JPH0946663A - テレビジョン放送を利用した双方向通信装置 - Google Patents

テレビジョン放送を利用した双方向通信装置

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JPH0946663A
JPH0946663A JP7195116A JP19511695A JPH0946663A JP H0946663 A JPH0946663 A JP H0946663A JP 7195116 A JP7195116 A JP 7195116A JP 19511695 A JP19511695 A JP 19511695A JP H0946663 A JPH0946663 A JP H0946663A
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Toshio Kamata
寿夫 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】双方向通信において、異なる文字多重放送番組
を視聴している多くの視聴者から応答データがある場
合、データ収集局において応答データと番組(又はチャ
ンネル)との対応関係が容易にわかるようにする。 【解決手段】文字多重放送信号形式で伝送されてきたコ
ンピュータプログラムが番組RAM42に格納され、C
PU27が当該プログラムの基づいて動作し、アンケー
ト等の視聴者からの応答データがモデム38、回線接続
部39、電話回線を通して収集局に伝送される。ここで
RAM42には、伝送されてきた番組識別番号も格納さ
れており、応答データが上りデータとして送られる場
合、当該番組識別番号も付加して伝送され、収集局でデ
ータ収集を容易にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテレビジョン放送
信号に含めて放送されるデータ放送を受信および再生可
能であり、さらにこのデータ放送を活用して機能を拡張
したテレビジョン放送を利用した双方向通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、通常のテレビジョン放送信号に文
字や図形データを多重化して伝送する文字放送番組が実
現されている。現在サービスが実施されている文字放送
番組として、ニュース、天気予報、交通情報、観光案
内、テレビショッピングなどがある。また、番組の中で
視聴者にアンケート調査を行うような場合もある。
【0003】ところで、現在のテレビジョン放送番組及
び文字放送はテレビ局から視聴者に対して一方的に情報
を提供する方式である。したがって、テレビショッピン
グの場合、文字放送でショッピング情報番組を放送した
場合、視聴者は画面表示される文字を見ながら希望する
商品番号や通信販売会社の電話番号などをメモに取り、
そのメモを見ながら電話機を使って電話することにな
る。また、番組の中で視聴者にアンケート調査を行うよ
うな場合も、視聴者からの応答は、電話番号などをメモ
に取り、そのメモを見ながら電話機を使って行うことに
なる。このような場合、誤ダイアルによる間違い電話が
発生したり、電話番号を誤ってメモした場合の間違い電
話などの問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の文字多重放送番組ではテレビ局からの一方的な放送を
行い、その応答に関しては視聴者からの電話連絡を待つ
という方式であるために、応答期間が長くなる。また多
くの間違い電話などを発生させるとう問題を有してい
た。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、文字多重放送番組において放送局側からコンピュー
タプログラムデータを伝送し、受信機にはこのコンピュ
ータプログラムを実行するプログラム実行手段を設け、
視聴者が操作入力を与えたときに、プログラム実行手段
が通信制御手段を介して自動的に電話機のダイヤリング
を行い、視聴者の入力データを自動的に伝送するように
しようという提案が行われている。このようにすると、
間違い電話も少なくなり、収集局に対する応答時間もリ
アルタイムに近くなる。
【0006】ところで、視聴者からの応答データ(アン
ケートに関する応答、クイズに関する応答、テレビショ
ッピングに関する注文に関する応答)は、収集局に電話
回線を通じて伝送される。このシステムにおいて、同時
に複数の文字多重放送番組が行われているような場合、
1つのデータ収集局でその応答データを収集する場合
は、いずれの文字多重放送番組の応答データであるのか
判別がつかなくなる場合がある。
【0007】また、データ伝送システムは、一般的には
自己のデータを伝送する場合、ヘッダに固有の識別番号
を付して伝送するように設計されている。しかし、上記
した文字多重放送番組を利用して例えばアンケート調査
を行うような場合、自動ダイヤリングにより固有の識別
番号を付して伝送すると、視聴者の匿名性が失われるこ
とになる。このようなシステムを設計した場合、システ
ムを利用する番組内容に制限を与えることになる。
【0008】そこでこの発明では、異なる文字多重放送
番組を視聴している多くの視聴者から応答データがある
場合、データ収集局において、応答データと番組との対
応関係が容易にわかるようにしたテレビジョン放送を利
用した双方向通信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、テレビジョ
ン放送信号に含まれており映像・音声信号とは独立した
データチャンネルに多重されて伝送されてくるデータ放
送番組を受信する受信手段と、前記データ放送番組に含
まれるコンピュータプログラムを復調する復調手段と、
通信回線を介して相手局と通信を行うための通信制御手
段と、固有の識別番号を記憶した記憶手段と、ユーザの
操作入力を取り込むための操作入力処理手段と、復調さ
れた前記コンピュータプログラムに基づいて、上記通信
制御手段、記憶手段、操作入力処理手段を制御して、デ
ータ処理を行うプログラム実行手段とを備え、前記プロ
グラム実行手段は、前記操作入力手段が取り込んだユー
ザ発生データを前記相手局に伝送するために、前記通信
制御手段で伝送データを構築する場合、前記データ放送
番組に固有の番組識別番号を付加して前記伝送データを
構築する手段を含むものである。
【0010】この手段によると異なる文字多重放送番組
を視聴している多くの視聴者から応答データがある場
合、データ収集局において、応答データと番組との対応
関係が容易にわかり、データ収集局の作業効率の向上と
共に、視聴率等のデータ採取も可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1には、この発明の実施の形
態であるテレビジョン放送を利用した双方向通信装置が
適用されたシステムの例を示している。このシステム
は、現行の文字多重放送の機能と電話通信機能とを活用
することによって、テレビジョン放送の一方向放送に対
して、電話通信機能を付加し、上り方向のデータ伝送機
能を拡張し、全体としては双方向通信機能を実現してい
る。
【0012】全体的システムは、TV受像機11、放送
局12、電話回線網13、および収集局14を含むネッ
トワークによって構成されている。放送局12は、文字
放送のチャンネルを利用して、双方向性を実現するため
のコンピュータプログラム(スクリプト)をデータ放送
番組として通常のテレビジョン番組に同期して放送す
る。あるいは、独立放送として所定放送時間内に繰り返
し放送される。このスクリプトは、双方向通信システム
の進行手続きを記述した一種のアプリケーションプログ
ラムであり、TV放送信号の垂直帰線期間に重畳されて
る送信される。
【0013】このスクリプトは、TV放送信号を受信し
たTV受像機11のメモリに貯えられ、例えばそのTV
受像機11に組み込まれたプログラム実行装置(スクリ
プトデコーダ)によって実行される。このスクリプトデ
コーダは、現在の番組が双方向放送番組であることを示
すシンボルマーク「i」を画面表示して視聴者にそれを
通知し、視聴者からの操作入力に応じて、スクリプト実
行を開始し、番組補足情報の表示などの応答を行う。
【0014】応答は、TV受像機11のなかで自足的に
終わることもあるが、応答の結果を各地に備えたコンピ
ュータ・システム(収集局14)に電話回線網13を経
由して送り、場合によっては、放送局12が提供する番
組内容にリアルタイムに反映させることも可能である。
【0015】このシステムは、既存の文字多重放送シス
テムを、ソフトウェア的に機能拡張している。また視聴
者からの応答は電話回線網を介して収集局に送るように
なっている。また、スクリプトを文字多重放送に追加し
て放送しても、現在のTV放送、文字放送、およびTV
受像機にはまったく影響を与えることはない。
【0016】TV受像機11には、文字多重デコーダを
含む通常のTV放送受信回路に加え、双方向機能を実現
するために、スクリプトデコーダおよびモデムが装備さ
れる。スクリプトデコーダは、放送局12から送られて
くるTV放送信号の中からスクリプトを取り出し、それ
を実行することによって双方向通信を実現する。上りデ
ータを送るために、視聴者が応答する場合には、TV操
作用のリモコンを用いて応答を行う。収集局14にデー
タが伝送されるときは、TV受像機11に接続されたモ
デムによって自動ダイヤルが行われ収集局14に接続さ
れる。上りデータは即座に送信される場合もあり、ある
いは夜間など待ってから送信することもできる。
【0017】TV受像機11に追加されるモデムは、自
動的にダイヤルする機能をもっているので、上りデータ
伝送ために視聴者によるダイヤル操作は不要である。自
動ダイヤル先の電話番号は、双方向文字放送番組ごとに
放送局12側からのスクリプトに埋め込んで送信されて
くる。この電話番号は1つあるはい複数の場合があり、
複数の場合は、視聴者が送り先を選択できるようになっ
ている。
【0018】スクリプトデコーダは、コンピュータプロ
グラムを実行するプロセッサによって実現される。しか
し、文字多重デコーダにも通常はプロセッサが内蔵され
ているので、実際には、スクリプトデコーダは文字多重
デコーダをソフトウェア的に機能拡張することによって
実現することができる。よって、スクリプトデコーダ
は、文字多重デコーダと、プログラムROMとから構成
され、多くの回路を文字多重デコーダと共有している。
【0019】放送局12は、視聴者の応答を番組に反映
させるなどの視聴者参加方式の番組を放送する場合に
は、通常の映像・音声を含む放送信号に、スクリプトを
挿入して送信する。スクリプトの再生および挿入のため
の番組制作システムは、パーソナル・コンピュータと多
重化装置で構成することができる。
【0020】放送局12は、通常の番組に追加するかた
ちで放送電波にスクリプトを挿入して放送を行う。追加
するコンピュータプログラムは、放送局自身が制作する
もの、広告会社、通販会社などの第三者が制作し提供す
るものに大別される。さらに、放送局制作のものは、事
前に用意できるものと、スポーツ中継時のようにライブ
で挿入されるものがある。
【0021】ここで、スクリプトの構成について説明す
る。スクリプトは、放送局12の制作システムによって
作成され、通常の画像・音声と共に、送出される。スク
リプトは、次のようなオブジェクトの集合として実現さ
れている。
【0022】(1)背景・表示素材 (2)動作ボタン (3)文字列 (4)画像 など 各オブジェクトには、補完的な手順(手続き)を持たせ
ることができ、この手続きは拡張BASIC言語などに
よって記述される。この言語は、通常のBASICに双
方向通信用の制御命令を持たせたものである。
【0023】このスクリプトの実行時には、まず最初
に、画面の背景と動作ボタンなどの画面構成要素が表示
される。視聴者がその動作ボタンを選択すると、そのボ
タンに対応するプログラムが起動される。
【0024】収集局14にはあらかじめ応答データの処
理方法が登録されており、これに応じて収集した内容
を、放送局、広告会社、スポンサ、通販会社などに再配
送することができる。
【0025】この双方向通信システムで実現できる双方
向番組の形態は、次の3つに大別できる。 (1)補完情報番組 ・広告商品についての付加的な情報を選択表示する。
【0026】・スポーツ中継時のデータを選択的に表示
する。 ・番組内容の表示をする。 ・料理リサピーを記憶しておき、後で表示する。
【0027】・幼児教育番組において、質問に対する答
えに反応する。 ・クイズ番組において、視聴者の答えに反応する。 (2)応答フィードバック番組(収集局を使う) ・政治、経済、社会報道に関するアンケートを採る。
【0028】・スポーツ番組でアンケートを採る。 ・視聴者参加クイズ番組で、正答者の統計表示や、トー
ナメントを行う。 (3)トランザクション付き番組(収集局を使う) ・テレビショッピングで注文をサーバ(収集局)にて受
け付ける。
【0029】・情報など要求付き広告で、カタログ要求
などをサーバ(収集局)にて受け付ける。 ・視聴率調査のため、視聴者の同意を得て、視聴番組デ
ータをサーバ(収集局)に送る。
【0030】図2には、TV受像機11に設けられる双
方向通信装置とスクリプトデコーダの具体的な回路構成
が示されている。受信チャンネルの映像信号は入力端子
21を介して同期分離部22、A/D変換器23に供給
される。映像信号の垂直帰線期間には双方向デジタル通
信のためのデータが多重されている(この信号形式につ
いては図3で説明する)。A/D変換器23でデジタル
化されたデータは、波形等化部24で波形等化されデー
タ取り込み・誤り訂正部25に導入される。波形等化部
24は、デジタル信号に変換された映像信号の伝送途中
の劣化を補償するもので、映像信号に多重されているデ
ジタル放送信号を分離し、その中の多重化データ及びク
ロックを出力する。データ取り込み・誤り訂正部25
は、クロックに同期して多重化データを8ビット単位で
バッファRAM26に取り込み誤り訂正を行う。
【0031】CPU27は、プログラムROM28の固
定プログラムを基本にして動作する。文字フォントRO
M29には文字表示を行うための文字フォントが格納さ
れており、このROM29に対して、希望の文字をアド
レス指定することにより対応した文字データを読み出す
ことができる。
【0032】入力端子30には、TV受像機に同期した
表示用の同期信号が導入され、表示制御部31に供給さ
れている。表示制御部31は、表示メモリ32のデータ
をテレビジョン画像の再生に同期させて読み出すと共
に、CPU27からの書き込み命令を受けて表示メモリ
32に表示データを書き込む処理を行う。表示メモリ3
2から読み出されたデータは、カラーマップメモリ33
に供給され表示データをアドレス入力とし、当該アドレ
スに対応する原色信号RGBの各レベルデータを出力す
る。このレベルデータは、D/A変換器34にてアナロ
グRGB信号に変換し、出力端子から表示信号として導
出される。なおこの表示信号は、図示しない合成手段に
よりテレビジョン画像信号と合成されグラフィックスが
スーパーインポーズされたテレビジョン画像信号として
ディスプレイに表示される。
【0033】入力端子36からはリモコン操作部からの
視聴者による操作信号が入力される。この操作信号は操
作入力インターフェース(I/F)37を介してCPU
27に取り込まれ解析される。
【0034】38は変調及び復調器(モデム)であり、
通信制御部を構成しており、回線接続部39を介して電
話回線40に接続される。回線接続部39は、回線の接
続、切断を制御するものでCPU27により制御され
る。
【0035】CPU27は、バスラインを介して各機能
ブロック、即ちデータ取り込み・誤り訂正部25、プロ
グラムROM28、文字フォントROM29、操作入力
I/F37、表示制御部31、モデム38などに接続さ
れている。さらにバスラインには、作業RAM41、番
組RAM42、不揮発性メモリ43が接続されている。
番組RAM42は、放送局から伝送されてくるコンピュ
ータプログラムを格納するメモリであり、視聴者の操作
に応じて、ROM28に格納された固定プログラムの中
のインタープリタに従いこのコンピュータプログラムの
内容を解釈し、このコンピュータプログラムの手順を実
行することができる。不揮発性メモリ43には、この受
信端末(デコーダ)固有の識別番号(ID)が格納され
ており、例えばテレビショッピング等で収集局14に注
文データを伝送するときはこの固有の識別番号が利用さ
れる。収集局14では、IDを認識するこにより、注文
主を判別することになる。
【0036】図3の(A)及び(B)には、ハイブリッ
ド伝送方式のTV文字多重放送信号において文字放送デ
ータが伝送されてくる期間を示している。即ち文字放送
データは、垂直帰線期間の第14H(第277H)〜第
16H(第279H)、および第21H(第284H)
に重畳されている。この垂直帰線期間には、さらにデー
タを多重可能な余裕があるので、例えば第10H(第2
73H)〜第13H(第276H)に上述したスクリプ
トを多重して伝送することができる。スクリプトは、こ
のように現行の文字多重位置とは異なる位置に多重して
も良いが、現行の文字多重信号と同じ位置に時分割で伝
送されてきてもよい。また、文字放送データを音声多重
信号の一方の副チャンネルに乗せて送信することもで
き、この場合には、FM受信部からのデータを取り込む
ことになる。
【0037】図4は、応答フィードバック番組(収集局
を使う)が放送されている場合のシステム動作を示して
いる。オートフィードバック番組は、視聴者参加型の本
放送番組に関連した補完情報(例えば、その番組によっ
て視聴者が問われ、視聴者は問いに対して回答の選択を
行う場合の選択子、さらにはその本放送番組の固有の番
組識別番号)を提供し、視聴者が選択子を通じて応答す
ることで番組内容に、その応答情報を反映するものであ
る。オートフィードバック番組の代表例としては、クイ
ズ番組やアンケート調査がある。例えば政治、経済、社
会報道、病気経歴等に関するアンケートを採る場合があ
る。
【0038】アンケート調査の番組の本放送画面が流れ
ている状態で、スクリプトが受信されると、双方向デー
タ通信番組であることを示すシンボルマーク「i」(イ
ンタラクティブマーク)が画面表示される(ステップS
10、S11)。
【0039】視聴者がリモコンを操作することになどに
よってシンボルマーク「i」が選択されると(ステップ
S12)、CPU27は、番組RAM42に格納されて
いるコンピュータプログラムに基づいて処理動作の実行
を開始する。まず、問いに対する回答を匿名とするかど
うかの選択が要求される(ステップS13)。これは予
め送られている文字表示データを、表示制御部31を通
じて画面に表示させることにより実現させて視聴者の判
断・選択に委ねるか、あるいはプログラムにより自動的
に選択されて実現される。前者の場合、視聴者がリモコ
ン操作入力を通じてイエス(ID伝送の禁止命令発行)
とした場合は、モデム38の無通信制御部でデータをフ
ォーマットするときに、ユーザの固有の識別番号が削除
されたフォーム1(図5(a)参照)が選択される(ス
テップS14)。ノーの場合は、フォーム2(図5
(b)参照)が選択され(ステップS14´)、不揮発
性メモリ43から読み出され設定されているIDレジス
タのIDが付加される。次に、本番組では質問等が行わ
れ、それに対する回答の選択子が表示される(ステップ
S15)。リモコンの操作によって視聴者によって選択
子が選択(ステップS16)されると、通信制御部にお
いて、データフォーマッティング(ステップS17)が
行われ、スクリプトで予め伝送されてきている電話番号
を利用して自動ダイヤリングが行われ、選択子を含む所
定の送信データが収集局14に伝送され、ここからさら
に放送局12に送られる(ステップS18)。この場
合、収集局14では、選択子のデータが集計され、その
集計結果が放送局12に送られて番組内容に反映され
る。
【0040】ここで収集局14に送られる上りデータに
は、視聴者の回答やアンケートデータとともに、当該番
組の番組識別番号が付加されて伝送される。この番組識
別番号は、予め補完情報として番組に付随して伝送され
ており、この番組識別番号は、例えば番組RAM42に
スクリプトと共に格納されるようになっている。そして
視聴者が応答データを伝送するときにはこの番組識別番
号が番組RAM42から読み出され、伝送制御機能のデ
ータフォーマッティング処理において上りデータに付加
されるようになっている。
【0041】このようにすると、データ収集局14で
は、多くの視聴者からのデータを次々と取り込み整理す
る場合に、応答データに対応する番組を識別することが
でき、回答の正解判定処理処理や注文データの振り分け
を行う場合に作業効率を上げることができる。
【0042】なお実施の形態では、固有の識別番号(I
D)を伝送するか否かを視聴者自身が決定したが、予め
スクリプトにより指定しておき、IDを伝送しないよう
にシステムを規制することも可能である。この場合はス
クリプトにID伝送の禁止命令が付加されている。
【0043】放送局或いはスポンサー等がアンケート調
査を行い、しかもそのデータ収集先を匿名でもよいとす
る場合は、視聴者のプライバシー上の問題となるような
内容がある。例えば病歴や健康状態等である。このよう
な場合は、先の自動ダイヤリングのための電話番号は、
コレクトコール(相手先支払いのシステム)にした方が
有効である。
【0044】図5には、上りデータのフォーマットの例
を示している。通信制御部から上りデータとして伝送さ
れるデータフォーマットとしては各種の実施の形態が可
能である。図5(a)はヘッダ部、番組ID部、ユーザ
データ部、エラー訂正コード部の順になっており、匿名
の場合利用さるものでID部がない。図5(b)は、ヘ
ッダ部、ID部、番組ID部、ユーザデータ部、エラー
訂正コード部の順になっている。匿名で上りデータを伝
送する場合にはID部が削除されフォーム1かフォーム
2かの識別はヘッダ部で区別されている。例えばフォー
ム1の場合ヘッダは1、フォーム2の場合ヘッダは2で
ある。したがって自動ダイヤリングが行われ、収集局1
4から受信応答があったことが認識されると、図5に示
すようなデータが伝送されることになる。
【0045】なおフォーム1、2の形式を採用せず、上
りデータはフォーム2のみとし、匿名の場合はID部を
オールゼロに置き換えて伝送するようにしてもよい。こ
のような上りデータの送信機能を持つことにより、デー
タ収集局では、応答データと対応する文字放送番組、或
いは応答データと対応するチャンネルとの識別が容易と
なる。この結果、例えば応答データが同じ内容であって
も番組識別番号により分類することができるのでデータ
の混乱を来すことはない。また、運用上でも、同じ時間
帯にそれぞれ異なる複数のチャンネル或いは異なる複数
の文字放送番組において、内容の異なるアンケート調査
などを実現し、同一の収集局14がそのデータ収集に対
応することができるようになる。データ収集局14がこ
のように1つの文字放送番組に基づいた応答データを処
理するのではなく、異なる複数のチャンネル或いは異な
る複数の文字放送番組に基づいた応答データを処理でき
ることは、システムの効率的な運用が可能であることで
ある。
【0046】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
異なる文字多重放送番組を視聴している多くの視聴者か
ら応答データがある場合、データ収集局において、応答
データと番組(又はチャンネル)との対応関係が容易に
わかり、データ整理の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のテレビジョン放送を利用した双方向
通信装置が適用されたシステムの例を示す図。
【図2】この発明のテレビジョン放送を利用した双方向
通信装置の実施の形態の一例を示す図。
【図3】文字多重放送信号及びデータ放送信号の説明
図。
【図4】この発明の装置の動作例を説明するために示し
たフローチャート。
【図5】上りデータの伝送フォーマットの例を示す図。
【符号の説明】
11…TV受像機、12…放送局、13…電話回線網、
14…収集局、22…同期分離部、23…A/D変換
器、24…波形等化部、25…データ取り込み・誤り訂
正部、26…バッファRAM、27…CPU、28…プ
ログラムROM、29…文字フォントROM、31…表
示制御部、32…表示メモリ、33…カラーマップメモ
リ、34…D/A変換器、37…操作入力I/F、38
…モデム、39…回線接続部、41…作業RAM、42
…番組RAM、43…不揮発性メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン放送信号に含まれており映像
    ・音声信号とは独立したデータチャンネルに多重されて
    伝送されてくるデータ放送番組を受信する受信手段と、 前記データ放送番組に含まれるコンピュータプログラム
    を復調する復調手段と、 通信回線を介して相手局と通信を行うための通信制御手
    段と、 固有の識別番号を記憶した記憶手段と、 ユーザの操作入力を取り込むための操作入力処理手段
    と、 復調された前記コンピュータプログラムに基づいて、上
    記通信制御手段、記憶手段、操作入力処理手段を制御し
    て、データ処理を行うプログラム実行手段とを備え、 前記プログラム実行手段は、前記操作入力手段が取り込
    んだユーザ発生データを前記相手局に伝送するために、
    前記通信制御手段で伝送データを構築する場合、前記デ
    ータ放送番組に固有の番組識別番号を付加して前記伝送
    データを構築する手段を含むことを特徴とするテレビジ
    ョン放送を利用した双方向通信装置。
  2. 【請求項2】前記プログラム実行手段が、前記伝送デー
    タに付加する前記固有の番組識別番号は、前記受信手段
    で受信されたデータ放送番組に付加されたデータである
    ことを特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送を利
    用した双方向通信装置。
  3. 【請求項3】前記プログラム実行手段が、前記伝送デー
    タに付加する前記固有の番組識別番号は、前記受信手段
    で受信された前記コンピュータプログラムに含まれてい
    るデータあることを特徴とする請求項1記載のテレビジ
    ョン放送を利用した双方向通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032111A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Sony Corp 送信装置、受信装置
US8321894B2 (en) 2002-06-21 2012-11-27 Sony Corporation Transmission apparatus, reception apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004032111A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Sony Corp 送信装置、受信装置
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