JPH0944270A - ポータブルコンピュータシステム - Google Patents

ポータブルコンピュータシステム

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Publication number
JPH0944270A
JPH0944270A JP7189251A JP18925195A JPH0944270A JP H0944270 A JPH0944270 A JP H0944270A JP 7189251 A JP7189251 A JP 7189251A JP 18925195 A JP18925195 A JP 18925195A JP H0944270 A JPH0944270 A JP H0944270A
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JP
Japan
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card
video data
port
computer system
portable computer
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Application number
JP7189251A
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English (en)
Inventor
Hiroteru Yoshida
浩輝 善田
Makoto Sakai
誠 酒井
Tetsuo Makino
哲男 牧野
Kyoji Hayashi
恭司 林
Kiyoshi Murase
潔 村瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7189251A priority Critical patent/JPH0944270A/ja
Publication of JPH0944270A publication Critical patent/JPH0944270A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/41Structure of client; Structure of client peripherals
    • H04N21/414Specialised client platforms, e.g. receiver in car or embedded in a mobile appliance
    • H04N21/4143Specialised client platforms, e.g. receiver in car or embedded in a mobile appliance embedded in a Personal Computer [PC]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、MPEGエンコーダを内蔵したPC
カードを取扱い可能としたポータブルコンピュータシス
テムに於いて、PCカードによるエンコード時のビデオ
データをライブデータとして表示可能にしたことを特徴
とする。 【解決手段】 カード接続口に接続されたPCカードよ
り、MPEGエンコーダで圧縮されたデータを受ける標
準ポートと、カード接続口に接続されたPCカードよ
り、MPEGエンコーダに供給されるビデオデータを受
ける特定ポート(ZVポート)と、特定ポート(ZVポ
ート)で受けたビデオデータを再生出力する手段とを具
備して、PCカードの内蔵MPEGエンコーダによる圧
縮処理中のビデオデータを高画質でライブ表示可能にし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカードが接続
可能なカードインタフェースをもつポータブルコンピュ
ータシステムに於いて、カードインタフェースに接続さ
れるPCカードの利用形態を拡充し機能の拡張を図った
ポータブルコンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポータブルコンピュータの発達と
ともに、マルチメディアパソコンと呼ばれるパーソナル
コンピュータシステムが種々開発されている。この種コ
ンピュータでは、テキストデータやグラフィックスデー
タの他に動画や静止画等の画像データがCRT等の表示
装置に表示可能である。
【0003】この際、画像データの表示は、従来よりテ
レビやビデオ等で使用されているYU信号を用いて行
なわれるので、コンピュータ本体に内蔵されているRG
Bの表示回路を用いてテキストデータやグラフィックス
データを表示し、画像データの表示はオプションボード
をコンピュータ本体に接続することで表示が可能とな
る。
【0004】このようなオプションボードとしては、例
えば、米国C-Cube Microsystems のCL−450(Regi
stered Tradmark )Development Board がある。このボ
ードはMPEG(Moving Picture Coding Experts Grou
p )video algorithm を用いて、MPEG compressed
video 信号を伸張し、YUV信号をRGB信号に変換し
て出力する。なお、MPEGはカラー動画像蓄積用符号
化方式の標準化を進める組織であり、ISO(国際標準
化機構)とIEC(国際電気標準会議)が共同で進める
JTCI(情報処理関連国際標準化技術委員会)の下部
組織に当たる、一方で、カラー動画像蓄積用の符号化方
式を指すこともある。このMPEGにはCD−ROMへ
の応用を考えたMPEG−1と、より高画質を目指した
MPEG−2がある。転送速度はそれぞれ、1.5Mビ
ット/秒以下と5M−10Mビット/秒である。
【0005】さらに、米国インテル社のDVI(Digita
l Video Interactive )ボードが知られている。このD
VIボードには、画像を圧縮/伸長するための8275
0PBチップ、画像データを格納するVRAM,画像デ
ータの表示を制御する8275DBチップ等が実装され
ている。
【0006】しかしながら、このようなオプションボー
ドをコンピュータ本体に接続した場合、コンピュータ本
体に内蔵されるRGB系の表示サブシステムと、オプシ
ョンボード上のYUV系の表示サブシステムの2つのサ
ブシステムが存在することになり、回路構成が冗長とな
る欠点を有している。
【0007】また、ラップトップタイプのポータブルコ
ンピュータの発達とともに、TETカラーLCD等のフ
ラットパネルを採用したポータブルコンピュータに於い
ても、テキストデータ、グラフィックスデータ、動画デ
ータおよび静止画データ等の画像データの表示およびそ
れらの混在表示をフラットパネルディスプレイを用いて
行なうことが望まれている。
【0008】一方、近年、パーソナルコンピュータに於
いては、米国の標準化団体であるPCMCIA(Person
al Computer Memory Card International Association
)、及びJEIDAの標準仕様に準拠したPCカード
のスロットをもつ機器が普及しつつある。このPCカー
ドを、動画データの入出力制御を行なう動画キャプチ
ャ、MPEGデコーダ等に用いるべく種々の開発がなさ
れている。
【0009】このようなオプションカードを用いたシス
テムを実現しようとしたとき、従来の標準バス仕様(例
えばISAバス仕様)によるパーソナルコンピュータシ
ステムに於いては、NTSC方式によるTV画像と同等
の解像度を確保しようとすると、その画像処理にバスの
転送スピードが追い付かず、従って画質(解像度)を落
として表示処理しなければならない。他の手段として
は、ISAバス等に代えて、例えばPCI(Peripheral
Component Interconnect )バス等の高速バスをもつ構
成としなければならない。
【0010】上記した各問題点を解消すべく、特願平6
−124109号(ポータブルコンピュータ及び同コン
ピュータに用いられるカード)、特願平7−38630
号(PCMCIAをビデオインターフェースとするコン
ピュータ)等が実現された。
【0011】特願平6−124109号に於いては、カ
ードコントローラとディスプレイコントローラとを、シ
ステムバスとは異なる動画専用バスで結び、MPEG伸
長カードやビデオキャプチャカード等の動画処理カード
がカードコネクタに接続された際には、そのデータを上
記動画専用バスを介してディスプレイコントローラに高
速転送する技術を提供している。又、特願平7−386
30号に於いては、上記特願平6−124109号の拡
張機能として、動画データはアドレスピンを介し、音声
信号はディジタル音声信号ピンとリザーブピンを介して
供給する技術を提供している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の発明はいずれもPCカードより受けたビデオデータを
ディスプレイコントローラに供給するための開発技術で
あり、従ってPCカードの利用形態も狭い範囲に止ま
り、PCカードを利用した機能拡張の面で問題を残して
いた。
【0013】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
PCカードが接続可能なカードインタフェースをもつポ
ータブルコンピュータシステムに於いて、カードインタ
フェースに接続されるPCカードの利用形態を拡充し機
能拡張を図ったポータブルコンピュータシステムを提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばPCM
CIAカードスロット等のカード接続口をもつポータブ
ルコンピュータシステムに於いて、カード接続口に接続
された、MPEGエンコーダを内蔵したPCカードよ
り、MPEGエンコーダで圧縮されたデータを受ける標
準ポートと、カード接続口に接続されたPCカードよ
り、MPEGエンコーダの圧縮対象となるビデオデータ
を受ける特定ポートと、特定ポートで受けたビデオデー
タを表示出力する手段とを有して、PCカードによるエ
ンコード時の圧縮処理されたビデオデータを装置内部に
取り込む際に、MPEGデコード等の余分な処理を行な
うことなく、PCカードの内蔵MPEGエンコーダによ
る圧縮処理中のビデオデータを高画質でライブ表示可能
にしたことを特徴とする。
【0015】又、上記ポータブルコンピュータのPCカ
ード拡張機能をもつオプション装置に、PCカードのM
PEGエンコーダで圧縮されたデータを受け渡す標準ポ
ートと、MPEGエンコーダの圧縮対象となるビデオデ
ータを受け渡す特定ポートとを設けてなる構成として、
オプション装置に接続されたPCカードによるエンコー
ド時の圧縮処理されたビデオデータを装置内部に取り込
む際に、MPEGデコード等の余分な処理を行なうこと
なく、PCカードの内蔵MPEGエンコーダによる圧縮
処理中のビデオデータを高画質でライブ表示可能にした
ことを特徴とする。
【0016】又、本発明は、PCカードのカード接続口
及びカードコントローラと、PCカードより受けたビデ
オデータを表示出力制御する表示コントローラとをもつ
ポータブルコンピュータシステムであって、カードコン
トローラと表示コントローラとの間に、カード接続口よ
り受けたPCカードで扱うビデオデータと装置内部で扱
うビデオデータのいずれか一方を選択し、表示コントロ
ーラに出力するビデオデータ選択回路を設けてなる構成
として、PCカードから受けたビデオデータを装置内部
に取り込む際に、当該ビデオデータのライブ表示を可能
にするとともに、内部で生成又は再生したビデオデータ
を同時に又は選択的に表示可能にすることを特徴とす
る。
【0017】又、本発明は、カード接続口と、カード接
続口に接続されたPCカードより受けたビデオデータの
表示出力制御機能をもつ表示コントローラと、カード接
続口と表示コントローラとの間に設けられた双方向の専
用バスと、双方向の専用バスに、装置内部で生成又は再
生されるビデオデータを送出する手段と、カード接続口
に接続されたPCカードの種類に応じて専用バスのデー
タ転送方向を決定するバスコントロール手段とを有して
なる構成として、カード接続口に接続されたPCカード
の種類に応じ、装置内部で生成又は再生されるビデオデ
ータをライブ表示しながらPCカードに送出し、又は、
PCカードより取り込んだビデオデータを表示できるこ
とを特徴とする。
【0018】又、本発明は、オーディオ出力端子をもつ
複数種のPCカードが接続可能なカード接続口をもつポ
ータブルコンピュータシステムであって、モノラルオー
ディオ出力端、及び一対のステレオオーディオ出力端
と、カード接続口に接続されたPCカードの種類を認識
して、第1のPCカード(例えばSPKR端子をもつノ
ーマルPCカード)が接続されたときカードのオーディ
オ端子より受けた信号をモノラルオーディオ出力端に出
力し、第2のPCカード(例えばCAUDIO端子をも
つカードバス対応PCカード)が接続されたときカード
のオーディオ端子より受けた信号をカード内部のモード
に応じてモノラルオーディオ出力端に又は一対の各ステ
レオオーディオ出力端に出力し、第3のPCカード(例
えばステレオサウンド端子をもつ特定PCカード)が接
続されたときカードのオーディオ端子より受けた信号を
左右を一致させてそれぞれ個別に一対のステレオオーデ
ィオ出力端に出力する選択回路とを有してなる構成とし
て、音源を異にする複数種のPCカードを任意に取扱い
可能にしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。先ず図1、及び図2を参照して本発明
の第1の実施形態を説明する。図1は本発明に於ける第
1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0020】図1に於いて、1はISAバス等の標準仕
様によるシステムバスにより構成されたパーソナルコン
ピュータ本体(以下PC本体と称す)であり、ここでは
上記標準バス仕様下に於いて、高画質画像処理を含む各
種のPCカードによる拡張機能を実現するカードインタ
フェース機構を備えてなる。ここでは高画質の動画処理
機能をもつPCカードをZVカードと呼び、当該ZVカ
ードのビデオデータ(オーディオ2チャンネル含)イン
タフェースを司る高画質動画転送のための入出力ポート
をZVポートと呼んでいる。
【0021】2及び3はそれぞれPC本体1のカードス
ロット1Aに接続されるPCカードであり、高画質、高
音質の各種ゲーム用PCカード、テレビ会議用等の高画
質、高音質の各種業務用PCカード等を含む多岐に亘る
機能別PCカードが接続可能であるが、ここでは、MP
EGデコーダカード2と、MPEGエンコーダカード3
の2種のPCカードを例示している。MPEGデコーダ
カード2及びMPEGエンコーダカード3には、それぞ
れ主要回路をなす、MPEGデコーダ21、MPEGエ
ンコーダ31等が設けられるとともに、それぞれに、C
IS(Card Information Structure)22,32、及び
COR(Configuration Option Resistor )23,33
が設けられ、このCIS22,32の値をPC本体1が
読み込むことにより、インタフェース接続されたPCカ
ードの種類が判別される。尚、COR23,33につい
ては上記した特願平6−124109号、特願平7−3
8630号等に開示されているのでここではその説明を
省略する。
【0022】MPEGデコーダカード2は、例えばCD
−ROM等に格納されている、圧縮されたサウンド及び
画像データをRAM24に一旦貯えて、MPEGデコー
ダ21により伸長処理し、PC本体1に送出する。
【0023】又、MPEGエンコーダカード3は、外部
より受けたNTSCビデオ信号をNTSCデコーダ34
を介しディジタルデータ化した後、MPEGエンコーダ
31により圧縮処理して、データ入出力端3Aを介し、
PC本体1に送出する。
【0024】更に、上記MPEGエンコーダカード3
は、MPEGエンコーダ31に供給される圧縮処理前の
NTSCビデオデータをNTSCデータ出力端3Bを介
してPC本体1に送出する機能をもつ。ここではビデオ
データ19本、サウンドデータ2本(L,R各1本)で
なる計21本の信号線を介して圧縮処理前のNTSCビ
デオデータを出力する。このNTSCビデオデータはZ
Vポート経由でPC本体1のPCMCIAコントローラ
に取り込まれる。
【0025】10乃至19はそれぞれPC本体1の構成
要素をなすもので、このうち、10はCPU、メモリ、
及び各種IO等との間のデータ授受に供される、標準仕
様によるシステムバスであり、例えばISAバス(IS
A−BUS)により実現される。
【0026】11はシステム全体の制御を司るCPUで
あり、ここではメインメモリ12に格納されたPCMC
IA管理プログラム(12A)に従うPCMCIAドラ
イバの処理で、後述するPCMCIAコントローラ15
内のバス切換制御により、動画専用バス19を用いて、
PCカードの使用による高画質の動画処理機能を実現す
る。
【0027】12はCPU11の制御に供される各種プ
ログラムの格納領域、作業領域等が割り付けられるメイ
ンメモリ(主記憶)であり、ここでは、プログラム格納
領域に、PCMCIA管理プログラムに含まれるPCM
CIAドライバ(PCMCIA-DRV)12Aが格納され、CP
U11によりアクセス制御されて、通信、MPEG2動
画処理等、各種のPCカードを利用したカード拡張機能
を実現している。
【0028】13及び14はそれぞれ大容量の外部記憶
装置であり、13はハードディスク装置(HDD)、1
4はCD−ROMである。ここではこれらの大容量記憶
装置に圧縮された画像データ及びサウンドデータが保存
され、CPU11の制御の下にリード/ライト制御され
る。
【0029】15はカードスロット1Aに接続された各
種PCカードの入出力インタフェースを実現するPCM
CIAコントローラ(PCMCIA -CONT)であり、ここで
は、MPEGデコーダカード2、MPEGエンコーダカ
ード3等のPCカードとの間で本来のデータを授受する
(MPEGエンコーダカード3のときはMPEGエンコ
ーダ31で圧縮処理したビデオデータを入力する)デー
タ入出力ポートPAの他に、MPEGエンコーダカード
3のNTSCデータ出力端にインタフェース接続される
ZVポートと称される入力ポート(NTSCデータ入力
ポート)PBをもつ。
【0030】第1の実施形態では、取り扱うPCカード
として、MPEGエンコーダカード3を対象としてお
り、上記データ入出力ポートPAより入力された、MP
EGエンコーダ31で圧縮処理されたビデオデータをシ
ステムバス10に送出制御するとともに、ZVポート
(NTSCデータ入力ポート)PBより入力された、M
PEGエンコーダ31で圧縮処理される前のビデオデー
タを表示コントローラ16に出力制御して、MPEGエ
ンコーダカード3によるエンコード時のビデオデータを
装置内に取り込む際に、そのライブデータを同時表示制
御する。
【0031】16はMPEG、TV等の動画データ及び
静止画データ(グラフィックスデータ)等の画像データ
を表示出力制御するマルチメディアディスプレイコント
ローラ(MMDC)であり、ビデオ表示制御回路(Vide
o )、グラフィックス表示制御回路(Graphics)、マル
チプレクサ(MUX)等により構成される。
【0032】ビデオ表示制御回路(Video )は、後述す
る双方向の動画専用バス17を介して入力されたビデオ
データを一時貯えるビデオバッファ、及び同バッファに
貯えられたYUBデータをRGB信号に変換するYUB
−RGB変換回路等をもつ。グラフィックス表示制御回
路(Graphics)は、グラフィックスデータを貯えるRA
Mのアクセス機構、グラフィックスデータバッファ等を
もつ。マルチプレクサ(MUX)は、上記ビデオ表示制
御回路(Video )又はグラフィックス表示制御回路(Gr
aphics)の出力データを選択し、表示出力データとして
標準装備されたLCD表示パネル(LCD)、又は外部
CRTモニタ(CRT)に出力する。
【0033】この際のMPEGを対象としたマルチメデ
ィアディスプレイコントローラの詳細な構成及び作用は
例えば特願平5−121305号(フレームバッファに
画像データを格納するマルチメディア表示制御システ
ム)に開示されているので、ここではその説明を省略す
る。
【0034】17はPCMCIAコントローラ(PCMCIA
-CONT)15とマルチメディアディスプレイコントロー
ラ(MMDC)16との間で高画質動画ビデオデータを
高速転送するための双方向の動画専用バスであり、ここ
では、PCMCIAコントローラ(PCMCIA -CONT)15
とマルチメディアディスプレイコントローラ(MMD
C)16との間に於けるビデオデータの受け渡しの他
に、内部で生成又は再生した(例えばCD−ROM14
より読出した)NTSCデータをPCMCIAコントロ
ーラ(PCMCIA -CONT)15とマルチメディアディスプレ
イコントローラ(MMDC)16とに同時供給するため
のビデオデータ転送路となる。この動画専用バス17上
に於ける各ビデオデータの転送制御(転送方向並びに送
受切り替え等の制御)は、CPU11の制御の下に、バ
スコントロール部(BC)18により行なわれる。
【0035】図2は上記システム上に於ける本発明の第
1の実施形態に於けるビデオデータの流れを示すブロッ
ク図であり、図中、図1と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0036】ここで、本発明の第1の実施形態に於ける
動作を説明する。この第1実施例に於いては、PC本体
1のカードスロット1AにMPEGエンコーダカード3
が接続される。
【0037】CPU11は、システムバス10、PCM
CIAコントローラ(PCMCIA -CONT)15、及びカード
スロット1A等を介してMPEGエンコーダカード3に
内蔵されたCIS22の値を読み込むことにより、MP
EGエンコーダカード3が実装されたことを認識する。
【0038】CPU11はこのCIS22の内容を一要
因としてバスコントロール部(BC)18を介し動画専
用バス17の入出力対象並びにデータ転送方向を定め
る。ここではバスコントロール部(BC)18の制御で
動画専用バス17が、PCMCIAコントローラ(PCMC
IA -CONT)15からマルチメディアディスプレイコント
ローラ(MMDC)16へのビデオデータ転送路に設定
され、ZVポート(NTSCデータ入力ポート)PBに
入力された圧縮処理前のビデオデータが上記動画専用バ
ス17を介してマルチメディアディスプレイコントロー
ラ(MMDC)16に転送される。
【0039】MPEGエンコーダカード3に、外部より
アナログのNTSCビデオ信号が入力されると、当該N
TSCビデオ信号は、NTSCデコーダ34でディジタ
ル変換され、更にMPEGエンコーダ31で圧縮処理さ
れて、データ入出力端3Aを介し、PC本体1に送出さ
れる。
【0040】この際、本発明の第1の実施形態に於いて
は、MPEGエンコーダ31に供給される、圧縮処理前
のディジタルNTSCビデオデータがNTSCデータ出
力端3Bを介して、PC本体1に送出される。
【0041】PC本体1では、カードスロット1Aに接
続されたMPEGエンコーダカード3のデータ入出力端
3Aより出力された圧縮処理後のNTSCビデオデータ
をデータ入出力ポートPAで受け、NTSCデータ出力
端3Bより出力された圧縮処理前のNTSCビデオデー
タをZVポート(NTSCデータ入力ポート)PBで受
ける。
【0042】データ入出力ポートPAで受けた圧縮処理
後のNTSCビデオデータ、及びZVポート(NTSC
データ入力ポート)PBで受けた圧縮処理前のNTSC
ビデオデータはそれぞれPCMCIAコントローラ(PC
MCIA -CONT)15に入力される。
【0043】PCMCIAコントローラ(PCMCIA -CON
T)15は、データ入出力ポートPAで受けた圧縮処理
後のNTSCビデオデータをシステムバス10上に送出
制御するとともに、ZVポート(NTSCデータ入力ポ
ート)PBで受けた圧縮処理前のNTSCビデオデータ
を動画専用バス17に受け渡す。
【0044】この際、動画専用バス17は上記したよう
に、PCMCIAコントローラ(PCMCIA -CONT)15か
らマルチメディアディスプレイコントローラ(MMD
C)16へのビデオデータ転送路に設定しており、従っ
てZVポート(NTSCデータ入力ポート)PBで受け
た圧縮処理前のNTSCビデオデータは動画専用バス1
7を介してマルチメディアディスプレイコントローラ
(MMDC)16に高速転送される。
【0045】マルチメディアディスプレイコントローラ
(MMDC)16は動画専用バス17より受けたNTS
Cビデオデータを表示出力用のNTSC信号に変換した
後、表示出力データとして標準装備されたLCD表示パ
ネル(LCD)、又は外部CRTモニタ(CRT)に出
力する。
【0046】これにより、MPEGエンコーダカード3
から、圧縮処理されたビデオデータを取り込む際に、M
PEGデコード等の余分な処理を行なうことなく、その
ライブデータを同時にモニタ表示できる。
【0047】尚、上記した第1の実施形態では、NTS
Cデコーダ34より出力される圧縮処理前のビデオデー
タをパラレルモード(21ビットパラレル;ビデオ19
ビット、サウンドL,R各1ビット)でPC本体1に送
出していたが、例えば、MPEGエンコーダカード3内
のNTSCデコーダ34とNTSCデータ出力端3Bと
の間に、パラレル−シリアル(P−S)変換回路を介在
し、PCMCIAコントローラ(PCMCIA -CONT)15の
内部に、ZVポート(NTSCデータ入力ポート)PB
で受けたシリアルデータをパラレルデータに変換するシ
リアル−パラレル(S−P)変換回路を設けて、MPE
Gエンコーダカード3のNTSCデータ出力端3Bより
出力される圧縮処理前のビデオデータをシリアルモード
で転送してもよい。
【0048】次に、図3を参照して本発明の第2の実施
形態を説明する。図3は本発明の第2の実施形態に於け
るシステム全体の構成を示すブロック図であり、図1と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】この第2の実施形態は、上記第1の実施形
態によるビデオデータ転送機能を、PCカード拡張機能
をもつオプション装置に拡張したものである。即ち、上
記第1の実施形態と同様の圧縮処理前のNTSCビデオ
データを受けるポートを、PCカード拡張機能をもつオ
プション装置に於いても設け、オプション装置を使用し
た場合に於いても、MPEGエンコーダカード3による
ビデオデータエンコード時のビデオデータを装置内部に
取り込む際に、そのライブデータを同時表示可能にした
ことを特徴とする。
【0050】図3に於いて、5はPC本体1に脱着可能
なPCカードの拡張機能をもつオプション装置(カード
ドックと称す)である。5AはMPEGエンコーダカー
ド3が装着脱可能な拡張用カードスロットである。
【0051】51はカードドック5に設けられたPCM
CIAコントローラ(PCMCIA −CONT)であ
り、図1に示したPCMCIAコントローラ(PCMC
IA −CONT)15と同様に、カードスロット5A
に接続されたMPEGエンコーダカード3のMPEGエ
ンコーダ31で圧縮処理したビデオデータを受け渡す機
能と、MPEGエンコーダ31で圧縮処理される前のビ
デオデータを受け渡す機能とをもつ。
【0052】6はMPEGエンコーダ31で圧縮処理さ
れる前のビデオデータをPC本体1に受け渡すためのビ
デオデータ転送路である。このような構成に於いて、P
C本体1にカードドック5が結合され、カードドック5
のカードスロット5AにMPEGエンコーダカード3が
接続されることにより、MPEGエンコーダカード3の
MPEGエンコーダ31で圧縮処理されたビデオデータ
は、拡張バスコネクタ経由でPC本体1に受け渡され、
又、圧縮処理前のビデオデータは、ビデオデータ転送路
6を経由してPC本体1に受け渡される。更に、この圧
縮処理前のビデオデータは、PC本体1内の動画専用バ
ス17、及びバスコントロール部(BC)18を介して
マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)
16に送出される。
【0053】このようにして、カードドック5を使用し
た場合であっても、カードドック5に接続されたMPE
Gエンコーダカード3によるエンコード時のビデオデー
タを装置内部に取り込む際に、MPEGデコード等の余
分な処理を必要とせず、ライブデータを同時にモニタ表
示できる。
【0054】この第2の実施形態に於いても、カードド
ック5からPC本体1への圧縮処理前のビデオデータの
転送を、パラレルモードでなく、シリアルモードで転送
可能である。
【0055】即ち、カードドック5に接続されたMPE
Gエンコーダカード3のNTSCデコーダ34より出力
される圧縮処理前のビデオデータを、パラレルモード
(21ビットパラレル;ビデオ19ビット、サウンド
L,R各1ビット)で、ビデオデータ転送路6を介しP
C本体1に送出する手段に代え、カードドック5内にパ
ラレル−シリアル(P−S)変換回路を設け、PC本体
1のPCMCIAコントローラ(PCMCIA -CONT)15内
部に、ZVポート(NTSCデータ入力ポート)PBで
受けたシリアルデータをパラレルデータに変換するシリ
アル−パラレル(S−P)変換回路を設けて、MPEG
エンコーダカード3のNTSCデータ出力端3Bより出
力される圧縮処理前のビデオデータをカードドック5内
でシリアルデータに変換し、シリアルモードでPC本体
1に転送してもよい。この際、カードドック5とPC本
体1との間のビデオデータ転送路6は、パラレルモード
データ転送のとき21ライン必要であるが、シリアルモ
ードデータ転送のとき1ラインでよい。
【0056】又、上記した第1,第2の各実施形態に於
いては、いずれもカードスロットを1個しか示していな
いが、例えば2スロット構成のPCMCIAカードイン
タフェースであっても上記各実施形態と同様の機能を実
現可能である。
【0057】又、上記した第1,第2の各実施形態に於
いては、いずれもサウンド出力について言及していない
が、上記ライブ映像出力に同期してサウンドを出力する
手段は、既存の技術(例えば特願平7−38630号公
報)により容易に実現可能であることから、ここではそ
の説明を省略した。又、ライブ映像出力に同期してサウ
ンドを出力する手段には、後述する実施形態を適用して
もよい。
【0058】次に、図4乃至図9を参照して本発明の第
3及び第4実施形態を説明する。図4は上記した第1実
施形態に於けるビデオデータの流れを示す概要説明図で
あり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略する。この第1実施形態では、ZVポート(NTS
Cデータ入力ポート)PBを用いて、MPEGエンコー
ダカード3の圧縮ビデオデータをライブ表示する機能に
ついてのみ説明した。
【0059】図5は本発明の第3実施形態に於けるシス
テム概要説明図であり、図1と同一部分には同一符号を
付しその説明を省略する。この図5に示す第3実施形態
に於いては、上記した第1実施形態に於けるZVポート
(NTSCデータ入力ポート)PBを用いたMPEGエ
ンコーダカード3の圧縮ビデオデータに対するライブ表
示機能に、更に、内部で生成又は再生したビデオデータ
(例えばビデオCD等)のライブ表示機能を付加して、
当該各ビデオデータのライブ表示を、任意選択的に、又
はウィンドウで同時に行なえるようにしたものである。
【0060】尚、ここでは、動画専用バス17上でビデ
オデータのライブ表示機能を実現しているが、これに限
らず、それぞれの系のライブ表示用ビデオデータをマル
チプレクサで切り替えてマルチメディアディスプレイコ
ントローラ(MMDC)16に供給する構成であっても
よい。更に、この際、内部で生成又は再生したビデオ情
報がアナログ(例えばアナログのNTSCビデオ信号)
であるときは、NTSCデコーダ(A/D)でディジタ
ル変換し、マルチプレクサに入力する。
【0061】図6は本発明の第4実施形態に於けるシス
テム概要説明図であり、図1と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。図6に於いて、61は外部
で生成又は再生したNTSCビデオ信号(例えばビデオ
カメラ、DVD、VTR、TV等より得られるNTSC
アナログビデオ信号)をPC本体1に取り込むためのビ
デオ端子である。62はビデオ端子62で受けたNTS
Cアナログビデオ信号をディジタルビデオデータに変換
する、NTSCデコーダである。
【0062】この図6に示す第4実施形態に於いては、
PC本体1のカードスロット1Aに接続されるPCカー
ドによって、動画専用バス17のデータ転送方向を切り
替え制御する場合の一例を示したもので、ここでは、P
C本体1のカードスロット1Aに、MPEGデコーダカ
ード2が接続されたとき、図示破線で示すように、MP
EGデコーダカード2で伸長処理されたビデオデータを
マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)
16に送出し、MPEGエンコーダカード3が接続され
たとき、図示実線で示すように、ビデオ端子61で受け
たビデオデータをライブ表示しながら、MPEGエンコ
ーダカード3で圧縮処理する。
【0063】また、PC本体1のカードスロット1A
に、例えばビデオムービー等の動画データをPC本体1
に取り込むためのモニタカードが接続された際も、図示
破線で示すように、モニタカードのモニタ出力データが
マルチメディアディスプレイコントローラ(MMDC)
16に送出される。
【0064】図7、図8、図9はそれぞれ上記第4実施
形態の応用例を示すシステム概要説明図であり、図1及
び図6と同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0065】図7は、PC本体1のカードスロット1A
に、MPEG4のワイヤレス通信カード7が接続された
場合のデータ転送例を示したもので、ここでは、ビデオ
端子61で受けたビデオデータをワイヤレス通信カード
7で送信出力する場合のデータ転送方向を実線で示し、
HDD13、CD−ROM14等より読み出されたビデ
オデータをワイヤレス通信カード7で送信出力する場合
のデータ転送方向を破線で示している。
【0066】図8は、ビデオゲーム用3DOボードに相
当する機能部をPCMCIAコントローラ(PCMCIA -CO
NT)15に表示装備して、3DOビデオゲームをサポー
トし、ビデオゲームを表示画面上にウィンドウ表示する
場合のデータ転送例を示している。図9は、PC本体1
のカードスロット1Aに、ISDNを用いたTV(テレ
ビ)会議カード8が接続された場合の動画専用バス17
のデータ転送例を示している。図中、81はISDNデ
コーダ、82はビデオデコーダ、83はオーディオデコ
ーダ、84はホワイトボードの共通カーソルを制御する
ホワイトボードコントロール部である。尚、ISDN経
由で相手先に送出されるサウンド及びビデオデータに関
しては、CPU11でISDNエンコード処理を行なう
方法、又はTV会議カード8内にISDNエンコーダを
設ける方法のいずれが採られる。
【0067】次に、図10及び図11を参照して本発明
の第5実施形態を説明する。この第5実施形態は、音源
を異にする複数種のPCカードを任意に取扱い可能にし
たことを特徴とするもので、カードスロットに、第1の
PCカードが接続されたときカードのオーディオ端子よ
り受けた信号をモノラルオーディオ出力端に出力し、第
2のPCカードが接続されたときカードのオーディオ端
子の信号より受けた信号をカード内部のモードに応じて
モノラルオーディオ出力端に又は一対の各ステレオオー
ディオ出力端に出力し、第3のPCカードが接続された
ときカードのオーディオ端子より受けた信号を左右を一
致させてそれぞれ個別に一対のステレオオーディオ出力
端に出力する選択回路とを有してなる構成としている。
【0068】図10は第5実施形態の概要説明図、図1
1は同実施形態の要部の構成を示すブロック図であり、
それぞれ図1と同一部分に同一符号を付してその説明を
省略する。尚、この実施形態に於いては、カードスロッ
トを2つもち、その一方をAスロット、他方をBスロッ
トと称している。
【0069】図10及び図11に於いて、91は上記第
1のPCカードに相当するノーマルPCカード(PC1
6カード)であり、オーディオ出力端子SPKR(BE
EP音出力等)をもつ。92は上記第2のPCカードを
なすカードバス対応PCカード(PC32カード)であ
り、オーディオ出力端子CAUDIOをもつ。93は上
記第3のPCカードをなす高画質、高音質の特定PCカ
ード(ZVカード)であり、ステレオサウンド端子L
(左)、R(右)をもつ。上記した各PCカードのオー
ディオ出力端子(但しZVカードはL)は同一のピンア
サインである。尚、ここでは、ノーマルPCカード(P
C16カード)91の通常使用されない応答端子(IN
PACK)、及びカードバス対応PCカード(PC32
カード)92の要求端子(CREQ)に対して、特定P
Cカード(ZVカード)93のR(右)端子がピンアサ
インされる。
【0070】これら各PCカードの種別判断、及びカー
ドバス対応PCカード(PC32カード)92のモード
(MODE1/MODE2)判別は、PCカードの内部
情報(図1のCIS参照)をCPU11が読むことで認
識され、その認識結果がPCMCIAコントローラ(PC
MCIA -CONT)15に通知される。
【0071】PCMCIAコントローラ(PCMCIA -CON
T)15内に設けられる15Xは、オーディオ信号の入
出力制御部であり、その論理構成は後述する。I1,I
2はAスロットのオーディオ入力端、I3,I4はBス
ロットのオーディオ入力端である。O1はLEFT
(左)オーディオ出力端、O2はRIGHT(右)オー
ディオ出力端、O3はモノラル(SPKR)オーディオ
出力端である。
【0072】上記オーディオ信号入出力制御部15Xの
論理構成を以下に記す。 モノラル(SPKR)オーディオ出力端O3=(I1*
PCA16)+(I1*PCA32*MODE2)+
(I3*PCB16)+(I3*PCB32*MODE
2) LEFT(左)オーディオ出力端O1=(I1*PCA
ZV)+(I1*PCA32*MODE1)+(I3*
PCBZV)+(I3*PCB32*MODE1) RIGHT(右)オーディオ出力端O2=(I2*PC
AZV)+(I1*PCA32*MODE1)+(I4
*PCBZV)+(I3*PCB32*MODE1) 但し、PCA16はAスロットにノーマルPCカード
(PC16カード)91が接続された状態、PCB16
はBスロットにノーマルPCカード(PC16カード)
91が接続された状態、PCA32はAスロットにカー
ドバス対応PCカード(PC32カード)92が接続さ
れた状態、PCB32はBスロットにカードバス対応P
Cカード(PC32カード)92が接続された状態、P
CAZVはAスロットに高画質、高音質の特定PCカー
ド93が接続された状態、PCBZVはBスロットに高
画質、高音質の特定PCカード(ZVカード)93が接
続された状態をそれぞれ示す。
【0073】尚、ここでは、Aスロット、Bスロット
に、それぞれ高画質、高音質の特定PCカード(ZVカ
ード)93が接続不可であることを除いて、任意の組み
合わせによるPCカードの接続が可能である。
【0074】又、図11に於いて、95,96はそれぞ
れオーディオ出力端O1,O2より出力されるパルス幅
変調(PWM)されたサウンドデータ(オーディオデー
タ)を別個にアナログ信号に変換する、カットオフフィ
ルタを備えたアナログサウンド生成回路であり、ここで
はカードバス対応PCカード(PC32カード)92の
モード1(MODE1)、及び特定PCカード(ZVカ
ード)93に対しては、20KHzカットオフフィルタに
よりアナログサウンドを生成し、それ以外では10KHz
カットオフフィルタによりアナログサウンドを生成す
る。
【0075】97はモノラル(SPKR)オーディオ出
力端O3に接続される内部スピーカであり、主にビープ
音等の報知用サウンドの出力に供される。ここで上記第
5実施形態の作用を説明すると、オーディオ信号入出力
制御部15Xは、Aスロット(又はBスロット)に、ノ
ーマルPCカード(PC16カード)91が接続された
ときは、オーディオ出力端子SPKRより受けた信号
(BEEP)をモノラル(SPKR)オーディオ出力端
O3に出力する。
【0076】又、カードバス対応PCカード(PC32
カード)92が接続されたときは、当該カードのモード
がモード1(MODE1)であるとき、オーディオ出力
端子CAUDIOより受けた信号をLEFT(左)オー
ディオ出力端O1と、RIGHT(右)オーディオ出力
端O2とに出力し、又、モード2(MODE2)である
とき、オーディオ出力端子CAUDIOより受けた信号
をモノラル(SPKR)オーディオ出力端O3に出力す
る。
【0077】又、特定PCカード(ZVカード)93が
接続されたときは、ステレオサウンド端子L(左)より
受けた信号をLEFT(左)オーディオ出力端O1に出
力し、ステレオサウンド端子R(右)より受けた信号を
RIGHT(右)オーディオ出力端O2に出力する。
【0078】このように、カードスロット(スロット
A,B)に接続されたPCカードの種類、モード等に応
じて、適切なサウンド出力に自動切り替えする機能をも
つことにより、音源を異にする複数種のPCカードを、
切り替え操作等を介在することなく、容易に使用でき
る。
【0079】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、P
Cカードが接続可能なカードインタフェースをもつポー
タブルコンピュータシステムに於いて、カードインタフ
ェースに接続されるPCカードの利用形態を拡充し機能
拡張を図ったポータブルコンピュータシステムが提供で
きる。
【0080】即ち本発明によれば、PCMCIAカード
スロット等のカード接続口をもつポータブルコンピュー
タシステムに於いて、カード接続口に接続された、MP
EGエンコーダを内蔵したPCカードより、MPEGエ
ンコーダで圧縮されたデータを受ける標準ポートと、カ
ード接続口に接続されたPCカードより、MPEGエン
コーダの圧縮対象となるビデオデータを受ける特定ポー
トと、特定ポートで受けたビデオデータを表示出力する
手段とを有してなる構成としたことにより、PCカード
によるエンコード時の圧縮処理されたビデオデータを装
置内部に取り込む際に、MPEGデコード等の余分な処
理を行なうことなく、PCカードの内蔵MPEGエンコ
ーダによる圧縮処理中のビデオデータを高画質でライブ
表示できる。
【0081】又、本発明によれば、上記ポータブルコン
ピュータのPCカード拡張機能をもつオプション装置
に、MPEGエンコーダで圧縮されたデータをPCカー
ドより受ける標準ポートと、MPEGエンコーダの圧縮
対象となるビデオデータをPCカードより受ける特定ポ
ートとを設けてなる構成としたことにより、オプション
装置に接続されたPCカードによるエンコード時の圧縮
処理されたビデオデータを装置内部に取り込む際に、M
PEGデコード等の余分な処理を行なうことなく、PC
カードの内蔵MPEGエンコーダによる圧縮処理中のビ
デオデータを高画質でライブ表示できる。
【0082】又、本発明によれば、PCカードのカード
接続口及びカードコントローラと、PCカードより受け
たビデオデータを表示出力制御する表示コントローラと
をもつポータブルコンピュータシステムであって、カー
ドコントローラと表示コントローラとの間に、カード接
続口より受けたPCカードで扱うビデオデータと装置内
部で扱うビデオデータのいずれか一方を選択し、表示コ
ントローラに出力するビデオデータ選択回路を設けてな
る構成としたことにより、PCカードから受けたビデオ
データを装置内部に取り込む際に、当該ビデオデータの
ライブ表示を可能にするとともに、内部で生成又は再生
したビデオデータを同時に又は選択的に表示することが
できる。
【0083】又、本発明によれば、カード接続口と、カ
ード接続口に接続されたPCカードより受けたビデオデ
ータの表示出力制御機能をもつ表示コントローラと、カ
ード接続口と表示コントローラとの間に設けられた双方
向の専用バスと、双方向の専用バスに、装置内部で生成
又は再生されるビデオデータを送出する手段と、カード
接続口に接続されたPCカードの種類に応じて専用バス
のデータ転送方向を決定するバスコントロール手段とを
有してなる構成としたことにより、カード接続口に接続
されたPCカードの種類に応じ、装置内部で生成又は再
生されるビデオデータをライブ表示しながらPCカード
に送出し、又は、PCカードより取り込んだビデオデー
タを表示できる。
【0084】又、本発明によれば、オーディオ出力端子
をもつ複数種のPCカードが接続可能なカード接続口を
もつポータブルコンピュータシステムであって、モノラ
ルオーディオ出力端、及び一対のステレオオーディオ出
力端と、カード接続口に接続されたPCカードの種類を
認識して、第1のPCカード4(例えばノーマルPCカ
ード;PC16カード)が接続されたときカードのオー
ディオ端子より受けた信号をモノラルオーディオ出力端
に出力し、第2のPCカード(例えばCAUDIO端子
をもつカードバス対応PCカード;PC32カード)が
接続されたときカードのモードを認識しカードのオーデ
ィオ端子より受けた信号をカード内部のモードに応じて
モノラルオーディオ出力端に又は一対の各ステレオオー
ディオ出力端に出力し、第3のPCカード(例えばステ
レオサウンド端子をもつ特定PCカード)が接続された
ときカードのオーディオ端子より受けた信号を左右を一
致させてそれぞれ個別に一対のステレオオーディオ出力
端に出力する選択回路とを有してなる構成としたことに
より、音源を異にする複数種のPCカードを任意に取扱
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に於けるシステム全体の
構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態に於けるビデオデータの
流れを示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施形態に於けるシステム全体の
構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第1実施形態に於けるビデオデータの
流れを示す概要説明図。
【図5】本発明の第3実施形態に於けるシステムの概要
説明図。
【図6】本発明の第4実施形態に於けるシステムの概要
説明図。
【図7】本発明の第4実施形態の応用例1を示すシステ
ムの概要説明図。
【図8】本発明の第4実施形態の応用例2を示すシステ
ムの概要説明図。
【図9】本発明の第4実施形態の応用例2を示すシステ
ムの概要説明図。
【図10】本発明の第5実施形態に於ける概要説明図。
【図11】本発明の第5実施形態に於ける要部の構成を
示すブロック図。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ本体(PC本体)、1A…
カードスロット、2…MPEGデコーダカード、3…M
PEGエンコーダカード、5…PCカードの拡張機能を
もつオプション装置(カードドック)、5A…カードス
ロット、6…ビデオデータ転送路、10…システムバス
(ISAバス)、11…CPU、12…メインメモリ
(主記憶)、12A…PCMCIAドライバ(PCMCIA-D
RV)、13…ハードディスク装置(HDD)、14…C
D−ROM、15…PCMCIAコントローラ(PCMCIA
-CONT)、15X…オーディオ信号入出力制御部、16
…マルチメディアディスプレイコントローラ(MMD
C)、17…動画専用バス、18…バスコントロール部
(BC)、21…MPEGデコーダ、22…CIS(Ca
rd Information Structure)、23…COR(Configur
ation Option Resistor)、24…MPEGサウンドデ
コーダ(MPEG Sound)、25…MPEGビデオデコーダ
(MPEG Video)、26…RAM、31…MPEGエンコ
ーダ、32…CIS、33…COR、51…PCMCI
Aコントローラ(PCMCIA -CONT)、61…ビデオ端子、
62…NTSCデコーダ、91…ノーマルPCカード
(PC16カード)、92…カードバス対応PCカード
(PC32カード)、93…高画質、高音質の特定PC
カード(ZVカード)、PB…ZVポート(NTSCデ
ータ入力ポート)。
フロントページの続き (72)発明者 林 恭司 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 村瀬 潔 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEGエンコーダを内蔵したPCカー
    ドが取扱い可能なカード接続口をもつポータブルコンピ
    ュータシステムであって、 上記カード接続口に接続されたPCカードより、MPE
    Gエンコーダで圧縮されたデータを受ける標準ポート
    と、 上記カード接続口に接続されたPCカードより、MPE
    Gエンコーダの圧縮対象となるビデオデータを受ける特
    定ポートと、 上記特定ポートで受けたビデオデータを表示出力する手
    段とを具備し、 PCカードによるエンコード時の圧縮処理されたビデオ
    データを装置内部に取り込む際に、当該データのライブ
    表示を可能にしたことを特徴とするポータブルコンピュ
    ータシステム。
  2. 【請求項2】 PCカードのMPEGエンコーダで圧縮
    されたデータを受け渡す標準ポート、及びMPEGエン
    コーダの圧縮対象となるビデオデータを受け渡す特定ポ
    ートを、PCカード拡張機能をもつオプション装置に設
    け、オプション装置に接続されたPCカードによるエン
    コード時の圧縮処理されたビデオデータを装置内部に取
    り込む際に、当該データのライブ表示を可能にしたこと
    を特徴とする請求項1記載のポータブルコンピュータシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 特定ポートには複数チャネルのオーディ
    オ信号路が含まれる請求項1又は2記載のポータブルコ
    ンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 特定ポートには、パラレルデータ転送路
    を介して圧縮処理前のビデオデータが供給される請求項
    1又は2記載のポータブルコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 特定ポートには、シリアルデータ転送路
    を介して圧縮処理前のビデオデータが供給される請求項
    1又は2記載のポータブルコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 PCカードのカード接続口及びカードコ
    ントローラと、PCカードより受けたビデオデータを表
    示出力制御する表示コントローラとをもつポータブルコ
    ンピュータシステムであって、 カードコントローラと表示コントローラとの間に、カー
    ド接続口より受けたPCカードで扱うビデオデータと装
    置内部で扱うビデオデータのいずれか一方を選択し、表
    示コントローラに出力するビデオデータ選択回路を設け
    てなることを特徴とするポータブルコンピュータシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 カード接続口と、 カード接続口に接続されたPCカードより受けたビデオ
    データの表示出力制御機能をもつ表示コントローラと、 装置外部で生成又は再生されるビデオデータを装置内に
    取り込むビデオポートと、 カード接続口とビデオポートと表示コントローラとの間
    でビデオデータの転送に供される双方向バスと、 カード接続口に接続されたPCカードの種類に応じて双
    方向バスを制御するバスコントロール手段とを具備し、 カード接続口に接続されたPCカードの種類に応じて、
    装置外部で生成又は再生されるビデオデータを装置内に
    取り込んでライブ表示しながらPCカードに送出し、又
    は、表示コントローラより出力されるビデオデータをP
    Cカードに送出し、又は、PCカードより出力されるビ
    デオデータを表示出力することを特徴とするポータブル
    コンピュータシステム。
  8. 【請求項8】 オーディオ出力端子をもつ複数種のPC
    カードが接続可能なカード接続口をもつポータブルコン
    ピュータシステムであって、 モノラルオーディオ出力端、及び一対のステレオオーデ
    ィオ出力端と、 カード接続口に接続されたPCカードの種類を認識し
    て、第1のPCカードが接続されたとき上記オーディオ
    端子より受けた信号をモノラルオーディオ出力端に出力
    し、第2のPCカードが接続されたとき当該カードのモ
    ードを認識し上記オーディオ端子の信号より受けた信号
    をカード内部のモードに応じてモノラルオーディオ出力
    端に又は一対の各ステレオオーディオ出力端に出力し、
    カード接続口に第3のPCカードが接続されたとき上記
    オーディオ端子より受けた信号を左右を一致させてそれ
    ぞれ個別に一対のステレオオーディオ出力端に出力する
    選択回路とを具備してなることを特徴とするポータブル
    コンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 カード接続口には、SPKR端子をもつ
    ノーマルPCカード、CAUDIO端子をもつカードバ
    ス対応PCカード、ステレオサウンド端子をもつ特定P
    Cカードを接続可能とした請求項8記載のポータブルコ
    ンピュータシステム。
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