JPH094538A - 燃料ポンプ装置 - Google Patents

燃料ポンプ装置

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JPH094538A
JPH094538A JP7157638A JP15763895A JPH094538A JP H094538 A JPH094538 A JP H094538A JP 7157638 A JP7157638 A JP 7157638A JP 15763895 A JP15763895 A JP 15763895A JP H094538 A JPH094538 A JP H094538A
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D9/00Priming; Preventing vapour lock
    • F04D9/001Preventing vapour lock
    • F04D9/002Preventing vapour lock by means in the very pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/669Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for liquid pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベイパー混入燃料の放出速度を低速にするこ
とにより、騒音及び振動の低減を図る。 【構成】 ポンプ室から燃料タンクの内部空間へ連通す
るベイパー逃し孔50を有する燃料ポンプ装置におい
て、ベイパー逃し孔50を通って排出されるベイパー混
入燃料を導出するベイパー導出通路65を設け、そのベ
イパー導出通路65の途中に燃料タンクの内部空間に開
口するベイパー吐出口67を連通し、ベイパー導出通路
65の後半部分に袋状部65aを設ける。ベイパー混入
燃料がベイパー導出通路65の袋状部65a内で行き止
まることによってそのベイパー混入燃料の流速が低下さ
せられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車に用い
られる燃料ポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料ポンプ装置について図6〜図
9を参照して説明する。燃料ポンプ装置の側断面図を示
した図6及びその底面図を示した図7において、燃料ポ
ンプ装置2は、円筒状の金属製ハウジング8と、このハ
ウジング8の上部に配置されたモーター部10と、ハウ
ジング8の下部にアルミニウムダイカスト製カバー部材
12を介して配置されたポンプ部14とから構成されて
いる。この燃料ポンプ装置2は、燃料タンク(図示省
略)内へ金属製ブラケット6を介してほぼ垂直状に取り
付けられる。
【0003】ポンプ部14について詳述すると、モータ
ー部10を構成する電動モーターの回転子16の駆動軸
18がカバー部材12の中央部に形成された孔に挿通さ
れている。この駆動軸18には、この駆動軸18と共に
回転する第1インペラ20及び第2インペラ22が取り
付けられている。これらインペラ20,22は、合成樹
脂製でその外周縁部に沿って複数の羽根溝としての切欠
部(符号省略)を有している。またハウジング8の下部
には、インペラ20,22を収容するためのカバー部材
12、アルミニウムダイカスト製固定プレート28及び
ハウジングボデー26がハウジング8の下端縁をかしめ
ることによって固定されている。
【0004】図から明らかなように、カバー部材12、
固定プレート28及びハウジングボデー26は、それぞ
れインペラ20,22の外周部に沿うほぼC字形状の第
1ポンプ室42及び第2ポンプ室44を形成している。
両ポンプ室42,44は、固定プレート28に形成され
た貫通孔(図示せず)を通じて連通されている。さら
に、第2ポンプ室44はカバー部材12に形成されたア
ウトレットポート46を通じてハウジング8内へ連通さ
れ、第1ポンプ室42はハウジングボデー26に形成さ
れたインレットポート48を通じて燃料タンク内へ連通
されている。このインレットポート48には燃料フィル
ター31が接続されている。
【0005】燃料ポンプ装置2の一部破断底面図を示し
た図8及びハウジングボデー26の側断面図を示した図
9において、ハウジングボデー26には、前記第1ポン
プ室42へ連通する小径のベイパー逃し孔50が形成さ
れている。このベイパー逃し孔50は前記第1ポンプ室
42内を流れる燃料中のベイパーを除去するためのもの
で、インレットポート48に対して所定角度離れた位置
にてドリル等により孔あけされている。また、ハウジン
グボデー26のベイパー逃し孔50の形成部位の出口側
にはチャンバ62が形成されている。このチャンバ62
は、ベイパー逃し孔50の孔径よりも大きな孔径でドリ
ル等により孔あけされた凹孔52の下端開口をその凹孔
52に圧入等によって嵌着した金属製あるいは樹脂製の
蓋板53によって閉塞することによって形成されてい
る。
【0006】更にハウジングボデー26の側面には、前
記チャンバ62の壁面を半径方向に貫通するすなわちベ
イパー逃し孔50に対してほぼ直角を成す小径の絞り孔
60がドリル等による孔あけによって形成されている。
従ってチャンバ62は絞り孔60を通じて燃料タンク内
へ開口している。また前記ハウジングボデー26の下部
には図6に示すようにゴム製のクッション材54が介装
された状態で、燃料ポンプ装置2はブラケット6に取り
付けられる。このクッション材54は、燃料ポンプ装置
2の振動がブラケット6に伝達することを防止する。
【0007】次に、上記のように構成された燃料ポンプ
装置2の作用について説明する。モータ部10の駆動に
よってインペラ20,22が回転すると、第1ポンプ室
42内の燃料が昇圧され、固定プレート28に形成され
た貫通孔を通って第2ポンプ室44に導かれる。この燃
料は第2ポンプ室44内でさらに昇圧される。以上のイ
ンペラ20,22による2段階の昇圧作用により、燃料
はインレットポート48から吸入され、両ポンプ室4
2,44を経てアウトレットポート46からハウジング
8内へと圧送される。
【0008】この場合において、燃料タンク内の温度の
上昇によって発生したベイパーや燃料吸入作用により発
生したベイパーは、ベイパー混入燃料としてハウジング
ボデー26のベイパー逃し孔50を通ってチャンバ62
内へ導かれた後、絞り孔60を通って燃料タンク内へ放
出される。これにより、ハウジング8からエンジン(図
示せず)へ送られる燃料のベイパー含有率も必然的に低
くなり、いわゆるベイパーロック現象が防止されるので
ある。なお前記のような燃料ポンプ装置には、例えば同
一出願人が先に提案した実公平6−14073号公報に
開示されたものがある。また前記燃料ポンプ装置2の燃
料タンク内に対する設置については、前記実公平6−1
4073号公報のものと同様であるためその説明は省略
した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た燃料ポンプ装置においては、ベイパー混入燃料がベイ
パー逃し孔50、チャンバ62を通って絞り孔60から
燃料タンク内の燃料中に勢いよく放出される(図8及び
図9中、矢印参照)。これは高圧のポンプ室42内部と
低圧の燃料タンク内部との圧力差が大きいことに加え、
絞り孔60が燃料タンク内に対して開放されているた
め、高圧のベイパー混入燃料が低圧の燃料タンク内へ放
出されるためと考えられる。また、ポンプの作動電圧の
変動等に起因するポンプ室42内部の圧力変動により、
放出されるベイパー混入燃料の圧力が変動することもそ
の一因と考えられる。
【0010】したがって燃料タンク内の燃料中にベイパ
ー混入燃料が勢いよく放出すなわち噴出されることによ
り噴出音が発生する。さらにはベイパー混入燃料がブラ
ケット6に当たったり、あるいは燃料ポンプ装置2及び
燃料フイルター31を収容しているサブタンクの壁面に
当たったりすることも、騒音や振動の発生原因と考えら
れる。
【0011】本発明が解決しようとする技術的課題は、
ベイパー混入燃料の放出速度を低速にすることにより、
騒音及び振動の低減を図ることのできる燃料ポンプ装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、ポンプ室から燃料タンクの内部空間へ連
通するベイパー逃し孔を有する燃料ポンプ装置におい
て、前記ベイパー逃し孔を通って排出されるベイパー混
入燃料を導入するベイパー導入通路を設け、そのベイパ
ー導入通路の途中に前記燃料タンクの内部空間に開口す
るベイパー吐出口を連通し、前記ベイパー導入通路の後
半部分に袋状部が設けられていることを特徴とする燃料
ポンプ装置である。請求項2の発明は、ベイパー導入通
路及びベイパー吐出口をそれぞれ直線状の通路によって
形成しかつそのベイパー導入通路に対するベイパー吐出
口の曲がり角度を90°以上から最大曲がり角度以下の
範囲内に設定したことを特徴とする請求項1記載の燃料
ポンプ装置である。
【0013】
【作用】請求項1記載の燃料ポンプ装置によれば、ポン
プ室からベイパー逃し孔を通って排出されたベイパー混
入燃料は、ベイパー導入通路に導入されかつその通路の
袋状部内で行き止まる。これによってベイパー混入燃料
の流速が低下し、そのベイパー混入燃料がベイパー吐出
口から燃料タンク内へゆっくりとした放出速度でもって
静かに放出される。請求項2記載の燃料ポンプ装置によ
れば、ベイパー導入通路からベイパー吐出口への曲がり
が急であるので、流速の速いベイパー混入燃料がベイパ
ー導入通路から袋状部へ入ることなくベイパー吐出口へ
直接に吐出されることを防止できる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例1,2について順に説明す
る。 〔実施例1〕実施例1について図1〜図4を参照して説
明する。図1はハウジングボデーを示すもので、(a)
は底面図、(b)は要部断面図である。なお本例の燃料
ポンプ装置は従来例の一部を変更したものであるからそ
の変更部分について詳述し、従来例と同一もしくは均等
構成と考えられる部分には同一符号を付して重複する説
明は省略する。図1において、ハウジングボデー26の
底面には、ベイパー逃し孔50に連通するベイパー導入
通路65が形成されている。ベイパー導入通路65は、
ハウジングボデー26の軸心C1 (図1(a)参照)を
中心としかつベイパー逃し孔50の軸線C2 (図1
(b)参照)と交差する円周線を中心線L1 (図1
(a)参照)とする円弧状に形成されている。なお都合
上、ベイパー導入通路65においてベイパー逃し孔50
側(図1において左方)を前方、その反対方向(図1に
おいて右方)を後方とする。
【0015】前記ベイパー導入通路65の外周側壁面の
ほぼ中央部には、ハウジングボデー26の外周面に開口
すなわち燃料タンクの内部空間に開口するベイパー吐出
口67が連通されている。これとともに前記ベイパー導
入通路65の後半部分に袋状部65aが形成されてい
る。前記ベイパー吐出口67は所定の長さを有する直線
状の通路からなる。また前記ベイパー導入通路65は円
弧状ではあるもののほぼ直線に近いため、直線状の通路
として扱うことにする。そしてベイパー導入通路65に
対するベイパー吐出口67の曲がり角度θ(図1(a)
参照)は90°以上から最大曲がり角度以下の範囲内に
設定されている。なお本発明でいう最大曲がり角度は、
ベイパー吐出口67を形成できる角度のうち、180°
に最も近い最大角度で、ベイパー吐出口67の通路幅、
長さ等によって決定付けられる。本例では、ベイパー吐
出口67の中心線L3 と、その中心線L3 に交差するベ
イパー導入通路65の中心線L1 の接線L2 とのなす角
度θ1 が68°に設定されているので、ベイパー導入通
路65に対するベイパー吐出口67の曲がり角度θ(θ
=180°−θ1 )は122°である。
【0016】前記ベイパー導入通路65及びベイパー吐
出口67は、ハウジングボデー26のダイカスト鋳造時
において、ハウジングボデー26の底面に予めベイパー
導入通路65及びベイパー吐出口67に対応する断面U
字状をしたほぼT字形状の通路溝を形成し、この通路溝
をクッション材54によって塞ぐことによって形成され
ている。これによると、通路溝をハウジングボデー26
のダイカスト鋳造と同時に形成することができるので、
ベイパー導入通路65及びベイパー吐出口67を孔あけ
加工するのに比べて簡単に形成することができる。また
クッション材54は、図6に示されるように燃料ポンプ
装置2をブラケット6に取り付ける際にハウジングボデ
ー26の下部に介装されるものを利用するので、通路溝
を塞ぐための専用の蓋部材を用意する必要がない。
【0017】なお本実施例における主要寸法は次のとお
りである。図1(a)において、ベイパー導入通路65
の中心線L2 の半径d1 が13.0 mm 、ベイパー導入
通路65の通路幅W1 が3.0 mm 、ベイパー導入通路
65の長さA1 が10.6 mm 、ベイパー吐出口67の
通路幅W2 が2.5 mm 、ベイパー吐出口67の長さA
2 が2.5 mm 、ベイパー導入通路65の前壁からベイ
パー吐出口67までの距離D2 が5.5 mm 、ベイパー
導入通路65の後壁からベイパー吐出口67までの距離
3 が2.6 mm に設定されている。また図1(b)に
おいて、ベイパー逃し孔50の孔径d2 が1.0 mm 、
ベイパー導入通路65の前壁からベイパー逃し孔50の
中心までの距離D1 が2.0 mm 、ベイパー導入通路6
5及びベイパー吐出口67の高さHが6.0 mm に設定
されている。
【0018】前記燃料ポンプ装置によれば、ポンプ室4
2からベイパー逃し孔50を通って排出されたベイパー
混入燃料は、ベイパー導入通路65に導入されかつその
通路65の袋状部65a内で行き止まる。これによっ
て、ベイパー混入燃料の流速が低下し、そのベイパー混
入燃料がベイパー吐出口67から燃料タンク内へゆっく
りとした放出速度でもって静かに放出される。詳しく
は、ベイパー混入燃料の流速が速い場合には、図2
(a)に矢印で示すようにベイパー導入通路65の袋状
部65a内の奥近くまで達し、そのベイパー混入燃料の
流速が低速となってからベイパー吐出口67から放出さ
れる。またベイパー混入燃料の流速が遅い場合には、図
2(b)に矢印で示すようにベイパー導入通路65の袋
状部65aの入口近くからベイパー吐出口67を通って
放出される。
【0019】したがってベイパー吐出口67から放出さ
れるベイパー混入燃料の放出速度が低速となるため、ベ
イパー混入燃料の放出時の噴出音が低減するとともにベ
イパー混入燃料のブラケット6あるいはタンク壁面との
衝突を緩和することができ、これによって騒音及び振動
が低減することになる。
【0020】またベイパー導入通路65に対するベイパ
ー吐出口67の曲がり角度θを90°以上から最大曲が
り角度以下の範囲内(本例では122°)に設定したこ
とにより、曲がり角度θが90°以下の場合に比べてベ
イパー導入通路65からベイパー吐出口67への曲がり
が急となっている。このことは、曲がり角度θが90°
以下ではベイパー導入通路65からベイパー吐出口67
への曲がりが緩やかであるため、流速の速いベイパー混
入燃料がベイパー導入通路65から袋状部65aへ入る
ことなくベイパー吐出口へ直接に吐出されるといった不
具合の発生が予測されるが、本例のようにベイパー導入
通路65からベイパー吐出口67への曲がりが急である
と前記不具合を防止できるため、ベイパー混入燃料の噴
出音の低減に有効である。
【0021】なお従来品と本実施品との騒音試験を行っ
た結果ついて説明する。この試験に使用した試験装置
は、図3に略体図で示されるように試験槽100内に燃
料であるガソリンを入れ、ここに燃料ポンプ装置2を浸
漬状態で設置し、そのポンプ吐出口に圧力調整弁101
をもつパイプ102を配管し、また駆動源である電源1
04を接続し、更にガソリンの液面から所定距離D(例
えば10 cm )離れた位置にマイク105を配置してあ
る。この試験装置により、燃料ポンプ装置2の騒音をマ
イク105で集音した。この集音した結果に基づいて周
波数と音圧との関係を線図で表したものが図4である。
図4中、実線で本実施品の音圧が示され、一点鎖線で従
来品の音圧が示されている。この図4から、明らかなよ
うに従来品に比べ本実施品の方が低騒音であることがわ
かる。
【0022】〔実施例2〕実施例2について図5を参照
して説明する。なお図5はハウジングボデーを示すもの
で、(a)は底面図、(b)は要部断面図である。本例
は、ハウジングボデー26に形成したベイパー導入通路
65及びベイパー吐出口67に対応する通路溝を、前記
クッション材54に代えて金属製あるいは樹脂製のプレ
ート状蓋部材71を圧入等によって嵌着することによっ
て塞いだもので、本例によっても実施例1と同等の作用
効果が得られる。
【0023】本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可
能である。例えばベイパー導入通路65及びベイパー吐
出口67は、実施例1,2の他、ハウジングボデー26
にドリル等による孔あけ加工によって形成することも可
能である。またベイパー導入通路65に対するベイパー
吐出口67の曲がり角度θは90°以下にすることも可
能である。またベイパー吐出口67は長さA2 の短いも
のにすることも可能である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の燃料ポンプ装置によれ
ば、ベイパー混入燃料がベイパー導入通路の袋状部内で
行き止まりその燃料の流速が低下することによって、ベ
イパー吐出口から放出されるベイパー混入燃料の放出速
度が低速となるため、ベイパー混入燃料の放出時の噴出
音を低減できるとともにベイパー混入燃料のブラケット
あるいはタンク壁面との衝突を緩和でき、よって騒音及
び振動の低減化が可能になる。請求項2記載の燃料ポン
プ装置によれば、流速の速いベイパー混入燃料がベイパ
ー導入通路から袋状部へ入ることなくベイパー吐出口へ
直接に吐出されることを防止できるので、ベイパー混入
燃料の噴出音の低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の燃料ポンプ装置のハウジングボデー
を示す説明図である。
【図2】ベイパー混入燃料の流れを示す説明図である。
【図3】騒音試験装置を示す説明図である。
【図4】騒音試験装置による測定結果を示す線図であ
る。
【図5】実施例2の燃料ポンプ装置のハウジングボデー
を示す説明図である。
【図6】従来例を示す燃料ポンプ装置の断面図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】図6の一部破断底面図である。
【図9】ハウジングボデーの断面図である。
【符号の説明】
42 ポンプ室 50 ベイパー逃し孔 65 ベイパー導入通路 65a 袋状部 67 ベイパー吐出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ室から燃料タンクの内部空間へ連
    通するベイパー逃し孔を有する燃料ポンプ装置におい
    て、前記ベイパー逃し孔を通って排出されるベイパー混
    入燃料を導入するベイパー導入通路を設け、そのベイパ
    ー導入通路の途中に前記燃料タンクの内部空間に開口す
    るベイパー吐出口を連通し、前記ベイパー導入通路の後
    半部分に袋状部が設けられていることを特徴とする燃料
    ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 ベイパー導入通路及びベイパー吐出口を
    それぞれ直線状の通路によって形成しかつそのベイパー
    導入通路に対するベイパー吐出口の曲がり角度を90°
    以上から最大曲がり角度以下の範囲内に設定したことを
    特徴とする請求項1記載の燃料ポンプ装置。
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