JPH0946997A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH0946997A
JPH0946997A JP20937095A JP20937095A JPH0946997A JP H0946997 A JPH0946997 A JP H0946997A JP 20937095 A JP20937095 A JP 20937095A JP 20937095 A JP20937095 A JP 20937095A JP H0946997 A JPH0946997 A JP H0946997A
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JP
Japan
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frame
rotor
head
motor
spindle
Prior art date
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Withdrawn
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JP20937095A
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English (en)
Inventor
Satoru Goto
哲 後藤
Yuji Suzuki
裕次 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータの直径を大きくしても、ヘッドがロー
タと干渉せず、しかも、スピンドルモータ全体の薄型化
を可能にすること。 【解決手段】 フレーム4の上部にほぼ円錐台形状の凸
部4aを形成し、その凸部4aの下部にスピンドルモー
タ11を配置し、その凸部4aの外周にヘッド進入用切
欠き123を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直径が3.
5インチ等のフロッピーディスクを記録、再生するフロ
ッピーディスク装置に適用するのに最適なディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
[従来のフロッピーディスク装置の説明]図11及び図
12によって、従来のフロッピーディスク装置を説明す
る。
【0003】ディスク装置の一例であるフロッピーディ
スク装置1は、ディスク状記録媒体の一例である直径が
3.5インチ等の磁気ディスクからなるフロッピーディ
スク2を記録、再生するものであり、フロッピーディス
ク2は扁平なディスクカートリッジ3内に回転自在に収
納されて使用される。なお、ディスクカートリッジ3に
は上下一対のヘッド挿入口3aが形成されていて、その
ヘッド挿入口3aを開閉するシャッター(図示せず)が
取り付けられている。
【0004】そして、フロッピーディスク装置1は、ア
ルミニウムや板金で形成されたシャーシを構成するフレ
ーム4と、薄い板金で形成されてフレーム4の上部に取
り付けられたカバー5と、合成樹脂で形成されてフレー
ム4及びカバー5の前端に取り付けられたフロントパネ
ル6との3つの外装部材によって扁平な箱型に形成され
ている。なお、フロントパネル6にはカートリッジ挿入
口6aが形成されており、フレーム4の下面にはメイン
プリント基板7がネジ止めされている。
【0005】そして、このフロッピーディスク装置1の
内部でフレーム4の上部には、カートリッジホルダー9
が水平に配置されていて、従来公知の断面形状がほぼコ
字状で上向きのスライド板10aを有するホルダー昇降
機構10によってこのカートリッジホルダー9がフレー
ム4上で平行運動によって上下に昇降自在に取り付けら
れている。なお、カートリッジホルダー9の後端にはシ
ャッター開閉レバー9aが取り付けられており、スライ
ド板10aの前端に取り付けられたイジェクト釦10b
がフロントパネル7の前方に突出されている。
【0006】そして、このフロッピーディスク装置1の
内部のフレームセンターP上でカートリッジホルダー9
の下部位置に、シャーシ5に水平に取り付けられた直流
モータであるスピンドルモータ11が配置されていて、
そのスピンドルモータ11の垂直なスピンドル111の
上端にディスクテーブル12が水平に固着されている。
【0007】また、このフロッピーディスク装置1の内
部でディスクテーブル12の後方位置に、フレーム4上
に取り付けられたヘッド移動装置14が配置されてい
る。
【0008】このヘッド移動装置14は、ヘッドキャリ
ッジ15と、その上部に板バネ16等を介して上下に回
転自在に取り付けられたヘッドアーム17と、これらヘ
ッドキャリッジ15及びヘッドアーム17の先端の上下
対向面に上下に対向されて取り付けられたヘッドである
上下一対の磁気ヘッド18と、ヘッド移動モータである
ステッピングモータ19のモータ軸19aに直結された
水平なリードスクリュー20と、そのリードスクリュー
20と平行で水平なガイド軸21等によって構成されて
いる。なお、上下一対の磁気ヘッド18がフレームセン
ターP上に配置されている。
【0009】そして、ヘッドキャリッジ15の一側部に
形成されたニードル15aがリードスクリュー20上に
係合され、ヘッドキャリッジ15の他側部に一体に形成
されたスラスト軸受15bがガイド軸21の外周に摺動
自在に挿入されている。
【0010】また、上側の磁気ヘッド18がカートリッ
ジホルダー9の後端側の中央部に形成された切欠き22
内に挿入されていて、ヘッドアーム17の一側面に一体
に形成された被ガイド突起17aがカートリッジホルダ
ー9の切欠き22の一側縁に形成されたガイドレール9
b上に摺動自在に当接されている。
【0011】[フロッピーディスクの記録、再生動作]
このフロッピーディスク装置1は、以上のように構成さ
れていて、ディスクカートリッジ3をフロントパネル6
のカートリッジ挿入口6aからカートリッジホルダー9
内に矢印a方向から水平に挿入すると、シャッター開閉
レバー23によってディスクカートリッジ3のシャッタ
ーが開蓋されると共に、ホルダー昇降機構10のスライ
ド板10aが矢印b方向にスライドされて、カートリッ
ジホルダー9が水平に下降される。そして、ディスクカ
ートリッジ3が水平に下降されて、内部のフロッピーデ
ィスク2がセンターコア2aによってスピンドル111
及びディスクテーブル12に上方からチャッキングされ
ると共に、上下一対の磁気ヘッド18がディスクカート
リッジ3に形成されている上下一対のヘッド挿入穴3a
からディスクカートリッジ3内に挿入されてフロッピー
ディスク2の上下両面に接触される。
【0012】そして、スピンドルモータ11によってフ
ロッピーディスク2を回転駆動すると共に、ヘッドキャ
リッジ15をガイド軸21によって案内しながら、ステ
ッピングモータ19で回転駆動されるリードスクリュー
20によってヘッドキャリッジ15とヘッドアーム17
を一体に矢印a、b方向に移動させて、上下一対の磁気
ヘッド18によってフロッピーディスク2の上下両面の
記録、再生を行う。
【0013】そして、記録、再生後に、イジェクト釦1
0bを矢印a方向に押すと、カートリッジ昇降機構10
のスライド板10aが矢印a方向にスライドされて、カ
ートリッジホルダー9が水平に上昇される。そして、デ
ィスクカートリッジ3が水平に上昇されて、内部のフロ
ッピーディスク2がスピンドル111及びディスクテー
ブル12から上方に離脱されると共に、上下一対の磁気
ヘッド18がディスクカートリッジ3の上下に離脱され
た後、ディスクカートリッジ3がシャッター開閉レバー
9aによってフロントパネル7のカートリッジ挿入口7
aから矢印b方向に排出される。
【0014】[従来の平面対向型モータの説明]ところ
で、従来から、フロッピーディスク装置1のスピンドル
モータ11には、平面対向型モータと周対向型モータが
使用されている。そこで、図10によって、従来の平面
対向型モータ110を説明する。
【0015】まず、スピンドル111の上下方向の中間
部がフレーム4にボールボアリング112を介して回転
自在で、垂直状に支持されている。そして、このスピン
ドル111の下端側の外周にロータ113がロータハブ
113aを介して圧入等にて水平に固着されていて、そ
のロータ113の下面に環状で扁平なロータマグネット
114が接着等にて固着されている。
【0016】そして、このロータ113の下部にプリン
ト基板で構成されたステータ基板115が水平に配置さ
れていて、このステータ基板115の下面又は上面に扁
平な空心コイルで構成された複数のステータコイル11
6が接着等にて固着されている。そして、これらのステ
ータコイル116がロータマグネット114にスピンド
ル111の軸方向(図3で上下方向を言う)から対向さ
れている。なお、これらのステータコイル116は、ほ
ぼおむすび型で、扁平に成形されていて、スピンドル1
11の外周に等間隔に配置されている。
【0017】そして、スピンドル111の下方からステ
ータコイル116を覆うステータヨーク117が水平に
配置されていて、このステータヨーク117がステータ
基板115と一緒にフレーム4の下部に複数のネジ11
8によって共締め状態で固着している。
【0018】そして、この従来の平面対向型モータ11
0は、ロータマグネット114がフェライト等の強磁性
材料で構成され、フレーム4がアルミニウム等の非磁性
材料で構成され、スピンドル111が鉄等の磁性材料で
構成され、ロータ113、ロータハブ113a及びステ
ータヨーク117が鉄板やケイ素鋼板等の磁性材料で構
成され、ステータ基板115がガラス入りエポキシ樹脂
板等の非磁性材料で構成されていた。
【0019】そして、複数のステータコイル116への
通電によって、ロータ113、ロータマグネット11
4、ステータコイル116及びステータヨーク117間
に閉磁路φ1 を発生し、ロータマグネット114に生じ
る回転トルクによってロータ113、ロータマグネット
114、ロータハブ113a、スピンドル111及びデ
ィスクテーブル12を一体に回転させるように構成され
ている。
【0020】[従来のディスクテーブルのチャック機構
の説明]次に、図10によって、従来のディスクテーブ
ル12に取り付けられているチャック機構24を説明す
る。
【0021】スピンドル111の上端に圧入等にて水平
に固着されたディスクテーブル12のチャック機構24
は、ディスクテーブル12上でスピンドル111の外周
に接着等にて固着されたチャックマグネット25と、偏
心位置に配置されたチャックピン26とによって構成さ
れている。
【0022】この際、ディスクテーブル12の下面に板
バネ27の一端27a側が固着されていて、その他端2
7b側の上部にチャックピン26が固着されている。そ
して、このチャックピン26がディスクテーブル12に
形成された貫通穴28を貫通してディスクテーブル12
の上方に垂直に突出されている。
【0023】そして、フロッピーディスク2のセンター
コア2aがその中心穴2bによってスピンドル111の
上端の外周に上方から挿入されて、チャックマグネット
25によってディスクテーブル12上に水平にチャッキ
ングされると共に、チャックピン26がセンターコア2
aのチャックピン係合穴2c内に下方から相対的に遊嵌
される。
【0024】そして、平面対向型モータ110の作動に
よって、ディスクテーブル12と一体にチャックピン2
6が回転されて、そのチャックピン26によってセンタ
ーコア2aが回転駆動されて、センターコア2aと一体
にフロッピーディスク2がディスクカートリッジ3内で
水平に回転駆動されるように構成されている。
【0025】[従来の周対向型モータの説明]次に、図
9によって、従来の周対向型モータ130を説明する。
【0026】まず、鉄板やケイ素鋼板等の磁性材料で構
成されたステータヨーク117がフレーム4の下部に複
数のネジ118によって水平に固着されて、そのフレー
ム4に形成された円形のモータ収納穴134の下部がそ
のステータヨーク117によって閉塞されている。
【0027】そして、このステータヨーク117の中央
に軸受支持部材135が複数のネジ136によって固着
されていて、その軸受支持部材135内にボールベアリ
ング112を介して垂直なスピンドル111の下端側が
回転自在に支持されている。
【0028】そして、スピンドル111の上端の外周に
鉄板やケイ素鋼板等の磁性材料で構成されたロータ11
3が圧入等にて固着されていて、このロータ113がモ
ータ収納穴134内に回転自在に配置されている。そし
て、このロータ113の最下部の外周の内側に環状のロ
ータマグネット131が接着等にて固着されている。
【0029】そして、ロータマグネット131の内周
で、ステータヨーク117の上部に複数の鉄心132が
一定ピッチで放射状に配置されていて、これらの各鉄心
132の外周には鉄心コイルであるステータコイル13
3が巻回されている。
【0030】そして、この周対向型モータ130では、
ロータ113の最上部に円形の段部を一体にプレス加工
して、その円形の段部をディスクテーブル12に構成し
ている。そして、このディスクテーブル12には、図1
0と同様のチャックマグネット25、チャックピン26
及び板バネ27を備えたチャック機構24が取り付けら
れている。
【0031】そして、複数のステータコイル133への
通電によって、ロータ113、ロータマグネット131
及びステータヨーク117間に閉磁路φ1 を発生し、ロ
ータマグネット131に生じる回転トルクによってロー
タ113、スピンドル111及びディスクテーブル12
を一体に回転駆動させるように構成されている。
【0032】なお、図9に示した従来の周対向型モータ
130は、主として、12.7mmHEIGHTのフロ
ッピーディスク装置1用のスピンドルモータ11に適用
されるものであり、ヘッドキャリッジ15及び磁気ヘッ
ド18がフロッピーディスク2の最内周位置まで矢印a
方向に移動されても、これらヘッドキャリッジ15及び
磁気ヘッド18がロータ113と干渉しないように、そ
のロータ113の直径寸法D2 が約40mm程度に小さ
く構成されている。
【0033】そして、この直径D2 の小さいロータ11
3で、高回転トルクを得るために、ロータ113のトル
ク損失をできるだけ小さくする必要がある。そこで、従
来は、ロータマグネット131に焼結ネオジ等の高価な
材料を使用し、また、スピンドル111の軸受にも高価
なボールベアリング112を使用していた。
【0034】また、図10に示した従来の平面対向型モ
ータ110は、主として、25.4mmHEIGHTの
フロッピーディスク装置1用のスピンドルモータ11に
適用されるものであり、この平面対向型モータ110は
フレーム4の下部に配置されるので、ヘッドキャリッジ
15及び磁気ヘッド18がフロッピーディスク2の最内
周位置まで矢印a方向に移動されても、これらヘッドキ
ャリッジ15及び磁気ヘッド18が平面対向型モータ1
10に干渉される心配はない。
【0035】従って、ロータ113の直径D1 を約60
mm以上に大きく構成して、高回転トルクを得ることが
できるが、その反面、この平面対向型モータ110がフ
レーム4の下部に配置される関係で、ディスクテーブル
12を含むスピンドルモータ11全体の厚さH2 が厚く
なってしまう。
【0036】また、チャック機構24においては、フロ
ッピーディスク2のセンターコア2aをディスクテーブ
ル12上にチャックマグネット25によって吸引して水
平にチャッキングする際に、チャックピン26がセンタ
ーコア2aのチャックピン係合穴2c内に下方から挿入
されるまでの間は、そのチャックピン26が板バネ27
に抗してディスクテーブル12の下方に沈み込む動作を
行う。
【0037】従って、この種チャック機構24には、チ
ャックピン26が下方に沈み込むための空間Sをディス
クテーブル12の下部に形成する必要があり、図10に
示す平面対向型モータ110では、ボールベアリング1
12の軸長H1 を利用して、ディスクテーブル12とフ
レーム4との間に上記空間Sを形成している。
【0038】そして、図9に示す周対向型モータ130
では、上記空間Sをロータ113内で、ディスクテーブ
ル12とステータコイル133との間の非常に狭い場所
に形成している。
【0039】従って、平面対向型モータ110及び周対
向型モータ130の何れにおいても、上記空間Sを十分
に深く確保しようとすると、ディスクテーブル12を含
むスピンドルモータ11全体の厚さH2 、H3 を厚くせ
ざるを得なかった。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
フロッピーディスク装置1では、スピンドルモータ11
を構成する平面対向型モータ110及び周対向型モータ
130の何れにおいても、ロータ113の直径D1 、D
2 を大きくしても、フロッピーディスク2の最内周位置
まで移動されたキャリッジ18及び磁気ヘッド15がロ
ータ113と干渉しないようにするためには、ディスク
テーブル12を含むスピンドルモータ11全体の厚さH
2 、H3 を厚くしなければならず、フロッピーディスク
装置1の薄型化が阻害されると言う問題があった。
【0041】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ロータの直径を大きくしても、ヘ
ッドがロータと干渉せず、しかも、スピンドルモータ全
体の薄型化を可能にしたディスク装置を提供することを
目的としている。
【0042】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のディスク装置は、フレームの下部に、ステ
ータ基板、ステータコイル、ロータマグネット及びロー
タの順に配置されたスピンドルモータを配置し、そのフ
レーム、ステータ基板及びステータコイルの一部に、ロ
ータの外周側から内周側に向って切り込まれたヘッド進
入用切欠きを形成したものである。
【0043】上記のように構成された本発明のディスク
装置は、フレームの下部に配置したスピンドルモータの
ステータ基板及びステータコイルをロータの上部に配置
し、フレーム、ステータ基板及びステータコイルの一部
に、ロータの外周側から内周側に向って切り込まれたヘ
ッド進入用切欠きを形成したので、ヘッドがディスク状
記録媒体の最内周位置へ移動された時に、そのヘッドを
ロータの上部で、ヘッド進入用切欠き内に進入させるこ
とができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明をフロッピーディス
ク装置のスピンドルモータに適用した平面対向型モータ
及び周対向型モータの実施の形態を図1〜図8を参照し
て説明する。なお、図9〜図12と同一構造部には同一
の符号を付して説明の重複を省く。
【0045】[第1の実施の形態]まず、図1、図4、
図5及び図6によって、本発明の第1の実施の形態であ
る平面対向型モータ110について説明する。
【0046】まず、鉄板やケイ素鋼板等の磁性材料で構
成されたフレーム4の上部にほぼ円錐台形状の凸部4a
がプレス加工等によって一体成形されている。
【0047】そして、その凸部4aの最上部位置4bの
内周が鉄等の磁性材料で構成された円形の軸受支持部材
121の上面に加締め止め等にて水平に固着されてい
る。
【0048】そして、その軸受支持部材121の中央に
軸受の一例であるオイルレスメタル軸受120が圧入等
にて垂直に固着されていて、このオイルレスメタル軸受
120内に垂直なスピンドル111の上下方向の中間部
が回転自在に支持されている。
【0049】そして、その軸受支持部材121の上面
で、オイルレスメタル軸受120の外周位置に円形の凹
所122が形成されている。
【0050】そして、スピンドル111の上端の外周に
圧入等にて水平に固着されたディスクテーブル12が凹
所122内に水平に挿入されて、フレーム4の最上部位
置4bがディスクテーブル12とほぼ同等高さにまで上
昇された形状に配置されている。なお、フレーム4に凹
所122を一体にプレス加工等して、軸受支持部材12
1を省くこともできる。
【0051】そして、この凹所122内で、ディスクテ
ーブル12の下部には、チャック機構24におけるチャ
ックピン26がディスクテーブル12の下方である図5
で矢印d方向へ沈み込むために十分な深さの空間Sが確
保されている。
【0052】そして、軸受支持部材121の外周位置
で、フレーム4の最上部位置4bの下部にスピンドルモ
ータ11を構成する平面対向型モータ110が配置され
ていて、この平面対向型モータ110は、フレーム4の
凸部4aの高さH4 内に完全に収容されている。
【0053】そして、この平面対向型モータ110は、
軸受支持部材121の外周に挿入されてフレーム4の最
上部位置4bの下面にネジ止め等にて水平に固着された
ステータ基板115と、そのステータ基板115の下面
に実装されて軸受支持部材121の外周に沿って等間隔
で配置された複数の扁平なステータコイル116と、軸
受支持部材121の下部で、スピンドル111の下端の
外周にロータハブ113aを介して圧入等にて水平に固
着されたロータ113と、そのロータ113の上面に接
着等にて固着されて、複数のステータコイル116にス
ピンドル111の軸方向から対向された円環状のロータ
マグネット114とによって構成されている。このロー
タマグネット114はフェライト等にて構成されてい
る。
【0054】なお、ステータ基板115はガラス入りエ
ポキシ樹脂板等の非磁性材料で構成され、ロータ113
は鉄板やケイ素鋼板等の磁性材料で構成されている。
【0055】そして、フレーム4の凸部4aの最下位置
を閉塞するロータケース119がフレーム4の下面に複
数のネジ118等によって固着されていて、このロータ
ケース119は非磁性ステンレス板等の非磁性材料で構
成されている。
【0056】そして、フレームセンターP上で、かつ、
ヘッドキャリッジ15及びその上部の磁気ヘッド15側
において、フレーム4の凸部4aの外周の一部に、ヘッ
ド進入用切欠き123が形成されている。
【0057】なお、このヘッド進入用切欠き123は、
フレーム4の凸部4aと一緒にステータ基板115及び
ステータコイル116部分に跨って形成されている。
【0058】従って、図6に示すように、複数のステー
タコイル116は、ヘッド進入用切欠き123に重なる
ような所定角度θ1 の開放部とは反対側に、一定ピッチ
1でほぼC型に配置されている。
【0059】以上のように構成された平面対向型モータ
110によれば、図5に1点鎖線で示すように、チャッ
ク機構24におけるチャックピン26が板バネ27に抗
して下方(矢印d方向)に沈み込むための十分な深さの
空間Sを軸受支持部材121の凹所122内に確保する
ことができる。
【0060】従って、ディスクテーブル12に対するチ
ャックピン26の下方(矢印d方向)及び上方(矢印c
方向)の上下動を、常に十分に大きなストロークで、ス
ムーズに行うことができて、ディスクテーブル2上への
センターコア2aのチャッキング時におけるミスチャッ
キングを少なくし、非常に信頼性の高いチャッキング動
作を行うことができる。
【0061】それでいて、フレーム4の最上部位置4b
がディスクテーブル12とほぼ同高さ位置まで上昇さ
れ、その最上部位置4bの下部に平面対向型モータ11
0を配置したので、ディスクテーブル12を含むスピン
ドルモータ11全体の厚さH4を著しく薄くすることが
できて、フロッピーディスク装置1全体の大幅な薄型化
が可能になる。
【0062】一方、フレーム4の凸部4aの外周の一
部、ステータ基板115及び複数のステータコイル11
6の外周の一部にヘッド進入用切欠き123を形成した
ので、図1に1点鎖線で示すように、ヘッドキャリッジ
15及び磁気ヘッド18がフロッピーディスク2の最内
周位置まで矢印a方向に移動された時に、これらヘッド
キャリッジ15及び磁気ヘッド18をロータ113の上
部位置で、ヘッド進入用切欠き123内に矢印a方向か
ら進入させることによって、これらヘッドキャリッジ1
5及び磁気ヘッド18のロータ113に対する干渉を防
止することができる。
【0063】そして、ロータ113をヘッドキャリッジ
15及び磁気ヘッド18の矢印a、b方向の水平移動ス
ペースの下部に近接させて配置できることから、このロ
ータ113の直径D3 を例えば60mm以上に十分に拡
大することが可能になる。
【0064】そして、ロータ113の直径D3 の十分な
拡大によって、そのロータ113の回転トルクを著しく
大きくすることができて、電流効率を上げることがで
き、消費電力の少ないフロッピーディスク装置1を提供
することができる。
【0065】そして、ロータ113の回転トルクを大き
くできることから、ロータマグネット114に安価なフ
ェライト等を用いることができ、スピンドル111の軸
受にオイルレスメタル軸受120等の安価なものを使用
することができて、低コスト化を図ることができる。
【0066】また、ロータ113の回転トルクを大きく
できることから、ステータコイル116の数を削減する
ことが可能になり、低コスト化を図ることができる。
【0067】なお、ステータ基板115の下面であるス
テータコイル実装パターン面115aを下向きにできる
ことから、このステータ基板115からの信号のピック
アップが容易となり、高性能で、高効率のスピンドルモ
ータ11を得ることができる。
【0068】[第2の実施の形態]次に、図2、図7及
び図8によって、本発明の第2の実施の形態である周対
向型モータ130について説明する。
【0069】この周対向型モータ130は、ステータ基
板115の下面に放射状に実装された複数の鉄心132
の外周に鉄心コイルである複数のステータコイル133
を巻回し、ロータ113の外周の内周面に接着等にて固
着した円環状のロータマグネット131を複数の鉄心1
32の外周に対向させたものであり、その他の構成は第
1の実施の形態と同じである。
【0070】従って、図7に示すように、複数の鉄心1
32は、ヘッド進入用切欠き123と重なるような所定
角度θ1 の開放部とは反対側に一定ピッチP2 でほぼC
型に配置されている。
【0071】なお、この際、図8に示すように、複数の
鉄心132の先端132aをロータマグネット131に
向けて、斜め下方に傾斜させると共に、ロータマグネッ
ト131の着磁方向を矢印eで示すように、上記先端1
32aに向うように斜め上方に向けて傾斜させることに
よって、これら複数の鉄心132の先端132aとロー
タマグネット131間での磁束の通りを良くして、ロー
タ113の回転効率を向上させることができる。
【0072】そして、この第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同等の効果を奏することができ
る。
【0073】[第2の実施の形態の変形例の説明]次
に、図3は第2の実施の形態における周対向型モータ1
30の変形例を示したものであって、この場合は、ヘッ
ド進入用切欠き123の下部においても、ヘッドキャリ
ッジ18に干渉しないようにして、複数の鉄心132及
びステータコイル133を配置できるようにしたもので
ある。
【0074】即ち、ヘッド進入用切欠き123の下部に
配置する複数のステータコイル133については、その
巻き幅W1 を、他の部分に配置されるステータコイル1
33の巻き幅W2 よりも十分に小さくし、鉄心132の
先端132aの長さL1 を、他の部分に配置される鉄心
132の先端132aの長さL2 よりも十分に長くし、
その長い先端132aをロータマグネット131の内周
側の遠い位置からこのロータマグネット131の内周に
向って斜め下方に十分に長く伸ばしたものである。
【0075】従って、この周対向型モータ130の変形
例によれば、フロッピーディスク2の最内周位置まで矢
印a方向に移動されるヘッドキャリッジ15等に干渉さ
せることなく、ヘッド進入用切欠き123の下部にも複
数の鉄心132及びステータコイル133を配置するこ
とができるので、これら鉄心132及びステータコイル
133をロータマグネット131の内周の全域に亘って
一定ピッチP2 に配置することが可能になる。
【0076】従って、ロータ113に振動等を発生させ
ることなく、ロータ113を安定良く回転駆動すること
ができる。
【0077】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は図面に示された実施の形態に限定される
ことなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が
可能である。
【0078】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のディス
ク装置は、次のような効果を奏することができる。
【0079】請求項1は、フレームの下部に配置したス
ピンドルモータのステータ基板及びステータコイルをロ
ータの上部に配置し、フレーム、ステータ基板及びステ
ータコイルの一部に、ロータの外周側から内周側に向っ
て切り込まれたヘッド進入用切欠きを形成して、ヘッド
がディスク状記録媒体の最内周位置へ移動された時に、
そのヘッドをロータの上部で、ヘッド進入用切欠き内に
進入させることができるようにしたので、ロータの直径
を大きくしても、ヘッドがロータと干渉せず、ロータの
直径を大きくできることから、ロータの回転トルクを大
きくすることができる。従って、スピンドルモータの電
流効率を上げて、消費電力の少ないディスク装置を得る
こと、ロータマグネットに安価なフェライト等を使用し
たり、スピンドルの軸受に安価なオイルレスメタル軸受
等を使用したり、ステータコイルの数を削減できる等の
低コスト化を図ることができる。
【0080】請求項1は、直径の大きなロータをヘッド
に干渉させることなく、そのヘッドの水平移動スペース
の下部に近接させて配置することができることから、デ
ィスク装置全体の大幅な薄型化が可能になる。
【0081】請求項1は、ステータ基板のステータコイ
ル実装パターン面を下向きにできることから、このステ
ータ基板からの信号のピックアップが容易となり、高精
度で、高効率のスピンドルモータを得ることができる。
【0082】請求項2は、フレームの上部に形成したほ
ぼ円錐台形状の凸部の下部にスピンドルモータを配置
し、その凸部の外周の一部にヘッド進入用切欠きを形成
したので、ロータの直径の拡大と、ディスク装置の薄型
化とを容易に実現することができる。
【0083】請求項3及び請求項4は、スピンドルモー
タを平面対向型モータ及び周対向型モータに構成したの
で、これらモータのロータの直径の拡大と、薄型化とを
両立できる。
【0084】請求項5及び請求項6は、周対向型モータ
における複数の鉄心の先端をロータマグネットに向って
斜め下方に屈曲し、ロータマグネットの着磁方向を複数
の鉄心に向って斜め上方に傾斜させたので、高効率のモ
ータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をフロッピーディスク装置のスピンドル
モータに適用した第1の実施の形態である平面対向型モ
ータを説明する断面側面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である周対向型モー
タを説明する断面側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である周対向型モー
タの変形例を説明する断面側面図である。
【図4】図1に示されたフレームのほぼ円錐台形状の凸
部とヘッド進入用切欠きを説明する斜視図である。
【図5】図1に示された軸受支持部材の上面の凹所を説
明する断面側面図である。
【図6】図1に示された平面対向型モータの複数のステ
ータコイルの配置を説明する平面図である。
【図7】図2に示された周対向型モータの複数の鉄心と
ステータコイルの配置を説明する平面図である。
【図8】図2に示された周対向型モータの鉄心とロータ
マグネットとの関係を説明する断面側面図である。
【図9】従来の周対向型モータを説明する断面側面図で
ある。
【図10】従来の平面対向型モータを説明する断面側面
図である。
【図11】フロッピーディスク装置全体の上カバーを取
り外した状態の概略平面図である。
【図12】フロッピーディスク装置全体の概略断面側面
図である。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク装置(ディスク装置) 2 フロッピーディスク(ディスク状記録媒体) 4 フレーム 4a フレームの凸部 11 スピンドルモータ 12 ディスクテーブル 15 ヘッドキャリッジ 18 磁気ヘッド(ヘッド) 110 平面対向型モータ 111 スピンドル 113 ロータ 114 ロータマグネット 115 ステータ基板 116 ステータコイル 120 オイルレスメタル軸受 123 ヘッド進入用切欠き 130 周対向型モータ 131 ロータマグネット 132 鉄心 132a 鉄心の先端 133 ステータコイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに回転自在に取り付けられたスピ
    ンドルと、 上記フレームの下部で、上記スピンドルの外周に固着さ
    れたロータ及びロータマグネットと、 上記フレームと上記ロータマグネットとの間に配置され
    た複数のステータコイル及びステータ基板とからなるス
    ピンドルモータと、 上記フレームの上部で、上記スピンドルの上端に固着さ
    れたディスクテーブルと、 上記フレームの上部に配置され、上記ディスクテーブル
    上に装着されたディスク状記録媒体のほぼ半径方向に沿
    って移動されて、そのディスク状記録媒体を記録及び/
    又は再生するヘッドとを備え、 上記フレーム、ステータ基板及びステータコイルの一部
    に、上記ロータの外周側から内周側に向って切り込ま
    れ、上記ヘッドが進入することが可能なヘッド進入用切
    欠きを形成したことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】上記フレームの上部にほぼ円錐台形状の凸
    部を設け、 上記凸部の下部に上記スピンドルモータを配置し、 上記凸部の外周の一部に上記ヘッド進入用切欠きを形成
    したことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】上記スピンドルモータを平面対向型モータ
    に構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のディスク装置。
  4. 【請求項4】上記スピンドルモータを周対向型モータに
    構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】上記周対向型モータにおける複数のステー
    タコイルが巻回された複数の鉄心の先端を上記ロータマ
    グネットに向って斜め下方に屈曲させたことを特徴とす
    る請求項4記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】上記周対向型モータにおける上記ロータマ
    グネットの着磁方向を上記複数の鉄心の先端に向って斜
    め上方に傾斜させたことを特徴とする請求項5記載のデ
    ィスク装置。
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