JPH0944760A - 監視装置 - Google Patents
監視装置Info
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- JPH0944760A JPH0944760A JP7196431A JP19643195A JPH0944760A JP H0944760 A JPH0944760 A JP H0944760A JP 7196431 A JP7196431 A JP 7196431A JP 19643195 A JP19643195 A JP 19643195A JP H0944760 A JPH0944760 A JP H0944760A
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- Japan
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- light
- video signal
- monitoring
- camera
- monitoring device
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 昼夜、照明の有無を問わず、監視領域におけ
る検出対象物の存在を確実に検知し得る監視装置を提供
する。 【解決手段】 発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)は、監視
領域51に間隔を隔てて列状に配置されている。カメラ
21〜2kは、自己に割り当てられた監視領域(511〜51
k)内において発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)を監視し、
その映像信号S11〜S1kを出力する。処理装置3は、検
出対象物61〜63が存在しないときの映像信号S11〜
S1kに基づいて発光器の存在位置を学習し、その学習し
た発光器の存在位置と、測定した映像信号S11〜S1kに
基づいて求めた発光器の存在位置との不一致を検出する
ことにより、検出対象物61〜63の存在を検出する。
る検出対象物の存在を確実に検知し得る監視装置を提供
する。 【解決手段】 発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)は、監視
領域51に間隔を隔てて列状に配置されている。カメラ
21〜2kは、自己に割り当てられた監視領域(511〜51
k)内において発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)を監視し、
その映像信号S11〜S1kを出力する。処理装置3は、検
出対象物61〜63が存在しないときの映像信号S11〜
S1kに基づいて発光器の存在位置を学習し、その学習し
た発光器の存在位置と、測定した映像信号S11〜S1kに
基づいて求めた発光器の存在位置との不一致を検出する
ことにより、検出対象物61〜63の存在を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視装置に関し、
更に詳しくは、駅のホームや踏切等の安全性が要求され
る監視領域における検出対象物の存在を確実に検知する
とともに、擬似フェールセーフ性を得る技術に係る。
更に詳しくは、駅のホームや踏切等の安全性が要求され
る監視領域における検出対象物の存在を確実に検知する
とともに、擬似フェールセーフ性を得る技術に係る。
【0002】
【従来の技術】駅のホーム等に設置される従来の監視装
置としては、画像処理によって検出対象物(人間)を検
出するものと、レーザ光の遮断により検出対象物を検出
するものが知られている。
置としては、画像処理によって検出対象物(人間)を検
出するものと、レーザ光の遮断により検出対象物を検出
するものが知られている。
【0003】画像処理方法を採用した監視装置は、カメ
ラで監視領域を写し出し、その映像信号の輝度を画像処
理することにより、監視領域に人間が存在することを検
知する。このため、照明の条件、車両からの突発的な光
の入射等によって輝度が変化する場合や、人間とホーム
との画像上の識別が困難となる場合があり、検出対象物
が監視領域に存在しても検知できない場合を生ずる。
ラで監視領域を写し出し、その映像信号の輝度を画像処
理することにより、監視領域に人間が存在することを検
知する。このため、照明の条件、車両からの突発的な光
の入射等によって輝度が変化する場合や、人間とホーム
との画像上の識別が困難となる場合があり、検出対象物
が監視領域に存在しても検知できない場合を生ずる。
【0004】レーザ光遮断方法を採用した監視装置は、
ホームにレーザ光を発生する装置及びレーザ光を受光す
る装置を設置しなければならず、高価になる。
ホームにレーザ光を発生する装置及びレーザ光を受光す
る装置を設置しなければならず、高価になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、昼
夜、照明の有無を問わず、監視領域における検出対象物
の存在を確実に検知し得る監視装置を提供する。
夜、照明の有無を問わず、監視領域における検出対象物
の存在を確実に検知し得る監視装置を提供する。
【0006】本発明のもう一つの課題は、発光器の断芯
や突発的な入射光に対してフェールセーフ性を確保し得
る監視装置を提供する。
や突発的な入射光に対してフェールセーフ性を確保し得
る監視装置を提供する。
【0007】本発明のもう一つの課題は、可視光または
赤外光の領域を使用した安価な監視装置を提供する。
赤外光の領域を使用した安価な監視装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る監視装置は、複数の発光器と、少なく
とも一つのカメラと、処理装置とを含み、監視領域に検
出対象物が存在するか否かを監視する。前記発光器のそ
れぞれは、前記監視領域に間隔を隔てて列状に配置され
る。前記カメラのそれぞれは、自己に割り当てられた前
記監視領域内において前記発光器を監視し、その映像信
号を出力する。前記処理装置は、前記検出対象物が存在
しないときの前記映像信号に基づいて前記発光器の存在
位置を学習し、その学習した前記発光器の存在位置と前
記映像信号に基づいて求めた前記発光器の存在位置との
不一致を検出することにより、前記検出対象物の存在を
検出する。
め、本発明に係る監視装置は、複数の発光器と、少なく
とも一つのカメラと、処理装置とを含み、監視領域に検
出対象物が存在するか否かを監視する。前記発光器のそ
れぞれは、前記監視領域に間隔を隔てて列状に配置され
る。前記カメラのそれぞれは、自己に割り当てられた前
記監視領域内において前記発光器を監視し、その映像信
号を出力する。前記処理装置は、前記検出対象物が存在
しないときの前記映像信号に基づいて前記発光器の存在
位置を学習し、その学習した前記発光器の存在位置と前
記映像信号に基づいて求めた前記発光器の存在位置との
不一致を検出することにより、前記検出対象物の存在を
検出する。
【0009】好ましい例では、前記監視領域は、駅のホ
ームに車両の進行方向に沿って設定される。前記検出対
象物は、人間である。
ームに車両の進行方向に沿って設定される。前記検出対
象物は、人間である。
【0010】別の好ましい例では、前記発光器は、可視
光もしくは赤外光を放出する灯器または発光ダイオード
アレイで構成される。
光もしくは赤外光を放出する灯器または発光ダイオード
アレイで構成される。
【0011】別の好ましい例では、前記処理装置は、前
記カメラの前記映像信号を順次切替えて処理する。前記
処理装置は、好ましくは、カメラ選択回路と、映像信号
切替回路と、カメラ同期制御回路とを含み、前記カメラ
選択回路が選択されるべき前記カメラの一つを指示する
選択信号を前記映像信号切替回路に供給し、前記映像信
号切替回路が前記選択信号に基づいて選択された前記カ
メラの前記映像信号を出力し、前記カメラ同期制御回路
が選択された前記カメラにカメラ同期信号を供給する。
記カメラの前記映像信号を順次切替えて処理する。前記
処理装置は、好ましくは、カメラ選択回路と、映像信号
切替回路と、カメラ同期制御回路とを含み、前記カメラ
選択回路が選択されるべき前記カメラの一つを指示する
選択信号を前記映像信号切替回路に供給し、前記映像信
号切替回路が前記選択信号に基づいて選択された前記カ
メラの前記映像信号を出力し、前記カメラ同期制御回路
が選択された前記カメラにカメラ同期信号を供給する。
【0012】別の好ましい例では、前記処理装置は、前
記映像信号に基づいて、前記発光器の配列方向に仮想し
た監視ラインの輝度データを輝度データの平均値によっ
て除算して正規化輝度データを求め、前記正規化輝度デ
ータを一定のレベルで判定することにより2値化し、前
記発光器の存在位置を求める。
記映像信号に基づいて、前記発光器の配列方向に仮想し
た監視ラインの輝度データを輝度データの平均値によっ
て除算して正規化輝度データを求め、前記正規化輝度デ
ータを一定のレベルで判定することにより2値化し、前
記発光器の存在位置を求める。
【0013】別の好ましい例では、発光器点灯回路を含
み、前記発光器点灯回路は、車両の進入信号が入力され
た場合に点滅させる電力を前記発光器に供給する。
み、前記発光器点灯回路は、車両の進入信号が入力され
た場合に点滅させる電力を前記発光器に供給する。
【0014】別の好ましい例では、前記発光器のそれぞ
れは、複数列に並んで設けられる。前記処理装置は、前
記発光器の各列毎に学習した前記発光器の存在位置と前
記映像信号に基づいて求めた前記発光器の存在位置との
不一致を検出することにより、前記検出対象物の存在を
検出する。
れは、複数列に並んで設けられる。前記処理装置は、前
記発光器の各列毎に学習した前記発光器の存在位置と前
記映像信号に基づいて求めた前記発光器の存在位置との
不一致を検出することにより、前記検出対象物の存在を
検出する。
【0015】上述したように、発光器のそれぞれは、監
視領域に間隔を隔てて列状に配置される。カメラのそれ
ぞれは、自己に割り当てられた監視領域内において発光
器を監視し、その映像信号を出力する。この構成によれ
ば、発光器とカメラとの間に検出対象物が存在しない場
合は、各発光器の配置位置において輝度のピーク値が発
生する映像信号が得られる。発光器とカメラとの間に検
出対象物が存在する場合は、検出対象物によって発光器
の放射光が遮断される。このため、放射光が遮断された
発光器の配置位置において輝度のピーク値が発生しない
映像信号が得られる。また、発光器の光が遮断されるか
否かによって輝度の異なる映像信号が得られるので、映
像信号が昼夜、照明の有無によって影響されることもな
い。
視領域に間隔を隔てて列状に配置される。カメラのそれ
ぞれは、自己に割り当てられた監視領域内において発光
器を監視し、その映像信号を出力する。この構成によれ
ば、発光器とカメラとの間に検出対象物が存在しない場
合は、各発光器の配置位置において輝度のピーク値が発
生する映像信号が得られる。発光器とカメラとの間に検
出対象物が存在する場合は、検出対象物によって発光器
の放射光が遮断される。このため、放射光が遮断された
発光器の配置位置において輝度のピーク値が発生しない
映像信号が得られる。また、発光器の光が遮断されるか
否かによって輝度の異なる映像信号が得られるので、映
像信号が昼夜、照明の有無によって影響されることもな
い。
【0016】処理装置は、検出対象物が存在しないとき
の映像信号に基づいて発光器の存在位置を学習し、その
学習した発光器の存在位置と、測定時において入力され
た映像信号に基づいて求めた発光器の存在位置との不一
致を検出することにより、検出対象物の存在を検出す
る。発光器の存在位置は、発光器の輝度のピーク値より
も若干低いレベルに判定レベルを設定することにより容
易に求めることができる。この構成によれば、学習した
発光器の存在位置と測定した発光器の存在位置とが一致
する場合は検出対象物が存在しないこととなり、不一致
の場合は検出対象物が存在することとなり、昼夜、照明
の有無を問わず、監視領域における検出対象物の存在を
確実に検知できる。
の映像信号に基づいて発光器の存在位置を学習し、その
学習した発光器の存在位置と、測定時において入力され
た映像信号に基づいて求めた発光器の存在位置との不一
致を検出することにより、検出対象物の存在を検出す
る。発光器の存在位置は、発光器の輝度のピーク値より
も若干低いレベルに判定レベルを設定することにより容
易に求めることができる。この構成によれば、学習した
発光器の存在位置と測定した発光器の存在位置とが一致
する場合は検出対象物が存在しないこととなり、不一致
の場合は検出対象物が存在することとなり、昼夜、照明
の有無を問わず、監視領域における検出対象物の存在を
確実に検知できる。
【0017】発光器に断芯が発生した場合は、断芯した
発光器の配置位置において輝度のピーク値が発生しない
ので、検出対象物が存在する場合と等価となる。このた
め、発光器に断芯に対してフェールセーフ性を確保でき
る。
発光器の配置位置において輝度のピーク値が発生しない
ので、検出対象物が存在する場合と等価となる。このた
め、発光器に断芯に対してフェールセーフ性を確保でき
る。
【0018】進入車両のヘッドライト等による突発的な
入射光が監視領域に入力された場合は、学習した発光器
の存在位置とは異なる位置において輝度のピーク値が発
生し、学習した発光器の存在位置と測定した発光器の存
在位置とに不一致が生じ、検出対象物が存在すると検出
する。このため、ヘッドライト等による突発的な入射光
に対してもフェールセーフ性を確保できる。
入射光が監視領域に入力された場合は、学習した発光器
の存在位置とは異なる位置において輝度のピーク値が発
生し、学習した発光器の存在位置と測定した発光器の存
在位置とに不一致が生じ、検出対象物が存在すると検出
する。このため、ヘッドライト等による突発的な入射光
に対してもフェールセーフ性を確保できる。
【0019】発光器が可視光もしくは赤外光を放出する
灯器または発光ダイオードアレイで構成される好ましい
例では、可視光または赤外光の領域を使用した安価な監
視装置が得られる。
灯器または発光ダイオードアレイで構成される好ましい
例では、可視光または赤外光の領域を使用した安価な監
視装置が得られる。
【0020】処理装置がカメラの映像信号を順次切替え
て処理する好ましい例では、各カメラの映像信号を処理
する信号処理部を共通にすることができ、安価な監視装
置が得られる。
て処理する好ましい例では、各カメラの映像信号を処理
する信号処理部を共通にすることができ、安価な監視装
置が得られる。
【0021】処理装置が映像信号に基づいて発光器の配
列方向に仮想した監視ラインの輝度データを輝度データ
の平均値によって除算して正規化輝度データを求め、正
規化輝度データを一定のレベルで判定することにより2
値化し、発光器の存在位置を求める好ましい例では、外
来光の照射条件が時間的に変化しても、変化分が正規化
により吸収される。このため、外来光等に影響されずに
検出対象物の存在を確実に検知できる。
列方向に仮想した監視ラインの輝度データを輝度データ
の平均値によって除算して正規化輝度データを求め、正
規化輝度データを一定のレベルで判定することにより2
値化し、発光器の存在位置を求める好ましい例では、外
来光の照射条件が時間的に変化しても、変化分が正規化
により吸収される。このため、外来光等に影響されずに
検出対象物の存在を確実に検知できる。
【0022】発光器点灯回路が、車両の進入信号が入力
された場合に、点滅させる電力を発光器に供給する好ま
しい例では、消費電力の少ない監視装置が得られる。ま
た、発光器点灯回路が発光器を点滅させた場合は、監視
領域に外来光が照射されていても、点滅による変化分を
抽出して発光器の輝度のピーク値を容易に検出できる。
された場合に、点滅させる電力を発光器に供給する好ま
しい例では、消費電力の少ない監視装置が得られる。ま
た、発光器点灯回路が発光器を点滅させた場合は、監視
領域に外来光が照射されていても、点滅による変化分を
抽出して発光器の輝度のピーク値を容易に検出できる。
【0023】発光器のそれぞれは複数列に並んで設けら
れ、処理装置は発光器の各列毎に学習した発光器の存在
位置と映像信号に基づいて求めた発光器の存在位置との
不一致を検出することにより、検出対象物の存在を検出
する好ましい例では、多重系を容易に構成することがで
き、また、多数決論理も容易に得ることができる。この
ため、信頼性の高い監視装置が得られる。
れ、処理装置は発光器の各列毎に学習した発光器の存在
位置と映像信号に基づいて求めた発光器の存在位置との
不一致を検出することにより、検出対象物の存在を検出
する好ましい例では、多重系を容易に構成することがで
き、また、多数決論理も容易に得ることができる。この
ため、信頼性の高い監視装置が得られる。
【0024】本発明の他の特徴及びそれによる作用効果
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。
は、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る監視装置の構
成を示すブロック図である。本発明に係る監視装置は、
複数の発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)と、カメラ21〜
2kと、処理装置3とを含み、監視領域51に検出対象
物61〜63が存在するか否かを監視する。実施例で
は、監視領域51は、駅のホーム5に車両7の進行方向
に沿って設定される。監視領域51は、カメラ21〜2
kによって監視される。検出対象物61〜63は、人間
である。監視領域51は、安全性が要求される領域に設
定され、ホームの他に踏切、工作機械の周辺等に設定で
きる。
成を示すブロック図である。本発明に係る監視装置は、
複数の発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)と、カメラ21〜
2kと、処理装置3とを含み、監視領域51に検出対象
物61〜63が存在するか否かを監視する。実施例で
は、監視領域51は、駅のホーム5に車両7の進行方向
に沿って設定される。監視領域51は、カメラ21〜2
kによって監視される。検出対象物61〜63は、人間
である。監視領域51は、安全性が要求される領域に設
定され、ホームの他に踏切、工作機械の周辺等に設定で
きる。
【0026】発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)のそれぞれ
は、監視領域51に間隔L1を隔てて列状に配置され、
可視光もしくは赤外光を放出する灯器または発光ダイオ
ードアレイで構成される。実施例は、道路等に使用され
る埋設灯器を用いてある。埋設灯器は、高輝度発光ダイ
オード(7000ミリcd)が10(cm)角の耐腐蝕性に
優れたアルミ合金のケースに内蔵された構成となってい
る。
は、監視領域51に間隔L1を隔てて列状に配置され、
可視光もしくは赤外光を放出する灯器または発光ダイオ
ードアレイで構成される。実施例は、道路等に使用され
る埋設灯器を用いてある。埋設灯器は、高輝度発光ダイ
オード(7000ミリcd)が10(cm)角の耐腐蝕性に
優れたアルミ合金のケースに内蔵された構成となってい
る。
【0027】図2は図1の発光器とカメラの配置関係を
具体的に示した図である。カメラ21は、監視領域511
の表面から5(m)の高さに設けられる。監視領域511は
10(m)に設定される。人間611〜613は、身長が1.5
(m)とする。発光器の配置間隔L1は、複数の発光器が
人間611〜613によって同時に覆われるように設定され
る。この構成によれば、監視領域511が人間611によって
覆われる長さは1(m)となり、人間612によって覆われ
る長さは1.5(m)となる。従って、人間611〜613が3
個の発光器を覆うように設定する場合は、配置間隔L1
を33(cm)に設定すればよい。また、配置間隔L1は、
カメラ21から離れるに連れて長くなるように設定して
もよい。
具体的に示した図である。カメラ21は、監視領域511
の表面から5(m)の高さに設けられる。監視領域511は
10(m)に設定される。人間611〜613は、身長が1.5
(m)とする。発光器の配置間隔L1は、複数の発光器が
人間611〜613によって同時に覆われるように設定され
る。この構成によれば、監視領域511が人間611によって
覆われる長さは1(m)となり、人間612によって覆われ
る長さは1.5(m)となる。従って、人間611〜613が3
個の発光器を覆うように設定する場合は、配置間隔L1
を33(cm)に設定すればよい。また、配置間隔L1は、
カメラ21から離れるに連れて長くなるように設定して
もよい。
【0028】カメラ21〜2kのそれぞれは、自己に割
り当てられた監視領域511〜51k内において発光器(111〜
11m)〜(1k1〜1km)を監視し、その映像信号S11〜S1kを
出力する。監視領域511〜51kの長さは、それぞれ10
(m)に設定される。
り当てられた監視領域511〜51k内において発光器(111〜
11m)〜(1k1〜1km)を監視し、その映像信号S11〜S1kを
出力する。監視領域511〜51kの長さは、それぞれ10
(m)に設定される。
【0029】図3は映像信号S1の一例をモニタ画面に
示した図である。映像信号S1は、512×512画素
の映像によって構成される。監視領域511の長さは10
(m)であるから、1画素当たりの分解能は2(cm)とな
る。このため、一つの発光器は25画素によって写し出
される。
示した図である。映像信号S1は、512×512画素
の映像によって構成される。監視領域511の長さは10
(m)であるから、1画素当たりの分解能は2(cm)とな
る。このため、一つの発光器は25画素によって写し出
される。
【0030】図4は図3に示すモニタ画面に仮想的に設
定された監視ラインM1の上に人間が存在しない場合の
輝度を示す図、図5は同じく監視ラインM1の上に人間
が存在する場合の輝度を示す図である。参照符号1〜p
は、監視ラインM1の上に位置する画素を示している。
画素iは発光器11iの上に位置し、画素iにおいてそ
の輝度値がピーク値となっている。
定された監視ラインM1の上に人間が存在しない場合の
輝度を示す図、図5は同じく監視ラインM1の上に人間
が存在する場合の輝度を示す図である。参照符号1〜p
は、監視ラインM1の上に位置する画素を示している。
画素iは発光器11iの上に位置し、画素iにおいてそ
の輝度値がピーク値となっている。
【0031】処理装置3は、人間611〜613が存在しない
ときの映像信号S11に基づき発光器111〜11mの存在位置
を学習し、その学習した発光器111〜11mの存在位置と映
像信号S1に基づいて求めた発光器111〜11mの存在位置
との不一致を検出することにより、人間611〜613の存在
を検出する。人間611〜613の存在を検出した場合は、警
報信号S2を出力する。発光器111〜11mの存在位置は、
発光器111〜11mの輝度のピーク値よりも若干低いレベル
に判定レベルを設定することにより容易に求めることが
できる。映像信号S1kについても同様である。
ときの映像信号S11に基づき発光器111〜11mの存在位置
を学習し、その学習した発光器111〜11mの存在位置と映
像信号S1に基づいて求めた発光器111〜11mの存在位置
との不一致を検出することにより、人間611〜613の存在
を検出する。人間611〜613の存在を検出した場合は、警
報信号S2を出力する。発光器111〜11mの存在位置は、
発光器111〜11mの輝度のピーク値よりも若干低いレベル
に判定レベルを設定することにより容易に求めることが
できる。映像信号S1kについても同様である。
【0032】上述したように、発光器(111〜11m)〜(1k1
〜1km)のそれぞれは、監視領域51に間隔を隔てて列状
に配置される。カメラ21〜2kのそれぞれは、自己に
割り当てられた監視領域511〜51k内において発光器(111
〜11m)〜(1k1〜1km)を監視し、その映像信号S11〜S1k
を出力する。このため、発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)
とカメラ21〜2kとの間に人間61〜63が存在しな
い場合は、各発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置
において輝度のピーク値が発生する映像信号S11〜S1k
が得られる。発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)とカメラ2
1〜2kとの間に人間61〜63が存在する場合は、人
間61〜63によって。発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)
の放射光が遮断される。このため、放射光が遮断された
発光器の配置位置において、輝度のピーク値が発生しな
い映像信号S11〜S1kが得られる。図3〜図5に示す例
では、放射光が遮断された発光器114、115の配置位置に
おいて、輝度のピーク値が発生しない映像信号S11が得
られる。また、発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の光が遮
断されるか否かによって輝度の異なる映像信号S11〜S
1kが得られるので、映像信号S11〜S1kが昼夜、照明の
有無によって影響されることもない。
〜1km)のそれぞれは、監視領域51に間隔を隔てて列状
に配置される。カメラ21〜2kのそれぞれは、自己に
割り当てられた監視領域511〜51k内において発光器(111
〜11m)〜(1k1〜1km)を監視し、その映像信号S11〜S1k
を出力する。このため、発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)
とカメラ21〜2kとの間に人間61〜63が存在しな
い場合は、各発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置
において輝度のピーク値が発生する映像信号S11〜S1k
が得られる。発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)とカメラ2
1〜2kとの間に人間61〜63が存在する場合は、人
間61〜63によって。発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)
の放射光が遮断される。このため、放射光が遮断された
発光器の配置位置において、輝度のピーク値が発生しな
い映像信号S11〜S1kが得られる。図3〜図5に示す例
では、放射光が遮断された発光器114、115の配置位置に
おいて、輝度のピーク値が発生しない映像信号S11が得
られる。また、発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の光が遮
断されるか否かによって輝度の異なる映像信号S11〜S
1kが得られるので、映像信号S11〜S1kが昼夜、照明の
有無によって影響されることもない。
【0033】処理装置3は、人間61〜63が存在しな
いときの映像信号S11〜S1kに基づいて発光器(111〜11
m)〜(1k1〜1km)の存在位置を学習し、その学習した発光
器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存在位置と、測定時におい
て入力された映像信号S11〜S1kに基づいて求めた発光
器(111〜111m)〜(1k1〜1km)の存在位置との不一致を検
出することにより、人間61〜63の存在を検出する。
このため、学習した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置と、測定した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置とが一致する場合は、人間61〜63が監視領域
51に存在しないこととなり、不一致の場合は、人間6
1〜63が監視領域51に存在することとなり、昼夜、
照明の有無を問わず、監視領域51における人間61〜
63の存在を確実に検知できる。
いときの映像信号S11〜S1kに基づいて発光器(111〜11
m)〜(1k1〜1km)の存在位置を学習し、その学習した発光
器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存在位置と、測定時におい
て入力された映像信号S11〜S1kに基づいて求めた発光
器(111〜111m)〜(1k1〜1km)の存在位置との不一致を検
出することにより、人間61〜63の存在を検出する。
このため、学習した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置と、測定した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置とが一致する場合は、人間61〜63が監視領域
51に存在しないこととなり、不一致の場合は、人間6
1〜63が監視領域51に存在することとなり、昼夜、
照明の有無を問わず、監視領域51における人間61〜
63の存在を確実に検知できる。
【0034】発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)に断芯が発
生した場合は、断芯した発光器、例えば発光器114の配
置位置において輝度のピーク値が発生しないので、人間
が存在する場合と等価となる。このため、発光器(111〜
11m)〜(1k1〜1km)に断芯に対してフェールセーフ性を確
保できる。
生した場合は、断芯した発光器、例えば発光器114の配
置位置において輝度のピーク値が発生しないので、人間
が存在する場合と等価となる。このため、発光器(111〜
11m)〜(1k1〜1km)に断芯に対してフェールセーフ性を確
保できる。
【0035】進入車両のヘッドライト等による突発的な
入射光が監視領域51に入力された場合は、学習した発
光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存在位置とは異なる位
置、例えば隣接する発光器の間において輝度のピーク値
が発生し、その位置にあたかも発光器が存在すると認識
するので、学習した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置と、測定した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置とに不一致が生じ、人間が存在すると検出する。
このため、ヘッドライト等による突発的な入射光に対し
てもフェールセーフ性を確保できる。
入射光が監視領域51に入力された場合は、学習した発
光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存在位置とは異なる位
置、例えば隣接する発光器の間において輝度のピーク値
が発生し、その位置にあたかも発光器が存在すると認識
するので、学習した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置と、測定した発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置とに不一致が生じ、人間が存在すると検出する。
このため、ヘッドライト等による突発的な入射光に対し
てもフェールセーフ性を確保できる。
【0036】実施例の発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)
は、可視光もしくは赤外光を放出する灯器または発光ダ
イオードアレイで構成される。このため、可視光または
赤外光の領域を使用した安価な監視装置が得られる。
は、可視光もしくは赤外光を放出する灯器または発光ダ
イオードアレイで構成される。このため、可視光または
赤外光の領域を使用した安価な監視装置が得られる。
【0037】図1に示す実施例では、処理装置3はカメ
ラ21〜2kの映像信号S11〜S1kを順次切替えて処理
する。このため、カメラ21〜2kの映像信号S11〜S
1kを処理する信号処理部31を共通にすることができ、
安価な監視装置が得られる。
ラ21〜2kの映像信号S11〜S1kを順次切替えて処理
する。このため、カメラ21〜2kの映像信号S11〜S
1kを処理する信号処理部31を共通にすることができ、
安価な監視装置が得られる。
【0038】具体的には、処理装置3は、カメラ選択回
路32と、映像信号切替回路33と、カメラ同期制御回
路34とを含む。カメラ選択回路は、選択されるべきカ
メラ21〜2kの一つを指示する選択信号S3を映像信
号切替回路33に供給する。映像信号切替回路33は、
選択信号S3に基づいて選択されたカメラ21〜2kの
映像信号S11〜S1kを選択して出力する。カメラ同期制
御回路34は、選択されたカメラ21〜2kにカメラ同
期信号S41〜S4kを供給する。
路32と、映像信号切替回路33と、カメラ同期制御回
路34とを含む。カメラ選択回路は、選択されるべきカ
メラ21〜2kの一つを指示する選択信号S3を映像信
号切替回路33に供給する。映像信号切替回路33は、
選択信号S3に基づいて選択されたカメラ21〜2kの
映像信号S11〜S1kを選択して出力する。カメラ同期制
御回路34は、選択されたカメラ21〜2kにカメラ同
期信号S41〜S4kを供給する。
【0039】図6は図4に示す輝度データを正規化した
正規化輝度データを示す図、図7は図5に示す輝度デー
タを正規化した正規化輝度データを示す図である。
正規化輝度データを示す図、図7は図5に示す輝度デー
タを正規化した正規化輝度データを示す図である。
【0040】処理装置3は、輝度データ(L1〜Lp)
を輝度データの平均値Lavによって除算し、 Lni=Li /Lav Lav=(L1 +・・・+Li +・・・+Lp )/p として正規化輝度データLnを求める。
を輝度データの平均値Lavによって除算し、 Lni=Li /Lav Lav=(L1 +・・・+Li +・・・+Lp )/p として正規化輝度データLnを求める。
【0041】図8は図6に示す正規化輝度データに基づ
いて発光器位置を2値化位置データとして示す図、図9
は図7に示す正規化輝度データに基づいて発光器位置を
2値化位置データとして示す図である。
いて発光器位置を2値化位置データとして示す図、図9
は図7に示す正規化輝度データに基づいて発光器位置を
2値化位置データとして示す図である。
【0042】処理装置3は、正規化輝度データLnを一
定のレベルLnkで判定することにより2値化し、発光器
111〜11mの存在位置を求める。このため、外来光の照射
条件が時間的に変化しても、変化分が正規化により吸収
されるので、外来光等に影響されずに人間611〜613の存
在を確実に検知できる。レベルLnkは、正規化輝度デー
タの平均値Lnav に設定することが望ましい。
定のレベルLnkで判定することにより2値化し、発光器
111〜11mの存在位置を求める。このため、外来光の照射
条件が時間的に変化しても、変化分が正規化により吸収
されるので、外来光等に影響されずに人間611〜613の存
在を確実に検知できる。レベルLnkは、正規化輝度デー
タの平均値Lnav に設定することが望ましい。
【0043】図4及び図5または図6及び図7に示すよ
うに、人間611〜613が監視領域511内に存在する場合
は、人間611〜613が監視領域511内に存在しない場合と
比較して、輝度データの平均値Lavまたは正規化輝度デ
ータの平均値Lnav が低くなるので、人間611〜613の存
在を平均値Lav、Lnav の変化によって検出することも
できる。
うに、人間611〜613が監視領域511内に存在する場合
は、人間611〜613が監視領域511内に存在しない場合と
比較して、輝度データの平均値Lavまたは正規化輝度デ
ータの平均値Lnav が低くなるので、人間611〜613の存
在を平均値Lav、Lnav の変化によって検出することも
できる。
【0044】図1に示す実施例では、監視装置は、発光
器点灯回路4を含む。発光器点灯回路4は、車両7の進
入信号S5が入力された場合に点滅させる電力P1を発
光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)に供給する。このため、消
費電力の少ない監視装置が得られる。また、発光器(111
〜11n)〜(1k1〜1km)を点滅させた場合は、監視領域51
に外来光が照射されていても、点滅による変化分を抽出
して発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の輝度のピーク値を
容易に検出できる。
器点灯回路4を含む。発光器点灯回路4は、車両7の進
入信号S5が入力された場合に点滅させる電力P1を発
光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)に供給する。このため、消
費電力の少ない監視装置が得られる。また、発光器(111
〜11n)〜(1k1〜1km)を点滅させた場合は、監視領域51
に外来光が照射されていても、点滅による変化分を抽出
して発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の輝度のピーク値を
容易に検出できる。
【0045】図10は本発明に係る監視装置の別の実施
例におけるモニタ画面の一例を示す図である。図におい
て、図3と同一参照符号は同一性ある構成部分を示して
いる。本実施例は、図1の実施例に対して以下の点が異
なる。発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)が複数列に並んで
設けられる。処理装置3は、各列毎に学習した発光器(1
11〜11m)〜(1k1〜1km)の存在位置と、映像信号S11〜S
1kに基づいて求めた発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置との不一致を検出することにより、人間611〜613
の存在を検出する。このため、監視ラインM1の多重系
を容易に構成することができ、また、多数決論理も容易
に得ることができ、信頼性の高い監視装置が得られる。
例におけるモニタ画面の一例を示す図である。図におい
て、図3と同一参照符号は同一性ある構成部分を示して
いる。本実施例は、図1の実施例に対して以下の点が異
なる。発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)が複数列に並んで
設けられる。処理装置3は、各列毎に学習した発光器(1
11〜11m)〜(1k1〜1km)の存在位置と、映像信号S11〜S
1kに基づいて求めた発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の存
在位置との不一致を検出することにより、人間611〜613
の存在を検出する。このため、監視ラインM1の多重系
を容易に構成することができ、また、多数決論理も容易
に得ることができ、信頼性の高い監視装置が得られる。
【0046】図11は本発明に係る監視装置の具体的な
構成の一例を示すブロック図、図12は複数のカメラを
フレーム単位で切替えて処理する場合のタイムチャート
である。図において、図1と同一参照符号は同一性ある
構成部分を示している。
構成の一例を示すブロック図、図12は複数のカメラを
フレーム単位で切替えて処理する場合のタイムチャート
である。図において、図1と同一参照符号は同一性ある
構成部分を示している。
【0047】カメラ21〜2kは、監視領域51(図1
参照)を写し出し、映像信号S11〜S1kを映像信号切替
回路33に供給する。実施例では、カメラが15台用い
られ、k=15である。映像信号S11〜S1kはNTSC
信号で与えられる。カメラ21〜2kの電源は、電源8
から供給される。
参照)を写し出し、映像信号S11〜S1kを映像信号切替
回路33に供給する。実施例では、カメラが15台用い
られ、k=15である。映像信号S11〜S1kはNTSC
信号で与えられる。カメラ21〜2kの電源は、電源8
から供給される。
【0048】カメラ選択回路32は、選択されるべきカ
メラ21〜2kの一つを指示する選択信号S3を映像信
号切替回路33に供給する。選択信号S3は30msec毎
に供給され、カメラ21〜2kが順次選択される。映像
信号切替回路33は、選択信号S3に基づいて選択され
たカメラ21〜2kの映像信号S11〜S1kを選択し、選
択した映像信号S11〜S1kを信号処理部31に供給す
る。カメラ同期制御回路34は、選択されたカメラ21
〜2kにカメラ同期信号S41〜S4kを供給する。
メラ21〜2kの一つを指示する選択信号S3を映像信
号切替回路33に供給する。選択信号S3は30msec毎
に供給され、カメラ21〜2kが順次選択される。映像
信号切替回路33は、選択信号S3に基づいて選択され
たカメラ21〜2kの映像信号S11〜S1kを選択し、選
択した映像信号S11〜S1kを信号処理部31に供給す
る。カメラ同期制御回路34は、選択されたカメラ21
〜2kにカメラ同期信号S41〜S4kを供給する。
【0049】ビデオアンプ311は、入力された映像信号
S11〜S1kを適切なレベルまで増幅する。同期信号抽出
回路312は、映像信号S11〜S1kに基づき水平同期信号
及び垂直同期信号を抽出する。同期信号抽出回路312
は、水平同期信号及び垂直同期信号をカメラ同期制御回
路34に供給する。画像アドレス発生回路313は、水平
同期信号及び垂直同期信号に基づいて走査線上の現在の
走査位置を数値化して対応する水平座標及び垂直座標を
得て、その水平座標及び垂直座標を画像メモリ316、317
に供給する。クランプレベル固定回路314は、増幅され
た映像信号S11〜S1kを一定振幅に正規化する。画像A
/D変換回路315は、映像信号S11〜S1kの瞬間の輝度
を数値化して輝度データLaを得て、その輝度データL
aを画像メモリ316、317に供給する。
S11〜S1kを適切なレベルまで増幅する。同期信号抽出
回路312は、映像信号S11〜S1kに基づき水平同期信号
及び垂直同期信号を抽出する。同期信号抽出回路312
は、水平同期信号及び垂直同期信号をカメラ同期制御回
路34に供給する。画像アドレス発生回路313は、水平
同期信号及び垂直同期信号に基づいて走査線上の現在の
走査位置を数値化して対応する水平座標及び垂直座標を
得て、その水平座標及び垂直座標を画像メモリ316、317
に供給する。クランプレベル固定回路314は、増幅され
た映像信号S11〜S1kを一定振幅に正規化する。画像A
/D変換回路315は、映像信号S11〜S1kの瞬間の輝度
を数値化して輝度データLaを得て、その輝度データL
aを画像メモリ316、317に供給する。
【0050】デジタルシグナルプロセッサ(DSP)35
1は、監視ラインM1の上に位置する画素1〜p(図3
参照)の輝度データLaを画像メモリ316、317から読み
出し、その輝度データLaの正規化を行なって正規化輝
度データLn(図6、図7参照)を求め、正規化輝度デ
ータLnから発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置
を求める(図8、図9参照)。ROM352は、DSP351
のプログラムを記憶するものであり、DSPインストラ
クションバスを介してDSP351に接続される。RAM3
53は、DSP351の外部記憶領域を構成し、DSPデー
タバスを介してDSP351に接続される。デュアルポー
トRAM354は、人間61〜63が存在しない場合の発
光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置及び測定によっ
て得られた発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置を
記憶するものであり、DSPデータバスを介してDSP
351に接続される。
1は、監視ラインM1の上に位置する画素1〜p(図3
参照)の輝度データLaを画像メモリ316、317から読み
出し、その輝度データLaの正規化を行なって正規化輝
度データLn(図6、図7参照)を求め、正規化輝度デ
ータLnから発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置
を求める(図8、図9参照)。ROM352は、DSP351
のプログラムを記憶するものであり、DSPインストラ
クションバスを介してDSP351に接続される。RAM3
53は、DSP351の外部記憶領域を構成し、DSPデー
タバスを介してDSP351に接続される。デュアルポー
トRAM354は、人間61〜63が存在しない場合の発
光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置及び測定によっ
て得られた発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置を
記憶するものであり、DSPデータバスを介してDSP
351に接続される。
【0051】マイクロコンピュータ(CPU)361は、
人間61〜63が存在しない場合の発光器(111〜11m)〜
(1k1〜1km)の配置位置及び測定によって得られた発光器
(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置が不一致の場合に人
間61〜63が存在すると検出する。CPU361は、人
間61〜63が存在することを検出した場合に、RS2
32Cインターフェイス364を介して警報信号S2を出
力する。ROM362は、CPU361のプログラムを記憶す
るものであり、CPUバスを介してCPU361に接続さ
れる。RAM363は、CPU361の外部記憶領域を構成
し、CPUバスを介してCPU361に接続される。CP
U361は、CPUバスを介してデュアルポートRAM354
に接続され、人間61〜63が存在しない場合の発光器
(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置及び測定によって得
られた発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置をデュ
アルポートRAM354から読み出す。CPU361は、30
msec間隔でカメラ21〜2kの何れか一つを指定する指
令信号をカメラ選択回路32に供給する。スイッチ入力
回路365は、監視ラインM1の画素1〜pの座標をCP
U361に入力する。表示回路366は、警報信号S2の状態
を表示する。
人間61〜63が存在しない場合の発光器(111〜11m)〜
(1k1〜1km)の配置位置及び測定によって得られた発光器
(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置が不一致の場合に人
間61〜63が存在すると検出する。CPU361は、人
間61〜63が存在することを検出した場合に、RS2
32Cインターフェイス364を介して警報信号S2を出
力する。ROM362は、CPU361のプログラムを記憶す
るものであり、CPUバスを介してCPU361に接続さ
れる。RAM363は、CPU361の外部記憶領域を構成
し、CPUバスを介してCPU361に接続される。CP
U361は、CPUバスを介してデュアルポートRAM354
に接続され、人間61〜63が存在しない場合の発光器
(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置及び測定によって得
られた発光器(111〜11m)〜(1k1〜1km)の配置位置をデュ
アルポートRAM354から読み出す。CPU361は、30
msec間隔でカメラ21〜2kの何れか一つを指定する指
令信号をカメラ選択回路32に供給する。スイッチ入力
回路365は、監視ラインM1の画素1〜pの座標をCP
U361に入力する。表示回路366は、警報信号S2の状態
を表示する。
【0052】1フレームは、図12に示すように、奇数
フィールドと偶数フィールドで構成される。奇数フィー
ルドでは、各カメラの映像信号S11〜S1kの取込処理を
行なう。取込まれた映像信号S11〜S1kは、偶数フィー
ルドと次のフレームの奇数フィールドとの間で処理され
る。奇数フィールドと偶数フィールドとを区別する信号
は、同期信号抽出回路312からCPU361に供給される。
この構成によれば、150mの監視領域を0.5秒で監
視できる。
フィールドと偶数フィールドで構成される。奇数フィー
ルドでは、各カメラの映像信号S11〜S1kの取込処理を
行なう。取込まれた映像信号S11〜S1kは、偶数フィー
ルドと次のフレームの奇数フィールドとの間で処理され
る。奇数フィールドと偶数フィールドとを区別する信号
は、同期信号抽出回路312からCPU361に供給される。
この構成によれば、150mの監視領域を0.5秒で監
視できる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)昼夜、照明の有無を問わず、監視領域における検
出対象物の存在を確実に検知し得る監視装置を提供でき
る。 (b)発光器の断芯や突発的な入射光に対してフェール
セーフ性を確保し得る監視装置を提供できる。 (c)可視光または赤外光の領域を使用した安価な監視
装置を提供できる。
下のような効果が得られる。 (a)昼夜、照明の有無を問わず、監視領域における検
出対象物の存在を確実に検知し得る監視装置を提供でき
る。 (b)発光器の断芯や突発的な入射光に対してフェール
セーフ性を確保し得る監視装置を提供できる。 (c)可視光または赤外光の領域を使用した安価な監視
装置を提供できる。
【図1】本発明に係る監視装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】図1の発光器とカメラの配置関係を具体的に示
した図である。
した図である。
【図3】映像信号の一例をモニタ画面に示した図であ
る。
る。
【図4】図3に示すモニタ画面に仮想的に設定された監
視ラインの上に人間が存在しない場合の輝度を示す図で
ある。
視ラインの上に人間が存在しない場合の輝度を示す図で
ある。
【図5】図3に示すモニタ画面に仮想的に設定された監
視ラインの上に人間が存在する場合の輝度を示す図であ
る。
視ラインの上に人間が存在する場合の輝度を示す図であ
る。
【図6】図4に示す輝度データを正規化した正規化輝度
データを示す図である。
データを示す図である。
【図7】図5に示す輝度データを正規化した正規化輝度
データを示す図である。
データを示す図である。
【図8】図6に示す正規化輝度データに基づいて発光器
位置を2値化位置データとして示す図である。
位置を2値化位置データとして示す図である。
【図9】図7に示す正規化輝度データに基づいて発光器
位置を2値化位置データとして示す図である。
位置を2値化位置データとして示す図である。
【図10】本発明に係る監視装置の別の実施例における
モニタ画面の一例を示す図である。
モニタ画面の一例を示す図である。
【図11】本発明に係る監視装置の具体的な構成の一例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図12】複数のカメラをフレーム単位で切替て処理す
る場合のタイムチャートである。
る場合のタイムチャートである。
111〜1km 発光器 21〜2k カメラ 3 処理装置 31 信号処理部 32 カメラ選択回路 33 映像信号切替回路 34 カメラ同期制御回路 4 発光器点灯回路 5 ホーム 51 監視領域 61〜63 検出対象物 7 車両 S11〜S1k 映像信号 S2 警報信号 S3 選択信号 S41〜S4k カメラ同期信号 S5 進入信号
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の発光器と、少なくとも一つのカメ
ラと、処理装置とを含み、監視領域に検出対象物が存在
するか否かを監視する監視装置であって、 前記発光器のそれぞれは、前記監視領域に間隔を隔てて
列状に配置されており、 前記カメラのそれぞれは、自己に割り当てられた前記監
視領域内において前記発光器を監視し、その映像信号を
出力するものであり、 前記処理装置は、前記検出対象物が存在しないときの前
記映像信号に基づいて前記発光器の存在位置を学習し、
その学習した前記発光器の存在位置と前記映像信号に基
づいて求めた前記発光器の存在位置との不一致を検出す
ることにより、前記検出対象物の存在を検出する監視装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された監視装置であっ
て、 前記監視領域は、駅のホームに車両の進行方向に沿って
設定されており、 前記検出対象物は、人間である監視装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された監視装置であっ
て、 前記発光器は、可視光もしくは赤外光を放出する灯器ま
たは発光ダイオードアレイで構成される監視装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載された監視装置であっ
て、 前記処理装置は、前記カメラの前記映像信号を順次切替
えて処理する監視装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載された監視装置であっ
て、 前記処理装置は、カメラ選択回路と、映像信号切替回路
と、カメラ同期制御回路とを含み、前記カメラ選択回路
が選択されるべき前記カメラの一つを指示する選択信号
を前記映像信号切替回路に供給し、前記映像信号切替回
路が前記選択信号に基づいて選択された前記カメラの前
記映像信号を出力し、前記カメラ同期制御回路が選択さ
れた前記カメラにカメラ同期信号を供給するものである
監視装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載された監視装置であっ
て、 前記処理装置は、前記映像信号に基づいて、前記発光器
の配列方向に仮想した監視ラインの輝度データを輝度デ
ータの平均値によって除算して正規化輝度データを求
め、前記正規化輝度データを一定のレベルで判定するこ
とにより2値化し、前記発光器の存在位置を求める監視
装置。 - 【請求項7】 請求項2に記載された監視装置であっ
て、 発光器点灯回路を含み、前記発光器点灯回路は、車両の
進入信号が入力された場合に点滅させる電力を前記発光
器に供給する監視装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7に記載された監視装置であ
って、 前記発光器のそれぞれは、複数列に並んで設けられてお
り、 前記処理装置は、前記発光器の各列毎に学習した前記発
光器の存在位置と前記映像信号に基づいて求めた前記発
光器の存在位置との不一致を検出することにより、前記
検出対象物の存在を検出する監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7196431A JPH0944760A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7196431A JPH0944760A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0944760A true JPH0944760A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16357726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7196431A Pending JPH0944760A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0944760A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6448585A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-23 | Sony Corp | Monitor |
JPS6452577A (en) * | 1987-08-25 | 1989-02-28 | Toshiba Corp | Passenger safety supervisory device for platform |
JPH04193666A (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-13 | East Japan Railway Co | プラットホームにおける警告誘導装置 |
JPH0686291A (ja) * | 1992-06-16 | 1994-03-25 | Shigumatsukusu Kk | 監視装置 |
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JPH07160858A (ja) * | 1993-12-06 | 1995-06-23 | Nishimu Denshi Kogyo Kk | 移動体検出方法および装置 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP7196431A patent/JPH0944760A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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