JPH0946551A - 信号処理装置および撮像装置 - Google Patents
信号処理装置および撮像装置Info
- Publication number
- JPH0946551A JPH0946551A JP7193483A JP19348395A JPH0946551A JP H0946551 A JPH0946551 A JP H0946551A JP 7193483 A JP7193483 A JP 7193483A JP 19348395 A JP19348395 A JP 19348395A JP H0946551 A JPH0946551 A JP H0946551A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- sampling
- input
- adder
- digital filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力信号に不要なピークが現れないことを課
題とするようにした信号処理装置および撮像装置の提供
を目的とする。 【解決手段】 信号抜き取り回路は、入力端子1と、掛
算器2と、抜き取りパルス発生器3と、FIRディジタ
ルフィルター4と、出力端子13とを有する。FIRデ
ィジタルフィルター4は、遅延器5、6と、スイッチ
7、8と、係数乗算器9、10、11と、加算器12と
を有する。
題とするようにした信号処理装置および撮像装置の提供
を目的とする。 【解決手段】 信号抜き取り回路は、入力端子1と、掛
算器2と、抜き取りパルス発生器3と、FIRディジタ
ルフィルター4と、出力端子13とを有する。FIRデ
ィジタルフィルター4は、遅延器5、6と、スイッチ
7、8と、係数乗算器9、10、11と、加算器12と
を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、入力さ
れた信号から特定の信号を抜き取る信号処理装置および
撮像装置に関する。
れた信号から特定の信号を抜き取る信号処理装置および
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビ受像機において、映
像信号に対して水平または垂直ブランキング信号をかけ
る場合や、カメラのオートフォーカスのターゲット信号
を生成する場合などに用いられる信号抜き取り回路があ
った。
像信号に対して水平または垂直ブランキング信号をかけ
る場合や、カメラのオートフォーカスのターゲット信号
を生成する場合などに用いられる信号抜き取り回路があ
った。
【0003】図7にこの信号抜き取り回路を示す。ま
ず、この信号抜き取り回路の構成を説明する。図7にお
いて、信号抜き取り回路は、入力端子70と、掛算器7
1と、抜き取りパルス発生器72と、ハイパスフィルタ
ー73と、出力端子74とを有する。抜き取りパルス発
生器72は、例えば、PLL(フェイズ ロックド ル
ープ)で構成され、パルスの幅、時間等の設定は任意に
できる。ハイパスフィルター73は、例えば、ディジタ
ルフィルターで構成され、抜き取りパルスにより抜き取
られた入力信号の特定の周波数帯域を通過させる。
ず、この信号抜き取り回路の構成を説明する。図7にお
いて、信号抜き取り回路は、入力端子70と、掛算器7
1と、抜き取りパルス発生器72と、ハイパスフィルタ
ー73と、出力端子74とを有する。抜き取りパルス発
生器72は、例えば、PLL(フェイズ ロックド ル
ープ)で構成され、パルスの幅、時間等の設定は任意に
できる。ハイパスフィルター73は、例えば、ディジタ
ルフィルターで構成され、抜き取りパルスにより抜き取
られた入力信号の特定の周波数帯域を通過させる。
【0004】このように構成された信号抜き取り回路の
動作を以下に説明する。図8は、信号抜き取り回路の動
作を説明するための波形図である。図8Aに示す入力信
号が入力端子70に入力されると、入力信号は掛算器7
1の一方の入力側に供給される。掛算器の他方の入力側
には、図8Bに示す抜き取りパルス信号が供給される。
この抜き取りパルス信号は、予め入力信号の内の所定の
期間内を抜き取るように図示しない制御部により設定さ
れている。
動作を以下に説明する。図8は、信号抜き取り回路の動
作を説明するための波形図である。図8Aに示す入力信
号が入力端子70に入力されると、入力信号は掛算器7
1の一方の入力側に供給される。掛算器の他方の入力側
には、図8Bに示す抜き取りパルス信号が供給される。
この抜き取りパルス信号は、予め入力信号の内の所定の
期間内を抜き取るように図示しない制御部により設定さ
れている。
【0005】掛算器71の出力側からは、抜き取りパル
ス信号により抜き取られた入力信号が出力される。抜き
取りパルス信号により抜き取られた入力信号はハイパス
フィルター73に供給される。ハイパスフィルター73
は、抜き取りパルス信号により抜き取られた入力信号の
周波数の内のカットオフ周波数よりも高い周波数の信号
を通過させる。ハイパスフィルター73は、通過した信
号を出力信号として出力端子74に供給する。図8Cに
出力信号を示す。出力信号は、図8Cに示すように、抜
き取りパルス信号の立ち上がり時にプラス方向のピーク
80を有し、立ち下がりの時にマイナス方向のピーク8
1を有する。このピーク80、81は不要のものであ
る。しかし、ハイパスフィルター73の微分特性のた
め、出力信号に付加されてしまう。
ス信号により抜き取られた入力信号が出力される。抜き
取りパルス信号により抜き取られた入力信号はハイパス
フィルター73に供給される。ハイパスフィルター73
は、抜き取りパルス信号により抜き取られた入力信号の
周波数の内のカットオフ周波数よりも高い周波数の信号
を通過させる。ハイパスフィルター73は、通過した信
号を出力信号として出力端子74に供給する。図8Cに
出力信号を示す。出力信号は、図8Cに示すように、抜
き取りパルス信号の立ち上がり時にプラス方向のピーク
80を有し、立ち下がりの時にマイナス方向のピーク8
1を有する。このピーク80、81は不要のものであ
る。しかし、ハイパスフィルター73の微分特性のた
め、出力信号に付加されてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の信
号抜き取り回路では、ハイパスフィルター73の微分特
性を何等考慮していないため、出力信号に不要なピーク
80、81が現れ、これにより、信号抜き取りの出力信
号の質が低下するという不都合があった。
号抜き取り回路では、ハイパスフィルター73の微分特
性を何等考慮していないため、出力信号に不要なピーク
80、81が現れ、これにより、信号抜き取りの出力信
号の質が低下するという不都合があった。
【0007】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、出力信号に不要なピークが現れないようにし
た信号処理装置および撮像装置の提供を目的とする。
のであり、出力信号に不要なピークが現れないようにし
た信号処理装置および撮像装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の信号処理装置
は、入力信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り信号
を発生する抜き取り信号発生手段と、上記抜き取り信号
により抜き取られた入力信号の所定周波数帯域を取り出
す帯域通過手段とを有する信号処理装置において、上記
抜き取り信号により入力信号の抜き取りが開始される直
前の、上記入力信号に関連した所定値をプリセットする
プリセット手段を設けたものである。
は、入力信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り信号
を発生する抜き取り信号発生手段と、上記抜き取り信号
により抜き取られた入力信号の所定周波数帯域を取り出
す帯域通過手段とを有する信号処理装置において、上記
抜き取り信号により入力信号の抜き取りが開始される直
前の、上記入力信号に関連した所定値をプリセットする
プリセット手段を設けたものである。
【0009】また、この発明の撮像装置は、レンズと、
被写体に対して上記レンズを移動して焦点を合わせるた
めのフォーカスモータと、上記レンズを通過した光を映
像信号に変換する変換手段とを有する撮像装置におい
て、上記映像信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り
信号を発生する抜き取り信号発生手段と、上記抜き取り
信号により抜き取られた映像信号の所定周波数帯域を取
り出す帯域通過手段と、上記抜き取り信号により映像信
号の抜き取りが開始される直前の、上記映像信号に関連
した所定値をプリセットするプリセット手段とを有する
信号処理部を備えたものである。
被写体に対して上記レンズを移動して焦点を合わせるた
めのフォーカスモータと、上記レンズを通過した光を映
像信号に変換する変換手段とを有する撮像装置におい
て、上記映像信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り
信号を発生する抜き取り信号発生手段と、上記抜き取り
信号により抜き取られた映像信号の所定周波数帯域を取
り出す帯域通過手段と、上記抜き取り信号により映像信
号の抜き取りが開始される直前の、上記映像信号に関連
した所定値をプリセットするプリセット手段とを有する
信号処理部を備えたものである。
【0010】この発明の信号処理装置によれば以下の作
用をする。抜き取り後の入力信号は、入力されるディジ
タル信号を抜き取り信号発生手段からの抜き取り信号で
抜き取った後の信号である。この抜き取り後の入力信号
は、帯域通過手段の第1の遅延器および第1の係数乗算
器に供給される。この抜き取り後の入力信号は遅延なし
信号である。
用をする。抜き取り後の入力信号は、入力されるディジ
タル信号を抜き取り信号発生手段からの抜き取り信号で
抜き取った後の信号である。この抜き取り後の入力信号
は、帯域通過手段の第1の遅延器および第1の係数乗算
器に供給される。この抜き取り後の入力信号は遅延なし
信号である。
【0011】第1の遅延器は抜き取り後の入力信号を1
周期(T)だけ遅延させる。第1の遅延器により遅延さ
れた信号は第2の遅延器に供給されるとともに第2の係
数乗算器に供給される。第2の遅延器は供給された信号
をさらに1周期だけ遅延させ、抜き取り後の入力信号に
対して2周期(2T)だけ遅延させる。第2の遅延器に
より遅延された信号は第3の係数乗算器に供給される。
周期(T)だけ遅延させる。第1の遅延器により遅延さ
れた信号は第2の遅延器に供給されるとともに第2の係
数乗算器に供給される。第2の遅延器は供給された信号
をさらに1周期だけ遅延させ、抜き取り後の入力信号に
対して2周期(2T)だけ遅延させる。第2の遅延器に
より遅延された信号は第3の係数乗算器に供給される。
【0012】このとき、プリセット手段は有効としてい
ないので、遅延なし信号は第1の係数乗算器により増幅
されて加算器に供給される。1T遅延信号は第2の係数
乗算器により係数倍されて加算器に供給される。2T遅
延信号は第3の係数乗算器により増幅されて加算器に供
給される。この出力信号はハイパスフィルター故、ステ
ップ入力を入れると、不要なピークを有する。
ないので、遅延なし信号は第1の係数乗算器により増幅
されて加算器に供給される。1T遅延信号は第2の係数
乗算器により係数倍されて加算器に供給される。2T遅
延信号は第3の係数乗算器により増幅されて加算器に供
給される。この出力信号はハイパスフィルター故、ステ
ップ入力を入れると、不要なピークを有する。
【0013】そこで、このピークを無くすために、出力
信号にピークが無くなるプリセット手段を有効にする。
このとき、抜き取り後の入力信号は直接、第1の係数乗
算器、第2の係数乗算器、第3の係数乗算器に供給され
る。従って、抜き取り後の入力信号は第1の係数乗算器
により増幅されて加算器に供給される。また、抜き取り
後の入力信号は第2の係数乗算器により増幅されて加算
器に供給される。また、抜き取り後の入力信号は第3の
係数乗算器により増幅されて加算器に供給される。この
出力信号はゼロである。
信号にピークが無くなるプリセット手段を有効にする。
このとき、抜き取り後の入力信号は直接、第1の係数乗
算器、第2の係数乗算器、第3の係数乗算器に供給され
る。従って、抜き取り後の入力信号は第1の係数乗算器
により増幅されて加算器に供給される。また、抜き取り
後の入力信号は第2の係数乗算器により増幅されて加算
器に供給される。また、抜き取り後の入力信号は第3の
係数乗算器により増幅されて加算器に供給される。この
出力信号はゼロである。
【0014】そして、出力信号からピークがなくなった
後は遅延なし信号は第1の係数乗算器により増幅されて
加算器に供給される。1T遅延信号は第2の係数乗算器
により増幅されて加算器に供給される。2T遅延信号は
第3の係数乗算器により増幅されて加算器に供給され
る。従って、加算器から出力される出力信号はゼロとな
る。
後は遅延なし信号は第1の係数乗算器により増幅されて
加算器に供給される。1T遅延信号は第2の係数乗算器
により増幅されて加算器に供給される。2T遅延信号は
第3の係数乗算器により増幅されて加算器に供給され
る。従って、加算器から出力される出力信号はゼロとな
る。
【0015】このように、出力信号がピークを除いてゼ
ロに収束する場合には、ゼロをプリセットすることによ
り、不要なピークをなくすようにすることができる。
ロに収束する場合には、ゼロをプリセットすることによ
り、不要なピークをなくすようにすることができる。
【0016】また、この発明の撮像装置によれば以下の
作用をする。レンズを介して被写体の像に対応する光が
変換手段に入る。変換手段はこの光を映像信号に変換す
る。映像信号は抜き取り信号発生手段に供給される。抜
き取り信号発生手段は、映像信号のうちのカットオフ周
波数より高い周波数の信号を通過させ、各ライン毎にピ
ーク値をホールドする。画面全部にわたってピーク値を
ホールドすることにより、被写体を検出する。つまり、
抜き取り信号発生手段は被写体を抜き取った映像信号を
出力する。被写体を検出したときは、被写体検出信号を
帯域通過手段に供給する。
作用をする。レンズを介して被写体の像に対応する光が
変換手段に入る。変換手段はこの光を映像信号に変換す
る。映像信号は抜き取り信号発生手段に供給される。抜
き取り信号発生手段は、映像信号のうちのカットオフ周
波数より高い周波数の信号を通過させ、各ライン毎にピ
ーク値をホールドする。画面全部にわたってピーク値を
ホールドすることにより、被写体を検出する。つまり、
抜き取り信号発生手段は被写体を抜き取った映像信号を
出力する。被写体を検出したときは、被写体検出信号を
帯域通過手段に供給する。
【0017】帯域通過手段は、被写体検出信号のタイミ
ングに基づいてプリセット手段を有効にして、所定のプ
リセット値をセットし、ピークを無くすようにして、出
力信号をフォーカスモータに供給する。フォーカスモー
タはこの出力信号によりレンズを移動させて、被写体の
焦点が合う位置に停止させる。この場合、例えば、出力
信号は所定値に収束したときにゼロになるようにする。
このようにして、オートフォーカスのターゲット信号を
出力信号として出力することができる。
ングに基づいてプリセット手段を有効にして、所定のプ
リセット値をセットし、ピークを無くすようにして、出
力信号をフォーカスモータに供給する。フォーカスモー
タはこの出力信号によりレンズを移動させて、被写体の
焦点が合う位置に停止させる。この場合、例えば、出力
信号は所定値に収束したときにゼロになるようにする。
このようにして、オートフォーカスのターゲット信号を
出力信号として出力することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本実施例を説明する。ま
ず、本実施例の構成を示す。図1は、本実施例のFIR
(有限長インパルス応答)ディジタルフィルターを用い
た信号抜き取り回路の構成を示すブロック図である。本
実施例の信号抜き取り回路は、入力端子1と、掛算器2
と、抜き取りパルス発生器3と、FIRディジタルフィ
ルター4と、出力端子13とを有する。FIRディジタ
ルフィルター4は、遅延器5、6と、スイッチ7、8
と、係数乗算器9、10、11と、加算器12とを有す
る。
ず、本実施例の構成を示す。図1は、本実施例のFIR
(有限長インパルス応答)ディジタルフィルターを用い
た信号抜き取り回路の構成を示すブロック図である。本
実施例の信号抜き取り回路は、入力端子1と、掛算器2
と、抜き取りパルス発生器3と、FIRディジタルフィ
ルター4と、出力端子13とを有する。FIRディジタ
ルフィルター4は、遅延器5、6と、スイッチ7、8
と、係数乗算器9、10、11と、加算器12とを有す
る。
【0019】次に、本実施例のFIRディジタルフィル
ターを用いた信号抜き取り回路の接続関係を示す。入力
端子1は掛算器2の一方の入力側に接続される。抜き取
りパルス発生器3は掛算器2の他方の入力側に接続され
る。掛算器2の出力側は、遅延器5の入力側に接続され
るとともに係数乗算器9の入力側に接続される。また、
掛算器2の出力側は、スイッチ7の固定接点bに接続さ
れるとともに、スイッチ8の固定接点bに接続される。
遅延器5の出力側はスイッチ7の固定接点cに接続され
る。スイッチ7の可動接点aは係数乗算器10の入力側
に接続されるとともに遅延器6の入力側に接続される。
遅延器6の出力側はスイッチ8の固定接点cに接続され
る。スイッチ8の可動接点aは係数乗算器11の入力側
に接続される。係数乗算器9、10、11の出力側は加
算器12のそれぞれの入力側に接続される。加算器12
の出力側は出力端子13に接続される。
ターを用いた信号抜き取り回路の接続関係を示す。入力
端子1は掛算器2の一方の入力側に接続される。抜き取
りパルス発生器3は掛算器2の他方の入力側に接続され
る。掛算器2の出力側は、遅延器5の入力側に接続され
るとともに係数乗算器9の入力側に接続される。また、
掛算器2の出力側は、スイッチ7の固定接点bに接続さ
れるとともに、スイッチ8の固定接点bに接続される。
遅延器5の出力側はスイッチ7の固定接点cに接続され
る。スイッチ7の可動接点aは係数乗算器10の入力側
に接続されるとともに遅延器6の入力側に接続される。
遅延器6の出力側はスイッチ8の固定接点cに接続され
る。スイッチ8の可動接点aは係数乗算器11の入力側
に接続される。係数乗算器9、10、11の出力側は加
算器12のそれぞれの入力側に接続される。加算器12
の出力側は出力端子13に接続される。
【0020】ここで、抜き取りパルス発生器3は抜き取
り信号発生手段、FIRディジタルフィルター4の遅延
器5、6、係数乗算器9、10、11、加算器12は帯
域通過手段、FIRディジタルフィルター4のスイッチ
7、8、係数乗算器9、10、11、加算器12はプリ
セット手段を構成する。
り信号発生手段、FIRディジタルフィルター4の遅延
器5、6、係数乗算器9、10、11、加算器12は帯
域通過手段、FIRディジタルフィルター4のスイッチ
7、8、係数乗算器9、10、11、加算器12はプリ
セット手段を構成する。
【0021】このように構成された本実施例の動作を以
下に説明する。図2は、本実施例のFIRディジタルフ
ィルターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図
である。図2Aは抜き取り後の入力信号であり、入力端
子1に入力されるディジタル信号を抜き取りパルス発生
回路3からの抜き取りパルスで掛算器2において抜き取
った後の信号である。この抜き取り後の入力信号は、係
数乗算器9、遅延器5、スイッチ7の固定接点b、スイ
ッチ8の固定接点bにそれぞれ供給される。図2Bは遅
延なし信号であり、係数乗算器9に供給される信号であ
る。
下に説明する。図2は、本実施例のFIRディジタルフ
ィルターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図
である。図2Aは抜き取り後の入力信号であり、入力端
子1に入力されるディジタル信号を抜き取りパルス発生
回路3からの抜き取りパルスで掛算器2において抜き取
った後の信号である。この抜き取り後の入力信号は、係
数乗算器9、遅延器5、スイッチ7の固定接点b、スイ
ッチ8の固定接点bにそれぞれ供給される。図2Bは遅
延なし信号であり、係数乗算器9に供給される信号であ
る。
【0022】遅延器5は抜き取り後の入力信号を1周期
だけ遅延させる。図2Cは1T遅延信号であり、遅延器
5により1周期だけ遅延された信号である。遅延器5に
より遅延された信号はスイッチ7の固定接点cに供給さ
れる。遅延器6は供給された信号をさらに1周期だけ遅
延させ、抜き取り後の入力信号に対して2周期だけ遅延
させる。図2Dは2T遅延信号であり、遅延器6により
さらに1周期だけ遅延された信号である。遅延器6によ
り遅延された信号はスイッチ8の固定接点cに供給され
る。
だけ遅延させる。図2Cは1T遅延信号であり、遅延器
5により1周期だけ遅延された信号である。遅延器5に
より遅延された信号はスイッチ7の固定接点cに供給さ
れる。遅延器6は供給された信号をさらに1周期だけ遅
延させ、抜き取り後の入力信号に対して2周期だけ遅延
させる。図2Dは2T遅延信号であり、遅延器6により
さらに1周期だけ遅延された信号である。遅延器6によ
り遅延された信号はスイッチ8の固定接点cに供給され
る。
【0023】このとき、スイッチ7およびスイッチ8の
可動接点aが固定接点cに接続されたままのときは、遅
延なし信号は係数乗算器9により1倍に増幅されて加算
器12に供給される。1T遅延信号は係数乗算器10に
より(−2)倍に増幅されて加算器12に供給される。
2T遅延信号は係数乗算器11により1倍に増幅されて
加算器12に供給される。図2Eはスイッチ切換なし出
力信号であり、この出力信号はタイミングT0、T1で
はゼロである。ところが、タイミングT2では、+1
[V]のピーク20となり、タイミングT3では(−
1)[V]のピーク21となり、タイミングT2、T3
でそれぞれピーク20、21となる。そして、タイミン
グT4〜T10まではゼロとなる。
可動接点aが固定接点cに接続されたままのときは、遅
延なし信号は係数乗算器9により1倍に増幅されて加算
器12に供給される。1T遅延信号は係数乗算器10に
より(−2)倍に増幅されて加算器12に供給される。
2T遅延信号は係数乗算器11により1倍に増幅されて
加算器12に供給される。図2Eはスイッチ切換なし出
力信号であり、この出力信号はタイミングT0、T1で
はゼロである。ところが、タイミングT2では、+1
[V]のピーク20となり、タイミングT3では(−
1)[V]のピーク21となり、タイミングT2、T3
でそれぞれピーク20、21となる。そして、タイミン
グT4〜T10まではゼロとなる。
【0024】そこで、このピークを無くすために、タイ
ミングT0〜T3まではスイッチ7およびスイッチ8の
可動接点aを固定接点bに接続し、タイミングT4〜T
10まではスイッチ7およびスイッチ8の可動接点aが
固定接点cに接続するようにする。
ミングT0〜T3まではスイッチ7およびスイッチ8の
可動接点aを固定接点bに接続し、タイミングT4〜T
10まではスイッチ7およびスイッチ8の可動接点aが
固定接点cに接続するようにする。
【0025】図2Gはスイッチ切換信号であり、図示し
ない制御部からスイッチ7およびスイッチ8の可動接点
aに供給される。このとき、タイミングT0〜T2まで
は、抜き取り後の入力信号は直接、係数乗算器9、1
0、11に供給される。従って、抜き取り後の入力信号
は係数乗算器9により1倍に増幅されて加算器12に供
給される。また、抜き取り後の入力信号は係数乗算器1
0により(−2)倍に増幅されて加算器12に供給され
る。また、抜き取り後の入力信号は係数乗算器11によ
り1倍に増幅されて加算器12に供給される。図2Fは
スイッチ切換あり出力信号であり、この出力信号はタイ
ミングT0〜T3ではゼロである。
ない制御部からスイッチ7およびスイッチ8の可動接点
aに供給される。このとき、タイミングT0〜T2まで
は、抜き取り後の入力信号は直接、係数乗算器9、1
0、11に供給される。従って、抜き取り後の入力信号
は係数乗算器9により1倍に増幅されて加算器12に供
給される。また、抜き取り後の入力信号は係数乗算器1
0により(−2)倍に増幅されて加算器12に供給され
る。また、抜き取り後の入力信号は係数乗算器11によ
り1倍に増幅されて加算器12に供給される。図2Fは
スイッチ切換あり出力信号であり、この出力信号はタイ
ミングT0〜T3ではゼロである。
【0026】そして、各サンプリングタイミングT3〜
T10までは遅延なし信号は係数乗算器9により1倍に
増幅されて加算器12に供給される。1T遅延信号は係
数乗算器10により(−2)倍に増幅されて加算器12
に供給される。2T遅延信号は係数乗算器11により1
倍に増幅されて加算器12に供給される。従って、加算
器12から出力端子13に出力される出力信号はゼロと
なる。このように、抜き取り信号によりステップが発生
しても抜き取りタイミング時の値をプリセットすること
により、不要なピークをなくすようにすることができ
る。
T10までは遅延なし信号は係数乗算器9により1倍に
増幅されて加算器12に供給される。1T遅延信号は係
数乗算器10により(−2)倍に増幅されて加算器12
に供給される。2T遅延信号は係数乗算器11により1
倍に増幅されて加算器12に供給される。従って、加算
器12から出力端子13に出力される出力信号はゼロと
なる。このように、抜き取り信号によりステップが発生
しても抜き取りタイミング時の値をプリセットすること
により、不要なピークをなくすようにすることができ
る。
【0027】次に、他の実施例を説明する。まず、他の
実施例の構成を示す。図3は、他の実施例のIIR(無
限長インパルス応答)ディジタルフィルターを用いた信
号抜き取り回路の構成を示すブロック図である。他の実
施例の信号抜き取り回路は、入力端子1と、掛算器2
と、抜き取りパルス発生器3と、IIRディジタルフィ
ルター30と、出力端子38とを有する。IIRディジ
タルフィルター30は、遅延器34と、スイッチ33、
36と、係数乗算器31、35と、加算器32、37と
を有する。
実施例の構成を示す。図3は、他の実施例のIIR(無
限長インパルス応答)ディジタルフィルターを用いた信
号抜き取り回路の構成を示すブロック図である。他の実
施例の信号抜き取り回路は、入力端子1と、掛算器2
と、抜き取りパルス発生器3と、IIRディジタルフィ
ルター30と、出力端子38とを有する。IIRディジ
タルフィルター30は、遅延器34と、スイッチ33、
36と、係数乗算器31、35と、加算器32、37と
を有する。
【0028】ここで、抜き取りパルス発生器3は抜き取
り信号発生手段、IIRディジタルフィルター30の加
算器32、遅延器34、係数乗算器35、加算器37は
帯域通過手段、IIRディジタルフィルター30のスイ
ッチ33、36、係数乗算器31、加算器37はプリセ
ット手段を構成する。
り信号発生手段、IIRディジタルフィルター30の加
算器32、遅延器34、係数乗算器35、加算器37は
帯域通過手段、IIRディジタルフィルター30のスイ
ッチ33、36、係数乗算器31、加算器37はプリセ
ット手段を構成する。
【0029】次に、他の実施例のIIRディジタルフィ
ルターを用いた信号抜き取り回路の接続関係を示す。入
力端子1は掛算器2の一方の入力側に接続される。抜き
取りパルス発生器3は掛算器2の他方の入力側に接続さ
れる。掛算器2の出力側は、加算器32の一方の加算入
力側に接続されるとともに係数乗算器31の入力側に接
続される。係数乗算器31の出力側はスイッチ33の固
定接点cに接続されるとともに、スイッチ36の固定接
点cに接続される。
ルターを用いた信号抜き取り回路の接続関係を示す。入
力端子1は掛算器2の一方の入力側に接続される。抜き
取りパルス発生器3は掛算器2の他方の入力側に接続さ
れる。掛算器2の出力側は、加算器32の一方の加算入
力側に接続されるとともに係数乗算器31の入力側に接
続される。係数乗算器31の出力側はスイッチ33の固
定接点cに接続されるとともに、スイッチ36の固定接
点cに接続される。
【0030】加算器32の出力側はスイッチ33の固定
接点bに接続される。スイッチ33の可動接点aは遅延
器34の入力側に接続されるとともに、加算器37の一
方の加算入力側に接続される。遅延器34の出力側はス
イッチ36の固定接点bに接続されるとともに、係数乗
算器35の入力側に接続される。係数乗算器35の出力
側は加算器32の他方の減算入力側に接続される。スイ
ッチ36の可動接点aは加算器37の他方の減算入力側
に接続される。加算器37の出力側は出力端子38に接
続される。
接点bに接続される。スイッチ33の可動接点aは遅延
器34の入力側に接続されるとともに、加算器37の一
方の加算入力側に接続される。遅延器34の出力側はス
イッチ36の固定接点bに接続されるとともに、係数乗
算器35の入力側に接続される。係数乗算器35の出力
側は加算器32の他方の減算入力側に接続される。スイ
ッチ36の可動接点aは加算器37の他方の減算入力側
に接続される。加算器37の出力側は出力端子38に接
続される。
【0031】このように構成された他の実施例の動作を
以下に説明する。図4および図5は、他の実施例のII
Rディジタルフィルターを用いた信号抜き取り回路の動
作を示す波形図である。図4Aは抜き取り後の入力信号
であり、入力端子1に入力されるディジタル信号を抜き
取りパルス発生回路3からの抜き取りパルスで掛算器2
において抜き取った後の信号である。この抜き取り後の
入力信号は、加算器32および係数乗算器31に供給さ
れる。加算器32の出力信号はスイッチ33の固定接点
bに接続される。
以下に説明する。図4および図5は、他の実施例のII
Rディジタルフィルターを用いた信号抜き取り回路の動
作を示す波形図である。図4Aは抜き取り後の入力信号
であり、入力端子1に入力されるディジタル信号を抜き
取りパルス発生回路3からの抜き取りパルスで掛算器2
において抜き取った後の信号である。この抜き取り後の
入力信号は、加算器32および係数乗算器31に供給さ
れる。加算器32の出力信号はスイッチ33の固定接点
bに接続される。
【0032】このとき、スイッチ33の可動接点aは固
定接点bに接続されたままのときは、加算器32の出力
信号はスイッチ33を介して遅延器34に供給される。
遅延器5は加算器32の出力信号を1周期だけ遅延させ
る。遅延器34により1周期だけ遅延された信号は係数
乗算器35に供給される。係数乗算器35は遅延された
信号をα(αは整数とする。)倍に増幅する。増幅され
た信号は加算器32に供給される。
定接点bに接続されたままのときは、加算器32の出力
信号はスイッチ33を介して遅延器34に供給される。
遅延器5は加算器32の出力信号を1周期だけ遅延させ
る。遅延器34により1周期だけ遅延された信号は係数
乗算器35に供給される。係数乗算器35は遅延された
信号をα(αは整数とする。)倍に増幅する。増幅され
た信号は加算器32に供給される。
【0033】そして、スイッチ36の可動接点aは固定
接点bに接続されたままのときは、加算器32の出力信
号はスイッチ33を介して加算器37の一方の加算入力
に供給される。遅延器24により1周期だけ遅延された
信号は加算器37の他方の減算入力に供給される。加算
器37の出力側からは出力信号が出力端子38に出力さ
れる。従って、加算器37の一方の加算入力には1/
(1−αZ-1)[V]の信号が供給される。また、加算
器37の他方の減算入力にはZ-1/(1−αZ-1)
[V]の信号が供給される。従って、加算器37の出力
側からは(1−Z-1)/(1−αZ-1)[V]の出力信
号が出力端子38に出力される。ここで、Z-1はディジ
タル信号解析に用いる逆Z変換を示す。
接点bに接続されたままのときは、加算器32の出力信
号はスイッチ33を介して加算器37の一方の加算入力
に供給される。遅延器24により1周期だけ遅延された
信号は加算器37の他方の減算入力に供給される。加算
器37の出力側からは出力信号が出力端子38に出力さ
れる。従って、加算器37の一方の加算入力には1/
(1−αZ-1)[V]の信号が供給される。また、加算
器37の他方の減算入力にはZ-1/(1−αZ-1)
[V]の信号が供給される。従って、加算器37の出力
側からは(1−Z-1)/(1−αZ-1)[V]の出力信
号が出力端子38に出力される。ここで、Z-1はディジ
タル信号解析に用いる逆Z変換を示す。
【0034】ここで、図4BはP点の電位を示す信号で
あり、P点の電位はタイミングT0、T1ではゼロであ
る。そして、タイミングT2〜T10まではゼロから徐
々に1/(1−α)[V]に収束する曲線となる。この
とき、図4Cはスイッチ切換なし出力信号であり、タイ
ミングT2で1/(1−α)[V]のピーク40を有
し、タイミングT2〜T10までは徐々にゼロに収束す
る信号となる。
あり、P点の電位はタイミングT0、T1ではゼロであ
る。そして、タイミングT2〜T10まではゼロから徐
々に1/(1−α)[V]に収束する曲線となる。この
とき、図4Cはスイッチ切換なし出力信号であり、タイ
ミングT2で1/(1−α)[V]のピーク40を有
し、タイミングT2〜T10までは徐々にゼロに収束す
る信号となる。
【0035】そこで、このピーク40を無くすために、
タイミングT0〜T2まではスイッチ23およびスイッ
チ26の可動接点aを固定接点cに接続し、タイミング
T2〜T10まではスイッチ23およびスイッチ26の
可動接点aが固定接点bに接続するようにする。
タイミングT0〜T2まではスイッチ23およびスイッ
チ26の可動接点aを固定接点cに接続し、タイミング
T2〜T10まではスイッチ23およびスイッチ26の
可動接点aが固定接点bに接続するようにする。
【0036】図5Aに示すような入力信号が入力端子1
に供給されているとき、抜き取りパルス発生器3からの
図5Bに示すような抜き取りパルス信号で掛け算器2に
おいて入力信号の抜き取りが行われる。
に供給されているとき、抜き取りパルス発生器3からの
図5Bに示すような抜き取りパルス信号で掛け算器2に
おいて入力信号の抜き取りが行われる。
【0037】図5Dはスイッチ切換信号であり、図示し
ない制御部からスイッチ23およびスイッチ26の可動
接点aに供給される。このとき、タイミングT0〜T2
までは、抜き取り後の入力信号は直接、係数乗算器31
に供給される。従って、抜き取り後の入力信号は係数乗
算器31により1/(1−α)倍に増幅されて加算器3
7の加算入力に供給される。また、抜き取り後の入力信
号は係数乗算器31により1/(1−α)倍に増幅され
て加算器37の減算入力に供給される。
ない制御部からスイッチ23およびスイッチ26の可動
接点aに供給される。このとき、タイミングT0〜T2
までは、抜き取り後の入力信号は直接、係数乗算器31
に供給される。従って、抜き取り後の入力信号は係数乗
算器31により1/(1−α)倍に増幅されて加算器3
7の加算入力に供給される。また、抜き取り後の入力信
号は係数乗算器31により1/(1−α)倍に増幅され
て加算器37の減算入力に供給される。
【0038】従って、このときのP点の電位はタイミン
グT0〜T3では1/(1−α)[V]である。そし
て、出力電圧は図5Cに示すようにタイミングT0〜T
3ではゼロとなる。
グT0〜T3では1/(1−α)[V]である。そし
て、出力電圧は図5Cに示すようにタイミングT0〜T
3ではゼロとなる。
【0039】次に、タイミングT3〜T10では抜き取
り後の入力信号は加算器32に供給される。このときの
P点の電位は1/(1−α)[V]であり、出力電圧は
図5Cに示すようにタイミングT3〜T10ではゼロ
[V]を中心にした振幅51が現れる。この振幅51
は、入力信号の1[V]を中心にした振幅50に対応す
る。
り後の入力信号は加算器32に供給される。このときの
P点の電位は1/(1−α)[V]であり、出力電圧は
図5Cに示すようにタイミングT3〜T10ではゼロ
[V]を中心にした振幅51が現れる。この振幅51
は、入力信号の1[V]を中心にした振幅50に対応す
る。
【0040】このように、出力信号がピーク40を除い
てゼロ[V]に収束する場合であって、加算器37の加
算入力を示すP点の電位が1/(1−α)[V]に収束
する場合には、1/(1−α)[V]をP点および加算
器37の減算入力にプリセットすることにより、ピーク
40をなくすようにすることができる。
てゼロ[V]に収束する場合であって、加算器37の加
算入力を示すP点の電位が1/(1−α)[V]に収束
する場合には、1/(1−α)[V]をP点および加算
器37の減算入力にプリセットすることにより、ピーク
40をなくすようにすることができる。
【0041】図6は、他の実施例の信号抜き取り回路を
オートフォーカスのターゲット信号抽出に用いた撮像装
置の構成を示すブロック図である。この例の撮像装置の
構成を説明する。この例の撮像装置は、移動レンズ60
と、固定レンズ61と、CCD(チャージ カプルド
デバイス)62と、マトリックス回路63と、被写体検
出回路64と、モータ駆動回路67と、モータ68とを
有する。被写体検出回路64はHPF(ハイパスフィル
ター)65と、ピーク検出回路66とを有する。被写体
検出回路64は図示せずも図1および図3に示した掛算
器2および抜き取りパルス発生器3を有する。HPF6
5は、図1および図3に示したFIRディジタルフィル
ター4またはIIRディジタルフィルター20である。
モータ68は図示しないギヤ等を介して移動レンズ60
を被写体に対向する方向に接近または離隔させる機構を
有する。ここで、CCD62は変換手段、HPF65は
信号処理部、モータ68はフォーカスモータを構成す
る。
オートフォーカスのターゲット信号抽出に用いた撮像装
置の構成を示すブロック図である。この例の撮像装置の
構成を説明する。この例の撮像装置は、移動レンズ60
と、固定レンズ61と、CCD(チャージ カプルド
デバイス)62と、マトリックス回路63と、被写体検
出回路64と、モータ駆動回路67と、モータ68とを
有する。被写体検出回路64はHPF(ハイパスフィル
ター)65と、ピーク検出回路66とを有する。被写体
検出回路64は図示せずも図1および図3に示した掛算
器2および抜き取りパルス発生器3を有する。HPF6
5は、図1および図3に示したFIRディジタルフィル
ター4またはIIRディジタルフィルター20である。
モータ68は図示しないギヤ等を介して移動レンズ60
を被写体に対向する方向に接近または離隔させる機構を
有する。ここで、CCD62は変換手段、HPF65は
信号処理部、モータ68はフォーカスモータを構成す
る。
【0042】このように構成された撮像装置の動作を説
明する。移動レンズ60および固定レンズ61を介して
被写体の像に対応する光がCCD62に入る。CCD6
2はこの光をR(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)の映像信号に変換する。R,G,Bの映像信号はマ
トリックス回路63に供給される。マトリックス回路6
3はR,G,Bの映像信号からコンポジット信号Cを生
成する。コンポジット信号Cは被写体検出回路64のH
PF65に供給される。HPF65は、コンポジット信
号Cのうちのカットオフ周波数より高い周波数の信号を
通過させる。HPF65を通過した信号はピーク検出回
路66に供給される。ピーク検出回路66は、各ライン
毎にピーク値をホールドする。画面全部にわたってピー
ク値をホールドすることにより、被写体高域信号を検出
する。この高域信号はモータ駆動回路67に供給され
る。
明する。移動レンズ60および固定レンズ61を介して
被写体の像に対応する光がCCD62に入る。CCD6
2はこの光をR(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)の映像信号に変換する。R,G,Bの映像信号はマ
トリックス回路63に供給される。マトリックス回路6
3はR,G,Bの映像信号からコンポジット信号Cを生
成する。コンポジット信号Cは被写体検出回路64のH
PF65に供給される。HPF65は、コンポジット信
号Cのうちのカットオフ周波数より高い周波数の信号を
通過させる。HPF65を通過した信号はピーク検出回
路66に供給される。ピーク検出回路66は、各ライン
毎にピーク値をホールドする。画面全部にわたってピー
ク値をホールドすることにより、被写体高域信号を検出
する。この高域信号はモータ駆動回路67に供給され
る。
【0043】ここで、HPF65は、被写体検出信号の
タイミングに基づいて図1および図3に示したFIRデ
ィジタルフィルター4またはIIRディジタルフィルタ
ー20のスイッチを切り換えて、所定のプリセット値を
セットし、ピークを無くすようにして、出力信号をモー
タ駆動回路67に供給する。モータ駆動回路67はこの
信号に基づいてモータ駆動信号を生成し、モータ68に
供給する。モータ68はこのモータ駆動信号により移動
レンズ60を移動させて、被写体の焦点が合う位置に停
止させる。この場合、例えば、出力信号は所定値に収束
したときにゼロになるようにする。このようにして、オ
ートフォーカスのターゲット信号を出力信号として出力
することができる。
タイミングに基づいて図1および図3に示したFIRデ
ィジタルフィルター4またはIIRディジタルフィルタ
ー20のスイッチを切り換えて、所定のプリセット値を
セットし、ピークを無くすようにして、出力信号をモー
タ駆動回路67に供給する。モータ駆動回路67はこの
信号に基づいてモータ駆動信号を生成し、モータ68に
供給する。モータ68はこのモータ駆動信号により移動
レンズ60を移動させて、被写体の焦点が合う位置に停
止させる。この場合、例えば、出力信号は所定値に収束
したときにゼロになるようにする。このようにして、オ
ートフォーカスのターゲット信号を出力信号として出力
することができる。
【0044】上例では、図1および図3に示した信号抜
き取り回路のFIRディジタルフィルター4またはII
Rディジタルフィルター20をオートフォーカスのター
ゲット信号を得るために用いる例を示したが、テレビ受
像機において、映像信号に対して垂直または水平のブラ
ンキング信号をかける場合に用いるようにしても良い。
き取り回路のFIRディジタルフィルター4またはII
Rディジタルフィルター20をオートフォーカスのター
ゲット信号を得るために用いる例を示したが、テレビ受
像機において、映像信号に対して垂直または水平のブラ
ンキング信号をかける場合に用いるようにしても良い。
【0045】
【発明の効果】この発明の信号処理装置は、入力信号の
うちの所定期間を抜き取る抜き取り信号を発生する抜き
取り信号発生手段と、上記抜き取り信号により抜き取ら
れた入力信号の所定周波数帯域を取り出す帯域通過手段
とを有する信号処理装置において、上記抜き取り信号に
より入力信号の抜き取りが開始される直前の、上記入力
信号に関連した所定値をプリセットするプリセット手段
を設けたので、帯域通過手段により出力信号に現れるピ
ークをプリセット手段による所定値のプリセットにより
相殺することができ、滑らかな出力信号を得ることがで
きる。
うちの所定期間を抜き取る抜き取り信号を発生する抜き
取り信号発生手段と、上記抜き取り信号により抜き取ら
れた入力信号の所定周波数帯域を取り出す帯域通過手段
とを有する信号処理装置において、上記抜き取り信号に
より入力信号の抜き取りが開始される直前の、上記入力
信号に関連した所定値をプリセットするプリセット手段
を設けたので、帯域通過手段により出力信号に現れるピ
ークをプリセット手段による所定値のプリセットにより
相殺することができ、滑らかな出力信号を得ることがで
きる。
【0046】また、この発明の信号処理回路は、上述に
おいて、上記入力信号はディジタル信号であり、上記帯
域通過手段は有限長インパルス応答のディジタルフィル
タであるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の有
限長インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易
に帯域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセ
ット手段による所定値のプリセットにより相殺すること
ができ、滑らかな出力信号を得ることができる。
おいて、上記入力信号はディジタル信号であり、上記帯
域通過手段は有限長インパルス応答のディジタルフィル
タであるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の有
限長インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易
に帯域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセ
ット手段による所定値のプリセットにより相殺すること
ができ、滑らかな出力信号を得ることができる。
【0047】また、この発明の信号処理回路は、上述に
おいて、上記入力信号はディジタル信号であり、上記帯
域通過手段は無限長インパルス応答のディジタルフィル
タであるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の無
限長インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易
に帯域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセ
ット手段による所定値のプリセットにより相殺すること
ができ、滑らかな出力信号を得ることができる。
おいて、上記入力信号はディジタル信号であり、上記帯
域通過手段は無限長インパルス応答のディジタルフィル
タであるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の無
限長インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易
に帯域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセ
ット手段による所定値のプリセットにより相殺すること
ができ、滑らかな出力信号を得ることができる。
【0048】また、この発明の撮像装置は、レンズと、
被写体に対して上記レンズを移動して焦点を合わせるた
めのフォーカスモータと、上記レンズを通過した光を映
像信号に変換する変換手段とを有する撮像装置におい
て、上記映像信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り
信号を発生する抜き取り信号発生手段と、上記抜き取り
信号により抜き取られた映像信号の所定周波数帯域を取
り出す帯域通過手段と、上記抜き取り信号により映像信
号の抜き取りが開始される直前の、上記映像信号に関連
した所定値をプリセットするプリセット手段とを有する
信号処理部を備えたので、帯域通過手段により出力信号
に現れるピークをプリセット手段による所定値のプリセ
ットにより相殺することができ、滑らかな出力信号を得
ることができ、これにより、適切なオートフォーカスの
動作を行うことができる。
被写体に対して上記レンズを移動して焦点を合わせるた
めのフォーカスモータと、上記レンズを通過した光を映
像信号に変換する変換手段とを有する撮像装置におい
て、上記映像信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り
信号を発生する抜き取り信号発生手段と、上記抜き取り
信号により抜き取られた映像信号の所定周波数帯域を取
り出す帯域通過手段と、上記抜き取り信号により映像信
号の抜き取りが開始される直前の、上記映像信号に関連
した所定値をプリセットするプリセット手段とを有する
信号処理部を備えたので、帯域通過手段により出力信号
に現れるピークをプリセット手段による所定値のプリセ
ットにより相殺することができ、滑らかな出力信号を得
ることができ、これにより、適切なオートフォーカスの
動作を行うことができる。
【0049】また、この発明の撮像装置は、上述におい
て、上記映像信号はディジタル信号であり、上記帯域通
過手段は有限長インパルス応答のディジタルフィルタで
あるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の有限長
インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易に帯
域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセット
手段による所定値のプリセットにより相殺することがで
き、滑らかな出力信号を得ることができ、これにより、
適切なオートフォーカスの動作を行うことができる。
て、上記映像信号はディジタル信号であり、上記帯域通
過手段は有限長インパルス応答のディジタルフィルタで
あるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の有限長
インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易に帯
域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセット
手段による所定値のプリセットにより相殺することがで
き、滑らかな出力信号を得ることができ、これにより、
適切なオートフォーカスの動作を行うことができる。
【0050】また、この発明の撮像装置は、上述におい
て、上記映像信号はディジタル信号であり、上記帯域通
過手段は有限長インパルス応答のディジタルフィルタで
あるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の無限長
インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易に帯
域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセット
手段による所定値のプリセットにより相殺することがで
き、滑らかな出力信号を得ることができ、これにより、
適切なオートフォーカスの動作を行うことができる。
て、上記映像信号はディジタル信号であり、上記帯域通
過手段は有限長インパルス応答のディジタルフィルタで
あるので、ディジタル信号に対して簡単な構成の無限長
インパルス応答のディジタルフィルタを用いて容易に帯
域通過手段により出力信号に現れるピークをプリセット
手段による所定値のプリセットにより相殺することがで
き、滑らかな出力信号を得ることができ、これにより、
適切なオートフォーカスの動作を行うことができる。
【図1】この発明の一実施例のFIRディジタルフィル
ターを用いた信号抜き取り回路の構成を示すブロック図
である。
ターを用いた信号抜き取り回路の構成を示すブロック図
である。
【図2】この発明の一実施例のFIRディジタルフィル
ターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図であ
る。
ターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図であ
る。
【図3】この発明の他の実施例のIIRディジタルフィ
ルターを用いた信号抜き取り回路の構成を示すブロック
図である。
ルターを用いた信号抜き取り回路の構成を示すブロック
図である。
【図4】この発明の他の実施例のIIRディジタルフィ
ルターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図で
ある。
ルターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図で
ある。
【図5】この発明の他の実施例のIIRディジタルフィ
ルターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図で
ある。
ルターを用いた信号抜き取り回路の動作を示す波形図で
ある。
【図6】この発明の他の実施例のオートフォーカス機構
を有する撮像装置の構成を示すブロック図である。
を有する撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の信号抜き取り回路の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図8】従来の信号抜き取り回路の動作を示す波形図で
ある。
ある。
1 入力端子 2 掛算器 3 抜き取りパルス発生器 4 FIRディジタルフィルター 5 遅延器 6 遅延器 7 スイッチ 8 スイッチ 9 係数乗算器 10 係数乗算器 11 係数乗算器 12 加算器 13 出力端子 30 IIRディジタルフィルター 31 係数乗算器 32 加算器 33 スイッチ 34 遅延器 35 係数乗算器 36 スイッチ 37 加算器 38 出力端子 60 移動レンズ 61 固定レンズ 62 CCD 63 マトリックス回路 64 被写体検出回路 65 HPF 66 ピーク検出回路 67 モータ駆動回路 68 モータ
Claims (6)
- 【請求項1】 入力信号のうちの所定期間を抜き取る抜
き取り信号を発生する抜き取り信号発生手段と、 上記抜き取り信号により抜き取られた入力信号の所定周
波数帯域を取り出す帯域通過手段とを有する信号処理装
置において、 上記抜き取り信号により入力信号の抜き取りが開始され
る直前の、上記入力信号に関連した所定値をプリセット
するプリセット手段を設けたことを特徴とする信号処理
装置。 - 【請求項2】 請求項第1項記載の信号処理装置におい
て、 上記入力信号はディジタル信号であり、上記帯域通過手
段は有限長インパルス応答のディジタルフィルターであ
ることを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の信号処理装置におい
て、 上記入力信号はディジタル信号であり、上記帯域通過手
段は無限長インパルス応答のディジタルフィルターであ
ることを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項4】 レンズと、被写体に対して上記レンズを
移動して焦点を合わせるためのフォーカスモータと、上
記レンズを通過した光を映像信号に変換する変換手段と
を有する撮像装置において、 上記映像信号のうちの所定期間を抜き取る抜き取り信号
を発生する抜き取り信号発生手段と、 上記抜き取り信号により抜き取られた映像信号の所定周
波数帯域を取り出す帯域通過手段と、 上記抜き取り信号により映像信号の抜き取りが開始され
る直前の、上記映像信号に関連した所定値をプリセット
するプリセット手段とを有する信号処理部を備えたこと
を特徴とする撮像装置。 - 【請求項5】 請求項第4項記載の撮像装置において、 上記映像信号はディジタル信号であり、上記帯域通過手
段は有限長インパルス応答のディジタルフィルターであ
ることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項6】 請求項第4項記載の撮像装置において、 上記映像信号はディジタル信号であり、上記帯域通過手
段は無限長インパルス応答のディジタルフィルターであ
ることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193483A JPH0946551A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 信号処理装置および撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193483A JPH0946551A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 信号処理装置および撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946551A true JPH0946551A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16308789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7193483A Pending JPH0946551A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 信号処理装置および撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0946551A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7099907B1 (en) | 1999-11-04 | 2006-08-29 | Nec Corp. | Fir filter and ramp-up/-down control circuit using the same |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP7193483A patent/JPH0946551A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7099907B1 (en) | 1999-11-04 | 2006-08-29 | Nec Corp. | Fir filter and ramp-up/-down control circuit using the same |
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