JPH0944783A - 自動検針用無線アダプタ - Google Patents

自動検針用無線アダプタ

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JPH0944783A
JPH0944783A JP19879995A JP19879995A JPH0944783A JP H0944783 A JPH0944783 A JP H0944783A JP 19879995 A JP19879995 A JP 19879995A JP 19879995 A JP19879995 A JP 19879995A JP H0944783 A JPH0944783 A JP H0944783A
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JP
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meter
wireless adapter
communication control
display
control unit
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JP19879995A
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English (en)
Inventor
Terue Matsumura
照恵 松村
Yoshiyuki Yokoajiro
義幸 横網代
Yasuhiro Ban
泰浩 伴
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
Yoshio Horiike
良雄 堀池
Jun Fujiwara
純 藤原
Kiyohisa Ishikawa
清久 石川
Hajime Furusawa
肇 古沢
Masahiro Yasui
昌広 安井
Akihiko Yokoyama
昭彦 横山
Koichi Ikegawa
幸一 池川
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Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Toho Gas Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置状況の影響を受けず確実に動作確認がで
きる安価なものとする。 【構成】 メータ側無線アダプタA2は各種の物理量ま
たは使用量、異常情報等を計測するメータ装置5からの
計測情報を受けてこれを無線によって送信する通信制御
部27と、この通信制御部27からの動作状態情報を外
部に表示する表示部21とを具備し、センター側無線ア
ダプタB1は無線によって送信されてくるメータ装置5
の計測情報を受信し、これを集中監視装置3へ送信する
通信制御部17と、この通信制御部17からの動作状態
情報を外部に表示する表示部11とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータ、水道メー
タ、電力メータ等によりガス、水道、電気等の使用量や
物理量、異常情報等を計測し、遠隔より前記計測情報を
吸い上げるための自動検針用無線アダプタ。
【0002】
【従来の技術】近年、特願平05−066323等に開
示されるような電話回線等を利用して遠隔よりメータで
計測したガス、電気、水道等の使用量、放送の視聴量等
の計測情報を吸い上げるいわゆる自動検針システムが導
入され始めている。さらにメータ装置と電話回線間の通
信を無線によって行うことも提案されている。
【0003】またメータ装置は検針以外に各種の機能を
備え、一般にマイコンメータと呼ばれているガスメータ
ではガス洩れ等を監視してガス洩れ時にはガスの供給を
遮断したり、またガスの使用量の計測情報を記憶してお
き、それら各種の情報を通信する為の有線の通信機能を
備えている。
【0004】従来のガスメータ装置の無線を用いた自動
検針システムのブロック図を図9に示し説明する。図1
0に示すようにセンター側の自動検針用無線アダプタa
と、メータ側の自動検針用無線アダプタbとを備え、セ
ンター側の自動検針用無線アダプタaは回線コントロー
ラ(以下T−NCUと言う)dの近傍に配置され、この
T−NCUdと有線で結ばれている。T−NCUdは、
検針情報や異常情報を収集するセンター装置(集中監視
装置)cと電話回線で結ばれている。またメータ側の自
動検針用無線アダプタbはガスの流量計測情報を検出す
るメータ装置(マイコンメータ)eの近傍に設置され、
これと有線で結ばれている。メータ装置eは家庭内に配
管されたガス用配管fでのガスの流量計測を行う場合を
示している。
【0005】メータ側の自動検針用無線アダプタbとセ
ンター側の自動検針用無線アダプタaとの間の無線通信
に使用する電波は特定小電力無線用の400MHz帯の
周波数を用いている。
【0006】センター装置cは電話回線を介してT−N
CUdを呼出す。呼び出されたT−NCUdはメータ装
置eを起動するためのデータをセンター側無線アダプタ
aに有線で送信する。センター側無線アダプタaは、有
線で受信したデータを無線に変換し、アンテナgより電
波を放射する。アンテナgから放射された電波をメータ
側の無線アダプタbが自身のアンテナhを介して受信
し、受信したデータをメータ装置eに転送しこれを起動
する。起動されたメータ装置eは、内に記憶保持してい
るガス流量計測情報データをメータ装置3の固有の機器
番号と共にメータ側の無線アダプタbに有線通信し、以
下、逆の経路でセンター装置eに伝送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有線通信と
異なり、無線通信は、電波状態が不安定であり、ノイズ
や設置状態により、通信の信頼性が大きく左右される。
ところが、通信状態を確認するためには、センター側お
よびメータ側の各検針用無線アダプタ間の無線通信状態
を第3の機器によって外部から検出することになり、高
価かつ大がかりな計測機により測定する他ない。従って
実験段階では利用できても実用には向かない。
【0008】そこで、安価で、長時間利用できる効果的
な動作確認の実現が強く望まれている。しかも各家庭に
よってガスメータ装置やT−NCUの設置状況が異なる
ので、設置状況の違いにかかわらず動作確認ができる必
要もある。また、無線アダプタの使用目的は、前記した
各種検針情報吸い上げのためのシステム工事の省力化に
あるので、設置時の動作確認作業を効率的に行うことも
重要な課題となる。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、設置
状況の影響を受けず確実に動作確認ができる安価な自動
検針用無線アダプタを提供することを主たる目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
るために、請求項1の発明のメータ側の自動検針用無線
アダプタは、各種の物理量または使用量、異常情報等の
計測対象を計測するメータ装置からの計測情報を受けて
これを無線によって送信する通信制御部と、この通信制
御部からの動作状態情報を外部に表示する表示部とを具
備したことを特徴とするものである。
【0011】上記主たる目的に加え、取扱いや設置工事
に不利とならず、動作状態の表示を特定の場合に見やす
くするために、請求項2の発明のメータ側の自動検針用
無線アダプタは、測定対象の物理量または使用量、異常
情報等の計測対象を計測するメータ装置からの計測情報
を受けてこれを無線によって送信する通信制御部と、こ
の通信制御部からの動作状態情報を外部に表示する表示
部と、これら通信制御部および表示部を内蔵する筐体と
を具備し、表示部は筐体の前面側に表示するように設け
たことを特徴とするものである。
【0012】請求項3の発明のメータ側の自動検針用無
線アダプタは、請求項1、2の発明のいずれか1つにお
いてさらに、取扱いや設置工事がさらに簡略化するため
に、メータ装置と筐体を共用または内蔵される。
【0013】上記主たる目的を達成するために、請求項
4の発明の集中監視装置側の自動検針用無線アダプタ
は、無線によって送信されてくるメータ装置の計測情報
を受信し、これを集中監視装置へ送信する通信制御部
と、この通信制御部からの動作状態情報を外部に表示す
る表示部とを具備したことを特徴とするものである。
【0014】上記主たる目的に加え、取扱いや設置工事
に不利にならず、動作状態の表示を特定の場合に見やす
くするために、請求項5、6の発明の集中監視装置側の
自動検針用無線アダプタは、無線によって送信されてく
るメータ装置の計測情報を受信し、これを集中監視装置
へ送信する通信制御部と、この通信制御部からの動作状
態情報を外部に表示する表示部と、これら通信制御部お
よび表示部を内蔵する筐体とを具備し、請求項5の発明
の表示部は筐体の前面側に表示するように設け、請求項
6の発明の表示部は筐体の下面の前方側に配したことを
それぞれ特徴とするものである。
【0015】請求項7の発明の集中監視装置側の自動検
針用無線アダプタは、請求項4〜6の発明のいずれか1
つにおいてさらに、取扱いや設置工事を簡略化するため
に、電話回線に接続されて集中監視装置との回線接続を
行う回線コントローラ(T−NCU)と筐体を共用また
は内蔵される。
【0016】請求項8の発明の自動検針用無線アダプタ
は、請求項1〜7の発明のいずれか1つにおいてさら
に、表示部にLEDを用い、これを時系列的に点滅させ
ることにより表示を行う。
【0017】請求項9の発明の自動検針用無線アダプタ
は、請求項1〜8の発明のいずれか1つにおいてさら
に、表示部に、色の異なる複数のLEDを用い、これら
を時系列的に点滅させることにより表示を行う。
【0018】請求項10の発明の自動検針用無線アダプ
タは、請求項1〜9の発明のいずれか1つにおいて、通
信制御部が、自動検針用無線アダプタとして動作できる
動作モードと、保管用に特に機能または消費電流を制限
した動作状態であるスリープモードと、このスリープモ
ードから前記動作モードに移行するための準備を行う起
動モードとを備え、表示部は、スリープモード時および
動作モード時には表示を消灯し、前記起動モード時には
表示を点灯または点滅する。
【0019】請求項11の発明の自動検針用無線アダプ
タは、通信制御部が、自動検針用無線アダプタとして動
作できる動作モードにおいて、無線通信を間欠的に行う
ための同期を定期的にとり、表示部は、通信制御部にお
いて同期がとれない場合には表示を点灯または点滅す
る。
【0020】請求項12の発明の自動検針用無線アダプ
タは、請求項1〜11の発明のいずれか1つにおいてさ
らに、通信制御部が、自動検針用無線アダプタとして動
作可能な動作モードにおいて、無線での通信が正常に行
えず、計測情報が送信または受信不能となった場合を呼
出異常として検出し、表示部はこの呼出異常の検出によ
って予め設定された期間の間だけ表示を点灯または点滅
する。
【0021】請求項13の発明の自動検針用無線アダプ
タは、表示部が、請求項1〜13の発明のいずれか1つ
においてさらに、動作の種類の表示と動作状態の異常の
表示とを同時に行う。
【0022】なお、本発明の他の目的および特徴は以下
の説明および図面によって明らかにされる。
【0023】
【作用】請求項1の発明のメータ側の自動検針用無線ア
ダプタの上記構成では、各種の物理量または使用量、異
常情報等の計測対象を計測するメータ装置からの計測情
報を通信制御部で受けて、これを無線によって送信し、
請求項4の発明の集中監視装置側の自動検針用無線アダ
プタは、無線によって送信されてくるメータ装置の計測
情報を通信制御部で受信し、これを集中監視装置へ送信
することができ、双方にてメータ側の各種の計測情報を
集中監視装置側で吸い上げて集中管理できるようにす
る。
【0024】特に、これら各自動検針用無線アダプタ
は、それぞれの通信制御部とともに装備した各表示部に
より、各通信制御部からの動作状態情報を各通信制御部
との内部結線にて、各部の設置状況の違いの影響なしに
各通信制御部での動作状態や通信の電波状態の情報を容
易かつ確実に長期に亘って変わらずに得、これを外部に
表示するので、通信制御部の動作状態を外部から容易に
かつ確実に長期に亘って安定して確認できるし、通信制
御部からの動作状態情報は通信制御部自体の通常レベル
の機能を利用して、特別な装置や複雑な制御操作なしに
生成し、これを近傍の表示部に直接出力するだけでよい
ので、容易かつ安価に実現する。
【0025】請求項2、5、6の発明のメータ側および
集中監視装置側の各自動検針用無線アダプタの上記構成
では、請求項1、4の発明においてさらに、それぞれの
通信制御部および表示部が1つの筐体に内蔵されて、取
扱い部品点数が増大するようなことがないので、取扱い
や設置工事に不利にならないし、請求項2、5の発明で
は特に、筐体をこれが併設されるメータ装置や集中監視
装置との通信のためのT−NCU等の機器と前面が同じ
向きとなるように近接設置されることにより、T−NC
U等の機器と並んでしかも同じ向きから視認して表示部
を観察し、動作確認や電波状況の確認を容易に行うこと
ができる。また、請求項6の発明では特に、筐体を集中
監視装置との通信のためのT−NCU等の機器とともに
高所に併設したとき、表示部が筐体の下面のT−NCU
の存在が邪魔しない前方側で下向きに表示を行うので、
これを下方から容易に確認することができる。
【0026】請求項3、7の発明のメータ側および集中
監視装置側の各自動検針用無線アダプタの上記構成で
は、各筐体が、これらと併設されるメータ装置や集中監
視装置との回線接続を行う回線コントローラの筐体に内
蔵するか、これを共用して1つのものとするので、取扱
いや設置工事がさらに容易になる。
【0027】請求項8の発明の自動検針用無線アダプタ
の上記構成では、請求項1〜7の発明のいずれか1つに
おいてさらに、表示部がLEDを時系列的に点滅させる
ことにより暗所、遠所からの視認性が高まるし、1つの
LEDによって点滅パターンの違いを利用して複数の状
態を表示することができるので、表示構造が簡略化す
る。
【0028】請求項9の発明の自動検針用無線アダプタ
の上記構成では、請求項1〜8の発明のいずれか1つに
おいてさらに、複数の色の異なるLEDを時系列的に点
滅させることにより遠所からの視認性が高まるし、色の
違いと点滅パターンの違いによってさらに多くの種類の
表示ができ、また色の選択によって明るさやまわりの色
や光の違いに対応して判別しやすくすることもできる。
【0029】請求項10の発明の自動検針用無線アダプ
タの上記構成では、請求項1〜9の発明のいずれか1つ
においてさらに、自動検針用無線アダプタとして動作で
きる電力の消費が大きくなる動作モード時と、保管用に
特に機能または消費電流を制限した動作状態であるスリ
ープモード時とに表示を消灯し、前記スリープモードか
ら前記動作モードに移行するための準備を行う電力消費
が少ない起動モード時に表示を点灯または点滅して、各
モードの違いを表示することにより、全動作状態を通し
表示による消費電力の増加を最大限に抑えることができ
る。
【0030】請求項11の発明の自動検針用無線アダプ
タの上記構成では、請求項1〜10の発明のいずれか1
つにおいてさらに、通信のための同期がとれない場合に
表示部は、点灯または点滅してこれを表示するので、自
動検針用無線アダプタが同期不良が原因して通信不能で
あることを確認できて、点検の効率が向上する。
【0031】請求項12の発明の自動検針用無線アダプ
タの上記構成では、請求項1〜11の発明のいずれか1
つにおいてさらに、無線での通信が正常に行えず、計測
情報が送信または受信不能となった場合に表示部は、予
め設定された所定の周期だけ表示を点灯または点滅して
これを表示するので、特に現場に作業員が居る機器設置
時の動作確認等において、動作確認に必要な期間以上に
表示を行う電力の無駄を無くすことができる。
【0032】請求項13の発明の自動検針用無線アダプ
タの上記構成では、請求項1〜12の発明のいずれか1
つにおいてさらに、表示部が、動作の種類の表示と動作
状態の異常の表示とを同時に行うことによって、異常の
表示を共通にして異常の確認を容易にしながら、動作の
種類の表示によってどのような動作の異常かを判別され
るようにすることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の幾つかの実施の形態につき図
を参照しながら説明する。図1〜図6は本発明の第1の
実施の形態を示し、図1に示すようにセンター側の自動
検針用無線アダプタB(以下センター側無線アダプタ
B)1と、メータ側の自動検針用無線アダプタA(以下
メータ側無線アダプタA)2とを備えている。
【0034】センター側自動検針用無線アダプタB1は
集中監視装置(以下センター装置)3に回線接続された
回線コントローラ(以下T−NCU)4と有線接続され
ている。また、メータ側無線アダプタA2は家庭用のガ
ス配管6でのガスの使用量を計測するいわゆるマイコン
メータであるメータ装置5と有線で結ばれている。
【0035】センター側無線アダプタB1には、アンテ
ナ12を介してメータ側無線アダプタA2との無線通信
を行うための通信制御部17と、この通信制御部17か
らの動作状態情報を表示する表示部11とを設け、メー
タ側無線アダプタA2には、アンテナ22を介してセン
ター側無線アダプタB1と無線通信を行うための通信制
御部27と、この通信制御部27からの動作状態情報を
表示する表示部21とを設けてある。
【0036】これにより、メータ側無線アダプタA2は
メータ装置5からのガス配管6におけるガスの使用量の
積算計測情報を通信制御部27で受けて、これを無線に
よって送信し、センター側無線アダプタB1は無線によ
って送信されてくるメータ装置5での計測情報を通信制
御部17で受信し、これをT−NCU4を介してセンタ
ー装置3へ送信することによって、メータ装置5での計
測情報をセンター装置3側で吸い上げて集中管理でき
る。
【0037】特に、これら各自動検針用無線アダプタB
1、A2は、それぞれの通信制御部17、27とともに
装備した各表示部11、21により、各通信制御部1
7、27からの動作状態情報を各通信制御部17、17
との内部結線により各部の設置状況の違いの影響なしに
長期に亘って変わらず得、これを外部に表示するので、
各通信制御部17、27での動作状態や通信の電波状態
を容易かつ確実に長期に亘って安定して確認できるよう
にするし、通信制御部17、27からの動作状態情報は
通信制御部17、27自体の通常機能レベルにて、特別
な装置や複雑な制御操作なしに生成し、これを近傍の表
示部11、21に直接出力するだけでよいので、容易か
つ安価に実現する。
【0038】表示部11、21は赤(LED−R)11
a、21a、青11b、21b(LED−B)、赤外光
(LER−I)11c、21cの各LEDをそれぞれに
配列したものであり、LED−R,LED−I異常時
に、LED−Bは動作状態を表示するものとしてあり、
時系列的な点滅によって表示する。
【0039】図2は第1の実施の形態における表示方法
の一例をタイムチャートとして示してあり、ハイレベル
を表示点灯、ローレベルを表示消灯とし、1周期(T=
10秒)間の表示サイクルを繰り返している。
【0040】このように、表示部11、21がLED1
1a〜11c、21a〜21cを時系列的に点滅させる
ことにより暗所、遠所からの視認性が高まるし、1つの
LEDによって点滅パターンの違いを利用して複数の状
態を表示することができるので、表示構造が簡略化す
る。
【0041】しかも、複数の色の異なるLED11a〜
11c、21a〜21cを時系列的に点滅させることに
より遠所からの視認性が高まるし、色の違いと点滅パタ
ーンの違いによってさらに多くの種類の表示ができる。
また、色の選択によって明るさや周囲の色、光の違いに
対応して判別しやすくすることもできる。
【0042】さらに具体的には、メータ側無線アダプタ
A2やセンター側無線アダプタB1は、メータ装置5や
T−NCU4と同時に設置され同時に使用される。この
ため、これらの装置と同等の動作保証期間、例えば10
年間の動作保証が必要となり、設置されるまでの間は図
3に示すステップ♯1のように電源の投入があっても、
通信制御部17、27のステップ♯2に示す動作で、消
費電力を低減するために通信機能や内部タイマーを働か
せないスリープモードと呼ばれる状態にする。
【0043】併せてスリープモード状態では、各表示部
11、21はLED−R、B、Iとも消灯として、表示
部11、21での電力消費をなくす。
【0044】次いで、メータ側無線アダプタA2やセン
ター側無線アダプタB1の設置および配線が完了する
と、これらをステップ♯3に示すように起動した後、ス
テップ♯4以下ステップ♯10で動作を確認し、異常が
なく通信できる状態にあればステップ♯11の動作モー
ドに移行する。
【0045】ステップ♯3の起動は、メータ側無線アダ
プタA2およびセンター側無線アダプタB1に内蔵され
た磁気スイッチを磁気で入力して起動モードにし、それ
ぞれの無線アダプタA2、B1は図2に示す起動モード
時の通りにLED−Bを点滅し、起動モードの動作状態
にあることを表示する。実施例としては4秒間点灯、1
秒間消灯を繰り返した場合を示している。磁気スイッチ
は、ガラスやプラスチック等で封入された金属製の接点
を磁気の力で接触させることにより入力がなされる。こ
のため、作業員は入力が確実になされているかを手ごた
えで感じることはできないが、LED−Bの前記点灯に
より、起動が確実に行われていることを確認することが
できる。
【0046】この起動モードではメータ側無線アダプタ
A2をステップ♯3に示すように受信状態にした後、ス
テップ♯4でセンター側無線アダプタB1から初期確認
電文をメータ側無線アダプタA2側に送信して通信し、
双方での間欠通信用の同期合わせや、電波強度の確認等
を行う。
【0047】同期合わせは所定回数あるいは所定時間繰
り返し行うが、これが不能であるとどのような通信も不
能であってそれ以降進まない。このようなときはステッ
プ♯21にてメータ側無線アダプタA2およひセンター
側無線アダプタB1の各表示部11、21の表示を図2
に示す同期合わせ異常の時の表示状態にする。実施例と
しては、LED−Rを5秒間のうちの初期1秒を点灯、
後4秒を消灯して、同期合わせ動作状態にあることを表
示するとともに、LED−Iも同様に点滅して現動作モ
ードつまり同期合わせモード時の異常であることを表示
し、ステップ♯22の待機を行う。この状態で異常表示
を設置作業員等が確認することによって対処されるよう
にする。この場合の動作異常の確認は、現場に作業員が
居るので、10秒程度の表示を行えば確認は十分であ
り、それ以上は表示を消灯して徒な電力消費を抑える。
【0048】同期合わせモードで異常がなければ、次の
確認に移行する。自動検針システムでは、メータ装置5
やメータ側無線アダプタA2、およびT−NCU4やセ
ンター側無線アダプタB1を設置した後に実際に通信を
行って、それらの設定や、相互環の各種の接続が正しい
かどうかを確認する手順になっている。
【0049】このため、マイコンメータであるメータ装
置5はテスト発呼機能と呼ばれる通信機能を持ち、磁気
入力により、センター装置3を呼び出し、メータ装置5
およびメータ側無線アダプタA2の動作状態をセンター
装置3に知らせる機能がある。
【0050】そこで、この機能を利用してステップ♯6
でメータ装置5を発呼させると、ステップ♯7でメータ
装置5から発呼先電話番号がメータ側無線アダプタA2
に送られる。これによりメータ側無線アダプタA2は、
ステップ♯8でのセンター側無線アダプタB1の呼び出
しを行い、この発呼先電話番号をセンター側無線アダプ
タB1に送信する。
【0051】これを受けたセンター側無線アダプタB1
は、ステップ♯9に示すように発先電話番号を有線通信
のフォーマットに再変換してT−NCU4に送信しメー
タ側無線アダプタA2およびセンター側無線アダプタB
1間の通信を行う。
【0052】ここで、T−NCU4とセンター側無線ア
ダプタB1との配線に誤接続があったとすると、センタ
ー側無線アダプタ1からT−NCU4への通信はできな
いため、センター装置3からの応答は帰ってこず、セン
ター側無線アダプタB1およびメータ側無線アダプタA
2はそれぞれの内部機能により一定の通信監視時間の
後、ステップ♯10の判定を行い異常と判定する。
【0053】これにより、メータ側無線アダプタA2お
よびセンター側無線アダプタB1は無線通信の異常のた
め、ステップ♯23のLED−Rを1秒間隔で予め設定
された期間、点灯、消灯を繰り返して通信動作状態であ
ることを表示するとともに、LED−Iを前記動作異常
を示すパターン同様に初期に1秒点灯し後4秒消灯し
て、現動作つまり通信動作が異常であることを表示し、
後ステップ♯24の待機を行う。この状態で動作異常が
設置作業員等によって確認されて対処されるようにす
る。本実施例ではこの表示期間を1周期つまり前記起動
後の同期合わせ異常の場合と同じ理由で10秒間として
ある。
【0054】なお、メータの設置場所は、植栽や外構等
のかげになることが多く、表示の配列を確認することは
困難な場合もあるが、色で区別できるため、見誤ること
がなく、設置確認が確実に行える。また、点滅する事に
より、設置作業員の注意を喚起しやすく、見落としもな
くなる。
【0055】ステップ♯10で通信異常がないと、ステ
ップ♯11のメータ側無線アダプタA2およびセンター
側無線アダプタB1間が間欠同期通信できる動作モード
となり、LED−R、B、Iを図2に示す動作モード時
の状態の通りに全て消灯する。この起動後のLED−B
の消灯により、初期確認電文の通信が正常に終了したこ
とを確認でき、設置場所による電波状態の適否を判断す
ることができる。
【0056】この状態では、センター装置3とメータ装
置5のセンター側無線アダプタB1およびメータ側無線
アダプタA2を通じた無線通信がなくとも、センター側
無線アダプタB1とメータ側無線アダプタA2は、無線
の間欠通信が可能となるよう、無線通信を用いて定期的
に同期合わせを行っている。これによって必要に応じて
いつでも通信してセンター装置3の側で計測情報を吸い
上げ集中管理できる。
【0057】電波状況が変わらなければ毎回同一条件で
通信が可能であるが、先述したように、これらの装置は
メータ装置やT−NCUと同様10年間使用されるた
め、この間の家屋、外構の改装や、周囲に配置される装
置、器具、車両等の状況により、無線通信が不能となる
場合がある。
【0058】しかし、ステップ♯11の後はステップ1
2での同期合わせ異常の判別と、異常であるときのステ
ップ♯25、♯26でのステップ♯21、♯22の場合
と同様な処置を行い、異常がなければステップ♯10に
戻って、以下の動作を繰り返すので、動作モード中に同
期合わせ不良や通信不良となってもこれを判別してそれ
ぞれに応じた表示を行って後、待機するようにする。こ
のときの動作異常表示は、設置後メータ装置の異常や電
池切れ等の有無確認のため、定期的に巡回してくるメン
テナンス作業員により、容易に発見され、適切な処理が
なされる。したがって、前記の場合とはことなり表示期
間は特に設定せず作業員による確認とリセットを待つよ
うにする。しかし、通信異常をセンター装置3によって
自動検出する場合はこれに限られない。
【0059】また、特に赤外光領域のLED−Iの光線
は、遠方まで届きやすく、受光素子を用いて専用の検出
装置で入力が可能なため、接近して目視しなくともこう
した検出装置を携帯したメンテナンス作業員が付近を受
光しながら通行することにより発見することができ、メ
ンテナンス作業の効率化を図れる。また、表示状態の機
械的な判定もできる。
【0060】なお、以上のようにセンター側無線アダプ
タB1およびメータ側無線アダプタA2が、自動検針用
無線アダプタとして動作できる電力の消費が大きくなる
動作モード時と、保管用に特に機能または消費電流を制
限した動作状態であるスリープモード時とにLEDの表
示を消灯し、前記スリープモードから前記動作モードに
移行するための準備を行う電力消費が少ない起動モード
時にLEDの表示を点灯または点滅して、各モードの違
いを表示することにより、全動作状態を通しLEDを用
いた表示による消費電力の増加を最大限に抑えることが
できる。
【0061】また、通信のための同期がとれない場合に
表示部11、21は、点灯または点滅してこれを表示す
るので、センター側無線アダプタB1およびメータ側無
線アダプタA2が同期不良が原因して通信不能であるこ
とを確認できて、点検の効率が向上する。
【0062】さらに、図4および図5にメータ側無線ア
ダプタA2の実際の設置例を示してある。これについて
説明すると、図4に示すようにメータ装置5は前面の中
央部に表示部51を有し、天面の左右にガス配管6が突
出している。これらガス配管6が突出している間でメー
タ側無線アダプタA2がメータ装置5の天面上に金属製
の台座7を介して着脱できるように載置されている。
【0063】メータ側無線アダプタA2は金属製の筐体
24に電装部23と表示部21を内蔵しており、電装部
23はメータ側無線アダプタA2の通信制御部27を含
んでいる。アンテナ22は板状逆Fアンテナであり金属
製の筐体24を設置面としてこれの前面の外に位置する
ように設けられ、金属製の筐体24との間に給電部26
を有している。さらに金属製の筐体24およびアンテナ
22はABS樹脂製の筐体25に内蔵されている。
【0064】金属製の筐体24はメータ装置5に接して
いる面を解放している内部空洞の直方体である。メータ
装置5の前面方向で金属製の筐体24に平行配置した導
体板によって板状逆Fアンテナ22を構成している。本
実施の形態では導体板は片面プリント基板(本実施例で
はガラスエポキシ樹脂製基板を用いた)にアンテナのパ
ターンを描いて用いた。またアンテナ面はメータ装置5
の前面方向に平行に配してあり、しかもメータ装置の前
面より10mm程度突き出した構造でありアンテナ面と
配管パイプの距離をできるだけ離した構成である。
【0065】こうしたアンテナ22、および金属製筐体
部24、金属製台座7の構成は、金属製のガス配管6や
メータ装置5の金属製の筐体の影響を受けず水平面の垂
直偏波の指向性が均等(無指向性)となるよう検討され
てきた構成である。
【0066】この構成では、アンテナ22周辺の導体が
指向性や、アンテナ利得に影響を及ぼすため、本実施例
では表示部21が観察可能な窓を金属製の筐体部24の
前面に設け、表示素子21a〜21cをアンテナ面より
突出しないように配置し、さらにこの表示部21が観察
可能なよう樹脂製筐体25に透光性の部分25aを設け
外部から観察可能な構成となっている。
【0067】このような構成により、メータ装置5の観
察時にメータ側無線アダプタA2の表示が観察可能とな
り、またアンテナ利得や指向性に与える影響も少ないた
め表示を行うことによる通信信頼性の低下もない。ま
た、メータ装置5の表示部51とメータ側無線アダプタ
A2の表示部21とが共に同じ前面に向いているので、
双方が同一の方向から視認でき、表示部21での表示の
確認が容易になる。
【0068】さて、本実施の形態では、メータ装置5と
メータ側無線アダプタA2を別々の筐体で構成し、脱着
可能なメータ側自動検針用無線アダプタとして構成した
が、図6に示すようにメータ装置上部を樹脂製の筐体に
し、前記樹脂筐体部52に無線アダプタ電装部23を内
蔵した金属製筐体24及び板状アンテナ22を内蔵し、
メータ装置5とメータ側無線アダプタA2を一体にして
構成することもできる。この構成によるとメータ側無線
アダプタA2はメータ装置5に内蔵されているので、全
体に1つのものとして取り扱うことができ、自動検針シ
ステムを導入するときの設置工事を省力化できるととも
にメータ装置の表示部51とメータ側無線アダプタA2
の表示部21を近接かせることが可能なため、より観察
しやすく便利な構成となる。
【0069】また、センター側無線アダプタB1の実際
の設置例を図7に示してあり、T−NCU4に実装して
いる。これについて説明すると、T−NCU4がABS
樹脂製の台座8に取付けられているのに対応して、この
ABS樹脂製の台座8のT−NCU4を取付けている部
分の直ぐ上にセンター側無線アダプタB1を取付けてあ
る。
【0070】センター側無線アダプタB1は通信制御部
17を含む電装部13、および表示部11を金属製の筐
体14に内蔵している。金属製の筐体14は下方が開放
してる空洞な直方体で、これの上に平行に配した導体板
によってアンテナ12を板状逆Fアンテナに構成してい
る。導体板は金属製の筐体14を設置面として設けら
れ、金属製の筐体14との間に給電部16を有してい
る。これら金属製の筐体14およびアンテナ12をAB
S樹脂製の筐体15に内蔵してある。
【0071】本実施の形態において導体板は片面プリン
ト基板にアンテナパターンを描いて用いた。樹脂製の筐
体15は開口面を樹脂製の台座8上部に取り付けること
により筐体内部を密閉している。
【0072】この構成は、水平面に高いアンテナ利得
と、無指向性を確保し、かつ樹脂製の台座8が木製の壁
に取り付けられた場合でも、金属壁に取り付けられた場
合でも影響を受けないよう検討されたものである。
【0073】メータ側無線アダプタA2と同様、この構
成もアンテナ12および金属製の筐体14のアンテナ1
2と対向している面の近傍に置かれた金属はアンテナ利
得や指向性に影響を及ぼす。本実施の形態では表示部1
1が観察可能な窓を金属製の筐体14の正面側に設け、
表示素子11a〜11cを配置し、さらにこの表示部1
1が観察可能なよう樹脂製の筐体15に透光性の部分1
5aを設け外部から観察可能な構成となっている。
【0074】この構成により、メータ側無線アダプタA
2の表示が壁面に取り付けた場合に観察容易となり、ま
たアンテナ利得や指向性に与える影響もないため表示を
行うことによる通信信頼性の低下もない。さらに製造時
にアンテナ12および電装部13と一体となった金属製
の筐体14を樹脂製の筐体15内に実装する際、表示部
11の突起が挿入する際の進行面にあるため、実装時に
表示部21が樹脂製の筐体15の内面にあたって発光部
の傷や曲がりが発生しにくい構成となっている。
【0075】図8はセンター側無線アダプタをT−NC
Uに実装したときの第2の実施の形態を示し、表示部1
1が金属製の筐体14の下面の前方側に設けられ、樹脂
製の筐体15の対向箇所に設けられた透光性部分15a
を通じて外部から観察できるようになっている。
【0076】このような表示位置は下側に取り付けられ
るT−NCU4の厚みを考慮し、どういった型のT−N
CUが取り付けられてもそれよりも前方になるようにな
っている。このため、T−NCUが高所に取り付けられ
た場合に表示部が見やすい構成となっている。また、先
の実施例と同様にアンテナ利得や指向性のに与える影響
もないため表示を行うことによる通信信頼性の低下もな
い。表示部11が金属製筐体14の開口面に面している
ため、製造時に電装部13を金属製筐体14へ実装する
際に作業が容易となる。また、金属製筐体14に余分な
窓を空ける必要がないため金属製筐体の製造が容易とな
る。
【0077】他の構成は第1の実施の形態の場合と変わ
らないので同一部材には同一の符号を付し、重複する説
明は省略する。
【0078】本実施の形態では、T−NCU4とセンタ
ー側無線アダプタ1を別々の筐体で構成され脱着可能と
して構成したが、図9に示す第3の実施の形態のように
同一の樹脂製の筐体15内に電装部13を内蔵した金属
製筐体14とT−NCUの電装部41を内蔵するように
することもできる。
【0079】そして前記金属製の筐体14に板状Fアン
テナであるアンテナ12を形成することで筐体を一体に
して構成する。またT−NCUの電装部41は金属製の
筐体14に内蔵して構成してもよい。
【0080】この構成によるとセンター側無線アダプタ
B1がT−NCU4に内蔵されているので、双方を1つ
のものとして取り扱えるし、自動検針システムを導入す
るときの設置工事を省力化できる。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明のメータ側の自動検針用
無線アダプタにてメータ装置からの計測情報を通信制御
部で受け、これを無線で送信し、請求項4の発明の集中
監視装置側の自動検針用無線アダプタにて、無線によっ
て送信されてくるメータ装置の計測情報を通信制御部で
受信し、これを集中監視装置へ送信して、メータ側の各
種の計測情報を集中監視装置側で吸い上げて集中管理で
きるが、特に、各自動検針用無線アダプタによれば、そ
れぞれの各通信制御部からの動作状態情報を各通信制御
部との近傍での結線にて得て外部に表示し、各部の設置
状況の違いの影響なしに各通信制御部での動作状態や通
信の電波状態を容易かつ確実に長期に亘って変わらず確
認できるほか、通信制御部からの動作状態情報は通信制
御部自体の通常機能により特別な装置や複雑な制御操作
なしに生成し、これを近傍の表示部に直接出力するだけ
でよいので、容易かつ安価に実現する。
【0082】請求項2、5、6の発明のメータ側および
集中監視装置側の各自動検針用無線アダプタによれば、
請求項1、4の発明のいずれか1つにおいてさらに、そ
れぞれの通信制御部および表示部が1つの筐体にて一体
に取り扱えて、取扱いや設置工事に不利にならず、請求
項2、5の発明では特に、筐体をこれが近接配置される
メータ装置や集中監視装置との通信のためのT−NCU
等の機器と向きが一致し、T−NCU等の機器と同じ位
置で同じ向きから視認して表示部を観察し、動作確認や
電波状況の確認を容易に行うことができる。また、請求
項6の発明では特に、筐体を集中監視装置との通信のた
めのT−NCU等の機器とともに高所に併設したとき、
表示部が筐体の下面のT−NCUが邪魔にならない前方
側で下向きに表示を行うので、これを下方から容易に確
認することができる。
【0083】請求項3、7の発明のメータ側および集中
監視装置側の各自動検針用無線アダプタによれば、各筐
体を、これらと併設されるメータ装置や集中監視装置と
の回線接続を行う回線コントローラの筐体に内蔵する
か、これを共用して1つのものとするので、取扱いや設
置工事がさらに容易になる。
【0084】請求項8の発明の自動検針用無線アダプタ
によれば、請求項1〜7の発明のいずれか1つにおいて
さらに、表示部がLEDを時系列的に点滅させることに
より暗所、遠所からの視認性が高まるし、1つのLED
によって点滅パターンの違いを利用して複数の状態を表
示することができるので、表示構造が簡略化する。
【0085】請求項9の発明の自動検針用無線アダプタ
によれば、請求項1〜8の発明のいずれか1つにおいて
さらに、複数の色の異なるLEDを時系列的に点滅させ
ることにより遠所からの視認性が高まるし、色の違いと
点滅パターンの違いによってさらに多くの種類の表示が
でき、さらに色の選択によって明るさやまわりの色や光
の違いに対応して判別しやすくすることもできる。
【0086】請求項10の発明の自動検針用無線アダプ
タによれば、請求項1〜9の発明のいずれか1つにおい
てさらに、自動検針用無線アダプタとして動作できる電
力の消費が大きくなる動作モード時と、保管用に特に機
能または消費電流を制限した動作状態であるスリープモ
ード時とに表示を消灯し、前記スリープモードから前記
動作モードに移行するための準備を行う電力消費が少な
い起動モード時に表示を点灯または点滅して、各モード
の違いを表示することにより、全動作状態を通し表示に
よる消費電力の増加を最大限に抑えることができる。
【0087】請求項11の発明の自動検針用無線アダプ
タのによれば、請求項1〜10の発明のいずれか1つに
おいてさらに、通信のための同期がとれない場合に表示
部は、点灯または点滅してこれを表示するので、自動検
針用無線アダプタが同期不良が原因して通信不能である
ことを確認できて、点検の効率が向上する。
【0088】請求項12の発明の自動検針用無線アダプ
タによれば、請求項1〜11の発明のいずれか1つにお
いてさらに、無線での通信が正常に行えず、計測情報が
送信または受信不能となった場合に表示部は、予め設定
された所定の周期だけ表示を点灯または点滅してこれを
表示するので、特に現場に作業員が居る機器設置時の動
作確認等において、動作確認に必要な期間以上に表示を
行う電力の無駄を無くすことができる。
【0089】請求項13の発明の自動検針用無線アダプ
タによれば、請求項1〜12の発明のいずれか1つにお
いてさらに、表示部が、動作の種類の表示と動作状態の
異常の表示とを同時に行うことによって、異常の表示を
共通にして異常の確認を容易にしながら、動作の種類の
表示によってどのような動作の異常かを判別されるよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態におけるメータ側およ
びセンター側の各自動検針用無線アダプタを実装した自
動検針の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の各自動検針用無線アダプタでの表示動作
を示すタイミングチャートである。
【図3】図1の各自動検針用無線アダプタの起動、動
作、および無線通信の同期合わせや通信の確認、動作異
常時の表示および措置の各種操作のフローチャートであ
る。
【図4】図1のメータ側無線アダプタをメータ装置に併
設した具体的な構成例を示す正面図である。
【図5】図4のメータ側無線アダプタの構成を示す一部
を横断して見た上面図である。
【図6】図1のメータ側無線アダプタをメータ装置に内
蔵した別の実施の形態での構成を示す正面図である。
【図7】図1のセンター側無線アダプタをT−NCUと
併設した場合の具体的な構成例を示す一部を断面して見
た側面図である。
【図8】図1のセンター側無線アダプタをT−NCUと
併設した場合の別の具体的な構成例を示す一部を断面し
て見た側面図である。
【図9】図1のセンター側無線アダプタをT−NCUと
併設した場合の別の具体的な構成例を示す一部を断面し
て見た側面図である。
【図10】従来の自動検針用無線アダプタを用いた自動
検針システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 センター側無線アダプタB 2 メータ側無線アダプタA 3 集中監視装置(センター装置) 4 回線コントローラ(T−NCU) 5 メータ装置 6 配管パイプ 11、21 表示部 11a、21a LED−R 11b、21b LED−B 11c、21c LED−I 12、22 アンテナ 13、23 電装部 14、24 金属製筐体 15、25 樹脂製筐体 17、27 通信制御部 51 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 照恵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 横網代 義幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伴 泰浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 雅弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 堀池 良雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤原 純 東京都港区海岸1−5−20 東京瓦斯株式 会社内 (72)発明者 石川 清久 東京都港区海岸1−5−20 東京瓦斯株式 会社内 (72)発明者 古沢 肇 東京都港区海岸1−5−20 東京瓦斯株式 会社内 (72)発明者 安井 昌広 大阪市中央区平野町4丁目1番地2号 大 阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 横山 昭彦 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 池川 幸一 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の物理量または使用量、異常情報等
    の計測対象を計測するメータ装置からの計測情報を受け
    てこれを無線によって送信する通信制御部と、この通信
    制御部からの動作状態情報を外部に表示する表示部とを
    具備したことを特徴とするメータ側の自動検針用無線ア
    ダプタ。
  2. 【請求項2】 各種の物理量または使用量、異常情報等
    の計測対象を計測するメータ装置からの計測情報を受け
    てこれを無線によって送信する通信制御部と、この通信
    制御部からの動作状態情報を外部に表示する表示部と、
    これら通信制御部および表示部を内蔵する筐体とを具備
    し、表示部は筐体の前面側に表示するように設けたこと
    を特徴とするメータ側の自動検針用無線アダプタ。
  3. 【請求項3】 メータ装置と筐体を共用または内蔵され
    ることを特徴とする請求項1、2のいずれか一項に記載
    のメータ装置側の自動検針用無線アダプタ。
  4. 【請求項4】 無線によって送信されてくるメータ装置
    の計測情報を受信し、これを集中監視装置へ送信する通
    信制御部と、この通信制御部からの動作状態情報を外部
    に表示する表示部とを具備したことを特徴とする集中監
    視装置側の自動検針用無線アダプタ。
  5. 【請求項5】 無線によって送信されてくるメータ装置
    の計測情報を受信し、これを集中監視装置へ送信する通
    信制御部と、この通信制御部からの動作状態情報を外部
    に表示する表示部と、これら通信制御部および表示部を
    内蔵する筐体とを具備し、表示部は筐体の前面側に表示
    するように設けことを特徴とする集中監視装置側の自動
    検針用無線アダプタ。
  6. 【請求項6】 無線によって送信されてくるメータ装置
    の計測情報を受信し、これを集中監視装置へ送信する通
    信制御部と、この通信制御部からの動作状態情報を外部
    に表示する表示部と、これら通信制御部および表示部を
    内蔵する筐体とを具備し、表示部は筐体の下面の前方側
    に配したことを特徴とする集中監視装置側の自動検針用
    無線アダプタ。
  7. 【請求項7】 電話回線に接続されて集中監視装置との
    回線接続を行う回線コントローラ(T−NCU)と筐体
    を共用または内蔵されたことを特徴とする請求項4〜6
    のいずれか一項に記載の集中監視装置側の自動検針用無
    線アダプタ。
  8. 【請求項8】 表示部は、LEDを用い、これを時系列
    的に点滅させることにより表示を行う請求項1〜7のい
    ずれか一項に記載の自動検針用無線アダプタ。
  9. 【請求項9】 表示部は、色の異なる複数のLEDを用
    い、これらを時系列的に点滅させることにより表示を行
    う請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動検針用無線
    アダプタ。
  10. 【請求項10】 通信制御部は、自動検針用無線アダプ
    タとして動作できる動作モードと、保管用に特に機能ま
    たは消費電流を制限した動作状態であるスリープモード
    と、このスリープモードから前記動作モードに移行する
    ための準備を行う起動モードとを備え、表示部は、スリ
    ープモード時および動作モード時には表示を消灯し、前
    記起動モード時には表示を点灯または点滅する請求項1
    〜9のいずれか一項に記載の自動検針用無線アダプタ。
  11. 【請求項11】 通信制御部は、自動検針用無線アダプ
    タとして動作できる動作モードにおいて、無線通信を間
    欠的に行うための同期を定期的にとり、表示部は、通信
    制御部において同期がとれない場合には表示を点灯また
    は点滅することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    一項に記載の自動検針用無線アダプタ。
  12. 【請求項12】 通信制御部は、自動検針用無線アダプ
    タとして動作可能な動作モードにおいて、無線での通信
    が正常に行えず、計測情報が送信または受信不能となっ
    た場合を呼出異常として検出し、表示部はこの呼出異常
    の検出によって予め設定された期間の間だけ表示を点灯
    または点滅することを特徴とする請求項1〜11のいず
    れか一項に記載の自動検針用無線アダプタ。
  13. 【請求項13】 表示部は、動作の種類の表示と動作状
    態の異常の表示とを同時に行う請求項1〜12のいずれ
    か一項に記載の自動検針用無線アダプタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001093071A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Ricoh Elemex Corp 無線検針システム
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