリッ
ク等の塗装の仕上り色を向上させることができる塗装方
法の提供を目的とする。
求項3記載の発明の目的と併せて、マイカないしアルミ
フレークのような鱗片状光輝剤が含有されたメタリック
等の塗料中の上記鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向
となるように押付け用気体を吹付けることで、メタリッ
ク等の塗装の仕上り色を向上させることができる塗装方
法の提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、回転カップと押付け
用気体吐出手段とを同期移動させることで、これら両手
段(回転カップおよび押付け用気体吐出手段)の移動制
御の容易化を図ることができる塗装方法の提供を目的と
する。
求項3記載の発明の目的と併せて、回転カップと押付け
用気体吐出手段とを同期移動させることで、これら両手
段(回転カップおよび押付け用気体吐出手段)の移動制
御の容易化を図ることができる塗装方法の提供を目的と
する。
【0011】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項7記載の発明の目的と併せて、塗着パターンを隔て
た複数箇所に押付け用気体パターンを形成すべく押付け
用気体吐出手段を複数設けることで、回転カップおよび
押付け用気体吐出手段の移動方向の多様化を達成するこ
とができる塗装方法の提供を目的とする。
求項7記載の発明の目的と併せて、塗着パターンを隔て
た複数箇所に押付け用気体パターンを形成すべく押付け
用気体吐出手段を複数設けることで、回転カップおよび
押付け用気体吐出手段の移動方向の多様化を達成するこ
とができる塗装方法の提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項8記載の発明の目的と併せて、回転カップ型塗装手
段の移動方向と対応して複数の押付け用気体吐出手段を
切換え使用することで、移動方向の如何にかかわらず適
切な押付け用気体の吹付けを得ることができて、良好な
塗装仕上りを確保することができる塗装方法の提供を目
的とする。
求項8記載の発明の目的と併せて、回転カップ型塗装手
段の移動方向と対応して複数の押付け用気体吐出手段を
切換え使用することで、移動方向の如何にかかわらず適
切な押付け用気体の吹付けを得ることができて、良好な
塗装仕上りを確保することができる塗装方法の提供を目
的とする。
【0013】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項3記載の発明の目的と併せて、回転カップから遠
心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターンに整形する
シェーピングエアを吐出することで、適切な塗着パター
ンを形成することができる塗装方法の提供を目的とす
る。
請求項3記載の発明の目的と併せて、回転カップから遠
心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターンに整形する
シェーピングエアを吐出することで、適切な塗着パター
ンを形成することができる塗装方法の提供を目的とす
る。
【0014】この発明の請求項11記載の発明は、上記
請求項3もしくは10記載の発明の目的と併せて、シェ
ーピングエアの外周側に環状の押付け用気体を吹付ける
ことで、塗料の付着直後に押付け用気体で直ちに押付け
ることができ、回転カップ型塗装手段の移動方向が如何
なる方向であっても良好に対応することができ、また環
状の押付け用気体がエアカーテン状となり、この中の飛
散塗粒が外方へ飛散しようとするのを防止して、塗着効
率の向上を図ることができる塗装方法の提供を目的とす
る。
請求項3もしくは10記載の発明の目的と併せて、シェ
ーピングエアの外周側に環状の押付け用気体を吹付ける
ことで、塗料の付着直後に押付け用気体で直ちに押付け
ることができ、回転カップ型塗装手段の移動方向が如何
なる方向であっても良好に対応することができ、また環
状の押付け用気体がエアカーテン状となり、この中の飛
散塗粒が外方へ飛散しようとするのを防止して、塗着効
率の向上を図ることができる塗装方法の提供を目的とす
る。
【0015】この発明の請求項12記載の発明は、塗料
の塗布直後において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒
子の方向を整えることで、上述の気体による押付け効果
で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を整え
て、良好な塗装仕上りを確保すると共に、回転カップ型
塗装手段により良好な塗着効率を維持することができる
塗装装置の提供を目的とする。
の塗布直後において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒
子の方向を整えることで、上述の気体による押付け効果
で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を整え
て、良好な塗装仕上りを確保すると共に、回転カップ型
塗装手段により良好な塗着効率を維持することができる
塗装装置の提供を目的とする。
【0016】この発明の請求項13記載の発明は、塗料
の塗布直後において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒
子の方向を整えることで、上述の気体による押付け効果
で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を整え
て、良好な塗装仕上りを確保すると共に、エアスプレー
ガン使用により装置の簡素化およびコストダウンを図る
ことができる塗装装置の提供を目的とする。
の塗布直後において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒
子の方向を整えることで、上述の気体による押付け効果
で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を整え
て、良好な塗装仕上りを確保すると共に、エアスプレー
ガン使用により装置の簡素化およびコストダウンを図る
ことができる塗装装置の提供を目的とする。
【0017】この発明の請求項14記載の発明は、上記
請求項12記載の発明の目的と併せて、押付け用気体で
塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向となるよ
うに押付けることで、メタリック等の塗装の仕上り色を
向上させることができる塗装装置の提供を目的とする。
請求項12記載の発明の目的と併せて、押付け用気体で
塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向となるよ
うに押付けることで、メタリック等の塗装の仕上り色を
向上させることができる塗装装置の提供を目的とする。
【0018】この発明の請求項15記載の発明は、上記
請求項14記載の発明の目的と併せて、シェーピングエ
ア吐出部からシェーピングエアを吹出すことで、回転カ
ップから遠心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターン
に整形し、適切な塗着パターンを形成することができる
塗装装置の提供を目的とする。
請求項14記載の発明の目的と併せて、シェーピングエ
ア吐出部からシェーピングエアを吹出すことで、回転カ
ップから遠心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターン
に整形し、適切な塗着パターンを形成することができる
塗装装置の提供を目的とする。
【0019】この発明の請求項16記載の発明は、上記
請求項12もしくは13記載の発明の目的と併せて、押
付け用気体吐出手段から吹出される押付け用気体のパタ
ーンを特定することで、少量の押付け用気体で塗料を確
実に押付けることができて、省エネルギ化を図ることが
できる塗装装置の提供を目的とする。
請求項12もしくは13記載の発明の目的と併せて、押
付け用気体吐出手段から吹出される押付け用気体のパタ
ーンを特定することで、少量の押付け用気体で塗料を確
実に押付けることができて、省エネルギ化を図ることが
できる塗装装置の提供を目的とする。
【0020】この発明の請求項17記載の発明は、上記
請求項12,14もしくは15記載の発明の目的と併せ
て、押付け用気体吐出手段でシェーピングエアの外周側
に環状の押付け用気体を吹付けるように構成すること
で、塗料の付着直後に押付け用気体で直ちに押付けるこ
とができ、回転カップ型塗装手段の移動方向が如何なる
方向であっても良好に対応することができ、また環状の
押付け用気体がエアカーテン状となり、この中の飛散塗
粒が外方へ飛散しようとするのを防止して、塗着効率の
向上を図ることができる塗装装置の提供を目的とする。
請求項12,14もしくは15記載の発明の目的と併せ
て、押付け用気体吐出手段でシェーピングエアの外周側
に環状の押付け用気体を吹付けるように構成すること
で、塗料の付着直後に押付け用気体で直ちに押付けるこ
とができ、回転カップ型塗装手段の移動方向が如何なる
方向であっても良好に対応することができ、また環状の
押付け用気体がエアカーテン状となり、この中の飛散塗
粒が外方へ飛散しようとするのを防止して、塗着効率の
向上を図ることができる塗装装置の提供を目的とする。
【0021】この発明の請求項18記載の発明は、上記
請求項12もしくは13記載の発明の目的と併せて、押
付け用気体吐出手段の気体供給ラインに圧力調整手段を
介設することで、この圧力調整手段にて押付け用気体の
圧力を調整して、塗装の仕上げ具合を任意に調整するこ
とができる塗装装置の提供を目的とする。
請求項12もしくは13記載の発明の目的と併せて、押
付け用気体吐出手段の気体供給ラインに圧力調整手段を
介設することで、この圧力調整手段にて押付け用気体の
圧力を調整して、塗装の仕上げ具合を任意に調整するこ
とができる塗装装置の提供を目的とする。
【0022】この発明の請求項19記載の発明は、上記
請求項12もしくは13記載の発明の目的と併せて、押
付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体の連続供給
時間を調整する供給時間調整手段を介設することで、同
手段により押付け用気体の供給時間を可変して、塗装の
仕上げ具合を任意に調整することができる塗装装置の提
供を目的とする。
請求項12もしくは13記載の発明の目的と併せて、押
付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体の連続供給
時間を調整する供給時間調整手段を介設することで、同
手段により押付け用気体の供給時間を可変して、塗装の
仕上げ具合を任意に調整することができる塗装装置の提
供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、塗料の塗布直後、塗面に付着した塗料の粒子
方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下において
押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子の方向を整える塗
装方法であることを特徴とする。
の発明は、塗料の塗布直後、塗面に付着した塗料の粒子
方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下において
押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子の方向を整える塗
装方法であることを特徴とする。
【0024】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記押付け用気体は
塗面に付着された塗料のパターンに対して若干外方に指
向する方向から吹付けられる塗装方法であることを特徴
とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、上記押付け用気体は
塗面に付着された塗料のパターンに対して若干外方に指
向する方向から吹付けられる塗装方法であることを特徴
とする。
【0025】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、回転カップ型塗装手
段による塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用
気体を吹付ける塗装方法であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、回転カップ型塗装手
段による塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用
気体を吹付ける塗装方法であることを特徴とする。
【0026】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、エアスプレーガンに
よる塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用気体
を吹付ける塗装方法であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成と併せて、エアスプレーガンに
よる塗料の塗布直後、上記条件下において押付け用気体
を吹付ける塗装方法であることを特徴とする。
【0027】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、回転カップ型塗装手
段による塗料の塗布直後、上記条件下において塗料中の
粒子の方向が塗面に対して平行方向となるように押付け
用気体を吹付ける塗装方法であることを特徴とする。
求項3記載の発明の構成と併せて、回転カップ型塗装手
段による塗料の塗布直後、上記条件下において塗料中の
粒子の方向が塗面に対して平行方向となるように押付け
用気体を吹付ける塗装方法であることを特徴とする。
【0028】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、回転カップ型塗装手
段によりマイカないしアルミフレークのような鱗片状光
輝剤が含有された塗料を塗布した直後、上記条件下にお
いて塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向とな
るように押付け用気体を吹付ける塗装方法であることを
特徴とする。
求項3記載の発明の構成と併せて、回転カップ型塗装手
段によりマイカないしアルミフレークのような鱗片状光
輝剤が含有された塗料を塗布した直後、上記条件下にお
いて塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向とな
るように押付け用気体を吹付ける塗装方法であることを
特徴とする。
【0029】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記回転カップ型塗
装手段の回転カップと、上記押付け用気体を吹付ける押
付け用気体吐出手段とを同期移動させる塗装方法である
ことを特徴とする。
求項3記載の発明の構成と併せて、上記回転カップ型塗
装手段の回転カップと、上記押付け用気体を吹付ける押
付け用気体吐出手段とを同期移動させる塗装方法である
ことを特徴とする。
【0030】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項7記載の発明の構成と併せて、上記押付け用気体吐
出手段は上記回転カップにより形成される塗着パターン
を隔てた複数箇所に押付け用気体パターンを形成すべく
複数設けられた塗装方法であることを特徴とする。
求項7記載の発明の構成と併せて、上記押付け用気体吐
出手段は上記回転カップにより形成される塗着パターン
を隔てた複数箇所に押付け用気体パターンを形成すべく
複数設けられた塗装方法であることを特徴とする。
【0031】この発明の請求項9記載の発明は、上記請
求項8記載の発明の構成と併せて、上記複数の押付け用
気体吐出手段を上記回転カップ型塗装手段の移動方向に
対応して切換え使用する塗装方法であることを特徴とす
る。
求項8記載の発明の構成と併せて、上記複数の押付け用
気体吐出手段を上記回転カップ型塗装手段の移動方向に
対応して切換え使用する塗装方法であることを特徴とす
る。
【0032】この発明の請求項10記載の発明は、上記
請求項3記載の発明の構成と併せて、上記回転カップ型
塗装手段は回転カップから遠心方向に飛散する塗料を所
定の塗着パターンに整形するシェーピングエアを吐出す
る塗装方法であることを特徴とする。
請求項3記載の発明の構成と併せて、上記回転カップ型
塗装手段は回転カップから遠心方向に飛散する塗料を所
定の塗着パターンに整形するシェーピングエアを吐出す
る塗装方法であることを特徴とする。
【0033】この発明の請求項11記載の発明は、上記
請求項3もしくは10記載の発明の効果と併せて、シェ
ーピングエアの外周側に環状の押付け用気体を吹付ける
塗装方法であることを特徴とする。
請求項3もしくは10記載の発明の効果と併せて、シェ
ーピングエアの外周側に環状の押付け用気体を吹付ける
塗装方法であることを特徴とする。
【0034】この発明の請求項12記載の発明は、塗料
を遠心霧化する回転カップを備えて、遠心霧化された塗
料を塗面に塗布する回転カップ型塗装手段と、上記回転
カップ型塗装手段により塗面に付着された塗料の塗布直
後、該塗料の粒子方向を整えることが可能な時間範囲内
の条件下において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子
の方向を整える押付け用気体吐出手段とを備えた塗装装
置であることを特徴とする。
を遠心霧化する回転カップを備えて、遠心霧化された塗
料を塗面に塗布する回転カップ型塗装手段と、上記回転
カップ型塗装手段により塗面に付着された塗料の塗布直
後、該塗料の粒子方向を整えることが可能な時間範囲内
の条件下において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子
の方向を整える押付け用気体吐出手段とを備えた塗装装
置であることを特徴とする。
【0035】この発明の請求項13記載の発明は、塗料
を塗布するエアスプレーガンと、上記エアスプレーガン
により塗面に付着された塗料の塗布直後、該塗料の粒子
方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下において
押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子の方向を整える押
付け用気体吐出手段とを備えた塗装装置であることを特
徴とする。
を塗布するエアスプレーガンと、上記エアスプレーガン
により塗面に付着された塗料の塗布直後、該塗料の粒子
方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下において
押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子の方向を整える押
付け用気体吐出手段とを備えた塗装装置であることを特
徴とする。
【0036】この発明の請求項14記載の発明は、上記
請求項12記載の発明の構成と併せて、上記塗料をマイ
カないしアルミフレークのような鱗片状光輝剤が含有さ
れたメタリック塗料に設定し、上記押付け用気体吐出手
段は上記条件下において塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に
対して平行方向となるように押付け用気体を吹付ける塗
装装置であることを特徴とする。
請求項12記載の発明の構成と併せて、上記塗料をマイ
カないしアルミフレークのような鱗片状光輝剤が含有さ
れたメタリック塗料に設定し、上記押付け用気体吐出手
段は上記条件下において塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に
対して平行方向となるように押付け用気体を吹付ける塗
装装置であることを特徴とする。
【0037】この発明の請求項15記載の発明は、上記
請求項14記載の発明の構成と併せて、上記回転カップ
型塗装手段は回転カップから遠心方向に飛散する塗料を
所定の塗着パターンに整形するシェーピングエアを吹き
出すシェーピングエア吐出部を備えた塗装装置であるこ
とを特徴とする。
請求項14記載の発明の構成と併せて、上記回転カップ
型塗装手段は回転カップから遠心方向に飛散する塗料を
所定の塗着パターンに整形するシェーピングエアを吹き
出すシェーピングエア吐出部を備えた塗装装置であるこ
とを特徴とする。
【0038】この発明の請求項16記載の発明は、上記
請求項12もしくは13記載の発明の構成と併せて、上
記押付け用気体吐出手段は、回転カップ型塗装手段もし
くはエアスプレーガンによる所定の塗着パターンにおけ
る最大長部分と略同等長さの長円形状もしくは楕円形状
のパターンの押付け用気体を吹付ける塗装装置であるこ
とを特徴とする。
請求項12もしくは13記載の発明の構成と併せて、上
記押付け用気体吐出手段は、回転カップ型塗装手段もし
くはエアスプレーガンによる所定の塗着パターンにおけ
る最大長部分と略同等長さの長円形状もしくは楕円形状
のパターンの押付け用気体を吹付ける塗装装置であるこ
とを特徴とする。
【0039】この発明の請求項17記載の発明は、上記
請求項12,14もしくは15記載の発明の構成と併せ
て、上記押付け用気体吐出手段は、シェーピングエアの
外周側に環状の押付け用気体を吹付ける塗装装置である
ことを特徴とする。
請求項12,14もしくは15記載の発明の構成と併せ
て、上記押付け用気体吐出手段は、シェーピングエアの
外周側に環状の押付け用気体を吹付ける塗装装置である
ことを特徴とする。
【0040】この発明の請求項18記載の発明は、上記
請求項12もしくは13記載の発明の構成と併せて、上
記押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体供給圧
力を調整する圧力調整手段が介設された塗装装置である
ことを特徴する。
請求項12もしくは13記載の発明の構成と併せて、上
記押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体供給圧
力を調整する圧力調整手段が介設された塗装装置である
ことを特徴する。
【0041】この発明の請求項19記載の発明は、上記
請求項12もしくは13記載の発明の構成と併せて、上
記押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体の連続
供給時間を調整する供給時間調整手段が介設された塗装
装置であることを特徴とする。
請求項12もしくは13記載の発明の構成と併せて、上
記押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体の連続
供給時間を調整する供給時間調整手段が介設された塗装
装置であることを特徴とする。
【0042】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、塗料の塗布直後、塗面に付着した塗料の粒子
方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下(換言す
れば塗膜が流動性および復元性を有する時間範囲内の条
件下を意味し、この条件は使用する塗料中の溶剤の量、
エア圧力、0粒の大きさなどにより変化する)において
押付け用気体(エア、N2 ガスなど)を吹付けて塗料中
の粒子の方向を整えるので、上述の気体による押付け効
果で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を整
えて、良好な塗装仕上りを得ることができる効果があ
り、また上述の押付け用気体の吹付けにより塗着効率の
向上をも図ることができる効果がある。
によれば、塗料の塗布直後、塗面に付着した塗料の粒子
方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下(換言す
れば塗膜が流動性および復元性を有する時間範囲内の条
件下を意味し、この条件は使用する塗料中の溶剤の量、
エア圧力、0粒の大きさなどにより変化する)において
押付け用気体(エア、N2 ガスなど)を吹付けて塗料中
の粒子の方向を整えるので、上述の気体による押付け効
果で小質量の粒子を偏平状につぶし、かつ粒子方向を整
えて、良好な塗装仕上りを得ることができる効果があ
り、また上述の押付け用気体の吹付けにより塗着効率の
向上をも図ることができる効果がある。
【0043】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の押付け
用気体は塗面に付着された塗料のパターンに対して若干
外方に指向する方向から吹付けられるので、この押付け
用気体が塗面に付着された塗料のパターン(塗着パター
ン)と干渉することがなく、押付け用気体は塗料を押付
けた後に塗着パターンから離反する方向へ逃げて、本来
の塗着パターンが上述の押付け用気体で乱されることは
ない。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の押付け
用気体は塗面に付着された塗料のパターンに対して若干
外方に指向する方向から吹付けられるので、この押付け
用気体が塗面に付着された塗料のパターン(塗着パター
ン)と干渉することがなく、押付け用気体は塗料を押付
けた後に塗着パターンから離反する方向へ逃げて、本来
の塗着パターンが上述の押付け用気体で乱されることは
ない。
【0044】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、回転カップ型
塗装手段による塗料の塗布直後、上記条件下において押
付け用気体を吹付けるので、塗料の微粒化により塗料ロ
スの大幅な低減を図りつつ、塗着効率の向上を図ること
ができる効果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、回転カップ型
塗装手段による塗料の塗布直後、上記条件下において押
付け用気体を吹付けるので、塗料の微粒化により塗料ロ
スの大幅な低減を図りつつ、塗着効率の向上を図ること
ができる効果がある。
【0045】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、エアスプレー
ガンによる塗料の塗布直後、上記条件下において押付け
用気体を吹付けるので、回転カップ型塗装手段を用いる
方法に対して、使用される塗装手段(エアスプレーガ
ン)の簡略化およびコストダウンを図ることができる効
果がある。
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、エアスプレー
ガンによる塗料の塗布直後、上記条件下において押付け
用気体を吹付けるので、回転カップ型塗装手段を用いる
方法に対して、使用される塗装手段(エアスプレーガ
ン)の簡略化およびコストダウンを図ることができる効
果がある。
【0046】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、塗料中の粒子
の方向が塗面に対して平行方向となるように押付け用気
体を吹付けるので、より一層良好な塗装仕上りを確保す
ることができる効果がある。
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、塗料中の粒子
の方向が塗面に対して平行方向となるように押付け用気
体を吹付けるので、より一層良好な塗装仕上りを確保す
ることができる効果がある。
【0047】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、塗料として鱗
片状光輝剤が含有されたメタリック等の塗料を用い、こ
のメタリック等の塗料中の鱗片状光輝剤(マイカないし
アルミフレーク)が塗面に対して平行方向となるように
押付け用気体を吹付けるので、上述の鱗片状光輝剤の配
向状態によりメタリック塗装の仕上り色を向上させ、明
かるい感じを受けるメタリック塗装を施すことができる
効果がある。
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、塗料として鱗
片状光輝剤が含有されたメタリック等の塗料を用い、こ
のメタリック等の塗料中の鱗片状光輝剤(マイカないし
アルミフレーク)が塗面に対して平行方向となるように
押付け用気体を吹付けるので、上述の鱗片状光輝剤の配
向状態によりメタリック塗装の仕上り色を向上させ、明
かるい感じを受けるメタリック塗装を施すことができる
効果がある。
【0048】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の回転カ
ップと押付け用気体吐出手段とを同期移動させるので、
回転カップ型塗装手段の移動位置の如何にかかわらず常
に一定した押付け条件を確保することができると共に、
これら両手段(回転カップおよび押付け用気体吐出手
段)の移動制御の容易化を達成することができる効果が
ある。
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述の回転カ
ップと押付け用気体吐出手段とを同期移動させるので、
回転カップ型塗装手段の移動位置の如何にかかわらず常
に一定した押付け条件を確保することができると共に、
これら両手段(回転カップおよび押付け用気体吐出手
段)の移動制御の容易化を達成することができる効果が
ある。
【0049】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項7記載の発明の構成と併せて、塗着パターン
を隔てた複数箇所に押付け用気体パターンを整形すべく
押付け用気体吐出手段を複数設けたので、回転カップお
よび押付け用気体吐出手段の移動方向の多様化を達成す
ることができる効果がある。
上記請求項7記載の発明の構成と併せて、塗着パターン
を隔てた複数箇所に押付け用気体パターンを整形すべく
押付け用気体吐出手段を複数設けたので、回転カップお
よび押付け用気体吐出手段の移動方向の多様化を達成す
ることができる効果がある。
【0050】この発明の請求項9記載の発明によれば、
上記請求項8記載の発明の構成に併せて、上述の回転カ
ップ型塗装手段の移動方向と対応して複数の押付け用気
体吐出手段を切換え使用するので、回転カップ型塗装手
段の移動方向の如何にかかわらず適切な押付け用気体の
吹付け態様を得ることができて、良好な塗装仕上りを確
保することができる効果がある。
上記請求項8記載の発明の構成に併せて、上述の回転カ
ップ型塗装手段の移動方向と対応して複数の押付け用気
体吐出手段を切換え使用するので、回転カップ型塗装手
段の移動方向の如何にかかわらず適切な押付け用気体の
吹付け態様を得ることができて、良好な塗装仕上りを確
保することができる効果がある。
【0051】この発明の請求項10記載の発明によれ
ば、上記請求項3記載の発明の構成と併せて、回転カッ
プから遠心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターンに
整形するようにシェーピングエアを吐出するので、適切
な塗着パターンを形成することができる効果がある。
ば、上記請求項3記載の発明の構成と併せて、回転カッ
プから遠心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターンに
整形するようにシェーピングエアを吐出するので、適切
な塗着パターンを形成することができる効果がある。
【0052】この発明の請求項11記載の発明によれ
ば、上記請求項3もしくは10記載の発明の効果と併せ
て、シェーピングエアの外周側に環状の押付け用気体を
吹付けるので、塗料の付着直後に押付け用気体で直ちに
押付けることができ、回転カップ型塗装手段の移動方向
が如何なる方向であっても良好に対応することができ、
また環状の押付け用気体がエアカーテン状となり、この
中の飛散塗粒が外方へ飛散使用とするのを確実に防止し
て、再塗着等により塗着効率の向上を図ることができる
効果がある。
ば、上記請求項3もしくは10記載の発明の効果と併せ
て、シェーピングエアの外周側に環状の押付け用気体を
吹付けるので、塗料の付着直後に押付け用気体で直ちに
押付けることができ、回転カップ型塗装手段の移動方向
が如何なる方向であっても良好に対応することができ、
また環状の押付け用気体がエアカーテン状となり、この
中の飛散塗粒が外方へ飛散使用とするのを確実に防止し
て、再塗着等により塗着効率の向上を図ることができる
効果がある。
【0053】この発明の請求項12記載の発明によれ
ば、上述の回転カップ型塗装手段により塗面に付着され
た塗料の塗布直後において、押付け用気体吐出手段から
の押付け用気体にて塗料中の粒子の方向を整えるので、
上述の気体による押付け効果で小質量の粒子を偏平状に
つぶし、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを確
保することができると共に、回転カップ型塗装手段によ
る塗粒の微粒化で良好な塗着効率を維持することができ
る効果がある。
ば、上述の回転カップ型塗装手段により塗面に付着され
た塗料の塗布直後において、押付け用気体吐出手段から
の押付け用気体にて塗料中の粒子の方向を整えるので、
上述の気体による押付け効果で小質量の粒子を偏平状に
つぶし、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを確
保することができると共に、回転カップ型塗装手段によ
る塗粒の微粒化で良好な塗着効率を維持することができ
る効果がある。
【0054】この発明の請求項13記載の発明によれ
ば、上述のエアスプレーガンにより塗面に付着された塗
料の塗布直後において、押付け用気体吐出手段からの押
付け用気体にて塗料中の粒子の方向を整えるので、上述
の気体による押付け効果で小質量の粒子を偏平状につぶ
し、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを確保す
ることができると共に、エアスプレーガンにより塗装手
段を構成したので、装置の簡素化およびコストダウンを
図ることができる効果がある。
ば、上述のエアスプレーガンにより塗面に付着された塗
料の塗布直後において、押付け用気体吐出手段からの押
付け用気体にて塗料中の粒子の方向を整えるので、上述
の気体による押付け効果で小質量の粒子を偏平状につぶ
し、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを確保す
ることができると共に、エアスプレーガンにより塗装手
段を構成したので、装置の簡素化およびコストダウンを
図ることができる効果がある。
【0055】この発明の請求項14記載の発明によれ
ば、上記請求項12記載の発明の効果と併せて、上述の
押付け用気体で塗料中に含有するマイカないしアルミフ
レークのような鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向に
配向するように押付けるので、メタリック塗装の仕上り
色を向上させることができる効果がある。
ば、上記請求項12記載の発明の効果と併せて、上述の
押付け用気体で塗料中に含有するマイカないしアルミフ
レークのような鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向に
配向するように押付けるので、メタリック塗装の仕上り
色を向上させることができる効果がある。
【0056】この発明の請求項15記載の発明によれ
ば、上記請求項14記載の発明の効果と併せて、上述の
シェーピングエア吐出部からは遠心方向に飛散する塗料
を所定の塗着パターンに整形するシェーピングエアを吹
出すので、回転カップから飛散する塗料を適切にシェー
ピングして、良好な塗着パターンを形成することができ
る効果がある。
ば、上記請求項14記載の発明の効果と併せて、上述の
シェーピングエア吐出部からは遠心方向に飛散する塗料
を所定の塗着パターンに整形するシェーピングエアを吹
出すので、回転カップから飛散する塗料を適切にシェー
ピングして、良好な塗着パターンを形成することができ
る効果がある。
【0057】この発明の請求項16記載の発明によれ
ば、上記請求項12もしくは13記載の発明の効果と併
せて、上述の押付け用気体吐出手段は、回転カップ型塗
装手段もしくはエアスプレーガンによる所定の塗着パタ
ーンにおける最大長部分と略同等の長さの長円形状もし
くは楕円形状のパターンの押付け用気体を吹付ける。こ
のように押付け用気体のパターンを特定したので、少量
の押付け用気体で塗料を確実に押付けることができて、
省エネルギ化を図ることができる効果がある。
ば、上記請求項12もしくは13記載の発明の効果と併
せて、上述の押付け用気体吐出手段は、回転カップ型塗
装手段もしくはエアスプレーガンによる所定の塗着パタ
ーンにおける最大長部分と略同等の長さの長円形状もし
くは楕円形状のパターンの押付け用気体を吹付ける。こ
のように押付け用気体のパターンを特定したので、少量
の押付け用気体で塗料を確実に押付けることができて、
省エネルギ化を図ることができる効果がある。
【0058】この発明の請求項17の発明は、上記請求
項12,14もしくは15記載の発明の効果と併せて、
上述の押付け用気体吐出手段はシェーピングエアの外周
側に環状の押付け用気体を吹付けるので、塗料の付着直
後にこの環状の押付け用気体で直ちに塗料を押付けるこ
とができ、回転カップ型塗装手段の移動方向が如何なる
方向であっても確実に対応することができ、また環状の
押付け用気体がエアカーテン状となり、この中の飛散塗
粒が外方へ飛散しようとするのを良好に防止して、再塗
着等により塗着効率の向上を図ることができる効果があ
る。
項12,14もしくは15記載の発明の効果と併せて、
上述の押付け用気体吐出手段はシェーピングエアの外周
側に環状の押付け用気体を吹付けるので、塗料の付着直
後にこの環状の押付け用気体で直ちに塗料を押付けるこ
とができ、回転カップ型塗装手段の移動方向が如何なる
方向であっても確実に対応することができ、また環状の
押付け用気体がエアカーテン状となり、この中の飛散塗
粒が外方へ飛散しようとするのを良好に防止して、再塗
着等により塗着効率の向上を図ることができる効果があ
る。
【0059】この発明の請求項18記載の発明によれ
ば、上記請求項12もしくは13記載の発明の効果と併
せて、押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに圧力調
整手段(例えばプレッシャレギュレータ)を介設したの
で、この圧力調整手段にて押付け用気体の圧力を可変調
整して、塗装の仕上げ具合(明暗)を任意に調整するこ
とができる効果がある。
ば、上記請求項12もしくは13記載の発明の効果と併
せて、押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに圧力調
整手段(例えばプレッシャレギュレータ)を介設したの
で、この圧力調整手段にて押付け用気体の圧力を可変調
整して、塗装の仕上げ具合(明暗)を任意に調整するこ
とができる効果がある。
【0060】この発明の請求項19記載の発明によれ
ば、上記請求項12もしくは13記載の発明の効果と併
せて、押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体の
連続供給時間を調整する供給時間調整手段(例えばON
・OFFバルブ)を介設したので、この供給時間調整手
段により押付け気体の供給時間、つまり押付け時間を可
変して、塗装の仕上げ具合(明暗)を任意に調整するこ
とができる効果がある。
ば、上記請求項12もしくは13記載の発明の効果と併
せて、押付け用気体吐出手段の気体供給ラインに気体の
連続供給時間を調整する供給時間調整手段(例えばON
・OFFバルブ)を介設したので、この供給時間調整手
段により押付け気体の供給時間、つまり押付け時間を可
変して、塗装の仕上げ具合(明暗)を任意に調整するこ
とができる効果がある。
【0061】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。 (第1実施例)図面は塗装方法およびその塗装装置を示
すが、塗装方法の説明に先立って、まず塗装装置の構成
について説明する。
述する。 (第1実施例)図面は塗装方法およびその塗装装置を示
すが、塗装方法の説明に先立って、まず塗装装置の構成
について説明する。
【0062】図1において、この塗装装置は回転カップ
型塗装手段1と、この回転カップ型塗装手段1による塗
面2への塗料の塗布直後において塗料の粒子方向を整え
ることが可能な時間範囲内の条件下(換言すれば塗膜が
流動性および復元性を有する時間範囲内の条件下)にお
いて押付け用気体に一例としての押付けエアaを吹付け
るエアノズル3と、このエアノズル3に対して所定高圧
のエアを供給するエア供給手段4と、上述の回転カップ
型塗装手段1およびエアノズル3を塗料の塗布条件に従
って所定の移動方向に移動させる移動手段としてのレシ
プロケータ(往復動機構)、X−Yテーブル、ロボット
等の移動装置5とを備えている。
型塗装手段1と、この回転カップ型塗装手段1による塗
面2への塗料の塗布直後において塗料の粒子方向を整え
ることが可能な時間範囲内の条件下(換言すれば塗膜が
流動性および復元性を有する時間範囲内の条件下)にお
いて押付け用気体に一例としての押付けエアaを吹付け
るエアノズル3と、このエアノズル3に対して所定高圧
のエアを供給するエア供給手段4と、上述の回転カップ
型塗装手段1およびエアノズル3を塗料の塗布条件に従
って所定の移動方向に移動させる移動手段としてのレシ
プロケータ(往復動機構)、X−Yテーブル、ロボット
等の移動装置5とを備えている。
【0063】上述の回転カップ型塗装手段1のハウジン
グ6には、そのリヤ側および外周面側上部にそれぞれブ
ラケット7,8を一体的に取付けて、リヤ側のブラケッ
ト7には回転カップ型塗装手段1の指向角度を被塗物に
対して調整可能な固定部材9を介してサポートアーム1
0を連結し、このサポートアーム10を移動装置5の駆
動部に取付けている。
グ6には、そのリヤ側および外周面側上部にそれぞれブ
ラケット7,8を一体的に取付けて、リヤ側のブラケッ
ト7には回転カップ型塗装手段1の指向角度を被塗物に
対して調整可能な固定部材9を介してサポートアーム1
0を連結し、このサポートアーム10を移動装置5の駆
動部に取付けている。
【0064】この移動装置5は上述のサポートアーム1
0を介して回転カップ型塗装手段1およびエアノズル3
を一体的に例えば図1の上下方向へ駆動する。また上述
の外周面側上部のブラケット8にはエアノズル3の指向
角度を被塗物に対して調整可能な固定部材11を介して
上述のエアノズル3を連結している。
0を介して回転カップ型塗装手段1およびエアノズル3
を一体的に例えば図1の上下方向へ駆動する。また上述
の外周面側上部のブラケット8にはエアノズル3の指向
角度を被塗物に対して調整可能な固定部材11を介して
上述のエアノズル3を連結している。
【0065】ここで、上述の回転カップ型塗装手段1は
後述するシェーピングエア吐出部26(図3参照)から
のシェーピングエアSで、回転カップ12から遠心方向
に飛散する塗料を図2に示すようなドーナツ状の塗着パ
ターンPに整形し、上述のエアノズル3はこの塗着パタ
ーンPの最大長部分L1と略同等長さL2の長円形状も
しくは楕円形状の押付けエアパターンA1の押付けエア
aを吹付けるように構成している。
後述するシェーピングエア吐出部26(図3参照)から
のシェーピングエアSで、回転カップ12から遠心方向
に飛散する塗料を図2に示すようなドーナツ状の塗着パ
ターンPに整形し、上述のエアノズル3はこの塗着パタ
ーンPの最大長部分L1と略同等長さL2の長円形状も
しくは楕円形状の押付けエアパターンA1の押付けエア
aを吹付けるように構成している。
【0066】上述のエアノズル3は図1に示す如く所定
の方向に指向させて、このエアノズル3から吐出される
押付けエアaが塗面2に付着された塗料のパターンPに
対して若干外方へに指向するように構成して、この押付
けエアaで本来の塗着パターンPを乱さないように構成
している。
の方向に指向させて、このエアノズル3から吐出される
押付けエアaが塗面2に付着された塗料のパターンPに
対して若干外方へに指向するように構成して、この押付
けエアaで本来の塗着パターンPを乱さないように構成
している。
【0067】さらに上述のエア供給手段4は次の如く構
成している。すなわち、エアコンプレッサ等の圧縮エア
供給源13と、エアノズル3のエアインレットポートと
の間にエア供給ライン14を接続し、このエア供給ライ
ン14にエア供給圧力を調整する圧力調整手段としての
エアレギュレータ15と、エアノズル3に対する高圧エ
アの連続供給時間を調整する供給時間調整手段としてソ
レノイド切換型2位置3ポートタイプのON・OFFバ
ルブ16とを介設し、れらの両調整手段15,16をコ
ントローラ17により制御すべく構成している。なお、
上述のON・OFFバルブ16は図1の上側ポジション
がエア供給ライン14上に位置した時、エアノズル3か
ら押付けエアaが吹出されることは勿論である。また上
述のエア供給ライン14の必要箇所はフレキシブルライ
ンに設定する。
成している。すなわち、エアコンプレッサ等の圧縮エア
供給源13と、エアノズル3のエアインレットポートと
の間にエア供給ライン14を接続し、このエア供給ライ
ン14にエア供給圧力を調整する圧力調整手段としての
エアレギュレータ15と、エアノズル3に対する高圧エ
アの連続供給時間を調整する供給時間調整手段としてソ
レノイド切換型2位置3ポートタイプのON・OFFバ
ルブ16とを介設し、れらの両調整手段15,16をコ
ントローラ17により制御すべく構成している。なお、
上述のON・OFFバルブ16は図1の上側ポジション
がエア供給ライン14上に位置した時、エアノズル3か
ら押付けエアaが吹出されることは勿論である。また上
述のエア供給ライン14の必要箇所はフレキシブルライ
ンに設定する。
【0068】ところで、上述の回転カップ型塗装手段1
は図3に示す如く構成している。すなわち、装置本体と
してのハウジング6内にエアモータ18を内臓し、この
エアモータ18の回転軸19先端(図面では左端)に、
ディスク状のカップ20を有する回転カップ12を螺合
固定している。
は図3に示す如く構成している。すなわち、装置本体と
してのハウジング6内にエアモータ18を内臓し、この
エアモータ18の回転軸19先端(図面では左端)に、
ディスク状のカップ20を有する回転カップ12を螺合
固定している。
【0069】この回転カップ12はその形状を内部中空
のテーパコーンに形成し、ディスク状のカップ20との
境界部には仮想同一円周上に配列されるように多数の塗
料吐出孔21…を等間隔に穿設している。また上述のエ
アモータ18の回転軸19の中空内部には塗料フィード
ライン22を形成し、塗料ノズル23の先端部を上述の
カップ20の中央に離間状に対向させ、この塗料ノズル
23の先端開口から吐出した塗料eを回転カップ12の
高速回転による遠心力で、図3に点線矢印で示すように
上述の塗料吐出孔21を介して回転カップ12外周へ飛
散すべく構成している。
のテーパコーンに形成し、ディスク状のカップ20との
境界部には仮想同一円周上に配列されるように多数の塗
料吐出孔21…を等間隔に穿設している。また上述のエ
アモータ18の回転軸19の中空内部には塗料フィード
ライン22を形成し、塗料ノズル23の先端部を上述の
カップ20の中央に離間状に対向させ、この塗料ノズル
23の先端開口から吐出した塗料eを回転カップ12の
高速回転による遠心力で、図3に点線矢印で示すように
上述の塗料吐出孔21を介して回転カップ12外周へ飛
散すべく構成している。
【0070】一方、上述のハウジング6の先端部内周面
にはリングブロック24を螺合固定し、このリングブロ
ック24の内周部にはシェーピングエアリング25を取
付けて、このシェーピングエアリング25のシェーピン
グエア吐出部26からシェーピングエアSを吹出して、
回転カップ12から遠心方向に飛散する塗料eを所定の
パターンPに整形すべく構成している。
にはリングブロック24を螺合固定し、このリングブロ
ック24の内周部にはシェーピングエアリング25を取
付けて、このシェーピングエアリング25のシェーピン
グエア吐出部26からシェーピングエアSを吹出して、
回転カップ12から遠心方向に飛散する塗料eを所定の
パターンPに整形すべく構成している。
【0071】上述のシェーピングエア吐出部26は所定
細孔径の穴を円周上等間隔に穿設して形成され、このシ
ェーピングエア吐出部26に対してはエアチャンバ27
および各エア通路28,29,30を介してエアが供給
される。なお、図3において黒く塗りつぶした所はOリ
ング等のシール部材を示す。
細孔径の穴を円周上等間隔に穿設して形成され、このシ
ェーピングエア吐出部26に対してはエアチャンバ27
および各エア通路28,29,30を介してエアが供給
される。なお、図3において黒く塗りつぶした所はOリ
ング等のシール部材を示す。
【0072】ところで、上述の塗料フィードライン22
には、マイカ(雲母片)ないしアルミフレーク(アルミ
ニウム薄片)のような鱗片状光輝剤が含有されたメタリ
ック塗料eを供給し、この回転カップ型塗装手段1を例
えばメタリック塗料のベースコート等に用いる。
には、マイカ(雲母片)ないしアルミフレーク(アルミ
ニウム薄片)のような鱗片状光輝剤が含有されたメタリ
ック塗料eを供給し、この回転カップ型塗装手段1を例
えばメタリック塗料のベースコート等に用いる。
【0073】しかも、上述のエアノズル3は上記の条件
下すなわちメタリック塗料eの塗布直後、塗面2に付着
した塗料eの粒子方向を整えることが可能な時間範囲内
の条件下において、該メタリック塗料e中の鱗片状光輝
剤f(図4〜6参照)が塗面2に対して平行方向に揃う
ように押付けエアaを吹付ける。
下すなわちメタリック塗料eの塗布直後、塗面2に付着
した塗料eの粒子方向を整えることが可能な時間範囲内
の条件下において、該メタリック塗料e中の鱗片状光輝
剤f(図4〜6参照)が塗面2に対して平行方向に揃う
ように押付けエアaを吹付ける。
【0074】次に、上記構成の塗装装置を用いて塗面2
にメタリック塗料eを塗布する塗装方法について説明す
る。上述のメタリック塗料eを用いて例えばベースコー
トを行なうには、回転カップ12等の塗料側に例えばマ
イナス90KVの静電荷を印加し、被塗物側にプラス静
電電荷を帯電させる一方、エアモータ18の回転軸19
を例えば15000〜20000rpm の高速で回転し、
塗料フィードライン22および塗料ノズル23から供給
されるメタリック塗料eを回転軸19と一体的に回転す
る回転カップ12の遠心力により上述の塗料吐出孔21
から外方へ放出して霧化する。
にメタリック塗料eを塗布する塗装方法について説明す
る。上述のメタリック塗料eを用いて例えばベースコー
トを行なうには、回転カップ12等の塗料側に例えばマ
イナス90KVの静電荷を印加し、被塗物側にプラス静
電電荷を帯電させる一方、エアモータ18の回転軸19
を例えば15000〜20000rpm の高速で回転し、
塗料フィードライン22および塗料ノズル23から供給
されるメタリック塗料eを回転軸19と一体的に回転す
る回転カップ12の遠心力により上述の塗料吐出孔21
から外方へ放出して霧化する。
【0075】このようにして上述の回転カップ12内周
面からその先端外周方向に向けて飛散するメタリック塗
料eの飛散部に対しては、シェーピングエアSが衝突し
て、塗料粒子の微粒化が図られると共に、塗料の遠心力
(慣性力)がやや打ち消されて、塗料飛行方向が所定の
塗着パターンPになるように修正される。このため、被
塗物の塗面2には図2に示すようなドーナツ状の塗着パ
ターンPが形成される。
面からその先端外周方向に向けて飛散するメタリック塗
料eの飛散部に対しては、シェーピングエアSが衝突し
て、塗料粒子の微粒化が図られると共に、塗料の遠心力
(慣性力)がやや打ち消されて、塗料飛行方向が所定の
塗着パターンPになるように修正される。このため、被
塗物の塗面2には図2に示すようなドーナツ状の塗着パ
ターンPが形成される。
【0076】このようにして、上述の塗面2にメタリッ
ク塗料eを塗布した直後、移動装置5の駆動により回転
カップ型塗装手段1と共にエアノズル3を例えば図1の
矢印b方向に移動すると、塗面2に付着したメタリック
塗料eの粒子方向が整えられる条件下において上述の塗
着パターンPに対してエアノズル3からの所定高圧の押
付けエアaが吹付けられるので、塗料中の鱗片状光輝剤
f(図4〜図6参照)が塗面2に対して平行方向となる
ように配向される。したがって、回転カップ型塗装手段
1による塗装を続けながら、順次押付けエアaを吹付け
ることで、被塗物の塗装すべき塗面2の全面に対して、
良好なメタリック塗料eを施して、高塗着効率を維持し
つつ、メタリック仕上げ色を向上させることができる。
ク塗料eを塗布した直後、移動装置5の駆動により回転
カップ型塗装手段1と共にエアノズル3を例えば図1の
矢印b方向に移動すると、塗面2に付着したメタリック
塗料eの粒子方向が整えられる条件下において上述の塗
着パターンPに対してエアノズル3からの所定高圧の押
付けエアaが吹付けられるので、塗料中の鱗片状光輝剤
f(図4〜図6参照)が塗面2に対して平行方向となる
ように配向される。したがって、回転カップ型塗装手段
1による塗装を続けながら、順次押付けエアaを吹付け
ることで、被塗物の塗装すべき塗面2の全面に対して、
良好なメタリック塗料eを施して、高塗着効率を維持し
つつ、メタリック仕上げ色を向上させることができる。
【0077】上述の押付けエアaで方向性を有する塗料
なかんずつメタリック塗料eの鱗片状光輝剤f(図4〜
図6参照)の向きが塗面2に対して平行に揃うのは次の
理論によるものと推考される。
なかんずつメタリック塗料eの鱗片状光輝剤f(図4〜
図6参照)の向きが塗面2に対して平行に揃うのは次の
理論によるものと推考される。
【0078】つまり、図4は押付けエアaを吹付ける以
前の状態を示し、メタリック塗料eの粒子dはその質量
が小さいので該粒子dが塗面2に衝突する程度のエネル
ギでつぶれることはないが、この粒子dが未だ流動性お
よび復元性を有するような塗布直後において押付けエア
aで該粒子dを押付けると、この粒子dは図5に示す如
く偏平状につぶれて、粒子d中の鱗片状光輝剤f…が塗
面2に対して平行に配向される。また塗面2に対して図
6に示す如く膜厚t=40〜50μmの塗膜Eが形成さ
れた場合、同図に部分Bで示す押付けエアaの吹付けら
れていない領域にあっては鱗片状光輝剤fはアトランダ
ムな方向に向いているが、同図に部分Cで示す押付けエ
アaの吹付け中の領域をへて、同図に部分Dで示す押付
けエアaの吹付け後の領域にあっては、押付けエアaの
押付け効果により、塗膜Eが復元する際に鱗片状光輝剤
fが塗面2に対して平行方向に揃って配向される。
前の状態を示し、メタリック塗料eの粒子dはその質量
が小さいので該粒子dが塗面2に衝突する程度のエネル
ギでつぶれることはないが、この粒子dが未だ流動性お
よび復元性を有するような塗布直後において押付けエア
aで該粒子dを押付けると、この粒子dは図5に示す如
く偏平状につぶれて、粒子d中の鱗片状光輝剤f…が塗
面2に対して平行に配向される。また塗面2に対して図
6に示す如く膜厚t=40〜50μmの塗膜Eが形成さ
れた場合、同図に部分Bで示す押付けエアaの吹付けら
れていない領域にあっては鱗片状光輝剤fはアトランダ
ムな方向に向いているが、同図に部分Cで示す押付けエ
アaの吹付け中の領域をへて、同図に部分Dで示す押付
けエアaの吹付け後の領域にあっては、押付けエアaの
押付け効果により、塗膜Eが復元する際に鱗片状光輝剤
fが塗面2に対して平行方向に揃って配向される。
【0079】このように上記第1実施例の塗装方法によ
れば、塗料の塗布直後、塗面2に付着した塗料の粒子方
向を整えることが可能な時間範囲内の条件下(換言すれ
ば塗膜が流動性および復元性を有する時間範囲内の条件
下)において押付けエアaを吹付けて塗料中の粒子dの
方向を整えるので、上述の押付けエアaによる押付け効
果で小質量の粒子dを偏平状につぶし、かつ粒子方向を
整えて、良好な塗装仕上りを得ることができる効果があ
り、また上述の押付けエアaの吹付けにより塗着効率の
向上をも図ることができる効果がある。
れば、塗料の塗布直後、塗面2に付着した塗料の粒子方
向を整えることが可能な時間範囲内の条件下(換言すれ
ば塗膜が流動性および復元性を有する時間範囲内の条件
下)において押付けエアaを吹付けて塗料中の粒子dの
方向を整えるので、上述の押付けエアaによる押付け効
果で小質量の粒子dを偏平状につぶし、かつ粒子方向を
整えて、良好な塗装仕上りを得ることができる効果があ
り、また上述の押付けエアaの吹付けにより塗着効率の
向上をも図ることができる効果がある。
【0080】また上述の押付けエアaは塗面2に付着さ
れた塗料のパターンPに対して若干外方に指向する方向
から吹付けられるので、この押付けエアaが塗面2に付
着された塗料のパターン(塗着パターンP)と干渉する
ことがなく、本来の塗着パターンPが上述の押付けエア
aで乱されることはない。
れた塗料のパターンPに対して若干外方に指向する方向
から吹付けられるので、この押付けエアaが塗面2に付
着された塗料のパターン(塗着パターンP)と干渉する
ことがなく、本来の塗着パターンPが上述の押付けエア
aで乱されることはない。
【0081】ここで、塗料は粒子dのもつ粘着力もしく
は電荷力(静電塗装の場合)で塗面2にくっつき、一
方、シェーピングエアSの風速、風力が大きいと塗面2
に付着した塗粒の跳ね反りが大きくなるのが一般的で、
エアの反発力を最小限に抑えて塗料粒子のもつ塗着力を
向上させるためには、シェーピングエアSを弱く、粒子
径を大きくすることが望まれるが、上述の押付けエアa
を上記方向から吹付けることで、斯る条件を満たすこと
も可能となる。
は電荷力(静電塗装の場合)で塗面2にくっつき、一
方、シェーピングエアSの風速、風力が大きいと塗面2
に付着した塗粒の跳ね反りが大きくなるのが一般的で、
エアの反発力を最小限に抑えて塗料粒子のもつ塗着力を
向上させるためには、シェーピングエアSを弱く、粒子
径を大きくすることが望まれるが、上述の押付けエアa
を上記方向から吹付けることで、斯る条件を満たすこと
も可能となる。
【0082】さらに、回転カップ型塗装手段1による塗
料の塗布直後、上記条件下において押付けエアaを吹付
けるので、塗料の微粒化により塗着効率の向上を図るこ
とができる効果がある。さらにまた、塗料中の粒子dの
方向が塗面2に対して平行方向となるように押付けエア
aを吹付けるので、より一層良好な塗装仕上りを確保す
ることができる効果がある。
料の塗布直後、上記条件下において押付けエアaを吹付
けるので、塗料の微粒化により塗着効率の向上を図るこ
とができる効果がある。さらにまた、塗料中の粒子dの
方向が塗面2に対して平行方向となるように押付けエア
aを吹付けるので、より一層良好な塗装仕上りを確保す
ることができる効果がある。
【0083】しかも、塗料として鱗片状光輝剤fが含有
されたメタリック等の塗料eを用い、このメタリック等
の塗料e中の鱗片状光輝剤f(マイカないしアルミフレ
ーク)が塗面2に対して平行方向となるように押付けエ
アaを吹付けるので、上述の鱗片状光輝剤fの配向状態
によりメタリック塗装の仕上り色を向上させ、明かるい
感じを受けるメタリック塗装を施すことができる効果が
ある。
されたメタリック等の塗料eを用い、このメタリック等
の塗料e中の鱗片状光輝剤f(マイカないしアルミフレ
ーク)が塗面2に対して平行方向となるように押付けエ
アaを吹付けるので、上述の鱗片状光輝剤fの配向状態
によりメタリック塗装の仕上り色を向上させ、明かるい
感じを受けるメタリック塗装を施すことができる効果が
ある。
【0084】また、上述の回転カップ12と押付け用気
体吐出手段(エアノズル3参照)とを同期移動させるの
で、回転カップ型塗装手段1の移動位置の如何にかかわ
らず常に一定した押付けエア条件を確保することができ
ると共に、これら両手段(回転カップ12およびエアノ
ズル3)の移動制御の容易化を達成することができる効
果がある。さらに、回転カップ12から遠心方向に飛散
する塗料を所定の塗着パターンPに整形するようにシェ
ーピングエアSを吐出するので、適切な塗着パターンP
を形成することができる効果がある。
体吐出手段(エアノズル3参照)とを同期移動させるの
で、回転カップ型塗装手段1の移動位置の如何にかかわ
らず常に一定した押付けエア条件を確保することができ
ると共に、これら両手段(回転カップ12およびエアノ
ズル3)の移動制御の容易化を達成することができる効
果がある。さらに、回転カップ12から遠心方向に飛散
する塗料を所定の塗着パターンPに整形するようにシェ
ーピングエアSを吐出するので、適切な塗着パターンP
を形成することができる効果がある。
【0085】また上記第1実施例の塗装装置によれば、
上述の回転カップ型塗装手段1により塗面2に付着され
た塗料の塗布直後において、エアノズル3からの押付け
エアaにて塗料中の粒子dの方向を整えるので、上述の
押付けエアaによる押付け効果で小質量の粒子を偏平状
につぶし、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを
確保することができると共に、回転カップ型塗装手段1
による塗粒の微粒化で良好な塗着効率を維持することが
できる効果がある。
上述の回転カップ型塗装手段1により塗面2に付着され
た塗料の塗布直後において、エアノズル3からの押付け
エアaにて塗料中の粒子dの方向を整えるので、上述の
押付けエアaによる押付け効果で小質量の粒子を偏平状
につぶし、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを
確保することができると共に、回転カップ型塗装手段1
による塗粒の微粒化で良好な塗着効率を維持することが
できる効果がある。
【0086】加えて、上述の押付けエアaで塗料e中に
含有するマイカないしアルミフレークのような鱗片状光
輝剤fが塗面2に対して平行方向に配向するように押付
けるので、メタリック等の塗装の仕上り色を向上させる
ことができる効果がある。また、上述のシェーピングエ
ア吐出部26からは遠心方向に飛散する塗料を所定の塗
着パターンPに整形するシェーピングエアSを吹出すの
で、回転カップ12から飛散する塗料を適切にシェーピ
ングして、良好な塗着パターンPを形成することができ
る効果がある。
含有するマイカないしアルミフレークのような鱗片状光
輝剤fが塗面2に対して平行方向に配向するように押付
けるので、メタリック等の塗装の仕上り色を向上させる
ことができる効果がある。また、上述のシェーピングエ
ア吐出部26からは遠心方向に飛散する塗料を所定の塗
着パターンPに整形するシェーピングエアSを吹出すの
で、回転カップ12から飛散する塗料を適切にシェーピ
ングして、良好な塗着パターンPを形成することができ
る効果がある。
【0087】さらに、上述のエアノズル3は、回転カッ
プ型塗装手段1による所定の塗着パターンPにおける最
大長部分L1と略同等長さL2の長円形状もしくは楕円
形状のパターンA1の押付けエアaを吹付ける。このよ
うに押付けエアaのパターンA1を特定したので、少量
の押付けエアaで塗料を確実に押付けることができて、
省エネルギ化を図ることができる効果がある。
プ型塗装手段1による所定の塗着パターンPにおける最
大長部分L1と略同等長さL2の長円形状もしくは楕円
形状のパターンA1の押付けエアaを吹付ける。このよ
うに押付けエアaのパターンA1を特定したので、少量
の押付けエアaで塗料を確実に押付けることができて、
省エネルギ化を図ることができる効果がある。
【0088】そのうえ、押付け用気体吐出手段(エアノ
ズル3参照)のエア供給ライン14に圧力調整手段(エ
アレギュレータ15参照)を介設したので、このエアレ
ギュレータ15にて押付けエアaの圧力(塗料が押付け
られる面圧に相当)を可変調整して、塗装の仕上げ具合
(明暗)を任意に調整することができる効果があり、例
えば静電荷を印加することが不可なプラスチック製の自
動車用のバンパに塗装された仕上げ具合に対して、カラ
ーマッチングをとるような場合に極めて有効となる。
ズル3参照)のエア供給ライン14に圧力調整手段(エ
アレギュレータ15参照)を介設したので、このエアレ
ギュレータ15にて押付けエアaの圧力(塗料が押付け
られる面圧に相当)を可変調整して、塗装の仕上げ具合
(明暗)を任意に調整することができる効果があり、例
えば静電荷を印加することが不可なプラスチック製の自
動車用のバンパに塗装された仕上げ具合に対して、カラ
ーマッチングをとるような場合に極めて有効となる。
【0089】さらに、押付け用気体吐出手段(エアノズ
ル3参照)のエア供給ライン14に押付けエアaの連続
供給時間を調整する供給時間調整手段(ON・OFFバ
ルブ16参照)を介設したので、このON・OFFバル
ブ16により押付けエアaの供給時間、つまり押付け時
間を可変して、塗装の仕上げ具合(明暗)を任意に調整
することができる効果がある。
ル3参照)のエア供給ライン14に押付けエアaの連続
供給時間を調整する供給時間調整手段(ON・OFFバ
ルブ16参照)を介設したので、このON・OFFバル
ブ16により押付けエアaの供給時間、つまり押付け時
間を可変して、塗装の仕上げ具合(明暗)を任意に調整
することができる効果がある。
【0090】(第2実施例)図7、図8は塗装方法およ
び塗装装置の第2実施例を示し、この第2実施例におい
ては回転カップ型塗装手段1におけるハウジング6の外
周部4箇所にそれぞれブラケット8および固定部材11
を介してエアノズル3…を取付け、前述の回転カップ1
2により形成される塗着パターンPを隔てた90度等間
隔の位置に4つの押付けエアパターンA1,A2,A
3,A4を形成すべく構成すると共に、これら各エアノ
ズル3…にON・OFFバルブ16およびエアレギュレ
ータ15が介設されたそれぞれのエア供給ライン14…
を接続し、かつ各エアレギュレータ15とエアコンプレ
ッサ等の圧縮エア供給源13との間には、合計4個のエ
アノズル3(但し、図面では3個のみを示す)を回転カ
ップ型塗装手段1の移動方向に対応して切換え使用する
目的で、切換弁31を介設し、この切換弁31をコント
ローラ17で制御すべく構成している。
び塗装装置の第2実施例を示し、この第2実施例におい
ては回転カップ型塗装手段1におけるハウジング6の外
周部4箇所にそれぞれブラケット8および固定部材11
を介してエアノズル3…を取付け、前述の回転カップ1
2により形成される塗着パターンPを隔てた90度等間
隔の位置に4つの押付けエアパターンA1,A2,A
3,A4を形成すべく構成すると共に、これら各エアノ
ズル3…にON・OFFバルブ16およびエアレギュレ
ータ15が介設されたそれぞれのエア供給ライン14…
を接続し、かつ各エアレギュレータ15とエアコンプレ
ッサ等の圧縮エア供給源13との間には、合計4個のエ
アノズル3(但し、図面では3個のみを示す)を回転カ
ップ型塗装手段1の移動方向に対応して切換え使用する
目的で、切換弁31を介設し、この切換弁31をコント
ローラ17で制御すべく構成している。
【0091】すなわち、メタリック塗料eの塗布直後、
塗面2に付着したメタリック塗料eの粒子方向を整える
ことが可能な時間範囲内の条件下において、合計4個の
うちの選定された押付けエアaを吹付けてメタリック塗
料e中の鱗片状光輝剤f(前図参照)が塗面2に対して
平行方向に揃うように使用するエアノズル3を切換え選
定すべく構成したものである。
塗面2に付着したメタリック塗料eの粒子方向を整える
ことが可能な時間範囲内の条件下において、合計4個の
うちの選定された押付けエアaを吹付けてメタリック塗
料e中の鱗片状光輝剤f(前図参照)が塗面2に対して
平行方向に揃うように使用するエアノズル3を切換え選
定すべく構成したものである。
【0092】このように塗着パターンPを隔てた複数箇
所に押付けエアパターンA1〜A4を形成すべく押付け
用気体吐出手段(エアノズル3参照)を複数設けると、
回転カップ12およびエアノズル3の移動方向の多様化
(例えばジクザク状の移動その他)を達成することがで
きる効果がある。
所に押付けエアパターンA1〜A4を形成すべく押付け
用気体吐出手段(エアノズル3参照)を複数設けると、
回転カップ12およびエアノズル3の移動方向の多様化
(例えばジクザク状の移動その他)を達成することがで
きる効果がある。
【0093】加えて、上述の回転カップ型塗装手段1の
移動方向と対応して複数のエアノズル3を切換え使用す
るので、回転カップ型塗装手段1の移動方向の如何にか
かわらず適切な押付けエアaの吹付け態様を得ることが
できて、良好なメタリック塗装仕上りを確保することが
できる効果がある。なお、この第2実施例においても、
その他の点については先の第1実施例とほぼ同様の作
用、効果を奏するので、図7、図8において前部と同一
の部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略す
る。
移動方向と対応して複数のエアノズル3を切換え使用す
るので、回転カップ型塗装手段1の移動方向の如何にか
かわらず適切な押付けエアaの吹付け態様を得ることが
できて、良好なメタリック塗装仕上りを確保することが
できる効果がある。なお、この第2実施例においても、
その他の点については先の第1実施例とほぼ同様の作
用、効果を奏するので、図7、図8において前部と同一
の部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略す
る。
【0094】(第3実施例)図9、図10は塗装方法お
よび塗装装置の第3実施例を示し、先の実施例において
は回転カップ型塗装手段1を用いたが、この第3実施例
においては回転カップ型塗装手段1に代えてエアスプレ
ーガン32を用いて、このエアスプレーガン32により
図10に示すような楕円形状の塗着パターンPaを形成
すべく構成している。
よび塗装装置の第3実施例を示し、先の実施例において
は回転カップ型塗装手段1を用いたが、この第3実施例
においては回転カップ型塗装手段1に代えてエアスプレ
ーガン32を用いて、このエアスプレーガン32により
図10に示すような楕円形状の塗着パターンPaを形成
すべく構成している。
【0095】但し、上述のエアスプレーガン32による
塗料(メタリック塗料e)の吹付け圧力は従前の圧力例
えば4kg/cm2 を本実施例においては1kg/cm2 程度に
低圧設定し、吹付けられる塗粒の粒径を比較的大きく
し、塗粒が塗面2から跳ね返らないようにすると共に、
このメタリック塗料eのエアスプレーガン32による塗
布直後、塗面2に付着した塗料eの粒子方向なかんずく
鱗片状光輝剤f(前図参照)の方向を整えることが可能
な時間範囲内の条件下において、上述のエアノズル3か
ら押付けエアaを吹付けて鱗片状光輝剤fが塗面2に対
して平行方向に揃うように成している。
塗料(メタリック塗料e)の吹付け圧力は従前の圧力例
えば4kg/cm2 を本実施例においては1kg/cm2 程度に
低圧設定し、吹付けられる塗粒の粒径を比較的大きく
し、塗粒が塗面2から跳ね返らないようにすると共に、
このメタリック塗料eのエアスプレーガン32による塗
布直後、塗面2に付着した塗料eの粒子方向なかんずく
鱗片状光輝剤f(前図参照)の方向を整えることが可能
な時間範囲内の条件下において、上述のエアノズル3か
ら押付けエアaを吹付けて鱗片状光輝剤fが塗面2に対
して平行方向に揃うように成している。
【0096】この第3実施例の塗装方法によれば、エア
スプレーガン32による塗料eの塗布直後、上記条件下
において押付けエアaを吹付けるので、回転カップ型塗
装手段1を用いる方法に対して、使用される塗装手段
(エアスプレーガン32)の簡略化およびコストダウン
を図ることができる効果がある。
スプレーガン32による塗料eの塗布直後、上記条件下
において押付けエアaを吹付けるので、回転カップ型塗
装手段1を用いる方法に対して、使用される塗装手段
(エアスプレーガン32)の簡略化およびコストダウン
を図ることができる効果がある。
【0097】また第3実施例の塗装装置によれば、上述
のエアスプレーガン32により塗面2に付着された塗料
eの塗布直後において、エアノズル3からの押付けエア
aにて塗料e中の粒子の方向を整えるので、上述のエア
aによる押付け効果で小質量の粒子を偏平状につぶし、
かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを確保するこ
とができると共に、エアスプレーガン32により塗装手
段を構成したので、装置の簡素化およびコストダウンを
図ることができる効果がある。なお、この第3実施例に
おいても、その他の点については先の第1および第2の
各実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図9、
図10において前図と同一の部分には同一符号を付けし
て、その詳しい説明を省略する。
のエアスプレーガン32により塗面2に付着された塗料
eの塗布直後において、エアノズル3からの押付けエア
aにて塗料e中の粒子の方向を整えるので、上述のエア
aによる押付け効果で小質量の粒子を偏平状につぶし、
かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕上りを確保するこ
とができると共に、エアスプレーガン32により塗装手
段を構成したので、装置の簡素化およびコストダウンを
図ることができる効果がある。なお、この第3実施例に
おいても、その他の点については先の第1および第2の
各実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図9、
図10において前図と同一の部分には同一符号を付けし
て、その詳しい説明を省略する。
【0098】(第4実施例)図11乃至図16は塗装方
法および塗装装置の第4実施例を示す。この第4実施例
にあっては回転カップ型塗装手段1のシェーピングエア
S(前図参照)の外周側にリング状にエアノズル33を
配設して、このリング状のエアノズル33からシェーピ
ングエアSの外周側に環状の押付けエアa…を吐出すべ
く構成し、前述のドーナツ状の塗着パターンPの外周側
に該押付けエアa…にて環状の押付けエアパターンA5
を形成すべく構成している。上述のリング状のエアノズ
ル33は図11乃至図14に示すように内部中空の円環
状で、このエアノズル33にはその中心から120度の
等開角で合計3本の連通パイプ34…を連通連結してい
る。
法および塗装装置の第4実施例を示す。この第4実施例
にあっては回転カップ型塗装手段1のシェーピングエア
S(前図参照)の外周側にリング状にエアノズル33を
配設して、このリング状のエアノズル33からシェーピ
ングエアSの外周側に環状の押付けエアa…を吐出すべ
く構成し、前述のドーナツ状の塗着パターンPの外周側
に該押付けエアa…にて環状の押付けエアパターンA5
を形成すべく構成している。上述のリング状のエアノズ
ル33は図11乃至図14に示すように内部中空の円環
状で、このエアノズル33にはその中心から120度の
等開角で合計3本の連通パイプ34…を連通連結してい
る。
【0099】而して、上述の各連通パイプ34…に取付
けた支持ブラケット35…を回転カップ型塗装手段1の
ハウジング6に固定して、リング状のエアノズル33を
支持すると共に、これら各連通パイプ34…の所定部に
は図15に示すようにエア供給手段4におけるON、O
FFバルブ16の2次側に連結されるエアインレット部
材36をそれぞれ取付けている。この実施例では図14
に示す如く上述のリング状のエアノズル33に例えば約
0.7mmφのエア噴出孔37を円周上約15度の等間隔
で合計24個形成しているが、これら各数値は一例であ
って、これに限定されるものではない。
けた支持ブラケット35…を回転カップ型塗装手段1の
ハウジング6に固定して、リング状のエアノズル33を
支持すると共に、これら各連通パイプ34…の所定部に
は図15に示すようにエア供給手段4におけるON、O
FFバルブ16の2次側に連結されるエアインレット部
材36をそれぞれ取付けている。この実施例では図14
に示す如く上述のリング状のエアノズル33に例えば約
0.7mmφのエア噴出孔37を円周上約15度の等間隔
で合計24個形成しているが、これら各数値は一例であ
って、これに限定されるものではない。
【0100】この第4実施例の塗装方法によれば、シェ
ーピングエアS(前図参照)の外周側に環状の押付けエ
アaを吹付けるもので、塗料eの塗面2への付着直後、
上記条件下において環状の押付けエアaで塗料粒子d
(前図参照)を直ちに押付けることができ、移動と装置
5にて移動制御される回転カップ型塗装手段1の移動方
向が如何なる方向であっても良好に対応することがで
き、また図11、図16に示すように環状の押付けエア
aがエアカーテン状となるので、このエアカーテン部の
中の飛散塗粒がエアカーテン外方へ飛散しようとするの
を確実に防止して、再塗着およびエアカーテン部による
シールドエア効果等により塗着効率の向上を図ることが
できる効果があり、加えて、環状の押付けエアaの効果
にてカラーマッチング性能の向上および良好な仕上り肌
の確保を達成することができる。
ーピングエアS(前図参照)の外周側に環状の押付けエ
アaを吹付けるもので、塗料eの塗面2への付着直後、
上記条件下において環状の押付けエアaで塗料粒子d
(前図参照)を直ちに押付けることができ、移動と装置
5にて移動制御される回転カップ型塗装手段1の移動方
向が如何なる方向であっても良好に対応することがで
き、また図11、図16に示すように環状の押付けエア
aがエアカーテン状となるので、このエアカーテン部の
中の飛散塗粒がエアカーテン外方へ飛散しようとするの
を確実に防止して、再塗着およびエアカーテン部による
シールドエア効果等により塗着効率の向上を図ることが
できる効果があり、加えて、環状の押付けエアaの効果
にてカラーマッチング性能の向上および良好な仕上り肌
の確保を達成することができる。
【0101】また第4実施例の塗装装置によれば、回転
カップ型塗装手段1により塗面2に付着された塗料eの
塗布直後において、リング状のエアノズル33からの環
状の押付けエアaにて塗料e中の粒子dの方向を整える
ので、このエアaによる押付け効果で小質量の粒子dを
偏平状につぶし、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕
上りを確保することができると共に、回転カップ型塗装
手段1の移動方向が左右前後の如何なる方向であっても
確実に対応することができ、かつ環状の押付けエアaが
図11、図16に示すようにエアカーテン状となって、
このエアカーテン部の中の飛散塗粒がエアカーテン外方
へ飛散しようとするのを良好に防止して、再塗着等によ
り塗着効率の向上を達成することができる効果がある。
カップ型塗装手段1により塗面2に付着された塗料eの
塗布直後において、リング状のエアノズル33からの環
状の押付けエアaにて塗料e中の粒子dの方向を整える
ので、このエアaによる押付け効果で小質量の粒子dを
偏平状につぶし、かつ粒子方向を整えて、良好な塗装仕
上りを確保することができると共に、回転カップ型塗装
手段1の移動方向が左右前後の如何なる方向であっても
確実に対応することができ、かつ環状の押付けエアaが
図11、図16に示すようにエアカーテン状となって、
このエアカーテン部の中の飛散塗粒がエアカーテン外方
へ飛散しようとするのを良好に防止して、再塗着等によ
り塗着効率の向上を達成することができる効果がある。
【0102】図11乃至図16で示す第4実施例におい
て、鱗片状光輝剤fとしてアルミニウム薄片(アルミフ
レーク)を用いるメタリック塗装(シルバー系の塗装)
を行なう場合、シェーピングエアSを弱くし、環状の押
付けエアaで強く押付けることが望ましい。例えば、シ
ェーピングエアSの風速を3〜5m/sec に設定し、環状
の押付けエアaの風速を12〜15m/sec に設定するこ
とが推奨される。
て、鱗片状光輝剤fとしてアルミニウム薄片(アルミフ
レーク)を用いるメタリック塗装(シルバー系の塗装)
を行なう場合、シェーピングエアSを弱くし、環状の押
付けエアaで強く押付けることが望ましい。例えば、シ
ェーピングエアSの風速を3〜5m/sec に設定し、環状
の押付けエアaの風速を12〜15m/sec に設定するこ
とが推奨される。
【0103】なお、この第4実施例においても、その他
の点については先の各実施例とほぼ同様の作用、効果を
奏するので、図11乃至図16において前図と同一の部
分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
の点については先の各実施例とほぼ同様の作用、効果を
奏するので、図11乃至図16において前図と同一の部
分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0104】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の押付け用気体は、実施例の押付け
エアaに対応し、以下同様に、塗料はメタリック塗料e
に対応し、押付け用気体吐出手段は、エアノズル3およ
びリング状のエアノズル33に対応し、気体供給ライン
は、エア供給ライン14に対応し、圧力調整手段は、エ
アレギュレータ15に対応し、供給時間調整手段は、O
N・OFFバルブ16に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
において、この発明の押付け用気体は、実施例の押付け
エアaに対応し、以下同様に、塗料はメタリック塗料e
に対応し、押付け用気体吐出手段は、エアノズル3およ
びリング状のエアノズル33に対応し、気体供給ライン
は、エア供給ライン14に対応し、圧力調整手段は、エ
アレギュレータ15に対応し、供給時間調整手段は、O
N・OFFバルブ16に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0105】例えば上記メタリック塗料eに代えて方向
性を有する他の塗料の塗装方法およ.塗装装置に適用し
てもよいことは勿論であり、また上記実施例で示した各
種の数値は一例であって、これに限定されるものではな
く、塗料性状その他に対応して任意に設定すればよい。
性を有する他の塗料の塗装方法およ.塗装装置に適用し
てもよいことは勿論であり、また上記実施例で示した各
種の数値は一例であって、これに限定されるものではな
く、塗料性状その他に対応して任意に設定すればよい。
【図1】 本発明の塗装方法に用いる塗装装置の系統
図。
図。
【図2】 図1の装置により形成される塗料および押付
けエアのパターンを示す説明図。
けエアのパターンを示す説明図。
【図3】 回転カップ型塗装手段の断面図。
【図4】 押付けエア吹付け前の塗料粒子の状態を示す
説明図。
説明図。
【図5】 押付けエア吹付けによる塗料粒子配向の状態
を示す説明図。
を示す説明図。
【図6】 押付けエア吹付けによる塗膜中の鱗片状光輝
剤の配向状態を示す説明図。
剤の配向状態を示す説明図。
【図7】 本発明の塗装方法に用いる塗装装置の他の実
施例を示す系統図。
施例を示す系統図。
【図8】 図7の装置により形成される塗料および押付
けエアのパターンを示す説明図。
けエアのパターンを示す説明図。
【図9】 本発明の塗装方法に用いる塗装装置のさらに
他の実施例を示す系統図。
他の実施例を示す系統図。
【図10】 図9の装置により形成される塗料および押
付けエアのパターンを示す説明図。
付けエアのパターンを示す説明図。
【図11】 本発明の塗装方法に用いる塗装装置のさら
に他の実施例を示す斜視図。
に他の実施例を示す斜視図。
【図12】 環状の押付けエア形成用の部材を示す図1
1の部分平面図。
1の部分平面図。
【図13】 図12のg部の断面図。
【図14】 エアノズルのエア噴出孔の説明図。
【図15】 エアノズルに対するエア供給を示す系統
図。
図。
【図16】 エアカーテン部による塗粒飛散防止を示す
説明図。
説明図。
A1〜A5…押付けエアパターン a…押付けエア d…塗料粒子 e…メタリック塗料 f…鱗片状光輝剤 P,Pa…塗着パターン S…シェーピングエア L1…最大長部分 1…回転カップ型塗装手段 2…塗面 3…エアノズル 12…回転カップ 14…エア供給ライン 15…エアレギュレータ 16…ON・OFFバルブ 26…シェーピングエア吐出部 32…エアスプレーガン 33…エアノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/14 B05D 7/14 L 7/24 303 7/24 303J
Claims (19)
- 【請求項1】塗料の塗布直後、塗面に付着した塗料の粒
子方向を整えることが可能な時間範囲内の条件下におい
て押付け用気体を吹付けて塗料中の粒子の方向を整える
塗装方法。 - 【請求項2】上記押付け用気体は塗面に付着された塗料
のパターンに対して若干外方に指向する方向から吹付け
られる請求項1記載の塗装方法。 - 【請求項3】回転カップ型塗装手段による塗料の塗布直
後、上記条件下において押付け用気体を吹付ける請求項
1記載の塗装方法。 - 【請求項4】エアスプレーガンによる塗料の塗布直後、
上記条件下において押付け用気体を吹付ける請求項1記
載の塗装方法。 - 【請求項5】回転カップ型塗装手段による塗料の塗布直
後、上記条件下において塗料中の粒子の方向が塗面に対
して平行方向となるように押付け用気体を吹付ける請求
項3記載の塗装方法。 - 【請求項6】回転カップ型塗装手段によりマイカないし
アルミフレークのような鱗片状光輝剤が含有された塗料
を塗布した直後、上記条件下において塗料中の鱗片状光
輝剤が塗面に対して平行方向となるように押付け用気体
を吹付ける請求項3記載の塗装方法。 - 【請求項7】上記回転カップ型塗装手段の回転カップ
と、上記押付け用気体を吹付ける押付け用気体吐出手段
とを同期移動させる請求項3記載の塗装方法。 - 【請求項8】上記押付け用気体吐出手段は上記回転カッ
プにより形成される塗着パターンを隔てた複数箇所に押
付け用気体パターンを形成すべく複数設けられた請求項
7記載の塗装方法。 - 【請求項9】上記複数の押付け用気体吐出手段を上記回
転カップ型塗装手段の移動方向に対応して切換え使用す
る請求項8記載の塗装方法。 - 【請求項10】上記回転カップ型塗装手段は回転カップ
から遠心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターンに整
形するシェーピングエアを吐出する請求項3記載の塗装
方法。 - 【請求項11】シェーピングエアの外周側に環状の押付
け用気体を吹付ける請求項3もしくは10記載の塗装方
法。 - 【請求項12】塗料を遠心霧化する回転カップを備え
て、遠心霧化された塗料を塗面に塗布する回転カップ型
塗装手段と、上記回転カップ型塗装手段により塗面に付
着された塗料の塗布直後、該塗料の粒子方向を整えるこ
とが可能な時間範囲内の条件下において押付け用気体を
吹付けて塗料中の粒子の方向を整える押付け用気体吐出
手段とを備えた塗装装置。 - 【請求項13】塗料を塗布するエアスプレーガンと、上
記エアスプレーガンにより塗面に付着された塗料の塗布
直後、該塗料の粒子方向を整えることが可能な時間範囲
内の条件下において押付け用気体を吹付けて塗料中の粒
子の方向を整える押付け用気体吐出手段とを備えた塗装
装置。 - 【請求項14】上記塗料をマイカないしアルミフレーク
のような鱗片状光輝剤が含有されたメタリック塗料に設
定し、上記押付け用気体吐出手段は上記条件下において
塗料中の鱗片状光輝剤が塗面に対して平行方向となるよ
うに押付け用気体を吹付ける請求項12記載の塗装装
置。 - 【請求項15】上記回転カップ型塗装手段は回転カップ
から遠心方向に飛散する塗料を所定の塗着パターンに整
形するシェーピングエアを吹き出すシェーピングエア吐
出部を備えた請求項14記載の塗装装置。 - 【請求項16】上記押付け用気体吐出手段は、回転カッ
プ型塗装手段もしくはエアスプレーガンによる所定の塗
着パターンにおける最大長部分と略同等長さの長円形状
もしくは楕円形状のパターンの押付け用気体を吹付ける
請求項12もしくは13記載の塗装装置。 - 【請求項17】上記押付け用気体吐出手段は、シェーピ
ングエアの外周側に環状の押付け用気体を吹付ける請求
項12,14もしくは15記載の塗装装置。 - 【請求項18】上記押付け用気体吐出手段の気体供給ラ
インに気体供給圧力を調整する圧力調整手段が介設され
た請求項12もしくは13記載の塗装装置。 - 【請求項19】上記押付け用気体吐出手段の気体供給ラ
インに気体の連続供給時間を調整する供給時間調整手段
が介設された請求項12もしくは13記載の塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8150049A JPH0947694A (ja) | 1995-06-02 | 1996-05-20 | 塗装方法およびその塗装装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-160051 | 1995-06-02 | ||
JP16005195 | 1995-06-02 | ||
JP8150049A JPH0947694A (ja) | 1995-06-02 | 1996-05-20 | 塗装方法およびその塗装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0947694A true JPH0947694A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=26479766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8150049A Pending JPH0947694A (ja) | 1995-06-02 | 1996-05-20 | 塗装方法およびその塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0947694A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002000357A1 (fr) * | 2000-06-26 | 2002-01-03 | Abb K.K. | Procede d'application d'un revetement bicolore |
JP2014147894A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Disco Abrasive Syst Ltd | 樹脂被覆装置 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP8150049A patent/JPH0947694A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002000357A1 (fr) * | 2000-06-26 | 2002-01-03 | Abb K.K. | Procede d'application d'un revetement bicolore |
US6582766B2 (en) | 2000-06-26 | 2003-06-24 | Abb K.K. | Two-tone coating method |
JP2014147894A (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-21 | Disco Abrasive Syst Ltd | 樹脂被覆装置 |
TWI594808B (zh) * | 2013-02-01 | 2017-08-11 | Disco Corp | Resin coating device |
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