JPH0945853A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0945853A
JPH0945853A JP19003195A JP19003195A JPH0945853A JP H0945853 A JPH0945853 A JP H0945853A JP 19003195 A JP19003195 A JP 19003195A JP 19003195 A JP19003195 A JP 19003195A JP H0945853 A JPH0945853 A JP H0945853A
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JP
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JP19003195A
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English (en)
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Ikuo Kurachi
郁生 倉知
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護素子の積み重ね(スタック化)を行うこ
とにより、保護素子全体の面積の縮小化を図ることがで
きる半導体装置を提供する。 【構成】入出力回路に保護用素子を具備する半導体装置
において、P型Si基板11上に形成されるN型ウェル
12と、このN型ウェル12内に形成されるP型ウェル
13と、このP型ウェル13内に形成される第1及び第
2の保護用N型MOSFET14,15と、第1及び第
2の保護用N型MOSFETのドレイン14c,15c
となるN+ 拡散層が接続される入出力端子16と、前記
第1及び第2の保護用N型MOSFETのドレイン14
c,15cとなるN+ 拡散層/前記P型ウェル13/前
記N型ウェル12からなる保護用NPN型バイポーラト
ランジスタ17とを有し、前記第1の保護用N型MOS
FETのソース14bとなるN+ 拡散層をグランド電位
Vssに接続し、かつ前記第2の保護用N型MOSFE
Tのソース15bとなるN+ 拡散層を電源電圧電位Vc
cに接続し、前記P型ウェル13をグランド電位Vss
に、N型ウェル12を電源電圧電位Vccに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置における静
電保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、以下に示されるようなものがあった。一般に、
従来の半導体装置において、半導体装置の取扱い、もし
くは、プリント基板への実装時等に発生する静電気が、
入出力ピンに注入され、その静電気による半導体装置の
破壊を防止するために保護素子を備えている。
【0003】MOSFET型保護素子を用いた場合、す
なわち、図3に示すように、従来、3つのMOSFET
型保護素子で構成されている。これは、保護MOSFE
T1により入出力パッド4に、グランド電位Vssに対
し正の静電気が印加されたときの保護を行う。保護MO
SFET2により、電源電圧電位Vccに対し正の静電
気が印加されたときの保護を行う。保護MOSFET3
により、電源電圧電位Vccに対し負の静電気が印加さ
れたときの保護の役目をしている。なお、5は入出力回
路である。
【0004】また一般に、グランド電位Vssに対し、
負の静電気が印加されたときは、保護素子は、通常NM
OS型のため入出力部のN+ とP(グランド電位Vs
s)間の順方向ダイオードで電流を流している。以上の
ように、入出力パッド4に対し、電源電圧電位Vcc、
グランド電位Vss、正負どちらにも保護回路が構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、保護素子は3個必要となり、また、
1つのMOS型保護素子は、保護できる耐量を確保する
ため、ある程度の面積が必要となり、半導体装置の微細
化という点では不利であった。本発明は、上記問題点を
除去し、保護素子の積み重ね(スタック化)を行うこと
により、保護素子全体の面積の縮小化を図ることができ
る半導体装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕入出力回路に保護用素子を具備する半導体装置に
おいて、P型半導体基板(11)上に形成されるN型ウ
ェル(12)と、このN型ウェル(12)内に形成され
るP型ウェル(13)と、このP型ウェル(13)内に
形成される第1及び第2の保護用N型MOSFET(1
4,15)と、この第1及び第2の保護用N型MOSF
ETのドレイン(14c,15c)となるN+ 拡散層が
接続される入出力端子(16)と、前記第1及び第2の
保護用N型MOSFETのドレイン(14c,15c)
となるN+ 拡散層/前記P型ウェル13/前記N型ウェ
ル12から構成される保護用NPN型バイポーラトラン
ジスタ(17)とを有し、前記第1の保護用N型MOS
FETのソース(14b)となるN+ 拡散層をグランド
電位Vssに接続し、かつ前記第2の保護用N型MOS
FETのソース(15b)となるN+ 拡散層を電源電圧
電位Vccに接続し、前記P型ウェル(13)をグラン
ド電位Vssに、N型ウェル(12)を電源電圧電位V
ccに接続するようにしたものである。
【0007】〔2〕入出力回路に保護用素子を具備する
半導体装置において、P型半導体基板(21)上に形成
されるN型ウェル(22)と、このN型ウェル(22)
内に形成されるP型ウェル(23)と、このP型ウェル
(23)内に形成される保護用N型MOSFET(2
4)と、前記P型ウェル(23)が形成されている領域
以外の前記N型ウェル(22)に形成される保護用P型
MOSFET(25)と、前記保護用N型MOSFET
のドレイン(24c)となるN+ 拡散層及び前記保護用
P型MOSFETのドレイン(25c)となるP+ 拡散
層が接続される入出力端子(26)と、前記保護用N型
MOSFETのドレイン(24c)となるN+ 拡散層/
前記P型ウェル(23)/前記N型ウェル(22)から
構成される保護用NPN型バイポーラトランジスタ(2
7)とを有し、前記保護用N型MOSFETのソース
(24b)となるN+ 拡散層をグランド電位Vssに接
続し、前記保護用P型MOSFETのソース(25b)
となるP+ 拡散層を電源電圧電位Vccに接続し、前記
P型ウェル(23)をグランド電位Vssに、前記N型
ウェル(22)を電源電圧電位Vccに接続するように
したものである。
【0008】〔3〕入出力回路に保護用素子を具備する
半導体装置において、P型半導体基板(31)上に形成
されるN型ウェル(32)と、このN型ウェル(32)
内に形成されるP型ウェル(33)と、このP型ウェル
(33)内に形成される保護用N型MOSFET(3
4)と、前記N型ウェル(32)中に形成されP+ 拡散
層(35a)/N型ウェル(32)からなる保護用接合
ダイオード(35)と、前記保護用N型MOSFETの
ドレイン(34c)となるN+ 拡散層及び前記N型ウェ
ル(32)に形成されるP+ 拡散層(35a)が接続さ
れる入出力端子(36)と、前記保護用N型MOSFE
Tのドレイン(34c)となるN+ 拡散層/前記P型ウ
ェル(33)/前記N型ウェル(32)から構成される
保護用NPN型バイポーラトランジスタ(37)とを有
し、前記保護用N型MOSFETのソース(34b)と
なるN+ 拡散層(34b)をグランド電位Vssに接続
し、前記P型ウェル(33)をグランド電位Vssに、
前記N型ウェル(32)を電源電圧電位Vccに接続す
るようにしたものである。
【0009】〔4〕入出力回路に保護用素子を具備する
半導体装置において、P型半導体基板(41)上に形成
されるN型ウェル(42)と、このN型ウェル(42)
内に形成されるP型ウェル(43)と、このP型ウェル
に形成されるN+ 拡散層(44a)及び前記N型ウェル
(42)に形成されるP+ 拡散層(45a)が接続され
る入出力端子(46)と、前記P型ウェル(43)に形
成されるN+ 拡散層(44a)/P型ウェル(43)か
らなる第1の保護用接合ダイオード(44)と、前記N
型ウェル(42)中に形成されP+ 拡散層(45a)/
N型ウェル(42)からなる第2の保護用接合ダイオー
ド(45)と、前記P型ウェル(43)内に形成される
+ 拡散層(44a)/前記P型ウェル(43)/前記
N型ウェル(42)から構成される保護用NPN型バイ
ポーラトランジスタ(47)とを有し、前記P型ウェル
(43)をグランド電位Vssに、前記N型ウェル(4
2)を電源電圧電位Vccに接続するようにしたもので
ある。
【0010】
【作用】
〔1〕請求項1記載の入出力回路に保護用素子を具備す
る半導体装置によれば、第1の保護用N型MOSFET
及び第2の保護用N型MOSFETの下部に、保護用N
PN型バイポーラトランジスタが形成されるため、従来
のものに比して占有面積を低減することができ、保護回
路全体の面積が縮小されるため、半導体装置の面積の縮
小が可能となる。
【0011】また、保護用MOSFETがP型半導体基
板とNウェルで完全に分離されたPウェル中に形成され
ているため、例えば、DRAM等で用いている基板電位
発生回路を用いてP型半導体基板に基板電位が供給され
ていたとしても、注入された静電気は、P型半導体基板
には注入されず、全てグランド電位Vssもしくは電源
電圧電位Vccへ流れるため、P型半導体基板を介して
の出力MOSFETへの影響は抑制される。
【0012】〔2〕請求項2記載の入出力回路に保護用
素子を具備する半導体装置によれば、N+ 拡散層/Pウ
ェル/Nウェルの保護用NPN型バイポーラトランジス
タ上に保護用N型MOSFETを構成するようにしたの
で、保護素子面積を縮小するとが可能となる。かつ、電
源電圧電位Vccに対しての入出力パッドへの静電気保
護に保護用P型MOSFETを形成するようにしたの
で、対電源電圧電位Vccの静電気耐量のさらなる改善
が見込まれる。
【0013】〔3〕請求項3記載の入出力回路に保護用
素子を具備する半導体装置によれば、N+ 拡散層/Pウ
ェル/Nウェルの保護用NPN型バイポーラトランジス
タ上に保護用N型MOSFETを構成するようにしたの
で、保護素子面積を縮小することが可能であり、かつ、
電源電圧電位Vccに対する静電気保護素子がP+ 拡散
層/Nウェルの保護用接合ダイオードだけで構成するこ
とができるため、さらなる面積の縮小が可能である。
【0014】〔4〕請求項4記載の入出力回路に保護用
素子を具備する半導体装置によれば、N+ 拡散層/Pウ
ェル/Nウェルの保護用NPN型バイポーラトランジス
タ上にN+ 拡散層/Pウェルの保護用接合ダイオードを
構成するようにしたので、保護素子面積を縮小すること
が可能となる。また、保護素子としてN+ 拡散層/Pウ
ェル及びP+ 拡散層/Nウェルの保護用接合ダイオード
を形成するようにしたので、MOSFET型保護素子に
比較し、ゲートを形成する必要がなく、そのため保護素
子面積をより縮小することが可能である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1実施例を示す半導
体装置の模式的断面図、図2はその半導体装置の等価回
路図である。図1に示すように、P型Si基板11上に
Nウェル12を形成し、そのNウェル12中にPウェル
13を形成し、そのPウェル13中に保護用N型MOS
FET14及び15を形成している。
【0016】保護用N型MOSFET14のゲート14
aとソース14bはグランド電位Vssに、ドレイン1
4cは入出力パッド16に接続されており、バックゲー
トとなるPウェル13は、P+ 拡散層13aを介してグ
ランド電位Vssに接続し、Pウェル13下部のNウェ
ル12はN+ 拡散層12aを介して電源電圧電位Vcc
に接続し、P型Si基板11はP+ 拡散層11aを介し
てグランド電位Vssもしくは、基板電位Vbbに接続
されている。保護用MOSFET15のソース15bは
電源電圧電位Vccに、ゲート15aはグランド電位V
ssに、ドレイン15cは入出力パッド16に接続され
ている。19はフィールド酸化膜である。
【0017】この構造の等価回路は、図2に示すよう
に、N+ 拡散層/Pウェル/Nウェルで構成される保護
用NPN型バイポーラTr17と、電源電圧電位Vcc
側とグランド電位Vss側に接続された保護用N型MO
SFET14,15とで構成される。以下、この半導体
装置(保護素子)の動作について説明する。
【0018】入出力パッド16に、グランド電位Vss
に対し正の静電気が印加された場合、保護用N型MOS
FET14のドレイン電位が、そのソース・ドレイン間
耐圧を超え、バイポーラ動作し、静電気はグランド電位
Vss側に流れ、保護されるべき入出力回路(入出力素
子)18への静電気の注入を抑制している。また、入出
力パッド16に、グランド電位Vssに対し負の静電気
が印加された場合、入出力パッド16に接続されたN+
とグランド電位Vssに接続されたPウェル13は順方
向のバイアス印加と等しいため、このN+ /Pダイオー
ドの順方向電流によって静電気が消費され、入出力回路
18を保護する。
【0019】次に、入出力パッド16に、電源電圧電位
Vccに対し正の静電気が印加された場合、保護用MO
SFET15のソースに対するドレイン電位が、そのソ
ース・ドレイン間耐圧を超えバイポーラ動作し、静電気
は、電源電圧電位Vcc側へ消費され入出力回路18を
保護する。また、入出力パッド16に、電源電圧電位V
ccに対し負の静電気が印加された場合、静電はサージ
であるため、通常電源電圧電位Vcc−グランド電位V
ss間には大きな容量があり、これにより、グランド電
位Vssは、入出力パッド16の電位に対し上昇し、保
護用NPN型バイポーラTr17のベース・エミッタ
間、つまり、グランド電位Vss−入出力パッド間16
にベース電流が流れ、それにより保護用NPN型バイポ
ーラTr17はオンし、コレクタ電流が流れるため、入
出力パッド16に注入された負の静電気は、電源電圧電
位Vcc側へ保護用NPN型バイポーラTr17を介し
流れるため、入出力回路18は保護される。
【0020】また、この実施例では、入出力パッド16
に対し負の静電気が印加され、電源電圧電位Vccと入
出力パッド16間電圧が、保護用N型MOSFET15
のソース・ドレイン間耐圧を超えると、電源電圧電位V
ccからPウェル13へ電流が流入し、実効のPウェル
電位をグランド電位Vss電位から正へシフトさせ、N
+ /Pウェル接合が順方向バイアスとなり、電流が流
れ、これが保護用NPN型バイポーラTr17のベース
電流となるため、電源電圧電位Vccに接続されたNウ
ェル12から入出力パッド(N+ )16へコレクタ電流
が流れ、静電気を消費する。つまり、保護用N型MOS
FET15は保護用NPN型バイポーラTr17のベー
ス電流のトリガ源ともなっている。
【0021】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図4は本発明の第2実施例を示す半導体装置(保護
素子)の模式的断面図であり、図5はその半導体装置
(保護素子)の等価回路図である。図4に示すように、
P型Si基板21上にNウェル22を形成し、保護用N
型MOSFET24が形成される位置にのみPウェル2
3を形成し、保護用N型MOSFET24をPウェル2
3上に形成している。また、このPウェル23を形成し
ていないNウェル22中に保護用P型MOSFET25
を形成する構造となっている。保護用N型MOSFET
24のゲート24aとソース24bは、グランド電位V
ssに、ドレイン24cは入出力パッド26に接続され
ている。
【0022】また、保護用P型MOSFET25のゲー
ト25aとソース25bは電源電圧電位Vccに、ドレ
イン25cは入出力パッド26に接続されている。保護
用N型MOSFET24のバックゲートとなるPウェル
23は、P+ 拡散層30a,30bを介してグランド電
位Vssに、このPウェル23を包みかつ、保護用P型
MOSFET25のバックゲートとなるNウェル22
は、N+ 拡散層30c,30dを介して電源電圧電位V
ccに接続されている。P型Si基板21はP+拡散層
30e,30fを介し、グランド電位Vssもしくは基
板電位Vbbに接続されている。なお、29はフィール
ド酸化膜である。
【0023】この半導体装置の等価回路は、図5に示す
ように、保護素子はN+ 拡散層24c/Pウェル23/
Nウェル22で構成されるNPN型の保護用バイポーラ
Tr27と、Pウェル23中に構成される保護用N型M
OSFET24とNウェル23中に構成される保護用P
型MOSFET25で構成される。以下、この第2実施
例の半導体装置(保護素子)の動作について説明する。
【0024】入出力パッド26に、グランド電位Vss
に対し正もしくは負の静電気が印加された場合は、第1
実施例で説明した様に、保護用N型MOSFET24を
介して静電気をグランド電位Vss側へ流すため、入出
力回路28は保護される。次に、入出力パッド26に、
電源電圧電位Vccに対し正の静電気が印加された場
合、保護用P型MOSFET25のドレインであるP+
拡散層25cと電源電圧電位Vccと接続されているN
ウェル22が、P+ 拡散層25c/Nウェル22接合の
順方向バイアスとなるため、この接合ダイオードを介
し、静電気は電源電圧電位Vcc側へ流れ、入出力回路
28は保護される。
【0025】また、電源電圧電位Vccに対し負の静電
気が印加された場合は、第1実施例と同様に保護用NP
N型バイポーラTr27により、電源電圧電位Vcc側
へ流れるが、この実施例においては、また保護用P型M
OSFET25のソース・ドレイン間でも、バイポーラ
動作により電流が流れるため、さらなる静電耐量の改善
が見込まれる。
【0026】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図6は本発明の第3実施例を示す半導体装置(保護
素子)の模式的断面図であり、図7はその半導体装置
(保護素子)の等価回路図である。図6に示すように、
P型Si基板31上にNウェル32を形成し、保護用N
型MOSFET34が形成される位置にのみPウェル3
3を形成し、保護用N型MOSFET34をPウェル3
3上に形成している。
【0027】また、このPウェル33を形成していない
Nウェル32中にP+ 拡散層35aを形成し、このP+
拡散層35a/Nウェル32の保護用接合ダイオード3
5を得る構造にしている。保護用N型MOSFET34
のゲート34aとソース34bはグランド電位Vss
に、ドレイン34cは入出力パッド36に接続されてお
り、また、保護用接合ダイオード35のP+ 拡散層35
aは入出力パッド36に接続されている。保護用N型M
OSFET34のバックゲートとなるPウェル33は、
+ 拡散層40aを介してグランド電位Vssに、この
Pウェル33を包み、かつ保護用接合ダイオード35の
片方の電極となるNウェル32は、N+ 拡散層40b,
40cを介して電源電圧電位Vccに接続されている。
【0028】P型Si基板31は、またP+ 拡散層40
d,40eを介してグランド電位Vssもしくは基板電
位Vbbに接続されている。なお、39はフィールド酸
化膜である。図7から明らかなように、この半導体装置
の等価回路は、N+ 拡散層34c/Pウェル33/Nウ
ェル32からなるNPN型の保護用バイポーラTr37
と、Pウェル33中に構成される保護用N型MOSFE
T34と、Nウェル32中に構成される保護用接合ダイ
オード35で構成されている。
【0029】以下、この第3実施例の半導体装置(保護
素子)の動作について説明する。入出力パッド36にグ
ランド電位Vssに対し、正もしくは負の静電気が印加
された場合は、第1実施例で説明したように、保護用N
型MOSFET34を介して静電気をグランド電位Vs
s側へ流すため入出力回路38は保護される。次に、入
出力パッド36に、電源電圧電位Vccに対し正の静電
気が印加された場合、保護用接合ダイオード35に順方
向にバイアスが印加されるため、順方向電流として電源
電圧電位Vcc側へ電荷は流れるので入出力回路38は
保護される。
【0030】また、電源電圧電位Vccに対し負の静電
気が印加された場合は、第1実施例で説明したように、
保護用NPN型バイポーラTr37により、電源電圧電
位Vcc側へ流れるため、入出力回路38は保護され
る。次に、本発明の第4実施例について説明する。図8
は本発明の第4実施例を示す半導体装置(保護素子)の
模式的断面図であり、図9はその半導体装置(保護素
子)の等価回路図である。
【0031】図8に示すように、P型Si基板41上に
Nウェル42を形成し、N+ 拡散層44a/Pウェル4
3からなる保護用接合ダイオード44が形成される位置
にのみPウェル43を形成し、N+ 拡散層44a/Pウ
ェル43からなる保護用接合ダイオード44を形成して
いる。また、上記Pウェル43を形成していないNウェ
ル42に、P+ 拡散層45a/Nウェル42からなる保
護用接合ダイオード45を形成している。
【0032】保護用接合ダイオード44のN+ 拡散層4
4a及び保護用接合ダイオード45のP+ 拡散層45a
は入出力パッド46に接続されており、Pウェル43は
+拡散層50a,50bを介してグランド電位Vss
に、Nウェル42はN+ 拡散層50c,50dを介して
電源電圧電位Vccに接続されている。P型Si基板4
1は、またP+ 拡散層50e,50fを介してグランド
電位Vssもしくは基板電位Vbbに接続されている。
【0033】この半導体装置の等価回路は、図9に示す
ように、N+ 拡散層44a/Pウェル43/Nウェル4
2で構成される保護用NPN型バイポーラTr47とP
ウェル43中に構成されるN+ 拡散層44a/Pウェル
43からなる保護用接合ダイオード44及びNウェル4
2中に構成されるP+ 拡散層45a/Nウェル42から
なる保護用接合ダイオード45で構成される。
【0034】以下、この第4実施例の半導体装置(保護
素子)の動作について説明する。入出力パッド46に、
グランド電位Vssに対して正の静電気が印加された場
合、保護用接合ダイオード44の逆方向バイアスの耐圧
を入出力パッド46のグランド電位Vssに対する電位
が超えると、保護用接合ダイオード44のアバランシェ
降状もしくはツェナー降状により、入出力パッド46か
らグランド電位Vssへ印加された電荷が流れることで
入出力回路48を保護している。このとき保護用接合ダ
イオード45の逆方向耐圧は、入出力回路の耐圧よりも
十分に低く、設定しなければならないが、この耐圧の設
定はPウェル濃度をある程度高くすることで可能であ
る。
【0035】次に、グランド電位Vssに対して負の静
電気が印加された場合、保護用接合ダイオード44は順
方向バイアスとなるため静電気はグランド電位Vssへ
流れ入出力回路48は保護される。電源電圧電位Vcc
に対して正の静電気が印加された場合は、第3実施例で
説明したように電源電圧電位Vcc側へ静電気は流れ、
電源電圧電位Vccに対して負の静電気の場合も第1実
施例で説明したように保護用NPN型バイポーラTr4
7を介して電源電圧電位Vcc側へ流れ、入出力回路4
8は保護される。
【0036】なお、上記実施例ではSi半導体に適用し
た例を説明したが、化合物半導体装置への適用も可能で
ある。また、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であ
り、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、第1の保護用MO
SFET及び第2の保護用MOSFETの下部に、保護
用NPN型バイポーラトランジスタが形成されるため、
従来のものに比して占有面積を低減することができ、保
護回路全体の面積が縮小されるため、半導体装置の面積
の縮小が可能となる。
【0038】また、保護用MOSFETがP型半導体基
板とNウェルで完全に分離されたPウェル中に形成され
ているため、例えば、DRAM等で用いている基板電位
発生回路を用いてP型半導体基板に基板電位が供給され
ていたとしても、注入された静電気は、P型半導体基板
には注入されず、全てグランド電位Vssもしくは電源
電圧電位Vccへ流れるため、P型半導体基板を介して
の出力MOSFETへの影響は抑制される。
【0039】(2)請求項2記載の発明によれば、N+
拡散層/Pウェル/Nウェルの保護用NPN型バイポー
ラトランジスタ上に保護用N型MOSFETを構成する
ようにしたので、保護素子面積を縮小するとが可能とな
る。かつ、電源電圧電位Vccに対しての入出力パッド
への静電気保護に保護用P型MOSFETを形成するよ
うにしたので、対電源電圧電位Vccの静電気耐量のさ
らなる改善が見込まれる。
【0040】(3)請求項3記載の発明によれば、N+
拡散層/Pウェル/Nウェルの保護用NPN型バイポー
ラトランジスタ上に保護用N型MOSFETを構成する
ようにしたので、保護素子面積を縮小することが可能で
あり、かつ、電源電圧電位Vccに対する静電気保護素
子がP+ 拡散層/Nウェルの保護用接合ダイオードだけ
で構成することができるため、さらなる面積の縮小が可
能である。
【0041】(4)請求項4記載の発明によれば、N+
拡散層/Pウェル/Nウェルの保護用NPN型バイポー
ラトランジスタ上にN+ 拡散層/Pウェルの保護用接合
ダイオードを構成するようにしたので、保護素子面積を
縮小することが可能となる。また、保護素子としてN+
拡散層/Pウェル及びP+ 拡散層/Nウェルの保護用接
合ダイオードを形成するようにしたので、MOSFET
型保護素子に比較し、ゲートを形成する必要がなく、そ
のため保護素子面積をより縮小することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す半導体装置の模式的
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す半導体装置の等価回
路図である。
【図3】従来の半導体装置の等価回路図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す半導体装置の模式的
断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す半導体装置の等価回
路図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す半導体装置の模式的
断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す半導体装置の等価回
路図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す半導体装置の模式的
断面図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す半導体装置の等価回
路図である。
【符号の説明】
11,21,31,41 P型Si基板 11a,13a,25c,30a,30b,30e,3
0f,35a,40a,40d,40e,45a,50
a,50b,50e,50f P+ 拡散層 12,22,32,42 Nウェル 12a N+ 拡散層 13,23,33,43 Pウェル(P+ 拡散層) 14,15,24,34 保護用N型MOSFET 14a,15a,24a,25a,34a ゲート 14b,15b,24b,25b,34b ソース 14c,15c,24c,25c,34c ドレイン
(N+ 拡散層) 16,26,36,46 入出力パッド 17,27,37,47 保護用NPN型バイポーラ
Tr 18,28,38,48 入出力回路(入出力素子) 19 フィールド酸化膜 25 保護用P型MOSFET 30c,30d,40b,40c,44a,50c,5
0d N+ 拡散層 35,44,45 保護用接合ダイオード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力回路に保護用素子を具備する半導
    体装置において、(a)P型半導体基板上に形成される
    N型ウェルと、(b)該N型ウェル内に形成されるP型
    ウェルと、(c)該P型ウェル内に形成される第1及び
    第2の保護用N型MOSFETと、(d)該第1及び第
    2の保護用N型MOSFETのドレインとなるN+ 拡散
    層が接続される入出力端子と、(e)前記第1及び第2
    の保護用N型MOSFETのドレインとなるN+ 拡散層
    /前記P型ウェル/前記N型ウェルから構成される保護
    用NPN型バイポーラトランジスタとを有し、(f)前
    記第1の保護用N型MOSFETのソースとなるN+
    散層をグランド電位Vssに接続し、かつ、前記第2の
    保護用N型MOSFETのソースとなるN+ 拡散層を電
    源電圧電位Vccに接続し、前記P型ウェルをグランド
    電位Vssに、N型ウェルを電源電圧電位Vccに接続
    するようにしたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 入出力回路に保護用素子を具備する半導
    体装置において、(a)P型半導体基板上に形成される
    N型ウェルと、(b)該N型ウェル内に形成されるP型
    ウェルと、(c)該P型ウェル内に形成される保護用N
    型MOSFETと、(d)前記P型ウェルが形成されて
    いる領域以外の前記N型ウェルに形成される保護用P型
    MOSFETと、(e)前記保護用N型MOSFETの
    ドレインとなるN+ 拡散層、及び前記保護用P型MOS
    FETのドレインとなるP+ 拡散層が接続される入出力
    端子と、(f)前記保護用N型MOSFETのドレイン
    となるN+ 拡散層/前記P型ウェル/前記N型ウェルか
    ら構成される保護用NPN型バイポーラトランジスタと
    を有し、(g)前記保護用N型MOSFETのソースと
    なるN+ 拡散層をグランド電位Vssに接続し、前記保
    護用P型MOSFETのソースとなるP+ 拡散層を電源
    電圧電位Vccに接続し、前記P型ウェルをグランド電
    位Vssに、前記N型ウェルを電源電圧電位Vccに接
    続するようにしたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 入出力回路に保護用素子を具備する半導
    体装置において、(a)P型半導体基板上に形成される
    N型ウェルと、(b)該N型ウェル内に形成されるP型
    ウェルと、(c)該P型ウェル内に形成される保護用N
    型MOSFETと、(d)前記N型ウェル中に形成され
    + 拡散層/N型ウェルからなる保護用接合ダイオード
    と、(e)前記保護用N型MOSFETのドレインとな
    るN+ 拡散層及び前記N型ウェルに形成されるP+ 拡散
    層が接続される入出力端子と、(f)前記保護用N型M
    OSFETのドレインとなるN+ 拡散層/前記P型ウェ
    ル/前記N型ウェルから構成される保護用NPN型バイ
    ポーラトランジスタとを有し、(g)前記保護用N型M
    OSFETのソースとなるN+ 拡散層をグランド電位V
    ssに接続し、前記P型ウェルをグランド電位Vss
    に、前記N型ウェルを電源電圧電位Vccに接続するよ
    うにしたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 入出力回路に保護用素子を具備する半導
    体装置において、(a)P型半導体基板上に形成される
    N型ウェルと、(b)該N型ウェル内に形成されるP型
    ウェルと、(c)前記P型ウェルに形成されるN+ 拡散
    層及び前記N型ウェルに形成されるP+ 拡散層が接続さ
    れる入出力端子と、(d)前記P型ウェルに形成される
    + 拡散層/P型ウェルからなる第1の保護用接合ダイ
    オードと、(e)前記N型ウェル中に形成されP+ 拡散
    層/N型ウェルからなる第2の保護用接合ダイオード
    と、(f)前記P型ウェルに形成されるN+ 拡散層/前
    記P型ウェル/前記N型ウェルから構成される保護用N
    PN型バイポーラトランジスタとを有し、(g)前記P
    型ウェルをグランド電位Vssに、前記N型ウェルを電
    源電圧電位Vccに接続するようにしたことを特徴とす
    る半導体装置。
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