JPH0945003A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置

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Publication number
JPH0945003A
JPH0945003A JP7209185A JP20918595A JPH0945003A JP H0945003 A JPH0945003 A JP H0945003A JP 7209185 A JP7209185 A JP 7209185A JP 20918595 A JP20918595 A JP 20918595A JP H0945003 A JPH0945003 A JP H0945003A
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JP
Japan
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memory
microcomputer
data
reading
reproduction
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Application number
JP7209185A
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English (en)
Inventor
Yoshiya Nonaka
慶也 野中
Kiyoshi Furukawa
潔 古川
Kazunori Matsuo
一徳 松尾
Shigetoshi Kato
繁利 加藤
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Priority to US08/681,380 priority patent/US5654949A/en
Priority to DE19629929A priority patent/DE19629929A1/de
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00007Time or data compression or expansion
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/36Monitoring, i.e. supervising the progress of recording or reproducing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの再生開始指令をうけてから音出し
までに時間待ちすることなく、しかも再生中に受ける機
械振動の状況に応じて耐振性を強化させて音とびの発生
頻度を未然に減少させることができる記録媒体再生装置
を提供するものである。 【構成】 ピックアップを用いてディスク情報を読取り
出力する読取手段と、メモリと、読取手段の出力信号を
制御しメモリに記憶させる記憶制御手段と、メモリに記
憶された情報を取り出して再生信号に変換して出力する
再生手段と、再生指令に応じて読取手段およびまたは記
憶制御手段およびまたは再生手段を制御するマイコンと
を備えた記録媒体再生装置において、マイコンは読取手
段の出力データの欠落時間または欠落頻度に応じてメモ
リの閾値を可変させることを特徴とする記録媒体再生装
置で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は車載や携帯用に用いられ
るCDプレーヤ等耐振性を有する記録媒体再生装置に関
する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】従来車載用に用いられるCDプレーヤは
走行時に比較的振動を受けやすく、再生中の音とびを防
止するために耐振性機能が備えられていた。
【0005】従来の耐振性機能が備えられた車載用CD
プレーヤは、CD再生時においてスピンドルモータが通
常のCDプレーヤの標準再生速度の約2倍の速さで回転
し、ピックアップがCDの情報を読取り、得られたデー
タを予め一定量メモリに蓄える。次に再生装置のマイコ
ンがメモリに蓄えられたデータをCDプレーヤの標準再
生速度で出力し再生信号に変換した後出力される。
【0006】
【0003】このため再生装置が車の移動中に振動や衝
撃を受けて一時的にピックアップが読取中の情報トラッ
クから外れてしまってCDの情報を読取れない場合で
も、すでにメモリに蓄えられたデータが順次出力される
ので、ピックアップが外れてからもとのアドレスまで移
動復帰し再び読取りを継続するまでに要する時間がメモ
リに蓄えられたデータを放出して再生する時間よりも短
い場合は、出力される再生信号は音とびしない。またマ
イコンがピックアップが外れた位置またはアドレスを記
憶しているので、ピックアップはメモリに蓄えられたデ
ータが放出されている間に読取を中断した位置まで移動
して読取を再開するので引き続きメモリにデータが蓄積
されて行く。
【0007】
【0004】このように従来の耐振性機能が備えられた
車載用CDプレーヤは再生時の音とびを防止するため
に、再生スタートが指令されるとCDを標準速度よりも
速い速度で回転させ再生信号の出力に必要なデータ転送
レート以上を保つことで予め再生に必要なデータを一定
量メモリに蓄えた後に再生信号を出力していた。
【0008】
【0005】ところが予めメモリに蓄えるデータの量を
多く設定すると再生スタート指令から再生信号が出力さ
れるまでの待ち時間が長くなる。また再生中においても
例えば複数のCDを順次再生するCDチェンジャ等にお
いて異なるディスクの曲を順次再生する場合にディスク
交換に必要な時間に加えて交換されたディスクの再生に
必要なデータをメモリに蓄える時間待たなければなら
ず、ディスク交換の度に待ち時間をはさむことになり再
生時の使用者の不快感が増す。
【0009】
【0006】また、予めメモリに蓄えるデータの量を少
なく設定すると、再生中にわずかな振動によって短時間
ピックアップがデータを読取れない場合にも音とびが発
生してしまい頻繁に音がとぎれるので正常に再生できず
使用者の不快感が増すといった欠点があった。
【0010】
【0007】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点に
鑑みなされたものであって、ディスクの再生開始指令を
うけてから音出しまでに時間待ちすることなく、しかも
再生中に受ける機械振動の状況に応じて耐振性を強化さ
せて音とびの発生頻度を未然に減少させることができる
記録媒体再生装置を提供するものである。
【0012】
【0008】
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ピックアップを用いて記録媒体に記録された情報を読取
り出力する読取手段と、メモリと、読取手段の出力信号
を制御しメモリに記憶させる記憶制御手段と、メモリに
記憶された情報を取り出して再生信号に変換し出力する
再生手段と、再生指令に応じて読取手段およびまたは記
憶制御手段およびまたは再生手段を制御するマイコンと
を備えた記録媒体再生装置において、マイコンは読取手
段の出力データの欠落時間または欠落頻度に応じてメモ
リの閾値を可変させることを特徴とする記録媒体再生装
置で構成する。
【0014】
【0009】
【0015】
【作用】本発明は以上の様に構成したので、請求項1記
載の発明によれば、記録媒体再生装置は再生時に記録媒
体からの情報読取とメモリへのデータ記憶を同時に開始
させ、しかもマイコンが読取手段の読取速度が再生手段
の再生速度よりも速くなるように制御し所定量のデータ
をメモリに保持させて、再生中に読取手段が情報の読取
を欠落した場合でも読取手段の出力データの欠落時間ま
たは欠落頻度に応じてメモリの閾値を可変させるので再
生開始指令から音出しまでに時間待ちすることなく、し
かも再生中に受ける機械振動の状況に応じて耐振性を強
化させて音飛びの発生頻度を未然に減少させることがで
きる。
【0016】
【0010】
【0017】
【実施例】次に本発明の一実施例を図1乃至図4に基づ
いて以下に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例における記録媒体
再生装置の概略ブロック図である。
【0019】図中1はCD等の光ディスクであり表面に
情報を担うピットが螺旋状または同心円状に形成されて
いる。また2はモータでありディスクの再生中はピット
を読取るピックアップ3の光ビームがディスクの回転方
向において相対的にディスクの標準再生速度の2倍の速
度で走査するように回転制御する。
【0020】
【0011】またピックアップ3は光ビームを光ディス
ク1のピットに照射させて得られた反射光によりピット
が坦持する情報を光学的に読取って増幅器4に出力す
る。また増幅器4は得られた出力を電気信号に変換し増
幅してRF信号を生成し制御回路5へ供給する。
【0021】
【0012】また制御回路5は得られたRF信号をデジ
タルデータに変換してマイコン8および耐振メモリコン
トローラ6に供給する。またマイコン8は制御回路5、
耐振メモリコントローラ6、D/A変換器9をそれぞれ
制御して、耐振メモリコントローラ6はマイコンの指令
より制御回路5で生成されたデジタルデータを順次メモ
リ7に供給し記憶させる。
【0022】
【0013】また耐振メモリコントローラ6はマイコン
8の指令によりメモリ7に蓄えられたデジタルデータ
を、ディスクの標準再生速度と同じ速度で引き出して順
次D/A変換器9へ供給し、D/A変換器9は得られた
デジタルデータを再生信号に変換して出力端子10から
ディスクの標準再生速度で出力する。
【0023】
【0014】次に再生装置が光ディスクの情報を読取る
場合のマイコン8の制御動作について説明する。
【0024】図2は光ディスクの再生スタート指令によ
ってディスクの情報が読取処理されるまでの再生装置の
動作を制御するマイコン8の動作フローチャートであ
る。
【0025】
【0015】まず再生装置を再生スタートさせるとマイ
コン8は、ステップS1において再生装置の読取に必要
なすべてのサーボをONに制御し、つぎにステップS2
に移行してピックアップ3の光ビームをディスク上の情
報記録トラックをサーチして所定のアドレスの少し手前
をサーチする。
【0026】
【0016】つぎにステップS3に移行してピックアッ
プ3の光ビームを用いて走査するトラックに追従して順
次アドレスを読み、所定アドレスが走査されるのを待
つ。
【0027】つぎに所定アドレスを検出したらステップ
S4に移行して制御回路5が順次データをディスクの標
準再生速度の2倍の速度で読取る様に指示する。次に制
御回路5がデータの読取るとステップS5に移行して、
マイコン8の内部のアドレスポインタを更新し、耐振メ
モリコントローラ6がメモリ7の記憶データを更新して
蓄積するように制御する。
【0028】またマイコン8はメモリ7の記憶データが
更新されるとステップS6に移行する。
【0029】
【0017】ここでピックアップがデータ読取中に外部
からの振動や衝撃によってトラック飛び等が生じてサー
ボが外れた場合はマイコンは再度ステップS1に移行し
てサーボをONさせて次にステップS2に移行してトラ
ック飛び直前に記憶していたアドレスの少し手前をサー
チした後ステップS3以降を再度実行しステップS6に
移行する。
【0030】
【0018】ステップS6ではマイコン8はメモリ7に
蓄積されたデータ量がメモリ7のデータ記憶容量まで達
したか否かを比較し、まだメモリ7の記憶容量まで達し
ていない場合はステップS7に移行してつぎのアドレス
信号が制御回路5より出力されるのを待ち、つぎのアド
レスを検出したらマイコン8はステップS4に移行して
再び制御回路5が順次データを読取る様に指示する。
【0031】
【0019】またステップS6においてメモリ7の記憶
容量まで達した場合は、マイコン8はステップS8に移
行してメモリ7に最後に記憶したアドレスを記憶し、ピ
ックアップ3をポーズ状態にしてその後のアドレスの読
取りを中断させる。
【0032】
【0020】ステップS8では耐振メモリコントローラ
6は制御回路5で生成されたデータをメモリ7に供給し
ないが、すでにメモリ7に蓄えられたデータはマイコン
8の指令によりディスクの標準再生速度と同じ速度で引
き出されて順次D/A変換器9へ供給されるのでメモリ
7に蓄積された記憶データ量は次第に減少して行く。
【0033】
【0021】一方マイコン8には予め設定された閾値が
記憶されているので、マイコン8はステップS9に移行
してメモリ7に蓄積されたデータ量が次第に減少してマ
イコン8に設定された閾値まで達したか否かを検出し、
閾値まで達したらステップS10に移行してピックアッ
プ3をポーズ解除させて再びステップS2に移行し、ス
テップS8で記憶したアドレスの少し手前をサーチし、
次にステップS3以降を繰り返す。
【0034】
【0022】ここで閾値はメモリ7が記憶するデータの
蓄積量を表す指標値であり、耐振メモリコントローラ6
によって、メモリ7に記憶させる読取りデータのアドレ
スポイントとメモリ7から引き出す再生データのアドレ
スポイントとが検出されてそれらの差分が算出され、デ
ータの蓄積量に対応した値としてマイコン8に設定およ
び記憶される。
【0035】また閾値は後述するようにディスクの交換
操作や、データ読取り時の情報欠落等に応じてマイコン
8がその値を可変させることができる。
【0036】以上により光ディスクの再生スタート指令
によってディスクの情報が読取処理される
【0037】
【0023】次に再生装置が光ディスクの情報を再生す
る場合のマイコン8の制御動作について説明する。
【0038】図3は光ディスクの再生スタート指令によ
ってディスクの情報が再生処理されるまでの再生装置の
動作を制御するマイコン8の動作フローチャートであ
る。
【0039】
【0024】まずマイコン8は光ディスクの再生スター
ト指令を受けるとステップS21に移行してメモリ7が
記憶しているデータ量が閾値に達しているか否かを判断
し、予め設定された閾値に達していればステップS22
に移行して、耐振メモリコントローラ6がメモリ7に蓄
えられたデータを読み出し開始し、順次ディスクの標準
再生速度と同じ速度で引き出して順次D/A変換器9へ
供給する。D/A変換器9は得られたデジタルデータを
再生信号に変換して出力端子10からディスクの標準再
生速度で出力する。またステップS22ではピックアッ
プがデータを読取ることも同時に行われる。
【0040】
【0025】ここでステップS21において閾値は予め
0に設定されていて、例えばピックアップが新たなディ
スクのデータを読取る場合にはメモリ7が記憶している
データ量および閾値は共に0なので、マイコン8はメモ
リ7が閾値に達していると判断しステップS22へ移行
するが、ステップS22ではマイコン8は閾値の値を0
から所定の初期閾値となるように再設定する。
【0041】
【0026】次にマイコン8はステップS23に移行し
てステップS22で順次読み出されるデータのアドレス
ポイントを更新して記憶し、表示に用いるディスク再生
時間や曲番号、曲の演奏経過時間等を演算する。
【0042】
【0027】次にマイコン8はステップS24に移行し
てメモリ7のデータ残量を先に述べた初期閾値と比較す
る。メモリ7のデータ残量は例えば図2のステップS8
においてピックアップ3をポーズ状態にしてその後のア
ドレスの読取りを中断させている場合や、ピックアップ
3がデータ読取中に外部からの振動や衝撃などによって
ピックアップのトラック飛び等が生じてサーボが外れた
場合は耐振メモリコントローラ6の読み出しによって次
第に減少してゆくので、マイコン8は耐振メモリコント
ローラ6が検出し演算する読取りデータのアドレスポイ
ントと再生データのアドレスポイントの差分によって、
メモリ7に蓄積された記憶データ量が初期閾値を下回っ
たか否かを検出し、初期閾値を下回ったらステップS2
5に移行して耐振メモリコントローラ6のメモリ7から
のデータ読み出しを中断させ、同時にD/A変換器9の
出力をミュートする。またピックアップ3が外部振動や
衝撃によって短時間トラックを飛んでもメモリ7の記憶
データ残量が初期閾値を下回らなかった場合はマイコン
8は再びステップS23へ移行して読み出しを続行させ
る。
【0043】
【0028】次にマイコン8はステップS26に移行し
て設定されている閾値を所定値分増加させ再設定し、初
期閾値と共に記憶して再びステップS21に移行する。
【0044】次にマイコン8はステップS21において
メモリ7に蓄積される記憶データ量が再設定された閾値
を越えた場合ステップS22へ移行し以降のステップを
繰り返す。
【0045】以上により光ディスクの再生スタート指令
によってディスクの情報が再生処理される。
【0046】
【0029】ここで記録媒体再生装置が光ディスクの再
生指令を受けて情報をメモリに記憶させながら再生信号
を出力する様子を図4に基づいて以下に説明する。
【0047】図4は本発明の記録媒体再生装置が光ディ
スクの再生指令を受けてから再生信号を出力する際にメ
モリ7が記憶するデジタルデータの記憶量が増減する様
子を表したものである。
【0048】
【0030】図4中11は図1におけるメモリ7の記憶
残量特性であり、縦軸はメモリ7が記憶するデジタルデ
ータの記憶量、横軸は経過時間をそれぞれ表している。
【0049】ここで図中A点において記録媒体再生装置
が光ディスクの再生指令を受けると、マイコン8はモー
タ2を光ディスクの標準再生速度の2倍の速度に制御し
回転させる。次に図1の経路に従ってピックアップ3が
ピットを光ディスクの標準再生速度の2倍の速度で読取
られたRF信号は制御回路5を経て耐振メモリコントロ
ーラ6に供給される。また耐振メモリコントローラ6は
供給されたデジタルデータを光ディスクの標準再生速度
の2倍の速度で順次メモリ7に供給すると同時に、メモ
リ7に供給されたデジタルデータをディスクの標準再生
速度と同じ速度で引き出して順次D/A変換器9へ供給
する。D/A変換器9では得られたデジタルデータを再
生信号に変換して出力端子10からディスクの標準再生
速度で出力する。このためメモリ7の記憶するデジタル
データの記憶量は経過時間と共に光ディスクの標準再生
速度で比例的に増す。
【0050】
【0031】ここでメモリ7は例えば4MbitのDR
AM等で構成されていて、光ディスクの標準再生速度で
最大約3秒分のデータ記憶容量(図4中のX0 )を有す
るので、図4中のB点に達すると飽和するので、耐振メ
モリコントローラ6はメモリ7の容量がX0 になったこ
とを検知してマイコン8にフラグ出力する。マイコン8
はフラグを検出して飽和した時点のデータのアドレスを
記憶し、ピックアップ3をポーズ状態に制御しピットの
読取を中断させるように制御する。
【0051】
【0032】したがって図4中のB点からはメモリ7に
記憶されたデジタルデータは、耐振メモリコントローラ
6によって順次ディスクの標準再生速度と同じ速度で引
き出されてD/A変換器9へ供給され再生信号に変換さ
れた後、出力端子10からディスクの標準再生速度で出
力される。このためデジタルデータの記憶量は経過時間
と共に光ディスクの標準再生速度で比例的に減少する。
【0052】
【0033】ここで再生中は耐振メモリコントローラ6
はメモリ7のデジタルデータの記憶残量を検知してい
て、記憶残量が次第に減少して例えば光ディスクの標準
再生速度で1秒分(図4中のX1 )まで達するとマイコ
ン8にフラグ出力するように制御するので、図4中のC
点においてマイコン8はフラグを検出してピックアップ
3をポーズ解除して中断したアドレスに戻り、ディスク
からのピットの読取を続行させる。このため図4中のC
点からD点までは、メモリ7の記憶するデジタルデータ
の記憶量はすでに述べたA点からB点までと同様に、耐
振メモリコントローラ6によって順次ディスクの標準再
生速度と同じ速度で引き出されると共に、経過時間比例
的に記憶残量を増して行く。ここで図4中X1は図3中
のステップS24における初期閾値に対応したメモリ7
の記憶量である。
【0053】このように記録媒体再生装置は再生中にメ
モリ7の記憶量を増減させながら再生信号を標準速度で
出力する。
【0054】
【0034】つぎに図4中再生装置のピックアップがA
点から読取り開始してE点において外部振動や衝撃等に
よりトラック飛びして時間T1 後G点において飛んだア
ドレスに復帰して読取りを再開した場合について説明す
る。
【0055】まずピックアップが図4中E点においてト
ラック飛びした場合、マイコン8は図3のステップS2
4を実行してE点におけるメモリ7の残量をすでに設定
されている閾値X1 と比較する。図4の場合E点はまだ
閾値X1 を下回っていないのでマイコンは閾値X1 を所
定値下回ったF点まで読み出しを続行させる。次にマイ
コン8は図3のステップS25に移行して読み出しを中
断させ、ステップS26に移行して閾値をX1 よりも所
定値大きなX2 に再設定する。
【0056】
【0035】ステップS25で読み出しが中断されてい
るのでメモリ7はF点からG点までの間はメモリ残量を
保持するが、ピックアップがG点において読取りを再開
するとメモリ7はA点からB点までのメモリ増加速度の
2倍の速度で増加して行く。次にマイコン8はステップ
S21に移行してメモリ7が先に設定した閾値X2 を越
えたか否かを判断し、閾値X2 を所定値越えたH点にお
いてピックアップが読み出しを再開するように制御す
る。したがってF点からH点までの時間T2 は読み出し
されないので再生出力は出力されない。
【0057】
【0036】次にマイコン8はメモリ7は閾値X2 を越
えた場合は図3のステップS22に移行してA点からB
点までのメモリ増加速度と同じ速度で増加し、図2の各
ステップを実行してメモリ7が最大容量X0 と閾値X2
の間で増減を繰り返すようにする。
【0058】
【0037】次にI点において外部振動や衝撃等により
ピックアップが再びトラック飛びして同じく時間T1 後
にJ点において飛んだアドレスに復帰して読取りを再開
した場合について説明する。
【0059】まずピックアップが図4中I点においてト
ラック飛びした場合、マイコン8は図3のステップS2
4を実行してE点におけるメモリ7の残量を初期閾値X
1 と比較する。図4の場合I点からJ点は閾値X1 を下
回っていないのでマイコンは読み出しを続行させる。
【0060】
【0038】次にJ点に達するとピックアップが再び読
取りを開始するのでメモリ7は増加する。次にマイコン
は読み出しを続行しながら図2の各ステップを実行して
メモリ7が最大容量X0 と閾値X2 の間で増減を繰り返
すようにする。
【0061】以上のようにピックアップが再びT1 だけ
ディスクを読取れない場合に、マイコン8はメモリ7の
閾値をX1 からX2 に再設定するのでで再生中のメモリ
7の記憶残量が増し読み出しはとぎれる事がないので音
飛びの発生頻度が未然に減少される。
【0062】
【0039】なお本実施例では一度音飛びを生じた場合
にマイコンが新たな閾値設定するようにしたが、閾値は
ピックアップが所定時間内に頻繁にトラック飛びするこ
とによりメモリ7に蓄えられたデータの残量が初期閾値
X1 を下回った場合に再設定するようにしてもよく、音
飛びの発生頻度が未然に減少される。
【0063】
【0040】
【0064】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、記
録媒体再生装置は再生時に記録媒体からの情報読取とメ
モリへのデータ記憶を同時に開始させ、しかもマイコン
が読取手段の読取速度が再生手段の再生速度よりも速く
なるように制御し所定量のデータをメモリに保持させ
て、再生中に読取手段が情報の読取を欠落した場合でも
読取手段の出力データの欠落時間または欠落頻度に応じ
てメモリの閾値を可変させるので再生開始指令から音出
しまでに時間待ちすることなく、しかも再生中に受ける
機械振動の状況に応じて耐振性を強化させて音飛びの発
生頻度を未然に減少させることができるので再生時の使
用者の不快感はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における記録媒体再生装置の
概略ブロック図である。
【図2】光ディスクの再生スタート指令によってディス
クの情報が読取処理されるまでの再生装置の動作を制御
するマイコン8の動作フローチャートである。
【図3】光ディスクの再生スタート指令によってディス
クの情報が再生処理されるまでの再生装置の動作を制御
するマイコン8の動作フローチャートである。
【図4】本発明の記録媒体再生装置が光ディスクの再生
指令を受けてから再生信号を出力する際にメモリ7が記
憶するデジタルデータの記憶量が増減する様子を表した
ものである。
【符号の説明】
1・・・・・光ディスク 2・・・・・モータ 3・・・・・ピックアップ 4・・・・・増幅器 5・・・・・制御回路 6・・・・・耐振メモリコントローラ 7・・・・・メモリ 8・・・・・マイコン 9・・・・・D/A変換器 10・・・・出力端子 11・・・・記憶残量特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 繁利 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップを用いて記録媒体に記録さ
    れた情報を読取り出力する読取手段と、 メモリと、 前記読取手段の出力信号を制御しメモリに記憶させる記
    憶制御手段と、 前記メモリに記憶された情報を取り出して再生信号に変
    換し出力する再生手段と、 再生指令に応じて前記読取手段およびまたは前記記憶制
    御手段およびまたは前記再生手段を制御するマイコンと
    を備えた記録媒体再生装置において、 前記マイコンは前記読取手段の出力データの欠落時間ま
    たは欠落頻度に応じて前記メモリの閾値を可変させるこ
    とを特徴とする記録媒体再生装置。
JP7209185A 1995-07-25 1995-07-25 記録媒体再生装置 Pending JPH0945003A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7209185A JPH0945003A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 記録媒体再生装置
US08/681,380 US5654949A (en) 1995-07-25 1996-07-23 Recording medium reproducing device
DE19629929A DE19629929A1 (de) 1995-07-25 1996-07-24 Wiedergabegerät für ein Aufzeichnungsmedium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7209185A JPH0945003A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 記録媒体再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0945003A true JPH0945003A (ja) 1997-02-14

Family

ID=16568759

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