JPH0946713A - テレビジョン放送を利用したデータ処理装置 - Google Patents

テレビジョン放送を利用したデータ処理装置

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JPH0946713A
JPH0946713A JP7195113A JP19511395A JPH0946713A JP H0946713 A JPH0946713 A JP H0946713A JP 7195113 A JP7195113 A JP 7195113A JP 19511395 A JP19511395 A JP 19511395A JP H0946713 A JPH0946713 A JP H0946713A
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JP
Japan
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program
data
teletext
broadcasting
selection information
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Application number
JP7195113A
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English (en)
Inventor
Toshio Kamata
寿夫 鎌田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンピュータプログラムの実行手段を有効に活
用し、文字放送番組の選択操作を容易としまた文字多重
放送信号処理回路の機能拡大を得る。 【解決手段】文字多重放送信号形式で伝送されてきたコ
ンピュータプログラム及び文字放送番組選択のための選
択情報変換テーブルが番組RAM42に格納され、CP
U27が当該プログラムに基づいて動作し、文字放送番
組選択のためのメニュー画面は単純化された選択情報を
表示し、視聴者が単純表現された選択情報を選択する
と、変換テーブルで本来の選択情報に変換され実際の文
字放送番組の受信処理に移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテレビジョン放送
信号に含めて放送されるデータ放送を受信および再生可
能であり、さらにこのデータ放送を活用して機能を拡張
したテレビジョン放送を利用したデータ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、通常のテレビジョン放送信号に文
字や図形データを多重化して伝送する文字多重放送が実
現されている。文字多重放送においては、例えば、天気
予報、株式、ニュース、スポーツ、TV番組案内等の文
字放送番組が存在する。そしてあるチャンネルを受信し
文字放送番組の目次画面を選択操作により表示すると、
この目次画面には天気予報、株式、ニュース、スポー
ツ、TV番組案内等の項目が表示され、この項目の横に
番組番号が表示される仕組みとなっている。したがっ
て、視聴者は希望する番組の番組番号をリモコン操作等
により入力することになる。しかしこの操作は番組番号
が複数桁であるために入力ミスを生じやすい。また、チ
ャンネルが変わると、放送局により同じ天気予報でも他
局と異なる番組番号を設定しており、その都度視聴者は
複数桁の番組番号を確認しながら操作しなければならず
不便である。
【0003】一方、放送される文字放送番組の中の目次
番組画面を用いずに、独自に単純化させた項目に関する
ボタンを操作リモコンに設ける受信機も開発されてい
る。この受信機では、リモコンの所定のボタン(株式、
ニュース、スポーツ用)に所定チャンネルの文字放送の
番組番号がプリセットされている。またフリーボタンも
あり、これには視聴者がジャンルによらず任意の番組番
号をプリセットすることもできる。
【0004】さらにまた、単純化させた項目をメニュー
画面として画面上に表示させ、操作リモコンのカーソル
操作で番組選択を行うようにした文字放送受信機も開発
されている。
【0005】さらに、現在のテレビジョン放送番組及び
文字放送はテレビ局から視聴者に対して一方的に情報を
提供する方式である。したがって、テレビショッピング
の場合、文字放送でショッピング情報番組を放送した場
合、視聴者は画面表示される文字を見ながら希望する商
品番号や通信販売会社の電話番号などをメモに取り、そ
のメモを見ながら電話機を使って電話することになる。
また、番組の中で視聴者にアンケート調査を行うような
場合も、視聴者からの応答は、電話番号などをメモに取
り、そのメモを見ながら電話機を使って行うことにな
る。このような場合、誤ダイアルによる間違い電話が発
生したり、電話番号を誤ってメモした場合の間違い電話
などの問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、文字
放送番組を選択する場合、視聴者は番組番号をリモコン
操作等により入力するが、番組番号が複数桁であるため
に入力ミスを生じやすい。チャンネルが変わると、放送
局により同じ天気予報でも他局と異なる番組番号を設定
しており、その都度視聴者は複数桁の番組番号を確認し
ながら操作しなければならず不便である。
【0007】また従来の文字放送番組の選択方式は、項
目名が固定であり、新しい内容に変更することができず
融通性がない。また単純化項目をプリセットする方式で
は、特定のチャンネルの文字放送局の項目名に対する番
組番号がプリセットされているために、他のチャンネル
の文字放送を視聴する場合には、そのままでは意味をな
さない、つまりチャンネル毎に新たに番組番号をプリセ
ットし直す必要があった。
【0008】また文字放送では、文字多重放送番組とは
独立したデータチャンネルで伝送するデータ放送番組と
して、放送局側からコンピュータプログラムデータを伝
送し、受信機にはこのコンピュータプログラムを実行す
るプログラム実行手段を設け、視聴者が操作入力を与え
たときに、プログラム実行手段が通信制御手段を介して
自動的に電話機のダイヤリングを行い、視聴者の入力デ
ータを自動的に伝送するようにしようという提案が行わ
れている。このようにすると、間違い電話も少なくな
り、収集局に対する応答時間もリアルタイムに近くな
る。さらに、文字多重信号処理回路の機能拡張が可能と
なる。
【0009】そこでこの発明では、上記のコンピュータ
プログラムの実行手段を有効に活用し、文字放送番組の
選択操作が容易であり、またデータ放送を活用して機能
拡大を得るようにしたテレビジョン放送を利用したデー
タ処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、テレビジョ
ン放送信号に含まれており映像・音声信号とは独立した
データチャンネルに多重されて伝送されてくるデータ放
送番組を受信する受信手段と、前記データ放送番組に含
まれるコンピュータプログラムを復調する復調手段と、
前記データ放送番組とは独立したデータチャンネルで伝
送される文字放送番組のデータを処理する文字放送信号
処理手段と、ユーザの操作入力を取り込むための操作入
力処理手段と、復調された前記コンピュータプログラム
及び前記操作入力処理手段に基づいてデータ処理を行う
プログラム実行手段と、表示手段とを備え、前記プログ
ラム実行手段は、前記コンピュータプログラムに基づい
て前記文字放送番組の種類を識別した単純表現選択情報
を前記表示手段に表示させるためのデータ処理手段を有
すると共に、前記操作入力手段が取り込んだユーザ発生
データが前記文字放送番組の単純表現選択情報である場
合にこれをデコードして当該単純表現選択情報に対応す
る文字放送番組が処理されるように前記文字放送信号処
理手段を設定して当該文字放送番組を前記表示手段に表
示させるための切換え手段を含むものである。
【0011】この手段によると、コンピュータプログラ
ムのプログラム実行手段が有効に活用され、視聴者は簡
単な操作を行えば希望の文字放送番組を容易に誤りなく
選択可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1には、この発明の実施の形
態であるテレビジョン放送を利用したデータ処理装置が
適用されたシステムの例を示している。このシステム
は、現行の文字多重放送の機能と電話通信機能とを活用
することによって、テレビジョン放送の一方向放送に対
して、電話通信機能を付加し、上り方向のデータ伝送機
能を拡張し、全体としては双方向通信機能を実現してい
る。
【0013】全体的システムは、TV受像機11、放送
局12、電話回線網13、および収集局14を含むネッ
トワークによって構成されている。放送局12は、文字
放送のチャンネルを利用して、双方向性を実現するため
のコンピュータプログラム(スクリプト)をデータ放送
番組として通常のテレビジョン番組に同期して放送す
る。あるいは独立放送として所定放送時間内に繰り返し
放送される。このスクリプトは、双方向通信システムの
進行手続きを記述した一種のアプリケーションプログラ
ムであり、TV放送信号の垂直帰線期間に重畳されてる
送信される。
【0014】このスクリプトは、TV放送信号を受信し
たTV受像機11のメモリに貯えられ、例えばそのTV
受像機11に組み込まれたプログラム実行装置(スクリ
プトデコーダ)によって実行される。このスクリプトデ
コーダは、現在の番組が双方向文字放送番組であること
を示すシンボルマーク「i」を画面表示して視聴者にそ
れを通知し、視聴者からの操作入力に応じて、スクリプ
ト実行を開始し、番組補足情報の表示などの応答を行
う。
【0015】応答は、TV受像機11のなかで自足的に
終わることもあるが、応答の結果を各地に備えたコンピ
ュータ・システム(収集局14)に電話回線網13を経
由して送り、場合によっては、放送局12が提供する番
組内容にリアルタイムに反映させることも可能である。
【0016】このシステムは、既存の文字多重放送シス
テムを、ソフトウェア的に機能拡張している。また視聴
者からの応答は電話回線網を介して収集局に送るように
なっている。また、スクリプトを文字多重放送に追加し
て放送しても、現在のTV放送、文字放送、およびTV
受像機にはまったく影響を与えることはない。
【0017】TV受像機11には、文字多重デコーダを
含む通常のTV放送受信回路に加え、双方向機能を実現
するために、スクリプトデコーダおよびモデムが装備さ
れる。スクリプトデコーダは、放送局12から送られて
くるTV放送信号の中からスクリプトを取り出し、それ
を実行することによって双方向通信を実現する。上りデ
ータを送るために、視聴者が応答する場合には、TV操
作用のリモコンを用いて応答を行う。収集局14にデー
タが伝送されるときは、TV受像機11に接続されたモ
デムによって自動ダイヤルが行われ収集局14に接続さ
れる。上りデータは即座に送信される場合もあり、ある
いは夜間など待ってから送信することもできる。
【0018】TV受像機11に追加されるモデムは、自
動的にダイヤルする機能をもっているので、上りデータ
伝送ために視聴者によるダイヤル操作は不要である。自
動ダイヤル先の電話番号は、双方向文字放送番組ごとに
放送局12側からのスクリプトに埋め込んで送信されて
くる。この電話番号は1つあるはい複数の場合があり、
複数の場合は、視聴者が送り先を選択できるようになっ
ている。
【0019】スクリプトデコーダは、コンピュータプロ
グラムを実行するプロセッサによって実現される。しか
し、文字多重デコーダにも通常はプロセッサが内蔵され
ているので、実際には、スクリプトデコーダは文字多重
デコーダをソフトウェア的に機能拡張することによって
実現することができる。よって、スクリプトデコーダ
は、文字多重デコーダと、プログラムROMとから構成
され、多くの回路を文字多重デコーダと共有している。
【0020】放送局12は、視聴者の応答を番組に反映
させるなどの視聴者参加方式の番組を放送する場合に
は、通常の映像・音声を含む放送信号に、スクリプトを
挿入して送信する。スクリプトの再生および挿入のため
の番組制作システムは、パーソナル・コンピュータと多
重化装置で構成することができる。
【0021】放送局12は、通常の番組に追加するかた
ちで放送電波にスクリプトを挿入して放送を行う。追加
するコンピュータプログラムは、放送局自身が制作する
もの、広告会社、通販会社などの第三者が制作し提供す
るものに大別される。さらに、放送局制作のものは、事
前に用意できるものと、スポーツ中継時のようにライブ
で挿入されるものがある。
【0022】ここで、スクリプトの構成について説明す
る。スクリプトは、放送局12の制作システムによって
作成され、通常の画像・音声と共に、送出される。スク
リプトは、次のようなオブジェクトの集合として実現さ
れている。
【0023】(1)背景・表示素材 (2)動作ボタン (3)文字列 (4)画像 など 各オブジェクトには、補完的な手順(手続き)を持たせ
ることができ、この手続きは拡張BASIC言語などに
よって記述される。この言語は、通常のBASICに双
方向通信用の制御命令を持たせたものである。
【0024】このスクリプトの実行時には、まず最初
に、画面の背景と動作ボタンなどの画面構成要素が表示
される。視聴者がその動作ボタンを選択すると、そのボ
タンに対応するプログラムが起動される。
【0025】収集局14にはあらかじめ応答データの処
理方法が登録されており、これに応じて収集した内容
を、放送局、広告会社、スポンサ、通販会社などに再配
送することができる。
【0026】この双方向通信システムで実現できる双方
向番組の形態は、次の3つに大別できる。 (1)補完情報番組 ・広告商品についての付加的な情報を選択表示する。
【0027】・スポーツ中継時のデータを選択的に表示
する。 ・番組内容の表示をする。 ・料理リサピーを記憶しておき、後で表示する。
【0028】・幼児教育番組において、質問に対する答
えに反応する。 ・クイズ番組において、視聴者の答えに反応する。 (2)応答フィードバック番組(収集局を使う) ・政治、経済、社会報道に関するアンケートを採る。
【0029】・スポーツ番組でアンケートを採る。 ・視聴者参加クイズ番組で、正答者の統計表示や、トー
ナメントを行う。 (3)トランザクション付き番組(収集局を使う) ・テレビショッピングで注文をサーバ(収集局)にて受
け付ける。
【0030】・情報など要求付き広告で、カタログ要求
などをサーバ(収集局)にて受け付ける。 ・視聴率調査のため、視聴者の同意を得て、視聴番組デ
ータをサーバ(収集局)に送る。
【0031】図2には、TV受像機11に設けられるデ
ータ処理装置とスクリプトデコーダの具体的な回路構成
が示されている。受信チャンネルの映像信号は入力端子
21を介して同期分離部22、A/D変換器23に供給
される。映像信号の垂直帰線期間には双方向デジタル通
信のためのデータが多重されている(この信号形式につ
いては図3で説明する)。A/D変換器23でデジタル
化されたデータは、波形等化部24で波形等化されデー
タ取り込み・誤り訂正部25に導入される。波形等化部
24は、デジタル信号に変換された映像信号の伝送途中
の劣化を補償するもので、映像信号に多重されているデ
ジタル放送信号を分離し、その中の多重化データ及びク
ロックを出力する。データ取り込み・誤り訂正部25
は、クロックに同期して多重化データを8ビット単位で
バッファRAM26に取り込み誤り訂正を行う。
【0032】CPU27は、プログラムROM28の固
定プログラムを基本にして動作する。文字フォントRO
M29には文字表示を行うための文字フォントが格納さ
れており、このROM29に対して、希望の文字をアド
レス指定することにより対応した文字データを読み出す
ことができる。
【0033】入力端子30には、TV受像機に同期した
表示用の同期信号が導入され、表示制御部31に供給さ
れている。表示制御部31は、表示メモリ32のデータ
をテレビジョン画像の再生に同期させて読み出すと共
に、CPU27からの書き込み命令を受けて表示メモリ
32に表示データを書き込む処理を行う。表示メモリ3
2から読み出されたデータは、カラーマップメモリ33
に供給され表示データをアドレス入力とし、当該アドレ
スに対応する原色信号RGBの各レベルデータを出力す
る。このレベルデータは、D/A変換器34にてアナロ
グRGB信号に変換し、出力端子から表示信号として導
出される。なおこの表示信号は、図示しない合成手段に
よりテレビジョン画像信号と合成されグラフィックスが
スーパーインポーズされたテレビジョン画像信号として
ディスプレイに表示される。
【0034】入力端子36からはリモコン操作部からの
視聴者による操作信号が入力される。この操作信号は操
作入力インターフェース(I/F)37を介してCPU
27に取り込まれ解析される。
【0035】38は変調及び復調器(モデム)であり、
通信制御部を構成しており、回線接続部39を介して電
話回線40に接続される。回線接続部39は、回線の接
続、切断を制御するものでCPU27により制御され
る。
【0036】CPU27は、バスラインを介して各機能
ブロック、即ちデータ取り込み・誤り訂正部25、プロ
グラムROM28、文字フォントROM29、操作入力
I/F37、表示制御部31、モデム38などに接続さ
れている。さらにバスラインには、作業RAM41、番
組RAM42、不揮発性メモリ43が接続されている。
番組RAM42は、放送局から伝送されてくるコンピュ
ータプログラムを格納するメモリであり、視聴者の操作
に応じて、ROM28に格納された固定プログラムの中
のインタープリタに従い、このコンピュータプログラム
の内容を解釈し、このコンピュータプログラムの手順を
実行することができる。不揮発性メモリ43には、この
受信端末(デコーダ)の固有の識別番号(ID)が格納
されており、例えばテレビショッピング等で収集局14
に注文データを伝送するときはこの固有の識別番号が利
用される。収集局14では、IDを認識するこにより、
注文主を判別することになる。
【0037】図3の(A)及び(B)には、ハイブリッ
ド伝送方式のTV文字多重放送信号において文字放送デ
ータが伝送されてくる期間を示している。即ち文字放送
データは、垂直帰線期間の第14H(第277H)〜第
16H(第279H)、および第21H(第284H)
に重畳されている。この垂直帰線期間には、さらにデー
タを多重可能な余裕があるので、例えば第10H(第2
73H)〜第13H(第276H)に上述したスクリプ
トを多重して伝送することができる。スクリプトは、こ
のように現行の文字多重位置とは異なる位置に多重して
も良いが、現行の文字多重信号と同じ位置に時分割で伝
送されてきてもよい。また、文字放送データを音声多重
信号の一方の副チャンネルに乗せて送信することもで
き、この場合には、FM受信部からのデータを取り込む
ことになる。
【0038】上記のスクリプトは、文字放送番組を視聴
者が簡単に選択できるようにする手順を記述しててお
り、以下の機能に付いて説明する。図4において、まず
視聴者がリモコン等を通じて文字放送番組選択のための
プログラム実行指令操作(ステップS1)を行うと、画
面上に文字放送番組のメニュー画面が表示される(ステ
ップS2)。このメニュー画面は、例えば図5(A)に
示すように天気予報、株式、ニュース、スポーツ、TV
番組案内、総目次等の項目が表示される。そして、その
右横には単純表現の選択情報(この例では1、2、3、
…)が表示される。次に、視聴者は希望の番組を選択す
るために、その項目の横の選択情報をリモコン等を通じ
て入力する(ステップS3)。この場合、特に番号を入
力しなくとも項目名だけを表示してカーソルで選択する
ようにしてもよい。この単純表現選択情報は、視聴者の
操作が容易であり、操作ミスを生じないように単純化さ
れた情報であり、本来の項目に対応する文字放送番組を
受信するためには、上記単純表現選択情報を本来の選択
情報へデコードする必要がある(ステップS4)。そし
てデコードされた選択情報が、データ取込み・誤り訂正
部25に新選択情報として与えられ、また表示制御部3
1も文字多重信号処理モードに切り替わる。
【0039】ステップS4においてデコード処理が行わ
れる場合は、番組RAM42に格納されている変換テー
ブル(例えば図5(B))が活用される。この変換テー
ブルはコンピュータプログラムの一部に処理データとし
て組み込まれて伝送されてくる。システムはこのデータ
を蓄積して変換テーブルと自動的に構築するようになっ
ている。このような方式であると、視聴者はメニュー画
面を見て単純化された番組選択情報を選択すればよく、
間違いもなく、また簡単な操作となる。
【0040】またこのシステムは、プログラム実行手段
が文字放送信号処理手段のデータ処理及び制御部とほと
んど共有化されており、コンピュータプログラムによる
手続きと文字多重信号処理のための手続きとを時分割で
実行することになる。
【0041】上記の手段において、文字放送番組メニュ
ー用のデータ(及び又は図形データ)はコンピュータプ
ログラムの一部に放送を通じて伝送され、当該コンピュ
ータプログラムにより描画処理されるものとして説明し
たが、予め受像機内にメニューアプリケーションを備え
ていてもよい。メニューアプリケーションが存在する場
合は、例えば図5(A)の図形画像は自動的にこのメニ
ューアプリケーションで描画表示されるので、多重放送
側としては更新データ(文字や対応する単純表現選択情
報)を伝送するだけでよく、負担が軽くなる。このよう
なメニューアプリケーションが存在する場合には、図4
のステップS1でメニューアプリケーションを起動すれ
ばよい。このようにこのシステムは、コンピュータプロ
グラムによる支配下からハード的な文字多重放送信号処
理状態に移行することができる。
【0042】さらにこのシステムによると、モデム3
8、回線接続部39等の通信制御手段が設けられてい
る。このために、追加のデータやプログラムが要求され
る場合にはこの通信制御手段を通じて収集局14あるい
はサービス局から補充を受けることが可能であり、一層
の機能拡張を得ることができる。このようにすると放送
側の負担が軽くなり、また多重放送データを蓄積して収
集する時間が短時間で済むことになる。
【0043】このような追加のデータやプログラムが要
求される場合としては、さらに詳しい株式情報のコメン
トを有料で要求する場合、さらに高度なゲーム(クイ
ズ)ソフトを有料で要求する場合等がある。また、例え
ば文字放送番組で実施されているクイズを全部正解とし
た場合に、さらに、次のステップに移行したい場合は、
オンライン接続に切り替わる、またはオンライン接続を
選択できるようにシステムを構成することができる。
【0044】図6は文字放送番組のメニュー画面のさら
に他の例を示している。図6(A)、図6(B)、図6
(C)はテレビ画面等にスーパーインポーズされた例で
ある。図6(A)、図6(B)の場合は、リモコンの決
定ボタンを操作することで文字放送の700#が自動的
に受信され表示されるようになる。また図6(C)の例
ではリモコンのカーソルで希望の項目を指示し、決定ボ
タンを操作することで希望の文字放送が自動的に受信さ
れ表示されるようになる。このように特に文字放送とは
意識させずにテレビ番組に関連する詳細情報と視聴者の
希望により提供することが可能となる。このように種々
のジャンルに対してメニューを通じて対話的に操作し、
データ放送を効利用することができる。さらに図6
(D)のようにオンラインサービスに切り替えて情報を
得るようにすることもできる。このデータベースとして
は、放送局にリンクした特定の情報サーバーの他に、一
般のオンラインサービスやパソコン通信のホストコンピ
ュータ等に接続することも可能である。
【0045】これにより欲しい情報が必要に応じて対話
的に入手できるのみならず、特にオンラインサービスを
利用する場合は実際に回線に接続してメニューを見なく
てもメニュー内容を放送を通じて確認できるため、経済
的であり、かつユーザに対して広く情報サービスを伝達
することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
コンピュータプログラムの実行手段を有効に活用し、文
字放送番組の選択操作が容易であり、また文字多重放送
信号処理回路の機能拡大を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のテレビジョン放送を利用したデータ
処理装置が適用されたシステムの例を示す図。
【図2】この発明のテレビジョン放送を利用したデータ
処理装置の実施の形態の一例を示す図。
【図3】文字多重放送信号及びデータ放送信号の説明
図。
【図4】この発明の装置の動作例を説明するために示し
たフローチャート。
【図5】文字放送番組メニュー画面の例と番組選択情報
の変換テーブルの例を示す説明図。
【図6】文字放送番組メニュー画面のさらに他の例を示
す図。
【符号の説明】
11…TV受像機、12…放送局、13…電話回線網、
14…収集局、22…同期分離部、23…A/D変換
器、24…波形等化部、25…データ取り込み・誤り訂
正部、26…バッファRAM、27…CPU、28…プ
ログラムROM、29…文字フォントROM、31…表
示制御部、32…表示メモリ、33…カラーマップメモ
リ、34…D/A変換器、37…操作入力I/F、38
…モデム、39…回線接続部、41…作業RAM、42
…番組RAM、43…不揮発性メモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン放送信号に含まれており映像
    ・音声信号とは独立したデータチャンネルに多重されて
    伝送されてくるデータ放送番組を受信する受信手段と、 前記データ放送番組に含まれるコンピュータプログラム
    を復調する復調手段と、 前記データ放送番組とは独立したデータチャンネルに多
    重されて伝送されて来る文字放送番組のデータを処理す
    る文字放送信号処理手段と、 ユーザの操作入力を取り込むための操作入力処理手段
    と、 復調された前記コンピュータプログラム及び前記操作入
    力処理手段に基づいてデータ処理を行うプログラム実行
    手段と、 表示手段とを備え、 前記プログラム実行手段は、前記コンピュータプログラ
    ムに基づいて前記文字放送番組の種類を識別した単純表
    現選択情報を前記表示手段に表示させるためのデータ処
    理手段を有すると共に、前記操作入力手段が取り込んだ
    ユーザ発生データが前記文字放送番組の単純表現選択情
    報である場合にこれをデコードして当該単純表現選択情
    報に対応する文字放送番組が処理されるように前記文字
    放送信号処理手段を設定して当該文字放送番組を前記表
    示手段に表示させるための切換え手段を含むことを特徴
    とするテレビジョン放送を利用したデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記プログラム実行手段が前記コンピュー
    タプログラムに基づいて前記文字放送番組の種類を識別
    した単純表現選択情報を前記表示手段に表示させる条件
    は、前記操作入力手段が取り込んだユーザ発生データが
    メニュー表示操作を示している場合であることを特徴と
    する請求項1記載のテレビジョン放送を利用したデータ
    処理装置。
  3. 【請求項3】前記プログラム実行手段が前記コンピュー
    タプログラムに基づいて前記文字放送番組の種類を識別
    した単純表現選択情報を前記表示手段に表示させる条件
    は、操作入力に応答した前記コンピュータプログラム
    が、予め受像機内に備えられているメニューアプリケー
    ションを起動するさせる命令を発行した場合であること
    を特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送を利用し
    たデータ処理装置。
  4. 【請求項4】前記プログラム実行手段は、前記文字放送
    信号処理手段のデータ処理及び制御部と共有化されてお
    り、前記コンピュータプログラムによる手続きと文字多
    重信号処理のための手続きとを時分割で実行することを
    特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送を利用した
    データ処理装置。
  5. 【請求項5】前記プログラム実行手段に制御されること
    により通信回線を介して相手局と通信を行う通信制御手
    段をさらに有し、前記操作入力手段が取り込んだユーザ
    発生データがオンラインサービスを希望する指示情報で
    ある場合には、前記プログラム実行手段は、前記通信制
    御手段を介して前記通信回線からのデータを取り込む手
    段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の
    テレビジョン放送を利用したデータ処理装置。
  6. 【請求項6】前記データを取り込む手段は、前記データ
    放送番組に含まれるコンピュータプログラムに対してさ
    らに追加のプログラムを取り込む手段を含むことを特徴
    とする請求項5記載のテレビジョン放送を利用したデー
    タ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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