JPH0944152A - 電子楽器の電源システム - Google Patents

電子楽器の電源システム

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JPH0944152A
JPH0944152A JP7216558A JP21655895A JPH0944152A JP H0944152 A JPH0944152 A JP H0944152A JP 7216558 A JP7216558 A JP 7216558A JP 21655895 A JP21655895 A JP 21655895A JP H0944152 A JPH0944152 A JP H0944152A
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JP
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unit
power
power supply
cpu
units
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JP7216558A
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English (en)
Inventor
Yoshiue Nakano
喜植 中野
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電源スイッチをオンするユニットを任意に選
択し、演奏に必要な最小限のユニットのみの電源をオン
することのできる電子楽器の電源システム。 【解決手段】 システム全体の電源を制御するメインユ
ニットと、該信号を受け電源を制御する他のユニットか
らなり、各ユニットはCPUを有し、電源回路は、CP
U回路と、周辺回路を有し、各ユニットのCPUは、該
ユニットの電源スイッチのオン/オフまたはメインユニ
ットからの制御信号の検出手段と、検出結果に基づく内
部スイッチの制御手段と、周辺回路への電源電流の内部
スイッチ手段と、電源制御信号をメインユニットに送出
する信号手段とを有し、メインユニットは各ユニットの
有する機能に加え、電源を制御すべきユニットを決定す
るデータを記憶する電源制御用テーブルと、制御すべき
ユニットを読み出す読出手段とを有し、各ユニット間は
電源ラインとデータラインで直接接続するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子楽器を
組み合わせて演奏を楽しむ演奏システムにおいて、各電
子楽器の電源の配線を簡単にするとともに、電源をオン
するユニットを選択操作することにより、オンされたユ
ニットに応じて最適な演奏システムのユニットのみの電
源をワンタッチでオンすることが可能な電源システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の電子楽器を組み合わせて演奏を楽
しむ、例えばデスクトップミュージック(以下、DTM
という)システムは、これを構成するユニットとして、
例えばMIDIキーボード、音源ユニット、シーケンサ
ー、MIDIモニター、アカンパニメント(リズムユニ
ット)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)等があ
る。
【0003】図9は、これら複数のユニットを使用して
演奏を楽しむ従来のDTMシステムの電源システムの構
成を説明する図であり、各ユニット毎にAC/DC変換
アダプター有する電源システムの構成の一例を示してい
る。
【0004】このような従来のDTMシステムにおい
て、演奏時に関連するユニットを動作可能な状態にする
ためには、各ユニットの電源スイッチを一つ一つオンに
しなければならず操作が面倒であった。
【0005】また、多数の機器の電源の配線が複雑に周
辺を廻り、配線が邪魔になり安全上問題がある。あるい
はトラブル発生時には原因の究明に手間取る等の不都合
があった。
【0006】さらに、図9の例のように、各ユニット毎
にAC/DC変換アダプター12を持つ場合は、机上に
配置するためには大きなスペースを必要とし、設置され
るユニットの数だけAC/DC変換アダプターが必要と
なりコスト的に高価になるという問題点もあった。
【0007】かかる問題点を解消するため、本出願人は
DTMシステムを構成する各ユニット間を電源ケーブル
及びデータケーブルで直接接続し、いづれか一つのユニ
ットの電源スイッチを操作することにより、システム全
体のユニットの電源のオン/オフが可能な電源システム
を提案している(平成7年7月27日付け出願「電子楽
器の電源システム」)。
【0008】しかしながら、上記提案では、例えばキー
ボード、音源、シーケンサー、アカンパニメントが接続
されているシステムにおいて、シーケンサーと音源を用
いてフロッピィディスクに記録されている演奏を楽しみ
たい場合に、いづれか一つのユニットの電源をオンする
と、全てのユニットの電源がオンされてしまい、逆に不
要なユニットの電源をオフしなければならないという問
題点があった。
【0009】さらに、上記提案では不要なユニットの電
源もオンされるため、省電力の点でも問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、電源ライン及びデータラインは
各ユニット間を直接接続し、システム全体の電源を1個
のAC/DC変換アダプターを通じて賄い、電源スイッ
チをオンするユニットを選択することにより、該ユニッ
トに応じた必要最小限のユニットのみの電源をワンタッ
チでオンする電源システムを提供することを課題とす
る。
【0011】さらに、電源スイッチの押下時間の長短に
より、当該ユニットのみの電源をオフする。あるいは、
システム全体の電源をオフする機能を有する電源システ
ムを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のユニッ
トからなる電子楽器の演奏システムにおいて、前記演奏
システムを構成するユニット10は、システム全体の電
源のオン/オフを制御するメインユニット10a と、メ
インユニット10a からの信号に基づき電源が制御され
る他のユニット10b からなり、各ユニット10は、そ
れぞれCPU11を有し、各ユニット10に電源を供給
する電源回路には、電源ラインPlineに直接接続される
CPU回路1と、内部スイッチSWa を介して接続され
る周辺回路2が分離して設けられ、前記各ユニット10
のCPU11は、当該ユニット10の電源スイッチのオ
ン/オフを検出するとともに、メインユニットからの制
御信号Pon、Poff を検出する検出手段5と、前記検出
手段5の検出結果に基づき当該ユニットの内部スイッチ
SWa を制御して周辺回路2への電源電流のオン/オフ
を行う制御手段6と、前記制御手段6からの制御信号P
con により制御され、周辺回路2への電源電流のオン/
オフを行う内部スイッチ手段SWa と、前記制御手段6
が制御した当該ユニット10の電源スイッチSWp のオ
ン/オフに基づく制御信号Pon、Poff をメインユニッ
ト10a に送出する信号手段7と、を有し、前記メイン
ユニット10a は、前記他の各ユニット10b の有する
機能に加え、接続されているユニット10の種類と電源
スイッチSWp のオン/オフされたユニット10の種類
に応じて、電源を制御すべきユニット10を決定するた
めのデータを記憶する電源制御用テーブル9と、前記電
源制御用テーブル9を参照して電源操作されたユニット
10に応じて制御すべきユニット10を読み出す読出手
段8と、を有し、前記各ユニット10間は電源ラインP
lineとデータラインDlineで直接接続されるように構成
される。
【0013】また、前記電源システムを構成する各ユニ
ット10は、それぞれにIDコードを有し、各ユニット
10b とメインCPU11a 間で送受信される電源スイ
ッチSWp のオン/オフに関する制御信号Pon、Poff
は、IDコードとともに送受される。
【0014】前記各ユニット10の電源スイッチのオン
/オフ操作は、前記電源スイッチSWp の押下時間の長
短により、当該ユニット10の電源のみをオン/オフす
る、あるいはシステム全体の電源をオン/オフする機能
を有するように構成される。
【0015】
【作用】本発明は、演奏システムを構成する各ユニット
10間を、電源ライン及びデータラインで直接接続して
配線を簡略化するとともに、所望のシステムに応じて電
源スイッチSWp をオンするメインユニット以外のユニ
ットを選択して電源をオンすることにより、選択された
ユニット10b に応じて最適なシステムを構成するユニ
ットのみの電源をオンすることが可能な電源システムを
提供するものである。
【0016】このため、各ユニット10の電源回路に
は、CPU11に常に電源を供給するCPU回路1と、
ユニット全体に電源を供給する周辺回路2が分離して設
けられ、各ユニット10間の電源ラインPline及びデー
タラインDlineが接続されると、各ユニット10のCP
U11には当該ユニット10のCPU11を動作させる
ための電源電流がダイレクトに常時供給される。
【0017】これにより、接続されたメインユニット以
外の各ユニット10b は、それぞれのユニット10b の
IDコードをメインユニット10a に送り登録し、スタ
ンバイモードで待機する。
【0018】従って、メインユニット以外の任意のユニ
ット10b の電源スイッチSWp がオン/オフされる
と、検出された該電源スイッチSWp のオン/オフに関
する信号Pon、Poff は、該ユニット10b のCPU1
1b の制御のもとに、IDコードとともにデータライン
Dlineを介してメインCPU11a に送られる。
【0019】メインCPU11a は該信号Pon、Poff
に基づき電源制御用テーブル9を参照して、電源スイッ
チSWp がオンされたユニット10b に基づき、最適な
システムを構成するユニット10b を判定し、それらの
ユニット10b に対する制御信号Ponを生成し、IDコ
ードとともに該当する各ユニット10b に送信する。
【0020】各ユニット10b のCPU11は、メイン
CPU11a より送られたこれらの制御信号Ponに基づ
き、当該ユニット10b の内部スイッチSWa を制御し
て、該ユニット10b の周辺回路2の電源のオン/オフ
を行うものである。
【0021】これにより、演奏者は電源をオンするいず
れかのユニットを選択してスイッチをオンする簡単な操
作で、演奏に必要なユニットのみの電源をオンすること
が可能となる。
【0022】また、電源スイッチSWp は跳ね返りスイ
ッチとし、CPU11に該スイッチの押下時間を計時す
る機能を有することにより、電源オン/オフの際には該
スイッチの押下時間の長短により、例えば押下時間が短
い場合には、当該ユニット10のみの電源をオフし、長
い場合にはシステム全体の電源をオン/オフする。
【0023】これにより、誤って不必要なユニット10
まで電源をオンしてしまった場合には、不要なユニット
10の電源を簡単にオフ可能となり、扱いやすい電源シ
ステムが提供できる。
【0024】さらに、本発明によれば、AC/DC変換
アダプター12は1個で済むのでコストダウンが可能と
なり、電源コード及び信号コードは各ユニット10間を
直接接続するので配線は簡略化される。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電源システムの
全体構成を説明する図であり、図2は該電源システムの
一例を示す外観図である。以下、図面を参照しながら本
発明の電源システムについて説明する。
【0026】図1に示すように、本発明の電源システム
は、メインユニット10a とその他のユニット10b か
らなり、メインユニット10a は,該ユニット10a の
周辺回路の電源を制御するほか、当該電源システム全体
の電源を制御する。一方、その他の各ユニット10b
は、前記メインユニット10a からの信号Pon、Poff
に基づき該ユニット10b の周辺回路の電源を制御す
る。
【0027】このため、上記電源システムを構成する各
ユニット10a 、10b は、それぞれに電源スイッチS
Wp とCPU11a 、11b を有し、該ユニット10a
、10b の電源スイッチSWp のオン/オフ、または
メインCPU11a から送られた制御信号Pon、Poff
を検出し、それぞれのユニット10a 、10b の内部ス
イッチSWa を制御して周辺回路の電源のオン/オフを
行う。
【0028】さらに、メインユニット10a のCPU1
1a は電源制御用テーブル9を有し、例えば、いずれか
のユニット10a 、10b の電源スイッチSWp がオン
されたことを示す信号Ponを受信すると、該ユニットの
IDコードに基づき電源がオンされたユニットを特定す
る。
【0029】次いで、特定されたユニットに基づき、電
源制御用テーブル9を参照して、電源がオンされるべき
その他のユニットを決定し、IDコードとともに制御信
号PonをデータラインDlineを通じて該電源がオンされ
るべきユニットに通知する。
【0030】上記信号Ponを受信したユニットのCPU
の制御部6は、該信号Ponに基づき内部スイッチSWa
を制御して、周辺回路への電源をオンする。
【0031】このように、本発明によれば、メインCP
U11a の行う電源制御は各ユニットの有するIDコー
ドに基づいて行われるので、各ユニットを接続する順番
を考慮する必要はなく、扱いやすい電源システムが提供
できる。
【0032】図2は、本発明の電源システムの一例を示
す外観図である。図のように本電源システムにおいて
は、交流電源よりコンセントを通じて取り込まれた電源
は、AC/DC変換アダプター12により直流電源に変
換されたのち、最初に接続されたユニットに供給され
る。
【0033】各ユニット10間は、スルー接続される電
源ラインPline、及びデータラインDlineにより直接接
続される。これによりコンセントが交流電源に接続され
ると後述するCPU回路1が形成され、各ユニット10
のCPU回路1には常時電源電流が供給され、スタンバ
イモードになる。
【0034】なお、接続されスタンバイモードになった
各ユニットは、それぞれのユニットのIDコードをメイ
ンCPU11a に送信する。メインCPU11a は該信
号を受けて接続されているユニットをRAMの所定領域
に記憶させる。
【0035】図3は本実施例の電源システムを構成する
各ユニット10の電源部の基本構成を説明する図であ
る。
【0036】図のように、各ユニット10には電源入力
端子INと出力端子OUTが設けられ、各ユニット10
間は電源ラインPlineで直接接続される。
【0037】さらに、電源ラインPlineとCPU回路1
との間は直接接続されており、電源スイッチSWp の操
作には関係なく電源ラインPlineが接続されるとダイレ
クトに電源が供給される。従って、電源ラインPlineが
接続されると直ちに待機モードになり、各CPU11は
動作可能となる。
【0038】また、各ユニット10には、各々のCPU
11が電源制御をするための信号Pon、Poff を授受す
るデータラインDlineを接続するため、データ入力端子
Dinとデータ出力端子Doutが設けられている。
【0039】これにより、データラインDlineも各CP
U11に直接接続されるので、電源ラインPlineのケー
ブルが接続されると、メインユニット10a との間の制
御信号Pon、Poff の授受が可能となる。
【0040】周辺回路2は内部スイッチSWa を介して
電源ラインPlineと接続されており、内部スイッチSW
a のオン/オフを制御する制御信号Pcon がCPU11
から送られ制御される。
【0041】さらに、操作パネル20とCPU11との
間には、電源スイッチSWp のオン/オフを検出する回
路が設けられている。これにより、CPU11の検出部
5は、常に電源スイッチSWp のオン/オフやデータラ
インDlineを通じて送られるメインユニット10a から
の信号を把握可能になっている。
【0042】図4は、本発明に係わるメインユニット1
0a の電源制御のための機能構成を説明する図である。
以下、図面を参照しながら各部の機能について説明す
る。
【0043】図のように、メインユニット10a は電源
ラインPline及びデータラインDlineにより他のユニッ
トと接続されており、該ユニットの電源回路には、CP
U回路1と周辺回路2が分離して設けられている。
【0044】CPU回路1には電源ラインPlineがスル
ー接続されている。従って、電源ラインPline及びデー
タラインDlineのケーブルが接続されると、該CPU回
路1には直接電源電流が供給される。
【0045】CPU11a は当該ユニット10a を制御
する他、本発明の電源システム全体を制御する。このた
め該CPU11a には検出部5、制御部6、信号部7、
読出部8、電源制御用テーブル9が設けられている。
【0046】検出部5は、パネル部20に設けられてい
る電源スイッチSWp のオン/オフを検出するととも
に、データラインDlineを通じて他のユニット10b よ
り送られる制御信号Pon、Poff を検出するものであ
る。
【0047】制御部6は、前記検出部5の検出した制御
信号Pon、Poff に基づきユニット10a の内部スイッ
チSWa を制御する他、電源制御用テーブル9を参照し
てシステム全体を制御するものである。
【0048】即ち、前記検出部5の検出した信号Pon、
Poff に基づき電源がオンされたユニットを特定し、特
定されたユニットのIDコードに基づき、電源制御用テ
ーブル9を参照して電源をオンすべきユニットを決定し
て信号部7に送る。
【0049】信号部7は、データラインDlineを通じて
受信した他のユニット10b のIDコードや電源スイッ
チSWp のオン/オフに関する信号Pon、Poff を検出
部5に送る。
【0050】さらに、制御部6からの信号、即ち、電源
スイッチSWp がオンされたユニットに基づき決定され
た電源がオンされるべきユニット10b を示す信号Pon
を生成し、IDコードとともにデータラインDlineを通
じて該当するユニット10bに送出するものである。
【0051】内部スイッチSWa は、周辺回路2へ送ら
れる電源のオン/オフを制御するスイッチであり、制御
部6から送られる制御信号Pcon によりオン/オフされ
る。なお、本実施例で使用される内部スイッチSWa は
リレー、またはトランジスタ等の半導体のいずれを使用
してもよい。
【0052】周辺回路2は当該ユニット10全体に電源
を供給する回路であり、内部スイッチSWa を介して電
源ラインPlineに接続されており、該内部スイッチSW
a のオン/オフにより、当該周辺回路2への電源はオン
/オフされる。
【0053】電源制御用テーブル9は、接続されている
ユニット、及び電源スイッチSWpがオンされたユニッ
トの種類に応じて、電源がオンされるべき関連するユニ
ットを決定するためのテーブルである。細部は図6で詳
述する。
【0054】図5は、本発明に係るメインユニット10
a以外の各ユニット10b の電源制御のための機能構成
を説明する図である。以下、図面を参照しながら各部の
機能について説明する。
【0055】図のように、各ユニット10b は電源ライ
ンPline及びデータラインDlineにより接続されてお
り、各ユニット10b の電源回路は、CPU回路1と周
辺回路2が分離して設けられている。
【0056】CPU回路1には電源ラインPlineがスル
ー接続されている。従って、電源ラインPline及びデー
タラインDlineのケーブルが接続されると、該CPU回
路1には直接電源電流が供給され待機状態となる。
【0057】CPU11b は当該ユニット10b 全体を
制御するものであり、本発明の電源システムにおける電
源も該CPU11b により制御される。なお、該CPU
11b には検出部5、制御部6、信号部7が設けられて
いる。
【0058】検出部5はパネル部20に設けられている
電源スイッチSWp のオン/オフを検出するとともに、
データラインDlineを通じてメインユニット10a から
送られる電源スイッチSWp のオン/オフに関する信号
Pon、Poff を検出するものである。
【0059】制御部6は、前記検出部5の検出した信号
Pon、Poff に基づき内部スイッチSWa を制御するも
のである。即ち、前記検出部5の検出した信号Pon、P
offに基づき電源オンの場合は、制御信号Pcon を内部
スイッチSWa に送りリレーまたはトランジスタのスイ
ッチを動作させて、周辺回路2への電源をオンする。
【0060】一方、オフ信号を検出した場合は、リレー
またはトランジスタへの制御信号Pcon をオフにして周
辺回路2への電源を断にする。
【0061】信号部7は、データラインDlineを通じて
受信したメインユニット10a の電源スイッチSWp の
オン/オフに関する信号Pon、Poff を検出部5に送
る。
【0062】また、信号部7は、制御部6からの信号、
即ち、当該制御部6が行なった内部スイッチSWa のオ
ン/ オフに基づいて、制御信号Pon、またはPoff を生
成して、データラインDlineを通じて、IDコードとと
もにメインユニット10a に送出するものである。
【0063】内部スイッチSWa は、周辺回路2へ送ら
れる電源のオン/オフを制御するスイッチであり、制御
部6から送られる制御信号Pcon によりオン/オフされ
る。なお、本実施例で使用される内部スイッチSWa は
リレー、またはトランジスタ等の半導体のいずれを使用
してもよい。
【0064】周辺回路2は当該ユニット10b 全体に電
源を供給する回路であり、内部スイッチSWa を介して
電源ラインPlineに接続されており、該内部スイッチS
Waのオン/オフにより、当該周辺回路2への電源はオ
ン/オフされる。
【0065】これにより、本発明のDTMシステムの電
源は、電源をオンしたいユニットのシステム構成に応じ
て、電源スイッチSWp をオンしたいユニットを選択し
て操作することにより、所望のシステムを構成するユニ
ットの電源を自動的にオンすることが可能となり、操作
が簡略化される。
【0066】なお、本電源システムでは、CPU回路1
には常に電源が供給されており、使用しない時も電力を
消費しているが、この様な状態ではスタンバイモード
(スリープモードまたは省電力モードともいう)とな
り、最小限の電流で待機状態となっている。
【0067】図6は電源制御用テーブルの一例を示すも
のである。図6を参照しながら、メインCPU11a が
電源制御の際に参照する電源制御用テーブル9の構成に
ついて説明する。なお、本実施例ではメインユニット1
0a はMIDIキーボードに設定されているものとす
る。
【0068】図のように、本実施例の電源制御用テーブ
ル9は、接続されるユニットの組み合わせに応じて各セ
ットが定められている。なお、図において、「接続され
ている機器」欄は、当該セットを構成するユニットを示
している。
【0069】また、各セットごとに設けられている「ケ
ース」は、該セットにおいて、いずれかのユニットの電
源がオンされた際には、どのユニットの電源がオンされ
るかを示している。
【0070】例えばAセットの場合、図に示すように、
メインユニット10a であるMIDIキーボードと音源
ユニットのみが接続された最小システムであり、該シス
テムの場合は、MIDIキーボードあるいは音源ユニッ
トのいずれのユニットの電源スイッチSWp がオンされ
ても他方のユニットの電源がオンされるように構成され
る。
【0071】一方、MIDIキーボード、音源ユニッ
ト、及びシーケンサユニットが接続されたBセットにお
いて、図に示すように、ケース1の場合は、MIDIキ
ーボードの電源がオンされると接続されている全ユニッ
トの電源がオンされるが、音源ユニットの電源をオンし
た場合(ケース2)は、最小システムであるMIDIキ
ーボードと音源ユニットのみの電源がオンされる。
【0072】従って、ピアノやシンセサイザーのプレイ
を楽しみたいときには、音源ユニットの電源をオンにす
ればよい。
【0073】一方、Bセットのケース3に例示するよう
に、シーケンサユニットのディスクを楽しみたいときに
は、該シーケンサの電源スイッチSWp をオンすれば、
同時に音源ユニットの電源もオンされるが、MIDIキ
ーボードは必要ないのでオンされない。
【0074】これにより、フロッピーディスクによる演
奏を楽しむことが可能となる。なお、シーケンサの電源
スイッチSWp は、フロッピーディスクがディスク装置
に挿入されると自動的にオンされるように構成してもよ
い。
【0075】さらに、Cセットのケース3の場合は、リ
ズムユニット(アカンパニメント)に電源がオンされる
と、自動伴奏を付けてプレイしたいと判断され、MID
Iキーボードと音源ユニットの電源もオンされる。
【0076】なお、本実施例ではユーザが理解しやすい
ように、メインユニット10a であるMIDIキーボー
ドの電源スイッチSWp がオンされた場合は、接続され
ている全てのユニットの電源をオンし、メインユニット
以外のユニット10b の電源がオンされた際には、該ユ
ニット10b を基準とする最小システムを構成するユニ
ットの電源がオンされるように構成されている。
【0077】しかしながら、本発明の電源制御用テーブ
ル9の構成は本実施例に限定されるものではなく、接続
されるユニットの種類と電源がオンされるユニットの組
み合わせに応じて、最もユーザのニーズに応じられる組
み合わせで制御されるように構成すればよい。
【0078】なお、これらの電源制御用テーブル9は、
メーカーがユーザのニーズを考慮して準備するものであ
り、該テーブルはメインユニット10a のROMに予め
記憶されている。
【0079】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、本発明の電源システムにおけるメインユニット10
a の動作について説明する。
【0080】メインユニット10a の動作においては、
先ずスタンバイモードの設定が行われる(ステップS1
1)。スタンバイモードの設定では、隣接するユニット
10b との間を電源ラインPline及びデータラインDli
neのケーブルで接続する。
【0081】これにより各ユニットのCPU回路1には
ダイレクトにCPU用の電源電流が供給され、各ユニッ
トのCPUは常時稼働可能な状態(スタンバイモード)
になる。
【0082】次いで、接続されているシステムユニット
の登録が行われる(ステップS12)。即ち、システム
を構成する各ユニット間が電源ラインPline及びデータ
ラインDlineで接続され、各ユニットがスタンバイモー
ドになると、接続された各ユニット10b のCPU11
b はデータラインDlineを通じて当該ユニットのIDコ
ードをメインユニット10a のCPU11a に送信す
る。
【0083】この信号を受けて、メインユニット10a
のCPU11aは、この各ユニット10b から送られた
IDコードに基づき接続されているユニット10b を把
握し、図6で説明したいずれのセットに該当するかを把
握し、これをRAMの所定領域に登録記憶させる(ステ
ップS12)。
【0084】次いで、メインユニット10a のCPU1
1a はデータラインDlineの入力ポートDinから、他の
ユニット10b の電源がオン/オフされたことを示す制
御信号Pon、Poff を受信したか否かを調べる(ステッ
プS13)。
【0085】その結果、電源がオン/オフされたことを
示す制御信号Pon、Poff を受信した場合には、続い
て、該信号が送信元のユニットの電源スイッチSWp が
オンされたことを示す信号Ponであるか否かを調べる
(ステップS14)。
【0086】メインユニット以外のユニット10b の電
源スイッチSWp がオンされたことを示す信号Pon、で
ある場合には、該信号Ponを送信してきたユニット10
b が追加ユニット10b であるか否かが調べられる(ス
テップS15)。これは、既に設定済みの演奏システム
に更に他のユニット10b が追加されたかを調べる処理
である。
【0087】未だ設定済みではない場合、即ち初回は、
電源オンされたことを示す信号Ponを送ってきたユニッ
ト10b のIDコードに基づいて電源制御用テーブル9
を参照して、演奏するシステムのと「ケース」(図6参
照)を決定する(ステップS17)。
【0088】続いて、メインCPU11a は、上記決定
に基づき電源オンにすべきユニットへの制御信号Ponを
生成してIDコードとともにデータラインDlineを通じ
て該当するユニットに送信する(ステップS18)。
【0089】一方、上記ステップS15で電源オンを送
信してきたユニットが、既に登録されている演奏ケース
を構成するユニットに更に追加して電源をオンにするユ
ニットである場合には、電源制御用テーブル9を参照し
て(ステップS19)、演奏ケースの修正を行う(ステ
ップS20)。
【0090】次いで、メインCPU11a は、上記ステ
ップS16又はステップS19で参照した電源制御用テ
ーブル9で、当該メインユニット10a の周辺回路への
電源オンが指定されているか否かを調べる(ステップS
21)。
【0091】指定されていない場合は、メインユニット
10a の電源はオンする必要はないので、そのままステ
ップS13に戻り、次の入力信号を待つ。
【0092】一方、当該メインユニット10a に対する
電源オン指示があった場合、制御部6は当該ユニット1
0a の内部スイッチSWa に制御信号Pcon を送り、該
内部スイッチSWa をオンして、周辺回路2への電源電
流を供給してスタンバイモードを解除する(ステップS
22)。
【0093】続いて、CPU11a は該メインユニット
10a のシステムの初期化を行い、図示しないプログラ
ムメモリからメインプログラムを読み込み(ステップS
23)、動作モードにする。
【0094】一方、上記ステップS14で電源オン信号
Ponではない場合は、受信された信号は電源オフ信号で
あるので、電源オンされている全てのユニットの電源を
オフにする信号Poff を生成して、Dlineを通じて各ユ
ニットに送信する(ステップS24)。
【0095】なお、本ステップS24で直ちに全ユニッ
トのオフ信号Poff を生成するのは、該オフ信号を送信
したユニットは、電源スイッチSWp の押下時間の長い
場合のみ信号を生成するので、受信される信号は全て全
ユニットのオフ信号であり、判定の必要がないからであ
る。
【0096】続いて、メインCPU11a の検出部5
は、内部スイッチSWa がオンされているか否かを調べ
(ステップS25)、オンされている場合、メインCP
U11a の制御部6は、内部スイッチSWa への制御信
号Pcon をオフにして(ステップS26)、周辺回路へ
の電源をオフにして処理を終了する。
【0097】一方、上記ステップS25で電源がオフの
場合は処理の必要はないので、そのまま処理終了とな
る。
【0098】また、上記ステップS13で、入力ポート
Dinからのデータインがなかった場合、即ち、データラ
インDlineを通じて他のユニットの電源スイッチSWp
のオン/オフされたことを示す信号(PonまたPoff )
が受信されていない場合、メインCPU11a は、操作
パネル20上の電源スイッチSWp がオンされたか否か
を調べる(ステップS27)。
【0099】メインCPU11a の検出部5が、電源ス
イッチSWp がオンされたことを検出した場合には、続
いて、当該電源スイッチSWp の押下時間が所定の基準
時間より長かったか否かが調べられる(ステップS2
8)。
【0100】これは、接続されているユニット全体の電
源をオンにするのか、あるいは当該メインユニット10
a の電源のみをオンするのかを判断する処理である。
【0101】電源スイッチSWp の押下時間が所定の基
準時間より長かった場合は、接続されている全ユニット
の電源をオンにする信号Ponを生成して、Dlineを通じ
て送信したのち(ステップS29)、ステップS22に
進み、当該メインユニット10aの電源オン処理を行
う。
【0102】一方、上記ステップS28で、電源スイッ
チSWp の押下時間が所定の基準時間より短い場合は、
当該メインユニット10aのみの電源オンであるので、
メインユニット10aが追加された場合の演奏ケースに
修正して(ステップS30)、ステップS22に進み、
当該メインユニット10aの電源オン処理を行う。
【0103】また、上記ステップS27でメインユニッ
ト10a の電源スイッチSWp がオンではない場合に
は、続いて、電源スイッチSWp のオフであるか否かが
調べられる(ステップS31)。電源スイッチSWp が
オフでない場合には、何もイベントがないので何も処理
せず、そのままステップS13に戻り、次のイベントを
待つ。
【0104】一方、上記ステップS31で、メインCP
U11a の検出部5が電源スイッチSWp のオフPoff
を検出した場合には、続いて、該電源スイッチSWp の
押下時間が所定の時間より長かったか否かが調べられる
(ステップS32)。これは当該メインユニット10a
のみの電源をオフにするのか、あるいは全システムの電
源をオフにするのかを判断する処理である。
【0105】電源スイッチSWp の押下時間が所定の基
準時間より長かった場合は、全システムの電源オフであ
るので、ステップS24に分岐し、接続されている全ユ
ニットの電源をオフにする信号Poff を生成して送信し
た後、メインユニット10aの電源をオフして処理を終
了する。
【0106】一方、上記ステップS32において、電源
スイッチSWp の押下時間が所定の時間より短かった場
合は、メインユニット10a のみの電源オフであるの
で、メインユニット10a の電源をオフした場合の演奏
ケースに修正して(ステップS33)、ステップS26
に分岐し、当該ユニットの制御信号Pcon をオフして周
辺回路2の電源を断して処理終了となる。
【0107】図8はローカルユニット10b の動作を説
明する図である。以下、図面を参照しながらローカルユ
ニットの動作について説明する。なお、本実施例はメイ
ンユニット10a 以外の各ローカルユニット10b に共
通する動作である。
【0108】ローカルユニット10b の動作において
は、先ずスタンバイモードの設定が行われる(ステップ
S41)。スタンバイモードの設定では、交流電源と最
初に接続されるユニットの間がAC/DC変換アダプタ
ー12で接続される。
【0109】続いて、各ユニットの間を電源ラインPli
ne及びデータラインDlineのケーブルで接続する。これ
により各ユニットのCPU回路には常時CPU用の電源
電流が供給され、各ユニットのCPU11は常時稼働可
能な状態になる。
【0110】続いて、稼働可能状態になった各CPU
は、当該ユニットのIDコードをメインCPU11a に
送り登録する。これによりメインCPU11a は電源制
御用テーブル9を参照して、図6に例示した演奏セット
を特定してRAMの所定領域に記憶させる。
【0111】次いで、各ユニット10b は、電源スイッ
チSWp がオンされたか否かを調べる(ステップS4
2)。即ち、CPU11b の検出部5は、操作パネル2
0上の電源スイッチSWp の設定状態を調べる。
【0112】その結果、電源スイッチSWp がオンされ
たローカルユニット10b のCPU11b は、当該ユニ
ット11b のIDコードとともに、当該ユニットがオン
されたことを示す信号Ponを生成し、データラインDli
neを通じメインCPU11aに送り(ステップS4
4)、ステップS45に進む。
【0113】一方、電源スイッチSWp のオンイベント
がなかった場合、続いてCPU11b の検出部5は、入
力ポートのデータラインDlineから電源オンを指示する
信号Ponを受信したか否かが調べられる(ステップS4
3)。
【0114】その結果、データラインDlineを通じてメ
インCPU11a から電源オンを示す信号Ponを受信し
ていない場合は、電源の制御は必要ないので、周辺回路
2の電源の内部スイッチSWa はオフにされたままの状
態でステップS42に戻り、同様の動作を繰り返す。
【0115】一方、データインがあった場合、即ち、C
PU11b がデータラインDlineを通じて電源オンを指
示する信号Ponをを受信した場合、または、上記ステッ
プS42で電源スイッチSWp がオンされたことを検出
した場合は、動作モードの設定を行う(ステップS4
5)。
【0116】即ち、CPU11b は当該ユニット10b
の内部スイッチSWa に制御信号Pcon を送り、該スイ
ッチをオンして、周辺回路2への電源電流を供給し、当
該ユニットの初期化を行い、続いて、当該ユニット10
b のメインプログラムを読み込む(ステップS46)。
【0117】図示しないメインプログラムの動作が終了
すると、CPU11b はユニット10b の電源スイッチ
SWp がオフされたか否かを調べる(ステップS4
7)。電源スイッチSWp がオフされた場合は、続いて
電源スイッチSWp をオフする際の押下時間が所定の基
準時間より長かったか否かが調べられる(ステップS5
0)。
【0118】これは、CPU11b の内蔵するカウント
ルーチンを調べることにより行われる。その結果、例え
ば所定の押下時間より短かった場合は、当該ユニット1
0bのみの電源オフであるので、スキップしてステップ
S52へ進む。
【0119】一方、ステップS50で電源スイッチSW
p の押下時間が所定の基準時間より長かった場合は、シ
ステム全体の電源オフであるので、CPU11b はシス
テム全体の電源をオフする信号Poff を生成し、IDコ
ードとともにデータラインDlineを通じてメインCPU
11a に送信し(ステップS51)、ステップS52へ
進む。
【0120】上記ステップS47で電源スイッチSWp
のオフイベントが検出されなかった場合は、続いて入力
ポートDinのサーチが行われ(ステップS48)、電源
オフ信号Poff が受信されたか否かが調べられる(ステ
ップS49)。
【0121】電源オフ信号Poff が受信されなかった場
合は、何も処理する必要はないのでそのまま、即ち、内
部スイッチSWa がオンのままステップS47に戻り同
様の処理を繰り返す。
【0122】一方、上記ステップS49で、電源オフ信
号Poff を受信した場合、及び前記ステップS47で電
源SWp が操作されたことを検出した場合、CPU11
b は内部スイッチSWa の制御信号Pcon をオフにして
周辺回路2への電源電流を断にする(ステップS5
2)。
【0123】これにより、当該ユニット10b はスタン
バイモードに戻るので、ステップS42に戻り、以下、
同様の処理を繰り返す。
【0124】このように、本発明によれば、DTMシス
テムを構成するユニット10a,10b の何れか1つのユ
ニットを選択し電源スイッチSWp をオン/オフするこ
とにより、選択されたユニットに応じて最適なシステム
を構成するユニットのみの電源がオンされる。
【0125】さらに、上記操作で設定されているシステ
ムに、新たに追加、あるいは削除したいユニットがある
場合には、手動でオン/オフ可能であり、設定ミスに対
する対応は容易となり、操用性は更に向上する。
【0126】なお、本実施例はDTMシステムの電源シ
ステムを例に説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、他の各種ユニットを組み合わせて使用する
システムの電源システムにも適用可能である。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源スイッチSWp をオンするユニットを選択すること
により、所望のシステムを構成するユニットのみの電源
をワンタッチでオンすることができ、操作が簡略化され
使い勝手がよく節電が可能となる。
【0128】また、IDコードにより、接続されている
ユニットや電源操作されたユニットを自動的に判別して
制御するので、接続順や接続するユニットを考慮する必
要はなく、分かりやすい電源システムが提供できる。
【0129】さらに、電源ラインPlineやデータライン
Dlineを構成するコードは直接各ユニット間で接続され
るので、配線は簡略化され、トラブル発生時の対応も迅
速にでき、しかも、設置スペースも省スペース化でき
る。
【0130】また、高価なAC/DC変換アダプターは
1個あればよくコスト的メリットも大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源システムの全体構成を説明す
る図である。
【図2】本発明の電源システムの一例を示す外観図であ
る。
【図3】電源システムを構成するユニットの電源部の構
成を説明する図である。
【図4】電源システムを構成するメインユニットの電源
部の機能を説明する図である。
【図5】電源システムを構成するローカルユニットの電
源部の機能を説明する図である。
【図6】電源制御用テーブルの構成の一例を示す図であ
る。
【図7】本発明の電源システムを構成するメインユニッ
トの動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の電源システムを構成するローカルユニ
ットの動作を説明するフローチャートである。
【図9】各ユニットごとにAC/DC変換アダプターを
有する従来の電源システムの構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU回路 2 周辺回路 5 検出部(検出手段) 6 制御部(制御手段) 7 信号部(信号手段) 8 読出部(読出手段) 9 電源制御用テーブル 10 ユニット 10a メインユニット 10b ローカルユニット 11 CPU 11a メインユニットのCPU 11b ローカルユニットのCPU 12 AC/DC変換アダプター 20 操作パネル SWa 内部スイッチ(内部スイッチ手段) SWp 電源スイッチ Dline データライン Pline 電源ライン Pon 他のユニットへの電源スイッチオン信号 Poff 他のユニットへの電源スイッチオフ信号 Pcon 内部スイッチ制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニットからなる電子楽器の演奏
    システムにおいて、 前記演奏システムを構成するユニットは、システム全体
    の電源のオン/オフを制御するメインユニットと、メイ
    ンユニットからの信号に基づき電源が制御される他のユ
    ニットからなり、 各ユニットは、それぞれCPUを有し、各ユニットに電
    源を供給する電源回路には、電源ラインに直接接続され
    るCPU回路と内部スイッチを介して接続される周辺回
    路が分離して設けられ、 前記各ユニットのCPUは、当該ユニットの電源スイッ
    チのオン/オフを検出するとともに、メインユニットか
    らの制御信号を検出する検出手段と、前記検出手段の検
    出結果に基づき当該ユニットの内部スイッチを制御して
    周辺回路への電源電流のオン/オフを行う制御手段と、
    前記制御手段からの制御信号により制御され、周辺回路
    への電源電流のオン/オフを行う内部スイッチ手段と、
    前記制御手段が制御した当該ユニットの電源スイッチの
    オン/オフに基づく制御信号をメインユニットに送出す
    る信号手段と、を有し、 前記メインユニットは、前記他の各ユニットの有する機
    能に加え、接続されているユニットの種類と電源スイッ
    チのオン/オフされたユニットの種類に応じて、電源を
    制御すべきユニットを決定するためのデータを記憶する
    電源制御用テーブルと、前記電源制御用テーブルを参照
    して電源操作されたユニットに応じて制御すべきユニッ
    トを読み出す読出手段と、を有し、 前記各ユニット間は電源ラインとデータラインで直接接
    続されることを特徴とする電子楽器の電源システム。
  2. 【請求項2】前記電源システムを構成する各ユニット
    は、それぞれにIDコードを有し、各ユニットとメイン
    CPU間で送受信される電源スイッチのオン/オフに関
    する制御信号は、IDコードとともに送受されることを
    特徴とする請求項1記載の電子楽器の電源システム。
  3. 【請求項3】前記各ユニットの電源スイッチのオン/オ
    フ操作は、前記電源スイッチの押下時間の長短により、
    当該ユニットの電源のみをオン/オフする、あるいはシ
    ステム全体の電源をオン/オフする機能を有することを
    特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の電子楽
    器の電源システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164866A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Roland Corp 電子楽器
KR20130105391A (ko) * 2012-03-14 2013-09-25 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 전력 공급 시스템

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JP2017147731A (ja) * 2012-03-14 2017-08-24 株式会社半導体エネルギー研究所 電力供給システム

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