JPH0945252A - パルスマグネトロン - Google Patents

パルスマグネトロン

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Publication number
JPH0945252A
JPH0945252A JP7193113A JP19311395A JPH0945252A JP H0945252 A JPH0945252 A JP H0945252A JP 7193113 A JP7193113 A JP 7193113A JP 19311395 A JP19311395 A JP 19311395A JP H0945252 A JPH0945252 A JP H0945252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
anode cylinder
cathode
anode
pulse magnetron
Prior art date
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Pending
Application number
JP7193113A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Kiyoi
隆則 清井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7193113A priority Critical patent/JPH0945252A/ja
Publication of JPH0945252A publication Critical patent/JPH0945252A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意図しないで発生する永久磁石の減磁を防止
するパルスマグネトロンを提供すること。 【解決手段】 発振部本体1や、アノードシリンダ2の
両端開口部に設けられるポールピース5a、5b、そし
て、ポールピース5a、5bの外側に配置される一対の
第1および第2の永久磁石14a、14bなどから構成
されるパルスマグネトロンにおいて、ステム部6が位置
する側の第1の永久磁石14aの材料としてサマリウム
・コバルト系を用い、第2の永久磁石14bの材料とし
てアルニコ系を用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダなどに使用
されるパルスマグネトロンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパルスマグネトロンについて図2
を参照して説明する。
【0003】21は発振部本体である。発振部本体21
は、アノードシリンダ22やこのアノードシリンダ22
の中央に位置し、電子を放射するカソード23、アノー
ドシリンダ22の内部に共振空胴を構成する複数枚のア
ノードベイン24、そして、アノードシリンダ22の両
端の開口部を塞ぐように設けられる強磁性体の一対のポ
ールピース25a、25bなどから構成されている。
【0004】発振部本体21の一方の側にはステム部2
6があり、他方の側には金属排気管27がある。そし
て、カソード23に電圧を印加するカソード入力線路2
8がステム部26を通してカソード23に接続されてい
る。
【0005】また、アノードシリンダ22の側壁の一部
に同軸の出力アンテナ29が接続されている。出力アン
テナ29の先端部分は、円筒の出力誘電体セラミックス
30や導電体円板31に囲まれ気密に構成されている。
そして、出力アンテナ29の中心導体29aの先端は出
力導波管32の内部にまで延びている。また、出力アン
テナ29の外導体29bの先端部には導波管接続用リン
グ33が形成されており、導波管接続用リング33は出
力導波管32の壁部分に固定されている。
【0006】また、発振部本体21のポールピース25
a、25bの外側には、円筒状永久磁石34a、34b
が配置されている。永久磁石34a、34bの各内側の
磁極は、ポールピース25a、25bと磁気的に接続さ
れている。そして、永久磁石34a、34bの各外側の
磁極は、U字状の強磁性体製ヨーク板35と磁気的に接
続されている。この場合、例えば一方の永久磁石34a
から始まり、そしてポールピース25a、25bへ、さ
らに他方の永久磁石34b、ヨーク板35をそれぞれ通
り、永久磁石34aへ戻る磁気回路が形成されている。
【0007】上記した構成のパルスマグネトロンは、そ
の製造過程において例えば永久磁石34a、34bを強
めに磁化し、その後、減磁を行い、アノードシリンダ2
2内部の作用空間が所定強度の磁界になるようにしてい
る。
【0008】このように永久磁石34a、34bは、最
初に強めに磁化され、その後、減磁される。したがっ
て、永久磁石34a、34bの材料としては、磁化や減
磁が容易なアルニコ系(Al、Ni、Co、Cuが主な
組成である)の材料が使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成のマグネトロンは、永久磁石に対する磁化の大きさを
設定した後、例えば発振特性の調整が行われる。このと
き、治具を利用するなどしてステム部26に力を加え、
例えばカソード23の位置をずらすなどの方法で行われ
る。しかし、調整作業の際に不注意で治具がステム部2
6側の永久磁石34aに接触することがある。このよう
に治具が永久磁石34aに接触すると永久磁石34aが
減磁し、作用空間の磁界が変化する。
【0010】また、外部の金属などが永久磁石34aに
接触する事故は、マグネトロンの調整作業の際だけでな
く、マグネトロンをレーダ装置に組み込む際にも発生す
る。
【0011】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、意図しないで発生する永久磁石の減磁を防止するパ
ルスマグネトロンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、アノードシリ
ンダ、このアノードシリンダ内の中央に位置するカソー
ド、前記アノードシリンダ内の空間に共振空胴を形成す
る複数のアノードベイン、および前記アノードシリンダ
の両端開口部に設けられた一対の第1および第2のポー
ルピースからなる発振部本体と、前記カソードに電圧を
印加するカソード入力線路が通るステム部と、このステ
ム部が位置する側の前記第1のポールピースの外側に配
置される第1の永久磁石と、前記第2のポールピースの
外側に配置される第2の永久磁石と、前記第1の永久磁
石と前記第2の永久磁石間を磁気的に接続するヨークと
を具備したパルスマグネトロンにおいて、前記第1の永
久磁石の材料としてサマリウム・コバルト系を用い、前
記第2の永久磁石の材料としてアルニコ系を用いてい
る。
【0013】上記した構成によれば、発振部本体の一方
の側、即ちステム部が位置する側に配置される第1の永
久磁石の材料として、保磁力が大きく減磁しにくいサマ
リウム・コバルト系を用いている。また、第2の永久磁
石の材料として、従来と同様にアルニコ系を用いてい
る。したがって、例えばアノードベインに対するカソー
ドの位置を適正にしてマグネトロンの特性調整をステム
部の側で行う際、作業中に誤って第1の永久磁石に治具
が接触しても不所望な減磁は抑えられる。なお、作用空
間の磁界強度を適切に設定するために永久磁石を減磁す
る場合は、主として減磁が容易な第2の永久磁石を中心
にして調整できる。
【0014】また、第1の永久磁石のサマリウム・コバ
ルト系材料は保磁力が大きいので、アルニコ系を用いた
場合に比して、第1の永久磁石の長さを短くできる。し
たがって、マグネトロンの全体構造を小型にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態ついて図1を
参照して説明する。
【0016】符号1は発振部本体である。発振部本体1
は、アノードシリンダ2や、アノードシリンダ2の中央
に位置し、電子を放射するカソード3、アノードシリン
ダ1の内部に共振空胴を構成する複数枚のアノードベイ
ン4、図示しないストラップリング、そして、アノード
シリンダ4の両端の開口部に設けられる強磁性体の一対
のポールピース5a、5bなどから構成されている。
【0017】また、発振部本体1の一方に側にはステム
部6が設けられ、他方の側には金属排気管7が設けられ
ている。そして、カソード3に電圧を印加するカソード
入力線路8がステム部6の内部を通りカソード3に接続
されている。
【0018】また、アノードシリンダ2の側壁の一部に
同軸の出力アンテナ9が接続されている。出力アンテナ
9の先端部分は、円筒の出力誘電体セラミックス10や
導電体円板11に囲まれ気密に構成されている。そし
て、出力アンテナ9の中心導体9aの先端は出力導波管
12の内部にまで延びている。また、出力アンテナ9の
外導体9bの先端部には導波管接続用リング13が形成
されており、導波管接続用リング13は出力導波管12
の壁部分に固定されている。
【0019】また、発振部本体1のポールピース5a、
5bの外側には、それぞれ円筒状永久磁石14a、14
bが配置されている。なお、永久磁石14a、14bの
各内側の磁極は、ポールピース5a、5bと磁気的に接
続されている。そして、永久磁石14a、14bの各外
側の磁極は、U字状の強磁性体製ヨーク板15と磁気的
に接続されている。したがって、この場合、例えば一方
の永久磁石14aから始まり、ポールピース5a、5b
それから他方の永久磁石14b、そしてヨーク板15を
通り、永久磁石14aに戻る磁気回路が形成されてい
る。
【0020】上記した構成のマグネトロンにおいて、発
振部本体1の一方の側、即ち陰極ステム部6が位置する
側に配置される永久磁石14aの材料として保磁力が大
きく減磁しにくいサマリウム・コバルト系が用いられ、
もう1つの永久磁石14bの材料として、従来と同様に
アルニコ系が用いられている。そして、永久磁石14a
の方が、もう1つの永久磁石14bに比し長さが短くな
っている。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、意図しないで発生する
永久磁石の減磁を防止するマグネトロンを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す概略断面図である。
【図2】従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…発振部本体 2…アノードシリンダ 3…カソード 4…アノードベイン 5a、5b…ポールピース 6…ステム部 7…排気管 8…カソード入力線路 9…出力アンテナ 9a…中心導体 9b…外導体 10…出力誘電体セラミックス 11…誘電体円板 12…出力導波管 13…導波管接続用リング 14a、14b…永久磁石 15…ヨーク板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アノードシリンダ、このアノードシリン
    ダ内の中央部に位置するカソード、前記アノードシリン
    ダ内の空間に共振空胴を形成する複数のアノードベイ
    ン、および前記アノードシリンダの両端開口部に設けら
    れる一対の第1および第2のポールピースからなる発振
    部本体と、前記カソードに電圧を印加するカソード入力
    線路が通るステム部と、このステム部が位置する側の前
    記第1のポールピースの外側に配置される第1の永久磁
    石と、前記第2のポールピースの外側に配置される第2
    の永久磁石と、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁
    石間を磁気的に接続するヨークとを具備したパルスマグ
    ネトロンにおいて、前記第1の永久磁石の材料としてサ
    マリウム・コバルト系を用い、前記第2の永久磁石の材
    料としてアルニコ系を用いたことを特徴とするパルスマ
    グネトロン。
JP7193113A 1995-07-28 1995-07-28 パルスマグネトロン Pending JPH0945252A (ja)

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JP7193113A JPH0945252A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 パルスマグネトロン

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JP7193113A JPH0945252A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 パルスマグネトロン

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JPH0945252A true JPH0945252A (ja) 1997-02-14

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ID=16302476

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JP7193113A Pending JPH0945252A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 パルスマグネトロン

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JP (1) JPH0945252A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040050264A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 삼성전자주식회사 마그네트론, 전자렌지 및 고주파가열기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040050264A (ko) * 2002-12-10 2004-06-16 삼성전자주식회사 마그네트론, 전자렌지 및 고주파가열기

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